2020年3月18日 19:00
文豪たちの妻に学ぶ!特別な男性の本命になれる女性のヒミツ
すずは泉鏡花の我儘を聞き入れ、献身的に尽くしました。
そして、過去に赤痢にかかってから菌を異常に恐れる夫のために、すずは家の掃除を徹底するなど、その生活のほとんどを夫に尽くすために使ったのです。そして、泉鏡花はそんなすずをこよなく愛し、常に側に置きました。代表作である「婦系図」のお蔦はすずをモデルに作られたものなのです。
才能豊かな女性
文豪が心惹かれるのは、やはり才女なのかもしれません。ドフトエフスキーが心を寄せたのは、速記者として雇われたアンナでした。第一印象は良くなかったものの、彼女の速記者としての能力は高く、ドフトエフスキーは後に代表作の1つとなる「賭博者」を短期間で書き上げることに成功したのです。
ドフトエフスキーはアンナに恋をしました。
そして、元々、ドフトエフスキーの作品が好きだったアンナは、プロポーズを喜んで受けたのです。アンナは、ドフトエフスキーのために金銭の工面をやってのけるなど度々その才能を発揮しました。文豪が愛する女性は、才能豊かで隙のない女性なのかもしれません。
無償の愛を捧げる女性
数々の名作を手掛ける文豪は、その私生活がとても華やかな人物もいます。ロマンチストなゲーテは、長らく愛人関係だったクリスティアーネと結婚した後も、彼女以外の女性に心を奪われ続けていました。