―あのコの恋愛事情― 結婚がしたいし幸せになりたい 編
=「幸せになる」と思っていたそうだ。
■数字と「一般的」の呪縛
数字とか「一般的には」ていう感覚って不思議な呪縛感と焦りを加速させる何かがあって、25歳までには何かを成し遂げなきゃいけないような、30歳を境に何かを諦めなくちゃいけないような、35歳を境に何かが終わってしまうような憂鬱な気分にさせてくれたりする。
人生はそこから更に倍以上の長さがあるのに、まるで物語は半分で終わりみたいじゃないか!
リツコさんは気付いたらしい。「30歳までに結婚するべき」て誰かに言われたわけじゃないし、30歳過ぎてから結婚した先輩が不幸なわけじゃない。子供の問題とかモテるモテないとか、自分の市場価値とか、いつの間にか世間の空気を読んで、いつの間にか自分に「30歳までには結婚」と呪縛をかけていたこと。
そして、その「願望」が叶わないことは「不幸なこと」といつの間にか思っていたこと。「彼氏がいないと恰好悪い」「結婚しないと変に思われそう」「結婚すれば幸せな毎日がある」色んな呪縛があるけれど、世間一般の「モテ」を意識したコーディネイトばかりが気になって、いつの間にか「自分の好きな服」を見失いかけるのと同じで、色々な呪縛や焦りが自分の「こう生きていきたい」