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生涯働かなくてはいけない男子にとって、同性の友達は非常に重要になってきます。しかしある程度の年齢までは、友達の中で誰が早く出世したとか、誰がいい車を買ったとか、そういう競争心が働くので、同性の友達と安らげる限界値を、男子は知っています。
女子との付き合いの限界値も、男子は知っています。その限界値のいくつかは、この項をお読みのみなさんはおそらく、この『ハウコレ』で読んだことがあると思います。つまり男女の考え方のちがいを、男子だって知っているし、そこに彼女との付き合いの限界を見ているのです。
■■もしかして男子のほうが不利?
同性の友達との付き合いも、彼女との付き合いも、どこかにその安らぎの限界があることを知った男子はどうするのか?趣味を持ちます。つまり、掛け値なしに純粋に自分が没頭できる世界を持ち、そこに大いなる安らぎを見いだすわけです。
だからたとえば、冒頭でご紹介したような、プラモデルを集める男子というのが生まれてきます。
都心では稀ですが、地方に行けば車に凝っている男子だっています。若い彼で、お酒が好きな場合、その彼は歳を重ねると、スナック通いにハマってしまうかもしれません。