紗倉まな×志茂田景樹:あの「入院生活」が人生を変えた!?ふたりの意外な共通点
紗倉:このころはまだ思っていただけで、行動には移されていなかったんですか?
志茂田:漠然と考えているかんじだったかな。書くようになったきっかけで言うと、入院だったわね。
紗倉:え!?詳しく伺ってもいいですか?
志茂田:当時、盲腸と腹膜炎を併発しちゃったことがあって。命が危ない状況にもなったんだけど。
紗倉:えぇ・・・。
志茂田:だけど、手術して入院したら意外と早く持ち直すことができたの。どんどん回復していくから早く退院したかったんだけど、院長に「ここはじっくり養生するように」って言われちゃったから、一か月ぐらい退院できなくて。あとから聞いた話なんだけど、そこはやぶ病院で、ベッドを開けたくないからなかなか退院させてもらえなかったんだって(笑)。
紗倉:それはひどい!!
志茂田:でも、その時間があったから「そうだ、小説を書いてみよう」という気持ちになったから。入院がなければ今はなかったかもしれない。それで病院で小説を書いて、新人賞に初めて応募したんだけど、それが二次審査を通ったの。だから、2~3年懸命にやったら受賞できるかなと思って。それで、小説家を目指すことにしました。