と考えることですよね。
で、「たられば」が意味ない、よくないと言われるのは、過去と同じイベントが起こらない以上、別のシナリオを想起しても今や将来に何もメリットをもたらしてくれないからです。
例えば大学選びなんかで後悔しても、大学選びというものは基本的には人生一度きりなのですから、「そのたらればは意味ないよ」ということになるわけです。さっきは、「読み飛ばして」と言いましたが、ここはすごく大切なところだと我ながら思うわけです。
同じ分かれ道に将来立つことがないからこそ意味がないのであれば、もしも逆なら、つまり、また同じような選択を迫られる場面が来るだろうって思えるのなら、「たられば」はきっと意味があるものなんだろうなぁと。
■■恋の落とし穴はだいたいいつも同じ
思えば恋は、「たられば」を生かす場面がこれでもかというほど散りばめられています。彼にベタベタ甘えることが“かっこ悪い”ことだって勘違いして、デート中でもツンツンしてて、「かわいくない」と言われてしまったこと。浮気されるのが心配で、しつこくしつこく「浮気してない?」とか聞きまくってしまって、まるで「男はみんな浮気をするものだ」みたいに男女の全てを知ったかのような態度になって、今思えばそんなことをするわけない彼の誠実さを信じてあげられずに傷つけてしまったこと。