2019年2月17日 20:00
セフレ女子の断捨離#夢みるOLの「終わらない恋」のはじめかた
「え、そうなの!なんで?」ちょっと想像してなかった展開だ。
「いや、なんかハズレばっかりで。で、最近は仕事関係の人といい感じで、何回かデートしてるんだけどさ。あ、しかもまだヤッてないよ」エリも恋愛真っ最中だった。本来こういうときは心から祝福して、しっかりと聞くのが友達としての正しさだが、恋愛がうまくいっている友達を前にさみしさを感じてしまう自分が憎かった。一瞬曇った顔をしてしまう。「すごいね!おめでとう!うらやましいな!」なんとか明るく取り繕う。
「ありがとう!てかなんか今日の美波ちょっと暗くない?なんか悩んでんの?」さすが、古い友人にはなんでもお見通しだ。
「え、いやあまあ・・・なんというか、その好きな人ってどうやって見つけたの?どこで知り合ったとかそういうことじゃなくて、なんか最近どうやって人を好きになるのかがわからなくなっちゃってさ・・・」
美波はエリの明るさに甘えて、今日の昼のことから最近の近況までを赤裸々に打ち明ける。「モテる女もそれなりに悩みがあるんだね・・・」エリはそう茶化しながらも真剣に話を聞いてくれた。「そういうことじゃなくて!なんかもうセックスってなに?恋愛ってなに?好きってなに?ってわかんなくなっちゃったよー」