一夫一妻の哺乳類は5%未満!人が「不倫する理由」を科学で解明
2016年は有名人の不倫が次々と発覚し、話題となっています。
しかし、一般の人の間でも不倫のハードルは年々下がっているといいます。一昔前にくらべ、女性の間でも「結婚と恋愛は別もの」という考え方が浸透してきているのも特徴だそう。
『人はなぜ不倫をするのか』(亀山早苗著、SBクリエイティブ)は、ジェンダー研究や昆虫学、動物行動学など8つのジャンルの学者が、著者との対談形式でそれぞれの専門分野の見地から不倫を解説した書籍。
「なぜ不倫は悪なのか?」「なぜ悪だとわかっていて不倫をしてしまうのか?」と、いろいろな視点から見ること二よって、不倫の根本的な問題が見えてくるかもしれません。
今回は本書のなかから、3つのジャンルをピックアップしました。
■1:オスとメスは別々に行動すると浮気する(動物行動学)
哺乳類で一夫一妻の形をとる動物は約3~5%だといわれているそうです。チンパンジーは乱婚的でゴリラは一夫多妻、テナガザルは一夫一妻。
哺乳類のオスは子育てに関わらないことがほとんどですが、一夫一妻の場合はメスが他のオスに取られないように、夫婦がいつも一緒にいるのが普通だといいます。
鳥は90%近くが一夫一妻で、巣づくりも餌取りも夫婦一緒に行います。