こんにちは。格闘家の青木真也です。ここ数年、女子格闘技がテレビ放映され、知名度を得ています。ただ、「RIZIN」「RENA」など、団体や個人の名前は知っていても、他の団体や選手を知っている人の数はガクンと落ちるのではないかと思います。大きな団体、表に出る選手の裏には、その何倍もの数の選手がいて、小さな会場で闘っています。第4回目の今回は、女子格闘技団体「JEWELS」のアトム級(47.6kg以下)チャンピオン黒部三奈選手を取り上げます。1.パフォーマンスを維持する気持ちの強さと覚悟があるトレーニング、技術、医療などの進化でアスリートの競技寿命は伸びています。一昔前であれば20代中盤を過ぎたらベテランであったのが、今は30代の選手はよく見かける光景になったし、40代の選手も存在する世界になりました。格闘技においても同じことがいえて、競技寿命は確実に伸びています。これを書いている僕も35歳で、キャリア50戦を超えるベテランですが、まだ終わりが見えてこないほど。黒部選手は1977年生まれの41歳です。男女差を持ち込むのは好きではありませんが、他の競技を見ても、男子選手に比べて女子選手は引退の年齢が早いです。体力の問題だけではなく、環境的な問題もありますが、男性に比べて体力的に厳しいと自覚する年齢は早いと思います。32歳のときに格闘技を始め、35歳でプロデビューと遅咲きなのもあるとは思うのですが、41歳でパフォーマンスを維持する取り組みと気持ちは、同じファイターから見ても並大抵のものではないでしょう(年齢の話を持ち出すのは、本人からすると気持ちのいい話ではないとはわかるのですが、本当にすごいと僕は思う)。2.逆境に打ち勝つ粘り強さを持つ彼女のファイトスタイルは体力と気持ちを担保にした粘りのファイトスタイルです。彼女の試合で圧倒されたのは、2018年3月に行われたJEWELSアトム級防衛戦。最強の挑戦者といっても過言ではない、SARAMI選手を相手に1Rにダウンを喫して劣勢を強いられるも、2R、3Rと進み、打撃で押し切っての判定勝ち。ダウンを喫したところから盛り返すすごさは、会場で熱狂する観客以上にファイターである僕たちに響きます。格闘技に限らず、完全に不利な状態に陥ってから、盛り返す強さは実力はもちろんのこと、気持ち、取り組みが揃わないとできないことなので、格闘技以外の仕事に置き換えるとわかりやすのではないかと思います。男女関係なく、この試合を見たときから、僕は彼女を「ファイター」として認めています。3.いま、自分の人生を本気で生きているファイターとはいっても、ひとりの女性です。恋もするし、結婚もするし、仕事でのキャリアも考えます。男性に比べて、女性は競技生活で失うものが大きいと思います。出産して選手を続けるキャリアもあるけれど、スポーツ選手の1年は他の仕事の1年に比べて大きいです。社会の圧力もあるから、余計に難しいし、だからこそどのような葛藤があり、あったのかを彼女に尋ねてみたいと思いました。現役のトップファイターが発する言葉が残ることで、社会の役に立つように思うし、それが格闘技の価値なのではないかとお節介にも思っている部分もあります。彼女に失礼を承知で聞いてみました。清々しい返信が来たので原文で味わってほしいです。現役を続ける続けないで結婚できるかどうかは関係ないと思ってます。むしろ格闘技をやってる方が私の良さがでるので結婚の可能性はあがるんじゃないかとも思ってます。ぶっちゃけて言いますと結婚したいというよりは、私が好きになった人が私のコトを好きになってくれて一緒の時間を過ごせたらいいなぁぐらいにしか、考えてませんけど...41歳でこんなこと言ってるからダメなんですね!!出産に関してはすでに諦めているというか、そんなに願望がないんだと思います。多分本当に子供が欲しかったらもっと早い段階で婚活なりしてたと思いますがそれをしないでここまで来たので...不躾な質問にも丁寧に清々しく答えてくれました。彼女は本気で自分を生きています。多様性とか男女問題を謳って理屈をこねくり回しがちだけども、個々が自分の人生を懸命に生きていけばそれでいいじゃないかと思います。なにかと生きづらい世の中ではあるけれども、格闘技を通じて生き方を提案してくれているように感じました。ファイターは試合を見せる仕事ではなく、生き方を見せて行く仕事なのだと改めて思います。たった一度の格闘技人生、胸を張って満喫してほしいです。黒部選手の次戦が決定しています。AbemaTVでの放送もありますので、彼女の生き方をご覧ください。【大会概要】開催名:AbemaTV Presents DEEP JEWELS 22日時:2018年12月1日(土)18:00開場 19:00開始場所: 新宿FACE DEEPJEWELSアトム級5分3R タイトルマッチ黒部三奈(MASTER JAPAN)VS 前澤智(リバーサル立川ALPHA)abeamTV 放送予約
2018年12月01日アユーラ リズムコンセントレートマスク密着10分、奇跡が起きる。 肌のコンディションを整え、 引き締まった印象へ導く集中マスク2018年8月の登場以来、ダメージの蓄積による肌のトラブルのサイン‟顔の下半身太り”に着目した「アユーラ リズムコンセントレートマスク」1枚入りが限定発売!美容液(アユーラ リズムコンセントレート40mL)1/2本分配合のストレッチシートが顔全体にピタッと密着。時々ぐっと落ちる肌を元気に、肌コンディションを整え、明るく引きしまった印象へ整える集中マスクです。プチギフトやスペシャルケアの需要が高まる12月限定で、ベストコスメを多数受賞した話題のマスクを気軽にお試しできるチャンス。ホリデーシーズンに美しさに磨きをかけるなら、ぜひこの集中マスクを試してみて。アユーラ リズムコンセントレートマスク<シート状マスク> 23mL×1枚入 ¥1,200※12月1日限定発売。お問い合わせ先/アユーラフリーダイヤル 0120-090-030 ティンティッド オイルフィットグロスうるっと色っぽい、旬のこなれたムードが漂う、ティントタイプのオイルグロスが登場!「ティンティッド オイルフィットグロス」は、ポップなカラーが目をひくティントタイプのオイルグロス。唇の水分量に応じて、内側からにじみ出るようにピンク色に発色し、自分だけのカラーが長時間楽しめます。オリーブオイルやアーモンドオイルなどの天然植物オイルが唇の上でとろけて、うるっと色っぽい仕上がりに。ブルー、イエロー、グリーン、ピンクレッドの唇にこなれたニュアンスをプラスする4色は、すべて異なる香りつき。雪の結晶をあしらったスペシャルパッケージとともに、ホリデーシーズンのハッピーな気持ちをさらに盛り上げます。RMK ティンティッド オイルフィットグロス 全4色 各¥2,500※12月7日数量限定発売。お問い合わせ先/RMK Divisionフリーダイヤル 0120 - 988 -271アディクションホリデー アディクション シノワズリADDICTIONのホリデーは、 チャイナクラブでシノワズリをまとう。2018ホリデーのテーマは、秋のコレクションと同じ「シノワズリ」。1920年代、激動の時代の中でも華やかに着飾った“Flapper Girl”。密やかで大胆なその美しさを、AYAKOがモダンな“シノワズリ”にまとめました。ブラッシュ1色・フェイスパウダー1色・アイシャドウ2色の限定カラーをすべて現品サイズでセットしたコンパクトに、唇が鮮やかに色づくチャイニーズレッドのリップクレヨン、濃密な目もとをつくるブラックのジェルアイライナーもプラス。ピンクのスパンコールが煌くフラットなクラッチ付き。妖艶なオリエンタルメイクで、パーティーの主役に!アディクションホリデー アディクション シノワズリ ¥7,800<セット内容>リミテッド コンパクト シノワズリリップクレヨン(限定品)ジェルアイライナー(限定品)クラッチ(サイズ:縦13.0cm×横21.5cm)※12月7日より数量限定発売。お問い合わせ先/ADDICTION BEAUTY フリーダイヤル 0120-586-683「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ」2018Holiday コレクション「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ」の 「リミテッドショップ」から、 2018Holiday コレクションが伊勢丹新宿店にて登場!「ドルチェ&ガッバーナ」のビューティコレクションを展開する伊勢丹新宿店本館1階=プロモーションの期間限定店舗「リミテッドショップ」にて、Holiday シーズンの高まる気持ちを華やかに演出するメイクアップアイテムが登場します。2018年のビューティテーマは、「Sweet Holidays」。家族や恋人、そして気が置けない友。大切に思う人たちと過ごす、甘いひととき“Sweet Holidays”にインスパイアされた華やかなコレクション。ドルチェ&ガッバーナのファッションコレクションのなかでも、ひと際、煌びやかで豪華なアイコニックモチーフの「バロック柄」をパッケージなどに取り入れた限定品には、パーティシーンや特別の日の装いに、また大切な人へのプレゼントにもぴったりの口紅やネイルステッカーなどが揃います。第1弾は11月28日(水)に全5品目11品種【4,100円~6,400円】発売中。第2弾は12月19日(水)に全2品目2品種【3,200円~17,900円】を発売。お問い合わせ先/DOLCE&GBBANA BEAUTY フリーダイヤル 0120-500-722
2018年12月01日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。いよいよクリスマスのイルミネーションも輝いて、忘年会やパーティなど多い季節となりましたね。【シネマの時間】第49回は、そんな季節にぴったりな映画、人生がより一層楽しくなるスパイスの効いた大人のロマンティックコメディ『マダムのおかしな晩餐会』をご紹介します!本作は、エレガントなパリに引っ越してきた裕福なアメリカ人夫婦アン(トニ・コレット)とボブ(ハーヴェイ・カイテル)が、セレブな友人たちを招いてとびきり豪華なディナーを開こうとしますが、手違いで出席者が不吉な13人となるところから大騒動が始まります。慌てたアンがメイドのマリア(ロッシ・デ・パルマ)を友人に仕立てディナーに無理矢理参加させますが、緊張のあまりワインを飲み過ぎたマリアは下品なジョークを連発!しかし、これが大ウケしてダンディーな英国紳士から求愛されるなど、嘘と勘違いが引き起こすユーモラスなシーンが満載。その他、ハイブランドのドレスやジュエリーに絵画、ビュランの円柱をはじめセーヌ川岸やパリで一番の歴史ある映画館シネマ・マクマオンなど、通好みのパリの名所の数々も見所となっており、人生を楽しみたいすべての人に贈る、ごちそう映画です!出演は、晩餐会を開くアンとボブ夫婦にハリウッドきっての演技派俳優として人気のトニ・コレッドやハーヴェイ・カイテル。メイドのマリアには、べトロ・アル・モドバル監督のミューズで世界一美しい鷲鼻を持つロッシ・デ・パルマ。監督・脚本は、フランスの新進気鋭の女流監督アマンダ・ステールが手がけ、上流階級の人たちの豪華な暮らしとスキャンダラスなゴシップを覗きつつ、階級社会や夫婦の問題にサラリと直面させる刺激と毒気が仕込まれた大人のロマンティック・コメディとなっています。是非、秘密の隠し味がいっぱいの『マダムのおかしな晩餐会』をお楽しみください!11月30日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!■映画『マダムのおかしな晩餐会』あらすじー愛には嘘のソースをかけて、召し上がれ!エレガントなパリの都に越してきた、裕福なアメリカ人夫婦のアンとボブ。ヨーロッパのセレブな友人たちを招いて、とびきり豪華なディナーを開こうとするものの、手違いで出席者が不吉な13人に!アンは急遽、スペイン人メイドのマリアを“ミステリアスなレディ”に仕立て上げ、自分の友人として晩餐会の席に座らせます。華やかなヘアメイクを施され、アンの白いドレスを着て見違えるように美しくなったマリアを見た招待客の英国人美術コンサルタントのデビットは、思わず「誰だい?」とボブと前妻の間の息子で駆け出しの作家のスティーブンに尋ねます。すると、悪ノリをしたスティーブンは、「彼女の正体は、両シチリア王国の末裔で、全スペイン国王の又従妹だ」と耳打ちしてしまったのです。ディナーが始まりますが、マリアは周りの話題にまったくついていけません。頼りのアンは、ボブとの倦怠期を見抜いた美術賞オーナーのアントワーヌから口説かれています。ボブの方も若く美しいフランス語教師と何やら妖しい雰囲気です。緊張のあまりワインをガブ飲みしてしまったマリアは、デビットから「ジョークで盛り上げてくれ」と頼まれて下品な下ネタを披露してしまいます。ところがこれがデビットには大ウケして求愛されてしまうのです。今さら正体を明かせないアンとマリアたちのから騒ぎの行方は……!?■映画『マダムのおかしな晩餐会』作品紹介映画『マダムのおかしな晩餐会』11月30日(金)より TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!公式サイト:www. madame-bansankai.jp原題:Madame監督:アマンダ・ステール製作:シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン、アラン・パンクラツィ原作:アマンダ・ステール脚本:アマンダ・ステール、マシュー・ロビンス撮影:レジス・ブロンド編集:ニコラ・ショドールジュ音楽:マチュー・ゴネ製作年:2016年製作国:フランス上映時間:91分映倫区分G配給:キノフィルムズ© 2016 / LGM CINEMA – STUDIOCANAL – PM - Tous Droits Réservés■映画『マダムのおかしな晩餐会』キャストトニ・コレット=アン・フレデリックスハーベイ・カイテル=ボブ・フレデリックスロッシ・デ・パルマ=マリアマイケル・スマイリー=デビット・モーガントム・ヒューズ=スティーブン・フレデリックススタニスラス・メラール=アントワーヌ・ベルナールジョセフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム=ファニーブレンダン・パトリックス【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年11月30日定番ニットは何年か着てくたびれてくると同じものを買い替えるようにしていますが、今年はUNIQLOの「エクストラファインメリノリブタートルセーター」を色違いで揃えました。シンプルで着回しやすく、細めのリブがすっきりしたシルエットに見せてくれるこちらのニット。厚すぎず薄すぎずの上質なウールで、ストレスフリーな着心地の良さも魅力です。■白タートルはワントーンでIラインを意識して最も出番が多いのが白のタートルニットです。アウターの下はワントーンでつなげて、Iラインを作ることですっきりと見せることができます。また、足元までトーンを合わせることで、脚長効果とスタイルアップ効果も。ワントーンコーデに羽織るアウターはロング、ミドル、ショートとどの丈を選んでも失敗しにくく、特にホワイトで揃えた上下は冬にとても映えるのでおしゃれ度が高まります。■黒ニットに白シャツのレイヤードスタイル本来ならばシャツの上にニットを重ねるのがスタンダードな着方ですが、タートルニットの上にシャツをレイヤードして着ることもあります。トレンドのゆったりしたオーバーサイズのニットも魅力的ですが、フィット感のあるベーシックな形のニットは、レイヤードスタイルにも適していて、何通りもの着方を楽しめるのが利点です。■グレーニットで作るグラデーションを効かせたコーデこちらはグレーのリブニットのコーディネートです。ボトムスはニットよりも若干淡いグレーで濃淡をつけています。グレーのニットは顔色が悪く見えがちなので、パールのネックレスで顔回りに明るさをプラスしました。グレーのグラデーションコーデにキャメルベージュのチェスターコートを羽織り、グレーの持つノーブルで端正なイメージを引き立てるようにしています。■ネイビーニットにチェック柄スカートを合わせてこちらはネイビーのニットにブラウン系の多色使いのチェックスカートを合わせたコーディネートです。柄物のボトムスには、柄に使われているカラーの中の1色をトップスに持ってくるとまとまりが出ます。少し派手かなと思うようなボトムスも、クリーンなイメージのあるネイビーのニットが程よく中和してくれます。■オーソドックスなニットこそ長く使える流行に左右されないスタンダードなUNIQLO「エクストラファインメリノリブタートルネック」。適度なフィット感がありながらも、身体のラインを拾いすぎないリブニットは1枚着ではもちろん、寒くなったらレイヤードしてと長い間着回せる優秀アイテムです。白、黒、グレー、ネイビーといったベーシックなカラーを揃えておけば、いろいろなボトムスと合わせやすく、忙しい朝に即戦力となり、間違いなく頼りになるでしょう。
2018年11月30日冬の白パンツは私の定番アイテムのひとつ。柔らかく優しい雰囲気にしてくれる色なので、リセットしたいな、と思う土曜日に選ぶことが多いです。しかも、何色とも馴染んでくれるので、その日の気分や出かける場所にぴったりな雰囲気を楽しめます。それもあって白パンツを選びたくなるんですよね。今の時期の土曜日の白パンツコーデは、新しい週に向けて「リセット」するかのように、ベーシックアイテムと合わせるのが最近のお気に入りです。◼︎テーパードパンツが品良くキマります今シーズン愛用しているのは、SONIA RYKIEL COLLECTIONの白パンツ。テーパードパンツなので太ももやお尻周りをカバーしてくれて、楽に美シルエットに仕上げてくれます。白は膨張するように感じやすいのですが、テーパードラインなら太ももやお尻を綺麗に見せてくれて、とてもおすすめです。そんな白パンツに合わせたいのが、Ballseyのネイビーニットです。シンプルなデザインで質感の良いニットは「きちんと感」を作りたい日にぴったり。袖がフレアーになっていたり、背中の部分が広めにあいていたり……さりげなくフェミニンなテイストが入ったニットは、冬の白パンツとの相性も良いです。◼︎仕上げのバッグはミニバッグで休日感をバッグとシューズはGUCCIで揃えました。ネイビー×ホワイトのきちんと感のある配色なので、スタイリッシュにGUCCIのアイテムを添えています。土曜日のファッションは、小さめのバッグにミニ財布と、必要なものだけを入れてお出かけするようにしています。少し荷物を減らして、がんばりすぎない、リラックスした日を作ることを意識しています。白パンツで秋冬の優しい配色を楽しみながら、心も少し優しくリフレッシュ。疲れがたまりやすい季節に、白パンツで色の効果を体感してみてくださいね。さらに、ミニバッグで荷物を減らして肩の力を少し抜いてみてはいかがでしょうか?ニット//Ballseyパンツ//SONIA RYKIEL COLLECTIONシューズ//GUCCIバッグ//GUCCIイヤリング//Lattice
2018年11月30日こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。12月になり、すっかり寒さを感じる季節になりました。この季節に美味しい食材のひとつといえば「牡蠣」ではないでしょうか。プリプリジューシーな牡蠣は、冬の味覚の代表格といっても過言ではありません。そんな牡蠣ですが、調理方法がワンパターンになりがち、なんてことはありませんか?定番のカキフライも美味しいけど、小麦粉をつけて卵をつけてパン粉をつけて……と少々面倒だったりもします。そこで今回は、わずか4つの材料で作れて、とても美味しい「牡蠣の大葉チーズ春巻き」をご紹介します。やみつきになること間違いなしの一品です!■牡蠣の大葉チーズ春巻き(2人分)材料(5本分)生牡蠣約20粒スライスチーズ5枚春巻きの皮5枚大葉5枚サラダ油大さじ2作り方1、生牡蠣は片栗粉をまぶし、水洗いをして汚れを取ったら、キッチンペーパーで水気を拭き取る。2、春巻きの皮に大葉、スライスチーズ、牡蠣をのせ、巻く。3、フライパンにサラダ油を入れ加熱したら、2をきつね色になるまで揚げ焼きにする。お好みで、タルタルソース、ソース、ケチャップなどをつけて食べる。レシピのコツ・牡蠣は洗った後、水気をしっかり拭き取る・春巻きの皮を巻くとき、皮のまわりにしっかり水をつけて隙間ができないように巻く→隙間があると、揚げるときにチーズが出てきてしまいます。・ひとつにつき牡蠣3〜4個と多めに巻くとボリューミーで美味しい!・春巻きの皮が破れるのが心配な方は、皮を2枚重ねにすると◎外はパリッと中はジューシーな牡蠣春巻きの完成!とろ〜りチーズが絡んだ牡蠣は、箸が止まらない美味しさです。ビール、白ワインのおつまみにもぴったりですよ。これからのパーティーシーズンにもぴったりな一品、ぜひ作ってみてくださいね!
2018年11月29日冬になると必ずするコーデがあります。冬にしかできないスタイル。それは「パンツ」+「ブーツ」コーデ。濃い色のパンツにブーツを合わせるのも素敵だけれど、白パンツに黒ブーツを合わせるのが毎年の楽しみ。今回は、毎年楽しみにしている白パンツコーデをお届けします。■白パンツは膝下がストレートのタイプをパンツはブーツにインするかどうかで選ぶタイプが変わってきます。今回はブーツの外に出すコーデにしたかったので、UNIQLOの「ハイライズストレートアンクルジーンズ」を選びました。膝下がストレートになっていて、ブーツの外に出すには最適です。パンツを外に出すことにより、脚長効果も期待できます。■トップスはブーツと同色系でややゆったりめをこのデニムはゆったりとした作りなので、トップスも合わせてゆったりめにしました。ブーツと同色系にすることで、すっきりしたメリハリ配色コーデにしています。■バッグは中間色でバランスをとってブーツと同色系でも問題ないのですが、そうすると強いイメージのコントラストコーデができあがることに。バッグはトップスとボトムスの中間色を選んでバランスをとりました。ファーを取り入れて、冬らしい華やかさもプラスしています。冬に挑戦したい白パンツコーデ。これからクリスマスの季節なので、白を取り入れたコーデはおすすめです。ニット / Re:EDITデニム / UNIQLOブーツ / SESTOバッグ / La-gemme
2018年11月29日■ファーは小物で取り入れるファーという素材は、女にとって魅惑的なもの。でも、取り扱いを間違うと、あっという間に清潔感を失う危険性をもはらんでいる。私にとってファーとは、「取り扱い注意な危険物」という認識だ。日々の通勤や仕事、家事、女友達や家族との食事など、いろいろなシーンがごちゃ混ぜの私の毎日。そんなシーンに合わせて、着る服に合わせて、手軽にコーデに組み入れることができるように……と、ファーは極力小物で揃えるようにしている。1.ファー付きのショートブーツはかなり糖度高めのアイテム。フレアスカートと合わせたり、とことん女らしいコーデを作りこむときに便利。2.最も手軽なところではファーのマフラー。革のジャケットにもウールのコートにも合う。ベージュが優しげな雰囲気になるのでお気に入り。3.緑のぬいぐるみのようなファーバッグは、持っているだけで癒される一品。膝の上に置いておくだけで暖かく、防寒グッズになる。ビビッドで綺麗な色のものの方が、逆に威圧感が出ないため、使いやすい。4.あまり頻繁にはめることはないが(笑)、持っているだけで女性らしさが瞬時にアップするファー付きの手袋も長年愛用。グローブホルダーをバッグにつけておくと、不思議となくさない。5.写真の手袋の間にあるのは、ファーのピアス。キャッチがパールになっている。少しこっ恥ずかしいくらい、「カワイイ」アイテムだが、レストランで食事するときなど、手っ取り早く顔周りが女らしくなるので愛用している。6.家族から「くまもん」とあだ名が付けられた、黒のファー素材がびっしりついた黒いバッグも便利。平坦になりがちな冬の黒いコーデの際に柔らかさを出せる。■ファーの小物を使ったコーデこのチョコレート色の革のジャケットはファーの襟が取り外し可能。ファーを外せば秋口から春先まで着られる。ファーを付けると途端にゴージャスさがアップするジャケットだが、ヒョウ柄のジャガード織のスカートと合わせてとことんマダム気分の日のコーデ。ここで注意。足元に透けるストッキングやハイヒールを合わせない。わざとゴツメのエンジニアブーツとタイツを合わせてバランスを取る。こうして、ファーを使った日、どこか1カ所はカジュアルダウンの部分を作るようにしている。それは、女度がこってりと高くなるのを防ぐためだ。このバランス調整が、ファーを身に着ける際に一番気をつけているポイント。デニムにざっくりニット、というカジュアルコーデの日のファーの取り入れ方。バッグと革の手袋に同じ黒のファーがついたものでリンクさせる。カジュアルすぎてやや子どもっぽいコーデかな?と思う日も、ちょっと小物にファーが入るだけで、あっという間に女らしくクラス感がプラスできる。そういった足し算引き算が簡単なので、ファーの小物はとても便利だ。■ファーのアイテムは慎重に選ぼうファーのアイテムに関しては、今まで数々の失敗を経験してきた。真っ白いファーのコート(今振り返ると、怪しげだった)や、取り外せないファーが袖にも首周りにもてんこ盛りについているニット(プードルと呼ばれた)など。今思うと、顔から火が出るほど恥ずかしい――そんな出で立ちだったと思う。数々の失敗を経て、「ファーは小物で取り入れる」という方法が定着した。ファーの面積は、コーデの「こってり濃い女度」をコントロールする。自分の持つ女度、その場の雰囲気に合わせて自由に添加もしくは除去可能なファー小物こそ失敗なく、ファーを最も楽しめる方法だと思っている。ファーをどこかに身に着けた瞬間、やっぱり女の気持ちは不思議と高揚するもの。その劇薬のような高い効果を上手く利用して、暖かく気分の上がるおしゃれをこの冬も楽しもう!
2018年11月28日秋の装いから、徐々に冬の装いへ。羽織るアウターのことも考慮しながら、スタイリングする日が増えてきました。私の秋冬の定番パンツといえば、レザー調の風合いがあるコーティングスキニーでしょうか。デニム素材より暖かみがあり、モードなパリジェンヌスタイル作りにも役立つので、更新し続けているアイテムのひとつです。今回は白のコーティングスキニーに、オフホワイトのカシミヤニットを合わせて、白のグラデーションをベースにしたコーデを作ってみました。秋冬の白は優しい表情に映るところがいいですよね。ここに黒を足してクールに引き締めるのも素敵ですが、カフェオレ色のボリューミーなニットガウンで、やわらかな印象に。ショートブーツは攻めのメタリックゴールド。目にとまるグリーンの大判ストールをセレクトして、控えめな華やぎを。春夏とは異なる楽しみ方ができる白パンツ。どんな色を重ねても決まるから、着こなしのバリエーションは無限大だと感じます。ニットガウン:L’Histoire se Répèteニット:UNIQLOパンツ:COMPTOIR DES COTONNIERSストール:SELECTブーツ:JONAK
2018年11月28日■秀逸すぎる、計算されたシルエット「ウールブレンドフレアスカート」はその名の通り、ウールブレンドジャージー素材を使用しています。ウールのふわりとた手触りをそのままに、さらっとした感触もあるスカートです。ですが、このスカートの特徴はなんといってもそのシルエットの美しさ。ハイウエストでありながら、膝下にかけてきれいなフレアが広がるように作られています。気になる下半身を隠しつつも、細見えを叶えてくれる一品。カラーは「ブラック」「ダークグレー」「ベージュ」「ワイン」の4種類あります。今回は秋らしい「ワイン」のスカートを用いたコーデをご紹介します。■白シャツと合わせて定番コーデ美シルエットが計算し尽くされたスカートなので、まずは白シャツと合わせた定番コーデがおすすめ。ハイウエストの効果を最大限に活かすには、シャツをスカートにインすると◎。こうすることで、ウエストラインから膝下まできれいなシルエットになります。さらに、ヒールが高めのパンプスを履けば、脚長効果も加わりいつもよりスタイル良く見せる効果が。王道のこのコーデはオフィスで活躍すること間違いなしです。シャツ / UNIQLOスカート /UNIQLOパンプス / aquagarageバッグ / tottie■きれいめ同色シャツとあわせて華やかコーデに「ウールブレンドスカート」はきれいめスタイルが作れるので、華やかコーデも大得意。とくに同色のピンク系と合わせると、優しい華やかな印象に仕上がります。ピンクは春のイメージですが、ウール素材と合わせることで冬でも華やかコーデが簡単に。シャツ / DHOLICスカート / UNIQLOパンプス / aquagarageバッグ / ZAKKA-BOX■オーバーサイズニットと合わせればカジュアルコーデに最後はカジュアルコーデです。今まではトップスをインするきれいめコーデをご紹介しましたが、オーバーサイズニットを合わせれば一気にカジュアルコーデに。カジュアルさを増すためにヒールではなく、ムートンブーツを合わせました。ニット / Netstarスカート / UNIQLOブーツ / outletshoesバッグ / NOLITA今年新作の「ウールブレンドフレアスカート」を使ったコーデをご紹介しました。UNIQLOへ寄った際はぜひチェックしてみてくださいね。
2018年11月27日コートが欠かせない時期になってきました。でも、どんなコートが本当に羽織りやすいの?長く使えるコートってどんなデザインだろう?なんて、コート選びに迷う方もいるのでは。コートが印象を決めると言っても過言ではないほど、コートは冬のファッションの仕上げになりますよね。おしゃれエッセンスの効いたコート選び、暖かさを重視したコート選び、選んだボトムスにぴったりなコート選びのコツをご紹介します。■今年の旬「ボアコート」はシンプルファッションに今年の旬コートといえば「ボアコート」です。昨年のボアコートは、スポーティでカジュアルな雰囲気のが強めでしたが、今年はボア素材をテーラードロングシルエットで品良く楽しめます。エコムートンなので暖かさは抜群。羽織るだけでおしゃれに見えます。シンプルコーデを楽しみたい日におすすめです。コート//STUNNING LURE◼︎「ガウンコート」で仕上げるフェミニンボトムスプリーツスカートや、ワイドパンツなどボリューム感のあるボトムスは、アウターによっては着膨れしてしまうことがあります。ボリューム感のあるふんわりシルエットのボトムスは、ガウンコートで仕上げるのがおすすめです。シルエットがシンプルなので、最も万能なデザインのコートだと言えるでしょう。ウエスト位置でベルトを巻くことで、ボリューム感のあるボトムスがすっきり見えるのも◎。ガウンコートは他のコートに比べると首元がスッキリ見えるため、着やせ効果もあります。ただ、他のコートよりも暖かさは期待できないかも。ヒートテックやインナーダウンでレイヤードさせて、暖かさをキープして。コート//CEPO◼︎旬のロングタイトスカートに合わせる「大人ダッフル」今年も大人気のダッフルコートは、大人カジュアルを楽しめる1枚です。フードがついているので、抜け感を添えることができる嬉しいデザイン。旬カラーは、ホワイトやピンク、ミントグリーンなど優しい色合いが多いです。汚れは気になりますが、冬のアウターに羽織れば間違いなく気分が上がる1枚です。合わせるなら、今年旬のロングタイトスカートがおすすめ。縦ラインを綺麗に作ってくれるので、すらりとしたシルエットが手に入ります。コート//MilaOwen◼︎大人の抜け感をコートで楽しむ冬昨今、シャツを「抜き襟」にして仕上げるスタイリングが主流でしたが、今年はコートも「抜き襟」にするのが旬の着こなしに。襟の後ろ側を抜き、肩を少し落として、大人の抜け感を楽しんでみてください。少しルーズな雰囲気をコートで添えて、旬のスタイルを作ってみてはいかがでしょうか?コート次第でファッションの表情が変わります。お気に入りのコートを見つけて、寒い冬も暖かくしながら、おしゃれを楽しみましょう。
2018年11月27日冬の白パンツのスタイルは洗練度がアップして見えるので大好きです。スリムなスキニータイプからワイドまで、白パンツは数多く所有していますが、中でも今年らしくて気に入っているのがフレアーラインのパンツです。腰回りはフィット感があり、裾に向かって緩やかに広がるフレアーシルエットのパンツはROPEのもの。色は真っ白ではなく、エクリュ(生成色)に近いクリーミーなオフホワイトです。こんな優しいカラーのパンツには、アウターも淡いベージュのものを合わせて、ミルキーカラーのグラデーションコーデをとことん楽しみます。ウールのアウターは、ウエストからエコファーが切り替えデザインになった甘め要素のあるショートコートですが、フレアーシルエットのパンツを合わせることで甘さが軽減され、洗練された着こなしに近づくようにしています。ただし、ホワイトやアイボリーといった淡いカラーは膨張色でもあり、すっきりと着こなすには注意が必要です。今回はバッグとパンプスをパイソン柄のもので揃えてポイントを作り、それらを点在させることでぼやけがちな淡色コーデを引き締めています。寒い季節は暗いカラーを身に着けることが多いですが、冬こそホワイトが映える季節。淡いホワイトカラーのボトムスを投入して、冬の装いをブラッシュアップさせてみませんか?OUTER// M.DeuxKNIT// KUMIKYOKUPANTS// ROPEBAG&SHOES// Mila Owen
2018年11月27日黒やグレーなどどうしても暗い色の服が多くなる秋冬。スタイリングに白をうまく取り入れたいものですね。私は今秋はじめに、このウィムガゼットの硫化染めベイカーパンツを見つけて、大活躍させています。このパンツのいいところは「真っ白」ではないこと。硫化染めとは、コットンの染料によく用いられる硫化染料(サルファー染めともいいます)を用いた色加工のことです。私たちが一番よく目にするのは、ブラックジーンズの加工です。アタリ(経年変化に見える部分)が、ちょっとグレイっぽく見えますよね。そのおかげで新品の真っ黒なデニムが、長年穿き込んだものに見えるわけです。その染料を用いた加工が施されているため、このコットンのベイカーパンツは少しグレーがかって見えるのです。蛍光灯のように青みを帯びた真っ白な服は、どちらかというと明るく強い光の春夏向き。秋冬の白は寒々しく見えないように、ほんのり黄みがかったはちみつ色や、オフホワイト、または少しグレイの入ったくすんだ白などが、他の服となじみやすく温かみが出ます。写真のスタイリングでは、「真っ白でない白」が入ったチェックのストールを重ねて、冬のほっこりコーデにしてみました。ベイカーパンツ:ウィムガゼットタートルセーター:ドロワーストール:ZARA
2018年11月26日『人のセックスを笑うな』という小説がある。大人になったいまも不意に思い出し、やっぱり優れたタイトルだなぁと改めて感心する。と同時に、あれは「人の性的嗜好を笑うな」というメッセージだったのではないか、とも考える。縛られると興奮する。逆に相手を縛ると興奮する。胸板が厚い人に抱き締められると興奮する。目隠しをされると興奮する、などなど。人の性的嗜好、つまり性的な事柄に関する好みは、人の数だけある。しかも、ひとりにつきひとつずつ、というわけではなく、ひとりが複数持ち得るものでもある。■性的嗜好を示したら、笑われた昔、男から「ひとりで(セルフプレジャーを)する姿を見せてほしい」と言われたことがある。別の男からは「お風呂で俺と同時におしっこしてほしい」と提案された。その度に、彼にはこんな一面があったのかと、新たな発見をしてうれしくなった記憶がある。みんな、それぞれの人生経験から、いろいろな性的ファンタジーを醸成している。どんな性的嗜好であれ(人の心身をお互いの同意なく一方的に傷つけるものは論外だけど)、他人が否定したり軽蔑したりすべきものではない。それは性という枠内にある「趣味」のようなものだから。昔、男に「手首を柔らかく縛ってほしい」と伝えたら、「えー、SM好きなの!?」と笑われた挙げ句、スルーされたことがある。バカにされているようで、すごく虚しい気持ちになった。純粋に楽しみたかっただけなのに。性的嗜好を開示しても、取り合ってもらえず、ただ冷笑されて、変態扱いされる。私の経験はささやかで、たいして傷つかなかったけれど、もっとひどいこと、攻撃的なことを言われたことがある人だっているだろう。一度でもそんな経験をすると、次にセックスする相手に対して、自分の性的嗜好を明らかにしづらくなる。本当はこうしたいのに、言うと変な空気になるんじゃないかと思うあまり、言い出せないために、心から満足するセックスができない。そんな弊害があると思う。■女性が風俗店を利用するのは変ですか私は心から満たされるセックスをした経験が数少ない。原因は、自分の性的嗜好を明示できていないことにある、と考えている。そんなとき出会ったのが映画『娼年』だった。原作の小説『娼年』(石田衣良,集英社,2001年)は20代半ばで読んでいた。男性に体を売る女性が「娼婦」だから、女性に体を売る若い男性は「娼年」。文字通り、女性に対してサービスをする男性が主人公の作品だ。『娼年』を手にとったのは、もともと性風俗産業に興味があったから。人類から性欲が枯渇しない限り、潤い続ける業界だから。それに、「性」には「生」という文字が含まれる。生きているあいだは、自分自身も性と付き合っていかなければならないような気がした。男性が風俗店を利用するのはおかしなことではないという見方がある。その一方で、女性が風俗店を利用すると露骨に引く人がいる。女性が性欲を表に出せば、「ビッチ」と揶揄される……そんな不平等への不愉快な感覚や疑問が長いこと私の中に蓄積されていた。以上のように、性への興味・女性の性をとりまく環境への不満を抱えていた私は、映画『娼年』で描かれた世界に舞い降りたくなった。■自分の欲望を満たすだけのセックス『娼年』の主人公、森中領(以下、リョウ)は大学生。松坂桃李演じるリョウは、感情の振れ幅が少ない日々を過ごしている。大学には週1回しか顔を出さず、バーテンダーのアルバイトを淡々とこなす生活。優秀な大学の学生で、見た目も整っているため「高スペック男子」として女性にモテて、セックスの機会には事欠かないけれど、自分の欲を満たすだけのセックスしかしたことがない。「女なんてつまんないよ」「セックスなんて、手順が決まった面倒な運動」と、淡々と口にする。一夜を共にしても、相手の名前すら覚えていない。まるでオナニーのようなセックス。女性を性欲を発散する「道具」として使っているように見える。どこか寂しく、傷ついているかのようで、光が見えない、空洞のような瞳をした若い男――それが私が抱いたリョウの第一印象だ。しかし、転機は思いがけないときにやってくる。リョウの幼なじみでホストをしている田島進也(小柳友)が、売上に貢献してくれる「太客」になりそうなお金持ちの女性を、リョウが働くバーに連れてきたのだ。リョウの運命を変える御堂静香(真飛聖)との出会い。静香は会員制ボーイズクラブ、言い換えると出張ホストクラブのオーナーで、リョウがお酒を作るのを見て、スカウトしようと決意する。バーの閉店時間、外で待っていた静香は、リョウをクルマに乗せる。■女はつまらなくなんてないし、セックスは面倒な運動なんかじゃない行き先は静香が経営するLe Club Passion。静香はリョウにこんなミッションを課す。彼女の娘・咲良(冨手麻妙)とセックスしなさい、と。これはテスト。リョウが女性に対し、どんなセックスをするのかを見て、クラブで働いてもらうかどうかを決めるのだ。咲良は生まれつき耳が聞こえない。静香という傍観者がいる前で、リョウは戸惑いながらも、咲良を抱く。体への触れ方がときに雑だったり、痛がる咲良への配慮が足りなかったり、未熟と言ってもいいセックスだったが、なんとかギリギリ合格したリョウ。セックス中に言葉を交わし合うという、自分が慣れ親しんだコミュニケーションができないなか、リョウは不器用ながらも咲良の反応を目で追い続けて、そこから情報を得ようとしていた。クラブに所属するホストの一員になったリョウは、指名される度に女性客との待ち合わせ場所へ出向き、話(要望や雑談など)を聞いて、ニーズを理解した上で、一人ひとりが望む形のセックスを提供するようになる。ときどき交わされる静香との会話や女性たちとのコミュニケーションを通じて、女性という性の奥深さやセックスが単なる運動ではないと悟るのだった。彼女たちがお金を支払ってホストと肌を合わせる理由は一人ひとり異なっていること、それぞれが性に関して悩みや悲しみを抱えていることをリョウは目の当たりにする。そして、一人ひとりの心に優しく寄り添うのだ。女性たちとの距離感を大事にしながら、踏み込みすぎないように、ほど良い間隔をあけて隣に座る、といった感じだから、リョウの指名本数は増えて、人気は高まっていく。■女性たちが一人ひとり抱える性の苦しみ映画公開時期に、松坂氏が『ナタリー』でインタビューを受けている。「女性たちが彼のどんなところに惹かれるんだと思います?」とインタビュアーから尋ねられ、松坂氏はこう答えている。リョウ自身が傷を抱えている人物だというところでしょうか。女性客1人ひとりが誰にも触れられたくない柔らかな心情を自分の中に持っていますが、彼は無意識的に彼女たちと同じ目線に降りていって、心をほぐすことができる。女性にとってはお互いの繊細な部分を差し出し合うことができる存在となったから、彼は必要とされたのかなと思います。出典:リョウは幼い頃に母親を亡くしている。最後にかけられた言葉は「温かくして、いい子でいてね」というもの。幼いころに母親を失った彼のショックは計り知れない。母の面影を静香に感じて、リョウは静香を慕い、自分に生きる理由、自分が他者から必要とされるきっかけを与えてくれた彼女に愛情を抱くようになったのだろう。『娼年』では丁寧に描かれたセックスシーンが続く。夫に彼女がいる女性。妻が他の男性とセックスする様子を見たいと望む性的に不能な男性(実は不能ではなく、「寝取られ」が趣味な男性だと判明)。夫とセックスレスの女性……。性的に満たされたくても満たされない女性たちの姿が描かれ、皆それぞれ性に対してしんどさを感じ、もがいているのだなと感じさせられる場面ばかりだ。■女性がおしっこする瞬間を見届けるひとつとして同じセックスはない。人それぞれ性的嗜好が異なるから、すべてのセックスには個性がある。リョウはそれらを肯定も否定もすることなく、ただフラットに受け入れて、女性たちと向き合ってきた。「放尿する瞬間を見られることでエクスタシーを感じる」という女性とも真摯にコミュニケーションを交わす。彼女はリョウに勇気を出して打ち明けた。私がおしっこをするところを見ていてほしい、と。過去に付き合った男性に頼むと大抵引かれ、気持ち悪がられてきた。「リョウくんも引くかもしれない」という彼女の不安を打ち消すように、リョウは「見せてください」と言う。居間に立ったまま、彼女はリョウの前で勢いよく放尿し始める。リョウはそれをただただ見つめ、彼女がすべてを出し切ったあと、近くに寄って頭をそっと撫でた。笑顔で。ギョッとしたり、「おしっこ?何言ってんの?」と否定したり、バカにしたりするシーンかもしれないけれど、リョウは最後の最後まで見届けた。自身の性的嗜好を雑に扱われたり、踏みにじられたりして、かつて傷ついたことのある女性が見ると、心が癒やされるシーンなのではないかと思う。『娼年』はリョウというひとりの若い男性の成長物語であり、多様な性的嗜好がこの世に存在していること、女性が性欲を満たしたいと思うのは当然であること――そんな見過ごされてきた、スルーされがちな「性のあたりまえ」を伝えてくれる作品だ。Text/池田園子画像/Shutterstock
2018年11月24日20代で手に入れたCHANELのブーティーブーツ。いつか、このブーティーブーツをクールに履きこなしたい――そう思いながらCHANELのシューズボックスに大事に入れていました。やはり本革は足に馴染みやすく、履けば履くほどわたしの足の形に綺麗にフィットしてくれると、履く度に実感します。白と黒のバイカラーはCHANELらしさを楽しませてくれる最高の一足です。◼︎プチプラアイテムも品良く仕上げてくれるCHANELfifthのニットとUNIQLOのパンツはどちらもプチプラアイテム。プチプラアイテムだからこそ、シンプルを楽しみながら私らしい仕上げをしたい日には、CHANELのブーティブーツを選びます。白と黒だけのバイカラーでも、CHANELのブーティーブーツを履くことで、品の良い高見えコーデが完成します。さらに、少し背筋を伸ばしたい土曜日。CHANELのゴールドツイードジャケットを羽織り、きちんと感とCHANELの世界観を満喫しています。毎シーズン、テーマが楽しみなCHANELのアイテムは、ブティックのディスプレイを見るだけでもうっとりします。◼︎歳を重ねるたびに、箱を開けるのが楽しみになりますディリーではプチプラアイテムを楽しみ、気分を上げたい日はお気に入りのブランドアイテムがあると、ファッションの楽しみ方が広がります。20代のときに手に入れたブーティーブーツは、子育てに忙しかった30代ではなかなか履けませんでした。今、もう一度箱を開け、前よりもっと素敵に履きこなしたいと思える40歳になった11月。心も身体も健やかに保ち、50代でももっと素敵に履きこなせるわたしになりたい、と静かに思っています。お気に入りのブーツを持っていますか?ブーツこそ長く履けるアイテムなので、今年の冬はお気に入りを手に入れてみてはいかがでしょうか?毎年、新しい冬に箱を開けるのが楽しみになります。
2018年11月23日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。グラミー賞を18回受賞、ロックの殿堂入りを3回果たすなど、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン。【シネマの時間】第48回は、「ギターの神様」とも称されるエリック・クラプトンの激動の人生を追った音楽ドキュメンタリー映画『エリック・クラプトン12小節の人生』をお送りします!輝かしい名声と成功を手にし、天才の名を欲しいままにしてたクラプトン。しかし、私生活では想像を絶する波乱に満ちた人生を送っていたことを、この映画を通して深く知ることができ、心打たれました。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競い合った仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋をはじめとする女性遍歴、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような壮絶な人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることのできる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。ヤードバーズ、クリームなどのバンド期、そしてソロ活動の未発表映像を中心にした映像群のほか、私的な日記、手書きの手紙、デッサンなどの貴重な資料がひも解かれ、紡がれています。さらに、ジョージ・ハリスン、ジミ・ヘンドリックス、B・B・キング、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、ボブ・ディランなどの豪華アーティストとの貴重なアーカイブ映像やデレク・アンド・ザ・ドミノスのライブ映像、デュアン・オールマンとのレコーディング風景など歴史に残る音楽シーンが素晴らしく魅力的です。クラプトンは、何を求め続けていたのか?彼が人々を惹きつける理由は何なのか?監督は、アカデミー賞作品『ドライビング・MISS・デイジー』などの製作を手がけたリリ・フィニー・ザナックが務め、『シュガーマン奇跡に愛された男』のジョン・バトセックがプロデュースを担当。ぜひ、映画館でご堪能ください!11月23日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー。■映画『エリック・クラプトン12小節の人生』あらすじーエリック・クラプトンの波乱に満ちた人生に迫る音楽ドキュメンタリー!「ギターの神様」などと称され、その名を知らない人はいないほど有名な、音楽界のスーパースター、エリック・クラプトン。グラミー賞を18回受賞、ロックの殿堂入りを3回果たすなど、長年音楽界を牽引し続け、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジと共に世界3大ギタリストとも言われています。実の母親から拒絶され、祖父母によって育てられるという幼少期のトラウマとなった複雑な家庭環境。ラジオ番組で紹介されていたブルース・ギターの世界との出会いは救いでした。チャック・ベリーから時代を遮るようにしてブルースへの関心を深め、16歳で初めて聞いたロバート・ジョンソンの存在は決定的でした。レコードやスタジオを相手にひたすら模倣の日々を続け、自分のスタイルを確立させます。クラプトンの名を世間に知らしめたヤードバーズを経て、ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズに在籍し、日夜ライブでブルースを奏で、「Clapton is God」と崇められます。マーシャルアンプとギブソンのレスポールを組み合わせ、奇跡の音色を生み出し「ギターの神様」と呼ばれるようにも。伝説的バンドであるクリームは、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズとともに一斉を風靡。しかし、ポップス路線で売り出そうとしたバンドの方向性の違いやメンバー同士の不和により、クラプトンはバンドを脱退。お金や名声よりも音楽性を優先させ、共にブルースを追求する真の仲間を求め、スーパーグループ、ブラインド・フェイス、デレク・アンド・ザ・ドミノスなど、いろいろなバンドを転々とします。ギタリストしての才能と抜群のルックスを併せ持つクラプトンはとにかくモテました。そんななか、親友であるジョージ・ハリスンの妻であるパティ・ボイドに熱を上げ、ペルシャの恋物語と自らの報われない愛とを重ね合わせ「いとしのレイラ」を制作します。「良くないのはわかっていたが、衝動を抑えられなかった」と当時の心境を語っています。しかし、儚くも失恋。追い打ちをかけるように、祖父や親友のジミ・ヘンドリックス、デュアン・オールマンが次々とこの世を去ったことなどから、深刻なドラッグ中毒へ転落し、重度のアルコール中毒に陥ってしまいます。復帰不可能だと思われていたクラプトンでしたが、家庭を持ち80年代初頭に復帰を果たします。そんな折、またもや大きな試練が降りかかります。4歳になる最愛の息子コナーが、マンションの53階から転落して亡くなってしまったのでした。失意のどん底に突き落とされたクラプトンを誰もが心配しましたが、そんな彼の心の痛みを和らげてくれたのはやはり音楽でした。これから先の人生は、亡くなった息子を思いながら生きるという覚悟をし、音楽制作に没頭。「ティアーズ・イン・ヘブン」で見事グラミー賞を獲得し、完全復活を果たします。ドラッグとアルコールではなく、音楽と節制、健康で幸福な人間関係に拠り所を、生きる力と癒しを見出したのでした。依存症患者を支援する施設クロスロード・センター・アンティグアも設立。いつだって音楽に全力で向き合ってきたクラプトン。どんなときでも、彼のそばには音楽があって、仲間や支えてくれる人がいたのです。そして、今でも人生を感じさせてくれる大人の声や演奏で多くの人々を魅了し続けています。「ずっと欲しかったものをやっと見つけた。最高の人生じゃないかな」■映画『エリック・クラプトン12小節の人生』作品紹介映画『エリック・クラプトン12小節の人生』11月23日(金・祝)より TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!原題:Eric Clapton: Life in 12 Bars監督:リリ・フィニー・ザナック製作:ジョン・バトセック編集:クリス・キング、ポール・モナハン音楽:グスターボ・サンタオラヤ日本語字幕:佐藤恵子製作年:2017年製作国:イギリス上映時間:135分映倫:PG12配給:ポニーキャニオン、STAR CHANNEL MOVIES提供:東北新社©︎BUSHBRANCH FILMS LTD 2017■映画『エリック・クラプトン12小節の人生』キャストエリック・クラプトンB・B・キングジョージ・ハリスンジミ・ヘンドリックスパティ・ボイドロジャー・ウォーターズザ・ローリング・ストーンズザ・ビートルズボブ・ディラン【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年11月22日昨年から気に入って履いているブーツがあります。ある工夫をすれば、脚長でスタイル良く見せられるため、ヘビロテしているんです。今回は、体型が気になる方に試してほしいブーツコーデをご紹介します。■スタイルよく見せたいなら断然ソックスブーツ私が脚長を叶えるために愛用しているのは、ストレッチ素材の「ソックスブーツ」。長さはショート、色はブラックがおすすめです。ストレッチ素材なので脚にフィットし、ブーツにありがちな、足が太く見えるということもありません。さらに黒タイツを履くことにより、脚を長く見せることができます。■スカートも同色にして、脚長効果を倍増スカートはGUの「ポンチフレアスカート」を合わせました。脚長効果を最大限に活かしたいなら、ブーツと同色のスカートを選ぶのがおすすめ。腰から足先まで同じ色にすることにより、脚がすらりと長く見えます。ポンチフレアスカートはふんわりとしたフレアーシルエットなので、腰が細く見える効果も期待できますよ。■トップスは明るい色でメリハリコーデを意識してブーツとスカートで作った脚長効果を活かすために、トップスには明るい色をもってきました。とくに今回は上品な雰囲気にしたかったので、GUの「スタンドカラーブラウス」を選んでいます。スタンドカラーにすることにより、首元まで明るい色になって、メリハリ効果も倍増します。■華やかな小物を投入今回はコーデがモノトーンだったので、小物で少し華やかさを出すことに。この季節ならではのフワフワのファーバッグを合わせることで華やかさをプラスしています。脚長&細見えを叶えるブーツコーデをご紹介しました。防寒をしつつも冬ならではのおしゃれを楽しみたいですね。シャツ / GUスカート / GUバッグ / ZAKKA-BOXブーツ / SESTO
2018年11月22日この秋冬は、細身ブーツがマスト。旬のワイドパンツやロングスカートの足元を、フェミニンに飾ってくれる存在です。今年はブラウンレザーのショートブーツをワードローブに加える予定ですが、既に活躍しているのは、ZARAのサイドゴアブーツ。ポインテッドトゥ&ほど良い丈感で、カジュアルからフェミニンまで対応してくれる1足です。ショートブーツのデザインは、丈と甲幅のバランスで決まると思っていて、履いて正面から見たときの印象を特にチェックしています。このブーツはセール商品でありながら、その点を簡単にクリアした優秀選手で、ヒールが苦手な私の味方ともいえるのです。今回はキャメルカラーのボリュームニットのインナーに、白Tを効かせて黒のワイドパンツを合わせました。ルーズな着こなしには、細身ブーツですっきり整えるのがおすすめ。女性らしさを高めたい場合は、トレンドのストレッチブーツを投入しても素敵ですね。キャメル×黒のモードな配色がお気に入り。少量の「白」を足すのも忘れずに。スニーカーコーデも大好きですが、秋冬のトレンドを意識したブーツスタイルを、力を抜いて楽しみたいと思っています。ニット:American VintageTシャツ:COSパンツ:Studio Clipバッグ:GERARD DARELブーツ:ZARA
2018年11月21日朝の葉っぱ集めが日課になっているこの季節。12月に向けて、UNIQLOでウルトラライトダウンを購入しました。昨年まで愛用していたのは、ユナイテッドアローズのコートに付属していたカーキ色のインナーダウン。今年は「ホワイト」が気分だったので新たに買い足しました。今年のコートはチェスターコートもガウンコートも、軽くて薄めのものが多いように感じます。お気に入りのコートをもっと最適に楽しむのに、このウルトラライトダウンコンパクトジャケットはとてもおすすめです。◼︎アウターとして羽織る日のコーディネートホワイトカラーのダウンジャケットとして、今年の冬コーデを楽しみたいと思っています。クルーネックなので、カジュアルになりすぎないのもアウターとして楽しめるポイント。今年の冬にヘビロテしたいホワイトパンツとのホワイトワントーンコーデは、インナーの色やストールの柄をその日の気分のよって楽しめるので、今年の冬出番が多くなりそうなコーディネートです。◼︎インナーダウンとしてレイヤードする日のコーディネート長年愛用しているグレーのガウンコートとレイヤードしました。今年のニットは、ざっくり編まれているケーブルニットなどボリュームニットが多いですが、薄手のニットはタイトにまとまりスタイルアップするので欠かせません。でも、薄手のニットだけだと肌寒いな……と感じる日やカーディガンだと暖かさが足りないときには、ウルトラライトダウンが必需品になりそうです。◼︎色選び、ふたつのコツ付属のケースに畳んで収納すると、とてもコンパクト。小さめなバッグが好きなわたしには、とてもありがたいアイテムです。もちろん軽いので着ている際も嬉しいですが、バッグに入れていてもストレスになりません。天気の読めない朝や旅行の際にも、迷わず気軽に携帯できそうです。色は8色展開。ホワイト、ベージュ、グレー、ネイビー、ブラック、オリーブ、ピンク、レッドです。たくさんの色の中から選べるのも「わたしらしく」を叶えてくれて嬉しいですよね。色の選び方のコツはふたつ。「好きな色を選ぶこと」と「手持ちアイテムの色に合わせること」です。アウターとして考えたとき、プチプラで楽しめるチャンスなので、思いっきり「好き」を優先できます。また、コーディネートを3色にまとめるのが理想なので、手持ちアイテムと色を揃えておけばコーディネートがしやすくなるからです。12月のファッションコーディネートがさらに楽しく素敵になりますように。この1枚があれば、冬を暖かくおしゃれに過ごせますよ。
2018年11月20日足元のおしゃれをアップデートするのはとても大事だと思っているので、毎冬必ず1足はブーツを買い足しています。いつものスタイルに旬のブーツを合わせることで、鮮度の高い着こなしに生まれ変わるからです。今年私が選んだのは流行の白いブーツです。でも、これはなかなかの難アイテム。海外のファッショニスタは皆、素敵に履きこなしているけれど、一般人の私には難度が高い。そう思いながらも、恐る恐る店頭で試し履きをしてみたら、意外とイケる!合わせやすい!と目から鱗でした。白ブーツはロペマドモアゼルで見つけました。細身でスタイリッシュなフォルムとスクエアデザインのトゥがモードすぎないので、普段使いしやすい点が気に入っています。安定感のある太めのヒールとバックに施されたジップが歩きやすさとデザイン性を兼ね備えています。そんな白ブーツには、レオパード柄のスカートを合わせて旬のアイテム同士のコーデに。トップスはアイボリーのスウェットでカジュアルダウンし、アウターには定番のロング丈のトレンチコートを羽織ると、派手派手しさが軽減されます。OUTER// DRWCYSTOPS// Shelly IslandSKIRT// ADAM ET ROPEBAG// SAINT LAURENTBOOTS// ROPE白ブーツはパンツスタイルにもよく合います。こちらはオフホワイトのゆったりとしたカーディガンにベージュのワイドパンツのコーデ。淡いカラーのグラデーションコーデなら、足元ばかりが目立ってしまうこともなく、安心して履くことができます。また、白ブーツはデニムなどのカジュアルスタイルとも相性が良く、意外とボトムスを選ばない優秀アイテムでもあります。シンプルな装いにプラスすることで華やかなインパクトを添えてくれる白ブーツ。難しく考えずにさり気なく取り入れることで、清潔感とスタイリッシュな印象を与えることができそうです。KNIT// UR’SPANTS// INEDバッグとブーツは上と同じ
2018年11月20日2018年秋冬は、ロゴ入りトレーナーやマウンテンパーカーといったスポーティーアイテムがトレンドです。私はソックスタイプのニットブーツに挑戦してみました。ステラマッカートニーの「ループスニーカー」は、アッパー部分がニット素材、ソール部分がスニーカー素材でできています。ニット部分は足の形に合わせて伸縮自在、おまけに軽量で、いくらでも歩けてしまいそうなブーツです。足元がスポーティーなので、合わせる服、特に靴に近いボトムスは対照的に女性らしいものを合わせるのが、今を感じさせるミックス感です。写真ではイレギュラーな裾が面白いニットスカートを合わせていますが、もう少し寒くなってきたら、マキシ丈のフレアスカートやプリーツスカートを合わせるつもりです。冬のブーツは黒ばかりで、いつも履く靴のタイプが数種類に決まっていた私ですが、このスポーティー顔のブーツが加わり、スタイリングの幅が広がりました。「おしゃれの変化は足元から!」ですね。ブルゾン、スカート、ブーツ:ステラマッカートニー
2018年11月19日■ホリデーシーズン限定のコスメたちホリデーシーズンは、日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、アメリカやカナダではサンクスギビングデー(11月の第4木曜日)という祝日から始まり、クリスマスや大晦日までの休暇シーズンのことをいいます。そして、毎年10月中旬から12月頃まで各ブランドからホリデー(クリスマス)コレクションという名のコレクションを限定発売します。クリスマスやパーティーをモチーフにしているものが多く、通常品とは異なる煌びやかなパッケージの中に色とりどりのカラーやラメが詰め込まれたホリデーならではのアイテム。これは昨年、私が購入したホリデーコレクションのコスメたちです。気づいたらゴールドのパッケージのものばかりになっていましたが、本来はシックでスタイリッシュな黒のパッケージを好む私からするとこれもホリデーマジックのひとつ。さて、各ブランドの2018年ホリデーコレクションが出揃い、既に販売されているものの方が多くなる時期になりました。今年の私の購入品をご紹介します。■SUQQU Christmas Collection 2018今大人気のSUQQUからは、天然石や貴石を用いた万華鏡作品(万華鏡作家 小林綾花氏)の世界からインスパイアされたコレクションが発売されました。外箱からして息を飲むほどの美しさ。2018 クリスマス アイシャドウ コンパクトアイシャドウコンパクトは、貴石をモチーフにした8色が詰め込まれています。まるで宝石箱のようですよね。ラメ感の強いグリッターを始め、パールの光沢が綺麗なシマーなカラー、しっとりとした粉質のマットなカラーで構成されています。左側4色、中央4色、右側4色の3種のパレットとして使うことができ、もちろん単色で使うことも、自分の好きなように組み合わせて使うこともできます。これぞホリデーと感じられる一品です。モイスチャーリッチリップスティック 109 桃輝石 110 緋色石フロウレスリップグロス 107 柘榴光リップは109桃輝石がピンクサファイア、110緋色石がルビー、グロスは107柘榴光がローライドガーネットと冠されていて宝石好きの方にはたまらないラインナップではないでしょうか。それぞれに光り輝く多色のラメと大粒のパールが入っていて、一塗りで華やかな印象を作ることができます。もともと、モイスチャーリッチリップスティックとフロウレスリップグロスは使用感の良さに定評のある商品。どちらもしっかりと発色し、かつシアーで透明感の出る仕上がりで、するっと唇に溶け込み、もっちりとした抜群の保湿力。この冬、大活躍してくれそうです。■アルビオン エクラフチュール d ファーストキットホリデーといえば同時期にお得なクリスマスコフレも発売されます。今年はアルビオンで大人気の美容液エクラフチュールのファーストキットを購入してみました。ファーストキット(税込5940円)にはエクラフチュールのハーフサイズ20mlが入っていて、さらに薬用スキンコンディショナーエッセンシャル27mlとハーバルオイルゴールド12mlが入っているお得なキットになります(エクラフチュールは現品サイズ40mlで税込10800円になります)。ファーストキットという名の通り、アルビオン初心者にはお得に人気商品たちを試せるチャンス!残念ながら、数日間使用してみて私の肌には合いませんでしたが、私のように肌が敏感で初めから現品サイズを買うのが怖い……といった不安がある方には、ミニサイズで一通り試せる嬉しいキットだと思います。その他に、旅行やジムやプールなどに持っていくのにぴったりなサイズ感なので、普段からアルビオンでスキンケアを揃えている方にはこのようなキットが定期的に発売されると助かりますよね。■目の保養としてコスメカウンターへ行くのもOKこれからホリデーシーズンも終盤に差しかかり、人気商品は既に欠品している場合もありますが、コスメカウンターにはまだまだホリデーコレクションが並んでいます。欠品しているものでもキャンセル分や再入荷分に運良く出会えたりするので、今年1年がんばった自分へセルフプレゼントしてみてはいかがでしょうか。この時期にしか味わえない、特別なコスメカウンターにふらっと立ち寄るだけでも雰囲気が楽しめ、心が癒されますよ。画像/Shutterstock
2018年11月17日秋になると選びたくなるチェック柄。今回はチェックを大人っぽく着こなす3つのアイデアをご紹介します。■今年も人気のガンクラブチェックはアウターで英国調の伝統的なチェック柄と言えば「ガンクラブチェック」。同系統の多色使いで構成される千鳥格子のことで、今年とてもよく目にする織り柄のひとつです。こちらはガンクラブチェックのジャケットです。トラッド感の強いチェック柄のテーラードジャケットは、かっちりしたイメージではありますが、オーバーサイズのシルエットが今年らしさをもたらしてくれます。ボトムスも細身のテーパードパンツでメンズライクなスタイルにし、堅苦しさを感じさせないコーディネートに仕上げています。■大柄チェックはスカートで旬の大柄チェックは今年のトレンドです。大胆な柄なので、私たち世代が取り入れるには少し難易度が高いと感じてしまいがち。カラフルな大柄チェックは若々しく華やかな印象がありますが、下の写真のようにベージュやブラックがベースとなったチェックなら、大柄でも落ち着いた雰囲気になります。大胆なチェック柄のスカートには、シンプルな黒のタートルネックニットにトレンチコート、足元はローファーにするなど、トラッドなアイテムと合わせることによって、大柄チェックを活かすコーディネートを目指しました。ロング丈のスカートは面積が広いぶん、柄が目立ちますが、トレンチなどの長丈のアウターを羽織ると露出する面積が狭まり、ほんの少しチェック柄が覗くだけでもおしゃれな雰囲気になります。■チェック柄ストールをコーデのポイントに気温が高い日中や、アウターを着るほどではないときに活躍するのがストールです。チェック柄のストールは実にたくさんの種類のものが毎年出ていますが、今回私が選んだのはバーバリーの代表的な「ノバチェック」。「ノバチェック」とは、キャメル地に白、黒、赤のラインで構成されたトラッドなチェック柄のことです。こちらはハイネックのニットにデニムとシンプルな装いに、バーバリーのチェックのストールをポイント使いしたコーディネートです。ブリティッシュ系定番チェックは昨年からじわじわと人気が再燃していますが、ガーリーな装いやシンプルなコーデにはもちろん、モードなスタイルとも相性が良く着回しが効くチェック柄です。王道のノバチェックはスカートやシャツなどで、若い人たちが多く取り入れています。大人が着るのは少々気が引けてしまいますが、ストールなどの小物ならポイント使いで活かせるため取り入れやすくなります。■チェックを大人っぽく取り入れるコツトラディショナルなものから流行の大胆な大柄のものまで、チェックと一口に言っても実に幅広い種類があります。また、チェック柄を使ったアイテムも数限りなく店頭に並んでいる今季、チェックを大人っぽく取り入れるコツをまとめてみました。・トラッドなガンクラブチェックは古めかしくならないようカジュアルに着崩して今風に・大柄のチェックはベースに落ち着いたカラーを使ったものを選ぶ・柄が目立ちすぎると思ったらロング丈のアウターを羽織ってチラ見せする程度に留める・ブリティッシュ系バーバリーチェックはストールなどの小物でポイント使いするいつもは無地のアイテムばかり選んでいる私ですが、チェックのアイテムを1点投入するだけで季節感ある着こなしに見えるのですっかりハマっています。この秋冬、ぜひご自分に合ったチェック柄アイテムを見つけておしゃれの幅を広げてみてください。
2018年11月17日人間の三大欲求のひとつである性。「食べたい」「眠い」は気軽に言える風潮にありますが「セックスがしたい」という言葉は、人や場所を選びます。性欲があることはおかしなことでも恥ずかしいことでもなく、むしろ正常です。しかし、扱いを一歩間違うとトラブルを招く可能性もあり、毒にも薬にもなる欲望。そんな表裏一体の欲を表現した音楽が筆者は大好き。今回は完全に独断で、女性の性を解放してくれる楽曲を6曲ご紹介いたします。■『Hのすゝめ』ミオヤマザキ男にとっては耳が痛い歌詞を詰め込んでいる楽曲の多いミオヤマザキ。「Hのすゝめ」は、ストレートに「とりあえずエッチをしよう」と歌いつつも「女の子を大切にしろ!」「黙ってコンドームをつけろ!」など、刺激的な歌詞が踊ります。セックスはしたいけど後悔はしたくない、それでいて大事にされなきゃ嫌だ。そんな欲張りな女性の願い、聞いてくれますか?果たしてこれは欲張りなのかも危ういところ。安心感、一時限りであったとしても愛情、そして快楽。これがワンセットになったセックスが、多くの女性が求めるセックスと言えそうです。■『愛のあるセックスがしたいんだよ』さめざめスポーツ感覚のセックスは、相手さえ見つかれば実行はわりと簡単です。そうじゃない、愛のあるセックスを求める楽曲『愛のあるセックスをしたいんだよ』。自分は彼のことが好きなのに、彼はそうじゃない、彼の気持ちがわからない。だからセックスにも不安が残る。終わった後も優しくしてほしい。「帰るまでが遠足です」なんて小学生の頃は言われましたが、それと同じよう、「後戯までがセックスです」。そんな思いが痛いほど伝わってくる一曲です。『愛のあるセックスがしたいんだよ』の歌詞はこちらから■『コンドームをつけないこの勇気を愛してよ』さめざめさめざめからもう一曲。衝撃的過ぎるタイトル『コンドームをつけないこの勇気を愛してよ』。この曲はコンドームを付けないセックスを推奨しているわけではありません。「女の子はティッシュでもトイレでもないあたしはあたしなんです」と、女性の自我を歌っている曲です。女性だって自発的に好きな人とセックスをしてもいい、そう背中を押してくれる曲だと感じられます。『コンドームをつけないこの勇気を愛してよ』の歌詞はこちらから■『恋をしに行く』アーバンギャルド文豪・坂口安吾の短編小説『恋をしに行く』と同タイトルのアーバンギャルドの『恋をしに行く』。坂口安吾の『恋をしに行く』は恋することへの葛藤を通じて、男女の恋愛観の差異を描いた作品です。恋に肉体は関係なく、精神のみを恋愛と考える主人公・谷村は「信子」に告白しようしますが、信子はヤリマンと噂される女性でなかなか思いを打ち明けられない――といった物語。アーバンギャルドの『恋をしに行く』には、「恋をしに行く 行為をしにいく」という歌詞があり、「恋」と「行為」(セックス)をかけていることが聴き取れます。坂口安吾の『恋をしに行く』をもとにこの曲が書かれていると仮定すると、この曲の主人公は信子でしょうか。歌詞の中の女性は、恋とセックスを重ねつつも、どこかで痛みを感じています。坂口氏の作品内で主人公・谷村は「音楽は肉欲的だから好まない」と言っています。坂口氏の『恋をしに行く』を読んだ上でアーバンギャルドの『恋をしに行く』を聴くと、男女における性愛の価値観の違いを感じ取れそうです。『恋をしに行く』の歌詞はこちらから■『軽薄ナヒト』umbrellaヴィジュアル系バンド、umbrellaの楽曲『軽薄ナヒト』。男性目線の歌詞ですが、とにかく一つひとつの言葉選びにエロスを感じます。また、軽やかで聴きやすいメロディラインも耳に残り、何度聴いても飽きがきません。歌詞に合わせ、ミュージックビデオでは、ひとりの男性を魅了するふたりの女性とその男性の葛藤がドラマ仕立てに描かれています。男の気を引くためのセックスや、理由付けをしないといけないセックスを振り切って、本当に自分の欲望に忠実なセックスをできる人(いわゆる明るいヤリマン)は、実は一握りしかいないのではないかと、個人的に思うことがあります。■『PLUTO』ギャロラストにご紹介するのは、ヴィジュアル系バンド、ギャロの『PLUTO』。歌詞の中には「絶頂(アクメ)の夜に悪魔が踊る」「性具の行進曲(おもちゃのマーチ)」などの当て字が多く、ヴィジュアル系ならではの表現がちりばめられています。エロティックとサディスティックさが絶妙にマッチした、ねっとりとした妖艶な一曲。歌詞を読みながら聴いていると、その淫靡な世界観に引き込まれるはず。ギャロには他にも、怠惰・好色を司る悪魔とされる「ベルフェゴール」を連想させる『淫魔−BELPHEGOR−』という曲があり、こちらも最高のエロスを届けてくれます。筆者の好みの曲だけを集めた、完全に偏った選曲になりましたが、気になった曲はありましたか?どのアーティストも現在活動中なので、今ならライブにだって行けます。音楽は生き物。「いつかライブに行こう」と思っているうちに、突然活動休止や解散をして、リアルの音を聴けなくなってしまいます。チェックするなら今のうち!性的なことに罪悪感を持っていたり、「普通とは何なのか」に悩んでいたりする女性も、これらの音楽に触れれば、今とは違った視点を持てるようになるかもしれません。Text/姫野桂(@himeno_kei)
2018年11月16日◼︎ワイドパンツを楽しむ大人休日コーデ昨年、ガリャルダガランテで購入したワイドパンツが、ゆったりしていて気に入っています。今年の秋冬ファッションはパープルがトレンドカラー。ワイドパンツを楽しみたい日は、このパンツをヘビロテしています。秋のはじめはトップス1枚でワイドシルエットを楽しみましたが、そろそろ肌寒くなってきたこともあり、アウターがワイドパンツの雰囲気を左右する季節。ライダースジャケットやボリュームカーデイガンを合わせることもありますが、品良くキメたい日はZARAのダブルボタンジャケットが出番です。テーラードジャケットだとオン、ライダースジャケットだとオフの雰囲気が強いですが、ダブルボタンのネイビージャケットはオンのオフィスカジュアル、オフの週末カジュアルにも着まわせる優秀アイテムです。ジャケットの中でも、身体のシルエットを出すことなく、ざっくりしたシルエットのダブルボタンジャケットですが、ワイドパンツとの相性抜群。ゆったりしたシルエットが大人の休日コーデを楽しめます。ネイビーは万能カラー。パステルカラーの優しい色のトーンでまとめたパンツ、シューズ、バッグをネイビーカラーのジャケットがきちんと感を出しながらまとめてくれますよ。◼︎お気に入りの色を「ネイビー」でまとめる今シーズンは「色」を楽しむのがトレンド。ワイドパンツもピンクやラベンダー、マスタードイエローなどがたくさんショップに並んでいます。色アイテムを楽しむと休日コーデが楽しみになります。土曜日だからこそ、好きな色をワイドパンツで楽しみませんか?土曜日だからこそ、ネイビーのダブルボタンジャケットは、カジュアル感を添えながらも品良くキマるのでおすすめです。ニット//fifthパンツ//GALLARDAGARANTEジャケット//ZARAシューズ//CHANELバッグ//ZARA
2018年11月16日ワイドパンツは体型カバーに最適なアイテム。下半身ぽっちゃりで「パンツが苦手」という人にこそおすすめしたい。そんなコーデをご紹介します。■ネイビーのワイドパンツで脚長&細見えを叶えます今回チョイスしたのはUNIQLOの「ドレープワイドパンツ」。ハイウエストなので脚長効果が期待できる上、縦の折り目がしっかりついていることから、縦長効果で細見えします。脚長&細見えを叶えるためには、ネイビーなどの濃いカラーがおすすめ。中にタイツを履くことで防寒効果もあるほか、パンツと同色なので脚長効果が倍増します。■メリハリをつけるためにトップスは明るい色で今回は下半身をダークカラーで統一するため、トップスは明るい色でメリハリを利かせました。下半身に重みをもたせることで全体的に軽く見せる効果が期待できます。ハイウエストのパンツを活かすために、前だけインしてトップスをさらに短くすると◎。■小物類もダークカラーで統一今回、小物類の色はいつもより意識して選びました。ワイドパンツの脚長効果を最大限に引き出すために、「パンツ」「タイツ」「パンプス」は同色に。バッグは中間色のグレーで落ち着かせています。さらに、寒さ対策にストールを巻きましたが、ストールはトップスと同系色にすると良いでしょう。ワイドパンツは体型カバーをするのに最適なアイテム。防寒効果も高いので、とくにこれからの季節にはおすすめです。ニット / GUパンツ / UNIQLOパンプス / amiamiバッグ / La-gemmeストール / matti totti
2018年11月15日リップはホイホイ買ってもいいけれど、アイシャドウはしっかり考える。がマイルール。ゆっこです。私が学生時代に化粧をする際、一番気合を入れていたこと――それはアイメイクでした。ビューラーで直角にまつげを持ち上げ、ボリュームの出るマスカラを駆使する。アイラインは目頭から目尻までしっかり太めに引いて、なるべく色の濃いアイシャドウで、目の周りを強調する。目をいかに大きく見せるかに全力を注ぎ、リップはグロスを適当に塗っていれば何とかなると考えていました。それも今や昔。30を過ぎた今、メイクをする上で目を大きく見せることは重要視していません。バランスも含めて仕上がったときの顔全体の印象が良いか悪いか。ただ、それだけです。締めになるのはリップの色だと考えていて、アイシャドウやマスカラは、あくまでもベースに近い部分。でも、アイシャドウの色次第で、目元に潤い感を与えたり、優しい印象や引き締まった印象を与えることも事実です。今回は、普段から私が好んで使用しているアイシャドウや、その組み合わせについてご紹介します。■選ぶのは、血色感が増す暖色基本的に私が選ぶ色は暖色がメインです。寒色や淡いピンクなどを使うことに憧れがありますが、過去の経験から、私の肌では寒色をのせると悪目立ちしてしまうことが多いため、ここ最近のメイクのテーマとしている「血色感」が増す暖色(赤、オレンジ)を好んで使っています。■アイホールにベースの色を仕込むベースメイクが終わったら、私は次にアイメイクに取りかかります。でも、そのときにすぐアイシャドウをのせるのではなく、まずは今日使うアイシャドウの色の系統に合わせて、アイホール全体に土台となる色をサッと塗って仕込みます。これをするかしないかでは、仕上がりに大きな違いがあるのです。その際に使用しているアイテムはこちら。NARSベルベットシャドースティック早速出ました、偏愛しているブランドのひとつ。NARSです。このベルベットシャドースティックは以下の理由でとても優秀です。・手軽に塗れる・アイシャドウ下地として使用してもヨレにくい・後から塗るアイシャドウの色を底上げしてくれる・アイシャドウの境目が程よくぼかせているような仕上がりになる・下まぶたにも塗りやすい・マットなアイシャドウとも喧嘩しないまさに縁の下の力持ち。これがないと私のアイメイクは始まりません。アイシャドウの深みを増したいときは、8265 SIROS。明るさを足したいときは、8266 BELL-ILL。目に奥行を出したいときは、8258 OAXACA。目頭や涙袋を立体的に見せたいときは、8256 GOODES。他の色も持っていますが、特に出番が多いのはこの4つ。個人的にはこんな風に使い分けています。うまく使うコツは、塗った後に指でぼかすこと、これだけです。ラメがさりげなく、艶も出します■大人の色気をまとう赤学生の頃、気に入ってよくしていたメイクがありました。それは、舞妓さんのように真っ赤なアイシャドウを目尻にぽんとのせるだけのもの。当時の私にはテクニックなんて概念がないので、小指の先にのせた赤を特にぼかしもせずのせるだけでした。でも、友人たちに「そのメイク可愛いね」と褒められるので、よくそのメイクをしていたものです。あれから約10年。再び赤アイシャドウブームが私の中で大ヒットしています。それもこのアイシャドウが発売されてから。CHANELレ キャトルオンブル 268通称”赤キャトル”私のツイッターを長く見てくださっている方は、「はいはい」という感じでしょうか(笑)。発売したのは2016年8月。発売後即完売、定番品なのに1年近く品切れが続いていたのをよく覚えています。質感は本当に、超マット。ブラウンを含めた全色に、赤みが入っています。個人的には赤みが目元にあると、少し上気したような、独特の色っぽさが出ると感じています。番号の通りに使用しています1のNARSのスティックシャドーGOODESをベースに2の色をアイホールに(程よくGOODESのラメは残ります)3の色を二重幅に4の色をふんわり黒目の上と下瞼の真ん中に5の色を目尻キワに■パッと目を惹く元気なオレンジ職場の同僚がしているのをみて、「すごい可愛い!」と思ったのがオレンジメイク。パッと目を惹き、きらきら見えるんです。同僚はラメがったっぷり入っているアイシャドウを付けていましたが、ラメ飛びが気になるのと、個人的にラメの煌びやかさより艶が欲しい……と思っている私が愛用しているのはこちら。クレ・ド・ポー ボーテオンブル クルールクアドリn 316真ん中2色のオレンジがつやっつや……。実物の色はもう少し元気なビタミンカラー。非常に細かいラメが入っているため、本当に上品に仕上がります。このパレットで、ベースカラー、メインカラー、締め色が入っているので非常に便利です。パレット左端の淡いブラウンで、立体感を出すこともできます。番号の通りに使用しています1のNARSのBELL-ILLをベースに2の色をアイホールに3の色を二重幅と下瞼に4の色を目尻に■深みを出すブラウンとの組み合わせ赤みとオレンジ。この2色は今の私のメイクには欠かせない“差し色”です。とはいえ、赤やオレンジが馴染みよく使えるのも、ベースとなる王道のブラウンのアイシャドウがあってこそ。どんなメイクにも、ブラウンで深みを出すことは欠かせません。最近私の中でヒットしているブラウンのアイシャドウはこちら。CHANEL レ キャトルオンブル308 通称”茶キャトル”これは合わない人はいないのでは……?というくらい、使いやすいブラウン。そしてマットな仕上がりです。ベースの色として非常に良い。前述した通り、ブラウンだけだとくすみがちになるので、茶キャトルを使用する際にはNARS ベルベットシャドースティックのBELL-ILLを使用して、色の明るさを調節しています。そして、このブラウンと合わせてほしいのはこちら。NARSシングルアイシャドー5354 ISHTA今年9月にリニューアルしたNARSのシングルアイシャドー。新色も携えて、さらに充実した中で、ひときわ人気だったのがこちらのアイシャドウ。一見非常に強そうな発色に見えますね。確かに強いです。ブラウンをベースの色に仕込んだら、二重幅にブラシで優しくなじませるようにのせてください。たちまち目元に温度が宿り、深みのある印象になります。番号の通りに使用しています1のNARSのBELL-ILLをベースに2の色をアイホールに3の色を二重幅に4の色をふんわりと筆に取り二重幅に重ねるように5の色を細めの筆で下瞼の目尻側3分の2まで茶×赤も素晴らしく好きな組み合わせですが、ときどき気分を変えて、オレンジを使いたいときに私が愛用しているのはこちら。NARSシングルアイシャドー2079 PERSIA(旧)※現在はリニューアルされ、品番は5352に変更されていますNARSのシングルアイシャドー、PERSIAという色です。オレンジというより、柿色、なんて最近では言われています。カウンターでタッチアップするまでは、絶対使わない、使いにくそう……なんて思っていた自分にビンタしたいくらい!ブラウンだけだと暗くなりがちですが、これはそこにぽっと灯りを灯してくれる色。ブラウンにすっと馴染むので、程よいアクセントになります。これまで私がツイッターやシーンで選ぶ秋色リップ〜デパコス編【偏愛コスメ#1】などで紹介したようなリップが合う人には、ぜひ手に取ってもらいたい色です。色をのせたときに、きっと「色がハマる」のを体感するはず。こちらの色も強い発色なので、ブラシでふんわり入れるのがおすすめです。忙しい朝には、NARSのSIROSを瞼の上下に広げたら、PERSIAをふわっとのせて、ばっちりハマるアイメイクを数秒で完成させることもあります。番号の通りに使用しています1のNARSのOAXCAをベースに2の色を二重幅に3の色を下瞼に■多様な色に挑戦する心を持っていたいここで紹介したアイシャドウは、現在も手に入る定番品のみです。せっかく紹介された品物が気になってカウンターに行ったのに、過去の限定品で今手に入らなかった……そのショックは計り知れないことを経験しているので、あえて限定品は入れませんでした。でも、実は愛用しているアイシャドウに限定品が多いのも事実。そして、限定品は“旬な色”が多いことも。そのときの気分や時代の流行に合った色や、少し先取りされた色が販売されていることもあります。今まで苦手意識のあった色でも、気になる色の組み合わせがあったらカウンターでタッチアップして、詳しく使い方を聞いてみると、自分の得意な色の幅が増えていくことがあります。色の組み合わせ次第で、メイクをもっと自由に楽しめるようになって、皆さんの1日に彩りが添えられますように。
2018年11月14日美食家が愛する高級食材、すっぽん。一部の人しか食べられない、というイメージを抱く人もいるのではないでしょうか。今回は、高級料亭にも卸している服部中村養鼈(べつ)場のすっぽんを、贅沢なコース料理で堪能する企画を開催することが決定致しました。DRESS読者のみなさまのための、特別なお席となります。■一流料理店にすっぽんを卸す、伝説のすっぽん養殖場すっぽん料理の名店「大市」は、京都で約340年に渡り、すっぽん一筋で18代続く老舗中の老舗です。多くの文学作品に登場し、数多くの文人墨客や世界中のVIPを虜にしてきました。京都が誇る「大市」が長年付き合っているのが、浜名湖付近にある伝説の養殖場、「服部中村養鼈場」です。浜名湖周辺は温暖な気候であり、すっぽんの養殖に適しているそう。長年養殖を続けてきて、豊富な経験・ノウハウを誇る同社は、東京の一流レストランなどにも良質なすっぽんを卸しています。昨年は、色鮮やかで見た目が美しい”すっぽんの卵”をいただきました。■すっぽんの美味しさの秘密すっぽん=天然もの、と想像する方は多いですが、現在市場に出回っているすっぽんの大半が、養殖されたすっぽんです。明治以降、すっぽんの需要が徐々に増えたのに伴い、天然のすっぽんはとても希少になりました。養殖のすっぽんは、「露地(ろじ)養殖」という本来の自然環境に基づいた飼育方法で育てられています。天然ものに比べて肉質が柔らかくなり、アクも少なく、品質が安定しています。また、その他の養殖方法ではすっぽんを冬眠させず、1年半〜2年で育てるのに対し、露地養殖は3〜4年の長い年月がかかります。冬眠前には肉に脂がしっかり乗るため、より上質なすっぽんを味わうことができるのです。昨年堪能したすっぽん鍋。寒い時期に一度は食べてみたい一品です。すべての料理で中村養鼈場のすっぽんを贅沢に使った、すっぽんだけのコース料理。2018年最後の、特別なひとときになることは間違いありません。美食家のみなさまのご参加をお待ちしております。すっぽんプレミアムパーティーの概要日時:2018年12月10日(月)時間:19時〜場所:都内某所(追ってお申し込み者様にご連絡します)参加費:30,000円(お酒含む)*昨年度は6品ご提供。仕入れ状況により変更となる場合がございます。『DRESS』の会員登録を完了のうえ、下記ページよりお申し込みください。(登録費・無料)*登録ができないという方は、11月20日(火)までにDRESS部活事務局宛て(bukatsu@p-dress.jp)までご連絡ください。応募締め切り:2018年11月20日(火)
2018年11月14日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。ボジョレー・ヌーボーも解禁となりワインを楽しむ機会の多い季節ですね。【シネマの時間】第47回は、フランス・ブルゴーニュのワイナリーを舞台に、10年ぶりに再開した3兄弟の人生を描いた珠玉のヒューマンドラマ。映画『おかえり、ブルゴーニュへ』をお送りします!『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫』(13)からなる〝青春三部作″の完結から4年。現代フランスを代表する人気監督セドリック・クラピッシュによる話題の最新作。四季折々の美しい自然を背景に、ブドウの栽培や収穫、破砕や発酵〜熟成といった一連のワイン醸造過程も見どころで、3兄弟のワインへの情熱も感動的です。仏原題『Ce qui nous lie』の意味は、「私たちを結ぶもの」。映画を観終わった後には、芳醇な余韻に浸りながらフランス・ブルゴーニュへ思いを馳せ、自分のルーツや子どもの頃のことを語り合ったり、ワインをとにかく呑みたくなる映画です。是非、映画館でお楽しみください!11月17日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!■映画『おかえり、ブルゴーニュへ』あらすじー故郷フランス・ブルゴーニュのワイナリーを継ぐため、10年ぶりに再会した3兄弟のヒューマンドラマ。ワインの世界的名産地フランス・ブルゴーニュにあるドメーヌの長男ジャン(ピオ・マルマイ)は、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去りました。その間、家族とは音信不通でしたが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってきます。家業を受け継ぐ妹のジュリエット(アナ・ジラルド)と、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミー(フランソワ・シビル)との久々の再会。しかし、回復することなく父親は亡くなってしまいます。残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎えます。3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力し合いますが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていました……。10年ぶりに故郷へ戻った長男ジャンは、妻との離婚問題を抱えており、家業を次ぐ長女ジュリエットはワイン作りの才能を持ちながらも働き方に悩んでいました。また、末っ子のジェレミーは別のドメーヌの婿養子となり舅問題にぶつかっています。見渡すかぎりの葡萄畑、遮りもののないどこまでも広がる大空、風にそよぐ木々。ブドウ栽培〜ブドウの収穫〜破砕や発酵〜熟成までのワイン醸造過程と、ブルゴーニュの美しい四季を丸1年かけてじっくりと映し出した本作。あふれる自然とめぐるめく季節の中で10年ぶりに再会した3兄弟のワイン造りの情熱と、それぞれが迎える人生の岐路を、共感と郷愁を持って情感たっぷりに丁寧に重ね合わせて描いています。■ブルゴーニュワインについての豆知識ブルゴーニュは、フランス南西部のボルドーと並び賞される、フランス東部の内陸に広がる世界で最も有名なワイン産地です。比較的冷涼な大陸性気候で、乾燥しがちであること、そして1日の寒暖差があることから、ピノ・ノワールやシャルドネなどのブドウ品種の栽培に適し、2015年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。世界的に有名な高級ワインとして知られるロマネ・コンティなどの魅力的な赤ワインを生産するほか、白ワインの女王・シャルドネの故郷であり、シャブリで有名な地域です。ワインの醸造における違いは、ボルドーが数種類のブドウ品種をブレンドするのに対して、ブルゴーニュでは単一品種で醸造する点です。赤ワインなら主に黒く紫身を帯びた果皮が特徴的なピノ・ノワール、白ワインなら果皮が緑色の白ワイン用ブドウ品種の代表格シャルドネが用いられます。最高級ワインだけでなく手頃な価格のものもあり、日本でも人気のボジョレー・ヌーボーもまた、ブルゴーニュ地方のワインです。■ドメーヌとは?映画では、ドメーヌであるワイナリーを継ぐため、10年ぶりに再会した3兄弟の物語が描かれています。ドメーヌとは、ブルゴーニュ地方のワイン生産者を表す用語。自分のブドウ畑を所有し、栽培からワインの醸造までをすべて行うワイン生産者のことです。そのため、一般的に家族経営の小中規模のワイナリーが中心です。自らの畑のテロワール(土壌)を知り尽くしているため、丁寧にブドウを栽培し、それぞれの土地の影響を受けた味わいの個性的なワインを造ります。ただし、その年のブドウの良し悪しによってはワインの品質が変わりますし、醸造技術も反映されるため、ワインの出来にはドメーヌ間で優劣の差があります。有名なドメーヌとして挙げられるのは、ロマネ・コンティ社です。なお、ブルゴーニュワインの出自は、主にブドウの仕入れ方法の違いにより「ドメーヌ」と「ネゴシアン」のふたつに分かれます。ネゴシアンとは、ワイン業者という意味で、ブドウ農家から買い入れたブドウやワインを使用して、ワインの醸造・熟成・販売を手がける酒商のことです。映画『おかえり、ブルゴーニュへ』作品紹介映画『おかえり、ブルゴーニュへ』は、11月17日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、 YE BISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー!公式サイト:原題:Ce qui nous lie監督:セドリック・クラピッシュ脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ撮影:アレクシ・カビルシーヌ美術:マリー・シェミナル衣装:アン・ショット編集:アン=ソフィー・ビオン音楽:ロイク・デュリー、クリストフ・ディスコ・ミンク日本語字幕:加藤リツ子製作年:2017年製作国:フランス上映時間:113分/カラー映倫区分:PG12後援:ユニフランス配給:キノフィルムズ/木下グループ©2016 - CE QUI ME MEUT - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA映画『おかえり、ブルゴーニュへ』キャストピオ・マルマイ=ジャンアナ・ジラルド=ジュリエットフランソワ・シビル=ジェレミージャン・マルク・ルロ=マルセルマリア・バルベリデ=アリシア【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年11月14日ワイドパンツは一見、気になるヒップラインや太ももを自然にカバーしてくれる救世主。しかし、実は選び方が難しいアイテムだと実感しています。まず購入時にシルエットチェックを簡単に済ませてしまうと、失敗に終わる恐れが。ワイドパンツは試着後、正面から鏡で見ると高確率できれいなシルエットですが、サイドとバックを映した途端、テンションが下がることが多々あります。過度な寸胴シルエットになっていないか、ヒップ周りの生地がもたついていないかなど、入念にチェックすることが、大人の最愛ワイドパンツを手に入れるコツだと思います。今回私が選んだのは、フロントタックが入ったワイドパンツ。タックが施されたデザインは上品に見えますが、ボリュームが出やすいため、幅広過ぎないものや、落ち感のある素材をチョイスするのがおすすめです。ロングカーディガンと組み合わせて、縦のシルエットを強調すればスタイルアップにつながりますし、旬顔に装えます。足元はバレエシューズを選びましたが、パンプス、スニーカーなど、気分やシーンに合わせてセレクト。特にパンプスは女性らしさを格上げするための、必須アイテムといえるでしょう。ワイドパンツはトレンド推しのアイテムだからこそ、妥協せずに選んで、冬からのおしゃれにも活躍させたいですね。カーディガン:Amelican Vintageニット:SLOBE IENAパンツ:Lil ninaバッグ:MAISON VINCENTバレエシューズ:HIRICA
2018年11月14日