賛否を呼んだ安倍晋三元首相(享年67)の国葬が27日、日本武道館で執り行われた。会場内では友人代表の菅義偉前首相(73)の弔辞や皇族方の供花などしめやかに進むいっぽう、会場外では国葬反対派のデモ内で目撃された“パフォーマンス”が波紋を呼んでいる。「安倍元首相の国葬については、実施の理由や費用について説明が尽くされないまま、国会を通さず閣議で決定され、国民の間で賛否が分かれる事態となっていました。実施が決まってから、反対派は都内各地で集会やデモを行なっており、国葬当日にも行われていました」(社会部記者)FNNプライムオンラインによると、国葬当日少なくとも都内4カ所で抗議活動が開催されたという。そんななか問題視されたのが、国葬の会場である日本武道館の目と鼻の先、東京・九段下で催された抗議デモで目撃されたある行動。ことの発端は、国葬の様子を見にきた男性がTwitterで投稿した以下のツイートだ。《国葬会場の前でやってる国葬反対デモを見に来たんだけど、安倍晋三を的にした射的をやりはじめる人たちが出てきてヤバすぎる盛り上がり方してる》併せて、安倍元首相の顔写真がプリントされたTシャツを着た人を的に水鉄砲のようなものが向けられている写真も投稿された。この投稿をした茂木響平さんに話を聞くと、一連の様子について、こう語る。「デモ隊の行進が国葬会場近くの九段下あたりまで来たタイミングで、射的のパフォーマンスをする人々が現れました。おそらく、もともとこうしたパフォーマンスをしようという目的でデモ隊に混じっていたのでしょう。かなり注目を浴びていて、警備にあたっていた警察とも小競り合いのようになっていました」さらに国葬会場の近くまで進むと“安倍元総理を的にした射的の屋台”が出店されていたという。茂木さんはその状況を《国葬会場前、安倍元総理を的にした射的の屋台が出店されていて、通行人が普通にやりはじめている。いくらなんでも怖いよ…》とツイート。あわせて投稿した写真には、まるで縁日の射的の屋台のように安倍元首相の顔写真が板上に並べられ、そこにおもちゃの鉄砲のようなものを向ける人の姿があった。「デモ隊のなかで“射的パフォーマンス”が始まった当初は、周囲も国葬反対派ばかりなので『もっとやれ!』という反応の人もいました。けれど、屋台は反対派以外の人々も目にしていたので、さすがに引いている感じがしました。通行人のなかには子連れの人もいましたし……。いっぽうで、射的を撃ちたがる人も結構いました」(茂木さん)茂木さんがこれらの様子を写真付きでTwitterに投稿するとすぐに拡散され、批判の声が相次いだ。《安倍元首相の写真を使って射的をしてるとか頭おかし過ぎる。故人で遊ぶなんて倫理観が人間とはズレ過ぎてる。人間じゃないなら何者なんだろうか。》《もはや国葬関係ないやん…。故人の写真で射的とか本気でドン引きした。》《亡くなった人の写真で射的とかもう引くとかのレベルじゃないぜ…モラルとかないんだろーな。まじで理解不能。》国会前での抗議集会には、安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者のコスプレをした人々も現れたという。行き過ぎたパフォーマンスにモラルが問われている。
2022年09月28日猛威を振るった台風15号の影響で、9月23日夜から24日未明にかけて記録的な豪雨となり、土砂崩れなどで2人が死亡、1人が行方不明となった静岡県。さらに静岡市清水区では、区内のおよそ8割にあたる約6万3000世帯で断水が発生しているという。そんな記録的豪雨を受け、静岡県の川勝平太知事(74)は26日に自衛隊に災害派遣を要請。しかし発災から3日目での要請には“遅い”という指摘が相次ぎ、川勝知事は「残念だ。市や町からの要請を待っていた」と述べた。静岡市の田辺信宏市長(61)は、自衛隊の派遣要請について26日の会見で「一昨日の災害対策本部の時からその話はあったんですけれども、昨日、私も現場を視察しましてこれはもう、週明け、連休明けたら県に要請しようと本部会議での決定となりました」とコメント。釈明した県知事と市長だが、“遅すぎる対応”にネットでは川勝知事と田辺市長に対して厳しい声が上がっている。《静岡市からの要請がないと県は動けないそうで、知事はイジイジしていたそうですよ(昨夜の知事会見より)市長が決断遅い…》《静岡県知事、ようやく災害派遣要請したらしいね。遅すぎる位遅い。有事に速やかに対応してない時点で知事失格なんじゃない?》そんななか、台風15号による被害の対応に関して、さらに非難を浴びている人物が。27日に日本武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬で葬儀委員長も務めた岸田文雄首相(65)だ。台風15号による大規模な災害が起った翌日の25日夕方、なんと岸田首相は散髪を行っていたというのだ。首相動静にはこうある。《東京・鍛冶町の「ヘア モード キクチ神田日銀通り店」着。散髪》さらに、発災5日目となる27日時点でもいまだ静岡県の台風15号による災害に関して、岸田首相からはコメントがない。現地から悲痛な声をツイートする人も多く、Twitterでは「#国葬よりも静岡救済」というハッシュタグがトレンドワードにも入っていたが……。道路の冠水や長引く断水によって、命の危険が迫っている国民がいるなか、散髪に出かけた岸田首相に対し、ネットでは批判の声が殺到している。《岸田首相人命よりも自分の身だしなみが大事!?︎静岡の人達は台風で大変なのにのんきに散髪ってどうかしてる》《お風呂入れなくてお尻拭きで身体拭いて凌いでるって話みたから、呑気に散髪いってる岸田があり得なくて引く》《本当岸田が国葬の意義を説明するとかぬかしとるけど静岡ほったらかして国葬する時点で説明の意義は崩壊しとるで》「聞く力」をキャッチコピーに掲げる岸田首相。果たして被災地の声は届いているのだろうかーー。
2022年09月28日9月19日夜のロンドン。エリザベス女王の国葬に参列した天皇陛下と雅子さまは、帰国の途に就くべく、宿泊したホテルから出発されようとしていた。「両陛下を見送ろうと、現地の日本人や近隣の市民たちが大勢集まっていました。エントランスから出てこられた陛下が車に乗り込もうとすると、雅子さまが呼び止められたのです。陛下は振り返って現地のスタッフに挨拶をされていました。さらに雅子さまは挨拶をされながら、周囲から上がる声にも目を配りつつ手を振られていて……。実にこまやかな気配りをなさっているのだなと感動いたしました」こう話すのは、ロンドン在住の日本人だ。両陛下にとっては、今回の訪英は即位後初めての海外ご訪問。エリザベス女王から直々に招待をお受けになり、2020年春に訪問される予定だったが、コロナ禍で実現できずにいた。慣例では、天皇が葬儀に参列することはない。例外として、1993年に上皇ご夫妻がベルギーのボードワン国王の国葬に参列されたことがあるだけなのだ。宮内庁関係者は両陛下の胸中をこう拝察する。「両陛下は生前に女王と対面を果たせなかったことに、非常に心を痛められていたと伺いました。“異例”の参列となりましたが、両陛下が直々に、英王室や英国民へ弔意をお示しになるために英国へ赴かれることができて、本当によかったと思います」2泊4日の弾丸ご訪問は、雅子さまのお体にも相当な負担をかけていたはずだ。国葬前日にロンドンに到着、雅子さまはチャールズ新国王が主催するレセプションや、女王の棺が安置された国会議事堂への弔問を欠席されている。「現在も適応障害の療養をされている雅子さまが到着後の行事を欠席されたのは、体調を万全に整えられるためだと聞いております。ウェストミンスター寺院での国葬への参列を最優先されたからなのでしょう。無事に参列を終えられた雅子さまは、非常に安堵されたご様子だったと聞いております。国葬後に開かれた英外相主催のレセプションには雅子さまも出席され、トンガ国王をはじめ各国の王族や元首と歓談されていたそうです」(前出・宮内庁関係者)■皇室への関心が意外と高い英国民20年近く心身の不調と闘われ続けている雅子さまーー。病身でありながら弔問のため英国に駆けつけられたことを、英王室から市民までが絶賛しているという。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんはこう話す。「英国民は日本の皇室への関心が高く、雅子さまが長年にわたって療養中であることは日本人が意外に思うほど広く知られています。国葬に先立つ行事への出席を見送られたことにも、主要な英メディアは同情的な視点で報じています。さらに、コロナ禍のために海外訪問もままならないなかで参列したことに、日英の絆の強さを深く感じた英国民も多かったのではないでしょうか」国葬が開かれたウェストミンスター寺院への移動方法も好感を集めた。皇室ジャーナリストは、「両陛下は、英国側に負担をかけたくないとの理由で専用車での移動を固辞され、各国の王族や元首たちとバスに相乗りすることを望まれたのです。世界中から集まった要人への対応に忙殺されている訪問国の事情に配慮したご姿勢も、英国民は好意的に受け止めています。英王室だけではなく、オランダのマキシマ王妃やブータンのペマ王妃はじめ、居並ぶ各国のお后たちと旧交を温められたそうです。知的で柔らかな気品にあふれた雅子さまのお姿が、世界中から注目を集めたことは、“お后親善”という点から見ても素晴らしい結果であったと思います」名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんはこう語る。「両陛下がそろって国際的な儀礼の場に出席されたことで、今後も同様にお務めを果たされることができると国内外に示した形になったと思います。この訪英で、ウィズコロナにおける国際親善のあり方を明確に示したとも言えるのではないでしょうか」そして10月1日には、両陛下はとちぎ国体に臨席される。地方でのご公務は3年ぶりとなる。「ご訪英が発表された翌日に宮内庁は、今後の地方訪問の指針として『両陛下そろってのご出席を前提とする』と公表しました。地方ご公務再開に先んじて訪英すれば、批判を受けることも予想されていました。そこで、もちろん海外訪問だけを重視しているわけではなく、国内も“お二人で”訪問されるという雅子さまの強いご覚悟を示されたのでしょう。今秋は沖縄県や兵庫県と、宿泊も必要となるご訪問が続きます。訪英の成功体験は、これからのご予定にもプラスに作用していくことでしょう」(前出・宮内庁関係者)覚悟と自信を強められた雅子さまが飛躍される秋が来たーー。
2022年09月28日9月30日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。本作は、黒島結菜(25)演じるヒロイン・比嘉暢子が料理人を目指し、4兄妹の絆を描いたストーリー。27日の放送回では、草刈正雄(70)が次女の草刈麻有(29)と親子役で登場し、圧巻の演技を見せた。「東京から沖縄・やんばるに移住した暢子は、畑仕事に精を出す日々を送っていました。地元野菜と郷土料理の知識をおばぁたちから学び、実家でレストランを開くことを宣言。そんななか、東京でお世話になった西洋料理店のオーナー・大城房子(原田美枝子)が、沖縄にやってきて暢子は再会を喜びました。いっぽう房子の目的は、暢子の母・優子(仲間由紀恵)に“ある人物”を引き合わせるためでした」(テレビ誌ライター)さかのぼること7月21日の放送回で、優子は亡き夫・賢三(大森南朋)との馴れ初めや秘めていた過去を子供たちに打ち明けた。「優子の実家は戦前、那覇市で家族と食堂を営んでいました。しかし、米軍が沖縄本島に上陸し地上戦が始まったのでした。山の中をさまよっているうちに父や母、姉とはぐれてしまい、優子は弟を2人きりに。米軍に見つかり捕虜として収容所を転々とするうちに、弟を亡くしてしまったのです」(前出・テレビ誌ライター)今回、オーナーが優子に引き合わせた人物とは、優子の姉・時恵の最期をみとったという大里五郎(草刈正雄)だったのだ。足が悪い五郎は、娘の悦子(草刈麻有)を伴って比嘉家を訪れた。悦子が「去年、母の遺品を整理していて父がこれを見つけたんです」と切り出し、時恵の名前が刻まれた沖縄のかんざし「ジーファー」を差し出した。すると、五郎が「40年前、沖縄戦のさなかで、私が時恵さんの…。ええ、あなたのお姉さんの最期を看取らせてもらいました」と語り出した。焼け残った小屋に隠れていた時恵は、機銃掃射に撃たれていて長くは生きられない状態だったという。「自分はもう食べられないから」と、時恵から小さな握り飯をもらったことを明かした五郎。その際、時恵から妹たちへの伝言を託されたといい、「見捨てたんじゃない。必死に捜したけど見つからなかった」と優子に伝えた。優子が涙ながらに「姉はどんな最期でしたか?」と問うと、「お亡くなりになる前に、水を欲しがりました。喉が渇いた。お水をください」と語り出した五郎。声を震わせながら「少し……水は持っていました。だけど私は『水はない』と言いました」と告白し、涙を流しながらこう続けた。「自分たちの明日からのことを考えると……。食べ物をもらっておきながらウソをついて、水をあげなかった…ごめんなさい……」■草刈と仲間の演技に賞賛相次ぐも「唐突」「今更」と批判の声両手をついて「本当に、申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げる五郎に、「最期をみとってくださり、ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた優子。草刈と仲間の迫真の演技に、SNS上では《今日は神回でしたね》《最終週で初めて泣いた》と感動の声が相次いだ。本誌は9月27日・10月4日合併号で、草刈の登場をいち早く報じている。「異例の批判が目立つ本作の評価を挽回しようと、制作側は草刈さんに白羽の矢を立てたのです。草刈さんといえば’19年度前期に放送された『なつぞら』で、広瀬すずさん(24)演じるヒロイン・なつに生き抜く術を教えた柴田泰樹役を好演。多くの朝ドラファンから熱い支持を得ました。草刈さんがサプライズ出演することで、物語のクライマックスを円満に収める狙いもあったのでしょう」(NHK関係者)だが、ベテラン俳優たちによる名シーンに賛辞が上がったいっぽうで、これまでの流れからは予想できない唐突展開に嘆息を漏らす視聴者もいたようだ。《最終週に、始める内容じゃないよ!》《草刈さんすごかった。こういうのをもっとみたかった。唐突に話が始まった感がある。この話の前後をもう少し盛り込んでくれたら、もっと感情移入できたのに。今回だけの出演なんてもったいない》《エピソードが唐突すぎるから、気持ちが入らないのよね もっと前から少しずつ伏線が欲しかったよ》《とても良い話だったし、草刈正雄さんも仲間由紀恵さんもとてもよかったけど。最後の最後にちょろりと持ってくる話ではないと思う。こういう話に時間を割いて、くだらないバタバタは減らせばよかったのに。残念。今週末で、もう終わるから今更ですけど》最終回まで残すところわずか3日。果たして、批判を食い止めることができるだろうか。
2022年09月28日9月27日、賛否両論が渦巻くなかで営まれることとなったのが、故・安倍晋三元首相の「国葬」。実施直前の共同通信の世論調査では、賛成38.5%に対し、反対は60.8%。反対は賛成の1.5倍以上を占めていた。国会での審議を経ず、閣議決定のみで国葬準備を“強行”してきた岸田内閣に対し、「開催反対」と声を上げたのは、全国の市民団体をはじめとする一般市民だ。9月22日に、北海道監査委員に意見陳述した北海道・すばる法律事務所の池田賢太弁護士は、国葬に反対する理由を次のように話す。「現職の国会議員のまま亡くなった安倍元首相の葬儀が国葬になると、特定の政治家を象徴化して、礼賛・称賛することになり『法の下の平等』をうたう日本国憲法に完全に違反します」かつてあった国葬に関する法律「国葬令」は、’47年に失効しているため、現在は国葬を定義する法律がない。そのため政府は、内閣府設置法にある「国の儀式」であるとみなして国葬を行うとした。岸田首相も、国民には「弔意の表明を強制しない」と述べていたはずだが……。「該当する法律がないのに『国葬』として行うわけです。当日は弔旗の掲揚や黙とうが全国的に見られ、報道も国葬一色に……。二階俊博元自民党幹事長が『黙って手を合わせて見送ってあげたらいい』と発言したのもしかり、“同調圧力”という名の事実上の“強制”になるのです」池田弁護士は「憲法違反」「法律違反」にあたる国葬に鈴木直道北海道知事が公費で出席することの不当性を訴え、差し止め措置を求めて住民監査請求を起こした。これは京都府、大阪府、兵庫県と4道府県同時に起こしたものだったが、同様に異議を唱えた団体は、全国各地に存在する。■国民は“二重に税金を使われてしまう”事態に…茨城県・水戸翔合同法律事務所の谷萩陽一弁護士は、税金が経費として使われることを問題視する。「まず、憲法違反状態である国葬に税金が使われるのは許されない。そして予備費からの支出、つまり国会で審議されていない支出は、財政民主主義の原則に反します」その「国葬費用」に関しても、谷萩弁護士は、国の“やり口”に憤る。「費用について、政府は当初『2億5千万円』と発表しましたが、野党の追及や報道を受けて『16億6千万円』に訂正しています。後で『もっとかかりました』と事後報告する恐れだってある。小さく見せかけて、大きく使うという手法は国民を欺く大問題です」そして地元・茨城県の国葬対応にも問題があると続ける。「大井川和彦茨城県知事は、『国から招待されたものに県知事が行くのは当然』と出席と公金支出を説明しました。しかし、法的根拠のない国葬への出席は『地方公共団体の事務』に当たるとは言えません。公金での出席は地方自治法違反です」このように、国は16億6千万円の費用を、各知事らは出席にかかる諸費用を、それぞれを公費、つまり税金から計上しようとしているのだ。「国葬が行われたことで、私たち国民は、国や(首長らが出席した)各自治体から、二重に税金を使われてしまうことになるのです」このようなことが“前例”になれば、国の予算の使い方が悪いほうにエスカレートする恐れがあると谷萩弁護士は懸念する。岸田首相のお膝元・広島県でも動きが。9月21日に住民監査請求の公開口頭陳述を行った法律事務所八丁堀法律センターの山田延廣弁護士は、国葬強行後の「次の一手」についてこう語る。「もし湯㟢英彦広島県知事と中本隆志県会議長が国葬に出席して、公金が支払われた場合には、支払い金額全額の返還請求など必要な措置を求めることになるでしょう」葬儀終了後も、全国で続いていく市民からの国葬に対する追及。それらに答える形で、私たちが納得のいく説明がなされる日は訪れるのだろうか。
2022年09月28日9月27日、俳優の東出昌大(34)が山小屋で“狩猟生活”を送っていることが報じられた。そのライフスタイルが、SNSで物議を醸している。さかのぼること’15年1月、杏(36)と結婚した東出。しかし’20年1月に、唐田えりか(25)との不倫が発覚し、同年7月に離婚を発表した。「東出さんと杏さんの間には3人のお子さんがいます。離婚をきっかけに親権は杏さんが持つこととなり、離婚を発表した当時、2人は《親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います》と連名でコメントを出していました。ところが’21年10月、東出さんが杏さんに『養育費は子供1人あたり1万円』と提示していたと一部メディアによって報じられました。記事によると、杏さんは金額の低さよりも『父親としての誠意が感じられない』と落胆していたといいます」(芸能関係者)離婚後、CMやテレビドラマのオファーが皆無となった東出。しかし『スパイの妻』(20年10月公開)や『BLUE』(21年4月公開)といった話題映画への出演は続き、’21年10月には主演映画『草の響き』も公開された。しかし、その直後に新恋人がいると報じられたが……。『週刊文春』によると、東出は交際相手に入れ込むがあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたというのだ。その結果、東出は今年2月に事務所を“解雇”されることにーー。当時、事務所側は“異例の声明”を発表していた。《2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》《しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました》■“狩猟生活”告白に「かっこいい」の声。そのいっぽうで……自身の行動で、多くの人たちを振り回してきた東出。実は現在、山小屋で“狩猟生活”を送っているのだ。9月27日に「週刊女性Prime」が公開した記事によると住居である山小屋は携帯電話の電波が繋がらず、ガスと水道もなし。また食料は自分で仕留めた獣や近くで採れた山菜などであるため、「食費は0円に近い」と明かしたという。また記事の中で、東出は現在の生活について「不便な部分もあります」と述べつつ、こう語っている。「役者でいるときは常に緊張の連続なので、ロケ弁も味がしないくらい追い込まれている状態のことも多い。でもここに来ると、食べ物もひとつひとつ美味しさを感じながら食べることができるので、僕にとってはここでの生活のほうが居心地がいいんです」東出の新たなライフスタイルに、Twitterでは《東出さんかっこいいやん 俺も山小屋で暮らしたい》《東出昌大の山小屋生活素直に楽しそうで羨ましいな》《東出くんの山小屋狩人生活がカッコ良すぎる》と憧れる声が。また《YouTubeでハンターライフやればバズりそう》《youtubeやってほしい》とYouTuberデビューを期待する声も上がっている。いっぽうで東出の“新生活”に反発する意見も少なくない。ネットには、厳しい声がこう上がっている。《狩猟して野菜ももらって食費0円で〜ってインタビュー受けてるの見るとさ〜 そんなことどうでもいいから仕事して養育費入れろよって思うよね》《東出さん悠々自適でいいですね。節約できてるなら養育費もっと払えるんじゃないの》《子供3人見ながら1人で子育てして仏移住してる杏ちゃんの方がよっぽどかっこいい》
2022年09月28日9月27日、安倍晋三元首相(享年67)の国葬が執り行われた。喪主を務めた昭恵夫人(60)は葬儀委員長の岸田文雄首相(65)から遺骨を受け取り、深々とお辞儀。午後6時すぎ、会場の日本武道館を後にして迎賓館へと向かった。7月8日の安倍元首相の銃撃事件以来、去就に注目が集まっていた昭恵夫人。夫人が経営する和食居酒屋「UZU」は訃報を受けても通常通りの営業を続けていた。「『UZU』は12年10月に東京・神田にオープンし、今年で10年目。安倍元首相の故郷・山口県の地酒や食材などを作った料理が評判です。安倍元首相も訪れたことがあるといいます」(政治部記者)7月11日には「Smart FLASH」が「UZU」の店員に取材。営業を続けている理由について問われると店員は「オーナー(昭恵さん)に尋ねると、ご本人の意向で『やるように』と言われましたので……」と答えていた。国葬終了後、東京・神田の和食居酒屋「UZU」には喪服のような黒づくめの服装の人々が数人集まっていた。国葬に参列したのちに「UZU」を訪れたものとみられる。ところが、店の扉には「閉店のお知らせ」と書かれた張り紙が。さらに以下のように店からの通知文が続いていた。《2022年10月31日をもちまして閉店させていただきます。皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。10年間たくさんのお客様にご来店いただき、たくさんの良い思い出ができ、たくさんの楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。》本誌は店に電話で問い合わせた。ーー「女性自身」です。10月末で閉店するのは本当でしょうか。「営業時間中ですので、すみません…」将来的には東京を去り、山口県内に移住する考えを持っているとも報じられていた昭恵夫人。愛する人の故郷で余生を送るのかーー。
2022年09月27日安倍晋三元首相(享年67)を銃撃し、殺害した山上徹也容疑者をテーマにした映画『REVOLUTION+1』。国葬が執り行われた9月27日に合わせ、全国各地のミニシアターなどで順次公開されている。本作の監督を務めた足立正生監督(83)は、制作にあたり《今回の作品の主人公は、私の想像を超える事件を実行した者だ。そうであるならば、私も主人公が示した想像力に挑発され、喜んで対決することを選んだ》とコメントしている。「本作は足立監督の6年ぶりとなる新作で、8月末にクランクインし8日間の撮影というタイトなスケジュールのもとで制作されたそうです。ただ、国葬当日に合わせた“緊急上映”とのことで、まだ制作途中だといいます。本公開は、年末から来年にかけて予定されているようです」(映画関係者)安倍元首相の銃撃事件からわずか2カ月で上映される本作。山上容疑者についても現在は鑑定留置で精神状態の調査が行われていることなどから、SNSでは批判の声が上がっていた。そんななか、急きょ上映を取りやめた劇場が。鹿児島県鹿児島市にある「ガーデンズシネマ」は25日付で、《9/29(木)に予定しておりました「REVOLUTION+1」の上映は中止といたします》と公式サイトに発表したのだ。するとネット上では、賛否が巻き起こる事態に。《そりゃそうだ! 題材が、不謹慎だし事件後の影響を考慮するとよくそんな映画を制作したな!と感じてしまうわ》《上映中止は素晴らしい判断他の映画館もつづいてほしい》と、映画館の判断を支持する声があるいっぽう、「表現の自由」の観点から批判する声も上がっている。《上映中止にしてはダメ。 表現の自由は守られるべき》《ダメだよ。 どんなに低俗でデタラメで腹立たしい作品でも「上映中止」にしちゃダメだ! 表現の自由に反するんだよ!》一体なぜ上映中止となったのだろうか?本誌が「ガーデンズシネマ」に問い合わせると、27日に文書にて回答があった。「上映を検討するに際し意見は割れましたが『なぜこういう事件が起こったのか、考えるきっかけになれば』という意見でまとまり、29日の上映を決め、ホームページに告知しました。その後Twitterやメール、電話で抗議が入り、劇場だけでなく商業施設の方にも抗議のメールや電話が入り、双方話し合いまして、当日何が起こるかわからない、お客様の安全を第一に考え中止にしましょうということになりました。ご意見いろいろあると思いますが、大事な場所を守ることを第一に考えました」最大約2万人の警備体制が敷かれるなど、厳戒態勢のもとで執り行われた国葬。安全を優先させた上映中止の判断は、しかるべき対応だったのではないだろうか。
2022年09月27日各メディアの世論調査でも反対派が賛成派を上回るなど、批判の声が止まぬなか9月27日に開催された安倍晋三元首相(享年67)の国葬。立憲民主党の泉健太党首(48)や共産党の志位和夫委員長(68)も欠席するなど、野党も反発を強めている。しかし、国葬反対派の急先鋒の一人である、立憲民主党・辻元清美議員(62)に関する思わぬ発表があった。27日、立憲民主党は、辻元議員が2012年に統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連団体の勉強会に出席した上で、同行した秘書の分も含めて2人分の会費2000円を支払っていたことを発表したのだ。各メディアによると、同党の岡田克也幹事長(69)は会見で、「辻元氏からは数日前に報告を受けた。細かいことでも党所属の議員と何らかの接点があると判明した場合は、今後も随時発表していきたい」とコメントしたという。辻元議員も自身の公式HPでこのことについて報告した上で、同日11時過ぎにTwitterで《2012年、お世話になった高槻の郷土史家(故人)からお誘い頂き、秘書と勉強会に参加し会費2名分(2000円)を支払いました。当時認識していませんでしたが、今回の点検で領収書にWFWPの記載を確認し、世界平和女性連合ではと認識し党に報告しました》と報告した。9月9日にTwitterで、国葬の案内状と返信状の写真をアップし、欠席を表明。理由についてこう綴っていた。《内閣府設置法の「国の儀式」は今まで憲法7条による天皇の国事行為のみ。そこに安倍元総理の葬儀を加えるのか。人の「死」は平等です。コロナで亡くなりご葬儀もできない方もいる。また安倍元総理は統一教会と深い関係があったのでは?でも調査もせず全額国費「国葬儀」?》安倍元首相の銃撃事件以後、政治家と統一教会の深い繋がりが取り沙汰されている。なかでも最も多くの議員の関わりが報じられている自民党を立憲民主党は追及してきた。辻元議員も8月3日の臨時国会出席に際して、「きちんと膿を出し切ることを自民党が率先してやっていただいて、国民の前に明らかにすべき。旧統一教会的な団体の影響力はなかったのか、はっきりしてもらいたい」と厳しい姿勢を見せていた。そんななか、統一教会と過去の繋がりが明らかになり、「認識はなかった」とした辻元議員。統一教会との繋がりに際して、自民党を強く批判していた立場だけにネットからは批判の声が。《「知らなかったでは済まされない」がブーメランですわな》《自民の議員もそうだがそんな言い訳通用する訳ないやろ》《立憲民主党辻元清美議員が統一教会の関連団体の会合に出席。 会費も支払っていた。 これまでの自民党批判は何だったのか?》
2022年09月27日ニュージーランド在住の女性が、夫の死に関して民泊サービス大手Airbnbを訴える準備を始めているという。MEAWWなどが伝えている。サンドラ・バーミンガムさん(54)は2016年、クリスマス休暇を家族で過ごすためにマルタ共和国のゴゾ島を訪れ、Airbnb経由で借りた民家に宿泊していた。夫のポールさんはジャグジー風呂を楽しんだが、帰国した数日後にレジオネラ症で亡くなってしまった。死亡診断書には、ジャグジーの汚染水からレジオネラ菌に感染したことによるレジオネラ肺炎が死因だと書かれていたという。「ジャグジーはきちんとメンテナンスされておらず、私たちが到着するまで使われていなかったと思います」と主張するサンドラさんは、Airbnbに130万ドルの損害賠償を求め提訴するつもりだとMEAWWに語った。訴訟費用を賄うため、サンドラさんはGoFundMeにプロジェクトを立ち上げ、次のように窮状を訴えている。「私は何度もAirbnbに手紙を送りましたが、弁護士は『我々に責任はない』の一点張り。(中略)Airbnbはこの件を調査することもなく、私の家族に対しいかなる支援もしてくれませんでした。私たちには、2003年に生まれたケイト、2005年に生まれたダラグという2人の子どもがいます。ポールの死後、私は精神的苦痛から仕事ができなくなり、収入も貯金も全て失いました。その結果、子どもを連れてイギリスを離れ、故郷のニュージーランドに帰らざるを得ず、女性保護施設で生活することを余儀なくされています」
2022年09月27日9月27日、賛否が分かれるなか実施された安倍晋三元首相(享年67)の国葬。当日も各地で反対デモが発生するなか、ある抗議活動が波紋を呼んでいる。安倍元首相の国葬については、実施の根拠、国会を通さずに閣議決定のみで実施を決定したこと、直前になって公表された約16億6000万円の実施費用などが問題視されてきた。さらに、銃撃事件後、安倍元首相をはじめに、多くの自民党議員と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との関係性が明らかになったことも、国葬実施に対する批判の声を強める形に。国葬の実施直前には、大手新聞社やNHKなどの世論調査で軒並み国葬反対派が賛成派を上回った。国葬開催が迫るにあたり、抗議活動もますます活発に。9月19日には東京・代々木公園で約1万3000人(主催者発表)が集まる反対派の集会が開催され、国葬前日の26日には新宿駅前に800人が集結し国葬反対を訴えた。国葬当日も都内各所で国葬に反対するデモが実施されるなか、抗議活動に関する“ある呼びかけ”が物議をかもしている。問題となったのは、当日14時から開催された国会議事堂正門前での抗議活動。主催者の一人が参加に当たり、Twitter上で《音のなるものを持ってきてください!黙祷の時間に一斉に鳴らしましょう。》と呼びかけたのだ。東京スポーツによると、実際に武道館で黙祷が行われる時刻、国会正門前では武道館方面に向かい太鼓やタンバリンが鳴らされたという。抗議活動が行われた国会議事堂は武道館からは直線距離で約2キロ離れた場所にあり、式典自体の妨害になることは考えにくい。しかし、黙とうに合わせて音を鳴らす行為に対しSNS上では弔意の“妨害”だと非難の声が相次いでいる。《国葬に賛成でも反対でもどっちでもいいけど、黙祷の時間にみんなで音鳴らそう!っていう呼びかけはマジでどうなの……。亡くなった人を送り出す気持ちくらいは尊重してあげなよ。》《国葬反対の意見があるのはしょうがないし、強行に近い形で国葬行われたのも事実だけど、当日に音出して邪魔してやる!ってやるのは自分の関係者の葬儀に同じことされたら…ってならないもんかね…》《国葬に賛成してるわけじゃないけど、やりすぎなにが目的?》《国葬賛成派・反対派両者の気持ちは理解できるけど、音を鳴らして妨害しようと募る精神は理解できないな》《国葬に反対する事と、黙祷を邪魔する事は「別」だと思うけどな。音で邪魔をするとは、品性がなさ過ぎる。》
2022年09月27日9月27日、午後2時から執り行われた安倍晋三元首相(享年67)の国葬。国内から約3600人、海外からは約700人が参列した。会場の日本武道館近くの九段坂公園には、一般向けの献花台が2台設けられた。開始予定時刻は午前10時だったが、早朝から長い列ができるなどしたため9時30分ごろから開始された。FNNの報道によると、午後1時の時点で1万人以上が訪れたという。いっぽうで午後1時過ぎ、安倍元首相の遺骨を抱えた妻・昭恵さん(60)を乗せた1台のハイヤーが都内自宅を出発。海上自衛隊の儀仗隊に見送られ日本武道館へ向かう様子は、各報道番組でも中継で映し出された。「出発時の奏楽は遺族の意向で行われず、静かに見送られました。左後部座席に座っていた昭恵さんは、車のなかから儀仗隊や報道陣に向けて何度か会釈していました」(全国紙記者)昭恵さんが日本武道館に到着したのは午後1時50分すぎ。白いマスクと着物の喪服姿の昭恵さんは遺骨を抱え、葬儀委員長である岸田文雄首相(65)にあいさつ。そして、岸田首相に続いてゆっくりとした足取りで会場へ入っていった。「祭壇前まで進むと、昭恵さんは岸田首相に遺骨を手渡しました。安倍元首相の友人代表として菅義偉元首相(73)が弔辞を読み上げるなか、ハンカチで涙をぬぐう姿も。その後に行われた献花では、安倍元首相の遺影を見上げてから席へと戻っていきました。昭恵さんの心中を察するには余りありますが、喪主として気丈に振舞う姿は多くの人々に深い印象を与えたのではないでしょうか」(前出・全国紙記者)そんな昭恵さんの気丈な姿に、ネット上では心を打たれた人が続出している。《国葬に色々思うことはあるけども… この間まで元気にしてた愛する旦那の遺骨を手に持ち歩かないといけない昭恵さんの姿見ると辛すぎて涙が出る》《昭恵さんが泣いていてこっちももらい泣きしてしまう》《昭恵夫人…だいぶお痩せになったような心労はいかばかりかと胸が痛みます》《昭恵さんの献花。昭恵さんが安倍さんを見上げる姿に涙腺崩壊。 もう会えないんだもんね 顔見つめるよね。 胸が締め付けられる、、、》《昭恵さん…気丈だなぁ 涙出てくる 残念でしょうがない。ご冥福をお祈りいたします》
2022年09月27日9月27日、いよいよ迎えた安倍晋三元首相(享年67)の国葬。会場の日本武道館にほど近い九段坂公園では、一般向けの献花台が2台設けられた。各メディアによると献花は午前10時から予定されていたが、早朝から長蛇の列ができるなどしたため、予定よりも30分前倒しの午前9時半ごろから始まったという。今年7月8日、参院選の応援演説中に凶弾によって命を奪われた安倍元首相。岸田文雄首相(65)は同月14日に国葬の実施を表明し、22日には閣議決定された。しかし、法的根拠があいまいな上に国会審議を経なかったこともあり、国民の間では賛否が巻き起こる事態に。共同通信社が9月17、18日に実施した世論調査では、「反対」「どちらかといえば反対」が計60.8%。「賛成」「どちらかといえば賛成」の計38.5%を大きく上回った。いっぽうで、非業の死を遂げた安倍元首相を偲ぶ人は後を絶たないようだ。産経新聞は26日、ネット上で安倍元首相に弔意を表す「デジタル献花」への訪問者が、同日午後の時点で18万人を超えたと報じた。ところが国葬当日の27日13時現在、その数は25万人以上と大幅に増えているのだ。そんななか、安倍元首相が生前更新していた公式YouTubeチャンネル「あべ晋三チャンネル」に思いを寄せる人も。最後の投稿となったのは、安倍元首相が亡くなる2日前の7月6日に投稿された「福島県小野町でソウルフードいただきました」と題する動画。同町の名物である「アイスバーガー」をほお張った安倍元首相が、カメラに向かって「焼きたて美味しいですよ」と笑顔で語りかけている。わずか2分あまりの短い動画だが、現在の再生回数が671万回再生を超えているのだ(27日13時現在)。「安倍元首相のYouTubeチャンネルは、昨年10月に開設。当初、36万人ほどだった登録者数は銃撃事件後に増加し、現在は132万人を突破しています。なかでも最後の投稿となった動画は、安倍元首相が亡くなった直後に再生回数が300万回を超えました。わずか2カ月で再生回数が倍増するほど、生前の元気だった安倍元首相を見に訪れる人が後を絶たないのです」(ITジャーナリスト)最後の動画には5万7000件以上ものコメントが寄せられており、国葬当日も安倍元首相を偲ぶメッセージが寄せられている。《安倍さん今日国葬ですよ。今まで本当にありがとうございました》《会場へは行けませんがデジタル献花をしました。日本のためにありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします》《今日は国葬ですね。大好きな安倍さん、色々と日本国民のためにご尽力いただき、誠にありがとうございました。まだ貴方を失った悲しみや悔しさはおさまりませんが、今日は静かな気持ちで追悼したいと思います》
2022年09月27日「私どもが、悠仁さまが神宮にいらっしゃると伺ったのは、9月半ばごろでした。最初は “間違い”ではないかとも思ったのですが……」そう語るのは、伊勢神宮の関係者。秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが10月1日に三重県の伊勢神宮を参拝されることが9月下旬に明らかになった。皇室担当記者はこう語る。「悠仁さまは現在、筑波大学附属高等学校の1年生。学校の休みに合わせて三重県を訪問される予定です。伊勢神宮の外宮・内宮を参拝され、神宮美術館で開催中の特別展『生きる正倉院-伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの-』を鑑賞されるそうです。悠仁さまが神宮に参拝されれば、’13年に式年遷宮の準備状況をご一家で視察されたとき以来。三重県ご訪問は9年ぶりになります」皇室と伊勢神宮の関係は非常に深い。皇室の祖先は天照大神とされており、伊勢神宮はその天照大神をまつっているからだ。そのため即位、結婚、進学などの際、天照大神に天皇や皇族が「奉告」するのが慣例になっている。前出の伊勢神宮関係者が、悠仁さまの三重県ご訪問に驚いたのには理由がある。「ご結婚やご進学以外にも、ご成年を迎えた皇族が神宮を参拝されるのは、皇室の大事なならわしなのです。秋篠宮家の長女・眞子さんは20歳の誕生日の約1カ月後、次女・佳子さまは約2カ月後に神宮にいらしています。私どもや多くの伊勢市民は、昨年12月に成年皇族になられた愛子さまのご来訪を心待ちにしているのです。しかしコロナ禍のため、愛子さまは、学習院大学へのご通学もずっと控えられています。それは天皇皇后両陛下への感染を防ぐためと伺っておりましたので、両陛下が地方ご公務を再開される10月以降が、伊勢ご来訪のめどになるのではないかと考えていました。そのため悠仁さまのお成りについて伺った際に、『愛子さまの間違いではないのですか?』と、驚く関係者も多かったのです」波紋が広がったのは、伊勢神宮関係者たちの間ばかりではなかった。■同日には天皇皇后両陛下が地方ご訪問を再開宮内庁関係者はこう明かす。「眞子さんと佳子さまが20歳の誕生日からほとんど期間を空けずに伊勢を訪問されていることからもわかるように、秋篠宮ご夫妻は“神宮へのご奉告”の重要性を強く認識されています。また愛子さまがコロナ禍のためにずっと外出を控えていらしたことも当然ご存じでしょう。それにもかかわらず、悠仁さまの伊勢ご訪問を決断されたことに驚きましたし、それは愛子さまも同じように感じられているのではないでしょうか」天皇家の長女・愛子さまの「成年ご奉告」と皇位継承順位2位の悠仁さまの「高校進学ご奉告」、どちらが優先されるべきかという問題でもあるが、この宮内庁関係者は次のように断言する。「宮中ではご身位(しんい。皇族の身分や地位)がもっとも重要ですので、愛子さまのご奉告のほうが優先順位は高いはずです。また、時期も愛子さまのご成人のほうが、悠仁さまのご入学よりも早かったわけですからね。皇嗣職は、神宮美術館での特別展ご鑑賞がおもな目的で、その機会に、伊勢神宮もご参拝すると説明しているのです。しかし『特別展鑑賞は口実にすぎないのではないか』と見る向きもありますし、悠仁さまが“身位を無視して割り込んだ”という印象はぬぐい切れません。さらに言えば、10月1日には天皇皇后両陛下が『とちぎ国体』の開会式に出席されます。3年ぶりの地方ご訪問ですので、宮内庁内でも『なぜ同じ日に参拝することになってしまったのか』という疑問の声が上がっています」伊勢神宮ご参拝にまつわるこの異例の事態からは、秋篠宮ご夫妻のご焦燥が感じられると語るのは、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんだ。「将来の悠仁さまのご即位は、現在の皇室典範が維持されることが前提となっています。しかし眞子さんの結婚、悠仁さまの高校ご進学の経緯についての説明が十分でなかったこともあり、いまだに秋篠宮家への風当たりは強く、いっぽうで『愛子さまを将来の天皇に』という国民の声があるのも事実です。悠仁さまの皇位継承に若干なりとも不安を感じていらっしゃるからでしょうか。秋篠宮ご夫妻は、悠仁さまの“皇位継承者としての存在感”を高めたいあまり、広い視野を失ってしまわれているように思います。あたかも天皇家のご活動に張り合っているような印象を世間に与えることは、悠仁さまや秋篠宮家の将来にとっても好ましくないでしょう」天皇皇后両陛下の栃木県ご訪問、悠仁さまの三重県ご訪問のほかにも、10月から皇族方のお出ましは増えていくという。いまはご通学を自粛されている愛子さまにも“実りの秋”が早く訪れることを祈るばかりだ。
2022年09月27日NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、ヒロイン・比嘉暢子を熱演中の黒島結菜(25)。今週でいよいよ最終回を迎えるが、ヒロインへの強い風当たりが収まる気配はないようだ。「21日の放送回では、比嘉家の三女・歌子(上白石萌歌)に砂川智(前田公輝)がプロポーズしようとしました。しかし、突然現れた暢子が妨げてしまったのです。Twitterでは《鈍感すぎる》《空気読んで!》と批判が噴出しました。とはいえ、比較的好感度の高い歌子にフォーカスした週だったこともあり、19日の放送回では視聴率17.6%と最高記録を更新。ですが、暢子の登場によって、水を差される形となりました」と語るのは、テレビ誌ライター。「最終週の直前でも暢子が苦労して開いた東京の沖縄料理店を手放し、故郷に帰るまでの過程は驚くほどあっけなく描かれていました。通常の朝ドラの場合は、結婚や出産を経てヒロインの人間的な成長が描かれるものですが、今作では“KY暢子”は最後まで変わりませんでした」『ちむどん』放送終了後も暢子の“悪影響”が黒島に及んでしまうと嘆くのは、テレビ局関係者だ。「朝ドラヒロインのギャラが、放送中から“ご祝儀相場”になるのは業界の慣例です。CM出演料なら通常は数百万円~1千万円以上と、大幅に上がります。『あまちゃん』で大ブレークしたのんさんは、約300万円程度だったCMギャラが2千万円まで上がりました。ただ、黒島さんの場合、もともと知名度が高いこともあり、CMギャラは1千万円前後と比較的高額。そこへ“KY暢子”のイメージが邪魔をして、オファーが予想より増えない誤算が生じているのです。ギャラも微増程度にとどまっているという異例の事態なのです」“暢子の呪い”ともいえる想定外のギャラ低迷――。同志社女子大学メディア創造学科の影山貴彦教授はこう語る。「再三再四申し上げているとおり、黒島さんに非はありません。元々きちんと演技のできる人なのに、あんな“単細胞キャラ”にしてしまってはいけませんね(苦笑)。制作陣には、しっかりと『ちむどんどん反省会』を行ってほしいと、朝ドラ愛を込めて申し上げたいところです。“終わりよければ全てよし”ではないのです」そんな黒島はいま、10月21日から始まる新ドラマ『クロサギ』(TBS系)の撮影に奮闘中だ。本誌は今月下旬、都内で撮影に臨む黒島をキャッチ。シーンの合間には、主演の平野紫耀(25)と楽しげに会話する場面もあった。「朝ドラ出演後、すぐに次回作があることは不幸中の幸いです。『クロサギ』でもヒロイン役を務めるので、暢子のイメージを払拭できれば出演料も確実に上がることでしょう」(広告代理店関係者)黒島が早く“KY暢子”から脱却できることを願うばかりだ。
2022年09月27日高齢者や医療従事者などを対象に4回目接種が始まった新型コロナウイルスのワクチン接種。しかし、その安全性への信頼を根本から覆す事件が。9月12日、東京都北区にある「王子北口内科クリニック」の院長・船木威徳容疑者(51)が“偽装接種”によって逮捕されたのだ。「船木容疑者は、昨年12月に札幌市の母子3人に実際は接種していないのに虚偽のワクチン接種記録を作成、および札幌市から接種委託料をだまし取った公電磁的記録不正作出・同供用と詐欺の疑いがあり、容疑を認めているそうです。船木容疑者と母親はもともと知り合いで、ともに新型コロナワクチンの効果に懐疑的ないわゆる“反ワクチン”派だったといいます」(医療ジャーナリスト)実は本誌は、昨年11月から王子北口内科クリニックの関係者からの内部告発をもとに水面下で本件の取材を進めていた。今回の逮捕は氷山の一角にすぎなかったーー。同クリニックでは昨年7月以降、計約230人にワクチンを接種した記録があると報じられているが、内部告発者はその裏側を明かす。「昨年の夏ごろから、千葉、大阪、広島など全国からワクチンを接種しに来る人が急増。家族の分の接種券を持ってくる人もいました。船木容疑者のいる診察室に行き、1回目と2回目の接種証明シールを受け取って帰っていたそうです」全国の“顧客”にニセの接種証明書を作成していた疑いがある船木容疑者だが、さらに驚愕の“余罪”があるという。「昨年、秋ごろに北区で訪問医療を行うある医師が、王子北口内科クリニックでワクチンを接種した多くの患者から『打ったけど熱などの副反応が全く出ない。本当にワクチンを打たれているのか?』と質問を受け、クリニックのスタッフにそのことを報告したのです。スタッフが船木容疑者に確認すると、『そりゃそうだ、中身は生理食塩水だからな』と返答したといいます。そして金庫から、本物のワクチンが入った瓶を取り出して『この中身、捨てなきゃな……面倒くさい』と悪びれる様子もなく話していたそうです」(前出・内部告発者)なんと船木容疑者は「カラ打ち」していた疑惑があるというのだ。そこで、本誌は王子北口内科クリニックで実際にワクチンを接種した6人に話を聞いた。40代女性のAさんはワクチン接種時に感じた違和感をこう振り返る。■「打ったことにしてあげることもできる」「通常、接種後は経過観察のため15分ほど待機時間が設けられるはずですが、接種が終わると、船木容疑者からすぐに『もう帰っていいよ』と言われました」70代女性のBさんは、接種時に船木容疑者から受けた“ありえない提案”についてこう明かす。「ワクチンを打ちにクリニックに行くと、診察室で船木容疑者から、『打ったことにしてあげることもできるんだよ』と提案をされたんです。生理食塩水を打たれていたなんて怖くてたまりません」残る4人も、接種後の待機時間を設けられなかったと、口をそろえて証言した。そして、“偽装接種”の疑惑を知った6人は、接種後に体内で生成される中和抗体(IgG抗体)の値を検査することに。すると、ここでも衝撃の結果がーー。差異を避けるため、6人ともに同じ検査会社で検査を行った。検査結果は数値で表され、IgG抗体価が30以下であれば、ワクチン接種(2回接種後)による中和抗体が生じていないことを示すとされている。昨年8月上旬に2回目接種を完了した本誌記者が昨年12月末に抗体検査を受けたところ、172.33という結果だった。しかし、王子北口内科クリニックで昨年8月に2回目のワクチン接種をした6人が今年1月に検査をした結果は……。■6人全員“ほぼゼロ”抗体検査の驚愕結果なんと6人全員0.01という数値が出たのだ。なお、6人の年齢構成は40代女性が2人、50代男性が2人、60代と70代の女性がそれぞれ1人ずつ。この数値について、アメリカの研究者で中和抗体検査を開発、販売をしているQMD合同会社代表、若林良之氏はこう指摘する。「同じ医院にて接種を受けたさまざまな年代の6人全員に中和抗体がほぼ産生されないということは、これまでの多くの医療機関からの報告から統計上ほぼありえないです。抗体価はワクチン2回接種後、時間とともに下がりますが、接種後8カ月でも抗体価がゼロとなる人は後期高齢者を除いて非常にまれであり、未接種であったと考えることが妥当な抗体価です」ワクチン接種を行っている渋谷ウエルネストクリニック薬師寺忠幸院長も言う。「このような検査結果が複数出たということは有効なワクチン接種が行われたとは考えにくく、当院でも今後、再接種後の数値を継続して確認するお手伝いができればと考えております」反ワクチン派へのサポートに加えて、ワクチン接種を希望する人に生理食塩水を注射する“カラ打ち”を行っていた疑いがある船木容疑者。本誌は抗体検査の結果といった“証拠”をもとに今年1月に船木容疑者宛に「証明書偽装」と「カラ打ち」について質問状を送付。すると、驚くべき回答が。「記載された内容は、一切事実ではないことを申し上げます。前提として、国からもご指導をいただいているように、ワクチンは希望者が接種を受けるべきものであり、実際の接種にあたる医師がそれを止める理由はまったくありません。実際には接種をおこなっていなかったと主張する人の抗体値に関しても測定時期などが不明確であり、その抗体検査を行なった人が当院での接種を受けたかどうかも確認できないことから、コメントいたしかねます」4月には役所も調査に乗り出していた。「接種後も抗体が得られないという複数の訴えをもとに、北区のワクチン接種担当課は4月下旬に区長名で、王子北口内科クリニックのワクチン接種者に抗体検査の受検を案内する書面を送付しています。船木容疑者にも事実を確認したそうですが、『正しく接種している』と返答があったといいます」(前出・医療ジャーナリスト)これを受け、本誌は5月にもう一度追及するも、前回同様に全否定するのみだった。本誌の直撃には、シラを切り続けた船木容疑者だったが、逮捕後、警察の取り調べに対して「接種希望者に生理食塩水を打った」と供述しているという。北区のワクチン接種担当課に今回の逮捕について聞くと、担当者は「事実であれば、医者の立場を利用した許せない行為。区内の医療機関でこうしたことがあったのは大変遺憾に思う」とコメント。現在、「カラ打ち」の被害者の会が設立され、今後、刑事事件として王子北口内科クリニックを告訴する方針だという。被害者の会の一人は「このまま泣き寝入りをする気はありません」と憤りを隠さない。今回の逮捕を受け、クリニックへ「カラ打ち」について改めて問い合わせたが、期日までに返答はなかった。ニセ証明書発行だけでなく、“ワクチンでコロナを防ぎたい”という切なる願いをも裏切った船木容疑者。その罪はあまりにも重い。「北区王子ワクチン被害者の会」の問い合わせ先:info.oji.covid19@gmail.com
2022年09月27日「バトルでも笑いのバトル平和です」ボケ担当の外国人女性が、意外にも達者な日本語で川柳を詠む。それを受けて、ツッコミ担当の日本人男性が、彼女の日本語理解度の高さに、大袈裟に驚いてみせる。「むっちゃ、すごいな!」すると、外国人女性、相方を指さし、客席に向かって真顔でひと言。「こいつよりは、すごいです」毒気たっぷりのボケに、客席からは笑いが巻き起こってーー。2人は結成間もない漫才コンビ。その名も「ウクライーニヤン」。コンビ名が示すとおり、ボケ担当の女性はウクライナ出身のユリヤ・ボンダレンコさん(30)。ユリヤさんは今年3月、戦禍に見舞われた祖国を脱出。ドイツを経由し6月中旬、日本に。それからわずか数日後には、ウクライナからの避難者の支援活動に携わる吉村大作さん(42)と漫才コンビを結成。今月26日には、あの『M-1グランプリ』挑戦も果たした。なぜ漫才なのか、どうしてM-1に挑もうと思ったのか。ウクライーニヤンの2人に話を聞いた。「私のふるさと、チェルニヒウはウクライナのいちばん北の町。ロシアやベラルーシとの国境に近いので、両方向から空爆を受けました」(ユリヤさん)2月にロシア軍の侵攻が始まって以降、サイレンの鳴り響かない日はなかったと振り返るユリヤさん。湿度の高い地下室に身を潜めながら、時折、表に出てみると、道路には焼け焦げた戦車が横たわり、爆撃の火炎で、夜空はまるで昼間のように明るかった。死の恐怖を感じ、国外脱出を決意。しかし、彼女の両親は国に残ることを決めた。別れの日は胸が張り裂ける思いだったという。妹が暮らすドイツに向かう途中、4カ月前に結婚したばかりの夫(46)は、軍に召集されてしまった。■戦火を逃れ避難したのは憧れの国・日本「この先、どうしたらいいのか」途方に暮れたユリヤさんの心に浮かんだ行き先が、日本だった。「’15年にラジオで、東日本大震災で被災した人たちのことを知りました。家や愛する人を失っても、ゼロから人生を立て直した人たちがいたことに感銘を受けました」(ユリヤさん)いつか行ってみたい、暮らしてみたい……、はるか遠い日本に思いを馳せながら、独学で日本語を学び、俳句を勉強してきた。そして、今年6月。思いがけない形で、夢だった日本にたどり着いた。いっぽう、大阪でコンサルタント業を営む吉村さんは、ウクライナの人たちの支援活動に関わっていた。日本で仕事を探すユリヤさんとSNSで知り合うと、画家が本業の彼女にデザイン会社を引き合わせた。吉村さんは彼女のことを「平和の使者、戦争の語り部」と捉えていた。「でも、ただ悲しみを伝えるだけでは、関心が薄れてしまう危機感がありました。現に仕事探しを手伝っていても、手を挙げてくれる企業は戦争の長期化に伴って減少傾向でした。かわいそうという目線だけでは、ニュースの向こう側に、生身の人間がいることが伝わらない気がしていました」(吉村さん)そこで、吉村さんは笑いの要素を取り入れようと考えた。「悲しみ以外の感情を共有できれば、もっとウクライナの人を身近に感じてもらえるんじゃないかと思ったんです。それでユリヤに『ウクライナのことを伝える講演をしよう、そのなかに笑いを、漫才を取り入れよう』と提案しました」(吉村さん)とっぴとも思える提案を、ユリヤさんは快諾した。「最初は、私が日本語で、日本の人を笑わせることができるのか、わかりませんでした。でも、浅草で本物の漫才を見て、すごく面白かった。私もやってみようと思いました。もっと日本の人と仲よくなれる気がしました」(ユリヤさん)相談を重ねるなかで、吉村さんは、M-1挑戦を思い立つ。「1人でも多くの人に、ウクライナへの関心を持ってもらいたいからです。そのためにも、M-1の1回戦はなんとか突破したい」(吉村さん)■M-1を通して伝えたい「悪を許さないで」ユリヤさんには、漫才を、M-1挑戦を通じて、日本の私たちに伝えたいことがあるという。「ニュースのなかでは、たとえば『1000人、犠牲になりました』と数字が強調されますが、それぞれの人については報じられないし、皆さんも考えない。でも、皆さんと同じように夢を持って生きていた人、一人ひとりが生を失い死んだことを忘れないでください。ウクライナの戦争はウクライナだけの問題ではありません、世界の問題。悪を許さないでください。そして慣れないでください」(ユリヤさん)幸いにも、ユリヤさんの両親、それに夫は、いまも無事が確認されている。「戦争が怖くて泣いてばかりの私のことを母はとても心配していた。だから、両親や夫には、こうして私の笑顔を見せてあげることが、いちばん大切だと思っています」(ユリヤさん)これまで、ウクライーニヤンは何度か稽古を重ね、人前で漫才も披露してきた。その手応えを尋ねると、吉村さんは頭をかいた。「ぶっちゃけ、1回戦を突破できるか否か、瀬戸際だと思います。正直、僕次第です。僕のほうが度胸が足りなくて、セリフが飛んでしまうこともあって(苦笑)」(吉村さん)相方の言葉を聞いていたユリヤさんは、笑って言葉を継いだ。「吉村さん、いっつもすごく緊張しています。私、こう言いました。『吉村さん、ここはあなたの国・日本です。セリフはあなたの母語・日本語です。どうしてそんなに緊張していますか?』って(笑)」(ユリヤさん)舞台裏ではユリヤさん、ボケではなく、ツッコミ役のようだ。「そうなんですよ。口にこそ出しませんが、きっと心の中では僕に『こいつ、言い出しっぺやのに、なんでできないねん!』って、きつーいツッコミ、入れてると思いますよ(笑)」(吉村さん)さて、残念なことに結果ウクライーニヤン、一回戦突破はならなかった。ただし、100組近くのアマチュアの中ではベストという、「ナイス、アマチュア賞」を受賞した。「一応、爪痕は残せたと思います」と吉村さん。これからのウクライーニヤンに期待しよう!
2022年09月27日先日発生した台風15号によって大きな被害を受けた静岡県。そのことを受けて9月26日、川勝平太知事(74)が自衛隊に派遣を要請したものの「遅すぎる」と非難されている。23日から24日にかけて、台風15号の影響で記録的な豪雨被害に見舞われた静岡県。住宅が土砂崩れで全壊するなどして、県内では2人が死亡。そして、1人が行方不明になっている。また静岡県は水源である川の取水口に大量のがれきなどが詰まってしまい、深刻な断水も続いている。「静岡朝日テレビ」によると、静岡市清水区では断水の範囲が6万軒以上。早ければ30日ごろの復旧を目指しているものの、いまだ水が引いていないため、いつ作業に取り掛かれるか不透明だという。被害の大きさから24日、静岡県出身の俳優・広瀬すず(24)はInstagramのストーリーズで《地元、、大丈夫か、、大変な事になってしまったけど、、怖かったね、、》と投稿。彼女の姉・広瀬アリス(27)も25日、Twitterで《何か困ってること、必要なものがあればコメントください。出来る限りのことはしたいと思っています。乗り越えましょう》と呼びかけていた。そんななか川勝知事は26日に会見を開き、「午前10時25分、自衛隊に災害派遣要請をした」と明かした。ところがーー。「24日の未明から『静岡県は台風によって甚大な被害を受けている』とニュースやSNS上で叫ばれていました。そんな状況だったことから、土日の2連休が明けた26日になって自衛隊に協力を求めた川勝知事の要請に“遅いのでは”と波紋が広がっています。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(48)も26日午前にTwitterで、《台風15号で水害を受けた静岡市に自衛隊派遣要請できないのかな?》《なぜ知事はしないのか?できないのか?という意味》ですと疑問を呈していました。さらにTwitterでは『#川勝知事のリコールを求めます』というハッシュタグも起こっており、そこには《有事の際に的確な判断と行動ができない人がリーダーで大丈夫なのか?》といった声が綴られています」(全国紙記者)■静岡市長「週明け、連休明けたら県に要請しようと」要請が“遅い”と批判を浴びる川勝知事だが、陸上自衛隊の公式HP上にある「災害派遣の仕組み」という箇所では、災害が発生すると市区町村長が「災害派遣要請の要求」を都道府県知事などに行い、要求を受けた都道府県知事らが災害派遣要請を防衛大臣または大臣の指名する者に対して行い、自衛隊が派遣されると説明されている。そして26日午前11時に開いた会見で、静岡市の田辺信宏市長(61)は自衛隊の派遣要請について「一昨日の災害対策本部の時からその話はあったんですけれども、昨日、私も現場を視察しましてこれはもう、週明け、連休明けたら県に要請しようと本部会議での決定となりました」とコメント。そして、記者から「もう少し早く出す判断はなかったのか」と問われると「まず何を支援要請をするのか、具体的な中身を固めなければいけない。総合的に協議をし、ふたつの柱、一つは取水口の復旧支援、もう一つは孤立集落の解消を県に対して要請することになったということです」と述べた。しかし、ネットの声は納得がいかない様子だ。Twitterでは、田辺市長に対して厳しい声がこう上がっている。《静岡市長の台風被害への対応遅すぎなのでは…24日未明に発生して丸々2日以上経過してから自衛隊派遣要請って…》《つまり、田辺静岡市長が川勝県知事に要請していなかったってことですな。市長の判断が遅すぎ》《やっと自衛隊の派遣要請を県にお願いしたって、静岡市長の田辺はいつもやること遅すぎ》《ようやく静岡市長が知事に自衛隊派遣要請ですか。遅すぎません?》
2022年09月26日9月27日に日本武道館で執り行われる安倍晋三元首相(享年67)の国葬。全額国費が投じられる国葬は総額16億6000万円の支出が見込まれ、警察庁は最大約2万人の警察官を動員するなど厳戒態勢となる。いっぽう国葬を目前に控えても、国民から反対の声は根強い。共同通信社が9月17、18日に実施した世論調査では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が計38.5%に対して、「反対」「どちらかといえば反対」が計60.8%と上回った。波紋を呼ぶ国葬をめぐっては、連日ワイドショーでも取り上げられており“ご意見番”たちの主張も様々だ。国葬直前の日曜日である25日、『アッコにおまかせ!』(TBS系)でMCの和田アキ子(72)は反対派が増えていることに触れ、「お亡くなりになった方の葬儀をどうのこうの言うっていう、それはなんかちょっとね、お亡くなりになった方とかご家族に対して失礼だと思うんですけど」とコメント。いっぽうで国葬費用については「お金の問題じゃないって言いながら、税金っていうところにやっぱり引っかかる」と指摘した上で、「反対の意見が出るのは仕方ないこと」「それでも、やっぱりちゃんと送り出してあげるのが人としての思いやりかなっていうのもありますね」と私見を語った。国葬の問題点を挙げながらも理解を示した和田。しかし、“賛成”ともとれる意見にネット上では厳しい声が。《ちゃんと見送りたい気持ちがあるのと、そのお葬式に多大なる税金が充てられるのとは話が違う。反対多数の要因は後者の方にあるのだと思います》《全額税金を投じての国葬となれば、当然、野党交えて話をした上で法的根拠が完全でなければならない。国民が問題視しているのは、そこであり、国葬に値する対象なのかどうかに疑問符があるからだ》また、安倍元首相の葬儀は亡くなった直後の7月12日に営まれ、岸田文雄首相(65)をはじめとする政界関係者が参列した。そのため、《和田さんは勘違いをしています。葬儀は既に行われたのですよ》《葬儀は終わっているし、国葬は別モノ》といった声も上がった。いっぽう、同日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演した、小倉智昭アナウンサー(75)の持論も波紋を呼んだ。番組では出演者に、「案内状が来ていたら安倍元総理の『国葬』に参列する/欠席する」と二択の質問が出された。「欠席する」と回答した小倉アナは、「あのね、国民のためになにかをやってくれたんだろうかってのは、僕はずっと思っていて」と切り出した。続けて、生前の安倍元首相の実績についてこう批判した。「外交で実績を残したじゃないですか、っておっしゃる方もいるけど。じゃあ、トランプさんに何かやってもらいました?プーチンさん何かやりました?まだ何も結果が出てないような感じがするのね。で、3本の矢(アベノミクスの政策)は折れるしさ。悪いことが多いよね。そういうことを考えると、国会で審議するとかっていう前に、『国葬』はおかしいなって思ってる人」多数派である「反対」を掲げた小倉アナ。しかし、決めつけるような物言いはさほど共感を得られなかったようだ。《国の為、国民の為に何もしなかった。と決めつけた言い方をするのは、ちょっと度が過ぎているのではないかな》《個人がどう思っても勝手だが、いくら少し時間が経ったからと言って、小倉さんさ、本人の意思と関係なく殺害された元首相にその物言いはないわ》《まず国葬を決めたのは安倍じゃなく岸田。亡くなった人を政治利用して、支持率アップを考えたのかも知れないが、国民からも支持されず、海外からも微妙な反応。批判するのなら亡くなった人よりも、今の総理を批判するべき》多くの国民が注視する国葬。“ご意見番”の持論も慎重さが必要なようだ。
2022年09月26日9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「超RIZIN」での“花束投げ捨て”が大きな批判を浴びている「ごぼうの党」代表・奥野卓志氏(48)。自身の行動を釈明したものの、再び物議を醸している。もともとは会社経営者である奥野氏。今年7月の参院選を機に結成された「ごぼうの党」の代表でもあり、選挙時には天狗のお面をつけて演説する姿が話題となった。そんな奥野氏は25日の「超RIZIN」での、フロイド・メイウェザー選手(45)と朝倉未来選手(30)のエキシビションマッチの際、オークション方式で落札したプレミアムNFTデジタルチケットの最高額落札者への副賞として花束を贈呈することに。そして袴姿でリングに上がり、メイウェザー選手に近寄り、目の前で花束をリングに投げ捨てたのだ。その行動に、場内は騒然。メイウェザー選手は何事もないかのように、セコンドに花束を手渡したものの、SNSでは奥野氏に対する批判が相次いだ。「奥野氏に対して、きゃりーぱみゅぱみゅさん(29)は《胸糞悪かったですね》とツイート。格闘家の瓜田純士選手(42)も自身のYouTubeチャンネルで『朝倉、メイウェザー、国民に謝れ』と訴えました。また、RIZINの榊原信行CEO(56)は奥野氏の行動についてリング上で謝罪。メイウェザー陣営に謝ったと明かした上で、『奥野氏は表に出てきて謝るべき』と怒りを込めて呼びかけていました」(スポーツ紙記者)しかし、当の奥野氏といえば、批判をあまりに意に介していないようだ。『東スポweb』が“花束投げ捨て”について直撃したところ、奥野氏はこう語ったという。「話は2018年の大みそかにあった那須川天心とメイウェザーの試合にさかのぼる。メイウェザーは試合1時間前にバンテージを巻き直せとか銀座で買い物したり、体重計に乗らなかったり、すごいなめたことした」そして「ルールは譲歩してはいけないのに、主催者は『メイウェザー様、様』で何も言えない」と持論を展開。また花束贈呈を奥野氏が行うと知ったメイウェザー選手が「記者会見を開いて、ごぼうの党の宣伝をしてやるから1000万円払え」と言ったと明かし、「対戦相手へのリスペクトがない」「メイウェザーに対し、誰も文句を言えない以上、やり返すじゃないが、非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」とその意図を説明したという。また記事によると、奥野氏は「炎上するなというのは、やる前から分かっていた」と話しつつ、「それでもごぼうの党を知ってくれたらいいなという気持ちでやっている。僕はこの国をなんとか守りたい気持ちでやっているだけ」とも語ったという。奥野氏が語った背景を受けて、ネットでは《ホントのことかは分からんけど、知っては置くべきかな》《ごぼうの党、奥野卓志氏。見直しました》と考えを見直す声も。そのいっぽう、無反省な姿に批判の声は依然根強く、批判の声がこう上がっている。《理由があるのは分かりましたがどんな理由があろうとあの場でやるべきではないしそのやり方も大人としてどうなのか》《そんな過去を引きずってるなら、今回の花束贈呈は断れよ!迎える気がないなら他の人にやってもらえばよかったのに。個人的な感情を公的な場でやっても誰も理解できない。公私混同はよくない。ただの言い訳にしか聞こえない》《今回記事になったことが理由なら、勝手に個人でメイウェザーに非礼を働けばよいのでは?RIZIN側はいいなりっていうけど、そんな状況でもこの試合を実現させたかったからやってるのでは?》《彼のくだらない売名と引き換えに、日本人の品位を著しく損なった責任をとって欲しい》
2022年09月26日9月25日に行われた格闘技イベント「超RIZIN」。プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45)が朝倉未来(30)に勝利し、圧倒的強さを見せつけた。しかし、メインイベント直前の花束贈呈式で物議を醸す出来事が。羽織はかま姿で花束を抱え、リング上に登場したのは政治団体「ごぼうの党」の奥野卓志代表(48)。メイウェザーに花束を手渡すものと思いきや、メイウェザーの真正面でバサッと花束を投げ捨てたのだ。だが、メイウェザーは動じることなく、グローブをはめた両手で花束を拾い上げセコンドに渡した。しかし、奥野氏の“暴挙”とも言える行為に批判が殺到。総合格闘家で朝倉未来の実弟でもある朝倉海(28)はTwitterで《花束捨てたのはやめてほしかった、、》と呟き、プロボクサーの井上尚弥(29)も《エキシどうこうではなく 捨てられた花束を拾ったメイウェザーがカッコよ過ぎた…。俺なら確実に拾わん。。メイウェザーに謝罪したい気持ちになったのは俺だけじゃないはず、、》とツイートするなど“総スカン”状態に。試合終了後、RIZINの榊原信行CEO(58)はリング上で「冒頭に本当に情けない恥ずかしい行為を働いた人間がいます。我々もあの、リングの中は本当に神聖な場所だし、命をかけて戦う選手たちにどちらを応援する、どちらのファンだとか関係なく、礼節をもって対応するべきだとそう思っています」と怒りを滲ませた。続けて、「本当に品性下劣な男をリングにあげたことを、この場を借りてお詫びしたいと思います。すみませんでした」と謝罪し、「本当に悔しいです。(中略)残念なことに世界中で流れてるんで、日本人の恥をさらすことになったことを、本当に悔しいし、今後こういうことが起きないように全力でやります。許してください。すいません!」と深々と頭を下げた。「この花束贈呈は、オークション方式で販売された4枚限定のプレミアムNFTデジタルチケットの最高額落札者への副賞で、最高額の420万円で落札したのが奥野氏だったのです。チケットの販売会社は、花束贈呈において事前に『細かいレギュレーションの取り決めを充分に行わなかった』と謝罪文を発表しています。とはいえ、プレミアムチケットの購入者があのような非礼な行動に出るとは、誰しも想像できなかったでしょう」(イベント関係者)26日に公開された「東スポWEB」の記事で、奥野氏はメイウェザーに花束を投げ捨てた理由を告白。18年の大みそかに行われた那須川天心(24)との対戦前に体重計に乗らなかったなど、メイウェザーに対する不満を挙げて「非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」などと語っている。■選挙特番に生出演もトークやめずアナウンサーが激怒しかし、このような奥野氏の“悪目立ち”は今回だけのことではない。それは、今夏に行われた参院選の投開票日だった7月10日。奥野氏は『アベプラ 選挙特番』(ABEMA)に参政党の神谷宗幣氏(44)とゲスト出演したが、トークを切り上げないといった言動が物議を醸した。コーナー冒頭、「今回の目的みたいなこと、ちょっとまじめに話してもいいですか?」と切り出した奥野氏。日本の政治を考える上で“大事なことは2つだけ”とし、「日米経済調和対話」と「日米合同委員会」を持ち出して熱弁。だが3分経過しても奥野氏は主張をやめず、テレビ朝日の平石直之アナウンサー(48)が「いったん、そこまでの主張はわかりましたので」「内容そのものについては、私は何も申し上げませんけども…」「あの、神谷さんもいらしているので」と再三にわたって制止。奥野氏は「わかってる」と返答するのみで、「要は(日本は)アメリカのいいなりなのよ」と話を続けたのだった。すると平石アナは少し声を大きくし、「ごめんなさい。強引に止めたくないんで、そろそろ本当に止めていただけますか?これ以上、私もあんまり言いたくないんで。やっぱりご紹介した通りお二方を招いて…半分以上かなり使っています。こちらの都合ではあるんですけども、仰っている時間はけっこう取ったつもりではありますので」と言葉を選んで注意。それでも奥野氏は、「あのね、これ私ね、今回出させていただいたのは、私ね、自分の命をかけてこのイスに今座っているんだけど…」と再び話し始める始末だった。「奥野氏は、神谷氏のトークに移っても途中でカットインするなど持論を展開し、番組の進行を乱していました。出演者からも『長いよ』などと苦言が呈され、最終的に平石アナが『マナーの問題としてダメ。聞いていることに答えてくれないんだもん』と怒りをぶつけるほど。このときも視聴者から、『自己中心的』『態度悪い』といった批判が上がっていました」(テレビ局関係者)たとえ自己主張するにしても、周囲に迷惑が及ぶようなやり方は許されないはずだ。
2022年09月26日「個人金融資産やGPIFなどの長期運用資金がベンチャーキャピタルやスタートアップに循環する流れを作っていきます」7月15日に開催された日本ベンチャーキャピタル協会の総会で、岸田首相はこう語った。日本の年金の積立金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、ベンチャー企業への投資を開始する。まずは、ベンチャーキャピタル(ベンチャー企業を専門に投資をしている会社)を通じて、数十億円の規模になるという。GPIFは、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行う独立行政法人で、年金基金のなかでは世界最大の資産を持つ。現在、公的年金は現役世代の払う保険料を、高齢者に分配する“賦課方式”を取っているが、少子高齢化がより進むと、現役世代の負担が大きくなりすぎてしまう。そこで、将来的には積立金を少しずつ取り崩して制度を維持する予定になっている。GPIFはそのための積立金を運用し、少しでも増やすという役割がある。そんなGPIFの“新たな冒険”。年金博士こと社会保険労務士の北村庄吾さんは懐疑的だ。「“日本で起業家を育てたい”という政策は理解できますが、GPIFの運用資産は大事な年金資金です。時の政権に合わせて自由な使い道をできる性質のものではないと思います。国民の理解を得られるのでしょうか」『202X 金融資産消滅』の著書もある、野村投信(現野村アセットマネジメント)の元ファンドマネージャー・近藤駿介さんも同じ意見だ。「ベンチャー企業は金融業界では“せんみつ”といわれています。千のうち3つしか成功しないという意味。当然、投資した会社がつぶれて株の価値がゼロになることだってありえます。年金加入者が若く、長期的な運用をするなら、リスクの高い分野で投資するというのも考えられます。しかし、団塊の世代が後期高齢者を迎えるいま、年金を確実に給付しなければならない。本来は、国債中心の安全な運用がセオリーです。あえてベンチャーへ投資を始める理由が、見あたりません」■アベノミクスのためにリスク投資を増やした年金制度の現状を北村さんが解説してくれた。「かつて年金は、受給者1人を現役世代6人で支えていました。支給額よりも、現役世代が納める年金保険料が上回っていたのです。しかし、少子高齢化が進み、将来的には受給者1人をわずか1.5人の現役世代で支えることになります。年金保険料だけでは足りなくなるので、余剰金を積立金としてGPIFが運用し、将来的に取り崩しながら、年金制度を維持させようとしているのです」当初はローリスク・ローリターンの債券を中心に運用していた。2006~2009年の投資先は67%が国内債券。比較的リスクの高い国内外の株式は合計20%ほどだった。「ところが2014年、アベノミクスの成長戦略として株高を演出するために、GPIFの資産で積極的な株式運用をする方向に舵が切られたのです」(北村さん)国内債券の割合を段階的に減らしていき、リスクの高い国内外株の割合を増やしていった。現在の投資先の割合は、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式がそれぞれ25%になっている。「確かに株高は実現しましたが、同時にリスクも負うことになったのです」(北村さん)実際に、2015年には中国株の暴落によって5兆円、2018年には世界同時株安の影響で15兆円の損失を出している。今年の4~6月期も3兆7千億円もの赤字が出た。世界同時株安などが起これば、積立金が大きく減り、将来の年金支給に支障が出る可能性もある。GPIFは「年金積立金は長期的な運用を行うものであり、その運用状況も長期的に判断することが必要」(GPIFホームページより)というが、そもそも大量の株式を保有すること自体にリスクがあると、近藤さんは言う。「年間の年金支払総額は現在55兆円から60兆円で、今後も増えていきます。現役世代の年金保険料と国庫だけでは足りなくなり、数年後には5.5兆〜6兆円ほどを目安に、GPIFが保有する株や債券を現金化して年金財源に充てていくと見込んでいます。しかし、GPIFが保有している株式が莫大すぎるため、売却すれば株安を誘発する可能性が大きい。株価が下がればGPIFが所有する総資産も減ります。さらに足りない年金支払いを埋めるために、より多くの株を売却すると、また株価が下がる。その負のスパイラルに陥れば、積立金がたちまち底を突いてしまう可能性がありえます」■積立金が消えれば年金額が激減する積立金が底を突くとどうなるのか。前出の北村さんは、年金の健康診断ともいわれる「財政検証」(厚生労働省作成)の所得代替率にヒントがあると言う。「現役男子の平均手取り収入額に対する年金額の比率を『所得代替率』といいます。年金額は夫婦2人の基礎年金と、夫の厚生年金を合算したもの。2019年の最新の財政検証だと、現役男子の平均手取り額は35万7千円で、所得代替率は61.7%。年金額は約22万円となっています」財政検証では6つのシナリオを検証しているが、経済状況がもっとも悪く、現状に近いといわれるシナリオでは、年金積立金が枯渇した場合、所得代替率は38%になると試算している。物価上昇等を考慮せず、現在のモデル世帯で単純計算すると、年金月額が13万5千660円。なんと8万4千円も減額されてしまうことになる。時の政権の経済政策の道具として、われわれの将来の命の綱である年金積立金を都合よく使われた結果、こうした未来が現実味を帯びてきている。「もはや公的年金だけをあてにせず、iDeCoやつみたてNISAなど、個人で対策できる方法を模索していく必要があります」(北村さん)“100年安心な年金制度”はどこにいったのかーー。
2022年09月26日9月下旬、東京・羽田空港に、黒いスーツケースを押しながら足早に進む一人の女性が。女優の小松菜奈(26)だ。黒いパーカーを着てフードを目深にかぶり、キャラクターがプリントされた愛らしい白のパンツを履いていた。そのすぐ後方で、大きなシルバーのスーツケースを転がしながら歩くのは俳優の菅田将暉(29)。菅田はキャップをかぶり、黒縁メガネに黒いブルゾンとデニム姿。菅田の左手薬指には指輪が燦然と輝いていたーー。約2年の交際を経て、昨年11月に結婚を発表した菅田と小松。いったい夫婦でどこを訪れていたのだろうか。「少し前にロンドン市内にある古着屋さんで、服を選んでいる2人を見かけました。菅田さんが丸刈りだったので、ロンドンでは珍しく目につきましたね。とても仲よさそうにしていましたよ。菅田さんはすでに他の店で買い物をしていたのか、白い手提げ袋を持ってメンズのコーナーを物色。このときは菅田さんのお買い物に小松さんが付き合っていたのでしょう。『明日は別の古着が有名な街に行こう』と菅田さんが話しているのが聞こえてきました」(英国・ロンドン在住の日本人)新婚旅行先に選んだロンドンは菅田にとって憧れの地だという。「菅田さんはこれまでロンドンを訪れたことがなく、以前から自らの足で街を歩く日を楽しみにしていたといいます。街並み自体がおしゃれで、ファッションや音楽の文化が大変気に入っているのだとか。前々から渡航を考えていたそうですが、コロナ感染拡大の状況や菅田さんと小松さんの休みの都合が、やっとこのタイミングで合ったそうです。4月に函館で結婚式を挙げた後に宮古島へ新婚旅行をしたという2人。今回は海外ハネムーンといったところでしょうか。’14年に名演出家・蜷川幸雄さん(享年80)演出の舞台『ロミオとジュリエット』に出演している菅田さんは、今回の滞在で本場の演劇を体感して感銘を受けたといいます」(菅田の知人)実際に菅田は、’20年8月11日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)に出演した際、こう語っている。「(コロナさえなければ)好きな古着や演劇を見に、イギリスに観光で行こうと思っていた」■ロンドン旅行の目的は観光以外にもあって…2年越しに実現したロンドン旅行。ただ観光目的だけで訪問したわけではないようだ。菅田は’22年1月放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、今後住みたい場所を聞かれて、こう答えている。「(小松と)2人だったらちょっと海外住んでみるとか。そういうのも憧れますけど。ロンドンとか」菅田が語っていた海外移住について、前出の菅田の知人は言う。「数多くの作品に出演してきた菅田さんは、’18年には日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞も受賞しています。今後は日本国内だけでなく、やはり海外進出に興味があるみたいですよ。数年前には英会話を習い始めたいと言っていましたし、俳優仲間たちに『海外に行って活躍できる役者になりたい』と熱く語っていました。同じ事務所の先輩で、最近フランスに拠点を構えた杏さん(36)には、『フランスどうですか?』と連絡して、現地で生活することについてリサーチしているそうです」杏以外にも海外進出について相談する人物がーー。菅田がパーソナリティを務めていたラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の’21年11月22日の放送回に小栗旬(39)がゲストとして出演。この年の7月に公開された映画『ゴジラVSコング』でハリウッドデビューを果たした小栗に、菅田が自身の海外進出に関して真剣に相談していたとラジオ関係者は明かす。「菅田さんが海外進出についてアドバイスを求めると、不安になる気持ちに共感を示したうえで、自らのデビューを『ホロ苦』と称する小栗さんは“失敗から学ぶことは多い”と助言していました。一方で菅田さんなら“もしかしたら、すんなり世界に評価される可能性も秘めているのではないか”とエールを送っていましたね」先達たちから海外進出を応援されている菅田。パートナーである小松はどう考えているのか。「小松さんも海外での生活に興味があるみたいですよ。彼女の場合、すでに’17年の映画『沈黙-サイレンス-』でハリウッドデビューしていますから、海外での仕事のイメージも付きやすいのでは。ただ、お2人でいますぐに移住と言った段階ではないといいます。菅田さんにとって、今回の旅行は妻との移住の夢を前に進めるために、自らの目でロンドンを見てみるという下見的な意味合いもあったのではないでしょうか」(芸能関係者)9月4日配信の『モデルプレス』のインタビュー記事で、菅田は夢を叶える秘訣についてこう語っている。《例えば料理人という夢があるなら「どんな料理人?」「和食」「和食の中のどんな料亭?」と明確に見えてくるはずだと思います。ということは秘訣として言うのであれば、より細分化していくこと。細かく具体的に書き出してみると今やることが単純に見えるはずです》“下見”を終えて、英国移住の夢の実現のために動く菅田の次の一歩とはーー。
2022年09月26日「ダウンタウンの松本さんとかのお笑いが、俺、たぶん一番つまんないと思っている派。何が面白いのかさっぱりわかんない」「松本さんの映画も観に行ったんだけど、マジでつまんなかった。あれでだって吉本興業、大損こいたと思うもん」9月18日に公開のYouTubeチャンネル「サウナノフタリ」で、ダウンタウンの松本人志(59)を酷評したとして波紋を呼んだ実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(49)。しかし21日には一転して、Twitterでこうコメントしたのだ。《松本さんの番組とか何度も出させてもらってますし、普通に番組MC上手いと思いますよ!うちの和牛の店にも後輩芸人さん連れてきてくれましたし!松本さんナイスガイです》堀江氏といえば今年の3月、宮迫博之(52)が経営する焼肉店「牛宮城」へのコメントでも同様の“華麗な手のひら返し“を見せていた。「牛宮城」は、宮迫氏が人気YouTuber ヒカル(31)に仕掛けたドッキリ企画からオープンが決まった焼肉店。そんな経緯からヒカル氏もYouTubeで試食会の動画を自身のチャンネルで公開するなど、オープン前の構想段階から注目を集めていた。堀江氏は自身も“スタンディング焼肉バー“をプロデュースする実業家。そのため宮迫氏の焼肉店への経営について、動画などでたびたび厳しいコメントを配信。昨年12月には、こう語っていた。「宮迫さんマジで『撤退すると死ぬ』って言ってたけど。行くほうが地獄だと思いますよ。ほとんど焼肉屋さん専業みたいになっちゃわないとね。何もできなくなっちゃうと思いますよ、他の仕事が」しかしいざ今年3月1日に「牛宮城」がオープンすると、3日には店舗を訪問。Twitterで写真や動画をアップしながら、こう大絶賛したのだ。《牛宮城行ってきた!》《ご馳走様でした!和牛ハラミ、宮迫さんが試食に試食を重ねた塩ダレ美味かったですよ。》《国産マッコリ、スッキリしていて甘ったるくなくて飲みすぎちゃうくらいの美味さ。これも宮迫さん見つけてきたんだってさ》これを受けて当時、《評判はなかなかに良さそうですね。現時点においては撤退はしなくて良かった感じですかね?》といった揶揄するコメントも上がっていた。そんななか、ホリエモンにまたも飛び出した手のひら返し。冒頭の酷評に様々な反響が相次ぐ中での“ナイスガイ発言“には、失笑の声が相次いでいる。《ほんとダッセえなこいつw あんだけ言って結局尻尾振るのかよw》《トーンダウンし過ぎてて草》《これだからホリエモンは信じられない》
2022年09月25日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!【僕の霊視は悪いことほどよく見えます】芸能人の霊視企画の打ち合わせのとき、たまに「悪いことが見えてもなるべく言わないでください」と念を押されることがあります。たしかに、嫌なことばかり言われたら、気分も悪くなるでしょうし、場の空気が凍ったりすることもあるので、仕方ないのかなと思います。でも、そうすると僕はちょっと困っちゃうんですよね……。というのも、僕の霊視って、なぜか悪いことのほうが、よく見えちゃうんです。もちろん、いいことだってわかるんですよ!でも、病気とか、仕事の不調とか、人間関係の問題とか、そういうことのほうがはっきり見えるし、精度も高いんですよね。これは尼神インターの渚さんに言われたことなんですが、僕の霊能力って殺人事件を目撃したことがきっかけで開花してるじゃないですか。マイナスのエネルギーで目覚めた能力だから、マイナスのことのほうがよくわかるんじゃないかって。その説は、僕もすごく腑に落ちたんですよね。たまに、自分の能力がちょっと怖くなったりしますが、事前にわかっていれば避けられる不幸もあると思うので、なるべくオブラートに包んで伝えられたらいいなと思います。【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。
2022年09月25日毎日新聞が9月17日、18日に行った世論調査で、支持率が8月の前回調査から7ポイント下落し、29%だったことが報じられた岸田文雄首相(65)。内閣支持率が3割を切るのは、2021年10月の内閣発足以来初めて。巨額の税金が投じられる安倍晋三元首相(享年67)の国葬を国会での審議を経ず、閣議決定で一方的に進めたことや、問題視されている統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と議員との関係についても、いまだ丁寧な説明がなされていないことが支持率下落に影響を与えているようだ。安倍元首相の国葬を巡っては、立憲民主党の泉健太代表(48)と共産党の志位和夫委員長(68)が欠席を表明し、れいわ新選組の代表・山本太郎党首(47)が“ボイコットする”と表明し、SNSでは賛否の声が上がるなど各党の代表の動きにも注目が集まっている。各政党を率い、選挙時には“顔”として結果を大きく左右し政局にも大きな影響を与える党首たち。当然、注目を集める分、批判の矢面に立つ立場でもある。そこで、本誌はアンケートサービスとTwitterで「期待できない党首」についてアンケートを実施し、ランキングを作成した。回答したのは男女684人。「期待できない党首」で上位にランクインしてしまったのは……?第3位となったのは、れいわ新選組の代表・山本太郎党首。前述した国葬のボイコット宣言だけでなく、消費税廃止を唱え、自民党の麻生太郎議員(82)について「万死に値する」と発言するなど、過激な姿勢が常に注目を集めている。「期待できない党首」として選んだ理由には、《実現できるようなことを言っているようには思えない。票を獲得したいが為に国民の利益が大きくなるようなことばかり言っているように感じるため》(20代・女性・パート)、《現実的にその政策を実行できるかというとほぼ不可能です。不可能な政策をもっともらしく言っていることが腹立たしいです。全く期待できません!》(30代・女性・会社員)など、政策や発言の現実味が感じられないという声が多く寄せられていた。さらに、過去の発言に不信感を募らせる人も――。2013年10月に、ライブ配信の中で、昼食として出される弁当について、「ベクレてる(放射能汚染されている)んやろなぁ、国会議員に出すお弁当は」と無愛想な口調で呟いたことが、東日本大震災による放射線被害への差別発言として、当時SNSでは批判が殺到する事態に。こうした過去から、《具体例も無く、実現出来ない主張ばかりを並べて、現実味が無い。差別的な言葉や不適切な言動も目立つので、信じることが出来ないです》(30代・女性・アルバイト)という意見も。■第2位の党首は「国民の声は無視して税金の無駄遣いばかりする」続いて第2位となったのは、自由民主党代表・岸田文雄首相。選んだ理由として、前述した国葬決定までの強引なプロセスや、統一教会と自民党議員との関係に疑心をぬぐえないという声が多く寄せられていた。《安倍晋三の国葬を議論なしで閣議決定したから》(60代・女性・会社員)《国葬をごり押しし統一教会と自民党議員の関係をきちんと調査していない》(30代・その他・会社員)《安倍元総理の国葬を何が何でも実行しているところに国民として不安を覚えています。税金をそこまでかける必要性はあるのでしょうか》(20代・女性・医療従事者)岸田首相は今年6月に新たな政治活動用のポスターを発表。そこには「決断と実行。暮らしを守る。」のキャッチコピーが大きく記されていた。そして、度々「聞く力」をアピールしてきたが、《決断力が無い》(30代・女性・会社員)《国民の声は無視して税金の無駄遣いばかりする》(30代・女性・専業主婦)と、当初アピールしていたイメージとの乖離に落胆する意見も目立った。そして残念ながら第1位に選ばれてしまったのは、NHK党・立花孝志党首(55)だ。今年7月の参議院選で、暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和議員(50)を比例代表で当選させたことは記憶に新しい。立花党首は、初出馬時から「NHKをぶっ壊す!」と息巻き、公約には「NHK党の功績の周知とNHKスクランブル放送の実現」を掲げ、「不合理な受信料制度を改めNHKスクランブル放送の実現を目指す」としている。しかし、アンケートでは《NHKへの攻撃ばかりで政治家、政党としてのビジョンが明確ではなく信用できない》(50代・男性・会社員)、《NHKと戦っているが実際、実現できていない。それだけに力を注いでいる》(40代・女性・パート)、《いつになったらNHK壊してくれるのか》(30代・男性・会社員)と、柱となる公約に対する疑問の声が続出。さらに、今年7月の第26回参議院選ではNHK党から比例代表でガーシー氏を選出。晴れて議員になったガーシー氏だが、9月11日のライブ配信、ある男性芸能人2人の実名を公開し、ゲイ疑惑があると発言し、“アウティングではないか”とネット上で批判が集中。立花党首は今まで、ガーシー氏を全面的に擁護する姿勢を見せていたが、今回の発言に関しては、「(暴露の)当事者から申し出があれば、NHK党として東谷議員を処分を下す可能性がある」と発言していた。ガーシー氏を指導する姿勢を見せた立花党首だが、《日本にいないガーシーさんを支持しているから》(40代・女性・アルバイト)、《ガーシーなど政治家として不適当な人間を比例名簿に入れた点》(10代・男性・学生)と、“暴露系YouTuber”である東谷議員を比例代表で選出したことに対する厳しい声が上がっていた。国民の“血税”から歳費が支払われている国会議員。その代表として期待に応える活躍をぜひ行ってほしいものだ――。【「期待できない」党首ランキングは?】1位:NHK党・立花孝志(52%)2位:自由民主党・岸田文雄(12.8%)3位:れいわ新選組・山本太郎(12%)4位:社会民主党・福島瑞穂(9.6%)5位:参政党・松田学(9.1%)6位:日本共産党・志位和夫(9.1%)7位:公明党・山口那津男(8.9%)8位:立憲民主党・泉健太(8.8%)9位:国民民主党・玉木雄一郎(6.7%)10位:日本維新の会・松井一郎(6.2%)※その他(0.2%)
2022年09月25日北海道・むかわ町穂別。道の南西部、苫小牧市や室蘭市と同じ胆振地方に属するむかわ町の北部にあり、人口2千300人ほどの地区だ。この山あいの集落の一角にある、打ちっぱなしのモダンな施設が、穂別診療所。同地区で唯一の医療機関で、地域の人はなにかあるとまず、ここに診察に訪れる。入院患者を受け入れることもでき、保有ベッド数は19床ある。中の処置室で、高齢の女性が診療用のベッドに横たわっていた。「痛いよね~」白衣にマスク、メガネをかけた女性医師が、この高齢の女性患者の耳に顔を近づけて、ささやくように話しかける。「はい」とやや遅れて患者が声を絞り出した。女性は近接するグループホームの入居者で、転倒して眉のあたりに少し裂傷を負ったため、同スタッフに連れてこられたという。CTスキャンで頭蓋内の出血などがないことを確認した後、医師は、患部ににじんだ血をぬぐい、ハサミを用いて慣れた手つきで、皮膚接合用のステリテープを使って処置した。胸に「中塚」と名札がある彼女は同診療所の副所長。「中塚尚子」は本名だが、世間では「精神科医・香山リカ(62)」のほうで通っている。■“有名文化人”が「中塚尚子」の本名で、過疎の町で僻地医療に取り組んで’80年代後期にマスコミに登場し、丸メガネとリボンの精神科医というユニークなキャラクターで話題となった。’08年からは立教大学現代心理学部教授として教壇に立ち、’09年に発売した『しがみつかない生き方「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』(幻冬舎)は48万部超のベストセラーに。情報ワイド『スッキリ!!』のコメンテーターを長年務め、『徹子の部屋』に出演したこともある。そのように世間の関心を集める“有名文化人”が、今年4月から本名で、北海道の過疎の町で総合診療を担っているのである。高齢化で地域の過疎化は進み、医師不足で診療に深刻な影響が生じている市区町村は多々ある。同診療所も不在だった副所長職の公募をかけていたところ、’21年6月に香山さんが応募したのだ。だがこれまでの精神科の専門性とは異なり、僻地の診療所では、虫刺されに打撲・外傷の救急搬送、ときに入院患者の臨終まで、あらゆる医療への対処が求められる。「8月のお盆明けは、新型コロナ第7波の発熱外来が大変でした。1日で30人もいらして、抗原検査で陽性が出なければPCR検査。医師もそのつどフルPPEという防護服に着替えました。裏口の検査場と、一般外来での診察の往復だけで、1日10回近くにもなったんです」慌ただしく日課をこなす香山さんに、その決断と転身の真意を語ってもらうために、北海道むかわ町穂別をたずねた。■中村哲さんが凶弾に倒れて。「私のような人間がのうのうと生きていていいのか」と「精神科医・香山リカ」として、多メディアでの活躍を続けてきた香山さんだったが、ここ10年、つらい経験に続けて見舞われた。両親との死別である。’10年に父が82歳で他界すると、母は小樽で独居を望んだという。「私は、母を東京に呼び寄せようと何回も説得したのですが、母は『絶対にいやだ。迷惑かけたくない』と。私と弟の自主的な生き方を尊重する両親でしたから」そして父が亡くなった2年ほどあとに、母の肺がん闘病が始まる。「私は月1、2度、小樽に帰って母の様子を見ていました。そこでも、母は『ひとりで頑張る』と」そんな最中の’17年、香山さんは立教大のサバティカル休暇で1年間、授業のない期間を得た。大学の同級生の依頼で、四国に講演に出向いたときのこと。「その彼が四国の山あいの診療所を父親から継いだことを知りました。学生時代は遊んでいるイメージでしたが、地域医療に根差しているのを見て感心したんです」また、北海道の空港で別の同級生に声を掛けられたこともあった。「彼は公衆衛生学の研究者でしたが、やめてオホーツク海のそばで地域医療をしていると聞かされました。1年間研修を積み、医療過疎地域で頑張っていると知り、ビックリしましたね」香山さんは、医者として、どれだけ医療分野に貢献できてきたのかと自問自答した。「ぜんぜん。せっかく医師免許を持っているのに、私はちっとも生かしていないじゃないかって」まず同級生に倣うように、専門外の知識や総合診療の修得のため、母校・東京医大病院で研修を。「血圧測定や聴診器で心音を聴くことから始め、ほとんどしていなかったことを、20代の若い先生に教わりながら、1年間、研修しました」しかし病床の母は、教授を辞めることに大反対だったそうだ。「母にとっては、立教大学は憧れでしたし、そこで教授職を得たことを誇りに思ってくれていました。私のキャリアに、母は満足していたんです」だから当初は医療貢献への転身時期を、定年後と想定していた。ところが、大きな出来事が立て続けに起きるのだ。「’19年7月、母が87歳で亡くなりました。晩年には『あなたのやりたいことをやるのがいちばんよ。楽しみなさい』と言っていたのが印象的でした……」その年末には、アフガニスタンで30年以上、医療、治水などの総合的な支援に尽力した中村哲さん(享年73)が凶弾に倒れるという悲報に衝撃を受けた。「医師の偉大な先輩として尊敬していました。こんな方が非業の死を遂げ、私のような人間が、のうのうと生きていていいのかと」■「一隅を照らす」――僻地医療こそ自分が手伝える場所と肝に銘じてそれまでの香山さんは、教授や執筆、講演など、医師以外の顔を多く持つことで「逃げ場にしていた」と自身で振り返っていた。「頑張りすぎない」ことで精神的なバランスが保てるという持説は、自ら実践してきたものだ。でも、香山さんは今回、自分の使命と真正面から向き合うことに決めた。それは、「医療が行き届かない場所で、医師としてのキャリアやスキルを生かすこと」だったのだ。’20年、60歳になる年の香山さんを妨げるものは何もなかった。まず海外赴任の道を描き、緊急医療のNGO「国境なき医師団」応募を考えたが、英語力や救急スキルなどのハードルが高く断念。次に発展途上国への医療ボランティア「ジャパンハート」参加を志願したが、コロナ禍で渡航フライトがキャンセルとなり頓挫してしまった。海外への道が閉ざされた後に、残ったのが「僻地医療」の医師への公募。それが’21年6月、むかわ町穂別診療所で空いていた、副所長職の求人だったのである。「ある講演会で中村さんは、国際貢献したいという学生に『いまいるところにあなたを必要としている人はいます』と『一隅を照らす』という言葉で答えられました。私は『深刻な医師不足に困っている僻地医療こそ、私が手伝える場所だ』と肝に銘じたんです」(取材・文:鈴木利宗)【後編】精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療に取り組む新たな生き方選んだ理由に続く
2022年09月25日【前編】精神科医・香山リカさん北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」より続くマスコミで活躍している有名文化人は、母、そして尊敬する医師の死に直面。60代を迎え、新たな生き方を選んだ理由ーーメガネがトレードマーク。テレビや雑誌でも顔を見たことがある人が多いはずの女性が、いま僻地医療に取り組んでいる。生い茂る林のあいだを伝う車道はカーブが多い。あいにくの荒天のこの日は日中から薄暗く、ヘッドライトの常時点灯が必要だ。林の中からシカが顔を出して道路を横断しようと進んできた。2頭、3頭……計4頭も続く。シカを振り切って少し進むと、前方に今度は……2羽のカモ。「空港から車を走らせていると、時折、シカやタヌキ、キツネに出くわします。まだ『慣れた』っていうことはないですね」そう香山さんが言っていたのを、取材班も実体験として味わう。新千歳空港から車で、約60km。1時間ちょっとの林道を抜けると、眼前に平地が現れ、視界が開けた。北に夕張山地、東に日高山脈を望むこの、むかわ町穂別は、鵡川沿いに集落が形成され、炭鉱の最盛期には人口約1万人とにぎわったという。しかし高度成長期に炭鉱は衰退し、町から若い人材が札幌や本州に流出していった。65歳以上人口の割合を示す高齢化率の最新データでは、国全体でも約29%あるが、穂別は約44%と格段に高いのである。《ようこそ、むかわ町穂別へ》と、’03年に化石が発掘されたむかわ竜の看板が出迎え、区画は整備されて道路も舗装されている。だが人通りは、ほぼない。「穂別の人口は最盛期の約4分の1まで減ってしまっています。コンビニも、『セイコーマート』が1軒あるだけなんです」町唯一の医療機関、穂別診療所の西幸宏事務長(53)が話す。「昨年4月以後、職員の医師は所長一人、“ワンオペ状態”でした。もし、所長に体調不良やコロナ感染などがあれば、職員の医師がゼロになってしまいますので、副所長募集は急務だったんです」そこで求人登録すると、東京の女性医師から手が挙がった。「それが中塚尚子さんという医師でした。論文などを検索してみるとビックリで……。どう調べても、あの『香山リカ先生』なんです」■月~金は診療所の副所長、週末は東京へと慌ただしくも充実した日々一方、香山さんが応募の段階で心配していたのは、東京で続けなければいけない業務を、どこまで認めてもらえるかだった。「立教大学は定年まであと3年で途中退職し、非常勤講師になったので、残るゼミ生などへの指導はオンラインでも対応できます。でも精神科の診察は、長い患者さんなどを放ってやめるわけにはいきませんでしたから」同診療所の夏目寿彦所長(58)は、採用時のことをこう振り返る。「僕はむしろ、それまでの東京での業務を『継続してほしい』と思っていました。僕も週末には札幌(自宅)で休養しますし(両医師不在の土日は出張医が対応)、リフレッシュのために、東京の空気も吸ってほしかったんです」4月から始まった「副所長」の勤務は、月~金が診療所での診察。香山さんが説明する。「9時から所長と私で外来を診察し、午後は一人が外来対応、一人が介護施設や学校などの健診にまわります。狭い町の特徴を逆に生かし、地域包括ケアの一環としての医療を目指しているんです」週2度、朝7時半から地域医療の医師約300人のオンライン会議に出席。当直は週2回、金曜の夕刻には業務終了とともに、東京へ。東京では精神科の診察に雑務もこなして日曜夕刻に北海道に戻るという慌ただしいサイクルだ。■中村哲氏の死に衝撃を受けて。「僻地医療こそ私が手伝える場所」と肝に銘じて数年前、香山さんには大きな転機があった。「’19年7月、母が87歳で亡くなりました。晩年には『あなたのやりたいことをやるのがいちばんよ。楽しみなさい』と言っていたのが印象的でした……」その年末には、アフガニスタンで30年以上、医療、治水などの総合的な支援に尽力した中村哲さん(享年73)が凶弾に倒れるという悲報に衝撃を受けた。「医師の偉大な先輩として尊敬していました。こんな方が非業の死を遂げ、私のような人間が、のうのうと生きていていいのかと」「ある講演会で中村さんは、国際貢献したいという学生に『いまいるところにあなたを必要としている人はいます』と『一隅を照らす』という言葉で答えられました。私は『深刻な医師不足に困っている僻地医療こそ、私が手伝える場所だ』と肝に銘じたんです」《本日の担当医=中塚医師》入口にこう掲げられた診察室で、香山さんがカルテに入力しながら、女性患者の言葉に耳を傾けていた。「先日の人間ドックで、胃にすこし炎症があると言われまして」「う~ん、〇〇(薬名)の量が多いのかもしれないですね……めまいや立ちくらみはしないですか? 息切れもないですよね?」患者のほうをのぞき込み、細かく、ていねいに状況を聞き出す。「ひとつの考えとして一度、薬をやめてみましょうか。すこし様子をみてみましょうね……」■長いカウンセリングのキャリアが、僻地のお年寄りに寄り添う、ケアに役立って夏目所長は穂別での香山さんの診療ぶりをこう評する。「高齢者が多い穂別では『寄り添う治療』が大事です。中塚先生は精神科医の経験を生かし、患者さんが何に苦痛を感じて困っているのかを自然に聞き出している」香山さんの長いカウンセリングのキャリアは、僻地でのお年寄りのケアに役立っているのだ。そして彼女自身、穂別での人とのつながりを、楽しんでいる様子でもある。「東京との往復生活と聞いただけで、高齢の患者さんは『大変なところ、ありがとうございます』と言ってくれます。私は総合診療のキャリアはまだまだで、薬によっては調べ調べ、処方箋を書くんですが、なんにも文句を言わず、おだやかに待ってくださるんです。『地域医療に貢献するために』と穂別に来たのに、スタッフや住民の方に助けられてばかりです」目尻に皺を寄せ、はにかむように香山さんは言った。「いないよりはまし。そんな感覚もいいかな」。60代を迎えての挑戦は周りの人に支えられて「穂別には農家の方が多いので、野菜を持ってきてくれたり、塩蔵して冬越しする知恵を教えてくれたりもします。ここでは通販に頼ったりせず、住民の方がお互いにやりくりしたり、そんななかに私も入らせてもらっている気になってきますね」■町のシンボルとなったむかわ竜の全身復刻骨格が展示されている穂別博物館でほっと一息そんな香山さんがホッとできる空間が、穂別にはもうひとつある。いまや町のシンボルとなった、全長8mのむかわ竜(カムイサウルス・ジャポニクス)の全身復元骨格が展示されている穂別博物館である。「私はもともと、10代のころから考古学や生物学が大好きでした。’18年の胆振東部地震の被害で遅れている博物館の改修にも、ぜひ協力したいんですーー」50代の最後に母をみとり、「人生で一回くらいは、人の役に立ちたい」と一念発起しての“北帰行”のはずだった。それが「まだまだできないこと、知らないことがある」と気づかされ、診療所のスタッフや、町の人々に「理解され、助けられている」ことを思い知ったのだ。「まだ私自身は、穂別でぜんぜん役に立っている気はしないけれど、『いないよりはまし』。そんな感覚もいいかなと」午前診療を終えた香山さんは、白衣からスカイブルーのカーディガンに着替え、職員食堂へ。この昼の献立は、サバの塩焼きに、切干大根の炒め煮など。「昼食では、入院患者さんと同じメニューを毎日いただいています」こんなふうに週の大半を穂別で、本名「中塚尚子」で過ごし、週末は東京で精神科医としての診療や、「香山リカ」の業務をこなす。「いつ急患が入るかわからない」穂別では、お酒は飲めないという。だから、搭乗前の新千歳空港のラウンジでは、サッポロビールで、自分にささやかな「カンパイ!」。60歳を迎えての決意。香山さんの挑戦は周りの人々に支えられ、せわしなくも、ゆるりと進んでいる。(取材・文:鈴木利宗)
2022年09月25日《本日9月22日、民事裁判で和解が正式に決まりました》9月22日、Twitterにこう綴ったのは、山口県阿武町新型コロナ給付金約4,630万円を誤振込した問題で起訴された田口翔被告(24)。同町が弁護士費用など約485万円の支払いを求めて起こした民事裁判で、和解したことを明らかにした。各メディアによると、裁判所が今月15日に和解案を提示し、双方が同意。阿武町議会は16日、町が提出した関連議案を全会一致で可決。同町が田口被告側から解決金として約340万円を受け取るという和解内容だったという。今年4月に誤振込された約4,630万円を返還拒否したことで、時の人となった田口被告。5月には電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されるまでの事態に。8月1日に保釈されてからは、YouTuberのヒカルのサポートを受け、彼の関連する会社に就職。Twitterアカウントも開設し、現時点でフォロワーは10万人を超えるなど、注目を集めている。田口被告は冒頭に続いて《阿武町の方々、大変ご迷惑おかけしました。本当に申し訳ございません》と謝罪。そして、《町役場、町長には直接謝罪に伺いたかったのですが、ご迷惑のようで今はまだ叶いませんでした。いつか受け入れてもらえるよう精一杯努力します》と締めくくっていた。この投稿には、9月23日時点で約1.6万ものいいねが寄せられるなど好意的な反応が。さらに、こんなエールの声も。《民事での和解決まってよかったですね。犯した罪は消えないけど、一生背負う必要はないです。毎日研修を通して成長していく姿は皆見ています。》《失敗は誰にでもあります。これから田口さんがどのように挽回していくのか、見守っています。このチャンスをくれた方々のこともお忘れなきよう、お体に気をつけてください》《間違いを犯しても、周りに助けられながら、自分次第で必ず更生が出来ることをこれからも示していって下さい。今後も応援してます》《その気持ちは、いつか必ず分かってもらえると思います。阿武町に税金たくさん納めて、貢献してください。応援してます》今後はヒカルの関連する会社でブロッコリーに関する事業を担う予定だという田口被告。更生への道は始まったばかりだ。
2022年09月24日歌舞伎のステージだけでなく、高い演技力や存在感で映画やドラマでも活躍する歌舞伎界のスターたち。しかし、女性問題などのスキャンダルで注目を集めることも少なくない。そんな彼らへの世間の印象はどのようなものなのか。本誌はクロス・マーケティングのQiQUMOなどを使い、282人にアンケート調査を実施。好きな歌舞伎役者、嫌いな歌舞伎役者をランキング化した。果たして好きな歌舞伎役者ランキングで1位の栄冠に輝いたのは一体――。まず、第5位は六代目 片岡愛之助(50)。“ラブリン”の愛称で親しまれる愛之助。NHK大河『真田丸』での冷静沈着な大谷吉継から、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)ではオネエ口調で強烈な印象を残した黒崎駿一を演じるなど幅広い演技力を評価する声が。「ドラマなどでもインパクトのある役柄を見事に演じている姿がいい」「よくテレビで拝見するので」「歌舞伎役者としてというよりテレビで見るイメージになってしまうのですが親しみやすさが好きです」また、「紀香さんが幸せそう」「奥様の藤原紀香さんともども、好感が持てる」のように16年に結婚した藤原紀香(51)との夫婦関係に好感を抱く人もいた。第4位は十一代目 市川海老蔵(44)。コロナ禍で約2年の延期という憂き目にあったものの、ついに今年11月から市川團十郎の襲名披露興行を行うことに。歌舞伎界屈指の大名跡を継ぐ者として、注目を集め続けてきた海老蔵だけに、「男前。ガタイも大きいし、見栄えがよい」「新しい事にもどんどん挑戦していく姿勢が憧れます」と評価する声が。また、妻の小林麻央さんをがんで喪って以後、役者業に邁進するかたわら長女・麗香ちゃん(11)と長男・勸玄くん(9)の子育てに奮闘する姿に感動する声も少なくなかった。「過去は色々ありましたが、麻央さんと結婚されて勸玄くんや麗香ちゃんの子育てをしっかりしていらっしゃるのをSNSで日々拝見し、見方が変わりました」「ゴシップもあるが2人の子どもへの接し方や歌舞伎への姿勢や努力を知って応援しているから」「子育てをしながら歌舞伎の普及に尽力している」第3位は十代目 松本幸四郎(49)。松本白鸚(80)を父に持ち、立役から女方までこなすことから「品がある」「演技力、表現力にたけている」と歌舞伎役者としての能力を絶賛する声が相次いだ。また、劇団☆新感線の舞台やドラマ『プライド』(フジテレビ系)といった話題作にも数多く出演したことや、歌舞伎界への取り組みを評価する人も。「声が素敵で、ドラマなどでの演技も大好きだから」「人として信頼できる」「信頼できるその人柄。 コロナ禍で歌舞伎界をはじめ世の中が真っ暗であった時に、真っ先に立ち上がり、『歌舞伎家話』『図夢歌舞伎』のオンライン配信を立ち上げ(2020年5月確か)、また7月には工夫を凝らして歌舞伎座の興行再開に尽力するなど、歌舞伎界を鼓舞し牽引した、熱いハートと行動力」第2位に選ばれたのは、六代目 中村勘九郎(40)だ。早逝した中村勘三郎さん(享年57)の長男として幼少期から密着番組で成長を見守られるなど、日本中から愛されてきた。最近ではNHK大河『いだてん』で主役の金栗四三を演じ、昨年の東京オリンピックの聖火ランナーでは最終ランナーも務めるなど、まさに日本を代表する役者に。好意的な声が多かった。「芝居も上手く存在感がある。またご家族を大切にされていて、とても誠実なお人柄がうかがえるから」「誠実そうな人柄で誰にでも優しく接してくれそうなイメージだからです」「バラエティー番組に出演されていた時爽やかな印象で面白かったので」「まだ勘三郎さんの芸には至らずだと思いますが、見得や、顔の動き、表情には独特の魅力があり、元々の素顔も凛々しくて、男らしく、うちは両親も娘も息子も弟も、家族全員、勘九郎さんが大好きです」そんな“国民的俳優”の勘九郎を1票差で抑えて1位に輝いたのは、なんと香川照之(56)。先日、19年7月に銀座の高級クラブで働く女性ホステスの服の中に手を入れて、精神的ショックを与えていたことが報じられたばかり。一連の性加害報道によって、金曜MCを務めていた『THE TIME,』(TBS系)を降板し、CM契約も次々と失うことに。45歳で市川中車を襲名するなど、歌舞伎役者としては異例の遅いデビューだったが、それまで映画やドラマで培ってきた圧倒的な出演実績と知名度が大きく影響したようだ。「多才でおもしろい」「嫌なイメージは特にない。今回の報道も、当人同士で決着がついているのに外野がほじくるのが理解できない」「半沢直樹の大和田常務が好き」また、「カマキリおじさんすき」「存在感があり頭がよい」といったように、性加害報道によって過去回が放送中止となった『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK)での“カマキリ先生”としての活躍など、知的な面を推す声もあった。歌舞伎役者にいちばん求められるのは知名度ということなのかも?【好きな歌舞伎役者ランキング】(回答:2022年9月6日~9月11日)1位:香川照之(31票)2位:六代目 中村勘九郎(30票)3位:十代目 松本幸四郎(29票)4位:十一代目 市川海老蔵(28票)5位:六代目 片岡愛之助(22票)6位:二代目 中村獅童(16票)7位:八代目 市川染五郎(13票)8位:五代目 坂東玉三郎(12票)9位:四代目 市川猿之助(11票)9位:二代目 中村七之助(11票)
2022年09月24日