M&Oplaysプロデュース『リムジン』が、本日11月3日(金・祝) に東京・本多劇場で初日を迎えた。『リムジン』は、主人公の男が自己保身のためについたひとつの嘘が次の嘘を呼び、逃げ場のないところまで追い詰められていく恐怖を、ブラックな笑いを交えて描くサスペンスとして企画された倉持裕の新作。2020年にコロナ禍の影響で、稽古前に全公演の中止が発表されたが、今回キャストを変更することなく、満を持しての上演となる。主演を向井理、ヒロイン役を水川あさみが務めるほか、小松和重、青木さやか、宍戸美和公、田村健太郎、田口トモロヲが出演する。倉持は本作について「近年の僕の作品の中では、かなりシンプルでオーソドックスな芝居になりました。普段なら技巧を凝らすことに注ぐエネルギーを温存した分、人物像や心理をじっくり描くことが出来ました」とコメント。また向井は「遂に三年越しの幕が上がりました。当時楽しみにして下さっていた方々にようやくお届けできる喜びを感じています。どこにでもあるような人間の生活の中で、何かが生まれ、失われていく。その説明のできない空気感を、劇場で体感していただければ幸いです」、水川は「日々稽古を重ねて段々と役の神経が繋がっていく感覚は、何事にも代え難いものです。倉持さんの描く世界観をキャストとカンパニーの皆さんと共有し、私自身体現出来るように頑張ります」とそれぞれ意気込みを語った。『リムジン』は、11月26日(日) まで同所で上演後、富山・名古屋・熊本・福岡・広島・大阪公演が予定されている。■作・演出:倉持裕 コメント全文近年の僕の作品の中では、かなりシンプルでオーソドックスな芝居になりました。普段なら技巧を凝らすことに注ぐエネルギーを温存した分、人物像や心理をじっくり描くことが出来ました。そういう創作態度になったのは、コロナ禍の3年間に、少し立ち止まって演劇のことを考えたからじゃないかと思います。そして、だからこそ、この芝居を3年前ではなくて、今上演することが出来て良かったと思っています。■向井理 コメント全文遂に三年越しの幕が上がりました。当時楽しみにして下さっていた方々にようやくお届けできる喜びを感じています。どこにでもあるような人間の生活の中で、何かが生まれ、失われていく。その説明のできない空気感を、劇場で体感していただければ幸いです。旅は始まったばかり。無事に終着点まで辿り着けるよう、楽しみながら頑張ります。■水川あさみ コメント全文充実した稽古でした。日々稽古を重ねて段々と役の神経が繋がっていく感覚は、何事にも代え難いものです。倉持さんの描く世界観をキャストとカンパニーの皆さんと共有し、私自身体現出来るように頑張ります。<公演情報>M&Oplaysプロデュース『リムジン』作・演出:倉持裕出演:向井理、水川あさみ、小松和重、青木さやか、宍戸美和公、田村健太郎、田口トモロヲ東京公演:2023年11月3日(金・祝) ~11月26日(日) 本多劇場富山公演:2023年11月29日(水) 富山県民会館ホール名古屋公演:2023年12月2日(土)・3日(日) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール熊本公演:2023年12月7日(木) 市民会館シアーズホーム夢ホール福岡公演:2023年12月9日(土)・10日(日) 久留米シティプラザザ・グランドホール広島公演:2023年12月14日(木) JMSアステールプラザ大ホール大阪公演:2023年12月16日(土)・17日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:公式サイト:
2023年11月03日ポール・ラッドとジェナ・オルテガが父娘役で共演することになった。タイトルは『Death of a Unicorne』。今作で監督デビューするアレックス・シャーフマンの書き下ろし作品だ。週末旅行に出かける途中、父娘はユニコーンを車で跳ねて殺してしまい、父の上司がこの動物を金儲けに利用できないかと企むという物語らしい。上司役はリチャード・E・グラントが演じる。ほかにウィル・プールター、ティア・レオーニ、アンソニー・キャリガンらが出演する。俳優組合がストライキをしている相手であるスタジオ、配信会社がかかわっていないため、撮影はこの夏に始まり、終了した。公開予定時期は未定。ラッドの最近作は、声の出演をした『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』。オルテガの最近作は『スクリーム6』。文=猿渡由紀
2023年11月03日スタジオポノックの長編アニメーション最新作『屋根裏のラジャー』の主題歌が発表され、併せて新たな予告映像とポスタービジュアルが公開された。本作は、イギリスの詩人・作家のA・F・ハロルドによる感動作『The Imaginary』が原作。誰にも見えない少年・ラジャーを主人公に、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる現実と想像が交錯する世界で繰り広げられる冒険譚だ。本作の主題歌「ナッシングズ・インポッシブル」を手掛けるのは、クリスティーナ・アギレラとデュエットしたシングル「セイ・サムシング」が、2015年の第57回グラミー賞で“最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)賞”を受賞したアメリカの男性デュオ、ア・グレイト・ビッグ・ワールド。本作のプロデューサー西村義明が、彼らの伸びやかで美しい歌声に魅了されたことをきっかけに、映画の主題歌をオファー。「ラジャーの人生は、自分たちの人生でもある。人生は歓びに満ち、そして悲しみに満ちていること、自分の人生は意味があること。ラジャーの人生を重ね包み込み、心に寄り添い残る曲。そして、力強く歌い上げる歌声で映画の物語を締めくくる主題歌が欲しい」という映画制作の姿勢に共鳴した彼らは快諾。さらに、2015年のシングル「ファイト・ソング」でエミー賞を受賞したシンガーソングライター、レイチェル・プラッテンが参加することも決定し、夢のコラボーションが実現した。「ナッシングズ・インポッシブル」は、映画の公開に先駆け本日11月3日(金) より世界同日先行配信がスタート。また、映画のオリジナルサウンドトラックは、12月6日(水) にリリースされる。公開された予告編は、アマンダの想像した世界で冒険を繰り広げるラジャーたちの姿、そしてイマジナリが暮らす美しい街並みが映し出され、現実と想像の世界を駆け巡る躍動感とともに主題歌「ナッシングズ・インポッシブル」が流れる映像となっている。『屋根裏のラジャー』は、12月15日(金) より全国公開。<コメント>■ア・グレイト・ビッグ・ワールドスタジオポノックの新作『屋根裏のラジャー』のために「ナッシングズ・インポッシブル」を手掛けられたことは非常に光栄でした。この美しい物語の本質を歌に込めようと懸命に努力しましたが、簡単なことではなく、スタジオポノックと何度も有意義な話し合いを重ねることでようやく出来上がりました。そして、数年前、同じ頃に一緒にニューヨークで舞台に立っていたレイチェル・プラッテンもこの曲の一員であることがとても嬉しいです。この曲を一緒に唄うメンバーとして彼女が提案されたことは予期せぬ素敵な偶然でした。■レイチェル・プラッテンスタジオポノックの新作『屋根裏のラジャー』は、闇の中で私たちを導く魔法と喜びに満ちています。友人でもあるア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアン・アクセルと一緒に唄った「ナッシングズ・インポッシブル」は、その真意と何より希望に共鳴した曲であり、それらは私自身の人生の道しるべでもあります。この創造的な作品を体感することで、笑いや喜びをもたらし、そして頑張ろうと思える強い気持ちが皆さまの心に宿ることを願います。■ジャン=クリストフ・シャンボルドン(ミランレコード / ソニー・マスターワークス)この主題歌「ナッシングズ・インポッシブル」は、後世に残る作品に進化させることができる、滅多に起きない魔法が起きています。 ア・グレイト・ビッグ・ワールドとレイチェル・プラッテンは時代を超越した曲を見事に作り上げ、アマンダとラジャーの素晴らしい旅を完璧に美しく想起させる一曲!イアン、チャド、レイチェルへ。グラミー賞とアカデミー賞で会えることを楽しみにしています。『屋根裏のラジャー』予告2<配信情報>ア・グレイト・ビッグワールド featuring レイチェル・プラッテン「ナッシングズ・インポッシブル」「ナッシングズ・インポッシブル」配信ジャケット配信リンク:<リリース情報>『屋根裏のラジャー』オリジナルサウンドトラック12月6日(水) リリース&配信スタート『屋根裏のラジャー』オリジナルサウンドトラック ジャケット【LP】4,950円(税込)仕様:LP(1枚組)生産限定盤/カラーヴァイナル封入物:歌詞/日本語歌詞・対訳付/解説(内本順一)付封入特典:映画『屋根裏のラジャー』ビジュアル使用アザージャケット(全4種からランダム1枚封入)【CD】3,300円(税込)仕様:CD(1枚組)封入物:歌詞/日本語歌詞・対訳付/解説(内本順一)付封入特典:映画『屋根裏のラジャー』ビジュアル使用しおり(全6種からランダム1枚封入)【デジタル配信】収録内容:CDと同内容配信リンク:<作品情報>『屋根裏のラジャー』12月15日(金) 公開原作:A・F・ハロルド『The Imaginary』(『ぼくが消えないうちに』こだまともこ訳・ポプラ社刊)監督:百瀬義行プロデューサー:西村義明制作:スタジオポノック■声の出演寺田心、鈴木梨央/安藤サクラ/仲里依紗、杉咲花、山田孝之/高畑淳子、寺尾聰/イッセー尾形公式HP:
2023年11月03日『テッド』のユニバーサル・スタジオが贈る最新作『スラムドッグス』が11月17日(金) に公開される。犬が主役の映画といえば感動的なストーリーが王道だが、本作ではクソ飼い主に捨てられたワンちゃんたちが闇堕ちし、飼い主に“仁義なき復讐”を果たすまでのドタバタ珍道中が爽快に描かれる。主人公レジーをはじめとするワンちゃんたちのボイスキャストには、『俺たち』シリーズのウィル・フェレル、アカデミー賞俳優であり『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のジェイミー・フォックス、『グランド・イリュージョン』のアイラ・フィッシャー、『アントマン』シリーズのランドール・パークらが務める。プロデューサーを担当するのは、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』をはじめ、『21ジャンプストリート』『LEGOムービー』など様々なジャンルで数々のヒット作を生み出してきたフィル・ロード&クリストファー・ミラーのふたり。短編アニメーションの制作に勤しんでいたふたりの出会いは大学時代。在学中に校内新聞に掲載されたミラーのプロフィールがウォルト・ディズニー・カンパニー関係者の目に留まることになる。ミーティングを提案されたミラーはロードを連れてくることを条件に出席し、その後彼らはディズニー・テレビジョン・アニメーションからオファーを受け、華々しい映画制作のキャリアをスタートさせることに。そして、次々にアニメと実写の両方で大胆かつ独創的な作品を世に送り出し、ハリウッドの主力勢となっている。本作で製作を務めたエリック・フェイグは、「ロードとミラーはコメディ・ジャンルを扱う天才で、コメディの限界を上手に超えていくんだ。彼らは常に自分たちが取り組むもの全てに感情を込めて、観客が登場人物に関心を寄せ、物語に共感できるようにしている。観る者を爆笑させたと思えば、その後感動させて泣かせるという作品はなかなか珍しい。だが、彼らはそういう作品を立て続けに作り出しているようだ」と彼らの仕事ぶりを絶賛。ミラーは、脚本家のダン・ペローが本作を売り込みに来た当初、馬鹿げたジョークや度を超えた悪ふざけが盛りだくさんの面白いアイデアだと思ったそうだが、脚本を読むにつれ、「深く感じ入る素敵な物語だということに驚いた。私たちが聞き入ってしまうような人間関係について多くのことを語っていて、観る者の心を強く揺さぶる物語だ。特別な作品に参加したということを悟ったよ」と本作の魅力を語っている。製作を進めていく中で、ロードとミラーは酷い飼い主のダグに対するレジーの復讐計画について懸念を示した。「フィルと私は意地悪な人間ではないし、卑劣なユーモアを好まない」とミラーは言う。そのため、「犬が飼い主の急所を食いちぎることを応援する映画を作るというコンセプトを検討する必要があった。観客がレジーの心が浄化されることを応援し、本当に楽しいと感じてくれたら、私たちチームが一丸となって素晴らしいことを成し遂げたということだ」と観客の心を掴む秘訣を明かした。<作品情報>『スラムドッグス』11月17日(金) 公開公式サイト: STUDIOS. All Rights Reserved.
2023年11月03日「コンクールに勝ってから、ワルシャワを第2の故郷だと思っているのですが、日本はもはや第3の故郷。とても親しみを感じています」大きな話題を呼んだ2021年のショパン国際ピアノ・コンクール優勝以来、何度も来日して日本のファンを歓喜させているブルース・リウ。2024年2月には、そのショパン・コンクール本選でも共演したアンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワ国立フィルと来日して、ショパンの協奏曲を聴かせてくれる。「彼らほどショパンの協奏曲を知っているオーケストラはありませんよね。それでいながら新しいアイディアを取り入れることをいとわない、その非常に高い順応性に驚かされました。コンクールの本選は12人のファイナリストがいて、リハーサルが40分ずつしかない中で、マエストロは一人ずつスコアを変えて、全員の特徴に合わせてくれたのです。その数ヶ月後にアメリカ・ツアーで共演した時、今度はマエストロから『驚いた』と言われました。コンクールの時と全然違う。別のピアニストとやっているみたいだって言うんです。私は常に進化していきたいと考えているので、とてもうれしい言葉でした。今回もまた新鮮な気持ちで臨めると思います。とても楽しみです」演奏曲のメインはショパンのピアノ協奏曲第2番。ショパン・コンクールではショパンの2曲の協奏曲のどちらかを選択しなければならないが、リウ本人を含め、出場者の大半が第1番を選ぶ。90年超の歴史の中で、第2番を弾いて優勝したのはリウの師であるダン・タイ・ソンとあとひとりしかいない。「コンクールではどちらにするか、かなり悩みました。理想的には、第1楽章と第2楽章を第2番、第3楽章を第1番で組み合わせて演奏できれば最高なんですけどね(笑)。第2番はショパンが恋に落ちていた時期の作品で、情熱的で、直接訴えかけてくるものがあります。ただ、かなり主観的な作品なので、人によって解釈がまちまちかもしれませんね。2曲とも非常に室内楽的なところがあって、他のどんな作曲家の作品よりも、お互いの音を聴かなければなりません」10月初めには、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールのオープニング・コンサートにゲスト出演した。ショパン時代のピアノで競われるコンクール。リウも1858製のエラール社のピアノを弾いた。「ピリオド楽器を弾くのは、当時の作曲家たちがどう考えていたのか、非常に新しい視点で見ることができて面白いと思っています。現代のピアノだと怖くてできないような冒険も試すことができます。ペダルをミックスしてみたり、軽いタッチで弾いてみたり。絶対音感があるとA=430Hzは気持ちが悪いと思うのですけど、私は絶対音感がないので全然平気なんです。純粋に楽しむことができました」ショパンを離れた話題も。10月にフランス音楽を集めたニューアルバム『ウェイブス WAVES』をリリースした。バロックのラモー、ロマン派のアルカン、そして近代のラヴェル。200年にわたるフランス鍵盤音楽を俯瞰する。ラヴェルの中に息づく伝統や、ラモーの響きの新しさが感じられて実に面白い。「彼らの音楽の繊細さや色彩感、ハーモニーが自分にとても合うのではないかと前々から思っていました。それを細かいところまできわめることができたと思っています。『WAVES』というタイトルもとても気に入りました。聴く人がイメージを膨らませることができるし、常に新しくなければならないという、私の音楽哲学にもとてもマッチしていると思います」いつも新しいブルース。2月のショパンもきっと。取材・文:宮本明アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団■チケット情報亀井聖矢出演2024年2月7日(水) 14:00開演サントリーホール 大ホールブルース・リウ出演2024年2月7日(水) 19:00開演サントリーホール 大ホール2024年2月11日(日・祝) 14:00開演横浜みなとみらいホール 大ホールラファウ・ブレハッチ出演2024年2月8日(木) 19:00開演サントリーホール 大ホール
2023年11月03日映画『ロスト・フライト』の魅力を映画ライターの村山章が2分で解説する動画が公開された。本作は、極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだ、ハイブリッド・サバイバルアクション。主演のジェラルド・バトラーがパイロットのトランス機長として、旅客機の墜落と反政府組織のダブルパンチに立ち向かう。村山は本作について「一見すると荒唐無稽なプロットなんですが、本当にあったらこんな感じかな?って思うような、実録物みたいなリアリティーがある映画です」と、そのエンターテインメント性とともに、突き詰められたリアルさを称賛。不時着した場所が反政府武装組織が支配しているフィリピン沖の孤島だったシーンや、トランス機長が殺人犯のガスパールと手を組んで極限状態からの脱出を試みる場面などが見どころだと語る。また、「脱出劇と同時進行で航空会社が対策班として傭兵チームを派遣する。その傭兵たちを元ネイビーシールズの俳優たちが演じている。対する反政府組織は特殊部隊の工作員にリサーチをして、非常にリアリティーを持って描いている」と本作のリアリティーを裏付けるエピソードを解説。さらに「脚本家が元MI6のスパイだという小説家チャールズ・カミングなんです!世界の裏側っていうものに対して説得力のある描写ができている!」と太鼓判を押した。映画ライター村山章による『ロスト・フライト』解説動画<作品情報>『ロスト・フライト』11月23日(木・祝) 公開『ロスト・フライト』ポスタービジュアル公式サイト: Plane Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.
2023年11月03日11月10日(金) 公開の映画『正欲』のキャラクターポスターが公開された。原作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説。家庭環境、性的指向、容姿など“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。このたび公開されたのは、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が演じるメインキャラクターたちの新たなビジュアル。稲垣演じる検察官の寺井啓喜は「道から外れた生き方させられないよ」、新垣演じる広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月は「誰もひとりじゃないといい」、磯村演じる夏月の同級生・佐々木佳道は「この世界で生きていくために、手を組みませんか」、佐藤演じる大学生・諸橋大也は「寝る前に毎日思う。朝起きたら、自分以外の人間になれていますようにって」、東野演じる大也と同じ大学に通う神戸八重子は「性欲とか恋愛とか結婚とか、全部関わらずに生きていけるならそうしたい」と、それぞれ劇中の印象的なセリフとともに、何かに囚われたような表情を浮かべている。また、一足早く本作を鑑賞した著名人からのコメントが到着。千原ジュニアは、「明日死んでもいいと思っていない人は観た方がいい」と独特の表現で本作を称賛。EXITの兼近大樹は、「何の変哲もない事の異常性が浮き彫りになる気分爽快な物語なのに、息も飲めずに喉が渇いた」、原作ファンだというニューヨークの屋敷裕政は、「小説『正欲』が、感情が揺さぶられまくりの激おもしろ作品だったのですが、映画『正欲』も俳優陣演技激ヤバのウルトラおもしろ作品でビビりました」と映画化をテンション高く絶賛している。そのほか、現在放送中のドラマ『時をかけるな、恋人たち』に出演している俳優・西垣匠、人気ロックバンドOKAMOTO’Sのギタリスト・オカモトコウキ、美容クリエイター・メイクアップアーティストのGYUTAEらが本作の魅力について語っている。映画『正欲』著名人コメント■EXIT 兼近大樹一般的、当たり前、何の変哲もない事の異常性が浮き彫りになる気分爽快な物語なのに、息も飲めずに喉が渇いた。あらゆるものを多様性で括ってしまうのは簡単かもしれないが、そこからはみ出るものを社会は許容出来るのか?世間は厳しい目を向けるのではないか?映画の中で描かれた正しさの凶暴性に戦慄するだろう。終わりに向かい、普通ではないとされる普通が少しずつ湧き出て、溢れて、漏れ出し、あらゆる普通に形を変えていった。否定に怯えるあなたの側に、分かり合える誰かがいてくれる事を願う。こんな香ばしいまとめ方しちゃうくらい優しくなれる映画でした。■をのひなお(漫画家『明日、私は誰かのカノジョ』)ただの大多数の考えでしかない「普通」を強制される生きづらさ。多様性という言葉を聞くたびに感じる違和感が描かれている。■GYUTAE(美容クリエイター・メイクアップアーティスト)羨ましいな。それが観た後に強く思う感情でした。決して他人には理解できないと思っていた事を共感しあえる誰かと出会うことがどれだけ難しく奇跡的なことか。日常にあるけど焦点の当たらない部分を刺激される好きな作品でした。■堀井美香(フリーアナウンサー)窮屈さも脆さも、苦しみの全てがなくなるなんて思わない。ただわかってくれる人がいるだけでいい。正解のない世界で、あの人が、自分が、存在する意味を知りました。■オカモトコウキ(OKAMOTO’S)“自分らしさ”を求める社会のグロさ、人間の欺瞞。普通って何?正しさって何?全てのシーンが心の中で何度もリフレインする。観る前の自分には戻れない。なるほど、これは「問題作」だ。■ニューヨーク 屋敷裕政小説『正欲』が、感情が揺さぶられまくりの激おもしろ作品だったのですが、映画『正欲』も俳優陣演技激ヤバのウルトラおもしろ作品でビビりました。『正欲』とんでもないです!■千原ジュニア明日死にたくない人、明日死なない人は観た方がいい。明日生きてる人、明日死んでもいいと思っていない人は観た方がいい。観た方がいい。■戸田真琴(文筆家・映画監督)あなたが「(笑)」をつけてお菓子をつまむように嘲笑ったものたちの、切なる「正欲」に目を凝らす。足場が裏返る感触に冷や汗をかくけれど、こんな感覚はなるべく皆が味わった方が良いに決まっているのだ。あるシーンで、ぼろぼろの女の子がもっとぼろぼろの誰かに震えながら言葉を紡ぐ姿に心が震えた。原作の秀逸な描写に色がついたようで、原作ファンも納得の一本だ。■西垣匠(俳優)理解されることを諦めた人たちが見る世界は、どんなふうに映っているのだろう。そう思わせるほど、皆が「同じ目」をしていたのが印象的でした。■笠井信輔孤独を感じたことがあるすべての人のための映画がここにあった。描かれる困難と希望。「自分を閉ざさないで!」そのメッセージが胸に刺さった。■武田砂鉄(ライター)「普通、こうでしょ」は、暴力にも防御にもなる。どっちかだけだと思っている人は、「普通」に食われてしまう。■よしひろまさみち(映画ライター)ダイバーシティ、インクルージョン。意味が分かっているのは当事者だけ。そんな実情をきれいごと抜きに暴き、耳に、眼に痛い。本当の問題はマジョリティにあるの。■氏家譲寿(文筆・映画評論家)あのひとは“オカシイ”、こんなこと“アリエナイ”。そうやって目を閉ざしていませんか?目を閉じるだけで人の心を“壊せる”。だから、目を開けて、見て、ください。■伊藤さとり(映画パーソナリティ)違和感を感じる世界でも生きようともがく強さが、真実の言葉となって胸に突き刺さる。静かなのにとてつもなくエモーショナルな人間模様、本作はこの世界そのものを描いた傑作だ。■牛津厚信(映画ライター)たった一人、掛け替えのない「誰か」と巡り逢うだけで輝きだす日常。またはその反動。全てのキャストがかつてない歪な存在感を放ち作品世界をしっかり支える珠玉の群像劇だった。■豊崎由美(書評家)根昏いガッキーから目が離せない!朝井リョウの代表作が新垣結衣の代表作に。小説と映画の出会いが生んだキセキ、はんぱないっ。■松崎健夫(映画評論家)観客によっては共感に至らない映画なのかも知れない。だが、新垣結衣や磯村勇斗が演じる人物に対して、誰もが何となく「わかる」という感覚を抱くことこそが重要なのだ。<作品情報>映画『正欲』11月10日(金) 公開(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年11月03日上田ケンジと小泉今日子による音楽ユニット・黒猫同盟が、2ndアルバム『ムーランルージュの黒猫』を2024年2月22日(木) にリリースすることが決定した。2021年に結成された黒猫同盟は、これまでにアルバム1枚とBlu-ray / DVD1枚を発売。2ndアルバムの詳細は追ってアナウンスされる。また、全国ツアー『黒猫同盟TOUR 2024 めざせ!モンマルトル』の開催が決定。ツアーは2024年3月21日(木)・22日(金) の京都磔磔50周年記念ライブ2本を皮切りに、4月25日(木) の札幌ペニーレーン24まで全国12都市で13公演が行われる。ライブには黒猫同盟のほか、バンドメンバーとしてakkin(Guitar)、奥野真哉(Keyboard)が参加する。<リリース情報>黒猫同盟 2ndアルバム『ムーランルージュの黒猫』2024年2月22日(木) リリース※詳細は後日発表<ツアー情報>黒猫同盟TOUR 2024 めざせ!モンマルトル2024年3月21日(木) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月22日(金) 京都・京都磔磔 ~磔磔50周年記念ライブ~2024年3月24日(日) 宮城・誰も知らない劇場2024年3月28日(木) 長崎・長崎県美術館 エントランスロビー2024年3月30日(土) 福岡・大濠公園能楽堂2024年3月31日(日) 熊本・熊本B.9 V12024年4月9日(火) 長野・上田映劇2024年4月13日(土) 東京・ビルボードライブ東京2024年4月14日(日) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-22024年4月18日(木) 愛知・ボトムライン2024年4月19日(金) 大阪・味園ユニバース2024年4月20日(土) 広島・広島ゲバントホール2024年4月25日(木) 北海道・ペニーレーン24【Musician】黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)akkin(Guitar)奥野真哉(Keyboard)関連リンク公式サイト:::::
2023年11月03日映画『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』の場面写真10枚が公開された。30年ぶりに劇場公開される『レザボア・ドッグス』は、クエンティン・タランティーノの初監督作にして、全世界の度肝を抜いた鮮烈なバイオレンス作品。公開された場面写真では、本作の色あせることのないクール&バイオレンスな名シーンの数々が切り取られている。映画史に衝撃を与えた「ライク・ア・ヴァージン」について無駄話に華を咲かせるシーン、代名詞ともいえる6人が揃い踏みするシーン、そして隠れ家での裏切り、拷問、決裂。クールな表情でも消すことのできない暴力の香りが漂うドッグスの面々、そして血で血を洗う惨劇へとひたすら突き進む彼らの生き様が映し出されている。また、本作のオリジナル・サウンドトラックが12月20日(水) に発売されることが決定。解説・歌詞・対訳付の日本盤がリリースされるのは10年ぶりで、初公開当時、全世界で100万枚以上のセールスを記録。ジョージ・ベイカー「リトル・グリーン・バッグ」、ブルー・スウェード「フックト・オン・ア・フィーリング」、スティーラーズ・ホイール「スタック・イン・ザ・ミドル・ウィズ・ユー」など、劇中に登場するラジオ番組から聞こえてくる1970年代の楽曲に加え、ラジオDJの声やセリフの抜粋も収録。70年代のポップスを中心に選曲されたサウンドトラックのユニークな使い方は、映画音楽に新しい方向性を示し、それ以降タランティーノ監督のトレードマークの一部となっている。<作品情報>映画『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』2024年1月5日(金) 公開公式サイト:<リリース情報>『レザボア・ドッグス(オリジナル・サウンドトラック)』12月20日(水) 発売価格:1,760円(税込)『レザボア・ドッグス(オリジナル・サウンドトラック)』ジャケット【収録内容】1. アンド・ナウ・リトル・グリーン・バッグ...(スティーヴン・ライト)And Now Little Green Bag... / Steven Wright2. リトル・グリーン・バッグ(ジョージ・ベイカー・セレクション)Little Green Bag / George Baker Selection3. ロック・フロック・オブ・ファイヴ(スティーヴン・ライト)Rock Flock Of Five / Steven Wright4. フックト・オン・ア・フィーリング(ブルー・スウェード)Hooked On A Feeling / Blue Swede5. ボヘミアス(スティーヴン・ライト)Bohemiath / Steven Wright6. アイ・ガッチャ(ジョー・テックス)I Gotcha / Joe Tex7. マジック・カーペット・ライド(ベドラム)Magic Carpet Ride / Bedlam8. マドンナ・スピーチ(クエンティン・タランティーノ、ハーヴェイ・カイテル、スティーヴ・ブシェミ、ローレンス・ティアニー、エディ・バンカー)Madonna Speech / Quentin Tarantino, Harvey Keitel, Steve Buscemi, Lawrence Tierney and Eddie Bunker9. フール・フォー・ラヴ(サンディ・ロジャーズ)Fool For Love / Sandy Rogers10. スーパー・サウンズ(スティーヴン・ライト)Super Sounds / Steven Wright11. スタック・イン・ザ・ミドル・ウィズ・ユー(スティーラーズ・ホイール)Stuck In The Middle With You / Stealers Wheel12. ハーヴェスト・ムーン(ベドラム)Harvest Moon / Bedlam13. レッツ・ゲット・ア・タコ(ハーヴェイ・カイテル&ティム・ロス)Let’s Get A Taco / Harvey Keitel and Tim Roth14. キープ・オン・トラッキン(スティーヴン・ライト)Keep On Truckin’ / Steven Wright15. ココナッツ(ハリー・ニルソン)Coconut / Harry Nilsson16. ホーム・オブ・ロック(スティーヴン・ライト)Home Of Rock / Steven Wright※1,3,5,8,10,13,14,16:映画のセリフ抜粋予約リンク: Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.
2023年11月03日1989年にイギリス南東部のブライトンで生まれ、その後ウエストエンド進出を果たしたほか、『Café a Go Go』のタイトルでオフ・ブロードウェイでも上演された『スライス・オブ・サタデーナイト』。日本でも上演歴のある往年の名作が、河下楽をはじめとする若くフレッシュなキャスト陣を迎え、本日11月3日(金・祝)より有楽町よみうりホールで上演される。河下は活動を始めた頃からミュージカル出演を夢見てきたそうで、「皆さんがずっと応援し続けてくださったおかげで初ミュージカルというビッグチャンスをいただいた。その期待に応えられるよう、全身全霊で、頑張りたい」と気合十分だ。舞台は1960年代、イギリス・ロンドンのはずれ。エリック(川平慈英)がオーナーを務める「CLUB A Go-Go」は、ティーンエイジャーたちが集って社会を学ぶ“人生の学校”だ。互いに好き合っているのに恥ずかしくて言い出せない、無邪気なリック(河下)と優しいシャロン(熊谷彩春)。ハンサムで自信家のゲリー(神里優希)、彼と付き合っている気弱なスー(黒沢ともよ/ダンドイ舞莉花)、ゲリーがちょっかいを出しているセクシーなペニー(田野優花)。粋がっているエディ(一色洋平)に、男の子たちは女の子たちのリーダー格、ブリジット(高田夏帆)を口説き落とせと挑発していて……? 個性豊かなティーンエイジャーたちの青春と葛藤を、30曲を越えるロックナンバーが描き出していく。翻訳・訳詞は小田島創志、演出は元吉庸泰が手掛ける。本作について「誰もが通り抜けていた10代の感情、そして現代では忘れてしまいそうなその激情が、とても鮮やかにこのミュージカルに込められています」「30曲を超えるナンバーたちが持つ心、昂り、怒りは実に普遍的で等身大」と解説した上で、「素晴らしいキャスト・スタッフの皆様の力を借りて、今の時代に彩りを投げかける作品を目指します」と目標を語っている元吉。懐かしくも新しい、爽やかな舞台が期待できそうだ。ミュージカル『スライス・オブ・サタデーナイト』開幕直前!スペシャルムービー文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『スライス・オブ・サタデーナイト』作:ザ・ヘザーブラザーズ翻訳・訳詞:小田島創志演出:元吉庸泰音楽監督:大嶋吾郎振付:原田薫出演:河下楽(AmBitious) / 神里優希 / 一色洋平 / 石川新太黒沢ともよ・ダンドイ舞莉花(Wキャスト)/ 熊谷彩春 / 高田夏帆 / 田野優花HideboH/川平慈英ほか【東京公演】2023年11月3日(金・祝)~11月19日(日)会場:有楽町よみうりホール【大阪公演】2023年11月21日(火)~11月23日(木・祝)会場:松下IMPホール【仙台公演】2023年11月28日(火)・29日(水)会場:電力ホールチケット情報:公式サイト:
2023年11月03日福山雅治が、12月15日(金) に公開される映画『ウィッシュ』の日本版声優を務めることが発表された。ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念した本作は、ディズニー100年の歴史の集大成ともいえる新たなドラマティック・ミュージカル。どんな願いも叶う魔法の王国で、王国の驚くべき真実をたったひとり知ってしまった主人公アーシャの活躍が描かれる。福山が今回演じるのは、国民の願いを支配するディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王。魔法の力でロサス王国の国民の願いを叶える偉大な王だが、叶えるのは自分が良かれと思う願いだけで、実は国民の願いを支配しているという“裏の顔”を持っていた。そして、人々の心の原動力である“願い”の力を利用して、さらなる強大な魔力を手に入れようとする恐ろしさを秘めたキャラクターである。そんな王としてのカリスマ性や恐ろしいヴィランへと変貌していく難しい感情を表現することがマグニフィコ王役には求められるが、US本社のオーディションを経て、確かな演技力はもちろん、福山の持つ低く落ち着いた声が、王としての威厳、力強さを表現できると評価され、日本版声優に起用された。劇中ではマグニフィコ王が歌う「輝く願い」「無礼者達へ」という楽曲が登場する。自身のキャリアとしては新境地となる初のミュージカル作品への参加となるが、このマグニフィコ王役に決まったことについて「大変驚いたのと同時にすごく光栄でした。当然プレッシャーもありましたが、こんな経験はなかなか無いので、そのプレッシャーも含めて思いっきり楽しみたいなと思って現場に挑みました」と本作に向けての心境を吐露。マグニフィコ王というキャラクターについては、「とても正しく正義感に溢れているキャラクター」と語り、続けて「その行き過ぎた正義感に故に悲しい存在となってしまった、悲劇の王様だと思う」とコメント。そんな難しい役どころのアフレコを終えた福山は「人は誰しもどんな立場でも年齢でも時と場合によって表と裏があります。裏の部分をどう表現できるのか、シーンによってその塩梅をチューニングするという事を注意しました」と振り返った。さらに「マグニフィコ王のことがよく分かると言うと、福山は暴君なんだなって思われそうですけど。マグニフィコ王に対して甘すぎるのかもしれませんが、複雑みをどうやって入れ込めば、その悲しみが可笑しみにまで昇華できるのか、というアプローチをしたつもりです」と、キャラクターへ愛情を持って声を吹き込んだとも語った。また、本作を楽しみにしているファンには、「願い、希望を持つことは大事なんだと教えてくれる作品になっています。そして、正しさとはなんだろう、人間にとって正義とは、悪とはなんだろうということを深いところで教えてくれる作品になっています」と、熱いメッセージを送っている。<作品情報>映画『ウィッシュ』12月15日(金) 公開公式サイト: Disney. All Rights Reserved.
2023年11月03日フラワーカンパニーズが、29枚目のシングル『天の神さまの言うとおり/スタンドアローン』を11月11日(土) にリリースすることが決定した。本作は、8月に発売された『気持ちいい顔でお願いします/セミ・ロング』に続く、シングル連続リリース企画の第2弾。11月11日(土) の伊勢RHYTHMから始まるワンマンツアー『神さまツアー』のライブ会場で販売をスタート、併せてフラワーカンパニーズのweb shop「ニワトリ堂」でも同日より取扱開始となる。また、年末恒例となっている大晦日年越しライブ『ヤングナイター』が、12月31日(日) に新代田LIVE HOUSE FEVERで開催されることが発表された。当日はライブ生配信も実施される予定だ。<リリース情報>フラワーカンパニーズ 29th Single『天の神さまの言うとおり/スタンドアローン』11月11日(土) リリース販売場所:ライブ会場、webショップ「ニワトリ堂」価格:1,100円(税込)※完全生産限定フラワーカンパニーズ『天の神さまの言うとおり/スタンドアローン』ジャケット【収録曲】1. 天の神さまの言うとおり2. スタンドアローンwebショップ「ニワトリ堂」:<ライブ情報>フラワーカンパニーズ大晦日年越しライブ『ヤングナイター’23/’24』12月31日(日) 東京・新代田LIVE HOUSE FEVER開場22:15 / 開演22:45【チケット情報】会場チケット:前売5,500円(税込/整理番号付/D代別)※お土産付き※保護者同伴に限り高校生以下入場可能、当日2,000円キャッシュバック(当日年齢を証明できるもの(学生証、保険証など)のご提示が必要)配信視聴チケット(お土産付き):3,500円(税込/送料込)※お土産は後日郵送配信チケットのみ:2,900円(税込)フラワーカンパニーズ『神さまツアー』11月11日(土) 三重・伊勢RHYTHMopen 15:30 / start 16:0011月12日(日) 兵庫・神戸VARIT.open 15:30 / start 16:0011月18日(土) 東京・神田明神ホールopen 16:45 / start 17:3011月23日(木・祝) 北海道・札幌PLANTopen 15:30 / start 16:0011月25日(土) 青森・弘前KEEP THE BEATopen 17:00 / start 17:3011月26日(日) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVEopen 15:30 / start 16:0012月2日(土) 長野・長野CLUB JUNK BOXopen 17:00 / start 17:3012月3日(日) 埼玉・HEAVEN’S ROCK 熊谷VJ-1open 15:30 / start 16:0012月9日(土) 福岡・小倉FUSEopen 17:00 / start 17:3012月10日(日) 宮崎・宮崎LAZARUSopen 15:30 / start 16:0012月13日(水) 京都・京都磔磔open 18:30 / start 19:0012月14日(木) 京都・京都磔磔open 18:30 / start 19:00■2024年1月12日(金) 奈良・奈良NEVERLANDopen 18:30 / start 19:001月14日(日) 島根・出雲APOLLOopen 15:30 / start 16:00【チケット料金】一般チケット発売:9月9日(土)前売:4,900円(税込・整理番号付・ドリンク代別途要)※高校生以下は当日2,000円キャッシュバック(当日年齢を証明できるもの(学生証、保険証など)のご提示が必要となります)チケット情報:()関連リンクオフィシャルサイト:::::
2023年11月02日大阪発の新鋭ロックバンド・Bye-Bye-Handの方程式が、2024年2月3日(土) に大阪・BIGCATで開催する『秘密蜂蜜フェス』の第1弾アーティストを発表した。『秘密蜂蜜フェス』は、バンド史上最大キャパとなるBIGCATで行われる自主企画イベント。今回の発表では、ammo、TRACK15、レトロマイガール!!といった、同じ大阪を拠点として活動するバンドの出演が明らかとなった。チケットは、11月3日(金・祝) 正午より2次抽選先行受付がスタートする。Bye-Bye-Handの方程式 presents『秘密蜂蜜フェス』チケット情報はこちら!()<ライブ情報>Bye-Bye-Handの方程式 presents『秘密蜂蜜フェス』2024年2月3日(土) 大阪・BIGCATOPEN12:30 / START13:00Bye-Bye-Handの方程式 presents『秘密蜂蜜フェス』告知画像出演:Bye-Bye-Handの方程式 / ammo / TRACK15 / レトロマイガール!! / and more……チケットオフィシャル2次抽選先行:11月3日(金・祝) 12:00~19日(日) 23:59まで()関連リンクオフィシャルサイト:::::
2023年11月02日パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』が、2024年2月4日(日) から24日(土) に東京・紀伊國屋ホールで上演されることが決定した。『最高の家出』は、2009年に劇団ロロを立ち上げ、古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら描く世界観が特徴的な三浦直之による書き下ろしの新作公演。結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒は、道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。この劇場ではたった1人の観客のために、7カ月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメになる。舞台の主演蒔時アハハは「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。そんなある日、劇場に箒の夫・向田淡路が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる……。舞台上と舞台裏、それぞれの“家出”が重なり合って生まれる、ファンタスティック迷走ストーリーとなっている。主演の立花箒役を演じるのは、ももいろクローバーZのメンバーで、今回単独での舞台初出演となる高城れに。そのほか蒔時アハハ役を祷キララ、藤沢港役を東島京、向田淡路役を尾上寛之が務める。またロロからは板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子が出演する。本作は東京公演を上演後、3月に高知・大阪・香川・宮城・北九州公演が予定されている。■作・演出:三浦直之 コメントここ数年、ずっと家出という言葉が気になってました。逃走とか駆け落ちと違って、家出っていうのはいつも帰ってくることが宿命づけられてる。もし、永遠に帰らない家出があるとしたら、それはもう家出とは違うなにかのはずで、だから、家出っていうのはいつも失敗することが前提の言葉です。成功する家出を描きたくて『最高の家出』というタイトルをつけました。集まってくれたキャストもスタッフも最高なので、あとはぼく自身が、最高になれれば最高な家出の物語が出来上がるはずです。もうここにはいられなくて、だけど、どこにもいけなくて、そんな宙ぶらりんな人たちが右往左往する姿をみにきてください。■高城れに コメント初の主演舞台ということでとてもドキドキしていますが、この舞台を通じて出会う人や物、環境、感覚、たくさんあると思います。その1つ1つを、見逃さないように、大切に箒ちゃんという役に、そして舞台に向き合いたいと思います。個性溢れる仲間たちと、素敵な、最高の舞台がつくれるよう、一生懸命全力で頑張りたいと思います!<公演情報>パルコ・プロデュース2024『最高の家出』作・演出:三浦直之(ロロ)出演:高城れに(ももいろクローバーZ)祷キララ東島京板橋駿谷 亀島一徳 篠崎大悟島田桃子重岡漠 尾上寛之東京公演:2024年2月4日(日)~24日(土) 紀伊國屋ホール高知公演:2024年3月6日(水) 高知県立県民文化ホール オレンジホール大阪公演:2024年3月9日(土) 森ノ宮ピロティホール香川公演:2024年3月14日(木) レクザムホール(香川県県民ホール) 小ホール宮城公演:2024年3月20日(水・祝) 電力ホール北九州公演:2024年3月23日(土) J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:公式サイト:
2023年11月02日中島健人(Sexy Zone)がMCを務める映画情報番組『中島健人の今、映画について知りたいコト。』の第32回が、11月12日(日) にWOWOWで放送・配信される。それに先駆けて、予告映像と前回の未公開映像が公開された。『中島健人の今、映画について知りたいコト。』は、ハリウッドをけん引する映画監督やクリエーター、さらに世界へ羽ばたく日本の映画監督へのインタビューや映画製作現場の取材などを通じて、中島が知りたい“映画の今”について学ぶ毎月1回のレギュラー情報番組。第32回は「釜山国際映画祭を徹底取材(前編)~大物監督たちが語る魅力とは?」と題し、10月に行われた第28回釜山国際映画祭を中島が徹底取材。映画祭のキーパーソンを直撃し、アジア最大級の映画祭の裏側に迫る。さらに、今回『福田村事件』でニューカレンツ部門 最優秀作品賞を受賞した森達也監督、同部門にノミネートされた『熱のあとに』の山本英監督、ドキュメンタリー部門の審査委員・原一男監督など日本から参加した映画監督にもインタビューを実施。また、映画祭を訪れる観客に中島自らが聞き込みする一幕も収められている。併せて予告映像では、森監督へのインタビューの一部を公開中。さらに、前回の未公開映像では、最先端アクションに挑む中島がレクチャーを受け、最後には華麗なヌンチャクさばきを披露している。■中島健人 コメント国際的な視線に触れることが本当に大切だと強く感じた貴重な回でした。今の映画監督の皆さんは、アジア諸国をライバル視していますが、まずは同じ土俵に立つことが最も大切であり、それを様々な監督と共有できたことが大きな一歩だと思いました。次は釡山国際映画祭に出演者として参加し、自分も国際的な視線に触れてみたいと思います。『中島健人の今、映画について知りたいコト。』第32回 予告映像(ショートVer)<番組情報>中島健人の今、映画について知りたいコト。第32回:11月12日(日) 午前0:00~放送・配信[WOWOWプライム] [WOWOWオンデマンド]関連リンク番組オフィシャルサイト:映画公式X:オンデマンド番組ページ:番組公式Instagram:
2023年11月02日シンガーソングライターの小林私が、12月15日(金) に東京・WWWで開催する主催ライブ『長い一日』の詳細と追加出演者が発表された。『長い一日』は、小林のとある1日を描く“コント仕立ての新感覚音楽ライブ”。ライブ演出は、YouTubeの動画投稿やインターネットラジオなどをメインに活躍し、現在Radiotalkで配信中の小林のレギュラー番組『小林私の裏話』の構成作家も務める、もののけが担当する。出演者は主催の小林のほか、ゲストとして黒子首、レトロリロン、さらにユアネスのボーカル・黒川侑司の追加出演が決定。全ゲストのライブパフォーマンスはもちろん、小林と各ゲストとのコラボパフォーマンス、小林の新曲披露も予定されている。■あらすじある日、大好きな黒子首と一緒にライブの夢を見た小林私。余韻そのままにギターを弾いていると、偶然にも昔の友人である黒川侑司(ユアネス)が荷物を届けに来た。久々の再会に歓喜し、部屋に上げて一緒に楽器を演奏する。黒川が帰った後、次に小林家のチャイムを鳴らしたのは友だちのバンド、レトロリロンの4人だった。彼らが小林の部屋でくつろいでいると、涼音(レトロリロンVo/Gt)に一本の電話がかかってくる……。<ライブ情報>小林私主催『長い一日』12月15日(金) 東京・WWW開場18:00 / 開演18:30小林私主催『長い一日』告知画像ゲスト:黒子首、レトロリロン、黒川侑司(ユアネス)etc.関連リンク公式サイト::::
2023年11月02日2024年にWOWOWで放送・配信される連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』に、松井愛莉が出演することが発表された。WEST.の神山智洋が自身初の単独主演作品かつ、初めてWOWOW作品の主演に挑む本作。原作は漫画家のゆうきまさみによる同名ミステリー作品で、時を越えて生きる吸血鬼(オキナガ)と公務員という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定が人気を博した。松井が演じるのは、オキナガ惨殺事件に遭遇した厚労省の新米職員・伏木あかり。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称“夜衛管(やえいかん)”への異動を通告され、オキナガに関する殺人事件の解決に協力している神山演じる雪村魁との連絡係を命じられる。「オキナガと人間が分け隔てなく共生できる世界を作りたい」その信念のもと、どんな相手にも素直にまっすぐ向き合う、利他の精神にあふれるキャラクターだ。魁とあかりはバディとなり衝突を繰り返しながらも事件解決に向けて協力し合い奔走、段々とお互いを認め合っていく。そして、やがて2人の数奇なる運命が明らかとなる。■松井愛莉 コメント伏木あかりを演じさせていただけると決まった時は、嬉しく、身長の高さを活かす時がきた!と気合いが入りました!あかりはポジティブでどんな事にも屈せず、人の懐に入っていく、自分とは真逆なタイプですが、あかりが大切にしている「相手を思いやる優しさ」と神山さん演じる魁に必死に喰らい付いていく姿を丁寧に演じようと日々監督と話し合いながら撮影しています!原作の世界感を大切にしながらスタッフ、キャスト全力で撮影をしていますので、作品の完成をわくわくしながら待っていて下さい!!<番組情報>連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』2024年 WOWOWにて放送・配信スタート特設サイト:
2023年11月02日アビスパ福岡がクラブ史上初となるタイトルを獲得するのか、浦和レッズが7年ぶり3度目の優勝を果たすのか。今週末、国内三大タイトルの最初のチャンピオンが決まる。11月4日(土)・国立競技場で『2023JリーグYBCルヴァンカップ』決勝・福岡×浦和がキックオフを迎えるのだ。決勝までの道のり、とくにグループステージの戦いぶりは対照的だった。福岡は鹿島アントラーズ、柏レイソル、アルビレックス新潟とDグループを戦って1位突破。前半戦を1勝1分1敗で終え、4月19日に行われた第4節・鹿島戦がターニングポイントとなった。1-1で引き分け濃厚と思われた試合終了間際、途中出場の中村駿の左CKを同じく途中出場のウェリントンがドンピシャヘッドをズバリ。D組首位に立った福岡は続く5月24日の新潟戦も2-1の逆転勝ちを収めると、6月18日・最終節・柏戦は12分のウェリントンの先制ゴールを守り切り、「ウノゼロ」で3連勝。D組トップのままプライムステージ進出を手繰り寄せた。山岸祐也(アビスパ福岡)(C)Jリーグ準々決勝では3日前の『明治安田J1リーグ』第26節でも対戦し2-0で完勝したFC東京と9月6日・10日に対戦。初戦は0-1で落としたが、勝負の第2戦では前半の内にシャドーの山岸祐也、左サイドハーフ小田逸稀がゴールを奪い合計スコアで逆転。2年連続4強入りし、次は名古屋グランパスと激突。10月11日・第1戦はハーフタイム直前の2列目の鶴野怜樹のへディンク弾、15日の第2戦は開始早々の1トップのウェエリントンの先制弾を守り抜いて1-0。2試合連続の「ウノゼロ」で初のファイナル進出を決めた。クラブの新たな歴史の扉を開いた長谷部茂利監督は試合後、「個人的にうれしいし、これまでアビスパ福岡に関わってきた選手、スタッフ、現在関わっているみなさまにおめでとうと言いたい。とにかく選手たちに感謝して、よくやってくれた」と選手たちを労った。ホセ・カンテ(浦和レッズ)(C)Jリーグ一方、浦和はグループステージで苦しんだ。川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、清水エスパルスがひしめくBグループ6試合でわずか5ゴールにとどまった。分岐点は4連続ドローで迎えた第5節・川崎F戦。立ち上がりに先制点を献上するも、後半序盤にホセ・カンテが見の覚めるようなミドル弾を決めると、5試合連続引き分けがよぎった89分にカンテのヘディングがオウンゴールを誘って2-1、初勝利を挙げた。第6節・清水戦も1-1に終わって1勝5分・勝点8ながら混戦のBグループを1位突破したのだった。苦しんだグループステージから一転、浦和はプライムステージ準々決勝ではガンバ大阪を相手に1-0、3-0と連勝。これまで出場機会が限られたアタッカー陣アレックス・シャルクとブライアン・リンセンが各2得点をマークし、3年連続でベスト4へ進出した。横浜F・マリノスとの準決勝は珍しい試合展開となった。第1戦はCFアンデルソン・ロペスのPK弾で0-1と横浜FMに先勝され、第2戦はCBアレクサンダー・ショルツが後半に2本のPKに成功して浦和が逆転したのだった。2試合を通してPKのみの得点で決まるという稀有なゲームを終えたマチェイ・スコルジャ監督は「両チームとも力の差があまりなく、レベルの高いゲームをプレーしたので、PKで決まったという側面はあったと思う。この2試合でマリノスもいいプレーを見せていた。そして両チームとも、決勝に向けて全力を出し切って戦った」と振り返った。長谷部茂利監督(アビスパ福岡)(C)Jリーグリーグ戦の戦いはと言うと、両軍ともまずまずの成績を残している。浦和は14勝12分5敗・勝点54の3位で逆転優勝に可能性を残し、福岡は13勝6分12敗・勝点45で8位に位置する。そんな中、福岡のここ最近の試合ぶりが気になる。『ルヴァンカップ』準決勝の3日前に開催された10月8日『天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会』準決勝・川崎F戦で福岡はインテンシティの高いゲームを繰り広げたが、決定力の差を見せ付けられて2-4で敗退。2週間後に『明治安田J1』第30節で再び川崎Fと顔を合わせるも、2-4の返り討ちに遭った。20分に失点したが、4分後にFWドウグラス・グローリのゴールで追い付くと、66分に山岸がヘディングシュートのこぼれ球に自ら詰めて逆転。しかし、84分から川崎Fに3ゴールを畳み掛けられて、またもや2-4で屈した。10月28日『明治安田J1』第31節・横浜FM戦も入りをよかったものの19分にゴールを決められると、強行軍の横浜FMが前半の内に3得点を叩き込み勝負を決める。相手のシュート8本に対して、福岡は12本のシュートを放つも1点が遠く、0-4の大敗に終わった。サッカー界では「リーグ戦とカップ戦は別物」と言われているが、これだけ大量失点が続くと不安がよぎる。堅守をベースに勝点や勝利を積み上げてきて福岡ならば、なおさらだ。だからこそ長谷部監督はロッカールームで「前年度のチャンピオンの横浜FMに対して、自分たちは何もできなかったわけではない。4点を取るチャンスはあった。フロンターレ戦もそうだが、自分たちの立ち位置を少しずつ上げて、一歩ずつ進んでいる。だから、今日は4点取られて負けてしまって、ファン・サポーターには申し訳ないが、次の試合に向けて心と体をいい状態で挑めるように持っていこう」と選手たちに切り替えの重要性を説いた。マチェイ・スコルジャ監督(浦和レッズ)(C)Jリーグ福岡ほどではないが、浦和も足踏み状態にある。『明治安田J1』第26節・名古屋戦から『ルヴァンカップ』準決勝第1戦に横浜FMに敗れるまで、公式戦11試合負けなしと好調を維持していたが、10月24日『AFCチャンピオンズリーグ2023-24』MD3・浦項に0-2のスコア以上の完敗。国内の戦いでフィジカル、球際で優位に立っていた浦和が完全に力負けをしたのはショッキングだった。『明治安田J1』大逆転優勝に勝点1も失えない崖っぷちで迎えた10月28日・第31節・鹿島戦はスコアレスドロー。球際も激しく、互角の好試合を披露しつつも、浦和も鹿島も決め手に欠いた。浦和はリーグ最少の22失点の堅守を誇りながら、リーグ11位タイの37得点が響き、引き分けは12試合を数えた。スコルジャ監督も「シーズンを通して、今日のような取りこぼしが多かったと思う。とくにホームでの(第20節)FC東京戦、(第22節)横浜FM戦、(第27節)京都(サンガF.C.)戦など、1点を取っていればという試合があった。そういう試合で取りこぼしがなければ、今の時期我々の状況はまた違っていた」と振り返った。10月31日、浦和に朗報が届いた。ニューヒーロー賞に17歳のMF早川隼平が史上最年少で選出されたのだ。7試合に出場し1得点、準決勝第2戦の同点PKとなるファウルを獲得するなど浦和の『ルヴァンカップ』決勝進出に貢献した早川は「可能性はあるかなと少し頭にあったが、言われた時は驚いたというのが一番」と率直な感想を口にした。浦和からのニューヒーロー賞選出は最多となる6人目。2011年のFW原口元気(現シュツットガルト)、2021年のGK鈴木彩艶(現シントトロイデン)に続く、3人目のアカデミー出身となることを告げられると、早川はこう答えた。「原口選手は話す機会がなく、テレビで見ることしかなかったが、『ワールドカップ』で結果を残した。このチームで育って、あそこまでいった選手がいるということはクラブにとってもプラスだと思うし、自分にとっても同じクラブ出身ということで身近に感じる。彩艶くんは昨年、今年と一緒にプレーし、プレー以外のところをよく見習わせてもらった。プレーも準備のところなど見習うことが多かった」ニューヒーロー賞受賞の要因は「自分自身ここが飛び抜けているところはないと思っているので、総合的な判断を評価してもらえたのかな」と自己分析した。さらに早川は「ライン間という話はスタッフからも言われているし、サイドハーフやトップ下でプレーする上では重要なことだと思うので、そこで受けることは意識している。1トップに入る選手はそれぞれ個性が違うので、自分が裏に抜けられる場面も含めて、選手の個性を見ながらプレーすることは考えている」と続けた。『ルヴァンカップ』決勝に向けて、意気込みを問われると、早川は「タイトルは選手でプレーしている以上、栄誉なもの。少しでも増やしていきたい。チームとしても個人としても、絶対に取るしかないという気持ち」とキッパリ。早川隼平(浦和レッズ)(C)Jリーグ両軍の公式戦の対戦成績を振り返ってみると、浦和が15勝6分5敗と圧倒。2004年11月の『天皇杯』4回戦から浦和が10連勝をマークしたが、ここ3試合は引き分けに終わっている。5月20日の第14節では互いに攻守で持ち味を発揮しながら、スコアレスドローで勝点1を分け合った。果たして、福岡が「カップ戦とリーグ戦は別」を実証し、初めて歓喜の瞬間を迎えるのか、それとも浦和がリーグ戦逆転Vへ起爆剤となるタイトルを獲得するのか。『ルヴァンカップ』決勝・福岡×浦和は11月4日(土)・国立競技場にてキックオフ。当日は決勝進出クラブのクラブカラー、マスコットをモチーフにデザインした、ヤマザキビスケット社オリジナル特別パッケージのお菓子(非売品)を来場先着5万名にプレゼント。チケットは予定枚数終了。試合の模様はフジテレビ系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年11月02日ドラマ『SF超大作「三体」』の第11話から第20話が、11月4日(土)・5日(日) にWOWOWで放送・配信される。それに先駆け、メイキング映像がWOWOWオンデマンドで公開された。脚本執筆に4年、撮影に126日間もの歳月を要した本作は、2023年1月に中国の配信プラットフォーム「テンセントビデオ」で配信され、配信開始1時間で話題性の高さを表わす“熱度指数”が同プラットフォーム史上最速で2万超えを記録。WOWOWでは10月から放送・配信がスタートしており、WOWOWオンデマンドでは2023年10月の海外ドラマ視聴数の中で第1位を獲得した。このたび公開されたのは、「創作編」「セット・ロケ地編」「デザイン編」「宇宙の明滅編」のメイキング映像4本。極限までリアルに作りこまれた本作のセットや美術、数々の名場面の科学考証・映像表現の苦労も。監督や脚本家、役者たちが「原作に忠実に、原作ファンを裏切らないように……」と誠心誠意練り上げてきた制作の裏側を見ることができる。『SF超大作「三体」』撮影記:セット・ロケ地編『SF超大作「三体」』撮影記:創作編『SF超大作「三体」』撮影記:デザイン編『SF超大作「三体」』撮影記:宇宙の明滅編<番組情報>『SF超大作「三体」』第1話~第10話:WOWOWオンデマンドで配信中第11話~第20話:11月4日(土)・5日(日) 12:00~第21話~第30話:12月9日(土)・10日(日) 12:00~『SF超大作「三体」』キービジュアル詳細はこちら: TECHNOLOGY BEIJING CO., LTD
2023年11月02日質量ともに大満足の、怒涛のリリースラッシュとライブ三昧で駆け抜けたDannie Mayの2023年。10月26日、渋谷WWWでのワンマンライブ『SURPRISE』は、充実の1年を象徴する特別な一夜になった。過去の定番曲と代表曲、現在進行形の新曲たち、そして新たな未来予想図までも詰め込んだ、ベスト・オブ・ベストなライブの模様を振り返ろう。およそ3カ月ぶりの東京ワンマン、チケットは瞬時にソールドアウト。盛り上がる気満々のオーディエンスの意気込みをもみほぐすように、オープニングはスローでメロウな「アサヤケ」でスタート。ハンドマイクで歌うマサを中心に、田中タリラとYunoの三声ハーモニーをうっとりと優しく響かせたあと、一転して「笑わせらぁ」はガツンとハードでアップテンポ。マサはエレクトリックギターをかき鳴らし、七色の照明はきらきらぴかぴか。さらにスピードを上げて「黄ノ歌」へ、サポートドラマー成瀬太智を加えたバンドサウンドは、実にアグレッシヴ。それに全力の手振りで応える、オーディエンスも気合十分だ。「Dannie May『SURPRISE』へようこそ!めちゃくちゃ人がおる。すごいね。先行でソールドアウトということで、本当にありがとうございます」(マサ)今日から初めてイヤーモニターを着用するというマサを「プロっぽいね」とひやかすYuno。和やかなムードの中、8月に出た新曲「Boom Boom Boom」から初期の代表曲「灰々」へ、明るいサマーチューンからノスタルジックなマイナー調のダンスチューンへ、Dannie Mayの得意技を連ねてぐんぐん飛ばす。マイクを掴んだYunoが「行けるかみんな!」と叫び、ステージ前方へ飛び出して「もういいって」「待ツ宵」と、2曲続けてリードを取る。タリラの弾く低音のベースラインが最高にかっこいい。メンバー全員がハイレベルで歌って演奏して曲を作れる、Dannie Mayの強みはライブでこそよくわかる。ミラーボールがぐるぐる回り、オーディエンスも一緒に歌う。会場内の一体感も上々だ。「みなさん、田中タリラ作曲といえば、どんなイメージがあるでしょうか?」(タリラ)ライブ中盤、「たぶん、80年」と「if you イフユー」で主役になるのはタリラだ。前者はゴスペルを思わせる美しいメロディのミドルバラードに、独特の揺らぎを持つスウィートボイスがよく似合う。3人のハーモニーにも愛が溢れてる。対照的に、後者は暗く深く沈み込むメロディとスローな曲調が、ダークファンタジーの世界へと聴き手を誘う。呪文のようなコーラスも、アウトロのカオティックな即興演奏も、非日常のイマジネーションに溢れてる。さらに、得意のマイナーポップチューン「適切でいたい」で踊らせ、一気にギアを上げて「玄ノ歌」へ。サーキットをぶっ飛ばすF1マシンのように、緩急自在のシフトコントロールでオーディエンスをぐいぐいリードする。「盛り上がってますか?僕たち、盛り上げに来ました。みんな、日々生きるのが大変だから、今日ぐらいは叫んで、歌って、酒飲んで帰ろうぜ。なぁ?」(Yuno)今日のYunoのMCは、いつも以上にフレンドリーで自然体だ。心理的にもオーディエンスとの距離をさらに縮めながら、悲しくも美しいフォークソング調の「異郷の地に咲かせる花は」をしっとり聴かせたあと、2週間前に配信リリースされたばかりの最新曲、TVアニメ『ビックリメン』オープニングテーマ主題歌「コレクション」で、夢を追うことの素晴らしさを高らかに歌い上げる。コンセプトもアイデアも超えて、たぶんDannie May史上最もストレートな熱いメッセージが、力強いバンドサウンドに乗ってまっすぐに心の中に飛び込んで来る。ここからのライブ後半は、怒涛のキラーチューンの連打で一気に加速。ディスコビートのダンスロックでクラップとジャンプにまみれた「KAMIKAZE」、本日最速BPMの「OFFSIDE」、マサとオーディエンスがタオルを振り回して騒ぎまくる「ええじゃないか」、そして熱狂のお祭りダンスロック「ぐーぐーぐー」。スロットル全開で最終コーナーを立ち上がると、残すはあと1曲。「今日のライブができたことは、僕にとってすごく特別な日になりました。今日ここに来てくれたみなさんのおかげです。本当にありがとうございます」(マサ)最後の曲を歌う前、マサのMCは、少し前に心の調子を崩して苦しんだ日々のことを語る、とても個人的で率直なものだった。小さなストレスが積もり積もって心を乱す、「そういう人って多いと思うんです」と、同じような思いをした人を思いやる言葉がマサらしい。不器用でもいい、自分の居場所を作ろうと歌うエモーショナルなバラード「朱ノ歌」の、限りない優しさが今こそ身に沁みる。エンディングの直前、マイクを外して「ありがとうございました!」とマサが叫ぶ。Dannie Mayの歌は成長する。メンバーの経験とともに、ファンの共感とともに。そしてアンコール。タリラがリードを取る、彼らしいひねったユーモアをトッピングしたハッピーソング「メロディが浮かばなくても」から、クラップと手振りで明るく盛り上がる「めいびー」へ。MCではYunoが、「朱ノ歌」はマサの気持ちを思って本編最後に置いたという裏話を教えてくれた。3人が3人を助け合っている。メンバー、ファン、スタッフが同じ気持ちで前を向いている。「前はコロナで歌えなかったけど、最後はみんなでこの曲を歌って、“楽しかったね”って心から思いたいと思います。今日は本当にありがとうございました」(マサ)Dannie Mayのライブのラストには欠かせない、「御蘇 -Gosu-」の伸びやかなメロディに合わせてミラーボールが回り、全員のコーラスが会場を包み込む。マサがひとりひとりの顔を覚えておくかのように、客席を隅々まで見渡してる。Dannie Mayのライブにはいつも、ここにしかない親密さと一体感がある。過去も、今日も、そして未来も。12月6日、ニューEP『青写真』リリース。リリースライブは、2024年1月26日に大阪・心斎橋Music Club JANUS、2月1日に東京・渋谷WWW。最後の最後、嬉しいお知らせにあたたかい拍手と歓声が沸き上がった。怒涛のリリース攻勢とライブは、2024年も継続される。夢を語るたび強くなれ。「コレクション」の歌詞のままに、Dannie Mayは進む。青写真の向こうにどんな現実の風景が待っているのか、メンバーとファンとともに見に行きたいと強く思う。文:宮本英夫写真:小澤彩聖Dannie May ONEMAN LIVE「SURPRISE」10月26日(木) 東京・渋谷WWWセットリスト1. アサヤケ2. 笑わせらぁ3. 黄ノ歌4. Boom Boom Boom5. 灰々6. もういいって7. 待ツ宵8. たぶん、80年9. if you イフユー10. 適切でいたい11. 玄ノ歌12. 異郷の地に咲かせる花は13. コレクション14. KAMIKAZE15. OFFSIDE16. ええじゃないか17. ぐーぐーぐー18. 朱ノ歌EC1. メロディが浮かばなくてもEC2. めいびーEC3. 御蘇 -Gosu-<ライブ情報>Dannie May ONEMAN LIVE「青写真」2024年1月26日(金) 大阪・心斎橋Music Club JANUSOPEN18:15 / START19:002024年2月1日(木) 東京・渋谷WWWOPEN18:15 / START19:00Official HPチケット最速先行:11月6日(月)23:59まで受付中<リリース情報>New Digital EP「青写真」2023年12月6日(水) 配信リリース関連リンク公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:公式TikTok:
2023年11月02日提供:国立劇場撮影:二階堂健国立劇場、国立演芸場が2023年10月末日をもって、建て替えのため閉場となった。10月29日には閉場式が開催され、関係者やファンが57年の歴史を刻んだ建物との別れを惜しんだ。初代国立劇場は、明治期からの設立構想を経て1966年11月に開場。歌舞伎、文楽をはじめ、舞踊、邦楽、民俗芸能、声明、雅楽等を上演する劇場として長年親しまれてきた。その後、落語、講談等の大衆芸能のための国立演芸場が1979年3月に開場、ともに日本の伝統芸能の拠点として機能し、同時に伝統芸能の保存と振興の役割を担ってきたが、このたび老朽化に伴い閉場となる。中央)独立行政法人日本芸術文化振興会理事長 長谷川眞理子左から)文化庁長官・都倉俊一、文部科学大臣・盛山正仁、松竹株式会社代表取締役会長・迫本淳一、公益社団法人日本俳優協会理事長/一般社団法人伝統歌舞伎保存会 会長・尾上菊五郎(代読:中村時蔵)、公益財団法人文楽協会理事長・鳥井信吾(代理:業務執行理事・八瀬弘範)、公益社団法人日本舞踊協会会長・近藤誠一、一般社団法人日本演芸家連合会長・三笑亭夢太朗提供:国立劇場撮影:二階堂健劇場を運営する日本芸術文化振興会の長谷川眞理子理事長は「年々進む老朽化にいよいよ対応しきれなくなってきた。この半世紀あまりの社会状況の変化も大きく、車椅子のお客様への対応や女性トイレの不足などの基本的な問題をはじめ、その見直しや新たな機能の強化も求められている。そのため、国立劇場、国立演芸場、伝統芸能情報館を一旦閉場し、建て替えることとなりました」と説明。しかしながら「現時点では、昨今の資材の高騰や人手不足などにより、入札手続きに時間がかかっておりますが、一つひとつ解決を図ってまいります」と新劇場の開場目途が立っていないことにも触れつつも、「新たな国立劇場では、社会と伝統芸能との距離をさらに近づけるべく、最新の技術を活用しながら、さまざまな試みに取り組みたい」と話した。中央)文部科学大臣・盛山正仁提供:国立劇場撮影:二階堂健式典では各界からの挨拶も。盛山正仁文部科学大臣は「国立劇場、国立演芸場が送り出してきた研修生たちは、今ではそれぞれの分野で伝統芸能を支える存在として重要な役割を担っています。日本芸術文化振興会には、伝統芸能の伝承と創造の中核的拠点としての機能を強化する新しい国立劇場の整備を進めていただきます。文部科学省としても、伝統芸能の未来、新しい国立劇場の開業について、しっかりと取り組んでまいります」と約束をした。尾上菊五郎の代読として登壇した中村時蔵提供:国立劇場撮影:二階堂健伝統歌舞伎保存会会長である歌舞伎俳優の尾上菊五郎(代読:中村時蔵)は、「今から57年前、この国立劇場が初めて開場したときの驚きと感動は、今も鮮明に記憶しております。昭和41年11月、国立劇場が初めて開場し、2ヶ月かけて『菅原伝授手習鑑』が通し上演されました。最初に出演俳優と竹本、長唄、お囃子の人たちが目にしたのは、まず劇場の威容であり、稽古場の広さ、最先端の舞台、そして楽屋の広さでした。また大劇場の広々とした正面ロビーの中央に、私の祖父・六代目尾上菊五郎の鏡獅子の木彫が据えられているのを見て、身の引き締まる思いとともに、改めて歌舞伎の芸への敬意を抱きました」と懐かしみ、「歌舞伎の台本と演出を改めて見直すという国立劇場の基本方針は、我々出演者側にとって、戸惑いとともに、新たな創造の意欲を抱かせるものでした。以後、この国立劇場で復活上演され、歌舞伎の大切な財産になった作品がいくつも生み出されてきたことは、高く評価されていいと思います。六代目尾上菊五郎をモデルにした「鏡獅子」彫刻(平櫛田中作)また昭和45年から開始された歌舞伎俳優養成研修の終了生は、今では歌舞伎俳優の3分の1を占めるまでに至っています。歌舞伎音楽の竹本、鳴り物、長唄の演奏家養成も、大きな成果をあげています」と国立劇場が果たした役割にも触れ、「この国立劇場としばらくお別れをするのは本当に寂しい思いでいっぱいです。この舞台で演じてきた数々の役が走馬灯のように浮かんでまいります。しかしまた、いずれ立派な劇場として再開場する日を楽しみに待ちたいと存じます」とメッセージを寄せた。再開へ思いを託して。開場記念公演で第一声を発した仁左衛門の『お祭り』で締めくくり日本舞踊協会の近藤誠一会長は「新しい国立劇場も、最新のテクノロジーを使いつつも、心と心のつながりの場であるということをしっかりと認識の上、引き続き新しい時代における日本の伝統芸能の発展に、そして後世への継承に、世界への発信にご尽力いただくことを期待したい」と話し、日本演芸家連合の三笑亭夢太朗会長は「この大劇場の裏に演芸場がございます。演芸場の方では『裏に大劇場がある』と我々は言っておりますが……」と落語家らしく笑いをまぶしつつ、「寄席では特に、お囃子さんや太神楽といった曲芸さんの研修をしていただきました。今、寄席で一生懸命お三味線を弾いていらっしゃる方々は、皆さんこの研修生出身です。この研修がなかったら、寄席は三味線ナシでやっていたかも」と研修制度の重要性に触れつつ、「我々の演芸家連合は、東西併せて14の協会から成っている。毎年5月に振興会の後押しで演芸家連合の『大演芸まつり』というものをやっていた。来年からどうなるかわからないが、再開の折りにはぜひまた皆さまにお運びをいただきたく存じます」と思いのたけを語っていた。その後、式典では記念上演が行われ、日本舞踊『菊』(井上八千代演奏:富山清琴、藤舎名生ほか)、文楽『万才』(豊竹呂太夫、鶴澤清治、吉田和生、桐竹勘十郎ほか)、講談『扇の的』(神田松鯉)、そして最後に歌舞伎『お祭り』(片岡仁左衛門、清元延寿太夫、田中傳左衛門ほか)が披露された。井上八千代による日本舞踊『菊』提供:国立劇場撮影:二階堂健文楽『万才』より、左から)太夫:吉田和生、才蔵:桐竹勘十郎提供:国立劇場撮影:二階堂健神田松鯉による講談『扇の的』提供:国立劇場撮影:二階堂健歌舞伎『お祭り』より、中央) 片岡仁左衛門提供:国立劇場撮影:二階堂健仁左衛門は片岡孝夫時代の1966年、開場記念公演『菅原伝授手習鑑』に出演。大劇場における歌舞伎俳優の第一声を発したことも司会者より紹介された。その仁左衛門は『お祭り』でいなせな鳶頭として舞を披露。最後、花道での引っ込みでは客席に礼をしたのち、本舞台を振り返り、劇場に謝意を伝えるがごとく深々と一礼した姿も印象的だった。1966年の国立劇場開場記念公演『菅原伝授手習鑑』ポスター長谷川理事長によると「劇場が再開場するまでの間は、外部の劇場の施設において主催公演や養成研修事業を実施してまいります」とのことで、すでにシアター1010(東京・北千住)、新国立劇場(東京・初台)等での公演が発表になっているが、新生国立劇場再開場の情報も待たれるところだ。閉場記念式典当日の大劇場ロビー大劇場小劇場舞台国立演芸場舞台隣接する伝統芸能情報館も10月末をもって閉館取材・文・撮影(式典写真を除く劇場内・周辺写真):平野祥恵<今後の公演予定>■令和5年12月文楽公演『源平布引滝 (げんぺいぬのびきのたき)』竹生島遊覧の段・九郎助住家の段2023年12月4日(月)~2023年12月14日(木)■令和5年12月文楽鑑賞教室 / 社会人のための文楽鑑賞教室・『団子売(だんごうり)』・解説文楽の魅力・『傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)』新口村の段2023年12月5日(火)~2023年12月14日(木)※12月8日(金)「Discover BUNRAKU - 外国人のための文楽鑑賞教室 -」開催会場:東京・シアター1010(足立区文化芸術劇場)■令和6年1月邦楽公演『源氏物語音楽絵巻』―演奏と朗読でたどる光源氏の生涯―2024年1月27日(土)会場:東京・新国立劇場 小劇場■令和6年1月歌舞伎公演2024年1月5日(金)~1月27日(土)会場:東京・新国立劇場中劇場■令和6年2月文楽公演2024年2月5日(月)~2月13日(火)会場:東京・日本青年館ホール■令和6年3月舞踊公演2024年3月24日(日)会場:東京・国立能楽堂※最新の公演情報は、「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」公式サイトにてご確認ください。「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」
2023年11月02日正面には列車の座席、その奥には上段のみの2段ベッドと、仮組みされたセットがある。だらっとした体勢で寝ているカーニー(松田凌)、セルリッジ(鳥越裕貴)、ワイコフスキ(大山真志)、すぐには気づかないが実は2段ベッドで寝ているエプスタイン(宮崎秋人)。そして主人公であるユージン(濱田龍臣)はきちんと座り、ノートに何かを書いている。この舞台は、そんな場面から始まる。時は1943年、第二次世界大戦で多くの若者が戦場に送られていた時代。彼らも軍に召集され、訓練を受けるためにアメリカの南部にあるミシシッピー州ビロクシーに向かっているところ。こうして訓練の間ビロクシーで過ごすことになった青年たちの物語が、『ビロクシー・ブルース』だ。稽古場を訪れた日は、初めて全場面を通した稽古が行われていた。稽古開始から約3週間を経て、役柄もかなり立ち上がっているように感じる。ユージンたちは、兵士とはいっても入隊したばかり、しかも18歳から20歳のいたって普通の男子たち。歌声がうるさい、おならが臭い、と文句タラタラでしょうもないやりとりが繰り広げられる。そのやりとりを引っ張っているのは、小柄なセルリッジと大柄なワイコフスキ。表情も身振り手振りも大きな凸凹コンビがとてもにぎやかで、鳥越・大山の呼吸もぴったり。実はかなりコミカルな場面も多いこの作品の中で、ふたりの達者なコメディセンスが場をリードしていることを実感させられる。セルリッジ&ワイコフスキとは対照的に、知的でナイーブな人柄を感じさせるのがエプスタイン。常に一歩引いてシニカルに周りを見ているかのような彼は、いわば「台風の目」と言えそうな存在だ。宮崎は明らかにほかのメンバーとは異なる存在感を発揮。冷静で鋭いまなざし、抑えた声のトーンなどから、自然と観客の目を惹きつけるに違いないエプスタインを創り上げている最中なのだとわかる。多少ゆるかった彼らの空気感は、兵舎に到着し彼らの指導教官であるトゥーミー軍曹(新納慎也)が登場した瞬間にガラッと変わる。軍の規律を守るためという名目で理不尽な命令を下し続けるトゥーミーは、まさに「鬼軍曹」。高圧的で新兵たちにとっては恐ろしい存在ながら、どこか哀愁やコミカルさも漂わせていて、複雑な造形の人物だ。新納は長台詞とも格闘しつつ、トゥーミーを魅力的に見せている。余談だが、稽古場では以前から仲が良いことで知られている新納とヘネシー役の木戸邑弥の席が隣り合わせ。休憩時間などに和気あいあいとした雰囲気で過ごしていたことも印象的だ。そのヘネシーも明るく、ユージンを気遣うなど人の好さを見せて、木戸の笑顔が光る。だがその分、ある出来事の当事者となった際の嘆きがあまりにも悲痛で強いインパクトを残した。軍のつらいしごきやまずい食事に耐える日々が描かれるが、彼らのやりとりが多分にコミカルであることに救われる。そしてカーニーがユージンの兄貴分のようにも感じられるふたりの交流は、おそらく観客の心にも染みるだろう。そう思わせる松田の兄貴力と濱田の弟感が、とても好ましかった。カーニーとして披露する松田の歌声も、ジャジーな曲の魅力と相まってとても魅力的だ。「作家になる」「生き残る」「初体験をする」という、3つの決心をしているユージン。娼婦ロウィーナ(小島聖)との初体験やデイジー(岡本夏美)との初恋と淡い恋の物語もありつつ、彼は仲間たちとの衝突など訓練中に起こる事件も乗り越えて少し大人になる。濱田は物語の語り手として長台詞もこなしながら、そんなユージンの瑞々しさ、そして良い意味で物慣れない風情を表現している。彼の持ち味にはまっている青年像が、今後どれだけ濃いものになっていくか期待したい。通し稽古に先立って、演出の小山ゆうなは会話の間をできるだけ詰めるようにと指示を出していた。おそらく、これからどんどんテンポも良くなっていくだろう。コミカルでシニカル、でも優しさや切なさ、甘酸っぱさもあり、まさに青春グラフィティそのものな本作は11月3日(金)より東京・シアタークリエにて。取材・文:金井まゆみ写真提供/東宝演劇部<公演情報>『ビロクシー・ブルース』作:ニール・サイモン翻訳:鳴海四郎(早川書房/2009)上演台本・演出:小山ゆうな出演:ユジーン:濱田龍臣エプスタイン:宮崎秋人カーニー:松田凌セルリッジ:鳥越裕貴ヘネシー:木戸邑弥ワイコフスキ:大山真志デイジー:岡本夏美ロウィーナ:小島聖トゥーミー:新納慎也2023年11月3日(金・祝)~11月19日(日)会場:東京・シアタークリエチケット情報:公式サイト:
2023年11月02日ジョシュ・デュアメルとグレッグ・キニアが『Off the Grid』で共演することになった。アクションスリラーで、監督は『ヴェンジェンス』のジョニー・マーティン。デュアメルが演じるのは、武器として悪用されるのを防ぐべく、実験物を隠す科学者。キニアは、そんな彼を探して実験物を取り戻そうとする仲間の科学者を演じる。インディーズ映画であるため、ストライキ中の全米映画俳優組合から許可を取り、来年1月に撮影開始の予定で製作準備が進められている。デュアメルの最近作は、ジェニファー・ロペスと共演したロマンチックコメディ映画『ショットガン・ウェディング』。キニアの最近作はApple TV+のドラマ『ブラック・バード』。文=猿渡由紀
2023年11月02日世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024(LFJ)」の開催が発表された。コロナ禍を経て、2023年に4年ぶりの復活開催を行ったLFJの、17回目となる2024年のテーマは、「ORIGINES-全てはここから始まった」。その心は、中世・バロック・ルネサンスなどの古楽から、ジャズに至るまでの流れにスポットを当て、それぞれの音楽のルーツを紐解くプログラムや、ブラスバンド&ウィンドオーケストラのはじまり、さらには、ある楽器のために初めて書かれた作品などなど、あらゆるORIGINES(起源)を紹介するという興味深い企画だ。音楽の源流を辿り、壮大な音楽の大河を旅する事によって出会える新たな発見は、2005年の初開催以来、様々なチャレンジを続けてきたLFJが提起する新たな刺激となりそうだ。さて朗報!2024年のトピックとして、有料公演会場「G409」とともに、無料公演会場「ホールE」が5年ぶりに復活するのだ。「ORIGINES-全てはここから始まった」というテーマの意味が、ここにも見え隠れするようだ。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024(LFJ)2024年5月3日〜5日東京国際フォーラム
2023年11月02日パソコン上で印刷物や出版物のデータ制作を行うDTP(デスクトップ・パブリッシング)の普及は、近代のグラフィックデザインの歴史の中で起こった大きな出来事だ。この手法が主流となった1990年代以降のデザインを、主に日本の文字との関係から紐解いていこうとする展覧会が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで、11月23日(木・祝)から2024年3月10日(日)まで開催される。展覧会ディレクターを務めるのは、グラフィックやタイポグラフィに関する著書を多数手がけている編集者の室賀清徳、グラフィックデザインの研究を行う後藤哲也、そしてグラフィックデザイナーの加藤賢策の3名。立場が異なる3名が共同でディレクションする同展は、とりわけ漢字やひながな、カタカナ、alphabetを使い分け、縦書きと横書きの両方の形式をもち、さらに文字と図像とが混ざり合うという日本独自のグラフィック文化に着目して構成されている。こうした日本のグラフィック文化が、グローバル化が進んだ情報技術とどう向き合い、何を生み出してきたのか。そして、その現代の情報環境の中で、どのような動きと可能性を見せているのか。同展では、特に日本の文字を起点に、国内外約50組のデザイナーやアーティストによるプロジェクトやクリエイションを通じてその考察を進めていく。同展の特徴は、グラフィックを印刷物やデジタル、空間といったメディアで区別することなく、「造形性」や「身体性」といった13のテーマ別にとらえなおしていること。ポスターや書籍の展示や、看板の実物展示、壁面を使った大型出力展示といった様々なかたちで、250点以上のグラフィック作品がダイナミックに提示されることとなる。日々大量のビジュアル情報が飛び交い、多くの面で効率性を重視せざるを得ない現代において、縦横無尽に浮遊する文字やイメージのあり方を目にし、そこに立ち上るエネルギーを感じることで、改めてグラフィックデザイン本来の楽しさや豊かさ、そしてその創造性を発見してほしい——デザインに特化した同ギャラリーで開催されるこの展覧会には、そんな思いも込められている。<開催情報>企画展『もじ イメージ Graphic 展』会期:2023年11月23日(木・祝)~2024年3月10日(日)会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:火曜(12月26日は開館)、12月27日(水) ~1月3日(水)料金:一般1,400円、大学800円、高校500円公式サイト:
2023年11月02日映画『おしょりん』の特別映像「初恋篇」が公開された。藤岡陽子による同名小説をもとにした本作は、明治時代の福井を舞台に、豪雪地帯のため冬は農作業ができず収入の道がなくなる村を助けようと、メガネ工場をゼロから立ち上げた増永五左衛門と幸八の兄弟と、ふたりを信じて支え、見守り続けた妻・むめを描いた、挑戦と情熱、そして家族の愛の物語。北乃きい演じるむめは、小泉孝太郎演じる増永兄弟の兄・五左衛門の妻として兄弟のめがね作りを支える役どころ。しかし公開された映像では、森崎ウィン演じる増永兄弟の弟・幸八に一目惚れしていることが分かるシーンから始まる。夢を語り合ったり、河原で水を掛け合う青春恋愛映画顔負けのシーンがあったりと、むめだけではなく幸八の方も彼女に惹かれているのは明らか。そんな中、増永家との親同士が決めた結婚が決まり心躍らせるむめだが、目の前に現れたのはなんと兄の五左衛門。むめも思わず「違うっ」と口に出してしまうほど驚いてしまう。女性の自由が少なかった時代、親が決めた相手に嫁ぐことは珍しくはないこと。しかし心ときめいた相手と結ばれると思っていたむめと、彼女と兄の祝言の席で二人を見つめる幸八の表情は、やりきれない想いと、違った形で家族となってしまったやるせなさを物語っている。『おしょりん』特別映像「初恋篇」<作品情報>『おしょりん』11月3日(金・祝) 公開※福井県で先行公開中『おしょりん』本ポスタービジュアル公式サイト:「おしょりん」制作委員会
2023年11月02日Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』が、2024年4月28日(日) から5月26日(日) に東京・明治座、5月31日(金) から6月9日(日) に大阪・SkyシアターMBSで上演されることが決定した。地球ゴージャスは、1994年に岸谷五朗と寺脇康文により結成された演劇ユニット。「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、一糸乱れぬ群舞やコーラスワーク、激しいアクション、時にコミカルに、時にシリアスに、そして何より熱気にあふれた“地球ゴージャス流”エンターテインメントは、作品を発表するたびに大きな話題を集めてきた。6年ぶりの新作となる『儚き光のラプソディ』の舞台は“謎の白い部屋”。時空を超え、様々な場所から集まる人々が“逃げ出したい”という強い感情からその部屋を訪れる。そんな部屋へ集うのは、2022年に音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』と自身の名を冠した作品で初舞台・初主演を務めた中川大志、岸谷の信頼が厚く、10周年公演『クラウディア』、20周年公演『クザリアーナの翼』と周年公演には欠かせない存在の風間俊介、そして、2006年に1歳にして芸能界デビュー以降、数々の話題作に出演し、ここ数年は舞台での活躍も目覚ましい鈴木福。さらに、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿といった面々がキャストとして名を連ねており、風間・保坂を除く主要キャストが地球ゴージャス初参加となる。■作・演出・出演:岸谷五朗 コメント沸々とウズウズとメキメキと、エンターテインメントへの血が滾りうねり、爆発する「その時」を待ちかねている感じであります!コロナに壊され続けた過去の公演の為にも、この滾るエネルギーは特別なものを感じております。「今この時に、この時代に」何をテーマに構築し世にぶつけていくべきか!地球ゴージャスらしく、演劇の持ちうる最大の魅力を利用して、皆様に心揺さぶるエンターテインメントをお届けしたいと思っています。オリジナル作品の大切さ重要さ「昨今の世の中だからこその必要性」をヒシヒシと感じ、舞台公演が打てる幸せを噛み締め、お客様と共に素晴らしき舞台の完成を願って、入念な打ち合わせ、そして、最高の役者達との厳しい稽古に突入いたします。ご期待ください。是非、劇場にお越しくださいませ!■演出補・出演:寺脇康文 コメントおりゃー!地球ゴージャスだぜー!コロナの馬鹿野郎にやられた、5年間の悔しさを、最高のメンバーと共に、爆発させるぜー!最高の時間を共有しようぜー!もう一度言う!地球ゴージャスだぜー!……忘れてなかったら、観に来てね。■中川大志 コメント地球ゴージャスを初めて観たのは2016年の『The Love Bugs』でした。エンターテインメントとしての華やかさとパワフルさに、胸を鷲掴みにされるような、ど真ん中をドカンと殴られたような衝撃を受けたのを覚えています。今回30周年という節目の公演でお声がけをいただいて……。想像もしていなかったですし、僕自身舞台の経験が少ない中で、簡単にはお返事ができませんでした。でも、岸谷さんが昨年の『歌妖曲』を観てくださって、嬉しい言葉をたくさん掛けていただいたので。今はもうやるしかないです(笑)。今回の物語は、時空を超えて、いろんな時代を生きてきた人々が登場します。時代ならではの苦悩や境遇があっても、変わらないものがある。人に自分の本当の姿をさらけ出すのは怖いことですが、そこから初めて自分自身で分かっていなかったことに気づくことがある。人とのつながりを感じられる作品だと思うので、自分に務まるのかまだまだ不安な部分もありますが、このメンバーで作品を創っていくことが今からとても楽しみです。■風間俊介 コメント地球ゴージャスは2004年の『クラウディア』の初演と翌年の再演に二年連続出させていただいて、「次は10年後だね!」って岸谷さんと寺脇さんに言われて、そうしたら本当に10年後に『クザリアーナの翼』に出させていただき、10年周期の男っていう異名がつきました(笑)。そしてまた本当に10年後の今作にお声がけいただいた。お二人の冗談の中に散りばめられている本当の約束にぐっときました。ゴージャスの作品は、争いの悲劇を描くという代名詞がありつつ、ひとりひとりの個性豊かなキャラクターが集まってきて、ひとつのことを共有する、これも代名詞だと思うんです。ここ数年の作品は観てる側だったので、今回もうひとつの新たな代名詞に関われると思うとワクワクする。ゴージャスの最高な稽古場で肉付けされ、生まれたものが本番で僕たち演者からエネルギーとして発散される。今回もきっと、エンターテインメントの凄さを感じてもらえる作品になると思います。そして、ファンのみなさま10年周期の男が帰ってまいりました!是非是非、地球ゴージャス×風間俊介、見ていただけたら幸せです。■鈴木福 コメント地球ゴージャスは、岸谷さん寺脇さんという素敵なお二人が創られている、面白い世界観と素敵な歌、ダンスで繰り広げられていくステージが、名前の通り本当にゴージャスな印象です。今回が初参加になりますが、出演できることはもちろん、岸谷さん寺脇さん、そして共演者の皆さんとご一緒できること、そして明治座であることも楽しみで、ワクワクが重なりました!どういった舞台が創られるのか、どのように脚本の世界観が広がっていくのか楽しみですし、重要な役どころをいただいているので、しっかりと演じたいですし、気合が入る感じです。稽古はこれからですが、精いっぱい頑張って素敵な舞台を届けられるように頑張ります是非皆さん見に来てください。<公演情報>Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』作・演出:岸谷五朗【出演】中川大志風間俊介鈴木福三浦涼介佐奈宏紀保坂知寿原田治小林由佳井出恵理子杉山真梨佳内木克洋高木勇次朗水原ゆき精進一輝高島洋樹輝生かなで東川歩未尾関晃輔栁原華奈伊藤彩夏千葉悠生権田菜々子清水錬岸谷五朗寺脇康文【公演日程】東京公演:2024年4月28日(日)~5月26日(日) 明治座大阪公演:2024年5月31日(金)~6月9日(日) SkyシアターMBS公式サイト:
2023年11月02日舞台『欲望という名の電車』が、2024年2月10日(土) から18日(日) に東京・新国立劇場 中劇場、2月22日(木) から25日(日) に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演されることが決定した。アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズの名を世界的に知らしめた『欲望という名の電車』は、1947年にブロードウェイで初演され、ピューリッツア賞を含むブロードウェイ3大賞を同時受賞。1951年にはヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドで映画化されアカデミー賞を受賞した。今回の舞台版は、主演のブランチ役を本作が舞台初出演にして初主演となる沢尻エリカが務める。また、ブランチと反発し合うスタンリー役で伊藤英明、ブランチの妹・ステラ役で清水葉月、ブランチに好意を抱くミッチ役で高橋努が出演する。そのほか、ステラの大家ユーニス役で青木さやか、ユーニスの夫のスティーブ役で福田転球、スタンリーのポーカー仲間でもあるパブロ役で中村まこと、医師役で久保酎吉、看護師役でうらじぬの、コワルスキー家にやってくる集金人の若者役で青木瞭が名を連ねている。演出は、マイノリティ社会の中にある“希望”を描き続けてきた鄭義信が手がける。■演出・鄭義信 コメントついに手を出してしまった!大名作である!テネシー・ウィリアムズである!『欲望という名の電車』である!これまで、数々の名演出家が挑んできた。僕のようなものが、しゃしゃり出てくる作品ではないのだ。それでも、冒頭のブランチの「“欲望”という名の電車に乗って、“墓場”という電車に乗り換えて、六つ目の角で降りるように言われたんだけど……そこが、“天国”だよって」という台詞に、心がグラグラしてしまう。磁石のように惹きつけられてしまう。そして、最後の台詞も……。あらためて読みかえしてみると、テネシー・ウィリアムズが劇中に散りばめた台詞のどれもが、蛇のようにまとわりついてくる。夢の中までも、追いかけてきそうである。この魅惑的で、危険な台詞とどう対峙していくのか、そして、ニューオリンズの蒸し暑く、湿った街の匂いをどう再現すればいいのか……課題は山積みだ。高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカさんと、柔らかな心を硬い肉体で包み隠そうとしているかのような伊藤英明さんをはじめとする、心強い俳優たちと、深い密林をかき分けるかのように、テネシー・ウィリアムズの台詞と格闘しようと思う。<公演情報>舞台『欲望という名の電車』作:テネシー・ウィリアムズ翻訳:小田島恒志演出:鄭義信【出演】沢尻エリカ/伊藤英明清水葉月高橋努青木さやか福田転球中村まこと久保酎吉うらじぬの青木瞭ほか【公演日程】東京公演:2024年2月10日(土)~2月18日(日) 新国立劇場 中劇場大阪公演:2024年2月22日(木)~2月25日(日) 森ノ宮ピロティホール公式サイト:
2023年11月02日映画『NCT NATION: To The World in Cinemas』が、12月6日(水) に公開されることが決定した。本作は、NCT史上初めて全ユニット(NCT U、NCT 127、NCT DREAM、WayV)が集結し、韓国・仁川の文鶴スタジアムで開催された史上最大規模のグループ公演『NCT NATION: To The World』の模様を収録したコンサートフィルム。日本でも『NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’』として、大阪・ヤンマースタジアム長居、東京・味の素スタジアムで開催され、全日程のチケットが完売するという盛況ぶりをみせたNCT NATIONの魅力が詰まった内容となっている。通常の2Dだけではなく、18台のカメラで撮影された息をのむような3面270度の視野で没入感を感じられるScreenX、ライブコンサートの雰囲気を五感で体験できる4DX、その2つのフォーマットを結合した4DXScreenといった多彩なフォーマットで上映予定。ライブ会場さながらの臨場感と興奮を味わうことができる。併せて本作のポスタービジュアルとスチールを公開。NCTメンバーがステージ上でNCTzen(ファンの呼称)と夢の時間を分かち合う、ライブ会場ならではの輝く一瞬が捉えられたポスタービジュアルと、スチールはNCT 127、NCT DREAM、WayVの3ユニットのパフォーマンスが切り取られている。また、ムビチケカード・ムビチケオンライン券が11月9日(木) より発売されることが発表となった。ムビチケカードには、「日本限定オリジナルトレカ(全19種ランダム)」が、ムビチケオンライン券は、ポスタービジュアルを使用した「オリジナルスマホ壁紙」が特典としてプレゼントされる。<作品情報>『NCT NATION: To The World in Cinemas』12月6日(水) 公開公式サイト: SM ENTERTAINMENT Co., Ltd. All Rights Reserved.
2023年11月02日11月3日(金・祝) に映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』が公開となる。元SDN48で作家の大木亜希子の原作を実写映画化。仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の元アイドル安希子(深川麻衣)は友人の勧めで都内の一軒家で独り暮らしをする56歳のサラリーマン・ササポン(井浦 新)と同居することに。恋人でもない、家族でもない同居生活とは?写真の撮影中も和やかに言葉を交わす深川と井浦の空気感は、とても柔らか。ちょっとした会話に互いへの信頼が感じられる2人に話を聞いた。タイトルとストーリーのギャップも魅力――脚本を読まれての印象はいかがでしたか?深川麻衣(以下、深川)キャッチーなタイトルだな、と思ったんですけど、コメディなのかな、と読み始めたら、ギャップに驚きました。ドロドロした感情や、普段はあまり人に見せないようなところまで赤裸々に書かれていて。安希子のがむしゃらさにグッと来て、この役をできることがとても嬉しかったですね。あまり今までやったことがないような役柄でしたし。井浦 新(以下、井浦)いつも、台本をいただいて最初は文字として認識しているイメージなんですけど、大木さんご自身の物語であることを踏まえて読み始めたので、言葉が力強かったですし、どんなに優しい言葉でも嘘がないというか。それは実話が元になっているからこそ感じることだったりするので、出会いたくてもなかなか出会えないものです。最初に読んだときから大木さんが体験してきたササポンの温度感を探りながら読んでいました。「安希子は麻衣さんだから生まれた」――深川さんと井浦さんは、2021年公開の深川さん主演の『おもいで写眞』以来のご共演ですよね。井浦僕は冷やかしに行っているような感じだったので。共演と言っていいか分からないような(笑)。深川台詞は交わしていないんですよね。私はずっと無視しているような役だったので。井浦ずっとプンプンしている役で。深川してましたね(笑)。――今回はがっつりとご共演ですね。深川さんから見たササポンさん、井浦さんから見た安希子さんの印象はいかがですか?深川ササポンは本当になかなかいそうでいない人というか。投げかけてくれる言葉も説教っぽく言うんじゃなくて、思っていることをとつとつと話しているのが染みてくるんです。ササポン自身は言ったことも忘れているかもしれないけれど、安希子の胸にはずっと残っているような素敵な言葉がたくさんあって。対談で実際にササポンさんにお会いできたんですけど、近いものがあるのかな、と思いました。新さんも、多分人から相談をされても、押し付けがましくアドバイスするというよりも、ササポンに似た言葉選びで話すんじゃないかな、って勝手に想像していましたね。普段、新さんと話しているときの穏やかさとか、どっしりとした感じ……なんか背後に大自然を感じるような。井浦なにそれ(笑)。僕から見た麻衣さん演じる安希子は、麻衣さんだから生まれた安希子なんだと思っています。大木さんがご自身の人生を文字で綴るのと、麻衣さんのようにアイドルを経て、俳優となってこの役に出会って。重なっていく部分があると表現はまた少し変わってくると思うんです。例えば僕が安希子を演じたとしたら、アイドルのイメージがないから、想像で乗り越えるしかないけれど、本当にアイドルの楽しさや厳しさを肌で感じたことを演技で表現するのは簡単なことじゃないような気がするんです。麻衣さんが演じる安希子は、ご自身の経験だったり、いろんなものが重なって、安希子になっているんだろう、と。――他の人が持ちえないベースが深川さんの中にあるということですもんね。深川確かに、無意識でしたが自分が経験してきたものと重なる瞬間はあるかもしれないですね。――アイドルを卒業したときの不安感は共通するものがある?深川セカンドキャリアに移るときに、うまくいかなったらどうしようとか、このままダメになっちゃうかもしれない、と私もいろんな想像をしていましたね。実際にやってみて思うようにできなかったり、その道でずっとお芝居をやられてた方と同じ土俵に立つことがすごく恥ずかしく感じて。その気持ちと近いのかな、と思います。30代になって年齢に縛られなくなった――次のステップに行く不安も描かれていましたが、安希子さんは29歳の誕生日を迎えるにあたって、強い焦りを感じていました。おふたりは29歳のときに人生をどのように考えていらっしゃいましたか?深川新さんの、聞きたいです。井浦29歳……うーん……。――2002年に『ピンポン』に出演されて。井浦『ピンポン』が27歳で、公開されたのが28歳だから……そこから気持ち的に1~2年、俳優ができなくなって。ここは自分がいる場所じゃない、と休んでいたんです。でも求められることにありがたみを感じて「もう1回だけでもリハビリ的にやってみよう」って思ってやったのが29歳とか30歳ぐらいのときです。――どなたからか声をかけられて。井浦そうですね。『青い車』という作品のプロデューサーと監督から「もう出ないのは知っているんだけど、どうしても本を読んでほしい」と言われて、断っても全然引いてくれなかったんです。それで「じゃあちゃんと話を聞いてみよう」という形でやることになりました。――その時点でこれからのことを考えていらっしゃったんですか?井浦いえ、そんなビジョンを持っていたわけではないです。俳優もそこからもう一度始まったようなものでしたし、どんな俳優になりたいかもなくて、本当に彷徨っていた感じです。物作りの仕事をずっと続けてきたので、コツコツと物を作っていけたらとか、そのぐらいです。人生設計とか仕事の未来のビジョンとか、そういうことは全然持っていませんでした。――深川さんは29歳というと3年前ですね。深川女性の29歳から30歳はすごく大きい気がしてたんです。19歳から20歳は単純に大人としての変化、という感じがしますけど、29歳から30歳って本当に大人というか。漠然とした「何かもっと身につけないといけないのかな」とか、「内面が伴っていない気がする」っていう身構えがありましたね。あと、「これから役柄もどんどん、どんどん変わってくんだろうな」という楽しさと不安が入り混じっていました。でも周りの先輩たちが「30代、本当に楽しいよ」って迎えてくれたので、肩の力が抜けましたし、ポジティブな気持ちで突入できましたね。30代を迎えたあと、何か大きなきっかけがあったわけではないんですけど、それまでに比べたら少しリラックスして仕事に向き合えるようになって。そこから年齢はあんまり気にならなくなりました。――逆に自由に。深川今、32歳なんですけど、たまに自分が何歳か忘れるんですよね。何歳だっけ?って。年齢に縛られなくなったかもしれません。コツコツと今を繰り返していけば、自ずと未来への道ができていく――安希子は未来に不安を強く感じていましたが、今はあまり感じませんか。深川現実的にどうしよう、ということは考えていないんですけど、「ぼーっと過ごしてたらあっという間に死んじゃうだろうな」というのが漠然とあって。1年がこんな早いんだったら、あとこれをもう10回繰り返すだけで10年で、一瞬だから。そう思うとやっぱり楽しく人生を終えたいな、って思います。難しく考えすぎてしまうこともあるんですけど、やっぱり楽しんだ人が勝ち。いや、勝ち勝ち負けではないんですけど、その方が、楽しく最期を迎えられるんだろうな、って思います。――井浦さんは年齢を重ねられて生き方や人生に対して考え方が変わったところはありますか?井浦考え方はそんなに大きく変わってないですが、なるようにしかならない。諦めているというわけではないんですが。みんな個人差はあるけど、それなりに一生懸命頑張ったり、好きなことをやったりとか、好きなものがないなら探しながらとか、いろんなことしながらも、生きてるわけですから。本当に何が成功かなんてわからないですし、なるようにしかならないので。だから僕は未来を見つめるより、いつも今をちゃんと生きるということを大事にし続けているとは思います。今が未来の最前線にあるので、だから今の繰り返し、コツコツと今を繰り返していけば、自ずと未来への道ができていくというか。漠然と何年後に何をしよう、という予定があって、そこに向かって準備をするのもいいことだと思うんですが、そこに向かっていくのも、今日何するかが大事になってくるので。今が一番大事なんじゃないのかと。あと麻衣さんの言っていた「勝ち負け」じゃないですけど、死ぬときに他人じゃなくて自分に勝ったって死ねたらいいんだろう、と思います。そのために仕事でも生活でも、悔いがないように好きなことをして。さらに仕事が好きなことだったら、なおいいですし。やっぱ自分の好きなことをして、生きていく方がいいと思います。――確かに、先を考えて今がないがしろになることもありますよね。井浦例えば、自分も一つ、二つ上の世代の先輩方に年齢を聞かれてもうすぐ50歳だ、と言うと、じゃあここからもっと早くなるよ、って。深川まだ早くなるんですね!井浦自分も20歳から30歳、30歳から40歳と年々早くなって、あっという間に40代が終わろうとしている状況の中で、これからもっと早くなるってどうなっていくんだ、と思ってしまいます。深川確かに(笑)。井浦5分後に何かが起こって、もしかしたらこの世からいなくなるかも知れない。そういうものだ、って年齢的にもだんだん切実に感じるでしょうし、だからこそ本当にこの瞬間をいかに自分に負けず、悔いなく生きられるか、ということが、結果、周りから見ると「あの人はすごく楽しんでいる」ように見えてくるのかな、なんて思ったりはしています。深川深いですね。本当に新さんを見ててすごく楽しそうなんですよね。インスタを見ていても、いろんなところに行っているし、いつも同じ場所にとどまってない感じがします。井浦落ち着きがないっていう言い方もあるんだけど(笑)。深川趣味に対してもすごく何か知識が幅広いんですよね。後回しにしていたら、それこそあっという間に過ぎていってしまって、次の年になっていたりするので、やりたいことはやりたいうちに、行きたいところも行けるときに行っとかないと、後悔するのは嫌なので。本当に、自分に勝って死ぬっていい言葉ですね。「最高の人生だった〜」って言って死にたいですね。取材・文:ふくだりょうこ撮影:映美【深川さん】ヘアメイク:白水真佑子スタイリング:原 未來【井浦さん】ヘアメイク:NEMOTO(HITOME)スタイリング:上野健太郎衣装協力:ジャケット¥46,200、ニット¥31,900、パンツ¥26,400/Graphpaper(Graphpaper TEL:03-6418-9402)その他スタイリスト私物ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントおふたりのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<作品情報>『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』11月3日(金・祝) 全国公開公式サイト:
2023年11月02日