ウーマンエキサイトがお届けする恋愛の新着記事一覧 (5/104)
自己中心的な義家族にストレスをためながらも、「夫の意をくむできたた妻」を目指して、ひたすら走ってきた理恵さん。そんな彼女がついに大爆発してしまったエピソードを、 前回 はご紹介しました。実は、この理恵さんの大爆発、その後、夫婦仲に深刻な影響をおよぼしたのです。怒りにまかせて口から出てしまった「離婚」という言葉。夫の章人さんに大きな衝撃を与え、彼の家族も敵に回すことになりました。それまでの「優しく完璧な妻」こそが、理恵さんの本当の姿なのだと信じたい章人さん。理恵さんはその後、完璧な良妻の仮面を取り戻そうと必死になります。けれども、章人さんのオドオドした視線を感じるたびに、理恵さんはたまらなくみじめな気持ちになります。「こいつ、またヒステリーを起こすかもしれない…」と、夫が自分におびえているように感じるのです。そして理恵さん自身も、怒りを抑えきれずにまた噴火してしまうのではと恐れています。完璧な妻を目指して努力を重ねてきた理恵さんが抱える問題。それは「度を越した堪え性」「自己犠牲」「気にしすぎる世間体」です。長い結婚生活、こうした性質にがんじがらめになっていると、いつか爆発してしまう日がやってきます。あなたもそんな状態に陥っていないか、以下の項目をチェックしてみてください。■「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度チェックここでは、あなたの「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 「自分さえ我慢すれば、ことは丸く収まってラクチン」だと思う。2. 自分の要望を人に伝えるのが苦手だ。3. 「自分の要望=わがまま」だと思ってしまう。4. したいことよりも「自分にどんな言動が求められているか」ばかり考えてしまう。5. 大切な人といると相手を喜ばせたいがために、したくないことでもしてしまう。6. 相手を喜ばせようと我慢や努力をしたのに、相手に感謝の意が見えないと気分が悪い。7. だれも見ていないところで物に当たったことがある(机をドンたたく、ドアを思いっきりしめる、壁をける)。8. 夫の実家との付き合いは、どんなに理不尽なことでも対応しなくちゃと思う。9. ご近所さんなど、自分の日常に重要でない人たちからも「良い人」だと評価されたい気持ちが強い。10. これまでに「キレる」「われを忘れる」という状態を経験したことがある。 ■あなたの「修羅場火山」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、修羅場火山度「C」(ストレスをため始めています。気をつけて!)○の数が6個以上8個未満は、修羅場火山度「B」(ストレスをためる考え方が染み付いてしまっています。沸点に近付きつつあります)○の数が8個以上は、修羅場火山度「A」(いつ爆発してもおかしくない状態。今すぐ対策を!)真面目で配慮が行き届き、夫を立てる完璧な妻。けれども「配慮」が過ぎて、自分の気持ちを無視し続けるのは健全な状態ではありません。自分の思いやゆずれない要望は、言い方を考えながらもきちんと伝えなければなりません。ただし、ここで開き直って自分のことしか考えなくなったり、自分の要求をゴリ押しするようになっては、妻はまた別の種類のモンスターワイフになってしまうので、お気をつけて。夫婦というのは、永遠に続いていく関係です。ほんの短い間、相手に良く思われるようと、いい顔だけしているのは決して良い関係性ではありません。懸命に理想の奥さんを目指してきたのに、大爆発を起こして一瞬で家族を恐怖のどん底に突き落としてしまう…。そんなことにならないために、ご自身の思考のクセを一度見直してみてください。
2018年06月17日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。今回ご紹介するのは、「バイオレンス系モンスター」。これまでに見てきたタイプのモンスターワイフたちよりも、ドロドロの修羅場を繰り広げる危険性がさらに高いモンスターです。「修羅場だなんて、私はそんな!」と思った、そこのアナタ。ギョッとするような大爆発を起こしているモンスターワイフも、つい昨日までは普通のいい奥さんだったかもしれないのです。あなたもある日突然、大爆発を起こしてしまう危険性はないでしょうか?■積もり積もった不満が爆発! 突然噴火するバイオレンス系モンスター「バイオレンス系モンスター 修羅場火山」代表:理恵(仮名)36歳の場合「人がおとなしくしていればいい気になって、つけ上がって! 一体、何様のつもり!? 章人さん、私、あなたの家族なんてやってられない!」これまでずっと心の中に渦巻いていて、けれど一度だって口に出したことはなかった思いが自分の口から飛び出していく。目の前では夫と義父、義妹が、宇宙人でも見るような顔で固まっている。理恵は6歳年上の章人と、28歳の時に職場結婚をした。誰にでも親切で面倒見のよい章人と、真面目で完璧な仕事ぶりで笑顔を絶やさない理恵は「理想の夫婦」と呼ばれ、理恵は幸せの絶頂にいた。しかし、結婚して一変。気になり始めたことが…。章人には5歳年下の妹、真美がいる。甘やかされて育ったためワガママ放題の真美は、思春期の頃から父親と折り合いが悪い。母親は真美がまだ学生の頃に病気で他界していた。そのため、以前から何かといえば兄に頼るのが当たり前のようになっていた。真美はいまだに独身だ。突然電話をかけてきて、理恵に向かって「明日、そっちに遊びに行くから、ゴハン作っといて」などということもザラだった。「なんて非常識な人なの」と理恵はいつもウンザリしていた。けれど、章人が妻に申し訳なさそうにしながらも、真美にノーと言わずにいるのを見ると、妻として夫の意思を尊重してあげなければと感じ、口出しすることはなかった。夫の意をくんで、黙って従う妻。これぞ理想の良き妻。理恵はそう信じていた。だからこそ、真美が章人に高額な誕生日プレゼントをねだった時には、「私もちょっと応援するわ」とお金を差し出したのだ。「面白そうな仕事」を見つけるとすぐに飛びつき、しょっちゅう職を転々としている真美。章人はつねに心配して気をもんでいるので、「真美さんとゆっくり話してみたら?」と、夕飯へしょっちゅう誘った。「夫の妹は私の妹、仲良くしなくちゃ…」そんな思いもあったのだ。すべては、章人の最高の妻でいるためだった。夫の家族にも優しく、思いやりにあふれ、配慮がゆき届いた妻でいたかった…。ただ、章人は理恵の努力をくみ取ろうとはしない。理恵の気づかいに鈍感で「あ、サンキュ」とサラリと甘えた。いつもいつも、理恵がどんなに頑張ってもそっけない態度の章人。もやもやしたものが何年もの間に心の底に積もっていった。けれども今回ばかりはもう限界だった。 ■「離婚よ、離婚!」娘の誕生日パーティーが台無しに…5歳になる娘の理香の誕生日は家族水入らずでお祝いするつもりだった。ところが、地方に住む義父が、自分も孫の誕生日を祝いたいと言い出した。おまけに「都会に出るのは久しぶりだから、行きたいところが山ほどある」と言う。せっかく娘のために計画したあれこれが台無しになり、理恵は途方に暮れた。しかし、そんな本心を夫に見せてはいけない。一人暮らしの70歳になる義父が、久しぶりに訪ねて来るというのだ。イヤな顔などできるわけがない。さらに娘の誕生日前日になって、今度は真美が「私も理香ちゃんの誕生日を祝う」と言い出した。背筋が凍った。犬猿の仲の父娘が、愛娘の誕生日にやって来る。きっとケンカが始まるに違いない。理恵は泣きたい気分だった。章人は「家族なんだから大丈夫だよ。」とさほど気にしていない。そして、誕生日当日。理香は、みんなが集まってくれて上機嫌で、ずっと歌を歌っている。理恵はどうにか穏便にことを進めようと、当日は普段以上の笑顔と気配りで義父と妹をもてなした。しかし、義父が思い出話を始めた時、「あの頃は仕事ばっかしてて、子どものことなんか考えてなかったくせに」と悪態をつく真美。やはり理恵の努力もむなしく、義父と義妹は口論を始めてしまった。章人は、とりなすこともせず知らんぷり。理恵だけがオロオロしている。気分を害した義父は、予定を早めて家に帰ると仏頂面で言い出す始末。理恵が必死に2人の間をとりなそうとしていると、真美が呑気な顔で言った。「父さんが帰るなら、今夜、和室は空いてるのよね。それなら私、泊まっていこうかな」理恵の頭の中に、誰かがマッチで火を点けた。シュボっという音とともに炎が上がる。「はあ? この女は一体何を言っているの? あんたなんか私にとっては、ただの迷惑な他人。なのにこれまで私がどれだけの時間とお金とエネルギーを、あんたのために費やしたと思ってるの? っていうか、章人、あんたの妹でしょ。怒りなさいよ。なんで、黙認? はあ? あんたは妹の奴隷?? はあ?」頭の中の炎が一段と大きな輪郭を描いて燃え上がる。紫の芯にだいだい色の炎。メラメラと音を立てる。理恵はもう自分で自分を制御できなかった。気づけば真美に向かってどなりちらしていた。章人が呆然としつつも止めに入る。しかし、理恵はもう止まらない。次は章人に、フルーツゼリーを投げつける。「あなたもあなたよ! いい年してこんな無茶苦茶な妹に、やりたい放題やらせておいて。本当にワケがわからない。こんな人たちもう無理! 私の苦労を完全にスルーして、気づいてくれないあなたも最低。最低夫!離婚よ、離婚!! こんな家族とはサヨウナラ」理恵は理香の手を取り、玄関から飛び出した。「完璧な良妻」の仮面がはがれ落ち、家族のいる前で大爆発してしまった理恵さん。その後、彼女はどうなったのでしょう。そして、完璧な妻を目指して努力してきた彼女の、何が問題だったのでしょうか?次回は、理恵さんが陥ってしまった失敗を確認しながら、あなたも同じ間違いを犯してしまう危険性がないかチェックしてみましょう。
2018年06月16日「婚活中の友人に囲まれて四面楚歌」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。既婚のトピ主さん。周りの40歳代の友人たちは皆独身で美人揃いで、性格も悪く“なかった”そうです。しかし婚活を始めてからとげとげしくなり、最近は会うたびに「トピ主さんを責めるような言動」をしてくるそうです。トピ主さんは対処に悩み、風当たりを弱める妙案はないでしょうか、と問いかけています。悩み相談でストレスを溜めないための方法は?婚活のアドバイスを求められ、答えると必ず言い負かされる。「話を聞いて欲しいだけ」と言うので一生懸命聞いたら、主体性がないと怒られる。トピ主さんの子育てや旦那さんのことを根掘り葉掘り聞いてきた挙句、「甘い甘い」と酷評される――。婚活がストレスなのだろうとは思うものの、友人関係までおしまいになりそうで言えない、とのこと。彼女たちのストレスのサンドバックになってあげているようですね。なるべく逃げているものの、「逃げきれなかった場合のお説教?が倍返しとなって返ってくる」といった記述もあり、"四面楚歌"と言いたくなるほどのつらさが伝わってきます。妙案となるかはわかりませんが、悩み相談でストレスを溜めないための方法を3つ提案します。(1) 一度はっきり意思表示する彼女たちはおそらく、トピ主さんがそこまで困っていることに気づいていないのではないでしょうか。であれば、「私はもう答えられないから、別の人に相談して」「ごめんね、でももうそういう話は聞きたくない」と一度はっきり伝えてみるのが、一番の対処法だと思います。それで彼女たちもハッと気づくことがあるかもしれませんし、その程度で壊れてしまう友情なら、それまでと割り切ってしまうのもひとつ。しばらく疎遠になっても、婚活が終われば「当時は余裕を失っていて、私も嫌な態度だったな」と彼女たち自身が気づき、自然にまた仲良くできる日が来るかもしれません。無理して関わって嫌いになるくらいなら、嫌いになる手前で線を引く。それもある意味では優しさですし、大人の付き合い方ですよね。そもそも対等な友人関係において、「相談に乗ってお説教される」なんておかしな話。曖昧に交わしても気づかない相手には、一度バシッと言ってみるのが有効だと思います。(2) 「共感」と「応援」だけを伝えてあげるとはいえ、そうできない性格の方がいるのも承知しています。職場等のつながりで、表面的には仲良くしないと支障が出る……といった場合も、なかなか難しいですよね。はっきり言えない場合は、「共感と応援だけをしてあげよう」と決めて応対するのも一案です。例えば、相手が「いい人が見つからない、つらい」と言うなら、「つらかったね」と返す。「初対面のときは、それなりに楽しかったのにな」と言うなら、「そっか、そのときは楽しかったんだね」と返す。ポイントは、感情の形容詞を拾って繰り返すこと。それだけでも、人は自分の気持ちを受け止めてくれた、共感してもらえたと感じやすいです。その上で、こちらの意見を求められたときは、「〇〇ちゃんはどうしたいと思ってる?」と返す。これはあなたの問題であって私の問題ではないよ、ということをさりげなくにおわせた上で、「〇〇ちゃんが決めることを、私は応援するよ」と味方であることはしっかり伝える。トピ主さん夫婦の話を聞かれても、「うちは参考にならないよ」「うちはそれなりにやってるからいいの」と拒み、話す意思がないことを暗に伝えていきましょう。(3) 毎回ではなく、時々じっくり聞いてあげる「時々じっくり聞いてあげる」のもおすすめです。一喜一憂の展開に毎回付き合うのはやめるけれども、「1〜3か月に1回は聞いてあげよう」などと決め、時々しっかり時間を取ってあげる方法です。いいニュースがあれば、そのときに目一杯、喜んであげてください。そうしていれば、「応援している気持ち」は十分に伝えられると思います。それ以外のタイミングで婚活や恋愛の話題を振られたら、「今ちょっと時間がないから、今度聞くね!」などと言って、“今は”聞かない、聞けないという意思を見せていきましょう。相談も“主体性”を持って対処していこう(1)〜(3)いずれにも共通するのは、”自分主体”で相談に乗る姿勢です。「40代で婚活中の方はどうされたら気分いいですか?」という問いかけもありますが、そのように相手主体で考えていれば、振り回されるばかり。「話は聞いてあげたいけど、私はこういうスタンスで接する!」と決めておきましょう。悩みを聞く側がひどく悩まされるなんて、本末転倒。お友達に優しくしたい気持ちはよくわかりますが、「優しさは自分があげられる分だけでいい」と言い聞かせ、トピ主さんの負担にならない範囲内で対応してみてくださいね。風当たりが弱まることを祈っています。(外山ゆひら)
2018年06月11日前回 のリアルエピソードでご紹介した、「子どものために」と、憧れの街の理想のマンションに引っ越してきた香織さんのケース。彼女が背伸びをして手に入れた幸せの向こうには、さらなる背伸びを強いる環境が待ち受けていたのです。「すてきな街の、すてきなマンションの、すてきな私」を演出し続けるにはお金がかかります。住宅ローン返済の足しになるようにとアルバイトを始めた香織さんですが、そのお給料は「カッコいいキャリアママ」を演じるためのスーツと靴に消えていきます。それに加え、ママ友の子どもが新しい習いごとを始めれば、自分の子にも習わせたい。ママ友が子どもにブランド物の服を着せていれば、自分の子にも着せたい。ママ友の旦那さんが外車に乗っていれば、自分の夫も外車でなければダメ。香織さんが目指す「すてきな私」は、常にママ友との比較に基づいて定義されています。ほかのママ友よりも“上”になれたら「すてきな私」になれる、という考え方。これこそ、際限のないマウンティングの根底にあるものです。この“無益な争い”を続けるための資金を「子どものため」という名目で夫に出してもらおうとしますが、妻の醜い部分が夫には透けて見え始めます。「ほかのママに負けたくない」「自分のほうが上だと感じたい」…。こうした感情にとらわれている妻は、他人との比較によってしか幸せを感じられなくなっています。もっと言えば、他人を自分より“下”に見ることで感じる優越感を「幸せ」と勘違いしています。そうして終わりのない無意味な競争に、自ら身を投じてゆくのです。思い当たる節がないか、次のチェックテストで確認してみてください。■「マウンティング系モンスター 見下しママ」度チェックここでは、あなたの「マウンティング系モンスター 見下しママ」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 昔からクラスやグループ内ではボス的存在を目指してきた。2. 自分のことを「みんなと同レベル」だと思われたくない。3. 家庭に経済的余裕がないことは、恥ずかしいことだと思う。4. 結婚相手、恋人を会社の格や収入で選んでしまう。5. はやりものには人一倍敏感だ。6. 「みんなに憧れられる自分」「みんなに一目置かれる自分」でいたい。7. ママ友の住む地域や家が気になる。8. ママ友の夫の職業や年収、車などが気になる。9. 「自分より上」に見える人がいると、自分がその人より優れている点を即座に探し始める。10. 自慢に聞こえないように、自分の優れた点をアピールするテクニックがバッチリ身についている。 ■あなたの「見下しママ」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「マウンティング系モンスター 見下しママ」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、見下しママ度「C」(ママ友バトルに参戦する準備は整っています)○の数が6個以上8個未満は、見下しママ度「B」(すでにかなりのエネルギーとお金を、マウンティングに費やし始めているのでは?)○の数が8個以上は、見下しママ度「A」(夫や子どももあなたのマウンティングに巻き込まれ、悲鳴を上げ始めます)マウンティング系モンスターに完全に心を乗っ取られた妻は、夫も子どももマウンティングのための道具として使い始めます。夫は妻の見えのためにお金をしぼり取られ、子どもはまるで興味のない習い事やイベントに無理やり連れて行かれたり。妻の「幸せなフリ」が家族を不幸にする例の最たるものです。他人の暮らしぶりや、自分が他人の目にどう映るかといったことは、一度頭から追い出してください。そして自分にとっての本当の幸せ、家族にとっての本当の幸せとはどんなものか、きちんと向き合いましょう。「自分たちにとっての本当の幸せ」を常に忘れないようにしていれば、無益な競争の舞台から降りることができます。他人との比較や他人の目ばかり気にして、夫との信頼関係を失ってしまうなど愚の骨頂です。同性に負けたくない気持ち、自分を良く見せたい気持ち…同じ女性としてそれもよく分かります。しかし、そんな気持ちが出てきた時こそ、モンスターに取りつかれないよう注意しなければなりません。エネルギーもお金も、マウンティングのためではなく、自分と家族のために使えば必ず幸せになります。最後にひとつ。競争しているようなママ友グループだと感じたら勇気を出して抜け出すこと! LINEグループからはずれても、それ以上の幸せが必ず降り注ぎます。
2018年06月04日「婚活・40歳女性どうしたらいいのか…」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。あと1か月半で40歳になるというトピ主さん。長年婚活をやってきたものの、ここ3年は出会いすらない状況。周りには相談所で結婚した人もいるものの、「自然な形で出会いたいので覚悟を決められずにいる」とのこと。「40歳過ぎたら婚活ってどうしたらいいんでしょうか」と悩める心境をつづっています。「40歳代以上でも結婚に前向きな人」とは、何が違う?40歳代で婚活や結婚をしている人の話ならば、昨今さまざまな記事やブログ等で目にします。「40歳代でも結婚したい(する!)」と前向きに取り組んでいる人やその方法を探すのも、そう難しくはありません。以前に比べれば、結婚のタイミングは比較的“本人次第”になってきているようにも思います。もちろん、若い頃に比べれば簡単ではない部分はあるかもしれません。でもだからといって、ネガティブな気持ちにばかり焦点を当てていれば、世の中はより暗いものに見えてしまうでしょう。状況はどうあれ、自らの結婚願望に対して前向きに取り組んでいる40歳代以上の人は、意識的にしろ無意識にしろ、明るい光の方向を向いている人なのかもしれません。もちろん「結婚しなくてもいい、別の形で自分なりに幸せに生きる」と決めて踏み出すのも、ひとつの”明るい生き方”です。しかし、トピ主さんには強い結婚願望がある様子。諦めたくない思いがあるならば、意識的にでも明るい方向を見るようにして、希望に対して努力をしていくのがベストではないでしょうか。「40歳代で結婚した人もいる。私もそうなりたい!」。そんな決意をしても、誰もトピ主さんを批判する権利はありません。まずは「諦めない」と決意してみましょう。「自分で自分を認めることができている状態」を目指そう割と美人ではあるものの、取り柄もなく家事も苦手。仕事も正社員の経験はない。体力も低下しており、体調や気持ちが落ち込み気味だというトピ主さん。「褒められるべきものを持っていないから、自分の人生を誇りに思えない」という心境が伝わってきますが、実はこの関係はイコールではありません。正社員でなくても、家事が苦手でも、体力がなくても、自分の人生を愛し、誇りに思えている人はいます。異性や他人と円満に生きていくためには、実は細かな条件よりも、「自分で自分を許容できているか」ということが重要になってきます。それは、大人としての精神的自立ということでもあります。100%でなくとも、「私の人生もそれなりに悪くない」程度に思えていれば、表情も発言も健やかになり、結果的に異性との良縁も生まれやすくなるでしょう。どうしても今の自分に自信が持てないなら、今から努力をしてみるのもオススメです。下手でも家事をする習慣をつけてみるのもひとつですし、正社員の職を探したり、副業を模索したりすることもできる。気持ちに元気がないなら、夢中になって楽しめることを探してみるのもいいでしょう。ネガティブな気持ちにさせられるような人や情報から離れることも大事です。できるだけ、前向きな気持ちになれる人や情報のほうに積極的に触れていきましょう。「生きにくい世の中」という記述もありますが、世の中のせいにしても何も変化は起きないし、落ち込んでいても、誰かがトピ主さんの結婚を決めてくれるわけでもないですよね。「落ち込む日もあっていいけれど、ずっと落ち込んだままではいないようにしよう!」くらいの心がけは、ぜひ身につけていきましょう。若い子と同じ土俵で戦っても仕方ない!? 自然な形で出会うには?また投稿には、「最近はあからさまに若い子との対応に差をつけられるため、ガッカリすることも多い」という記述も。女性の魅力が若さにしかないと本気で思っているならば、若い子には当然、負けてしまうかもしれません。しかしながら、年齢を重ねて身についた寛容さや生きる知恵、様々な経験をしたからこその賢明さや強さがある……などと自分なりに今の自分に誇りに思えている部分があるならば、「すてきだな」と思われる機会は決してゼロではないと思います。世の中には、「尊敬できる点を持っている」「心地よくいられる術を身につけている」といったことに魅力を感じて、女性を選ぶ男性もいます。若さ“だけ”で女性を判断する男性なら、こっちだって用はないしね、くらいに捉えて、今の年齢の自分に見合う魅力を磨いていきましょう。最後に、出会い方について。投稿内容にあるように恋愛の過程が不要だとか、条件が気になるというならば、相談所のほうが正直、効率はいいと思いますが、あくまで自然な出会いにこだわるならば、“異性と知り合うための努力”だけは積み重ねるほかありません。どこでも積極的に出かけていき、出会えない日が続いても、足を運んだ自分のことを褒めながら、とにかく足を止めないことです。ずっと頑張るのが疲れるならば、緩急をつけて。まずは「39歳の残り1か月半、出会い活動に励むぞ!」と決めて、頑張ってみてもいいかもしれませんね。不安や葛藤は誰しもあると思いますが、歳を重ねていく自分を嫌っていても、いいことはひとつもないもの。年齢とはうまく付き合っていきましょう。応援しています!(外山ゆひら)
2018年06月04日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。 前回 に引き続き、今回も新型である「マウンティング系モンスターワイフ」のエピソードをご紹介します。今回の舞台は、ママ友社会。ママ友同士の派閥や見えの張り合いなんてバカみたい! と思っていても、気づくとはまっているおそろしいママ友の世界。うっかり無益な戦いに身を投じてしまわぬよう、ご用心。「人のふり見て、わがふり直せ」とはまさにこんな場合です。■「最高の街、最高のマンション、最高の私」「マウンティング系モンスター 見下しママ」代表:香織(仮名)34歳の場合人気私立幼稚園の園庭の片隅。カチッとした紺のパンツスーツ姿で娘の恵里菜を迎えに来た香織は、今日もママ友の井戸端会議の中心となって笑顔を振りまいている。「この間お話したうちのマンションのスカイラウンジ、皆さんぜひ遊びにいらして! お茶はスタッフが出してくれるから、お菓子を持参すればすてきなお茶会ができるわ」みんなが私の“お城”に興味津々。私の暮らしがうらやましいに違いない。声高に話しながら、香織はほおがゆるむのを止められなかった。香織家族は、娘・恵里菜の幼稚園入園に間に合うよう、この街に引っ越してきた。みんなの憧れの街。上品な雰囲気に豊かな緑、そして幼稚園から大学にいたるまで、一流の教育機関が集まっている。わが子に最高の環境を。それが香織の信念だった。だから、娘の幼稚園入園を前に完成する高級マンションの情報を、香織はいち早く入手した。人気幼稚園まで徒歩5分、入居者専用のジムに共有スカイラウンジ…なんてすてきな生活。香織はすぐさま資料をそろえて夫の秀樹に掛け合ったが、夫は「価格が高過ぎる」とおよび腰だった。秀樹は勢いのあるITベンチャー企業の役員だ。年収は同世代の会社員よりはるかに良い。しかし、タワーマンションともなると、その価格にも敷居の高さにも決意が揺らいでいるのだろう。「でも、子どもには、最高の環境を与えてあげなくちゃ」香織は「自分も職場復帰するから」と説得した。実家の両親が頭金を半分出してくれることも伝えた。香織の父親は数年前、祖父の土地を相続して余裕がある。妻にそこまで詰め寄られると、秀樹も最終的には首を縦に振らざるを得なかった。■ブランドスーツで武装「バリキャリママ」のフリ香織は、結婚前に働いていたメーカーにアルバイトの事務職で戻ることができた。社員の服装にうるさい会社ではないので、スーツで出勤する必要などまったくない。けれども、香織は高価なブランドスーツを買いそろえ、秀樹を仰天させた。マンションに引っ越して来て、香織は焦りを感じていた。いわゆる「ママ友」たちが皆、有閑マダムか外資系企業に勤めるバリキャリタイプなのだ。住宅ローンのために働いているだなんて、口が裂けても言えない。だから自分も「バリキャリ風」に見えるよう、スーツで武装することにしたのだ。効果はテキメンだった。幼稚園でできたママ友たちは香織のことを、「あの新築マンションに引っ越してきた、キャリアウーマンのカッコいいママ」と認識してくれているようだった。17時までの勤務は週1回、ほかの日は早めにあがれて、子どものお迎えにも差し障りがない。遅くなる日はお迎えサービスを頼んでなんとかなる。ママ友たちには「子どもが小さいうちはワークシェアできるの。夜は在宅ワーカーなの」と、かっこいい体裁を作る。完璧なストーリーを作り上げた。 ■タワーマンション最上階に住む“敵”夢のお城を手にした私に集まる、羨望(せんぼう)のまなざし…香織は優越感にひたっていた。幼稚園のママ友の中にいる、たった一人の“敵”を除いては…。「あら、茉奈ちゃんママ。こんにちは」井戸端会議に参加していたママの一人が声を上げた。茉奈ちゃん一家は、香織のマンションの最上階の住人だ。41階。マンションの販売前から説明会に参加していた香織は、最上階の部屋のびっくりするような価格を知っている。茉奈ちゃんママはいつも流行とは無縁だけれど、ひと目で上質なものと分かるものを身に付けている。肌など白雪姫のように真っ白で、幸せそうな顔。専業主婦。おっとりした話し方は、「人生で忙しかったことなど一度もございません」と言わんばかりだ。別のママがたずねた。「茉奈ちゃんのバレエ教室、どうですか?」バレエ? 茉奈ちゃんはピアノも英会話も習っていたはず。それに加えて、今度はバレエ? うちの恵里菜は英会話だけだ。顔の引きつりを無理やりほぐすように笑顔を作って、香織は言った。「いいねぇ、茉奈ちゃん。頑張ってね。うちも習い事を増やしたいのは山々なんですけど、私の仕事がさらに忙しくなってしまって。大きな案件を任されたもので…おかげでまたやつれてしまって」「仕事で忙しい」「やつれてしまう」というのは、香織の常套句だった。ある日の井戸端会議で、有閑マダムのママ友たちが「子どもが幼稚園に行っている間、何をして過ごすか」と話し合っていた時、「私は仕事が忙しくて」と言うと「まだ子どもが小さいのにすごいわね」と言われたからだ。彼女たちの持っていないもの、それは仕事だ。社会でハツラツと働き、経済参加をしているという事実が彼女たちには憧れのフックになる。そして、ママ友たちがダイエッの話題で盛り上がっているのを聞いて、一番細身だった香織は「私は仕事が忙しくて、やつれてしまうんです」と付け足した。すると、ママ友たちからは嫉妬のまなざし。それからというもの、香織は「仕事で忙しい」「やつれてしまう」をキーワードに、ママ友社会で闘っている。■ママ友ヒエラルキーの闇「すべて一番じゃないと気がすまない!」その晩、香織は夫の秀樹が帰宅するなり切り出した。「習い事、やっぱり英会話だけじゃ恵里菜がかわいそうよ。ほかのお友だちはみんな、いろいろ習っているのに」「恵里菜が何かやりたいって言ってるのか?」「そういうわけじゃないけど…。でも、親が機会を与えてあげなくちゃ」何か言おうとした秀樹をさえぎるようにして、香織が続けた。「それから新しい車のこと。やっぱりファミリー向けの国産車なんてダメよ。習い事の送り迎えの時にうちだけそんな車だったら、恵里菜が恥ずかしい思いをするわ。国分寺のおとうさんに言って、アウディを買ってもらおうかな」秀樹はいつも実家をあてにする香織の態度に嫌気が差していた。まるで自分の稼ぎが少ないことを馬鹿にされているような気がする。「恥ずかしい思いをするのは、恵里菜じゃなくて、おまえだろ」そんな言葉を秀樹は飲み込んだ。言おうものなら「私は恵里菜のためを思って!」「あなたは恵里菜がかわいくないの?」と、ものすごいけんまくでお決まりの反論が始まるのが分かっていたからだ。ママ友社会のヒエラルキーの上位に君臨するのに必死な香織さん。経済的マイナスを実家に頼る幼稚さ。そんな彼女に、夫はウンザリしています。同年代の女性が集まるママ友社会では、女性の虚栄心や、同性に負けたくない気持ちが刺激されます。そこでつい、何かにつけて相手より上に立とうとしたり、「幸せなフリ」合戦を始めてしまったり…。夫から見ると「イヤな女」まっしぐら、という危険が潜んでいます。次回ご紹介するチェックテストで、あなたが抱える「マウンティング系モンスター 見下しママ」リスクを確認してみてください。
2018年06月03日「嫌われてはいないが脈もない」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。消極的でマイペースだという36歳のトピ主さん。昨秋に知り合った31歳の男性のことを「いつのまにか好きになっていた」ものの、3度ほど遊んでからしばらく疎遠になっていました。しかしトピ主さんには未練があり、連絡してみたところ再び会えたそうですが、するつもりだった「告白」ができなかったとか。ベストな告白方法について意見を求めています。「何のための告白?」 告白にも色々な種類がある「職場の先輩からの紹介」という経緯で知り合った二人。当初は「向こうも好意を持ってくれてるのではないかと思っていた」とのこと。異性としての紹介だったのであれば、彼のほうも、そういう前提で会っていた可能性は感じます。しかし、最近再び会ってみたら、「友達という枠に収まってしまった」印象を受けた。さらに彼は現状、「仕事で余裕がない」「趣味もあり、特段彼女を必要としていない」「恋愛を面倒がっている」ようにも見える。しかし一方で、遠距離でも会いに来てくれたり、「次会えるのは来月か」「迷惑だったらわざわざ来ない」と言ってくれたりはする――。このような状況で、「断られる可能性は高い」と思いつつ、告白することを検討しているトピ主さん。大事なのは、その「目的」と「タイミング」です。まず、告白の目的には以下のような種類のものがあるかと思います。1. 振られると分かっていて、「諦めるため」にする告白2. 思うように関係が進まないときに、「起爆剤」としてする告白3. 二人の想いが同じように高まっていて、「最終確認」としてする告白交際に発展する可能性が圧倒的に高いのは、やはり(3)です。お互いにはっきり分かるくらいの恋愛ムードがあり、自然に会える関係になっている段階での告白ですね。トピ主さんと彼は、まだそういう関係には至っていない様子。「諦めたい」という記述も見られないので、「どうにかして現状を変えたい」がゆえの告白、つまり(2)が一番近いのかなと推測します。タイミングによっても、告白の結果が変わる可能性は大告白のタイミングも、恋愛の結果を大きく左右する重要なポイントです。「何度告白してもノー」という恋愛もありますが、最初は脈がないように思えた相手から、タイミング次第でイエスが返ってくるケースも少なからずあります。もし、トピ主さんの心に「まだこの恋を諦めたくない気持ち」があるならば、今のタイミングで告白するのは時期尚早かも? ずっと連絡がなかった相手に久しぶりに連絡を取って、いきなり告白しても、彼のほうで想いが温まっている可能性は低そうですよね。何度か会って、距離を縮めていく時間を設けてからのほうが、(3)に近い告白ができる可能性が出てくるように思います。いきなり“超積極的”になって相手に最終決断を迫るより、少し“積極的”になる(ほのめかす)くらいのアプローチを何回か続けていくイメージですね。もちろん、会っているうちに彼の恋心が高まってくるかどうかは未知数ですが、「告白はタイミングが勝敗を分ける」と考えてみると、今がベストかどうかは、自ずと答えが出てくるはず。一方で、「いちかばちかでもいいから、早く結果を出したい!」ということならば、今すぐ告白してしまうのもひとつの選択です。ただその場合、スッパリと会えなくなる覚悟はしておかないと、のちのち後悔するかもしれません。「会えて楽しい」が重なって、恋愛関係になっていくことももし、彼との未来に一縷(いちる)の望みをかけたいのであれば、しばらくは「会えるだけで楽しい!」を心がけ、1回1回のデートを心から楽しんでみるのもおすすめです。会っていて楽しい(うれしい)から、また会いたくなる。それが続いて、特別な存在になっていく――。交際という“確約”ばかりにこだわりすぎると、恋愛の本懐を見失ってしまうこともあるので要注意です。30代くらいになると、恋愛や交際への憧れも落ち着き、「勢いまかせで交際」「お試しで付き合ってみる」といったケースも少なくなるもの。「惚れた腫れたよりも、結婚の約束ができる相手を探している」というならば話は別ですが、知り合ってまだ半年程度ですし、今しばらくは「友達でいる期間」を大事にしてみるのもいいようにも思いました。その間はあまり彼ひとりに固執せず、恋愛以外に意識を散らしておくのもオススメです。望むような展開になっていくといいですね。応援しています!(外山ゆひら)
2018年05月28日結婚して子どもを生み、家庭を守ることこそ女の幸せ。そんな私こそが勝ち組…。 前回 は、ちょっと旧式の価値観を振りかざし、友人相手にマウンティングに走る小百合さんのエピソードをご紹介しました。小百合さんは夫と話す時も、「イヤな女」丸出しです。このまま彼女の態度が変わらない限り、夫は結婚相手に幻滅感を抱き、将来はおそろしい展開になるでしょう…。マウンティング妻になってしまっては、夫の愛も急速に冷めていくことは時間の問題。あなたの中にも「マウンティング系モンスター」の芽がないか、チェックテストで確認しましょう。■「マウンティング系モンスター 勝ち組はワタシ」度チェックここでは、あなたの「マウンティング系モンスター 勝ち組はワタシ」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 子どもの頃から順位にこだわるほうだった。2. 子どもの頃、ライバルと思える女子がいた。3. ブランド品、限定もの、レア物を5点以上持っている。4. 自分のやり方が正しいと思うと、ほかの人が言うやり方は受け入れられない。5. メディアにアップされる同世代女性のブログやSNSを週3回以上見てしまう。6.嘘をついて自分を大きく見せる時がある。 7. 芸能人、ハリウッドセレブ記事やワイドショーが好き。8.家族や友人に、自分の正当性をムキになって主張してしまう時がある。9. 自分と違う価値観を持った人は、幸せにはなれないないと決めつける。10. 自分の幸せの尺度を決めていて、点数が低くなりそうだと夫を責める。 ■あなたの「勝ち組はワタシ」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「マウンティング系モンスター 勝ち組はワタシ」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、勝ち組はワタシ度「C」(友だちが減り始め、夫の視線も冷たくなり始めていませんか?)○の数が6個以上8個未満は、勝ち組はワタシ度「B」(自分の実生活や気持ちより、他人と張り合うことに重きを置くあなたに、夫はゲンナリしています)○の数が8個以上は、勝ち組はワタシ度「A」(人をけなして自己満足にひたる「イヤな女」になっています。夫の心も離れる一方です)「女性は25歳までに結婚して、30歳前に子どもを」と真剣に考える人が大多数だった時代は、もはや終わりました。女性のライフスタイルは、どんどん多様化しています。結婚や妊娠を機に家庭に入る選択をする女性もいれば、バリバリ働き社会で大活躍する女性もいます。結婚しない、結婚はしても子どもは持たないなど、女性の選択もいろいろ増えてきました。社会も多様化を認めようとする風潮になってきているのです。ところが、自分の人生に満足できていないと、そうも言ってはいられません。女性は同性に負けたくない生き物ですし、見栄を張ってしまいがちなところもあります。自分が満たされていない、幸せを感じられない時に、自分と違った人生を歩んでいる女性がとても輝いて見えたら…うらやんだり妬んだりという感情が生まれます。「私だって頑張って幸せになるわ」と思えれば、何も問題はありません。ところが、不満や不幸に心を蝕まれている場合そうはいきません。自分の境遇を他人と比べて卑屈になったり、あるいは「ほかの人たちは間違っている。自分の人生こそ正しい」「自分のほうが上!」と、ムキになって他人と張り合おうとします。マウンティングによって、自分の人生、自分の選択の正当性や優位性を誇示して、自分の言うことにうなずいてくれる家来的な人を作りたくもなります。マウンティング妻は他人と比べ、他人を否定することで、「自分のほうが上」だと証明したいのです。人の暮らしぶりをスパイのようにうかがい、あれこれケチをつける妻の姿は決して美しいものではなく、夫の心は離れていきます。しかも、最近ではSNSにより、簡単に他人の生活をのぞき見ることができます。自分の生活そっちのけで長時間スマホとにらめっこし、他人の生活を監視してはダメ出しを続ける妻…夫にとっては、まさに理解不能のモンスターワイフです。自分の結婚生活に満足している幸せ妻になれば、他人の暮らしぶりなど、いい意味でどうでもよくなるものです。もしも今、あなたが結婚生活に不満を抱いているとしたら、他人を相手にマウンティングなどしている場合ではありません。自分の人生や自分の抱える問題に向き合ってみてください。「足るを知る」のがマウンティング感情を切り捨てるコツです。
2018年05月27日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。拙著『モンスターワイフ―幸せなふりはもうしない』が出版されてから10年。この間に、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。女性が一線で働くようになり、寿退社の激減、そして年収格差もろもろ。それにともない、より複雑かつ強力な『新型モンスターワイフ』まさにモンスターワイフ2.0が増殖中です。誰でも陥りそうな不安定な結婚生活から現れ始めた新型モンスターワイフは、急激な社会の変化による犠牲者といえるかもしれません。目まぐるしく変化する現代社会の中で、気付けば自分もモンスターワイフと化していた…そんなことはありませんか?■一番幸せなのは絶対にワタシ! 新型マウンティング妻、現る「マウンティング系モンスター 勝ち組はワタシ」代表:小百合(仮名)31歳の場合「亜美、ニューヨーク赴任決定おめでとう!」久しぶりに集まった4人組は、汐留のイタリアンレストランで乾杯した。大学時代、いつも一緒だった4人。それが今では、バラバラの世界に散らばっている。ちゃんと結婚して子どもを2人生み、正統派の女の幸せをつかんでいるのは私だけ…小百合はワイングラスを片手に、しみじみと感慨にひたった。「ありがとう」パリッとしたスーツに身を包んだ亜美は、祝福に笑顔で応える。大手銀行に就職し、海外勤務を志望していた彼女は、とても幸せそうだ。「さすが、亜美」「ニューヨーク、遊びに行きたいな!」はしゃぐ2人を横目に見ながら、刺々しい声で小百合は言い放った。「でも、3年は向こうにいなくちゃいけないんでしょ? 戻ってきたら高齢出産のお年頃よ…結婚は? ちゃんと考えてる?」「うーん、今は仕事がすごく楽しいから、仕事優先かなぁ」スッキリとセットされたセミロングの髪に手をやりながら、亜美が曖昧な笑みを浮かべて答える。そして話題を変えるように言った。「そうそう、直美、テーブルマナー講座始めるんだって?」直美は結婚後、仕事を辞めて夫のイギリス赴任に同行していた。イギリス滞在中にテーブルマナーを学び、帰国後、日本でも資格を取ったという。「そうなの。今は準備で大忙し」大忙し、と言いながらも、直美からは優雅な余裕が漂っている。直美の質のいい素材のブラウスをにらみながら小百合は思う。幾何学模様のスカートはイタリア製か…頭の中のブランド辞典がパラパラめくれる。テーブルマナー講座? 子どものいないヒマな主婦による、ヒマな主婦のための講座でしょ。こっちは2人も子どもを育ててるのよ。そんなヒマつぶしで「大忙し」だなんて、笑っちゃう。本音がにじみ出ないよう注意しながら、小百合は言った。「直美、せっかく大企業に就職したのに、旦那さんの赴任で辞めちゃって、惜しいことしたよね。イギリスでは働けないから、その間に出産ってプランかなと思ってたんだけど…そっか、マナー講座かぁ」直美も亜美と同様、微妙な表情を浮かべながらも、おっとりと答えた。「そうね、そういう考え方もあったかも…。でも向こうで学んだことを生かしてみたいと思って」小百合はなおも何か言い出そうとしたが、恵美子が直美に助け舟を出した。「マナー講座、楽しそう! 私も最近、習い事を始めたんだ。ほら、ジェルネイル」屈託なくそう言うと、縦ロールが揺れる長い髪を耳にかけながら、ピンク色に輝く指先をヒラヒラしてみせる。小百合は呆気にとられた。ネイル? 結婚して家事をするようになったら、ましてや子どもでも生まれたら、ゆっくりハンドクリームを塗る時間すらないんだから!「恵美子は昔からオシャレだったもんねー。でもさ、今は実家暮らしだからいいけど、結婚して家事をするようになったり、子どもが生まれたりしたら、爪なんて伸ばせないよ」誰も反論できない正論を突きつけたつもりだった。ところが恵美子の反応は、小百合が予想していなかったものだった。「だったら私、結婚も出産もまだ先でいいやー。やってみたいこと、まだ山ほどあるし。服とか髪とかネイルとか、自分の好きなように選べないのって、辛くない?」小百合は全身がカッと熱くなるのを感じた。好きなようにファッションを選べない…。恵美子、私がダサいって言いたいわけ? 確かに青山の美容院には長いこと行けていない。服もずっと動きやすさ重視のものばかり選んできたけど…。でも、バリキャリの亜美や、子どものいない有閑マダムの直美、ファッション誌から飛び出してきたようなOLの恵美子たちと比べられてはたまらない。私は主婦業にママ業と、フル稼働してるんだもの。そしてそれこそ、女の真の幸せでしょ?「全然、辛くなんかないよ。子どもは宝物だし、子どもたちと過ごす時間が一番幸せよ!」■浅ましいマウンティング妻に夫も友人もウンザリ■特別、趣味や特技もなく、大学卒業後は小さな会社に就職し、そこで出会った夫と結婚。2人の子どもが生まれ、大忙しの毎日を送っていた。夫の仕事は忙しいわりに、お給料が良いとは言い難い。けれども、それを理由に、夫は家事や育児に消極的だ。小百合は家で孤軍奮闘。いわゆるワンオペ育児で、正直、辛い。それが小百合の人生だった。だけど、自分で自分をあわれんでしまったら、それこそ救いがない気がする。だから「結婚、出産、育児に専念」という昔ながらの女性の生き方こそ、女の真の幸せなのだと自分に言い聞かせてきたのだ。しかし、そのジレンマで小百合はどんどん「イヤな女」になっていった。久しぶりに女友だちと会った後は、嫉妬丸出しの愚痴をぶつけた。「亜美ってば海外赴任だって。帰って来てから婚活始めて、手遅れにならなきゃいいけど」「直美は講師を始めるとか…。20代のうちに子作りすればいいのにね」「恵美子なんて、まだ独身でネイルがどうとか言ってるのよ。ちゃんと将来のこと考えてるのかしら」お前はお節介な親戚のおばちゃんか? どうして人のことばっかり、あれこれ言いたがるんだ? 夫からすれば、小百合が友人たちを妬んでいるようにしか見えない。そこには、かつて愛した妻ではなく、トゲのある言葉しか吐かない、うっとうしい、浅ましい女がいるだけだった。「こんなやつだったかなあ…」自信のなさの裏返しなのか、マウンティングに走り周囲を見下すことによって、自分の生き方こそ幸せ、自分こそが勝ち組だと思い込もうとして、イヤな言葉やオーラを周囲にまき散らしている小百合さん。この「イヤな女」むき出しの姿は、女友だちから引かれるだけではなく、夫の心も遠ざけていました。次回は、あなたの中にも潜んでいるかも知れないマウンティング系モンスター度を調べてみませんか? チェックテストをぜひお試しください。
2018年05月26日「彼が急にそっけなくなった理由を知りたい」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。今年2月に7歳上の男性と出会った、29歳のトピ主さん。これまで4回デートし、最後には「ちゃんと付き合おう」と言われて関係を持ったそうです。しかし、その後から明らかに返信が素っ気なくなってしまいました。彼は目的を果たしたため飽きてしまったのか、安心しているのか、あるいは体目当てだったのか……とトピ主さんは悩み、今後の対処について意見を求めています。彼のことを、今この瞬間も「大好き」と言い切れる?連絡をすると、今まではすぐに返信があったのに、今は明らかにスルーされている、とのこと。世の中には連絡不精な男性が結構いますが、彼は「徐々に」ではなく、「急に」態度を変えてきた様子。不安になるのは当然ですが、逃げられるほど無性に追いかけてしまうのが人の常。一旦落ち着いて、よくよく考えてみましょう。知り合って3か月弱で、まだ相手をよく知らないのはお互い様。トピ主さんは今、「これからも彼と一緒に過ごしていきたい」と本当に思えていますか? 関係を持った途端にそっけない態度になった男性のことを、今この瞬間も曇りなく「大好き」だと言い切れますか?「ちょっと盛り上がっちゃったけど、私のことを大事にしてくれない男性なら、いーらない!」と思えるならば、そんな男性のことで悩む必要はありませんよね。「自分を大事にするように」と教えられて育つ女性は、「私が相手を大好きだから⇒関係を持ったんだ」と思いたがる傾向もありますが、必ずしもそう考える必要はないようにも思います。引きずりたくないとのこと、であれば「このお店、試しに立ち寄ってみたけど後味が悪かったな〜!」くらいに解釈して、早々に過去に流してしまうのもひとつです。不快な行動をされたら、きちんと態度で示そう遊び人には相当警戒していたというトピ主さん。しかし彼は風邪のときに電話をくれたり、出張の後すぐに土産を持って会いに来てくれたりもした。理想の結婚の話もしたし、「真剣に考えてくれてる」「将来を見据えて付き合っていける、この人なら信じられる」と思えた。学歴も高く、地位の高い仕事に就いていて、知的で面白みのある会話ができるし、ハツラツとして積極的なところもある。そんな彼のことを誠実な人だと思っていた――とのことですが、「誠実さ」は0か100かで考えないほうが賢明です。程度の差はあれ、多くの人は、状況や相手次第で誠実になったり、時に不誠実になったりもします。幸せな恋愛をするために大事なのは、「自分に対して誠実かどうか」を言動で見極めていくこと。そして、「不誠実なことや不快なことをされたときには、それなりの態度で示し返すこと」も肝心です。彼はデート中、トピ主さんが「交際前にはしたくない」と断っても、何度も関係を迫ってきていたそうですね。女性としての魅力に惹かれていたのは事実でしょうが、トピ主さんはまだ早急だと感じていた。その際にもし“本気の不快感”を示していたら、彼はどんな態度に出たと思いますか? 謝ってきたでしょうか。それとも気にせず、欲求をぶつけてきたでしょうか。恋愛に限りませんが、人は「疎かに扱ってはいけないと思っている相手」や「本気で好きだと自覚している相手」には、自分の欲求をあまり強くはぶつけられません。その人には嫌われたくない、嫌われたら困ると思うからですね。どんなに自分に自信がある人でも、敬意を払っている相手には不快な思いをさせないように心がけるし、してしまったときには謝るもの。このあたりに、今後のヒントが隠れているかもしれません。真実を見る勇気を持って、恋愛を主導していこうその後の投稿で、トピ主さんはこんな見立てをしています。「(彼は)付き合ってるつもりだったけど、身体の相性や、性格的に合わないところが見えてフェードアウトしようとしてる」と。この見立てが心から“真実”だと思えているならば、そう納得するといいと思います。逆に、「本当はこうではないか」と思っていることがあるなら、目をそらさずに受け止めてみましょう。真実を見るのは怖いことですが、きちんと真実を見られる人は、スムーズに次のステップにも進みやすいです。今回は、「恋愛に対して求めるもの」が違っている相手だと気づけなかった。では今後そうした男性に惑わされず、幸せな恋愛を見つけていくにはどうしたらいいか。彼のことは大いに踏み台にしてヒントを掴み、次にいい恋愛をするための力にしてしまいましょう!「飽きられた」「遊ばれた」などと受身にならずに、「あんな奴、付き合った人数にもカウントしてやらない」「選ぶのは私だ!」と言えるくらい、自分で恋愛を主導するスタンスで、ぜひ向かっていってほしいなと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2018年05月21日「恋愛に向き合えない」と悩む女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。これまで何年も付き合っていた彼氏はいたものの、「色んな理由で別れてきた」という29歳のトピ主さん。その結果、今は「出会いを求めているようで、またいつか別れて悲しい気持ちになると思うと、なかなか恋愛モードになれない」状況だそうで、過去の恋愛から次の恋愛に踏み出すためのアドバイスを求めています。目標への思いが強いほど、「諦めない力」も大きくなる「とくにひどいトラウマがあるわけだったり、忘れられない彼がいるわけでもない」けれども、恋愛に踏み込めない……というトピ主さん。おそらく恋愛に対してどこか諦観してしまい、夢が持てなくなっている状態なのでしょう。そのような状況から、復活するにはどうすればいいか。ちょっと恋愛以外の例で考えてみましょう。たとえば、「この仕事に就きたい」という目標があり、何度かチャレンジをしている状況だとします。これまでうまくいっておらず、今後もその目標を叶えられるかは未知数。それでも、「どうしても叶えたい!」という強い思いがあれば、諦めずに挑戦し続けることは可能です。そう考えれば、「次こそは、幸せに続いていく恋愛をしたい!」と強く思うことが、トピ主さんが現状を打破するための最もシンプルで強力な方法と言えるかもしれません。まずは、今の自分の本音を確かめてみましょう。「次の恋愛相手を見つけたい!」という強い思いがあるのかどうか。あるのならば、その思いをしっかり意識しながら日々を送ってみるようにしましょう。あるいは心の奥から、「今はまだ怖い、恋愛を始める元気がない」という声が聞こえてくるならば、しばらくパワーチャージに努めてみるのもおすすめです。チャレンジにはエネルギーも必要。「またエネルギーが溜まったら、向き合おう」と決めておき、それまでは思いきり好きなことをして充電をしたり、リラックスしたりして過ごすのも一案です。結果だけではなく、そこまでの過程や瞬間瞬間にも価値を見出せるように併せて、過去の恋愛に対する考え方を変えてみるのもひとつです。別れたという「結果」だけを見ないで、出会った頃のときめき、幸せだった日々のこと、一緒に過ごした日々の「過程」や「瞬間瞬間」にも大きな価値があった――と考えてみるのは難しいでしょうか。恋愛に限らず、結果“だけ”を追い求めるような生き方は、なかなか幸せを感じにくいです。叶わなかったことばかり数えていたら、人は年齢を重ねるたびに絶望してしまうでしょう。しかし、多くの人がそうならずに済んでいるのは、そこまでの過程や瞬間にも大きな意義を見出だせるから。たとえば、スポーツ選手が大会で1位を取れなくても、目標に向けて挑戦した日々に満足や達成感を覚えることもできる。大いに頑張った自分を誇りに思うこともできる。周囲の人に支えられた感謝の気持ちに満たされることもできる……というわけです。それに、「別れない恋愛」だけが素晴らしくて価値がある、というわけではありません。最終的には別れてしまったとしても、出会ったことに意味を感じられる関係や、心の奥の大切な思い出としていけるような恋愛だってある。トピ主さんのこれまでの恋愛だって、もっともっと年齢を重ねてから振り返ってみれば、「あの恋愛も楽しかったな」と懐かしめるときが来るかもしれません。今の段階でも、「最後はつらかったけど大事な恋だった、とても好きだった」と思えるような恋があるならば、ぜひそのように、大事に認めてあげてほしいなと思います。「今ある自分」「過去の恋愛」に誇りを持ち、力に変えていこう「このまま独身かと悲しく思うときもある」「一人で過ごす時間が増えてしまいました」とのことですが、幸い、恋愛相手を探すというチャレンジには年齢制限もなく、特別な資格も必要ありません。年齢に応じての環境変化はあるでしょうが、厳密には一生を終えるまでの間、いつだって挑戦していいわけです。この先も、トピ主さんにはずっと“次の恋愛”への挑戦資格がある。そう思えば、まだまだたっぷりと猶予があるし、可能性もあると思えてきませんか?それに「私はうまく恋愛できません」とのことですが、見方を変えれば、「今までだっていろいろな人と付き合ってこられたんだから、私は大丈夫!」と考えることもできます。過去の恋愛があったからこそ、今の自分がいる。誰かを好きになれたこと、そういう相手に出会えたこと、そして恋に一生懸命に向き合ってきた自分に誇りを持ち、ぜひ未来への力に変えていってほしいなと思います。応援しています!(外山ゆひら)
2018年05月14日妊娠・出産を経た自分の外見の変化からうつうつと卑屈になってしまい、愛する夫にまであらぬ疑いを抱くほどに頭の中はネガティブな妄想で一杯。そして、理由も言わずにすぐ涙ぐむ「セクシャル系モンスター メソメソマミー」となった 美香さんのケース をご紹介しました。セックスレスの背景にも、2人のお互いに対する思いの行き違いがありました。健正さんが美香さんをベッドに誘えずにいた理由は「妻が産後、スキンシップを避けるようになったから」「メソメソしているから」。美香さんは授乳で忙しい時期に、自分の汗の匂いや、赤ちゃんが吐き戻したミルクの付いた服の匂いが気になって、できるだけ夫から体を離すようにしていたのです。ガサガサに乾燥した肌が恥ずかしいのもあり、夫に触れられるのを避けていました。「妻がスキンシップを嫌がっている、しかもすぐ泣くし…」。健正さんは、どう対応していいかわからず、セックスを我慢していたのです。お互いを思いやる気持ちが行き違い、仲良しでいられるはずの夫婦の間に亀裂が生まれてしまう…そんな残念な状況は、どうにか避けたいものです。あなたもうっかり「メソメソマミー」モンスターに心を乗っ取られないようチェックしてみてください。■「セクシャル系モンスター メソメソマミー」度チェックここでは、あなたの「セクシャル系モンスター メソメソマミー」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 学生時代から自分にあまり自信を持てないタイプだと思う。2. ネガティブ思考に傾いてしまうことがよくある。3. いつでも完璧にやさしくてデキる妻・ママでいなければと、自分にプレッシャーをかけがちだ。4. 自分に自信が持てないと、ほかの誰もが輝いて見え、落ち込む。5. 「暗いよ」「元気ないの?」とたまに言われることがある。6. 一度落ち込むと3日間は引きずる。7. 落ち込んでいると思考が停止し、無口になる。8. 忙しい時や疲れている時にも、他者に助けを求められない。9. 人に甘えるのは悪いことで、それによって相手に嫌われてしまうのではないかと不安だ。10. 自分の精神的・肉体的コンディションが万全でない時に、セックスなど考えられない。 ■あなたの「メソメソマミー」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「セクシャル系モンスター メソメソマミー」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、メソメソマミー度「C」(夫もあなたのうつうつとした雰囲気に気付き始める頃です)○の数が6個以上8個未満は、メソメソマミー度「B」(夫はあなたのメソメソ顔に困り始めています)○の数が8個以上は、メソメソマミー度「A」(夫はいつも沈み切ったあなたを、ベッドに誘う気にはなれなくなっています)どれだけ家族のために尽くす良妻賢母であっても、いつも暗い表情や泣き顔でいては、夫の目には魅力的に映りません。泣く女はむしろ「めんどくさい」のです。夫にかわいく甘えて、女らしさとキレイを保つことができるようになれば、それこそホンモノの賢い妻。そのために、家事を多少手抜きしても、ゆったりゆとりを持つことができればいいのです。涙が出るほど耐え忍ぶ妻ではなく、笑顔あふれる愛される良妻を目指してくださいね。時に「ごめーん。お部屋、散らかったまんまだあ」とニッコリ笑う妻を夫は責めたりはしません。メソメソよりデヘヘを。
2018年05月13日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。今回のテーマも多くの夫婦が直面する「産後のセックスレス」です。出産後ガミガミママになってしまった妻に、夫は腰が引けてしまう…というのが、 前回 ご紹介したケースでした。今回は、それとは様子が異なります。一見やさしいママで、けなげな妻。しかし、そんな妻たちにもモンスターの魔の手は忍び寄ります。家事も育児も頑張って、家族にはやさしく接している。けれどもどうにも気がめいり、うつうつとして仕方がない、午後になるとため息が出てしまう…あなたもそんな状態に陥っていませんか?■産後劣化が止まらない…女としては自信喪失な「理想の妻」「セクシャル系モンスター メソメソマミー」代表:美香(仮名)33歳の場鏡に映った自分の顔に向かって、美香は大きなため息をついた。「ひどい…まるでお婆さんだわ」同い年の健正と結婚し、かわいい息子の悠人は6カ月になった。美香は確かに幸せだった。けれども、鏡に映る自分の姿が目に入るたびに、ひどくみじめな気持ちになる。産後に抜けた髪が、最近一気に生え始めた。新しく生えてきた短い毛があちこちからツンツン飛び出て、まるでウニのようだ。お肌もひどい。妊娠中に乾燥肌に悩まされるようになったうえに、シミが急増した。腕やデコルテの乾燥もひどく、白い粉を吹いたような状態。服も、授乳のしやすさ第一で選んだゆるめの服ばかり。「昔は、家にいる時も、健正の前ではかわいい服装を心がけていたのに…」夫のことは、今でも大好きだ。なかなかイケメンだし、何よりとても優しい。仕事が忙しい中でも、できる限り家事・育児に協力してくれる。だからこそ、夫が仕事に集中できるよう家事も育児もバッチリこなし、家では安らげるように私もやさしくしている。理想の奥さんになるために、手を抜いていない。けれど、自分の外見の変化…世間では「劣化」などと呼ばれてしまうのだろう。それを鏡で目の当たりにするたびに、美香の心は沈みに沈むのだった。台風で電車が止まったある日、会社の同僚が車で健正を家まで送ってきた。窓から外の様子をうかがっていた美香には、その同僚の姿が見えた。若くてきれいな女性だった。身なりも髪形も美しく整えられたその女性が、自分とは違う世界の存在くらいに輝いて見えた。そんな彼女の隣にいる夫も、美香の隣にいる時よりも、何だか輝いて見える。「ただいま」いつも通りの声で帰宅した夫に、美香は自然に笑いかけることができなかった。 ■夫も困惑「メソメソ泣いてばかりの妻」を前にセックスレスその日から美香は以前にも増して、自分の「劣化」に思い悩むようになった。鏡を見るたびに、ボロボロの髪や肌を目にするたびに、自分がみじめで仕方がない。外出すれば、すがすがしく笑う夫のとなりに立つ老け込んだ自分は、どんなにあわれに見えるだろうと卑屈になってしまう。そのみじめな気持ちが、美香を疑心暗鬼にした。「健正だって私なんかより、若くてきれいな人といたいんじゃないかしら」そういえば…息子が生まれてからセックスレスだ。昔は週に1度は、必ずセックスしていたのに。私がボロボロになってしまったから? それともまさか…健正は浮気をしているのだろうか?美香は夫の帰りが遅くなるたびに血迷った妄想で頭が一杯になった。時には一人でメソメソと泣きはらし、帰宅した健正を混乱させた。「どうしたんだ?」とたずねても、下を向いてグスっと鼻をすする美香。何も理由は言わない。健正の帰宅が早く、息子の夜泣きもなく、寝室で静かな2人の時間が訪れても、美香はボロボロの肌や髪を見られるのがイヤで、すぐに電気を消して寝たフリをした。そのくせ、セックスレスの現状をうれいて、闇の中またメソメソと泣いてしまったりするのだ。健正は明るく笑顔を絶やさなかった妻のあまりの変わりように、当惑するばかりだった…。良き妻、良き母であろうと頑張る女性ほど、自分のことには手が回らなくなってしまいがち。子どもの世話や教育をパーフェクトにしなければという使命感も強く、生活の軸を家と子どもに置きます。そして、お手入れの行き届かない自分にあせり、その気持ちから夫の浮気を疑ってみたり、周囲の若い女性と自分を比べられて、夫に幻滅されているのではないかという被害妄想で頭が一杯になってしまったり。結果として、夫は妻にどう接すればいいかわからず、言葉が少なくなり、しだいに夫婦仲は悪化していきます。妊娠・出産をへて自信を喪失し卑屈になっている妻は、たとえベッドへのお誘いがあっても拒絶してしまったり、セックスを楽しめなかったりします。そのため、セックスレスにつながるリスクも非常に高いのです。「メソメソマミー」モンスターがあなたのことも狙っていないか、次回ご紹介するチェックテストで確認してみてください。
2018年05月12日「30歳までに結婚したい」という目標がある女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際2か月になる29歳の彼氏がいるという、28歳のトピ主さん。「30までには結婚したい」という目標があるものの、現在の彼はそういったつもりはなさそうな様子。トピ主さんは「今ならまだお互い傷は浅そうなので別れた方がいいのではないか」と悩み、別れて新たに結婚相手を探すべきか、それとも自分は焦り過ぎなのでしょうか……?と問いかけています。結婚は二人で叶えていく目標。憶測で判断しないほうがいいかも?彼はとても優しい男性で、「私の事をすごく大切にしてくれていて大好き」とのこと。金銭的な価値観にズレを感じる瞬間もあるものの、「それ以外は一緒に居てすごく楽しくて、一緒にいる時にはとても幸せな気持ちで一杯」だそうで、彼や交際そのものに大きな不満はないようです。しかし、トピ主さんは「1〜2年以内に結婚」という目標に向かっていける相手を探している状況。一方、彼のほうは「2年続いたら同棲したいね」といった発言を聞く限り、早めに結婚したい意思はなさそうに見える。「(彼は)子どもができたら結婚するとはいってくれておりますが、でもそんないい加減な事はしたくありません」という記述もあります。「30までに結婚したいと言うのは私個人の目標で、彼には関係ないと自覚している」とのことですが、結婚はひとりでは叶えられない目標です。相手が彼かどうかはさておき、その“個人的な目標”をまずは共有してみなければ話は進まないようにも思います。交際2か月で結婚話をされても困るだろうし……とのことですが、相談もせず、憶測で決めつけて一方的に別れを告げられるよりは、トピ主さんがそういう考えであることを話してくれたほうが、彼もうれしいのではないでしょうか。交際2か月だろうと何だろうと、トピ主さんが「30歳までの結婚」を相当に重んじていることを知れば、彼も何らかの対処を考えるでしょう。「そこまで望むなら」と人生プランを少し前倒しで考え始めるかもしれませんし、逆に「自分はすぐには結婚できない」と別れに賛成するかもしれません。2分の1の確率ではありますが、「30歳までにできるなら彼と結婚したい」という思いがあるならば、まずはその可能性を探ってみましょう。目標にこだわるなら、最初から“そういう相手”を選んだほうがいいかも別れを視野に入れている時点で、トピ主さんも今のところは「結婚>今の彼」ということなのかなと推測します。彼にはまだ深い愛情を持っていないからこそ、時間を無駄遣いする前に見切りをつけたい、と考えているのかもしれませんね。「30までに結婚」という目標を絶対に叶えたいのであれば、今後は「早々に結婚したいと考えている男性としか付き合わない」と決めるのも一案です。今回の彼のように“ひょんなことから”なんとなく交際を始めるのではなく、最初から「私は早々に結婚を考えている人としか付き合いたくない」という意思をしっかり表明していったほうが、目標を叶えられやすいように思います。「30歳から先の人生」も幸せに歩ける相手を探していこう恋愛感情に振り回されるよりも、自分の人生プランに合う相手を探したいという思いが強いならば、別れを選ぶのもひとつの答えです。ただ、世の中には30歳以降に幸せな結婚をされた女性の例もたくさんあることは、覚えておきましょう。それにトピ主さん自身の人生も、30歳以降も長く続いていきます。相手との信頼関係を築く過程を疎かにしてしまうと、結婚できたところで、その生活を守れない可能性もあるわけです。年齢“だけ”にとらわれすぎると、「急いては事を仕損ずる」ということも。結婚生活を円満に続けていきたいと思っているならば、それができそうな相手かどうか、長く思いやり合っていける相手かどうか……といった観点は持っておきたいところですよね。もしかしたら彼のほうは、そこまで思いあえる相手かどうか、少し時間をかけて知っていきたいと思っているのかもしれません。仮に彼と別れたとして、「自分を大切にしてくれて、かつすぐに結婚したいと思っている男性」に30歳までに出会えるかどうかは未知数。出会えるかもしれないし、出会えないかもしれない。トピ主さんはどちらの可能性に賭けてみたいですか? 頭で考えても決められないならば、心が傾くほうに賭けてみるのもいいかもしれません。自分なりの答えを見つけられるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2018年05月07日「所謂『いい人』を好きになれない」と悩む女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、これまで「ちょっと悪いというか癖のある」男性とばかり恋愛をしてきたとのこと。一方で、「『あの人すごくいい人だよね!』と言われるような人を好きになれた経験がない」そうです。現在、交際を申し込まれている男性がいるそうですが、まさに「いい人」タイプで、非の打ち所はないものの、異性としての魅力を感じられない。自分のこの恋愛傾向は治るのでしょうか、と問いかけています。自分が“いい人”を演じていることに、理由があるのかも?その男性は見た目もよく、驚くような高収入なのに、傲慢さや嫌味も全くない。しかし、トピ主さんは一緒にいると「学校の授業のようで」「ちょっと息苦しく感じられてしまう」と心境をつづっています。その理由の一端と思われる記述があります。「自分もいい人でありたいと思いますし、まあまあいい人だと思います」「他人が見ればきっと90点くらいのいい人を演じている」という部分です。自分自身が“いい人”を演じているからこそ、同じタイプの男性に”異性としての魅力”を感じにくいのだろうと推測します。恋愛相手は、通常、自分が最も心を開ける(開きたい)相手。いい人を演じてしまうトピ主さんにとっては、「ちょっと悪いというか癖のある」男性といるほうが居心地の良さを感じるのだろうと思います。なぜなら、そうした相手といるときは、「いい人であらねば」という重荷を気兼ねなく下ろせるから。そういう男性は自由で頼もしく、かっこよくも見えるのかもしれません。逆に、いい人タイプの男性と一緒にいると、「自分もいい人を演じ続けなくてはならない」という無意識のプレッシャーで息苦しく感じてしまう――。女性は特に、小さい頃から「いい子」にしていると褒められることが多いため、いい子を演じてしまう癖を知らずに身につけているケースが少なくありません。だからこそ、いい子ぶらずに堂々と生きているように見える男性に対して、開放感や魅力を感じやすい。本能的な異性の好みもあるでしょうが、そうした心理面の影響も少なからずあるのではと思います。自分も「いい人」をやめてみるか、恋愛傾向を素直に受け入れるかでは、それを踏まえた上で、トピ主さんは今後どうしていけばいいのか。2つのスタンスを提案します。A)「いい人を演じてしまう癖」をやめてみる今回投稿をされたのは、「今交際を申し込んでくれている男性のことを好きになれたらいいのに」という思いもあるからなのでしょう。であれば、まずは自分から“いい人”を演じる癖をやめてみるのもひとつです。一朝一夕には難しいと思いますが、「こういう生き方は疲れるから、もうやめよう!」と何度も意識的に心がけることで、少しずつ変わっていけるケースもあります。常に聖人君子であろうとせず、90点を取ろうとせず、時にはダメな自分も周りに見せていく。嫌な言動をしてしまっても、「これも私の一部分」と自分を許してあげる。そうした日々の心がけが少しずつ、トピ主さん自身の考えや恋愛観にも変化をもたらしてくれるかもしれません。B)自分の恋愛傾向を受け入れ、うまくやっていく術を探る一方で、今の恋愛傾向を貫く道もあります。「私は癖のある人が好きなんだ!」と開き直り、そういう相手とうまくやっていく術を探る。トピ主さんは離婚経験があるとのこと、「癖がある男性だったからうまくいかなかった」「次こそはいい人を選びたい」という気持ちがあるのかもしれませんが、世の中の“癖のある男性たちの結婚”がすべてうまくいっていないわけではないですよね。ひとくくりにせず、「単にその相手とうまくいかなかっただけだ」と考えてみましょう。もしかしたら、癖のあるところに惹かれたのに、結婚して家族となるにつれ、「自分と同じように、いい人として振舞ってほしい」と相手を矯正したくなる場面が増え、衝突してしまったのかもしれません。もしそうであれば、「自分と反対のタイプだから惹かれた」という事実をしっかり自覚し、距離感をうまく調整することで、次の相手とはうまくやっていけるかもしれません。癖のある男性との恋愛に疲れ、卒業したいと思っているならば、Aの努力をしながら、いい人に見える男性の“意外な一面”を根気強く探してみるのも一案です。一方で、「やっぱり恋愛感情で惹かれる男性と一緒にいたい!」と思うなら、迷わずBを選べばいい。恋愛や結婚に何を求めるかにもよりますが、どんな相手を、そしてどんな人生を選びたいかは、トピ主さんが自由に決めていいことです。ものすごく心惹かれる相手に出会ってしまえば悩む余地もなくなるかもしれませんが、まずは今ある選択肢からじっくり考えて、「私はこうしよう」という答えを導き出していくといいと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2018年04月30日前回は、産後の心身ともに余裕がない状態で、イライラ・ガミガミママと化し、セックスレスにも陥ってしまった 加奈さんのケース をご紹介しました。初めての育児による疲労と、思うように家事・育児を手伝ってくれない夫に感じるストレス。そこにセックスレスによる性的欲求不満まで加わり、加奈さんは口を開けばトゲトゲしい言葉を浴びせかけ、ちょっとしたことですぐにカッとなり、夫にも娘にもしょっちゅう声を荒げています。毎日のように怒られて泣く娘を、さらに怖い目つきで怒鳴りつける加奈さん。和久さんの目にはまるで「鬼ババ」のように映り、家庭の空気は最悪です。このままだと、子どもが小学生になる頃には、冷え切った夫婦に変貌していくのは間違いありません。あなたは、イライラし通しのママ、セックスレスな妻になってしまう危険性はありませんか? パパとママになっても仲良し夫婦でいるために、セルフチェックしてみてください。■「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度チェックここでは、あなたの「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 夫が自分の気持ちをわかってくれないと「察してくれ」と思ってしまう。2. イライラしていると、セックスしてすっきりしたくなる。3. 不満を言っても夫が分かってくれないと、無視したりイヤな態度を取り続けてしまう。4. 夫に頼みたいことがある時、つい命令口調になってしまう。5. 夫のすることに対して、ダメ出しが多い。6. 「育児にもっと関わって欲しい」と毎晩、夫に愚痴を言う。7. 今、自分の世界は子どもを中心に回っている。8. 子どもが小さいうちは、夫のことは二の次になっても仕方がない。9. 育児が大変な時期の夜のお誘いは、当然お断りだ。10. 夫からのお誘いを1度断っても、また夫のほうから折を見て誘ってくれるべきだ。 ■あなたの「イライラモンモン」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、イライラモンモン度「C」(イライラママの芽が出始めています)○の数が6個以上8個未満は、イライラモンモン度「B」(夫にも子どもにも、高圧的な態度を恐れられています)○の数が8個以上は、イライラモンモン度「A」(夫にはあなたが「鬼ババ」に見えてしまっているかも…セックスレスへまっしぐら)育児に必死で無我夢中…その最中には、確かにさまざまなものが、嫌でも女性の手からこぼれ落ちていきます。心の余裕やうるおい、夫への優しさ、女性らしい心遣い…何もかもを妊娠・出産前と同じレベルに保つのは、無理な話です。それはよく分かります。けれど夫は、自分や子どもに鬼の形相で怒鳴り散らすガミガミママを抱きません。そして「鬼ババ」でなくとも、完全に「母親」でしかなくなった妻にも、性的魅力を感じることが難しいという厳しい現実。夫の心中は「そりゃ、子どもは大事だよ。妻はよくやってくれてる。でも…でも、俺の存在はどうよ? 立ち位置はどうよ? 以前のかわいかった奥さんはどこへ行っちゃったんだよ」という解せないモードになっています。生んだからには責任を持って子どもを育てるのは、母親の務め。そして、結婚したからには夫と仲良くやっていくことが妻の務め。なんと非情な両立問題!! 家事・育児の場でもベッドの上でも、夫と対立するのではなく、パートナーとしての関係性を深めていける夫婦を目指していきましょう。男女のスタンスは忘れずに。
2018年04月29日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。今回は、夫婦が最も陥りやすい「産後のセックスレス」にスポットを当てていきます。育児雑誌でも、これまで何度もこの特集の監修をいたしました。それほど多くの夫婦が直面している問題なのです。交際中も結婚後もそれなりにセックスを楽しんでいた夫婦でも、妻の出産という一大イベントを機に、ガクンッとセックスレスに陥ってしまう危険性は大いにあります。女性にとって妊娠、出産、そして育児は、とても幸せな体験。けれども、同時に肉体的にも精神的にも、女性に大きな負担を強いるものです。夫とのエロスは忘れてしまい、聖母のような気持ちで赤ちゃんを見守る時期。夫より赤ちゃん優先の時期といえます。そして、ふと気づけば完全なセックスレスだった…そんなケースが後を絶ちません。産後セックスレスに陥って後々泣かないために、気をつけるべき点をご紹介しましょう。■産後セックスレスは「変わらない夫」への報復?「セクシャル系モンスター イライラモンモン」代表:加奈(仮名)32歳の場合授乳をすませ、ようやく娘を寝かしつけた加奈は、子ども部屋から戻って来るなり、首から上がカァーッと熱く頭に血が上るのを感じた。夫が夕食を取っていたダイニングテーブルから、汚れた食器は消えていた。しかし、その食器はキッチンに下げられていただけで、食洗機には入っていない。加奈はイライラで爆発しそうになりながら、食器を食洗機に放りこみ始めた。授乳に行く前に、食べ終わったら食器は片づけておいて」って言ったのに…。「片づける」って、食器を食洗機に入れて、洗剤も入れて、食洗機をスタートするところまでのことでしょ? 子どもじゃあるまいし、そんなことまで私が逐一指示しなくちゃいけないわけ? 赤ちゃんの世話で目が回りそうに忙しいのに、いい年をした夫の面倒まで、私が見なくちゃいけないなんて、自分のことは自分でやるよう小学校で言われたでしょ…! 夫への怒りが一気にふくれ上がる。2つ年上の和久と結婚して3年。もうすぐ1歳になる娘の彩乃の世話に忙殺される毎日。加奈も和久も子どもが欲しいと願い、望みどおりかわいい女の子を授かった。幸せなはずの毎日。けれども初めての育児に心身ともに疲れ果てていて、幸せを感じる余裕がない。それどころか、毎日苛立ちの連続だ。娘はあちこち歩き回っては何もかもグチャグチャにする。1日3回、離乳食を食べさせるのもひと苦労。授乳もまだ続いているので、時間も栄養も吸い取られている。こんな時にこそ自分の夫であり、娘の父親である和久にしっかりしてもらわなければならないのだが…和久がこんなに「使えない男」だったとは、育児が始まるまで知らなかった。娘の泣き声で、加奈はわれに返った。しまった。イライラしていて、食器の音を立て過ぎたか。そこへ和久が、風呂場から戻ってきた。「彩乃、泣いてるよ」そののんきな顔を見た途端、加奈は怒りでこめかみに激痛が走るのを感じた。「誰のせいで、彩乃が起きたたと思ってるのよ! せっかく寝かしつけたのに。私は疲れてるの! 死ぬほど疲れてるのに、どうしてあなたは食事の片づけひとつまともにできないわけ!?」和久は娘が生まれてからの加奈の豹変(ひょうへん)ぶりに、戸惑っていた。出産前の加奈は理知的で、感情的になることはあまりないタイプだった。そんなところが和久の好みだった。ところが彩乃が生まれてからというもの、加奈は自分にも娘にも、しょっちゅう怒鳴り散らしている。いつでもカリカリしている。ベッドの中ですらそうだ。彩乃が生まれて半年ほど経った頃、和久は遠慮がちにおうかがいを立てた。体はもう大丈夫? そろそろセックスを再開するのはどうだろう、と。しかし、加奈は和久をにらむと、ピシャリと言い放った。「勘弁してよ。24時間無休で、彩乃の面倒見てるの。あなたの世話までしてられないわ」世話…妻にとって俺とのセックスは「世話」でしかないのか。和久はひどく侮辱されたと感じ、またさみしかった。けれどもその後も何度かは、和久のほうからお誘いをかけてみた。もともと加奈と和久は体の相性がよく、交際中も新婚時もセックスをとても楽しんでいたのだ。二人の間にセックスが復活すれば、常に苛立っている加奈も、ピリピリした空気も、少しは和らぐのではないか。そんな希望を抱いてのことだった。けれども毎回、加奈はつっけんどんに和久を拒絶した。2度断られるだけでも、しょげてしまうのに、それでも頑張って誘ってみて…10度近くは断られただろうか。和久のプライドは崩れ落ちた。そして、妻とのセックスをあきらめてしまった。もはや加奈には、セックスへの関心の欠片もない…和久はそう思っていた。 ■「役立たずな夫」「豹変する妻」気持ちもセックスもすれ違う二人事実は少し違っていた。確かに、産後半年ほどで和久から誘われた時の加奈は、初めての育児に肉体的にも精神的にも疲労困ばいしていた。体のほうも本調子と言っていいものか、まだ自信がなかった。お産の時に膣と会陰が傷ついているので痛いのではないか、赤ちゃんが出てきた場所でまたセクシーな行為を行うことができるのか。けれども、何度か誘われた時には、実を言えば加奈のほうにも「そろそろしたい」という思いがあったのだ。加奈の性衝動をストップさせたものは何か。昼間の夫の役立たずぶり、そのせいで自分がどれだけイライラさせられたかを思い出すにつけ、「私もしたい」とは死んでも言いたくない気持ちになっていた。ある日、加奈は忙しく離乳食の準備をしながら、和久に「出かける時にゴミを出して行って。今日は燃えるゴミの日なの」と頼んだ。すると外出の支度を済ませた和久は、加奈のところへ戻って来て「ゴミはどこ?」とたずねた。「ゴミは自動的にゴミ袋に入ってあなたを待ってるとでも思ったの? 家中のゴミ箱からゴミを集めなきゃ、捨てに行けるわけがないでしょ! どうしてそんなことも分からないの!?」加奈は、ものすごい剣幕で和久を責めた。娘が吐き出した離乳食で手がベトベトと気持ち悪かった。甘ったるいかぼちゃの匂いが鼻につく。イライラは倍増した。びっくりした娘が泣き出すと、それが余計に加奈の神経を刺激した。「早く食べなさい!」大泣きする娘に、加奈はさらにきつい口調で怒鳴り散らした。本当は私だって、自分の娘に怒鳴ったりしたくない。優しいママでいたい。けれども、自分はあまりにも忙しく、あまりにも疲れている。娘が生まれてから自分の時間など皆無だし、趣味や楽しいことなど、何ひとつしていない。それに比べて、和久はどうだろう。結婚前から参加している焼酎サークルの集まりに、今でも月に一度は顔を出している。会社の飲み会にだって、以前とほぼ同じ頻度で参加している。私だってお酒は大好きなのに、妊娠が分かってから一度も口にしていない…。そして何と言っても、和久の家事・育児での役立たずぶり。私は死ぬほど疲れているのだ。そんな中で、常にやらなければならないことに追われている。そんな泣きたくなるような状況で私が必死に頑張っているのに、どうして夫はもっと私を助けてくれないのだろう。テキパキ動いてくれないのだろう。そんな不満でいっぱいの状態で、和久からのお誘いだ。とても「私もしたい」なんて言えない。夫は私よりずっとラクをしている。楽しい思いもしている。夫はズルい。私だけ損してる。こんな状態でセックスをして、夫にさらに楽しい思いをさせてやるなんて、まっぴらごめんだ。私とセックスしたいなら、もっと夫として、父親としての役目を果たしてから誘うべきなのだ。不満だらけの夫に、セックスなんてさせてやらない。加奈はかたくなになっていた。それにこれだけ不満を抱いている相手に、自分がベッドの上で喜ばされることを想像するのも我慢がならなかった。けれども出産のダメージから回復した加奈の体は、セックスを求めていた。この間など、気づいたらネットで官能小説を探していた。夫に求められ、それを素直に受け入れられる世のすべての妻に、加奈は嫉妬した。夫はもう誘ってこない。私はこんなにしたいのに…欲求不満が、加奈のイライラぶりをさらに加速していった。それでも自分のほうから抱いて欲しいだなんて、絶対に言えないし、言いたくない。加奈はストレスとフラストレーションを、ひたすら小言口調の態度で表現するばかりだった。ガミガミママになると同時に、セックスレスにも陥ってしまった加奈さん。果たして彼女のその後は…?そして、あなたには加奈さんと同じ失敗を繰り返してしまう危険性はないでしょうか? 次回ご紹介する チェックテスト で、リスクを判定してみてください。
2018年04月28日「結婚に踏み切れたきっかけを教えて欲しい」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは20代前半。交際4年になるアメリカ人の彼が今夏に仕事で帰国するため、トピ主さんが日本での仕事を辞めてついていくのか(=結婚)について長らく話し合っているそうです。「9割くらいはついて行く!と決心できても、あとの1割なにか漠然とした不安がある」と悩める心境を綴っています。「漠然とした不安」をなくす方法は?「ありのままの自分を出せる人、信頼できる人に出会えたことを私はとても幸せに感じています」とトピ主さん。彼への思いや結婚自体に迷いがあるわけではないようですね。彼の収入で十分暮らしていけそうな状況で、渡米後も露頭に迷う心配はない。しかし1割の不安が消えてくれない。「思い切って踏み切れば気にならない不安なのか、気にするべき不安なのか」悩んでしまう……と綴られています。日本人どうしの結婚でも、マリッジブルーはつきもの。トピ主さんの場合は、退職や海外移住という変化もあるわけで、多少の不安はあって当然。「行ってみてうまく行かなければ、日本へ帰ってくればいいんだし!」。そう思えばラクになるようにも思いますが、不安がどうしても消えないときは、以下3つのプロセスもぜひ試してみてください。(1) 決断後に得られる「喜び」「幸せ」を思い浮かべてみる・大好きな彼の側にずっといられる・新しい家庭が築ける・海外で暮らす楽しさ、新鮮な刺激を得られる・人生の可能性が広がる「彼と国際結婚してアメリカに住んでいる未来」を思い浮かべてみたとき、トピ主さんは暗い気持ちになりますか? あまり明るい気持ちになれない場合や、「今の仕事を続け、慣れ親しんだ家族や土地、友達の近くで暮らしていく未来のほうが自分に合っている」と感じてしまうならば、それが答えかもしれません。しかし渡米後の幸せなイメージが浮かんだならば、ぜひ1割の不安よりも、そちらを見つめてみてください。そもそも今までの人生、いつも「不安のない100%満たされた環境」にいただろうか…?といった自問自答も役立つかもしれません。 その選択で得られるプラス面を見つめられるようになれば、「私は彼とふたりで幸せになるために、アメリカへ行くんだ!」という真っ直ぐな気持ちが生まれてくるかもしれません。(2) 不安になる理由を、徹底的に検証してみる続いて、不安を生み出している理由をピックアップしてみましょう。おそらく、以下のような内容が挙げられるのではと思います。・仕事を失うことへの不安・知らない土地で暮らすこと、現地のコミュニティに馴染めるのかという不安・友達や家族と離れることや、若い自分たちだけでやっていけるのかという不安・決断の責任を負うことへの不安投稿には、「今まで親に敷かれたレールを歩いてきたような私なので、決めらない自分が嫌になります」という記述も。自分で決断するというのはイコール、自分で責任を負うこと。しかし一方で、「自分の好きに決めていい」「一度決めたことも、いつでも変える自由がある」ということでもあります。しかもトピ主さんには、側で寄り添ってくれる彼がいる。日本の家族や友達だって応援してくれるでしょうし、どうしてもつらくなったら日本に帰る家もある。見方を変えれば、「自分で生きる道を決めても、ひとりじゃない。なんて有難い、心強い環境なんだろう」と思うこともできるような気がします。(3)「自分の心だけに従って生きる!」と決める最後に最もシンプルながら、一番強力な不安の解消法をお伝えします。それは、自分の「心」だけを行動指針にすること。自分に「これからもずっと彼の側にいたい?」と問いかけてみて、答えがYESならば、それに従うのみ!……というわけです。彼が日本に移住する可能性はないとのこと。であれば、どんなに考えたところで、トピ主さんの状況では「行くか」「行かないか」の2つの選択肢しかないですよね。今回の決断が吉と出るか凶と出るかは、現状のところまったくの白紙。「行ってよかった」となるかどうかは、今後のトピ主さん次第でもあります。「行きたい気持ちがあるんだから行こう!」「アメリカで最高に幸せな生活を送るぞ!」「多少つらいことがあっても、彼と協力して頑張っていけばいい」。そう決めてしまえば、悩んでいたことが嘘のようにスッキリするかもしれません。どうしても決断ができないならば、その気持ちに正直になり、今すぐの結婚は諦める道も考えてみましょう。本当に惹かれ合っている二人ならば、離れ離れになったとしても、いずれ一緒に生きていける道を選ぶ日が来るようにも思います。トピ主さんにとって、ベストな決断ができますように。応援しています。(外山ゆひら)
2018年04月23日「無理して婚活しなくてもいいのかな」と悩む女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。32歳のトピ主さんは「ひとりが苦にならず、仕事も趣味も充実しており、結婚願望もなければ恋愛にも興味がなく、人を恋愛感情で好きになった経験もない」といいます。親孝行のために3年前から婚活を始めたものの、誰に対しても気持ちが盛り上がらない。今度こそと思って交際を始めた現在の相手に対しても限界が来ているそうです。結婚に向かない自分でも、婚活を頑張った方がいいのか……とつらい心境をつづっています。時間をかけて、愛情を育てていく夫婦もいるトピ主さんの「結婚できるかどうか」の判断基準は、相手が重い病気になったときに看病したいと思えるかどうか。しかし、婚活で知り合い、1年近く交際した人たちにそうは思えなかった。最初の1か月ですらウキウキしない、会いたいと思えない、一緒に写真を撮りたくない、干渉されたくない、キスしたくない……など、交際相手にさえ好意や愛情が持てない悩みが綴られています。一方で、親の苦労を思いやり、年老いてきた親に恩返しがしたいと思って、自主的に婚活を始めたトピ主さん。親御さんへの愛情は、人一倍深いようですね。親子と夫婦は違いますが、家族に対して深い愛情を持てているのは、長い年数を共に過ごしてきたから、という点も多少は関係しているはず。たくさんの時間を一緒に過ごすうちに小さな愛情が積みあげられ、大きなものに育っていくこともある。結婚にもそのような側面があるとしたら、初めから120%の愛情を持てる相手を探せなくとも、「この人とならやっていけそうだ」と思える相手と、時間をかけて深い愛情を育てていく――という方法論もあります。無論、必ずそうなる保証はありませんが、実際にそうしたところからスタートし、時間をかけて深い愛情関係を築いている夫婦もいるという事実は、心に留めておくといいかもしれません。一番の親孝行は、「子どもが元気で幸せに暮らすこと」かも親孝行で始めた婚活。しかし結婚したところで、トピ主さんが不幸せだと感じてしまうならば、親御さんは喜ばないのでは? トピ主さんが心から結婚を望んでいて「結果が出なくてつらい」ということならば、親御さんは「つらくても頑張れ!」と応援するかもしれません。しかしトピ主さんは、そうではない。「気の進まない結婚をしたところで、その後で幸せに暮らせなければ、親も喜ばないはず」「私が元気で幸せに暮らすことが、一番の親孝行」かもしれない。親御さんと直接、話してみてもいいかもしれませんね。自分も将来不安だから婚活をしている、親だけが理由ではない……ということならば話は別ですが、トピ主さん自身に結婚したい気持ちが少しもないならば、何度婚活をしたところで、結局は最後に「NO」と言ってしまうことが続いてしまうようにも思います。すべてを決めつけず、「自分の生き方」を柔軟に考えてみよう婚活は効率的な場ではありますが、「はいどうぞ、この人たちの中から選んで恋愛をしてください!」と言われても、うまく心がついてこない……という方も少なからずいます。「頑張って婚活しましたが、わかったことは、自分が結婚に向かないということでした」とのことですが、今回わかったのは「婚活が不向きかもしれない」ということですよね。「結婚生活が不向きかどうか」は未経験だからわからない、と思っておいてもいいのでは?今のところ結婚願望がない自分を責めずに許容し、かといって、今後のことも決めつけないでおく。もし、トピ主さんの心の内に「看病したいと思えるほどの愛情を持てる相手に出会いたい」という気持ちが少しでもあるならば、婚活は辞めても、同性異性問わず、人としての付き合いを楽しむ機会を持っておくのは一案です。「一緒に人生を歩いたら楽しそうだなと思える相手には、出会うかもしれないしね!」くらいの柔軟なスタンスもおすすめです。結婚してもしなくても、自分の願う“幸せな人生”を叶えるのは簡単ではないもの。恋愛や結婚抜きでそれを叶えられているならば、そのことを自分なりに誇りに思いながら、人生を謳歌する道もあります。過去を振り返ればわかると思いますが、人生は結局、自分自身が大事だと思うことしか選べないもの。今回の経験を経て、やはり自分は恋愛や結婚を大事だと思えないと気づいたならば、「仕方がない、これが私の人生だ!(今のところはね)」と開き直ってみてもいいように思いました。親孝行の方法は、結婚や出産だけではありません。ご自身の望む人生をじっくり考えてみてくださいね。応援しています。(外山ゆいら)
2018年04月16日「専業主婦希望ってだめなんでしょうか?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんと彼は、就活中の大学生カップル。就職後すぐに結婚を考えているそうですが、妊娠後は専業主婦になりたいというトピ主さんに対し、彼は育休後はフルタイム復帰してほしいという意見。「こどもはさびしい思いをするだろうなと思うとかわいそうに思えてなりません」とのこと、この価値観のズレでは結婚生活は厳しいでしょうかと問いかけています。「自分目線」で、長い人生を想像してみよう数多くの育児指南書を書かれている心理学者・諸富祥彦さんから以前、こんな話をうかがったことがあります。子育てをする女性には次のようなタイプがある。(A)24時間子どもと一緒にいて大丈夫な女性(B)1日に3時間程度は“外の世界”が必要な女性(C)子どもと過ごすのは1日3時間程度がちょうどいい女性うまく子育てをするには、自分のタイプに合ったバランスを見極めることが大事……といった内容のお話でした。トピ主さんも、まずは「自分がどういうタイプなのか」「どういう人生を送りたいのか」という観点で、ぜひ考えてみてください。間違いなくAのタイプで、「子育てに専念できる人生を送りたい」というのが最優先で絶対に譲りたくないならば、それに心から賛成してくれる相手と結婚したほうが、夫婦ともに満足いく家庭生活にはなりやすいかもしれませんね。また、働くことの意義についてもぜひ考えてみましょう。人が働くのは、誰かの役に立てるやりがいや喜び、経済的余裕や安心など、何かしらのリターンがあるから。「本当は子どもともっと一緒にいたい」と思いながらも精一杯仕事と両立させている女性もいますし、そうした環境でも心身すこやかに、しっかり育つ子どもも沢山います。現に彼は、ワーキングマザーのもとで育った子どもですよね。「かわいそう」ではなかったからこそ、かつ共働きが家庭にもたらした“いいこと”も実感しているからこそ、賛成なのではないでしょうか。女性にも、そして子どもにも、いろいろなタイプがいる。自分の価値観をしっかり持っていることは賢明ですが、「絶対に彼と結婚したい」とのこと。落とし所を見つけたいならば、自分の経験だけに縛られて「かわいそう」と決めつけず、ほかの人の育った環境や意見も聞きながら、もう少し柔軟にこの問題を考えてみるのもおすすめです。価値観は変わる可能性も。色々な選択肢を持っておこう彼は共働き家庭で育ち、料理上手で家事も一通りでき、公平に分担するスタンス。一方のトピ主さんは、専業主婦の家庭で育ち、「幸せだったので、子供にも同じ環境でいさせてあげたい」という考え。共働きをするかどうかは、世帯収入や暮らしのレベル、生き方や価値観などにも関わる重要なテーマではありますが、とはいえ、二人はまだ就職前。今後、実社会や人生の先輩たちを見るなかで、価値観が変わる可能性もあります。親世代が働いていた時代より給料水準も下がっていますし、トピ主さん自身、子どもを育てるためにも収入が必要だと思い始めるかもしれません。彼のほうだって、フルタイム復帰をしている女性の実情を見て意見を変えるかもしれません。歩み寄る気持ちもあるようですし、先々専業主婦になるにしろ、共働きをするにしろ、今のところは「出産後も働ける可能性」は残しておくのも一案。出産後の女性が働く環境の整備に力を入れている企業も増えていますし、そうした企業を積極的に探してみてもいいと思います。「想いあっていれば、最適な形に落ち着くはず」と信じてみよう就活中は、いろいろ不安や迷いもあるとは思いますが、「いずれ専業主婦になるからいいや」と適当に就職先を選び、後になってひどく後悔して再就職し直した友人を知っています。不安を煽りたいわけではないですが、万が一、結婚がうまくいかなかったら、もしくは子どもを授かれなかったら、トピ主さんはどうしますか? 結婚もまだ口約束段階である今、選択肢はできるだけ残しておいたほうが安心ではありますよね。結婚生活のことは社会に出てから、せめて就職先が決まってから、改めて話しあってみても遅くはないもの。「お互いに想いあっていれば、最終的にはベストな形に落ち着くはず!」と信じて、当面は悩みすぎないと決めておくのもひとつです。お金の大切さを心底実感するためにも、将来子どもに社会のことを教えるためにも、まずはしっかり独り立ちをすることを目標に、「自分が一番、満足のいく形で社会に出ること」に注力してみてもいいように思いました。その上で、二人にとってのベストな着地点が見つかるといいですね。応援しています!(外山ゆひら)
2018年04月16日セックスに興味がなく『冷凍マグロ』だった妻。しかし、もはや夫とのセックスを望めないと悟った瞬間から、異常なまでにセックスに執着するようになり、夫から恐れられるようになってしまった…。前回は、そんな 和枝さんのケース をご紹介しました。その後も、妻の和枝さんはあきらめきれずに、あの手この手を使ってどうにか夫の雅史さんとのセックスにこぎ着けようとします。ところが、妻が必死になればなるほど、夫の心も体もどんどん離れていきました。夫に拒絶されるたびに、和枝さんの中で劣等感やみじめさ、悔しさがふくらんでいきます。「自分は夫に求められない女」、「このまま一生セックスできない女」、「女としての価値がないのかもしれない…」。モンスターワイフと化している時、和枝さんは夫とセックスがしたいのだと思っていました。そして拒まれるたびに、「もう私のことを愛していないから?」と夫を詰問していたそうです。けれど、この時彼女が必死になって求めていたのは、夫とのセックスや愛ではありません。自分がまだセックスできるかどうか、つまり自分がまだ夫のペニスを勃起させ、挿入を受けることができるかどうかの確認だったのです。和枝さんのような悲劇を繰り返さないためにも、セックスに対する姿勢に問題がないか、自分は「セクシャル系モンスター 遅咲き冷凍マグロ」になっていないか、以下のテストでぜひチェックしてみてください。■「セクシャル系モンスター 遅咲き冷凍マグロ」度チェックここでは、あなたの「セクシャル系モンスター 遅咲き冷凍マグロ」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 夫とはお互いのセックス観や性欲について話し合うことなく結婚した。2. 夫婦の会話でセックスが話題になることはほとんどない。3. セックスがなくても、夫婦は問題なくやっていけると思っている(夫の意見を確認したことはない)。4. 忙しかったり疲れている時に夫からお誘いがかかったら、間髪入れず答えは「ノー」だ。5. ベッドへのお誘いやキスは、男性がするものだと思う。6. 男性はセックスを断られたくらいでは傷つかないだろうと思っている。7. 女性のほうから誘ったら、男性は当然応じるべきだし、応じることができて当然だと思う。8. セックスについて新しい技を取り入れたり、いつもと変わったことをしようとは思わない。9. 夫からのセックスの誘いに応じてさえいれば、中身はどうであれ妻としての役目は十二分に果たしていると思う。10. 夫とのセックスはパターン化していて、もう何年も同じことの繰り返しだ。 ■あなたの「遅咲き冷凍マグロ」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「セクシャル系モンスター 遅咲き冷凍マグロ」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、遅咲き冷凍マグロ度「C」(夫はあなたとのセックスに物足りなさを感じ始めている頃です)○の数が6個以上8個未満は、遅咲き冷凍マグロ度「B」(夫はあなたとのセックスに冷めてきているはず)○の数が8個以上は、遅咲き冷凍マグロ度「A」(夫の性的対象から外されかけています。今すぐ対策を!)あなたの判定結果はいかがでしたか?『遅咲き冷凍マグロ』代表の和枝さんのように、無自覚に自分の若さに安心している時期の女性は、それほど切実にセックスを熱望しません。黙っていても、夫が求めてくるからです。けれど、夫も妻も年を取ります。男性の性欲は、年齢とともに落ち着いていきますが、女性の体は、もっとゆっくり性的に成熟します。そして、精神的な面でも、女性は「私、もう若くないかも…」「女性としての魅力が落ちてきた?」、そんな不安にかられ始めます。そんな時にこそ、夫に優しく抱きしめてもらいたい。自分を抱いて、勃起してもらいたい。そうすれば、「私だってまだ捨てたもんじゃない」と安心できると考えてしまいがちです。あなたが長い間、夫のお誘いを拒み続け、たまに応じる時でも『冷凍マグロ』だったとしたら? 性欲旺盛な夫でも、次第に冷めていくでしょう。夫にしてみれば、妻とのセックスはつまらない。アダルト動画やゲームのほうがまだ性的興奮を満たしてくれるわけです。和枝さんに拒まれて、雅史さんも長い間さみしい思いをしてきました。それでも和枝さんは、寝室事情をのぞけばいい奥さんだった。和枝さんを『性的な対象』から外すことで、妻に対するフラストレーションを抑え、うまくやっていく決心をしたのです。それなのにある日突然、妻が恐ろしく切羽詰まった形相で自分に迫ってきたら…。こちらの心の準備も状況もお構いなしに、とにかく勃起させようとペニスに飛びついてきたら…。驚きと理不尽さに対する怒りで、雅史さんが和枝さんを拒絶したのも無理はありません。セックスに対する夫の意欲と、妻の意欲。これが一度すれ違ってしまうと、話はこじれにこじれ、大戦争の火種になったり、決定的な冷戦の原因になることも。恥ずかしがったり、禁忌感を抱いたりせず、セックスについて2人できちんと話し合ってください。さみしい時、不安な時、老いを感じ始めた時、自信を失いかけた時…。そんな時に、パートナーと心身ともに癒しあえたら、幸せだと思いませんか。セックスフルな幸せ妻になるためには、セックスについても『当事者意識』を持つこと。「セックスは男に任せておけばいい」ではいけません。話し合いの場でも、ベッドの上でも、『当事者』としてセックスに向き合ってくださいね。
2018年04月15日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。前回までは、ビジュアル系、メンタル系のモンスターワイフのリアル・ストーリーをご紹介してきました。いよいよ今回は、セクシャル系モンスターの登場です。セクシャル系モンスターワイフになるのは、実は無自覚のケースが大半。ハッと気付けばモンスター化していた、というケースが多いのです。けれども、一度暴れだしたモンスターを退治するのは茨の道。ご紹介するエピソードとチェックテストを参考に、セクシャル系モンスターの魔の手が自分に忍び寄りつつないか、確認してみてください。■筋金入りのマグロ女、気づいてみたらセックスレス!?「セクシャル系モンスター 遅咲き冷凍マグロ」代表:和枝(仮名)34歳の場合「え…うちってマズイの?」和枝は思わずつぶやいた。テレビをつけると、セックスレス特集番組が目に飛び込んできたのだ。夫の雅史と最後に抱き合ったのはいつだったか、和枝は思い出せなかった。1年くらい前…? 2年以上前ってことはないと思うけど…。不安感が、和枝の心をじわじわととらえ始めた。「私たちがセックスレス? 男はいつだって、セックスのことで頭がいっぱいなんじゃないの?」和枝は性的に淡泊なタイプだった。ただ、男というのは誰でもセックスしたがるもの。そしてセックスさせてあげれば、男女の仲は安泰…それが、和枝のセックス観。和枝はふくよかなボディだ。豊満なバスト。ムッチリした太もも。バスタイムに鏡にうつる魅力的なボディを見つめて、笑みを浮かべていた。実際、黙ってセックスを「させてあげる」ことで、彼女は好条件の夫を手に入れた。同い年の雅史は真面目な働き者で、とても優しい。2人は28歳の時に結婚した。結婚後、セックスに興味のない和枝には、定期的にお誘いがかかる夫とのセックスが、ただの面倒な作業にしか思えなかった。それでも仕方なく、4度に1度くらいは誘いに応じるようにしていた。しかし…和枝はベッドの上では仰向けに寝そべったまま動かない。雅史が腰を振る時だけかろうじて背中に手を回すという動作しかしない。ましてや雅史をなでるとかなめるとかは一切ない。和枝は筋金入りの『冷凍マグロ』だった。和枝にとってセックスは男に「させてあげるもの」。自分のほうから何か「してあげる」必要があるなどとは、夢にも思っていなかったのだ。冷凍マグロの和枝は、雅史の心まで冷まし始めた。雅史は次第に和枝を誘わなくなっていった。そこに、テレビのセックスレス特集である。男というのは断られても、しぶとく誘ってくるものだと和枝は思っていた。それが今では、もう最後に誘われたのがいつだったか思い出せない…。「なんで? どうして? まさか雅史、浮気してるの…??」■浮気を疑って夫のパソコンを見たら、そこには驚きの…和枝は夫の行動に目を光らせ始めた。夫のスマホを盗み見るまでした和枝だが、疑わしい点は何一つ見当たらない。それでは夫の部屋にあるパソコンは? パソコンを使って浮気相手とやり取りしている可能性だってある。そう考えた和枝は、週末自室でパソコンを使っていた雅史がトイレに立ったスキに、夫の部屋に忍び込んだ。「なにこれ…!!」そこには、和枝が想像すらしていなかった光景が広がっていた。アダルト動画のサイト…和枝の頭の半分は、衝撃でまひしている。けれど、残りの半分は妙に冷静だった。雅史はこれまでに、どんな動画を視聴してきたのだろう? マウスに置かれた手が勝手に動く。和枝の目の前に、雅史が購入ずみの動画一覧が表示された。「…女子大生? …セーラー服?? …幼な妻???」甘ったるい童顔、薄桃色のほっぺ、切りそろえた前髪、小柄で華奢(きゃしゃ)な体…これでもかと言わんばかりに若さを前面に押し出した女たちの裸体が、次々と目に飛び込んでくる。「これは、私への当て付けなの?」怒りに震えた。和枝はボディに自信があるし、雅史も彼女の女性らしい体つきが好きだと言っていた。自分は「求められる女」なのだという自信が和枝にはある。だからこそ、この現状に死ぬほど屈辱的な思いを感じてしまった。「確かに私はもう30代だし、グラビアアイドルでもない。だけど、画面の向こうの誰かじゃなくて、雅史の目の前にいる生身の女なのよ。それなのに…それなのに私とはセックスレスで、こんな動画を見てるだなんて、許せない!!」何が何でも雅史の目を、もう一度私のほうへ向けてやる。和枝は決心した。その夜の寝室。先にベッドに入り、車の雑誌を読んでいる夫に切り出した。「ねえ雅史、そういえば私たち、もうずっとセックスしていないよね。久しぶりにしない?」雅史はきっと大喜びでこの申し出に乗ってくる。和枝は確信していた。昔はあんなに誘ってきた雅史だもの。一人で動画なんか見てるより、実際に私とセックスできたほうが、ずっといいに決まってるわ。ところが、雅史の反応はまったく想定外のものだった。彼は居心地の悪いような、少し怒ったような顔をして、こう言ったのだ。「何だよ、どうしたんだよ、今さら。和枝はセックス嫌いだろ。いいよ無理しなくて。それじゃあ、おやすみ。」雅史は雑誌をポンっとサイドテーブルに投げてスタンドの灯りを消した。和枝は二の句をつげない。その夜、彼女は一睡もできなかった。 ■「遅咲きのマグロ女」に投げかけられた夫の非情な一言数日後、和枝は再び雅史にお誘いをかけてみた。普段はパジャマを着てベッドに入る和枝だが、この日は下着姿だった。バラの花の刺しゅうが右胸に施されているレース生地。パンティも光沢があるシルバー。アンダーヘアはもちろん小さな布におさまるようにカットしている。はみ出してはいない。和枝の持っている中で一番の勝負下着。けれど今回も、夫の反応は前回と同じ。そっけない「おやすみ」という言葉が寝室にひびく。和枝は怒りではらわたが煮えくり返る思いだった。しかし、ここで「あなたのパソコンチェックしたのよ! あんなにアダルト動画を見ておいて、私とはセックスできないわけ!?」などとは言えない。怒りと屈辱と敗北感で頭が大混乱していた和枝の口から出てきたのは、「どうして? もう私を愛していないから?」という言葉だった。雅史は静かな声で答えた。「愛してるよ。仕事も頑張って、家のこともちゃんとしてくれて、俺の実家との付き合いまでこなしてくれて…和枝は本当にいい奥さんだと思ってる。でももう、セックスとかは…。俺たち、そんな感じでもないじゃないか」もうそんな感じじゃない? どうして? 私が年を取ったから? 私なんかとセックスするより、パソコンで若い女の子の裸を見ているほうがいいって言うの? 両目から熱い涙をあふれ出しながら、和枝は突然、雅史の下半身に手を伸ばした。「やめろよ!」ギョッとした顔の雅史が、その手を乱暴に払いのける。「どうして!? どうして勃たないのよ!?」和枝は泣きながら叫んだ。その日から和枝の頭は、セックスのことでいっぱいになった。■夫から拒絶されるたびに…「私って女として価値がないの?」セックスなんて、自分さえその気になればいつだってできるもの、のはずだった。ところが、和枝が下着姿で迫ろうと、ペニスを握ろうと、パジャマのズボンを引きずり下ろして陰茎にかぶりついても…雅史の下半身は無反応。それどころか、雅史は一刻も早く和枝から体を離そうと、必死で逃げ惑う始末。「一体、なんなのよ…!?」どうして? 私ってそんなに、女として価値がないの? 夫にすら逃げられる女…それじゃあ私このまま、二度とセックスしないまま、人生終わるの? いつしたのか、どんなだったか、これっぽっちも思い出せないようなセックスが、私の人生最後のセックスだっただなんて、そんなのあんまりだわ!もうできないのか。二度とできないのか。そう思えば思うほど、和枝のセックスに対する執着心は、恐ろしい勢いでふくらんでいった。「自分は性的に淡泊なほう」と信じて疑わなかった昔の和枝とは、もはや別人だった。そんな和枝に、雅史はひたすら困惑するばかりだった。もっと正直に言えば、妻の豹変(ひょうへん)ぶりに恐怖すら覚えていた。気付けば『拒む側』から『拒まれる側』に回っていた和枝さん。生まれて初めて切実にセックスを渇望するようになりますが、その頃にはもう夫の熱意は完全に消滅していました。セックスに対する意欲が、完全にすれ違ってしまったこの夫婦…2人はこの後、どうなるのでしょうか? そして、あなたは和枝さんと同じ轍を踏んでしまう危険性を抱えていませんか?次回はそんなリスクを判定する チェックテスト をご紹介します。ぜひお試しください。
2018年04月14日「結婚以外のパートナーシップを目指している」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは10年以上交際している彼氏がいる女性。彼が育った家庭には問題があり、結婚を不快に感じていると知って以来、結婚以外の形でパートナーになっていこうと決意したそうです。しかし時に胸がモヤモヤしたり、苦しくなったりする瞬間もあり、どうすれば気持ちを軽くできるかと問いかけています。不安や心配を減らすには、先例をしっかり検証してみよう投稿には、「お互いに子どもは望んでいない」「結婚することが目的じゃないし、違う相手と結婚しても無意味」という明言も。彼と一緒に生きていきたい気持ちに迷いはないようです。しかし一方で、ひとりになると「私の中身はカラッポじゃないか」と自問したり、友人の結婚話や家族の話を聞くたびに胸がモヤつく日があったり。事故や急病、遺産など先々の心配事も挙げています。不安や心配を減らすためには、まず参考になる情報を集め、具体的な対策を考えてみることが有効です。「一般的な婚姻以外の、この世には存在してない、新しいパートナーシップを作る」とのことですが、フランスのPACS、オランダのシビル・ユニオンなど、既に結婚以外の制度を採用している国はあります。制度は多少違うとはいえ、参考になる部分もなるはず。戸籍上の契約を交わしていないカップルたちがどうやっていい関係を築いているのか、できるだけ情報を仕入れてみましょう。ちなみに、日本でも「事実婚」を選択しているカップルはいますし、遺言を残しておけば財産分与もできます。事故や急病時の対応は、事前に二人でルールを決めておけば安心ですよね。具体的な準備をしっかりしておけば、幾分か心配は減らせることでしょう。自分の本心は無視しないで。納得いくまで足掻いてみようただし、トピ主さんが本当は結婚したい思いがあるならば、モヤモヤは消えないでしょう。結婚話をすると、彼は「子供のイヤイヤ期のように気難しくなり、トラブルを起こす言動をする」とか。「彼がそういう境遇ならば仕方ない、相手が嫌がる型にはめることは止めよう」と受け入れたそうですが、「時々、自責を感じ苦しくなる」という一文も。ご自身で書いているとおり、「仕方ない」から彼のスタンスを受け入れているだけであって、本心から納得できていないのではないでしょうか。結婚したい気持ちが少しでもあるならば、諦めず、とにかく足掻いてみるのも一案です。現状、彼が結婚にいいイメージを持っていないとしても、「自分たち二人ならうまくいくかもしれない」と思ってもらう方法はないか。例えば、年長者の結婚話を聞く、夫婦円満な友人たちを交えて会うなど、「二人で直接話す」以外の方法も色々とあります。子どものように気難しくなり、まともに話し合いができない、そんな彼の態度も気になります。もしトピ主さんが、「自分は歩み寄っているのに、彼のほうは全く歩み寄ってくれない」と感じているならば、結婚云々よりも、そもそもの関係性が心配です。「私のことを大事に想ってくれていないのでは?」といった疑心や不安があるならば、本当に彼との人生でいいのかどうか、考え直すタイミングかもしれませんね。大いに迷って悩んで、決意ができたら信じて進もう「いや、結婚できなくても、彼とは絶対に離れたくない!」とまで思えているならば、覚悟を決めてしまうのもひとつです。世の中には、結婚に後ろ向きでも、「この相手とは絶対に離れたくない」という理由で結婚をしていく人もいれば、「結婚という形を取れなくても、この相手の側にいたい」と未婚のまま添い遂げる人もいます。つまり、相手の必要性をより強く感じている側が、相手の願いやスタンスを受け入れている。トピ主さんの気持ちに迷いがないならば、友達や他人とはもう比べないと決め、その想いを貫いていくのがベストのように思います。逆に、少しでも迷いがあるならば、結婚を望める男性との未来も一度しっかり検討してみたほうが、後悔は少ないでしょう。結婚以外の関係性は、世間や他者の目に縛られない分、より心の絆が必要になると思いますが、「私たちなら大丈夫!」と思えそうですか? その決意ができれば、あとは落ち着いてモヤモヤの原因をひとつずつ紐解いていき、心の混乱をクリアにしていきましょう。双方が”心から納得して”歩んでいけるならば、どんなパートナーシップの形でも、それが正解だと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2018年04月02日「婚活10年選手」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは婚活を始めて10年という、40歳手前の女性。「もっと頑張らないと」と自分を奮い立たせているものの、最近は「オシャレして出掛けるのが面倒に思えてしまう」こともあり、「家で休んでいたいと思ってしまう時」が多々あるそうです。元気がないときの対処法を尋ね、「出会いを信じて行動あるのみ、喝をください!」と読者に投げかけています。成果を感じにくい「婚活」。どうすれば前向きに取り組める?投稿には、「習い事でも10年も続ければセミプロの域」だと思うけれど、「婚活では周りに誇れることもなく…敗戦記録とダメ歴史が増えるのみ」という記述も。おっしゃる通り、仕事や趣味ならば10年も頑張れば、それなりに目に見える成果や満足感が得られることでしょう。思い通りにならない出来事があったとしても、「頑張って、これだけのものを築いてきた」「たくさんの楽しい時間を過ごせた」といった満足感があれば、「自分の人生もそう悪いものではない」と思えますよね。トピ主さんが10年間、婚活“だけ”に労力を割いてきたのだとしたら、そのことが、今の元気のなさに繋がっている可能性も感じました。成果の出にくいものにだけ時間を費やしていると、人生全体の無力感・無気力感にも繋がってしまいがち。元気に婚活を続けるためにも、今後は趣味や仕事にも目標を持ち、バランスよくエネルギーを注いでいくのもひとつです。ただ、恋愛や結婚の成果というのは、もともと不確かなものです。成果を得たと思っても、ある日突然、願わない形で壊れてしまうこともある。常に先行きの見えない、保証のないものではありますが、だからこそ、「関わりあう楽しい瞬間の一つひとつ」が成果=財産になっていくのではないでしょうか。楽しんで関わっているうちに、気づけばいい関係が築かれ、強い絆となっていく。婚活の成果も、そのように"後からもらえるご褒美"だと考えてみるのもおすすめです。交際や結婚などの約束を取り付けることばかりに囚われていると、関わる中での小さな喜びや楽しみを見つけられず、そのために成果がついてこない……という悪循環も。「男性と出会うことや話をすることを、まずは楽しもう」といった姿勢で臨んでみるのもおすすめです。同じ土俵で競うより、年齢に相応しい魅力を磨いていこう投稿には、「やっぱり男の人って若い女性が好きなんだなぁ」「ピチピチした若さには敵いません」といった記述も。トピ主さんが前向きになれなくなってきたのには、年齢のことも関係しているようです。若い女性は身体的・外見的な若々しさだけでなく、経験が少ないことからくるフレッシュさや可愛らしさなど、多くの男性が惹かれる要素を確かに持っているのかもしれません。しかし、そんな彼女たちと同じ土壌で戦っても、年齢は巻き戻せない。それならば、教養や知性、思慮深さ、寛容さ、落ち着きや人生を楽しめるスキルなど、年齢をきちんと重ねてきた女性にしか出せない魅力を身につけたほうが有益ではないでしょうか。実際に40歳代前後でも交際・結婚をしている女性はいますし、若さ以外の魅力を備えた結果、「若い頃よりもモテる」という女性もいるほどです。ただ、そうした内面的魅力は「どう生きてきたか」が問われる分、若さ“だけ”で異性を魅了できた頃より、大変といえば大変かもしれません。それでも、年齢はこれからも重ねていくもの。ことさら卑下することなく、「今の年齢の自分に相応しい魅力を磨いていこう」と考えていくのが最善のように思います。「趣味や生活を楽しめる人」に出会うための近道はトピ主さんが望む相手像は、「仕事はもちろん、趣味や日常生活を楽しめる方」「知的な方」とのこと。そうしたタイプの人たちは、それこそ本人の好きな仕事や趣味の場を通じて、パートナーに出会っているケースも多いように思います。であれば、トピ主さんも「何かを楽しむなかで、ついでに異性にも出会う手段」を模索してみるのもひとつ。言ってみれば、「ついで婚活」です。「頑張るぞ!」とひたすらに気持ちを奮い立てて臨むのもひとつですが、「楽しんで取り組むコツ」や「自分に合った相手を探す方法や手段」なども、ぜひ試行錯誤してみてくださいね。その上で、少しリラックスして取り組んでみると、何か変化が起きてくるかも? なんて思いました。お休みも取り入れながら、明るい気持ちになれる日に、できるだけ楽しく過ごせそうな場を選んで出かけていきましょう。応援しています!(外山ゆひら)
2018年03月26日前回 は、専業主婦の礼子さんが、「メンタル系モンスター セレブ憑き」と化してしまうまでの経緯をお伝えしました。家でひとりで過ごす時間の寂しさを埋めるように、SNS上にリッチでハッピーな私という虚像を作り上げることに没頭してしまった礼子さん。寂しい現実にひたすら目をつむり続けたわけですから、彼女の生活、夫婦関係はもちろん改善などするわけがなく、夫にも愛想を尽かされてしまいました。夫の誕生日をすっかり忘れるという衝撃的な一件をきっかけに、完全に「モンスターワイフ セレブ憑き」と化していた礼子さんも、さすがに自分の危機的状況に気付きました。彼女は、自身がモンスター化するきっかけとなったヨガスタジオの退会を決めます。実を言えば、彼女が10年間働いてためた貯金も底をつきかけていました。彼女はそのままの生活を続けていれば、そのうち消費者金融にまで手を出しかねない自分が怖くなり始めていたのです。そんな状況に陥らないためにも、あなたの中にもモンスターが隠れていないかチェックし、少しでも予兆を感じたら、暴走を始める前に退治してしまうことが重要です。■「メンタル系モンスター セレブ憑き」度チェックここで、あなたの「メンタル系モンスター セレブ憑き」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 友達、職場仲間が3人集まると服、持ち物、現在のライフスタイルをマウンティングしてしまうことが少なからずある。2. お金に余裕がなく、ランチを節約することは恥ずかしいことだと感じる。3. 人と一緒にいる時にスーパーの割引商品を買うことができない。4. 住んでいる地域や家、夫の勤務先や年収などで、知人や友人をつい「格付け」してしまうクセがある。5. 自分の悩みや不安を周囲に漏らすなんてありえない。人前ではいつでも「幸せな私」を演出しなければと思う。6. それなりのレストランで割引クーポンを使うことは格好悪いと思う。7. 暇ができたら真っ先にすることは、SNSのチェックだ。8. その日買ったものや食べたものの写真を1日に3回以上、SNSにアップしている。9. 夫と一緒に外食するなら、夫の好きな「安くてうまい」お店なんて言語道断。カップル向けのオシャレなレストランしかありえない。10. 手土産やお礼の品を選ぶ時、ブランドの“格”ばかり考え、相手の好みはほとんど考慮に入れない。 ■あなたの「セレブ憑き」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「メンタル系モンスター セレブ憑き」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満はセレぶり度「C」(夫は「見えっ張りだなあ」と、あなたの中の「イヤな女」の部分に気づき始める頃)○の数が6個以上8個未満はセレぶり度「B」(夫は「なんで人の目ばっかり気にするの? 俺たち夫婦の幸せは二の次かよ?」と疑問と不満を感じている)○の数が8個以上はセレぶり度「A」(夫の目には妻が虚栄心の塊、浅ましい「イヤな女」にしか見えず、愛想を尽かされている可能性が高い)あなたの判定結果はいかがでしたか?虚栄心とはまるで無縁でいられる人など、なかなかいません。人前で自分を良く見せたい、幸せな自分のほうが好かれると思ってしまうのは、当然といえば当然の心理です。実際、暗くて不幸そうで自虐ワードばかり言っている人からは遠ざかりたいもの。けれど、見えがリアルの壁を超えてしまったら…その時にはきちんと立ち止まって。実際の生活を、地に足のつけた幸せなものにしていくためにはどうすればいいか、冷静に考えなければなりません。特に女性は「同性に負けたくない」生き物。礼子さんのように、身近な同性とのお茶会でも、SNS上でも“幸せなフリ”合戦が度を越すと、自分自身のリアルが見えなくなってしまいます。すると、本当にあなたを愛してくれている夫の気持ちが、遠くへ飛んで行ってしまうことに。お金が飛んでゆくよりも恐ろしいことは、夫の愛が消え去ることです。揺らがない幸せは、見えだけでは手に入れることができません。
2018年03月25日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから。ということで、モンスターワイフにはさまざまな種類があります。前回の主人公・ 柚那 は「最高の妻」を目指すがゆえ、周りが見えない仕切り魔と化してしまった妻でした。今回紹介するのは、女性のおなかの奥底にドロリとたまっている虚栄心の餌食になってしまった妻です。芸能人でなくても注目される! イケてる私を演出できる!…昨今のSNSの急速な普及で、メンタル系モンスターセレブ憑きは、あなたのことも狙っているかも知れません。要注意です。■インスタ映えだけが生きがい「セレブ妻の現実」「メンタル系モンスター セレブ憑き」代表:礼子(仮名)の場合高級住宅地にあるマンションの一室。礼子は購入したばかりのブランドコスメの袋をソファに放り投げると、デパ地下で調達したおひとりさまデリを、皿に移すこともなく食べ始めた。夫の誠一は今日は残業と言っていた。ベトナム風春巻きを指でつまんでほおばる。あごに付いたスイートチリソースを拭こうともしない。味など分からない。おなかがすいたから満たしているだけ。彼女の頭は食事以外の事象でフル回転していた。今日が発売日だった限定コスメ、シルバーでキラキラ光るコンパクトがまるで自分のように女王さまオーラを発している。「部屋のどこで、どのアングルから撮影したら一番キレイに見えるかしら? 一緒にアップするコメントは?」礼子はインスタグラムにハマりにハマっていた。というより、彼女の生活はインスタグラムを中心に回っていたと言ったほうが正確だ。投稿される華やかな写真の数々とは対照的に、実生活ではほとんど出番のないコスメや服、バッグの数々が部屋には無造作に置かれている。「収納」という概念は、礼子にはない。秩序のまったくない物があふれた家。幸せとはかけ離れた雰囲気が漂っていた。■体調を崩し専業主婦に…「家ではいつもひとり」で鬱(うつ)状態に5つ年上の誠一と結婚した頃、礼子はITベンチャーのウェブデザイナーとして忙しく働いていた。残業が多い職場で、ついに彼女は身体を壊した。腎臓の病気と万年腰痛。新しい上司との折り合いが悪かったこともあり、彼女は休職ではなく退職を選んだ。誠一は外資系勤務ということもあり、収入はいい。誠一の叔父が持つ緑に囲まれた低層高級マンションを安く貸してもらっているので、生活には困らない。何より、礼子の通帳にはデザイナー時代の給与が貯まっていた。しかし、いざ仕事を辞めてしまうと、礼子は途方に暮れた。夫は忙しく、アメリカ出張が多い。家ではいつもひとりぼっち…。料理を作っても、誰も食べてくれないし、評価もしてくれない。仕事で知り合った友人ばかりだから、突然、専業主婦になってしまった礼子とは話が合わない。一度、元同僚とランチをした時には、ハツラツと働く彼女が自分の何百倍も輝いて見えて、帰宅後ドッと落ち込んだ。その頃から礼子は家に引きこもりがちになり、鬱々とした毎日を過ごすようになった。かといって、在宅でデザインの仕事をするという選択はなかった。締切に追われる緊迫感は、また体調を悪くさせるに違いないと思っていたからだ。■高級ヨガスタジオで出会った「セレブの世界」そんな時、家の近くにヨガスタジオがあることを知る。入会金60万円。月謝も高いがとてもスタイリッシュなスタジオで、DVDを出している元モデルの先生までいる。「ヨガは身体だけでなく、心の不調にも効果的だというし…」。礼子はこのスタジオの会員になることにした。初レッスンの日、礼子は持ち合わせている美意識のプライドというものがガラガラと崩れる。「元モデルの先生」のみならず、生徒たちまでとてもスラリとスレンダーな女性が多く、着ている専用のウエアも最先端のデザイン。とりあえずTシャツとジャージでやって来てしまった礼子は、穴があったら入りたい気分だ。レッスンの休憩中、2人の女性が礼子に話しかけてきた。2人とも近所に住んでおり、このスタジオには1年以上通っているという。自分の服装を恥ずかしがる礼子に彼女たちは「いいショップを紹介する」と言ってくれた。レッスン後、早速彼女たちの行きつけのショップに連れだって行った。その道中のおしゃべりから分かったことは、彼女たちは礼子と同じく専業主婦で、「亭主元気で留守がいい」を地で行く生活をしていた。彼女たちにすすめられたヨガウエアの価格に仰天しつつも、礼子の頭にはこんな考えが浮かび始めていた…。「この人たちは私と、住んでいる地域もマンションのグレードも同レベル。なのにブランドバッグやアクセサリーを身に付けて、体型もスリムで、芸能人みたい…。時間にもお金にも、心にも余裕がある感じ…。働いていた頃には、絶対に見えなかった世界だわ。うちの誠一だって稼ぎがいいし、私にも10年間働いた貯金がある。これまでずっと頑張ってきたんだもの。私だって少しくらい贅沢してもいいわよね」『自分にご褒美』というどこかの企業のキャッチコピーが頭のなかでクルッと一回転した。 ■インスタグラムの中だけで生きる妻に唖然その日から礼子のフル装備プロジェクトが始まることとなる。六本木ヒルズやミッドタウンにショッピングへ出かけ、オシャレなヨガウエアを何セットもそろえることはもちろん、どんどん増えるヨガ仲間たちとのおでかけに合わせ、ブランド物のバッグや靴も買いあさる。特に、彼女たちとSNSでもつながるようになって以来、礼子の浪費は目に見えて激しくなっていった。高級ブランドの限定品、新作という言葉に過敏に反応し、いち早く購入してはインスタグラムにアップしなければならない。家を空けることが多い夫の誠一も、さすがに礼子の変化に気づくことになる。「自分が忙し過ぎるのがいけないのかもしれない。寂しさを埋めるために、買い物依存に走っているのではないか…」と考えた誠一は、なかなか取れない休みをどうにか確保した。「2人でゆっくり過ごすことができれば、妻も喜んでくれるはず」と思った。実際、誠一が休暇について切り出した時、礼子は満面の笑みを見せた。「ちょうどよかった。お買い物に付き合ってほしいの。それから雑誌に載ってた、新しくオープンしたフレンチレストランにも早く行ってみなくちゃ。麻布のはずれにある隠れ家的なお店なの」「フレンチ…? 妻はいつから、フランス料理が好きになったのだろう?」と、頭の中は疑問符だらけの誠一だったが、当日になってようやく事情を理解した。礼子は料理の味など気にしていない。彼女はひたすらスマホのカメラを料理に向けていた。デザートにいたってはスプーンに苺をのせてみたり、シロップをしたたらせる仕草をギャルソンに頼んで撮影したり、大はしゃぎしている。誠一は恥ずかしくなってしまった。ニューヨークではこんなに騒ぐ大人の女性を見たことがない。日本人の観光客以外では…。ショッピングにしても、誠一は完全に礼子の荷物持ち。高級コスメに加えて、限定パッケージの高級スイーツを買いあさる礼子。「こんなにいっぱいどうするんだよ?」と呆然としている誠一に、礼子はあっさりと「かわいいでしょ? インスタ映え間違いなしだわ。この間ヨガスタジオのお友だちに旅行のお土産をもらっちゃったし、そのお返しにも使えると思って。お茶に呼ばれた時の手土産にもね」とお構いなしだ。■夫が気づいた時にはもう手遅れ? 妬み嫉みに落ちた妻「妻は明らかにおかしい」誠一はやっと理解した。礼子が働いていた頃の貯金は、本人が自由に使えばいいと思っている。生活費だって十二分に渡している。そのこと自体に不満はない。けれど…せっかく2人で過ごせる貴重な休日だというのに、礼子の頭には「インスタ映え」と「セレブの付き合い」しかないのだ。家事をさぼっているのは留守がちの誠一からは文句が言えず、これまで大目に見ていた。妻の暴走を目の当たりにして、もう、どうしていいかわからない。数週間後の週末、リビングでスマホをいじっていた礼子が尖った声を上げた。「やあねえ。足立さん、パリにショッピング旅行ですって。足立さんの旦那さん、誠一と業界は同じだけど、お勤めの会社はずっと小さいのよ。うちより格下なのに、こんな5つ星ホテル。見栄張ってるんじゃないの?」「いい加減にしろよ」いつもは温厚な誠一も、この時ばかりは声を荒げていた。「格下? 格って一体何の話だよ? 足立さんはお前が仕事を辞めてから、やっとできた友だちだったんじゃないのかよ? 俺はそう思ってたから、礼子が足立さんへの手土産だの、ランチに誘われたから新しい服だの、あれこれ買うのも黙って見てきたんだ。でも、単なる見栄を張るだけの相手だったんだな。どっちだよ、自分の浅ましさが恥ずかしくないのか?」まさか誠一からそんな反応が返ってくるとは思っていなかった。礼子は、一瞬唖然とした。顔を真っ赤にしてリビングを飛び出し、自分の部屋のドアを乱暴に閉めると泣いた。目玉が溶けそうなくらい泣いた。悲しいというより、侮辱されたという思いと怒りで涙が止まらなかった。■「今日、何の日か覚えてる?」夫から引導を渡された瞬間翌日、礼子は都内の有名ホテルのアフタヌーンティーにやって来た。誠一に侮辱された私が元気になるためのご褒美だ。『ホテルのアフタヌーンティーを楽しむ優雅な私』、それが礼子の頭の中のセルフイメージだった。しかし周囲から見れば、一心不乱にスマホで写真撮影を続ける、イタい人にしか見えない。実際の暮らしが虚しく、みじめに、不幸になればなるほど、礼子は幸せなふりをしたかった。いや、しなければならないという強迫観念に駆られていた。誠一との関係が決定的に悪化し始めた頃から、礼子のインスタ狂いはますます加熱していく。ある日、いつも帰りが遅い誠一が、珍しく早く帰宅した。「おかえり…」奥から礼子の声は聞こえるが、誠一を出迎える気配はない。何しろ明日はヨガスタジオの仲間が集まるお茶会なのだ。着ていく服は? 持って行くバッグは? ああ、この靴は前回履いちゃったやつよね。それじゃあ今回は…。礼子は自分の部屋にこもって、忙しく戦略を練っていた。真夜中、パジャマ姿の誠一が礼子の部屋へやって来た。「おやすみ」「ああ、おやすみなさい。今パック中。このパック、金粉入りなのよ」礼子は目の前のスタンドミラーから目を離さずに言った。誠一が小さなため息をつく。「礼子、今日は何の日か、本当に覚えてない?」今日…? 急に何の日かって言われても…?? 怪訝そうな顔をしている礼子に、誠一はボソッと言った。「俺の誕生日。まあ、礼子にとってはどうでもいいことだよな。お前はもっとほかに考えなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことがいっぱいだもんな。それじゃあ、おやすみ。」さすがの礼子も血の気が引くのを感じた。誠一と結婚して5年、彼の誕生日を忘れたことなど、これまで一度もなかったのだ。虚栄心とSNSの最強タッグにより、あっという間に「メンタル系モンスター セレブ憑き」へと変身してしまった礼子。はたして彼女は、夫婦仲を修復することができるのでしょうか…?「リアル・モンスターワイフ、再び」第6回では、あなたの「メンタル系モンスター セレブ憑き」度をチェック、判定! 礼子と同じ失敗を繰り返さないためのアドバイスをご紹介します。
2018年03月24日「子どもが欲しいけど結婚したくない…」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは30歳女性。これまで恋愛や交際経験はなく、それを不自由に感じる事もなく過ごしてきたものの、周囲や親の影響で結婚を目指すように。しかしこの3年間、あらゆる手を尽くしてきたものの彼氏ができない。「男性が嫌いに近いほど苦手だから」だと自覚しているものの、子どもは好きで絶対に産みたいので、婚活をやめることができないといいます。自分のように男性が苦手でも結婚した方はいますか?と問いかけています。知ってみてから判断しても、遅くはないかも中高から大学まで女子だけの学校に通い、職場もほぼ女性のみ。「(男性に)特にいじめられたり、嫌なことをされた記憶もない」けれど、電車では男性が隣に座るだけで苦痛だし、男性と二人で会う際は憂鬱で腹痛がするなど「毎回修行のような気持ち」。会っている間は仕事モードで頑張るものの、気力が持たず続かない。子どもや身内の男性は平気で、同僚やお客様なども大丈夫だけど、「男性と触れ合いたい欲」はゼロで、考えただけでゾッとする……。こうした記述を見る限り、プライベートな場での成人男性は、トピ主さんにとって“全く馴染みのない存在”であるために、ひどく緊張感や苦手意識を持ってしまうということなのでしょう。人間は、「自分の知らない、得体のしれないもの」を恐れる生き物です。よく知ってみれば、好きになれる(仲良くなれる)こともあれば、知った上で、「やはり好きではない、相容れない」と判明することもある。結婚や出産を強く望む気持ちがあるならば、まずは「男性をよく知ってみること」に取り組んでみてはいかがでしょうか。知った上で、「やっぱり男性は好きじゃない、私の人生には必要ない」と気づいたら、そのときには自分らしい人生設計を考えていけばいいように思います。「人として」付き合える相手を探してみよう父や祖父は平気だし、高校生ぐらいまでは可愛いと思えるとのこと。”異性”ではなく“人”としてならば、愛情を持てることもありそうですね。異性と関わるときには、「この人が兄や弟、従兄弟だったら?」なんてイメージを持って接してみるといいかもしれません。きょうだいや友達のような感じで、楽しくご飯を食べたり、一緒に趣味やスポーツをしたり、仕事の悩みを相談したり。成人男性の中にも、そうした人間的交流を楽しめる相手がいると分かれば、苦手意識も多少は少なくなるはず。一対一だと構えてしまうならば、グループ行動もおすすめです。飲み会などで知り合った場合でも、すぐに二人きりの関係に移らず、「同じメンバーでもう一度出かけない?」「友達を連れて会おう」といった提案をしてみるといいでしょう。また、最初から「接触しても平気な男性」を探そうとするよりも、ある程度、心を許せる友人関係になった先に、「この人なら接触しても大丈夫かも?」と自分の気持ちが変化していく可能性を探ってみるといいように思います。ただ注意して欲しいのは、すぐに恋愛関係を求めてくる男性に出会っても、「男性は全員そうだ」と思い込まないこと。女性だって恋愛へのスタンスは様々ですよね? 男性も一人ひとり違うと心得て、根気強く、自分に合った男性を探していきましょう。共同作業を通じて、異性のよさに気づけることも個人差のほうが大きいとは思いますが、大まかな傾向として「男女の違い」があるのは確かです。しかし違いがあるからこそ、共同作業などでは各々の強みを発揮しあって「役割分担」ができ、何かを成し遂げるのに役立つこともあります。「異性=互いの違いを生かして補い合える存在」だと思えれば、心強い関係を築ける可能性も。結婚生活も子育ても共同作業の最たるものですし、お互いを補いあいながら、暮らしていける相手が見つかるといいですね。そういった意味では、向き合ってのデートや婚活よりも、大勢で一緒に遊んだり、共同作業をしたりできるようなイベント・社会人サークルなどに積極参加してみるのも一案です。「恋愛相手ではなく、一緒に楽しく遊べる相手や気持ちよく協力しあえる相手を探す」という意識を持って関わるようにすれば、男性の見え方も変わってくるかもしれません。無理に好きになる必要は全くありませんが、子どもを産むならやはり結婚をした上で……と考えている様子。ぜひ今までとは違う交流のしかたや観点で以って、男性と関わる機会を増やしてみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2018年03月19日「彼の転勤」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは、交際9か月になる彼氏がいる28歳女性。結婚話もしながら交際を続けてきたそうですが、彼氏の転勤が決まり、「結婚するならば付いていく意思があること」を伝えたそうです。しかし、彼はその申し出を拒否。「結婚を今決めることは出来ない。まずは遠距離して数か月様子をみてから、続けられそうであれば結婚を考える」と言ったそうです。彼の言葉に、トピ主さんは「ただの無責任と感じてしまった」そうで、「私が(結婚を)焦りすぎなのでしょうか?」と問いかけています。「結婚」をトレード条件にすると、興ざめしてしまうことも「地元も親元も離れたことはなく、やりがいをもって仕事もしている」というトピ主さん。大事な仕事を捨てても、親元を離れてでも「付いていく」と言ったのに……といった怒りも伝わってきます。女である自分が「犠牲を払う」と言っているのに、彼はその気持ちを受け取らなかった。プライドを傷つけられたような、そんな気持ちも感じたのかもしれませんね。今回のトピ主さんの「結婚するならば付いていく」という申し出は、ある種のプロポーズ。ただ、「一生、幸せにしたい」「ずっと側にいて」といった言葉に比べると、感動やロマンチックさは少ないですよね。交換条件付きのプロポーズのため、「私に付いてきてほしいなら、結婚を決意するべきでしょう?」といった軽い“脅し文句”のようにも聞こえてしまった可能性を感じました。もちろん、トピ主さんにそんな意図はなかったのでしょうし、むしろ「大事なものを捨ててでも付いていきたい」という、愛を伝える言葉だったのだろうと思います。しかし、彼のほうは「結婚するならば」という条件的な言葉のほうに、強く引っ掛かってしまったのかもしれません。女性は結婚を生活として現実的に考える人も多いですが、多くの男性は意外とロマンチック。あまり現実的なことを言われたり、強制されているように感じたりすると、興ざめしてしまうという声も聞かれます。相手の決意を引き出したいならば、あえてみなまで言わず、「付いていきたい」「離れたくない」など“気持ち”だけを伝え、ベストな手段を相手にも考えてもらうようにする……といった手順も今後はぜひ試してみてください。「相手の心境を聞けた」ことをプラスに考えてみよう彼の返事は、とても正直な心境に聞こえます。転勤先に付いてくるとなれば、仕事を辞めて来るトピ主さんを(一時的だとしても)養う覚悟を決めなくてはならない。その前に、初めての転勤先での仕事を、まず軌道に乗せたい。仕事に集中するなかで、遠距離恋愛が順調にいくか分からない。そういう状況でもうまくやっていける二人なら、結婚もありえるだろう……というのが、彼の今の考えなのかもしれません。男女間では、「相手を傷つけたくない」「喧嘩したくない」と曖昧な言葉で取り繕ってしまうことも少なくないものですが、今回トピ主さんが気持ちをぶつけたことで、彼の正直な心境を聞けたわけです。「そうか、彼はまだ結婚の意思が完全には固まっていないのか」と判明したならば、それを踏まえた上で「ここからどうするのがベストなのか」を考えていきましょう。二人の関係が強固になれば、結婚は自然な形で訪れる「まずは、遠距離恋愛をうまくいかせるよう努める」のもひとつです。例えば、「頻繁には会えなくなっても、彼が転勤先で忙しそうでも、ひとりで日々を楽しめるようなライフスタイルを作る」のもひとつ。転勤で環境が変わるのをきっかけに、「彼の家族とも仲良くなる!」といった計画も功を奏すかもしれません。二人の関係が強固になっていけばいくほど、互いの存在が不可欠であると自覚していき、自然な形で結婚は訪れるはず。そう信じて、一緒にいる時間ができるだけポジティブで明るいものになるよう、努めていってみてはいかがでしょうか。あるいは極端な話、「彼とは結婚できそうな見込みが薄い」と感じるならば、他の男性にも目を向けていく……といった選択肢だってトピ主さんにはあるわけです。そういった意味で、今回の転勤は互いにとって、ひとつの試練とも言えそうですね。「とにかく早く結婚を決めてくれる相手がいい」のか、それとも「絶対に今の彼と結婚がしたい」のか。自分の人生を左右する大きな出来事なので、ぜひトピ主さんもじっくり考えてみましょう。その上で、やはりこの彼と歩んでいきたいと思うならば、一番近い存在でいられる幸せをしっかり感じながら、二人の絆を強めることに集中するのがベストかと思います。応援しています!(外山ゆひら)
2018年03月12日「子どもは欲しくないけれど、婚活がしたい」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは25歳女性。今までに交際経験はないそうですが、結婚願望はあり、婚活アプリに登録したそうです。仕事と趣味に時間を割く生活をしているため、子どもは欲しくない。とはいえ、長く一緒にいたいので35歳以下の男性を探しているものの、“子無し希望”が見つからない。こんな女性は相手にされませんか? と問いかけています。幸せそうな夫婦の“背景”を想像してみよう近所に「子無しで楽しんでる夫婦」が何組かいて、そのライフスタイルが憧れだというトピ主さん。彼らが今の関係に至るまでには、どのような過程があったのか、少し想像してみましょう。「相手が好きで一緒にいたいから、子どもはどちらでもいいと思った」「欲しかったけれど持てないと分かったので、二人で楽しく生きていこうと決めた」という夫婦や、「子どものことは、今もなお話し合っている最中」という夫婦だっているかもしれません。何が言いたいかというと、彼らはまず「相手と一緒に生きていこう」という決意が先にあってから、そこに付随してくる「条件」についての対処を決めている。互いにしっかりと向き合った過程を経て、二人なりの幸せを築けたのではないか――ということです。もちろん、世の中にはそうした良好な関係性を築けていない夫婦もいるでしょう。相手に付随する条件を許容できないから別れる、というケースも実際にありますし、「結婚は契約」と考える人もいます。それでも、結婚は本当の契約のように、ひとつでも条件が変われば即不成立・不履行(離婚)になる……というわけではありませんよね。条件ありきの関係は“変化”に弱く、もろい幸せとなりやすいです。最初は「子どもが要らない」と言っていた相手が、愛し合ううちに「やっぱり欲しい」と意見を変えたら、トピ主さんはどうしますか? 簡単に揺るがない幸せを築きたいならば、条件にがんじがらめにならず、「お互いの人生に寄り添い続けていくことができそうな相手」という観点で探すことも、ぜひ検討してみてくださいね。「誰かとの人生」を本当に欲している?ただ、投稿を読んで感じたのは、トピ主さんは今、結婚相手を本当に必要としているのか?という点です。仕事でまだまだやりたいことがあり、「妥協も諦めもしたくない」。趣味にも時間を使いたい。だから子どもも欲しくない。婚活アプリでもたくさん「いいね」をされるようなトピ主さんが今まで交際をしてこなかったのも、結局は「必要としてこなかったから」ではないでしょうか。「自分の人生や時間を邪魔されたくない」という思いが相当に強いならば、どんな男性であれ、“今の”トピ主さんの人生に入り込むことは難しいかもしれません。「現実では出会いがない」という記述もありますが、出会いの場へ足を運ぶ時間や手間がもったいなくてアプリを使っているならば、なおさらリアルな交際なんて“時間のムダ”と思えてしまう気がします。でも、それはあくまで「今は」という話です。思う存分にやりたいことに取り組んで、仕事での目標も達成して、ひと息ついたときに、ふっと「そろそろ誰かと人生を共有したいな」と思う日が来る可能性もあるわけです。「窮すれば通ず」なんてことわざもありますが、心から相手を欲したときに探したほうが、心を通わせあえる相手とも出会いやすいかもしれません。人生は“ずっと同じ”ではないから「30代独身は手遅れになる」と雑誌で読んだから相手を探し始めたとのことですが、若い女性を望む理由として「子どもが欲しいから」を挙げる男性も少なくありません。しかしトピ主さんは、そのために急ぐ必要はない状況。「相手と長く一緒にいたい」にしても、長寿命化して、人生100年とも言われる時代です。「周囲と同じでなくては不安」というならば話は別ですが、そうではないなら、「私はまだその時期(人生のパートナーを必要とする時期)じゃないのだな」と考え、今は仕事や趣味に好きなだけ時間を使ってみるのもひとつです。とことんやってみないと「気が済む」というところまで行けませんし、そうして自分らしく生きるなかで、「この人と一緒に生きていきたい」と思いあえる相手に出会う確率だって、ゼロではないのですから。それに、人生は「ずっと同じ」ではありません。自分の心境にも周囲の環境にも、その時々に応じた変化が訪れるもの。だからむやみに焦らないで、めいっぱい“今”に夢中になって生きてもいいのではないかなと、老婆心ながら思いました。応援しています!(外山ゆひら)おすすめ婚活サービス(sponsored)結婚につながる出会いをみつけませんか?「excite婚活」は、いつか結婚したい、まじめに恋愛したい。そんな誠実な意思をもった男女の出会いをサポートし続け、15年の実績がある婚活サイトです!サービス入会は厳格な審査に基づき、サクラ会員ゼロをお約束。安心して利用できますよ。ぜひ理想の相手を探してみて下さいね。 詳しくはこちら
2018年03月05日「独身であることに引け目や不満を感じてしまう。」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「独身であることに引け目や不満を感じてしまう」ことに悩んでいる……という32歳、教師のトピ主さん。恋愛経験もあるし、結婚の予定はないものの真面目に働いているし、人生に大きな不満はない。しかし、職場で「結婚しないの?」と言われたり、育児中の同僚のしわ寄せが来たりしたときに不満や不平等感を持ってしまい、「たまらなく苦しくなってしまう」といいます。解消のためのアドバイスを求めています。引け目、不満、不平等感。どうやったら解消できる?自分や独身の同僚ばかりが転勤や部活動の顧問を任されるのは、実際「自由が効くだろう」との判断もあってのことなのかもしれません。せめてその分キャリアアップに繋がる、給料が増える、などの明確な評価があれば多少報われるかもしれませんが、そうしたことが期待できない環境もありますよね。「頑張った分だけ評価される職場に変わる」という選択もありますが、生徒からの信頼もあり、仕事自体に不満があるわけではない様子。今の仕事を続けながら、引け目・不満・不平等感などを感じずに済むにはどうしたらいいのか。いくつか提案をしてみます。1.世界を広げ、多様な価値観に触れる投稿では、職場の同僚だけでなく、結婚を促してくるお母様のことも綴られています。自分の価値観を押し付けてくる人ばかりの環境にいれば、息苦しくなって当然。そんなときは、異なる価値観に触れてリフレッシュするのが一番です。今の時代、行動範囲や視野を広げれば、いくらでも違う価値観を持っている人たちに出会えます。平日昼間は仕方なくても、平日夜や週末は、異業種の人や、文化やバックグラウンドの違う海外の人と大いに話してみる。深入りをしなくても、違う価値観を持つ人と話すだけで、「私はこれでいいんだ」と思えることもあるでしょうし、だいぶスッキリすると思いますよ。ネットなども活用して、ぜひそうした場へ足を運んでみましょう。2.「やりたいこと」を存分に満喫する「やらされていると感じること」を減らし、「自分がやりたいこと」に取り組む時間を増やす努力をするのも一案です。昔から、猫のいる生活が夢……という記述もありますが、やりたいことがあるなら、今すぐ実行に移してみましょう。好きな時間を満喫できていると、「この至福の時間のために、仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちになりやすいですし、他人のことも過度に気にしなくて済むようになります。「自分の人生をいいもの(楽しいもの)にできるのは、自分しかいない!」と自覚し、意識的に“心の視点”を変えていく。できるだけ不満や不平等感よりも、自分が楽しい気分になることのほうに目を向けていきましょう。3.「やるべきこと」の中にもプラス面を探す休日返上で部活動も指導することもある、というトピ主さん。「やる」と決めたならば嫌々ではなく、そこに何らかのメリットやプラス面を自ら見出していくのも一案です。子どもたちと一緒に何らかの目標を目指せば、大きなやりがいを感じられるかもしれない。他校との交流が増えれば、思いがけない出会いもあるかもしれない。指導スキルを伸ばせば、そこから新しいチャンスや趣味が増えるかもしれない――等々。「やらなければならないこと」のなかにも、何らかのプラスを探し出して“自分の財産”にしていけると、思いがけない満足を得られることもあるでしょう。4.自分をしっかり褒める「よく頑張っているね」「負担が多いのに、ありがとう」。そんな言葉をかけられると、少しパワーが湧いてくることってありますよね。であれば、自分でも自分をどんどん褒めちゃいましょう。「ほんと私、頑張ってるよな〜。えらい、えらい」「今日もよくやった!頑張ったね!」のように、鏡の前や寝る前の時間に、どんどん口に出して褒めてあげてください。周囲からの他意のない言葉に悩まず、跳ね返せるようになるには、「自分の生き方」にしっかり自信を持つことも肝心です。今の環境を呪いながらモヤモヤと過ごしても、視点を切り替えて前向きに過ごしても、同じ30代。トピ主さんはどんな30代を、あるいはどんな人生を送っていきたいですか? 思うように恋愛がうまくいかないことも“引け目”を感じる原因になっているならば、「自分には問題がある」ではなく、「次はうまくいくといいな」「いい人に出会いたいな」という明るい気持ちのほうを大事にしていきましょう。今ある状況下で、できるだけ笑顔で生きるコツを掴んでいけると、見えてくる世界も自ずと変わってくると思います。応援しています!(外山ゆひら)
2018年02月26日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚