「Twitterがおもしろい」と、友人たちがこぞって私に言うのです。本当なのでしょうか。そんなに言われたら逆に「Twitterなんてやらん」と頑固おやじのように心を閉ざす方もいるかもしれませんが、かくいう私もその一人。しかし、最近ではあの鳩山首相も始めたとか、かなり大きな話題も耳に入ってくるようになると、ネットで記事を書く身として、無視を決め込むのにも限界があるか……と思ったり、思わなかったり。そこで、Twitter歴1年半の会社員Kさん(IT関連/29歳)に、どんなところがおもしろいのか、お話を聞きました。――そもそも、Twitterってどんなものですか?「簡単にまとめると、Twitterというのはブログとチャットの間のようなサービスです。『今なにしてるの?』といった質問に対して、140文字以内で“つぶやき”を投稿します。投稿されたつぶやきは公開範囲の設定次第ですが、多くの場合、一般に公開されます。もちろん非公開にもできるので、気になったリンク先や単語をつぶやいて、自分だけのメモ代わりにしている人もいます」――へえ、いろいろな使い方ができるんですね「これといった決まりはないですね。あとはまあ、ほかのユーザーのつぶやきを自分のページ上で見るための『フォロー』というシステムもTwitterの特徴の一つです。本人が投稿しているとされている芸能人や超名人のアカウントも自由にフォローできます。手の届かない存在と思っていた人が、身近に感じられるようになることはあります」――鳩山首相も身近に感じられますか?「人それぞれでしょうね。ちなみにあのアカウントは、鳩山首相のメールを受けた、秘書の方がつぶやいていると言われてますね。厳密に言うと本人じゃないのですが、本人の言葉ではあるのかもしれません。あと、自動的にTwitterにつぶやきを投稿するプログラムで『bot』というものがあるので、芸能人だと思ったらそうじゃなかった、ということでがっかりしないようにしてくださいね。そういったアカウントは『これはbotです』と表示してあることもありますが」――ぼーっとしてるとbotに翻弄されてしまいますね!「ダジャレですね、お疲れさまです。あと、端的に魅力を伝えるとしたら、やはり情報の早さでしょう。ニュースサイトで記事になるより前にウワサが出回っていることもあります。著名人の失言への反応も早いですね。もちろん自分の発言の広まり方も早いということを考えると、発信する側として、注意しなければいけない部分は出てきますよね」――まあたしかに、なんでもつぶやいていいってわけじゃないですね。「ただ、そういったスピード感なども含め、スリリングでおもしろいということは言えます。基本的にあんまり考えずに投稿する人が多い印象があるので、たまに人の頭の中を見ているような気分になることもありますよ。また、たくさんのどうでもいいような内容のつぶやきを一気に見られて、ふいに怖くなることも……」――そういう意味では、深そうですね「もちろん、私も思いついたことをポンポンとつぶやいてしまうので、あとになって、変なこと言っちゃったんじゃないかと、ヒヤヒヤすることもあります。ただ、反省をしつつもまたしばらく時間がたつとつぶやきたくなってくるから不思議なんですけどねえ」――ふーむ、ありがとうございました。ストレス発散用の“ぼやきツール”にするか、これまでにない “表現ツール”にするか。俗に言われるように、使い方次第ではまだまだ可能性を秘めているような気はしました。それにしても、Kさんのように中毒的にTwitterをしている人の多いこと。140文字という絶妙な制限もまた、人になにかをつぶやきたくさせるのかもしれません。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】Twitter Japan登録無料のようです、気になる方はどうぞmixiで話題のアプリ「サンシャイン牧場」っておもしろいの?こちらも以前、話題になっていました【おすすめリンク】【コラム】今だからこそ始めたい、Twitterとその成功活用事例【コラム】猛威をふるう「Gumblar」の正体と対策法は?【コラム】毎日が音楽三昧! さまざまなアーティストの音楽をお得に楽しむ方法
2010年01月08日