養老保険と終身保険はどちらがおすすめ?違いやメリットも比較

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。

実は養老保険と終身保険は保険のなかでも貯蓄性に優れている、ということをご存じですか。


保険は掛け捨ての方が保険料が安価ですが、掛け捨てはもったいないと感じている人も多いのが現状です。

養老保険と終身保険はそんな人におすすめの保険なのです。


この2つの保険、どちらに加入しようか迷うでしょう。しかし加入目的でおすすめする保険が違うのです。


そこでこの記事では、

  • 養老保険と終身保険の特徴とは 
  • 養老保険と終身保険の保険料、満期保険金における違い 
  • 保険会社別に養老保険と終身保険を比較 
  • 養老保険のメリットとデメリットとは 

などについて解説していきます。 


この記事を最後まで読んでいただければ、養老保険と終身保険の特徴やメリットなどが理解でき、より自分に合った保険選びができるのではないかと思います。

内容をまとめると

  1. 養老保険は満期保険金を受け取れる、終身保険は保障が一生涯続くなどの特徴がある
  2. 養老保険では死亡保険金と同額の満期保険金を受けとれるが、月々の保険料が高い
  3. シミュレーションから養老保険の方が少しお得なことがわかる
  4. 保険金にかかる税金は、贈与税・所得税・相続税で、契約者や被保険者を誰にするかで変わる
  5. 養老保険からほかの保険へ転換することはできるが注意点もある
  6. 養老保険と終身保険のどちらがいいか迷ったら、無料保険相談に相談してみるとよい
  7. 今ならスマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、すぐに問題解決

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養老保険と終身保険はどっちにすべきか考える前に違いを比較


養老保険と終身保険、両方ともよく耳にする保険です。また、どちらも死亡保障がついているという共通点を持っています。

それでは、この二つの保険は何が違うのでしょうか。

そもそも、養老保険と終身保険とはどんな保険なのでしょうか。

そこで、

  • 養老保険の特徴とは
  • 終身保険の特徴とは
  • 養老保険、終身保険はJA共済や県民共済でも可能?

について解説していきます。


保険は長期にわたってお付き合いするものなので、しっかり理解したうえで加入を検討したいものですよね。養老保険と終身保険、この二つの保険の特徴の理解に役立てれば幸いです。

養老保険とは

養老保険の特徴は、

  1. 満期になったら受け取れる、満期保険金がある。
  2. 保険料が高額になる傾向がある。
  3. 保険期間が選択が可能、10年・15年と短いものもある。

の3つが挙げられます。


養老保険は保険期間に亡くなった場合は死亡保険金がります。そして無事元気に保険期間を終わることができると死亡保険金と同じ金額である満期保険金がおります。この満期保険金が養老保険の最大の特徴です。


このことから、貯蓄の意味合いが大きい保険であると考えられます。


ただ、満期保険金がおりるために、ほかの保険に比べると保険料は高めに設定されています。


保険期間は10年・15年と自由に設定することができるので、人生設計に合わせた選択が可能と言えます。

終身保険とは

終身保険の特徴は、

  1. 保険期間は一生涯
  2. 保険料の払込期間は選択可能
  3. 解約時には解約返戻金が受け取れる

の3つが挙げられます。


終身保険は、生存時に受け取れるのは解約時の解約返戻金のみです。そのため、万が一のとき残された家族のために加入する保険としての役割を担うところが大きな特徴と言えます。


また、終身保険の保証は一生涯にわたって続きますが、払い込む期間はそれぞれの経済状態や考え方に合わせて自由に設定することができます。


払い込み終えてしまえば、保障は続きますが保険料を支払わなくてよくなります。


終身保険は、生存している間は保険金を受けとることができませんが、保険期間中に解約したときのみ払い込んだ保険料に対して解約返戻金が戻ってきます。


養老保険と終身保険のどちらがいいか迷ったら、無料保険相談に相談してみるとよいでしょう。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、すぐに問題解決できます。

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参考:JA共済や県民共済にも養老保険・終身保険はあるの?

一般的な保険会社だけでなく、JA共済県民共済にも養老保険や終身保険はあるのでしょうか。


JA共済

JA共済には、養老保険と同じようなものに養老生命共済、終身保険と同じような性質をもつ終身共済があります。呼び方は違いますが、特徴はほぼ同じです。


県民共済

県民共済には、一生涯を保障してくれるような保険はありません。


あるのは医療保障と死亡保障がセットになった保険のみなのです。この保険では、保障されるのは最長85才までとなっています。

養老保険と終身保険を保険料、満期保険金などで徹底比較!



養老保険と終身保険の違いを以下の表にまとめました。

養老保険終身保険
保険期間一定期間一生涯
解約返戻率終身保険より高い養老保険より低い
保険料終身保険より高い養老保険より低い
満期保険金死亡保険金と同額の
満期保険金
死亡保険金

表を見ると、養老保険、終身保険、この二つの保険の大きな差は、保険期間満期保険金の有無といえるでしょう。


また、解約返戻率と保険料は養老保険の方が終身保険よりも高い傾向があります。


これは、養老保険は死亡保険金または満期保険金のどちらかがおりるので、貯蓄の性質も兼ねているために高くなるようです。


解約返戻率については、ほとんどの場合養老保険が高くなっていますが、保険によっては終身保険の方が高い場合もあるので、加入する際には注意が必要でしょう。

養老保険と終身保険を保険会社で比べてみよう!


養老保険と終身保険の保険料や保障内容などは、契約する保険会社によって違いがあるのでしょうか。

そこで、

  • かんぽ生命とプルデンシャル生命の養老保険
  • かんぽ生命とプルデンシャル生命の終身保険

について、それぞれの保険料や保障内容を実際に比較し解説していきます。


保険会社による違いを知ることで、一社だけを見て選ぶのではなく、保険を考える際は数社見てみることの大切さを感じるかと思います。


これにより、自分に合った保険選びのお手伝いができれば幸いです。


養老保険と終身保険のどちらかで加入を考えているなら、無料保険相談に話をきいてみましょう。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、保険のプロと相談できます。

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かんぽ生命の養老保険とプルデンシャル生命の養老保険を比較

一例として、かんぽ生命の『新フリープラン』プルデンシャル生命の『養老保険(無配当)』を比較してみましょう。


かんぽ生命プルデンシャル
生命
総保険料(35才男性・保険期間20年
・保険金額1,000万円)
月45,700×12ヶ月×20年
=10,968,000円
(35才男性・保険期間30年
・保険金額1,000万円)
月31,540×12ヶ月×30年
=11,354,400円
保障内容死亡保障
重度障害保障
倍額保障
死亡保障
高度障害保障
保険期間自由に選択可能自由に選択可能
入院・医療特約ありあり

表を見ると、どちらの保険も保険期間の選択が可能なことや、入院や医療特約をつけることができるところは同じです。


支払う総保険料は、かんぽ生命の保険期間が20年ということもありますが、少し違いがあるようです。


また、保障内容の死亡保障と重度障害または高度障害に対する保障は同じですが、かんぽ生命には感染症や不慮の事故で亡くなったとき設定した保険金額と同じ額の倍額保障が死亡保険金に加えておりるという特徴があります。

かんぽ生命の終身保険とプルデンシャル生命の終身保険を比較

かんぽ生命の『新ながいきくん(定額型)』プルデンシャル生命の『終身保険(無配当)』を比較してみましょう。

かんぽ生命プルデンシャル
生命
総保険料(35才男性・払込済み年齢65才 
・保険金額1,000万円)
月29,000円×12ヶ月×30年
=10,440,000円
(35才男性・払込済み年齢65才

・保険金額1,000万円)
月22,780円×12ヶ月×30年

=8,200,800円
保障内容死亡保障
重度障害保障
倍額保障
死亡保障
高度障害保障
入院・医療特約ありあり
終身保険の種類4種類1種類

表を見ると、支払う総保険料はかんぽ生命の方が少し高めなことがわかります。


プルデンシャル生命には高額割引制度があり、保険料が高くなると割引が適用されます。そのため、保険料が安く抑えることができます。


保障内容は、かんぽ生命には養老保険と同様に倍額保障がついているので、より安心感を感じる人もいるかもしれません。


また、入院・医療特約はどちらも付けることができます。


終身保険の種類を見ると、かんぽ生命は全部で4種類、それに対してプルデンシャル生命の終身保険は1種類です。


このことから、かんぽ生命の方が保障内容の選択の幅が広いことがわかります。


選択肢が多いかんぽ生命では、経済状況や考え方に合った保険が見つかりやすいといえるでしょう。

養老保険にメリット・デメリットはある?


どの保険にも優れた点と欠点といわれるポイントがあるものですが、養老保険の場合はどうでしょうか。


そこで、メリットとして考えられる点は

  • メリット①受け取れる満期保険金は死亡保険金と金額が同じ
  • メリット②保険期間中に解約した際の解約返戻金は、ほかの保険よりも高額になることも

また、デメリットとして

  • デメリット①月々支払う保険料が高額 
  • デメリット②将来受け取ることができる予定利率は期待薄 
  • デメリット③一生涯保障してくれる保険ではない

が挙げられます。


これらのポイントを知ることで、より納得した保険選びができるかと思います。

メリット①満期保険金が死亡保険金と同額

養老保険の最大の特徴であり最大のメリットでもある点が、満期で貰える保険金が死亡した際の保険金と同じ額であるところといえるでしょう。


掛け捨ての定期保険の死亡保障では、満期をむかえたときに生存していた場合保険金は戻ってきませんが、養老保険であれば死亡保険金と同じ額がおりるのです。


そのため、貯蓄の意味合いの強い保険といわれるのです。


たとえば、満期までの20年の間に死亡すれば、お金を家族に残すことができます。そして20年後生存していれば、お金は老後資金として使うこともできます。


この性質から、貯蓄と保険の両方を考えるのは面倒と考える人には特におすすめできる保険といえるのです。

メリット②途中解約をした場合の解約返戻金が多くなる可能性が高い

養老保険が貯蓄の意味合いの強い保険といわれるもう一つの理由があります。


それは、保険期間の間に解約した際、解約返戻金が多く戻ってくる可能性が高いところです。


掛け捨ての定期保険はもちろん解約返戻金は基本的にありません。そして、終身保険は払い終えるまでは解約返戻金は少なく設定されています。


しかし、養老保険はいつ途中解約したとしても、払い込んだ保険料に応じた額にほぼ設定されている為、解約返戻金が多いのが特長なのです。


解約返戻金が多いので、保険期間中であっても経済状態の変化、ライフプランの変化などが生じたときに見直しやすいという利点があります。

デメリット①毎月支払う保険料が高い

養老保険最大のデメリットが、毎月支払う保険料が高額なところです。


養老保険は、満期を迎えるまでに死亡すれば死亡保険金、生存していたら満期保険金がおりるのです。つまり、家族か本人が契約した保険金を確実に受け取ることができるのです。


そのほか、解約返戻金も他の保険に比べて高めに設定されてることなど、これらの特性のため、保険料は他の保険よりも高額になっているのです。


そのため、毎月の保険料はできるだけ低く抑えたいと考える人には、おすすめできない保険といえます。


または、保険金額を選べるものが多いので、確実に払えると思える金額に設定し、いざというときの保障にあてるという考え方もあるでしょう。

デメリット②予定利率は期待できない

保険会社は支払われた保険料を運用することで保険金額を増やすのですが、現在はゼロ金利政策のまっただなか、銀行に預けてもすずめの涙ほどの金利しかつかない低金利が続いています。


このような状況下なので、養老保険の満期で受け取れる保険金の予定利率も下がっており、期待はできません


そのため積極期にお金を増やしたいと考える人には、養老保険はおすすめできません。


なぜなら、解約返戻金も満期保険金も、支払った保険料以上には貰える可能性は低いと考えられるからです。


積極的にお金を増やしたい人には、定期保険などで保険料を抑えて、浮いたお金を運用して増やすことをおすすめします。

デメリット③一生涯の保障ではない

養老保険のデメリットの一つとして、終身保険と違い生涯にわたって保障してくれる保険ではないところが挙げられます。


養老保険は加入するときに、保険期間を選びます。そしてその保険期間は10年や20年など、一生涯ではありません。


また、養老保険は更新ができません。加入から20年経ち元気に満期を迎えて、もう少し長く保障してもらいたいと思っても、満期を迎えればそこで終わりなのです。


そのため、保険にまだ入っていたいと思うときは、もう一度加入しなおさなければなりません。


加入するときには、満期を迎えたときの状況をよく考えて保険期間を選ぶとよいでしょう。また、一生涯の保障が必要であれば、終身保険がおすすめです。

養老保険と終身保険はどっちがお得?シミュレーションで解説!


養老保険と終身保険どちらがお得なのでしょうか。


実際にシミュレーションをして、考えてみたいと思います。


ここでは、かんぽ生命の養老保険『新フリープラン』終身保険『新ながいきくん(定額型)』を比較します。


40才男性、保険金額は1,000万円、養老保険の保険期間は20年、終身保険の払込済み年齢は60才、特約は付けない設定でシミュレーションすると、以下の表のようになります。

養老保険
『新フリープラン』

終身保険
『新ながいきくん』

保険料月46,000円月42,600円
総保険料11,040,000円10,224,000円
60才で
受け取れる
金額
満期保険金
1,000万円
解約返戻金
916万円
(60才で解約した場合)
総保険料と
60才で受け取れる金額の差
-1,040,000円-1,064,000円

この表を見ると、養老保険の方が、払い込んだ保険料と60才で受け取れる金額の差が小さいことがわかります。


このことから、養老保険の方が少しお得といえるでしょう。


養老保険と終身保険のどちらがいいかわからなかったら、無料保険相談で保険のプロに相談してみましょう。今ならスマホで簡単に無料オンライン相談ができるので、すぐに問題解決できます。

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養老保険と終身保険どっちがおすすめ?おすすめな人を解説


養老保険と終身保険はどちらがおすすめといえるのでしょうか。


おすすめといえる保険は、経済状態や考え方によっても違うと思います。


そこで、

  • 養老保険がおすすめなのはこんな人
  • 終身保険がおすすめなのはこんな人

について解説していきます。


それぞれの保険の特徴やメリット、デメリットを踏まえておすすめと言える人を考えていきます。


一度契約すれば長期にわたってお付き合いの続く保険選びは難しいものです。そんな保険選びの参考になれば幸いです。

養老保険がおすすめな人の特徴

養老保険がおすすめな人とは、どんな人でしょうか。


数年後にお金が必要になることがわかっている人、それまでに貯めたいと思っている人に向いていると考えられます。


例えば、子どもの教育資金。大学など教育にかかる費用を子どもが小さいときから貯めている人も多いのではないでしょうか。養老保険であれば、万が一死亡した際にも保険金を残すことができますし、無事に満期を迎えることができれば、その満期保険金を教育資金として使うことができます。


また貯蓄をすることが得意ではない人にもおすすめできます。保険料として毎月支払わなければならないので、貯蓄が苦手でもなかば強制的に貯蓄ができている事になるのです。

終身保険がおすすめな人の特徴

終身保険がおすすめな人とは、どんな人でしょうか。


一生涯続く保障に魅力を感じる人、養うべき家族がいる大黒柱の人に終身保険は向いていると考えられます。


養老保険は保険期間が決まっていますが、終身保険は解約しない限り一生涯保障が続きます。満期を迎えてもまだ保障を必要と感じれば、再度加入しなければなりません。それらの手続きに煩わしさを感じるようであれば、終身保険がおすすめです。


また、自分に万が一の事があったとき、育ち盛りの子どもがいたら生活に困ってしまうことも考えられます。終身保険に加入していればいつ不幸な出来事があっても家族に保険金を残せるという安心を感じられることでしょう。

養老保険と終身保険の保険金にかかる税金とは?受取人に注目


養老保険と終身保険の保険金がおりたとき、税金はかかるのでしょうか。


また、どんな税金がどのくらいかかるのでしょうか。


実は、契約者と受け取る人をだれにするかによって、かかる税金の種類が違うのです。


ここでは、

  • 養老保険の保険金にかかる税金とは
  • 終身保険の保険金にかかる税金とは

について解説していきます。


保険金にかかる税金を知ることで、自分が入っている保険金を受け取るときはどのくらい納めなければならないか、心構えができるかと思います。

養老保険の保険金にかかる税金

養老保険の保険金にかかる税金を、満期保険金と死亡保険金それぞれついて説明致します。


どの税金がかかるのかというのは、契約者被保険者保険受取人がだれかで決まります。


満期保険金を受け取ったとき

契約者が夫、保険受取人も夫など契約者と保険受取人が同一人物の場合、一時所得とみなされるため所得税がかかります。


契約者が夫、保険受取人が妻など契約者以外の場合、受け取った満期保険金は契約者から贈与を受けたとみなされるため贈与税がかかります。


贈与税よりも所得税の方が税率が低いため、契約者、保険受取人を同一にすると納税額が抑えることができます。


死亡保険金を受け取ったとき

契約者が夫、被保険者が夫、保険受取人が妻や子供など相続人の場合、相続税がかかります。このとき、非課税枠があるため保険金の一定金額までは相続税がかかりません。


契約者が夫、被保険者が夫、保険受取人が相続人以外の場合も相続税がかかります。ただ、このときの相続税には非課税枠はありません


契約者が妻、被保険者が夫、保険受取人が妻の場合、一時所得とみなされ所得税がかかります。


契約者が妻、被保険者が夫、保険受取人が契約者以外の場合、贈与税がかかります。


契約者と被保険者を同一にし保険受取人を相続人にすると、かかる税金は相続税になり、非課税枠もあるため納税額が抑えることができます。  

終身保険の保険金にかかる税金

終身保険の保険金にかかる税金を説明いたします。


終身保険の保険金にかかる税金とは

まず、終身保険の保険受取人になれるのは、配偶者と二親等までの血族と決まっています。


契約者が夫、被保険者が妻、保険受取人が夫の場合、保険金は一時所得とみなされて所得税がかかります。


契約者が夫、被保険者も夫、保険受取人が妻や子供など相続人の場合、相続税がかかります。保険金が相続した財産とみなされるため、非課税枠があります


夫が契約者、被保険者が妻、保険受取人が子供など、契約者と被保険者、保険受取人が違う場合は贈与税がかかります。


税金の種類で変わる税金の額

かかる税金の種類で、納めるべき税金の金額は大きく変わってきます。


なぜなら、税金の種類で税率が違うからです。


一時所得にかかる所得税は所得金額によって税率が変わり、5%~45%の間で段階的に定められています。また、控除も適用されます。


また、相続税の税率は20%で、非課税枠もあります。それに対して、贈与税の税率は55%です。


このことから、終身保険の保険受取人は契約者と被保険者を同一に、そして保険受取人を相続人にすると、かかる税金は相続税なので納税額を抑えることができます。


被保険者や受取人を設定する際には、税金のことも考えた方が良いことがわかります。

養老保険を定期保険や終身保険に転換することは可能?


経済状態や家族構成などが変化することで、保険の見直しも考える人も多いのではないでしょうか。


養老保険から定期保険や終身保険など、ほかの保険に転換することは可能です。状況の変化に応じて保険を見直すことも必要かと思います。


そこで、転換する際に注意することを解説していきます。


まず、その保険がいつ契約したのかを確認しましょう。もし、バブル期の高金利の頃の保険であれば、解約することはおすすめしません。なぜなら、高い金利で受け取る保険料が計算されているため保険料が割安なのです。


次に、特約をつけている場合も注意が必要です。主契約だけ残して特約だけを解約したい場合など、それが可能なのか保険会社に確認した方がよいでしょう。


また、病気療養中など新しい保険に加入できない場合もあるため、解約する前には保険会社に確認しましょう。

まとめ:養老保険と終身保険の違いは?どっちがおすすめ?

養老保険と終身保険の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 養老保険は満期保険金を受け取れる、終身保険は保障が一生涯続くなどそれぞれ特徴がある。
  • 養老保険には死亡保険金と同じ額の満期保険金を受けとれるが、月々の保険料が高いなどメリットとデメリットがある。
  • シミュレーションから養老保険の方が少しお得なことがわかる。
  • 養老保険と終身保険、それぞれおすすめできる人の特徴
  • 保険金にかかる税金は、贈与税・所得税・相続税であり、契約者や被保険者にだれを選ぶかでどの税金がかかるか変わる。
  • 養老保険からほかの保険へ転換することはできるが注意点もある。

でした。


養老保険と終身保険の特徴やメリット、デメリットを知ることは保険選びをするうえでとても大切な事です。


この記事が、より自分に合った保険選びの手助けになれば幸いです。

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