共済保険と保険の違いを比較!共済のメリット・デメリットは?

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「共済と保険の違いってなんだろう」

「自分にはどちらが合っているんだろう」


このように疑問をお持ちの方も多いでしょう。


そこで今回この記事では 

  • 共済保険の特徴と保障内容
  • 共済保険の種類
  • 共済保険のメリットとデメリット
  • 共済保険と民間保険の比較

以上のことを詳しく説明していきます。 


この記事を読んでいただければ、共済保険の詳しい内容と民間保険と共済保険を比較してどちらに加入した方がメリットがあるのかがわかると思います。 

ぜひ、最後までご覧ください。 

内容をまとめると

  1. 共済保険は、加入者から掛金を集めて運用することで共済金を捻出
  2. 共済保険は公助の精神のもと、余剰金は割戻金として返す
  3. 共済保険の多くは性別年齢関係なく安い掛け金で加入することができる
  4. 共済保険は保障金額が低いので、手厚い保障を望む方は民間保険がおすすめ
  5. 共済保険は、終身タイプの保障が少ないので民間保険で補う必要がある
  6. もし共済保険と民間保険で迷ったら、無料保険相談で一緒に考えもらうのがおすすめ
  7. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、保険の悩みはこれで解決できる

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共済とは?特徴や内容を解説


共済と保険の違いを詳しく見ていく前に、そもそも共済とは何かということについて詳しく解説していきます。

共済保険の特徴

「共済」という言葉の意味は「力を合わせて助け合うこと」という意味です。


共済保険も民間の保険も、万が一の事故や病気に備えるという目的は同じです。


民間保険は保険会社が加入者から保険料を徴収し、運用することで保険金にしています。


共済保険は、もしもの場合に払われるお金をどのようにまかなっているのでしょうか。



  • 共済保険の特徴 
  • 共済保険の保障内容
 を以下にまとめましたのでご覧ください。


共済保険の特徴

  • 営利を目的としない
  • 組合員とその家族に対しての保障 
以上が、民間保険と共済保険を比較したときの大きな違いです。


また、民間の保険で使われる 
  • 「保険金」=「共済金」(もしもの時に払われるお金)
  • 「保険料」=「掛け金」(保障を受けるために月々払うお金)
  • 「配当金」=「割戻金」(運営に利益が出た時に私たちに返ってくるお金)
が共済保険に該当する言葉です。 

多くの共済保険は、お金を払って団体の組合員になることで初めて加入することができます。(一部を除く)   

共済保険の保障内容

保障内容は民間の保険と同じように多岐にわたります。

  • 養老生命共済
  • 医療共済
  • がん共済 など

働けなくなった場合の就労保障のための共済や、介護のための共済なども存在します。

掛け金は比較的手ごろな金額に設定されおり、加入年齢が0歳から加入できる共済もあります。

共済保険は赤ちゃんから高齢の方まで、幅広い年齢の方の保障に対応できます。

もし共済保険についてもっと知りたい場合は、無料保険相談で相談してみるといいでしょう。今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので手軽で簡単です。

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共済の「割戻金」とは?掛け金が戻ってくる?

共済は私たちが払った掛け金を運用することで、万が一の時に払われるお金がまかなわれています。

共済保険で運営に利益が出た場合に組合員に返すお金のことを「割戻金」と言います。


どのくらい割戻金が戻ってくるのか気になりますよね。

全国共済の平成30年度を例に挙げて説明しますと、総合保障型・入院保障型の割戻率が払込掛金の35.46%というデータがあります。

掛け金が月額2000円で年間払い込み額は24000円の場合、8510円が割戻金として返ってきました。

年間の掛け金から割戻金を差し引いたら、実質の掛け金は15490円となります。

民間の医療保険は共済保険と比較すると掛け捨てのものが多く、入院しなければ損したような気分になりがちですが保障を利用してもしなくても、お金が返ってくるのはうれしいですね。

共済保険にはどんな種類があるの?

現在、日本には多くの種類の共済保険があります。


 そこで、今回はその中でも代表的な4つである

  • 都道府県共済
  • こくみん共済(全労災)
  • CO・OP共済
  • JA共済
 を比較して紹介します。

この4つは全国的に普及していますので、ご存じの方も多い共済だと思います。

メリットである余剰金が割戻金で返ってくる点や、掛け金が比較的安く設定されている点はどの共済も共通です。

各共済の、加入条件や保障内容を比較していますので加入を考えている方は是非参考にしてみてください。 

都道府県民共済

加入条件:住んでいるもしくは勤務地の都道府県が都道府県民共済に対応している。


共済の種類

  • 総合保障型(入院保障と死亡保障の両方を兼ね備える)
  • 入院保障型(入院時の手厚い保障)
  • 総合保障型+入院保障型(入院・死亡保障をもっと手厚く保障)
 上記に特約で医療特約、個人賠償保障も付加可能です。


上記は満18歳~満64歳の方を対象とした共済保険です。

この他に、0歳~満17歳の加入を目的とした「こども型」や満65~満69歳の方を対象とした「熟年型」もあります。


都道府県民共済のメリット
  • 掛け金が一律(年齢や性別に関係なし)
  • 健康告知が民間の保険に比べて厳しくないので加入しやすい
 
都道府県共済のデメリット
  • 対応していない都道府県がある(鳥取県 高知県 徳島県 沖縄県は対象外)
  • 死亡保障の額が民間保険に比べると少ない(総合保障型2型の場合、交通事故死亡時1000万円。その後は年齢共に金額が減少)
  • 保障期間を延長しても上限が85歳までなので、高齢になったときの保障が不安   

こくみん共済(全労災)

加入条件:出資金を払い、都道府県生協の組合員になって加入する。


共済の種類

  • こども保障(こどもの怪我や入院、死亡を保障)
  • 医療保障(入院や手術、先進医療に特化した保障。終身タイプも選べる)
  • 総合保障(入院、死亡時を総合的に保障)
  • シニア総合保障(65歳以上の入院や、死亡時を保障)
  • 傷病保障(入院や通院を保障)
上記に特約でがん保障と個人賠償保障も付加可能です。


こくみん共済のメリット
  • 出資金を払って組合員になればだれでも加入できる
  • 掛け金が一律
  • 医師の診断不要で加入できる
 
こくみん共済のデメリット
  • 毎年、組合員になるための出資金が必要(月払いで100円×12回もしくは年払い1000円)※組合員を脱会した場合、出資金は戻ってくる
  • 都道府県民共済と比べた時に、同じような保障内容で多少割高になる場合もある
  • 更新をしても、保障期間が満85歳まで(シニア総合保障タイプの場合) 

CO・OP共済

加入条件:生協の組合員になる(店舗または共同購入センター。WEBからの申し込みでも可能)


共済の種類

  • CO・OP共済たすけあい(入院・手術・怪我・通院 特約で先進医療・賠償責任)
  • CO・OP共済あいぷらす(生命・入院・がん・手術)
  • プラチナ85(入院・死亡・手術・先進医療・賠償責任)
  • CO・OP共済ずっとあい(終身医療と終身生命の2つの種類)
  • CO・OP生命共済新あいあい(生命・入院・手術・先進医療・女性疾患)
 特約で自然災害共済も付加可能です。


CO・OP共済のメリット
  • 生協に出資金を払えばだれでも加入できる
  • 町中にCO・OPの窓口が多いので加入しやすい
  • 入院日額限度日数が長い(たすけあいジュニア20コースは1日目~360日まで可能) 

CO・OP共済のデメリット
  • 毎年、組合員になるために出資金が必要(生協によって異なり500~1000円)※組合員を脱会した場合、出資金は戻ってくる
  • 終身保障のプランに加入する際、健康状態によって加入できないこともある。また終身タイプは同じCO・OP共済の保障内容と同様の内容でも掛け金が高くなる 

JA共済

加入条件:出資金を払いJAの組合員(准組合員)になる


JA共済の種類

  • 終身共済(死亡時の保障を一生涯保障)
  • 養老生命共済(お金を貯めながら、死亡時の保障もカバー
  • 定期生命共済(期間を決めて、死亡時を保障)
  • 医療共済(入院・手術、放射線治療をカバー。特約で先進医療にも対応)
  • がん共済(がんの治療、入院に特化した保障)
  • 特定重度疾病共済(三大疾病とそれ以外の生活習慣病を保障)


JA共済のメリット
  • JAに出資金を払えばだれでも加入できる。また、加入するJAによっては組合員の利用高の2割までは出資金不要で加入できる
  • 入院共済金日額日数を1入院200日まで設定できる。また支払限度日数も80歳になるまでは無制限
  • 終身共済は特約の付加によって、残された家族のための保障が充実する

JA共済のデメリット
  • 加入年齢によって支払保険料が変わる
  • 他の共済と違って、入院と死亡の両方に備える総合プランがない
  • 他の3つの共済と比較すると、比較的掛け金が高め 

参考:全国共済とは?神奈川県にしかない?

都道府県民共済がないのは、鳥取県・高知県・徳島県・沖縄県の4県ですが神奈川県は神奈川県民共済ではなく「全国共済」という名前です。


なぜ、神奈川県だけ「全国共済」という名前なのでしょうか?


理由は神奈川県は都道府県民共済が全国的に普及する前に、神奈川県独自の県民共済が存在していたからです。



都道府県民共済は1981年から全国に普及し始めましたが、それ以前に神奈川県では「神奈川県民共済生活協同組合」が1973年に設立されていました。


また、神奈川県民共済は神奈川県が認可して設立されています。


全国共済は厚生労働省が認可し、都道府県の認可を受けた全国生協連に業務委託し運営されています。


下記に表で比較しましたので、ご覧ください。


全国共済 神奈川県民共済 
普及した年 1981年 1973年 
認可元 厚生労働省 神奈川県 


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共済保険のメリット・デメリットを解説!

ここでは、共済保険のメリットとデメリットを説明していきます。


先ほど説明した4つの主な共済の紹介に共通するところもありますが、加入を検討されている方はメリットとデメリットを以下にまとめましたのでしっかり把握しましょう。 

メリット①掛け金が安い

掛け金が民間の保険と比べて比較的、共済保険は割安なところが魅力です。 


都道府県民共済の基本プランは掛け金1000円から、4000円まで分かれています。


最低限の保障でもよい方は1000円から、手厚い保障が希望のかたは4000円のものを選ぶことが出来ます。


民間の保険でしたら、医療保険と生命保険を別々に加入することもできますが共済は入院と死亡保障がセットになっているものに安く加入できるという点がメリットです。 

メリット②割戻金の制度がある

共済は非営利を目的としている団体ですから、加入している共済保険が決算時に余剰金(利益)が出た場合掛け金が戻ってきます


民間の掛け捨てタイプの医療保険であれば、保険料は返ってこないので割戻金がある共済は保障を使った年も使わなかった年も組合全体で余剰金が発生すればお金を受け取ることが出来ます。


決算時の状況にもよりますが、掛け金の2~3割程度返ってくるのが一般的です。

メリット③持病や病歴があっても入りやすい

民間の保険と同じように、共済に加入する際は健康告知の義務がありますが医師の診断書や健康診断書を提出しなくても加入できます


 保障のプランによっては提出が必要なものがありますが、多くのプランは不要です。


持病があって保障が必要な人にも共済は加入しやすい保険です。

デメリット①死亡保険金額が少ない

掛け金が少ないため、万が一に受け取ることができる死亡保険金が少ないというデメリットがあります。


都道府県民共済を例にしますと入院と死亡保障がセットになったプランで、月の掛け金が一番高いプランでも死亡保険金は410万円ほどです。


生活費や子供の学費をある程度補うためには、別の死亡保障の保険を考える必要があります。 

デメリット②自分に合った保障の組み合わせをつくることが難しい

多くの共済は、入院やけがの保障の医療保障と死亡したときにお金がもらえる死亡保障がセットになっているプランが多いです。


掛け金を上げると保障内容が手厚くなっていくので、保険に詳しくない人にはわかりやすいですが細かな設定には不向きです。


自分のライフスタイルにあった保障を細かく設定したい人には、共済はあまりオススメできません。 

デメリット③加入できる地域が限られている

都道府県民共済のように、自宅か職場が都道府県民共済の対象ではないと加入できないものがあります


 現在では、47都道府県中4件が対象外となっています。


出資金を払えば、だれでも加入できる共済もありますので対象外の方は他の共済も視野に入れてみるとよいでしょう。 

共済保険と民間保険は何が違う?違いを徹底比較

共済保険の定義:万が一の時に、組合員みんなで相互に助けあう非営利の保障事業

民間保険の定義:自分や家族に万が一の事があった場合に、備える保険(自助)


どちらも万が一の場合に、備えるという点は同じです。


共済保険と民間の保険の違いについて下記に表で比較しましたので、ご覧ください。


もし共済保険と民間保険で迷ったら、無料保険相談で相談してみるといいでしょう。今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるのですぐに悩みが解消できます。

共済保険 民間保険 
加入できる人 基本、出資金を払った組合員に限る 日本に住んでいる不特定多数 
保険料 年齢や性別に関係なく一律(JA共済は除く) 男女、年齢で増減あり 
割戻金 あり なし(配当金ありの保険も存在) 
保障金額 低めのものが多い 高め 
年末調整の対象 対象とならない共済もある 対象になる 


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ファイナンシャルプランナーが解説!共済保険・民間保険がおすすめな人

共済保険のメリットやデメリットを紹介してきましたが、民間の保険と比べて共済保険が悪いといものではなく共済保険がライフスタイルにあっている人とそうでない方がいます。


下記で、共済保険がオススメな人と民間保険がオススメな人の例を紹介しますので自分はどちらに当てはまるか考えてみてはいかがでしょう。 

共済保険がおすすめな人

  • 子供の保障が欲しい人
  • 持病がある人
  • 最低限の保障で十分な人
  • 民間保障に入っていて、あと少し保障を手厚くしたい人
 以上が共済がオススメな方です。

まず、子供への怪我や入院の保障が欲しい人は共済に加入したほうがよいでしょう。

お子さんをお持ちの家庭なら実感されていると思いますが、怪我や病気で病院に通院する機会が多いと思います。

共済は掛け金1000円から怪我による入院や通院を保障してくれ、また数百円の責任賠償保険特約を付加することによってもし人に怪我をさせてしまったり物を壊してしまった場合の保障も受けることが出来ますのでオススメです。


共済は民間保険に比べて、比較的加入条件が厳しくないという利点がありますので民間保険の加入が難しい方でも加入できます。

共済保険は保障が心もとないことがデメリットと感じる方もいますが、独身の方で怪我や入院の保障であとは少しの死亡保障だけでよいと思っている方には月々の掛け金も安い共済保険は最適です。

またすでに民間の保険に入っている方で、あと少し保障を手厚くしたいけど民間保険の保険料が高いと思っている方は、月々1000円から保障可能ですので民間保険のサブ保険として共済保険を活用してみてはいかがでしょう。

民間保険がおすすめな人

  • 終身保険を探している人
  • 健康な人
  • 自分で保障をカスタマイズしたい人
  • 万が一の時に、遺族にお金をたくさん残してあげたい人
以上の方は民間保険の加入をオススメします。

共済保険は、民間保険と違い終身保険を取り扱っていないことがあります

一般的に高齢になるほどいろいろ怪我や病気が増えてきますから、一生涯の保障が欲しい方は民間保険の方がよいでしょう。


健康な方は、健康状態を証明する診断書を保険会社に提出することでより保険料が共済保険より割安になる保険も民間保険には存在します。

共済保険は基本的な入院と死亡保障がセットになっているプランの取り扱いが多いのですが、やはりがん保険に特化した保障やまとまった死亡保障金額を希望される人には不向きです。

同じ理由で、万が一の時に遺族にある程度のお金を残してあげたいと考えている方は共済保険の死亡保証金では足りないでしょう。 

共済がおすすめな人はどの共済にしたら良いの?共済の選び方・比較

ここでは4大共済のプランの一例を比較して表にまとめました。


JA共済は医療+死亡保障をセットにしたプランを取り扱っていないので、医療と定期生命共済の2つに加入した場合を例に挙げています。


※JA共済は30歳男性が、それぞれに加入した場合の掛け金を表示しています。

都道府県民共済 全労災 
共済名 総合保障1型+入院保障2型 総合保障タイプ(4口) 
保障期間 ~65歳 ~60歳 
入院共済金額 12250円 4000~10000円 
手術 2.5万円・5万円・10万円 なし 
死亡・重度障害 210~510万円 800~2400万円 
月々の掛け金 3000円 3600円 
CO・OP共済 JA共済 
共済名 <<たすけあい>>ベーシックコース 医療共済+定期生命共済  
保障期間 ~65歳 医療~80歳(払い込みも80歳まで) 生命~65歳
入院共済金額5000円 5000円 
手術 3万円・6万円・12万円 5万円・20万円 
死亡・重度障害300~400万円 200万円 
月々の掛け金 3000円 医療:3218円

生命:768円 

以上のようになりました。


掛け金はどれも4000円以下となっていますが、保障の内容に若干の差があります。


こちらの表はあくまでも一例ですので、自分が求めている保障の条件に合った共済を選ぶことが大切です。 

参考:共済だけで大丈夫?共済では保障しきれないものがあるので注意!

共済保険は月々手ごろな掛け金で、入院と死亡保障の両方を受けることができるプランが魅力的な商品です。


しかし、民間の保険と同じように自分のライフスタイルに合わせて定期的に見直す必要があります。


共済は特に、高齢になった場合の保障が足りないと感じるかもしれません。


下記にまとめましたのでご覧ください。 

共済では85歳までしか保障されない

多くの共済は終身タイプではありません。


医療保障と死亡保障がセットになった総合保障型も、65歳に一度保障が終了します。


それ以降も加入できる共済は存在しますが、一部を除き終身タイプの共済はありません。


共済は、保障期間がいつまでなのか把握することが大切です。 

共済では60歳を過ぎると保険金が減額される

共済は年を重ねるにつれて、万が一の時に払われる共済金が減少していきます。 


都道府県民共済を例に、年齢別に比較します。

60~65歳 65~69歳 
掛け金 2000円 2000円 
死亡保障(交通事故) 700万円 200万円 
1日当たりの入院保障(事故) 5000円 2500円 
1日当たりの 入院保障(病気) 4500円 2500円 
共済名 総合保障2型 熟年型2型 
70~79歳 80~85歳 
掛け金 2000円 2000円 
死亡保障(交通事故) 150万円 50万円 
1日当たりの入院保障(事故)2500円 1000円 
1日当たりの 入院保障(病気)2500円 なし 
共済名 熟年型2型 熟年型2型 

以上のようになります。


60歳になると総合保障2型の場合、59歳時と掛け金は同じ額ですが死亡保障が減額されます。


以後5年おきに掛け金は2000円のまま変化しないにも関わらず、共済金が減額されているので注意してください。


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共済保険と民間保険の比較まとめ

今回この記事では、共済保険と民間保険の比較についてまとめてきました。


この記事のポイントは

  • 共済保険は、加入者から掛け金を集めて運用することによって共済金を捻出している。
  • 共済保険は公助の精神のもと、余剰金は割戻金として返ってくる。
  • 共済保険の多くは性別年齢関係なく、比較的安い掛け金で加入することができ入院保障と死亡保障の両方が受けることが可能。また持病を持っている人でも加入しやすい。
  • 民間保険と比較すると共済保険は、保障金額が低いので手厚い保障を望む方は民間保険がオススメ
  • 共済保険は、終身タイプの保障が少ないので民間保険で補う必要がある
 以上です。

共済保険の最大の魅力は、比較的少ない掛け金で入院と死亡保障がセットになっている保障を受けることが出来るということです。

小さいお子さんや、最低限の保障でよいと考えている独身の方には特にオススメだと思います。


しかし、高齢の方や万が一の時にお金をある程度残してあげたいと思っているかたには保障が足りない部分もあります。

自分が保険に何を求めるのかで、共済保険か民間保険に加入するか変わってきます。

民間保険に加入しつつ、さらに家族の保障の為に共済保険に加入するなどいろいろな選択肢がありますので自分のライフスタイルにあった保険の加入を考えましょう。


保険ROOMでは、ほかにも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので是非ご覧ください。 

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