フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第80回目はヨーロピアンタイガーキャットのオリオン(Orion)さまと、黒白猫のフレア(Freya)さま。仲良しな2名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.80猫さまの話をもっと聞かせて!オリオンさまは4歳の男性猫さま、フレアさまは4歳の女性猫さまです。左から、フレアさま、オリオンさま。私達はフランス北部の一軒家に住んでいます。オリオンさまの自己紹介とても好奇心旺盛で遊び心があります。とても愛情深く、抱きしめられるのが大好きです。小さなトラのようだと言われています。小さい時から、どこでも飼い主についていく甘えん坊です。フレアさまの自己紹介オリオンに遅れて2か月後にやってきました(オリオンは2か月年上のお兄ちゃん)。オリオンとはどんなもめごともありませんでした。かなりマイペースですが、とにかくオリオンを世話をするのが好きです。とても落ち着いている性格なんです。飼い主から見たオリオンさまとフレアさまとは?友人のところで生まれたオリオンを見に行った途端、オリオンに恋をして、すぐに引き取ることに決めました。フレアは、納屋で兄弟と一緒に発見されました。その持ち主の女性が、猫さま全員を飼うことができないということを聞き、訪ねて行った時にフレアの小さな姿が私の心を打ち砕きました。2人は、私が起きると目を覚まし、朝食をねだります。私が仕事に行くとき、彼らは寝るか遊んでいます。そして、私が仕事から帰ると、彼らは走ってきて抱っこを望みます。彼らの誕生日には、生の鶏肉をプレゼントします。彼らはそれが大好きです!ほぼ1年前、私は避難所から犬(セントバーナード)を養子にしました。そして猫たちは彼ともとても仲良くしています。今の時期は、庭や紅葉してきた森の散歩で楽しい毎日を過ごしています。彼らは私にたくさんの幸せと愛をもたらしてくれます。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第79回目は黒猫のプチシャ(Petit chat)さま。脱走したことがある猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.79猫の話をもっと聞かせて!プチシャさまは8歳の女性猫さま。私は赤ちゃんの頃、箱に入れられて道端に捨てられていました。シェルターに連れて行かれ、養子縁組予備軍になりました。今はパリの素敵なアパートに住んでいます。大きなバルコニーが2つあるので、気分転換に少しでも外に出られてとても気に入っています。午前中はずっと寝ていて、午後早いうちに起き出します。午後は飼い主に甘え、夕方になると活動的に振る舞い、走り回り、ぬいぐるみのネズミで遊んでいます!お気に入りの場所は飼い主の寝床。べったりくっついています。物静かで愚かなことは何もしないので、お利口猫さまと呼ばれています。飼い主から見たプチシャさまとは?私たちは、以前から保護猫を引き取りたいと思っていました。最初の出会いは信じられないほどでした。彼女は、初めての夜から私たちと一緒に寝てくれたのです。一度脱走(迷子)したことがあり、見つかるまでの24時間、私たちは本当に元気がなく意気消沈していました。幸運なことに、プチシャのネックレスを見た、あるレストランのかたが知らせてくれました。この店からいい匂いがしていたのでしょうか?プチシャと一緒に暮らすようになって、彼女が私たちをとても愛してくれていることがわかり、それが私たちをとても幸せにしてくれます。彼女は掃除機が嫌いなので、私たちが家事の頻度を減らすことを望んでいます。助かるような、困るような…。 毎日私たちにたくさんの愛と喜びをもたらしてくれる存在です!物事がうまくいかない日もそばにいてくれて私たちをいついも励ましてくれるのです!取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月19日女性にとって心が躍る瞬間といえば、好きな服を好きなように着ているとき。そこで今回ご紹介するオススメの映画は、クリスチャン ディオールが手掛けたきらびやかなドレスが次々と登場する注目作です。『ミセス・ハリス、パリへ行く』【映画、ときどき私】 vol. 532舞台は、1950年代のロンドン。家政婦として働くミセス・ハリスは、愛する夫が戦死したことを知らされる。それでも気丈に振る舞っていたハリスは、ある日クリスチャン ディオールのドレスに出会い、一目惚れしてしまう。その美しさに魅了されたハリスは、500ポンドもする高級ドレスを手に入れるため、資金を調達してパリに向かうことを決意。無事パリに降り立った彼女は、ディオール本店へと向かうが、威圧的なマネージャーのコルベールに追い出されそうになる。果たして、ハリスは“夢のドレス”を手にすることができるのか……。夏に公開されたアメリカでは、大作が並ぶなか1000館以下の公開作品としては唯一トップ10にランクインするなど幅広い層から高い支持を得た本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。アンソニー・ファビアン監督アメリカで生まれたのち、本作の舞台でもあるフランスとイギリスで思春期を過ごし、現在はロンドンを拠点に活動しているファビアン監督。今回は、映画化するうえでのこだわりやディオールの裏側、そして作品を通して伝えたい思いなどについて語っていただきました。―もともとは原作である『ハリスおばさんパリへ行く』を手掛けたポール・ギャリコがお気に入りの作家だったそうですが、この作品についてはどういったところに魅力を感じましたか?監督あとから振り返ったときに、いろんなところが自分に響いていたんだなと気づかされましたが、最初に心をつかまれたのは主人公のチャーミングさ。ものすごく正直で、はっきりとした道徳観を持っていますし、何よりも彼女のポジティブさには共感するところがありました。―今回は監督としてだけでなく、脚色する権利も取得していますが、その理由を教えてください。監督僕は7歳のときに家族と一緒にパリに移り住んだ経験があるので、フランスに対しては深い知識があると思っています。そんな僕からすると、イギリスやアメリカのフィルムメイカーたちが描くフランス人のキャラクターには違和感を覚えることがあったので、フランスにいたことのある自分ならもっとリアルなものが作れると考えました。まず決めていたのは、フランス人の役は絶対にフランス人の俳優に演じてもらうこと。この原作は過去にテレビ向けの作品として映像化されたことがありますが、そのときはフランス人の役に1人もフランス人が起用されていませんでした。本作はおとぎ話のようなストーリーではありますが、同時にリアリズムにも基づいている作品。ファンタジーのなかにもリアルな要素というのがしっかり描かれることが重要だと思い、そのあたりのバランスはこだわっています。ディオールが愛した花や要素を取り入れている―ほかにも、映画オリジナルのキャラクターや映画ならではの設定を加えていますよね。監督僕にとって、この作品を脚色することはひとつの挑戦でもありました。というのも、原作では主人公の道のりにあまり壁がなく、わりと簡単に夢を叶えてしまうところがあるので、映像化するにあたってはもう少しそこに立ちはだかるものを加えたいなと。そうすることでより重層的な物語になりますし、観客にとっても豊かな視聴体験になると考えました。具体的には、労働者の権利についての描写を入れたり、ディオールのマネージャーであるコルベールと心が通じ合うまでに時間をかけたり、という部分を付け加えています。―本作の大きな見どころは、現在の貨幣価値で250~400万円ほどになる美しいドレスの数々。今回はディオール全面協力のもとで一緒に仕事をされましたが、そのなかで感銘を受けたことはありましたか?監督まず、ディオールの人たちはメゾンの歴史というものをとても誇らしく思っており、アーカイブだけを集めたビルがあるほど。今回は、そこのトップが映画のプロジェクトに歴史的観点から関与してくれることになりました。幸運なことに、過去に作られたドレスを見せていただくことができたので、そのときに見た手縫いのビーズやベルベットからインスピレーションを得て、劇中の「テンプテーション」というドレスを作っています。当時は女性らしいフォルムを祝福するようなドレスが数多くあり、なかには何メートルもの生地を使った贅沢なドレスもあったほど。どれも興味深いものばかりでしたが、そういったものを参考にしながらディオールが愛した花や彼ならではの要素を取り入れていきました。ディオールすべての歴史にアクセスさせていただくことができ、本当にありがたかったです。そんなふうに、ディオールに関することは、実際にあったことを忠実に描くように心がけました。「ありのままの自分でいいんだ」と感じさせてくれるはず―また、ハリスは非常に魅力的なキャラクターですが、あんなふうに自分らしく好きなものを追い求めることはなかなか難しいことです。もし、彼女のようになれるヒントがあれば、教えてください。監督アメリカで公開されたときには、「ハリスはこの夏一番のスーパーヒーローだ」と評価してくれたメディアもあったほどですが、彼女のスーパーパワーというのは、人々が被っている“仮面”を取ってくれるところ。「ありのままの自分でいいんだ」とみんなに感じさせてくれるキャラクターだと思っています。とはいえ、ハリスも最初は周りから言われることに対して受け身の女性。ただ、パリでの冒険を終えて成長した彼女は自分自身に自信を持ち、自分の意見をしっかりと伝えられる強さを持てるようになるのです。それは、ありのままの自分でいることによって周りがどんな反応をするのかを目の当たりにしたからではないでしょうか。そんなふうに社会で報われることを知ったからこそ、自分に正直でいることの大事さを学ぶことができたのです。これはまさにこの映画の中心的なメッセージでもありますが、ハリスからみなさんに向けて「あなたもありのままの自分でいたらどうですか?」という挑戦状でもあります。ぜひ、日本の素敵な女性たちにもそのことを伝えたいです。年を重ねることの美しさを感じてほしい―確かに、他人の目を気にしがちな日本の女性たちには感じてほしいところです。ちなみに、日本に対してはどのような印象をお持ちですか?監督日本には何度か行ったことがあり、そのたびに日本の文化や国自体に魅了されています。歴史がありますし、豊かさに感銘を受けているところです。やはり欧米とはまったく違う文化なので、そういったところに面白さを感じて惹かれているのかなと。もっと日本の慣習についても知りたいなと思っています。また、普段から大好きでよく食べているのが日本食。日本に詳しい友人もたくさんいるので、日本食のレストランに行くときは、シェフが日本人かどうか、お客さんに日本人が多いかどうか、といったところをしっかりと見極めながら、なるべく本物の日本食に近いものを選んで楽しんでいます。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。監督この映画では、他人からどう見られているかどうかについても深く掘り下げて描きました。僕からすると、女性はある程度の年齢になると存在を忘れられてしまうようなことが多いと感じていましたが、本来大事にすべきなのは、年齢とともに得られる賢さではないでしょうか。そういったこともあり、年を重ねることの美しさを祝福するような映画にしたかったので、ぜひそのあたりも感じていただけたらうれしいです。諦めない気持ちが奇跡を起こす!先行き不安な時代のなかで、夢を見つけること自体が難しいと感じるときはあるものの、いくつになっても夢を追いかける大切さを教えてくれるハリスの姿。どんなに苦しいときでも、勇気と優しさを持って一歩を踏み出せば、きっとあなたの人生も美しいドレスのような輝きを放つはずです。取材、文・志村昌美胸がときめく予告編はこちら!作品情報『ミセス・ハリス、パリへ行く』11月18日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー配給:パルコ、ユニバーサル映画️©2022 FOCUS FEATURES LLC.
2022年11月17日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第78回目はヨーロピアンタイガーキャットのエヴィ(Evy)さまと、キジブチのニアル(Nihal)さま。保護協会で出会った猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.78猫さまの話をもっと聞かせて!左がニアルさま生後6か月、右がエヴィさま5歳です。2名とも女性猫さまです。私たちはフランスのオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ県にあるアパートに住んでいます。飼い主はピアノの先生です。<エヴィさまの自己紹介>保護協会にいた時に今の飼い主に会いました。もしも彼女と出会っていなかったら、今のような幸せを得られなかったかもしれません。甘えることはめったにないのですが、飼い主のそばにいるのが一番安心できます。長くて絹のような毛並みを持っていてよく褒められますが、それもちょっと恥ずかしいです。<ニアルさまの自己紹介>性格は本当に前向きで遊び心もあり、飼い主たちと一緒に過ごすのが大好き。病弱な私を愛情をもって世話してくれた飼い主が大好きでたまりません。明るい目ときれいな色のコートを着ています。飼い主から見たエヴィさまとニアルさまとは?二人とも保護協会を経由して、最終的に私たちが迎えることにしました。エヴィは最初、かなり難しい性格でした。愛情を体験してこなかったエヴィが、私たちに小さな抱擁をしてくれた時は本当にありがたかったです。私たちは時間の経過とともにエヴィに適応することになりました。ニアルは私たちのところに来る前にひどい扱いを受けていたと感じています。ニアルは出会った時は病気をもち、とても疲れていました。彼女はまだニャーと鳴く方法を知りませんが、今では普通の生活を送ることができています。治癒をして、今は彼女の喜びを垣間見れることができてとても楽しい毎日です。2人の世話をし、耳を傾け、最善を尽くすことが私の願いであり、使命です。ーーエヴィとニアルを献身的に見守る飼い主が、どんなピアノを奏でるのかとても気になります。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月13日2022年11月13日、モデルのKoki,さんがInstagramを更新。内容に、反響が上がっています。Koki,父・木村拓哉の誕生日を祝福俳優の木村拓哉さんと、歌手の工藤静香さんの次女として知られる、Koki,さん。Koki,さんはInstagramに、自身と木村さんの昔と現在の写真を公開しました。同日は、父親である木村さんの50歳の誕生日。親子愛を感じる2枚をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Kōki,(@koki)がシェアした投稿 毛布にくるまって眠る幼いKoki,さんの鼻にキスをする、木村さん。木村さんの深い愛情が伝わってきます。2枚目は、Koki,さんの姉であるCocomiさんが撮影した様子。Koki,さんが木村さんの肩に手をかけ、木村さんがKoki,さんの腰に手を回すツーショットが公開されていました。50歳の誕生日を迎えた木村さんに、Koki,さんは次のようにコメントしています。Happy Birthday to the best dad in the Worldいつも本当にありがとう!トトの娘に生まれてこれて本当に幸せですLove youkokiーより引用プライベートはもちろん、芸能界の第一線で活躍し続ける木村さんの姿を、幼い頃から見続けてきたKoki,さん。「トトの娘に生まれてこれて本当に幸せです」と、短くもストレートな言葉で、木村さんへの愛をつづっていました。Koki,さんの投稿には、同日17時時点で60万件以上の『いいね』が寄せられるほど、反響が上がっています。50歳を迎えた木村さんはもちろん、父親の背中を見て育ったKoki,さんの活躍からも、目が離せませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第77回目は3歳の男性キジトラ猫のマロ(Malo)さま。キメ顔が得意なイケメン猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.77猫さまの話をもっと聞かせて!キジトラのマロさまは3歳の男性猫さまです。パリ10区にある、築150年のアパルトマンに住んでいます。朝5時にまずは飼い主ママを起こして、肩の上に乗ってくつろぎます。その後、朝7時に飼い主娘からごはんをもらいます。彼女が学校へ行った後は、仕事へ行く前の飼い主パパに戦いを挑みます。男同士の朝の大勝負(つまりパパに遊んでもらう)!午後はお昼ご飯をもらい、窓の外を見たり、家に誰かいたら少し遊んでもらって、そのまま夕方までお昼寝タイム。夕方、飼い主娘が学校から帰って来ると、一緒にお勉強(という名のお邪魔虫)をして遊んでもらい、一緒に夕飯を食べて、夜寝る前にパパに「シマシマ」(パパが毎日Maloにしてあげる「シマシマ」という儀式があり、Maloはこのシマシマが大好き)をしてもらって、娘に歯を磨いてもらって、寝る前のカリカリをちょっともらって、ママのお布団にもぐりこんで「ふみふみ」しながら一緒に寝ます。いつも食べているものは、朝はぐにゃぐにゃ(ウェットフード)、お昼はカリカリ、夜は鶏胸肉のゆでたものです。特別な日には牛肉のステーキのおすそ分け!(お刺身やお魚は全然好きじゃない、パリ生まれの猫です)ママの肩やお膝の上、娘が昔クレーンゲームで取ったドーナツ型のクッションの上が居心地よくてたまりません。大好きなオモチャはヘビのぬいぐるみですが、遊びすぎてボロボロになってしまい、もはや原型をとどめていません。人懐こくて甘えん坊で、ワンちゃんのような猫と言われます。ちょっぴりストーカー気質で、朝から晩まで、必ずみんなのいるところに自分もいます。温厚で、シャーっと怒ったことは今まで1度もありません。ちょっとどんくさくて食いしん坊、そして、かまってちゃんでお茶目な性格です。おすわり、お手、たっち、リードを付けてパリの街をお散歩することが特技でもあります。この夏休みに飼い主たちと一緒に行ったマルセイユ旅行は楽しかったです。電車移動で、パリから4時間かけてマルセイユ郊外の飼い主の友人宅に1週間ほど一緒に遊びに行きました。海まで徒歩5分の立地で、リードこそつけてはいましたが、おうちの中庭で木登りをしたり、屋根歩きをしたり、テラスで夕涼みをしたり、別荘を満喫しました。夕方涼しくなったら、ママに抱っこしてもらって海辺を散歩しましたが、初めて見る海は少し怖かったです。ちょっと遠くからそ~っと眺めていました。でも、海風はとても気持ち良かったです。飼い主から見たマロさまとは?娘が5歳ぐらいの時から猫を飼いたいと言っていたので、夫と相談して、しっかり自分でお世話ができるように10歳になったら、と約束しました。小さな子どもの言っていることなので、そのうち忘れてしまうだろうと思っていました。しかし、事あるごとに「10歳になったら猫ちゃんに会える!」とブレずにひたすら10歳になる日を待ちわびていた娘。10歳になった日の朝「今日家に帰ったらもしかして(サプライズで)猫がいたりする?!」と期待されましたが、自分の家族になる猫なのでちゃんと自分でお迎えに行こうね、ということで娘の意思を再確認し、その日から猫探しを始めました。ただ、これがけっこう難航しました。飼うなら保護猫を、ということは最初から決めていたので保護猫、保護犬のEXPOに足を運んでみました。しかし、私達が行った時間にはほとんどの猫の引き渡し先が決まっていて、残っていたのは複数匹まとめて引き取って欲しい猫達と、大型犬ばかりだったりもしました。その後、個人、アソシエーション含めていろいろ連絡してみるも、なかなか返信がなかったり、指定の場所に行ってみても誰もいなかったり…。猫を目にすることすら難しいまま、仕事が忙しい時期は、サイトで探すなど、なかなか猫探しをする時間が持てませんでした。気付けばあと数か月で、娘が11歳を迎える時期になってしまいました。そんな時、偶然検索していて見つけたアソシエーション、#chatdoc に連絡してみると、「今夜見に来ますか?」とすぐに連絡をいただいたのです。30匹以上の猫が自由に暮らすこの場所には、心優しい経営者のおばさまとボランティアのお姉さん達がいらして、好きなだけ猫達と遊んで行ってね、と言って下さいました。娘は本当に熱心にずーっと猫達と遊んでいたのですが、常に私達の近くにいて、まるで、一緒に連れて行ってと言っているかのような態度だったのがマロだったのでした。私達がマロを選んだのではなく、私達がマロに選ばれたのです。その日は、まさか連れて帰る猫がすぐに決まるとは思っていなかったので、お迎えの準備が何もできていませんでした。1度自宅に帰り、お迎えの準備を整えて週明けにお迎えに来ることを約束してこの日はアソシエーションを後にしました。常に私たちの言葉を聞き、私たちに語り掛けてくるので、言葉の通じる、猫の皮をかぶった人間なのではないかと思います。夕飯の時間になると、誰よりも先に“自分の席”に座ります。テーブルの角の娘と私の間の席がマロの定位置で、その後テーブルに人間用のご飯を並べても決して手を出したり食べようとしたりせず、私たちが席について自分のご飯をもらえるまではじっと待つことができます。面白いことにお鼻に猫砂やごみが付いていても気づかずにいます。本当に大きなものを鼻にしょっちゅう付けているのに「何か??」という顔でかっこよくキメている姿が本当にツボなのです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月12日フランス映画『午前4時にパリの夜は明ける』が、2023年4月21日(金)より公開される。主演はシャルロット・ゲンズブール、監督はミカエル・アース。80年代パリで暮らす家族の物語映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、1980年代のパリを舞台に、ある家族の7年の物語を描いた作品。夫と別れ、結婚生活の終わりを迎えたエリザベートを主軸に、彼女やその子供たちの人生に訪れる様々な変化を、ドラマチックに映し出す。芸術の転換点ともいえる80年代のパリの空気感や、劇中におけるエリック・ロメール『満月の夜』、ジャック・リヴェット『北の橋』といった映画作品の引用、パスカル・オジェへのオマージュにも注目だ。主演はシャルロット・ゲンズブール主演を務めるのは、シャルロット・ゲンズブール。また、彼女と同年代を彩った名優エマニュエル・ベアールが、主人公の人生を左右する重要な役どころで出演する。主人公・エリザベート...シャルロット・ゲンズブール夫の裏切りに傷つきながらも、逞しく前へ進む女性。夫と別れ、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れて...。エリザベートを力強く演じるのはシャルロット・ゲンズブール。『アンチクライスト』でカンヌ国際映画祭の女優賞受賞に輝き、ラース・フォン・トリアー監督作『ニンフォマニアック』で体当たりの演技を見せたことも印象的だった。ヴァンダ・ドルヴァル…エマニュエル・ベアール深夜ラジオ「夜の乗客」のパーソナリティ。エリザベートの人生に大きな影響を与えることになる人物。マチアス…キト・レイヨン=リシュテルエリザベートの息子。タルラ…ノエ・アビタ家出少女。エリザベートたちと一緒に過ごすことに。ジュディット…メーガン・ノータムエリザベートの娘。『アマンダと僕』ミカエル・アースが監督監督は、『アマンダと僕』でヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門を受賞、東京国際映画祭 グランプリ&最優秀脚本賞をW受賞したミカエル・アース。フランス映画界の次世代を担う監督が、フランスを代表する名優とタッグを組み、感情を揺さぶる人間ドラマを描く。なお、映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。映画『午前4時にパリの夜は明ける』あらすじ1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていた。そんな中、エリザベートの結婚生活は終わりを迎える。ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかでエリザベートやその子供たちの心に変化が訪れる――。夫との別れ、芽生えた恋、子供たちの成長、そして下した決断とは…。【作品詳細】映画『午前4時にパリの夜は明ける』公開時期:2023年4月21日(金) シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開監督・脚本:ミカエル・アース脚本:モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノータム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアール、ロラン・ポワトルノー、ディディエ・サンドル2022/フランス/カラー/111分/R15/フランス語/ビスタ/英題:The Passengers of the Night /原題:Les Passagers de la Nuit 配給:ビターズ・エンド
2022年11月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第76回目は5歳の黒白ハチワレ猫さまのカチュス(Catus)さま。後ろ姿は黒猫なハチワレ猫さま物語【フレンチ猫さま】vol.76猫さまの話をもっと聞かせて!黒が多めなカチュスさまは5歳の女性猫さまです。私は、1906年に建てられた元漁師の家に住んでいます。U字型の中庭と、裏庭があります。私の柄は、白よりも黒が多いので真後ろから見ると黒猫に間違われがちです。家の中で誰かが起きると私も起きて、1日が始まります。決まって毎朝6時から、暗くなるまで1日中起きています。朝、まずは外出をするように頼み、飼い主に「安全な首輪」を付けられ散歩に出ます。私がいじめられたり道に迷ったりするリスクを避け、自分のテリトリーに留まりながら散歩できます。時間が来たら定期的に食事をしに戻り、家を一周し、愛撫され、家の中に誰かがいる時は、遊んでと催促します。外で1日を過ごすことができるように、食べ物と水を外に用意してくれる時もあります。昆虫、クモ、鳥、などを狩るのが大好きです。夜になると寝るために家に帰ります。高いところにバスケットがあるキャットツリーで夜10時まで眠り、それから降りて場所を移動、2階の廊下にある小さなバスケットで一晩中眠ります。冬には、薪ストーブの前にあるコンバーチブルアームチェアに座り、飼い主と一緒にテレビを見てくつろぎます。飼い主から見たカチュスさまとは?カチュスが来る前、シャルトリュー種の猫を飼っていましたが、生後6か月の時に私の家の前で車にはねられました。まだわずかに息をしていたので、私は彼と最後まで一緒にいることができました。猫に何も起こらないことを確信せずに、猫を外に出すことは不可能です。6か月の喪と反省の後、私たちは解決策を見つけ、あるシステムを導入しました。それは敷地周囲をワイヤーで囲い、道路を横断しないようにするものです。ワイヤーは目立たないように埋めることができます。首輪をつけて近づくとビープ音が鳴り続け、ワイヤーに触れると小さな電気の衝撃を受けます。強度は調整可能です。私たちは彼女にリードをつないで、彼女に自分のテリトリーを発見させ、それから徐々に彼女からリードを外す過程を経て、3週間にわたって彼女を教育しました。このシステムで暴走したことは一度もありません。彼女は、外出したり、食べたり、飲んだり、遊んだり、抱きしめてほしいときに、自分自身の要望を理解させる方法を知っています。彼女は、私たちが食事をしている時に、私たちの足に登ります。彼女のカリカリマシンは、食べ物を手に入れるために少し努力しなければなりません。彼女はとても貪欲なので、放っておくと、それを一度に全部食べてしまうのです。彼女は優れたハンターで、蛾、クモ、ハエ取りの名手なのですが、彼女がそれらを捕まえられなければ、私たちは彼女のために捕獲を手伝います。カチュスは私たちに忠実で、耳を傾け、規則に従います。彼女は日中は自由に活動し、夕方には落ち着きます。とても好奇心旺盛で社交的です。カチュスさまを思う存分外で遊ばせるために努力を惜しまない飼い主は、たくさんの愛情を注いで毎日を楽しく過ごしていました。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月06日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第75回目はヨーロピアンタイガーキャットのルフィー(Luffy)さまと、黒猫のパチーノ(Pacino)さま。辛い過去をもつ猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.75猫さまの話をもっと聞かせて!ヨーロピアンタイガーキャットのルフィーさまは2歳半、黒猫のパチーノさまは生後5か月。2名とも男性猫さまです。僕たちは保護協会にいた時に今の飼い主に会いました。お互いに寂しい思いをして生きてきたので、ここでの生活は幸せな時間です。飼い主の仕事は医療関係なので、私たちのケアをしっかりしてくれています。ルフィーさまはどんな猫さま?お風呂場の水遊びが大好き。独立心が強く、一見権威主義的ですが、みんなから愛されています。虎のような容姿からは逞しさを感じます。パチーノさまはどんな猫さま?パチーノは目が不自由です。柔らかい生地が大好き。社交的ですが、怖がりな面もあるので、対応するには注意が必要です。テディベアのような少し長めの毛並みで柔らかいです。飼い主から見たルフィーさまとパチーノさまとは?ルフィーには激動の過去がありました。私は彼を1歳で養子にしましたが、彼には過去に2人の飼い主がいて、1人は彼を捨て、その後のもう1人はルフィーの世話をまったくしませんでした。パチーノは、彼のガラスのような目のため、誰も彼を養子にしたくありませんでした。しかし、私は彼の存在に心が打たれました。ここにきてからは懸命に治療を受けています。彼らが成長し、少しずつでも健康になるのを見ると幸福と満足感が降り注ぎます。ルフィーもパチーノも過去の辛さを克服して幸せに生活できて本当によかったです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月05日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第74回目はラグドールのルナ・ソフィア(Luna-Sofia)さま。内弁慶でグルメな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.74猫さまの話をもっと聞かせて!ルナ・ソフィアさまは1歳半の女性ラグドール。コルシカ島の、海に近い田舎の一軒家に住んでいます。お庭にはオリーブ、桃、アプリコット、枇杷、葡萄と桜の木があり、ベランダには柚子、ブルーベリー、ラベンダー、コルシカのハーブ等、さまざまな植物があります。猫に危険な植物もあるので、お庭があるのに私はテラスの一部分だけにしか出られず、基本は家猫さんなのです。平均的な一日は、朝6時には飼い主を起こして、すべての雨戸を開けるように催促します。そして、お庭をしばらく眺めてから飼い主の足元に行き二度寝をします。午前中はお庭が見える位置で外を見ながら、トカゲを捕る機会を狙っています。午後は19時までずっとシエスタです。19時にお庭に水を撒くタイミングでテラスに出て、21時頃までそこで過ごします。21時からは遊びタイム!遊んでと鳴いてアピールし、少し遊んで満足するとおやすみの時間です。飼い主がお風呂に入るタイミングで起きて、バスタイムの間はずっとバスルーム内で飼い主のそばに一緒にいます。なぜかというと、髪を結ぶゴムとお風呂のアヒルを釣るおもちゃの釣竿に目がないからです。性格は、怖がりですが好奇心旺盛で、内弁慶です。お客さまには優しく対応、獣医さん達にもすごく大人しくするので、可愛がられます。家では、気に入らない時に構われたりすると、猫パンチと甘噛みで抗議します。甘え下手なので、撫でて欲しい時は飼い主の近くまで行って目の前で倒れ、撫でても良いよと伝えます。でも自分から頭をすり寄せて甘えるという事はしません。よく鳴いて、テラスに出たい、遊んでほしい、雨戸を開けてと抗議します。登ってはいけない場所や、していけない事はよく分かっています。叱られると駄々をこねる鳴きかたをします。水は得意ですが、車は苦手なので車の移動中は大声で鳴きます。特技は、ベランダのトカゲを捕まえる事。おもちゃをお水のお皿に運んで水没させる事。ハエを威嚇して仕留める事!飼い主から見たルナさまとは?ネットで子猫の飼い主の募集を見つけ、まず子猫達の両親にとても興味をもちました。こんなに美しい両親から生まれたべべちゃんは、さぞ美しいだろうとブリーダーさんに連絡しました。問い合わせた子猫さんは既に他のご家族の予約済みでしたが、ブリーダーさんが手元に残そうと思っていたルナ(当時はソフィアさんだったので、セカンドネームで残しています)をどうですか?とお話をいただきました。新月にご縁をいただいたので、名前は「ルナ」に決めました。ブリーダーさんがオススメしてくれたメーカーの、腸内細菌を整えるサプリのパウダー(出汁のような香りでルナは大好きです)をカリカリにふりかけてあげています。猫さまにも腸内細菌は大切なので、これは必ず欠かしません。それにプラスしてマルチビタミンのペーストと毛玉ボールケアのペーストをあげています。お水はすごく新鮮でないと(毎日替えているものと噴水があります)、飲むのを拒否して人間のコップのお水を飲んでいます。替えたばかりのフレッシュなお水が好きです。朝起きて、ベッドの足元にルナさんが居ると幸せを感じます。入浴中、バストレイに来るルナさんに私のコップの水を飲まれながら、一緒に入浴するのも幸せです(最近はルナ用のコップも用意して長風呂します)。美味しそうなパテや、ちょっといいお魚やお肉をあげてもまったく食べてくれないので、猫用フレンチフルコースを作りたい夫ががっかりしています。いろいろとプレゼントして試しましたが、普段のペーストとサーモンクリームしか食べないので、それでお祝いご飯を作ります。ルナと一緒にいると生きているだけで価値があるという事を改めて感じています。健康に生きていてくれるだけで幸せだと感じるからです。お互いに困った事やたまに気に入らない事があったとしても、尊重して生きていく事の大切さも感じています。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年11月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第73回目はミックストラ猫のミリア(Miria)さま。週末が楽しみな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.73猫さまの話をもっと聞かせて!1歳の女性猫さま、ミリアさまは散歩が大好き。平日は、早朝に飼い主を優しく起こします。午前中はひたすら遊び、午後は17時頃まで昼寝をします。起きたら、遊んだりノンビリしたりします。22時にカリカリの夕飯を食べ、食後は飼い主の近くで横になります。水曜日は、飼い主の昼休みの間にキャリーバッグに入り、一緒に散歩します。土曜日と日曜日は特別な日です。天気が良ければ、散歩ヒモを背負って公園などへ出かけ、3時間ぐらい自由に歩き回って、出会った人々と話します。行く先はパリの観光名所。エッフェル塔だったり、ヴォージュ広場だったり…。週末の特別感はランチにも。飼い主と一緒にチキンのローストをいただくのです。そんな訳でいつも週末が来るのが待ち遠しいのです。飼い主から見たミリアさまとは?ミリアは人生初の自分の猫です。小さい時に友達の猫と遊ぶことがあり、いつかは猫が欲しいと思っていました。すごく猫好きですから…。そして幸運にもミリアと出会いました。とても優しくて遊び好きで、愛情深く、好奇心も旺盛。超元気です。ニャニャと鳴きながらあくびをします。目を閉じて喉を鳴らす時はすごく可愛いです。ノンビリしている恰好も可愛いです。ハンモックにいる時も可愛いです。遊んでいる時も可愛いです。どんな存在ですか?と聞かれたら、「ミリアは私の全てです。私の娘です。女神です」と即答します。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第72回目はペルシャ猫のジェリー(jerry)さま。病気がちだけど今が一番幸せな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.72猫さまの話をもっと聞かせて!8歳の男性猫さま、ペルシャ猫のジェリーさまです。僕は小さなテラスがある、とても明るいパリのアパルトマンに住んでいます。病気があるので、飼い主は僕の世話が大変らしいです。僕の平均的な一日は、飼い主と同じ時間に起きて、まずは朝食を食べます。飼い主が仕事に行く時にさよならを言い、寝室に行ってお昼寝します。飼い主が帰ってくる時間には、入り口のドアでおかえりなさいを言います。夜ご飯の後は、顔をきれいにしてもらいます。食後は目のまわり、口ひげとあごに食べ物がついているからです。夕食時には心臓の薬を飲み込んで、テラスで外の空気をたくさん吸って、植物の中で横になります。夜は飼い主が本を読んだり映画を見たりしているところに寄り添い、撫でてもらいます。週に3回は、絡んでいる僕の毛をブラッシングします。過去には辛い思いもした僕の猫生ですが、今が一番幸せな毎日です。飼い主から見たジェリーさまとは?彼は真の人生の伴侶です。私たちは多くの瞬間を一緒にすごし、彼の人生の後半をできるだけ幸せにするために最善を尽くしています。彼の目つきが大好き。特にお腹の毛並みの柔らかさは最大のチャームポイントです。ジェリーはお腹が空いた朝、私が朝早く起きられないと思っているのでしょう、かわいらしく催促してきます。彼は私の心の状態を理解し、反応してくれていると思います。私が悲しかったり疲れていたりすると、彼は私の隣に座って動かないのです。実はジェリーは6年間、あるカップルと暮らしていたことがあります。その飼い主は、ジェリーが必要とする毎日の世話をする余裕がありませんでした。ジェリーは腎臓が弱く、2回手術を受けていたのです。その後、彼は保護協会に引き取られました。残念ながら、ジェリーはすでに年をとっていたため(少なくとも若い猫が欲しかった人にとっては)、ジェリーの養子縁組は叶いませんでした。その時も腎臓や消化管の病気に苦しんでいました。協会のウェブサイトで広告を見た時、ジェリーはまだ怒っているようで、悲しんでいるようにも見えました。しかし彼の身の上話に共感した私は、ジェリーに会いに行きました。そして、3日後には私のところにやってきたのでした。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月29日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第71回目はメインクーンとアンゴラのミックスのスタルク(Stark)さま。留守番ができるお利口さんな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.71スタルクさまは生後7か月の男性猫さま。お母さん役の飼い主のマノンは、医療用画像および放射線治療の技術者。お父さん役のトマは情報システムセキュリティオフィサーです。2人ともとても忙しくて、ここのところ僕は日中は留守番です。僕の1日の行動をお伝えします。飼い主の目覚まし時計が鳴るとすぐに起きて、まずは外に出たいと訴えます。飼い主がアパートにいる時だけは外出許可が出るんです。それ以外は、家で静かに飼い主たちの帰りを待っています。飼い主が戻ってきたらアパートを走り回ったり、いろんな所に登ったり、おもちゃを持ってアピールをします。この家の中の好きな場所は、僕専用に作ってもらった窓際の箱か、高いハンモックです。メインクーンの声は特別だと知っていますか?ニャーと鳴くよりも、よくクーンと鳴んくんですよ。遊び心のある猫で、飼い主の幸せのために生まれてきたと言っても言い過ぎではありません。噛んだり、爪を出したりすることは絶対ありません。静かな時間も大好きですが、ハグを求めて飼い主たちの腕の中に寄り添うのが大好きなんです。飼い主から見たスタルクさまとは?スタルクはルーアンで生まれました。インターネット掲示板で彼を見つけた後、私たちはすぐにこの小さな毛皮のボールに恋をしました。引き取って自宅に来た時は、長い間洗濯機の後ろに隠れていましたが、安心したら私たちに慣れ、とても親切でとても愛情深く接してくれました。彼が私たちと一緒に過ごした最初の夜は、枕の上にずっといました!とても幸せな時間で、忘れることができません。そして、私たちは彼のためだけに家具を作りました。リードに慣れるのに数か月かかりましたが、彼は文句一つ言いませんでした。 不妊手術を行なった後は自由に外出させていて、外で楽しんでいる様子が見られて本当に嬉しいです。毎日、仕事が終わって帰宅してからは、スタルクと一緒に遊んでいます。仕事で長い一日を過ごした後に、私たちを満たし、リラックスさせ、本当に幸せにしてくれます。彼との時間をいつも写真におさめています。スタルクは私たちに多くのものをもたらし、これからも私たちの心に永遠に刻まれることでしょう。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第70回目は茶トラのルーキー(Rouky)さま。柔らかい毛並みが自慢な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.70猫の話をもっと聞かせて!ルーキーさまは、2歳の男性茶トラ猫さまです。僕の体内時計は、機械仕掛けのように正確に設定されています。朝6時から7時頃に飼い主を起こして食事を要求します。「喉を鳴らす目覚まし時計」と飼い主は言っています。朝食が終われば少し眠りに戻り、その後1日の大部分を積極的に遊びます。午後遅くに昼寝をした後、再び目を覚まして夜の食事をします。そして、周囲を観察するために少しバルコニーに出ます。夜は飼い主の寝室で、ベッドの近くのバスケットの中で眠ります。寝る前に計画されているゲームセッションもあります。日中はチキンのカリカリを食べ、夜はパテを袋の半分食べます。時々いくつか御馳走を食べられるのですが、特別な日はテリーヌをもらう権利もあります。スティック状の液体のおやつも好きです。お気に入りのおもちゃは、プラスチック製のバネか、羽毛のある釣り竿です。とても愛情深くとても活発な猫と呼ばれているのですが、一方で少し敏感で、外部環境にストレスを感じることもあります。飼い主と寄り添って遊ぶのが大好きで、犬のように振る舞います。素敵で柔らかい毛並みは自慢です。飼い主から見たルーキーさまとは?ルーキーは、ノルマンディーの田園地帯で他の4匹の子猫と一緒に生まれました。私は幸運にもルーキーを養子にすることができ、他の全ての子猫は新しい家族の元へ行きました。私は猫が欲しかったので、すぐに彼に恋をしました。子どもの頃はいつも猫を飼っていたので、猫なしで生きることは考えられませんでした。最も楽しいエピソードは、私がルーキーを家に連れて帰った時です。ルーキーはすぐに周囲に安らぎを感じて、この家と私を受け入れました。ルーキーは、毎日たくさんの愛情と幸せを私にもたらし、私を落ち着かせ、毎日の不安を和らげてくれます。ルーキーは私にとても愛着があります。彼はどこでも私を追いかけ、愛のこもった目で私を見るので、私は彼をたくさん抱きしめます!取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月22日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第69回目はスコティッシュストレートのロメオ(Romeo)さま。飼い主を元気にした猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.69猫さまの話をもっと聞かせて!スコティッシュストレートのロメオさまは、2歳の男性猫さまです。飼い主と暮らしているのは20平方メートルの小さなアパルトマン。食事は自動給餌機から出てきます。1日あたり50グラムのカリカリを、10グラムずつ5食にわけてタイマーセットされています。留守番中はよく眠り、少し遊んでいます。飼い主が家に帰ってくると、嬉しくて嬉しくてたまりません。たくさん遊んでくれるし、たくさんの言葉もかけてもらいます。ネズミのおもちゃを投げられると、飼い主のところまで何度も咥えて持って行きます。まるで犬のようだと言われています。おもちゃをシャワーや水入れに入れて飼い主の気を引きます。飼い主がやってくると、4本の足すべてを空に向けて仰向けに転がって見せるのです。普段は留守が多い飼い主も、休みの日には僕をいろんなところに連れていってくれます。電車の旅も大好きです。カントリーハウスに滞在し、リードを背負って外出もします。雪が積もっていた時に散歩できたのがとてもいい思い出です。飼い主から見たロメオさまとは?2020年の新型コロナウイルス蔓延によるロックダウンは、私の士気を損ない、心理的にもよくありませんでした。猫を飼うことにしたのは、猫が私を幸せにしてくれることを知っていたからです。私は何か月もの間、猫を飼うことを考えていました。最初、私は苦しんでいる猫の里親になるために保護協会に目を向けましたが、夢の猫を見つけるのは非常に困難でした。それから、インターネットを通じてロメオに出会いました。ブリーダー個人から電話があり、ロメオに会いに行く約束をしました。 2020年8月16日、車で1時間かけて引き取りに行きました。それは魔法のような出会いでした。ロメオは親切で、遊び心があり、好奇心が強く、かわいく、いたずらで、おしゃべりで、面白くて、頭がいい猫です。私は幼い頃に実家で猫を飼っていました。その彼は今18歳です。現在南仏にいて、最高の生活を送っています。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第68回目はユーロピアンの三毛猫マロ(Malo)さま。人間の赤ちゃんとの生活が始まった猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.68猫さまの話をもっと聞かせて!三毛猫11歳の男性、マロさま登場です!1年前、飼い主に子どもが生まれる時、パリ北駅近くに引っ越してきました。サロンと寝室と子ども部屋、小さいですが、窓際に仕切られた飼い主の仕事のスペースがあります。僕は、食べ物の好き嫌いはありません。消化の良いカリカリを、ビュッフェスタイルで一日中少しつつかじっています。そして、僕が最も愛している料理があります。それはトマトソース!飼い主がパスタを食べる時、残ったトマトソース付きの瓶をなめることができるのでご機嫌になります。もちろん瓶に手を入れるので、食後は飼い主が僕の手を洗うのですが。赤ちゃんが生まれる前は、リビングルームの猫タワーの上に座るのが大好きでした。でも、今は落ち着いて昼寝ができないので、新しいお気に入りのコーナーを見つけました。洋服ダンスに隠れることです!かなりワイルドで、あまり長く抱きしめられたり愛撫されたりは苦手ですが、自分が甘えたい時には喉を鳴らして飼い主に要求します。鼻にほくろがあるので、時々シンディ・クロフォードと呼ばれます。飼い主から見たマロさまとは?Le Bon Coinのサイト(フランスの掲示板)の写真を見て、すぐにマロに恋をしました。朝はベッドの上の私たちの足元で、私たちが目を覚ますのを待っています。私たちには小さい娘がいるので、マロにあまり構ってあげられない時があります。平日、娘が保育園に行っている間、マロはリビングルームを占領して肘掛け椅子で静かに眠ります。私たちがテレワーク中は、私たちの机の近くのベッドに横になることが多いです。週末は娘が家にいることが多いので、マロは娘の動きを少し恐れています。いつもは静かさを好んでいますが、最近では小さな女の子がいるという事実に慣れ始めています。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第67回目はラグドールのオピウム(opium)さま。5歳になった女性ラグドール猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.67猫さまの話をもっと聞かせて!私はパリに住んでいます。パリ郊外にある、ラグドール種専門のブリーダーのところからやってきました。昼寝が大好きで、午後は夜の11時にならないと目が覚めません。1日の行動は、飼い主が起きる時に一緒に起きて、飼い主の寝室の扉の前で出てくるのを待って挨拶をします。このルーティンで1日が始まり、一緒に家の掃除を手伝います。私の役目は、主に部屋に入ってきたハエを始末することです。ひと段落したら、きれいになったお部屋で鴨や鶏肉のご馳走をいただきます。片付いた部屋で食べる料理は格別です。少しボール遊びをしてから、長〜いお昼寝タイムです。目が覚めた夜には、自慢の美しい青い目で家中の人みんなをくらっとさせますよ。飼い主から見たオピウムさまとは?オピウムはとても親切で、優しく、引っかいたり噛んだりすることはありません。また、遊び心があり、夕方と朝に抱きしめられるのが大好きです。とても好奇心が強くて、私が彼女を腕に抱くとき、彼女はニャーと鳴き、とてもおしゃべり好きです。オピウムはいつも落ち着いて、一緒にいると幸せも喜びも分かち合えて、とっても気分が良くなります。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第66回目はフリプール(Fripouille)さま、ベル(Belle)さま、ラッキー(Lucky)さま、プリンス(Prince)さまの4名の猫さま。賑やかな4名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.66猫さまの話をもっと聞かせて!飼い主の家のスタイルはモダンです。私たちはスイスの国境の近くFlorimontという街に住んでいます。フリプール(Fripouille)さま13歳の男性、グレーっぽい毛並みの舌出し猫さま。他の猫さまの面倒見が良く、森散歩が好きなワイルドな一面があります。子猫のときに、納屋で発見されました。ベル(Belle)さま9歳の女性、少し茶色い、このあと紹介するラッキーとプリンスの母親猫さま。胸が白くて尻尾が太く長毛。ベルは子猫の時に外に住んでいて、よく家に来ていた猫さまです。ラッキー(Lucky)さま1歳の男性、おでこが広いのが特徴です。プリンス(Prince)さま11か月の男性、トラ猫。フリプールが語る猫さま関係僕が最初にこの家に来ました。緑も多く環境は素晴らしいところです。今一緒に暮らしているベルは、彼女が小さい頃からよく知っていて遊んであげていました。外猫なのでお腹が空いて、この家に懐いていたのでしょう。ある日、ラッキーとプリンスという赤ちゃん猫を連れてきました。飼い主は、世話をどうするか迷っていたそうです。結局、僕が愛情をもって接したので、飼い主たちも受け入れることになりました。今は賑やかになって、幸せな日々を暮らしています。午前5時頃、僕が一番最初に目を覚まし、飼い主を起こすのが日課です。僕以外は飼い主が起きるまで一緒に寝ています。ベルとラッキーは起きると外出しますが、プリンスはいつも留守番係です。食事は週に1回だけパテを食べますが、それ以外は毎日決まったカリカリです。遊びの時間には、ベルはネズミ、プリンスはボール、ラッキーはロープにぶら下がって遊んでいます。プリンスとラッキーは小さな竜巻のようで、彼らから見ると僕とベルはまるでおじいちゃんとおばあちゃんでしょうね。飼い主からのメッセージ初めて飼った猫のフリプールは、家族のみんなを守る逞しさをもっています。ベルは子どもに優しく、プリンスは他の猫たちと遊ぶのが大好きです。ラッキーは猫にも犬に対してもととても社交的ですね。猫達との最高の時間は朝のひと時です。キスしたり、抱きしめたりして1日が始まるからです。最愛の猫たちは、朝まで一緒に寝てくれます。彼らはいつも私にべったりなのです。猫は毎日、私に多くの愛を与えてくれる存在なのです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第65回目は2歳半の女性、ショセット(Chaussette)さま。動物保護団体で出会った女性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.65猫さまの話をもっと聞かせて!2歳半の女性猫さま。名前はショセットさまです。私は、一戸建て住宅に飼い主たちと一緒に住んでいます。実は今の飼い主は2人目で、最初の飼い主は何か問題があって私を手放さなければならなくなったようです。その後、保護団体に預けられて、すぐに今の飼い主と出会いました。昔のことはもう忘れてしまいましたが、今の飼い主とは気が合い、うまくやっています。私の性格はとても穏やかで、優しく、時に貪欲です。朝は飼い主と同時に起きます。朝食を準備してくれ、まずはカリカリを食べてから少し遊び、昼食もいただきます。午後、飼い主がオフィスで働いている間はソファに横になっています。夜は寝る前に少し遊びます。飼い主が自宅で仕事をしている場合は、注意を引くために膝の上に乗ったり、机の上のバスケットに横になったりもします。夜はいつも飼い主と一緒に寝ます。手作りのマッシュポテト、ズッキーニとカリカリを混ぜた食事も美味しいです。人間の食べるものに興味があって、食卓に魚類やフムスが出たときは目をきらつかせます。もちろん猫舌なので、残ったスープも大丈夫!毛繕いしてお腹の毛玉を防ぐための魚のおやつも大好物です。飼い主からのメッセージSPA(動物保護団体)のFacebookページで偶然ショセットが映っているビデオを見ました。ショセットが1歳の時に、元の飼い主が問題を起こして猫を飼えない状況になったのでSPAに預けられたと聞いています。一度養子縁組されましたが、すぐに避難所に戻りました。彼女は私たちが出会う前に合計6か月そこに滞在していたようです。ショセットの初期の人生はよくわかりませんが、簡単ではなかったと思います。脊柱側弯症を患っており、S字型の背中で、横に歩いたり走ったりしていましたでも私たちはこの小さな猫に惹かれ、1週間後に彼女に会いに行きました。彼女はかごの底に隠れていましたが、上から声をかけて撫でてみたら隠れ場所から出てきました。大きな緑色の目と白い足は私たちを感動させました。すぐにソックスという意味のフランス語=ショセットと名づけてそう呼びました。彼女は、今は私たちのことを保護者と見なしています。セカンドライフを与えてくれたことに確かに感謝しているようす。彼女と私たちは抱き合って眠れたので、これからうまくいくと十分な自信を持ちました。ショセットは私たちに喜びと愛情をもたらしてくれました。彼女無しで私たちがどのような生活をしていたかは今となっては想像ができません。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月02日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第64回目は白茶トラ猫のティグル(Tigrou)さま。ゴージャスな目が自慢の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.64猫さまの話をもっと聞かせて!2歳の男性、白茶トラ猫さまのティグルさま。普段はアパートに住んでいますが、時々大きな家に泊まりに行きます。ほとんど好き嫌いもなく、何でも食べます。ボールを持って行ってアパートのあちこちで遊んだり、バスケットで寝たり、飼い主と一緒にソファや膝の上で寝たりしています。特にボール遊びが大好きです!人からは、とても遊び心のある、愛らしい猫で、性格が良いと言われています。特技はかくれんぼ。耳を下げて、完全にみんなの前から消えるのが得意です。そして、自慢の目は絶対にゴージャスに見えるはずです。飼い主からのメッセージティグルが生後わずか2か月のとき、彼を道で見つけました。彼は見捨てられておびえていました。そして、私たちは彼がこのままでは生き残れないと確信したので、彼を自宅に連れ帰ることに決めました。ティグルの食べ物は定期的に変えていて、獣医クリニックから購入しています。スーパーマーケットで購入した食品は、健康に害を及ぼすことがよくあると聞いたことがあるからです。そのおかげかもしれませんがいつも元気でやっています。ティグルは本当に私のことを気にかけていて、彼が私を見つめるたびに幸せだと感じます。最も印象に残っているエピソードは、私たちが道路に彼を迎えに行った時「ここから脱出させてくれる」という表情をしてくれたことです。ティグルは私の心の中に大きな居場所を持っています。そしてティグルをそばに迎えることができて、私は毎日とても嬉しいのです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年10月01日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)から、2022年のクリスマスケーキが登場。2022年10月3日(月)より、ピエール・エルメ・パリ 青山、他直営ブティックなどにて予約を開始する。“パリのイルミネーション”のような2022年クリスマスケーキ2022年のクリスマスコレクションは、20世紀初頭にパリに登場した最初のイルミネーションを思わせる、色彩豊かで華やかなクリスマスケーキを用意。“パリの街”を称えるコレクションとなっている。パリの街並みを描くデコレーションクリエーションにあたり、フランス人描画アーティストのオクターヴ・マルサルとコラボレーション。マルサル特有の繊細なタッチで描かれた建造物や街灯、橋などのデッサンをケーキの随所に散りばめた。19世紀半ば、パリの大改造を指揮したオスマン男爵が好んだというビル群のようなクリスマスケーキ「ビュッシュ トゥ パリ」をはじめ、多彩なケーキが揃う。建築のような「ビュッシュ トゥ パリ」青山ブティック限定で登場する「ビュッシュ トゥ パリ」は、パリの建築を表現したショコラのケーキ。ファサードの装飾など、細部に至るまで繊細に仕上げている。ビスキュイ・パンデピスやスパイス入りビスキュイ・ヴィエノワをベースに、天日塩を加えたカラメル風味のクリームをあしらい、サクサク食感のライスパフをプラス。ライスパフはカラメリゼし、ショコラコーティングを施すことで、食感だけでなく風味のコントラストも効かせている。バラの花びらを飾った「ビュッシュ イスパハン」ピエール・エルメ・パリを代表する「イスパハン」のクリスマスケーキ「ビュッシュ イスパハン」も要チェックだ。バラの花びらや、パリの街並みを描いたデコレーションが、特別感を演出する。ローズ風味のパウンドケーキに、ローズ香るクリーム、マカロンローズをあしらい、甘酸っぱいフランボワーズ、ライチの風味を合わせた華やかな味わいが魅力だ。赤い果実のドーム形ケーキやバニラ香る星形ケーキもこの他、オリーブオイル入りレモン風味ビスキュイにレモンフレーバーのクリーム、赤い果実のコンポートを加えたドーム形ケーキ「フロコン エラ」や、香り高いバニラ風味を楽しめる星形ケーキ「エトワール アンフィニマン ヴァニーユ」、表面にあしらわれたハートの装飾が目を引くミルクチョコレートとヘーゼルナッツのケーキ「プレジール シュクレ クール メレ」なども登場。ローズ風味クリームで仕立てた「ショートケーキ イスパハン」は、青山ブティック限定で販売される。【詳細】ピエール・エルメ・パリ クリスマスケーキ予約開始日:2022年10月3日(月)展開店舗:ピエール・エルメ・パリ 青山、他直営ブティック、オンラインブティック※商品により展開期間は異なる。※状況により、提供できない場合あり。・ビュッシュ イスパハン(縦17cm × 横9cm × 高さ8cm) 6,750円・フロコン エラ(直径14cm × 高さ10cm) 6,480円・エトワール アンフィニマン ヴァニーユ(横15cm × 高さ5cm) 6,480円・プレジール シュクレ クール メレ(直径12cm × 高さ4.5cm) 4,860円・ノマド エラ(縦19cm × 横7cm × 高さ6.5cm) 6,750円〈青山ブティック 限定ケーキ〉・ビュッシュ トゥ パリ(縦25cm × 横9cm × 高さ9cm) 17,280円・ショートケーキ イスパハン(直径 12cm×高さ7cm) 5,940円【問い合わせ先】ピエール・エルメ・パリ 青山住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 1・2FTEL:03-5485-7766
2022年09月29日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第63回目は白とグレーのハチワレのマカオ(Macao)さま。6歳の白とグレーのハチワレ女性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.63猫さまの話をもっと聞かせて!私たちは、パリの11区にあるクラシックなアパートに住んでいます。飼い主のベッドの足元で寝て、朝は飼い主と同時に起きます。それから、アパート中をパトロール!さまざまな場所を行き来します。まず、子ども部屋の窓、次に居間で鳩や他の鳥の踊りを観察します。それから机の隣の椅子、または机の上で寝るために邪魔なものを整理して、最後には段ボールの爪研ぎで朝のラウンドを終了します。食事は、獣医から購入したマグロのカリカリと魚のゼリー寄せが大好きです。貪欲で、かなり要求が厳しいと言われています。ごくたまに、新鮮な鮭やエビの小片もいただきます!魚介類には目がないのです。飼い主の朝食後、バターナイフをなめるのが大好きです。そして、日中は子ども用ベッドで寝て、寝室の二重窓から鳥を見て、夜は飼い主のベッドの脇で就寝します。新しい段ボール箱が到着すると、しばらくの間それをベッドとして使います!田舎で見つけた鳥の羽と、色とりどりの小さなネズミのぬいぐるみ、または椰子の葉の素材でできたラフィアで覆われた小さなネズミが、私が興奮するオモチャです。性格は控えめで、少し恥ずかしがり屋。お客さんが来ると隠れます。でも、お客さんが親切で愛情深く、すべてが落ち着き、問題の無い相手とわかった時点で、出てきて寄り添うようになります。飼い主が口笛を吹くと、特に田舎にいるときなどは、猛ダッシュで飼い主のところに会いに走ります。飼い主に話を聞きました。――猫さまを失ったばかりの時、家族全員が気を落としていました。すぐには新しい猫さまを養子にしたくはなかったのですが、時間が経つにつれて子どもたちには新しい猫さまの存在が必要だと感じました。友人から、再び猫さまを養子にするなら赤ちゃんのほうがいいと言われました。マカオは兄弟姉妹の最年少で、とてもかわいくて、恥ずかしがり屋でした。以前はヘリオスという名前の、美しい赤いぶち猫を飼っていました。マカオとヘリオスはお互いを知らなくても、彼らの間にはつながりがあったのではないかと考えています。家族にとってはマカオはヘリオスと同じスペースを占めています。マカオは家族の一員であり、私たちの小さな豹です!ヴィクトル・ユーゴーいわく「神は、人が家でトラをかわいがることができるように猫を発明しました」まさにこの言葉が頭の中をよぎりました。マカオが喉を鳴らして小さな足を組んで輪にしたとき。それは小さなハートのように見えます!2020年の最初のロックダウンの間、私たちは田舎にいることができて幸運でした。そして私たちはマカオと遊んだり庭を歩いたりして多くの時間を過ごしました。マカオが田舎でこれほど多くの時間を過ごし、庭のいたるところで私たちを追いかけたのはこれが初めてです。子どもたちや私たちの家族を見守っているようで、時には自分自身を人間だと信じているように見えます。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第62回目はオパール(Opale)さまとジャイス(Jaïs)さま。宝石から名付けられた2名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.62猫さまの話をもっと聞かせて!2歳の白い男性猫さまオパールさまと、1歳の黒白女性猫さまジャイスさまの物語。オパールさまはどんな猫さま?この家には、僕が先にやってきました。得意なことは、ネズミ狩りをすること!飼い主と森の中を何キロも散歩できます。普段は一日中外で遊んでいますが、時々戻ってきて、ジャイスと一緒に食事をしたり、飼い主に抱きしめられたり、遊んだりします。尿に結晶ができて問題があるので、ジャニスと違って特別な食事を食べています。ご飯の時は、おすわりも上手にできます。性格はとても穏やかだと言われています。見え方によって、ターコイズブルーがかった目がチャームポイントであり、自慢です。ジャイスさまはどんな猫さま?私たちが住んでいる家は二階建ての一軒家で、小さなテラス、庭、バルコニーがあります。私はやんちゃで、とても欲張り。飼い主が背中を向けたときに、目を盗んで泥棒になったりもします。でも、疲れているときには飼い主の足元に横たわるのが大好きです。まだ避妊手術とワクチン接種を受けていないので、家から出ることは許されていません。たまに飼い主の目が届く庭で日光浴をしています。お兄ちゃんのオパールが羨ましい。早く後を追いかけて森の散歩に行きたいです。オパールさまとジャイスさまの飼い主に話を聞きました。――2名の猫は家族の一員であり、私は彼らにたくさんの愛と注意を払わなければならない、小さな友だちだと思っています。彼らは私のことを、最も気を遣う人、決してあきらめない人、そして彼らを愛する人として見ていると思います。彼らは愛されている事を知っていますし、同時に、彼らは私をとても愛してくれています。オパールと私はどちらもてんびん座であり、性格が(衛生、歩行、非常に穏やかで平和である…)が少し似ていることに気づきました。2名の猫たちに宝石の名前を付けた理由を知りたいですか?幸運をもたらし、調和の代名詞であるホワイトオパールからオパールと名付けました。ジャニスは、貴石「ジャイス」を参考にしました(黒い琥珀と呼ばれる石で英語ではジェット)。喪に服しているときによく使われる保護の石であり、困難な時期に立ち向かい、孤独や鬱病を克服するのに役立つと言われています。また、事故や暴力的な死の危険に対して過去に使用された石でもあります。そんな名前を付けた猫たちは、私に静けさと喜びを毎日のようにもたらしてくれます。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月24日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第61回目はルスティン(Rustine)さま。大きな目がチャームポイントの2歳の女性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.61猫さまの話をもっと聞かせて!グレートラ柄の2歳の女性猫さま、ルスティンさま。私はアパルトマンに住んでいます。飼い主の友だちの紹介で生後1か月の時に引き取られました。当時、私はまだ乳離れしていなかったので母と一緒に暮らしていましたが、すぐにでも引き取りたいと申し出たそうです。すっかり私のことを気に入ったのですって。このアパルトマンに連れて来られてから飼い主とずーっと一緒です。とても居心地がいいですよ。彼女はセラピストの勉強をしているせいか、毎日私をよく観察しています。平均睡眠時間は1日15時間ぐらいでしょうか!よく寝る子と言われますが、すぐに電池が切れてしまうのです。起きている時はよく遊びます。高いところが大好きで、洗濯物干しに乗ることはとてもスリリングです。びっくりしているような目をしていますが、飼い主を見上げるときはいつもこんな感じです。――飼い主は初めてルスティンさまに会った時に、「絶対に私の猫さまになる運命だ」と思ったそうです。大きな目と模様にすっかり魅了されたと。遊び心があり、とても表現力が豊かで、膝の上にも乗ってくれるので、抱きしめて喜びを感じると言います。1番のエピソードはルスティンさまが初めてここにきた時、飼い主と一緒にベッドで一緒に寝た事!とても甘えん坊なルスティンさまは今日も飼い主とラブラブな生活を送っていることでしょう。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月18日■前回のあらすじ老人ホームに連れてこられた義父は怒りを露わにします。しかし住宅ローンの使い込みという弱みを突かれ、仕方なく見学に応じることに。施設を見ていると、ある入居者に突然「バカヤロー!」と怒鳴られ…。■突然の暴言に憤慨する義父■義父の態度が一変…!入所をあっさり承諾した義父に一同ビックリ!予定していたサービス付き高齢者向け住宅ではなく、優しい美人介護士さんのいる特別養護老人ホームに入ると言い出したのです。次回に続く「ヤバすぎる義父と絶縁した話」(全47話)は21時更新!
2022年09月17日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第60回目はセイクリッドバーマン種のオスロ(Oslo)さま。2歳のセイクリッドバーマンの男性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.60猫さまの話をもっと聞かせて!飼い主は、ブリーダーのウェブサイトで僕を見つけて、車で2時間かけて引き取りに行ったと聞いています。食事はバランスのとれたパテをいただいています。僕が飽きないように、さまざまなフレーバーの小さなカリカリを用意してくれています。家では椅子やキャットタワーの上に座るのが好きです。朝は飼い主が出かける準備でバスルームにいる時、決まって浴槽に横になって様子を眺めています。羽がついた釣り竿でよく遊んでいます。ちょっと恥ずかしがり屋なのですが、好奇心旺盛で遊び心はいつもありますよ。飼い主からのキスも大好きです。僕のことはミニスノーライオンのように見えると飼い主は言っています。――飼い主が初めて飼う猫さまがオスロさまでした。婚約者と一緒にアパートに住んで6か月くらいたった頃、お互いに動物が大好きだったので、小さな猫さまを飼うことにしたそうです。名前の由来は、初めて婚約者と行った最初の旅先であるノルウェーの首都からとりました。婚約者の誕生日に合わせたサプライズ旅行で、そんな思い出を込めてオスロと名付けたとのことです。仕事から帰ったらオスロさまがドアの後ろで待っていた時や、昼寝をするために喉を鳴らしてやってくる時は、最高の幸せを感じると言います。飼い主のことが大好きなオスロさまは、今日も浴槽から始まる日常を楽しんでいるに違いありません。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月17日■前回のあらすじ義父からの借金の申し出を拒絶した美月。その後、義父の家は競売にかけられ、義父も家を追い出されることに…。しかし、行き場のなくなった義父は住む場所を求めて、美月の家を訪れるのでした。■義姉に助けを求めると…■たどり着いた場所は…!義姉が連れて来たのはなんと老人ホーム!!!果たして義父の運命は...!?次回に続く「ヤバすぎる義父と絶縁した話」(全47話)は21時更新!
2022年09月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第59回目はピシ(Pichi)さま。11歳の女性猫さまの夏物語【フレンチ猫さま】vol.59猫さまの話をもっと聞かせて!飼い主を驚かせたかった友人によって、私はサボイの山で保護され、連れて来られました。生後2か月の私は、毛玉でできた小さなボールのようだったと聞いています。飼い主は一瞬にして、そんな私を家族として迎え入れてくれました。毎年夏には、フランス南部の静かな山々に2か月間旅行をします。電車や車、飛行機移動中でも絶対に眠りません。目的地に到着するのを待ち侘びているからです。いつもはパリで生活していますが、自然の多い田舎はリフレッシュできます。でもちょっと暑すぎ!実は私、雪と寒さが大好きなんです。性格は強く、押し付けられるのが苦手です。ブラッシングが大好きで、かくれんぼも好きですが、幸せでなければ噛みつく凶暴性も持っています。お喋りで犬のように振る舞います。飼い主が口笛を吹くとすぐ反応します。ボールを投げてもらうと、投げた人の足に戻す特技を持っています。お手はしませんが、おすわりは上手です。外では信号の前で動いてはいけないことを知っています。――ピシさまは1歳の時、テラスから転落し入院しました。その時、飼い主は妊娠中で、ストレスで子宮収縮を起こし産院へ行き、その夜に長男を出産しました。そんな中でもピシさまの事を心配していたそうです。感動的な日がやってきました。生まれたての息子と一緒に家に戻ってきたと同時に、ピシさまも動物病院から戻ってきたんです。その時のことは忘れられない、喜びと感謝でいっぱいになったと言っていました。この夏も田舎で思い切り家族と一緒に過ごせたようです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月11日フランス在住のカメラマン、松永学さんによるフランスの猫さま紹介!第58回目はタマ(Tama)さま。リードなしでお散歩できる男性猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.58猫さまの話をもっと聞かせて!14歳の男性猫さまのタマさまはリード無しでお散歩ができます。1年前にパリ郊外の小さな家に引っ越してきました。2階建てで、リビング、キッチンのあるベランダが地下にあり、大きな寝室が上の階にあります。小さいけど庭もついています。僕はテニスコートの近くに捨てられてからすぐに発見され、飼い主が私を引き取りました。僕の得意技はリードなしで田舎道を散歩できることです。道行く人がみんなビックリしますよ。狩りが上手で、野ネズミや小鳥を捕まえて持ち帰ります。社交的で近所で工事があると見に行くので、みんなからは現場監督と呼ばれてます。昨年、膵臓炎で2日間入院して以来、消化の良いフードに変えてもらいました。自動給餌機は日に3回ドライフードが落ちてきます。量も時間も設定できて今は体調も良くなりました。夏は庭のバラの下の涼しいところが定位置です。僕のモチーフでオーダーメードで作家さんに頼んで作ってもらったブローチや、台所にはアーティストに描いてもらった私のポートレートなど、家の中に思い出になる物をたくさん置いています。愛情をたっぷり注いでくれる飼い主と一緒にいてとても幸せな毎日です。――飼い主は留守がちの仕事ゆえ、動物は飼いたくはありませんでした。でも、あまりに可愛い存在にノックダウンされたようです。エピソードはたくさんあるそうですが、特に驚いたことは、タマさまが捕まえてきた小鳥を床に置いた飼い主のバッグに一生懸命入れようとしていた事。クリスマスにネズミがスリッパに入っていたことも。気持ちは嬉しいのですがちょっと困ってしまったと言います。不在の間にタマさまが家に自由に出入りする扉をつけたのですが、知らない間に外から5匹の猫さまが家にいた時は仰天したと。それ以来、タマさまの登録体内チップで作動する扉に変えてタマさましか通れない門にしたそうです。タマさまは幸せに生きるのに必要なものは、すぐ近くにあるということを教えてくる、と飼い主は言います。物欲ではなく純粋に生きていく方法を教えてくれている、と。長生きして飼い主と幸せな毎日が続きますように!取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年09月10日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるパリのイケメンスナップ。今回はパリを訪れた人たちも含め、イケメン男性たちにインタビューをしました。パリで出会ったイケメン男性にインタビュー観光客で賑わい始めたパリ。朝晩少し秋めいてきましたが、まだまだTシャツでも大丈夫!パリを旅行中の人を含め、イケメン男性に話を聞きました。レオン26歳医療関係勤務-フランスが大好きな レオンは、この夏スポーツトレーナーとして南仏のモンペリエで働きました。僕はドイツのフライブルクで生まれ育ちました。フランスやスイスの国境に近い街なので、ドイツ国内よりフランスのほうが身近に感じて生活してきました。フランスのアルザス地方にある有名なコルマールは、本当に目と鼻の先なんですよ。そんな訳で、この夏休みは南フランスのモンペリエで仕事をしてきました。昔からフットボールをやっていて体力もありますし、今は医療関係で働いているので、海水浴場での救命や、スポーツトレーナーとしてこの夏を過ごしました。ドイツの夏休みは長いので、フランスに長期滞在しましたが、これからドイツに帰ります。来年の夏も同じように来れたらいいなと思っています。女性のタイプは女優から一人選ぶとしたらエマ・ワトソン!とても綺麗だし知性的。そして彼女の笑顔に魅了され続けています。クリスチャン26歳ビル建設会社勤務-綺麗な彼女連れのクリスチャンは理想の女性像は語りません。僕はニューヨーカーです。普段の仕事はヘルメットをかぶって現場に行っています。技術者ではなく、工事の進行チェックなどをしています。ご存知の通りNYはビルだらけでメンテナンスを含めて仕事が山積みで、忙しい毎日です。遅めの夏休みは念願のフランスに彼女と行くと決めていました。合計3週間の滞在ですが、まずは1週間コルシカ島に行って太陽の光をたくさん浴びてきました。その後2週間のパリですが見どころがたくさんあって全然時間が足りません。今、ひと休みでチュイルリー公園にやってきました。素晴らしいですね!セントラルパークもニューヨーカーにとっては自慢の場所ですが、パリのかたはここを同じように自慢されるのだと思います。それとU.S.自慢をもうひとつ。ベースボールが盛んで、ヤンキースは歴史があるチームで存在自体が誇らしいのです。僕もずっとベースボールをしていて、ポジションはピッチャーでした。メジャーリーグベースボールは日本人選手が活躍しているし、NYには美味しい日本食店も多いし、日本を身近に感じています。次の旅行は、彼女と日本に行きたいねと話していました。もちろん日本でも球場通いしてみたいなと。そんなわがままを聞いてくれる彼女にゾッコンなんです。ロバン26歳モデル-ロバンはモデルの仕事以外で、ヴィンテージショップを任されています。僕は、いつもはヴィンテージショップで働き、ファッションウィーク中はモデルとして活躍しています。仲間とはオルタナティブ・ヒップホップ系の活動も少ししています。洋服が大好きです!日本のものもいいですよね。特にコムデギャルソンはいつも注目しています。まだ日本には行ったことがないですが、長めに滞在してモデルと音楽活動したいと思っています。実はこの世で一番好きな食べ物は?と聞かれたらうどんと答えるぐらい好きなんです。この夏休みは、家族が住むラ・ロッシェルという大西洋の海の町に2週滞在しました。普段会えない親戚が代わるがわる会いにきてくれて、いい時間を過ごせました。パリで出没する界隈は決まって10区周辺、特にサンマルタン運河界隈が好きでしょっちゅう行きます。好きなタイプの女性はジョルジャ・スミス!彼女は容姿も歌声も完璧です!スベン36歳薬剤師-遅い夏休みでパリに来たスベンはたった4日間の滞在です。僕はドイツ人で、車のポルシェの故郷であるシュトゥットガルト出身です。生まれた時からそこで生活しています。今は薬剤師として医療関係で働いています。パリまで電車で4時間もかからないで来られるのですが、街並みが全然違っていていい気分転換になりました。たった4日間の滞在ですが、これからは週末旅行に度々来てみたくなるぐらい好きになりました。日本食も大好きでハンブルグで食べたお寿司は美味しかったです。でもドイツも広くてシュトゥットガルトからハンブルグ間は、パリに行くより時間がかかるのです。パリで美味しいお寿司食べられるところはありますか?女性は、音楽の趣味が同じで、笑いを絶やさない人がいいですね。好きな音楽のジャンルはヒップホップ系!容姿はセレーナ・ゴメス風なら最高ですね。マルク37歳車部品サプライヤー勤務-スベンと幼馴染のマルクはエンジニアとして働いています。僕はパリ滞在中でもジョギングを毎日しています。幼馴染のマルクは、僕とは体型も違ってちょっと軟弱でしょう(笑)。今日も彼を待たせて一走りしてきたところです。小さい頃からフットボールをやっていたので、職場でも休憩時間はボールに触れています。ドイツ代表のプレイヤーのヨシュア・キミッヒが大好きで、彼が出る試合は必ずテレビで観戦します。地元に来るときは敵陣営ながらも応援してしまうので周りからは顰蹙を買っていますけど(笑)。女性についての質問は難しいですね。ひと言で言うならカリスマ性のある人です。具体的な有名人の名前は書かないでおいてください。テオ24歳 原子力エネルギーエンジニア-マルセイユから就職でパリに引っ越してきたばかりのテオはパリのことは全然知りません。僕は南仏のマルセイユ出身で、パリに来てまだ1か月も経っていません。学校はマルセイユで終了して、希望の働き口がパリにあったので、この秋から会社で働くことになりました。そんな訳でパリのことは何も知らずに時間が過ぎてしまいました。今日はマレ地区で、洋服のヴィンテージショップを視察しています。マルセイユ人としては海がないのとパリではまだ友達がいないのでちょっと悲しいですが、時間が空いたらTGVですぐ戻れるので、しばらくは毎週末帰省するかもしれません。体格がいいので、よく人からはスポーツ何をしているのかと聞かれますが、何もしてないのです。でもマルセイユでは海で泳ぐことがスポーツというより日常でした。タイプの女性はエネルギッシュで、よく笑い、話好きの人が希望です。女優のアナ・デ・アルマスはいつもチャーミングで、こんな人なら一緒にいて楽しいかなと思います。写真、文・松永学写真、文・松永学
2022年09月10日