比較的、閉鎖的な空間であること。そして、まだ精神的に未成熟な子供が集まることから、学校でのいじめは尽きません。悪口や暴力、無視といった嫌がらせによって、被害者の心をむしばむ、いじめ行為。被害者が負った心の傷は、不登校や精神的な病気につながり、最悪の場合は命を奪います。思春期のつらい記憶は、深く心に刻まれてしまうもの。長い年月を経て大人になっても、当時負った傷が癒えない人も多いことでしょう。ダレノガレ明美、高校時代の『いじめ被害』に本音明かすタレントのダレノガレ明美さんも、いじめ被害者の1人。高校時代にいじめのターゲットにされてしまい、つらい日々を送っていたことがあったといいます。2023年8月19日、ダレノガレさんは、思い出したくない当時の被害について触れた上で、現在の考えをSNSアカウントに投稿。33歳になった今、1人のいじめ被害者として、このように想いを明かしました。高校時代、本当に悪質ないじめにあっていて辛かった。ごはんも地下の先生が使うトイレで食べてた事もあるし、変な噂もたくさん流されたし、たくさん物も無くなって校内のゴミ箱も探し回った!きっといじめた側は忘れてるだろうし、親になって自分の子供がいじめられたら凄い怒るんだろうな!って思ってる!その時のいじめを乗り越えられたから今、少し強くなった自分がいるから感謝はしてるよ!でも、来世では絶対同じ学校になりたくないです@The_Darenogareーより引用当時はきっと、たくさんの怒りや悲しみを覚えたはず。しかし、年月を経て「いじめを乗り越えたからこそ、強くなれた」と前向きにとらえられるようになったといいます。とはいえ、ダレノガレさんは決していじめ行為を許しているわけではありません。同時に「来世では絶対、加害者と同じ学校に通いたくない」とつづり、怒りをにじませました。1人の被害者としてつづった意見に、いじめ被害の経験者からは共感する声が寄せられています。・本当にそれ。やられたほうは、忘れたくても一生忘れられない。・つらかったでしょうね…。前向きに受け取れるようになって、すごいです。・自分も被害者なので、ダレノガレさんの気持ちが本当に分かる。加害者は忘れているんだろうな。動物保護活動に精を出すほか、芸能人への誹謗中傷行為に怒りの声を上げるなど、世の中のあらゆる加害行為に苦言を呈している、ダレノガレさん。きっと、過去につらい思いをした経験があり、痛みを知っているからこそ、苦しむ相手の心に寄り添うようになったのでしょう。人の『強さ』とは、他者をいじめる暴力ではなく、勇気を持って命を救う行動を指すのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年08月19日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ誤解が解けて、抱き合うウミとマコち。お互いにシオが怪しいと意見が一致するが、まずは“なりすましの事実”を周囲に伝えることにする。一方のシオは、自分が犯人だとバレることはないと思っているようで…。「所詮他人事」中学生にはつらすぎる言葉です…。たぶんこれは、ウミにとっての試練なのですね。この連載を始めてから、「私もなりすましされました」「昔友達と似たようなトラブルがありました」といったコメントを多くいただくようになりました。もちろんトラブルなんてないに越したことはない、心は平和であるべきなのですが、それでもつらい経験をしたからこそ持てる強さや優しさ、人の痛みを分かってあげられる深さがその人には必ず生まれると思います。つらい経験が早ければ早いほど痛みは大きいのだろうけど、あなたのその経験は必ずその先の糧となるはずと私は信じています。(私は結構挫折とかつらい体験をいい年齢になるまで免れてきてしまったので、今思うとすごくひどい発言をしてきてしまったなあと思うことばかりです…)さて、ウミは何やらハルくんの話題には触れてほしくない雰囲気で…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月18日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじウミのSNSはなりすましだと訴えても、クラスメイトに信じてもらえなかった、と打ち明けるマコち。一方で、「本当にウミだったらどうしよう」と不安で、ウミ本人には確認ができなかったといい…。「楽しいから」それだけの理由でこんなことするなんて…。やられた方は想像以上のダメージを受けるのに、やった方は「ちょっとからかっただけ」そんな感覚なのかもしれません。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月17日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじウミは意を決してマコちに話しかけるが、やはり避けられてしまう。それでもウミが「私はマコちを信じてる! 私から離れて行かないで」と必死で声をかけ続けると、マコちが涙を流しながら振り向いて…。なりすましの投稿がマコちのコンプレックスと相まって、絶妙に疑わしい内容になってたのですね…。マコちも、「絶対ウミじゃない!」「でももしもウミだったら…」の間を行ったり来たりしていたのだと思います。人の心をもてあそぶなりすましは許せません…!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月16日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ母はSNSなりすまし対策を徹底的に調査。相手に警告DMを送ることも考えたが、逆効果だと判断する。とにかく証拠が大事だと知った母は、友人にもスクショの保存など協力してもらうようウミに伝え、学校へと送り出して…。勇気を出してマコちに伝えたウミ。お母さんが「頑張れ」「負けるな」って言ってくれると、学校でも頑張れますよね…!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月15日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじSNSのなりすましについて母は「学校に相談してもいいか」とウミに尋ねる。しかしウミは「大事になる前にマコちと2人で話したい」と言い…。母は「傷つくことがあれば戻ってきなさい」と優しくウミの背中を押したのでした。インターネットは消されてしまったら証拠がなくなってしまうので、とにかくいち早くスクショしておくことが鉄則のようです。犯人へのコンタクトは、プラスに働くこともありますが、基本はマイナスのことが多いようで、調べた限りはやめて泳がせておくほうが良いようでした(もしも処罰を視野に入れている場合、アカウント自体消されたら追及できなくなっちゃいますしね…)。さてウミは、マコちやみんなの誤解を解くことはできるのでしょうか…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月14日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじなりすましの事実を知り、ウミを抱きしめる母。彼氏と別れることになったのもそれが原因なのではと疑うが、ウミは「普通にフラれただけ」だという。そして母は、娘を傷つけた相手を許さないと覚悟を決めて…。次回と今回は、ひと続きのお話です。今回の話だけを見ると「かーちゃん結局娘に任せてなんもせーへんやん!」となるかもしれませんが、こちらは娘に見せる顔。実は、かーちゃん、夜なべで…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月13日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ一度にいろいろなことが起こりすぎて、頭が混乱しているウミ。マコちに電話も繋がらず、どうしていいかわからず泣き崩れていた。それに気づいた母親が声をかけると、ついに「SNSなりすましされた」と打ち明けて…。子どもを傷つけられたお母さんは、怒らせたら怖いのです…!!!!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月12日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじSNSなりすましの犯人ではないかと疑われたマコちは、動揺した様子で「ウミもそう思ってるの?」とつぶやき、その場を去ってしまう。追いかけようとするウミだったが、「騙されないで」とシオに引き止められて…。ついにお母さんに助けを求めたウミ。これで、やっと1話目に繋がりました! さあ、少しずつ風向きが変わるぞ…!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月11日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ「マコちが犯人なのでは?」という疑惑が浮かび、本人に直接確認してみることに。ウミがマコちに「このSNSは私じゃない」と訴えた後、シオが「犯人はマコちなのでは?」と単刀直入に質問すると…。つらい展開が続いてすみません。窮地に達したウミ、次回ついに…!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月10日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ問題を早急に解決するには、犯人を割り出すことが大事だというシオは、「今回の件で得した人が怪しい」と“マコチの自作自演説”を主張する。マコちを信じたいウミだったが、最近のマコちの行動が怪しく思えて…。なんでそんなことを…!ちょっと、黙っててほしいですよね…。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月09日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ“ウミのアカウント”だというSNSを見せられ、「これは私じゃない!」と泣き崩れるウミ。「早く誤解を解かなきゃ」と慌てて走り出そうとするウミだったが、シオが「こういう時こそ、頭を使おう」とそれを引き止めて…。シオ軍師の策略…。感じていた違和感がひとつひとつ繋がったように思えるけど、ウミ、惑わされないで…!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月08日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ思い切って、クラスメイトたちに「最近みんなが冷たい気がする」と声をかけたウミ。すると、ウミが投稿したSNSが原因だと言われ、実際の画面を見せられる。そこには、マコちの悪口が書かれていて…。 シオちゃん、前世は軍師だったのでしょうか…?さぁ、戦の始まりです!!次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月07日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじマコちがクラスメイトと仲良くなり、気づけば一人になっていたウミ。寂しく思っていると、どこからか「薄情女」と陰口が聞こえてくる。さらに、チラッと見えたマコちのスマホに、SNSのアイコンがあった気がして…。ついに、本人がSNSアカウントの存在を知ることに!!しかも、犯人の目の前で…。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月06日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじクラスメイトから「ウミが悪口を言ってる」と言われ、マコちはウミのSNSを確認する。内容を読んだマコちは「ウミはこんなこと言わない」と言い切るが、直接、ウミに真実を聞くことはできなくて…。すれ違いがどんどん加速していきます…。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月05日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじウミのいないところで、マコちに「ウミともう一緒にいないほうがいいと思う」と伝えるクラスメイトたち。疑問に思うマコちに、数日前からウミがSNSを始めたと伝え、「マコちの悪口を言ってる」とスマホを見せて…。この辺のくだりは、女子あるあるですかね。信じてる! でも…。マコちは何を思うのでしょうか。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月04日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ帰宅してからも涙が止まらないウミだが、母親には恥ずかしくて何も言えないと塞ぎ込んでしまう。そして翌日、クラスメイトたちがウミを見ながらヒソヒソ内緒話。さらに、彼女たちがマコちを連れ去って…。これはタブーのやつ、ですよね…。ウミのアカウントと思われるストーリーズを見たマコちは、どんな反応をするのでしょうか。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月03日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじハルから別れを告げられたウミは、ハルと付き合い始めた当初を思い出して涙を流す。その頃、ウミのSNSなりすましをしていたクラスメイトのシオは、「すぐに終わっちゃってつまんない」と笑みを浮かべていた。お母さんも、なんとなく彼と別れてしまったのかなと気づいているのですが、どこまで踏み込んでいいか悩ましいようです。さて、嫌な予感はまだまだ続きそうで…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月02日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ両親のいない家でウミを押し倒すも、何もせずに「ごめん、俺たち合わないのかも」と涙を流すハル。実は、ハルはウミから「めちゃくちゃにされたい」などとSNSでメッセージを受け取っていて…。わかってはいたけれど…。やはり、クラスメイトが犯人だったようで…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年08月01日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ初めてのキス以来、帰り道にハルから毎回キスされるようになったウミ。ある休日、両親がいないからとハルの家に誘われたウミは、「俺と本当にしたいの?」と聞かれ、「いつものキスのことだよね?」と思うが…。ハルくん戸惑いつつも、背伸びして応えるのに必死だったんですね…。人の心をもて遊ぶなんて、絶対しちゃいけないことです。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月31日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじマコから「昨日帰りに何かあった?」と聞かれ、「なんもないよ」と答えながらも動揺を隠せないウミ。すると、恋バナの匂いを嗅ぎつけたクラスメイトたちが集まり、ウミとハルに進展があったのでは? と大盛りあがりで…。まさか…。これは嫌な予感しかしないぞ…?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月30日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ学校の帰り道、突然ハルから初めてキスされたウミ。照れながら解散した2人だったが、その後ハルは、スマホでウミのSNSを見返していた。そこには、「私ハルくんとキスしたい」と書かれていて…。恋バナに興味はあるけれど、圧倒的経験値不足で本格的な話になるとついていけないマコちで…。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月29日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじハルのもとに、SNSをやらないと言っていたウミからSNSのフォロバ申請が届く。そして翌日、いつも通り2人で帰り道を歩いていると、別れ際に突然、ハルがウミの腕をグッと掴んで…。ハルの大胆行動の理由は、ウミからのお願いによるものだった…!?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月28日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじクラスの友達からSNSをやろうと誘われ、仲良しのマコと共に「禁止されているから」と断ったウミ。その後、彼氏・ハルとの約束に向かうが、そんなウミの姿を怪しげに見ているクラスメイトがいて…。ハ…ハルくんどうした!?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月27日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。■前回のあらすじ中学入学時にスマホを持ち始め、中2になった娘のウミ。「SNSはやらない」とルールを決めていたが、彼氏ができてしばらくすると、ウミの表情が次第に曇っていく。どうやらSNSのなりすまし被害に遭ってしまったようで…。ちなみに、中学生がSNSをやったらいかん、みたいな話ではないです。今回は「やらないと公言していたことで…?」ということが、少し味噌になってきます。さて、さっそく最後の彼女、なにやら怪しい雰囲気ですね…。まさか…この子…!?次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月26日このお話は、作者ますまゆさんに寄せられたエピソードをもとに創作漫画化しています。悲しい思いをしてしまった被害者のお子さんとご家族が、これから少しでも心穏やかに過ごしていけますように、心を込めて描かせていただきます。次回に続く「娘がSNSなりすましされました」(全66話)は22時更新!
2023年07月25日チーム内に存在するヒエラルキー。みんなレベル差はないのに、同じミスでも優しく言い返せない息子だけチームメイトに怒られる。コーチからも息子のせいにされた。サッカー経験者の父から見ると息子の方が周りよりセンスもあるし基礎技術も高いのに、日に日に自信をなくしている息子が不憫。他の親は、自分の子がターゲットにならないので何も言わない。6年生だけど無理やりでも辞めさせるべき?とのご相談。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見やご自身の体験をもとに、悩めるお父さんにアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子に意地悪する子に注意したらコーチに叱られた、わが子をいじめる子に親が問いただすのはダメなのか問題<サッカーパパからのご相談>小学6年生の息子は町のサッカークラブに所属しています。チームはそこまで強くないのですが、最後の大会になりチーム内のヒエラルキーが強くなり、真面目で優しく言い返せない息子はチームメイトにいつも怒られています。長年サッカーを経験してきた私からすると、みんな対してレベルの差はなく、基本技術はむしろ息子の方がうまかったりします。ですが、同じようなミスを犯しても息子ばかりチームメイトに怒られ、挙げ句の果てにコーチまでも息子のせいにます。「いつ辞めても良いよ」と伝えていますが、悔しいから続けると健気に言っています。しかし、練習や試合では日に日に自信をなくして、ゴルフでのイップスのように簡単なキックもミスしてしまい、状況は悪化してきているように思えます。無理にでも辞めさせたい気持ちと、コーチに話をすべきか、相手の親に話すべきか悩んでます。親から見ても息子は良いセンスを持っていてサッカーも好きなのに、かわいそうでなりません。私の経験のもとに息子が決してみんなより劣っていないことを伝えても信じてもらえず、「俺なんか下手だから」と、周りに言われるのは仕方がないと無理やり納得している様子です。他の親も、自分の子がターゲットにならないのでいじめられ役がいてラッキーぐらいにしか思っていないみたいです。無理やり辞めさせた方が良いのでしょうか? なまじ我慢強いため心配です。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。ご相談メールの説明だけなので、どこまで踏み込んでお話すればいいのか迷いますが、私の個人的な見解としてお聞きください。最後にお書きになった「無理やり辞めさせた方が良いのでしょうか?」が相談文で唯一の質問なので、まず最初にそれに対してお答えします。■小6なら自分で様々な判断がつく年齢、最終的には本人に決めさせよう結論から言えば、暴力指導や精神を病むような苛烈なパワーハラスメントがない限り、親が無理やり辞めさせてはいけません。最終的には本人に決めさせてください。ただし小学6年生といえば、自分でさまざまな判断がつく年齢です。身を置くサッカー環境が自分にとって良いものかどうか。そこに向き合う手助けをしてあげてください。例えば、以下のように話してはどうでしょうか。「サッカーをしていて楽しいかな?」と尋ねてあげてください。楽しく前向きにサッカーができる状況でなければ、上達もしません。息子さんに「いつ辞めてもいいよ」と声掛けしているのは良いことですが、彼の気持ちや考えをさらにじっくり聞いてあげましょう。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■息子さんの自己肯定感の低さは問題親子ともに価値観の転換が必要かもそのうえで、お父さんはどう思うのか意見を伝えてください。ご相談文を読むと、息子さんがチームメイトから怒られているけれど「息子のほうがうまかったりする」とあります。加えて「息子は良いセンスを持っていてサッカーも好きなのに、かわいそう」とも書かれています。しかし、うまくなかったり、センスがなければ仲間を怒っていいわけではありません。そう考えると「俺なんか下手だから」「周りに言われるのは仕方がない」と話す息子さんの自己肯定感の低さが、私はとても気になります。息子さんがそういったとき、お父さんは「そんなことはないよ。おまえは長年サッカーを経験してきたパパからすると、みんな大してレベルの差はなく、基本技術はむしろおまえのほうがうまいよ」と言って励ましているのではないでしょうか。もし間違っていたらごめんなさい。ただ、この分脈でいくと、そんなふうにお父さんが答えている姿が目に浮かぶのです。もしそうであれば、父子ともに、価値観の転換が必要と考えます。■このようなとき、親が絶対にやってはいけないこと「俺なんか下手だから」子どもにそう言われたら、以下のような要素の話をしたほうがいいと思います。「上手い下手は関係ないよ。ミスは誰だってするだろう。サッカーはミスするスポーツだよ。みんなで助け合ってプレーするのがサッカーだろう」と。ぜひ視点を変えてください。次に、絶対やってはいけないことを伝えます。それは、息子さんに文句を言うチームメイトの親にお父さんが話をすることです。相手の「親に話すべきか」とありますが、話すべきではありません。言ってみれば、子どものいさかいです。しかも、サッカーというスポーツの場に起きていることです。息子さんに自分の力で解決するにはどうすればいいかな?と尋ねて、考えさせてください。そこで彼が「我慢するしかない」と言えば、そこでお父さんの意見を言ってください。スポーツマンシップに欠けているのは仲間なのだとコーチに自分で訴えることもできるはずです。■中学、高校になっても子どもの困難に親が対応するのか(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)加えて、息子さんに「かわいそう」と同情するのは一瞬にしてください。親からすれば、大事なわが子がそんなふうに傷つけられているさまを見るのは辛いことでしょう。が「かわいそう」だけでは、息子さんの成長につながりません。今後、中学生、高校生になって、大人になる段階で大なり小なりさまざまな困難が待ち受けています。かわいそうだからと、親がその都度わが子を傷つけているかもしれないと、それを正すよう他者に申し入れをし続けますか?この連載でも何度か書いていますが、親は何かに悩んでいる子どもに「それは辛いね」「嫌だね」と共感してあげるべきです。ただ、共感しても、子どもに「同化」してはいけません。親が子どもと同じだけ傷つき、右往左往してしまうと、子どもはその苦難を糧に成長できません。■仲間に反論したい気持ちがあるなら親がリミッターを外してあげてご相談分の最後に「なまじ我慢強いため心配です」とあります。ここについても、ぜひ見方を変えてください。この分脈で言うと、息子さんの「我慢強さ」は理不尽なことに対する「耐性」ではないでしょうか。考えることをやめている。諦めているのではないか――そうとらえられないでしょうか。それは、息子さんのやさしい性格によるものなのかもしれません。それによって、自分の感情や主張を表に出せない、言語化できないのかもしれません。文句を言われたら言い返したい。でも、下手のくせにと言われるかもしれない。下手なやつは文句を言ってはいけない――そう考えているのかもしれません。そのあたりの話を聞いてあげてください。話を聞いた結果そうであれば、そのリミッターを外すよう働きかけましょう。それは、自信を持て、とか、おまえは下手じゃないとかではなく、前述したように「サッカーはミスするスポーツだよ。みんなで助け合ってプレーするのがサッカーだと思わないか?」と問いかけてください。それでも、状況が変わらなければ、息子さんに「コーチに一緒に話してみるか?」と聞いてみてください。夏休みを超えれば、あっという間に中学生。次のチームになります。そこまで今のチームで楽しくサッカーができるのかどうか。何よりも楽しくサッカーができる環境が一番ではないかということを、息子さんに考えてもらいましょう。サッカーが楽しい。ジュニア期はそれこそが、一番の価値だと私は思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年07月19日楽しく学校に通っていたはずの娘が、泣きながら帰ってきた…。理由を聞くと、「別のクラスの子に嫌がらせの手紙を渡した」ため先生に叱られたとのだと言います。しかし、娘はそんな手紙を渡しておらず、相手の子の顔すら知らないと言うのです。娘がイジメ!? しかし本人は思い当たることがないと言う…担任に電話をかけたミヨの母。しかし担任はずっと電話中。折り返し電話してほしいと伝言したものの、かかってきたときは夜になっていました。しかたなくサヤの母も交えて話し合いをすることに。話し合いの席での違和感自分はやっていないと主張するミヨの話を聞かず、一方的に怒鳴りつけるサヤの母。その隣で不気味な笑顔を浮かべるサヤ。しかもなぜか学年主任まで一方的にミヨがやったと決めつけるのです…。こちらはマルコさんに寄せられたエピソードをもとに2023年2月1日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。「同じ体験をした」読者多数!まったく身に覚えのない言いがかりをつけてきたサヤを無条件に信じ、ミヨを責め立てるサヤの母。子どもを相手に威圧的な態度をとるのはいかがなものなのか…。「本当にこんな人いるの?」と疑いたくもなりますが…読者からは驚くほどに同様の体験談が多数寄せられていました。・まさに自分の娘が同じ状況です。しかも、相手の子は自分が嘘をついてしまったと謝罪したのに、親が無理やり謝らさせられたと激怒。下校時に親子で娘に対し「アイツは嘘つき」と指さして大声で言われたと。わが子だけ守りたいという考えは言い換えれば他の子はどうでもいいってこと。本当に怖いです。・去年、本当にいわれのない罪で同様のトラブルに巻き込まれました。もう世の中、言ったもん勝ち。 声の大きいもん勝ち。止めましょうよ。事実を確認して対処していただけないものでしょうか。事実誤認だったにも関わらず相手は誤りもしない。なぁなぁ対処はどちらが被害者かわからないです。・この話と同様、モンペ親子といじめ問題で学校を挟んで協議中です。相手の親は「自分の娘の交友関係にひびが入るから」という理由で、学校からクラスメイトへ聞き取りをしないように言い、また「自分の子どもは聞こうとしても泣きじゃくって事実関係はこれ以上聞けない。学校側は事実関係を明らかにするより、再発防止に取り組むべきだ」と自分の子どもを棚にあげて話をうやむやにしようとします。・私も以前同じような状況になり、同級生の母親から追い込まれました。 私の場合は以前にも他の親子が同じ状況に追い込まれ、相手がモンペ確定だったので、スルーして事なきを得ましたが。 どこにでもいるのですね。どちらが本当のことを言ってるかわからない、明確な証拠がなく記憶もあいまいな子ども同士のトラブル…いったいどう対処すればいいのでしょう!?・自分がしたことなら謝るのは当然だけど、やってもいないことに対して謝る必要なんてどこにもないということをお子さんに言って聞かせましょう。・校長、教頭、教育委員会を含めて話し合いをやり直すのが最善策。謝ったら絶対だめ。・やっていないなら、相手が何と言おうとやっていないと言うこと。自分がやっていないことに対して謝ってはいけない、というアドバイスが寄せられていました。多数の体験談が集まった、子どもの言いがかりからモンスターペアレントが出てきて話がこじれる厄介なトラブル。当事者の親同士の戦いになっては本末転倒。子どもたちがそれから先、傷つかないよう、納得のいく結果になるような結末になってほしいものです。▼漫画「ウチの子は絶対に悪くないんです」
2023年07月05日本来楽しいはずの学校生活も、いじめに遭ってしまったら台無しですよね。今回は、『いじめっ子を見返した話』を2選、ご紹介します。学校イチのマドンナは…主人公は学校イチのマドンナで、毎日告白が耐えません。そんな主人公を妬み、いじめを繰り返しているプリ美。ある日、主人公が気になる男子、家守くんと委員会の仕事をしているのを見られてしまい、いじめはヒートアップします。教室に入ると、黒板に…出典:進撃のミカ黒板には根拠のない誹謗中傷。そのうえプリ美は主人公を悪者にするための演技まではじめます。絶体絶命化と思われた状況でしたが、教室に来たのは家守くん。彼の証言によりプリ美の本性が暴かれ、主人公と交際を開始するのでした。イラスト:進撃のミカ※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。いじめられた小学校時代主人公は小学校の頃、上履きを隠されるなどの嫌がらせに遭っていました。両親に相談するも「いじめられる方にも問題がある」と言われてしまい、卒業するまでいじめは続きます。やっと卒業!と思ったのに…出典:Grapps卒業していじめっ子と離れられると思ったのもつかの間。塾でいじめっ子と再会してしまいます。しかしクラス分けの結果、いじめっ子はとてもレベルの低いクラスに!見返した気持ちになり、喜んだ主人公でした。
2023年06月29日皆さんは誰かを見返せて嬉しかった経験はありますか?今回は「いじめっ子を見返した話」と読者の感想を紹介します!いじめの中心人物主人公は小学校のときにいじめを受けていました。中心人物だったいじめっ子のことを親に相談しますが、取り合ってもらえません。4年生から卒業までいじめを耐え抜き、卒業のときはいじめっ子と別の学校に進学することを喜んだのでした。いじめっ子と再会平和な中学校生活を送る中、塾でいじめっ子と再会してしまいます。接点はないまま受験の年になると、塾のクラスが学力順になりました。主人公は塾の中でトップ5に入るレベルの中、いじめっ子は低いクラスおり、主人公は見返した気持ちになり喜んだのでした。出典:Grapps読者の感想主人公の努力が報われてよかったと思いました。小学生のころは学力に差がなかったのかもしれませんが、たった数年でここまで違ってくるのかと思うと勉強ってちゃんとやっておくべきなんだなと思いました。(46歳/家業手伝い)読んでいてスカッとしました。いじめている方はいじめていたことを何とも思っていないのが腹が立ちますよね。いじめにも負けずコツコツ頑張ってきた主人公の方はほんとに偉いです。(32歳/主婦)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年06月27日