『My Favorite Things』とともにJR東海の「そうだ京都行こう」キャンペーンでお馴染みの京都。このCMでは日本的美に満ちた京都が行楽心をそそりますが、果たしてみなさんは「京都へ行きたい!」と思うのでしょうか? マイナビニュース会員の皆さんに「京都へのひかれ度合い」を聞いてみました。調査期間:2012/2/29~2012/3/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1000件(ウェブログイン式)あなたは京都に行きたいと思いますか?はい 46.3%いいえ 53.7%京都へ行きたい人が約半数!やはり観光地として京都は人気があると言っていいでしょう。JR東海さんもCMやって良かったというところでしょう。では、京都の「どこ」に行きたいかを聞いてみました。京都生まれの不肖・谷 門太が解説いたしましょう。第1位 清水寺「清水の舞台から飛んだつもり」と慣用句にもなっている清水寺です。修学旅行のメッカで人は多いですが、春には桜が彩りを添えます。■到達するまでにお土産屋さんが沢山あるし、風流な景色が沢山あると思うから(千葉県/女性/28歳)確かにお土産物屋はたくさんあります。なにせ観光客がわんさか押し寄せますので。■日本らしさのある風景がたくさんある。風情があるから(熊本県/女性/24歳)清水の舞台の端から下を覗き込むと、高所恐怖症でなくてもちょっとクラっとします。これも日本らしさのひとつでしょうか。■桜といえばやっぱり清水寺の夜間ライトアップを思いついたから(兵庫県/男性/33歳)桜の季節は夜間ライトアップがあるんですね。これは行ってみたいのでは?■京都の大学に通っていたのに結局一度も行けずじまいだったから(大阪府/男性/24歳)地元にいると「いつでも行けるさ」と有名なところにはかえって行かないもの。行っておけば良かったなあと後から後悔するよりも「そうだ今行こう!」です。第2位 嵐山嵐山はなんといっても桜の名所です。「日本さくら名所100選」に選ばれているほど風光明媚でほんとにいいところですね。中之島のしだれ桜は特に有名です。■山間の木々が綺麗そうだから(神奈川県/男性/25歳)山を望むととても趣があり、ゆったりとした気持ちになりますよ!■昨年の秋に行ったとき天龍寺と渡月橋に行って何回行っても飽きないから(静岡県/女性/23歳)渡月橋は桂川にかかる有名な橋ですが、カップルでゆったり歩くのもいいでしょうね。■中学生の修学旅行で行ったとき、それまで豆腐が嫌いでしたが、嵐山の湯豆腐を食べてから豆腐が食べられるようになった(神奈川県/男性/44歳)なるほど。嵯峨野では美味しい湯豆腐が食べられますよ。ちょっとお高いので懐具合は気になりますが、きっと満足するでしょう。桜の庭を見ながら、湯豆腐でぬるかんをきゅっといきたいものです。第3位 桜がキレイなところ京都で桜を見たい! という希望ですね。2位の嵐山も桜の名所ですが、ほかにも例えば円山公園や平安神宮、哲学の道などもおススメです!■風情があっていいから。親が行きたがっているから、自分も興味が出てきた(兵庫県/女性/25歳)年配の方は落ちついた京都観光がお好きですよね。桜の道をそぞろ歩きしてる熟年カップルは結構多いです。■春になるといろいろテレビなどでも特集がされていて、一度自分の目でみてみたい(富山県/女性/32歳)写真で見るのと実際に見るのでは大違いです。例えば高台寺はなまめかしいしだれ桜で有名ですが、夜間ライトアップされたそのたたずまいには息を飲むことウケアイです(高台寺では例年、春の夜間特別拝観を行っています)。■京都の街と桜満開の絵を生で見たい(愛知県/女性/28歳)そうです。生で見ることが大事です。春のなまめかしい風に揺られる桜と京都の風情は一見の価値アリです。第4位 金閣寺第4位はこれまた有名な金閣寺でした。外国人観光客も必ず訪れる観光バスの集結地になっています。ことほどさように有名な金閣寺ですが、実はこれは通称で、正式名称は鹿苑寺といいます。実際に行ってみると、意外にこぢんまりした建築物で、金ピカの御堂に着くまで結構な距離庭を歩かされたりします。■落ち着いていて雰囲気に癒されるから。マイナスイオンが出ている感じがする(神奈川県/女性/25歳)建築物は落ちついているのですが、マイナスイオンの前に人にあたるかもしれません(笑)。残念なことに「人多すぎ」なのであります。■京都! なイメージがあるので。GWには行ったことがあるので、できれば桜の季節に行きたいです(東京都/女性/25歳)金閣寺の場合は、実は庭の方が風情があっていいので、金ピカの御堂よりも桜と庭を見るのが正しいかもしれません。■かつて修学旅行で行ったとき、ちょうど修繕をしていて見られなかったから(東京都/男性/40歳)京都のお寺さんはとにかく古いですから、どこかで必ずなにか修繕をしています。運が悪いと「見たいもの」を見られるのが、修復の終わる5年後なんてこともあります。同率第4位 お寺、お寺巡り特に名称を指定しない「お寺」、「お寺巡り」が金閣寺と同着4位でした。京都はお寺だらけです。意外なところに名刹(めいさつ)があったり、人気はほとんどなくても実に趣深いお寺があったりします。ブラブラ歩いてみるのもいいでしょう。■高校の修学旅行で行ったが、周りは寺に興味がなく素通りされたところが多かったので(北海道/女性/24歳)京都の良さがわかるのは、やはり大人になってからかもしれません。修学旅行で行ったところへ、大人になってから行くと感想は変わります。「あれ。こんなに美しかったのか」と。ぜひみなさん再訪問してみてください。■以前行った時にとても良かったので。心が洗われる感じです(笑)(東京都/女性/24歳)大量の人がいなければ、もっと心が洗われるんですけどね(笑)。ですので、人気のないお寺ばかりを散策するというコース、これはおススメなのです!以上5位まで見ましたが、どうですか? JR東海さんのCMにではなく、美しさに誘われて京都に行ってみませんか?(谷門太@dcp)
2012年05月16日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載2回目の今回は、京都御苑のお話です。親しみを込めて御所と呼ばれることが多いのですが、京都御苑(キョウトギョエン)が正式名称。京都市内の真ん中に位置し緑がたっぷりで癒される、まさにセントラルパーク的存在でありながら、葵祭や時代祭などの起点ともなる由緒のある場所です。京都御苑の基礎知識を少しご紹介すると、明治になるまで天皇がお住まいになられた京都御所をはじめ、京都大宮御所・京都仙洞御所、京都迎賓館などのある国民公園。約100ヘクタールという広さは、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さとほぼ同じなんだそう!こう聞くとどんなに広いか、わかりますよねー。車がビュンビュン走る大通りから、歴史ある門をくぐれば広がる自然たっぷりの大空間。思わず深呼吸したくなるほど、本当に気持ちがいいです。▲こちらは蛤御門。よく見ると蛤御門の変の際についた弾痕が残っているとか。。。御苑のほぼ中央にあるのが京都御所。現在あるものは1855年の造営。中の参観も可能です。歴史的でもあり、是非見ておきたい建築物でもあります。▲立派な門とどこまでも続くように見える塀も美しい。中には野球場やテニスコート、池や小川、神社などがあり、みなさん思い思いにいい時間を過ごされています。休憩所も三ヶ所あり、車も通らないので、わんちゃんのお散歩や小さいお子様連れの方にもおすすめ。私も子どもが小さい頃はよく連れてきて、お弁当食べたりしてましたー。▲小川周辺は、保育園の子どもたちなどでいつも賑わっているスポット。中で食べるお弁当もいいのですが、御苑周辺には美味しいお店もたくさん!今日は、御所西にある懐かしい雰囲気の人気のお店でカレーライスをいただきました。お家カレー風に見えて実はスパイスの効いた本格派。▲来た人ほとんどみんなが頼むカレーライス。ルーのおかわりができるのも人気のポイント!また、憩いの公園である御苑ですが、市内の真ん中に位置することで、通勤通学の道としても使われています。普通の通りよりも静かで緑もたっぷりで、ショートカットになることもあるから嬉しい!朝から森林浴してる気分になれます。▲御苑名物、自転車の轍。この細い轍の上を走るのが京都自転車あるある。コンパクトな市内の中心に、こんな広大で気持ちのいい場所があるのは有り難く、ちょっと?いや、すごくいいことだと思います。改めて京都御苑の魅力に気づけましたー。今回はここまで。また次回にお会いしましょう。 おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載5回目の今回は、京都の涼です。京都も夏本番!盆地で湿度が高く、蒸し暑いのが京都の夏の特徴。ジリジリ、ムシムシしていて本当に京都の暑さって身体に堪えるんですよねー。そんなこともあって、昔から涼をとりながら夏の風情を楽しむ、鴨川納涼床や川床などの文化が生まれました。さて、そんなあっつい京都の夏。市内の中心地に比べると−5°の気温差があると言われる京都の奥座敷、鞍馬-貴船へ出かけてきました。鞍馬へは、出町柳駅から叡山電車へ乗っていきます。ただ昨年の台風の影響で現在も市原駅までの運行となっていますので、ご注意を。1日も早い復旧を願うばかりです。叡電市原駅からはバスに乗り換えて鞍馬へ向かいます。▲市原駅は無人駅。緑がいっぱいののどかな駅周辺。鞍馬寺は、西暦770年建立の歴史あるお寺で、また牛若丸が修行をした場所など、伝説もいっぱいです。鞍馬山はお山自体が尊天の御神体と考えられており、天狗が住むと言われる京都屈指のパワースポット。なるほど、見るからに圧倒されるパワーを感じるお寺です。山門をくぐって参道を30分ほど登って本殿へ。ケーブルカーを使って登る方法もあるので脚力に自信のない方もご安心を。▲バスを降りたらすぐに登場!幻想的で神々しい雰囲気が漂っています。▲途中にある神社も厳かな雰囲気。立派な杉の木が目を引きます。そこからもうひと頑張り。清少納言も『枕草子』で「近うて遠きもの、鞍馬のつづら折りという道」と書いた「木の根道」を通って川床の名店が立ち並ぶ、まさに京都の涼の聖地、貴船へ向かいます。歩いて約40分ほどの道のりです。▲これが木の根道。すごい迫力です。▲山を下ると川のせせらぎが。ついに貴船へ到着!やはり街中よりも少し涼しい気が!それに川の流れる音が聞こえることで、気持ちも洗われるようです。川床料理のお店の間を少し歩けば、貴船神社に到着です。▲青紅葉が美しい貴船神社。縁結びで有名です。ここも京都市内かと疑いたくなるくらい、清涼感のある場所でした。いつかはリッチに川床で流しそうめんや懐石料理を楽しんでみたいものです。京都へ住んでいてもなかなか近くて遠い鞍馬と貴船。大人がしっとり涼を楽しむ地域としておすすめです。ぜひ足を運んでくださいね。今月の京都のちょっといいことは、ここまで。また来月お会いしましょう! おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日