スカイマークは9月1日、茨城県水戸市を中心に路線バスを運行する茨城交通との共同企画として、茨城県における当社の利用促進のPRを目的にスカイマークのラッピングをした路線バス2台を運行することを発表した。同ラッピングは茨城交通による無償提供であり、このほど1台目が完成し、9月1日より運行を開始した。2台目は10月に完成予定で、これらのバスは水戸市内を中心に周辺自治体を走行する。今回のラッピングに対しスカイマークは、「茨城空港は北関東における重要なマーケットであり、これからもより多くのお客様にご利用いただけるよう、地元企業及び関係機関のご協力のもと、茨城空港の利用促進を図ってまいります」とコメントしている。
2015年09月02日富士通システムズ・ウエストと四電工は8月26日、建設設備CAD「CADEWAシリーズ」英語版の新バージョン「FUJITSU Manufacturing Industry Solution Building Facilities CAD CADEWA Real 2015 English Edition」の販売を8月27日から開始すると発表した。価格はオープン。同製品は、2015年2月に国内で販売開始した「FUJITSU 製造業ソリューション 建築設備CAD CADEWA Real 2015」の英語版で、世界の主要な言語を扱うことができるUNICODEに対応し、英語を含む多言語での文字入力が可能となった。また、現地でよく利用される約2115種の部材が新たに追加されたことでより効率的な設計業務が可能となったほか、材料集計機能の搭載により正確な数量を素早く集計できるようになった。現地での導入立ち上げに際しては、「CADEWA」シリーズを熟知し、サポート実績が豊富な各国の現地スタッフが支援するほか、導入立ち上げおよびサポートに関する現地語ドキュメント(英語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語など)が用意されている。
2015年08月26日アディダス オリジナルス(adidas Originals)とカニエ・ウエスト(Kanye West)のコラボレーション第2弾となる「イージー ブースト 350(YEEZY BOOST 350)」(2万8,000円)の新色ブラックがローンチ。8月22日に世界同時発売する。「イージー ブースト 350」は、アディダスが独自開発を行ったプライムニット素材のアッパー、衝撃吸収性と反発力を兼ね備えたクッション素材「BOOSTTM フォーム」登載のソールにより衝撃吸収性と反発力を兼ね備えた、一人一人の足にフィットする履き心地が特徴。今年の2月に発売されたコラボレーション第1弾「YEEZY BOOST」、6月に発売された「YEEZY BOOST 350」のホワイトカラーはともに発売後、即時完売を記録するほどの人気を誇る同シリーズ。注目の新色は、ブラックのソール、ブラック×ダークグレーのアッパー、ダークグレーのシューレースでよりアーバンでクールな仕上がりで、展開サイズは、23.0cmから29.5cmの0.5cm刻みでウィメンズからメンズまで対応している。主な取り扱い店舗は、アディダス オリジナルス フラッグシップストア東京、アディダス オリジナルス ショップ心斎橋、アディダス ブランド コアストア名古屋、アディダス オンラインショップの他、伊勢丹オンラインストア、西武渋谷店、阪急メンズ東京、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、リステア、SWG NAGOYA、UNDEFEATED、mita Sneakers、Styles、VAUNITED ARROWS & SONS、Dice & Dice Tokyo、Dice & Dice Fukuoka、GR8など。
2015年08月17日民事再生手続き中のスカイマークは8月5日に東京地方裁判所にて債権者集会を行い、投票の結果、スカイマークが提示したANAホールディングスが支援する再生計画案が採択された。今回、イントレピッドからもデルタ航空が支援する再生計画案が提示されていた。今回の結果を受け、デルタ航空の日本支社長である森本大氏は、「債権者案にご投票いただいたスカイマークの債権者、取引先の皆様に感謝申し上げます。スカイマークへの出資はできなくなりましたが、スカイマークが日本の三大航空会社のひとつとして再生されることを願っています。デルタ航空では引き続き、日本のお客様向けのサービスの充実とネットワークの拡充を図っていきます」とコメントしている。今後、再生計画認可決定に対して不服申し立てがなければ、同決定が裁判所により官報に掲載された日の翌日から2週間が経過した後に同決定が確定となる。再生計画では、債権者への弁済(基本弁済)は再生計画認可決定の確定日から2カ月経過した日の属する月の末日までに行われる。スカイマークは今後、再生計画認可決定の確定を含めた民事再生手続の進捗について随時公表し、「今後も再生債務者は債権者の皆様の信頼に応えるべく事業の再建に社員一同全力を挙げて取組む所存です」とコメントしている。
2015年08月05日民事再生手続き中のスカイマークは現在、スカイマークと投資ファンドのインテグラルが提出したANAホールディングスが支援する再生計画案と、最大債権者で米航空機リース会社のイントレピッド・アビエーションが提出したデルタ航空が支援する再生計画案が両立した中で、8月5日の債権者集会を迎えようとしている。この新生スカイマークに向けて、スカイマークの社内でも「団結」「組織力」「サービス向上」を目指し、同社では初となる「アンガーマネジメント」研修会が7月22日に実施された。○社外満足度向上のために社員満足度向上をアンガーマネジメントは1970年代に米国で開発された怒りの感情をコントロールするプログラムのことで、現在では米国をはじめ、教育機関や企業、スポーツ界等に幅広く導入されている。このプログラムを今、スカイマークに導入する狙いとして、総務課人事部研修課の井上弥緑さんは"社員の満足度向上"と言う。「スカイマークの理念として、社員が一丸となって顧客サービス向上や社外顧客への満足度向上に取り組むことを掲げています。そしてそのためには、社内の環境づくりや社員の満足度を高めることが必要だと考えています」と井上さんが語るように、同社は現在、社外顧客の満足度向上と並行して社員の満足度向上を目指している。○怒りを知ってコミュニケーションを知る今回の研修は羽田本社で実施し、本社部門のスタッフや整備士や客室乗務員などの現場スタッフなど約70人が初対面の人を含めた6人1グループとなり、エッセンスを詰め込んだ90分の研修に参加した。講師を担当した日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介氏によると、アンガーマネジメントは3カ月に1回程度を半年~1年かけて実施するのが好ましいという。そもそもアンガーマネジメントは怒らないくなることが目的ではなく、怒る必要のあることとないことをしっかり区別できるようになることを目的としている。また、怒りが生じる原因や怒りの表現方法など、怒りと向き合うことでコミュニケーション能力を高める狙いがある。加えて安藤氏は、怒りの感情はイラッとしてから6秒までが一番強く、それを過ぎれば段々と感情は静まっていくと考察している。研修を受けたスカイアテンダント担当者は、「この6秒を自覚できていれば、お客さまとのトラブルも回避できていたかもしれません」と振り返っていた。また、業務で無線でのやり取りが多いランプハンドリング担当者も、言葉を整えることの大切さを実感したようだ。同社はこれまで、コミュニケーション能力に関する研修を実施していなかったが、今回のアンガーマネジメント研修での意見を広く社員から求め、今後の研修につなげていくとしている。
2015年07月23日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のブライダルコレクションが、7月18日より「ロンハーマン(Ron Herman)」逗子マリーナ店で発売されている。ロンドン、アメリカ以外では、ヴィヴィアン・ウエストウッドのブライダルコレクションを本格展開する初の店舗となるロンハーマン逗子マリーナ店。併設するカフェでは、リビエラ東京とコラボレートした「リビエラウェディング ロンハーマン」を展開し、コレクションの中から厳選したアイコニックなブライダルドレス6型を始め、ヴェール、ペチコートなどを取り揃える。ドレスのラインアップは、ウエストにボウをあしらったノンコルセットのストラップレスドレス「Long Cappon」や、18世紀の衣装にインスパイアされた実験的なパターンカッティングを表現した「Bird of Paradise」、特有のドレープと大きく開いた背中、スリットが特徴的な「Long Delicate Drape」、スイートハートネックラインをヴィヴィアン・ウエストウッドらしい解釈で仕上げたミカドシルク素材の「Trinket Corset」など。さらにキャップスリーブ、ストラップレス、アシンメトリー、ホルターネックなど一日を通してシーンごとに様々な着方が出来る「Long Ball Tie」や、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴する「Long Cocotte」、繊細なアイボリーのチュール製ヴェール「Illusion veil」も揃えられている。
2015年07月21日マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)が、ディズニーと共同で世界中で愛されているおとぎ話「ふしぎの国のアリス」にインスピレーションを得たカプセルコレクション「アイ・アム・ノット・ライク・アザー・ガールズ」を発売する。ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド』の続編として16年春に公開が予定されている『Alice Through the Looking Glass』に先駆けて発売される同コレクション。ディズニークラシックフィルムの個性を追求し、独創的な解釈でデザインされたものとなる。ラインアップは、サングラス、トートバッグ、バックパック、スマートフォンケース、スウェットなど。アーカイブを基にした素材使いや、オリジナル要素をミックスして、マーク BY マーク ジェイコブス版の「ふしぎの国のアリス」が表現されている。取扱い店舗は、全世界のマーク ジェイコブス主要店舗にて。販売店情報は、随時オフィシャルサイト(www.marcjacobs.jp)に掲載される。
2015年07月19日20~30代の働き盛りの男女を中心に人気を集めているゴムウエストのボトム。最近ではスキニーデニムやスカートでもウエストがゴムになっているものが多く、そのゆったりと着心地のいいファッションに人気が集まっています。ひと昔前なら「オシャレは我慢」と言われ、高いヒールやウエストの絞られたボトムが好まれていました。しかし最近では空前のスニーカーブームしかり、若い世代のファッションスタイルでも「歩きやすさ」や「動きやすさ」「着心地の良さ」が重視され、どんどんカジュアルになってきています。一部では「寸胴な若者が増える…」などと言われていますが、健康という観点でみればゴムウエストは好都合です。そこでここでは、ウエストを締めることによって起こる弊害をご紹介します。■1.骨が変形するきつく絞められたスカートやズボンをはき続けると、身体に合っていないサイズに無理やり合わせようとするため骨が変形してしまいます。あばら骨や骨盤がゆがむことで姿勢が悪くなり、血流が悪くなったり内臓を圧迫したりとさまざまな弊害が起こります。■2.大腸がゆがむもともとお腹に骨がないのは、臓器が自由に動けるスペースが必要だからです。外部からウエストが圧迫されると臓器の動くスペースができず、スムーズに機能できなくなり、便秘の原因になります。せっかくウエストを細く見せようとしても、便秘が悪化して太ってしまっては本末転倒。ウエストが合わないスカートやズボン、ベルトにも注意が必要です。■3.食道がんになりやすくなる無理してウエストのきついボトムを履くと、胃と食道の間にある弁に負担がかかり、胃酸が逆流する原因になります。これを繰り返すことで食道が酸による炎症を起こし、胸やけ(逆流性食道炎)や、最悪の場合は食道がんを引き起こす恐れがあります。これは、細い人よりも太り気味の人に起こりやすい症状です。■4.冷え性になるウエストを締めつけることで血行が不十分になります。そのため、内臓が圧迫されたりすることで消化不良や冷え性が起こりやすくなります。特にウエストや太ももの部分がきつい服は、太ももの付け根にある大腿動脈やリンパ管を圧迫するため、下半身の血液循環が悪くなり、足元が冷え、むくみやすくなりやすくなります。■5.下腹が出るきつく締めることでウエストが細くなったとしても、そのぶんの肉や内臓が下に下がるため下腹が出るバランスの悪い体型になります。便秘やおならを出しにくくなることにより、腸の中にガスが溜まってぽっこりお腹になることもあるでしょう。美を求めてウエストを締めようと小さめのサイズの服を選ぶと、バランスの悪い体型になったり、体調を崩したりと様々な不調を起こしかねません。ウエストを解放するゴムスタイルのボトムが流行る背景には、着心地のよさや健やかな暮らしへの取り組みが見直されているのかもしれません。
2015年07月11日マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)のバックパックシリーズ“ドーモ アリガト”から新作が登場。“ドーモ アリガト”は、アメリカのロックバンド、スティクス(STYX)の曲「Mr. Roboto」にある冒頭の日本語フレーズから引用したというユーモラスなシリーズ。新柄として登場したのは、黒に白いペイントを散らしたような、躍動感のあるしずく柄。 モノトーンカラーと、ハンドルやジップのパーツにレザーを用いたスタイリッシュさで、旅先のレジャーにはもちろん、タウンユースにもマッチするデザインだ。レザーパッチを正面に配した「DOMO ARIGATO OIL DROPS」(H33cm×W24cm×D10cm 2万8,000円)は、小サイズ。そして、一泊旅行ほどの荷物が収まる大サイズは、口をヘの字に曲げた“スマイリー”ではなく“アンスマイリー”を大胆にあしらった「DOMO ARIGATO JUMBLED PRINT」(H38cm×W32.5cm×D18cm 3万3,000円)。ジップのダブルポケットとショルダーストラップには、手描き感のあるフラワープリントが採用されており、さりげなく柄が切り替えられている。また、ショルダーにはパットが付いており、長時間背負っていても疲れにくいのもポイント。更に、つるっとした表面加工を施したナイロンライナーにより、汚れも拭き取りやすい。旅先で、スーツケースにしまう際にはオーガナイザーとして使うのもひとつの手。<問い合わせ先>マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03-4335-1711
2015年06月29日アディダス オリジナルス(adidas Originals)が、カニエ・ウエスト(Kanye West)とのコラボレーション第2弾となる「YEEZY BOOST 350」(2万8,000円)を6月27日に世界同時発売することを発表した。コラボ第1弾となった「YEEZY BOOST」は、ニューヨークファッションウィークで華々しくデビューを飾り、世界各国での熱狂とともに即時完売した。今回、発売された「YEEZY BOOST 350」は、最新のデジタルエンジニアリング手法を駆使し、第二の肌のようなフィット感を実現したアディダス独自のテクノロジー素材“プライムニット”のアッパーを採用している。さらに、衝撃吸収性と反発力を兼ね備えたクッション素材“BOOSTTM フォーム”を搭載。美しさとシンプルさを兼ね備えた素材で作られた「YEEZY BOOST 350」は、アディダスの比類なき技術と普遍的な美学が融合し、自然体でクリーンかつモダンなフットウェアやアパレルとの枠組みを作り上げていこうとするカニエ・ウエストの野心が込められた、いわば結晶のような一足となっている。取扱いは、アディダス オリジナルス フラッグシップストア東京を始め、アディダス オリジナルス ショップ心斎橋、アディダス ブランド コアストア名古屋の他、アディダス オンラインショップなど一部のアディダス オリジナルス取扱い店にて。
2015年06月18日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)とケイト・モス(Kate Moss)、男性ファッション誌『アナザー・マン(Another Man)』が6月15日、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のユニセックスオーダーメイドのローンチと『アナザー・マン』の10周年を記念した、「サイケデリック・ユニセックス」パーティーをロンドンにて開催した。パーティーにはファッション、音楽業界の著名人や過去10年に渡り同誌に貢献してきた人々などが招待された。出席者はケイト・モスやヴィヴィアン・ウエストウッドを始め、アリスター・マッキー(Alister Mackie)、ジャービス・コッカー(Jarvis Cocker)、デヴィッド・シムズ(David Sims)など。さらに、今秋よりロンドンの「ヴィヴィアン・ウエストウッド マン」のショップで展開がスタートする、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のユニセックスオーダーメイドのローンチにあわせ、同コレクションを身にまとったモデルの一団も参加した。会場では、ベルヴェデール・ウォッカによるスペシャルカクテルや、ポーリッシュ・ミュール、ルイナール・シャンパンなどのドリンクが振舞われた。さらにティム・ロッキンスのDJによるロックサウンドや、テレグラム(Telegram)によるサイケデリックなライブ・パフォーマンスも行われ、ハイテンションな一夜となったようだ。
2015年06月17日パナソニックは6月15日、効率よくウエストの筋肉を引き締めるEMS(電気的筋肉刺激)エクササイズ機器「ビューティトレーニング(ラン・ウォーク用ウエスト) ES-WB60」(以下、ES-WB60)を発表した。発売は9月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別35,000円前後だ。ES-WB60は、久留米大学医学部 志波直人主任教授を中心とした研究グループが研究を進めてきたハイブリッドトレーニングと、パナソニックのセンシング技術を融合させたエクササイズ機器。ランニングやウォーキング時、ウエスト部分に巻き付けて使用する。独自の「ボディモーションセンサー」を搭載し、身体の側腹筋(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)が伸びるタイミングに合わせて電気刺激を与える。伸びる筋肉を電気刺激で収縮させることによって、より大きな負荷がかかり、効果的に筋肉を鍛えることが可能だ。特に、ランニングやウォーキングといったウエストのひねりを伴う運動で使用すると、効率よくウエストを引き締められるという。選択可能なモードは「ラン」「ウォーク」「ツイスト」の3つ。それぞれのエクササイズで腹部・骨盤の動きや筋肉が動く速度は異なるが、あらかじめモードを選択することで、エクササイズに適したタイミングで電気刺激をかけられる。本体はサポーター部とコントローラー部に分離可能で、サポーター部は水洗い可能。バッテリーは約1時間でフル充電され、最大約3回(1回30分の場合)使用できる。サイズはS / M / Lの3種類を用意。サポーターサイズと重量(コントローラー含む)は、SがW133×D750×H10mm / 290g、MがW133×D870×H10mm / 300g、LがW133×D1,010×H10mm / 315g。電極コード、パッド、パッド用保護シート、ACアダプター(充電用)が付属する。
2015年06月15日キム・カーダシアン・ウエストが8日(現地時間)、夫のカニエ・ウエストの38歳の誕生日を盛大に祝った。キムが愛する夫の誕生日パーティ会場に選んだのは、ロサンゼルスのステイプルス・センター。カニエに目隠しをして、車で貸し切りにした会場まで連れて行くというサプライズ演出で盛り上げた。パーティにはジャスティン・ビーバー、ジョン・レジェンド、クリッシー・テイゲン、タイガ、クロエやコートニー・カーダシアン姉妹、カイリー・ジェンナーといったキムの姉妹、彼女たちの母親のクリス・ジェンナーらが集まった。NBA選手のラッセル・ウエストブルックやジョン・ウォールなども参加して、カニエの仲間たちとバスケットボールの試合も行なわれ、カニエを中心にした「ウエスト」チームが75対72で「イースト」チームに勝利、ジャスティン・ビーバーがMVPに選ばれた。ジョン・レジェンドはNBAチャンピオンシップのトロフィーを模したケーキの横で、「ハッピー・バースデイ」を歌ってお祝い。その様子をクリス・ジェンナーがインスタグラムで投稿している。現在、第2子を妊娠中のキムは、カニエと「ロサンゼルス・レイカーズ」のチアリーダーと記念撮影、「ステイプルス・センター、カニエのために最高に素晴らしい誕生パーティをありがとう!」とコメントを付けてSNSに投稿した。ゴシップサイト「TMZ.com」によると、ステイプルス・センターを借りるのには11万ドル(1,368万円)ほどかかったと見られている。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月10日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が8月5日、新フレグランス「マーク ジェイコブス デイジー ドリーム フォーエバー オードパルファム」(50ml:9,500円)を発売する。果てしなく広がる青空からインスピレーションを得たという同フレグランスは、フレグランスコンサルタントのアン・ゴットリーブ(Ann Gottlieb)との共同開発によるもの。ブラックベリー、ブルーウィステリア、ホワイトウッドといった「デイジー ドリーム」を象徴する香りをより深く解釈して作られたラグジュアリーなフローラルノートで、ふんわりとみずみずしい香りや、ベルベットのようななめらかなドライダウンが余韻を残す。ディープブルーのフロントグラスから爽やかなフレグランスが覗くボトルは、ショルダーとキャップ部分にブルーのデイジーモチーフが散りばめられた。また、光沢のあるボックスは、ブルーカラーをベースに、メタリックシルバーでアクセントがつけられている。
2015年06月04日スカイマークは5月29日、東京地裁に再建計画を提出した。一連の報道では、大口債権者であるエアバスとイントレピッドの両社はANAが支援するスカイマークの再建内容に反対する意向を示しているという。7~8月に開催予定の債権者集会で再建案の承認を得られれば、スカイマークは復活に向けて歩みを進められるが、両社が反対を示せば再建は迷走する。ここで一度、両社が難色を示したA380とA330の債権に絡む問題点を整理してみよう。○両社の主張する債権の内訳今回の報道では、エアバスとイントレピッドの両社の主張する債権額が全体の2分の1を超えるため、債権者集会で両社が計画に反対すると否決になる可能性が大きいと言われている。両社が届け出た債権額は、再建計画発表会見での弁護士発表数値で合計2,000億円超(エアバス880億円、イントレピッド1,150億円。為替レートにより変動するがドルベースで各7億ドル、9億ドル)。しかし、これは両社が損害見積額を目いっぱい膨らませた"言い値"に過ぎず、その数字の正当性を証明する根拠はないのだ。なぜなら、両社が"損害"と称する航空機の機体はしっかり手元に確保しており、提示した債権2,000億円とは、両社が今後10年間以上にわたって手元の機材を売れずに遊ばせ、放っておいた時に失う"得べかりし利益"にすぎないからだ。A330の月額リース料を業界趨勢(すうせい)の90万ドル(約1.1億円)とすると、7億ドル÷7機÷80万ドル=143カ月。ざっくり言うとイントレピッドは12年分のリース料を債権額としている勘定だ。しかし、A330は世界の航空会社に人気のある機体なのだから需要には事欠かない。最悪でも3年あれば他の航空会社への7機のはめ込みは可能だろう。この場合、イントレピッドの債権額はおおよそ300~350億円程度と見積もられる。一方、エアバスの債権額はさらにアバウトで、根拠がない。製造工程途上にあるスカイマークのA380は2機。他の4機は生産ラインにあるかもしれないが、スカイマーク独自仕様は施されておらず、他社にいくらでも転用できる状態にあろう。機体価格は実勢で3.5億ドルと言われており、今回のエアバス社が請求した7億ドルは2機分の機体価格分を請求したものと思われる。○エアバスの債権が2億ドル程度になる訳では実際、エアバスの損失はどれくらいが妥当なのだろうか。機体の価格は単純な製造原価に加え、Non-Recurring costと言われる開発費が上乗せされて決められる。A380はその機体の大きさゆえ、世界でも使いこなせるユーザーエアラインは限られ、売れ筋の機体のような"半値八掛けでも十分もうかる飛行機"ではないだろう。しかし、スカイマークが発注した機体はエアバスの手元にあり、2機は塗装・内装を変えれば再販できるし、残る4機は現時点でまっさらの状態なので新品として売れる。エアバスの損害額は、最初の2機を投げ売り的に値引きした場合の収入減と改修費、マーケティングコストということになる。しかも、エアバスはスカイマークがすでに支払った購入前払金2億ドル強を契約に基づき没収している。これらを考えるとエアバス社の損害額は一例として、値引き販売分3.5億ドル+改修費&マーケティングコスト0.5億ドル-前払い金没収分2億ドルで"2億ドル程度"と考えられるのではないか。エアバスのファブリス・ブレジエCEOは「われわれは債権者である」とコメントしているが、7億ドルの正当性については何の説明もしていない。つまり、両社とも多く見積もっても現在の債権主張額の30%程度が"リアルな損失額"と考えるのが妥当なところなのである。○エアバス等がANAに期待すること一連の報道では、エアバスとイントレピッドの両社が「ANAの支援による再建計画に反対」というところに焦点が当てられた感がある。しかし、両社にとってANAを敵に回すことに何のメリットもない。「お土産を期待していたのに裏切られた」と思ったのかもしれないが、ANAがA380を使うことはあり得ないし、A330をすぐに機材計画に組み込むことも乗員の手当てなど困難な問題があり難しい。ANAがスターアライアンスの同盟各社にこの機体を使ってくれるよう依頼することはあり得るだろうが、リース料の差額を負担するとかの付加的支援はできない。贈与にあたるし、なにより、本再建スキームは0.2%(3,600万円)のわずかな出資額の差でインテグラルが過半を占めている中では、ANAによる金銭的価値のある貢献(現物出資)は難しいというのが現状だ。○債権者集会前に債権額の再査定をやはり、債権額の精査が必要だ。エアバスとイントレピッドの両社とスカイマークはスタート時点で"ゼロヒャク"の額を主張し合って相手への信頼を喪失しており、当事者間での妥協はもともと無理だった。結果的にエアバスとイントレピッドの両社は届け出債権額を丸ごと算入したため、スカイマークの原資155億円で弁済できるのが債権額のわずか5%になってしまったわけで、そのほかの日本側の債権者が全て再建案に満足しているとは言えないのである。エアバスとイントレピッドの両社の債権額を30%で査定する等の精査を全債権に対して行えば、実債権額は半分程度に圧縮でき、弁済率は倍の10%にすることもできたはずだ。結果、エアバスとイントレピッドの債権額比率は4割を切り、両者からの反対票としての効力も薄らぐ。米国大手航空機リース会社の上級役員が言うには、「本来、機体メーカーもリース会社も取引先の会社とゼロサムの取引をすべきではなく、いい機材を適切なタイミングで提供し、取引先の発展を支え、いずれ自社の利益として共有するという本当の意味のWin-Winのビジネスを考えるべきだ。今回のエアバスとイントレピッドの両社とスカイマークの関係はそうではなかっただけ」ということだった。航空関係者の話を総合すると、エアバスもイントレピッドも弁済額の多寡はさほど問題にしていないようだ。どう転んでも数%しか返ってこないわけだし、機体が手元にあれば自助努力で喪失した債権のかなりの部分を取り戻せる。つまり、現在の両社の対応は、再販の手間を少しでもなくすためにANAを含む日系航空会社に肩代わりさせるか、それができないなら新たな商談を獲得してそこから十分な利益を回収することを狙って土壇場でのブラフを仕掛けていると考えられる。再建計画では、スカイマークの既存株主には100%減資=投資価値消滅を求めている。今から現実的に何が可能かは定かでないが、7~8月の債権者集会に向けて機材の債権をめぐる現在の不透明な状態を続けるよりも、裁判所主導で債権額の再査定を行い、その環境下でエアバスとイントレピッドの自己責任も問い、社会的理解を得られる打開策を協議すべきではなかろうか。○筆者プロフィール: 武藤康史航空ビジネスアドバイザー。大手エアラインから独立してスターフライヤーを創業。30年以上におよぶ航空会社経験をもとに、業界の異端児とも呼ばれる独自の経営感覚で国内外のアビエーション関係のビジネス創造を手がける。「航空業界をより経営目線で知り、理解してもらう」ことを目指し、航空ビジネスのコメンテーターとしても活躍している。
2015年06月03日デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が5月28日、児童サポート団体「The Kid’s Company」と「Rays of Sunshine」の子供たちを20人以上招待し、『不思議の国のアリス』の朗読会を開催した。会場となったのは、ロンドン・コンデュイットストリートにある「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の旗艦店。当日は会場に白ウサギやマッドハッター、ハートの女王などの置物などが並べられ、作中に登場する“マッドハッターのティーパーティ”を再現した。ヴィヴィアン・ウエストウッドは子供たち全員が座るのを待つと、ルイス・キャロルの物語について熱のこもった説明を始めた。その後、ヴィヴィアン・ウエストウッドが一番好きな章である“マッドなティーパーティ”を朗読。さらに、朗読会と合わせて、『不思議の国のアリス』150周年を祝して制作された同書のスペシャルエディションの発売を記念したインストアティーパーティも実施。ゲストにはミニレモンケーキやミニヴィクトリアスポンジケーキ、レモンとローズのアリスビスケット、などのメニューが提供された。さらに、子供たちにはホームメイドレモネードが、大人たちはティーカップやジャム瓶に入ったモティート(緑茶で作るノンアルコールのモヒート)やベイクウェルタルトカクテルなども振る舞われた。なお、『不思議の国のアリス』のスペシャルエディションは、ヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインを担当。カバーデザインには、ハーレクインのひし形模様からインスパイアされたという、ブランドで80年代から使用されてきたプリントが採用された。
2015年06月01日ティファニー・アンド・カンパニーは4月24日、「ティファニー横浜ランドマークプラザ店」(神奈川県横浜市)をリニューアルオープンした。○約1億円のイエローダイヤモンドリングを、期間限定で展示販売横浜ランドマークプラザに1993年にオープンした同店は、2007年の移転改装を経て今回、最新のストアデザインを取り入れたショップとしてリニューアルオープンした。商業施設内に入るティファニーのショップの中でも最大規模の約125坪の店内には、今回のリニューアルで、店舗奥のプライベートセールスルーム(個室)が2部屋に増設。ダイヤモンド オーソリティと呼ばれるティファニーのエンゲージメント リングをはじめとするダイヤモンドやジュエリーなどを、心ゆくまで選べるショップとなっているという。2つのエントランスには、フルート(縦溝)形状に加工したライトグレーの壁面に黒い花崗岩(エンペラーブラック)を使用し、クラシカルで上品な印象の仕様とした。今回のリニューアルオープンを記念し、11.05カラットの希少なイエローダイヤモンドをリッチに使用した約1億円のリング(1億411万2,000円・税込)を、5月6日までの期間限定で展示販売。また、このリング以外にも、希少性が高く、高品質なイエロー ダイヤモンドを使用したピアスやネックレスを数多くそろえている。同店の所在地は、神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-2。営業時間は、11時~20時。休業日は不定休。
2015年04月27日スカイマークとインテグラル及びANAホールディングスは4月22日、民事再生手続下にあるスカイマークに対して、インテグラルとANAホールディングスが共同して支援を行うことについて合意し、基本合意書を締結した。スカイマークは2月4日の民事再生手続の開始決定発令後、翌日の5日付にてインテグラルと再生支援基本契約を締結し、同社の支援の下で早期の事業再生に取り組んでいる。さらに同月12日には、事業価値の維持及び増進を図る観点より、スカイマークに各種支援を行うスポンサーを広く募集・選定するため、スカイマークはGCAサヴィアンをフィナンシャルアドバイザーとして任命し、スポンサー選定手続を開始した。選定手続の結果、スカイマークは、他の本邦航空会社の再生に携わった経験を有し、販売、調達、整備等で幅広くスカイマークの事業価値に資する支援を提案したANAホールディングスをインテグラルとの共同スポンサーとすることを決定し、インテグラル及びANAホールディングスとの間で本基本合意書を締結するに至った。ANAホールディングスは、フルサービスの航空運送事業を担う全日本空輸、ANAウイングス、エアージャパンや、LCC事業を担うバニラ・エア、旅行事業を行うANAセールス、商社事業を行う全日空商事などの株式を保有する持株会社であり、「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献する」ことを経営理念に掲げ、60年以上にわたり日本の航空運送事業の一翼を担ってきた本邦最大の航空企業グループを統括している。今後、スカイマーク、インテグラル及びANAホールディングスは、東京地方裁判所及び監督委員の監督のもと、本基本合意書に基づき具体的な協議を進め、スポンサー契約の締結及び本民事再生手続における再生計画案の策定を行う。基本合意書は、インテグラルとANAホールディングスが共同して、独立した企業としてのスカイマークの再建を実現し、スカイマークの発行する株式を早期に再上場させることを目標として、スカイマークを支援する際の基本的条件を定めることを目的としている。骨子として、「出資及び債務の弁済」「取締役会」「従業員の雇用」「将来の再上場」の4つを定めている。まず「出資及び債務の弁済」に関しては、出資総額は180億円を予定しており、その全額が再生計画案の認可決定の確定時に負担する債務(共益債権、優先債権及び再生債権)の弁済に充てられる。スカイマークは再生計画案において、100%減資を実施する旨の規定を定めている。再生計画案の認可決定が確定した後、スカイマークは第三者割当増資を行い、インテグラル及びANAホールディングス等がこれを引き受けて出資し、新たな株主となる予定。出資比率及び議決権比率については、インテグラルが50.1%、ANAホールディングスが最大19.9%とし、残りの出資については今後両社で協議の上、再生計画案提出までに決定される。また、スカイマークの事業運営に必要な運転資金の確保のため、インテグラル及びANAホールディングスの支援の下、別途金融機関との間でコミットメントラインを設定する予定となっている。「取締役会」に関しては、再生計画案認可決定が確定した後のスカイマークの取締役の員数は6人とし、3人をインテグラルが、1人をANAホールディングスがそれぞれ指名し、その他の2人については他の出資者も含めて両社で協議の上、今後決定する。なお、インテグラルが指名する取締役のうち1人を会長に、ANAホールディングス又はその他の株主が指名する取締役のうち1人を社長に選定する予定となっている。「従業員の雇用」に関しては、スカイマークの従業員の雇用は原則として維持される。そして、「将来の再上場」に関しては、インテグラル及びANAホールディングスは、相互に協力してスカイマークの企業価値を向上させ、出資時から5年以内にスカイマークの発行する株式を再上場させることを共通の目標として、最大限の努力をすることで合意している。今後については、5月29日に再生計画案が提出される予定となっている。インテグラル(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 佐山展生氏、山本礼二郎氏)は、日本国内の上場・未公開企業等を対象とした独立系プライベート・エクイティ投資会社で、自己資金・ファンド資金の両方を用いた独自のハイブリッド投資により、長期的視野に立ったエクイティ投資を行っている。資本金は10億5,900万円。ANAホールディングス(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 片野坂真哉氏)は、グループの経営戦略策定、経営管理及びそれに付帯する業務を担っている。資本金318,789百万円(2014年9月30日時点)。
2015年04月23日横浜ランドマークタワー(神奈川県横浜市)では4月29日~5月10日、「ゴールデンウィークフェスティバル」を開催する。ランドマークプラザとマークイズみなとみらい館内では、完全オリジナルストーリーによる参加型の宝探しイベント「リアル宝探しミナト調査団と幻の金貨」を開催。宝の地図に描かれた謎を解き明かしながら両施設内に隠されているキーワードが書かれた宝箱を見つけ、クリアを目指すという内容となっている。難易度は2段階を用意しており、ファーストステージ(初級)クリアで1つ目の参加賞と抽選会へのチャレンジ権、セカンドステージ(上級)クリアで2つ目の参加賞がもらえる。開催時間は期間中の各日11時~18時となる。横浜ランドマークタワーのドックヤードガーデンでは、『ポケットモンスター』のテーマソングを歌う参加型のプロジェクションマッピング「ピカチュウNice to meet you!」を実施する。"180度体感型プロジェクションマッピング"により、ポケモン博士が作った「ピカチュウわくわくハウス」から大量のピカチュウが飛び出す様子が映し出されるとのこと。上映は1回約5分間で、各日19:00~・19:40~・20:20~・21:00~の4回行われる。定員は各回500人。また、5月2日~6日には同イベントと連動したイベント「ポケモンセンター GWまつり in ランドマークホール」をランドマークプラザ5階「ランドマークホール」にて開催する。5日2日~6日には、ランドマークプラザ1階・フェスティバルスクエアにて「かながわマルシェ」を開催(10:30~20:30)。期間中は、神奈川県庁でも販売実績のある県内の農家による、神奈川オリジナルトマト「湘南ポモロン」をはじめ、さまざまな農水産物や農産加工品を販売する。さらに、鎌倉彫の職人・三橋鎌幽氏と和小物雑貨を扱う「鎌倉てづくり屋」のオリジナル商品とのコラボ鎌倉彫(5月3日~5日)も登場。ランドマークプラザ内の対象店舗では、「Traiteur 雪乃下」から「湘南ゴールドのタルト」(税込450円)など、神奈川県で採れた食材を使用したメニューも提供する。ほかにも、5月5日には、地上273メートルからの景色を眺められる横浜ランドマークタワー69階展望フロア・スカイガーデンが、小学生以下の子供限定で入場無料となる。当日の営業時間は9:30~22:00(最終入場は閉場の30分前)。※画像は全てイメージ(C)Pokemon. (C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
2015年04月22日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、5月11日から19日まで伊勢丹新宿店で開催される「グローバルグリーンキャンペーン」に参加。新作のEFIアフリカバッグコレクションを発売する。会場は伊勢丹新宿店本館3階センターパークのザ・ステージ#3。EFI(エシカル・ファッション・イニシアティブ)は“Not Charity, Just Work”をスローガンに掲げ、アフリカやハイチ、パレスチナといった貧困地域に暮らす人々の手仕事と、世界のファッションブランドやリテーラーを結びつけるサポートを行う団体。ブランドでは過去10シーズンに渡り、西アフリカでハンドメイドしたバッグをEFIとのコラボレーションで展開してきた。今回はプロジェクトの10周年を記念し、先行販売の2型を含む、15SSシーズンの新作となるEFIアフリカバッグコレクションから全21型をそろえる。ラインアップは「スクイグル・レオパード・トート」(4万2,000円)や「スクイグル・ショッパー」(4万円)など。EFIとのコラボについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「このプロジェクトが他の慈善事業と異なるのは、世界で最も貧しい人々が収入を得る事で、地域全体の利益につながるという点です。金銭的な利益だけではなく、仕事が彼らに新しく、かつ生涯にわたり有効な技術を与え、彼ら自身で他の仕事やプロジェクトに発展させる能力を身に付けることが出来るのです」と語っている。なお、グローバルグリーンキャンペーンでは毎年伊勢丹で、エコや地域支援、社会貢献に繋がる様々なものを紹介している。13年には「マルニ(MARNI)」とコラボして、ケニアで作られたアイテムの展示や販売を行っている。
2015年04月21日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が5月9日、サイケデリックアーティストのマッテオ・グアルナッチャ(Matteo Guarnaccia)とのコラボアイテムを発売する。マッテオ・グアルナッチャはイタリアのアンダーグラウンドカルチャーを代表するアーティスト。古代文化と近代的なテクニックを融合させることで、これまでの文化を崩壊するような斬新かつ新しい作品を発表してきた。これまでにイタリア国内を中心に、日本を含む世界各地で個展を開催している。今回マッテオはブランドと、そのデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドをオマージュした、極めてパーソナルなイラストを製作。パイレーツブーツやボンデージジャケットなどのブランドのアイコニックなアイテム、アクティビストとしてのヴィヴィアンの人生における決定的な瞬間をユニークに描き出した。このイラストがプリントされたアイテムのうち、クラッチバッグ(3万円)はニュースペーパー風の色彩が、まるで本物の新聞のように感じさせる。なめし革とのコントラストも印象的だ。一方、ボストンバッグ(4万円)は世界中を旅してきたマッテオならではの感性が活かされたアイテム。これらはホワイトとライムグリーンの2色で展開される。一方、後ろに機能的なバックポケットがあしらわれたTシャツ(1万7,000円)は、ライトブルー×バーガンディ、グレー×ブラックの2色をそろえた。取り扱い店舗はヴィヴィアン・ウエストウッド マン、及びヴィヴィアン・ウエストウッドレッドレーベルの一部店舗、インポート取扱いショップ限定店など。また、5月8日から24日までの期間中、ヴィヴィアン・ウエストウッド 青山店、ヴィヴィアン・ウエストウッド マン 表参道店では、今回のコラボを記念してマッテオの作品が特別に展示される。
2015年04月20日ロサンゼルスの四つ星ホテル「ロンドン・ウエスト・ハリウッド」が、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」にインスパイアされた、1万1,000平方フィートの2階建てペントハウスを改装中だ。完成は5月18日を予定。今回の改装ではロサンゼルスでも最大規模となるペントハウスに、ヴィヴィアン・ウエストウッドの装飾品やアートが配置された。2,000平方フィートの広々としたグランドサロンには、ブランドのクッションや装飾品をアクセントにした大きなコーナーソファーをはじめ、特注のキャビネットや高級家具などをレイアウト。中央にはハンドメイドのチベットウールを用いた、特注品の大きなラグが敷かれる。そこには81年のパイレーツコレクションで発表されて以来、ブランドアイコンとなったスクイグル柄がプリントされている。その他、ペントハウスの2階部分に三つ並べて新設された、1,600~2,200平方フィートのメトロポリタンスイートは高級住宅をイメージしたもの。マスターベッドルームには“Adventure”と題したヴィヴィアン・ウエストウッドの壁飾りが配置されている。その他、01SSコレクション「Exploration」のデザインを用いたハンドタペストリーなど、ブランドならではのインテリアを展開。5,000平方フィートの専有ルーフトップテラスからは、眼下にロサンゼルスの眺望を見渡すことが出来る。なお、スイートにはヴィヴィアン・ウエストウッド仕様のアメニティーを用意。宿泊客はウエスト・ハリウッドのヴィヴィアン・ウエストウッドショップにて、全商品スペシャルディスカウントによる1時間のプライベートショッピングが楽しめる。今回の新装オープンについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドのデザインパートナーでクリエイティブディレクターのアンドレアス・クロンターラーは「私たちはこのラグジュアリーなアパートメントに、ブランドのエッセンスを与えられるようなラグや壁掛け、カーテンやクッションなどを厳選しました。私たちのデザインがインテリアの一部として生まれ変わるのを見れてとてもエキサイティングでした」と語っている。
2015年04月16日ウルスは、GRAVITYブランドより、ウエストポーチタイプのiPhone 6用ケース「Day Pouch」の販売を開始した。価格は3,980円。同製品は、ウエストポーチ型のiPhone 6用ケースである。本体上部には取り外し可能なフタを採用し、側面にあるファスナーでiPhoneの出し入れが簡単に行える。裏面には縦横のポケットを装備しておりICカードやコインを収納しておくことができる。iPhone 6用を謳ってはいるが、5インチサイズのスマートフォンであればフタの長さを調整することで本体に収めることが可能。カラーはブラウンカモ、ブラックカモ、ホワイトカモ 、ネイビーカモの4色を用意。
2015年04月13日マークBYマークジェイコブス(Marc by Marc Jacobs)は5月初旬、15年サマーウォッチコレクションを発売する。これまでカラフル&ポップなデザインが続いていた同ブランドだが、今季、“ブラック&ホワイト”をテーマに、クリーンかつコンテンポラリーなシルエットを追及。そのデザインは90年代のレイヴカルチャーに影響を受けており、ブランドの反抗的かつ独創的な世界観を表している。中でも、シンプルかつミニマルなデザインを追及したのが「ペギー(PEGGY)」(2万5,000円)。ウィメンズコレクションにおける新プラットフォームとなり、あらゆるロケーションやファッションにマッチする。その他、ドーナッツをモチーフとした肉厚なフレームと華奢なバングルにおける、クールなカラーマッチングが楽しめるのが「ドーナツバングル(DOUNUT BANGLE)」(2万5,000円)。一方、オイルブロッドをデザインに取り入れた「スローン(SLOANE)」(2万2,000円)では、シリコンストラップで夏らしい爽やかさを演出した。更に、クラシックな時計らしいデザインをした「ジミー(JIMMY)」(2万5,000円から)も登場。ネイビーのサンレイダイアルにピンクのインデックスを施すなど、トラディショナルなフォルムに、遊び心あるカラーバリエーションを組み合わせている。なお、カラーバリエーションは「ペギー」と「ドーナツバングル」が全3色、「スローン」と「ジミー」が全4色となっている。
2015年04月08日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が15年秋、ニューヨークに初の旗艦店をオープンする。ロサンゼルス、ホノルルに続く、アメリカでは3店舗目となる同ショップ。ラグジュアリーショッピングエリアであるマンハッタン・ミッドタウンの中心に位置し、戦前にはタウンハウスだった建物が使用された。フランス発祥のボザール様式による6階建てとなっており、約4,500平方メートルとブランド史上最大となる売り場面積を誇る。同店ではブランドの新たなデザインコンセプトとなる“独自のブリティッシュスタイルでモダンとクラシックを融合”を表現。店内は3フロアで構成され、「ゴールドレーベル」「レッドレーベル」「アングロマニア」「マン」のレディトゥウエアからアクセサリーラインまでを幅広く展開する。その他、ブライダルコレクションや「ゴールドレーベル」のカプセルコレクションなどのデミクチュールピースを展示。フィッティングのためのイブニングウエアサロンも併設される。更に、通常ロンドンのブティック「ワールズエンド」で限定販売されている、独創性あふれるコレクションの中から、厳選されたアイテムを販売する予定だ。今回のオープンについて、クリエーティブディレクターでデザインパートナーのアンドレアス・クロンターラーは、「ロンドンに次ぐフラッグシップの場所として、私は常にニューヨークを望んでいたので、願いが叶ったというわけです。ニューヨークには壮観な風景があります。メトロポリタン・ミュージアムはまさにその一部でしょう。私たちが出店に選んだ建物は、雰囲気が素晴らしく完璧な場所です」と語っている。
2015年03月26日デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がデザインを手掛けた、『不思議の国のアリス』の150周年記念スペシャルエディションが発売される。ペンギン・ランダムハウスのヴィンテージクラシックシリーズから発刊されている、ルイス・キャロル(Lewis Carroll)の著作『不思議の国のアリス』。ヴィヴィアンは同書のファンであり、「ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(Vivienne Westwood Red Label)」の11-12AWコレクションでは、同書にインスパイアされたショーを発表している。ヴィヴィアンは今回、カバーと見返しのデザインを担当。カバーデザインには、ハーレクインのひし形模様からインスパイアされたという、ブランドで80年代から使用されてきたプリントが採用された。なお、ハーレクインとはイタリアの即興喜劇「コメディア・デラルテ」の登場人物。コミカルかつトリックスターで、いたずら好きという彼の性質を象徴した柄が、物語の世界観とマッチしている。前書きにはルイスの作品に対する愛情や、自身の社会活動との関連性などについてつづられた。ヴィヴィアンは、このタイトルについて「ルイス・キャロルは子供たちと素晴らしく親密な関係を築く事が出来た天才だと思います。アリスの本は読むたびとても刺激的です」と語っている。また、同書では『鏡の国のアリス』とデザイナーたっての希望で、ジョン・テニエルによるオリジナルイラストも収録された。そこには髪を後ろに垂らした小さな女の子が、人々が想像するアリスそのままの姿で描かれている。
2015年03月24日アディダスオリジナルス(adidas Originals)は2月9日、スケートボーダーのマーク・ゴンザレスをインスパイアした「スーパースター 80s バイ ゴンズ(Superstar 80s by Gonz)」(1万6,000円)を発売する。常識を打ち破るイノベーターとして、クリエーティビティー溢れるトリックで魅せるマーク・ゴンザレス。そんな彼のパイオニアスピリットを、アイコンシューズ「スーパースター」に取り入れた。アッパーはアーティストとしても知られるゴンズが、創作意欲を解放するためのキャンバスのようなオールホワイトレザー。付属する4色のペンを、自らのアーティスティックな感性のままに走らせるもよし。シンプルで、クリーンで、クラシックなスタイルをそのまま貫くことも出来る1足だ。その他、シュータンにはエンボス加工のハンドレタリングを、ヒールタブにはゴンズお馴染みのキャラクターを配置。側面には「GONZALES」とネームが記され、彼のアート作品としてのシューズを完成させている。
2015年02月05日アカデミー賞オリジナル歌曲賞受賞作『once ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督による最新作『はじまりのうた』に出演しているマーク・ラファロのインタビューコメントが届いた。その他の写真映画は、ニューヨークを舞台に恋愛や家族、仕事、夢など様々な悩める人々が音楽を通じて人生の新たな一歩を踏み出す物語。全米では公開当初5館だったがクチコミパワーで1300館以上まで拡大し、前作『ONCE…』を超える大ヒットを記録した。マークが本作で演じるのは、主人公(キーラ・ナイトレイ)の音楽の才能を見出す、落ち目の音楽プロデューサー・ダン。妻子と別居中で、会社をクビになったばかりの人生どん底の男が音楽への情熱を再び取り戻していく様を、味のある演技と独特の存在感で見事に演じている。近年『アベンジャーズ』といった大作への出演や、『フォックスキャッチャー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、その活躍ぶりが華々しいマーク・ラファロだが、「若い頃はこんなに成功するとは思っていなかった」と振り返る。20代の頃は生活が安定しておらず、妻に愛想をつかされそうになったこともあったそうで、その後、子どもを持ち、年をとるにつれ多くのことを学んでいったという。人として、俳優として、円熟味を増したマークが「その役に共感できるから、理解できるからという理由だけで役を引き受けることもある」と語るように、人生経験を積んだ彼だからこそ、ダンの抱える悩みなどを自分と重ね合わせ、役に投影することであの説得力あるキャラクターが生まれたといえよう。かつてはロックバンドのメンバーでもあったジョン・カーニー監督らしい音楽への愛情がたっぷり詰まった本作。キーラ・ナイトレイやマルーン5のアダム・レヴィーンが歌う楽曲は思わず聴き入ってしまう曲ばかりで、主題歌『LOST STARS』は第87回アカデミー賞で歌曲賞にノミネート。また、マーク自身も「最高にエキサイティングで楽しかった!」と語るニューヨークの街中でゲリラ録音するというユニークな設定で撮影された場面は、観ているこちらもワクワクしてしまう、音楽好きにはたまらないシーンとなっている。役者として常にクリエイティブであることにこだわり、「そこら中で巻き起こる創造性豊かなひらめきのようなものを信じています。自分が今までやったことのないことに挑戦したい! それが僕の原動力です」と語るマーク。今後の活躍にも期待が高まる。『はじまりのうた』2月7日(土)シネクイント、新宿ピカデリーほか全国公開
2015年02月04日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は2月9日、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」とのカプセルコレクション「ワールズエンド」を発売する。「ワールズエンド」とは1971年にロンドンでオープンした、ヴィヴィアン・ウエストウッドのオリジナルブティックのこと。この場所でファッションを通じて政治的メッセージを発信していったヴィヴィアンの反骨心、危険を顧みないスローガンを取り入れた「ワールズエンドコレクション」は、これまでロンドンブティック限定で提供されてきた。今回のコラボレーションにあたり、両ブランドはコレクションの価値観を共有。アーカイブを忠実に再現する、ユニセックスな“アーバン・ゲリラ”ルックを完成させた。そのうちの一つ、82SSコレクションの「サベージジャンパー」では、ネイティブアメリカンのサドルバッグを元にしたジオメトリック柄をプリント。83-84AWコレクションで発表された「クリント・イーストウッド ボンバージャケット」は、ミリタリーフライトジャケットとして再構築されている。その他、81年のパイレーツコレクションからは、ウォッシュデニムに17世紀のCamoプリントを施した「アキレスショーツ」、カオスプリントを施した「セックスツイステッドTシャツ」などが復刻。セディショナリーズアイテムからは「アナーキーシャツ」が再提案され、キャットウォークに初登場したスニーカー「タングトレーナー」もリメイクされる。また、“face of war & peace”や“+5degrees & D.I.Y”など、アーカイブを元にしたオリジナルグラフィックを描いたベストやTシャツもフィーチャーされる予定。取り扱いはヴィヴィアン・ウエストウッドワールズエンド、及びオープニングセレモニーのニューヨーク店、ロサンゼルス店のみで行われる。今回のコラボについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「私達にとってのパンクとは、もともとヒッピールック、50 年代のテディボーイファッションやピンナップマガジンの最終形、もしくは集大成として起こり、その後ロッカーやヘルズ・エンジェルスへと変化したものです。私達がパンクを始めた時、そういったすべてを込めてアーバン・ゲリラ、つまり“抵抗”のルックを完成させました。それは私達のブティックを通して生まれたクリエーションでした」とコメントしている。また、オープニングセレモニーでクリエーティブディレクターを務めるウンベルト・レオン(Humberto Leon)は「ヴィヴィアン・ウエストウッドの影響力はファッションだけにとどまらず、オープニングセレモニー同様、音楽、映画、アートから政治、人権、そして環境問題などあらゆるカルチャーにまで及びます。私たちは彼女のブランドと彼女の反逆精神に賛同し、ワールズエンドからアーカイブピースをセレクトしました」と話している。
2015年02月04日●JAL・ANA対抗勢力を目指したスカイマークの途中で終わった"プレミアム戦略"1月28日、スカイマークが民事再生法の適用を申請した。いわゆる経営破たんである。世界に数多ある航空会社の経営破たんは特に珍しくなく、日本でもエア・ドゥ(旧北海道国際航空)やソラシドエア(旧スカイネット・アジア航空)など多くの航空会社が同じ経験している。しかし、客室乗務員にミニスカートの制服を着せ、航空機メーカーのエアバス社に総2階建ての豪華な旅客機A380を発注したものの資金不足でキャンセルするなど、多くの話題を振りまいてきたからだろうか。今回は、2010年に民事再生法より制約が厳しい会社更生法を申請して経営破たんしたJAL並みともいえるほど騒がれている。○スカイマーク全盛期その一方で、経営破たんのストーリーそのものはいたってシンプルだ。2004年、スカイマークの社長に就任した西久保愼一社長(1月28日付で退任)は中型機のボーイング767(279席)を外して燃費効率の良い小型の737(177席)に統一。加えてサービスを簡素化するなどして運航コストの削減と業務の効率化をはかり、1998年の初就航から低迷していた業績を見事に回復させた。2012年3月期の決算では売上高802億円、営業利益152億円の過去最高の業績を実現した。一時は世の中もスカイマークに味方した。2008年のリーマンショックにより経費削減を余儀なくされた出張旅行者は、半ば仕方なく運賃の安い同社を使うようになった。ところが、乗ってみると思ったより悪くなかった。羽田~福岡や札幌といった幹線では、日に10便程度とJALやANAと比べてもさほど不便に感じない頻度で運航され、座席も大手の普通クラスとそん色ない広さを持ち、PC用の電源も設置されていた。これならまた乗ってもいいと感じた乗客がリピーターとなり、スカイマークの搭乗率を上げていった。筆者も仕事やプライベートで何度も利用しているが、小型の737を使い、ポロシャツなどの軽装でそつなく仕事をこなす客室乗務員の姿に、LCCの老舗である米国のサウスウエスト航空に乗っているような印象を抱いた。日本にも本当に手軽に空の旅を楽しる文化が浸透したことを実感していたものである。○道半ばで終わった"プレミアム戦略"しかし、世の中は常に動く。より安く、手軽に乗れる航空会社が日本に誕生した。そう、低コスト航空会社(LCC)である。スカイマークが自社最高の営業利益を叩き出した2012年3月期とほぼ同時期に、国内初のLCCであるピーチ・アビエーション(以下、ピーチ)が関西空港を拠点に運航を開始した。同じ年の夏には成田空港をベースにジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパン(現在、バニラエアとして運航)が相次いで定期便を開設した。スカイマークのサービスはLCCのそれとほとんど変わらない。使っている飛行機も同規模の小型機(180席など)だ。当然、旅客を奪い合うことになる。「LCCとの価格競争は会社の疲弊を招く」と見た西久保前社長は、従来の戦略ではいずれ行き詰ると考えた。実際、2014年3月期には5期ぶりの最終赤字を計上している。そこで、LCCとは一線を画すサービスへの転換をはかった。それが"プレミアム戦略"だ。国内幹線に中型のA330(271席) を就航させ、座席は全てプレミアムエコノミーの「グリーンシート」で統一。その後、総2階建て旅客機エアバスA380(394席を予定)で初の国際線となる成田~ニューヨーク線を就航するという目論見だった。○成田・関空に続き、石垣・宮古からも撤退そして、この戦略を推し進めた結果、同社がどうなったかは現在盛んに報道されている通りである。A380の購入は資金不足で断念し、航空機メーカーのエアバス社からは2014年7月に契約解除および、7億ドル(約830億円)の解約違約金の支払いに関する通知を受けた。それが報道され悪いイメージをもたれたことも影響し、プレミアムエコノミーを設置したA330で運航する幹線はおろか、小型の737で運航する便さえ集客力が落ち込んだ。2014年12月は年末のピーク需要を見込めるにも関わらず、54.5%と過去5年で最低水準の座席利用率に低迷した。全盛期ともいえる2012年夏には国内15空港に就航していたが、現在は13空港。LCCと競合した関空と成田からはすでに姿を消し、この2月からは全路線の15%を減便し、さらに3月下旬からは石垣・宮古からも撤退する計画だ。従来の戦略ではいずれ行き詰ると考え、LCCとは一線を画すプレミアム路線に舵を切った。結果、経営破たんしたというわけだ。●LCCとも差が開きつつあるスカイマーク、羽田発着がメリットにならないわけ○旅客シェアはすでにLCCが上さて、気になるのが今後の行方だ。現状、スカイマークは中型のA330を撤退させ、小型の737に統一し運航を続ける方針を打ち出している。分かりやすく言えば昔に戻るわけだが、時代は変わった。国土交通省の統計によると、2013年の国内定期便の旅客数は約9,250万人。そのうちスカイマークのシェアは7%強だった。一方、2012年3月からLCC便の就航がはじまり、2012年12月時点の国内LCC全社のシェアは4.1%、その1年後は6.9%、2014年3月には7.5%まで上がり、スカイマークのシェアを上回るようになった。その後、LCCはピーチのパイロット不足問題などで2,000便強を減らした時期があったものの現在は回復。ジェットスター・ジャパンも便数を増し、春秋航空日本が2014年夏から運航を開始するなど、LCCの旅客数は堅調に伸びている。対するスカイマークは中型機の運航を取りやめて小型機に統一し、2月までに全路線の15%を減便。両社の差はますます開きつつある。○右肩上がりの訪日需要にも乗れず訪日外国人需要の取り込みにも差が見られる。ピーチ、ジェットスター・ジャパン、バニラエア、春秋航空日本の国内LCCは4社とも自社もしくは関連会社がアジアやオーストラリアなどへの国際線を運航し、右肩上がりの外国人旅客を取り込める強みを持つ。各航空会社は旅客の国籍を公表しないが、毎月のように飛行機に乗っているとLCCが就航して以来、国際線はもちろん国内線でも外国人の旅客が増えているのが目に見えて分かる。就航当初のピーチは台湾で人気を博し、彼らが同社のスタートダッシュを支える力になったが、たとえ日本人の旅行需要が冷えても訪日外国人でそれをカバーできれば、それは経営上の強みとなる。国際線がなく提携している航空会社もないスカイマークは、この点が弱い。○強みではなくなってきた「羽田発着」逆にスカイマークの強みは羽田発着という便利さだった。だが、これも徐々に弱まっている。JR東日本の成田エクスプレス、京成スカイライナーなどの鉄道アクセスは増便と時間短縮で近年利便性を増した。LCCが就航してからは、片道900円~1,000円で東京駅近辺から成田空港まで約1時間で直行できる、いわゆる格安シャトルバスも誕生した。このシャトルバスは好評を博し、成田発着のLCC便の増加ともに本数も増え、今ではバス会社3社を合計するとピーク時には10分に1本程度もの頻度で運行されている。4月には成田空港にLCC用の第3ターミナルが開業するが、このターミナルにも格安バスは乗り入れる。格安旅行の愛好者がスカイマークからLCCにシフトしている大きな要因のひとつが、こうした地上アクセスの向上にあるのは間違いない。○出張でもLCCを使う時代また、最近は各LCCのディレイ(遅れ)がずいぶん解消されたからか、LCCの機内でも出張旅行者が目につくようになった。ビジネス利用で重視されるのは1日あたりの運航頻度だが、この点でもLCCがスカイマークに追いついてきた。2月現在、スカイマークの羽田~福岡線は1日11便、ジェットスター・ジャパンの成田~福岡線は同8便とそれほど差はない。札幌線にいたってはスカイマークが1日8便、ジェットスター・ジャパンが同7便と僅差だ。さらに成田~札幌はバニラエアが1日3便を運航し、これを合わせるとLCCの便数の方が多くなる。運賃を見ると、同月10日前予約の札幌行きの場合、スカイマークが9,000円からなのに対し、LCCは5,000円弱からとかなり安い。ただ、スカイマークの割引運賃は受託(預け)手荷物手数料が含まれ、予約も取消もができるなど条件の良さがあるため、その点を考慮する必要はある。とはいえ、スカイマークが拠点とする羽田よりLCCが拠点とする成田の方が運航コストは安く、スカイマークが運賃の安さでLCCに優るようになるとは考えにくい。格安旅行なら、たとえ1,000円でも安い方に旅客が流れて行くのは航空業界の常識である。○世界でも苦心する独立系航空会社スカイマークは今後、スポンサーを探しつつ経営再建の道を歩んでいく。ただ、大手とは資本提携せず、かといってLCCにもなれない。そうした立ち位置にある航空会社が苦心しているのは日本だけの話ではない。スカイマークが大幅な減便を実施したのと同じ2月1日、英国のヴァージンアトランティック航空(以下、ヴァージン)がこの日を最後に日本路線から撤退した。ヴァージンと言えば、1980年代から1990年代にかけて画期的なサービスを次々と打ち出し、"業界の革命児"といわれたほど有名な航空会社だ。プレミアムエコノミークラスを世界で最初に設置したのも同社だった。スカイマークの"プレミアム戦略"も、ヴァージンのサービスに通じるものがあった。大手とは提携せず、長年にわたって独立経営を貫いた点も似ている。しかし、そのヴァージンでさえも近年は赤字が続いた。そのため、デルタ航空と共同運航より緊密な資本を含めた提携を行い、両社にとって重要な大西洋線(ロンドン~アメリカ線)に力を入れる戦略を選択。日本線など高い収益の見込めない路線の運航を取りやめたのである。日本でもLCCが旅客から支持されシェアを伸ばすようになった。一方の大手はLCCとの差別化を図るため、サービスの質を上げている。「羽田発着にしては安い」というだけの航空会社に、今や以前ほどの魅力は感じられない。たとえ経営再建を果たして運航を続けられたとしても、LCCの増便とともにスカイマークの旅客は減っていくだろう。他の新興航空会社のように大手と共同運航を始めるなら話は別だが、もし単独での運航を続けるなら旅行者が魅力を感じる航空会社に生まれ変わるしかない。○筆者プロフィール: 緒方信一郎航空・旅行ジャーナリスト。旅行業界誌・旅行雑誌の記者・編集者として活動し独立。25年以上にわたり航空・旅行をテーマに雑誌や新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなど様々なメディアで執筆・コメント・解説を行う。著書に『業界のプロが本音で教える 絶対トクする!海外旅行の新常識』など。
2015年02月02日