「最近、キャバクラにハマってるの」バリバリ仕事をこなし、男性顔負けのエネルギーを持つAさん(27歳/証券会社勤務/女性)は、仕事が終わると週に一度、キャバクラに顔を出すという。キャバクラといえば、仕事の後、男性が疲れを癒やしにいくオアシス。お客さまはみんな男性、というイメージが強いのですが……「ときどき女性グループや、一人でいらっしゃる女性のお客さまもいらっしゃいますよ」と話すのは、新宿歌舞伎町某キャバクラ店で働くSさん(26歳)。キャバクラにくる女性客はどんな人が多いのでしょうか?「新宿近辺で働いてるOLさんや、純粋にキャバクラに興味があって、会社の上司の方や、彼氏さんやだんなさんといらっしゃる方も多いですね」なるほど、女性でもキャバクラに行くためには、まずは身近な男性に連れていってもらうという方法があるようです。「または、もともとキャバクラで友達が働いていたら行きやすいですよね(笑)。よかったらうちの店にくる?」えっいいんですか!?と、いうわけで突然ですが、私、Sさんの働くキャバクラに潜入!その潜入レポートをお届けします!夜20時、ドキドキしながらお店へ。お店の前にて、黒いスーツに黒い蝶ネクタイをしたボーイさんに案内されてお店の中へ。まるでお城のような金色の階段を上がると、少し落ち着いた照明の中、ふわふわのソファ席に案内されます。わたしは席にて一人そわそわ。周りには、四角く仕切られた茶色のソファ席がずらり。その中で、サラリーマンやホストクラブから来たような若い男の子まで、たくさんのお客さんでにぎわっています。その中に、ピンクやブルーのドレスを着た女の子たちが、お客さんの肩をぽんとたたきながら笑う姿が。笑うたび、高々とセットされた、いわゆる「盛りヘア」がゆらゆら揺れて、同じ女性ながらなんだかうっとり。みんな、雑誌「小悪魔ageha」に出てくるような大胆なヘアスタイルに、くっきりアイラインの派手なメイク。きょろきょろしていると、さっきとは別のボーイさんが、料金の説明をしに来てくれました。「初回のお客さまは1セット(一時間)飲み放題で6,000円になります。お飲み物はボトルですと焼酎、ウイスキー、ブランデーがございます。ほかのお飲み物はこちらのメニューからお選びくださいませ」キャバクラに来ておきながら、お酒の飲めないわたしは、とりあえずウーロン茶を注文。すると、スレンダーで色白な女の子が登場。Mちゃんというその女の子は22歳で柴崎コウそっくりな女の子。隣に座った瞬間、ふんわりいちごみたいな甘~い香りがふわっとして、思わず、「きっと男性はこんな気持ちで癒されるのかなあ」と考えてしまいました。Mちゃんに、女の子のお客さんってどうかな?と聞くと、「お客さまだから、男性でも女性でも変わりないです。でも、女性のお客さんは、お互いの恋愛の話ができたり、ガールズトークみたいなこともできるから楽しいですね。その分、気を使う部分も違ってきます。正直、女性客で何度も通ってくれるような、指名客になってくれる人はあまりいないので、来てくれた一回分をめいっぱい盛り上げますね。キャバ嬢のぶっちゃけ話をしたりとか(笑)」とのこと。すると、Sさんも席について、気づいたらガールズトークがさく裂!あっという間に一時間がたちました。料金もきちんと明朗会計。お勧めのスキンケアコスメ情報や、キャバ嬢の恋愛マル秘テクニック(!?)まで聞けて、大満足の帰り道。ふと携帯が鳴り、見てみると、アドレスを交換したMちゃんからメールが。「またいっぱいお話しましょうね☆すっごく楽しかったです!」ああ、なんだかキャバクラを好きな男性の気持ちが分かってしまうわたし。女性だってたまには、きれいな女の子にちやほやされてみたいもの。歌舞伎町はちょっと高そう……という女の子には、吉祥寺や高円寺、高田馬場など、ちょっと料金設定の低いお店にいくのもいいかも、とSさん。新年会シーズン、思い切って「二次会はキャバクラで……」なんて提案もありかも?(栗林弥恵/プレスラボ)【関連リンク】男子の疑問!ガールズトークってどんな話をしているの?女性客はキャバクラでどんな話をするのでしょうキャバ嬢に聞く!本当のところ、客に恋することはあるの?キャバ嬢の女の子はお客さんに恋をするのか?
2010年01月06日