1948年生まれ。医師、作家、諏訪中央病院名誉院長鎌田實先生他人との縁を切らず、ほどよい距離感を保ちながら、ひとりの時間を大切に─。長年、緩和ケアの現場で患者と向き合っていく中で、そんな“ちょうどよい孤独”を楽しむ生き方こそ、満足した人生の最期につながると感じている医師で作家の鎌田實先生。ひとり時間を楽しむ力を養うことは、自分の価値観をはっきりさせて自己肯定感を高めることに役立つという。“ソロ活”の練習を始めよう「人はいつかひとりになる可能性がある。自分の延命治療・緩和ケアはどうするか、夫に先立たれた後にどう生きるか。自分ひとりで決めなければならないときが必ずきます。そのときに、満足できる“自分流”の生き方を選択することができるか。ひとりで何をするか選んで過ごす“ソロ活”は自己決定の訓練にもなります」(鎌田先生、以下同)鎌田先生は、家族や親しい友人など誰かが一緒にいるという恵まれた環境のときこそ、“ソロ活”の練習を始めることをおすすめしている。「ひとりで過ごす訓練なしにひとりになると、本当につらい。誰かがいるという環境がいつまでも続くわけではないということを元気なうちから意識することも大事です」例えば、図書館に行って1時間本を読んで帰るだけでもよい。夫や友人の要望に合わせたり、予定を決めてもらうのではなく、自分で何をしたいか考えて行動する行為が重要。特に子育てが一段落し、定年退職を意識し始める50~60代は、自分流の生き方へシフトチェンジできるよいタイミング。「“これからは私のやりたいことをやる人生だ”と思って、週に1時間でもひとりで過ごす時間を作ってほしい。“夫や子どもに振り回されるだけの人生だった”なんて、思わないようになると思うし、夫や子どもの自立にもつながります。年齢を重ねたときに“自立したカッコいいおばあちゃん”として孫のことも上手に見守れると思いますよ」でも、家族が中心の生活から離れて、急にひとり時間を意識するとさまざまな戸惑いが。読者の“ソロ活”にまつわるお悩みから、生き方のヒントを学びたい。鎌田實先生がお悩みにズバリ!“ソロ活”を実践。ひとり旅をしてみましたが、楽しめません。夫と2人暮らしの50代です。先日、初めて1泊2日のひとり旅に挑戦しました。しかし、観光地や食事時の感動を共有できる相手がいないことが寂しく、道に迷うのではという不安もあり、あまり楽しむことができませんでした。ひとりで海外旅行を楽しむ友人もいるのに、私は“ソロ活”が向いていないのでしょうか?鎌田’s アドバイス「まずは、1~2時間からひとり時間を過ごすのがいいですよ」ひとり旅は、合う人と合わない人がいると思うので、ムリはしなくても。とはいえ、1回のトライで“私はひとり時間を楽しめない”と決めつけるのはもったいない。まずは、カフェで本を読むなど、週に1~2時間でもひとりで過ごす時間を持つことから始めるのがいいと思います。夫婦での旅行なら午後の2時間だけ夫と別行動をしてみるとか。いろいろなひとり時間を試すことで、自分に合う“ソロ活”を見つけられるだけでなく、自己決定の訓練にもなると思います。何でも私に頼る夫。なんとか“ひとり立ち”してほしい。定年を迎えた夫はいわゆる“昭和の親父”。「お茶くらい淹れられるように教えてあげる」と言っても覚える気はなく、基本的にソファに座ったまま。夫が定年退職したら私も専業主婦を卒業して、自分の趣味を楽しみたいと思っていたのに……。私が先立ったらという心配もありますし、夫を変えるよい方法はありますか?鎌田’s アドバイス「“週末のお昼だけ”と妥協案を出して、いない時間を作ってみては?」本当は主婦を定年退職したいけど、それは困るだろうから、まずは週1回のお昼だけ定年退職させて、と妥協案を出してみてはどうでしょう?“ご飯を作ったり、自分のことがいろいろできるようになっておくことは、あなたのためにもなるわよ。今のまま私が先立ったら困るでしょ”ということも伝えて。親身になって話せば、きっと伝わります。それでもダメと言うならば、“本当に主婦を定年退職するわよ!”と、ちょっと脅してみるのも策ですよ(笑)。実家の父がひきこもりぎみです。たまには外に出たらいいと思いますが……。実家でひとり暮らしをする70歳の父。コロナ禍も重なってますます外出が減り、1日中、家でテレビを見たり、ベランダの花に水やりをして過ごしています。もう少し外に出たほうがいいと思うのですが、父になんと言葉をかけるのがよいですか?鎌田’s アドバイス「ひきこもりは認知症のリスクを高めることをはっきり伝えてみては?」お父さんは家にひとりでいる生活に満足されていて、ご自身では充実していると感じられているようですね。でも、ひきこもって誰にも会わない生活は、認知症のリスクを高めることが医学的にも証明されているので心配です。運動不足も認知症になる確率を高めますから、まずウォーキングをおすすめしたい。それから僕の著書『認知症にならない29の習慣』をぜひ読んでもらいたいね(笑)。コロナ禍でひとり暮らしが不安に。孤独死してしまうのではと考えると怖いです。5年前に夫と離婚をし、アパートでひとり暮らしをしている67歳です。パートも楽しく、週末には近くに住む実姉を訪れるなど、充実した毎日だと感じています。しかし、コロナ禍で誰にも頼れず苦しむ患者の姿をテレビで見てから、ひとりで住むことが不安になってきました。遠方に住む娘は「同居する?」と言ってくれるのですが……。鎌田’s アドバイス「孤独死は本当に不幸?今が充実しているならその時間を大切に」永六輔さんは、生前に“大好きな旅の途中で野垂れ死にがいい”とユーモアたっぷりに言っていました。確かに生きているときが幸せならどこでどう死ぬかは二の次だと思います。だから孤独死=不幸ではない。患者さんで「意識がなくても救急車を呼ばないこと。私は人生に満足しているから、慌てないで」と書いて冷蔵庫に貼っている人もいますよ。生きているときの幸せを手放してまで死ぬときの安心を選ばなくていいんじゃないかな。近所に友達と呼べる人がいません。自治会の集まりでも寂しさを感じます。夫が亡くなり、6年前に県外に住む息子夫婦の家へ引っ越し、同居を始めました。息子家族との関係は良好ですが、同年代が多い自治会の集まりにもなじめず、いまだ近所に友人と呼べる人がいません。習い事など始めようかと考えているのですが……。鎌田’s アドバイス「公民館で開催されている習い事の教室なら同じ趣味の人を見つけやすいはず」地方では、公民館活動というのがわりと活発に行われていて、さまざまな教室が開催されているので、少し勇気を出して飛び込んでみては。もし1つの教室がちょっと閉鎖的で嫌だなと思っても、同じ内容で別のグループが開催している教室がある場合も多いので、諦めないで。友人がいなくてもできる趣味を持つのも手。“いつも一緒”を求めてくる習い事の友人。どう付き合っていけばいい?50代の主婦です。趣味で習字を習っていますが、最近教室が終わった後に3~4人の生徒で行うお茶会がおっくうでたまりません。いつの間にか“参加するのが当たり前”の空気になっていて、たまに気分が乗らずに断ると「マイペースすぎる」と言われます。私はわがままなのでしょうか。友人たちとどう付き合うべきかわかりません。鎌田’s アドバイス「束縛し合う関係なら、思い切って解消することも大事です」お茶会をしなければ仲間に入れないような教室なら、思い切ってやめてもいいと思います。趣味の教室もお茶会もそれぞれが楽しく過ごせる場でなければ、自立したソロ活に向きません。勇気のいることかもしれませんが、現状にこだわらず、関係をリセットすることは大事です。マイペースでいることは、ひとり時間を生きる素養としてとても大切。だから、“マイペースで何が悪いのよ、自分の人生なんだから”と思っていいのです。頻繁に会っていた友達に距離を置かれて、とても孤独を感じています。ここ数年、よき散歩仲間として付き合っている近所のAさん。最近、2世帯住宅を建てて息子夫婦との同居が決まり「孫の面倒をみる」という理由で散歩をやめると言い出しました。私にとって、Aさんとの散歩の時間だけがリフレッシュの時間だったのに。せめて週1回でも散歩を続けようとお願いしたいですが、間違っていますか?鎌田’s アドバイス「“ひとり立ち”のチャンスと捉えて、友人の選択を尊重すべき」正直に言うと、“散歩を続けよう”と言わないほうがいい。それまでの友人関係が変わることに不安があるかもしれませんが、それはお友達から自立して“ひとり立ち”するチャンスでもあるわけです。「お孫さんの相手で疲れたらいつでも連絡をして。愚痴を聞くわよ」と、お友達の選択を尊重しつつ、困ったときに助けてあげられる間柄を目指しましょう。そのほうがカッコいいですし、よい関係が続くと思います。鎌田實先。1948年生まれ。医師、作家、諏訪中央病院名誉院長。患者の心のケアまで含めた地域一体型の医療に携わり、長野県を健康長寿県に導く。『ちょうどいい孤独』(かんき出版)ほか著書多数<取材・文/河端直子>
2022年07月03日’17年、当時勤務していたキャバクラ店から出てくる坂口杏里坂口杏里(31)が結婚した。6月8日に自身のインスタグラムで《先程入籍しました》と発表。《お互い31歳》だとして《幸せな結婚生活を、お送りしていきたい毎日です!》と語った。坂口杏里が一般人と結婚相手は元女性の格闘家で、彼女は《一般人の、おなべです!》《私は偏見もなくとにかく愛してくれる大切な方です!》とも付け加えている。杏里といえば、2013年に57歳で亡くなった女優・坂口良子の娘。デビュー当初は2世タレントとして注目されたが、母の死の翌年には、バイきんぐ・小峠英二(46)との交際で話題になった「“コトゥーゲ”とか、あと坊主頭なので“ハゲちゃびん”とか呼んでいます(笑)」などとノロケていたものだ。ただ、小峠と別れたあたりから、その人生に暗雲が。ホスト通いにハマり「絶対に手をつけない」と言っていた母の数千万円もの遺産も使い尽くしてしまった。さらに借金まで背負い込み、その返済のため、セクシービデオに出演することに。デビュー作のタイトルは『What a day!!』だ。元カレ・小峠の持ちギャグ「なんて日だ!」の英訳である。と、このあたりまではまだ洒落っ気も感じさせたが、’17年に交際していたホスト男性への恐喝未遂で逮捕されてしまう。3万円の借金を断られ、ホテルでの写真をバラまくとして脅し取ろうとしたのだ。その後、キャバクラ嬢として高級店のナンバーワンになったこともあるが、’19年には、前出・男性の自宅マンションへの住居侵入でまた逮捕されてしまった。こうした彼女の生き方は、苦労知らずのお嬢さんが迷走してるみたいに語られがちだ。が、実情はちょっと違う。特に幼少期の彼女には、同情したくなるようなつらさも見受けられるからだ。彼女が3歳だった1994年、母は離婚。8年連れ添った相手は「地上げの神様」と呼ばれた不動産業者だったが、バブル崩壊によって転落した。母は知らぬ間に連帯保証人にされていたばかりか、家の登記簿や銀行預金の全額まで持ち出され、40億円以上の借金を抱えるハメに。返済のため、仕事漬けになるほかなかった。我慢して過ごした幼少期そのかわり、母の母、杏里にとっては祖母にあたる人が面倒を見てくれたものの「絶対ママに甘えちゃダメよ。疲れて帰ってくるんだからね」と厳しくしつけられたという。そして、杏里が10歳ころから、母はプロゴルファーの尾崎健夫と付き合うようになり、やがて事実婚状態に。ただ、死の数か月前まで入籍しなかったのは「ママをとられちゃう」という娘の気持ちに配慮したからでもあった。さらにもうひとつ、芸能界入りした杏里は「美人のお母さんに似てない」「本当に娘かよ」などといった中傷によるコンプレックスにもさいなまれた。こうした孤独感や不全感を埋めようとして、ホスト通いにハマり、承認欲求を満たそうとしていたとも考えられるわけだ。ただ、’19年の年末には「夜の世界」で「自分の居場所」を得ることができたとして、「180度……いや2周……720度くらい変わりました。(略)ちゃんと人間関係を結べている気がします」と、告白。たしかに、2度目の逮捕以降、お騒がせはしていない。母は生前、娘の「学のなさ」を案じていたが、人生経験から学べるものもあるのだろう。この結婚も、そんな学びの結果なのだ。授業料は高くついたかもしれないが――。PROFILE●宝泉薫(ほうせんかおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2022年06月21日皆さんは恋愛で苦い経験をした事はありますか?どうせ恋愛するならいい恋愛がしたい…そう上手くいかない方もいるみたいです…。今回は実際に募集した恋愛トラブル体験談エピソードをご紹介します!お義母さん遠距離恋愛だったのですが、相手のお義母さんからは「結婚しないなら恋愛は認められない」と初対面で言われました。いきなりでしたし、初めての彼女だったので即答は出来ず…。関西の方で、簡単には行き来も出来ません。帰宅の新幹線の中で再度お義母さんからは別れて欲しいと一方的に言われました。出典:lamire結局、その人とはこれがきっかけで別れることとなりました。(男性/介護士)現地集合?同じ会社の営業の彼と付き合っていました。私は事務だったのですが、ある日旅行にいくことになり私はとても楽しみにしていました。会社では彼は出張に行くと言っていて私は有給休暇を取っていました。旅行当日もスタートから一緒に行くものだと思っていましたが、彼から車で現地に行くので現地集合と言われてしまいました。どうやら途中まで他の営業マンが一緒だったようで…そのことで大喧嘩し、結局別れてしまいました。(男性/会社員)いかがでしたか?せっかく恋愛をするなら自分も相手も幸せになれる恋愛にしたいものですね。以上、恋愛トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月15日岡田准一、宮崎あおい6月12日、大阪で開催される格闘技イベント『競拳21』にて格闘家デビューする元俳優・高岡蒼佑。40歳にして新たな道に挑もうとする、彼の再スタートに不安を拭いきれない面々もいるようだ。「大人気ドラマ『ROOKIES』(2008年)メンバーとして人気俳優になるも、3年後にツイッター上でフジテレビ批判ともとれる発言をして大手事務所を退社。2016年には傷害の疑いで逮捕(のちに示談が成立して不起訴処分)されるなど、トラブルメーカーの印象が強い高岡。俳優業を引退した後はアパレルブランド運営に注力する一方で、結婚して2人の子どもも授かっています。家庭を守るためにもなりふり構わず、といったところでしょうか」(スポーツ紙芸能デスク)6月10日発売の『フライデー』にも登場しては、《息子にカッコいい姿を見せて、『パパ強い』と思ってもらいたい。勝ち負けじゃなく、生きざまを見せたいんです》と、格闘家転向の理由を明かしているだけに、その覚悟は半端ではなさそう。ともあれ、40歳と若くはないデビュー、いや、むしろ多くの格闘家が引退を決意している年齢でもある。今さら、この道で名を馳せていくのは難しいようにも思えるが……。前出の芸能デスクも「もちろん、本人は大真面目」としつつも、別の目的も見え隠れするとも。「あらためて名を売ることではないでしょうか。実際、各スポーツ紙やエンタメ系のニュースサイトも含めて、多くの媒体が転身を報じています。『フライデー』のインタビュー含めて話題作り、表舞台復帰の第一歩は成功でしょう。そして彼に関して気になるのは、やはりユーチューバーデビューしたほうですよ」高岡とのコラボを希望するガーシー5月下旬に開設、6月7日にYouTube登録された『Sosuke Takaoka』チャンネル。今のところ投稿した動画は2本で、記念すべき1本目の再生回数は約3000回、そして6月9日にアップされた2本目は約500回。チャンネル登録者数も497人(6月10日時点)と、スタートしたばかりといえ元人気俳優としては少々寂しい数字。しかし、今後の動向如何ではトップユーチューバーに“大化け”する可能性を秘めているともーー。「“ガーシー”こと暴露系ユーチューバー・東谷義和氏とのタッグですね。同様に芸能界の酸いも甘いも知る高岡が、ガーシーとのコラボ動画を配信すれば、それはもう数字は爆発的に伸びることは間違いない」と息巻く芸能リポーターではあるが、5月12日の時点では2人に面識はなかったとされる。この日に配信された『東スポWeb』で格闘技デビューの取材に答えた高岡は、東谷氏のチャンネルにも触れて、《ガーシーさんの言っていることは間違っていない。俺も山盛り宝箱ありますよ。干されてからの10年間黙っていた。一切忖度しませんよ。けど、しゃべりませんけどね》とのコメントを残していた。すると、東谷氏も即座に反応して、自身のツイッターで東スポ記事を引用した上で《ぜひコラボしたいな笑》と“#高岡蒼甫”のハッシュタグをつけて投稿。高岡とのコラボを提案しているのだ。さらに「他にも伏線はありますよ」とは前出の芸能リポーター。「ガーシーはかねてより山田孝之との交友を明かしていますが、高岡もまたつい最近になって山田とのツーショット画像を披露しています」《ガトーショコラ ピスタチオアイス添えみたいな存在で苦味と実は甘い感じがとてもホッとした》6月6日にインスタグラムを更新した高岡は、山田と顔を寄せ合う仲良さげな写真を投稿し、上記のような独特の表現で紹介していた。狙われる岡田准一と宮崎あおい「もしも山田が現在もガーシーと繋がりがあって、高岡と引き合わせていたとしたらコラボ実現の可能性もグッと高まります。そして、ガーシーに倣って“暴露系”に転身したとすれば、真っ先にターゲットにされるのは元妻・宮崎あおいと、その夫・岡田准一になるかも」(芸能リポーター、以下同)2007年に結婚、翌年3月に厳戒態勢の元で開かれた高岡と宮崎あおいの披露宴に、友人として招待されていた岡田准一。その4年後の2011年末に2人は離婚を発表したのだが、すると間も無く元夫がツイッターで“暴露”を始めたのだった。きっかけは温泉旅行疑惑「きっかけとなったのは岡田と宮崎の温泉旅行疑惑を報じられたことで、高岡も思い当たることがあったのか、《旦那が海外に行っている最中に人妻に手を出す不倫男もいる。闇。これが芸能界》と不倫を匂わせるようなショッキングな投稿をしたのです。それでも、岡田と宮崎はスルーを決め込み、テレビでも取り上げることはなく真相はわからずじまい。この時の不倫疑惑をYouTubeで、高岡自身の口で明け透けに語り、さらにガーシー情報も加わるとなれば……」高岡が開設したYouTubeチャンネルの概要欄には、《1人で話したり、誰かと話したり》とトークが中心になることに加えて、《色んなところに行ったりして、生活の中の事だったり見る人にとっても新発見があるチャンネルになるといいなぁとの初期段階》と、どうやら和気あいあいとした動画を撮っていくようだ。ところが、すぐ後には《きっと変わりますけど》との文言。これは何を示唆しているのか、岡田は不安な日々を送るのかもしれない。
2022年06月10日ABEMAの人気結婚モキュメンタリー番組『私たち結婚しました3』が、6月3日から放送スタートした。『私たち結婚しました』(※)は、韓国で人気を博した結婚モキュメンタリー番組を日本版にリメイクしたもの。有名芸能人同士の、期間限定の結婚生活の様子を覗き見できるということで、まだ未婚で「憧れの夫婦像を見てみたい」という人や、既婚で「新婚の初々しさを思い出したい」という人など、20~30代の女性を中心に支持を得ている。※『私たち結婚しました』は、韓国の地上波放送局、株式会社文化放送(MBC)が企画、制作した番組。キュンの詰まった結婚生活が「目の保養になる」と話題になり、今回3シーズン目の放送となった本作。第1話では、これから新婚生活を送る2組の夫婦の対面からスタートする。今回は、まず、夫婦の相性や本作の見どころを解説していく。■年下男子・中田圭祐のギャップ感にヤラれる……(C)AbemaTV, Inc.シーズン3で結婚生活を送るのは2組の夫婦。俳優の佐野岳×女優の島崎遥香ペアと、俳優・モデルの中田圭祐×女優の川島海荷ペアだ。スタジオにはMCの千鳥・ノブと三浦翔平、またシーズンレギュラーゲストの高橋みなみの3人が登場し、VTRに軽快なコメントが入りながら進んでいく。生活の節々に、2人が仲良くなるための「ラブミッション」が仕込まれており、これが人気漫画家の東村アキコ監修ということもあり、こちらも注目ポイントだ。特に中田・川島ペアは初回放送内での出演発表だったこともあり、放送時はSNSのコメントも湧いた。川島さんは清楚そうなイメージが強く、演技以外での男性との接し方は、あまり想像がつかない。ペアとなった中田くんは、28歳の川島さんからすると、2歳下の26歳。川島さんは年上だから引っ張る、というタイプにも見えないので、どんなカップルになっていくんだろうという不安もあった。チャペルでの指輪交換が初対面となった2人。普通ならありえない急展開だけど、中田くんの方から「きれいです」という感想を受け、とても恥ずかしそうに指輪を交換した川島さんが印象的だった。こころなしか、頬も紅潮して赤くなっちゃっているような。(C)AbemaTV, Inc.中田くんはちょっと天然っぽさも感じる可愛らしい男子という印象で、業界経験も川島さんの方が長いこともあり、中田くんが後輩感をガンガン出しちゃうような展開になったらダサいなあ……という老婆心もあった。でも、実際にミッションをこなしながらデートする様子を見てみると、意外な好相性。年下感はありながらも、頑張って川島さんをリードしようという男気が見えた。デートの最中には中田くんがオープンカーを運転する様子もあったが、こういう「年下×男らしさ」のギャップって、ずるい。年上の川島さんが、どこまでも本気で恥ずかしがっているのも最高だった。(C)AbemaTV, Inc.デートコースの中では、2人の自然な会話も覗き見できる。初対面だったということもあり、最初は固い挨拶を交わしている印象もあった。でもだからこそ、早いうちから仕事観の話が出ていたりと、仲良くなるための自己開示が見えたのも良かった。初対面の2人が仲良くなっていく様子を見ていると、まだ未婚で恋愛市場真っ只中、という人も参考になると思う。会話のテンポ感、距離の詰め方……初対面から恋愛関係になっていく人たちのリズムを見ることができるので、自分の恋愛や初回デートの際に参考になることもありそう。■佐野岳の「イイ男っぷり」に驚愕、最高旦那爆誕か?(C)AbemaTV, Inc.一方の佐野×島崎ペアは、過去に共演経験があり久々の再会だという。とはいえ、ぱるると言えば人見知りというイメージもあり、男性とどんな風に仲を深めていくのかの想像がつかない部分もある。が、第1話から佐野くんのいい男っぷりが炸裂していた。神社での指輪交換前には「俺、うるさいから(ぱるるが)大丈夫か心配」なんて言っていたけれど、人見知りなぱるるのことを、スマートにリードしていく。(C)AbemaTV, Inc.会話もフランクで、指輪交換直後から「名前、なんて呼びあおっか!」と話題を振ってくれたり、初回ミッションとして向かった新居内見の前も「どんな家が好き?」と聞いてくれたり、実際カップルや夫婦になった時に話したいことをリードして引き出してくれる。話しぶりは軽いので、真剣な話をしていても重たさを感じさせない。これにはぱるるも「完璧な人。私がネガティブな部分もあるタイプなので、なんでもポジティブ変換してくれる人はすごくいいと思う」とコメント。見ている私たちも首を縦に振らざるを得なかった。内見中も、自分なりのこだわりを持つぱるるに「ここはどう?」と振りながら、ぱるるが気になりそうなポイントを先回りでチェック。とにかく空気が読めて優しくて、明るく物事を楽しんでくれる様子は、まさに多くの女性が憧れる最高の旦那像の一つなのではないだろうか。(C)AbemaTV, Inc.新居選びの様子は、同棲を考えたことのある人なら少し反応してしまうポイントもあったように思う。自分なりのこだわりを持つぱるるに対して「ぱるちゃんの好きにしていいよ!」と判断を任せてくれた佐野くん。でも、入居前そんな風におおらかにしてくれていても、一緒に住んでみたらやっぱりどこそこが気になって、と文句を言われた経験がある人もいるのではないだろうか。ここからはリアルな同棲生活も始まっていくので、住居で2人の関係性がどう変化するのかも気になるポイントだ。■モキュメンタリーの覗き見で、自分の恋愛にも発見がある(C)AbemaTV, Inc.第1話では2組の夫婦の結婚生活初日の様子を見ることになった。結婚モキュメンタリーということで、今後それぞれの夫婦は通常よりも早いスピードで、仲を深めていくことになる。第1話を視聴した人は分かるかもしれないが、本作の見所となる「ラブミッション」が、2人の絆を深めるきっかけを作っていくことになる。第1話では「新居を内見してみる」「おそろいのパジャマを着てみる」などが登場したが、これらのきっかけは、私たちのリアルな恋愛に生きるものでもあると思う。これから仲を深めていきたい初々しい2人もそうだし、ちょっとマンネリしてきたカップルや夫婦が、また生活を楽しめるようになるきっかけにもなるのでは。放送内のペアも、戸惑ったり恥ずかしがったりしながらも、時折ゲーム感覚でミッションをこなしていく。今の恋愛の進め方に悩んでいる人たちも、気軽な気持ちでマネしてみる価値はあると思う。ということで、芸能人同士の結婚生活を覗き見できる本作、目の保養としてもいいだけでなく、実際の自分の恋愛を振り返ったり、コツを発見するきっかけもくれる。最近キュンとしてない人にも、やっぱり自分もキュンとしたいという人にもおすすめだ。今後、2組の夫婦がどのように関係を深めていくのか、私と定点観察していこう。■第1話はこちらから私たち結婚しました 3第1話(ミクニシオリ)
2022年06月08日インタビュー中、何度かタバコ休憩を挟むいしだ壱成。値上がりしても禁煙の予定はないという「現在、解離性障害に加えて多重人格と診断されていて、自分の中に11人の人格があるんですよ」タバコをふかしながら、いしだ壱成は寂しげにこう呟く。昨年末、移住先の石川県で3度目の離婚後、知人のツテを頼り群馬県内のホテルに身を寄せるも、そこでもギャラを巡ってトラブルが勃発。元マネージャーたちとの険悪な関係に耐えられなくなり、今年3月下旬に逃げるように東京へ戻ってきた。彼女と僕は“ツインソウル”「石川県では、クラウドファンディングのトラブルの損害を賠償したり、他人に100万円を持ち逃げされたりと散々でした。作家さんや美容師さんといった方々に借金もしていましたね」(壱成、以下同)’95年のドラマ『未成年』(TBS系)で共演したあの俳優からも、お金を借りている。「4~5年前、河相我聞くんに20万円貸してと頼んだら“いいよ、いいよ”って貸してくれて。これもまだ返せていないので、次に会うときまでに用意しないと……。現在、借金の総額は270万円ほどだと思います」負債を抱えながら始まった東京での生活。どのように今日まで生き抜いたのか。「群馬県から友人の車で六本木に降り立ったときの所持金は、わずか7000円。まず、今後のことを相談しようと父(石田純一)に電話しましたが“引っ越しや離婚危機で助けられる状況じゃない。1000円だって厳しいんだ”と言われ、次に母親に電話したら“ヤダ”とガチャ切り。早々に家族に助けてもらえる可能性はなくなりました」八方ふさがりで野宿も覚悟した壱成だが、頼れる人を思い出す。「中部地方に住む独身女性のAさんです。彼女と僕は“ツインソウル”なんですよ」聞き慣れない言葉で、彼女との関係を説明する。「“ツインソウル”は魂の片割れのこと。前世に1つだった魂が枝分かれし、心が共鳴した間柄を指します。片方の感情や心情の変化もリンクするんです。元妻もツインソウルだったんですよ」Aさんと知り合ったのは、石川県にいた昨年のこと。東京のツインソウルは「主婦」「SNSを通して連絡があり、“私とあなたはツインソウルです。ぜひ会いましょう”と言われて。その後、石川県に足を運んでくれて何度かお会いしました。当時から資金援助してもらっていたんです」東京での窮状をAさんに相談したところ、すぐさま中部地方にある自宅に招かれ、4月の初めから居候生活がスタートした。「Aさんとは“魂の恋人”というプラトニックな関係でした。いずれは婿養子にでもなろうかな、と考えたりもしていました」穏やかな時間を過ごしていたが、4月下旬に壱成は打ち合わせのために東京へ。「数日で戻る予定でしたが、打ち合わせや撮影が立て続けに入って。ホテル代はAさんに出してもらっていました。しばらく帰れないことを伝えたら“私はあなたが頑張ってくれることがうれしいから、東京で別のツインソウルを見つけてほしい。また会いに行くから無理しないで”と言ってくださり、居候をいったん解消しました」5月14日に元俳優の黒田勇樹とトークイベントを開催した際に、第2のツインソウルと出会う。「僕のライブ配信によくコメントをくれていた都内在住の主婦・Bさんが客席にいて、イベント終了後に話しかけてくれたんです。彼女とはその日が初対面でしたが、ひと目で、彼女と僕はツインソウルだとわかりました」運命的なものを感じた壱成は、その場で自分の付き人にならないかと提案する。「今では仕事の打ち合わせにも同伴してもらっています。なにより彼女は“霊視”ができるので、オーラの良しあしがわかるんですよ」今度はBさん夫妻に食事や資金などを援助してもらう生活を始めた壱成。定住せずヤドカリのように過ごしていると、また新たなツインソウルが現れた。夏以降は多くの仕事が「会社を経営する女性社長のCさんです。彼女とはSNSをフォローしたことがきっかけで面識を持つようになりました。今ではときどき美味しいものを食べさせてくれたり、幅広い人脈を活かしてDJイベントの仕事を振ってくれたりしています」そして、4人目のツインソウルとは特別な関係を持つことになった。「Cさんと知り合って間もなく、看護師の女性・DさんからSNSのメッセージで“15分でいいから会えないか”と連絡をもらいました。彼女からホテルでの待ち合わせを提案され、部屋で顔を合わせると、すぐにツインソウルだとわかりました。そのままベッドを共にしてお付き合いすることになり、今は精神的な支えになってくれています」ついには恋人までつくってしまった壱成。ほかのツインソウルの女性たちは、彼がDさんと交際することをどう思っているのか。「交際のことは全員に話しています。Aさんからは“東京の人は何を考えているかわからないから、身を引きたい”と言われましたが、ほかの方たちとは現在も交流が続いていますよ」ちなみに、5月27日にSNSで発表した新マネージャーの“ゆうちゃん”は、ツインソウルではないという。「彼女とはCさんからのつながりで出会いました。テレビ業界の仕事をしている方で、今後お手伝いしてもらう予定です」仕事もプライベートも充実してきた壱成。借金も返す算段がつき、自信も戻ってきた。「自分、やっぱモテるんですかね。年内は映画が2本、舞台が3本、ほかにもCMの契約やDJイベントなども決まりだしています。本来であれば、地上波ドラマへの出演も決まって6月から撮影の予定でしたが、心の病気で断念しました。7月から映画の撮影が始まるので、それまでに完治を目指します!」ピンチになっても、次から次へと支援の手が差し伸べられる壱成。次の“ツインソウル”はあなたかも!?こちらのリンク先で『【独占】いしだ壱成、東京へカムバック!福山雅治の名曲『HELLO』を熱唱』の動画が視聴できます。
2022年06月06日「真剣交際に入って、結婚への擦り合わせが始まってから起こるさまざまな問題」とは?結婚相談所には、仮交際と真剣交際の区分があります。仮交際は、何人の方とお付き合いしてもいいですし、お付き合いしている人がいても新しいお見合いをしもていい。いわば、お人柄を見る期間です。そこから、“この方となら結婚が考えられる“と思ったら、真剣交際に進みます。このときは、ほかにお付き合いしていた方には、“交際終了“を出して、お一人と向き合います。ライターをしながら婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにしている婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は「真剣交際に入って、結婚への擦り合わせが始まってから起こるさまざまな問題」を見ていきましょう。なんでも自分勝手に進めてしまうあつこさん(33歳、仮名)は、としあきさん(37歳、仮名)と2か月の仮交際期間を経て、真剣交際に入りました。お見合いで出会ってお付き合いが始まった当初は、決断力のあるとしあきさんの男っぽさにひかれていました。「これまでお見合いで出会ってきた男性は、どこか頼りないというか。デートの日程を決めても、お店選びは女性任せの人が多かったし、中には、こちらが、『お会いしませんか?』と誘わないと、日程も決められない方がいた。そこにいくと、としあきさんは、どんどん会う日を決めて、お店も素敵なところを連れて行ってくださって。グイグイと引っ張っていってくれるところが本当に素敵でした」ところが、真剣交際に入ってみると、リーダーシップのある男っぽさが魅力だったはずなのに、そこが欠点だと感じるようになりました。「なんでも勝手に1人で決めてしまうんです。『新居をどこにしようか』という話になったときも、自分の通勤時間しか考えていない。『このあたりがいいね』と提案してきたところは、彼は30分くらで会社に通えるけれど、私は、1時間半もかかる場所だったんです」そこで、「新居は2人の会社の中間地点にしてよ」と提案をしたところ、こんなことを言ってきました。「あっちゃんは、事務職で定時に上がれるじゃない。僕の仕事は忙しいし、結局は僕の稼ぎが家庭経済の主軸になるんだから、僕の通いやすいところにさせてくれないかな」その言葉に、“自分の方が稼ぎがいいのだから、こちらを優先させて当然だろう”という横柄さを感じてしまったようです。また、結婚式をどうするかについても、意見が食い違いました。あつこさんは、こじんまりと身内だけで式を済ませたいと思っていましたが、そこもとしあきさんは、自分の考えを譲りませんでした。「学生時代の友達も呼びたいし、会社の人たちも呼びたい。媒酌人を直属の上司に頼みたいし、親にも晴の日の姿を見せたい。内内だけで、こじんまりやることはできないな」あつこさんは、私に言いました。「グイグイ引っ張っていってくれるのが魅力でしたけど、実はそれって、ワンマンってことだったんですね。もっとイコールな立場で、物事を考えてくれる人じゃないと、これから夫婦生活をしていくにしても、私がツラくなっていくんじゃないかと思いました」そうして、この交際には、あつこさんが“交際終了“を出しました。「家柄が違う」釣り合わないと親が反対ともやさん(27歳、仮名)は、婚活を始めて1年になります。高学歴で上場企業にお勤めなので、お見合いは組めるのです。しかし、ともやさんには、恋愛経験がほとんどなく、交際に至っても、それをうまく前に進めることができませんでした。「なかなか素敵だな、この女性と結婚したいな、と思う人は現せませんね。そもそも僕は、女性を好きになった経験がないので、好きになるというのがどういう感覚なのか、わからないんですよね」そんなことを言っていたともやさんですが、みなみさん(26歳、仮名)とお付き合いに入ってからは、様子が変わってきました。「仕事をしていても、“今、みなみさんは、何をしているかな“とか、考えてしまいます。彼女と話しているときの笑顔とかも思い浮かんで、気がつくと、みなみさんのことばかりを考えているんです。人を好きになるって、こういうことなのかな、と。こんな気持ちになったのは、初めてのことなんですよ」そうして、初めて“真剣交際“に入ったのです。そこから1か月が経ち、気持ちがますます結婚する方向に向かっていったので、それを地方で暮らすご両親に伝えました。結婚を喜んでくれるのかと思いきや、ご両親が反対をしてきたのです。その反対理由が、彼女の家柄でした。みなみさんのお父様は開業医で、ご親族もお医者様ぞろい。サラリーマン家庭のともやさんの家とは、家庭環境が違いすぎる。家柄が釣り合わないというのです。ともやさんの父親は言いました。「経済的に何不自由なく、どちかといえば贅沢をして育ってきた女性を、お前が養っていけるのか」ともやさんの母親は言いました。「結婚は当人同士だけではなく、家と家の結び付きもあるのよ。そんな立派な家のお嬢さんをもらったら、こっちはずっと肩身の狭い思いをしなきゃいけないじゃないの」両親に反対されたことと、その理由をみなみさんに伝えると、彼女は、言いました。「私はそんなに贅沢三昧をして暮らしてきた感覚はないよ。行きたい学校には行かせてもらったけれど、大学時代、お小遣いは自分でバイトをして稼いでいたし。結婚は、私たちの問題なんだから、私たちの気持ちが結婚に向かって進めるなら、それでいいんじゃない?」結婚は、周りから祝福されてしたいもの。ことに、両親には喜んでほしい。思わぬ反対で、へこんでいたともやさんですが、そこからは、ご両親へ、なぜ自分が彼女を選んだのか。これまでの経緯や、彼女の人柄を丁寧に文字に綴り、手紙を出しました。そして、その手紙を読んだご両親から、連絡がありました。「2人でこの結婚を決めたというのなら、その気持ちを忘れずにいい家庭を築いていきなさい。ともやが初めて好きになった女性なのだから、何があっても一生をかけて守っていきなさい」親は子どもを愛しています。だからこそ、心配をしすぎるところがあるのでしょう。しかし、こちらの真剣な思いを伝えれば、わかってくれるはずです。そして、結婚はご自身が決めること。学生時代は、親から学費などを払ってもらい、傘の下にいたのですが、社会に出てご自身で働くようになったら、もう独立した考えを持っていていいし、それが本来のあるべき姿ではないでしょうか。ともやさんとみなみさんは、後に成婚退会をし、それぞれのご両親にご挨拶に行ったようです。事業をやっていたら、借金があって当たり前よしえさん(47歳、仮名)は、さとるさん(58歳、仮名)と、真剣交際に入って1か月が経ちました。「なるべく年の近い男性と結婚したい」婚活を始めた当初は、こう言っていたよしえさんですが、11歳上のさとるさんが年収1500万円だったことと、分譲マンションを所有しているというプロフィールにひかれて、お見合いをしました。そして、終えたときにこんなことを言っていました。「ホテルラウンジの入口でお会いしたら、すごく紳士的に丁寧なご挨拶をしてくださいました。入口からお席までのエスコートの仕方、飲み物の注文の仕方、ウェイターに対する態度もスマート。見た目も若々しかったし、やっぱり人はお会いしてみないと、どんな方なのか、わかりませんね」こうして交際に入ると、デートも、これまで訪れたことがないようなお洒落な場所に連れていってくださったようです。車は、外国の高級車、私服もブランドものが多く、よしえさんは、なんだか自分がセレブになったような気持ちなっていました。そして、2か月後には、真剣交際に進みました。結婚の話を具体的にするようになり、あるとき現在住んでいるという分譲マンションの部屋に行きました。ところが、その部屋を見た途端、よしえさんの盛り上がっていた気持ちは、すぅーとに引いてしまいました。なぜ引いてしまったのか、その部屋を訪れたときのことを、私にこう話してくれました。「2DKのお部屋だったんですが、すごく散らかっていて。男のひとり暮らしは、こんなものなのかな、とも思ったんですけど、壁紙も剥がれているところがあったり、ところどころ黄ばんでいたり。クローゼントの中に服が入りきらなかったのか、リビングの一角に学生が使うようなパイプハンガーがあって、そこに高級スーツやブランド服が下がっていました。あんな素敵なデートをしてくれていた男性が、こんなボロ家に住んでいるのかと思ったら、シンデレラの馬車がカボチャになったような感覚になりました」さらに、お金の話になったときに、驚くべきことが判明しました。「年収が1500万円とプロフィールにありましたよね。でも借金が5000万円あると。私は、サラリーマン家庭で育ってきましたし、借金を作るという感覚が全くわからない。だから、5000万円の借金があるときいたときにドン引きしてしまったんです。そうしたら、『事業をしていたら、借金があって当然だよ』と平然と言われました。そうなんですかね?」それは、人それぞれでしょう。個人で事業をしている方の中には、借金を作らずに事業規模を拡大している人もいます。「さとるさん、あと2年で還暦ですよね。ご自身でお仕事をされているので、定年はありませんが、逆にどこまで働けるかもわからない。身体を壊したら、もうそこで終わり。育ってきた環境が違うから、お金に対する考え方も違うとは思うのですが、私に経済力があるわけではないので、5000万円も借金のある男性との結婚は不安です。若ければ冒険もできるけれど、自分の年齢を考えたら、手堅い職業の方との結婚のほうがいいような気がしました」結局、よしえさんから、交際終了を出しました。理想どおりの相手はいません。しかし、物事の考え方、お金の使い方、結婚後の仕事をどうしていくかなど、真剣交際に入ったら、生活をしていく上での価値観の擦り合わせは大切です。婚活はいっときのこと。でも、結婚は一生のこと、なのですから。鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』YouTube『仲人はミタチャンネル』
2022年05月30日久慈暁子、渡邊雄太選手「雄太、これからよろしくお願いします!」5月26日、フジテレビ系情報番組『ポップUP!』に生出演した、元同局アナの久慈暁子が婚約したことを電撃発表。お相手はアメリカのプロバスケットボールリーグ・NBA『トロント・ラプターズ』に所属する渡邊雄太選手だ。2人の出会いは2019年、久慈がスポーツキャスターを務めていた『めざましテレビ』での取材で、2021年の東京五輪で再会したのか、後に交際スタート。NBAでプレーする渡邊選手に会いに、遠くカナダまで足を運んで愛を育んだよう。婚約までの交際期間はおよそ10か月と、なかなかのランアンドガン(速攻)ぶり。すると翌5月27日、それぞれのインスタグラムにて《私たち、渡邊雄太と久慈暁子は、このたび入籍したことをご報告させていただきます。》との連名で、婚約発表からわずか1日で結婚を報告。しかも入籍日は、久慈が生出演したその日の午後とどこかチグハグな印象も受けるが……。今年1月にブログで退社することを報告、4月にタレントに転身した久慈だけに、「今となれば結婚を視野に入れていたのかも」とはキー局スポーツ部ディレクター。「NBAプレーヤーの渡邊選手と結婚となれば、もちろん仕事を続ける選択肢もありますが、メジャーリーガーと結婚した多くの先輩アナ同様に海外移住が基本路線。27歳と若くしてのフリー転身にどこか違和感を覚えたものでしたが、結婚を考えていたのならば納得です」身体が資本のプロスポーツ選手、しかも稼ぎ出すサラリーも桁違いとなるメジャーリーガーやNBA選手となれば、食事面でも一層の体調管理が求められる。彼女もこれからは夫をサポートする人生を選ぶのかもしれない。フィアンセ置いてけぼりの婚約発表ともに27歳と同い年と比較的若い花嫁となる久慈だが、婚約から結婚までの一連の言動について、ベテラン女性芸能リポーターは少々意地悪な見方。「今時、わざわざ生放送で婚約発表とは珍しいとは思っていました。結婚発表などの報告ごとといえば、インスタグラムやツイッターなどのSNSツールを使うのが最近のトレンド。世界のどこにいても更新できますし、それこそ2人揃って報告、また連名や画像を添えることもできますから。にもかかわらず、フィアンセ置いてけぼりのひとりきりの婚約発表に、ちょっと久慈さんの“先走り”感が出ちゃった印象でした(笑)」たしかに例外なく、インスタやツイッターを利用している渡邊選手だが、彼女が生報告した5月26日にSNSの更新もなく、所属するラプターズの公式HPにもビッグニュースがアップされることはなかった。さらに不可解だったのは、香川県に住む渡邊選手の父・英幸さんの“証言”だった。『スポーツ報知』の取材に対して、《お付き合いしている方がいるのは、ニュアンスで感じてはいましたが、最近知り、まさか結婚する相手とは驚きました。サプライズのような形でした》と答えている。シーズンを終えて帰国した息子から報告を受けたのが5月上旬と、それまでは交際相手が久慈であることも知らされていなかった模様。その後に両家の顔合わせも含めて、婚約を済ませたということなのか、いささか急展開に思えるようなーー。2017年4月に入社、新人にして歴代エースアナも担当した『クジパン』を任されると、さらに同年10月には『めざましテレビ』抜擢のスピード出世。久慈は、将来のエースアナを確約されたと言ってもいい期待の大型新人だった。「青山学院時代からモデルなどの芸能活動を始め、同郷という縁から大谷翔平選手との対談も果たしています。『めざまし』ではスポーツキャスターとして、フィギュアスケートの羽生結弦選手ら有名アスリートの現場取材を任されることも。そうそう、元カレも『東京ヤクルトスワローズ』の原樹理投手でしたね。ただ、彼女がいる現場は華やかにはなるんですが、少々勉強不足というか、たまにとんちんかんな質問をしては選手を困らせることもありました」(スポーツ紙野球担当記者)後輩の井上清華アナに上に立たれた鳴り物入りで“花形”担当になるも、エースを背負う重責か、それとも下積み経験が少ないままに起用され続けた弊害か、どこか伸び悩んでいたような久慈。一方で、局内でメキメキと頭角を現したのが、同じ青学出身で1学年下の後輩・井上清華アナ。同様に学生タレント出身の井上アナだが、こちらはお天気キャスターやリポーターから地道にキャリアを重ね、ついに『めざましテレビ』メインキャスターに昇り詰めたのが2021年3月のこと。実質、久慈より先に看板アナとして“上に立った”のだ。追い打ちをかけるように翌4月、同局アナ7人がとある美容室の広告塔の役割を担ったとされる、“ステマ騒動”が発覚する。久慈もこれに関わったとして上層部から厳重注意を受けたようだが、彼女は納得できなかった部分もあったという。「エースアナの座から追われて、アナウンス部に居心地の悪さを感じていた折に彼と再会したのでしょう。20代後半に差し掛かり、局アナとして先細るよりも若いうちにフリーに転身してトップアスリートの夫をサポートする。今度こそ、海外からSNSを通じてセレブ生活を発信すれば、それも仕事につながりますからね」とは前出の女性芸能リポーター。また、入籍直前に婚約を生報告してみせた不可解な行動については、「業界でありがちなのが、元々入籍する日は決まっていて。渡邊選手は来シーズンに向けて、すぐに海外に立つ可能性もありますからね。それでお世話になった前職場の先輩や上司に結婚報告をしたら、その日のうちに“ぜひ、出演して”と請われたのでは?久慈さんも芸能人としてカメラの前で“婚約発表”するのは悪い気しないでしょうし、同僚や世間に幸せな姿を見せることができますから。ただ、『めざまし』で何度か料理企画に挑戦しているのを見ましたが、お世辞にも得意とは言い難い手際でした(苦笑)。アズリート妻としてそこは心配ですが、持ち前の負けず嫌いな性格で、大急ぎで“アスリートフードマイスター”資格をとるかもしれまんよ」プロスポーツ選手同様に、アナウンサーも勝負の世界で生きているようだ。
2022年05月27日※写真はイメージです’20年、国内で生まれた日本人の子どもは84万832人と過去最少を記録した。政府の推計より3年早く84万人台に入った出生数。そんな中、子どもを持たない女性に心ない言葉を浴びせる人も。産まないんじゃなくて「できなかった」。不妊に悩む女性、パートナーに恵まれなかった女性が心のうちを明かす。先月、沖縄のラジオで流れたあるメッセージが多くの女性の共感を呼んだ。そのメッセージとは、「おめでたですか?と聞かないで」というもの。4月19日、朝の番組『アップ!!』(RBCiラジオ)の冒頭、パーソナリティーを務める仲村美涼さん(28)は、前日のラジオ出演を欠席した理由を話した。沖縄の本土復帰50年をテーマにしたテレビの特別番組収録と重なったためと説明。そのあと「ちょっとお時間をいただきたい」と切り出し、言葉を選びながら語りかけた。《番組でお休みをもらうときに“おめでたじゃないの?”と言われることがけっこうあるんですよね。できれば今後、言わないでほしいなという気持ちがありまして》仲村アナウンサーは、入社6年目の昨年の年末に入籍してから、休むたびに妊娠かどうかを尋ねられる場面が増えたという。それは彼女にとって「うれしい言葉でない」とも付け加えた。ワイドショースタッフが解説する。「地方ラジオだというのに仲村アナの告白はSNSを中心に瞬く間に広がりました。反響の多くは“よく言ってくれた!”という同世代の女性が多かったです。一方で“気にしすぎじゃない?”、“あいさつ程度の言葉なんだから流せばいいのに”などの意見もありました」日本の少子化は今、猛烈な勢いで加速している。出生数は5年連続で減少。出生数90万人を初めて割り込み「86万ショック」と呼ばれた’19年の86万5239人から、さらに大きく減り、統計がある1899年以降で最少となった。このデータが裏付けるように子どもを持たない女性が増えている。1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数を示す「合計特殊出生率」は、’20年が1・34と、前年から0・02ポイント下がった。「状況を重く見ている政府は少子化対策として不妊治療のバックアップなどを始めましたが、それすらプレッシャーに感じている女性は多いんです。産まないと覚悟を決めたわけじゃない人もいる。産みたくても授からない女性への無言のプレッシャーはひどくなるばかりです」と、女性支援に詳しい専門誌の記者。生きづらさを抱える2人の女性に話を聞いた。競争意識を植えつけないで!冒頭で紹介した仲村さんの思いに共感するという加奈子さん(仮名・39)にコンタクトを取った。《モヤモヤを言葉にしてくれて感謝。ここずっと私が思っていたこと。仲村さんが広げてくれた》仲村アナの告白のあと、ハッシュタグをつけて投稿していた加奈子さん。彼女はどんな思いで投稿したのか。「おめでたですか?って言葉の暴力だと思うんです。もちろん相手にそんな気はないのはわかっているし、悪意も絶対にない。だけど受け手側の自分はこれを言われるとすごくダメージを食らっちゃうんです。仲村アナはわかりませんが、私の場合は欲しいのに授からないからです」加奈子さんは、31歳のときに2歳年下の夫と結婚。当時は自然に任せていたという。心境に変化が訪れたのは夫の弟の妻の妊娠。「正直、おめでとうという気持ちしかなかったんです。だけど、弟の奥さんが妊娠したことを友人に何げなく話したら“悔しいね、先越されちゃったじゃん”と言われて。それを聞いたら祝福の気持ちがなんだか黒い気持ちに変わっていったんです。弟夫婦は私を出し抜いた気持ちでいるのかもしれない、とかいろいろ考えちゃって」そのとき加奈子さんは34歳。今妊娠、出産すれば高齢出産と呼ばれない。焦る気持ちで婦人科の門を叩いたという。そこから“おめでた?”が加奈子さんにとって呪いの言葉へと変わっていった。「競争意識として子どもを持ちたいという考えが芽生えたあの日から5年たって私ももう39歳です。これまで不妊治療に1000万円近く使いました。排卵誘発のための自己注射も最初は怖かったけど、慣れました。夫も私も異常はないのに、なぜできないのか。いつ諦めればいいのか。芸能人の高齢出産のニュースを見るたびにまた諦められなくなる。夫と話し合って不妊治療は40歳まで、と決めているけれど、はたしてそのとき自分は諦められるのか」出口の見えない毎日の中、体調を崩すことも多いという。「そのたびに“おめでたですか?”って聞かれるんです。悪意がないのはわかっています。だけどその言葉は悪口を目の前で言われるより今の私にはつらいんです」精子バンクを覗く日々都内在住の聡美さん(仮名・44)は、いわゆるバリキャリ。就職氷河期時代に大手企業に就職でき、これまで猛烈社員として頑張ってきた。33歳の若さでタワーマンションを購入、おひとりさまを謳歌する聡美さん。男性社会を生きるうえで「結婚しないの?」「相手いないの?」などの言葉に苦しめられてきた。それでも自分の実力でここまでのし上がったという自信が聡美さんを支えている。今一番欲しいのは、「やっぱり自分の子どもを産みたい。その思いが40歳を過ぎてようやく芽生えたんです。となると、もう気持ちは止まらなくなってしまって」聡美さんは結婚相手は求めておらず、現在パートナーもいない。「男性があまり好きじゃないんです。できれば性行為もしたくない。知能は母親に似るっていうし、相手の男性に学歴も求めてないので簡単に見つかると思ったんですよ」聡美さんは、インターネットで精子バンクを検索。数ある中から信頼できそうな国内の医院を選んだ。「そのとき私はもう41歳でした。お医者さまから失敗する可能性の話ばかり聞かされて、さらに倫理観の話までされた。そんなことこっちはわかっているし、覚悟を決めているのに。高額な費用を払ってまで説教されるのは割に合わないと思いましたね」聡美さんは、海外のサイトから冷凍精子を購入することにした。「誰にも会わずに自分で凍結保存された精子を解凍して膣に注入するんです。ドナー情報は最初は見ていましたが今は別にどうでもいい。私の子どもであればいいんです。ここ3年、毎月、排卵誘発剤の自己注射をして注入を行っていますが、ご覧のとおり妊娠には至っていません。不自然なことをしているのだから仕方ないのかもしれない。だけどやりきったと思えるまで頑張りたいんです。私は独身だし、男っけもないので休んでも“おめでた?”なんて聞かれたことはありません。その逆で、後輩や同僚が休むと“おめでた?”ってつい聞いてしまう。それは祝福の気持ちじゃないんです。“先に授かってずるい!”という妬みの気持ち。こんな自分が嫌だし、おめでたと聞かれて相手が嫌な気持ちになるということを(アナウンサーの)報道で初めて知りました。心から他人の妊娠を祝福できるようになりたい」***今回紹介したほかにもさまざまな事情で産めない女性がいる。何げなくかけているその言葉が凶器になることがある事実を知っておきたい。
2022年05月23日巨人・坂本勇人選手5月17日、『文春オンライン』が読売ジャイアンツ・坂本勇人選手のデートをキャッチ。【白シャツ美女とサングラスノーマスク姿で白昼手つなぎ散歩】とのタイトルで詳細を報じた。GW前の4月下旬、黒いTシャツと短パンに身を包んだ坂本が、20代と思しき女性と時に手を絡めながら散歩デートを楽しんでいたという。文春に撮られた坂本は、見出しにあるような“ノーマスク”時間も多かったそう。「そこは咎められる部分ではありません」とはスポーツ紙の野球担当記者。「当日は夏日ともありますから、熱中症のリスクを考慮して屋外でマスクを外すことには何ら違和感はありません。それよりも、5日後の試合で守備中に右膝を負傷したことの方が問題。キャプテンが抜けたGWは1勝8敗とさんざんたる成績で、4月半ばから守ってきた首位の座を明け渡した。そもそも開幕前にも故障したこともあって、長年にわたる疲労蓄積、また年齢による衰えを指摘する声もあります」巨人の、いや“球界の貴公子”も今年で34歳を迎えるベテランだ。そう、比較的結婚が早いとされるプロ野球選手において、坂本はいまだ独身なのである。それだけに恋愛はまだまだ現役ということか、美女とのデートも頷けるがーー。攻めた“彼シャツ”ファッション「記事でも“理想の女性像が厳しすぎる”とありましたが、結婚する気配は全くなかった。唯一、ゴール間近と言われたのが元新体操選手の田中理恵ですが、現役引退後も仕事を続けたかった彼女とは価値観にズレが生じたとか。元々、20代の頃は六本木界隈に繰り出していましたし、合コン参加の順番待ちをする彼目当ての女性が大勢いたという逸話も(笑)。そんな引く手あまたの坂本とデートする仲とは、“お眼鏡”にかかった特別な女性なのでしょう」と、写真誌カメラマンが話すように、確かに顔が隠された写真から伝わってくる、坂本に遜色ないオーラを放つ“白シャツ美女”のモテ女ぶり。お尻まですっぽりと隠れるオーバーサイズの襟付きシャツから、スラリと伸びた色白の生足が印象的だ。まるで彼氏の家にお泊まりに来た彼女が、部屋着代わりにと彼の大きめのワイシャツを借りたような、世の男性の理想と妄想から生まれた偶像のスタイル。いわゆる“彼シャツ”を意識したような攻めファッションだ。まさか、本当に坂本のシャツを借りて出てきちゃった、わけではなかろうが……。自身もモデルとして活躍するファッションコーディネーター・中村康介さんによると、この“彼シャツ”は「最近、また若い女性の間で流行っています」とのこと。何でも、1992年にリリースした平松愛理の『部屋とYシャツと私』がヒットした際にも流行したコーディネートで、それがリバイバルしているのだとか。「おそらく下はデニムのショートパンツ、またはホットパンツを合わせているのでしょうが、一見すると男性はドキッとさせられるコーデですね。ただ、袖口がフワッとした女性らしいデザインになっているように、当然ながら男性用ワイシャツを着ているわけではありません(笑)。ワンピースと部屋着の間のような堅すぎない感覚で、ちょっとそこまで外出する際に、ちょうど春から夏にかけて活躍するアイテムだと思います。いかにも男性ウケを意識したようなスタイルに見えますが、純粋にファッションとして楽しむ女性が多いですよ」なるほど、部屋着のようなラフスタイルの坂本とともに、手ぶらなところから察するとちょっと買い物か、近くのカフェにでも出ようとしていたシーンにも思える。2人が交際しているのかは定かではないが、親密な関係なのは確かだろう。「狙ってやっている計算女」実は、この“彼シャツ”について、2人のデートが報じられる前にも議論が起きていた。やはり流行ファッションなのだろう。4月11日に女性総合サイト『マイナビウーマン』が、【彼シャツは男受け抜群?彼シャツ姿に対する男性の本音とは】なる特集を組んでいたのだった。「彼シャツ」スタイルの女性に対する男性側の意見をアンケート調査したもので、その中で【Q.女子の彼シャツスタイルは好きですか?】とド直球な本音を聞いたところ、「好き」は約半数を占める49.5%に。その理由として、《かわいく見えるし、女性としての魅力が増すと思う》《ダボッとした感じがかわいいから》今も昔も男性は、女性の「かわいい」が強調される“彼シャツ”好きが多いのがわかる。片や、全体としては少数ながらも12.2%が「嫌い」と答えているのだが、《狙ってやっている人も計算女だと思っている》《だらしない印象を受けるから》わざわざ大きめサイズのシャツを選んで着ることに、“あざとい”“だらしない”と嫌悪感を抱く男性もいる模様。そして残りの38.3%は「どちらでもない」と好きでも嫌いでもなく、特に興味を示さない男性も多いという結果だった。タイプは「清潔感があって控えめ」果たして坂本は前者か後者か、おせっかいながら前出の野球担当記者に聞いてみると、「いや、坂本選手が“彼シャツ”好きか嫌いかはわかりませんが(苦笑)、以前に話していた好きなタイプは“清潔感があって控えめで、いつも自分を支えてくれる人”。それに本人もオシャレ好きだから、それなりに身なりに気を使う女性を好むと思いますよ。ただ、現役生活もそろそろ先が見えてきた時期に交際しているのなら、彼なりに真剣に考えている相手なのでは?」ちょうど10年前の2012年、『JUNON』5月号のインタビューに登場した坂本。当時の同僚・澤村拓一投手(現ボストン・レッドソックス)や、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手ら同年代の結婚について問われると、《ねぇー(笑)。僕も、子供に自分のプレーしてるとこを見せたいなとはメチャメチャ思うんで。早く結婚して子供が欲しいっていうのはあります》現役でのプレーを見せるためにも、“彼シャツ”美女との今後に期待したい!
2022年05月18日※画像はイメージです近代日本の誕生に大きく貢献した武士・坂本龍馬。妻のお龍と霧島連山の主峰・高千穂峰に登頂した一連の行程が「日本初の新婚旅行」だといわれている。鹿児島県霧島市役所のホームページにも『龍馬・お龍日本最初の新婚旅行地霧島市』と記載されているが、その実態はどのようなものだったのだろう。新婚旅行の歴史「坂本龍馬は伏見の寺田屋で幕吏の襲撃を受けた際に、薩摩藩邸に逃げ込みました。そのときに出会ったのが妻のお龍で、それがきっかけで仲が深まり結婚に至ります。その後、刀傷を癒す目的もあり、お龍とふたりで鹿児島へ旅をすることになりました。現存する資料では、この旅行が厳密な意味で“日本最初の新婚旅行である”とは断言できませんが、日本の新婚旅行を考えるうえでのエピソードとしてはおもしろいですね」そう教えてくれたのは、千葉商科大学でブライダルサービスを専門に研究している今井重男さん。それでは、日本における新婚旅行はいつぐらいから始まり、どのような変遷を遂げてきたのだろうか。「明治維新以降、西洋文化を紹介する訳報のようなものが出てきたのですが、そのなかにハネムーンを意味する“ホネームーン”という語が散見されます。また、1889年(明治22年)5月3日の『東京日日新聞』において“新婚旅行”という言葉が日本で初めて掲載されています。つまり、明治時代には新婚旅行という概念はすでに日本に入ってきていたわけですが、一般の間に新婚旅行が浸透するのは、まだまだ先のことですね」(今井さん、以下同)明治期には鉄道網が徐々に整備されていたが、東京起点の新婚旅行は、神奈川県の江ノ島や逗子などの近場が主流だったようだ。ただし、それすらも一部の富裕層に限られており、新婚旅行自体はまだまだ物珍しいものだった。「大正時代にはもう少し足を延ばせるようになり、熱海や箱根などの温泉地が人気だったようです。伊勢神宮への参拝なども定番のコースとなりましたが、やはりまだ一般的に普及したとはいえず、新婚旅行は上流階級以外には高嶺の花のようなものでした。その後、昭和前期になってやっと新婚旅行の普及がうかがえるような資料が出てきます」昭和に入ると、婦人向け雑誌に『新婚旅行の心得』といった記事が多く掲載されるようになった。このころの旅行先は近隣の温泉地だけでなく、伊豆・静岡周遊といったコースや、1週間以上をかけて京都や奈良まで足を運ぶプランなども登場している。「ちょうどこの時期だと思いますが、私の祖父母の新婚旅行の写真も残っています。昭和2年に三重県伊勢市の二見浦にある名勝“夫婦岩”の前で撮ったものです。当時は恋愛結婚はまだ珍しく、お見合いで結ばれるケースが大半でした。出発時は恥じらって顔を見合わせることもできないような夫婦が、旅行を経て徐々に打ち解けていく儀式のような意味合いが新婚旅行にはあったのでしょうね」一般化されはじめた新婚旅行その後、新婚旅行はさらに一般化する。戦前の新聞では新婚旅行にまつわる記事が度々紹介されるように。「昭和11年11月16日の読売新聞では、大安の夜に東京駅をたつ“新婚列車”について報じられました。熱海行きの車両に二等車2両を増結した特別列車に乗り込み、たくさんの新婚カップルが旅へ向かうようすが紹介されています。新婚旅行が広く浸透していたことがうかがわれますね」こういった大々的な新婚旅行も、戦時に入ると一時中断となった。国を挙げた質素倹約の時局となり、新聞報道でも新婚旅行の代わりに神社参詣が推奨されている。新婚旅行が復活を見せるのは、戦後しばらくたってからだ。「終戦後、戦地から復員してきた人々が結婚をして第一次ベビーブームが始まります。その後、国鉄の発足などもあり、戦後復興が進むにつれて新婚旅行も徐々に再開されました。この時期もやはり箱根や熱海、伊勢などが変わらず人気だったようです。旅先に大きな変化が見られたのは、第一次ベビーブームに誕生した世代が結婚し始める1960年代以降。このころには南九州、特に宮崎県が新婚旅行の新定番地として大ブームが起こっています」高度経済成長に伴い、観光振興のために毎日新聞社が企画した『新日本観光地百選』というキャンペーンの後押しを受け、宮崎交通が日南海岸という新しい観光地を開発。また、1960年には昭和天皇の第五皇女・島津貴子さまが結婚され、夫側の実家でもある宮崎県を訪問された。その行程は事実上の新婚旅行として広く報道されている。「さらにその2年後、ご結婚後間もない現上皇ご夫妻もおふたりで宮崎を訪問されています。また、1965年にはNHK連続テレビ小説『たまゆら』の舞台としても知名度が高まり、異国情緒あふれる日本の南国・宮崎は瞬く間に新婚旅行の中心地になりました。この時期の新婚旅行の写真を見ると、男性はスーツにネクタイ、女性も白手袋をつけるなど、フォーマルな装いが目立ちます。女性は全員、景色がよく見える窓際に座っているのも印象的です」海外へも羽を伸ばして昭和後期以降、沖縄や離島などさらに遠方への新婚旅行も普及。1973年には変動相場制への移行や、日本とホノルル・グアム間にジャンボジェットが導入されたことから、ハワイ、グアム、東南アジアなどへの海外旅行も一気に増加していく。「沖縄が日本に復帰して今年で50年になりますが、特に1975年の沖縄国際海洋博覧会の開催は沖縄への旅行が普及する大きな契機になったと思います。那覇周辺の道路などが整備され、リゾートホテルなどの開発も進んだことで、沖縄でのリゾートウエディング人気が高まるきっかけとなりました。また、同時期にワタベ衣装店(現ワタベウェディング)がホノルルに海外1号店をオープンし、日本の“ハワイアン・ウエディング”を開拓するなど、新婚旅行のバリエーションはどんどん広がっていきました」1980年代以降は、北米や欧州などの選択肢も増え、新婚旅行は「豊かさの象徴」にもなった。バブル景気や円高の影響が海外ハネムーン人気を後押しするなか、やはり定番はハワイやグアムだ。「こうして概観するとわかるように、新婚旅行先に選ばれやすいのはやはり暖かい場所。昭和初期には草津ではなく熱海が選ばれ、その後も宮崎、沖縄の人気を経て、現在でもハワイなどの南国がやはり人気です。特にハワイは昭和後期以降、数多くの芸能人が新婚旅行で訪れたり、リゾートウエディングを挙げる様子が度々メディアに取り上げられたこともあり、現在も憧れの新婚旅行先です」その後、現在に至るまで新婚旅行の在り方はますます多様化している。結婚式の披露宴でのフォトスライドに使用する“映え写真”を撮りに行く婚前プチ旅行や、旅先でウエディングドレスを着て写真を撮る“ハネムーンフォト”といったプランも人気だ。「現代の新婚旅行は、夫婦になるための通過儀礼としての意味合いは薄れ、ふたりで過ごすかけがえのない一瞬を撮影する記録の旅といった側面が大きいかもしれません。そのロケーションとしても“映えスポット”の多いハワイなどの南国は、格好の旅行先といえるかもしれませんね」コロナ禍や円安の影響も長引くなか、今後の新婚旅行のトレンドがどう変わっていくのか、興味は尽きない。日本人のハネムーン史『ホネームーン』から『フォトウエディング』まで、時代に合わせて変化を続ける新婚旅行。明治期から現在まで、その変遷をたどる。明治期……関東では逗子、江ノ島が人気近郊の海水浴場は一般の旅行先としても人気で、新婚旅行の目的地にもなっていた。そのほか、鎌倉や湯河原といった例もあるが、いずれも上流階級の一部の間でのみ行われる程度。大正~昭和前期……熱海行きが新婚夫婦であふれる新婚旅行が一般に浸透する過渡期は、熱海や箱根といった温泉地が定番。このころは酒色に富んだ娯楽地というよりは、閑静な保養地の風情を残しており、新婚夫婦にも好まれた。昭和中期~後期……九州の温泉地が爆発的人気に戦後の新観光地開発や、皇族の来訪といった影響もあり、空前の宮崎への新婚旅行ブームが到来。明るく伸びやかな雰囲気の「日本の南国」に憧れる新婚カップルが急増した。平成前期~中期……国内外でのリゾート婚が定着する海外旅行が一般化し、沖縄や周辺離島のほか、ハワイやグアムなど、時間や費用をかける新婚旅行の「リッチ化」が顕著に。新婚旅行と挙式を兼ねたリゾートウエディングも人気。平成後期~現在……“挙式前”“映え”がキーワードに結婚式の前撮りを兼ねた婚前旅行や、海外でウエディングドレスを着て記念撮影をするフォトウエディングが流行。一方、長引く不景気の影響で、新婚旅行をしない「ジミ婚」派も。お話を伺ったのは……今井重男さん●千葉商科大学副学長、千葉商科大学サービス創造学部教授。経営学を主たる専攻として、日本のブライダル産業やブライダルサービス、ブライダルツーリズムなどを研究。(取材・文/吉信 武)
2022年05月18日関ジャニ∞・村上信五今年3月までの約7年間、フジテレビ系で放送されていた『関ジャニ∞クロニクルF』。同枠で5月から始まったのが、これまたメンバー全員での冠番組『関ジャニ∞の あとはご自由に』だ。「“異質なバラエティー”をテーマに、関ジャニのメンバーがゲストと一緒にあらゆる企画に挑戦します。初回は黒木瞳さんが手がける“アドリブドラマ”に挑みました」(テレビ誌ライター)毎週月曜は“出ずっぱり”となったのが、ソロでの番組出演を着実に増やしてきた村上信五。深夜1時からの『あとはご自由に』出演前には、日本テレビ系で2つのバラエティー番組に出演中。「夜10時からは、放送10年目に突入した人気番組『月曜から夜ふかし』でマツコ・デラックスさんとともにMCを務め、深夜0時からは『午前0時の森』で劇団ひとりさんとのトークを炸裂させています」(同・前)『大阪・関西万博』にも起用された実力アクの強い芸能人ともタッグを組める村上の実力は折り紙つき。「関西仕込みのツッコミに加え、共演者を立たせるのがうまい。当初は“バラエティー向きのジャニーズ”としてキャスティングされていた印象でしたが、今ではMC担当として確固たる地位を築いています」(テレビ局関係者)東京五輪と北京冬季五輪で2大会連続、フジテレビ系のメインキャスターを務めたのも記憶に新しい。「現在は2025年に行われる『大阪・関西万博』に向けて尽力しています。生まれ育った大阪で開催される“国家イベント”を第一線で盛り上げることに強い思い入れがあるようです」(レコード会社関係者)あまりに多忙なのが心配になるけど、週刊女性はゴールデンウイークを満喫する村上の情報をキャッチした!「連休真っただ中に、女性と2人で羽田空港にいる村上クンを目撃しました。でも、プライベートな“お忍び旅行”といった雰囲気で、とても声はかけられませんでした」(居合わせた女性)ふたりが向かった先は広島。彼にとっては思い出の詰まった土地だという。「お祖父さんが広島県の出身で“第2の故郷”と語っていたことも。以前、週刊誌に私服姿が撮られた際には『広島東洋カープ』のバッグを持っていましたからね。『阪神タイガース』ファンからは悲鳴が上がっていましたが(笑)」(スポーツ紙記者)村上が結婚相手に求める条件広島行きの機内で村上と遭遇したという男性にも話を聞くと、「彼の隣に女性は座っていなかったと思いますが……」これまで、小島瑠璃子や女性書道家とのツーショットが報じられてきた村上。今回は周囲を警戒したのか、座席を別々にしたのかも。「彼はひとりで黙々と英字新聞を読んでいましたよ。“語学力アップのために英字新聞を習慣づけている”と以前テレビで話していたけど、本当だったんですね」(同・男性)そうはいっても、せっかくの里帰り。“勉強道具”は手放してもよさそうだけど……。「村上クンは、結婚相手に求める条件として“英語と中国語を話せること”を挙げているんです。だからこそ“彼女”にも熱心な姿を見せたかったのかもしれませんね(笑)」(前出・レコード会社関係者)仕事をこれだけ頑張っていれば、恋愛が“ご自由に”なる日も近そう!?
2022年05月16日コロナ疲れを癒すこと間違いなし!厳選した「春の温泉」をご覧ください春になっても寒暖差の影響でなかなか改善しない「冷え」、月経由来の鉄分不足による「貧血」、また、女性ホルモンの乱れからくる「肌あれ」や「不妊」といった女性特有の悩みが温泉につかることで改善できるとしたら朗報だ。「長年、温泉を巡っているおかげで冷えや肌あれとは無縁です。以前、婦人科系の病気で手術をしたのですが、そのときも湯治をしたことで傷の治りが思ったより早かったです」という温泉エッセイストの山崎まゆみさんが“女に効く”温泉をピックアップ。不調の改善だけでなく、非日常感を味わって気分をリフレッシュするためにも、温泉での休日を過ごしてみてはいかが。【冷え】“万年冷え”を炭酸&硫黄泉で改善金山町温泉「せせらぎ荘」(福島県)奥会津の金山町温泉は、周囲を森と湖に囲まれた、まるで妖精が出てきそうな里に湧き出ている。そんな金山町温泉の保養施設「せせらぎ荘」は、100%源泉掛け流しの天然炭酸温泉が人気の日帰り温泉施設だ。シュワシュワ炭酸泉が血管を広げて血行促進大浴場の大黒湯は39・5度という低温なので、身体に負担がかからずじっくりと温まるのがいい。シュワシュワのサイダーのような炭酸泉が体内に浸透すると、指先の毛細血管の血行までよくなる。また、敷地内には玉梨温泉という炭酸ガスが溶け込んだ町の共同浴場もあり、2つの温泉を楽しめるのもポイント。「私が以前、金山町温泉を訪れたのは2月でした。日中でも気温が氷点下の時期で、ブルブル震えるほどの極寒でしたが、大黒湯に入ったところ、文字どおり身体の芯から温まりました。そのあと玉梨温泉にも入ったら身体がほてって夜眠れなくなったほどです(笑)」(山崎さん、以下同)住所:福島県大沼郡金山町大字玉梨字新板2049-1電話番号:0241-54-2830営業時間:9:00~21:00 無休料金:大黒湯は大人500円。玉梨温泉は大人200円アクセス:JR会津川口駅より路線バスで約10分草津温泉「奈良屋」(群馬県)湯冷めも防ぐ硫黄泉で身体がヌクヌクに草津温泉といえば思い浮かぶのが、大量の湯けむりが舞う湯畑。そのそばに建つ「奈良屋」は、湯畑の近くで湧出する白旗源泉を引く宿。この源泉は源頼朝が発見して入浴したという、草津温泉の中でも特に伝統と歴史に彩られた源泉だ。刺激の強い強酸性硫黄泉だが、湯守という名の職人が源泉を寝かせて温度を調整し、さらに湯もみすることで成分を均一にして、温泉の効果をアップ。「炭酸泉と並んで冷えに効果があるのが硫黄泉。温泉に含まれる硫化水素が、末梢神経の血液の流れを高めてくれるので冷えを改善し、短時間の入浴でもしっかり温まります」住所:群馬県吾妻郡草津町草津396電話番号:0279-88-2311料金:2万9150円~(1泊2食付き・2名1室1名の場合)※日帰り入浴可アクセス:草津温泉バスターミナル下車、徒歩約5分【貧血】鉄分不足が原因の貧血には含鉄泉がおすすめ小赤沢温泉「楽養館」(長野県)豊富な鉄分が婦人科系機能を高める長野県と新潟県の県境で、まさに日本の秘境ともいえる秋山郷にたたずむのが「楽養館」。クラシカルな木造の建物が趣深い日帰り温泉だ。古くから苗場山の登山口に湧く療養温泉として知られ、鉄分を多く含む「含鉄」の赤い湯が特徴。「この温泉で偶然一緒になった60代くらいの女性から『ここに入ったら止まっていた生理が再開したの!』という話を聞いて、びっくりしました。女性に不足しがちな鉄が多いお湯だからかもしれません」住所:長野県下水内郡栄村堺18210-10電話番号:025-767-2297営業時間:10:00~18:30休:水曜料金:大人600円※冬季休業中。4月28日再開予定アクセス:関越自動車道石打塩沢ICより車で約1時間30分花山温泉「薬師の湯」(和歌山県)温泉を飲んで鉄分を直接取り込む小赤沢温泉と同様に高濃度の含鉄泉として知られるのが花山温泉「薬師の湯」。浴槽に結晶化するほどのミネラルや鉄分を含み、高濃度の炭酸ガスの圧力で自然に噴き出る天然温泉として人気だ。26度の源泉風呂、41・5度の大浴場、さらには38度の低温風呂と、さまざまな温度の浴槽があり、故障を抱えたアスリートが身体を休めに来ることも多い。「ここは飲泉ができるのもポイントです。鉄分のほか、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなども含まれているので貧血以外にもいろいろな効果が期待できます」住所:和歌山県和歌山市鳴神574電話番号:073-471-3277料金:1万1150円~(1泊2食付き・2名1室1名の場合)※日帰り入浴あり。木曜午前10時以降休館アクセス:JR和歌山駅から車で約10分【美肌】温泉の有効成分で肌の角質オフ&保湿女塚温泉「改正湯」(東京都)都会の真ん中にある銭湯で肌なめらか昭和4年創業の「改正湯」は東京23区内にある天然温泉。何といっても、地層の亜炭層を通過するモール泉の通称・黒湯が人気。黒湯は弱アルカリ性なので洗浄力が高く、古くなった角質や汚れを落とす効果がある。「このお湯につかるとガサガサになったかかとやひじが、ツルツルになるような感じがします」など、美肌の湯の呼び声も高い。また、炭酸ガスを注入したオリジナルの黒湯炭酸温泉や、白湯と呼ばれる超微細気泡のシルク風呂も楽しめる。銭湯では珍しく、髪染め専用ブースも設置するなど、女性にうれしい美容ポイントも。住所:東京都大田区西蒲田5-10-5電話番号:03-3731-7078営業時間:15:00~23:30(時短営業の場合も。金曜休)料金:480円アクセス:JR、東急線蒲田駅より徒歩約8分玉造温泉「湯之助の宿 長楽園」(島根県)弱アルカリ性のお湯が美人の湯の秘密出雲の国・島根県の玉造温泉は国内屈指の美肌の湯として知られ、『出雲風土記』や『枕草子』にも記されているほど。その中でも江戸時代から松江藩より湯之助の官職を与えられ、温泉の管理を任された歴史のある宿が「長楽園」だ。「手掘り式では日本一の広さといわれる庭園露天風呂は開放感たっぷり。硫酸塩泉と塩化物温泉のお湯は肌がしっとりすべすべになります。出雲大社が近いので、開運も望めそうです」住所:島根県松江市玉湯町玉造323電話番号:0852-62-0111料金:1万6750円~(1泊2食付き・2名1室1名の場合)アクセス:JR玉造温泉駅よりシャトルバスで約5分壁湯天然洞窟温泉「福元屋」(大分県)“生まれたて”のお湯が肌に活力を「福元屋」は明治40年創業、全9室の小さな宿。300年以上前から自然に噴出していると伝わる源泉が、岩壁の大きくせり出した洞窟温泉だ。39度の低温の遠赤外線効果でじっくりゆっくりと温まるので湯疲れしにくい。「岩の浴槽のすぐ下の源泉から生まれたてのお湯が極小の泡となって湧き出てきます。だからいつでもお湯がフレッシュ。新鮮であればあるほど、肌に力がみなぎり、スッキリと清められる気がします。日本にはたくさん温泉がありますが、このような温泉は珍しいです」住所:大分県玖珠郡九重町大字町田62-1電話番号:0973-78-8754料金:1万7500円~(1泊2食付き・2名1室1名の場合)※立ち寄り湯ありアクセス:JR豊後森駅から路線バスで約30分【子宝】細胞を活性化していざ妊活栃尾又温泉「自在館」(新潟県)ラジウム泉が自律神経の乱れ改善栃尾又温泉は開湯が8世紀。この地で約400年も湯守を続けてきたのが「自在館」だ。泉質はラジウム泉で、36度の低温の温泉に長時間つかるのが伝統的な入浴法。これによって副交感神経が高まると自律神経の乱れが改善され、ホルモンバランスが整い細胞の働きが活性化。それが子宝の秘訣だとか。「宿に来るお客さんの中には、『両親がここに湯治に来て授かった子どもが私です』とおっしゃる人も珍しくないそうです」住所:新潟県魚沼市上折立66電話番号:025-795-2211料金:1万3460円~(1泊2食付き・2名1室1名の場合)※日帰り温泉は要予約アクセス:JR小出駅より路線バスで約35分【開運】非日常の温泉につかって運気をアップ熱川玉の湯温泉「熱川プリンスホテル」(静岡)太陽と月が織りなす絶景見て開運伊豆半島の東海岸にある「熱川プリンスホテル」には海抜80mの屋上露天風呂がある。温泉と海岸線が溶け合い、空中に浮いているかのような感覚になるのが人気。泉質はアルカリ性温泉で、メタケイ酸も多く含むので、保湿効果が高く肌がなめらかに。「ぜひ露天風呂から見ていただきたいのが朝日です。神聖な太陽の光が海からまっすぐに昇ってくる様子には言葉を失います。また満月の夜には、月光が海上に反射して美しいムーンロードが現れます。この絶景を目の当たりにすると、運気がグンと上昇するような気がしますよ」露天風呂だけでなく大浴場にも個性豊かな風呂がたくさんあり、満足度も高い。住所:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1248-3電話番号:0557-23-1234料金:1万8700円〜(1泊2食・2名1室1名の場合)アクセス:伊豆急行線・伊豆熱川駅より送迎バスで約5分湯泊温泉共同浴場(鹿児島県)心の壁を取り除いて恋愛運アップ世界遺産・屋久島の湯泊という海岸にあるのが湯泊温泉。町の共同浴場であり、男女は衝立1つだけで仕切られている混浴湯。24時間開かれていて、目の前の海の波音を聞き、沈む夕日や星空を見ながら入浴できる。「混浴なので最初は抵抗があるかもしれませんが、思い切って入ってしまえば一緒に入っている人との心理的な距離感がぐっと縮まります。オープンハートになれるのが混浴の醍醐味。恋愛運に効果があるかもしれませんよ」近ごろ恋から遠ざかっている人は湯泊温泉へゴー!住所:鹿児島県屋久島町湯泊1714-28電話番号:0997-48-2806料金:こころざし(200円)アクセス:宮浦港から路線バスで約1時間30分「温泉には“幸せの一期一会”が待っています。いいお湯との出会いはもちろんですが、宿の女将さんをはじめ、温泉で働く人には素晴らしい人が多く、私はこれまで大切な出会いをたくさんしてきました。だから私は温泉をずっと巡っているのだと思います」温泉は身体の不調だけでなく、メンタルにもいい影響を与えてくれる。春は出会いのシーズン。女の心と身体に効く幸せの一期一会を、日本全国の名湯に探しに行こう。教えてくれたのは山崎まゆみさん●温泉エッセイスト。新潟県長岡市生まれ。32か国1000か所以上の温泉を訪れ、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのあらゆるメディアで温泉の魅力を伝える。跡見学園女子大学で観光温泉学の講師も務める。近著に『女将は見た温泉旅館の表と裏』(文春文庫)。<取材・文/東野りか>
2022年05月06日仕事ができてお金持ちでも婚活に失敗する男性たち(写真はイメージです)仕事をきっちりとこなし、会社的評価も高く、高収入を得ている。けれど、恋愛経験がないままに年を重ねてしまった。そんな男性が40代後半、50代、60代になって婚活を始めると、どうなるでしょうか?最初は失敗続きです。ライターをしながら婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。仕事ができる、イコール、恋愛上手とはならない。その事情について考えていきましょう。お金があっても若い女性と結婚できるわけではないふみおさん(55歳、仮名)は、上場企業の取締役をしている年収1700万円の男性です。初婚でお子さんを希望しています。「第一希望は、30代、譲歩しても41歳くらいまでの女性と結婚したいです」入会面談のときにこんなことをおっしゃっていたので、私は、現状を申し上げました。「男性の中には、お金があれば若い女性と結婚できると思っている人たちがいます。しかし、現実は違いますよ。ほとんどの女性たちが、父親のような年齢の男性との結婚は考えていません」もちろんそうしたカップルも世の中にはいます。ただそうした人たちの多くは、生活圏内で自然に出会って、女性が男性を好きになり、年齢差が気にならなくなっている。そこにいくと、婚活というのは条件ありきの出会いです。まず最初にその人のプロフィールが提示されます。体温のないプロフィールを見て、15も20も歳の離れた男性と“結婚を前提に会ってみたい“と思う女性は、まずいないのです。タレントさんの中にも親子ほど年の離れた女性と結婚する男性がいます。しかし、そこには男性が“有名芸能人“というブランドがありますし、メディアを通じてすでに彼らがどういう人なのかを、女性たちが知っているのです。また、芸能界は、文字どおり芸の世界ですから、その方に才能があって健康ならば、死ぬまで仕事ができます。ただこんな説明をしても、“わが子をこの手に抱きたい“と思っている40代後半、50代、60代の男性の気持ちを覆すことはできません。ふみおさんも然りでした。婚活をスタートさせると、30代前半の女性に40件近くの申し込みをかけました。しかし、女性側からは“辞退“の返事が次々に届きました。そんな中で、42歳のさえこさん(仮名)と43歳のひろみさん(仮名)からお申し込みが来ました。女性から申し込みが来るのは、うれしいものです。ふみおさんが希望している年齢よりも少し上でしたが、この2つのお申し込みは受けて、お見合いをすることになったのです「日程ですが、さえこさんは、○月×日の13時に渋谷でお願いします。ひろみさんは、そのあと、同じく渋谷で15時にお願いします」お見合いが成立すると、そんな連絡を入れて来ました。結婚相談所では、日程調整は、相談室間ですることになっています。そのときは、候補日は、3つくらい出すのが通例です。私は、ふみおさんに言いました。「お相手にも都合があります。こちらが一方的に日時と場所を指定しても、それがとおる訳ではありませんよ」恋愛経験のない男性は、婚活を自分の都合で進めがちです。ことに50代、60代の男性は、自分たちが育ってきた時代背景から、結婚は男がお金を出すもの。だから男が上。女はそれに従う、と考えているようなところがあります。高収入の男性なら、なおさらそうした考え方を根強く持っています。これでは、婚活はうまくいきません。結局お互いの希望日を擦り合わせてお見合いをしたのですが、お見合いを終えた2人の女性からは、“お断り”がきました。それを伝えると、ふみおさんは、言いました。「ホテルのラウンジでの1500円のコーヒー、その後にホテルに入っていたレストランで、4000円近いランチをご馳走したんですけどねぇ」お茶やご飯をご馳走すれば、お見合いで交際希望がくるわけではありません。ついつい人や物事を批判、評論してしまう自営でITコンサルをしている、ようたさん(仮名、47歳)は年収1400万円。仕事はとても順調のようで、「商談は90%以上の成功率でまとめている。話術で人をその気にさせるのは得意」と、入会面談のときに語っていました。ところが、いざ婚活をスタートしてみると、婚活は苦戦中。活動して半年になるのですが、得意な話術で女心は掴めず、交際に入って2、3度デートを重ねると、女性からお断りが来ていました。「どうしてなんでしょうか。ここで問題点を洗い出したいんですが」そんな電話がかかってきました。その電話は外からで、どこか駅の近くのようでした。電車が通るような騒音に混じって、路上ライブをしている男性の歌声が聞こえてきたのです。すると、ようたさんは、ボソッと言いました。「よくあの歌唱力で、人前で歌おうと思えるよな」私は、この言葉を聞いたときに、ここにようたさんの婚活がうまくいかない原因があると思ったのです。また以前、仲人が同席したお見合いがありました。場所は、洋食レストランでした。着席してメニューを開くと、表示された料理をひととおり見て、その後にグルリと店内を見回し、こう言ったのです。「この店の作りで、この価格なら、まあ良心的だな」仕事柄なのでしょうか。ようたさんには、物事を見たとき、なんでも冷静に分析し、その評価を口にしてしまう癖があったのです。こうした男性は、確かに仕事はできるでしょう。しかし、デートで一緒にすごしているときに、男性がこんな人だったら、女性はいい気持ちがしません。それが毎回のように続くと、その発言が鼻につくようになります。婚活をうまくいかせるためには、人や物事の批判や評論よりも、明るく楽しい話をすることを心がけたほうがいいのです。多くの女性が、“仕事ができる男性”や“仕事への情熱を熱く語る男性”を素晴らしいと思っています。ただ、そうした男性を男として好きになるか否かは、また別の問題なのです。わがまま女性に散財しても結婚はできない地方都市で地場産業を経営しているひろとさん(46歳仮名)は、年収1600万円。これまで恋愛経験がほとんどありませんでしたが、この度、婚活を始める決意をしました。そのことを懇意にしている取引先の部長に話すと、「知り合いに独身の女性がいて、確か恋人を探していたと思うから、聞いてみましょうか」と言って下さったそうです。「ぜひ、お願いします」そうして紹介されたのが、「自営でセミナー講師をしている」というちあきさん(41歳、仮名)でした。最初は、紹介者の部長さんを含め、3人で食事。一流ホテルの和食ランチでしたが、そこを指定してきたのは、ちあきさんでした。そのときは、8000円のランチに飲み物がついて、3人で3万円弱。次のデートもちあきさんの指定で、都内の有名なフレンチレストランに行きました。このときはディナーだったので、2万円のコースに飲み物やテーブルチャージの料金がついて、2人で5万円近く。カードで支払いを終えたひろとさんは、思いました。「結婚が決まるまでは、デートの度に、こんな高額な食事が続くのだろうか」そこで、3回目のデートでドイツ料理を食べたときに、ひろとさんは、ちあきさんに聞いたてみたのです。「ちあきさんは、僕との結婚についてどう考えていますか?」すると、ちあきさんは涼しい顔で、こう答えました。「私、今仕事に夢中なんです。もう少し今の事業を拡大したいし、取りたい資格もあるので、最低3年は結婚を考えられない。ただ、ひろとさんとこうしてお会いしてお食事するのは、とても楽しいし、刺激的だし、本当に素敵な人をご紹介していただけたなと思っているんですよ」この発言にひろとさんは、口をあんぐりと開けてしまいました。「美味しい食事がただで食べられる、これはお財布がわりにされている!」紹介して下さった部長さんは、「彼女は、恋人を探している」と言っていたけれど、その先の結婚は全く考えていない。これでは、恋人というよりも、高級レストランで食事をさせてくれる男性を探しているだけ。婚活でななく、パパ活ではないか!結婚相手を真剣に探そうと思っている自分とは、そもそも考え方が違っているし、いいように利用されていることに気付いたというのです。仕事はできで、高収入を得ている。ところが恋愛をしないまま歳を重ねてしまった男性たちが40代後半、50代、60代になってから婚活を始めると、どうも失敗が多い。お金があるから若い女性と結婚できるわけではなし、ご飯を何度もご馳走していれば、女性の気持ちが手に入るわけではないのです。仕事と恋愛は違います。恋愛で大切なのは、相手の気持ちが今どこにあるのか、それを確かめながら、関係を前に進めていくことです。女性から好きになってもらわないと、時間を使っても、お金を使っても、結婚はできません。鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』YouTube『仲人はミタチャンネル』
2022年05月02日※写真はイメージですもう「愛」はない、でも“まだ”離婚できない……。夫に頼ることなく生活するため、妻が下した決断とは? 昭和、平成とは違う“令和流”妻の生き方はーー。どの時代でも存在する「仮面夫婦」。だが令和に入ると、夫婦関係の落としどころが昭和や平成に比べて変化しているようだ。夫に従うだけではなく、女性が自ら主導権を握る傾向が強いのも、令和の特徴だ。これまで「子はかすがい」という理由で「我慢」を決め込んできた女性たちが、人生100年時代を見据えて「自分の人生は自分のもの」と新しいステージへと切り替えようとしている。令和の仮面夫婦の実態を追ってみた。セレブ婚のはずが……自立まで別れないことを決めた妻の戦略愛美さん(仮名・34歳)は合コンで知り合った外科医と6年前に結婚した。19歳違いの“年の差婚”だったが、高収入男性との結婚は周囲の友人たちから「玉の輿婚」と称され、羨望の目を向けられた。「フリーランスの外科医の夫の年収は結婚当時7000万円でした。リスペクトできる夫に、尽くしたいと思ったんです」結婚した翌年に長男が誕生。生活費も月に100万円ほど使え、愛美さんは妻として母として幸せな日々を過ごす、つもりだった。「子どもが2歳ぐらいのころから、時々夫が厳しい口調で私をなじるようになりました。でもそのころは、仕事で疲れているのだろうと思ってスルーしていたんです」今思えばそれはモラハラだった。夫の言動がヒートアップしたのは令和2年から。コロナ禍の影響で手術が激減し、年収は3000万円に減っていたという。「まず束縛が激しくなりました。夫が帰宅するときは必ず家にいることを強いられます。モラハラ発言も頻繁に起こりました」夫は帰宅すると愛美さんに罵声を浴びせる。「このバカ」と呼びつけ、「おまえなんか何にもできない」「バカなんだから家事ぐらいはしっかりやれ」、「掃除をもっときちんとやれ、このバカ」と繰り返す。そして最後に「出ていけー!」と大声で叫び、リビングから追い出されるのだという。「そのたびに幼い子どもを抱きかかえて、クローゼットがある部屋に逃げ込みました。このままだと子どもに悪影響が及ぶと思い、近所に小さなマンションを借りたんです。夫が怒鳴るたびに“友達のところに行く”と嘘をついて、子どもと一緒にそのマンションに避難しています」家政婦以下の扱いをする夫から生活費もどんどん下げられ、子どもの育児費も含めて月に渡される家事育児代が30万円になった。「今はカツカツの生活。コロナで夫の外食も少なくなり、夕食を用意する機会が増えました。そのたびに“バカ”と罵倒されるんです」モラハラ夫と別れたくなった愛美さんは、弁護士の無料相談を活用した。相談しているうちに納得できなかったり、別の意見を聞きたいと思い、結果、8人の弁護士に相談。すると全員が離婚を強くすすめた。「でも弁護士からは、多額の報酬の話ばかりでうんざり。そのうちに、すぐに離婚をしないという選択肢もありと考え始めたころでした。たまたまネットでライブ配信をしているライバーの友人のマネジメントの仕事を手伝い始めると、とても面白くて。起業しようと真剣に考えるようになり、経営関係の専門学校に入学しました。もちろん夫にはナイショです」愛美さんは卒業後に起業することを計画中だ。幸いにもコロナの影響で補助金制度が増えたため、大いに利用しようと考えている。「2億円のキャッシュが貯まるまでは別れずに仮面夫婦で関係をつないでおくつもりです」モラハラ夫に対する恨みが起業の原動力になっている愛美さん。目標が定まると、子どもに対しても笑顔が増えたという。モラハラ夫の悩みは昭和、平成も多かった。だが仮面夫婦のまま、子どもが成長するまで我慢するというかつての選択はない。あくまでも自分が自立するまでのことだ。2億円という目標金額は、モラハラ夫と訣別するための切り札的な存在なのだろう。浮気とモラハラに耐えてーー仮面夫婦を続ける理由は“会社は子ども”だったが……20年前、6歳年上の男性と合コンで知り合って結婚した麻由美さん(仮名・49歳)。有名私立大学を卒業後、外資系企業に勤務していたときに出会い、結婚後は退職して夫の会社の経理を担うようになる。夫の会社は年商が1億円ほどの中小企業だった。「結婚2年後に子どもが生まれてから、夫の浮気が激しくなったんです」麻由美さんの妊娠中から浮気の兆候があったが、麻由美さんは見て見ぬふりをしていた。浮気は一時的なもの。子どもの父親なのだから、必ず自分のところに戻ってくると信じていた。だが出産後の子育て中も、夫の会社を必死で支えていた麻由美さんを夫は平気で裏切り、同時に束縛も始まりスマホのGPSで居場所を探された。「子どもが3歳ぐらいになってから、夕食は必ず家族で食卓を囲むというルールを作ったのは夫でした。夫は夕食時の外出を禁じたんです」そこで麻由美さんはママ友らに聞いてみた。すると夫と夕食を毎日、ともにするママはほとんどいなくて、夫の帰宅が遅いから夫の分を作らないこともあるという。うらやましくて思わずため息が出そうになった。「夫はおかずが8品以上ないと不機嫌になるので、夕食の支度も大変。しかも夕食が終わると夫は必ず飲みに出かけ、浮気相手と会っていました」小さい子どもがいるから、ほかの女性の香水を家に持ち帰らないでと苦言を呈すると、気分を害したのか夫はますます束縛するようになったという。門限を決められ、そんな生活のストレスから眠れなくなり、彼女は睡眠導入剤を服用するようになった。「精神科医やカウンセラーに相談しました。でもある有名な離婚カウンセラーから“離婚するケースではない”と言われたんです。理由は夫の会社が、私にとってわが子のような存在だからというのです。言われてみると、確かにそのとおりでした」夫の会社に情が移ってしまったことで離婚に踏み切れなくなったことに気づいたが、さらにショッキングなことが起こる。「子どもが’19年に海外留学してから、夫の浮気がさらにヒートアップ。複数のパパ活サイトに登録して、若い女性と毎晩のように遊んでいました。しかも夕食時に浮気相手から連絡がくると堂々と電話に出るため、目の前にいる私に内容の一部始終が筒抜けなんです」あまりにもひどいモラハラに、麻由美さんはストレスで嘔吐を繰り返すようになると、医師から夫との距離を置くようにアドバイスされた。そのため寝室を別々にして、夕食時に女性から電話がかかってくると、食事を中断して自室にこもるようになったという。「GPSで探せるように設定されたスマホ以外に、自分のスマホも用意しました。夫に対するささやかな抵抗です」そんな中、コロナ禍のため1年半も会えなかった、留学中の子どもが帰国した。久しぶりの子どもとの生活。そこで麻由美さんは、子どもが独立して家を出てしまったら……、と考え始めたという。夫と2人きりの生活は、もう耐えられないだろうとはっきりわかったという。女友達に相談すると共感してくれた。「今年に入ってから、同窓会で再会した女友達と話が弾んで飲食店でワインを飲んでいるうちに、つい門限の夜8時を過ぎてしまったんです。夫に電話をするとかなり不機嫌。その気配を感じた女友達が夫に直接話すと申し出てくれたので、スマホを渡しました」夫に謝罪している女友達に申し訳ないという気持ちと、一方でなぜ友達と自由に話すことを禁止されるのかと悶々となった。次第に「子どもでもあるまいし」という猛烈な怒りが湧いてきたという。「友人からスマホを渡され、電話を替わると“すぐに帰ること”と夫から命じられたんです。“はい”と返事をしながら、やっぱりこれはおかしいのではと」さらにタクシーで麻由美さんを送ってくれた女友達が、インターホン越しに夫に謝罪しているのを見て恥ずかしくなったという。「もう限界」会社に注いでいた愛情よりも、夫と離れたい気持ちが上回った瞬間だった。コロナ禍でヨガやセミナーなどのオンラインで、さまざまな人たちと交流を持てたことも離婚を前向きにさせてくれたという。「今はまだ仮面夫婦のままですが、50歳を機に自立のための準備をしています」モラハラ夫と別れて、自立すると決めたら未来が明るく見えるのはいつの時代も同じだ。離婚のチャンスを逃してきたのではなく、機が熟したといえるだろう。職場の従業員らと浮気する夫反発した妻は「まず経済力。そして離婚」パート社員で、中学2年生と小学4年生の2人の子どもの母親の理恵さん(仮名・39歳)は、3年前から離婚を考えている。大手機器メーカーの課長兼工場長の夫(44歳)の浮気が原因だ。「1人ではなく複数でした。相手は夫が働いている工場の従業員の女性たち。夫の帰宅が遅いことが続いたり、休日出勤が多くなったので、おかしいと思ってスマホを覗くと、女性たちとのラインのやりとりにショックを受けました」理恵さんは夫の、人としての下品さに嫌気がさした。触られるのも嫌になったという。「離婚を視野に入れた話し合いをするつもりでした。でも私はパート社員なので、離婚すると経済的にきつくなります。慰謝料をはじめとして、養育費もできるだけ多く出させようとしました」夫の年収は1000万円に近い。子ども2人の養育費を月額最低20万円以上もらい、高校や大学進学のときには教育費を別途上乗せしてもらうつもりだった。「ところがコロナ禍で工場が縮小してしまい、夫の収入が減少しました。しかも浮気相手の従業員たちが次々と故郷に帰ってしまったんです」離婚のタイミングを逃してしまったと嘆く理恵さん。さらに追い打ちをかけるように一昨年はリモート勤務で夫が自宅にいることが多く、うっとうしくなった。「ひとつ屋根の下に一緒にいるのも嫌になったので、理由を見つけて子どもとともに近くの実家に帰りました。実家にいる間中、このままではいけない、何とかしなくてはと焦って、副業のオンラインセミナーに参加するなど、離婚後の生活のことを模索しています」さらに気がかりなのは、義母が孫たちを可愛がっていること。離婚となると猛反対は当たり前、ひょっとしたら理恵さんの収入が少ないことを理由に親権を夫に取られるのではと危惧しているうちに、去年の秋に夫のリモートも終わった。今は元の家に戻っている。「離婚は必ずしたいです。でも夫の会社の今後の業績が読めないので、養育費もあまり取れないかもしれません。子どもたちは夫婦仲が悪いと気づいています。しばらくは仮面夫婦で過ごすつもりです」コロナ禍により経済的な先行きが不透明になった。その懸念から、離婚を踏みとどまって仮面夫婦を続けるケースも、一定数存在しているのだ。取材・文/夏目かをる取材協力/澁川良幸
2022年04月12日婚活をしている人たちに多いのが自分の年齢を棚上げして、「若い人と結婚したい」という願望です(写真はイメージです)人間年を重ねれば経験も知識も増えて内面の厚みもできていきます。一方で、歳を重ねるほどに体力が衰えたり、見た目が老けたりします。現在の自分の年齢をどう捉えるかは、人それぞれに違うと思うのですが、婚活をしている人たちに多いのが自分の年齢を棚上げして、「若い人と結婚したい」という願望です。ライターをしながら婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、“結婚相手の年齢”について、一緒に考えていきましょう。おじさん、おじいさんが申し込みをかけてくる“結婚相談所で婚活するのは初めて”というよしえさん(32歳、仮名)。登録して1週間が経ち、憤りながら連絡を入れてきました。「40代、50代の方からのお申し込みがとても多いので、驚いてしまいました。昨日は、60代の男性からも申し込みが来ていました。いったい何を考えているんでしょうかっ!私の父は59歳なので、60代だと父よりも年上です。男性の希望年齢をプロフィールに記載して、年齢を区切ってもいいですか?」結婚相談所のプロフィールには、お相手の希望年齢を入れる欄があります。私はそこはあえて、“こだわらない”にチェックを入れるように会員たちには勧めています。なぜかと言えば、受けたくない申し込みは×で返せばいいのだし、年齢を制限することで来るお申し込みに制限をつけてしまうのは、もったいないと思っているからです。ただ、会員の中には、そう考えられない人たちもいます。親子ほど歳の離れた男性から申し込みが来ると、“女性としての価値を低く見られた”“バカにされた”と思うのです。よしえさんもそのひとりでした。そして、プロフィールの男性希望年齢の欄に“25歳から35歳まで”と、記載を加えました。ところが、それでも40代、50代、60代の男性からのお申し込みは来ます。「希望年齢の欄を見ていないのでしょうか?」さらに憤りの連絡を入れてきました。そこで、私はよしえさんに言いました。「たとえ希望年齢が書かれていても、申し込みをかけてはいけないという規定はないので、“もしかしたら受けてもらえるかもしれない”という気持ちから、ダメ元で申し込みをかけてくる人がいるんですよ。受けるか受けないかは、女性側に選択権があるのだから、受けたくない申し込みは、×で返せばいいんですよ」また、先日はあやこさん(44歳、仮名)からも、こんなメールがきました。「会員番号〇番の75歳の方なんですけど、先月も先々月もお申し込みがきて、私が2度とも×で返したんですよ。それなのに、今月またお申し込みをかけてきているんです。お相手相談室に、もうお申し込みをかけないように伝えていただけませんか?私も44歳なので贅沢は言えませんが、75歳と言ったら31歳も年上ですし、さすがに70代の男性と結婚する気にはなれません」女性たちの気持ちもわかるのですが、申し込む男性陣にしてみたら、「自分は年齢よりも若く見えるし気持ちも若いから、受けてもらえるかもしれない」と思っているのでしょうね。同世代の女性とは話が合いません先日は、こんな男性が面談にいらっしゃいました。まきおさん(59歳、仮名)、バツイチで年収2000万円、自営業者です。私の相談所では、面談に来ていただくと、まずは面談用紙に、生年月日、婚歴、どんなお相手を希望するかなどを簡単に書いていただきます。まきおさんの女性希望年齢の欄には、20代と30代のところに〇がついていました。その面談用紙を見ながら、私が尋ねました。「現在59歳ですよね。希望年齢が若すぎるので、もっと幅を広げませんか?この年齢に絞ったら、お見合いを組むのは難しいと思います」すると、まきおさんは毅然と言いました。「いや、できたら子どもが欲しいので、年齢を上げることはできません」そして、1度目の結婚は、30代前半の時で10歳年下の女性だったというのです。その結婚は5年で離婚になり、子どもは授かりませんでした。男性の中には、40代後半、50代、60代になっても、「子どもが欲しい」という方がいらっしゃいます。そうした方たちは、ある程度の年収があったり、不動産などの不労所得があったり、平均よりも多額の貯蓄があったりと、経済的に豊かな傾向にあります。ただ、婚活している多くの女性たちが口を揃えて、こう言うのです。「結婚は日々の生活なので、お金は必要です。だからと言って、お金だけがあればいいというものではない。親子ほど歳の離れている男性だと話も合わないし、結婚して数年後には介護の問題が出てくるじゃないですか」「そう言う女性が多いんですよ」と、まきおさんにもお伝えしました。ところが、まきおさんは、涼しい顔でこう返してきたのです。「話が合わないという点で、僕は心配していないんですよ。仕事で若い人を相手にしていますし、僕自身の感覚も若いです。聞いている音楽も20代、30代の人たちに人気のあるアーティストです。むしろ同世代の女性の方が話が合わないんですよ」自分は、ほかの50代とは違う。感覚が若いから、同世代である50代の女性とは話しが合わないし、こういう自分は、20代、30代の相手と結婚するに相応しい男だと思っているのでしょう。女性たちの中にも年下希望者が多いでは、女性たちは申し込みをかける設定年齢を、どう考えているのでしょうか?20代の女性ですと、10歳くらい上でも、お相手の条件がよければ申し込みをかけることがあります。しかし、30代に入ると多くの女性がどんなに上でも7歳くらいまで、できることならなるべく自分の歳に近い男性、もしくは年下にお申し込みをかけるようになるのです。中には、10歳、15歳下の男性にも、平気で申し込みをかける女性もいます。前出の32歳のよしえさんも、希望年齢を下は25歳からで上は35歳までとしていました。つまり、下は8歳差、上はたったの2歳差で設定しているのです。ようたさん(35歳、仮名)は、年収が900万円ありますが、先日45歳の女性からお申し込みが来て、こんなふうに憤っていました。「何を考えているんですかね。僕は希望年齢のところに“35歳まで”としていて、年下希望なんですけど。10歳も上の女性とは、結婚できませんよ」ただ重ねて申し上げますが、申し込む時に、“○歳以上の年齢差があるお相手への申込みはできません”という規定はないのです。申込みは、個人の自由です。時間軸は同じでも感じ方が違う年齢のマジックそして、年齢というのは不思議なもので、1年は365日、1日は24時間と決まっているので時間軸はかわらないのですが、下を見るとものすごく近く、上を見上げるととても遠く感じるものなのです。前出のまきおさんは59歳で、20代、30代の女性を結婚相手に希望されていました。もし29歳の女性だったとしたら30歳の年齢差があります。59歳に30歳を足したら、89歳。29歳の女性は、その時間軸でまきおさんを見ているのです。とても結婚相手には考えられないのです。“そんな理屈を並べ立てられても、結婚するのは自分。希望年齢は変えられませんよ”という方が多いでしょう。そんな方たちは、まずはリアルでお会いして、ご自身の魅力で異性の気持ちを掴んでいくしかありません。リアルに出会う婚活といったら、婚活パーティでしょう。パーティの場合は、第一印象が勝負になるので、年齢差カップルが生まれやすいのです。ただ婚活パーティの場合も、参加者を、“20代、30代限定”と年齢を区切っているところがあります。年齢の縛りがないのは、相席系居酒屋やバーでしょうか。ただし、こうした場所での婚活は、パパ活やママ活に、注意を払ったほうがいいですね。ともあれ仲人としては、年齢にこだわるよにもお人柄を重視した婚活をしていただきたい。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、これが率直な気持ちです。鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』YouTube『仲人はミタチャンネル』
2022年03月28日大谷翔平《忘れていませんでしたよ。お待たせしました!!》日本時間の3月11日、ロサンゼルス・エンゼルスが公式ツイッターに、笑顔の大谷翔平が映った動画を投稿。「メジャーリーグでは、選手の年俸や試合のルールを改定する“労使協定”をめぐって、リーグ機構と選手会が対立。交渉が難航したことで新シーズンの開幕が延期される事態となっていましたが、11日に急転、合意を迎えました」(スポーツ紙記者)エンゼルスの開幕戦は4月8日に決定。延期に伴い試合数が削減される可能性もあったが、従来どおり162試合が行われる運びに。これは、大谷のキャリアに大きく関わるという。「試合数の減少に伴って、FA(フリーエージェント)権の取得に必要なシーズン中の登録日数を満たすことが、難しくなってしまうおそれがあったんです。大谷選手は順調にいけば2023年のオフに取得可能となる予定ですが、引き続き交渉がもつれていたら、翌2024年に遅れてしまっていたかもしれません」(同・スポーツ紙記者)FA取得の頃には30歳を迎えている現在27歳の大谷は、2024年のオフには30歳に。30歳以上の選手との大型契約を敬遠する傾向にある大リーグにおいては、1年の遅れが大谷の足かせになることも考えられた。しかし、スポーツライターの梅田香子さんによると、仮に大谷がそんな事態に陥っていたとしても、対策が講じられていただろうとのこと。「野茂英雄さんが渡米した1995年は、前年から続いていた選手会によるストライキの影響で試合数が削減されましたが、日数にかかわらず1年分の登録を認める特別措置がとられました。今回も、もし日数が削減されていても同様の“特例”が認められていたでしょう」さらに、プレーの面でも期待できることが。「一般的に投手より打者のほうが、個人での調整が難しいようです。開幕が遅れた1995年は、継投も含めてノーヒットノーランが9試合もありました。“投手”大谷選手にとっては昨年以上の好成績を残す大チャンスです。また、今季からア・リーグとナ・リーグの両方でDH(指名打者)制がとられるため、打席数が増えることで“打者”としてもさらなる活躍が期待できます」(梅田さん)偉業達成ならプライベートも一大旋風を巻き起こした昨シーズン以上の活躍を見せれば、2年連続のMVP獲得も夢じゃない。歴史的偉業を果たした暁には、プライベート面での“ゴールイン”もついに近づくようで……。「以前は“現役のうちは、ちょっと考えられない”と漏らしていたくらいだから、仮にFA権の取得が遅れていたら野球人生が後ろ倒しになって、結婚にも影響が出ていたかもしれませんね。ただ、結果としてキャリアに影響は出ませんし、DH制のルール改定は“二刀流”の彼にとって完全な追い風。とりわけ意識の高い本人が“やり切った”と思えるくらいの成績を残せたら、プライベートなことに向き合う余裕も生まれてくるのでは」(大谷の知人)長らく続いた交渉もまとまり、ついに開幕が決定した大リーグ。昨年“伝説”となった大谷が今年も大活躍を見せ、私生活で“祝砲”が上がる日も近づく!?
2022年03月16日婚活には、難しい年齢と条件があります。それは何歳で、不利な条件とは何だと思いますか?仲人の経験則から申し上げますと、女性は、アラフォーのバリキャリ、男性は、アラフィフの高年収です。キャリアを積んでいる女性は、自立して稼いでいるのだから評価されて当然。男性で年収が高ければ、豊かな生活ができるのだからモテて当然。ご本人たちは、そう考えているのですが、これが意外や意外、婚活では苦戦するのです。ライターをしながら仲人として婚活現場に関わる筆者が、目の当たりした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、『好条件なのに、婚活に苦戦する人々』について、記したいと思います。写真はイメージです■年収1500万円男性とのデートが割り勘でしたさえさん(40歳、仮名)は、スレンダーでサラサラしたロングヘアーの美人です。ご自身でも美に関しては人一倍気を遣っており、40歳と聞いて誰もが驚くほどの若々しいスタイルと美貌を誇っていました。40歳にしてこの美しさですから、20代のころは、男性からさぞかしモテたのでしょう。「まあ、声をかけられることは多かったですね。あと、20代後半のころ、1年付き合っていた男性からプロポーズをされたのですが、最後の最後で結婚の決断ができませんでした。もっと他に私に合う人がいるような気がして」そんなことを入会面談のときに言っていました。そして、30代になってから付き合うのはもっぱら年下男性だったというのです。「アプローチされて付き合うんですけど、いざ結婚となると、やっぱり子どもに見えてしまって」かなりモテていたようですが、「40歳になった今も独身!」です。厳しいようですが、その現実を受け止めるように、仲人としてはお伝えしました。そんなさえさんが、結婚相談所の入会を決めたのは、「1日も早く結婚をして、出来ることなら子どもを授かりたい」という理由からでした。ところが、婚活を開始してみると、年下からの申し込みは全くありません。申し込みをかけてくるのは、40代後半、50代の男性ばかり。40代前半男性からのもお申し込みもありましたが、年収が400万円台。さえさんは、年収700万円以上稼いでいましたから、「会ってみたいと思う人がいません」と言って、お見合いの受諾をしなままに数週間が経っていきました。そんなときに、45歳、1500万円の男性からお申し込みがかかったのです。「ちょっと年齢が上だけれど、お会いしてみます」と受諾をし、お見合い。その後交際となって、ファーストデートをしました。ところが、デートを終えて、「信じられませんよ!」と怒り露わな連絡を入れてきました。その理由というのが、こうでした。「彼が行こうとしていたお店が、満席で入れなかったんです。そしたら、『このあたりはよくわからなくて』と言って、次のお店が決められないんですよ。金曜の夜なら、予約を入れておくのが常識じゃないですか。結局私が、前に行ったことのあるイタリアンレストランに連れていきました。そうしたら、『こんな裏通りにあるお店を、よくご存知ですね。さすがだなぁ』って(苦笑)」そして、食事をしたものの、会計の段になって、また男性の行動にイラッときたと言うのです。「お会計が、12000円ちょっとだったんですが、割り勘だったんですよ。年収1500万円って、私の2倍以上稼いでいますよね。私、デートで、男性に割り勘にされたのは、生まれて初めてです!」これは仲人の経験則ですが、婚活をしている40代、50代の年収の高い男性で、食事代を割り勘にする方は、意外と多い。その理由の一つは、恋愛経験がないために、「デートをしたら、女性にご馳走をする」というのをわかっていないのです。また、そういう方だからこそ、その年まで結婚できなかったのでしょう。そうした男性たちに、「どうしてご馳走しなかったの?」と聞くと、決まってこう言います。「女性から『お支払いは?』と聞かれたので、最初は、『あ、大丈夫ですよ』と言ったんです。でも、女性が『少しお支払いしますよ』と引かなかったので、お金を半分いただきました。それがいけなかったのですか?」女性が「少しお支払いします」と言ってきても、それを間に受けてはいけないのです。女性慣れしている男性なら「いや、ここは僕に払わせてください。楽しい時間をありがとうございました」と言うでしょう。もちろん、男女平等の社会ですから、女性も「奢られて当たり前」と思っていたら、いけない。ただ、ご馳走できる男性もいれば、割り勘にする男性もいる。女性の気持ちを掴むまでは、格好をつけることも大事です。ましてや、年収が1000万円を越えていたら、そこがご自身のアピールポイント。年収400万円の男性に割り勘にされても女性は「仕方ないか」と思います。しかしながら、1000万円を越えている男性から割り勘にされたら、ケチの烙印を押されてしまいます。ただ、女性側にも言いたいです。アラフォーになって「男性に払ってもらうのが当たり前」と思っていたら、永遠に結婚できません。また、同い年や年の近い好条件で高年収男性は、“できるだけ若い女性と結婚したいと“考えている現実も忘れてはいけません。アラフォーの高年収女性は、男性に年収を望むなら、年齢を上げる。若さを望むなら年収は望まず、割り勘デートも楽しむ。そう割り切らないと、なかなか結婚は難しいのです。■年収が高くても若い女性と結婚できるわけではないよしずみさん(51歳、仮名)は、自営業で年収2000万円。これまでに一度も結婚したことがなく、“自分のDNAを受け継ぐ子どもが欲しい“と切に思い、婚活を始めました。さすがに20代は難しいと思いましたが、30代ならなんとかなるだろうと、最初は高をくくっていました。なにしろ、自分は年収2000万円の男なのですから。そこで、最初は35歳までの女性に片っ端からお申し込みをかけました。ところが、申し込みは、一つも受諾されませんでした。「いやぁ、僕は婚活を甘くみていたなあ」最初に漏らしたのが、そんな感想でした。そして、申し込みをする年齢の幅を上げていき、35歳から39歳にしたのですが、そこでもなかなか受けてもらえませんでした。結局は、41歳、42歳くらいまで引き上げて、やっとお見合いが組めるようになったのです。ところがお見合いをしても、お断り。交際に入っても、1度か2度食事をすると、“交際終了“が来ていました。交際が続かない理由は、「10歳上だったので、ジェネレーションギャップを感じた」「誠実な人柄なのはわかったけれど、結婚のイメージが持てなかった」「ファッションセンスがオジさんだった」「会社の上司と話をしているみたいだった」などと、手厳しいものでした。よしずみさんは「自分には経済力がある。資産がある」とそこに自信を持ち「お金があれば、若い女性と結婚できる」と思っていたのですが、それはこっぱ微塵に打ち砕かれました。多くの女性たちが、こう言います。「結婚生活をしていくのに、お金は大事。でも、もっと大事なのは、相手を男性として好きになれるかどうか。破格にお金持ちのオジさんと結婚するなら、普通の生活ができて、好きになれる男性と結婚したいです」■男性39歳、女性39歳。どっちが結婚しやすい?最後に、こんな比較をしてみましょう。男性39歳、年収700万円。女性39歳、年収700万円。婚活市場では、どちらが結婚しやすいと思いますか?これは、39歳の男性に軍配が上がります。男性39歳で700万円の条件ならば、10歳下の女性ともお見合いが組めるかもしれません。しかしながら、39歳年収700万円の女性は、年下や年の近い高年収男性とお見合いするのは、とても難しい。美容や体型管理に気を遣って、驚くほど若く見える努力をしていたとしてもです。男性たちは結婚するなら、女性の美しささよりも若さを求めます。また、男性で何億円の資産があろうが、何千万円の年収があろうが、女性たちは、「億の財産よりも、ある程度の年収がある年齢の近い男性」を求めています。そもそも婚活を成功させるには、どうしたらいいのか?女性ならば、自分の年齢や経歴を受け入れてくれる男性の層は、どこにあるのかを知る。男性ならば、自分のことを受け入れてくれる女性の層がどこにあるのかを知る。それが分かってこそ、お見合いが組めるのです。結婚は「選ぶこと」と「選ばれること」がイコールになって成立する。この単純な法則を忘れないでくださいね。鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』YouTube『仲人はミタチャンネル』
2022年02月24日東京ドラマアウォード2019授賞式でのmilet(’19年10月) 《ものすごい戦いを見た…。胸のドキドキが止まらない》2月10日、北京五輪の男子フィギュアスケートで繰り広げられた熾烈な争いへの感動を自身のツイッターに綴ったのは、歌手のmilet(ミレイ)。「miletさんは’19年に『inside you』でメジャーデビュー。この楽曲は人気バンド『ONE OK ROCK』のギタリスト・Toruさんのプロデュースのもと制作され、デビュー曲ながらフジテレビ系のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』の主題歌に起用されて話題になりました。音楽業界では“宇多田ヒカル以来の天才”との声もあります」(音楽ライター)ほかにも、デビュー前の時点でアニメ映画の主題歌を務めることが発表されるなど、大型新人として華々しいスタートを切ったmilet。その後’20年、’21年と2年連続での紅白出場を果たすなど輝かしい活躍を見せているが、日本中から大きな注目を集めたのは昨年の東京五輪のこと。「8月8日に行われた閉会式で、東京スカパラダイスオーケストラの演奏にのせて『愛の讃歌』を歌い上げました。ツイッター上では『milet』『愛の讃歌』がトレンド入りするなど大きな反響があり、五輪を機に彼女を知った人も多いようです」(スポーツ紙記者)五輪との結びつきは、それだけにとどまらない。「昨年末の紅白で披露した『fly high』は“NHKウィンタースポーツテーマソング”に起用されていて、北京五輪でも毎日のように彼女の歌声を耳にします」(同・スポーツ紙記者)またたく間に国民的イベントの常連となった歌姫は、一体どんな人物なのか。■謎多きシンデレラガール「英語の歌詞を流暢に歌い上げるmiletさんは、思春期をカナダで過ごした帰国子女であることは明かされているんですが、生年月日を含めて、デビュー前の情報がほとんど謎に包まれているんです」(前出・音楽ライター)唯一明かされているのは、東京出身ということ。’17年頃から音楽活動に熱を入れはじめ、知人を介してのデモテープがレコード会社関係者の耳に留まったことで、わずか2年ほどでデビューを掴んだ。彗星の如く現れた、謎多きシンデレラガール。しかし、そんな彼女の“素顔”を知る友人が語る。「miletちゃんとは、大学が一緒だったんです。大人しい子で、いつもパーカーとかラフな格好でしたよ。気取ってたり?全然!学校では、ほんとにふつうの女の子って感じでした。進路の話になったときに“ソニー・ミュージックにいく”とは話していましたが、周囲はてっきり社員になるものだと思っていて。数年後に彼女の姿を見たときは、みんなビックリしていました」(大学生時代の友人)miletが通っていたのは、政治家やアスリート、タレントなど多くの文化人を輩出する都内の名門大学。’19年3月、デビューに際して掲載された『音楽ナタリー』のインタビューでは、大学で映画の研究をしていたことを語っている。「たしかに、映画が大好きな子でしたね。柔らかい雰囲気とは裏腹に、意外とスプラッター系のホラー映画が好きな一面もありましたよ(笑)」(同・友人、以下同)昨今の多忙ぶりからは想像できないほど、穏やかな大学生活を送っていたmilet。しかし、友人と遊ぶ際にはこんなリッチな姿も。「外で遊ぶとき、行き帰りはたいていタクシーでした。大学生にしては、かなり珍しいですよね……」やはり、当時から謎多き存在だったよう。2月12日に放送された『バズリズム02』(日本テレビ系)では、アコースティックギターを弾いていた大学生時代の友人に影響を受け、自身もギターを弾くようになったことを明かした。その友人とは今でも親友だと語ったが、気になる恋愛面について、こんな話が……。「当時から可愛かったけど、男遊びが激しいとか、そんなことはいっさいありませんでした。ただ、ギタリストのボーイフレンドらしき人がいましたね。九州男児で、俳優の永山絢斗さん似の高身長イケメンだったのを覚えています」あくまで1人の女子大生として、青春を謳歌していたようだ。神秘的な雰囲気と圧倒的な歌唱力で、一躍スターダムにのし上がったmilet。ギャップのある素顔を持つ彼女の活躍から、今後も目が離せない!
2022年02月16日いとうあさこ撮影/齋藤周造衣装協力/POLS「まず“あら、私?”って思いました」2月4日に公開となった『鈴木さん』で、いとうあさこが映画初主演を飾っている。美しい家族をつくることこそ、国家元帥“カミサマ”への忠誠。その国では、45歳を迎えるまでに結婚していなければ住民資格を失い、兵役に就くか、国を去らねばならない。44歳未婚の主人公・ヨシコ役のオファーは、佐々木想監督から直々に。「台本を読んだときには“超リアルじゃん”って思いました。最近は多様性とかいろんなことが言われますが、根付いているものってどうしてもあると思うんです。感覚とか、人の見方とか、もちろん世代でも。少子化のため“45歳で独身なら兵役か国を出る”は大げさかもしれないけど知らない感覚じゃないな、と」本読みでは“どの程度の熱量で読むべきなのか?”など、不慣れな映画の現場に戸惑うこともあったというが、「初主演だとか、あまり気負わないようにしようとは思いました。ひとりで作るわけではないし、プレッシャーを感じても仕方がない、というか。むしろ、大ベテランの方に囲まれていることのほうがプレッシャーだったかも(笑)」どこの現場のどんな仕事であろうと、一生懸命やるだけだと明るく笑う。■“人は自然と出会う”の経験値が落ち度!?もし、ヨシコの住む国に身を置き、45歳を未婚で迎えそうになったらどう行動する?「私、絶対に国を出ます。それでいいなら、全然。ヨシコの場合は、グループホームのおばあちゃんたちへの情があるから。それさえなければ、ヨシコも迷わず国を出ると思いますけどね」急いで婚活を始める、という選択肢はない?「そのパターンもあるか!私の中で、もうその発想が生まれてなかった(笑)」自身の結婚について、どのように考えているかを尋ねると、「“今が凪なだけで、わからない”という言い方を私はよくします。でも、そう言うと“結婚を諦めたんだね”って言われるんですけど、ちょっと違う。まあ結果、ありますよ。このままひとりで棺桶はあるけど、諦めた、諦めないではなくて。本当に“今”ないってだけで。時間さえあれば、大久保(佳代子)さんの家に行って、犬を撫でながら飲む日々です(笑)」20歳から40歳までは、付き合っている人がいたと振り返る。中には、10年一緒に暮らした男性も。「みんなで飲むはずが全員来られず、2人で飲んでいたらなし崩し的に……みたいなのばっかりだったから(笑)。“合コンで”みたいな経験が1回もなく、常にウチに転がり込んできていたので“人は自然と出会う”という経験値で生きてきちゃったことが、落ち度なのかもしれない(笑)。努力して出会う経験をしていれば、今も出会いを探していたのかな?」元彼がほぼ働かず、借金の返済もいとうがしていた話は有名だが、「働けるほうが働けばいいし、お金があるほうが払えばいいと思っていて。若いころは飲食の好みが合って楽しい、が満たされていればよかった。あと、みんなうまいんだよね。1回も“お金を貸してくれ”って言わないから(笑)。でも、借金の返済日は来る。平穏なふたりの生活を守るためのお金だから、私は“防衛費”って呼んでました。だから、1回も返してもらおうとは思わなかった。恋愛はコリゴリか?そんなことないですよ。みんな楽しかったなって思ってます」では今、どんな人であれば一緒に時間を過ごしてみようと思えそう?「そんな、おこがましいというか。卑下した響きに聞こえてほしくはないのですが、自分みたいな人間がいくつも他人様に条件を出すって何だろう、というか。こっちが言うことじゃないですから。とはいえ“俺、ニート”みたいな人に50代になった今、惹かれるとはとても思えないですけどね(笑)」■“生きじまい”を初めて考えたのは11年前いとうといえば、終活を始めていることでも話題に。出棺時には尾崎紀世彦の『また逢う日まで』を流すと決め、番組企画で遺影もすでに撮っている。「そもそもは、映画『エンディングノート』( ’11年)を岡江久美子さんにすすめられて見たことかな?初めて生きじまいについて考えて。人はいつ死ぬかわからないという意識は、そのころから強いかも。それに、昔の遺影って旅行のときの写真を切り抜くから画素数がひどかったじゃないですか。だから、今の自分を残していって、死ななければポートレートでいいなと思っていて」ロケで、親友の大久保とお墓を見に行ったことも。「“近くにおいしいおそば屋さんがあったら、みんな来てくれるかな?”と、南葉山に。すごく高くて、手が出ませんでしたけどね(笑)」50代を迎えても身体を張ったロケに挑み続ける姿勢はとても尊いが、今後をどう考えているのだろう?「昔からずーっと、“今後どうなる”みたいなのはなくて。ここ数年は“生きる”を目標にしています(笑)。生きるってすごく楽しいけど、難しいし、しんどいことだと思うので。夢は、近所の子どもたちが笑う変なおばさん、かな?死ぬ間際、集まってきた子どもたちに“みんなに言っておきたいことがある。来週の水曜に……”で旅立つ(笑)。“えっ、水曜に何?”“あさこばーさん!”って大騒ぎになるんだけど、“でもどうせあの人のことだから、水曜には何もないんだよ”ってみんなが笑い、寿司を食べる。そんな葬式だったら素敵だなって思いますね。でも、臨終間際にそんなに頭が回るなら、まだまだ生きそうな気がしますけど(笑)」もう次の女の元へ行った!?撮影は’18年秋。映画作品の多くは、撮影後1年くらいで公開を迎えるが……。「その後全然音沙汰がなかったのに、東京国際映画祭(TOKYOプレミア2020部門出品)に監督・キャストが突然、登壇することになって。そこで佐々木監督は次回作の構想を話されていて。それを私は“もう次の女のところに行ったのね”くらいの気持ちで聞いていて。だから、もう『鈴木さん』は世に出ないんだなと思ったんですけど(笑)、やっと公開が迎えられてとてもうれしいです!」『鈴木さん』K2、池袋シネマ・ロサほかにてロードショー中配給:Incline(C)映画「鈴木さん」製作委員会
2022年02月13日※写真はイメージです男も女も、全国で未婚化が止まらない。50歳までに1度も結婚していない「生涯未婚率」は過去最高に。なかでも目を引くのが高知県。国の最新調査で、東京を抜いて女性でトップに躍り出たのだ!格差から寿命にまで影響する「おひとり様社会」の知られざるカラクリとは―。■『生涯未婚率』は男女ともに過去最高一生結婚しない「おひとり様」が増加の一途をたどっている。最新の2020年国勢調査によると、50歳までに1度も結婚していない人の割合を表す『生涯未婚率』は男女ともに過去最高を更新。1990年以降、うなぎ上りの状況だ。独身研究家でコラムニストの荒川和久さんが指摘する。「2020年の生涯未婚率は男性25・7%、女性16・4%でした。つまり男性の4人に1人、女性の6人に1人が一生独身になるということ。50歳を超えてから結婚する人ももちろんいますが、未婚人口の0・1%と非常に少ない。そのため、50歳の時点で結婚していないなら一生独身とみなしているのです」前述の国勢調査をもとに、荒川さんに都道府県別の生涯未婚率も算出してもらった。「女性の場合、生涯未婚率は1位の高知県をはじめ西日本で高く東日本は低い“西高東低”の傾向であるのに対し、男性は真逆。岩手県を筆頭に東北勢が上位を占める結果になっています。なぜ女性より男性の未婚率のほうが高いかというと、未婚人口は男性のほうが多いから。ただでさえ男が余っているうえに、岩手などの東北地方では若い女性が東京へ出ていってしまうため結婚難に陥るわけです」(荒川さん、以下同)未婚化と聞くと、つい「若者の恋愛離れ」「草食化」といった理由を連想しがち。しかし荒川さんによれば、家庭を持つのが当たり前とされていた昭和の時代でさえ、誰もが結婚に夢を抱いていたわけではないという。「40年前でも、結婚に前向きな人たちは男女ともに50%程度、実は半数ぐらいしかいないという調査報告があります。それでも多くの人たちが結婚できていたのは、お見合いや紹介など、地域や会社の中に出会いを提供してくれるお膳立てシステムがあったから。ところが、お見合い結婚は1965年に恋愛結婚と逆転し、いまや全体の5~6%にまで減少。マッチングアプリという新たな出会いのツールも登場していますが、東北などの地方では若い女性が都市部へ流出してしまい、街の中にいません。そもそも出会えないのです」荒川さんは、未婚率の上昇は今後も続くだろうと予測。「’40年に独身人口が47%に達してピークを迎え、人口の約半分が独身という社会が到来します。見合いもお膳立ても機能しない今、婚姻率を上げたければ、地域でも職場でもない第3のコミュニティが必要。それもなるべく同年代の社会人同士が知り合える学校のようなところが理想的ですが、整備されていません」おひとり様が増えると、どういった影響が表れるのか?■前回調査1位の東京を抜いた高知県「興味深いデータがあります。独身男性は結婚している男性に比べ、寿命が短いことがわかったのです。いちばん短命なのが未婚男性、次に離婚した男性、それから配偶者のいる男性。最も長生きなのが当然ですが、配偶者と死別した男性という結果でした。ひとり暮らしの独身男性は外食が多く、自炊や運動の習慣がない人も結構います。糖尿病や高血圧といった生活習慣病にかかりやすくなるためでしょう。反対に女性の場合、配偶者のいる女性が最も短命。続いて離婚した女性、未婚女性、死別女性と続きます。実は、女性のほうが孤独への耐性が強く変化への適応力もあるからではないかとみています」生涯未婚率ランキングでは、’15年の前回調査で1位だった東京を抜いて高知県が女性のトップとなり、衝撃を与えた。その理由について、未婚化をめぐる問題に詳しい『ニッセイ基礎研究所』の人口動態シニアリサーチャー、天野馨南子さんはこう分析する。「結婚が集中する年齢は20代後半。そうした若い女性の多くが故郷を離れ、東京などの都市部へ移り住んでいます。実際、高知県ではコロナ前の10年間で男性の1・5倍の女性が県外へ流出超過しているのです。適齢期の女性がいなくなるわけですから、当然、新規の結婚が発生しづらくなります。加えて高知の場合、離婚率も全国トップ。一家の長男がいちばん偉くて、女性は家事や育児をこなしつつ家計補助的に働けばいいという“長男文化”も根強く残っています。結婚に夢を持てなくても不思議ではありません」若い女性が都会へ流出するのは、必ずしも華やかな暮らしに憧れているからではない。地元が好きで、子ども好きで、結婚願望も強い。それでも故郷を離れざるをえない事情がある。「生まれ故郷を出ていった女性たち2300人にアンケートを行ったところ、転出理由は“やりがいのある仕事がない” “職種の幅が狭い”との回答が圧倒的でした。ある女性は、児童養護施設で働きたいけれど、地元には適当な大学がないので仕方なく県外に進学、そのまま就職したと話していました。人と接するのが好きで営業職に就きたかったのに、地元企業では“男の仕事だ。女性のメーカー営業職はいない”と言われ、やはり他県で就職した女性もいます。地元で働き、家庭を築く夢を描いても、それがかなわない仕事の実情があるのです」(天野さん、以下同)女性活躍が絵に描いた餅である限り、未婚率は上がり、故郷を捨てる女性も増え続けることだろう。その先に待ち受けるのは人口減少という名の「地方消滅コース」だ。「未婚率上昇は少子化の主要因です。少子化で人口が減るにつれ、高齢者の支え手は減り、おひとり様は激増します。女性のほうが長生きですから、自分で稼いで老後を乗り切らなくてはなりません。国や自治体は表面的な婚活支援にばかり力を注がないで、根本的な原因究明と対策も講じるべきです」荒川和久さん ●独身研究家、コラムニスト。ソロ社会とソロ文化および独身男女の行動や消費を研究する独身生活者研究の第一人者として、多数のメディアで活躍。
2022年02月10日御嶽海初場所で優勝し、大関に昇進した御嶽海。地元の長野県は快挙に沸いている。「227年ぶりに長野県生まれの大関が誕生したということで大騒ぎ。江戸時代に、勝率9割6分という伝説的な力士の雷電がおり、それ以来です」(スポーツ紙記者)1月26日に昇進が決まり、翌27日には年上の一般女性と結婚していたことが明らかに。以前、御嶽海は結婚について聞かれると《そうですね、自分もそろそろ》、希望するお相手は《北川景子さんのようなタイプですね》などとあけっぴろげに答えていた。ダブルのおめでただが、ちょっと不思議な点が。「後援会の人も御嶽海が結婚していたことを知らなかったんです。会長夫人も“ニュースで知りました”と言っていました。こういう慶事は事前にまわりに知らせるのが普通なんですが……」(前出・スポーツ紙記者)■ファミリー向けのマンションも購入していて出羽海部屋の後輩力士も「お会いしたことはないし、話を聞いたこともありません」と話す。御嶽海の父・大道春男さんに事情を聞くと、「結婚後すぐ発表をしなかったのは、親方と本人で話し合った結果だと思います。コロナ禍でもあるので、私も妻も息子の奥さんにはまだ会っていません。私は電話もしたことがないので、どんな方なのかわかりません」淡々と話しているが、不満ではなさそう。でも、伝達式には両親も来ていたので、挨拶するタイミングはあったはず。出羽海親方に聞くと、「奥さんは伝達式にはいらっしゃいませんでしたが、私は以前お会いしたことはあります。結婚したのは秋冬ごろですね」と明かしてくれた。ただ、結婚の発表はしなかったものの、準備は進めていた。昨年3月、都内にファミリー向けのマンションを購入していたのだ。「臨海地区にある総戸数1000近い大型マンションで、広さ100平方メートル以上の部屋。中古ですが、価格は8000万円ほど」(不動産関係者)マンションの近くでは、御嶽海が目撃されていた。「去年の秋ごろかな。ジャージのような服装で、1人で歩いているのは見かけました。引っ越しの挨拶はなかったですね」(同じフロアの住人)奥さんらしき女性と一緒のところも見られていた。「近くのスーパーで一緒に買い物していました。女性はスラッとした茶髪のロングヘアで、買い物袋を提げていました」(近隣店舗の従業員)結婚していたことをなぜ発表しなかったかについて、日本相撲協会に問い合わせると「プライベートなことですので、ご回答は控えさせていただきます」とのこと。「自分の相撲部屋を運営する親方を“部屋持ち”といいますが、御嶽海は結婚のためにマンションの“部屋持ち”になっていた(笑)。所帯を持ったことで、落ち着いて相撲に精進できるといいですね」(後援会関係者)嫁取りの後は、綱取りしかない!
2022年02月09日『婚活探偵』で主演を務める向井理「こんな理由でフラれるの!?」、「向井理だったらなんでも許してしまうけど」放送直後からSNSなどで話題沸騰の『婚活探偵』(BSテレ東)。結婚相談所に登録して婚活をスタートさせた黒崎が、登場する女性ゲストに毎回フラれてしまうのだが、その理由が面白い。1話では、タバコ嫌いの相手のために禁煙して挑み、いい感じになったと手応えを感じた矢先、「指が黄色く、においがこびりついている」という理由でNGに。そのほか、宗教勧誘が目的の女性にアプローチされるなど、黒崎の婚活は失敗続き。これを受けてSNS上では「勉強になる」「いろんなケースがあるんだな」などと、実際に婚活中の男性にウケているのだとか。そこで、これまでに多くのカップルを見てきた婚活アドバイザー・玉井ほのかさんに取材。現実世界で起こっている驚愕のお断り理由をご紹介!■ケース1.「ツムツムが高得点だから」T平さん(36歳)がマッチングアプリで出会ったのは、同い年のK美さん。年齢的にも両親から結婚を期待されていた2人は、結婚前提でのお付き合いをスタート。「2人とも趣味がゲームという共通点があり、早い段階から打ち解けていたそう。週に何度か会いお泊まりデートをするなど、関係を深めていました」(玉井さん、以下同)しかし、K美さんから突然のLINEブロック!電話もつながらなくなった。「ブロックされる直前に届いていたメッセージは、“ツムツムで私より高得点の人がいると、私が3位以内に入れないからブロックします”という衝撃の内容でした」T平さんは、まさかの理由に開いた口がふさがらなかったとか。趣味で距離が縮んだ2人は、皮肉にも、趣味によって絶縁状態に。「そんな理由でブロックするような人に歩み寄るのは時間の無駄だと、T平さんはすぐに吹っ切れたようです。ツムツムで別れるなんて初めて聞きましたね」■ケース2.「安産体形じゃないから」 30歳までに結婚したいという強い気持ちがあったR子さん(29歳)。婚活サイトで課金し、やっと巡り合ったハイスペックのD介(34歳)と結婚を意識した交際をスタートさせた。大きなケンカやすれ違いもなく、交際半年を過ぎたころに、いよいよ彼のお母様とご挨拶をすることに。「最初は心配もあったそうですが、そんな心配も吹き飛ぶほど話は弾んだのだとか。食事をしたあと、近所の温泉の日帰り入浴に行くことになり、初対面のお母様と“裸の付き合い”をしたそうです」その日は笑顔で別れ、順調に結婚への道が見えてきた……と思いきや、D介さんから後日、お断りの電話が。「その理由は、“母が君は安産体形じゃないからダメだと言っている”というもの。初対面で温泉へ行くこと自体、少し驚きでしたが、まさかそんなところを指摘されるとは。お母様は、R子さんの“裸面接”が目的だったのでしょうか……」■ケース3.「雨女は無理だから」Y子さん(27歳)は、6月に結婚相談所が主催する婚活パーティーへ参加。そこで出会ったS太さん(30歳)と意気投合し、仮交際へ。「メールのやりとりなどはとても順調で、お互いに好感を持っていました。ですが1か月たったころに突然、S太さんから交際終了の知らせが」理由を聞いてみると、S太さんはアウトドア好きで、誘ってくるデートはキャンプや遊園地など野外で楽しめるものばかりだったそう。「毎週日曜日に会っていたのですが、あいにく、デートの日は毎回、雨。Y子さんは映画やショッピングなど室内でも楽しめるデートも提案したそうですが……」S太さんはついに、3回目のデートで「雨女は無理だから」とY子さんに告げる。「6月で季節柄、雨の日が多くなるのも無理はないですよね。好意が芽生え始めていたY子さんも、さすがに“バカなの!?”と思ったそうです」■ケース4.「勝手に頭ポンポンすんな!!」M奈さん(30歳)は、婚活アプリでK也さん(33歳)とマッチング。関西と関東の遠距離だったが、結婚したらK也さんがいる関東に行く覚悟ができるほど、好きになったそう。2か月間、毎日ビデオ通話をして気持ちが高まったタイミングで、リアルの対面を果たした。「しかしM奈さんは、“会いたかったよ”といきなり頭をポンポンしてきたK也さんに驚愕。頭頂部をふんわりさせるようにセットした髪の毛が乱れてしまったそうです」K也さんはよかれと思ってした行動だろうが、M奈さんは激萎え。急用ができたとうそをついて帰ってしまった。「気遣いができない男だと感じ、一気に冷めたそう。K也さんは、頭ポンポンが原因でフラれたなんて気づかないでしょうね(笑)」「K也さんにはお断りの理由を“フィーリングが合わなかった”という説明をさせていただきました」■ケース5.「おじさん構文はキツい」婚活パーティーで知り合った、N子さん(30歳)とK太さん(43歳)。週5でジムに通っているというK太さんは若々しく、年齢を感じさせないビジュアルだった。その日に見事カップルが成立し、連絡先を交換した。「しかし、夜に届いたK太さんからのLINEが、まさに“おじさん構文”だったとか」3行ですむような話題にもかかわらず、絵文字&顔文字のオンパレード。ダラダラと続く長文に、N子さんは、そっとブロック……。「見た目とのギャップに余計に引いてしまったようです。やはり、いくら若く見えても中身は年相応。本能的に“この人とのやりとりは無理だ”と感じたと言っていました(笑)」■ケース6.「ワクチンを打っていないから」S代さん(32歳)は、婚活アプリでマッチングしたY郎さん(35歳)と交際スタート。最初こそ順調だったものの、コロナが流行し、世間が外出自粛を呼びかけ始めたころから違和感を感じるように。「お互いに旅行が好きだったのですが、S代さんはコロナが落ち着いてから行こうと言っても、Y郎さんは“大丈夫だよ”の一点張り。危機感のないY郎さんは、そんなご時世でも飲み歩くような人だったそう」そのうち価値観や考え方のズレに我慢できなくなり、S代さんから別れを切り出す。「決め手は、Y郎さんがコロナワクチンを打っていなかったからでした。説得しても聞く耳を持ってくれない態度が許せなかったようです」■注意したい!お断り理由ベスト3最後に、婚活アドバイザー玉井さんが選ぶ“お断り理由”ベスト3を。「1つはマナーの悪さ。店員さんへのちょっとした態度も相手には見られています。気配りができないと思われてしまった時点で、結婚相手としてはナシですよね」続く理由は、「会話が弾まないこと。受け身ばかりではなく、自分からも積極的に話を広げようとすることは大切です。そして、ここ数年で増えたのは、写真と実物が違うこと。会う前の期待値が高かったぶん、実物を見てガッカリというパターンです。プロフィール写真に“奇跡の1枚”を使用することは避けたほうがいいかもしれません」探偵・黒崎は幸せをつかむことはできるのだろうか。目が離せない!
2022年02月05日※写真はイメージです「30歳までに結婚したい。相手の年収は2000万円以上で住まいは港区、中央区、渋谷区、品川区のかたがいい♪」とは、ある20代・港区女子に「結婚するならどんな人?」と質問をした結果だ。相手の居住区も限定する時代なのかーー。■独身女子の“値踏み基準”独身研究家・荒川和久さんの記事に衝撃を受けた。荒川さんの研究によると「未婚の男女では、住む場所が全然違う」。同じ東京23区内でも、未婚男子と未婚女子の生息地がまったく違うのだ。記事中で荒川さんは“足立区男子と港区女子は出会えない”と力説する。真相を確かめるべく、各世代の港区独女に尋ねた。「足立区のかたって基本的にお話しない層だから、わかりません」(前出・20代)経験値が足りないならば仕方ない。しかし……「足立区も江戸川区も葛飾区も、東京のどのあたりなの?」(50代)「上京してから一度も行ったことがない」(70代)なんと、上は70代までの港区女子が似たり寄ったりの感想。港区女子の脳内地図には足立区が載っていないのか?これでは荒川さんの言うように、足立区男子は港区女子と出会えない。というか、出会う気ないでしょ!「例えばバブルの頃、独身女子が独身男子を値踏みする基準って“乗っている車”だったわけですよ。大体“年収の3倍”を目安にみんなが車を買っていたから、高級車であるBMWの3シリーズだの、ベンツ190だのに乗る男はわかりやすくモテた。いまはそれほど車に乗らないからそれでは判断できない。“どこに住んでいるか”が男子の重要なポイントになってくるんですよ」(荒川さん、以下同)■お金の使い方にも“差”が…だから冒頭のように家賃の高い“港区、中央区、渋谷区、品川区あたりに住む(たぶん)高収入男子”にモテが一極集中するワケだが……。「いないですよね。表のとおり、全世代の独身男子が住む区は江戸川区、足立区、葛飾区の3区。いわゆる家賃の安いエリアです。“平均年収が30年もあがらないご時世で、低収入の独身男性が自分の収入の範囲内で住めるエリアを探そうとすれば、必然的に家賃の低い下町エリアなのです」彼らの収入はおもに飲食に費やされるという。対して、独身女性側はというと……。「独身女性は年代を問わず、家賃の高いエリアに住む。収入の多い・少ないにかかわらず、治安のよさそうなイメージや、聞購入してしまう傾向が男性こえのよさで住む地域を選ぶ傾向がありますね。そしてどうせ住むのであれば、賃貸ではなくマンションなど持ち家を購入する割合が高いのも独身女性の方です」例えば“給料が手取り20万円だとしてもワンルーム6畳10万円もする港区に住みたい女子”は少なくない。なぜだか女は住所に見栄を張る。そしてそこに見合う(住所の)相手を探す。年代と共に上がる港区率を見て“生涯、現役の港区女子で居続けたい”気概を感じる。では、港区女子がシニアになったら?「婚活中の港区シニア女性であれば、だいたい持ち家もあってリッチ。だから男性に対する注文は多いですよ」と、教えてくれたのは港区で長く結婚アドバイザーをするマダムいくこさんだ。「離婚や死別などの場合、元夫の買ってくれた家がある。区内で生まれ育ったネイティブのかたは大体、セレブです。自分がお金に困っていないので、自分の年齢や見た目度外視で“若いイケメン”にこだわったり、相手に高収入を求める人も。もちろん港区内に若くてイケメンの高収入男性がいたら、みんな飛びつくでしょうね」(マダムいくこさん、以下同)ただし港区女子といえども、シニア婚活では基本的に“最後に寄り添える人”を探している。もしも65歳以上の港区女子が真剣に結婚したいなら、チャンスの多い足立区に行けばいいのだが……。ふたつの区の中間くらいには、なんなら上野や浅草といった繁華街もある。だが、たとえ2人が出会ったとしても、特に何も生まれないだろう。そもそも収入を飲食に費やす足立区男子と、家賃に費やす港区女子では経済的な価値観が違うのだ。住む世界が、というか、もはや世界線が違うのかもしれない。「だから相手の住まいが23区内だったら手を打ちなさい、とアドバイスしています。と言っても、港区女子は港区は離れたくないでしょうし、生活レベルは落としたくないでしょうね」港区女子のプライドは老いてなお衰えず、その自己愛はいっそう強くなるのか。「毎日優雅に過ごして、いい男といいゴハン食べて、可愛い犬飼ってヨガしてインスタして。芸能人とかイケてる社長たちとワイン飲んでちやほやされて食事するだけで感謝されて、1000円で帰れる距離でタクシー代1万円もらえる。港区女子はそんな世界を目指してます♪」そう語ってくれた20代女子よ。もし君が30歳までの結婚にこだわるのなら、港区女子をこじらせる前に“港区住み”の看板を下ろして、婚活に励むことをオススメします!
2022年02月05日最近、既婚者の合コンが流行ってるらしい。その目的は……?(写真はイメージです)私ヤス子47歳、絶賛婚活中。仕事、プライベート問わず会う人たちに「いい人紹介してください」というのが口癖だ。■既婚者が合コンで“トモダチ”探しその日も編集者Yと打ち合わせを終えたあと、いつものセリフを吐いてみると……「ヤス子向けの出会いはないけど、最近、既婚者の合コンが流行ってるらしいよ」という驚きの情報が。なに!?ちゃんとパートナーがいるのに、さらに出会いを求めるなんて欲張りな!ぼっち歴5年の私は若干イラリとしつつも、どんな人々が集まっているのか見てみたい衝動にかられた。ちなみにYが教えてくれた合コン案件は《ランチディスコ会、見た目年齢50代くらいまでの男女既婚者募集》……「見た目年齢」ってなに?年齢不詳の“自称・50代既婚者”とか怪しすぎ……と華麗にスルーした。さぁ、他の出会いを検索!すると「高収入男性限定」や「お酒好き限定」「アラ還限定」など、既婚者向けの合コンってこんなにあるのか、と驚くほどにヒットした。迷った末“既婚者のトモダチ探し”を銘打つ既婚者限定出会い系サイト大手の「銀座・40代ハイスペ男性が集まる会」をセレクト。日程が迫っていたこともあり、女性参加料の1500円が無料になっていて地味にうれしい。すかさず参加ボタンをポチっとして、いざ参戦!■“既婚者合コン”会場に潜入会場は銀座コリドー街そばの、隠れ家風ワインバル。開始時間が16時半から約2時間ということで、店のアイドルタイム(混みあうまでの空き時間)を利用しているのだろう。38歳~59歳までの年齢制限はあるが、既婚、独身の確認はない。今回のヤス子の設定キャラは“夫はバー経営者で、夜の時間帯が暇なマダム。子どもナシ。生活時間帯が合わないため、しばらくご無沙汰状態”。なるべく男が食いつきそうなワードで固めてみた。さて、開始時間。女性はカーテンで仕切られた個室のような席に座り、男性側が動いて順に回ってくる回転寿司方式だ。人数は男女ともに20人ぐらいか。今回、来ていた男性は、単身赴任者が7割だった。ほぼ都内在住だったが、なかには群馬から来たというツワモノ男性も。男性と話せる時間は15分ずつ。自己紹介を簡単にすませ、パートナーの職業や子どもの話など家庭事情をお互いに探っていく。かんたんなワンプレートのつまみが出され、ドリンクは飲み放題だ。中盤に差し掛かると酔いもまわってきたせいか、「ヤス子さんはSMが好きそうですね」と、性癖の確認かと思うような質問や、配偶者との夜の営みについての会話も増えてきた。何度目かの男性チェンジ後、目の前に座ったのは、爽やかな雰囲気が好印象の38歳。こんな感じのいい人も既婚者合コンに来るんだなぁと思いつつ、参加経験を尋ねると「4回目です」(おい、常連やん)。現在、仕事の関係で単身赴任中の彼。妻と子は仙台在住なので、ポッカリ時間が空いたときなどに既婚者合コンに参加しているという。■驚きの“お持ち帰り”テクちなみに男性の会費は1万円だ。安くはない会費を払って4回も参加しているということは、それなりにイイコトがあった?「既婚者合コンで出会った女性とは、まぁ過去3回とも……」と答える彼。“すっごーい、百発百中ですね。いよっワンナイト兄さん!”と持ち上げ(?)ながら、その必勝テクを尋ねる。「合コンの場はあくまで出会いの場、顔合わせです。ひととおり会場の女性と会話をしたら閉会後が勝負。男は会場を先に出て、女性を2次会に誘うんです。それもマンツーではなく、なるべく大勢で。2次会でさりげなくお目当ての女性に近づき、別日に会う約束をすればワンナイト確定ですよ」なるほど!いきなりサシ飲みだと女性も警戒するけど、大勢でなら仲良くなりやすいというワケですね☆2次会では同性同士も仲良くなって、LINE交換をして“既婚者合コン仲間”になることもあるそう。みんな貪欲~。■合コンに行く理由しかし、なぜこんなに既婚者合コンが盛り上がっているのだろうか?参加者らは配偶者に不満があるわけでもなく、家庭は大切にしている。2次会での会話のなかで出た男性陣の参加の理由は、「一緒に食事に行く人を探している。日常にときめきがほしい」(単身赴任)「休日にせっかくひとりで外出したから、まっすぐ家に帰るのはもったいないし」(家族と同居・男性)など。全員オブラートに包んではいたが、最終目的は“ときめき”という名の肉体関係だろう。アプリでマッチする相手をせこせこ探すより、空いた時間にスグ会えるうえ、お互い既婚者だから話が早く、割り切れる。女性側にしてみても、母親や妻の立場を忘れ、女に戻れる場だ。男性からちやほやされて、タダ飯タダ酒を楽しめる場――。出会いからワンナイトまで素早く進み、気軽にドキドキ感を楽しめる既婚者同士の合コンは、いわば“大人の相席屋”なのだろう。“不倫は悪!”と叩かれる今日この頃。でも、既婚者合コンは事実、盛り上がっていた。好奇心は満たされたものの、結婚への夢は少し萎えた……ヤス子47歳、それでも婚活しまーす!《完》(取材・文/安川ヤス子)
2022年01月30日『マンガでわかるあなたを傷つけるあの人からの攻撃がなくなる本』より夫からモラハラやDVを受けているが、経済的な理由や子どものことで離婚はできない……。そんな女性のために、離婚せずにモラハラ対策を行う方法をレクチャーしているのが、「離婚しないモラハラ対策カウンセラー」のJoeさん。夫に対してだけでなく、会社の上司や親にも使える「Joeメソッド」を具体的に教えてもらった。■「愛より平和」をモットーにモラハラとは「モラルハラスメント」の略称で、道徳・倫理に反したいやがらせで相手を精神的に追い詰める行為を指す。そして夫からのモラハラに悩む女性が多いこともわかっているが、その救世主として知られるのが人気カウンセラーのJoeさんだ。Joeさんがモラハラ対策メソッドを考案したきっかけは何だったのだろうか。「私は典型的なモラハラ家庭に生まれ、毎晩のように夫婦ゲンカを見ていました。冷静に、客観的にモラハラという精神的暴力の実態を見ているうちに、モラハラをする人の心理メカニズムが見抜けるようになり、同時に、被害者がどう反応すれば、モラハラをする人の攻撃欲や支配欲をそぎ落とせるのかもわかるようになったのです。その方法を周りでモラハラ被害に遭っている方たちにも実践していただくとうまくいき、いろんなケースへの対処法のデータを蓄積して、現在のJoeメソッドを確立することができました」(Joeさん、以下同)Joeメソッドの特徴は、「愛より平和」をモットーに、離婚せずにモラハラに対処することだ。「私のメソッドは弱者の戦略です。経済的理由や子どもの養育などが理由で、すぐに別れるのが難しい人も多いですし、モラハラを受けて精神的に弱ってしまい、闘うパワーが残っていない人も多いです。そんな人でもできるのがJoeメソッドで、簡単に言えば、相手に自分を見せないようにするのがポイントです」モラハラする夫は、誰にでもモラハラするわけではなく、上司や友達にはしていない。つまり、支配できそうな人を選んでモラハラをしているのだ。「モラハラを受けやすいタイプは、いつも相手の機嫌をとろうとしてしまい、優しさを自分にも他者にも求め、誠実で、頑張ればいつか認めてもらえると信じています。夫に怒鳴られてもとっさに言い返せなかったり、自分が悪いと思ってしまうと、モラハラ体質の夫からは“支配できる人間だ”とみなされ、服従しなければ攻撃され、モラハラがエスカレートしていくのです。夫の支配から離れるためには、ふだんから相手への言葉や反応を減らし、『何を考えているのかわからない人』になること。怒る、泣く、大笑いする、落ち込むといった自分の感情を見せないようにすると、あなたが弱いのか強いのかわからなくなり、モラハラ体質の人からは不気味な存在となります」Joeメソッドは力でねじ伏せるのではなく、相手から攻撃されない心の距離を探すことでもある。「別居や離婚も距離をとる方法ですが、一緒に暮らしながら心の距離をとるには、反応を減らし、接点を減らし、冷めたオーラを出し続けることです。早い人なら実践してすぐに、夫からのモラハラがなくなります」しかし、これは夫が変わったわけではない。「モラハラ体質の人は変わることはなく、支配できる相手を見つけるとまた攻撃を開始します。夫にちょっと優しくされたからと、メソッドをやめてしまうと、また夫からのモラハラが始まるでしょう。また、依存体質の人や、孤独感に耐えられない人、服従することがいいことだと思っている人は、メソッドを継続できない可能性があり、万人が成功するわけではありません」子どもが物心ついた年齢の場合も、注意が必要だ。「モラハラ夫に対する態度は、子どもには絶対にしてはいけません。子どもには明るくわかりやすいリアクションを心がけてください。ただし、子どもへの態度=本当の妻の態度だと、夫に悟られないよう、『子どもの教育のために、ふだんの自分とは違う、明るい態度をとっているんだ』というスタンスを夫に示してください」■仕事や親との関係でもメソッドは使えるJoeメソッドは、仕事の人間関係や親との関係でも有効だ。「モラハラ体質の上司がいる場合、きちんと仕事をこなしたうえで、愛想のいい態度はとらず、心のうちを見せないようにすれば、攻撃されることはなくなります。親からモラハラを受けている人も、反応を少なくしていくことで攻撃が減っていくでしょう」Joeさんのブログを読んで初めて、自分の夫がモラハラだと気づく人も多い。「昭和の時代は、妻が夫に服従するのが当然とみなされていました。時代は変わったものの、まだモラハラは新しい言葉であり、自分の苦しみがモラハラによるものだとわかっていない人も多い。優しさで生きることは美しいですが、優しさで相手が変わると思うのは幻想です。人間関係は優しさと冷たさのバランスでつくられています。腹が立った相手には冷たくする、怒っていることを伝えられる人が、本当にバランスのいい人だと知っておいてください」Joeメソッドを実践した後の着地点は、人それぞれだ。「離婚する人もいますし、家庭内別居のような状態を続ける人もいます。ただメソッドを続けると、依存体質から脱却し、何者にも支配されず、自分の足で生きることの心地よさに目覚める方が多いです」最後にJoeさんはこうアドバイスする。「身近な相手からモラハラをされているけれど、すぐには離れられない事情がある人は、まず私の本を読んでJoeメソッドを実践してみてください。また、今はモラハラを受けていない人も、今後、直面した際に役立つ内容なので、知っておいて損はないと思います」Joeメソッドを実践したレモンけいさんの感想「夫と暮らすことに違和感が……」毒親育ちのため、「結婚して普通の幸せな家庭が欲しい」と願い、寂しさや自分への自信のなさから結婚したことも、モラハラ夫を引き寄せてしまった一因だと思います。幸せな家庭の妻でいたいという思いから、夫からDVを受けていても、離婚をする勇気はとても出なくて、離婚に向けて動くことを最初は避けていました。Joeメソッドを実践するうちに、洗脳が解けていき、そのうち夫と暮らすことに違和感が出てきて、目が覚めました。精神的に弱いタイプの私でも、Joeメソッドは実践でき、今は夫と別居して、子どもと穏やかな暮らしをしています。レモンけい ●漫画家。毒親のもとに生まれ、機能不全家庭で育つ。結婚後、相手がDV夫に豹変し、第1子出産後、モラハラとDVが激化。しかし、モラハラ対処法「Joeメソッド」を知り、関係の“逆転”に成功。現在は別居中。Joeさん ●モラハラ対策カウンセラー。モラハラ対処法「Joeメソッド」を確立。典型的なモラハラの関係にある両親の元に生まれ、幼少期を過ごす。その経験を通して、モラハラをする人、される人の心理を知り、モラハラへの対処法をアドバイス。『マンガでわかる あなたを傷つけるあの人からの攻撃がなくなる本』(税込み1200円飛鳥新社刊)ブログ・メルマガでも大反響。超・実践的なテクニックで多くのモラハラ被害者を救ってきた「Joeメソッド」の、待望のコミック化。〈取材・文/紀和静漫画/レモンけい〉
2022年01月30日会社のお金を私用で多額に使いこみ、業務上横領で逮捕される人がいます。これは大きな犯罪です。しかしながら会社のコピー機、切手、宅配便の運送費、支給されている携帯電話、営業で使う社用車を、会社のチェックの目が緩いと私用で使っている人たちがいます。これらは罪の意識を感じていない人たちが、ほとんどでしょう。ライターをしながら仲人として婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、女性たちが興醒めする小さな業務上横領をしている男たちの話です。婚活女性がお相手男性のセコさを見てしまった瞬間(写真はイメージです)■会社のコピー機で居酒屋の割引クーポンを印刷よしえさん(34歳、仮名)は、有名私大を出ている年収700万円のバリキャリ。自分よりも経歴がよく、年収が高く、さらに年の近い男性という狭き門を狙っているので、なかなかお見合いが組めませんでした。そんなときに、その条件を全てクリアしているエリートのみつおさん(37歳、仮名)からお申し込みがかかり、お見合いが成立しました。お見合いは、一般的に1時間程度なのですが、話が盛り上がり2時間近くお見合いをしていたといいます。「交際希望でお願いします」と、連絡を入れてきたよしえさんの声も弾んでいました。みつおさんからも交際希望が来たので、交際成立。ファーストコールのときに、週末に飲みに行く約束をしたようです。ところが翌日、みつおさんからLINEが来て、『木曜日に時間があったら、会社終わりにお会いしませんか?』とお誘いを受けました。週末を待たずして、初デートができることに、よしえさんは、この交際が順調に進むのではないかと手応えを感じていました。待ち合わせは、新橋に19時。「よく行く居酒屋があるので、そこでいいですか?」と、みつおさんに言われ、お酒が飲めないよしえさんは、心の中で、“居酒屋さんかぁ“と思いつつも、「はい、いいですよ」と笑顔で答えました。そして、駅近の雑居ビルのサラリーマンが集う居酒屋さんに行きました。席に通されると、みつおさんは、財布の中からチケットのようなものを取り出しました。このお店の割引券のようでした。さらにカバンから、何かが印刷されたA4の用紙も出しました。お店の人が注文をとりに来ると、飲み物はビールとウーロン茶、食べ物は、焼き鳥、だし巻き玉子、お刺身の盛り合わせ、サラダをみつおさんが頼み、「ほかに何か、食べたいものはありますか?」とよしえさんに聞いて来たので、「じゃあ、この揚げ出し豆腐を」と言うと、それも頼んでくれました。そして、続けたのです。「この割引券、今日までですよね。あと、これね」割引券とA4用紙を渡すと、店員さんがいいました。「2つのクーポンは併用できないんですよ」「そうですか、どっちを使うと得ですか?あ、でもこの割引券は、今日までだからこっちを使います」そして、A4紙をカバンにしまいながら、ボソリと言いました。「せっかく会社で印刷してきたのになぁ」木曜に会いたいと言ったのは、割引チケットが木曜までだったから。さらに、会社のプリンターで割引クーポン券を印刷してきたと言うのがわかり、よしえさんは、なんだかすっかりシラけてしまいました。お見合いのときに盛り上がっていたのが嘘のように、みつおさんが振ってくる話題には乗れず、1時間ちょっとで、食事はお開きになりました。会計は、みつおさんが5000円札を出して、数百円のお釣りをもらっていたようでした。会計を終えたみつおさんに、よしえさんは、バッグからお財布を出して言いました。「あのお支払いは」「じゃあ、2000円ください」よしえさんは、割り勘でもいいと思いましたが、今日までという割引券を使い、さらに会社の印刷機でクーポンを印刷してきたみつおさんが、とてもセコく思えました。また5000円もしなかった夕食をご馳走できないことにも、みつおさんの器の小ささを感じました。そして、ファーストデートで「交際終了」を決めたのです。■会社の社名入りの軽自動車でデートに現れた男性都内在住のみえさん(42歳、仮名)は、都心にあるメーカーに勤めています。お見合いをして交際に入ったあきおさん(42歳、仮名)は、新宿から急行で1時間半かかる地方都市に住んでいました。お付き合いをしていくには距離がありましたが、同い年で年収もしっかりあり、見た目もハンサムで話も面白いあきおさんは、みえさんにとって魅力的な男性でした。いつもは、お互いの中間地点で会ってデートを重ねていたのですが、三連休の週末に「僕の地元を見に来ない?ドライブしようよ」と、あきおさんに誘われました。会うたびに彼のことを好きになっていたみえさんは、彼が生まれ育った場所を見てみたかったし、地元を案内したいというのは交際を前に進めたいという気持ちの表れだと思い、嬉しくなりました。そして、週末に彼の地元駅に降り立ちました。駅前の指定された場所で待っていると、会社名が車のボディに書かれた軽自動車がやってきて、みえさんの前で止まりました。運転していたのは、あきおさん。パワーウィンドウを開けると、言いました。「お待たせ!乗って」(えっ、まさか、この車で今日は、市内を案内されるの?)みえさんは、心の中でそう思いましたが、ひとまず助手席に乗り込みました。走り出したあきおさんは、明るい声で言いました。「市内の名所を回って、お昼は地元で有名な蕎麦懐石のお店があるから、そこに行こう」楽しそうにしているあきおさんに、みえさんは聞きました。「これ、会社の車でしょう?」「そうだよ。今日はいろいろなところを案内したかったし、距離を走ると思ったからこれで来たんだ。ガソリン代が浮くし」「浮くって、ガソリン代は会社のお金でしょう?」「そう経費。営業であちこち走り回っているから、私用で使っても会社にはバレないよ」悪びれずに言うあきおさんに、(それって、業務上横領じゃない)と、ツッコミを入れたくなりましたが、せっかくのデートの楽しい雰囲気を壊したくなかったので、ひとまずそこは聞き流しました。あきおさんが通っていた小学校や中学校を案内してくれたり、市内の観光スポットをめぐったり、道の駅で買い物をしたり、楽しい時間を過ごしました。また、お昼に食べた蕎麦懐石もとても美味しく、大満足でした。社名の入った軽自動車以外は。冬は陽が落ちるのも早く、あたりがだんだん暗くなってくると、あきおさんは人気のない河原に車を止めました。そして、自分とみえさんのリクライニングシートを倒すと、横になったみえさんの身体におおいかぶさり、触ってきたのです。みえさんは心の中で(うそ、こんなところで)と思いました。すると、あきおさんは、耳元で囁きました。「こうしたかったでしょう?」みえさんは、あきおさんが好きだったので、最初は我慢していましたが、さすがに服を脱がされそうになったときには、「ここでは、やめて」と、激しく抵抗をしましした。結局、その後、駅まで送ってもらい、みえさんは電車に乗ったのですが、行きの電車の中ではあんなにウキウキしていたのに、帰りの電車の中は複雑な気持ちになっていました。「会社の車でデートにきて、ガソリン代を浮かす。ホテル代をケチッて車の中で済ませようとする。このまま交際を続けていっていいのかしら」結局下した答えは、“交際終了“でした。みえさんは、私に言いました。「コミ力があって、話も面白い。結婚相談所にはいないタイプだったので、好きになりかけていましたが、彼の地元を案内された日に、彼のドケチな本質が見えた気がしました」■会社のスマホで飲食店のお得なクーポンをダウンロードあゆみさん(33歳、仮名)は、とものりさん(36歳、仮名)とお見合い後、交際成立。ファーストコールがかかってきたのですが、そのときに、とものりさんが言いました。「僕はLINEをやっていないので、メールのやりとりは携帯のショートメールでもいいですか?」(今時LINEをやらないの?)とあゆみさんは思い、なぜやらないのかを聞いてみました。「実は、ガラケーを使っているんです」(今時、スマホでなくてガラケー?)とも思いましたが、人それぞれに考え方があるので、そこにこだわっても仕方がないかなと、自分を納得させました。そして、週末に新宿で食事をする約束をしたのです。待ち合わせは、土曜日の18時、新宿の洋食店でした。予約席に案内されて着席をすると、注文をとりにきたウエイターに、とものりさんはカバンから取り出したスマホを見せて言いました。「このクーポン使えますよね」「お客さま、こちらは印刷したものをお持ちいただかないと、使えないんですよ」「えっ、そんなことどこに書いてあるんですか?」「このクーポンをスクロールしていただいて、最後に」「本当だ。でも、こんな小さく書いてあっちゃわからないし、今回はこれを見せるだけじゃ、だめですか?あ、それか、ここのお店の印刷機で印刷してもらえませんか?」「少々お待ちください。今、上の者に聞いてまいります」あゆみさんは、このやりとりを聞いているうちに、割引クーポンをなんとか使えるようにお店の人に食い下がる男性の連れだと思われることが、とても恥ずかしくなりました。まもなく店員さんが用紙を片手に戻ってきました。どうやらお店の印刷機で、クーポンを印刷してきたようでした。「お客さま、今回はこちらをお使いください」手渡されるクーポンを平気な顔で受け取っているとものりさんを見て、もう食事もせずに帰りたい気持ちになりました。そして、「スマホは持っていない。ガラケーを使っているからLINEができない」と、ファーストコールで言っていたことを思い出しました。「何にしますか?」メニューを広げて差し出してくるとものりさんに、あゆみさんはたずねました。「スマホ、持っていないと先日、おっしゃってましたよね」「あ、これ?会社のスマホなんです。今、お店のアプリ登録とかクーポンとかスマホでしかできないものがありますよね。そういうときは会社のを使っているんです。こっちにはLINEも入っているんですけど、さすがに婚活で交際になった女性とのやり取りをしているのが会社にバレたらマズイので、婚活はショートメールのやり取りにしているんですよ」会社のスマホを私用で使っていることに悪びれることもなく、ニコニコ話す様子に、あゆみさんはドン引きしてしまいました。「さて、何にしますか?」「あ、あの、あまりお腹が空いていないので、お好きなものを注文してください。あと、今夜は体調も良くないので、早目に失礼させていただきます」さっさと食事をすませて、この場から立ち去りたい。1時間弱の食事を終えて、新宿駅で別れると、あゆみさんは、電車に乗るやいなや、ホッと胸を撫で下ろし、交際終了の連絡を私に入れてきました。ここに登場した男性たちは、会社の多額のお金を横領しているのではありません。ただ、婚活で使うお金を、会社にはバレない範囲で、経費で賄っている。ただそれを知ったとき、女性たちがどう思うか。その男性のセコさを、そこに垣間見てしまうのです。きれいにお金を使う。多少、格好をつけても金払いのいい男を演じる。これは、婚活シーンでは大切なことです。鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』YouTube『仲人はミタチャンネル』
2022年01月28日左からaiko、江口のりこ、山口紗弥加1月7日スタートのドラマ『シジュウカラ』(毎週金曜・深夜0時12分〜)は、年上女性×年下男性の“18歳差の恋”を描いた話題作。結婚15年目の夫と中学生の息子を持つ売れない漫画家・綿貫忍(山口紗弥加)が、アシスタントとして雇った橘千秋(板垣李光人)と接していくうちに惹かれていき、次第に2人が恋に落ちるさまを描いていく。また、昨年12月には歌手のaikoが、自身のライブで結婚していたことを発表。後に、相手は年下の男性であることを明かしている。「年齢差のある夫婦は昔からいましたが、ここ数年、女性が年上の夫婦は増えているように思います」そう話すのは、行政書士・ファイナンシャルプランナーをしながら男女問題専門家として、これまでに1万件以上の相談を受けている露木幸彦さん。年下男性にモテるには?年下男性からモテる女性には特徴がある!?年下ウケのいいアラフォー女性の共通点や心得3か条、さらに、これをやると敬遠されてしまうNG行為を、露木さんに聞いた。「女性が年下男性と出会うきっかけとして、もっとも多いのは職場でしょうか。年齢を重ねれば管理職に就く女性も増えていきますし、部下の男性と接する機会も増えることでしょう。また最近では、婚活アプリやマッチングアプリなどを利用する人も多いはず。昔と比べれば、年下男性と出会う方法は増えたと思います」(露木さん、以下同)そのほか、露木さんは、趣味を通じて出会うパターンもあると話す。スポーツや芸術など、特定の趣味を持った者同士のコミュニティーから恋愛に発展するパターンも少なくない。「例えばパワースポットや御朱印集めなど、同じものが好きだったり共通点が多ければ、仲を深めるのも難しくないですよね」それではあと一歩、その年下男性と距離を近づけるための具体策をご紹介。■法則1:聞き上手&褒め上手になるべし「何げなく過ごす日常の中にも、人それぞれ悩み事があると思います。弱っているときにこそ、相手に手を差しのべることのできる“余裕ある女性”に年下男性は惹かれるでしょう」ポイントは“余裕がある”こと。同年代に比べて人生経験が豊富、いわば人生の先輩といえる年上女性に、話を聞いてもらいたいと思う男性は多いはず。「まず、一番に相談したいと思わせる相手になることが大切。そのためには日ごろからコミュニケーションをとっておくことが必要ですね。その男性が自分の部下ならば、普段から仕事のアドバイスをしてあげたり、気軽に食事に誘ったり。フランクに付き合える関係性をつくることが望ましいと思います」そしてもう1つは、褒め上手であること。「褒められることで自尊心が高まり、自分に自信を持つことができる。よく、褒め言葉の“さしすせそ”と言いますが、年上女性に言われるほうが効果アリ。積極的に使うのも1つの手です」“さしすせそ”の中でも、“す”の“すごい”がいいのだとか。万能に使えるワードでもあるので、わざとらしくならない程度に言ってみては。■法則2:家事ができる=モテる「どの年代でもいえることですが、年上女性の場合は、より大事なポイントといえます。同年代の女性よりもできるだろうといった、ある程度の期待もあると思いますし」もちろんまったくできないよりは……と思うが、できすぎるのも“恋人”ではなく“お母さん”と思われてしまうのでは?「確かにそれもあると思います(笑)。ですが、そんな母性を求める男性もいることは事実。現に、私のもとへ相談にくる夫婦は、男性側のトラブルであるにもかかわらず、女性が話を進めてくれるパターンが多いのです。そんな頼もしさを持った女性が増え、男性が弱くなってきている傾向があるのかもしれません」具体的にはどんな場面で家事アピールをすれば?「ベタではありますが、男性は女性より体調を崩しやすいので、看病をしてあげるなど。肉体的にも精神的にもフォローしてくれる女性は、モテると思います」■法則3:ある程度の経済力を持つ「これは、恋愛の先に結婚を考える場合ですね。男性が女性の生活すべてを支えなければいけないという関係よりは、結婚に踏み切りやすいのではないかと思います」実際、男女の収入が逆転している夫婦の話を聞くことが増えたのだそう。「片方だけに負担がかかるのではなく、一緒に苦難を乗り越えていけるイメージがしやすいのでしょう」また、バツイチ女性や子持ち女性の再婚は、相手の男性が年下であるケースが多いのだとか。「離婚はしたけれども、一度結婚を経験している女性は、男性との距離感の取り方が上手。ある意味、手慣れているともいえます(笑)。恋愛経験の少ない男性であれば、コロッといってしまうかもしれません」■年上女性のNG行為ここまでは、好かれやすい年上女性の特徴を紹介したが、NG行為ももちろんある。1つ目は、選べない2択を迫ること。「“仕事と私、どっちが大事?”はあまりに有名な2択ですが、これは絶対にNG。年下なら、まだ“可愛いな”と許せるかもしれませんが……」確かに、どう考えても困る2択を迫るのは、冒頭で挙げた“余裕がある”女性とは程遠い。「その女性のキャラクターもありますが、若作りすることや、あざとさを過剰に演出することもやめたほうがいいと思いますね」あくまで、年相応の魅力を兼ね備えることが大切。「私がこれまで見てきた、年上女性と結婚した男性は、若さを求めているわけじゃありませんでした。聞き上手で褒め上手、空気を読む力や、察する能力にたけている女性が選ばれているように思います」晩婚化が進む日本、今年はアラフォー女性が主役の年になるかも!!
2022年01月21日鷲見玲奈(本人インスタグラムより)フリーアナウンサーの鷲見玲奈が結婚を発表した。お相手の男性は、かねてから交際が噂され、週刊誌でデート現場を撮られたこともある30代のパイロットだという。鷲見アナといえば、テレビ東京の局アナだった2019年12月、同僚アナとの不倫疑惑が『週刊文春』で報じられている。局の内部から告発を受けての記事だったが、疑惑の“行為”それ自体は2017年のことだったので「なぜ今になって」と疑問を持つ関係者は多かった。この件を受けて局は事実を否定。しかし、鷲見アナへのダメージが少なくなく、レギュラー出演していた番組から姿を消すことに。翌年3月には同局を退社して、フリーとなった。■女性の権利を尊重する事務所 そんな彼女だが、“フリーアナ戦国時代”と言われるなかにあって、目覚ましい活躍ぶりをみせているのだという。キー局のプロデューサーに聞くところによると、フリーになった当初は、「不倫疑惑は話題性も大きく、需要があるのでは?」といった理由でオファーしていたそうなのだが、「地上波のレギュラーは現在まだ1本ですが、彼女は現場の空気を読みながら発言してくれたりと、バラエティーへの対応能力が高い。カメラが回っていないところでもスタッフからの好感度は高く、起用したいと思っているテレビマンは多い」(キー局プロデューサー)昨年は『アプリで恋する20の条件』(日本テレビ系) や『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)にも出演、女優デビューも済ませており、昨年夏に出した写真集も大人気だという。まさに右肩上がりの状況での結婚発表。一般的に女性芸能人が結婚すると、仕事をセーブしがちになるケースが多い。売れっ子が結婚して、活動を制限されたら困るのは所属事務所だ。鷲見が所属先はいわゆる“キャスター系”と言われる、フリーアナを専門的に扱った事務所だが、「事務所が鷲見さんの結婚を反対するなどということはありませんでしたよ。女優が所属するところとは違い、私生活についてあれこれ口を出すようなことはありません。タレントがみな女性ですし、特に女性の権利を尊重しているところです。仕事についても本人の意向を聞きつつ進めていくんだそう。ただ、難点があるとすれば、キャスターばかりで活動するジャンルがかぶっている事務所なので、場合によっては“入ってくる仕事を取り合う”ということもある。その場合は“年功序列”で先輩に振ることになることもあるとか」(前出・芸能プロ関係者)■田中みな実との差別化現在、鷲見アナはそういった事務所内における“期待の星”なのだという。「キャスター系の事務所に入るということは、多くの場合はタレントのポジションよりもアナウンサーとして“番組MC”の位置につきたいという気持ちが強い。そんななかで鷲見さんは同事務所からオファーを受けての移籍ながらも、バラエティーのひな壇的ポジションも嫌な顔せずこなす。事務所としては彼女が“タレントキャスター”として活躍してくれることで、ほかの所属しているキャスターたちのいい刺激になると考えているみたいですね。仕事の幅は広いに越したことはありませんから」(芸能プロ関係者)いま“最強のフリーアナ”と言われているのが田中みな実だが、彼女はキャスター系の事務所から女優を多く抱える事務所に移籍している。ネットニュースに目を向ければ、つい先日も《田中が鷲見のことをライバル視し、自分の前で彼女の名前が出ることを嫌がる》という報道もあった。「今はまだ鷲見さんはバラエティー番組などにゲストと呼ばれるポジションで出演しており、1本あたりの出演ギャラもそこまで高くない。今後、バラエティースキルを活かしながら、既婚者としてどんな活躍をするのか見ものですね。女子のカリスマである田中みな実さんと違った路線をどうみせていくか」(テレビ局関係者)鷲見にとって『結婚』は追い風となるのか――――<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2022年01月19日1月11日に結婚した桜井ユキと黒羽麻璃央《これからも役者としてより一層精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます》ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に出演中の桜井ユキと、舞台『刀剣乱舞』などで活躍する“2・5次元俳優”の黒羽麻璃央が、1月11日に結婚したことを発表した。■最近は一粒万倍日を狙って入籍を「昨春、動画配信サイトParaviで配信されたTBS系ドラマ『リコカツ』のスピンオフ作品『リコハイ!!』で初共演。当初は年上の桜井さんに黒羽さんが遠慮してしまい、目も合わせられなかったほど。しかしラブシーンの多い作品とあり次第に距離が縮まり、撮影終盤には、スタッフ間で“2人は付き合っているのでは?”と噂されるほど、いい雰囲気になっていましたね」(ドラマスタッフ)同日、舞台『刀剣乱舞』で黒羽と同じ三日月宗近役を演じた鈴木拡樹も女優の西川可奈子とゴールイン。元テレビ東京で、現フリーアナウンサーの鷲見玲奈は、かねて交際していた会社員男性と結婚を発表。歌手の中島美嘉の元夫で、バレーボール日本代表の清水邦広も再婚を報告するなど、有名人から幸せな報告が相次いだ。「今年の1月11日は“天赦日”と“一粒万倍日”という吉日が重なる縁起のいい日でした。そのため、この日にゴールインする有名人が多いだろうとマスコミでは注目が集まっていましたね」(スポーツ紙記者)かつては“いい夫婦の日”である11月22日に結婚するカップルが多かったが、最近は一粒万倍日など吉日を選んで婚姻届を提出する有名人が増加している。「一昨年の12月10日、松坂桃李さんと戸田恵梨香さんが婚姻届を提出しました。昨年5月19日には、星野源さんと新垣結衣さん、9月28日には櫻井翔さんと相葉雅紀さんが結婚発表をしましたが、どの日も一粒万倍日と大安が重なる吉日。一般の方々の間でも、一粒万倍日など縁起のよい日に合わせて婚姻届を出すカップルが増えています」(結婚情報誌編集者)今年の1月11日は、実際に婚姻届を提出する夫婦が多かったのだろうか?杉並区役所の担当者に話を聞くと、「11日、杉並区に提出された婚姻届は170件ほどです。毎年、元日に50件ほどの婚姻届が提出されるのですが、今年は20件ほどと、例年に比べて少なめでした。吉日が重なる11日を狙っていた人が多かったのではないでしょうか」■1月11日は滅多にない幸運日が重なった元日の8・5倍の婚姻届が提出されたというが、ここまで多いのは稀だという。「この件数は令和に入ってから2番目に多い数字なんです。杉並区で婚姻届の提出が最も多かったのは、元号が変わった令和元年の5月1日で、360件ほど。改元という数十年に1回の特別なイベントを除けば、通常11月22日の“いい夫婦の日”に提出が集中します。それでも昨年は70件ほどだったので、いくら開運日とはいえ、11日にこれほど多くの区民のみなさまがいらっしゃったことに、正直とても驚いています」(同・区役所担当者)最近、耳にするようになった“一粒万倍日”や“天赦日”。縁起がいいとされる理由を占い師のイヴルルド遙華さんはこう解説する。「一粒万倍日は一粒の籾が広がって、万倍にも実り稲穂になるという意味で、発展・繁栄の日とされています。天赦日は、天が万物の罪を赦す日とされ、世の中のすべての神様が天に昇り天が万物の罪を許し、何事もうまくいく“最高の吉日”といわれています」1月11日に結婚が相次いだ背景には、その日付も関係しているようだ。「1月11日は“甲子の日”。甲子の日とは、十干の最初の“甲”と十二支の初めの“子”が合致する日で、60日に1度巡ります。なので1月11日は新しいことを始めるにはうってつけの日だったというわけです。また“111”と数字が並ぶので願望成就・恋愛成就の意味もあり、めったにない幸運日が重なりました」(イヴルルドさん、以下同)実は今年はあと2回、一粒万倍日と天赦日が重なる吉日があるという。「次は3月26日で、一粒万倍日と天赦日に加え、お金に愛される“寅の日”までプラスされる開運デーです。寅の日は、虎が“千里行って千里戻ることができる”といわれるように、お金がまた戻ってくるといわれています。さらに虎の黄色は、金運・幸運のカラーとされているので、宝くじを買ったり、お財布を購入したり、新しいお財布を使い始めるのに最適な日。投資をスタートする、家や車など大きな物を買う、開業・開店、銀行口座の開設などもオススメですよ」■3月26日には今回以上の結婚ラッシュ”!?今年最後の最強開運日は6月10日だというが、一粒万倍日には注意すべき点も。「借金をしてしまうと金額が万倍に広がってしまうといわれているので、この日はお金の貸し借りは控えましょう。ただ、クレジットカードの利用や、車や家のローンは無理したものでなければ問題ありません」また6月10日に関しては、結婚はそこまで増えないのでは?と続ける。「6月10日は“仏滅”のため、一粒万倍日と天赦日が重なるといっても、この日は結婚を避ける方もいらっしゃるでしょう」結婚事情に詳しい、結婚相談所『マリーミー』代表の植草美幸さんは、次回の最強開運日である3月26日こそ最も注目すべき日だという。「今回のような、年に数回の開運日に結婚した芸能人がフォーカスされることで、“特別な吉日”を選んで結婚する方がより一層増えると思われます。3月26日は、1月11日以上の結婚ラッシュで盛り上がるかもしれません」2か月後にまた、芸能界から幸せな報告をたくさん聞くことができそうだ!
2022年01月18日