英国アカデミー(BAFTA)賞候補が18日発表され、『英国王のスピーチ』が最多14部門で候補に挙がり、次いでナタリー・ポートマンがゴールデン・グローブ主演女優賞に輝いた『ブラック・スワン』が12部門、『インセプション』が9部門で候補となった。また、今回の賞レースにはジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の西部劇『トゥルー・グリット』とダニー・ボイル監督の『127時間』(原題)が8部門にノミネートされている。16日発表の第68回ゴールデン・グローブ賞を制した『ソーシャル・ネットワーク』は6部門で候補入り。今月2日に逝去したピート・ポスルスウェイトが『ザ・タウン』で助演男優賞候補になった。授賞式は2月13日(現地時間)。昨年、BAFTA作品賞受賞の『ハート・ロッカー』はそのまま続けてオスカーも受賞。今年もその結果に注目が集まる。主な部門のノミネーションは以下の通り。作品賞『ブラック・スワン』『インセプション』『英国王のスピーチ』『ソーシャル・ネットワーク』『トゥルー・グリット』優れた英国映画賞『127時間』(原題)『Another Year』(原題)『Four Lions』(原題)『英国王のスピーチ』『Made in Dagenham』(原題)監督賞ダニー・ボイル『127時間』(原題)ダーレン・アロノフスキー『ブラック・スワン』クリストファー・ノーラン『インセプション』トム・フーパー『英国王のスピーチ』デヴィッド・フィンチャー『ソーシャル・ネットワーク』主演男優賞ハビエル・バルデム『Biutiful ビューティフル』ジェフ・ブリッジス『トゥルー・グリット』ジェシー・アイゼンバーグ『ソーシャル・ネットワーク』コリン・ファース『英国王のスピーチ』ジェームズ・フランコ『127時間』(原題)主演女優賞アネット・ベニング『キッズ・オールライト』ジュリアン・ムーア『キッズ・オールライト』ナタリー・ポートマン『ブラック・スワン』ノオミ・ラパス『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』ヘイリー・スタインフェルド『トゥルー・グリット』助演男優賞クリスチャン・ベイル『ザ・ファイター』アンドリュー・ガーフィールド『ソーシャル・ネットワーク』ピート・ポスルスウェイト『ザ・タウン』マーク・ラファロ『キッズ・オールライト』ジェフリー・ラッシュ『英国王のスピーチ』助演女優賞エイミー・アダムス『ザ・ファイター』ヘレナ・ボナム=カーター『英国王のスピーチ』バーバラ・ハーシー『ブラック・スワン』レスリー・マンヴィル『Another Year』(原題)ミランダ・リチャードソン『Made in Dagenham』(原題)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:127時間 (原題) 2011年、公開© 2010 Twentieth Century Foxキッズ・オールライト 2011年GW、渋谷シネクイントほか全国にて公開トゥルー・グリット 2011年3月18日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedザ・タウン 2011年2月5日より丸の内ルーブル、新宿ピカデリー ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURESソーシャル・ネットワーク 2011年1月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.第83回アカデミー賞 [アワード]ザ・ファイター 2011年3月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 RELATIVITY MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED.第68回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 2010年1月16日よりシネマライズほか全国にて順次公開©Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Väst 2009■関連記事:YOSHIKIアメコミ界の重鎮と共にゴールデン・グローブ授賞式に出席!J・ギレンホールは新恋人同伴?M・ダグラスは完全復活。G・グローブ賞こぼれ話「glee」がGG賞2年連続作品賞で3冠!アル・パチーノ、S・ブシェミらも受賞杏、ゴールデン・グローブ賞に感激!父・渡辺謙に続いて海外進出!?『ソーシャル・ネットワーク』ゴールデン・グローブ賞4冠N・ポートマン主演女優賞
2011年01月19日スペインのアカデミー賞とも称される、ゴヤ賞の授賞式が2月14日(現地時間)に開催され、ペドロ・アルモドバル監督作『抱擁のかけら』で主演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルスが恋人のハビエル・バルデムと共に出席、順調な交際ぶりを見せた。今年で24回目を迎える同賞の最高賞に輝いたのは、刑務所を舞台に、凶悪犯を収容した監獄内に、なぜか置き去りにされた刑務所職員の過酷な運命を描いた『Celda 211』(原題)。監督賞、主演男優賞を含む8冠を制した。これに続き、レイチェル・ワイズ出演の歴史ドラマ『Agora』(原題)が7部門で受賞、ヨーロッパ映画賞には昨年のオスカーを制したダニー・ボイル監督作『スラムドッグ$ミリオネア』が選出された。栄えある主演女優賞は、『ボルベール<帰郷>』、『抱擁のかけら』でペネロペとも共演しているスペインの女優ロラ・ドゥエニャスが『Yo Tambien』(原題)のヒロイン役で獲得した。映画デビュー作『ハモンハモン』で同賞主演女優賞にノミネートされて以来、1998年の『美しき虜』、2006年の『ボルベール<帰郷>』で相次いで主演女優賞を獲得、昨年はオスカーにも輝いた『それでも恋するバルセロナ』で助演女優賞と、3度にわたり栄冠に手にしているペネロペ。今回は惜しくも受賞を逃したが、結婚秒読みとうわさされるハビエルとの交際は順調の様子。3月に迎えるアカデミー賞には、『NINEナイン』で助演女優賞にノミネートされているが、こちらの授賞式でツーショットは見られるのか?『抱擁のかけら』は現在日本でも公開中。『NINEナイン』は3月19日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo■関連記事:ペネロペ・クルス、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの新ヒロインに?ペネロペ・クルスインタビュー アルモドバルが公私で(?)認めたスペインの至宝ペネロペ魅せる“究極の愛”『抱擁のかけら』プレス&ポストカードを5名様プレゼントファーギーVSテイラー女優としても大活躍の歌姫がグラミー賞でガチンコ対決!オーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定
2010年02月16日キャメロン・ディアスがハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」入りを果たし、星型のプレートを埋め込む記念式典が22日、エジプシャン・シアター前で開催された。オスカー・デ・ラ・レンタのリゾート・コレクションの白のドレスに赤いレザーベルト、赤いパンプスのキャメロンは満面の笑みを浮かべて、自らの星型プレートの前でポーズ。プレートについて、「人の足に踏まれるのもクールだわ。ここに来れば、俳優がスターなんかじゃないってことがはっきりわかるでしょう」とハリウッド・リポーター誌にコメントした。昨年4月に最愛の父親が肺炎のために急逝した。キャメロンはスピーチで今回の栄誉を「私のママとパパが分かち合った永遠の愛に捧げます」と語り、式典に出席した姉と姪たち、『バニラスカイ』で共演したトム・クルーズと妻のケイティ・ホームズ、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズで共演したルーシー・リューとマックG監督、『普通じゃない』のダニー・ボイル監督らが温かく見守った。父を亡くしたとき、キャメロンが撮影していた新作『マイ・シスターズ・キーパー』(原題)は今週末から全米公開される。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:マイ・シスターズ・キーパー (原題) 2010年、全国にて公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】ブランジェリーナ、遂に結婚?キャメロンは笑顔の復帰
2009年06月24日先日、妻のロビン・ライト・ペンとの離婚申請を再度(1度目は2008年4月)取り下げたばかりのショーン・ペンが、家族と過ごす時間を優先するために長期休養をとる意向であることが明らかになった。アメリカの業界誌「Hollywood Reporter」によると、ショーンは出演予定だったコメディ作『The Three Stooges』(原題)と犯罪スリラー作『Cartel』(原題)から降板したという。休養期間は不明だが、最低1年間にはなるだろうと推測されている。『The Three Stooges』はファレリー兄弟の新作で、ジム・キャリーやベニチオ・デル・トロとの共演が話題を呼び、8月にクランクインを予定していた。ペンの復帰を待つか、代役を立ててスケジュール通り撮影を行うか、あるいは製作中止になるのか。10年以上も企画実現の努力を続けてきたファレリー兄弟の答えはまだ出ていない。メキシコの麻薬組織から息子を守るために戦う父親を演じる予定だった『Cartel』は代役を起用するという。ショーンは2度目のオスカー受賞作となった『ミルク』の後、テレンス・マリック監督の『The Tree of Life』(原題)と実在の元CIAエージェントの夫を演じた『Fair Game』(原題)の2本を既に撮影済みだ。(text:Yuki Tominaga)写真は、アカデミー賞授賞式でのもの。オスカー受賞、離婚申請のすったもんだを経て、無事着地した模様。Erik Ovanespour /© A.M.P.A.S.■関連作品:ミルク 2009年4月18日よりシネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2008 Focus Features. All Rights Reserved.第81回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:ケイト・ウィンスレットが語る惜しみない“愛”「ハンナは私の奥深くに生きてるの」『愛を読むひと』スティーヴン・ダルドリー監督次作はブラピと組んでオスカー?『スラムドッグ$ミリオネア』の子役たち、チャリティ活動で香港訪問苦境から子供たちを救えるか?ダニー・ボイル監督がムンバイの子役たちを訪問ショーン・ペン、再び離婚申請を撤回
2009年06月18日今年のアカデミー賞主要5部門にノミネートされ、ケイト・ウィンスレットに悲願のオスカー像(主演女優賞)をもたらした『愛を読むひと』。戦争による負の遺産を背景に描きつつ、20年におよぶ愛の物語を綴った本作がまもなく公開を迎える。これに先立って、メガホンを取ったスティーヴン・ダルドリー監督が来日。6月10日(水)、記者会見が行われた。本作を含め、これまで手がけた3本の作品全てで、アカデミー賞監督賞にノミネートされた実績を持つダルドリー監督。そのうちの1つ、『リトル・ダンサー』は日本でもファンの多い作品だが、こちらは監督自身の手で「Billy Elliot The Musical」として舞台化されており、つい先日発表されたトニー賞で主要10部門での受賞を成し遂げたばかり。この日の会見ではまず、この快挙に対し、集まった報道陣から大きな拍手が贈られ、監督は「この物語とは10年にもおよぶ歳月を共にしており、若い俳優と一緒に作品を作ることができるということも含め、本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。続いて、『愛を読むひと』に関する質疑応答が交わされた。ケイト扮するハンナと、デヴィッド・クロス演じる若き法学生・マイケルが互いを強く求め、愛し合うシーンについて、監督は「あのシーンは、終盤の撮影でまとめて撮りました。というのは2人が互いについてよく知り、安心感を持って演じてほしかったからです。まず、ケイトと私でリハーサルを行い、最後にデヴィッドが加わる形で進めていきました。求めるものをしっかりと決めてから、スピーディーに撮影を行うようにしました」と説明した。また、マイケルがハンナに様々な本を読み聞かせるシーンについても、監督なりのいろんな工夫がなされているという。「ケイトには、デヴィッドが事前に何を読むかは伝えずに撮影に臨んでもらったんです。その方がフレッシュなリアクションをしてもらえるだろうと思いました。読む本の選択については、ケイトにとって面白そうなもの、デヴィッドが読んで楽しそうなものを選びました。実際、原作には出てこない『タンタン』を読んでもらったりしましたが、これはデヴィッドに(人気キャラクターの)ハドック船長のセリフを読んでもらいたかったからです(笑)」と明かしてくれた。冒頭にも示したように、演劇界、そして映画界において数々の受賞歴を誇るダルドリー監督。監督にとって賞とは?と聞いてみると「何ともおかしなものですよね」と微笑を浮かべつつ答えたが、一方で「自分の作品に出演した俳優が賞に輝くのは、この上ない喜びです」とも。さらに今後、一緒に仕事をしてみたい俳優を尋ねると「イザベル・ユペールにマリオン・コティヤール。ブラッド・ピットとも一緒に何かしようと話しているところですよ。来年、新しい作品を撮るとき、誰がキャスティングされるか楽しみにしていてください」との答えが返ってきた。最後に監督は日本の観客に向けて「初めてこの映画の原作小説を読んだとき、心が揺り動かされました。愛すべきなのか?許すべきなのか?感情のジェットコースターに乗ったようでした。この映画を観て、そのときの私と同じような感覚を味わっていただければ幸いです」と呼びかけ、会見は幕を閉じた。『愛を読むひと』は6月19日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:愛を読むひと 2009年6月19日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.第81回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:愛とは…?オスカー女優ケイト・ウィンスレットの力強い演技に納得『愛を読むひと』『スラムドッグ$ミリオネア』の子役たち、チャリティ活動で香港訪問苦境から子供たちを救えるか?ダニー・ボイル監督がムンバイの子役たちを訪問家の強制撤去に人身売買疑惑。オスカー受賞作の子役たちが直面する過酷な現実ケイト・ウィンスレットのオスカー受賞作『愛を読むひと』試写会に10組20名様ご招待
2009年06月12日今年のアカデミー賞8冠、そして子役たちが住む家の強制撤去など、新たな話題や問題が次々登場する『スラムドッグ$ミリオネア』。今度は7日、スラム街で暮らす家の強制撤去問題の渦中の2人を含む、同作出演の子役3人が香港を訪問した。家の強制撤去が世界中に報じられたアザルディン・モハメド・イスマイル、家の強制撤去の前には実父による不正な養子縁組未遂の疑惑もあった紅一点のルビーナ・アリに、映画で主人公・ジャマールの少年時代を演じたアユシュ・マヘシュ・ケーデカールの3人は今回が初の香港訪問。香港国際空港に着いた途端に、大勢の取材陣に囲まれる大歓迎だった。3人の香港訪問は、8日にTVで生放送されたチャリティ番組に出演するため。香港でどんなことをしたいかと尋ねられ、「香港のディズニーランドに行ってみたい」と答えたアユシュは、将来の夢を聞かれて、「父と同じ俳優になりたい」と答えた。彼はほかの2人と違い、スラム暮らしではない。ちなみに好きな俳優は「ブラッド・ピット」。ルビーナは『トゥームレイダー』が好きなので、「アンジェリーナ・ジョリー」と、ブランジェリーナは彼らにも人気。ちなみにアザルディンのヒーローは、インド映画の大スター、サルマン・カーンだそうだ。3人は中国伝統の獅子舞に使うお面をプレゼントされ、獅子舞にも挑戦。また、今年のアカデミー賞最優秀主題歌賞に輝いた「Jai Ho!」を歌って踊った。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:スラムドッグ$ミリオネア 2009年4月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation第81回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワード苦境から子供たちを救えるか?ダニー・ボイル監督がムンバイの子役たちを訪問家の強制撤去に人身売買疑惑。オスカー受賞作の子役たちが直面する過酷な現実【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッドでは続編製作が流行?M・ダグラス主演作もショーン・ペンが妻との法的別居を申請
2009年06月10日