演劇界の金字塔、つかこうへい作の不朽の名作『熱海殺人事件』が、1980年代に同作品で強烈な印象を残した黄金コンビ、平田満と風間杜夫の出演、劇団☆新感線のいのうえひでのりの演出で鮮やかに復活。初日の幕が開いた12月8日、出演者たちが公演への思いを語った。舞台『熱海殺人事件』チケット情報『熱海殺人事件』の初演は1973年。平田満は熊田留吉役のオリジナル・キャストで、その後木村伝兵衛役に配された風間杜夫とは、1980年から3年間コンビを組んだ。この作品でのふたりの共演は、33年ぶりだという。風間との共演を「良かった。これがひとりだったら浮いていると思うので(笑)」と笑顔の平田。その役柄は新米刑事で30歳、風間の部長刑事は40歳との設定だが、「バレバレですけれど(笑)、シラを切ってやる」(風間)と、実年齢とのギャップを楽しんでもいる。さらに平田は、「いのうえさんが、つかさんの演出をリスペクトし、尊重すると言ってくださった。もちろん、いのうえさん流に変えたところもありますが、昔のままのところも。それがとても感慨深く、稽古の最初の頃は震えました」。風間も「つかさんが亡くなった後、『熱海』をやりたいといろんな人に声をかけていた。それがいのうえさんの演出で、つかさんのお嬢さんと一緒にできるなんて……」と感無量の様子。つかの愛娘、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛原実花が婦人警官役を演じるとは、ふたりにとって “奇跡”のような巡り合わせだろう。初めて父の作品に取り組むという愛原。つかについて聞かれると「見守ってくれているんじゃないかなと思う。甘えは許されない、という強い思いでお稽古に入りました」と謙虚に話す。犯人の大山金太郎役を演じる若手実力派の中尾明慶も、役作りのために頭を丸刈りにし、気合い十分。「つかさんが生きてらしたら『お前はもう帰れ』と言われそうですが(笑)、この役をしっかり自分のものにしたい」と抱負を語った。東京公演は、同作のホームグラウンドともいえる紀伊國屋ホールでの上演だ。70年代、80年代の、連日満席の熱気溢れる劇場の様子が偲ばれる。「つかさんはこの作品をいろんなバージョンで上演されましたが、僕には、『熱海』は僕たちがやったものが正解だという変な自負心、ちょっとした嫉妬心もあって、その後はあまり観ていなかったんです。この劇場でやれて、感慨もひとしおです」(風間)。12月26日(木)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。2016年1月から2月に全国9都市で上演予定。チケットは全公演完売、各日若干枚の当日券を発売。取材・文:加藤智子
2015年12月10日ケネス・ブラナーが、『オリエント急行殺人事件』リメイク版を監督することになった。エルキュール・ポアロ役で出演もする。製作・配給は20世紀フォックス。その他の情報原作は、1934年にアガサ・クリスティーが出版した同名の推理小説。1974年にシドニー・ルメット監督で映画化された。この時は、アルバート・フィニーがポアロを演じている。ほかにショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグローブ、イングリッド・バーグマン、ローレン・バコール、ジャクリーン・ビセットらが出演した。バーグマンはオスカー助演女優賞を受賞している。ブラナーは今年、映画『シンデレラ』を大ヒットさせた。現在はロンドンの舞台でシェイクスピア劇を演出している。文:猿渡由紀
2015年11月24日若い女子に取材をしていたら「恋愛のコスパ」について彼女たちが敏感になっていることに気づきます。コスパ、コストパフォーマンス、つまり費用対効果。この彼にこれだけのデートの時間を割いたのだから、これくらいの「成果」は手に入れないと・・・・・・というようなことを考えている女子がいるということです。女子は男子に比べて現実的な生き物だから、まあこういうことを考えるんだろうなと思います。結婚となれば、もっとコスパに敏感になるはずです。実家の経済レベル以下の暮らしはしたくないから、それなりに年収のいい男子としか結婚したくないとか、いろいろなことを考えるはずです。でも、結婚のことはさておき、こと恋愛となると、コスパに優れない恋のほうが長持ちするものです。■恋愛の「意味」とは?恋愛とは、相手のことを想い煩う(わずらう)という意味です。つまり、相手のことを想い、相手になにかをしてあげたいと思い悩む・・・・・・こういう心の動きが「恋愛」です。さらに言えば、費用対効果を考えつつ、相手からなにかをもらうことが恋愛ではなく、じぶんが相手になにをしてあげたか、というのが、本当は「恋愛のすべて」です。矢印は双方向にあるのではなく、一方通行ということです。一方通行の矢印を持つふたりがいるから、自然と双方向に矢印が向かって、恋が成立する。友情とおなじことですよね。だから、カップルで黙って夕焼けを見て「きれいだねえ」と言うような、コスパが極めて悪い恋愛のほうが、恋の本質に即しているということになります。■わが子になにかをしてあげるかのごとく・・・恋愛にコスパを持ち出してくるということは、「そこまで相手のことが好きではない」ということです。これは、もっと歳を重ねてゆけば、自然と理解できるようになるかもしれません。たとえば、40歳を過ぎて、独身で子どもがいない女性がいます。この女性は、まるで「わが子になにかをしてあげるかのごとく」彼に尽くしていたりします。もちろん「重たくないていどに」尽くしているわけですが、もう「わが子になにかをしてあげるかのごとく」としか表現できないような愛情を注いでいたりする。20代くらいの女子で、40歳以上の男性と交際したことがあるひとは、こういうことがなんとなく肌感覚でわかると思います。ひとって「だれかになにかをしてあげたい」と、純粋に思う心を持っているのだろうと思います。スナックに取材に行っても、こういう事例はいっぱい見ることができます。60歳も過ぎているお父さんが、わが娘に接するように、カウンターのなかの女子に接している・・・・・・なにかをしてあげたい、なにかをしてあげることによって、「おれが生きていた証」を残したい。こういうことだろうと思います。■でも若いうちは・・・恋愛という言葉が、コスパという概念を含まない以上、恋愛にコスパを持ち込んでも、いい恋愛にはならない。でも、若いうちは、どうしてもコスパに敏感になるというのも理解できます。若いとなぜか生き急ぐので、恋愛となればコスパ!これが悪いとは、だれも言えないように思う。でも、年長者の恋愛でも眺めながら、「恋愛とは、相手のことを想い煩うという意味なので、相手のことを想い、相手になにかをしてあげたいと思う・・・・・・こういう心の動きが恋愛なんだ」と、感じることも大事です。もう、見ていて切ないくらいに「わが子になにかをするかのごとく」振る舞うんですよ、年長者は。それは、そのひとが変態なのではなく、ひとという生き物が等しく持って生まれた、ひとつの心の動きなのだろうと思います。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)(古泉千里/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年11月21日戦後70年の今年、ドイツ国家が封印した真実に迫る衝撃の実話『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が、ついに日本でも公開となった。このほど、ヒトラー暗殺まであと1歩に迫ったごく普通の男、主人公のゲオルク・エルザーが暗殺を企てた理由が垣間見られる緊張感あふれる本編シーンと共に、演じたクリスティアン・フリーデルの貴重なインタビューが到着した。1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その直後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発、ヒトラーが退席してから、わずか13分後のことだった。その日のヒトラーの予定を徹底的に調べあげた計画は緻密かつ大胆、時限装置付の爆弾は精密かつ確実だった。ゲシュタポ(秘密警察)の推理では単独犯はありえない、イギリスの諜報員の仕業だと睨んだが、逮捕されたのは、36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。スパイどころか、所属政党もなく、たった1人で実行したと主張する。にわかには信じられない供述の数々。その事実を知ったヒトラーは、決行日までの彼の人生を徹底的に調べるよう命じる…。『ヒトラー ~最期の12日間~』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞「外国語映画賞」にノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が、『白いリボン』のクリスティアン・フリーデルを主演に、ドイツ国家が封印していた衝撃の事実に迫る本作。クリスティアンは、監督から「彼のようにエルザ―を演じられる人間はいないだろう」と絶賛されるほど、繊細かつ鬼気迫る存在感で“暗殺犯”の心情を体現して見せた。そして今回、解禁となったのは、単独犯での暗殺実行を主張するエルザ―が、黒幕の存在を執拗に問い詰める警察長官に対し、「自由を失ったら死ぬ」と彼の信念を初めて語る重要な本編シーン。まず、クリスティアンは「恥ずかしいことにゲオルク・エルザーについては知らなかった」と率直に語り、「脚本を読んで初めて知った。そして彼のやったことについて凄く興味が沸いた」という。そのうえで役作りに関して、「彼の伝記を読んだり、彼の家族についての映像をユーチューブで見たり、当時の目撃者へのインタビューを読んだり、写真を見たりした。また事実も重要だったが、自分なりの解釈や創作も役づくりには大切だと感じた。そして監督の視点を踏まえつつ、自分なりの視点でこの役を演じたかったので、あるシーンによっては、事実を詳しく知らずに、その場の成り行きに任せて演じることを大切にした」と明かす。さらに、演じたエルザ―については、「女性を愛し、音楽を愛し、自由を愛する静かな男だった。重要な点は、そんな彼が政治的な行動をとったという点だ。政治に関心のない男が、行動をとらなければならないと気が付き、変わったと言う点だ」という。さらに自らもドイツ人であるクリスティアンは「当時、自分があの時代に生きていたら、どんな行動に出ただろうかは分からない。巧みなプロパガンダに操られたかもしれない。多くの人はそのプロパガンダに心奪われ、真実を見失った。ところがエルザーの目は真実をしっかりと見据えていた。故郷に帰ってきて、自由を略奪された家族の生活を目の前にしたエルザーの気持ちには共感した」と、覚悟を決めるまでに至った彼の信念を代弁する。多くのドイツ国民がヒトラーに心酔していた時代に、周りに流されることなく、正しいことを自分の眼で確かめ、頭で考え、心に問うた男、ゲオルク・エルザー。その知られざる真実に、魂が震える本作をスクリーンでも確かめてみて。『ヒトラー暗殺、13分の誤算』はTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日パエリアは日本人にもおなじみの料理。専用の鍋を使ってテーブルに出せば、ご馳走感満載でパーティーにもぴったり。そんなパエリアだが、パスタを使ってつくるパエリアはご存知だろうか。米のパエリアより手軽という「パスタパエリア」のつくり方を人気料理ブロガーの筋肉料理人さんに教えていただく。今回は、サラダ用の早茹でスパゲティで時短。一般的な家庭用フライパンを使うので、誰にでも簡単につくれる。これなら料理に不慣れなパパも気軽に挑戦できるのでは? 週末のランチやディナーにつくって家族を驚かせてみよう!○フライパンでつくるパスタパエリア材料(4人分)サラダ用早茹でスパゲティ(茹で時間4分タイプ) 240g / アサリ 400g / 鶏モモ肉 1/2枚 / 玉ネギ 1個 / ニンニク 1かけ / ミニトマト 4個 / イタリアンパセリ 適宜 / 塩・胡椒 適宜 / オリーブ油 大さじ2A(水 500ml / 固形コンソメ 1個 / トマトピューレ 100g / カレーパウダー 小さじ1/2)つくり方1.アサリは海水程度の濃さの塩水に漬け、2時間から半日おいて砂抜きする。気温が高い時は2~3時間、冬場は半日でOK。2.鶏モモ肉は大きめのサイコロ大に切って塩・胡椒を強めに振っておく。玉ネギとニンニクはみじん切りに。ミニトマトは縦十字に4等分にする。サラダ用スパゲティはボウルに入れ、手で3cm程度の長さに折っておく。3.フライパンにオリーブ油大さじ1とニンニクを入れて中火にかける。ニンニクからぷつぷつと泡が出てきたら玉ネギを入れ、木べらで混ぜながら玉ネギが薄く色づくまで炒める。4.3に鶏モモ肉を入れて炒め、鶏モモ肉が白くなってきたらAを入れる。沸騰したらサラダ用スパゲティを入れて混ぜ、再沸騰したらアサリとミニトマトを上に散らし、フタをしてアサリの口が開くまで蒸す。5.アサリの口が開いたらフタを外してオリーブ油大さじ1を回しかけ、中火と弱火の中間くらいで水分を飛ばすように加熱する。この時、菜箸で所々を刺して前後に動かして軽く混ぜると共に、水分を鍋底全体に行き渡らせる。水分が飛んで鍋底からチリチリと軽く焼き目が付く音が聞こえたら火を消し、仕上げにイタリアンパセリ(普通のパセリでもOK)で飾り付ける。鍋底においしいおこげができてるので、混ぜてから取り分けよう。「米の代わりにサラダスパゲティを使うことで簡単、短い時間でおいしいパスタパエリアの完成。高価なサフランは使っていませんが、たっぷりのアサリと、旨みを出すために小さく切った鶏モモ肉、トマトピューレで旨味たっぷり。コツは最後の水分を飛ばすところです。煮汁に粘りがあるので混ぜずに加熱すると表面には水分が残り、鍋底は焦げ付いてしまいます。菜箸で軽く混ぜながら水分を飛ばしてください」(筋肉料理人さん)。○著者プロフィール筋肉料理人1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。
2015年10月17日真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説を映像化したHuluオリジナルドラマ「フジコ」。この度、本作の主演で狂気の殺人鬼役に演技派女優・尾野真千子が演じることが明らかになった。一家惨殺事件の生き残りの少女フジコ。お母さんみたいにはならない。いつしか幸せだけを追い求め殺人鬼となっていく。一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女・フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか?誰が彼女の家族を殺したのか?愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。原作は、“映像化不可能”と言われた後味が悪い、イヤな気分になる、そんな不快な読後感から生まれたミステリーの新たなジャンルである「イヤミス」から昨今ベストセラーが多数生まれ、中でも「イヤミス」の名手・真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説「殺人鬼フジコの衝動」(徳間文庫)をドラマ化したもの。主演の殺人鬼・フジコを演じるのは『そして父になる』『ソロモンの偽証』、来年公開の『起終点駅 ターミナル』に出演する女優・尾野真千子。本作の台本を読んだ尾野さんは、「殺人はあってはならない悪いもの、という思いから断りたいと思いました。でもそんなとき、『凶悪』を観て、『できるかもしれない』と思いました」と明かした。フジコを演じてみて、「最後まで共感は一切できませんでした。フジコよりほかの人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとてもつらかったです。疲労感が凄まじかったです。私にとってはそれだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みも分かりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました」と本作への思いを語った。今回キャストには主演の尾野さんをはじめ、谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子といった魅力的な俳優陣も出演することが決定。そして主題歌には、斉藤和義の新曲「シンデレラ」が抜擢されている。そして恐怖だけでない、涙もりの本作。公開されていない各俳優陣の配役も気になるところ。この至高の映像作品をぜひ覗いてみて。「フジコ」は11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信。(cinemacafe.net)
2015年10月08日尾野真千子が主演を務め、狂気に満ちた殺人鬼を演じるドラマ『フジコ』が11月13日(金)から動画配信サービスHuluとJ:COMで全6話が一斉に配信されることが決定した。真梨幸子のベストセラー小説を映像化した作品だ。その他の画像本作は、50万部を超えるベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』をドラマ化したもの。一家惨殺事件を生き残り、自分の母親みたいになりたくないという想いから殺人鬼になった主人公フジコは、愛と幸福を求めて、殺人を繰り返していく。「最初、台本を読んだ時、“殺人はあってはならない悪いもの”という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が“むごい、ひどい、つらい”の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました」という尾野は、映画『凶悪』を鑑賞し、不安を抱えながらも撮影に参加。「最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです」と語るも「完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください」とメッセージをおくっている。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで、『凶悪』などの脚本も手がける高橋泉が脚色を、ドラマ『電車男』や『1リットルの涙』の村上正典が演出を担当。谷村美月、丸山智己、リリー・フランキーらが出演し、斉藤和義が主題歌を手がける。衝撃的な題材を扱ったドラマだけに、配信後は話題を集めそうだ。『フジコ』11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信
2015年10月08日2007年にイタリアで起きた英国人留学生殺人事件は、容疑者と被害者ともに若くて美しい女性であったこと、そしてその背景にセックスやドラッグが関わっていたこともあり、イタリア犯罪史上世界中で最も大きな注目を浴びた事件。今なお、さまざまな疑惑を残している事件をマイケル・ウィンターボトム監督が独自の視点で映画化した『天使が消えた街』。映画が伝えるショッキングな事件の真実とは?映画監督のトーマスは4年前に起きたある殺人事件の映画化のオファーを受け、リサーチのためにイタリアの古都シエナに降り立っていた。その事件では、イギリス人留学生エリザベスが無残な姿で発見され、ルームメイトのアメリカ人留学生ジェシカはじめ数名が容疑者として捕まったが、二転三転する事態とジェシカのセクシーな容姿がマスコミの加熱報道を引き起こしてしまう。仕事でもプライベートでも問題を抱えていたトーマスは、調べれば調べるほど事件の謎にはまり、苦悩の日々から抜け出せずにいた。そんななか、天真爛漫な少女メラニーと出会い、徐々に心を癒されるようになったトーマスは事件の本質を見つめ直し、自分が撮るべき“真実”と向き合い始めることに。衝撃的な事件に潜む闇とは……?現実と虚構の間でもがき苦しむトーマスを見事に演じた実力派俳優のダニエル・ブリュールだけでなく、今回本格的な長編映画デビューを果たしたトップモデルのカーラ・デルヴィーニュが出演していることも話題となっている本作。まるで天使のような微笑みを浮かべるデルヴィーニュは、深い闇を抱える事件に“希望”を与えてくれる重要な存在であり注目です。事件だけでも映画になる題材をあえて第三者からの視点で描くことで、今までこの事件を扱った他の作品では描かれてこなかった事件の裏側や真実を明らかにし、観る者の心を揺さぶります。凄惨な事件は、判決が出たらそれで終わりではなく、大切な人を失った被害者の家族や事件に巻き込まれた人々の心の傷には終わりがないことを改めて感じされられるはずです。マスコミや私たち大衆も含め、センセーショナルな部分だけに目を向けがちですが、事件の真相はもっと深い部分にあるのかもしれません。イベントデータ:『天使が消えた街』公開表記:9月5日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開配給:ブロードメディア・スタジオ(c)ANGEL FACE FILMS LIMITED / BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2014.
2015年09月01日台湾BenQは4日、COMPUTEX TAIPEI 2015と合わせBenQ本社のプレスツアーを開催。世界初という144Hzリフレッシュレートの曲面ディスプレイや、プロジェクタ用のワイヤレスアダプタなど、コンシューマ向け・ビジネス向け製品のデモンストレーションを行った。○144Hzリフレッシュレートの湾曲35型ディスプレイ、今夏に日本投入35型のゲーミングディスプレイ「XR3501」は、画面が湾曲した2,560×1,080ドットの液晶ディスプレイ。「他社製曲面ディスプレイで144Hzのリフレッシュレート対応製品はまだない」として、世界初をうたう。発表自体は4月末になされているが、今回、日本への投入予定や価格が明かされた。デモンストレーションでは製品を3台並べた状態で、顔の周りを取り囲むかのような深い湾曲でレーシングゲームを試すことができた。なお、本製品はNVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC」や、AMDによるディスプレイ同期技術「FreeSync」はサポートしない。ただし、将来的に、次世代モデルでの搭載は検討する、とのこと。パネルタイプはAMVAで、sRGB比100%の色域をカバー。また、ちらつきを低減するフリッカーフリーやブルーライト低減機能も備える。インタフェースはHDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2、ミニDisplayPort、ヘッドフォンジャックなど。ワールドワイドへの出荷は今週から開始。日本での発売は7月から8月をめどに行い、価格は999米ドル(約124,000円)以下を想定している。○スマホ/タブレットとプロジェクタをNFCでペアリングまた、スマートフォンやタブレット内の画面をワイヤレスでプロジェクタで再生できる専用キット「Quick Wireless NFC Kit」も紹介された。「Quick Wireless NFC Kit」は、NFCワイヤレスドングル、NFCカード、NFCステッカー、USBドングルがセットになったキット。プロジェクタのUSBポートにNFCワイヤレスドングルを接続し、NFC搭載のスマートフォンやタブレットをかざしてペアリングすると、スマートフォンやタブレット内の画面をワイヤレスでプロジェクタ上に再生できる。端末の画面上に手書きで描いた文字やイラストもリアルタイムで反映するほか、端末側でカメラを起動すると、撮影画面がそのままプロジェクタ上に表示される。接続は無線(IEEE802.11b/g/n)によるP2P。端末とプロジェクタの接続は、NFCのほか、Android対応の「tapNshow」アプリ、Android/iOS対応の「QPresenter Pro」アプリを使用しても接続できる。PCと接続する場合には付属のUSBドングルをPC側に挿して使用する。台湾や米国などで販売しているが、まだ発売したての最新製品のため、日本では未提供。価格はや約70~80米ドル。このほか、教育/ビジネス向けのディスプレイも多く展示していた。教育向けには、スクリーン設置型のプロジェクタ用センサーを展示。センサーとソフトウェアで、指の触れる位置を検出し、通常のスクリーンでタッチ操作が行える。また、ビジネス向けには、映像を半透明で再生するディスプレイ用モニタを紹介。ショッピングモールや小売店舗、ドリンク販売コーナー(飲み物用の冷蔵庫)などでの展開を予定する。
2015年06月05日外貨建て資産で運用するファンドの基準価額は、為替変動の影響を受けます。そのなかで、米ドル建て以外の資産に投資するファンドも「基準価額は、米ドル-円レートの影響を受けるのでは?」との質問をよくいただきます。そこで今回は、米ドル建て以外の資産に投資するファンドにおける米ドル-円レートの影響について押さえていただきたいと思います。外貨建て資産に投資するファンドの基準価額を算出する場合、対象通貨の為替レートで計算します。例えば、ブラジルレアル建ての株式に投資するファンドが100万レアル分の株式を保有しているとします。仮に為替レートを1レアル=40円とした場合、100万レアル×40円=4千万円よって、このファンドが保有する100万レアルの株式は4千万円に換算されるわけです。このように基準価額は、円と対象通貨の為替レートによって、外貨建て資産を円に換算して計算されます。ファンドが米ドル建ての資産に投資していなければ、米ドル-円レートの影響を受けません。しかし、米ドルは基軸通貨であり、また米国は世界経済の中心に位置する国であるだけでなく、政治や軍事においても世界で最も大きな役割を果たしている大国といえることから、各国の通貨の動きは米国の政治経済動向の影響を受けることは確かです。投資国やその国の通貨の動向を見る上での重要な指標として、米国の政治経済状況や米ドルの動きに注目することが大事であることは言うまでもありません。(2015年5月29日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、コールセンターに寄せられたお客さまの素朴な疑問に、毎回漫画入りでわかりやすく回答する「こよみ」からの転載です。→「こよみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託の仕組みについてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年05月29日8月よりスタートするWOWOW日曜オリジナルドラマにて、麻見和史原作「警視庁殺人分析班シリーズ」のシリーズ第1弾「石の繭警視庁殺人分析班」のドラマ化作品が放送されることが決定した。廃ビルの地下室で、コンクリートのようなモルタルで固められた変死体が発見された。いったいなぜこんな頃仕方をしたのか?翌日、捜査会議の最中にトレミーと名乗る犯人から捜査本部に電話が入る。そして、捜査一課に異動して間もない如月塔子が交渉相手となる。殺人に関するヒントを提示しながら警察を愚弄・挑発するトレミー。やがて、トレミーの予告通り第2の殺人が発生。被害者の頭部はやはりコンクリートで塗り固められていた…。「石の繭」「蟻の会談」「水晶の鼓動」「虚空の糸」「聖者の凶数」「女神の骨格」と、本格警察小説としてシリーズ化されている麻見和史の「警視庁殺人分析班」。推理小説の要素にサスペンスとアクションを持ち込み、リアリティのある警察小説として新機軸を提示している本シリーズだが、今回のWOWOWでのドラマ化では、の第1弾の「石の繭警視庁殺人分析班」を映像化する。今回のドラマ化決定に対して、原作者の麻見氏は「執筆時はサスペンスと謎解きを大事にしながら、映像的にも面白くなるよう工夫しました。ですから、今回ドラマ化していただくことで、この物語の“完成形”が見られるのではないかという期待があります。小説では顔が見えなかった刑事たちも、俳優の方々の演技で命が吹き込まれることと思います。どんな仕上がりになるのか、いまからとても楽しみです」とコメントしている。張り巡らされた伏線、散りばめられたミステリー、最後の最後まで仕掛けに満ちたノンストップ・クライムサスペンスの本作。今後発表予定のキャストも含めて、これからの情報解禁に目が離せない。連続ドラマW「石の繭」は、8月より毎週日曜夜10:00~WOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日ファン待望の最新作にして、岩井俊二監督初の長編アニメーション作品『花とアリス殺人事件』が、8月12日(水)にブルーレイ&DVDで発売することを受け、その映像特典の内容をはじめ、主演の蒼井優、鈴木杏、そして岩井俊二監督の最新コメントも解禁となった。岩井監督の名作『花とアリス』(04)の前日譚となるふたりの出逢いを描いた“ビギンズ”で、史上最強の転校生アリスと史上最強のひきこもり花が“世界で一番小さな殺人事件”に巻き込まれてゆく姿を追う。花とアリスの声優を前作『花とアリス』(04)同様、アリス役を蒼井優、花役を鈴木杏が務めたことでも視線を集めた一作だ。アリス役の蒼井さんは、「どんなに時代が変わっても、青春のくだらなさと、可笑しさと、愛おしさは変わらずあって欲しいと思います。この作品が、観てくださる方の思春期と繋がりますよう」とコメント。花役の鈴木さんは、「またひとつ、大切な作品が増えました。“花”と“アリス”に再会できて、ひたすらにうれしいです。この何をしでかすか予想不可能な“友人たち”が、これからも多くの人と出逢い、愛されることを願います。ぜひ、2人に巻き込まれてください!!」とメッセージを投げる。特典映像には、上記3人のインタビューなどを収録するほか、外装は特製スリーヴケース仕様。「人生についてなんて、まるでなんにも考えていないような花とアリスから、なぜかいつも教えられるのは、人の人生なのです」と岩井監督が説明する同作の世界に、多彩な特典の数々とともに迫ってみて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年05月15日岩井俊二監督の初のアニメーション映画となる『花とアリス殺人事件』が、世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門へ選出されたことがこのほど明らかになった。いまでも多くのファンに愛され続けている、岩井監督が2004年に原作・脚本・監督を務め、女優の蒼井優と鈴木杏を主演に迎えた映画『花とアリス』。この前日譚となる二人の出逢いのエピソードを、岩井監督自らが完全オリジナルストーリー&長編アニメーション作品として完成させたのが『花とアリス殺人事件』である。今回『花とアリス殺人事件』が選ばれたのは、世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門。今年は95か国より2,605作品の応募があった本映画祭にて、グランプリにあたるクリスタル賞のノミネート作品の一本とし選出された。過去に同映画祭の長編コンペティション部門では、1993年に宮崎駿監督の『紅の豚』、1995年に高畑勲監督『平成狸合戦ぽんぽこ』がグランプリを受賞しており、細田守監督の『時をかける少女』(2007年受賞)や原恵一監督の『カラフル』(2011年受賞)が特別賞を受賞している。アヌシー国際アニメーション映画祭は6月15日(現地時間)から20日まで開催され、岩井監督の現地入りも決定している。日本アニメ映画史における名作の数々に、岩井監督の初アニメーション映画が受賞作として名を連ねることになるのか、大いに期待がかかる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年04月29日ASUSTeK Computerは9日、リフレッシュレートが144Hzのゲーム用24型ワイド液晶ディスプレイ「VG248QE-J」を発表した。4月10日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は46,000円前後。144Hzの高速リフレッシュレートに対応した24型ワイド液晶ディスプレイ。60Hz/120Hz対応のモデルよりも滑らかな画面表示が可能。また、3Dメガネで立体視を楽しめる「NVIDIA 3D Vision」にも対応するなど、ゲーミング用途に力を発揮する。映像表示機能としては、映像エンジン「Splendid」を搭載。専用チップを使うことでフレーム単位での画面解析を行い、自然で見やすい発色で映像を表示する。独自のコントラスト拡張技術「ASCR」を搭載し、80,000,000:1という高いコントラスト比も達成した。画面上に照準を表示する「Aimpoint機能」と、画面上にタイマーを表示する「Timer機能」からなる「GamePlus機能」も備え、「Aimpoint機能」の照準は4種類から選択できる。主な仕様は、画面サイズが24型ワイド、液晶パネルがTNの非光沢(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、視野角が水平170度/垂直160度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ASCRオン時80,000,000:1)、応答速度が1ms。2W+2Wのステレオスピーカーを搭載。映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、DisplayPort×1。スタンドのチルト角度が上20度/下5度、スイーベルが左右45度、高さ調節が0~100mm、右回転90度のピボットが可能。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW569.4×D231×H499.9mm、重量は約5.5kg。
2015年04月09日読売テレビエンタープライズは5月2日~4日、テレビアニメ「金田一少年の事件簿R」を題材とした体感型謎解きゲーム「寒獄山荘殺人事件」の名古屋地区での公演を実施する。同イベントは、2014年4月~9月に読売テレビ系列で放送されたテレビアニメ「金田一少年の事件簿R」を題材とした体感型謎解きゲーム。これまで東京と京都で公演を行ってきたが、クリア率は東京公演で約25%、京都公演で約13%と、難易度の高い謎解きゲームとなっている。参加者は、あるリゾート地の山荘に休暇を利用して訪れる、という設定でスタート。そこで突然殺人事件が発生する。すべての謎を解き明かし、犯人の目的を阻止することが参加者のミッションとなる。今回は6人のチーム制で、初対面の人とも協力して謎解きに挑戦する。なお、3人以上のチームで参加する場合は2つのチームに分ける場合があるとのこと。全員でさまざまな謎や暗号を解き、ミッションを乗り越え、"ある目的"を達成することが必要となるという。なお、公演時間は11:00~・14:00~・16:30~・19:00~(5月2日のみ14:00~・16:30~・19:00~)で、開演の15分前に開場する。料金は前売3,000円、当日3,500円。チケットはe-getにて販売している。対象年齢は中学生以上で、小学生以下は保護者同伴の場合のみ入場可(無料)。※価格は全て税込(C)天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション
2015年03月24日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の2月27日、単通路型A320ファミリーの月産レートを2017年第1四半期から50機に増加させることを発表した。また、中型機A330の生産レートを新型エンジンを搭載するA330neoへの移行に伴う調整のため、2016年第1四半期より月産6機に引き下げる。A320ファミリーはこれまでに1万1,500機以上の受注を獲得し、317社を超える顧客に6,400機以上を引き渡しているベストセラー単通路型機となっている。エアバスはA330からA350XWB、総2階建てA380まで、最新のワイドボディ機を幅広く取りそろえている。エアバスのワイドボディ航空機は250席から500席以上を装備し、全機種とも高い共通性を保持するため、世界中の航空会社が運航する地域路線や中・長距離路線の幅広いニーズに効率的に対応するという。
2015年02月27日岩井俊二監督が自身の作品をベースに、その前日譚となるストーリーを描き、長編アニメーション作品に初挑戦した『花とアリス殺人事件』。10年前の実写作品と同じく蒼井優と鈴木杏を、ヒロインふたりの声優に迎え、ファンの期待を高める本作から最新ポスタービジュアルが到着した。2004年の公開から10年を迎えるいまでも、多くのファンに愛され続けている『花とアリス』。公開当時には日常、友情、そして恋に揺れるふたりの少女の青春を描いだストーリーとして一世を風靡した。その前日譚となる本作『花とアリス殺人事件』は先日予告編が公開。ヒロインの鈴木さんと蒼井さんを始め、相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江ら、前作で彼女たちを取り巻く役柄を演じた面々が“同じ役”で声優として登場し、新たに勝地涼、黒木華、鈴木蘭々らも参加するという豪華キャスティングにより注目が集まっている。本日解禁となったポスター・ビジュアルでの背景は、花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)が通う中学校。周囲の制服とは異なるブレザーに身を包み、凛とした姿で立つ転校生・アリス。その背後にいる花は、ひきこもり中のため私服姿ながら、どこか物言いたげな視線でこちらを見つめている。いまにも「君、名前は?」という彼女の声が聞こえてきそうだ。史上最強の引きこもりと史上最強の転校生はいかにして出逢い、心を通わせるようになったのか。そしてふたりが出逢ったときに起きた、世界で一番小さな殺人事件とは…。岩井監督の描く美しい映像世界と、実力派俳優たちの声の演技を楽しみにしていて。『花とアリス殺人事件』は2月20日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月16日岩井俊二監督が初めて手がける長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』の新ポスターが公開になった。その他の画像本作は、岩井監督が花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)の日常、友情、そして恋に揺れる姿を瑞々しく描いた『花とアリス』の前日譚を描くもので、鈴木と蒼井が花とアリスの声を演じるほか、相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江、勝地涼、黒木華、鈴木蘭々らが声のキャストを務める。このほど公開されたポスターは、画像奥に見える中学校に転校してきたアリスと、不登校の花の姿を描いたもの。本作は、『009 RE:CYBORG』を手がけた石井朋彦が岩井監督と共同で企画とプロデュースを手がけ、『東のエデン』の片山由美子が色彩設計を、『言の葉の庭』の滝口比呂志が美術監督を担当するなど、豪華なスタッフが集結している。『花とアリス殺人事件』2月20日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2015年01月16日ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』が間もなく日本で公開になる。郊外で起こる連続殺人と事件を追う刑事、被害者につながる謎の女の駆け引きを巧みに描いたサスペンス作品だが、監督を務めたティアオ・イーナンは「観客が参加してもらえる“生きた映画”」を目指したという。来日時に話を聞いた。その他の画像本作の物語は、1999年に中国の郊外で男の死体がバラバラに切り刻まれて複数の石炭工場で発見されたことから始まる。刑事のジャンは事件を追うが真相は解明されず、5年後に再び同様の手口の事件が起こる。すべての被害者は謎の女ウーと親密な関係にあり、ジャンは彼女に近づいて手がかりを得ようとするが、彼もまたウーに魅了されていく。本作では事件の“真相”を追うドラマと、ジャンとウーの危険な愛の行方、そして郊外都市で暮す人々の人間ドラマが絶妙なバランスで描かれる。「脚本を書く際には事件を主軸に様々な要素を加えていきました。しかし、ドラマを描きこみ過ぎるとミステリーの要素が薄まってしまう可能性もあります。ですからバランスをとりながら描いていくことが難しかったのです。殺人事件を中心に据えていますが、本当に描きたいのは愛のドラマ、人間ドラマ、社会問題でした」。そのため、監督は事件のカギを握る女ウーも単なる“魔性の女”には描いていない。「確かに彼女は邪悪な力を持っていて、人をコントロールする力があると思います。しかし、彼女にはある種の温かみを残しています。なぜ、彼女はそんなことをしたのか? そうせざるをえなかったのかを描きたかったのです。ジャンとウーの関係はミステリアスな色彩に彩られています。ふたりはミステリアスで危険だからこそ惹かれていくわけです」。本当の想いを隠したままウーに近づき、いつしか心を奪われてしまう刑事ジャンと、本心を明かすことがないウー。観客は本作の原題“真昼の花火(白日焔火)”を観るときのように、想像力をかきたてられるだろう。「完璧に料理を作って口の中に入れてあげないと満足しない観客は存在します(笑)。でも私はこの映画は脚本を書いている時も、撮影している時も、完成した今でも成長を続けていると考えていますから、観客の方にも参加してもらいたいんですね。ベルリン映画祭でも様々な場所から審査員の方が集まり、この映画に賞を与えてくれましたし、私自身も幅広い人たちに映画を観てもらいたいという気持ちがあります。私がめざしたのはそんな“生きた映画”でした」。観客は映画を鑑賞し、事件の真相を知った後も、そこで描かれたドラマや過去に想いをはせることになるだろう。『薄氷の殺人』1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2015年01月08日ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』の本編映像の一部が公開になった。連続殺人事件の謎を追う男と、事件のすべての被害者につながる謎の女の姿を捉えた美しい映像だ。『薄氷の殺人』本編映像本作の物語の始まりは、1999年に中国の郊外で男の死体がバラバラに切り刻まれて複数の石炭工場で発見されたことから始まる。刑事のジャンは事件を追うが真相は解明されず、5年後に再び同様の手口の事件が起こる。すべての被害者は謎の女ウーと親密な関係にあり、ジャンは彼女に近づいて手がかりを得ようとするが、彼もまたウーに魅了されていく。このほど公開されたのは、ジャンとウーがスケート場にいる場面。ふたりは共に行動しているがなぜか両者の間に会話はなく、ふたりは離れた常態でリンクを滑り続ける。やがてウーがコースを離れ、ジャンは後を追うが、次第に人はいなくなり、誰もいない道でジャンとウーはふたりきりになる。なぜウーはジャンを人のいない場所に誘いこんだのか? 黄色い照明と降り続ける雪、そしてスケート場を離れていくにしたがって周囲の闇が増していく美しい映像だ。ウーは事件の被害者なのか? それとも“魔性の女”なのか? 本作はミステリー劇を主軸にしながら、郊外で生きる人々の人間模様、苦いロマンスをじっくりと描いている。『薄氷の殺人』1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.
2015年01月05日大ヒットドラマ「古畑任三郎」などを手がけてきた三谷幸喜が、野村萬斎を主演に迎えて贈るドラマ「オリエント急行殺人事件」。この度、本作の追加キャストに三谷作品には欠かせない名優・佐藤浩市を始め吉瀬美智子、石丸幹二、黒木華が出演することが明らかになった。今年で開局55周年を迎えたフジテレビの特別企画の目玉となる、今回の大型スペシャルドラマ。“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの世界的名作を基に三谷幸喜版として描いていく。2015年新春に2夜にわたり放送されるが、第1夜は原作に忠実に、第2夜は“犯人側の視点”から描くというオリジナルの演出が加えられた構成となる。本作で佐藤浩市が演じるのは、人の心を持たない非道な実業家・藤堂修。金目当ての卑劣な犯罪も厭わず、その金を元手にのし上がった成金だ。佐藤さんと言えば、「新選組!」(NHK大河ドラマ)、フジテレビ開局50周年記念特別企画「わが家の歴史」、『THE有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』、『清須会議』など三谷作品の常連。今回の役柄は、「いままで悪役はいろいろ演じてきましたが、ここまで人に嫌われる役は珍しいと思います」と佐藤さん自身が語るほど“ワル”な役に徹し、いままで見せたことのない一面を覗かせているようだ。そして、第2夜における重要な登場人物となる剛力大佐に石丸幹二、その夫人・剛力曽根子には吉瀬美智子、その剛力家のメイド・三木小百合に黒木華が演じることに。佐藤さん演じる藤堂の犯した犯罪によって剛力家は不幸のどん底に陥れられ、悲劇的な運命を辿る。それが「オリエント急行殺人事件」そもそもの発端であり、それぞれが物語の鍵を握るキャラクターとなる。3人は本作で三谷作品初出演を果たす。「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」、「リーガルハイ・スペシャル」など立て続けに話題作に出演する吉瀬さんは、大佐夫人という役どころで昭和初期のロングドレスに身を包み、吉瀬のトレードマークであるショートカットを封印している。吉瀬さん本人も「いままでに経験したことがない髪形や私の普段のイメージとは違う新鮮な印象の衣装にも挑戦していますので、ぜひ楽しんでごらん下さい」とコメントを寄せる。剛力大佐を演じるのは、舞台のみならず映像の分野でも幅広く存在感を発揮している石丸さん。TBS「半沢直樹」で浅野支店長を演じたことが記憶に新しいが、「今回、三谷さんの台本を拝読し、人間の可笑しみが豊かに浮かび上がってくるセリフに、またゾクゾクしました」とコメント。“ひげ”をたくわえ威風堂々と大佐役に注目したい。そして黒木さんは、控えめながらも芯に秘めた強さをもつ、剛力家のメイドを好演。奇しくも『小さいおうち』でもお手伝いさん役を演じたが「最近比較的、お手伝いさんなどの役が多いので、ほかの役とは一緒にならないように気をつけました。ただ、着物と洋服で違っていたので、特に意識しませんでしたが、見ために助けられたかもしれません」と語った。本作には、主演の野村さんを始め、松嶋菜々子、二宮和也、杏、玉木宏、沢村一樹、池松壮亮、八木亜希子、青木さやか、藤本隆宏、富司純子、高橋克実、笹野高史、小林隆、草笛光子、西田敏行ら総勢20名の豪華キャストが三谷監督の下に集結している。フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件」は2015年1月11日(日)21時~、1月12日(月)21時~フジテレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2014年12月08日読売テレビエンタープライズは11月29日より、読売テレビ系列で放送された「金田一少年の事件簿R」を題材とした体感型謎解きゲーム「寒獄山荘殺人事件」を東京・代官山で実施する。同イベントは、金田一少年の事件簿Rとリアル謎解きゲームによるコラボレーションシリーズ第2弾。2014年7月に実施した「謎解遊戯殺人事件~vs.地獄の傀儡師~」に続いて実施する。今回舞台となるのは、雪山の山荘で発生した殺人事件。1チーム6人で協力してさまざまな暗号やパズルを解き明かし、制限時間内に「ある目的」を達成することがミッションとなる。開催日は、11月29日・30日、12月6日・7日・13日・14日。開催時間は、12:00~、15:00~、18:00~。会場は、東京都代官山のTheatre CYBIRD(シアターサイバード)。参加費は、前売り3,000円、当日3,500円。前売り券が完売した場合は、当日券の販売はなし。チケットはイープラスで販売している。※価格は税込(C)天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション
2014年11月20日蒼井優と鈴木杏を主演に岩井俊二が原作・脚本・監督を手がけた映画『花とアリス』の前日譚となる長編アニメーション『花とアリス 殺人事件』。このほど、蒼井さんが演じたアリスと鈴木さんが演じた花の“出会い”が描かれる本作から、特報映像が到着。およそ10年ぶりとなる、2人の声の共演がお披露目された。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の、アリスこと有栖川徹子(声:蒼井優)は、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件のうさわを耳にする。さらに、アリスの隣の家は “花屋敷”と呼ばれ、生徒たちから恐れられていることも判明。だが、その住人がユダについて何か知っていると教えられたアリスは、 “花屋敷”に潜入する。そこには、不登校のクラスメイト・荒井花(声:鈴木杏)が暮らしており…。『花とアリス』は、2004年、花とアリスという幼なじみのふたりの少女が、日常や友情、そして恋に揺れる様を描き、蒼井さんと鈴木さんがともにブレイクするきっかけとなった人気作。そして、岩井監督が再びメガホンを取り、脚本と音楽も担当して、『花とアリス』の前日譚となるふたりの出会いのエピソードを監督初の長編アニメーションとして製作したのが本作だ。特報映像では、主人公となる“史上最強の転校生”アリス役の蒼井さんと、“史上最強の引きこもり”花役の鈴木さんが声で共演を果たしており、アニメーションとなった“花とアリス”に新たな息吹を吹き込んでいる。また、『花とアリス』は当時、「キットカット」とのコラボレーションでも話題となったが、今回も「キットカット」とのコラボが実現。特設サイトでは、実写版のショートフィルムを皮切りにスペシャル映像が登場するという。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日『月館の殺人』は、コミック雑誌「月刊IKKI」(小学館)で2005年から2006年にかけて連載され、後に上下巻で出版された。作者は名作コミック『動物のお医者さん』『チャンネルはそのまま』の漫画家、佐々木倫子氏と、『●●館の殺人』シリーズを手がけるミステリー小説第一人者、綾辻行人氏のコンビだ。綾辻氏の本格ミステリーと、佐々木氏のコミカルな持ち味が融合し、鉄道ファンを自認する「月刊IKKI」編集長の監修でしっかりと考証されている。ミステリーファンにも鉄道ファンにも楽しめる作品だ。○密室の列車で殺人事件発生、犯人は車内に!?厳寒の北海道に存在する豪華列車「幻野」に、女子高生の空海(そらみ)と6人のテツ(鉄道オタク)が乗車した。沖縄で暮らす空海は母を亡くしたばかり。鉄道には縁がなく、初めての列車旅だ。この旅は母と断絶していた祖父に招待された。直接会って、遺産相続の話をしたいという。空海が祖父に招待されたと知ると、テツたちは色めき立つ。理由は女子高生と同じ列車で旅をする喜び……だけではなかった。彼らにとって、空海の祖父は重要な人物であるらしい。空海はテツたちの挙動に困惑しつつ、遺産相続の条件が、この候補者たちからの婿選びかもしれないと不安になる。そんな乗客たちを乗せて、夜行列車は最果ての終着駅、月館へ向かっていた。そこには空海の祖父が待っている。その夜遅く、列車の運行中にテツの1人が刺殺された。どうやら列車にはテツを狙った連続殺人犯が紛れ込んでいるらしい。犯人の狙いは何か? 次の標的は誰か? 列車という密室で犯人探しが始まった……。上巻は事件の始まりまでのエピソード。そして豪華列車「幻野」の衝撃の事実が明らかになる。下巻は新たな事件が起き、思いも寄らぬ結末へ向かっていく。「幻野」の事件は「幻夜」であってほしい。そう願わずにいられない。○鉄道ファン垂涎のコレクション列車「幻野」そのものがトリックの要素となるため、詳しくは紹介できない。牽引する蒸気機関車はD51形241号機。実際の機体は国鉄時代最後のSL列車の牽引機で、それを記念するため保存したところ、機関庫の火災で全壊してしまった。漫画に登場させるいきさつについては、巻末に詳しく紹介されている。この解説ページは「IKKI」編集長の江上英樹氏が手がけており、かなり読みごたえのある内容だ。客車はオリエント急行に使用されていた6両編成だ。機関車側から荷物車、食堂車2両、ピアノバー車、個室寝台車、スタッフ用寝台車となっている。実際にも1988年に日本でオリエント急行の客車を走らせるイベントがあり、物語ではその車両を再利用したという設定になっている。「幻野」号は稚瀬布(ちせっぷ)駅20時40分発。月館駅7時0分着。途中で経由するルートはすべて架空である。実際の駅や路線ではないところで、鉄道ファンとしてはちょっと興ざめだ。しかし、後半で「幻野」号の秘密を知れば納得できる設定である。月館に住む空海の祖父は鉄道趣味界の有名人という設定だ。その屋敷には鉄道ファン垂涎のコレクションがずらりと並ぶ。玄関ホールには出所不明のゼロキロポスト、151系「こだま」パーラーカーの1人掛けシート、根室拓殖鉄道の気動車、寝台特急「ゆうづる」のヘッドマークなどなど。鉄道模型の部屋もうらやましい。しかし、これらを相続するかもしれない空海は、その価値がわかるだろうか? 生き残った人々に励まされて、やがて鉄子に成長するのか、後日談も読んでみたくなる。※写真は本文とは関係ありません。
2014年11月03日岩井俊二監督、初の長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』が2015年2月に公開されることが発表され、ポスター・ビジュアルが公開された。本作は、岩井監督の2004年公開の映画『花とアリス』の前日譚を描くもので、ヒロインを演じた蒼井優と鈴木杏が声優を務める。その他の画像岩井監督が花(鈴木)とアリス(蒼井)の日常、友情、そして恋に揺れる姿を瑞々しく描いた『花とアリス』から約10年。『花とアリス殺人事件』では、ふたりの出逢いのエピソードが描かれるといい、岩井監督が脚本と音楽も担当する。このほど公開されたポスター・ビジュアルは、『花とアリス』のポスターと似たような構図でふたりが描かれており、史上最強の転校生アリスと史上最強のひきこもり花が出逢ったとき「世界で一番小さな殺人事件が起こった。」と書かれている。本作は既にプレスコ(セリフを先行して収録する手法)により、収録が終わっており、「アリスだったあの日から、早10年。声も大分、野太くなっていますが、頑張りました。眩い青春時代をニ度もありがとうございます。またアリスになることが出来、心からうれしかったです。作品の完成が楽しみでなりません」(蒼井)、「花とアリスに再会できて、とてもとてもうれしいです。十年経って三十歳近くになった(!)私たちが中学生の声になれているのか…ちょっと不安。でも観てくださる方が楽しんでくださればいいな、と思います」(鈴木)とコメントしている。岩井監督は「作品を作り終えてもなお、あのふたりは僕の中に居座り、十年の歳月が過ぎてもなお、平然とそこに居続け、気がついたら僕にこのアニメを作らせていた。ふたりがいつまで居座る気なのか、それはちょっと僕にもわからない」と語っている。『花とアリス殺人事件』2015年2月 全国ロードショー
2014年10月16日今年のベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』の予告編映像が公開になった。連続して発生したバラバラ殺人の真相に迫ろうとする元刑事の男と、すべての犠牲者につながる謎の美女のドラマを主軸にしたサスペンス作品だ。予告編映像今年のベルリン映画祭は、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』やリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』など傑作が数多く出品されたが、最高賞に輝いたのは『薄氷の殺人』だった。このほど公開された予告編に登場するのは、石炭工場のある町の風景だ。1999年、このエリアでバラバラ殺人事件が発生し、主人公のジャンは美女ウーに出会う。それから5年後に再び、連続殺人事件が発生するが、そこでもまた、ウーの存在が捜査線上に浮かび上がる。彼女は事件にどんな関係があるのか? ジャンは彼女に近づき、未解決事件の闇と彼女の魅力に囚われていく。サスペンスを基本としながら、危険なラブストーリーや、変化していく町の風景、繊細な人間ドラマを巧みに描いた本作を手がけたのは、新鋭ディアオ・イーナン監督。一面の雪景色に光が反射する美しいショットや、ノワール映画を連想させる漆黒の闇を描き出す映像センスと、巧みな語り口がすでに高い評価を集めているという。『戦場のレクイエム』のリャオ・ファンと、『藍色夏恋』のグイ・ルンメイが主演を務めており、ふたりの演技も絶賛を集めている。『薄氷の殺人』2015年1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.
2014年10月14日テレダイン・レクロイ・ジャパンは6月18日、自動車試験ツールのラインアップとして、CANフレキシブル・データ・レート(FD)トリガ/デコードソリューション「CAN FDbus TD」を発表した。同ソリューションにより、物理レイヤの信号とプロトコル・レイヤのデータを1つの画面上で関連付けし、CAN FDトリガではフレームID、特定のデータ・パケット、リモート・フレームおよびエラー・フレームを分離することができるようになるほか、デコードではカラーコード化されたオーバレイを使用して捕捉中のデータの異なる部分を分かりやすく表示することで、フレームID、ステータス・ビット、メッセージ・データなど、CAN FDデータのさまざまな部分を素早く特定することができるようになるとする。また、CAN FDと従来のCANを同時に使用するといった組み合わせも可能な4つのバスを同時にデコードする機能も備えており、デコードされたデータを対話型テーブルに表示することも可能だ。さらに、同テーブルのデコード結果を選択する事で自動的に該当部分の波形をズームする事が可能なため、長い記録でもスクロールして探す必要をなくすこともできるという。
2014年06月18日井上真央を主演に、綾野剛や菜々緒ら豪華俳優が競演を果たした映画『白ゆき姫殺人事件』が3月29日(土)から公開される。このほど本作で、井上さん演じる容疑者・城野美姫や、菜々緒演じる被害者の美人OL・三木典子などが在籍し、事件の舞台となる“日の出化粧品”の美容商品「白ゆき肌石けん」が、劇中に登場するパッケージとコンセプトそのままに、ヱスケー石鹸とのコラボにより限定販売されることが決定した。物語は、大ヒット中の「白ゆき肌石けん」を販売する日の出化粧品のOL・典子が、何者かに惨殺される事件が起きたことから始まる。この事件を巡り、疑惑の目を向けられたのが、典子と同期の地味なOL・美姫。ワイドショーのディレクター・赤星は、美姫がどんな人物だったのかと、関係者に取材を重ねていく。やがて、過熱する報道や、Twitterを始めとするネットでの炎上によって、美姫に関する“噂”が暴走していき…。『告白』や「夜行観覧車」などで知られる人気作家・湊かなえの小説を基に、『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督がメガホンを取った本作。容疑者・美姫(井上さん)と被害者・典子(菜々緒)だけでなく、美姫の後輩で旧知の赤星に情報を与えるOL・狩野里沙子(蓮佛美沙子)や噂好きのOL・満島栄美(小野恵令奈)も、同じ会社で働いている設定となっている。今回、本作のロケ場所に選ばれたヱスケー石鹸とのコラボで実現した「白ゆき肌石けん」。劇中では、“肌にも環境にもやさしく、老若男女を問わず支持され、爆発的な売上を記録した”という大ヒット商品だ。実物も、日本酒メーカーが化粧品事業を興したというストーリー設定を意識し、日本酒と酒粕エキス、コメ由来原料を配合した純植物性石けん。特に、“酒職人の手は白い”といわれるだけに、酒製造時の副産物である酒粕エキスは、有機酸やアミノ酸など、美肌成分が豊富。洗顔以外に、気になる部分の美肌ケアにも使えそうだ。映画の公開に合わせて3月29日(土)より、一部公開劇場と松竹のオンラインショップ、ヱスケー石鹸オンラインショップで限定販売される「白ゆき肌石けん」。謎に包まれた本作のキーアイテムともなるだけに、要チェック?美人OLに扮した菜々緒さんのような美肌が手に入るかも。『白ゆき姫殺人事件』は3月29日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:白ゆき姫殺人事件 2014年3月29日より全国公開(C) 2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会(C) 湊かなえ/集英社
2014年03月17日ミステリーの本場イギリスで人気の“体験型ミステリーツアー”。事件のシナリオが仕込まれたツアーに、犯人、被害者、容疑者、刑事を演じる俳優が客に紛れている。“探偵”としてツアーに参加する客は、次々に起こる事件を、現場で、リアルタイムに体験しながら刻々と変化する事態を“当事者”として観察して手がかりを掴み、犯人を推理していく…。そんなミステリーツアーを体験できてしまう番組「謎解きLIVE 英国式ウイークエンド殺人事件」が、BSプレミアムで2夜連続で生放送される。この番組は、体験型ミステリーツアーを密着取材したVTRを見ながら、スタジオの知的なゲストと共に視聴者もツアーに参加。リアルタイムで進行する事件を“体験”する形で、実際に推理に挑戦する、新たな視聴者参加型推理エンターテインメントだ。今回取り上げるミステリーツアーは「マーダーウイークエンド」。ロンドン郊外にある豪華な元貴族の屋敷を舞台に、“ある目的”のために開かれたパーティーで連続殺人事件が起こる…。“体験型ミステリーツアー”の創始者であり、エリザベス女王から勲章を授与された作家ジョイ・スウィフト氏が手がけた傑作だ。この伝統と人気を兼ね備えたツアーに、三宅民夫アナウンサーとモデルの絵美里さんが“客(=探偵)”として潜入。日本の番組として初の密着取材を行った。スタジオで一発勝負の推理に挑むゲストには、「本格ミステリ作家クラブ」会長で推理作家の法月綸太郎氏、映画や音楽などジャンルを越えて活躍するマキタスポーツ、切れ味鋭いコメントが魅力の小島慶子の3人。番組の案内人には、来年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」にも出演している高梨臨。謎の執事として番組を進行していく。リアルタイムで進行する事件を推理するという、この新感覚の番組。ライヴ感あるれるだけに、SNSで情報交換しながら…なんてのも楽しいかもしれない。予測不可能な体験を味わってみて。「謎解きLIVE 英国式ウイークエンド殺人事件」はNHK BSプレミアムにて12月7日(土)21:00~22:29<第一夜>、8日(日)23:00~23:59<第二夜>放送。(text:cinemacafe.net)
2013年12月02日13日(土)より全国公開される『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』に登場する伝説の殺人鬼レザーフェイスが極秘来日し、東京・渋谷にある弊社オフィスを襲撃。不気味なうなり声をあげながらチェーンソーを振り回し、オフィスは大パニックになった。その他の写真テキサスの田舎に住んでいるレザーフェイスは、若者たちをチェーンソーで殺し、食料とする恐ろしい殺人鬼だ。彼は弊社の受付に突然現れ、その一角を占拠するも不気味なうなり声をあげることしかできず、外線電話をかけてきた取引先にも「ウーウー」だけで対応。続いてオフィスになだれ込んだレザーフェイスは働いている社員の私物をチェックし、チェーンソーを振り上げ、脈略なく襲いかかって社員を恐怖に陥れたかと思えば、記念撮影には快く応じるなどやりたい放題で、穏やかだったオフィスはパニック状態になった。その後、レザーフェイスは弊社内から放送している“ニコ生 ぴあ映画生活チャンネル”に乱入し、ビールをガブ飲みした後にやはり大暴れ。視聴者からは「とびだせ!!テキサスチェーンソー!!」「ちょっとかわいい」「ガキの頃見たときは怖かった」などのコメントが多数書き込まれ、レザーフェイスは番組を盛り上げるだけ盛り上げ、その後はなぜか行儀よく社員が使用するエレベーターに乗って去って行った。ちなみに本日夜に東京の新宿ミラノで『いけにえイッキ見!野蛮なテキサスオールナイト!!!』と題したオールナイト上映会が開催されるが、レザーフェイスが会場を襲撃することが予告されている。『飛びだす 悪魔のいけにえ…』は、オリジナル版『悪魔のいけにえ』の正統な続編として、衝撃のラストから1時間後に発生した惨劇とその20年後に起こる新たな物語を立体映像を駆使して鮮烈に描きだした作品。『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』7月13日(土)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー『いけにえイッキ見!野蛮なテキサスオールナイト!!!』7月12日(金・仏滅)会場:新宿ミラノ2 (東京都)開場時間22:00/開演時間22:30(5:00終映予定)上映作品:『悪魔のいけにえ』(1974年)、『悪魔のいけにえ2』(1986年)、『飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013年)登壇者:レザーフェイス、金子修介監督、古澤健監督、西村喜廣監督、井口昇監督、加弥乃(AKB48第一期卒業生/『生贄のジレンマ』出演)、他
2013年07月12日