(画像はプレスリリースより)冬の頑固な乾燥肌にヒト型セラミド配合株式会社ハーバー研究所は、ガサガサ乾燥肌、粉ふき肌荒れ対策に、しっかり長時間保湿する全身用美容液『ドライスキンセラミドミルク』を2014年11月28日(金)より、全国のショップハーバー、通信販売およびインターネットにて数量限定で新発売する。『ドライスキンセラミドミルク』は、冬の特に乾燥によりダメージを受けた頑固な乾燥肌を、のびのよい乳液タイプのテクスチャーで肌にすっとなじみ、しっかり保湿しながら、べたつきのない全身に使用できる美容液だ。商品名:『ドライスキンセラミドミルク』200ml価格:2,376円(税込み)限定数:5000本(プレスリリースより引用)セラミド不足がおこす“ガサガサ肌”や“粉ふき肌”乾燥状態の肌は、うるおいを保つセラミドが不足し角質層がはがれるため、そのはがれたすき間から水分が逃げやすくなる。そこで、保湿性向上に役立ち、肌本来の成分であるため肌なじみのよい高純度の天然ヒト型セラミドを配合した。さらに、薄い膜を形成しながら保湿する天然皮膜形成成分のカラギーナン、保湿性に優れたヒアルロン酸や肌荒れを防ぐスクワラン、厚くなりがちな角質層に働きかけるビタミンA・Eを配合した。角質層のすみずみまでうるおいを届けてしっかりキープすることで、乾燥による“ガサガサ肌”や“粉ふき肌”など、乾燥の季節に気になるダメージをケアし、使い続けるほどに、しっとりとしたなめらかな肌でありながら乾燥や刺激に強い肌へ導く。【参考】・株式会社ハーバー研究所ニュースリリース
2014年10月22日デートコース選びって難しいですよね。待ち合わせをしてランチをして、ウィンドウショッピングをしたらカフェに寄って少しまったりして家に遊びに来る。というのが、いつもお決まりのパターンじゃないですか?でも、秋には他の季節にはないデートの楽しみ方が多々あるんです。そこで今日は、男性に「秋の思い出に残っているデート」について伺って来ました。■1.公園でのピクニック+手作り弁当「あんまり遠出するのが好きじゃないので、近所の大きな公園でするちょっとしたピクニックが好きです。特に秋は、景色もキレイだし。特に良かったのは、彼女が秋の食材を使ったお弁当を作って来てくれたことかな。旬なものを活かせる子って素敵だなと思ったのが思い出に残っています。」(25歳/大学院)秋は気候も良く、少し寒いくらいの風が心地よいので、ピクニックにはピッタリな季節です。ただピクニックに行くだけではなく、男性や彼の好みを取り入れたお弁当を作ってくれる女性に惹かれた男性が多かったです。秋が旬の食材、きのこや栗、さつまいもなどを使った料理と共に楽しむピクニックは思い出深いものになるようです。■2.紅葉ドライブ+日帰り温「秋のデートで思い出に残っているのは、紅葉を見にドライブの帰りに彼女と日帰り温泉に寄ったこと。まだ付き合って間もなくて、Hもしていない関係だったので彼女はバスタオルを巻いていましたが、すごいドキドキしたのを覚えています。」(27歳/マスコミ)身近な公園や街路樹でも紅葉を楽しむことができますが、より秋を感じるには紅葉ドライブがピッタリ。山に行って日帰り温泉に立ち寄れば、最高のデートを楽しむことができそうです。日帰り温泉で貸切露天風呂などもちょっと勇気がいりますが、男性は喜んでくれること間違いありません!■3.果物狩り+スイーツ作り「女友達からぶどう狩りに誘われて、最初は運転手が必要だから誘われたのかなくらいに思っていました。でも、行った次の日に『昨日のお礼』と言ってその果物狩りで持って帰ったぶどうを使ったスイーツをプレゼントされて、感動しました。」(28歳/スポーツ)秋だからこそできるデートで思い浮かぶのは果物狩りという声が多くありました。秋に美味しい果物と言えばぶどうや梨、柿など様々なものがありますが、1つの農園でいくつかの果物を楽しむことができる場所もあるので、飽きずに楽しむことができそうです。少し購入して持ち帰り、その果物を使ったスイーツを作ってプレゼントすれば喜ばれそうですね!■4.登山+計画を一緒に立てる「元々俺が時々登山に行っていたのですが、同僚の女の子がその話を聞いたらしく、『私も行きたい!』と言われて一緒に行くことになりました。計画をたてたり服を買いに行ったりしているうちに仲良くなって付き合い出したことがあります。最初は全然そんなつもりじゃなかったのに、一緒に楽しい時間を過ごしていたらつい惹かれちゃいました。」(27歳/出版社)男性の方が知識豊富な分野なら、普段は女性の買い物に付き合うのは苦手、という人でもリードして一緒に選んでくれるので、買い物も楽しむことができるようです。また、どの山に登るか、どのルートから登るかなどを一緒に相談して決めて行くことになるので、2人で一緒に作りあげる感が登山本番をより楽しいものにしてくれるようです。■おわりにデートでなくても、友達と行っても楽しい場所が多いので、「デートで行きませんか?」と力まず、気軽に気になる男性を誘ってみてはいかがでしょう?(栢原 陽子/ハウコレ)
2014年10月16日コーセーは10月15日、同じ供与者より異なる年齢で得られた皮膚細胞からiPS細胞を作成し、解析したところ、老化の痕跡である「テロメア」が供与年齢に関わらず回復していることを確認したと発表した。同研究成果は、同社の加治和彦 研究顧問(元京都大学 iPS細胞研究所 特任教授)らによるもので、10月27日から30日まで、フランス・パリで開催される「第28回国際化粧品技術者会連盟」世界大会にて詳細が発表される。「テロメア」とは細胞の染色体の両端にある構造で、細胞分裂を繰り返すと短くなり、ある限界を超えて短くなると細胞分裂が止まるため、老化の指標として知られている。今回の研究では、iPS細胞を用いて細胞を初期化することで、「テロメア」を回復可能かを調べた。同研究で用いられたiPS細胞は、同じ人物より異なる年齢(36~67歳)で得られた細胞から作製されたもの。解析の結果、初期化されたiPS細胞の「テロメア」はいずれの供与年齢においても、長さが同程度まで回復していることがわかった。さらに、これらのiPS細胞を表皮細胞に分化させることに成功し、iPS細胞が細胞の供与年齢に関わらず正常に機能することが確認された。今後について同社は「iPS細胞化と供与者の加齢について、遺伝子レベルでの知見を蓄積することで、老化過程の再現やメカニズムの解明が進むことが期待される。また、iPS細胞やそれを分化させた細胞を用いることで、老化研究の領域だけでなく、皮膚の生理機能解析や化粧品成分の評価系の確立、動物実験代替法への応用などに広げることが可能となる」とコメント。次世代の化粧品の開発へと応用していくために、iPS細胞についてより深化した研究を進めていくという。
2014年10月16日アークレイは10月14日、京都大学と共同で、微小流路を用いた超小型細胞培養装置を設計・作製し、さらにこの装置の中でヒトiPS細胞を1細胞から増殖させることに成功し、増殖後も本来の性質を維持していることを確認したと発表した。同成果は、アークレイ、京都大学大学院 工学研究科の小寺秀俊教授、巽和也准教授、同大 再生医科学研究所の多田高准教授、同大 物質-細胞統合システム拠点のLiu Li助教らによるもの。詳細は、国際学術雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載された。同装置は、無色透明のシリコン樹脂素材で作製した直径0.5mmの流路と、小型ポンプを組み合わせたもので、顕微鏡のステージ上に設置可能なサイズのため、培養中の細胞を随時観察したいというニーズに応えている。また、同装置による培養手法は、培養皿を用いた従来の手法に比べて、細胞周囲の環境を精密に制御できる他、操作が簡便で自動化に向いている、密閉状態を維持できるため細菌などの混入リスクが低いなどの利点を有する。これらにより、細胞の品質管理が容易で、今後医療応用分野における標準的な手法になると期待されるとしている。さらに、医療応用のための製品化や品質管理が容易であり、装置の大規模化による大量培養装置や培養機能を検査装置に組み込んだ細胞診断機器の開発などに応用することで、再生医療の普及に貢献できるものと考えられるという。今後、先端医療を一般の臨床現場に普及させ、より多くの患者に提供するための再生医療支援機器の開発に役立てていくとコメントしている。
2014年10月15日アークレイは10月14日、京都大学との共同研究で、ヒトiPS細胞を1個から培養可能な、超小型培養装置の開発に成功したと発表した。同研究成果は同社と同大学大学院工学研究科の小寺秀俊 教授、巽和也 准教授、同大学再生医科学研究所の多田高 准教授、同大学物質-細胞統合システム拠点のLiu Li 助教らによるもので、国際学術雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載された。再生医療をはじめ細胞培養を伴う医療応用分野において、細胞の品質(安全性・機能性)管理は非常に重要だが、一般的な培養皿を使用する手法では、培養皿の中の液体(培地)の対流により、細胞周囲の環境を精密に制御することが困難となる。また、老廃物の蓄積などにより、細胞周辺環境が影響を受けてしまうことや、作業時に外気へ接触することによって細菌やウイルスが混入する危険性がある。そのため同研究グループでは、簡単かつ安全にヒトiPS細胞を培養する方法を検討していた。今回の研究では、シリコン樹脂素材により作製した直径0.5mmの流路と、小型ポンプを組み合わせて超小型培養装置を設計・作製した。同装置は、顕微鏡のステージ上に設置可能なサイズであり、培養中の細胞を随時観察することもできる。従来に比べてこの装置を用いた培養手法は、細胞周囲の環境を精密に制御できる、操作が簡便で自動化に向いている、密閉状態を維持できるため細菌などの混入リスクが低い、などの利点がある。細胞の品質管理が容易であることから、今後医療応用分野における標準的な手法になり得るという。さらに、同研究では、ヒトiPS細胞の1細胞からの培養を実現し、増殖したiPS細胞が本来の性質を維持していることが確認された。同培養手法を応用することで、装置の大規模化による大量培養装置や培養機能を検査装置に組み込んだ細胞診断機器の開発につながることが期待される。
2014年10月15日整体師の大山奏です。「スポーツの秋」と同様に「食欲の秋」もやってきましたね。食べた物は燃焼させないと、必ず脂肪として身体に残ってしまいます。日々体幹トレーニングをすることで基礎代謝を高め、おいしい物を食べても太りにくい身体を手に入れてくださいね。今回は、体側を使って脇腹を鍛える体幹トレーニングをご紹介します。横向きに寝転び片手を上側の腰、反対の手を顔の前の床についた状態からスタートします。手で床を押しながら上半身を上に持ち上げます。○脇腹を意識し、息を吐いて上半身を持ち上げる最初の姿勢ができたら、息を吐きながら上半身を持ち上げていきます。もちろん手の力を使いますが、意識は脇腹に持っていく方がいいです。しっかりと脇腹の肉が寄っていることを確認しましょう。下側の体側が伸びているかどうかにも注意してみてください。腹筋や背筋にも力を入れておくことで、上半身を安定して持ち上げることができます。○脚が床から離れるのはNG上半身を上に持ち上げたときに、バランスをとろうと脚が床から離れてしまうことがありますが、それはNGです。しっかりと体側を曲げるように筋肉を使いましょう。脚は両脚とも上がってしまう場合と、片脚だけが上がってしまう場合がありますが、両方ダメです。また、上半身が前に倒れがちですが、そこも注意してください。身体は真っすぐなまま上に持ち上げます。息を止めてしまわないようにしましょう。○上半身を上げたまま呼吸をすれば強度アップまずは左右10回ずつを目安にしてみてください。通常は息を吐ききったら上半身を下ろしますが、負荷を強くしたい場合は、上半身を上げたまま自然な呼吸を2,3回入れてみてください。脇腹の力の入れ方を強くすることでも、運動強度は変えられますよ。脇腹はお肉がつくとすぐにわかる部分ですよね。通常の腹筋と背筋だけではお肉はなくならないので、手でつまめるような脂肪がある場合はすぐにトレーニングをしましょう。トレーニングをいろいろと知っていくと、自分がやりやすいものとやりにくいものが出てくると思います。人によって筋肉のつき方は全然違うので、やりにくいものを見つけたら弱点を強化できるチャンスだと認識して、前向きにメニューに入れていくといいですよ!○筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。
2014年10月13日(画像はプレスリリースより)触れてしまいたくなる手触りの髪が一日中続く美容液シャンプーのアジエンスの、洗い流さないトリートメント「髪の美容液シリーズ」が2014年10月4日より新しく発売されました。アジエンスの髪の美容液シリーズは、アジア東西から選び抜かれたオリエンタル美容オイルが配合された、オイル、ミルク、ミストの3タイプで、ケアしたての手触りの髪が一日中続きます。髪をおろすことが多い季節だからこそ美しい髪をキープ今回発売された、髪の美容液シリーズは、仕上がりの好みにあわせて選ぶことができ、髪にすーっとなじんでベタつかない「髪の美容液オイル」、しっとりとまとまりのある髪に導く「髪の美容液ミルク」、さらっとしてまとまりのある仕上がりになる「髪の美容液ミスト」の3タイプとなっています。また10月2日より、すみれさん出演の「美容液オイル」の新CMも放映されています。【参考】・花王株式会社(花王MKニュース)プレスリリース/PRTIMES
2014年10月05日「マイケル マイケル・コース(MICHAEL Michael Kors)」は、ホリデー2015広告キャンペーンでパーティ・シーズンならではのお祭り気分のエッセンスを写し取った。モデルのカルメン・ペダル(Karmen Pedaru)とアイデム(Eidem)が、ティナ(Tina Tian Yi)やシンディ・ブルナ(Cindy Bruna)、マーク・コックス(Mark Cox)、コンラッド・ブルームフィールド(Conrad Bromfield)らとパーティーを楽しむ様子は、ブラックとレッドが基調。撮影を手掛けたのは、写真家のマリオ・テスティーノ(Mario Testino)。「にじみ出る楽しさ、ホリデイ・シーズンがもたらす陽気な空気感を表現したかった」とマイケル・コースはコメントする。本キャンペーンは『ヴォーグ(VOGUE)』『ハーパース バザー(Harper’s Bazaar)』『エル(ELLE)』『ヴァニティフェア(Vanity Fair)』のグローバル・エディション10月号を皮切りに、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの計39ヶ国の雑誌に掲載。デジタル、ソーシャルメディアや屋外広告でも展開される。
2014年10月01日岡山大学は9月25日、ヒトの血液の中からがん細胞の増殖を抑制する抗体(タンパク)を発見したと発表した。同成果は、同大病院消化器内科の三宅康広助教らによるもの。詳細は10月15~17日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2014」で発表される予定だという。日本人が生涯でがんに罹患する確率は約50%と言われており、毎日生じる数千個のがん細胞を生体内の腫瘍免疫システムがそれを排除することで、健康を保てていると考えられている。しかし、どうして同システムがどのようにしてがん細胞を排除しているかについては良く分かっていなかった。今回の研究では、がん細胞に高発現する「リボソームタンパクL29(RPL29)」を認識する血液中に存在する抗体に膵がんや肺がん、乳がん、肝がん、大腸がん、前立腺がんの細胞増殖を抑制する効果があることを確認したほか、膵がん患者105例について検討した結果、血液中に抗RPL29抗体を多く有している患者では、同じ病状で同じ治療を受けた場合でも明らかに生存期間が長いことが判明したという。これらの結果は、抗RPL29抗体を測定して生体内で機能している腫瘍免疫システムの状態を評価することが可能であることを示すものであり、個々のがん患者に適した治療方針を決定することが可能になると研究グループでは説明している。また、同抗体そのものにがん細胞の増殖を抑制したりがん細胞を細胞死(アポトーシス)に誘導したりする効果のあることから、抗RPL29抗体は安全性の高い新規の抗腫瘍薬としても期待されるとしており、すでに抗体医薬やがんワクチンの開発を目指した研究を進めているとしている。
2014年09月26日京都大学(京大)は9月22日、放射線や抗がん剤を用いたがん治療における精子幹細胞のDNAのダメージによって引き起こされる副作用である不妊症について、精子幹細胞におけるDNAダメージが特定の遺伝子経路を活性化し、その細胞死を誘導することを明らかにしたと発表した。同研究成果は同大学大学院医学研究科の篠原隆司 教授、同 篠原美都 助教、同 森本裕子 研究員、同大学医学部の石井慧氏、同大学放射線生物研究センターの高田穣 教授、同 石合正道 准教授、福島県立医科大学の丹羽太貫 特命教授(京都大学名誉教授)らの研究グループによるもので、9月18日付(現地時間)の米科学誌「Stem Cell Reports」に掲載された。小児がんに対する抗がん剤治療では、7割以上の患者が5年以上生存し、そのうち約3割が不妊症となることが知られている。成人の場合は、精子を凍結して保存することができるが、小児の場合は精子が回収できないため、抗がん剤による不妊症は深刻な問題となっている。精巣はDNAダメージを受けやすい組織として知られているが、放射線を含むDNAダメージがどのようにして精子幹細胞の細胞死を誘導するかはわかっていなかった。同研究チームは今回、マウスを用いた研究などによって、これまで精子幹細胞の細胞死には関係がないと考えられていた「Trp53」遺伝子が関与していることを発見。さらに、放射線の照射によって、「Trp53」の下流遺伝子が次々に活性化され、細胞死を誘導することも突き止めた。今回確認された現象は放射線の照射だけでなく、抗がん剤を加えた場合でも同様で、がん治療の際に起こる不妊症の改善に応用できる可能性があるという。
2014年09月24日(画像はプレスリリースより)4つの機能がこれ1本で!唇にのせた瞬間、とろけるようなグロスのツヤがクセになってしまう、リップ美容液「スージークリーミィリップセラム」が、2014年10月1日新発売されます。「スージークリーミィリップセラム」は、美容液、グロス、リップベース、紫外線防止の4つの効果が1本で叶い、ロングラスティング処方で、長時間うるおいとツヤが持続します。とろけるような濃密な質感フリーズドライヒアルロン酸、コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、アロエベラエキス、カミツレエキスが贅沢に配合され、スティック形状でありながら、唇にのせると、とろけるような濃密な質感とツヤで、魅力のある美しい唇に導きます。カラーはクリアとほんのり色づくチェリーピンクの2種類で価格は1,296(税込み)となっています。【参考】・株式会社伊勢半プレスリリース/PRTIMES
2014年09月18日理化学研究所(理研)は9月12日、ヒトの頭皮から採取した毛根の細胞に、ヒトの脳の細胞と共通する遺伝子が発現していることを発見し、これらの遺伝子の発現量の変化が、統合失調症や自閉症などの精神疾患の早期診断を補助する指標となる可能性を示したと発表した。この成果は理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの前川素子 研究員、同 吉川武男 チームリーダー、東京都医学総合研究所、浜松医科大学、山口大学、慶応義塾大学からなる共同研究グループによるもので、米科学雑誌「Biological Psychiatry」のオンライン版に掲載された。統合失調症や自閉症などの精神疾患では、遺伝子の発現状態を含めて脳に何らかの変調が生じることが原因と考えられている。しかし、脳の一部を採取することはできないため、現在の診断は患者の行動や体験、家族の情報などに基づくところが大きく、客観的な「生物学的診断ツール」がないため、精神疾患の早期診断を補助する「バイオマーカー」の開発が待たれていた。同研究グループは、脳の細胞と同じ外胚葉由来であり、サンプルの採取が容易な頭皮の毛根細胞に着目。解析の結果、脳だけで発現していると考えられていた遺伝子の多くが、毛根細胞でも発現していることを見いだし、毛根細胞が脳内の遺伝子発現の状態を反映している可能性を突き止めた。さらに詳しく調査した結果、統合失調症の人では脂肪酸結合タンパク質(FABP)の1つであるFABP4をつくる「FABP4遺伝子」の発現量が対照群に比べ約40%低下し、自閉症の方の毛根細胞では神経系の細胞同士の結合に関与する「CNTNAP2遺伝子」の発現が低下していることが判明した。毛根細胞は血液と比べて外部からの刺激や体の状態に影響されにくく、採取も簡単なため、生きた脳の状態を反映している可能性のある、簡便なバイオマーカー診断法の基盤となる可能性が高い。同研究グループは、今後この方法で疾患の発症をどこまでさかのぼれるかを検証することにより、精神疾患の予防法開発や早期治療導入の判定、さらに新しい角度からの創薬のヒントを提供できる可能性があると考えているという。
2014年09月16日カネカは9月9日、国立循環器病研究センターと共同で科学技術振興機構(JST)の産学共同実用化開発事業(NexTEP)に応募していた「羊膜由来間葉系幹細胞(MSC)の細胞製剤化と治療応用」が、プロジェクトとして採択されたことを発表した。羊膜由来MSCは羊膜に存在する未分化の細胞で、筋肉、骨、軟骨、脂肪など間葉系に属するさまざまな細胞に分化する能力や自己複製の能力を持ち、免疫抑制作用があることが知られている。また、増殖性が高い、拒絶反応が起こりにくいため他人に移植しやすい、羊膜は出産後不要となり倫理的にも問題となりにくい、といった特長があり、今回のプロジェクトでは、これを活用し、急性移植片対宿主病(急性GVHD)、およびクローン病を対象とした治験を、先端医療振興財団、兵庫医科大学、および北海道大学をはじめとした国内医療機関・研究機関と連携して実施し、細胞製剤(再生医療を活用した製剤)の製造販売承認を取得することを目標としている。具体的な手順としては、細胞の調製および保存が可能な製造所を神戸国際ビジネスセンターに設置し、同センターにて羊膜由来MSCの大量培養・凍結保存技術(細胞バンク化技術)の確立を図った後、実際の治験を行い、2022年に羊膜由来MSCの細胞製剤の製造販売承認取得を目指すという。なお同社では、今回の取り組みを皮切りに、羊膜由来MSCの細胞製剤をさまざまな難治性疾患の治療に展開し、2037年には1000億円規模の事業に成長させることを目指すとしている。
2014年09月10日京都大学は8月22日、ヒトiPS細胞から肺胞上皮細胞を分化誘導し、単離する(取り出す)方法を世界で初めて確立したと発表した。同成果は同大学大学院医学研究科呼吸器内科学講座の三島理晃 教授、同 後藤慎平 研究生、同 伊藤功朗 助教(物質-細胞統合システム拠点連携 助教)、同 iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門の長船健二 准教授、同 医学研究科腫瘍生物学講座の小川誠司 教授らの研究グループによるもの。8月21日(米国時間)に米科学誌「Stem Cell Reports」に掲載された。今回の研究では、肺胞上皮細胞の前段階にあたる肺胞前駆細胞を効率よくヒトiPS細胞から分化誘導するのに、CPMという酵素が有用であることを突き止めた。また、蛍光タンパク質(GFP)を注入することで、肺胞を作るのに不可欠な2型肺胞上皮細胞に分化すると光るヒトiPS細胞を作成したという。さらに、CPMを使って単離した肺胞前駆細胞を3次元培養して肺胞上皮細胞を分化誘導したところ、GFPが光り、2型肺胞上皮細胞の単離に成功したことが確認された。同研究グループはこの結果について「ヒトiPS細胞から2型肺胞上皮細胞の分化誘導と単離というプロセスが確立したことで、肺の再生研究だけでなく、さまざまな難治性疾患の研究に踏み込める大きなチャンスが到来した」とコメントしている。
2014年08月22日東京医科歯科大学と科学技術振興機構(JST)は8月16日、マウスをモデルとした実験で体外に取り出して培養した小腸上皮細胞を消化管(大腸)へ移植することに成功したと発表した。この成果は、同大学大学院医歯学総合研究科 消化管先端治療学の中村哲也 教授、同 消化器病態学分野の渡辺守 教授、同 水谷知裕 特任助教、同 福田将義 医員らの研究グループによるもので、米科学誌「Genes & Development」にて発表された。同研究グループは2012年に、大腸の最も内側にならぶ上皮組織の幹細胞を体外で増やし、移植することで傷害を受けた大腸の修復が可能であることをマウス実験で確認していた。しかし、小腸について同様に体外で増やした細胞の移植による上皮組織の再生が可能かどうかはわかっていなかった。今回の研究では、肛門付近の大腸に上皮の欠損を生じる大腸傷害マウスモデルを作成し、全身で蛍光を発する別のマウスから小腸上皮細胞を取り出して増やした後に、大腸傷害マウスへ移植。その後経過を観察して体外で増やした小腸上皮細胞を別のマウスへ移植し上皮組織が再生可能であるか、移植片内で再生する細胞はいかなる性質を示すのかを調べたという。大腸傷害マウスを調べたところ、移植直後から蛍光で識別できる移植小腸細胞が大腸組織に接着して新しい上皮を形成し、2週間後には、移植細胞が生体内で分裂・増殖を繰り返すことが判明。4週間あるいは4カ月経過後にも、小腸細胞が移植を受けたマウスの大腸に安定して組み込まれていることがわかり、移植細胞が体内で上皮組織を再生する幹細胞として機能することが確認されたという。次にこの移植片を詳しく調べたところ、増殖を繰り返す細胞群とともに通常の小腸上皮に含まれるすべてのタイプの細胞を含むことから、移植された細胞が個体内で小腸型の上皮幹細胞として機能していることがわかったという。それに加え、移植片内に通常小腸に見られ大腸には見られない特徴が含まれること、その細胞が示す遺伝子パターンも大腸とは明らかに異なることもわかり、実際に小腸型上皮幹細胞に特徴的な形態と機能を持つ細胞を確認することができたとのこと。同研究グループは、これらの結果から、「体外で増やした小腸上皮幹細胞が、たとえ自身が由来する小腸と異なる(大腸)環境に長期間おかれても、小腸型幹細胞としての性質を維持できることも明らかとなった」と結論付け、今後この発見がさまざまな細胞を利用する消化管上皮再生医療技術の基礎となることが期待されるとしている。
2014年08月18日マイケル・コース(MICHAEL KORS)がサポートし前書きを寄稿した、写真家のクレイボーン・スワンソン・フランク(Claiborne Swanson Frank)によるポートレート写真集『ヤング ハリウッド(Young Hollywood)』(アスリーン社刊)が発売される。クレイボーンは、マイケルが様々なジャンルで活躍する人々とコラボレーションするデジタルプロジェクト「コース コラボレーション(KORS COLLABORATION)」の初代コラボレーターとして、2012年秋に登場している。マイケルは同コラボの成功を受け、『アメリカン ビューティー(American Beauty)』に次ぐクレイボーンの2作目となる『ヤング ハリウッド』の支援を決定した。被写体として登場するのは、イザベル・ルーカス(Isabel Lucas)、エリザベス・モス(Elisabeth Moss)、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)、イモージェン・プーツ(Imogen Poots)、ミッキー・サムナー(Mickey Sumner)、アンバー・ハード(Amber Heard)などハリウッドで活躍する若手女優、監督、プロデューサー、脚本家、スタイリスト等60名以上の女性達。中にはマイケル・コースのアイテムを纏ったモデルも。序文は女優のエイミー・セイメッツ(Amy Seimetz)が担当。前書きを寄稿したマイケルは「クレイボーンは才能豊かで、私と同じ“グラマー”のビジョンの持ち主。同書には現代女性に求める全要素が盛り込まれ、被写体は実年齢を超えた知性と洗練性を感じさせる」と話している。マイケル・コースは、内容の独占紹介やクレイボーンとのオンライン対談、写真集製作の舞台裏を垣間見られるショートフィルムなど様々な企画を展開。米・ロサンジェルスを舞台にしたコンテンツをウェブサイト「デスティネーション コース(DestinationKors)」やブランドのソーシャルメディアチャンネルで配信する。六本木ヒルズ店を含む世界のマイケル・コース10店舗で8月22日に発売され、9月以降はアスリーン社販売ルートからも購入可能。価格は7,700円。10月にはマイケル・コース主催の出版記念ディナーパーティーをロサンゼルスにて開催予定。
2014年08月18日(画像はプレスリリースより)痩せやすく太りにくい身体づくりのためのジェルクリームマッコイは、イオン化ミネラルで細胞レベルまで浸透する痩身クリーム「ノンFエナジークリームSP」をさらにパワーアップした「ノンFモンスター」を2014年6月2日(月)より発売。「ノンFエナジークリームSP」は、長時間代謝を上げてセルライトを分解させることに特化した商品。「ノンFモンスター」は0.2~0.7ナノ(1ナノは1ミリの百万分の1)の浸透型ミネラルのため浸透が早く、ミネラルバランスを整えながら代謝を上げることで、痩せやすく太りにくい身体づくりができるジェルクリームです。痩身効果のある植物性ケミカルをふんだんに使用し、100%天然由来原料のイソラムネチンが太るメカニズム(脂肪幹細胞からの脂肪細胞への分化・肥大化)を抑制。ミス・ワールドジャパン2014公式認定コスメ、購入できるのは施設リリースセラピー受講サロンのみ。『ノンFモンスター』発売記念キックオフパーティー開催日時は2014年7月7日(月)13~16時、会場は東京都渋谷区宇田川町13-8ちとせ会館B1FT2 Shibuya -International Restaurant-、対象はマッコイが招待するエステサロン及びディーラー。【参考】・マッコイプレスリリース・取り扱いサロン一覧
2014年07月04日整体師の大山奏です。体幹トレーニングの基礎はマスターできてきましたか? 一番の基礎とも言えるドローイングやサイドドローイングに慣れてきたら、もう一歩上のトレーニングを目指してみましょう。今回は、体幹を保ったまま身体を動かすトレーニングをご紹介します。左右どちらかの肘から下と足で身体を横に一直線に保ったサイドドローイングの状態からスタートします。一度通常のドローイングの形に体勢移動し、そのあと反対向きのサイドドローイングを行います。○全身の筋肉に意識を置きつつ、体のラインを一直線に最初にサイドドローイングをスタートして、一定時間保ったあとゆっくりと前向きのドローイングに体勢を変えていきます。勢いに任せてしまわないようにしっかりと腕と足にも力をいれて支えましょう。反対向きのサイドドローイングに移動するときには、体重が後ろにかかりがちになるので、お尻を突き出してしまわないように自分の身体のラインを常に意識します。ポイントは身体のラインを同じ状態に保ち続けることです。ドローイングでは腹筋や背筋をはじめとして、全身の筋肉に意識を向けます。体勢を変える最中や、別の体勢に変わったあとでも身体の一直線のラインをなるべく崩さないように注意しましょう。○お尻が体のラインからはみだすのはNG筋力不足でお尻が下がらないようにすることと、逆にお尻を持ち上げすぎないようにすることがきちんと効かせるコツです。それぞれの姿勢で10秒キープをしながら、左右交互に3セットずつから始めてみましょう。30秒キープを2セットやキープの時間をなくして10セット行うなどすると、運動強度が高められます。体幹トレーニングは気を抜いてしまうとすぐに効果が薄れてしまいます。自分自身でしっかりと目標を持って行わないと、回数をこなしても意味がありません。基礎代謝量を上げておきたい夏が近づいてきました。運動するときは水分補給なども忘れずに、けがや体調管理にも気をつけてくださいね。○筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。「ひよっこライター大山奏」
2014年05月25日(画像はプレスリリースより)大手チェーンでも導入広がるサロン用ハーブピーリング「Re:belle(リベル)」の導入が大手エステチェーン「ラ・セーヌ」や、芸能人である楽しんごさん経営のサロンで導入されるなど導入が広がっている。「Re:belle(リベル)」は、若返り化粧品を開発販売する株式会社エバー(東京都渋谷区)がグループであるベル美容外科クリニック(東京都渋谷区)と共同開発したハーブピーリングだ。(画像はプレスリリースより)公認のインストラクター派遣、サポート体制評価大手エステチェーン「ラ・セーヌ」がRe:belle(リベル)」を導入したきっかけは、全国どこでもエバーから公認のインストラクターが派遣され、導入の研修をしてくれるなど研修内容とサポート体制がしっかりしていることだという。また、楽しんごさん経営のサロンが導入したきっかけは、肌再生が金の糸との優れた相互作用し、金の糸美容術施術後のリベルの自然剥離する時間が顕著に短縮、より良い肌に生まれ変わったのを実感したためだという。5月19日(月)から21日(水)まで開催のビューティーワールドジャパンでは、楽しんごさんとベル美容外科クリニックのビューティーアドバイザーが若返りセミナートークを実施することになっている。興味のある方は是非ご参加を。【若返りセミナートークスケジュール】19日14:20~15:10「ルームA」20日10:50~11:40「ルームA」21日13:10~14:00「ルームA」小間:コスメティックゾーン6T-12(プレスリリースより)【参考】・サロン用ハーブピーリング「Re:belle(リベル)」
2014年05月15日カネカは5月7日、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と、iPS細胞を用いて創薬スクリーニングを行うための自動培養装置の開発を目指した共同研究契約を締結したと発表した。CiRAではiPS細胞からさまざまな組織や臓器の細胞へ分化させる技術開発が進められており、患者由来のiPS細胞(疾患特異的iPS細胞)を用いて病態解明や治療法の研究開発を行うことが可能になっており、新薬開発の初期段階における副作用検査や創薬ターゲット探索など創薬分野でのiPS細胞の活用が期待されるようになっている。一方、同社は細胞培養工程でCPC(Cell Processing Center)のようなクリーン度の高い施設を必要としない自動細胞培養装置の販売を行ってきたが、今後、今回の契約をもとに細胞培養装置の新たなターゲットとして、CiRAの技術を活用したiPS細胞を用いた創薬スクリーニング装置の開発を進めることで、根治薬のない希少・難治性疾患に対する治療薬の開発が促進されることが期待できるようになると説明している。
2014年05月07日整体師の大山奏です。ふだんから体幹をしっかりと意識しながら生活していると、自然と姿勢もよくなってきます。基礎代謝も高められるため、何もしていなくても太りにくい体質を維持することにもつながります。今回は主に腹部の体幹を鍛え、整った姿勢を作るトレーニングをご紹介します。両脚をそろえてまっすぐに立った姿勢からスタートします。両手を身体の前で組み、片脚をひざが90度になるまで上げてキープします。○お尻を締めて、太ももの筋肉に意識を集中脚を上げた状態で30秒キープします。このとき呼吸が止まらないように注意してください。目線は遠くの1点を見ると行いやすいです。お尻を締めて、太ももの筋肉にも意識を集中させます。あごを引いて肩には力が入らないようにしましょう。ポーズをとりづらい脚がある場合は、そちらだけ1回多めに行うと左右のバランスもだんだんと取れるようになってきます。○脚上げの際に身体が前後に傾くのはNG脚を上げたときに身体が前後に傾くのはNGです。腹部にしっかりと力を入れ、頭のてっぺんから糸でつられているようなイメージでまっすぐの姿勢を保ちましょう。バランスを崩しそうになると膝が曲がりがちなので注意が必要です。○運動強度左右交互に3セットずつ行ってみてください。簡単すぎる場合は、脚に重りをつけると負荷がよりかかります。バランス感覚に自信がある人は、前で組んだ手をほどいて両側に伸ばし、頭の上に持ち上げて前に戻すというように、ゆっくりと手の位置を変えてみてもいいでしょう。わざとバランスを崩した姿勢をとることで、体幹部分をしっかりと使うことができます。動きの少ないトレーニングが単調に感じてしまうときには、お気に入りの音楽をかけるのもお勧めです。「好きなフレーズを言い終えたらワンセット」と決めるなど、自分なりのトレーニングメニューの組み方を考えるのも楽しみのひとつになり、継続しやすくなりますよ。○筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。「ひよっこライター大山奏」
2014年05月04日(画像はプレスリリースより)髪が美しくなる、新しい美容液シャンプー花王株式会社は、アジエンスの新しい美容液シャンプーを4月26日から発売する。そのほか、ニュー トリートメントや、ニュー コンディショナーも同日発売となる。アジエンスは、内面からキレイになることを求める、美容の意識がハイレベルな女性を対象とした、ヘアケアのブランドだ。発売される3つのアイテムはそれぞれ、バラやカシスがブレンドされた、甘い花果実の香りがする「しっとり仕上がるタイプ」と、シダーやマグノリアなどがミックスされた、さわやかな香りの「軽やかに仕上がるタイプ」の2種類がある。どのアイテムにも、オリエンタル美容成分の椿油やローズ エッセンス、ザクロ果実のエキス、そしてアルガン オイルなどが調合されており、3種類のアイテム パッケージは、淡いブルー系とゴールド系のカラーデザインとともに、伝統的な西アジアのスパ「ハマム」がイメージされている。限定で開催される、シャンプーサロンのイベントまた新商品の記念として、シャンプーサロン、アジエンス「ビューティー シャンプー バー」が実施される。女性限定で東京や福岡、札幌など、あわせて4つのエリアで、期間を限定して開催される。開催期間は4月22日から28日までになっている。髪についてのアドバイスを提供するコーナーや、指名をうけた美容師による、アジエンス 美容液シャンプーでの洗髪、またアジエンス美容液シャンプーの感触や香りを感じて体験できる特設サーバーなど、女性の方に役立つ、楽しいさまざまな企画を用意している。アジエンスの新しい商品を試してみたい方は、参加してみては。【参考リンク】▼花王株式会社:花王MKニュースプレスリリース(PR TIMES)
2014年04月26日京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、iPS細胞の初期化の過程として、ヒトの体細胞は、中胚葉や内胚葉の細胞のもととなる「原条」と呼ばれる構造の細胞に似た状態を経て初期化されることを明らかにしたと発表した。成果は、CiRAの高橋和利講師、同・山中伸弥教授、スタンフォード大学の田邊剛士研究員(元CiRA)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間4月24日付けで英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。ほ乳類の発生過程で現れる溝の様な構造。マウスの場合、発生開始から6~7日目に見られ、この部分で細胞の形態が変化し、中胚葉や内胚葉の細胞のもとになる。山中因子ともいわれる、初期化因子因子「OSKM」こと「OCT3/4」、「SOX2」、「KLF4」、「c-MYC」を含む転写因子を発現させると、分化した体細胞が多能性を獲得するが、その効率は決して高くない。この効率の悪さの要因として、OSKMの添加に加えて、「初期化の障壁を取り除く」あるいは「未だに知られていない2次的なイベントが必要である」と考えられてきた。それらを明らかにすることで初期化効率の改善が期待されるわけだが、集団の中で大部分を占める初期化されそこなった細胞が各種解析結果において大きなノイズとなり、初期化の分子機構を研究する上で障壁となっていた。そのため、iPS細胞へと初期化される過程にある細胞の中で起きているイベントを捕まえることはとても難しいのが現状だったのである。昨年、高橋講師らは細胞表面の抗原(タンパク質)である「TRA-1-60」を指標に初期化途中の細胞を集めるという手法を開発。ヒトの細胞の内、OSKM誘導によって生じたTRA-1-60陽性細胞がiPS細胞へと初期化される途中段階の細胞であることを示すことに成功した。また、TRA-1-60陽性細胞の動態解析から、初期化の開始段階ではなく、その後の成熟過程がボトルネックとなって初期化の効率を決めていることも明らかにしている。しかし、実は初期化途中の細胞の特徴についてはまだほとんどわかっていないという。そこで今回の研究では、真正なiPS細胞の候補である途中段階の細胞としてTRA-1-60陽性細胞を集め、遺伝子発現についての解析を実施したのである。「ヒト線維芽細胞(HDF)」にOSKMを作用させてからさまざまな日数において、iPS細胞へと初期化される途中の段階であるTRA-1-60陽性の細胞(d3~d49)が回収され、それらの遺伝子発現が調べられた。比較として、もとのHDF細胞に加え、初期化が終わったiPS細胞(iPSC)やES細胞(ESC)、さらにiPS/ES細胞から少し分化させた細胞の「内胚葉(EN)」、「中胚葉(ME)」、「神経外胚葉(NE)」、「原条様中内胚葉(PSMN)」についての解析が行われた。すると、初期化途中の段階の細胞、特に20~49日目の細胞はPSMNにとても似ていることが明らかになった。また、初期化の途中にあるTRA-1-60陽性細胞ではPSMNに特徴的なマーカー遺伝子の「BRACHYURY(T)」、「MIXL1」、「CER1」、「LHX1」、「EOMES」などが一過的に活性化していることが確認されたとする。一方でほかの系統の細胞に特徴的なマーカー遺伝子は一時的に活性化することはなかったという。これらの結果から、TRA-1-60陽性細胞が初期化の後半でPSMNと似た遺伝子発現をしていることがわかったというわけだ(画像)。以上の結果から、iPS細胞へと初期化される際には、原条の様な状態を経ていると考えられるという。逆に原条の状態を誘導すると、初期化の効率が高くなることが予想されるとする。そこで原条に関連する転写因子をいくつかOSKMと同時に誘導したところ、FOXH1を利用した場合にできるiPS細胞のコロニー数が飛躍的に増加することが確認された。また、FOXH1の機能を「RNA干渉法」により抑制すると、iPS細胞のコロニー数も対応して減少。これらの結果からFOXH1が初期化を促進することがわかったのである。今回の成果により、TRA-1-60を目印として初期化の途中にある細胞を捕まえる戦略により、初期化途中の細胞がPSMNと似た状態を経ることが明らかにされた。このPSMNに似た状態が次第に変化して、iPS細胞へとさらに初期化されるというわけだ。初期化過程の研究を進めることで、iPS細胞のより強固な樹立を可能にすることができると考えられるとしている。
2014年04月25日(画像はプレスリリースより)オールインワンゲルに導入液機能付加株式会社ビュークイル(本社:東京都台東区代表取締役社長:宮上光喜)は、「笑顔が輝くエイジングケア」をコンセプトとしたブランド「BOTOCOLLAX(ボトコラックス)」より、この度オールインワン導入美容液「ハイアクアブースタージェリー」が発売となった。従来品の、アルジレリン、生コラーゲン配合のオールインワン・ゲルを2011年11月より販売してきたが、ユーザーの肌悩みを加味し、ブースター(導入液)機能を付加した商品へとリニューアルした。時短美容とブースター(導入液)としてのニーズ「毛穴の目立ち」「シワ・たるみ」「乾燥」「シミ・くすみ」等、多岐にわたるエイジングの悩み。それらの悩みがなかなか解決しない根本原因は、肌が美容成分を受け入れることができる環境が整っていないため。肌環境を整えるためにはブースター(導入液)の使用が有効ではあるものの、時短美容へのニーズも依然として高い状況だ。そこで、「ボトコラックス」では、オールインワンスキンケアにブースター(導入液)の機能を付加した商品を開発、販売することに至った。肌環境をブースター機能で整えた上で、「塗るボトックス」とも呼ばれるアルジレリンで表情ジワに働きかけ、生コラーゲンでうるおいを与える。3種類のヒアルロン酸や、植物・果実由来の保湿成分各種を配合し、「時短美容」としてもきちんと変化を実感でき、年齢に負けない肌作りを目指すことができる。肌を整え保湿。これ1本で年齢を重ねた肌は、肌の表面の古い角質層が新しい角質層に入れ替わる肌サイクルが乱れてしまいがち。固くなった肌では美容成分が奥深くまで浸透しない。そこで、ハス種子発酵液、セイヨウナシ果汁エキス、ビルベリーエキス、オレンジ果実エキス、レモン果実エキスなどを配合し、古い角質を落としながらもやわらかいキメの整った肌へ。痛みにくい品種のリンゴより抽出したアップル幹細胞エキス、アミノ酸やビタミン豊富なメロンプラセンタで、肌のターンオーバーに働きかける。また、肌の細胞間にある水分の通り道である「アクアポリン」に着目。サンシキスミレ、アマチャヅルなどで「アクアポリン」に働きかけながら、きちんと水分を補う成分も配合。肌の弾力性、保湿力、バリア機能を高める。通信販売限定で発売。【参考リンク】▼株式会社ビュークイルボトコラックスニュースリリース▼ボトコラックスホームページ
2014年04月12日(画像はプレスリリースより)はじける炭酸美容液銀座・イマージュ化粧品が販売している、炭酸美容液の「D.スプラッシュ・ラベッラ」が「@cosme」の口コミランキングで第1位となりました。D.スプラッシュ・ラベッラ「D.スプラッシュ・ラベッラ」は新感覚の炭酸を使用した美容液。つけた瞬間に、「パチパチ・シュワシュワ」といったはじける感覚があります。この新しい爽快なつけごこちも、人気の要因でしょう。炭酸ガスが発する小さい分子は、皮膚の奥まで浸透し、血行を促進します。その結果、新陳代謝が活発となり生き生きとした肌を手に入れることができるのです。本美容液の特徴は、炭酸ガスだけではありません。プラセンタや、コラーゲン、ヒアルロン酸など、美肌には欠かせない美容成分がたっぷりです。さらに、美容液なので、洗い流す必要もありません。D・スプラッシュ・ラベッラは120gで2,839円(税抜)で、全国の「PLAZA」「ローズマリー」などにて販売されています。【参考サイト】▼@Press▼銀座イマージュ化粧品
2014年03月21日横河電機は2月27日、細胞の塊や培養容器に貼りついた状態の細胞の画像から、個々の細胞の形態を簡単かつ高精度に定量化する共焦点定量イメージサイトメーター「CQ1」(画像1)を開発したと発表した。細胞検査を初め、iPS細胞やES細胞、STAP細胞などの多能性細胞による再生医療研究、がんなどの疾患研究では、細胞の画像観察に加え、面積や形状などの形態を定量化して把握したいというニーズが高まっている。正常状態の細胞のデータと比較することで、細胞がどのような状態にあるかを簡単に判断することができるのが主な理由だ。対象となる細胞には、培養液中の浮遊細胞、培養容器に貼りついて単層状に培養された平面培養細胞、3次元培養された細胞の塊などがある。これらを定量化するためには、これまでのところは、蛍光顕微鏡を使って目視で測定するか、細胞の形態を定量化する専用装置を利用するのが一般的だ。それら従来の装置は、細胞の塊を1つ1つの細胞に分けたり培養容器から剥離する必要があったりすることから、データの種類や精度に限界があった。そのため研究者や検査士は、塊のまま本来の生体機能や特性を維持した状態で、形態に関する多様で高精度なデータを取得できる装置を求めていたのである。そこで同社は、これらのニーズに応え、累計台数2200台以上という世界中の研究機関で広く使用されている共焦点スキャナユニット「CSU」を中心としたワンボックスタイプの共焦点定量イメージサイトメーターとして、「CQ1」を開発した。共焦点スキャナユニットは、通常の光学顕微鏡に取りつけて共焦点顕微鏡システムにすることができるユニットだ。共焦点顕微鏡は、蛍光試薬などで染色した試料にレーザを照射し、励起された蛍光を観察することで、きわめてコントラストの高い鮮明な画像を、任意の焦点距離で選択的に得ることができるのが特徴である。このため、試料を切片にすることなく生きたまま断層(スライス)画像を得たり、そのスライス画像データから3次元立体像を構築したりすることが可能だ。さらにCSUは「ニポウディスク(回転円板)」とマイクロレンズアレイを組み合わせた従来にない「マイクロレンズアレイ付きニポウディスク式共焦点光学技術」が採用されているのが特徴である。ニポウディスクには多数のピンホールが渦巻き状に配置されており、これによってマルチビームスキャンを行うことが可能だ。さらに、このニポウディスクのピンホールに光を集中させてより明るくするために組み合わせられているのが、微小なレンズを格子状に並べたマイクロレンズアレイである。これにより、高速スキャン性能を保ったまま、光の利用効率を大幅に改善可能。この技術により、細胞を塊のまま個々の細胞の表面積、体積などの3次元形態情報や細胞の位置情報を簡単に、しかも高精度に定量化できるのである。CQ1の特徴を改めて述べると、まず「細胞を剥離せず、形態情報を高精度に定量化」が可能な点だ。細胞の塊をバラバラにしたり、培養容器から細胞を剥離したりすることなく細胞本来の生体機能や特性を維持した状態で、高精度に定量化することができる。2次元情報である面積に加え、3次元情報である体積、表面積、細胞の個数や位置、細胞内の微小な粒子の位置、蛍光強度などの各種データを視認性よく、表・グラフ形式で表示すことが可能だ。2点目は、生きた細胞観察機能を有している点だ。CSUについても前述の通りだが、共焦点スキャナとして、レーザ光による細胞ダメージ(光毒性)や蛍光退色を最小限に抑えながら、細胞のスライス画像を高速に得ることができる。CQ1にはCSUが搭載されているので、生きた細胞の3次元、多色観察が可能だ。研究や検査で使った細胞も破棄する必要がなく、細胞を無駄なく活用できるため、再生医療用細胞の品質管理・検査・実験に適しているとする。3点目は、再現性の高いデータ。励起するレーザのパワーモニタ機能により、安定したレーザパワーを維持すると共に、定期的に内部校正を行い、レーザパワー以外の変動要素の影響も補正し、再現性の高いデータが取得できるようになっているとした。そして主な市場だが、再生医療分野、医学・病理学・解剖学・生物学などの基礎研究分野、薬学、創薬研究、細胞を扱う研究・検査分野(FISH法など)やこれらに関連する分野としている。用途は、iPS/ES/STAP細胞研究、再生医療に用いられる細胞研究、創薬、疾患研究における細胞品質評価、病理切片評価などとした。発売は2014年5月を予定しており、同社は同製品を3月4日から6日まで国立京都国際会館で開催される「日本再生医療学会総会付設展示会」に参考出品する予定とした。なお、CQ1の仕様は以下の通り。光学モード:マイクロレンズ付き広視野ニポウディスク共焦点、位相差(オプション:画像2)蛍光観察レーザ:405/488/561/640nmから2~4色選択、10穴フィルタホイール内蔵搭載カメラ:sCMOS2560x2160ピクセル、16.6mm×14.0mm (2倍対物レンズで96ウェルプレートの1ウェル全範囲をカバー)対物レンズ:最大6本 (2倍~40倍ドライのみ、位相差、長作動)培養容器:マイクロプレート(6、12、24、96、384ウェル)スライドガラス、カバーガラスチャンバ、ディッシュ(35、60mm)特徴量:細胞数、細胞内顆粒数、輝度、体積、表面積、面積、周長、直径、球形度、円形度、ほかデータ形式:画像:16bitTIFFファイル(OME-TIFF)、表示画面をPNG形式で出力、数値:FCS形式、CSV形式本体サイズ・重量:600mm×400mm×298mm、38kgユーティリティボックスサイズ・重量:275mm×432mm×298mm、18kg
2014年02月28日北海道大学(北大)は2月17日、チェコ・南ボヘミア大学との共同研究により、胚(受精卵)の一部を染色して観察すると、チョウザメの始原生殖細胞「PGC(Primordial germ cells)」はカエルと同様の機構で生み出されることが判明し、一方、この細胞をチョウザメとは異なる発生過程を示すキンギョの胚に移植したところ、キンギョの生殖腺へ移動する能力を持っていたことから、卵や精子の元となる細胞の形成や移動には種を越えた共通性があることが示されたと発表した。成果は、北大 北方生物圏フィールド科学センター 七飯淡水実験所の山羽悦郎 教授らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間2月6日付けで米オンライン科学誌「PLoS ONE」に掲載された。世界三大珍味「キャビア」を求めて乱獲されたため、チョウザメ天然魚は世界中で激減し、保護の対象となっているが、チョウザメはいわゆる古代魚、「生きた化石」とされ、進化を解明するうえで重要な材料としても知られている。現在、絶滅危惧種のチョウザメを復活させるため、チョウザメの配偶子(卵や精子)をほかの種で作らせる技術の開発が進められている。そのためには、配偶子の元となる細胞であるPGCの由来を明らかにしなければならないというわけだ。すべての生殖細胞の元になるPGCは、胚発生の早い段階で胚中に形成される。PGCは将来の生殖腺とは離れた領域で形成され、胚発生を通して生殖腺へと移動する性質を持つ。カエルなどの無尾両生類やゼブラフィッシュなどの魚類では、特定の細胞質(生殖細胞質)を受け継いだ細胞がPGCに分化することが知られているが、PGCが作られる胚の領域はそれぞれの種で大きく異なる。例えばカエルでは卵黄に富む胚の植物極側でPGCが形成され、ゼブラフィッシュでは胚の動物極側でPGCが形成されるという具合だ。その中間的なパターンを示す動物系統がいるのか、いるとしたらPGCはどのように発生するのか、そうした点はこれまで明らかにはなっていなかった。今回の研究対象であるチョウザメの胚発生パターンは、カエルによく似ていることが知られている。今回の研究では、生殖細胞質あるいはPGCだけを緑色蛍光で標識するようにデザインされたメッセンジャーRNAを極小のガラス針で発生過程の胚に顕微注入することで、チョウザメ胚のどの領域でPGCが形成され、どのように将来の生殖腺形成部位に移動するかが詳しく調べられた。さらに、PGCの移動機構が生物間で保存されているかどうかを調べるため、緑色蛍光で可視化したチョウザメのPGCを単離してキンギョ胚に移植し、その移動パターンが観察されたのである。その結果、まず明らかになったのが、チョウザメの生殖細胞はカエル胚と同じく植物極付近に分布しており、PGCはそれを取り込むことで植物極側で形成されるということ。つまり、チョウザメは魚類であるにも関わらず、カエルに似たPGCの形成パターンを示すことが判明したのである。ところが、生殖腺へと移動中のPGCをチョウザメ胚から取り出しキンギョ胚へと移植すると、チョウザメPGCはキンギョのPGCと同じ経路をたどり、キンギョの生殖腺に定着した。この結果は、見かけ上大きく異なるPGCの発生パターンを持つ遠縁の動物種間であっても、PGCの移動機構が機能的に保存されていることを示しているという。今回の研究により、その生殖細胞の元になる細胞の発生パターンが生物間でどのように変化するのか、不明であったミッシングリンクの1つが埋められた形だ。しかし、チョウザメはすべての種が絶滅危惧種に指定されている一方で、キャビアの需要は世界的に高まり続けているという現状もある。その一方で、キャビア(成熟したメスの生殖細胞)の元になる細胞であるPGCの性質や、その細胞がどのように生殖腺を形成するのかはまったく調べられてこなかったのも事実だ。今回の研究はチョウザメの生殖腺が発生する仕組みの基礎的な知見となるだけでなく、将来の生殖コントロールや効率的な養殖生産につながることが期待されるとしている。
2014年02月18日産業技術総合研究所(産総研)は2月17日、和光純薬工業 試薬事業部 試薬開発本部 ライフサイエンス研究所との共同研究により、移植用細胞に残存する未分化のヒトiPS細胞やヒトES細胞を、通常は廃棄する細胞培養液を用いて簡便に検出する技術を開発したと発表した。成果は、産総研 幹細胞工学研究センター 糖鎖レクチン工学研究チームの舘野浩章 主任研究員、同・平林淳 首席研究員兼研究チーム長、同・器官発生研究チームの小沼泰子 主任研究員、同・伊藤弓弦 研究チーム長らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、現地時間2月12日付けで英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。ヒトiPS/ES細胞は、いろいろな細胞に分化できる「多能性」と、分裂して自分と同じ性質の細胞を増やせる「自己複製能」を持つ。その2つの能力により、再生医療のための細胞材料として大きな期待が寄せられているところだ。ただし、ヒトiPS/ES細胞を用いた再生医療には大きな解決すべき課題もある。ヒトiPS/ES細胞から分化させることにより調製した移植用の細胞に、ヒトiPS/ES細胞が残存していると、それらが腫瘍を形成する危険性があるのだ。よって、患者の危険性を最小限にするためには、実際に移植治療を行う前に、移植用細胞にヒトiPS/ES細胞がどの程度残存しているかを品質検査することは必須だ。そのため、移植用細胞に残存するヒトiPS/ES細胞数を計測する技術の開発が求められていたのである。これまでのところ、「フローサイトメトリー法」や「qRT-PCR(Quantitative Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction:逆転写ポリメラーゼ連鎖反応)法」などの技術があるが、それぞれに問題があった。フローサイトメトリー法は、溶液中に懸濁させた細胞の散乱光や蛍光を1個ずつ高速で測定する方法で、大量の細胞の性質を解析する際によく用いられる一般的手法である。もう1つのqRT-PCR法は、RNAを鋳型に逆転写を行い、生成されたcDNAをPCR法で増幅して、DNAの定量を行う方法で、調べたい遺伝子の量を定量的に解析する一般的手法だ。しかしこれらの従来技術では、せっかく作った移植用細胞の一部を破壊して検査に使用する必要があった。このような問題点を解決するために、細胞自体を用いずに、移植用細胞にわずかに混入するヒトiPS/ES細胞を簡便に検出する新たな技術の開発が求められていたのである。そうした要求の中で進められた今回の研究において見出されたのが、ヒトiPS/ES細胞に特徴的な「O型糖鎖」を持つ「ポドカリキシン(H3+ポドカリキシン)」が、さまざまな種類のヒトiPS/ES細胞から培養液中に分泌されているという点だ。なお糖鎖とは、単糖がつながることによりできた一群の化合物のことだが、糖同士だけでなく、タンパク質や脂質などとも複合体を形成し多様な分子を形成するのが特徴である。すべての細胞表面を高濃度に覆い、その構造は由来する生物、組織、細胞により異なることから「細胞の顔」とも呼ばれ、細胞や疾患を判別するためのマーカー(疾患診断や細胞同定のための指標)として有効だ。細胞と細胞の情報伝達を仲介することにより、さまざまな生命現象に関与することでも知られている。またO型糖鎖は糖タンパク質の糖鎖の内で、タンパク質の「セリン」または「スレオニン残基」に結合している糖鎖のことをいう。そしてポドカリキシンは、高度にO型糖鎖などで糖鎖修飾されているのが特徴の膜タンパク質の1種だ。ヒトiPS/ES細胞に発現するポドカリキシンは、ヒトiPS/ES細胞に特異的に存在する「Hタイプ3」というO型糖鎖を持っている。このポドカリキシンは腎臓などほかの組織にも存在するが、ヒトiPS/ES細胞に特徴的なH3+ポドカリキシンは、これまでの研究では通常の体細胞からは分泌されていないことがわかっている。つまり、培養液中のH3+ポドカリキシンを調べることで、細胞自体を使わずにヒトiPS/ES細胞を検出できるというわけだ(画像1)。通常、タンパク質は特有のアミノ酸配列を認識する抗体を用いて検出することが多いが、ポドカリキシンは多量のO型糖鎖で覆われた巨大な「ムチン」様タンパク質であるために、抗体を用いることはできなかった。そこで、H3+ポドカリキシンに多く存在する特徴的な糖鎖構造に着目し、そのO型糖鎖を認識する「レクチン」を2種類用いて検出する新しい「サンドイッチアッセイ」系による検出システムが考案されたのである(画像2)。なおムチンとは、動物の上皮細胞などから分泌される粘性物質のことだ。高度に糖鎖修飾された糖タンパク質であり、高い保水性と粘性を持つ。そしてレクチンとは、糖鎖に結合するタンパク質の総称で、ヒトからウイルスまですべての生物に存在する。糖鎖に結合することにより、さまざまな生命現象に深く関与していることが明らかになってきた。またサンドイッチアッセイとは、ある特定の分子を2種類の検出分子でサンドイッチ(挟み込む)することにより検出する方法の総称だ。2種類の抗体を検出分子として用いる抗体-抗体サンドイッチアッセイが一般的であり、疾患を診断する際によく用いられる。今回開発された検出システムの詳細な方法は以下の通りだ。H3+ポドカリキシンを認識する「rBC2LCN」を判別試薬として固定化した反応容器を準備する。なお、rBC2LCNとは、グラム陰性菌「Burkholderia cenocepacia」由来のレクチン「BC2L-C」のN末端ドメインの組み換えタンパク質のことだ。未分化なiPS/ES細胞と反応するものの、分化した体細胞とはまったく反応しないため、未分化なヒトiPS細胞を検出するための検出試薬として有効である。1滴(50μL)の細胞培養液を反応容器に入れ1時間反応させてH3+ポドカリキシンを吸着させる。洗浄して細胞培養液を除いた後、rBC2LCNとは別のO型糖鎖を認識する酵素標識「rABA」を、反応容器に吸着したH3+ポドカリキシンと1時間反応させる。rABAは、キノコ「Agaricus bisporus」由来レクチン「ABA」の組み換えタンパク質に酵素「ペルオキシダーゼ」を標識したもの。基質を加えると濃い青色を呈する。酵素標識rABAを発色させ、その発色強度を測定して、H3+ポドカリキシン量を決定する。H3+ポドカリキシン量から、H3+ポドカリキシンを分泌したヒトiPS/ES細胞数を算出する。今回開発された検出システムのポイントは、第1にrBC2LCNを判別試薬として用いてヒトiPS/ES細胞から分泌されるH3+ポドカリキシンだけを選択的に反応容器に吸着させること、そして、第2に1分子のH3+ポドカリキシン上に100個以上あると予測される構造のO型糖鎖を認識するrABAを検出試薬とすることで、1分子のH3+ポドカリキシンに多くの酵素を付着させて高感度検出を実現したことの2点点だ。すなわち2種類のレクチンを用いることで、選択性と高感度を両立させたのである。今回の検出システムを用いると、多数の検体を3時間以下という迅速さで検査することが可能だという。また、10mLの培養液で1000万個の細胞を培養している場合、5000個(0.05%)以上のヒトiPS/ES細胞の検出ができるとした。移植用細胞中のヒトiPS/ES細胞の混入率を測定できるため、ヒトiPS/ES細胞を用いた再生医療の安全性評価法として期待できるとしている。今後は、今回の技術を実際の再生医療に用いるヒトiPS/ES細胞由来の移植用細胞の安全性評価に利用し、ヒトiPS/ES細胞を用いた再生医療の促進に貢献していくという。また今回の技術の感度と定量性をさらに向上させると共に臨床検査機器を開発し、再生医療分野に広く普及させていく予定としている。
2014年02月18日京都大学は1月30日、すい臓の「ランゲルハンス島(すい島)」において、血糖値を下げる効果のある唯一のホルモンである「インスリン」分泌における重要因子である細胞内ATP(アデノシン三リン酸)濃度と、カルシウムイオン濃度の動態を同時に可視化することに成功し、インスリンを分泌する細胞は血糖値(血中ブドウ糖濃度)の変化に伴った細胞内ATP濃度の変化を鋭敏に感知することにより、インスリン分泌を制御していることSを明らかにしたと発表した。成果は、京大 白眉センターの今村博臣特定准教授、同・大学院 生命科学研究科の垣塚彰 教授、同・大学院 医学研究科の稲垣暢也 教授らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月24日付けで米生化学・分子生物学会の学術誌「The Journal of Biological Chemistry」に掲載された。食事後に血糖値が上がると、ランゲルハンス島の大部分を占めるβ細胞がそれを感知してインスリンを分泌し、肝臓や筋肉などに作用し、これらの組織において血中のグルコースの取り込みを促進し、結果として血糖値を下げる。β細胞からのインスリン分泌がうまく行かなくなると糖尿病となるため、インスリン分泌の仕組みを理解することは糖尿病の予防や治療を考える上でとても重要だ。これまでの研究によって、ブドウ糖が細胞内で分解された時に作られるATPがインスリン分泌の直接の引き金である細胞内カルシウムイオン濃度を制御する重要因子であると予想されていた。しかし、実際にATP濃度がβ細胞内でどのように変化するのか、そしてカルシウムイオン濃度の複雑なパターンの形成に関与しているかは不明だったのである。今村特定准教授らは、以前に開発していたATP濃度に応答して蛍光色が変化するバイオセンサをマウスより単離したすい島の細胞内に導入して蛍光顕微鏡でイメージングすることにより、生きたすい島細胞内のATP濃度の変化をリアルタイムに追跡する方法を確立した。また、同じ細胞に蛍光のカルシウム指示薬を導入することによって、インスリン分泌の直接の引き金である、すい島細胞内カルシウムイオン濃度も同時に測定。この測定系を用いて、さまざまな条件ですい島細胞内のATP濃度とカルシウムイオン濃度が変化する様子が調べられた。その結果、ブドウ糖濃度が上昇することによって急速に細胞内ATP濃度の上昇が引き起こされることが実際に確かめられ、このATP濃度の上昇が初期のカルシウムイオンの濃度上昇に必要かつ十分であることも実験的に示されたのである。一方で、ブドウ糖刺激後しばらくしてから生じるカルシウムイオン濃度の振動期においては、ATP濃度の明瞭な振動は起こらず、ATPが高い濃度で保たれていることがカルシウム振動の維持に必要であることを示す新たな知見が得られたという。糖尿病になることで、すい島細胞内におけるATPとカルシウムイオンの動態がどのように変化するかを詳細に調べることによって、糖尿病が発症する仕組みの解明や新たな治療戦略につながると期待されるとした。
2014年02月06日東京大学分子細胞生物学研究所(IMCB)は1月23日、幹細胞マーカー「Lgr5」が、ほとんどのヒト大腸がんで多量に発現していること、そして大腸がんが腫瘍を作るために極めて重要な役割を果たしていることを見出したと発表した。成果は、IMCBの秋山徹教授、同・川崎善博講師らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月23日付けで英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。最近の再生医学や幹細胞研究の飛躍的な進歩によって、腸管では「腸管幹細胞」が自己複製すると同時に分化して腸管を形成する機構が解き明かされてきている。このような研究で重要な役割を果たしているのは、幹細胞に多く発現し、幹細胞を特定するための目印の「幹細胞マーカー」となるいくつかの分子だ。Lgr5も腸管幹細胞マーカーの1種で、さまざまな研究に利用されており、また、腸管幹細胞の機能に重要な役割を果たしていることが示されている。なお、Lgr5は「7回膜貫通型タンパク質」の1種で、細胞膜を7回貫通する特徴的な構造を持つタンパク質だ。細胞外の因子を受け取り、細胞内に伝える役割を持つ。一方でがん研究にも幹細胞という概念が導入され、腫瘍を形成しているがん細胞は一様でなく、一部の「がん幹細胞」と呼ばれる細胞のみが強い造腫瘍性を持つこと、さらに、がん幹細胞は、自己複製すると同時に、造腫瘍性の低下したがん細胞に異分化して増殖すると考えられるようになってきた。化学療法や放射線治療によって一時的にがんが退縮しても再発してくるのは、大部分の造腫瘍能の低下したがん細胞が死滅しても一部のがん幹細胞が生き残っている可能性が示唆される。従って、がん細胞における幹細胞性の重要性を明らかにすることは現在のがん研究の最も重要な課題の1つだ。そこで研究チームは今回、幹細胞マーカー「Lgr5」に注目。ほとんどのヒト大腸がんで多量に発現していること、そして大腸がんが腫瘍を作るために極めて重要な役割を果たしていることを見出したのである。例えば、特定の遺伝子の発現を抑えることができる「siRNA」(短いRNA配列)を用いて大腸がん細胞のLgr5の発現を抑制すると、胸腺を欠くため免疫機能が働かないマウス(ヌードマウス)で腫瘍を作る能力が顕著に低下することが明らかになった。一般に、腫瘍を作る能力が低下したがん細胞は、シャーレの中での増殖能が低下したり、細胞死を起こしたりすることがよく知られている。しかし、Lgr5の発現が低下した大腸がんの細胞はこのような性質を示さなかったという。従って、Lgr5の幹細胞性に関わる機能が造腫瘍性に重要である可能性があると示唆されたというわけだ。それでは、なぜLgr5は大腸がん細胞で多量に発現しているのかという点にも研究チームは迫り、大腸がん細胞では転写因子の1種「GATA6」が大量に発現しており、直接Lgr5の転写を活性化していることを見出した。なお転写因子とは、DNAの特定の塩基配列に結合して、遺伝子の発現を調節するタンパク質の総称のことをいう。またその後の解析によれば、大腸がんの細胞ではsiRNAの1種「miR-363」の発現が低下していることがわかり、大腸がんにおけるGATA6とLgr5の大量発現はmiR-363の発現の低下によるものと示唆されたという。miR-363はGATA6の発現を抑制する働きがあるが、発現が低下しているためにGATA6の発現が増加しているという仕組みだ(画像)。今回の成果は、細胞内におけるmiR-363、GATA6、Lgr5の3分子による情報伝達の仕組みががんの分子標的薬を創製する上で重要な標的となることを示唆しているという。今回の研究の成果により、今後、この仕組みを標的とした薬剤が開発され、大腸がんの治療に貢献することが期待されるとした。
2014年01月29日