『ハリー・ポッター』以降、そのイメージ脱却を図るべく、さまざまな役柄で挑戦をし続けるダニエル・ラドクリフと、25日(金)公開の『アメイジング・スパイダーマン2』で敵役に大抜擢されたデイン・デハーンが共演する問題作『キル・ユア・ダーリン』がDVD化されることになった。1944年、コロンビア大学に合格したアレン・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)。大学の正統過ぎる姿勢に不満を覚えたアレンは、ルシアン・カー(デイン・デハーン)、ウィリアム・S・バロウズ(ベン・フォスター)、ジャック・ケルアック(ジャック・ヒューストン)といった、従来の価値観に留まらない友人たちに引き寄せられていく。中でもルシアンへの想いが、自身の詩の創作活動の原動力になっていくのを強く感じていたアレン。しかし、彼らの創造のための欲求と選択は、やがて重大な過ちを招くことになる…。「吠える」のアレン・ギンズバーグ、「裸のランチ」のウィリアム・S・バロウズ、「路上/オン・ザ・ロード」のジャック・ケルアックと言えば、50年代のアメリカ文学界で“ビート・ジェネレーション”と呼ばれた代表格。当時の若者、特にヒッピーから熱狂的な支持を受けており、『オン・ザ・ロード』(’12)など映画化も後を絶たない、現在まで続くひとつの潮流となっている。そんな彼らの大学時代に実際に起きた、デヴィッド・カマラー殺人事件を基にした本作は、耽美な雰囲気たっぷりの学園サスペンスドラマ。ダニエルは『ハリポタ』のイメージを脱却するかのごとく、髪を伸ばしてパーマをかけ、実在の詩人アレン・ギンズバーグを熱演。また、彼の憧れの対象であり、事件の被疑者となるルシアン・カーを、『クロニクル』で注目を浴び、その容姿と卓越した演技力から“次世代のディカプリオ”と呼ばれるデイン・デハーンが演じている。デインは昨年、『クロニクル』や『欲望のバージニア』ほか5本の出演作が日本で立て続けに公開され、『アメイジング・スパイダーマン2』ではスパイダーマン(アンドリュー・ガーフィールド)の親友ハリー・オズボーンにして敵役となるグリーン・ゴブリンに抜擢されている超・注目株。愛と友情、そして嫉妬うずまく学生生活の中では、2人の濃厚なキスシーンもあるとか!さらに2人はこの後、本作のジョン・クロキダス監督の新作『College Republicans』(原題)でも共演の話題が出ており、もしかしたら次世代の名コンビ俳優となるかもしれない。『キル・ユア・ダーリン』は5月2日(金)よりTSUTAYAにてDVDレンタル開始、6月27日(金)より発売。発売元:カルチュア・パブリッシャーズ価格:3,800円(税抜価格)(上原礼子(cinema名義))
2014年04月22日『バイオハザード』シリーズ、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のポール・W・S・アンダーソン監督が贈る、歴史アクション超大作『ポンペイ』が6月7日(土)より全国公開となる。ポンペイという古代都市を丸々飲み込み、ローマ帝国史上、最も壮絶な悲劇といわれているヴェスヴィオ火山の噴火を背景に、若い男女の許されない恋を描く本作。主演に抜擢されたのは、人気ファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウ役で脚光を浴び、“ポスト”オーランド・ブルームとの呼び声も高い、ソフトなイケメン英国男子キット・ハリントン。実は、彼の起用には、アンダーソン監督の妻であるミラ・ジョヴォヴィッチがひと役買っていることが分かった。ローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残り、マイロ(キット・ハリントン)は、奴隷となり無敵の“グラディエーター(剣闘士)”へと成長していた。ある日、マイロはポンペイの有力者の娘、カッシア(エミリー・ブラウニング)の馬を助け、2人は身分の差を超えて激しい恋に落ちる。カッシアはローマの上院議員コルヴス(キーファー・サザーランド)にポンペイの平和と引き換えに婚姻を迫られていたが、コルヴスこそ、マイロの家族を彼の目の前で殺した男だった。西暦79年8月24日、まさにそのときは近づいていた。果たして、マイロは降り注ぐ火山岩をくぐり抜け、熱雲が街を覆い尽くす前に、愛する人を救い出すことができるのか――。日本発のゲームを基にしたホラームービー『サイレントヒル: リベレーション3D』を経て、本格的なハリウッド大作出演は初めてとなったキット。その起用理由について、アンダーソン監督は、まずキットが出演した「ゲーム・オブ・スローンズ」の大ファンだったことをひとつに上げている。そもそも「ゲーム・オブ・スローンズ」を観ようと思ったきっかけを作ったのが、なんとアンダーソン監督の妻であり、女優のミラだったそうなのだ。監督は、「妻に『絶対に見るべきだ』って言われて見始めたんだよ。最初の2シーズンを見逃していたから、iTunesでエピソードを全部ダウンロードして、2日で観てしまったよ」と明かす。「『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャストはみんな、素晴らしかったけど、僕にはキットが一番光って見えた。まるで映画俳優のようだと思ったよ。それから彼に会ってみて、自分は間違ってなかったと確信した。ただ、彼は僕らがこの作品で求めていた剣闘士のイメージとは合わなかったんだ」と彼との出会いをふり返る。キット演じる「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウは、婚外子として一族の中で肩身の狭い思いをしている勇敢な戦士ではあったものの、“グラディエーター”としてはちょっと物足りなかった様子。しかし、キットは肉体改造に挑戦したらしく、「彼は絶対に期待に応えてみせると言ってきたよ。それからの彼は集中的な鍛錬を重ね、見事にマイロになって見せたんだ」と語り、アンダーソン監督まですっかりベタ惚れとなったようだ。今回の起用について、キット本人は、「ヴェスヴィオ火山の噴火によって消えた古代都市ポンペイの話は、出演の話が来る前からずっと興味のあるストーリーだったんだ。だから最初に脚本を受け取ったとき、絶対にやりたいと思ったよ」と言う。「視覚効果を得意としているポールが監督する作品だということにも魅かれた。でも何よりもマイロというキャラクターが気に入ったんだ。彼の復讐心、怖れを知らないところ、強さ。その全てが気に入って演じてみたいと思ったよ」と、大抜擢への期待に応えるだけでなく、作品そのものへの関心の高さを熱く語った。本作を足がかりに、先日、ファッションブランド「ジミー・チュウ(Jimmy Choo)」初のメンズフレグランスの広告塔にも起用されたキット。6月全米公開の『ヒックとドラゴン2』(原題:How to Train Your Dragon 2)も控え、出世作「ゲーム・オブ・スローンズ」には映画化の話も浮上中。ミラ・ジョヴォヴィッチのみならず、アンダーソン監督からもお墨付きをもらった彼が、日本の女性を虜にする日もそう遠くはないだろう。『ポンペイ』は6月7日(土)TOHOシネマズ 日劇 ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ポンペイ 2014年6月7日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2014 CONSTANTIN FILM INTERNATIONAL GMBH AND IMPACT PICTURES (POMPEII) INC
2014年04月22日2013年全米興行収入ランキングで『アイアンマン3』を抑えて第1位に輝いた、ジェニファー・ローレンス主演のメガヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム2』。このほど、4月18日(金)のブルーレイ&DVDリリースを前に、ジェニファー演じるヒロインのウェディングドレス製作の裏側や、こだわりの撮影方法が分かるメイキング映像の一部がシネマカフェに到着した。架空の独裁国家パネムが毎年開催するサバイバル・バトル=“ハンガー・ゲーム”で勝ち残ったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)。特に“炎の少女”カットニスの存在は貧困や飢餓にあえぐ隷属地区の人々に勇気を与え、いま、国家に対する革命の動きが国中に広がろうとしていた。故郷では、家族や幼なじみのゲイル(リアム・ヘムズワース)とも再会を果たすカットニス。だが、独裁者・スノー大統領(ドナルド・サザーランド)は彼女を抹殺すべく、節目の記念大会となる第75回“ハンガー・ゲーム”で歴代勝者たちと戦わせる絶体絶命のゲームを仕掛けることに…。海外ではティーンを中心に絶大な人気を誇る本シリーズで、圧倒的な存在感で主演を務めたオスカー女優のジェニファー。前作を上回る壮絶なバトルが展開していく中、2月に亡くなった故フィリップ・シーモア・ホフマンや、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』で注目されたイケメン俳優サム・クラフリンらが新たに出演していることでも注目を集めた。本作で衣装を担当したのは、クリスティーナ・アギレラやP!nkなどのスタイリストを経て、担当したデヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥーの女』と「H&M」とのコラボでも話題となったトリッシュ・サマーヴィル。トリッシュは本作で、米・衣装デザイナー組合賞「ファンタジー映画部門」を受賞。映像の中では、ジェニファー演じるヒロイン、カットニスが着用する巨大なウェディングドレスは「私が心酔するジャカルタの有名デザイナーによるものよ」と語っており、ドレスの上半身を金属製に、下のスカート部分は回転したときにフワッとなるよう軽い素材を使用するなど、考え抜かれた工夫が施されていることを明かしてくれた。また、撮影を担当したジョー・ウィレムズによれば、本作では1作目と同じく、無機質なデジタル撮影ではなく、人間味や温かみをより醸し出すフィルム撮影を選んだという。また、登場人物の感情をより強く観客に伝えるため、手持ちカメラを使い、俳優たちの至近距離から撮影。そのほうが「登場人物に感情移入しやすい」とジョーは話している。なお、ブルーレイにはこれらのメイキング映像のほか、ジェニファーの日本独占インタビューや未公開シーン、日本語吹替え声優メッセージなど、計220分の特典映像が収録されているというから楽しみだ。<衣装メイキング><撮影メイキング><『ハンガー・ゲーム2』リリース情報>『ハンガー・ゲーム2』ブルーレイプレミアム・エディション価格:6,800円(税抜)『ハンガー・ゲーム2』ブルーレイ価格:3,800円(税抜)発売日:4月18日(金)※同日レンタル開始(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ハンガー・ゲーム2 2013年12月27日よりTOHOシネマズ みゆき座、 TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開TM&(C) 2013 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
2014年04月09日「Woman」「最高の離婚」「東京ラブストーリー」など数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家・坂元裕二が、永山絢斗を主演に迎え、WOWOW連続ドラマWに初参戦。“AV業界”の裏側に踏み込んだ、社会派エンターテインメント「モザイクジャパン」を手がけることが明らかとなった。東京の証券会社をリストラされた常末理市(永山絢斗)。仕方なく帰郷すると、なぜか、故郷の町全体が明らかに色めき立っていた。理市は両親の勧めで、田舎町には不釣合いなモダンな自社ビルを持つ(株)GALAXYZへの再就職を果たす。若き社長・九井良明(高橋一生)が率いるGALAXYZグループは、実はアダルトビデオを中心にさまざまな事業を手がける新鋭企業だった!職場には短すぎるスカートの制服を着た美女ばかり。理市は、その中でひときわ純粋さを放っている木内桃子(ハマカワフミエ)が気になり出す。だが、彼女たちは、全員AV女優。就業中もオフィス内やトイレなど、いたるところで絡みの撮影が行なわれていた。理市はこのセックス産業で潤う田舎町に巻き込まれ、破滅、成功、絶望、快楽のすべてを経験していくことに――。リアルで心の痛いところを突き刺すセリフや緻密な物語展開で知られる、脚本家・坂元裕二が、R指定の本作で手がけるのは、セックス産業で潤う田舎の街を舞台にあぶり出す、“モザイク”にかかったAV業界、ひいては深い人間心理や日本社会の暗部だ。主演は、映画『クローズEXPLODE』『ふがいない僕は空を見た』などで知られる若手実力派俳優・永山絢斗。さらに、連続ドラマW「ヒトリシズカ」などに出演した高橋一生ら、魅力的なキャストが斬新なテーマに臨む。オーディションを勝ち抜き、AV女優役として体当たりの演技に挑む新人女優たちにも注目だ。主人公・常末理市を演じる永山さんは、「帰郷し親しかった人々の変化に感じる葛藤や、AV業界で仕事をしていく上で生まれる失望感、恋愛を交えて出る向上心などを誠実に演じたいと思っています」と意気込む。そして、「素晴らしい脚本に色を付け、自分で自分にかけてしまっているモザイクを取り除くことが出来たら、僕も少し成長出来るかもしれません」と、本作のテーマに斬り込む深いコメントを寄せてくれた。また脚本を手がける坂元さんは、「テレビ番組作りの原点とは、誰もが興味を持っているけど、誰も知らないことを、誰でも見れる場所にさらけ出すことと考え、アダルトビデオの世界で取材を重ねました。結果、150分中、140分はWOWOWでしかできないであろうドラマとなりました」と語っている。「幾重にも重ねられたモザイクを消しながら私たちが見つけたものは、この国の社会システムそのものでもあります。モザイクとは何か、モザイクの向こうには何があるのか。ないのか、そんなことをこの物語の中で考えていただければと思います。『モザイクジャパン』というタイトルですが、内容にはモザイクをかけていません」。そんな坂元さんの意欲作を演出するのは、映画『なくもんか』『謝罪の王様』などを手がけ、坂元さんとはドラマ「Mother」「Woman」などでもタッグを組んできた水田伸生。「坂元さんの着眼点に驚かされ、感服している。今回は感服を超えて、驚愕だわ…。こりゃ、民放地上波ではできないわ…。やると決めたWOWOWも凄いわ…。私は、坂元裕二さんとWOWOWに鍛えられている」とコメント。「空飛ぶタイヤ」では自動車業界を、「パンドラ」では製薬業界を、「震える牛」では食肉偽装問題など、民放では扱えない様々なテーマに果敢に挑んできたドラマW。今回も、一筋縄ではいかない社会派ドラマとなりそうだ。連続ドラマW「モザイクジャパン」(R15+指定相当)は5月18日(日)夜11:00スタート。(上原礼子(cinema名義))
2014年04月03日昨年、兵役から復帰した韓国の人気グループ「超新星」のリーダー、ユナク。復帰後初の日本映画単独主演を果たした、直木賞作家・小池真理子原作の『無花果の森』が6月14日(土)より公開されることが決定!このほど、ユナクが自ら選んだという作品の世界観をイメージを表現したポスター・ビジュアルが解禁となった。日本に留学し、ジャーナリストを目指すも、いまでは雑誌社のパパラッチとして働いている青年・ヨンホ(ユナク)。彼は世界的有名指揮者・新谷吉彦(三浦誠己)の妻・泉(原田夏希)へのDV疑惑を追っていた。やがて、そのことを知られた彼女は、全てを捨て、ある町で偏屈で通る老女性画家・天坊八重子(江波杏子)の住込み家政婦となる。ある日、ヨンホと泉は偶然にも再会。しかも、再会したときのヨンホは、警察に追われていた。お互い逃げることで出会った2人。「君のことを守りたい」、その言葉に彼女の心には光が射すのだが…。有名な指揮者の夫からDVを受けている女、そのスキャンダルを追っていたパパラッチの青年。女は夫から逃げ、そして青年は事件に巻き込まれて追われていく。本作は、そんな2人の男女が織りなす、切なくも甘美なラブストーリー。直木賞作家である小池真理子の平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した「無花果の森」(日本経済新聞出版社刊)を完全映画化した本作。ユナクは兵役除隊後にして、初めての単独映画主演となり、これまで見せたことのない濃厚なラブシーンにも挑戦している。物語の鍵となるヒロインを演じるのは、2004年、NHK連続テレビ小説「わかば」のヒロインから映画『イエスタデイズ』や『極道の妻たちNEO』など幅広い活躍を見せる原田夏希。哀しみを抱えながら愛に生きるヒロインの心情を演じ切っている。監督は、『武士道シックスティーン』、『「また、かならず会おう」と誰もが言った。』の古厩智之、脚本を『ストロベリーナイト』の林誠人が担当。日本語にも堪能なユナクが、年上の女性とどんな悲恋を見せてくれるのだろうか?『無花果の森』は6月14日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年04月02日2010年に公開されて以来、全世界で累計7億ドルを超える大ヒットとなり、日本でも女子中高生を中心に早くも注目を集めている、 “超常現象”シリーズ『パラノーマル・アクティビティ』。このほど、その最新作『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』から、国民的な知名度を誇るあの“大物芸人”が呪われた瞬間を捉えた戦慄の映像テープが発見された。本作の舞台は、2012年6月、カリフォルニア州オックスナード。複数のティーンが怪死を遂げた事件現場から、1本の映像が発見された。そこに収められていたのは、平凡な青年ジェシーが撮影し続けた奇妙で恐ろしい超常現象の記録。18歳の誕生日を迎えたジェシーの左腕に突然浮かび上がったのは、歯型のような跡。それ以来、目から異様に長い髪の毛が出るなど、彼の身や周囲で怪現象が次々に起こり始める。そう、浮かび上がった謎の印は、 “呪われた印”だったのだ…。今回発見されたテープにも、超常現象が奇妙な印として現れ、次第に大物芸人の身体を蝕み、観ている我々まで呪われてしまいそうな戦慄が走る恐ろしい映像が!テープを発見したスタッフは、あまりの恐ろしさに公開できないとこれまで封印していたが、本作の公開にあたり、“4月1日”限定で解禁されることとなった。その人物とは…なんと村上ショージ!18歳ならぬ58歳にして、腕に映画と同じ“呪われた印”が現れたのだ!超常現象(パラノーマル・アクティビティ)が自らの体に起きた(?)村上さんは、「最近呪われたのはやはり急性肝炎ですかね。あれは完璧に呪われましたね」と、先日の緊急入院にふれ、真顔でコメント。「あまり不摂生したとかほかの理由が見当たらないんですよ。ですから、あれは完璧に呪われたんじゃないかと思っているんです。うちの…親戚にね。嫌なおじさんがいるので、そのおじさんじゃないかと思うんですが。だいたい目星はついているんです」と胸の内を明かしている。村上さんの体起こった“超常現象”…果たしてどんな呪いが彼を襲ったのだろうか!?『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』は4月11日(金)よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年04月01日当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな青春文学として一大センセーションを巻き起こした、中沢けいの小説の映画化『海を感じる時』の公開が決定。ひとりの少女から大人の女性へと成長していくヒロインを、8年ぶりの単独主演作となる市川由衣、その相手役を今年の“ブレイク男子”筆頭株の池松壮亮が務めることが発表された。恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)。2人の出会いは高校の新聞部。授業をさぼって部室にいた恵美子は、ある日、先輩の洋と顔を合わせる。突然、洋は恵美子にキスを迫るが、「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」からだと彼は言う。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ」で「君じゃなくてもよかった」と言い放つ。それでも愛を知らない恵美子は洋を求め、大切にされないとわかっていても会うたびに自ら体を差し出していく。恵美子は、そんな関係に寂しさを募らせながらも、次第に“女”として目覚めていく自分に気付いていく…。原作は1978年、18歳の時に第21回「群像新人賞」を受賞し、鮮烈な文壇デビューを飾った中沢けいの青春文学。少女から“女”へと変貌を遂げていくヒロインの繊細な内面を、精緻な描写で綴り、女と男、娘と母といった普遍的な人間関係の葛藤を描いて、いまもなお高く評価されている。主演を務める市川さんは、いままでの清純なイメージを一新。一途な想いを秘めながら葛藤するヒロイン・恵美子の心の揺れを、繊細かつ大胆な演技で表現する。相手の洋役には、『愛の渦』『大人ドロップ』など映画主演・出演作がめじろ押し、テレビドラマ、舞台、CMと多岐にわたり活躍する若手実力派の池松さん。監督は『blue』『僕は妹に恋をする』の安藤尋が、その繊細な表現力と確かな演出力で、登場人物たちの心の機微に迫っていく。久しぶりの映画出演となる本作で女優人生の転機を迎えた市川さんは、「安藤組の静かな熱をふつふつと感じながら、丁寧に恵美子に自分の心を重ねていきました」と語る。そして、池松さんに対して「生の感情をたくさん引き出してもらいました。本気にさせてくれるすごい役者さんで、洋が池松さんではなかったら私は恵美子でいれなかったと思います」と、絶大なる信頼を寄せていたことを明かした。また、池松さんは「今やるには挑戦的で、でも普遍的で、誰もやらないならオレがやるよと思いました。この本を殺してはいけないなと直感的に思いました」と、荒井晴彦による脚本に魅せられ、その脚本と安藤監督というタッグに惹かれたことを話す。市川さんについても、「完成した作品をみて何より市川さんが素晴らしく、改めて市川さんがこの役で良かったなと思いました。少女性と母性の両方をちゃんと合わせ持った方で、それでいてどこか手が届きそうな、日常の先にあるような空気を身に纏った、凄く素敵な女優さんでした」と絶賛した。不安定で多感な少女が、ある男と出会って愛を知り、“女”へと目覚めていく…いわば普遍の物語は、瑞々しい若手俳優2人の感性で蘇ることになりそうだ。『海を感じる時』は9月13日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月27日佐々木希が主演を務め、日本国民が選ぶ「最も怖い映画シリーズ」1位に輝いた『呪怨』シリーズの最新作『呪怨 -終わりの始まり-』。このほど「劇団EXILE」の青柳翔、トリンドル玲奈、金澤美穂、高橋春織、黒島結菜というフレッシュなキャスト陣が出演していることが明らかとなった。小学校3年生の学級担任を急遽、務めることになった結衣(佐々木希)は、あるとき不登校を続けている生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問する。しかし、その日をきっかけに、彼女の身に不可解な現象が起こり始めた。実はその家は、足を踏み入れたもの全てが奇妙な死を遂げる“呪われた家”。少しずつ明らかになる佐伯家の過去。次から次へと起こる恐ろしい現象。だが、結衣は、この家に導かれるように再び足を踏み入れてしまう…。本作はこれまで『催眠』『感染』『シャッター』と数々のホラー映画を手がけてきた落合正幸が監督を務める伝説的シリーズの最新作。「怖いのは苦手」という佐々木さんが、ホラー映画に初挑戦することでも話題を集めている。そんな佐々木さん演じる主人公・結衣の恋人・宮越直人役に抜擢されたのが、青柳さん。「劇団EXILE」のメンバーとして舞台を中心にワイルドな魅力を放ちながら、モントリオール世界映画祭でも高く評価された主演作『渾身 KON-SHIN』や、中村蒼主演の『東京難民』など、映画界でも活躍が期待されている若手実力派だ。また、『劇場版 BAD BOYS J ―最後に守るもの―』に続き、本作が本格的な映画出演となるトリンドルさんは、女子高4人グループの一員・七海役に。同じく、女子高生の莉奈役には『魔女の宅急便』や『容疑者xの献身』の若手演技派・金澤美穂、葵役にはドラマ「パーフェクト・ブルー」で注目され映画初出演となる新星・高橋春織、そして弥生役には進研ゼミ、NTTドコモなどのCMで聡明な魅力を開花させ、現在、人気急上昇中の黒島結菜が起用されている。今回、佐々木さん同様、初めてのホラー映画にチャレンジする青柳さんは、「『呪怨』シリーズは以前から観ていましたので、出演することができてとても嬉しいです」と本作への出演を喜びながら、「最も怖いホラー作品になっていると思います!」とアピール。また、トリンドルさんは「内容はとっても怖いのですが、撮影現場は和やかで楽しかったです!本格的な映画出演は初めてになりますが、演技の幅を広げることができ、とても貴重な経験になりました」とふり返り、「画面の恐怖が観ているみなさんに伝われば嬉しいです!是非、絶叫して下さい!」とコメント。さらに、「初めて台本を読んだとき、台本だけでこんなに怖いのに映像したら、どうなってしまうんだろうとドキドキしました!」(高橋さん)、「あの(白塗りの)俊雄くんと共演出来ることになり、どんな身の毛もよだつ恐怖が襲いかかるのかと私自身ビクビクしてます」(金澤さん)、「自分なりの恐怖を精一杯出していきたいと思います」(黒島さん)と、それぞれ、初めての“恐怖”の演技体験に期待値を高めている様子だ。注目の若手キャストが勢ぞろいした戦慄のホラーシリーズ最新作で、今年の夏はいっそう涼しくなるかも!?『呪怨 -終わりの始まり-』は6月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月27日SNSで起きた事件をきっかけに表出した、現実での繋がりの希薄さを埋めていく人々を追ったサスペンスフルな群像劇を描いた映画『ディス/コネクト』。ネット社会への警鐘と再生への希望を描いた本作で俳優デビューを飾ったファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスが、いつもの“お洒落”を封印して挑んだ出演シーンの様子がシネマカフェに到着した。ある少年が、SNS上で起きた嫌がらせが原因で自殺未遂を起こし、意識不明になってしまう。仕事ばかりだった彼の父親は、息子の自殺の原因が全く分からず困惑する。一方、嫌がらせを起こしていた少年は、父子家庭の寂しさと、躾に厳しい父親に愛情を感じられず、鬱屈した思いを抱えていた…。圧倒的な力を持つオリジナル脚本に心を打たれ出演を快諾した、『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ベイトマン、『ザ・イースト』のアレキサンダー・スカルスガルド、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のポーラ・パットンら豪華キャストたち。その中で、違法ポルノサイトで働く少年たちを束ねるボス・ハービー役で出演しているのが、本作が俳優デビューとなるマーク・ジェイコブスだ。今回届いたのは、彼の普段の姿からは想像もつかない“ダサい”ファッションと、俳優としての表情が垣間見られる出演シーンの写真。もともと、ハービー役は本作のヘンリー=アレックス・ルビン監督の友人が演じる予定だったそうだが、撮影2週間前に降板。そこでルビン監督は、以前自身の短編にカメオ出演していたジェイコブスにオファーしたという。「彼のコメディのタイミングがよかったことを思い出したんだ。いいタイミングをしているということは、直観力に優れているということで、直感力に優れているということはたいがい、いい俳優になるということだから」とルビン監督は抜擢の理由を語る。しかし、ハービーのような“いかがわしい”役を演じることにジェイコブスは躊躇しなかっただろうか?その点について監督は「彼は人がどう思うか気にしないんだ。『やってみよう。今までやったことがなかったから』って感じだったよ」と、ジェイコブスのオープンマインドぶりを称えた。だが当のジェイコブスは、劇中の衣装にはすっかりまいってしまったそう。「十字架が刺しゅうされた趣味の悪いディスコシャツに、アシッドウォッシュで股上の深い“お父さんジーンズ”。僕はそもそもデニムを履かないしね…」と、ちょっぴり閉口気味?「キャバレーの踊り子姿の僕を見ても眉ひとつ動かさなかった僕のデザインチームが、映画の衣装を身に付けた僕の姿に笑いが止まらなかったよ」とも。普段のスタイリッシュさとは無縁の服装にも耐えながら、ジェイコブスが演じたネットポルノの元締めハービー。彼の元へ集まるのは、学校にも行かず、孤独を抱えながらどうにか生活する術を模索している少年少女たちだ。ジェイコブスは、そんなハービーについて「最終的には悪いヤツじゃないんだ」と話す。「彼は子どもたちを守っているようなものだから。ハービーが彼らにさせるのはバーチャルなことだけで、売春やドラッグをやらせるわけではない。まぁ、いかがわしさはあるけどね」と演じた役柄について分析する。普段の優雅な温和さやセクシーさもどこへやら。怒鳴り、声を荒げるような気性の荒さを見せる役に挑戦したジェイコブス。ネット社会の闇を描き出す本作のドラマ性を、いっそう深く掘り下げる彼の初演技に注目してみて。『ディス/コネクト』は5月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月20日関東地方には春一番が吹き荒れ、近づく春本番を予感させているが、劇場では『アナと雪の女王』が、公開初日の3月14日からの3日間で9億8,640万円を叩き出し、記録尽くしの大ヒットとなっている。週末の興行成績は、昨年、洋画年間興行成績NO.1ヒットとなった『モンスターズ・ユニバーシティ』の初日3日間の記録を上回り、断トツで初登場1位を獲得。これで、世界50か国で興行成績ランキングNO.1の記録を達成することになったが、この大ヒットスタートを受け、公開前から多くの問い合わせがあった松たか子、神田沙也加ら日本版キャストが歌うオリジナル・サウンドトラックが、3月19日(水)より急きょ配信されることが決まった。本年度アカデミー賞「長編アニメーション賞」「主題歌賞(Let It Go)」をW受賞し、全世界ではすでに10億ドル(1,000億円超)を突破している本作。初日の14日は平日にも関わらず、朝から満席の劇場が続出し、10億円突破も目前のスタートを切っている。客層は、字幕版には20代~30代を中心とした男女、日本版にはファミリーに加えて中高生、大学生、カップルなどが訪れており、両バージョンとも幅広い層に支持されている。字幕版を見た人からは「日本版も見てみたい」、日本版を見た人からは「字幕版も見てみたい」という、リピーター希望のツイートも多数上げられていた。そんな本作のオリジナル・サウンドトラック(Walt Disney Records)は、US Billboardアルバム・チャートでも1位を達成、発売から11週目にして100万枚を売上げ、プラチナ・ディスクにも認定されたほど。日本でも12日(水)に映画に先駆けてリリースされたサウンドトラックには、雪の女王・エルサ役のイディナ・メンゼル(字幕版劇中歌)、デミ・ロヴァート(字幕版エンドソング)、May J.(日本版エンドソング)と3名のアーティストが歌唱した「Let It Go」が収録されているが、なんと、日本のiTunes ソングチャートのTOP10内にはこの3バージョンの「Let It Go」が存在し、イディナ・メンゼル版が1位、アルバムチャートでも1位、ミュージックビデオ(デミ・ロヴァート)も1位という好調ぶりを示している(3月18日現在)。そこで今回配信されるのが、問い合わせが殺到していたエルサの声を担当した松さんが歌う「Let It Go~ありのままで~」や、エルサの妹・アナの声を担当した神田さんとのデュエット曲「生まれてはじめて」、雪だるまのオラフを演じたピエール瀧の「あこがれの夏」など、日本版キャストが歌唱する劇中歌の数々。もちろん、May J.が歌うもうひとつの「Let It Go~ありのままで~」もスペシャルトラックとして収録されている。映画チャートだけでなく各種音楽チャートでも、『アナ雪』旋風が巻き起こりそうだ。『アナと雪の女王』は全国にて公開中。配信限定アルバム『アナと雪の女王』オリジナル・サウンドトラック日本版は、3月19日(水)より配信開始。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年03月18日井上真央を主演に、綾野剛や菜々緒ら豪華俳優が競演を果たした映画『白ゆき姫殺人事件』が3月29日(土)から公開される。このほど本作で、井上さん演じる容疑者・城野美姫や、菜々緒演じる被害者の美人OL・三木典子などが在籍し、事件の舞台となる“日の出化粧品”の美容商品「白ゆき肌石けん」が、劇中に登場するパッケージとコンセプトそのままに、ヱスケー石鹸とのコラボにより限定販売されることが決定した。物語は、大ヒット中の「白ゆき肌石けん」を販売する日の出化粧品のOL・典子が、何者かに惨殺される事件が起きたことから始まる。この事件を巡り、疑惑の目を向けられたのが、典子と同期の地味なOL・美姫。ワイドショーのディレクター・赤星は、美姫がどんな人物だったのかと、関係者に取材を重ねていく。やがて、過熱する報道や、Twitterを始めとするネットでの炎上によって、美姫に関する“噂”が暴走していき…。『告白』や「夜行観覧車」などで知られる人気作家・湊かなえの小説を基に、『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督がメガホンを取った本作。容疑者・美姫(井上さん)と被害者・典子(菜々緒)だけでなく、美姫の後輩で旧知の赤星に情報を与えるOL・狩野里沙子(蓮佛美沙子)や噂好きのOL・満島栄美(小野恵令奈)も、同じ会社で働いている設定となっている。今回、本作のロケ場所に選ばれたヱスケー石鹸とのコラボで実現した「白ゆき肌石けん」。劇中では、“肌にも環境にもやさしく、老若男女を問わず支持され、爆発的な売上を記録した”という大ヒット商品だ。実物も、日本酒メーカーが化粧品事業を興したというストーリー設定を意識し、日本酒と酒粕エキス、コメ由来原料を配合した純植物性石けん。特に、“酒職人の手は白い”といわれるだけに、酒製造時の副産物である酒粕エキスは、有機酸やアミノ酸など、美肌成分が豊富。洗顔以外に、気になる部分の美肌ケアにも使えそうだ。映画の公開に合わせて3月29日(土)より、一部公開劇場と松竹のオンラインショップ、ヱスケー石鹸オンラインショップで限定販売される「白ゆき肌石けん」。謎に包まれた本作のキーアイテムともなるだけに、要チェック?美人OLに扮した菜々緒さんのような美肌が手に入るかも。『白ゆき姫殺人事件』は3月29日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:白ゆき姫殺人事件 2014年3月29日より全国公開(C) 2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会(C) 湊かなえ/集英社
2014年03月17日品川ヒロシの監督第3作目にして、藤原竜也、田中聖、ブラックマヨネーズ・小杉竜一といった個性豊かな面々が人生の一発逆転をかける『サンブンノイチ』。通常、多くの映画作品が金曜日、土曜日と公開初日を迎える中、本作は数億円を“3分の1”に分け合う際の“騙し合い”が見ものとなるだけに、異例のエイプリルフール公開も話題となっている。そんな本作から、特にそのビジュアルと破天荒な言動で強烈な印象を与えている、窪塚洋介演じる闇の帝王・破魔翔(ハマショウ)の本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。キャバクラ“ハニーバニー” の売上金を紛失した店長・シュウ(藤原竜也)、借金まみれのボーイ・コジ(田中聖)、常連客・健さん(ブラックマヨネーズ・小杉竜一)。3人は一発逆転を賭けた銀行強盗に、見事成功、手に入れた大金を3分の1ずつ分け合う…はずが、内輪揉めが勃発。だが、謎の女・まりあ(中島美嘉)、闇の帝王・破魔翔(窪塚洋介)、そして川崎の魔女・渋柿多見子(池畑慎之介☆)も、この大金を裏で狙っていた…。到着した動画は、窪塚さんが破魔翔が、憧れの哀川翔の映像をバックに、「なめんじゃねえぞ!」と裏切り者に容赦なくアイスピックを突き刺すシーンから始まる。かつて、ハニーバニーの元・店長(次長課長・河本)がキャバ嬢と店の売上金と共に逃げようとした際も、その2人が迎えたゾッとするような顛末が映し出されていき、破魔翔の制裁からは決して誰も逃げられない…ということを思い知らされる映像だ。この一度見たら忘れられない役柄について窪塚さんは、「ハマの登場シーンは全部見せ場のように撮ってもらっているので、ふざけたシーンも含めてやりがいがあります。全部が山場の様な気持ちで挑めているので楽しいです」と語り、手応えたっぷりといった様子。また、品川監督も「最初、窪塚くんに破魔の衣装を着てもらったときにはやりすぎちゃったかなって一瞬思ったんですけど、オーラがハンパなくて全然気にならない。そこらの人じゃ、あの衣装に振り回されちゃうと思うんですけどね」と、強烈キャラを物ともせずに演じ切った窪塚さんを絶賛する。まずは、この映像からその振り切れっぷりを確かめてみて。『サンブンノイチ』は4月1日(火)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月14日「ナインティナイン」の岡村隆史が日本語版吹き替え声優を務めることで話題の映画『LIFE!』。本作で監督&主演を務めたベン・スティラーから正式なお墨付けも受けている岡村さんが、恋愛にちょっぴり奥手で不器用な主人公を通して、その恋愛観を語った。主人公は地味で平凡、ただし風変わりな空想癖をもつ男・ウォルター(ベン・スティラー)。家と職場の往復で、何ひとつ変わりばえのしない日々を繰り返しながら、雑誌「LIFE」の写真管理部に勤めていた。ある日、「LIFE」最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気がついた彼は、冒険家でカメラマンのショーン(ショーン・ペン)を探す旅に出ることに――。目の前の仕事や家族の事情という日常にいつの間にか押し流され、夢を追いかけることを諦め、行動も起こさず、無難にやり過ごす日々を送っているウォルターは、誰もが「あるある」と思い当たるようなキャラクター。岡村さんは、「ウォルターは真面目で、さえない、モテない、みたいな感じなんですけど、実は潜在能力は高いんです。やってこなかっただけで、実は、やったら、色んなものを吸収して、生き方とか全てカッコよく見えるのになって」と自身が声で演じたウォルターについて分析する。さらに不器用で臆病な性格が災いし、片思い中の女性・シェリルに話しかけることもできないウォルターについて、「特に女性に対して、自分に自信が持てないところとかが、似ている」と明かし、「彼女と一緒にスキューバダイビングに潜るんだとかっていう空想はすごいです」と共感しきり。自身も「空想ばっかりしています (笑)」と打ち明けた。「この映画『LIFE!』のメッセージは、“自分の殻から抜け出す”こと」と言う岡村さん。本作は「その最初の一歩をポンって押してくれるような、そんな映画ちゃうかなと思うんです。その一歩を出したら、多分すぐ二歩目が出てしまう」。そして、映画の中で大きな一歩を踏み出したウォルターに背中を押されたかのように、「この映画を観てから、ちょっと英会話やってみようかなと思いました」というエピソードも明かしてくれた。そんなウォルターへの強い思い入れを語る岡村さんには、ベン自身が「岡村さんなら必ず、日本のみなさんに作品のメッセージを伝えてくださるでしょう!」と太鼓判を押したほど。ウォルターが暗いオフィスを飛び出し、未知なる外界へと向かう旅で自分自身の可能性を再発見していく姿に、岡村さんも一歩踏み出す勇気をもらえたようだ。『LIFE!』は3月19日(水) よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:LIFE! 2014年3月19日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2014年03月11日先の本年度アカデミー賞で「作品賞」「脚色賞」「助演女優賞」と3部門を獲得した、ブラッド・ピット製作、スティーヴ・マックィーン監督の『それでも夜は明ける』。このほど、アメリカの奴隷制度を鮮烈に描いた本作で、主人公ソロモンを最初に雇い入れる奴隷主フォードを演じたベネディクト・カンバーバッチのインタビュー映像が到着した。アカデミー賞授賞式のレッドカーペットでは、U2の写真撮影中に“フォト・ボム”を仕掛けようと必死にジャンプするお茶目な一面を見せていたベネディクトだが、その歴史的価値からアメリカの高校で教材として使用されることにもなった本作での役柄への思いを、真摯に語ってくれた。『それでも夜は明ける』は、愛する妻と幼い子どもたちに囲まれ、音楽家として幸せな日々を送っていたソロモン(キウェテル・イジョフォー)が、ある日突然誘拐され、家族も、財産も、名前さえも奪われ、遠く見知らぬ地へ奴隷として売られてしまうという衝撃の実話を基にした物語。奴隷制度というアメリカの歴史の裏側をたどりながら、自由のため、家族との再会のために、生きることを諦めなかった男の勇気と希望を描き出していく。本作でベネディクトが演じるのは、誘拐されてきたソロモンを奴隷商人から最初に“購入”するフォード。牧師であるフォードは、奴隷制がキリスト教徒の道理に相反していることを頭では理解していても、何もできない。頭が切れ、飲み込みの早いソロモンを気に入り、優しく接してはいるが、基本的には奴隷制を支持しているのだ。ある日、フォードは借金の返済のため、非情な奴隷主エップス(マイケル・ファスベンダー)にソロモンを引き渡すことになる。「フォードにとって最も苦渋のときは、自分の借金を清算するため、エップスに権利を手渡すところだ」とカンバーバッチは言う。「ある意味それはローンのような、抵当権のようなものだ。彼は、借金を返す代わりに、この価値ある人間を担保にする。恐ろしいことだ。自分がしていることは百も承知で、それが彼の魂をひどく苦しめる。でも彼はやめない。そこが境界線だ」と、自身の演じた牧師フォードの“良心”に思いを馳せる。「フォードがどれほど善良でも、それを分かってやっているなら、彼は本当に善良にはなれない。21世紀の目で彼を判断するのはとても簡単だ。ソロモンでさえ、ああいう環境に生まれたからと同情するのは簡単だ。でも客観的に言えば、あの時代に人間の中の善良さを見るのは難しい」と語り、人道的に振るまいながら、弱さも隠せない二面性を演じ上げたことをふり返った。この問題作でメガホンをとったマックィーン監督は、前作『SHAME -シェイム-』でもセックス依存症の男の孤独と葛藤を赤裸々に描き、映画界を挑発した。ベネディクトも「スティーヴは素晴らしい監督だ」と絶賛する。「彼の映像美学は、観客としても俳優としても楽しめる。演技空間とカメラの間には純粋な目的しかなく、とてもシンプルに保たれている。非常に経済的だ。視野を絞れる。そこが素晴らしいんだ」と語り、監督には全幅の信頼を寄せていたようだ。真摯な瞳で丁寧に質問に答えるベネディクト。彼が本作での出演で得たものは、今後の作品にも生かされていくに違いない。『それでも夜は明ける』は全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月07日全米中の映画祭で喝采を浴び、観客賞を総ナメにしている映画がある。それは『スパイ・キッズ』シリーズの悪役や『X-MEN2』のナイトクローラーなどで知られるアラン・カミングが主演した、実話の映画化『チョコレートドーナッツ』だ。本作でゲイのシンガー役を好演したアランの演技には、現在公開中の『ダラス・バイヤーズクラブ』でトランスジェンダーのレイヨン役を演じ、アカデミー賞「助演男優賞」を見事受賞したジャレッド・レトにも引けを取らない、との声も上がっている。1979年、カリフォルニア。シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。また、正義を信じ、世界を変えるため弁護士になったポール。そして、母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ。ある日、出会った3人は、ルディとポールは愛し合い、マルコを引き取り、幸せな家庭を築き始める。しかし、ゲイのカップルであるがゆえに彼らは法と好奇の目にさらされ、ついにはマルコとの生活を奪われてしまうことに…。「強く感情を揺さぶり、心鷲づかみにする」「真摯で温かい」「こんなにも愛情溢れた映画はほかにない」と、米国紙始め、ひと足先に本作を鑑賞したマスコミ関係者からも絶賛を受けている本作。シカゴ国際映画祭、シアトル映画祭、トライベッカ映画祭など、数多くの映画祭で観客賞をことごとく受賞している。なかでも注目を集めているのが、ルディを演じたアラン。映画、TVドラマ、舞台と幅広く活躍しており、今年もN.Y.で上演される舞台「キャバレー」でトニー賞「ミュージカル主演男優賞」の受賞したこともある。また、『アニバーサリーの夜に』では監督・脚本にも挑戦するなど、マルチな才能を見せている個性派俳優だ。本作でもひと際目を引くのが彼の圧倒的な歌唱力と、母親のような強さと包容力を感じさせる優しい表情。劇中では、1970年代に流行った楽曲が数々登場しており、アラン自身が吹き替えなしで熱唱。特にラストで歌うボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」は、観る者の心を強く揺さぶると評判だ。そんな彼の実力が余すところなく発揮されている本作は、「これまでで最高のアラン・カミングだ」とも言われるほど。『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャレッドの演技力と美しさに打ちのめされた方はもちろん、まだこれからという方も、ぜひ本作のアラン・カミングにも注目してみてほしい。『チョコレートドーナッツ』は4月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月05日『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」など各映画賞を総ナメにし、『ゼロの焦点』『利休にたずねよ』など、その凛とした佇まいと高い演技力で唯一無二の魅力を発揮する女優・中谷美紀。そんな中谷さんが、『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』(仮)の三島有紀子監督のもと、人気漫画を映画化した『繕い裁つ人』で主演を務めることが明らかとなった。舞台は、町の仕立て屋「南洋裁店」。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷さん)。どこか懐かしい、昔ながらの小さな店の古びたミシンで作る、彼女のオーダーメイド服は大人気だ。しかし職人スタイルを貫くため量産はできず、ブランド化の依頼が来ても断り続ける日々。なじみの客は、ここで仕立てた服と共に年を重ね人生を彩る。市江は、その人だけの服を繕う日々で十分だったのだが――。原作は「Kiss PLUS」(講談社)にて連載中の人気漫画。主演を務める中谷さんは、「おしゃれでエレガントな背景が取り巻くなか、たったひとりのために作られた“夢を見るための洋服”を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれました」と原作を読んだ感想を語っている。そして、「過去の遺物となりつつあるかもしれませんが、“ものづくり大国”日本の誇るべき職人のひとりを演じられることに魅力を感じました」と、出演への決意を証しながら、「老若男女を問わず肝心な人生をおきざりにしてお仕事に励む方や、単調な日常にわずかな豊かさを求める全ての方にご覧いただきたいです」と熱意たっぷりに本作をアピール。今回、中谷さんは本作のために、肩までかかっていた髪をばっさりと切り、ショートへアに!「“しつけの行き届いた野犬”という市江の人物評に相応しい髪型だと自負しております」と気合十分で撮影に挑んでいるという。共演は、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞した三浦貴大、映画・ドラマで圧倒的な存在感を放つ個性的女優、片桐はいり、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「銀熊賞」を獲得したばかりの注目の若手女優、黒木華、連続ドラマ「夜行観覧車」での演技力が話題になった杉咲花。さらに中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子などが名を連ねている。現在、3月下旬まで神戸、川西を中心にオール兵庫ロケを敢行中。服によって繋がる人々を優しく描いた本作の完成を、いまから楽しみにしていて。『繕い裁つ人』は2015年1月、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月03日江戸末期の新吉原を舞台に、叶わぬ恋と知りながら儚い夢を見てしまう遊女たちの生き様を描いた、宮木あやこによる小説「花宵道中」が、安達祐実・主演で映画化。この秋の劇場公開されることが決定し、安達さんが“花魁”という新境地に挑んだ特報映像が到着した。江戸時代末期の新吉原。囚われの身ながらも地道に働き、間もなく年季明けを迎えようとしていた人気女郎・朝霧(安達祐実)は、縁日で半次郎という青年の職人と出会う。彼との出会いが、彼女の運命を大きく変えていくとも知らずに…。宮木あや子のデビュー小説「花宵道中」は、 2006年の第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞した衝撃作。遊女たちの甘美で美しくも、哀しく切ない宿命を、赤裸々かつ繊細な筆致で描き、女性層を中心に共感を呼んで、単行本、文庫合わせて約12万部のベストセラーとなった。小学館「女性セブン」にて漫画化、連載されると、さらに大きな話題を呼び、こちらも累計30万部を超えるヒット作に。その傑作小説が、最高のキャストとスタッフを得て、満を持して映画化となる。主人公・朝霧を演じるのは、その高い演技力と存在感を知らぬ人はいない、女優・安達祐実。絢爛な遊郭の中にあっても「心が疼いたことはない…」という、花魁の悲しい生き様を新境地で演じきっている。「花魁の役は今までやったことがなかったので嬉しかったですし、今の私にはとてもいい役だと思いました」という安達さん。原作を読んで撮影に臨んだが、「その世界観をどう表現するかは総合力だと思うので、私はただ、役の心や想いに集中して演じるようにしていました」と、その女優魂を語り、重たい衣装やカツラを付けての花魁道中も「素敵な場面になっています」と自信を覗かせる。監督は、『ソフトボーイ』『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の豊島圭介。相手役には淵上泰史、妹女郎役に小篠恵奈が扮するほか、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野ら若手女優陣が彩りを添え、高岡早紀、友近、津田寛治らベテラン個性派共演陣が脇を固める。かつて『吉原炎上』、『陽暉楼』など、遊郭や花街を舞台にした数々の名作を生んできた東映京都撮影所で撮影された本作は、4月に完成する予定だ。『花宵道中』は秋、テアトル新宿ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月01日キリンビールの発泡酒ブランド「麒麟淡麗〈生〉」の新CMに、今シーズン、新天地のMLB「ニューヨーク・ヤンキース」へ移籍した田中将大投手と、小学校からの“夢” を実現し、イタリア・セリエA「ACミラン」の10番としてプレーする本田圭佑選手が揃って登場することが分かった。16年連続、発泡酒市場で売上げNO.1を誇るキリンビールでは、これから先も“うまさ”を追い求めて走り続ける「麒麟淡麗〈生〉」ブランドの象徴として、野球界とサッカー界でそれぞれ日本を代表して“走り続ける”トップアスリートの2人を、ダブルキャストで起用する。撮影中は、マウンド上で見られるような真剣な表情そのもので挑んでいた田中投手。CMの見どころを「自身の筋肉」と話していただけに、黒の衣装から覗く太い腕と大きな手は、監督に「(350ml)缶が小さく見える…」と思わず言わせてしまうほどのたくましさ。カメラ目線を保ちながら、右手でボールを投げキャッチするシーンでは、監督から「もっと高く上げてみて」という難しい要求にも、一発OK。高いプロ意識を見せると、スタッフ陣から拍手が沸き起こった。とはいえ、気さくにスタッフと話をしたり、はにかみながら気になったことにツッコミを入れるなど、時折見せる無邪気な“マー君”スマイルは撮影現場を和ませていた。一方、スタジオに上半身裸で登場した本田選手。鍛え抜かれた凛々しいそのボディには、男性スタッフ陣からも「凄い…」「カッコいい…」と、思わずため息混じりの感嘆の声が上がるほど。撮影中は、監督からの指示も難なくこなし、ほとんど一発OKをもらう実力っぷり。それでも、よりよいカットにするべく、顔を上げる際の細かな角度など、自ら監督にアドバイスを求めたり、1シーン撮影するごとにモニター越しに映る自身の表情を確認し、常に次に活かしていくその姿は、どんなときでも、何事にもベストを尽くそうという、本田選手のスタンスそのものが表れていた。そんな普段クールな本田選手も、自身の動きをスロー編集したシーンを見た瞬間、少年のような表情で「こんなになるんですね!」とモニターに釘付けになったり、「麒麟淡麗〈生〉」を飲むシーンが続いて「もうおなかいっぱいになりそう!」と発言したりと、撮影中は自然体の姿も垣間見られたという。それぞれの世界でトップを“走り続ける”2人が魅せる、試合中さながらの真剣な表情と、鍛え抜かれた肉体は注目度満点だ。新TVCM「淡麗 本田選手 ボール篇」「淡麗 田中選手 ボール篇」(各15秒)、「淡麗 田中選手 本田選手 ボール篇」(30秒)は2月28日(金)より放送開始。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月27日アジアNo.1野獣アイドル「2PM」のメンバーであり、「世界で最もハンサムな顔100人」で並み居るハリウッド俳優たちを抑えて13位となったテギョンが、映画初出演にして主演を務める『結婚前夜 ~マリッジブルー~』。そのテギョンが、「宮-Love in Palace-」で大ブレイクし、『私は王である!』「メディカルトップチーム」などで人気再燃中のチュ・ジフンと豪華共演を果たしていることでも話題の本作から、待望の日本版予告編が到着した。天才シェフのウォンチョル(テギョン)とネイリストのソミ(イ・ヨニ)は結婚式を1週間後に控えた、交際7年目のカップル。だが、「本当にこの人でよいのかな…?」とマリッジブルーに陥ってしまったソミは、訪れた済州島で不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)と出会ってしまう――。解禁された予告編には、ウォンチョル&ソミの倦怠期カップルとともに、過去にワケありカップル、“美女と野獣”の国際結婚カップル、おめでた電撃結婚カップル…という4組のカップルが登場。それぞれが「運命の相手は本当にこの人でいいの?」と自問し、葛藤する姿が、可愛らしく、可笑しく、スタイリッシュに登場する。中でも注目なのは、長い交際期間で気心知れた彼と、旅先で出会った刺激的で魅力的な青年という、イケメンの間で揺れ動くヒロインを演じたイ・ヨニ。テギョンからは軽々と抱っこされ、ジフンからは熱いまなざしと共に不意打ちキスをされるという、女子としてはなんとも羨ましい姿を見せつけている。本作の監督は、2009年に日本公開されたチュ・ジフン主演『キッチン~3人のレシピ~』で繊細に揺れ動く女心をハイセンスな映像で描いたホン・ジヨン。4年ぶりの新作となる結婚前夜を描くロマンティック・ラブコメディで、人気俳優たちのコミカルで、時に切ない演技を引き出している。『結婚前夜 ~マリッジブルー~』は5月10日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月21日「glee/グリー」キャストのコーリー・モンティース、オスカー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンら、素晴らしい才能を持ちながらも志半ばにして不慮の死を遂げてしまった名優は数多い。1993年、23歳の若さでこの世を去ったリヴァー・フェニックスもそのひとりだ。その“伝説的”スター俳優・リヴァーの幻の遺作と言われていた『ダーク・ブラッド』が、GWより日本劇場公開される。この公開に合わせ、劇場で公開される機会の少ないリヴァーの過去作上映や関連イベントを催す「リヴァー・フェニックスフェス!」の実現に向けた、クラウドファンディングがスタートした。『ダーク・ブラッド』は、23歳の若さで薬物の過剰摂取のため急逝したリヴァーが、死の直前まで撮影していた未公開作。リヴァーは、砂漠の真ん中で車が立ち往生してしまったハリウッド俳優の夫婦が出会う、ミステリアスで美しい青年を演じていた。彼は間違いなく、この世を去ってからもその類い稀なる才能で今なお世界中を魅了し続けている俳優のひとりだろう。人気絶頂の最中にあったリヴァーの突然の死は、親友のキアヌ・リーヴス、ジョニー・デップ、イーサン・ホーク、彼に憧れていたというレオナルド・ディカプリオといった俳優仲間から各国のファンまで、世界中の人々に大きな悲しみと衝撃を与えた。日本でも、87年、91年と2度のキャンペーン来日を果たしていただけに、映画ファンの間に凄まじいショックが走ったものだ。この悲劇により、撮影途中だった本作は、主役不在での完成は不可能とされ、長い間お蔵入りに。だが、2007年末に大病を患い余命わずかと宣告されたジョルジュ・シュルイツァー監督が、キャリア最後の作品として本作の再開を決意。監督自らが大事に保管していたフィルムの権利問題や未撮影シーンの再現など、さまざまな壁を乗り越えて2012年に完成した。お披露目となったベルリン国際映画祭ほか各地の映画祭では喝采を浴び、「若き日のリヴァーがスクリーンに蘇った!」と世界的なニュースになった。インターネットを利用して不特定多数の人々に資金提供を呼びかけ、資金を調達するクラウド(=群衆)ファンディング(=資金調達)は、近年さまざまジャンルで試みられており、映画界では、キネマ旬報日本映画ベスト・ワンなど各映画賞を席巻中の『ペコロスの母に会いに行く』もFacebookを通じたクラウドファンディングから公開が実現している。支援金額に応じて、特典付きチケットや非売品プレスシート、リヴァーのもう一つの遺作でサム・シェパード監督『アメリカンレガシー』の鑑賞券などを入手することができ、“支援者”として劇場用パンフレットに名前が掲載されたり、DVDプレゼント、イベントへの招待などのリターンがある。資金が多く集まれば、いつまでも若々しい、在りし日のリヴァーにたくさん会えるチャンスも増えるはずだろう。『ダーク・ブラッド』はGW、公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月21日絶海の孤島という超・巨大な“密室”を舞台に、水谷豊&成宮寛貴の3代目“相棒”コンビが重大な謎に挑む、『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の本ポスターが遂に完成した。初登場から14年、連続ドラマのスタートから12年。これまで4本の劇場版が製作され、今秋から放送中の「season12」も高視聴率をキープしている「相棒」シリーズ。警察庁長官官房付の神戸尊(及川光博)は、ある死亡事故の調査のため、特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)に、太平洋に浮かぶ孤島について“妙な噂”の極秘調査を依頼する。そこは、ある実業家が個人所有している “鳳凰島”。なぜか元自衛隊員たちが、訓練のために共同生活を送っていた。この島で現場を見た右京は、それが事故ではなく、殺人事件であるという確信を持つ。やがて、外界から完全に閉ざされた孤島で捜査を進める2人に、得体の知れない巨大な力が襲いかかる…。特命係の“相棒”コンビ二人がメインキャラクターとして活躍する作品としては、前作『相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜』以来、実に約3年半ぶりとなる本作。今回、特命係の二人は、絶海に浮かぶ孤島の未開の地のようなジャングルや岩礁、断崖といった過酷な自然の中で捜査に奔走することになる。本ポスターでは、主演の水谷さんと、3代目相棒として劇場版には初登場となる成宮さんの2人が、孤島の密林へと突入する場面を表現。後方の海岸からは水しぶきをあげながら迫り来る謎の隊員たちの姿もあり、緊迫感とともに疾走感にあふれ、これまでの『相棒』とは、一線を画した雰囲気が漂っている。さらに、伊原剛志、釈由美子、宅麻伸のゲスト陣に加え、石坂浩二、2代目相棒の神戸こと及川さんの姿もあり、それぞれが神妙な面持ち。絶海の孤島に潜む「謎」の巨大さを物語っているかのようだ。『相棒-劇場版-III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は4月26日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:相棒-劇場版Ⅲ- 2014年、全国にて公開(C) 2014「相棒 -劇場版Ⅲ-」パートナーズ
2014年02月15日雪と氷に覆われた近未来の地球をひたすら走る列車の中で、支配層と被支配層に分かれた人々が、“生きる”ための闘いを繰り広げる、映画『スノーピアサー』。韓国の鬼才ポン・ジュノ監督がクリス・エヴァンス、ソン・ガンホら国際色豊かなキャストを揃えた本作には、早くも劇場にかけつけた人々から「次に何が出てくるか分からないおもしろさ」「様々なバリエーションの車両が出てきて、TVゲームみたい」「人間の本質に迫った演出が実に冴えている」と、その多面的な魅力が語られているが、このほど、オスカー女優ティルダ・スウィントンが驚きの扮装で支配層の権力者を熱演する本編映像が到着した。新たな氷河期を迎えた地球上を周回する列車「スノーピアサー」では、主人公・カーティス(クリス・エヴァンス)ら最後尾に乗る乗客たちは、“生きる”ため、彼らを支配する圧倒的権力者・メイソン総理の非道に屈するしかなかった。だが、やがてカーティスはエドガー(ジェイミー・ベル)やナムグン(ソン・ガンホ)の力を得て、メイソン総理を転覆させるべく“革命”を実行する――。その非道で冷酷なメイソン総理を演じているのが、『フィクサー』でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したティルダ・スウィントン。今回公開された本編映像は、メイソンがカーティスたちに向かって圧倒的権力を振りかざす演説シーンで、スウィントンの比類なき女優魂を感じることができる映像となっている。スウィントンは、トム・ヒドルストンとヴァンパイヤの恋人同士を演じたジム・ジャームッシュ監督作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』などでは透明感ある中性的な魅力を放ち、男女問わず観客を魅了するエレガントな美人女優にもかかわらず、本作では牛乳瓶メガネに入れ歯で、原型をとどめない変貌ぶりを披露。映画を観た多くの映画ファンやマスコミ関係者が、驚嘆の声を上げている。さらに、そのスウィントンに関する衝撃の情報を、ポン・ジュノ監督自ら、先日プロモーションで来日した際に大暴露!監督によれば、なんとスウィントンは、このメイソン総理だけでなく、本作に“一人二役”で出演しているというのだ。監督に告げられるまで、本編を何度も観ている10人以上の宣伝チームでさえ誰一人と気付いておらず、その衝撃の登場場面はどこか尋ねても、監督は嬉しそうに「よく見ればすぐ分かりますよ」と満面の笑顔でお茶を濁すのみ。もう一つの役柄や登場シーンについては一切明かされることなく、監督は帰国してしまったという…。これから本作を観る人も、すでに鑑賞済みの人も、ポン・ジュノ監督からの挑戦状ともいえる、“もう一人のティルダ・スウィントン”探しに挑んでみてはいかが?『スノーピアサー』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スノーピアサー 2014年2月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED
2014年02月12日2011年公開の前作『マイティ・ソー』を大幅に上回る大ヒットスタートを記録している『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。なんと本日(2月9日)は、本作の人気を牽引する、ソーの宿敵・ロキ様ことトム・ヒドルストンの33回目のバースデー。これに合わせて、彼のロキに対する思いと『アベンジャーズ』続編について語ったインタビューが到着した。トム・ヒドルストンといえば、昨年、毎年恒例の「Empire」誌による“最もセクシーな男優ベスト10”でも2位に選出された、注目の英国男子。2013年には『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』にて、ヴァンパイアながら知的で我が道をゆく、孤高のロック・ミュージシャンを演じるなど、さまざまな活躍の場を広げているが、なんといっても彼の一番のハマリ役は、本シリーズでのロキ。『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』、そして公開中の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でのロキ役を通して、高い演技力と、特異な魅力で大ブレイクを果たし、世界中を魅了し続けている。昨年行われたコミコンでは、そのロキに扮して登場し、集まったファンを熱狂させ、ロンドンでの本作ワールドプレミアでも、劇中さながらにソー役のクリス・ヘムズワースと息の合ったところを見せてくれたトム。いったい、観客をそこまで熱くさせるロキの魅力とは、何なのだろうか。「分からないよ(笑)」とトムは苦笑する。「ただ、ソーは雷の神であるように、彼は“イタズラの神”なんだ。だから基本的に、彼の茶目っ気にはどこか魅力的なところがある、ということだと思う」と分析する。「ロキには茶目っ気があり、カリスマティックで、チャーミングで、予想がつかない。これらの要素が、彼を魅力的にしているのかもしれないと思う。イタズラ心は、僕たちみんなが持っているからね」と、人々を魅了するロキについて語る。本作で再びロキを演じたことについては、「自分が一度関わった役柄にもう一度戻れるという光栄は、映画ビジネス、いや、ひとりの演者としてもなかなかあることじゃないんだ」と謙遜しながらも、王立演劇学校出身でもともとは舞台で活躍していたトムらしく、「普通、演劇なら舞台に上がって何度も演じるけれど、映画は一度の撮影だけだから、演者として演じているときだけ、そのキャラクターとの関係を築き、撮影が終われば、衣装を脱いで去ってそれで終わりだよ」と比較する。「今回素晴らしかったのは、これがロキとは3度目の出会いで、それぞれ1年ずつ間があったけれど、3度目となるこの『マイティ・ソー』の続編では、役者として彼の心理や身体や感情に、新たな深みや側面や相互作用をもたらせるチャンスじゃないかと感じたことさ」と、ロキ役への再挑戦は自らの成長にも繋がっていたことを明かした。確かにロキは、甘くセクシーなルックスでありながら、高慢で狡猾、胸には常に義兄・ソーへの愛と嫉妬が渦巻き、冷酷で容赦がなく、激しいまでの王座への執着があり、時に哀れさをも醸し出す…というすさまじく複雑なキャラクターだ。彼が思うロキとは、「神話でも描かれているように、ある種の破壊者だね。でも人間的なレベルで見ると、彼の心理や心象風景はとても興味深いんだ。とても知的なのに、壊れているからさ」という。「この映画は、彼の中にあるヒーローとしての度量と、権謀術数(人々を策略に陥れる)主義的な悪意の両方を探求するチャンスだったんだ」。だが、そんなロキは2015年公開の『The Avengers:Age of Ultron』(原題)には“登場しない”とのうわさも!「そうなんだ。 『アベンジャーズ』は何か新しいことをする必要があるんだと思う。彼らは1作目でロキをやっつけた。もし僕が2作目に出たら、そこにいる必要は何もなくなる。僕がチームに入らない限りはね。でも『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観れば分かるように、それは可能じゃないんだ」と意味深な発言。ようやくソーと仲直りするかと思われたのに、本作でロキを待ち受ける衝撃的な運命からすれば、それは仕方のないことなのか?初来日で多くの日本のファンを熱狂させたクリスに続き、来日を熱望されているトム。“ロキ様”としては、本作が見納めとなるのかもしれない!?『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年02月09日昨年『ワイルド・スピード』シリーズの“バディ”、ポール・ウォーカーを亡くしたばかりのヴィン・ディーゼルが、もう一つ深い思い入れを持つシリーズの最新作『リディック:ギャラクシー・バトル』。このほど、本作の制作に取り掛かるまでの紆余曲折の苦労を語ったヴィンのコメントが到着した。その身に賭けられた懸賞金は“宇宙一”という銀河最凶のワル、リディック(ヴィン・ディーゼル)が、腕利きの賞金稼ぎや未知の生命体の大群の急襲を受けながら、辺境の惑星からの脱出を図る姿を描いた、SFアクション・シリーズの約10年ぶりの新作。去る9月6日より公開された北米では、2位以下に圧倒的な差をつけ初登場No.1を記録した。ヴィンが渾身で演じるダークヒーロー、リディックの物語は、『ピッチブラック』(’00)、『リディック』(’04)を経て今回が3回目。第1弾『ピッチブラック』が世に出ると、製作も兼任したディーゼルはこの役に恋をし、さらに世界中のSFファンやアクションファンをも夢中にさせ、引き続き主演ディーゼル×監督デヴィッド・トゥーヒーのコンビによって第2弾『リディック』が製作された。その後、リディックを主人公にしたビデオゲームやDVD用のアニメーションが作られる中で、第3弾の製作をファンが熱望していたことについて、トゥーヒー監督は「ファンからの声が鳴り止まなかった。私が作った映画の中で『リディック』シリーズに関する要求がもっとも多かったんだ!」と語っている。また、ディーゼルもFacebook上で4,500万人以上のファンから熱いラブコールを受けていたと明かす。「Facebook上で『もし僕たち全員が10ドルずつ出し合ったら、あなたは自分で映画を作れますか?絶対この映画を作るべきだ!』と言う人々がいたんだ。そういう意見が、僕にどんなことをしても作らなくてはならないと思わせてくれた」と話した。「ずっとこのシリーズを観て、何度も観直してくれて、新しいものを必要としてくれる忠実なファンに、僕は借りがあると感じたんだ。こんな声を聞けば、何があっても作らなければって気持ちになるさ」。そんなファンの熱い支持を受け、ヴィンとトゥーヒー監督は第3章となる本作を第2作目の『リディック』が持つ深い神話性を保ちつつ、そして最初の『ピッチブラック』に回帰して、強烈なSFスリラーにすることで意見が一致。だが、映画を作るためには巨額の予算が必要となる…そこで、ディーゼルは北川景子ら日本人キャストと共演した『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のギャラを返上し、本シリーズの映画化権を手に入れ、さらに自宅を抵当に入れてまで本作の製作資金を捻出したという。ヴィンは「超現実的だ。製作に9年かかった。この映画は絶対に日の目を見ないだろうと言われたよ」とその過程をふり返る。「この映画を観ると、不思議でユニークな喜びが込み上げてくる。僕が過去10年で作ってきたどの映画とも違うからだ。自分の家を抵当に入れる必要があったし、もし映画が完成しなかったら、僕はホームレスになっていただろうね(笑)」。「それほどの借金をして、頑固なファンの要求に応えようと何年もかけて仕事をすると、プレミア会場に来て、ついにその映画を世界に示せるのは、大きな喜びなんだ」と、ヴィンはあふれる感情を抑え切れないといった様子だ。『リディック:ギャラクシー・バトル』は3月8日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月06日“邦高洋低”と言われて久しい昨今の映画業界。そこへきて、2013年の年間興行収入ランキングはアニメ映画がTOP3を占めることになり、映画館の客層はひと昔前とはガラリと変わったと言えるかもしれない。「映画は好きだけど、最近、映画館へは行っていない」という人も多いのではないだろうか?そんな中、「映画館で観たかったあの映画を再びスクリーンで!」という思いから企画されたのが、上映企画「Back To The Theater」だ。このほど、2014年より本格始動となる本企画の豪華上映ラインナップが決定、2月7日(金)から公開の『スタンド・バイ・ミー』を皮切りに、あの頃誰もが観た名作が再びスクリーンで上映されることになった。「Back To The Theater」のコンセプトは、“あなたの街の、気軽な名画座”。映画館のデジタル化に伴い、上映が困難になっている作品のデジタル素材(DCP)を調達することで、映画館で観たくても観られなかった名画を毎月1本、スクリーンで上映する。2014年の第1弾となるのは、薬物の過剰摂取により23歳で夭逝した故リヴァー・フェニックス主演の『スタンド・バイ・ミー』(’86)。行方不明の少年の死体を見つけて“英雄”になるため、死体探しの旅に出た4人の少年たちのひと夏の成長を描く感動作だ。監督はロブ・ライナー、不良少年役で若き日のキーファー・サザーランドも出演している。1986年アカデミー賞で「脚色賞」に、ゴールデングローブ賞では「作品賞」「監督賞」にノミネートされた。そのほか、マット・デイモン&ベン・アフレックが出演・脚本を務め、アカデミー賞「脚本賞」を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング』(’97)、キュートなメグ・ライアンに出会える『恋人たちの予感』(’89)、ユアン・マクレガー主演×ダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』(’96)などのラインナップが予定されている。『スタンド・バイ・ミー』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Back To The Theater」2月7日(金)~2月13日(木)Back To The Theater vol.06『スタンド・バイ・ミー』3月Back To The Theater vol.07『ザ・エージェント』4月Back To The Theater vol.08『グッド・ウィル・ハンティング』5月Back To The Theater vol.09『レオン』6月Back To The Theater vol.10『レインマン』9月Back To The Theater vol.11『恋人たちの予感』10月Back To The Theater vol.12『トレインスポッティング』11月Back To The Theater vol.13『ライフ・イズ・ビューティフル』12月Back To The Theater vol.14『ファーゴ』※7月、8月は特別上映企画を予定中(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スタンド・バイ・ミー 1987年4月より公開(C) 1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2014年02月06日J.R.R.トールキンによる名作「ホビットの冒険」を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が再び完全映画化するシリーズ第2章『ホビット 竜に奪われた王国』。このほど、本作のエンディング・テーマソングを担当した、どことなく“ホビット”を思わせる雰囲気漂う英国歌手エド・シーランのミュージック・ビデオ「I See Fire(アイ・シー・ファイア)」が公開となった。第1章では平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われて、思いがけない冒険へと旅立ったビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)。今回の第2章では、巨大な邪竜“スマウグ”(ベネディクト・カンバーバッチ)に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、ビルボたち一行はさらなる壮大な冒険を繰り広げることとなる――。このたび公開されたミュージック・ビデオは、映画本編のシーン映像をフィーチャーし、壮大な世界観を表現したもの。まるで一大叙事詩のような楽曲と歌声で、本作への期待をいっそう高めるものに仕上がっている。映し出されたレコーディング風景には、監督のピーター・ジャクソンの姿も。「I See Fire」を歌うエド・シーランは、ホビット族の主人公・ビルボに似た雰囲気を持つ22歳の若手シンガー・ソングライター。卓越したメロディーメイクのセンスと、ずば抜けたグライム(ラップ)のスキルを携えた彼のメジャー・デビュー・アルバム「+(プラス)」は、新人アーティストでありながら初回出荷が10万枚を越え、発売前にもかかわらず「ゴールド・ディスク」を獲得、全英アルバム・チャートで堂々の初登場1位を飾った。2012年にはフジロック・フェスティバルで来日しており、先日発表された第56回グラミー賞では、見事「最優秀新人賞」のノミネートも果たし、プライベートではテイラー・スウィフトの恋のお相手としても一時期注目を集めるなど公私共に人気者だ。本作の劇場公開を前に2月26日(水)には、この「I See Fire」も含む、全15曲を収録したオリジナル・サウンドトラックも発売決定。『ホビット』3部作の音楽を担当するハワード・ショアは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で米アカデミー賞を3度受賞した映画界の重鎮でもある。ピーター・ジャクソン監督は、ハワード・ショアについて「高揚し、豊かに鳴り響く彼の音楽は、単なる映像の伴奏以上の役割を果たしている。ほかに類を見ない、ユニークなサウンドだ」と敬意を込めて絶賛。さらに、「あと1年も経てば、『ホビット 思いがけない冒険』から始まり『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で幕を閉じる、総計20時間に及ぶ音楽物語のすべてを聴くことができるはずだ」と、全6部からなるトールキンの世界の映像化にはショアの音楽も重要な要素であったことをコメントを寄せている。すでに全世界で800億円以上の大ヒットとなっている本作。壮大なスケールと革新的な映像で描かれるアクション・アドベンチャーを、新旧の実力派が奏でる音楽からも注目してみて。『ホビット 竜に奪われた王国』は2月28日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.
2014年02月05日1月初旬にクランクインし、現在、2月中旬のクランクアップを目指して撮影中の、川口春奈&福士蒼汰が主演する映画『好きっていいなよ。』。たくさんのキスシーンが散りばめられた本作から、福士さんが川口さんにキスする瞬間を捉えた“3連キス”ショットがお披露目された。16年間彼氏なし、友達なしだった主人公・橘めい(川口春奈)は、学校一のイケメン・黒沢大和(福士蒼汰)と恋に落ちる。デート、手をつなぐこと、恋のライバルの出現、そしてキス…。いくつもの“はじめて”を知って、成長していく2人の姿を描く。誰しもが経験する“初恋”の胸キュンを描いた本作は、累計530万部を突破した葉月かなえの“恋愛バイブル”コミックの映画化。昨年のドラマ「あまちゃん」への出演以降、“ブレイク男子”筆頭となった福士さんと、若干18歳ながら数々のドラマや映画に出演してきた川口さんという、瑞々しい2人がどんな初恋を見せてくれるのか、早くも話題を集めている。「キスシーンが多いことに最初は戸惑いもありました」と言う川口さんだが、「見てる方がキュンキュンするような作品を目指して、みんなで考えながら撮影しています!」と報告。福士さんとのキスシーンには、「緊張しますが福士くんは昔から一緒にレッスンなどを受けてきた仲でもあるので、とても信頼してお芝居できます」と語ってくれた。また、福士さんは「緊張しました」と話しながらも、「演じる大和は、キスを当たり前にできる男」というだけあり、スマートに川口さんをリード…と思いきや、「ためらいなく演じたつもりですが、川口さんには戸惑っていたと言われてしまいました(笑)」と明かした。そして、「実際、スクリーンで観たら恥ずかしくなってしまうんだろうな」と照れた様子を見せながらも、「キスシーンがキーとなるので、みなさんには目をそらさずに見てほしい」と、しっかり本作をアピール。男らしさを見せていた。2人の胸キュン“3連キス”ショットが収められたチラシは、2月1日(土)より全国の上映劇場にて配布される予定だ。『好きっていいなよ。』は7月12日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月30日本年度のカンヌ国際映画賞で、審査委員長のスティーブン・スピルバーグが絶賛した美しき愛の衝撃作『アデル、ブルーは熱い色』の予告編がついに解禁。女性同士の情熱的な恋愛を描き、まるで絵画のように美しいといわれた彼女たちのラブシーンも盛り込まれていることがわかった。ある日、デートに向かう途中、青い髪の女性(レア・セドゥ)とすれ違い、世界が一瞬止まったかのように彼女に心奪われたアデル(アデル・エグザルコプロス)。やがて、“青い髪の女性”の画家エマと再会したアデルは、「人生に偶然はない」と語る彼女の大人っぽい独特の雰囲気と、感受性の強さと知性に魅了され、のめりこんでいく。彼女たちの愛の暮らしは数年間続いていたのだが……。カンヌ国際映画祭では、監督のアブデラティフ・ケシシュに加えて主演を務めたレア・セドゥとアデル・エグザルコプロスの2人にも最高賞「パルムドール」が贈られるという史上初の事態に、全世界から注目を集めた本作。先のゴールデン・グローブ賞では「外国語映画賞」にノミネートされ、放送映画批評家協会賞では「外国語映画賞」とともにアデル・エグザルコプロスが「若手俳優賞」を受賞するなど、各映画賞を席巻中だ。予告編は、そんなカンヌの受賞シーンからスタート。青い髪のエマとの生涯一度きりの運命的な出会いから、一途に彼女にのめり込んでいくアデルの深く悲しい愛の歓びと悲しみが、詩のように美しくリアルに描かれている。また、映像にはセンセーショナルにして絵画のように美しいと大絶賛を浴びた、彼女たちのラブシーンも!その完璧な官能美は必見だ。まるで隠しカメラで撮られているかのようにナチュラルな演技と称えられたアデル・エグザルコプロスと、ミステリアスな雰囲気漂う青い髪のエマがハマっているレア・セドゥ。今後のブレイクが期待されている彼女たちの演技にも注目してみて。『アデル、ブルーは熱い色』は4月5日(土)より新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:アデル、ブルーは熱い色 2014年4月5日より新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013- WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES – RTBF (Télévision belge) - VERTIGO FILMS
2014年01月27日先日の第71回ゴールデン・グローブ賞で「主演女優賞(ドラマ部門)」にノミネートされたケイト・ウィンスレットが主演する『とらわれて夏』。ついに解禁となった本作の予告編で、“塩系男子”俳優の長谷川博己がナレーションを務めていることが分かった。本作は、殺人を犯した脱獄犯と、愛を失った母親。それぞれ過去の悲しみにとらわれた男女が障害を乗り越えて純愛を貫こうとする姿を、13歳の少年の視線を通して見つめたラブストーリー。『きみに読む物語』『マディソン郡の橋』につぐ、“許されない愛”を激しく静かに描いた感動作として、注目を集めている。『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』の2作ともアカデミー賞「作品賞」「監督賞」にノミネートされたジェイソン・ライトマン監督のもと、主役アデルを演じるのは、『愛を読むひと』でアカデミー賞「主演女優賞」に輝いたケイト・ウィンスレット。母子の前に現れる優しい脱獄犯フランクには『L.A. ギャング ストーリー』のジョシュ・ブローリン。今回公開となったのは、長谷川さんの優しい声のナレーションによる、“許されない愛に直面した母を見つめる息子目線”で語られる予告編。成長した息子ヘンリー(配役はトビー・マグワイア)の心情そのままに、「この愛は、罪ですか」と語りかけている。心に傷を負った母にずっと寄り添ってきたヘンリーが、初めて目にする母の女性としての愛。それを受け止めようとする複雑で繊細な心情を表現するため、白羽の矢が立ったのが長谷川さんだ。「優しくて繊細な語り口が、映画のイメージにピッタリ」とのことで抜擢された。長谷川さんは、以前にナレーション経験はあるものの、今回は自身がジェイソン・ライトマン作品を全部見ており、監督のファンだったことから快諾。「好きです、ライトマン監督。今回も魅せてもらった。メロだねぇ、泣けた!」と本作にも大絶賛を送り、「そりゃあ、名だたる俳優が出たがるわけだ!」と納得のコメントを残した。スタジオでは、自分から何度もリテイクを申し出て、納得できるまで収録を繰り返したという長谷川さん。その真摯な姿はとても印象的で、彼の素敵な声により一層深い余韻の残る予告編に仕上がっている。過去にとらわれた男女が出逢い、愛と希望を取り戻していくある夏の5日間を、長谷川さんの声に耳を澄ませながら見つめてみて。『とらわれて夏』はGW、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月20日「2PM」のテギョンが映画初出演にして主演を務め、『私は王である!』のチュ・ジフンらと豪華共演する韓国映画『結婚前夜(原題)』の邦題が、『結婚前夜~マリッジブルー~』に正式決定、5月10日(土)より日本公開されることが決定した。本作は、絶大な人気を誇る “野獣系” K-POPアイドル「2PM」のメンバーであり、フジテレビドラマ「僕とスターの99日」や自国のドラマ「ドリームハイ」、「Who Are You?」などで役者としても活躍著しいテギョンと、「宮~Love in palace」で大ブレイクを果たし、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』や『私は王である!』(’12)など主演映画や、「メディカルトップチーム」などドラマへの出演が相次いぐ、チュ・ジフンの豪華共演作。天才シェフのウォンチョル(テギョン)&ネイリストのソミ(イ・ヨニ)、女医のジュヨン(キム・ヒョジン)&野球コーチのテギュ(キム・ガンウ)、花屋を営むゴノ(マ・ドンソク)&ウクライナ出身のヴィカ(クジャル)、泌尿器科の課長・デボク(イ・ヒジュン)&ウェディングプランナーのイラ(コ・ジュニ)の4組のカップルと、ネイリスト・ソミが済州島で出会ってしまった不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)。結婚式を1週間後に控えたカップルたちの、「本当にこの人でよいのかな…?」というマリッジブルーの7日間を描く。実は、このテギョン、先日発表された米映画サイト「TC Candler」の「The Most Handsome Face of 2013(世界で最も美しい顔ベスト100)」で、何と13位を獲得。11位のブラッドリー・クーパー、12位のチャニング・テイタムに続き、15位のヒュー・ジャックマン、16位のレオナルド・ディカプリオという世界的スターを抑えてのランクインとなった。ちなみに、韓国勢では「SUPER JUNIOR」のシウォン(7位)に続いて2位となっている。そんなテギョンが、マリッジ・ブルーをどう乗り越えるのか。結婚している人、結婚を控えている人や結婚に憧れを抱く人も、多くの人が共感する‘あの感じ’をどう演じてくれるのか楽しみだ。『結婚前夜~マリッジブルー~』は5月10日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月17日