2015年2月5日より毎週日曜朝7:30の"ニチアサ"枠で放送がスタートする「スーパー戦隊シリーズ」第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の制作発表会が24日、東京ドーム・プリズムホールで行われ、主要キャスト陣が登壇してこれからの意気込みなどを語った。今年2015年は、スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』放送開始から40周年という記念すべきメモリアルイヤーにあたる。ニンニンジャーに「シュリケン変化」し、現代に甦った妖怪たちと戦うのはアカニンジャー/伊賀崎天晴役の西川俊介、アオニンジャー/加藤・クラウド・八雲役の松本岳、キニンジャー/松尾凪役の中村嘉惟人、シロニンジャー/伊賀崎風花役の矢野優花、モモニンジャー/百地霞役の山谷花純。発表会には彼らの祖父であり「ラストニンジャ」と呼ばれる伊賀崎好天役の笹野高史、天晴と風花の父・伊賀崎旋風役の矢柴俊博も出席した。初のお披露目ということで、やや緊張した面持ちの西川は「子供の頃から観ていて、憧れていたスーパー戦隊の40周年という記念すべき年に出演することができてうれしい」と、ヒーローを演じることに率直な喜びを示した。今回のニンニンジャーは皆、従兄弟同士という設定だが、西川によれば「現場ではキャストもスタッフも仲良くて、家族で作品を作っているような雰囲気」とチームワークの良さを強調。自身がヒーローを演じることで「子供たちに勇気、希望、あきらめない気持ちを育んでほしい」と、子どもたちにメッセージを送った。幼少時にスーパー戦隊から"正義感"を学んだという松本は「今の子供たちにも正義感を学んでほしい。そして自分も子供たちと共に成長できるようがんばります」と抱負を述べた。普段からクールに振る舞っているらしい松本だが、山谷によればペットの「ヒョウモントカゲモドキ」を可愛がるなど動物好きな一面も。「子供たちが憧れるヒーローになれるだろうか」と不安もあったという中村は「メンバーの中ではいたずらな"弟"系のキャラクターをがんばって演じたい」と意気込みを語った。「1年という長い期間ですが、元気いっぱいやっていきたい」と明るく話す矢野は、役と素が似ている人は? との問いに対して「やはり我らがアカ、西川俊介くん。まっすぐで純粋で、抜けてて(笑) 彼の空気感があるからこそ、現場が自由な空気になれる」と"兄"役の西川に太鼓判。また「笑えるところとカッコいいアクションのギャップを観て」と、作品の見どころを話した。役名と本名が同じ「カスミ」であることに縁を感じると話す山谷は、幼少時から常に妹に譲ってきた色である「ピンク」の戦士になることができて大喜びし、役が決まった時は一番に母親へ連絡したという。撮影初日に5人が集まるシーンで一人だけ派手に転んでしまい、それがきっかけとなって5人が打ち解けたと中村から明かされたときは「あれでみんなの緊張がほぐれたかな」とはにかんでいた。TVドラマや映画、CMなどで活躍している名バイプレイヤー・矢柴は「平和ボケしたお父さんというシチュエーションは、世のお父さんたちにも共感してもらえるのでは。若い5人のサポートと共に、物語もサポートしていきたい」と、初の「スーパー戦隊」レギュラー出演に意欲を見せた。そして「分身の術へのリアクションがあったり、ロケ地が岩場や竹藪だったりするのが(一般の)現代ドラマと違うところ。スタッフが若いキャストをみんなで育てていこうとするファミリー感がある点もこの現場のいいところですね」と、自身にとって初となる特撮作品の撮影現場を楽しんでいる様子だった。東映の特撮ヒーロー作品への出演が1995年の『重甲ビーファイター』以来20年ぶりとなるベテラン俳優・笹野は「スーパー戦隊シリーズ」に初出演。「若者だけではありません。老人の登竜門として、一年間がんばらせていただきます」と貫禄のあいさつ。『ビーファイター』で向井博士を演じていた時、笹野は47歳。20年前と今とではどこが違う? との問いに「スタッフの熱気はいつの時代も変わらない」と力強く答えた。『ニンニンジャー』出演に際しては「今度は"老人戦隊"のレッドだと思いましたが、違いました(笑)。我々の世代では、一度はしてみたいと思った忍者の格好ができました。おじいさん世代の方々もぜひ応援してください」と、3世代にわたって親しまれる「スーパー戦隊」をアピール。若いキャスト陣に対しては「これから1年間、みんながどんな風に成長していくか楽しみ」と大いなる期待を寄せていた。会見の最後には、エンディングテーマ「なんじゃモンジャ!ニンジャ祭り!」のダンスの振り付けを担当したラッキイ池田からのビデオメッセージが流された。池田は「ニンジャとお祭りと戦隊、子どもたちが大好きなものがつまっている。サビの部分で戦隊っぽく決められるポーズがあるので、カッコよく踊ってほしい」と、ダンスの注目ポイントを強調。最後に「ダンスというのは身体を動かすだけでなく、心がドキドキ躍ることでもあります。みんなで番組を観てドキドキしながら、楽しくダンスを踊ってほしい」と締めくくった。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、2月15日朝7:30より放送開始。(C)2015 テレビ朝日・東映AG・東映
2015年01月25日2015年で生誕40周年を迎える人気特撮TVドラマ「スーパー戦隊」シリーズの最新作となる『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の制作発表会が24日、東京ドーム・プリズムホールで行われ、主要キャスト陣が登壇した。2月15日より毎週日曜朝7:30の"ニチアサ"枠で放送がスタートする『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、1994年の『忍者戦隊カクレンジャー』、2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』に続く、13年ぶり3作目の「忍者」モチーフで、キャッチコピーは「忍びなれども、忍ばない!」。手裏剣忍法を駆使する若き忍者たちが、この世界を恐怖に陥れようとする牙鬼軍団を倒し、祖父の持つ"ラストニンジャ"の称号を得るために激しい戦いの舞台に踏み出していく。昨年12月の第一報のとおり、アカニンジャー/伊賀崎天晴役に「第26回 ジュノンスーパーボーイコンテスト」準グランプリの西川俊介、アオニンジャー/加藤・クラウド・八雲役に松本岳、キニンジャー/松尾凪役に中村嘉惟人、シロニンジャー/伊賀崎風花役に矢野優花、モモニンジャー/百地霞役に山谷花純を抜てき。発表会にはこの5人のほか、ラストニンジャこと伊賀崎好天役の笹野高史、天晴と風花の父・伊賀崎旋風役の矢柴俊博も出席した。小さい頃からスーパー戦隊に憧れていたという西川は「家族、血縁関係の戦隊なので、現場の雰囲気は本当に皆仲良くて、家族で作っているような感覚」と撮影現場の様子を伝えながら、「小さいお子さんからお年寄りまで幅広い年齢の方が楽しめるのはもちろん、"忍者"ということから、もしかしたら海外の方にも楽しんでいただけるかもしれません」とアピールした。この日の発表会には、テレビ朝日の井上千尋プロデューサー、東映の武部直美プロデューサーも登壇し、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のコンセプトを紹介。まず、井上プロデューサーは、3つのポイントとして「開き直りがすごい」「対象年齢が無限大」「テコ入れがすごい」を挙げ、「『カクレンジャー』は"人に隠れて悪を斬る"と言いましたが、『ニンニンジャー』は堂々と、はばかることなく忍者をやっております」と笑いを誘い、「あえて逆説的に開き直りと言いましたが、清々しいまでの突破力が、現代の閉塞感を必ずや打ち破ってくれるヒーロー像になるのではないかと思っています」と大きな期待を寄せていた。また、井上プロデューサーは、子供たちの熱視線が注がれる変身シーンに「ニンニンニン! ニンニ二ンニン!」という変身音、「ワッショイ! ニンジャー!」と囃し立てるようなロボの召喚音など、本作の"音"を強調。「とにかく音が面白い。及川眠子さんに作詞していただいたオープニングはとにかく熱い。そして、祭ばやし的なエンディングは、踊り出しくなる楽曲。一度聴いたら、絶対に忘れられない音が随所に散りばめられています」と確かな手応えを感じている様子。なお、オープニングは大西洋平が歌う「さぁ行け!ニンニンジャ―」、エンディングは伊勢大貴が歌う「なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り!」。エンディングの振付は、昨年から大ブレイク中のTVアニメ『妖怪ウォッチ』で「ようかい体操第一」の踊りを手がけたラッキィ池田が担当する。続けて、東映の武部プロデューサーは、本作がハリウッド映画のような"トンデモ忍者"であり「お祭ロボ、ドラゴン、楽しい音など、面白いものはなんでもつっこんじゃえ! という精神で、ぶっ飛びな忍者像をお送りしたい」と紹介。忍者アクションについては「バク転や人を回すなど、実際に体で表現するアクロバットアクションに重点をおき、ワイヤーも使いますが、それ以上に人の体でどこまでできるかということに挑戦していきます」と宣言し、特にアカニンジャーとアオニンジャーには、ヒーローのレギュラーが本作初というフレッシュなスーツアクターを抜てきしたという。そして注目の合体ロボット「シュリケンジン」は、忍者の姿をした「オトモ忍シノビマル」、ドラゴンの「オトモ忍ドラゴマル」、犬の「オトモ忍ワンマル」、ダンプカーの「オトモ忍ダンブマル」、リニアモーターカーの「オトモ忍ビュンマル」という5つのメカがシュリケン合体。これらのメカは「オトモ忍シュリケン」で出現するニンニンジャーの巨大なお伴で、「シュリケンジン」のほか、「シュリケンジンドラゴ」に合体する。武部プロデューサーは、「今回の5つのメカは、赤は人型の忍者ロボ、青はドラゴンで恐竜、黄色はダンプで車、白は犬で動物、桃はリニアで列車、とモチーフがバラバラ。それぞれが一つのスーパー戦隊で背負ってきたものを全部入れました」と解説。このアイデアは、1990年の『地球戦隊ファイブマン』から25年にわたって特撮監督を務める佛田洋氏の「もう色々やってきて飽きちゃったから、全部いれられないの?」という提案が発端で実現したという。「シュリケンジン」には、「オトモ忍シノビマル」がパワーローダーのようにロボの中心に座って操縦するという新しい試みもあり、武部プロデューサーは「25年分の特撮のノウハウを注ぎ込んでいるのでどうぞご期待ください」と自信をのぞかせた。また、この裏には、動く人型と忍術=武道、かわいい文化代表=犬、車・リニア=日本の技術力、ドラゴン=西洋の文化を持ち込んで良いものを取り入れる"日本文化の良さ"と、クール・ジャパンの想いを落としこんでいるという。そのほか、牙鬼幻月役に麦人、蛾眉雷蔵役に松田賢二、十六夜九衛門役に潘めぐみといった声優陣も発表されている。会場には、「オトモ忍の召喚」などさまざまな手裏剣忍法を発現できる「忍者一番刀」、シュリケン忍法を発現させるアイテム「忍シュリケン」、妖怪の誕生をサーチすることもできる「ガマガマ銃」など、今後展開される玩具商品も多数展示されていた。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、2月15日朝7:30より放送開始。(C)2015 テレビ朝日・東映AG・東映
2015年01月24日2015年で生誕40周年を迎える人気特撮TVドラマ「スーパー戦隊」シリーズの最新作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』が発表され、2015年2月15日朝7:30より放送されることが明らかになった。「スーパー戦隊」シリーズは、1975年4月5日に第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送され、2015年で生誕40周年。第39作目となる『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、1994年の『忍者戦隊カクレンジャー』、2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』に続く、13年ぶり3作目の「忍者」モチーフとなり、「手裏剣」にフォーカスした新たな忍者ヒーローを描く。「ニンニンジャー」の5人は、アカニンジャー、アオニンジャー、キニンジャー、シロニンジャー、モモニンジャーと呼ばれ、これまでのレッドやブルーといった英語表記ではなく、アカやアオといった日本語表記に。『秘密戦隊ゴレンジャー』以来、40年ぶりに復活した呼称となる。また、「ニンニンジャー」のシロとモモの2人は女性で、白とピンクによるダブルヒロインの組み合わせは、1985年『電撃戦隊チェンジマン』以来30年ぶり、イエローが男性になるのは2005年『魔法戦隊マジレンジャー』以来10年ぶりのこと。さらに、赤・青・黄・白・桃の組み合わせは、「スーパー戦隊」シリーズ40年の歴史の中で初となる。本作のヒーローは"ラストニンジャ"とうたわれた史上最強の忍者・伊賀崎好天を祖父に持つ、5人の孫たち。ラストニンジャによって封印されたはずの妖怪が復活を果たし、いとこ同士である5人は忍者の末裔として、人々を襲う妖怪を倒すために立ち上がる。「忍びなれども忍ばない!」を決め台詞に手裏剣忍法を駆使し、何でもありでぶっ飛びのド派手な戦いを繰り広げるという。主要キャストも発表され、アカニンジャー/伊賀崎天晴には、「第26回 ジュノンスーパーボーイコンテスト」準グランプリに輝き、人気ドラマ『GTO』(フジテレビ系)にも生徒役で出演した俳優の西川俊介を抜てき。アオニンジャー/加藤・クラウド・八雲は松本岳、キニンジャー/松尾凪は中村嘉惟人、ダブルヒロインのシロニンジャー/伊賀崎風花は矢野優花、モモニンジャー/百地霞は特撮映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』にも出演した山谷花純が担当する。そして、ラストニンジャ/伊賀崎好天に"日本一の名脇役"と評される俳優の笹野高史、天晴と風花の父・伊賀崎旋風を"変幻自在のカメレオン俳優"として活躍する矢柴俊博が務め、フレッシュなキャストを盛り立てていく。なお、テレビ朝日の特撮担当部長・佐々木基氏は「今回の物語は"祖父のような伝説の忍者を目指す主人公、忍者道場をかまえる父、そして伝説の忍者の祖父。"という軸があります。その狙いとして、『忍者3世代にわたる家族のドラマが物語の核』とし、子供だけでなくお父さん、祖父、家族みんなで楽しめるスーパー戦隊を目指しています」と節目となる「スーパー戦隊」40周年作品のコンセプトを明かしている。そして制作スタッフには、原作に八手三郎氏、脚本に下山健人氏(『銀魂』、「スーパー戦隊」シリーズ、映画『キカイダーREBOOT』ほか)、監督に中澤祥次郎氏(「スーパー戦隊」シリーズ、『仮面ライダーウィザード』ほか)、音楽に山下康介氏、アクション監督に福沢博文氏、特撮監督に佛田洋氏(特撮研究所)が名を連ねている。プロデューサーは、テレビ朝日の佐々木基氏と井上千尋氏、東映の武部直美氏と若林豪氏、東映エージエンシーの矢田晃一氏と深田明宏氏。(C)2015 テレビ朝日・東映AG・東映
2014年12月26日歌手の中島美嘉さんがオールナイトニッポンとコラボレーションし、自身の代表曲「雪の華」の名前を冠したスイーツ「SNOW FLOWER」の予約受付がこのほど、開始された。同商品が作られるきっかけとなったのは、12年前のオールナイトニッポン(2002年5月16日)の生放送中でのこと。番組に出演していた中島さんは、パティシエ志望の一人のリスナーと「いつか夢をかなえたら、私にあなたの作ったお菓子を食べさせてね」と約束したという。月日は流れ、そのパティシエ志望だったリスナー・神戸隼人さんは夢を実現。東京・月島で「Patisserie HATT」という店を開業し、オーナーパティシエとなっていた。11月に中島さんが再びオールナイトニッポンを担当した際には、神戸さんがサプライズで登場。作ったケーキを中島さんにプレゼントし、12年前の約束を実現することができた。今回発売する「SNOW FLOWER」は、「アーティスト」と「パティシエ」という異業種のコラボレーションにより誕生。中島さんの代表曲「雪の華」をイメージした焼き菓子で、ホワイトチョコレートで真っ白にデコレーションした。12月30日に日本武道館で行われる中島美嘉ベストアルバムリリース記念イベントに向け、数量限定で販売する。500個の限定販売で、価格は1,700円(税込)。2014年12月25日の17時までニッポン放送「Radital」」で受け付けるが、限定数に達し次第、受付終了となる。なお、商品の受け渡しは、12月30日の日本武道館でのイベント「1万人の雪の華」の、野外特設テントにて行う。
2014年12月19日1世紀に渡り親しまれてきた新宿の老舗食品メーカー「中村屋」が、新宿本店ビルの建て替えにあたり、新たに「中村屋サロン美術館」を開館する。10月29日のグランドオープンに先駆けた内覧会では、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」がお披露目された。新宿中村屋ビル3階に設えられた中村屋サロン美術館は、展示室と多目的スペースを備えた約240平方メートルの文化芸術施設としてオープンする。白と赤の壁、木製の什器とレトロなランプが落ち着いた雰囲気。開館記念展は、中村屋から広まった近代日本の芸術潮流であり、また館名の由来ともなった「中村屋サロン」にスポットを当てる。荻原守衛、中村彝、高村光太郎、會津八一、中原悌二郎ら関連する作家による絵画、彫刻および書など約50点を集め、明治から昭和に掛けての芸術家達の文化交流の様相を提示した。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術に深い理解を示した文化人である。愛蔵と同郷の彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、中村屋には多くの芸術家達が自然と集い、その様子がさながらヨーロッパのサロンのようであったことから、夫妻のもとに開花した芸術潮流は「中村屋サロン」と呼ばれた。同館の染谷省三館長は、「ここ新宿中村屋で生まれ、発信された芸術文化は中村屋のアイデンティティーである。それを後世に伝え、また人々の文化的集いの場“サロン”となる美術館にしたい」と話す。本展の目玉となる作品が、萩原守衛によるブロンズ彫像『女』だ。不安定な膝立ちのポーズに秘められた躍動感を感じる一作であり、その造形美は必見である。同館の太田美喜子学芸員は、「美術史上ではよく知られた“中村屋サロン”の一般認知度の低下を食い止めるとともに、若者にその存在をもっと知ってもらいたい」と言い、若い世代の鑑賞者に向けて、出品作の中から中村彝の油彩画『小女』を推薦した。相馬夫妻の長女・俊子をモデルに制作された本作は、肺病に侵された画家とモデルの恋のエピソードで有名。俊子の強いまなざしときりりとした太い眉、頬にさす紅色の生命感が鮮烈で、どこか現代にも通ずる魅力を持った作品だ。その他、高村光太郎の『自画像』や、鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』など有名作が出展され、コンパクトながら見どころの多い展覧会にまとめられた。かつて多くの企業美術館が立ち並んだ新宿。新たな新宿の芸術サロンとしての同館の今後に注目したい。【イベント情報】中村屋サロン美術館 開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」会場:中村屋サロン美術館住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階会期:2014年10月29日から2015年2月15日時間:10:30から19:00休館日:火曜日、1月1日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)入館料:300円
2014年10月22日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日「携帯のアプリを見れば、その人のことが分かる」なんて言われるくらい、携帯の中身は持ち主のひととなりを表現するもの。今回のゲストは、堂珍嘉邦さん。CHEMISTRYとしてデビューし、現在はソロ活動を行いながら、シンガーだけでなく映画や舞台等にも出演し、多岐に渡って活躍されています。気になるプライベートについて、お話をうかがいました。―――先日、広島東洋カープの始球式を務められていましたが、野球は昔からお好きなんですか? 堂珍:そうですね。僕は広島出身で、故郷に球団があると、やっぱり野球が身近になりますね。―――子供の頃に野球を観に行った思い出などは? 堂珍:家の畑で取れたメロンや瓜を食べやすく切ってタッパーに詰めて、夏休みにバックネット裏で親父と野球を観るっていうのが小学生の頃は毎年の恒例行事でした。当時は酔っぱらいの客が多くて、バックネットによじ登っちゃう人がいたり(笑)。テレビの『珍プレー好プレー』なんかでよくオンエアされてますよね? あれを実際に生で観ていました(笑)。―――お忙しい今では、球場に観に行くこともなかなかできないのではないかと思うのですが、試合はテレビやネットでチェックしているんですか?堂珍:やはり結果を楽しみにしているので、仕事がナイターの時間より早く終わりそうなのであればネットはチェックしないようにしています。でも仕事が遅くなってテレビ中継に間に合わないときはネットで試合速報を見ますね。―――実は今回、エキサイトでは、 ドコモの「スゴ得」 というプランをみなさんに紹介しています。定額で、魅力的なコンテンツが使い放題になりまして。スゴ得には『プロ野球TV』という公式戦の全試合を速報でご覧いただけるサイトがあるんですよ。堂珍:このサイト、選手名鑑もあるんですね。データが充実していて、すごくいいですね! 野球においてデータは本当に重要ですから。12球団の1軍選手を一通り、一日1回は目を通すので、その辺の解説の人より詳しい時期がありました(笑)。有望な若手の選手が入ると2軍の試合もチェックして、いつ1軍に入って来るんだ?って。 ―――監督目線ですね(笑)。堂珍:そういうふうに組み立てて、チームを考えてシュミレーションするのがすごく好きなんですよ。そういう野球ゲームも大好きだし。―――自分の理想のチームを想像するわけですね。堂珍:友達とは、この選手をトレードに出して、今のうちにあの選手を取っておいた方がいいんじゃないかって話をしたり。それで、「だよな! 俺とお前が監督やった方が絶対いいよな」って盛り上がったり(笑)。広島だと、高校の後輩だった投手の永川勝浩くんと仲が良かったり、最近は堂林翔太くん(内野手)が、僕がプレゼントした曲を入場曲に使ってくれているんです。先ほどお話に出た始球式はマツダスタジアムだったんですけど、何度か達川光男さんと実況解説もやらせてもらっていて。達川さんより僕の方がデータは詳しくて、「アンタよう知っとんのう!」とよく言われますね(笑)。だから、そういうデータを全部網羅しているこのサイトはいいですよね。野球の解説に近いトピックスが書いてあるのも嬉しいです。 あとは選手の怪我や手術の情報があるといいかも。野球ファンなら知っておきたいですもんね。ほかに日本人選手のメジャーでの活躍も知ることができるし、記者の方の記事も載っているから、それもすごく便利だと思います。―――想像以上のカープ愛で圧倒されていますが(笑)、野球がオフシーズンのときはどうされているんですか?堂珍:ゲームです! ゲームで恋しさを紛らわせています(笑)。『プロ野球スピリッツ』というゲームがあって、相当買うのを我慢していたんですけど、最近我慢しきれずに買っちゃいました。もともとはパワプロ(『実況パワフルプロ野球』)が好きだったんですよ。カーブとストレートとフォークぐらいしか球種の意味を分かっていなかった僕が『実況パワフルプロ野球』で初めて球の緩急とか変化球を知って、そこから野球にのめり込んだんです。―――実はパワプロもスゴ得にあるんですよ。ちょっと一緒にやってみましょう! 結構データが詳しく入っていて面白いですよ。堂珍:12球団には毎年、身体測定をやってもらって、各選手の肩の強さなどのデータを出してほしいですよね。こういうゲームの監修とかすごいやりたいですもん(笑)。伊集院光さんも詳しいんですよね。『パワプロ』はRIZEのメンバーの方やスチャダラパーのANIさんもすごく好きですよ。会っただけで、お互い話さなくても相手がパワプロを好きなのがわかる、みたいな(笑)。(『モバイル・パワフルプロ野球2014』を起動し、オープニングの音楽を耳にして)堂珍:あーっ、これこれ!(笑) ―――ゲームのBGMは当時と変わっていないですか?堂珍:変わっていない感じがしますね。―――ゲーム内容はどうですか?堂珍:2D感があって懐かしいですね。背景や作り込みは今のユーザーも満足する感じになっていると思います。―――では、野球以外のサイトもご紹介させていただきたいのですが、5月17日公開予定の映画『醒めながら見る夢』で初主演されていますが、スゴ得には『映画MovieWalker』という全国各地の映画館情報だけではなく、映画に出演された方への独自インタビューが載っているサイトもあるんですよ。堂珍:いいですね。昨年、その『醒めながら見る夢』の撮影で京都へ行った時に、空き日に映画館を調べて観に行ったんですけど、このサイトならすぐに探せますよね。土地勘のない場所ならなおさら便利ですね。―――どんな映画が好きなんですか?堂珍:SFが好きですね。わかりやすいのがよくて、ハッピーエンドの映画が好きなんですよね。ちっちゃい頃に観た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんか最高だったじゃないですか。やっぱりね、映画もライヴもハッピーエンドじゃないとダメですね。ほかには、アーティストが出ている映画も観ておきたいし、ジブリはもう永遠じゃないですか。―――『映画MovieWalker』は作品から上映している映画館を探すこともできるんですよ。堂珍:ツアーメンバーとコミュニケーションをとるためにみんなで盛り上がって観に行ったりしたので、次のライヴツアーで地方に行く時にはぜひこのサイトで映画を探して観に行ってみたいと思います! 野球とゲームがお好きな事は事前に伺っておりましたが、やはりその話題になるととても盛り上がりました。お会いするまではクールな印象を持っていましたが、とても熱くそして無邪気な方でした! 堂珍さん、ありがとうございました! 今回ご紹介したコンテンツも使い放題の 「スゴ得コンテンツ」 では、ドコモスマートフォンで毎月380円(税抜)を支払うと、ニュースも、乗換も、レシピも、約120種類という豊富なコンテンツが好きなだけ利用できるサービスです。更に初回お申し込みから月額使用量が31日間無料! 是非チェックしてみてくださいね。エキサイトでは「著名人にインタビューしました」というお題で特別シリーズを展開しています。他にも話題の著名人のとっておき情報を公開中! 特集「あの著名人はどんなアプリを使ってるの?」(スマホ用サイト) ■堂珍嘉邦プロフィール1978年11月17日生まれ。広島県出身。2001年3月にCHEMISTRYとしてデビュー。ヴォーカルデュオの代名詞となり、CD総売上枚数1800万枚を誇る日本を代表するアーティストに。2012年、ソロミュージシャンとして活動を開始。2012年11月に自らの音楽性を“耽美エント(耽美+アンビエント)Rock”と命名し、両A面シングル『Shout / hummingbird』でソロデビューを果たす。2014年3月に最新『Bronze Caravan』をリリース。現在、今作を引っさげての全国ツアーを開催中。2009年には映画『真夏のオリオン』で俳優としてもデビュー、2011年には音楽劇『醒めながら見る夢』で主演を務めた。来る5月17日には初の主演映画『醒めながら見る夢』が公開予定。
2014年05月02日(画像はプレスリリースより)名古屋の「ラシック」に株式会社オガダ・ジャパンは名古屋市の「ラッシク」に「五嘉茶 OGADA-ゴカチャオガダ-」を4月11日にオープンしました。五嘉茶は韓国の伝統茶のスタイリッシュカフェとして人気です。五種類のお茶「五嘉茶」とは「五種類の美しいお茶」という意味です。韓国の伝統的なお茶「韓方茶」をオリジナルにブレンドしたもので、代表的な五種類のお茶は韓医の監修によるもの。ノンカフェインで従来の健康茶に比べて飲みやすいそうです。また、五種類のお茶以外にも、「雑穀」「柚子とカリン」のスムージー、高麗人参、果物を使用したジュースなども提供しています。美容と健康がテーマのドリンク、是非味わってみたいですね。期間限定での出店「五嘉茶」は2009年に韓国で誕生しました。その後、韓国で70店舗以上に拡大、国際イベントなどにも出店するほどの人気です。日本での第一号店は「MARK IS みなとみらい」。今回は名古屋市栄のラシックB1Fへの出店です。期間は4月11日~9月末の期間限定、営業時間は11:00~21:00の予定。【参考サイト】▼PRTIMES「名古屋ラシックに「五嘉茶 OGADA」誕生!」▼五嘉茶 OGADA
2014年04月15日約1年ぶりの2ndソロアルバム『Bronze Caravan』をリリースするCHEMISTRYの堂珍嘉邦。ツアーを共に回ったバンドメンバーや海外のミュージシャンなど、多彩な音楽家との共同作業から生まれた本作は、ソロ以降の先鋭的な音作りをさらに推し進めた内容となった。ギターロックからエレクトロニカまで多彩な音楽的要素を吸収しつつ、その歌声には彼らしい艶かしさが宿っており、ポップミュージックとしても一級の輝きを放っている。堂珍嘉邦は今作をどんなコンセプトの元で作り上げたのか、その音楽観と創作プロセスをじっくりと聞いた。 ■約1年ぶりの2ndソロアルバム『Bronze Caravan』は、ギターロックやエレクトロニカ、その他にも様々な要素を取り入れつつ、バンド的な躍動感を感じさせる力作です。まず、どんな作品にしたいと考えて制作に入りましたか? 昨年1stアルバムをリリースして、ツアーを終えたところで、バンドとしての手応えを感じたんです。そこで、もう少しメンバーがステージで“炸裂している”姿が見たくなったというか、もっとそれぞれのポテンシャルを引き出したいと思うようになって。自分の曲にもいろんなアプローチがあると思うのですが、1stアルバム『OUT OF THE BOX』で“枠からはみ出た”自分が、2ndアルバム『Bronze Caravan』で“キャラバンでさらに遠くに引っ張っていく”という流れですね。■「メンバーのポテンシャルを引き出す」というテーマは、曲作りの段階から考えていたのでしょうか? そうですね。曲作りもメンバーと一緒にやったほうが早いじゃん、と思って。それに、メンバーのポテンシャルが炸裂するということは、もっと自分のよさを出さないといけない。やっぱり、メンバーがノッていれば、ボーカリストとしてもノれますしね。あとは歌詞の部分で、自分が伝えたいものをしっかり書こう、と考えました。■今作の歌詞はドキッとするようなフレーズ――辛辣な部分もあるし、ハッピーな部分もあって、感情の振り幅が広いと感じました。そのときに思ったこと、サウンドに呼ばれて書いたことが、結果として幅広いものになったんです。たぶん自分自身が、音楽も含めて多くのことにチャレンジしたいと考えているからでしょうね。ひとつに決めてしまうより、自分のいろんな面をまだまだ広げていきたい。おかずは色んなものがあって、少しずつ食べるほうが自分もうれしいんです。自分の過去の経験や夢に見た景色が明確にあるから、書けることはたくさんある。それは、自分の経験値だと思っています。■歌詞だけでなく、楽曲自体からも“幅広さ”は感じられます。ロマンチックな世界と、現実的な視点、総合力を使って音楽的に煮詰めていく部分がミックスされているように思いましたが、音作りのプロセスは? デモのときはとにかく想像力をふくらませて、アイデアを残していきました。まずは好き勝手にやって、気になる部分はあとで考えようと。そうして、ミックス段階では作業しながら、具体的にどうするかを話し合っていく……という流れでしたね。かなり音を重ねているので“コンプ感”が出ています。■84年にマンチェスターで結成され、90年前後に人気を博した4人組バンド“The Railway Children”のGary Newby(Vo,Gt)とも共作をしていますね。 制作作業はロンドンに行って、スタジオに2人で入って、実際に演奏しながらメロディを付けていったんですが、気さくな兄さんというか(笑)。向こうも向こうで、「弟というか、同級生と久しぶりにあったような気分だよ」と言ってくれました。僕も楽しかったし、彼も楽しんでくれていたみたいです。■The Smithの少し後に出てきたバンドで、かつてはとても美形でした(笑)。今はちょっとポッチャリしていますけど(笑)、人も曲も、すごく爽やかなんですよね。いつもはけっこう無口らしくて、シャイな感じはしました。実際の作業としては、Garyがコードを弾いてくれて、そこに自分がメロディをのせていく、という感じ。お互いに遠慮せず、ギタリストとボーカリストに徹して、アイデアを出し合って。僕も、途中で気に入らないコード進行があったら、「違うコードにしてくれ」と言いました。■そこで生まれたのが、5曲目の「Reminisce」と、最終曲として収録された「To the end for me」。最初に「Reminisce」を作ったのですが、曲が煮詰まってきたところで一度ストップして、「せっかくだからもう一曲」ということで作ったのが、「To the end for me」だったんです。いちから作ったらギターとボーカルだけで成立してしまって、あとからリズムやベースも入れてみたんですけど、結局は合わなくて。これまで、ギターとボーカルだけというのはやったことがなかったけれど、自分の好きなアーティストもやっているし、セミアコで弾き語る感じもすごく好きだったので、結果的にいい曲に仕上がったと思います。タイトルについては、デタラメ英語で歌っているときに出てきた、“トゥジエンフォミー”というのを文字に起こしてみたら、“終着地点に向かって”という意味になったので、ラストにピッタリだなと。■「To the end for me」はアルバムを締めくくる、憂いを帯びた楽曲ですね。ロンドンという環境が大きかったかもしれません。日本なら自分のことを知っている人がたくさんいて、街で指を差されることもありますが、ロンドンでは自分のことを知らない人だらけで、自分がポツンと浮き彫りになった感覚があったんです。そこで、自分が何をやるのか、ということが整理されて、一番シンプルなものが出てきたというか。それと、Garyと作業をしているとき、自分や日本の音楽シーンにはない、UKっぽいものを感じたんですよね。自分が聴いていた90年代の音楽と、日本の音楽に強い影響を受けてきた自分の音楽、そして、2001年にデビューしてからこれまでやってきた音楽と、色んなものが混ざって、出たひとつの答えがこの曲で。それがすごく繊細で物悲しげなものだったから、ギターとボーカルがすごくマッチしました。■一方で、3曲目の「Hey! Mr.」のように言葉遊びが全開の曲もあります。コーラスも含めて、ボーカリストとして要求されるものがかなり高い曲ですね。CHEMISTRYでのコーラスとはまた違って、ブリッジのところで“ぶっ壊れ気味のサラリーマンの聖歌隊”みたいなイメージで歌ってみたり、奇声を入れてみたり(笑)。歌詞も自分なりの曲がりくねった言葉で、皮肉も入っているし、マジメなものじゃないから、不思議とそういうものがハマるんです。■歌詞はキーワードを起点に、連想ゲーム的に作っていった感じですか? いや、むしろ即興で当てずっぽう状態でした(笑)。ライヴでやるときは、基本的にはCDの音源を忠実に再現しようとしています。■本当に色んな表情のあるアルバムですが、2曲目の「It's a new day」は堂珍さんのやさしい部分が出たメロディだと思います。あらためて出発をする、というのはそうとうな決意が必要で、その裏側にある切ない部分も、うまく表現できたと思います。ソロでの再出発、みたいなことはあまり深く意識していないけれど、そういうテーマがサウンドにうまくハマって。Sigur Rosというと少し違うかもしれませんが、北欧っぽさは意識しています。こういう曲が好きな若い男の子なんかが、ライヴに来てくれるとうれしいですね。■Sigur Rosもそうですが、ヨーロッパ的なギターサウンドは随所に出てきますね。タイトル曲「Caravan」についても聞かせてください。耽美なものは奥深く、気持ちいいし、落ち着きます。ただ、それに浸っていると、攻撃的になってみたり、皮肉を言ってみたりしたくもなるんですよね。「Caravan」は、この曲が突破できれば、僕のアルバムを好きになれるよ!という試金石のような1曲です。1曲目に持ってきたのは、はじめに大風呂敷を広げて、“やらかしたかった”から(笑)。そういう意味では「It's a new day」が1曲目だという考え方もできるので、曲間を短めにしてもらったりしています。■最初にハードルを高くして、リスナーに“かます”というのは面白い発想ですね。ツアーから2作目という流れで、堂珍さんの音楽がリスナーに届いているという手応えはありますか? そうですね。少しずつ、自分が持っているスケール感やイメージが伝わっていると思うし、ライヴの大歓声があって初めて得られる快感を目指したいなって。ライヴは一つ一つが大事で、もっと新しい人たちに聴いてもらいたい、という気持ちでやっています。■堂珍さんの表現衝動がどんどん高まっている、という印象を受けます。少しずつでも、表現していきたいと思います。そういう意味でも、1年に1枚のアルバムとツアーというペースはキープして、走り続けなきゃいけない。バンドとして全国を回るなかで、より“足跡を残す”という意識が高くなっているし、今回のツアーでまた大きく成長したいですね。いっぱいいっぱいな部分もありますが、ガッツで最高のライヴに仕上げます! (取材・文/神谷弘一[blueprint]、撮影/宮腰まみこ)■作品情報堂珍嘉邦 2nd Solo Album『Bronze Caravan』2014年3月5日リリース【初回限定盤】CD+DVD SLCL-002/¥3,800(消費税別) >>購入する 【通常盤】CD SLCL-003/¥3,000(消費税別) >>購入する ・堂珍嘉邦 オフィシャルサイト ・堂珍嘉邦 エキサイトミュージック撮り下ろし特集
2014年03月12日嘉飯(かはん)地域(飯塚市、嘉麻市、桂川町)の3市町と、福岡県で構成する「嘉飯都市圏活性化推進会議」の地域振興プロジェクトの一つである「嘉飯デザートラボ」は、「お菓子のふるさと 嘉飯地域」という地域の魅力を人々に強く発信するためのシンボルイベント「嘉飯デザートラボ SWEET FES.2013」を1月27日に開催する。「プレミアムスイーツバイキング」では、筑豊・嘉飯から発信されている創作スイーツ「KUROSELECTION」全8品目を含む、20店舗45種類の食べ放題を実施。時間は、全5回(11時、13時、14時30分、16時、17時30分)の入れ替え制で、1回60分となる。料金は、前売り券が1,800円、当日券が2,000円、小学生未満(乳幼児含む)は500円。開催場所は、イイヅカコスモスコモン1F展示ホール(福岡県飯塚市飯塚14-66)とのこと。「1day shop~筑豊・嘉飯のお菓子代集合」は、嘉飯エリアの銘菓(焼き菓子やおまんじゅうなど)が集合する物産展。出店予定店舗は、やぶれ屋、大屋菓子店、ふたせ饅頭本舗、羊羹工房 渕上、亀屋延永、宮ノ上げんき、市来葡萄園、伴屋、菓子処ふじい庵、福庵、飯塚高等学校となっている(12月20日時点)。開催時間は、11時30分から17時30分。商品が売り切れ次第終了となる。入場無料。なお、1月27日から3月8日にかけて、嘉飯デザートラボ参加店を巡る「嘉飯デザートラボ スタンプラリー」も開催するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日中島美嘉が、自身の出演するCASIO(カシオ)のレディースウォッチ「SHEEN(シーン)」のCM曲を収録したNEWシングル「初恋」を、2012年12月5日(水)にリリースした。また、「SHEEN」購入者を対象としたキャンペーンも実施している。「SHEEN(シーン)」は、シンプルながら大人の遊び心を“輝き・煌き”で表現し、デザイン性と便利な機能を持った、カシオのレディースウオッチ。CMには中島美嘉が出演しており、自身が書き下ろしたソング「記憶」を同作品の中で披露している。「SHEEN」は”輝き”という意味を持つことから、「輝きとは、大切な人と過ごしたり、何かに向かって頑張っている時間や瞬間にある」という中島美嘉の思いがCMソング「記憶」に込められている。SHEEN購入者には中島美嘉がセレクトした”輝く時を過ごすためのプレミアムアイテム”が抽選で当たる【SHEEN プ レミアムキャンペーン-時に磨かれ、輝くひとへ-】を2013年1月15日(火)まで実施する。プレゼントアイテムには高級ホテル宿泊券や、中島美嘉の愛用グッズ等、豪華なラインナップが揃う。SHEENキャペーンサイト元の記事を読む
2012年12月21日映画『今日、恋をはじめます』に楽曲を提供している中島美嘉、ガールズバンド「SCANDAL」らによるライブイベントが12月3日(月)に東京・渋谷のクラブ「渋谷 O-EAST」にて行われ、サプライズゲストとして映画に主演している武井咲と松坂桃李も出席。1,000人の観客で埋め尽くされた会場は大きな盛り上がりを見せた。水波風南による累計900万部突破の人気コミックを、旬な2人を主演に迎えて実写化。地味で真面目なダサ女と学年一のモテモテ男という一見釣り合わない2人が惹かれ合い、恋を通じて成長していく様を描く。「SCANDAL」、「LGMonkees」、「MAY’S」に続いて中島さんが4番目に登場したが、武井さんと松坂さんは中島さんの「初恋」を観客と一緒に最前列で鑑賞し歓声を送った。武井さんは「すごい目の前で聞かせていただき感動しました!映画の中でもグッとくるシーンで使われていますが、生で聴くと歌詞を感じるんだなと思いました」とウットリとした表情。「ありがとう、ごめんね」という言葉がサビで登場するが、「私の好きな男性のタイプが『ありがとう』と『ごめんね』が言える人だったので、共感しました!」と興奮気味に語った。松坂さんも「本当に胸が震えました」と感激の面持ち。「(劇中の)2人の気持ちを想像して共感する気持ちが伝わりました。聴いていて撮影した頃がフラッシュバックしてきました」と笑顔で語った。中島さんは「初恋をしているコも、私たちの世代で2度目の初恋している人も、聴いてキュンとなってくれたら」と歌に込めた思いを吐露。松坂さんに初恋の思い出を尋ねると「初めて付き合ったのは中二のときでしたが、中三になって『好きな人ができた』とフラれてしまいました。あとから知ったのですがそのコは僕の親友と付き合ってました…。いまとなっては甘酸っぱい」と苦笑交じりで告白。客席からは悲鳴のような歓声が上がり「私が付き合いたい!」と絶叫する女性ファンの姿も見られた。一方の武井さんは「中学の3年間、ずっとひとりの人に片想いしてました」と明かし、人気絶頂の美男美女の意外とも言えるうまくいかない恋模様に客席はざわめいた。中島さんに続いてラストバッターとして登場した「7!!(セブンウップス)」が、最後の最後で披露したのは映画のテーマ曲である「弱虫さん」。ここで壇上には「7!!」の面々のみならず、武井さんに松坂さん、そして中島さん、「SCANDAL」に「LGMonkees」、「MAY’S」とこの日の出演陣が全員集合し、熱唱に合わせて観客と一緒にタオルを回した。武井さんは満面の笑みで「このメンバーでバンドでも組んじゃおうか?」と奇抜な提案をし、客席は期待を込めて拍手と歓声に包まれた。『今日、恋をはじめます』は12月8日(土)より全国東宝系にて公開。なお、本作に参加している12組のアーティストによるオフィシャル・アルバムは12月5日(水)に発売開始。■関連作品:今日、恋をはじめます 2012年12月8日より全国東宝系にて公開© 2012映画「今日、恋をはじめます」製作委員会 © 水波風南/小学館
2012年12月03日今年4月にソロ活動の始動を発表したCHEMISTRYの堂珍嘉邦が、ソロとして休止後初のワンマン・ライブ『堂珍嘉邦 A La Musique』を渋谷公会堂にて10月8日に開催した。この日は、1日限りのスペシャル・ライブとあって、全国から多くのファンが駆けつけた。堂珍にとってこの日は、ソロアーティストとしての新たな一歩となる記念すべきステージ。そのオープニングを飾ったのは、彼が自分にとってのロックの原点と語る、ザ・ビートルズの『Helter Skelter』。バンドを従えて歌う姿は、これまでの彼のイメージを覆すロック色あふれるアグレッシブなものだった。冒頭で「いろいろなタイプの曲を演ります」と語った通り、時にギターを時に鍵盤を奏でながら、様々な堂珍嘉邦の引き出しを見せてくれた。また、自らが作詞作曲を手掛けた『Shout』と『hummingbird』の制作秘話を語りながら、11月14日(水)にリリースされるソロデビュー作となるこの2曲を披露した。途中MCでは、今回のカバー曲としても選んだ『Rootless Tree』の意味に込められている「自分の根っこをしっかり生やしていきたい」という決意表明をし、新たなスタートの火蓋を切った。全20曲熱唱し終えた後も、会場からは大歓声が止まなかった。なお、このライブを写真に収めた「メモカぴあ」を実施中。
2012年10月10日歌手の中島美嘉が10日、都内で行われた人気シリーズの最新作『バイオハザードV:リトリビューション』のプレミア試写会にサプライズ登場し、日本版主題歌「明日世界が終わるなら」を熱唱した。中島がファンを前に、歌声を披露するのは約1年ぶりだといい、「緊張しましたが、終わってスッキリしましたね」とホッとした表情。素足で情感豊かに歌い上げる中島の姿に、応援ゲストとして駆けつけたタレントの松嶋尚美も「やっぱり生で聞くといいね。それにすっごく心をこめて歌うんね」と感激していた。その他の写真中島は前作に引き続きアンデッド(ゾンビ)役で出演。今回は、主演のミラ・ジョヴォヴィッチと本格的な対決シーンを撮影し、「すごく楽しかったです」と笑顔。ジョヴォヴィッチからアクション指導を受ける場面もあったといい、「いろいろ教えていただきました。気さくで優しい。すごくいい人なんですよ」と思い出話も披露した。一方、中島と親交があるという松嶋は、昨年12月に第一子となる男児を出産していることから、「子どもを守らないといけないシーンがあるでしょ。あれはハラハラして『早く終わって』と思った。お母さんになると、映画の観方も変わった」と語った。ちなみにこの日の衣装は、中島が劇中で実際に着用していたドレスだそうで、「最近5キロやせたので、やったと思って着たら入らない…。美嘉ちゃん、どんだけ細いの!」と驚きの声を上げていた。本作は、アンブレラ社が開発した、アンデッド(ゾンビ)へと姿を変えてしまうT-ウイルスが蔓延した世界を舞台に、アリス(ジョヴォヴィッチ)が新しい仲間とともに再び戦いを挑む姿を3Dで描いたアクション作。ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリーら過去作に登場したメンバーが再集結するほか、謎に包まれた女スパイ、エイダ・ウォン役には中国の女優リー・ビンビンが起用されており、バラエティ豊かな女優陣が顔を揃える。『バイオハザードV:リトリビューション』9月14日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月10日クールビューティ歌姫の熱愛発覚!アーティストとして幅広く活躍する中島美嘉が、バレーボール日本代表のスーパーエース、清水邦広と熱愛中であることが22日、報じられた。交際は約半年前にスタートしていたようだ。現在は中島が清水の住む大阪府内に通うかたちでデートを重ね、交際を続けているとか。クールビューティな歌姫の熱愛報道が注目を集めている。今後の2人の行方は?お相手とされた清水選手は2008年の北京オリンピックにもチーム最年少で出場。「ゴリ」の愛称でも親しまれ、ファンからも愛される存在で、いまやバレーボール界のトップエースとなっている。まさにビッグカップルの誕生だ。身長差は約32cmというが、2人のあいだに溝はなさそう。音楽関係者によると、中島はバレーボール好きで、これまでにもプレミアリーグの試合をたびたび観戦に訪れていたのだという。清水の所属するパナソニック-パンサーズの広報担当は、プライベートなことなので、と明確なコメントを避けたそうだが、否定することはなかった。今後、このカップルの行方が注目されそうだ。元の記事を読む
2012年03月23日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日角田光代のベストセラー小説を映画化した『八日目の蝉』の完成披露試写会が4月18日(月)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、歌手の中島美嘉が主題歌「Dear」を熱唱した。耳管開放症を患い、昨年10月から活動休止に入った中島さんが、公の場で歌声を披露するのは今回が初めてとなる。中島さんは昨年10月下旬、6作目のアルバム「STAR」のリリース間近に耳管開放症の症状悪化に伴い、制作、プロモーションを含めて全てのアーティスト活動を休止。デビュー10周年を記念して、自身初となる日本武道館、そして大阪城ホールで行われる予定だったライヴも中止が発表された。その後、治療に専念した中島さんは、順調に快方に向かい、新曲「Dear」で活動を再開することに。“これぞ中島美嘉”といえる仕上がりのバラードで、中島さんの復活を鮮明に印象付けている。そんな中島さんが昨年10月に行ったという番組収録以来、約半年ぶりに歌声を披露。復帰を待ち焦がれていたファンから「おめでとう」の声も聞こえる中、中島さんはステージ上で素足になって準備万端。そして休養前と変わらぬ圧倒的な歌声で、会場を温かく包み込んでいった。これには舞台挨拶に登壇した主演の井上真央も「いろんな感情を思い出してしまって…」と感激の涙。その後は言葉にならなかったのか、多くは語らずに感動に浸っていた。中島さんは「映画を観てから作った楽曲なので、映画と一緒に楽しんでもらうのが一番合うはず。恋人や家族愛も含めた、大きな愛を歌っている」と楽曲への思いを明かした。『八日目の蝉』は不実な男とその妻の子供を誘拐した女・希和子、その誘拐犯に愛情いっぱいに4年間育てられた娘・恵理菜(井上さん)の数奇な運命を通して、女として生まれたことの痛ましいまでの悲しみ、そして生き抜く強さを描く。「撮影中は『こんなに壁にぶつかるなんて』と思うほど、悩みに悩んだ役柄で、思い入れも強い」と井上さん。「観終わった後に、一筋の光や希望、生命力を感じてほしい」とアピールしていた。舞台挨拶には井上さんをはじめ、永作博美、森口瑤子、そして成島出監督も出席した。『八日目の蝉』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「八日目の蟬」製作委員会■関連記事:三池崇史監督、永作博美の授乳シーンに思わず興奮!?「オレが演出したかった」井上真央×永作博美 実力派女優が共演『八日目の蟬』試写会に25組50名様ご招待難題や事情を抱えた世の女性たちへ『八日目の蝉』成島出監督が花束のエール!井上真央が新境地に挑む『八日目の蟬』完成披露試写会に10組20名様ご招待永作博美『八日目の蟬』で自ら髪を切る!「サッパリして良かった」とあっけらかん
2011年04月18日耳管開放症を患い、昨年10月より活動を休止していた歌手の中島美嘉が、4月公開の映画『八日目の蝉』の主題歌となる新曲「Dear」で活動を再開することが発表された。中島さんは昨年10月下旬、6作目のアルバム「STAR」のリリース間近に耳管開放症の症状悪化に伴い、制作、プロモーションを含めて全てのアーティスト活動を休止。デビュー10周年を記念して、自身初となる日本武道館、そして大阪城ホールで行われる予定だったライヴも中止が発表された。その際、「ライヴを楽しみにしてくれたファンに対してお詫びしたい」という本人の希望で、武道館、大阪城ホールでは全公演分、中島さん自身が姿を現し、中止の発表にもかかわらずつめかけたファンに向けて、異例のお詫びを行った。その後、治療に専念し順調に快方に向かっていき、このたび、新曲「Dear」で活動を再開することに!今回のリリースは先述の6作目アルバム「STAR」以来、半年ぶり。表題曲「Dear」は、昨年USEN総合チャートで年間1位に輝いた名曲「一番綺麗な私を」と同じく、杉山勝彦の手による“これぞ中島美嘉”といえるバラード曲に仕上がっている。カップリングは先の中止になったライヴの際に、武道館と大阪城ホールで中島さんの挨拶が終わった後に、ファンから合唱が起こった「A MIRACLE FOR YOU」をリアレンジ&再レコーディングして収録している。4月27日(水)のリリースを前に、22日(金)からは、こちらもファン待望の全国ツアー「MIKA NAKASHIMA CONCERT TOUR 2011 【THE ONLY STAR】」がスタートする。初日のサンシティ越谷から7月まで、全国33本に及ぶ大きなツアーとなっており、ここで中島さんの元気な姿を生で見られそうだ。映画は直木賞作家・角田光代の初の長編同名サスペンスが原作。永作博美演じる希和子は、不倫相手の赤ん坊を誘拐し逃亡生活を続け、血の繋がりのない娘に愛情を注ぐが、4年の逃亡の末に逮捕される。このときの赤ん坊・恵理菜は、本当の家庭に戻るも、そこに彼女の居場所はなく、やがて大人になった彼女は皮肉にも不倫相手の子供を身籠ってしまう――。この恵理菜を、これまでのイメージを覆し井上真央が熱演。希和子と恵理菜の“母娘”の姿を通じて女の性(さが)を残酷に、そして力強く描き出す。中島さんは活動再開に際し「昨年、休養発表をした際にファンの方や関係者の方からたくさんの温かい励ましを頂きました。この場を借りて感謝申し上げたいと思います。休養中でも、みなさんのお陰で必ずあの舞台に戻る!という決意が揺らぐことはありませんでした。本当にありがとうございました。4月からの全国ツアーではいつものように毎回激しく緊張するかと思いますが、私にとってライブは感謝を直接伝えられる場所。恩返しのつもりで私のベストを出したいと思います。特に気持ちは100%出し切るつもりで頑張ります。一緒に幸せになれたら最高です!」と力強いコメントを寄せてくれた。映画については「登場する方たちがそれぞれ長い間、秘密を抱えてその痛みが愛に変わってゆく心の深いところでの人と人の繋がりというものを感じられました。そんな素晴らしい映画のお手伝いをさせて頂けることをとても光栄に思い、精一杯がんばらせていただきます」と意気込みを語る。井上さんは「ファンのみなさんと同じく、中島美嘉さんの復帰はとても嬉しいですし、この映画のために素敵な曲を書き下ろして下さったことをとても光栄に思っています。中島さんは以前から好きでよく聴いていましたが、今回のバラード曲も何度もリピートして聞いてしまうほど、とってもいい曲で大好きです。映画と共にみなさんのもとへお届けできる日を私も楽しみにしています」と喜びのコメントを発表。恵理菜の感情がスクリーン一杯に溢れ出すシーンで終わるという本作。「恵理菜の思いをこれ以上ないほどに表現してくれるに違いない、と確信しオファーした」と本作の石田雄治プロデューサーは語る。なお、本作の前売鑑賞券発売が2月11日(金・祝)より全国の劇場窓口にて開始。特典として作品のタイトルにちなんで「セミクリップ」がついてくることに。限られた命しか生きることのできない蝉の鳴き声よりも、強く、切なく――。中島さんの歌声は、映画を観終わった女性たちの心にどのように響きわたるのか?「Dear」は4月27日(水)リリース。『八日目の蝉』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「八日目の蟬」製作委員会■関連記事:井上真央の切ない笑顔に引き込まれる!『八日目の蟬』特報が解禁井上真央が不倫相手の子を身籠る妊婦役で新境地!共演に永作博美
2011年02月10日辻仁成の同名小説を中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』の主題歌を中島美嘉が担当することが決まり、中山さん、中島さんからそれぞれコメントが発表された。中山さんにとって12年ぶりの映画復帰作であり、『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督の手による本作。タイのバンコクでの出会いを皮切りに25年の時を超え、東京、ニューヨークと舞台を移しながら、燃えるような一瞬の恋が切なくも美しい永遠の愛へと昇華していくさまが描かれる。中山さんの相手役を務めるのは西島秀俊。大人のラブストーリーにふさわしい2人がどのようなやり取りを繰り広げるのか?楽しみなところ。中島さんが映画の主題歌を歌うのは『永遠の詩』以来2年ぶりのこと。今回の「ALWAYS」では、昨年TVドラマ「流星の絆」の挿入歌として話題を呼んだ「ORION」でも中島さんとタッグを組んだ百田留衣が作詞・作曲を担当。「キミが笑うだけで、明日が見える。例え過ちだとしてもかまわない。今はただ…」と、この映画の情景にぴったりの切ない愛が紡ぎ出される。中山さんは「忘れたことにしない、なかったことにしない、愛すること、愛したことに一生懸命向き合う沓子の切なさや、想いの深さが存分に込められていて『一瞬の恋が、一生の愛へと続いていく』という映画の世界観を、音楽という別の側面で表現していると思いました」と中島さんが歌い上げる世界観を絶賛。「この作品のテーマとも言える『愛されること、愛すること』の愛することは永遠でありつつも、いつまでも感じることだと思います」とこの主題歌と合わせて、映画に込められたメッセージを改めて強く感じた様子。中島さんも「切ないシーンにも合う楽曲に仕上がっていますので、ぜひ映画と共に音楽も楽しんでいただけたら嬉しいです」と喜びのコメントを寄せてくれた。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。「ALWAYS」も来春リリースを予定。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月07日