俳優・佐藤健による書籍「るろうにほん 熊本へ」の発売記念会見が4月16日(日)に行われ、佐藤さんが記者陣に熊本の“うまかもん”名物だご汁をふるまった。佐藤さんは、熊本への特別な思いを語った後、「映画の撮影で訪れて、そこで初めてくまモンと出会って。それからマブダチなんですけど(笑)」と、無類のくまもん好きであることを告白し、大きな笑みを広げていた。佐藤さんにとって、熊本県は映画の撮影で度々訪れている縁の深い土地。撮影地であり、自身の代表作でもある映画『るろうに剣心』と、「日本」を掛け合わせたオリジナルの言葉がタイトルになった書籍「るろうにほん 熊本へ」は、熊本地震の復興を願って佐藤さん自らが企画した1冊。売上の一部を熊本の地元自治体へ寄付することも発表されている。この日、はじめに1分間の黙とうをささげた佐藤さんは、出版までの道のりについて、震災後、自分にできることがないかを考えていたという。「復興支援本とでも言うんでしょうか。以前、熊本に炊き出しに行ったとき、観光客が減っていることがすごく困っていると聞きました。熊本の素敵な場所や景色、食べ物を改めて紹介することで、足を運ぶきっかけになったらいいという思いで、出しました」と、佐藤さんなりの復興支援の気持ちから生まれたことを明かした。本の撮影は、トータルで4日かかったそうで、地元の人も知らないような、とっておきの穴場なども収められている。佐藤さんは、「僕は、熊本以外の方に作りました。ガイドブックはたくさんあるけど、そういうのには載っていないところが載っています。山の中にある水源とか牧場とか、自然の景色がすごく印象に残っています」と熱弁した。ちなみに、佐藤さんが好きな熊本グルメは、「馬刺しを食べるのは決まり事で儀式みたいなもの。新しく出会ったもので言うと、あか牛のステーキをいただいて。全然肉の質が違うんです!いつもは150gくらいだけど250gくらいいける」と、目を輝かせ饒舌になっていた。「るろうにほん 熊本へ」は現在発売中。(cinamacafe.net)
2017年04月16日テクノポップバンド・プラスチックスの中西俊夫さんが25日、亡くなった。61歳。同日、中西さんの公式Facebookページで発表された。プラスチックスは1976年、イラストレーターの中西さん、スタイリストの佐藤チカ、グラフィックデザイナーの立花ハジメを中心として結成。幾度かのメンバー交代を経て、1979年のデビュー時には3人に加え、後にプロデューサーとして名をはせた故・佐久間正英さんと作詞家の島武実が集まった。結成40周年を迎えた昨年には再結成し、アーカイブ本の発刊やオリジナルアルバムのリマスター盤発売、そしてブルーノート東京でのライブも行っていた。しかし昨年、食道がんであることが判明し、入院療養中だったが、25日午後12時6分に死去。通夜は近親者で3月5日、告別式は翌6日に東京・桐ヶ谷斎場で行われる。ファンのためには、あらためてお別れの会を行うことが予定されている。なお、今月28日に東京・渋谷のHot Butterred Clubでのイベントは予定通り開催。制作を進めていたシングル「Children of The Radiation」の送付は延期の上、3月中を予定している。
2017年02月26日漫画家・羽海野チカが21日、映画『3月のライオン』(前編2017年3月18日、後編4月22日公開)の感想コメントを寄せた。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。完成した映画を観た羽海野は「もの凄い密度でした。私は漫画を描くときに密度を濃く描くことで(本を)ずっと手元に置いてもらえるのではないかと心がけていますが、映画も本当に密度が濃かった」と絶賛。「大友監督は本当に凄い、大友さんが監督を引き受けてくださって良かったと心から思いました」と監督への感謝を表した。また、主役・桐山零役の神木については、「指し方が美しくて棋士そのもの」と称賛し、「演じているというよりも役として生きている」と、感想を語る。「髪はボサボサで、神木さんが本来持っているかっこ良いところを少しも見せない」姿に、「なんてすごい俳優なんだろうと思いました」としみじみと印象を振り返った。前編でキーとなる島田開八段を演じた佐々木蔵之介については、実はキャラクターのモデル自体が佐々木だったことを明かす。「漫画を描くときは、蔵之介さんの頭蓋骨を頭のなかに思い浮かべて描いています」と執筆中の様子を説明し、「漫画本のなかから現実世界にそのまま出てきたようで、夢のようでした」と喜びを語った。映画全体を通して「兎にも角にもロケーションが素晴らしかった」と、具体的に将棋会館、椿山荘、川本家や幸田家、島田の家、ラストシーンの場所などを挙げる。「漫画のなかのあの家を現実に探し出してくれたんだ! と思うと、もう驚きと感動の連続です」と原作者ならではの感動を示した。羽海野が印象的だというのは「零ちゃんが大声で叫ぶシーン」。「『将棋しかねぇんだよ!』っていう張り裂けそうな声」に胸をつかまれたと語り、「神木さんは、こんなに桐山零のキャラクターを深く掘り下げてくれたのかと、すごく嬉しくなったシーンのひとつです」と改めて神木の演技に感嘆した。
2017年02月21日佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら“2.5次元”系舞台で活躍する若手俳優たちが、“孤独”を抱える若者たちをリアルに演じる映画『Please Please Please』。この度、本作から予告編が到着した。ある地方都市。兄弟のシンジ(佐藤流司)とナオ(佐藤永典)は変わらぬ日常をやり過ごしていた。兄のシンジはデート詐欺で若い女を騙し、弟のナオは3人の仲間たちと架空請求詐欺をしていた。以前、2人は共に居たが、ある事が原因で仲違いし、今は別々に行動していた。シンジは若い女性に甘い言葉を囁き、廃墟で待ち受ける詐欺仲間・アオイ(赤澤燈)のもとへ誘う。シンジの言動に騙された女性は、アオイから貴金属を買わせられる。ナオはアジトである潰れた映画館で、詐欺の実行犯をさせるため、弱みを握った教師を取り囲んでいた。そんな中、仲間の一人である、ダイの裏切りが発覚する。誰にも打ち明けず、ミュージシャンを目指していたシンジは、音楽スタジオの男にデビューの話を持ちかけられる。そのためには、ある程度の金が必要だと。そんなとき、ナオは先輩から不思議な機械を売り捌けと命令される。金が必要となったシンジ、不思議な機械を売れと命じられたナオは、偶然にもある老婆の家で再会する。詐欺に陥れようとしていた兄弟に老婆は親切にし、大金を2人に渡す。そんなとき、以前シンジに騙されたアミが兄弟や彼らの仲間のことを調べまわっていた。大金を手にした兄弟はお互いの夢を叶えるべく動き出す。そして、老婆の優しさに触れ、兄弟に僅かな良心が芽生えていた。が、それは全ての終わりへの始まりであった…。遊びのように詐欺を働く若者たち、騙される女たちや大人たちが複雑に絡み合いながら、次第に皆が、少女の妄想の世界へと迷いこむ。「どうして彼らはあんな事をするのか?どうして私は彼が好きなのか」。『反抗』『私の悲しみ』『縁(えにし)The Bride of Izumo』の堀内博志が監督・脚本を務めた本作。堀内監督が温めていたという青春映画の本企画には、ミュージカル「刀剣乱舞」やライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」など人気作品に多数出演する佐藤流司や、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優の佐藤永典と赤澤燈ら3人がメインキャストに配役。そのほか野川大地、栗原卓也、黒羽麻璃央、小笠原健、上田悠介ら若手俳優陣が共演する。今後の活躍に大きな期待が持たれる彼らが、時にリアルに、時にファンタジックに物語を演じる本作の予告編が公開された。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日駅チカ(=駅の近く)で楽しめるイルミネーションイベントが、都内各所で開催されています。今年初登場のスポットから、毎年人気のスポットまで、おすすめのイルミネーションを厳選してご紹介します。東京ミチテラス2016(東京・丸の内エリア)「東京ミチテラス2016」が、東京駅で開催されます。期間は2016年12月24日~12月28日です。期間限定のロマンティックなイルミネーションイベントをチェックしましょう!●丸の内が光に包まれる!今年の展開テーマは”Harmonious”(ハーモニアス)です。歴史と未来と文化が共存し、世界が注目する都市文化の中心地「TOKYO CENTRAL」にふさわしい、特別な光の空間が創出されます。行幸通りには、バルーンイルミネーションとLEDを使ったイルミネーションや、樹木イルミネーションによる上質な光と音の空間演出『ハーモニアスひかりアベニュー』が登場。あたたかい光と音の演出で、丸の内の夜を包みます。●人気映画とコラボしたコンテンツが登場また、大手町・丸の内・有楽町エリアでは、興行収入194 億円(11月28 日現在)を突破した、空前の大ヒット映画「君の名は。」とのコラボレーションによる『映画「君の名は。」コラボレーション ひかりメッセージツリー』が実施されます。参加型のARアプリによるインスタレーションを楽しみましょう。【イベント情報】東京ミチテラス2016期間:2016年12月24日(土)~12月28日(水) ※「ひかりメッセージツリー」は12月16日(金)より開催予定。場所:東京・行幸通り/丸の内エリア東京駅グランルーフLight on Train(東京駅グランルーフ)東京駅八重洲口のグランルーフに「光のプラットフォーム」が誕生。プロジェクションマッピングによって壮大な世界が描き出されます。【イベント情報】東京駅グランルーフ Light on Train期間:開催中~2016年12月25日(日)場所:JRを東京駅八重洲口グランルーフ、八重洲口駅前広場詳しくはこちら!暖イルミ青や白のイルミネーションが主流の中、マーチエキュート神田万世橋で楽しめるのはレンガの色を活かした暖かいイルミネーション。レンガ造りのアーチを暖炉に見立て、フォトジェニックな空間を演出しています。暖イルミ期間:開催中~2017年2月19日(日)場所:マーチエキュート神田万世橋詳しくはこちら!新宿ミナミルミ 『FLOWER Illumination ~ゲスト 1 人 1 人が華となり色づく光の世界~』新宿南口で例年盛り上がっている「新宿ミナミルミ」。新宿サザンテラス、タカシマヤタイムズスクエア、新宿マインズタワー、JR南新宿ビルなどの施設に、今年はSuicaのペンギン広場が加わります。幻想的な光のガーデンが登場します。定時になるとBGM とともに時刻を告げるフラワークロックのイルミネーションが変化。Suicaのペンギン広場が華やかな演出で彩られます。上質な音楽が紡ぐ贅沢なひとときを提供する音楽イベント「Station LIVE in Shinjuku」も、2 日間限定で開催されるとあって、目が離せません。イルミネーションと合わせて楽しみたいですね!新宿サザンテラスには、オブジェ内に設置されたセンサーに手をかざすと様々な色と音の演出で楽しめる「スマイルタワー」が登場。タカシマヤタイムズスクエアには定時になるとBGMに合わせて光が踊りだすクリスマスツリーが出現します。新宿の街を彩るとっておきのイルミネーションイベントに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。【イベント概要】・新宿ミナミルミ日程:~2017年2月14日(火)場所:JR新宿駅南口付近・Station LIVE in Shinjuku日程:2016年12月23日(金・祝)、24日(土)2日間時間:18:00~18:30、20:00~20:30
2016年12月18日2.5次元系舞台で女性ファンを中心に絶大な人気を誇る佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら若手俳優たちが主演の映画『Please Please Please』が、2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほかにて公開されることが決定した。地方都市でデート詐欺や架空請求詐欺などをして、日々を空虚に過ごす兄弟を中心に、彼らの仲間たちや騙された女性たち、また彼らから搾取し、翻弄される大人たちを、リアルに、時にファンタジックに描いた本作。監督・脚本を務めるのは、『私の悲しみ』でTAMANEW WAVEグランプリ&女優賞の2冠の偉業を達成し、佐々木希主演『縁(えにし)The Bride of Izumo』がハワイ国際映画祭、上海国際映画祭に正式招待された堀内博志。堀内監督が温めていた青春映画の企画に、旬のイケメン若手俳優が集結。デート詐欺で若い女を騙す兄・シンジ役に、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの加州清光役や、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」うちはサスケ役など、人気作品に多数出演し、2.5次元舞台を代表する俳優のひとりとまで呼ばれる佐藤流司。仲間たちと架空請求詐欺を企む弟・ナオ役に、ミュージカル「テニスの王子様」でデビューすると数々の舞台・映画に登場し、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優、佐藤永典。2人が数奇な運命に翻弄される兄弟を熱演。そして、シンジの詐欺仲間・アオイ役には、「Messiah メサイア」シリーズをはじめ「美男高校地球防衛部LOVE!活劇!」箱根有基役、歌劇「明治東亰恋伽」泉鏡花役、そして「男水!」にも出演する赤澤燈が配役。2.5次元を中心に女性ファンを魅力する若手俳優の彼らが、3人の等身大の若者をいかに演じるか、期待が高まる。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日アイウェアショップ「エロチカ(EROTICA)」が、国内外から選りすぐりのアイウェアブランドを集結した期間限定ストア「エロチカ サングラス」をルミネ新宿店 ルミネ2にオープンする。店内では、オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)やレイバン(Ray-Ban)、A.D.S.R.(エーディーエスアール )、ヴォン(VONN)といった既存店でのセレクトに加え、ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)、エナロイド(EnaLloid)などを展開。限定ストアならではの、バリエーションに富んだラインアップは必見だ。また、イタリア・マツケリー社のメガネ用のアセテートシートを加工した鯖江発のアクセサリーブランド「ディロッカ(Dirrocca)」のバングルやリングなども店頭に並ぶ。さらに、「オリバーピープルズ フェア」を同時開催。人気モデルや定番モデルをはじめ、数多くのコレクションが見られる機会になりそうだ。この夏最旬のサングラスを探しに足を運んでみては。【開催概要】EROTICA Sunglass POP UP STORE期間:2016年5月31日(火)〜7月31日(日)場所:ルミネ新宿店 ルミネ2 2F インフォメーション横住所:新宿区新宿3-38-2営業時間:11:00〜22:00TEL:03-3346-0577※期間中、オリバーピープルズの購入者には、先着順でブランドオリジナルのノベルティをプレゼント。(数量限定)
2016年05月20日●プラスチックスの40年間1970年代末から80年代初頭にかけて精力的に活動したテクノポップバンド・プラスチックスが2016年、結成40周年を迎え再結成し、初の公式アーカイブ本『PLASTICS 情報過多 -TOO MUCH INFO-』(発売中 3,800円税別 徳間書店)を刊行。それを記念したトークイベントが5日、都内で行われ、中西俊夫らメンバー3人が登壇した。「Too Much Information」。これは、バンドの1stアルバム『WELCOME PLASTICS』(80年)に収録されている楽曲のタイトルで、その中では、情報に埋め尽くされ記号化していく世界都市・東京の様子がシニカルに歌われていた。それとよく似た副題が冠されたアーカイブ本は、当時の雑誌記事のスクラップなどで、彼らが"どう語られてきたか"、そして現在のメンバーのインタビューや著名人のコメントなどで"今、どう語るか"といった主に2つの視点で構成されている。しかしトークで中西自身も語っているように、バンドはこれまで数度、散発的に再結成公演を行ってきてはいるものの今年に至るまで、活動の空白期間は短くない。そのため、ここであらためて、彼らの活動歴を振り返りたい。○バンドのこれまでと現在プラスチックスは1976年、イラストレーター・中西、スタイリスト・佐藤チカ、グラフィックデザイナー・立花ハジメを中心として結成。幾度かのメンバー交代を経て、1979年のデビュー時には3人に加え、後にプロデューサーとして名をはせた故・佐久間正英さんと作詞家・島武実が集まった。もともとプロのミュージシャンだったのは佐久間さん1人というアマチュア精神を押し出したバンドは、リズムマシン・CR-78による軽快なドラムやシンセサイザーなどのチープな電子音を基調としたテクノポップサウンドを構築する。"ヘタウマ"な演奏と皮肉っぽくも軽く見せた姿勢で評価を獲得し、ザ・スミスやアズテック・カメラといったバンドが在籍した英国の名インディーレーベル、ラフ・トレードからデビュー。逆輸入的に日本でも話題となるとP-MODELやヒカシューと共に"テクノポップ御三家"として、並び評された。以降も、海外ではB-52’sやラモーンズなど名だたるアーティストと共演。国内でも音楽番組など多数のメディアに登場した。1981年、デビューからわずか2年で解散してしまったが、その都市的でシニカルな"キッチュ"に満ちた感覚は、その後もピチカート・ファイヴや、現在ではポリシックス、きゃりーぱみゅぱみゅなどにも受け継がれていると言えよう。そんなプラスチックスの40周年となる今春は、アーカイブ本のほか、さまざまな企画が進行している。4月には、3枚のオリジナルアルバムのリマスター盤をデラックス・エディションとして再発。トーキング・ヘッズの前座を務めた米国・ニューヨークでのパフォーマンスを収めたライブ盤『We Love You Oh No! PLASTICS Live in Central Park NYC 1981』もリリースされた。5月10日には、ブルーノート東京で2部公演を開催する。●トークイベントで明かされたメンバーの思いトークイベントに登場したのは、中西、立花、島の3人。セックス・ピストルズのシャツを着込んだ中西をはじめ、ラフな装いでひょうひょうとした雰囲気を醸し出しているが、全員還暦を迎えていることもあり、テクノポップの立役者であったバンドの一員たる貫禄を見せた。○「あっと言う間」の40年と再発されたオリジナルアルバム3枚「40周年って言っても、実質上(活動していたのは)4年くらいで、後の35、6年はほとんど何もやってないからね」と笑う中西。「あっと言う間に時間がたってしまって、いっぱい人も死んでね…」と、始まりから佐久間さん(2014年に逝去)を思わせる発言を繰り出すと、島も「再結成も2、3回しかないから、4年と2日って感じだよね」と口をそろえる。初となるリマスター盤の発売は昨年、捨てようとしていたカセットテープを聴き返したところ、「再発したい」という思いが強くなったことで、実現に至った。おのおのが特に気に入っているアルバムは、立花は悩みながらも決められず「全部」、中西も「全部だよね」としつつ「強いて言うと『WELCOME PLASTICS』かな」と回答。島が「僕も同じだけど、2枚目(『ORIGATO PLASTICO』)をこないだ聴いてビックリした」と話すと、中西が当時を振り返り「いきなりホワイトアルバム(ザ・ビートルズの10枚目となったアルバムの通称)になっちゃったからね。皆けんかしてるし」と苦笑した。○タイトルミスのライブ盤と島の"几帳面さ"でできたアーカイブ本一連のアニバーサリー企画は、中西によると「島ちゃんがセントラルパークのテープを発見してからの話」。しかし、そのパフォーマンスを収めたライブ盤にミスが発覚した。これに中西は「誰も気がついてないんだけど」と前置きしながら、「(タイトルに)"81"ってあるじゃん。ライブは80年だった」と明かす。テープを掘り出した島も「それが分かった時はすごい焦って」と打ち明け、中西が「Facebookで(告知した時)も誰か気付くかと思ったんだけど、そうでもなくて。すいませんでした」と謝罪。司会から「拡散しちゃって良いんですか?」と問われると、「公表しちゃったんで良いですよ」といたずらに笑ってみせた。一方、初のオフィシャル書籍となったアーカイブ本について、中西は「もっと早く出したかった。何でこんな時間がかかったんだろう…」とコメント。そこで思い出したように「島ちゃんが(資料を)ためこんでたからだ。それを一気に放出したからこんなことに」と話題を振ると、島は「一度も捨てることができなくて…ずっと持ち歩いてた」と告白。舞台上で初めて同誌を読み始めた立花に「しゃべれよ」とツッコミを入れつつ、中西は「うれしいね。当時からインタビューで『写真集出したい』とも言ってたから」と補足した。当時の雑誌記事も掲載されていることには、中西も「チカさんの(出身の)長野の新聞とかね(笑)。よく持ってたね」と感心。それを受けて島は「小さい記事まで全部ファイルに詰めてた。まだまだあるんですけど、出そうと思えば2冊目も」と発言し、観客だけでなくメンバー2人をも驚かせた。そんな島の几帳面さはリマスター盤の特典であるDVDの映像も、VHSに収めていたほどだ。○それぞれのメンバーへの思いその場で一通り読み終えた立花は、同誌内のインタビューで「島ちゃんがすごい僕のこと褒めてくれててうれしかった」と喜びを口にする。島は、「バンドからソロまで(各メンバーの印象は)変わらない」としながら、通読してみると佐藤の語り口が「面白い」など新たな発見もあったようで、「こうして今があるんだなってね」としみじみ。「佐久間くんのインタビューがあれば良かったんだけど、まあ彼はいろんなとこでしゃべってたので」とその不在を惜しみながら、立花には「すごいマジメ…真面目ですね」と称賛を重ねた。そんな2人をよそに、「僕は全部想定内」と中西。メンバーの発言に驚きはなかったというが、著名人として布袋寅泰から寄せられたコメントの「中西さんの目は笑ってなかった」という一文には「ちょっとウケました。『どんだけ怖がられてたんだ』って」とツッコミを入れた。○「ちゃんとやんないとこの先、生きていけない」 - 意気込みの再結成ライブ40年目にして最長の舞台となる再結成ライブについて、中西は「2部のステージなんで(オリジナルの曲を収録しているアルバムは)2枚しかないから1、2回しかやってなかった曲も全部やらないと」と身構えながらも、「集大成的なものにしようかな」と気合十分。立花も「楽しみにしてます。ちゃんとやんないとこの先、生きていけない」と強い意気込みを語った。そんな3人も最年少だった中西が今年還暦となり、全員が60歳超え。「なってしまった。意外とくるもんだな」と感慨を語ると、立花は「なった時にはあんまり…その翌々年に誕生日祝いを皆がやってくれて。それはすごいうれしかった」と振り返る。これに、中西はすかさず「この人、イケズで『還暦のパーティーなんかやんない』って言ってたら本当にスルーされたから、2年後にサプライズでだけどね」と裏側をポロリ。続けて、「でも下手に派手にやると早死にしちゃうからね。まーちゃんみたいに」と佐久間さんをしのぶと、島も「そうねぇ…佐久間くんは派手にやったよねえ」と懐かしんだ。デビュー40周年となったプラスチックス。再結成ライブは10日、ブルーノート東京で2部構成で実施する。なお、それ以降の活動継続も明かしているが、夏フェスなどへの出演については、中西いわく「ちょっと秘密」とのこと。黎明期のテクノポップを支えたそのサウンドに、あらためて耳を傾けたい。
2016年05月09日「ヤングアニマル」(白泉社刊)の人気連載で、羽海野チカ氏が描く『3月のライオン』が、TVアニメ化&実写映画化されることが決定した。『3月のライオン』は、2007年より「ヤングアニマル」にて連載がスタートし、2011年に第4回マンガ大賞、第35回講談社漫画賞一般部門、2014年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した作品。9/25発売の最新11巻では、11人のトップ棋士【羽生善治 名人(王位・王座・棋聖)/糸谷哲郎 竜王/渡辺明 棋王/郷田真隆 王将/谷川浩司 九段/森内俊之 九段/加藤一二三 九段/先崎学 九段/行方尚史 八段/広瀬章人 八段/豊島将之 七段】が出演する「3月のライオン×11人の棋士」キャンペーンでも注目を集めている。■『3月のライオン』ストーリー概要主人公・桐山零は17歳のプロの将棋の棋士。幼い頃、事故で家族を失った零は心に深い孤独を抱え、将棋に対する中途半端さを思い悩みながら日々を過ごしていた。そんな中で出会った川本家の3姉妹(あかり・ひなた・モモ)と接するうちに、零の心は少しずつ溶け始めていく……。河の流れのように進む優しいラブストーリー。TVアニメ化&実写映画化の詳細については、今後「ヤングアニマル」の誌面・WEBにて明らかにされていく予定。今後の続報を楽しみに待ちたい。
2015年09月25日新日本プロレスリングは4月13日、書籍『もえプロスペシャル オカダ・カズチカ』(PARCO出版/税別1,500円)を発売する。2014年8月に刊行された、女性向けのプロレスガイドブック『もえプロ女子のための"萌える"プロレスガイドブック』が発売後わずか3カ月で7,000部を突破。好評を受け、今回、『もえプロ』の特別版として『もえプロ♡スペシャル』の刊行が決定した。『もえプロスペシャル』は、新日本プロレス所属の人気選手に焦点を当て1シリーズ1レスラーをコンセプトに、選手の魅力を紹介していくガイドブック。○"レインメーカー"、オカダ・カズチカ選手シリーズ第1弾は、金の雨を降らせる男"レインメーカー"の異名を持つオカダ・カズチカ選手。「レインメーカー」とは「カネの雨を降らせる男」の意で、一部の試合入場時には「レインメーカードル」と呼ばれるドル札が大量にばらまく演出を行う。オカダ・カズチカ選手は、ルックスの良さと確かな実力を兼ね備え、女性人気も高い選手という。『もえプロスペシャル オカダ・カズチカ』は、オカダ選手のプロレスラーとしての魅力はもちろん、リング上ではなかなか見ることができないプライベートな情報も豊富に盛り込んだ一冊となっている。内容は、「妄想"もえデート"」「オカダ・カズチカ大解剖」「オカダ・カズチカの1日」「萌えるコスチュームの変遷」「萌えるヘアスタイルの変遷」「萌える必殺技」「萌えるキメポーズ」「萌えるマイクパフォーマンス」「教えて! 100問100答 オカダ・カズチカ選手に聞いてみたい100のこと」「オカダ・カズチカが選ぶ名勝負ベスト3」「マネージャー外道だけが知っているオカダ・トリビア」など。4月13日の一般発売に先駆け、4月5日に両国国技館にて開催される春のビッグマッチ「INVASION ATTACK 2015」の会場で先行発売するとのこと。
2015年03月25日神奈川県横浜市の家チカ小型商業施設YOTSUBAKO(ヨツバコ)に、ハーバル&アロマテラピーサロンの「caon(カオン)」が2012年12月13日(木)よりオープンする。東京都成城、ららぽーと豊洲店の次に全国3店舗目の展開となる「caon」は、無農薬・有機栽培で育てたカオンハーブ農園から届く、季節のフレッシュハーブやエッセンシャルオイルを使ったハーバル&アロマテラピーサロン。静寂な空間の中でのトリートメントやリフレクソロジーにより、心身のバランスを整え、本来の美しさを取り戻してもらうことがサロンのコンセプトだ。今回のオープンを記念してサロンでは、12月中に電話で予約をすると、セラピストが選んだ「エッセンシャルオイルのミニボトル5種類」がプレゼントされる。ミニボトルには、オイルのブレンドの仕方やホームケアのレシピも付いてくる。 【「caon」サロン概要】所在地:神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目1番5号営業時間:10:00~21:00TEL:04-532-3188Yotsubako公式サイト:公式サイト:元の記事を読む
2012年12月13日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日