俳優の佐野勇斗が主演を務める、Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』(3月22日世界独占配信スタート)の追加キャストが明らかになり、場面写真と予告映像が28日、公開された。○■『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』、場面写真&予告映像を公開今回、公開されたのはハチ(佐野)とイジ―(吉川)を取り巻く追加キャスト19名。ハチの父親で、謎の殺人事件を追う刑事・犬飼忠義役に反町隆史、イジーと深い因縁を持つ謎の人物・天廻役に北村有起哉が決定したほか、ハチの親友・田貫R世凪(通称:タヌキ)役を、アントニー(マテンロウ)、ハチとタヌキが所属するeスポーツ部メンバー・小宮山光役を吉柳咲良、三国紅太郎役を桜田通、寺内和典役を加藤諒が演じる。さらに、ハチが通う大学の講師で、妖怪ハンターの裏の顔を持つミステリアスな女性・連城ありさ役に平祐奈、忠義の部下・鈴木丹子役に石井杏奈、天廻とともにイジーを付け回す鹿園弘毅役に栗原類、ハチの妹・犬飼美沙役に齊藤なぎさがそれぞれ決定。そのほか望月歩、板谷由夏、竹中直人、橋本じゅん、真飛聖、野間口徹、袴田吉彦、濱田マリ、夏木マリら豪華俳優陣が脇を固める。また、解禁された予告映像では、キャスト陣が扮するさまざまなキャラクターの思惑が交錯するなか、ハチとイジーの運命的な出会い、想像を絶する波乱万丈な恋愛模様が映し出されている。ある日、彼女欲しさに妖しい呪文を唱えてしまったハチは、呪文により召喚された妖怪・イジーによってなし崩し的に「男女の契り」を交わすことに。恋人関係を楽しむのもつかの間、イジーから「もし私が死ねば、お前も死ぬこととなる」と衝撃の告白をされたハチは、人間に恨みを抱き500年越しの復讐を果たそうとしているイジーが、誰も殺さなくてすむ方法を見つけだそうと奮闘する。主題歌は、3人組音楽ユニット・水曜日のカンパネラによる書き下ろし楽曲「たまものまえ」に決定。アップテンポなメロディラインにちりばめられたキャッチ―なフレーズが、聴く人の心を幻想的な世界観へ誘う。コメントは以下の通り。○■反町隆史ハチの父親の忠義は、ちょっと古臭くて不器用な刑事ですが、息子に対して思ったことを中々言えないところは、僕自身もすごく共感できましたね(笑)。台本の段階から今までにない面白さを感じていて、これが映像になった時どういう風になるんだろうと楽しみながら演じました。佐野君演じるハチと、吉川さん演じるイジーの掛け合いが見どころですので、ぜひ期待してください。○■北村有起哉この作品のヴィランとして、屍人という役柄を演じました! 日本ではなかなかない世界観とストーリーでとても楽しく演じることができました。吉川さんとのアクションシーンも是非ともご覧いただきたいです、誰にも負けないキレキレのアクションを皆さまにお届けしたいです。栗原さん演じる弘毅とのコンビにも是非ご注目ください。○■平祐奈「私が演じるありさは、優等生でミステリアスな妖怪ハンター。切ない過去を持ちつつ、まじめで誠実な面白い女の子です。三木監督とは『青空エール』以来8年ぶりにご一緒させていただきましたが、変わらず優しい空気感で撮影現場を包んでくれました。妖怪も人間も個性的なキャラクターがたくさん登場するので、誰かに共感しながら楽しんで観ていただけると嬉しいです。○■石井杏奈私が演じた鈴木丹子は反町隆史さん演じる犬飼忠義警部の部下で新人熱血刑事の役です。初めてご一緒する三木監督にコメディ要素のある丹子をご指導いただきながら楽しく演じました。ハチとイジーの恋物語の中でスパイスとなる忠義警部と丹子のテンポある掛け合いをぜひ楽しんでください!○■齊藤なぎさハチの妹である美沙は、今どきの女子高校生。ハチに対しては冷たいけれど、イジーちゃんや家族のことが大好きなかわいらしい女の子です! 三木監督作品に出演することができてすごく嬉しいです! ハラハラドキドキの妖怪ラブコメディ、お楽しみに!○■ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)この度はドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』の主題歌を水曜日のカンパネラが制作させていただきました。ちょっと怪しげな魅力を持つ妖怪ヒロイン・イジーのイメージから、平安時代末期に日本にいたとされる伝説の妖狐『たまものまえ』を曲タイトルにしました。恋愛・バトル・ホラー・コメディなどが入り混じった設定のドラマでしたので、曲調もとにかく目まぐるしく展開が変わるユニークな曲を目指しました。歌えるところ、踊れるところ、いろんな要素がある曲なのでそれぞれの聞き方で楽しんでもらえたら嬉しいです!○■詩羽(水曜日のカンパネラ)eスポーツの大会のMCという役でドラマにも参加させていただきました。たくさんの妖怪が出て来てすごく細かい特殊メイクだったり凝った衣装でとても迫力がありました!明るく楽しい現場で、少ししか出演できないのが残念でした。私自身ドラマで楽曲が流れるのが楽しみです!【編集部MEMO】Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』は、日本独自の文化である“妖怪”と“オタク”カルチャーを、オリジナル脚本で描いた連続ドラマ。佐野勇斗が主演を務め、ヒロインを吉川愛が演じる。監督は三木孝浩氏が務める。3月22日からPrime Videoで世界独占配信される。(C)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates
2024年02月28日2024年2月25日、俳優の生田斗真さんがX(Twitter)を更新。公開された写真に、驚きの声が上がっています。生田斗真「私の人生の中で…」同日、とあるスタジオで撮影していた様子の、生田さん。すると、隣のスタジオで、ある大物俳優が撮影をしていたといいます。生田さんが『たまたま隣のスタジオで撮影していた回数が最も多い俳優』と表現した相手とは…。私の人生の中で“たまたま隣のスタジオで撮影していた”回数が最も多い俳優。それが小栗旬。また隣同士だった。 pic.twitter.com/ktVAUCg10H — 生田斗真 TOMA IKUTA (@TOMA_IKUTA10) February 25, 2024 生田さんの隣に写るのは、俳優の小栗旬さん!生田さんと小栗さんは、2007年に放送されていた人気ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ系)や、2015年に放送されたドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(TBS系)などで共演。近年では、2022年に放送された小栗さんが主演の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)などでも共演していました。大物俳優同士のツーショット写真に、ファンから歓喜の声が上がっています。・素晴らしいツーショット写真。最強コンビですね!・2人ともかっこいい!そんなに遭遇するなんて、もはや運命やん…。・眼福…。仲のよさが伝わってくる。共演経験だけでなく、仕事場での遭遇率も高い2人は、何か強い縁で結ばれているのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2024年02月26日『佐野元春 & THE COYOTE BAND ライブ・フィルム「今、何処 TOUR 2023.9.3 東京国際フォーラム」一夜限りのプレミア上映』が、3月5日(火) に全国7都市の映画館で開催される。このたび東京・新宿バルト9での上映前に、佐野元春とTHE COYOTE BANDから高桑圭、深沼元昭が登壇することが発表となった。『今、何処 TOUR 2023』は、最新アルバム『今、何処( WHERE ARE YOU NOW )』の楽曲を中心に、演奏・音響・映像・照明・リリックなどを融合したポップアートショーとして展開。プレミア上映では劇場用のミックス&リマスタリング、ハイスペック4K撮影による高画質映像とサウンドで、全24曲・約2時間におよぶライブを楽しむことができる。当日は本ツアーにまつわる話はもちろんのこと、シネマスコープサイズによる撮影と編集、60年代ヌーベルバーグ映画で使われていた字幕フォントを採用するなど、まさに“劇場映画仕様”となった本作の制作にかけるおもいを佐野が語る予定だ。また各会場の入場者特典として、来場者全員に「佐野元春 特製布パス風ステッカー(B7サイズ)」の配布が決定。チケットは3月3日(日) まで一般発売が行われている。<上映情報>佐野元春 & THE COYOTE BAND ライブ・フィルム『今、何処 TOUR 2023.9.3 東京国際フォーラム』一夜限りのプレミア上映3月5日(火) 開映19:00【会場】北海道・札幌シネマフロンティア埼玉・MOVIXさいたま東京・新宿バルト9神奈川・横浜ブルク13愛知・ミッドランドスクエアシネマ大阪・T・ジョイ梅田福岡・T・ジョイ博多【上映前登壇イベント】会場:新宿バルト9ゲスト:佐野元春、高桑圭、深沼元昭(THE COYOTE BAND)司会:中谷祐介(ぴあ)入場者プレゼント:佐野元春 特製布パス風ステッカー(B7サイズ予定)■チケット一般発売:3月3日(日) 23:59まで()特設サイト:<リリース情報>佐野元春 & THE COYOTE BAND『今、何処 TOUR 2023.9.3 東京国際フォーラム』3月6日(水) リリース●ライブBlu-ray完全生産限定盤:9,900円【収録内容】1. Opening2. さよならメランコリア3. 銀の月4. クロエ5. 植民地の夜6. 斜陽7. 冬の雑踏8. エンタテイメント!9. 新天地10. 愛が分母11. ポーラスタア12. La Vita è Bella13. 純恋(すみれ)14. 詩人の恋15. エデンの海16. 君の宙17. 水のように18. 大人のくせに19. 明日の誓い20. 優しい闇21. 約束の橋22. Sweet1623. サムデイ24. アンジェリーナ●2枚組ライブCD完全生産限定盤:3,850円【収録内容】■DISC11. Opening2. さよならメランコリア(LIVE)3. 銀の月(LIVE)4. クロエ(LIVE)5. 植民地の夜(LIVE)6. 斜陽(LIVE)7. 冬の雑踏(LIVE)8. エデンの海(LIVE)9. 君の宙(LIVE)10. 水のように(LIVE)11. 大人のくせに(LIVE)12. 明日の誓い(LIVE)■DISC21. 新天地(LIVE2023)2. 愛が分母(LIVE2023)3. ポーラスタア(LIVE2023)4. La Vita è Bella(LIVE2023)5. 純恋(すみれ)(LIVE2023)6. 詩人の恋(LIVE2023)7. 優しい闇(LIVE2023)8. 約束の橋(LIVE2023)9. Sweet16(LIVE2023)10. サムデイ(LIVE2023)11. アンジェリーナ(LIVE2023)特設サイト:公式サイト:
2024年02月22日俳優の磯村勇斗が、18日に都内で行われた「第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席し、助演男優賞を受賞した。○■磯村勇斗、キネマ旬報 ベスト・テン 助演男優賞受賞「非常に嬉しく思います」映画『月』『正欲』『渇水』『最後まで行く』『波紋』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』6作品での好演が評価され、助演男優賞を受賞した磯村。磯村は「この度は歴史ある、そしてとてもこの重みの賞をいただけたことを非常に嬉しく思います。デビュー前から『キネマ旬報』を読んでいて、『キネマ旬報』に書いてあることは全てだと思って生きてきました。それぐらいいろいろ映画を教えていただいたりした素敵な場所に、今自分が建てていることは非常に感慨深いものがあります」と喜びを表現した。6作品での受賞となった磯村だが、『月』と『正欲』は間がなく撮影されたそうで「『月』で演じたさとくんというのは非常に難しい役でもあり、(撮影が)終わったら絶対時間を空けようと思っていたんですけど、『正欲』という素晴らしい企画を見てしまったがために、期間を設けなくても臨みたい! と……なんとかやりました!」と振り返る。また、『月』で19人を殺害するという犯人役を演じたことについて聞かれると「やると決めたら覚悟を持ってこの作品を最後まで撮り切りたい、と思っていた。もう作品に入ってしまったら、誰から何を言われようが背負っていくつもりでしたし、もし自分に何かがあったとしても、それは受け入れていこうという気持ちで臨んでいたので怖いものはなかったです」と話す。続けて「ただ1つ怖いなと思ったのは“第2のさとくん”が、この映画を見てもし誕生してしまったら危険だよなということ。そこは監督とずっと話し合いながらそうならないように、いろいろ試行錯誤しながら撮っていました」と明かした。同じく『月』で助演女優賞を受賞した二階堂とフォトセッションに応えた磯村。二階堂の印象について「劇中の役は嫌な女でしたけど、本人は本当に素敵な役者さんであるし、中身もとても柔らかくて非常に賢明であり、僕はとても尊敬する役者さん。今回初めての共演だったんですが、非常に嬉しかったです」と告白した。○■第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞・登壇者一覧助演女優賞:二階堂ふみ助演男優賞:磯村勇斗外国映画作品賞:『TAR/ター』外国映画監督賞:『TAR/ター』トッド・フィールド監督※代理…ギャガ 松下剛氏読者選出外国映画監督賞:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』マーティン・スコセッシ監督※代理…東和ピクチャーズ 山田滋天氏読者選出日本映画監督賞:『Gメン』瑠東東一郎監督文化映画作品賞:『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』井上実氏読者賞:連載「映画を見ればわかること」川本三郎氏新人女優賞:アイナ・ジ・エンド新人男優賞:塚尾桜雅主演女優賞:趣里 ※代理…塚本晋也監督主演男優賞:役所広司(コメント映像での出演)日本映画脚本賞:『せかいのおきく』阪本順治氏日本映画監督賞:『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(コメント映像での出演)日本映画作品賞:『せかいのおきく』※登壇者…原田満生
2024年02月18日佐野元春 & THE COYOTE BANDが、Zeppツアー『2024年初夏、Zepp Tourで逢いましょう』を開催することが決定した。本ツアーは6月16日(日) の福岡・Zepp Fukuokaを皮切りに、7月12日(金)・13日(土) の東京・Zepp Haneda(TOKYO)まで全8公演が予定されている。チケットはファンクラブ先行が2月27日(火) 18時よりスタート。プレイガイド先行&各種先行は3月23日(土) より開始される。<ツアー情報>佐野元春 & THE COYOTE BAND『2024年初夏、Zepp Tourで逢いましょう』6月16日(日) 福岡・Zepp Fukuoka6月22日(土) 大阪・Zepp Osaka Bayside6月23日(日) 愛知・Zepp Nagoya6月27日(木) 北海道・Zepp Sapporo6月30日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama7月6日(土) 宮城・SENDAI GIGS7月12日(金) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)7月13日(土) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)関連リンク公式サイト:::
2024年02月13日Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』が、3月22日(金) よりPrime Videoで独占配信されることが決定した。本作は、日本独自の文化である“妖怪”と“オタク”カルチャーを、オリジナル脚本で描いた連続ドラマ。物語は、恋人が欲しくて仕方ないゲームオタクの大学生・犬飼忠士(通称:ハチ)と、500年越しの復讐の使命を背負った美しい妖怪の女の子・イジーが出会い、なし崩し的に「男女の契り」を交わしたことから始まる。男性と肉体的な関係を持つことでしか生き延びるためのエネルギーを得られない妖怪のイジーと、彼女に強く迫られ関係を持ってしまった主人公・ハチ。ある人間一族への復讐を果たすために殺人も厭わないイジーに対して、ハチはなんとか穏便に問題を解決しようと奮闘する。そんなふたりの奇妙な関係と復讐劇に周囲の人々が巻き込まれていく、バトルアクションあり、ミステリーありの、ユニークな妖怪ラブコメディだ。主人公のオタク大学生ハチ役は佐野勇斗、ハチが恋する美しい妖怪の女の子・イジー役は、佐野とは本作で初共演となる吉川愛が務める。監督は、『今夜、世界からこの恋が消えても』『ホットロード』などで知られる三木孝浩、制作総指揮・企画・オリジナル脚本は、『Expats』(邦題:『エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~』)、『NCIS:Hawaii』『Grace』のヤルン・トゥ、『Grace』のザック・ハインズが手がける。■佐野勇斗 コメント犬飼忠士役を演じることになりました、佐野勇斗です。芸能界に入ってからいつか世界を見てみたいと、心のどこかで思っていました。そして決まった初めての世界配信ドラマが、Prime Videoの世界独占配信作品。僕がまさか主演をさせていただけるということに驚きつつも、とても光栄に思います。物語の題材が、妖怪と恋?!と思われる方もいらっしゃるはずです。まさに僕もこのお話をいただいた時に思いました……(笑)。ジャンルは、ラブ×アクション×コメディ×ホラーという感じで、贅沢に全てが詰め込まれています!ぜひ、皆さん配信を楽しみにしていてください!■吉川愛 コメント以前から色々な役に挑戦することを目標にしてきましたが、今回初めての「妖怪役」と聞いた時は、とても驚きました。妖怪と聞くと少し怖いイメージもありますが、私自身も大好きなラブコメ要素も入っていて、時にはキュンとしたり、ウルっときたり、色々な感情になりながら飽きずに楽しめる作品になっていると思います。古風な言葉遣いの一風変わった妖怪の女の子・イジーを演じるうえで、カッコいいバトルシーンにもチャレンジしているので、ぜひ配信を楽しみにしていてください!■三木孝浩監督 コメントアメリカ人脚本家による完全オリジナル作品で、しかも内容は日本を舞台にしたオタク少年と妖怪の女の子とのファンタジーラブストーリー!?そんなワクワクする要素しかないドラマ企画の監督依頼をいただいたのが約2年前。誰も見たことのない、でも誰もが楽しめるドラマを作る!その信念を胸に挑んだ制作過程は、まるで前人未到の山を登るような困難や戸惑いの連続でしたが、素晴らしいキャストやクリエイターが集結して大変さよりも圧倒的に楽しさが勝る現場でもありました。ハードなアクションあり、コメディありのこのぶっ飛んだハチとイジーのジェットコースターのような恋の物語を、ぜひ心躍らせ胸焦がしながら見ていただけたら嬉しいです!■ヤルン・トゥ&ザック・ハインズ コメントこのシリーズは、私たちふたりにとって夢のような作品です。面白くて、奇妙で、ほのぼのとしていて、時には怖い関係の物語を描きたかった。アクション、コメディ、ロマンス、三木監督の巧みな素晴らしい演出、ハヤトとアイの演技が大好きです。皆様に感謝しています。■ジェームズ・ファレル(Amazon MGMスタジオ ローカルオリジナル バイスプレジデント) コメントヤルン・トゥ氏&ザック・ハインズ氏が10年近くあたためてきた構想を、三木孝浩監督のもと、日米のクリエイター陣や素晴らしい豪華キャストでドラマ化することができました。日本の“妖怪”や“オタク”という独自のカルチャーが、京都を中心とした美しいロケーションを舞台にユニークな世界観で描かれています。世界中のお客様に本作をお届けできることを大変喜ばしく思います。<作品情報>Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』3月22日(金) よりPrime Videoで独占配信(C)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates
2024年02月13日俳優の佐野勇斗が主演を務める、Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』が、3月22日よりPrime Videoで世界独占配信されることが13日、わかった。同作は、日本独自の文化である“妖怪”と“オタク”カルチャーを、オリジナル脚本で描いた連続ドラマ。ゲームオタクの主人公・ハチを佐野が演じ、今作のヒロインで美しい妖怪・イジーを、吉川愛が演じる。監督は『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)、『ホットロード』(14)など数々の漫画・小説原作の実写化を手掛けた三木孝浩氏が務める。佐野と吉川は今作で初共演、佐野はデビュー作である映画『くちびるに歌を』(15)以来、9年ぶりの三木監督作品への出演となる。物語は、恋人が欲しくて仕方ないゲームオタクの大学生・ハチ(佐野)と、500年越しの復讐の使命を背負った美しい妖怪の女の子・イジー(吉川)が出会い、なし崩し的に「男女の契り」を交わしたことから始まる。ある人間一族への復讐を果たすために殺人も厭わないイジーと、なんとか穏便に問題を解決しようと奮闘するハチの奇妙な関係と、復讐劇に周囲の人々が巻き込まれていく。また、幻想的な世界観の中に不安そうな表情を浮かべるハチと、美しく妖艶なイジーが描かれたキービジュアルのほか、ハチと刀を手に凛々しい眼差しを向けるイジーのキャラクタービジュアルも公開された。コメントは以下の通り。○■佐野勇斗犬飼忠士役を演じることになりました、佐野勇斗です。芸能界に入ってからいつか世界を見てみたいと、心のどこかで思っていました。そして決まった初めての世界配信ドラマが、Prime Videoの世界独占配信作品。僕がまさか主演をさせていただけるということに驚きつつも、とても光栄に思います。物語の題材が、妖怪と恋!? と思われる方もいらっしゃるはずです。まさに僕もこのお話をいただいた時に思いました……(笑) ジャンルは、ラブ×アクション×コメディ×ホラー という感じで、贅沢に全てが詰め込まれています! ぜひ、皆さん配信を楽しみにしていてください!○■吉川愛以前から色々な役に挑戦することを目標にしてきましたが、今回初めての「妖怪役」と聞いた時は、とても驚きました。妖怪と聞くと少し怖いイメージもありますが、私自身も大好きなラブコメ要素も入っていて、時にはキュンとしたり、ウルっときたり、色々な感情になりながら飽きずに楽しめる作品になっていると思います。古風な言葉遣いの一風変わった妖怪の女の子・イジーを演じるうえで、カッコいいバトルシーンにもチャレンジしているので、ぜひ配信を楽しみにしていてください!○■三木孝浩監督アメリカ人脚本家による完全オリジナル作品で、しかも内容は日本を舞台にしたオタク少年と妖怪の女の子とのファンタジーラブストーリー!? そんなワクワクする要素しかないドラマ企画の監督依頼をいただいたのが約2年前。誰も見たことのない、でも誰もが楽しめるドラマを作る! その信念を胸に挑んだ制作過程は、まるで前人未到の山を登るような困難や戸惑いの連続でしたが、素晴らしいキャストやクリエイターが集結して大変さよりも圧倒的に楽しさが勝る現場でもありました。ハードなアクションあり、コメディありのこのぶっ飛んだハチとイジーのジェットコースターのような恋の物語を、ぜひ心躍らせ胸焦がしながら見ていただけたら嬉しいです!○■制作総指揮・企画・オリジナル脚本 ヤルン・トゥ氏&ザック・ハインズ氏このシリーズは、私たち2人にとって夢のような作品です。面白くて、奇妙で、ほのぼのとしていて、時には怖い関係の物語を描きたかった。アクション、コメディ、ロマンス、三木監督の巧みな素晴らしい演出、ハヤトとアイの演技が大好きです。皆様に感謝しています。○■Amazon MGMスタジオ ローカルオリジナル バイスプレジデント ジェームズ・ファレル氏ヤルン・トゥ氏&ザック・ハインズ氏が10年近くあたためてきた構想を、三木孝浩監督のもと、日米のクリエイター陣や素晴らしい豪華キャストでドラマ化することができました。日本の“妖怪”や“オタク”という独自のカルチャーが、京都を中心とした美しいロケーションを舞台にユニークな世界観で描かれています。世界中のお客様に本作をお届けできることを大変喜ばしく思います。【編集部MEMO】Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』は、日本独自の文化である“妖怪”と“オタク”カルチャーを、オリジナル脚本で描いた連続ドラマ。佐野勇斗が主演を務め、ヒロインを吉川愛が演じる。監督は三木孝浩氏が務める。3月22日からPrime Videoで世界独占配信される。(C)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates
2024年02月13日佐野勇斗主演、三木孝浩監督最新作Amazon Originalドラマ「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」の配信が決定した。本作は、妖怪とオタクカルチャーをオリジナル脚本で描いた連続ドラマ。恋人が欲しくて仕方ないゲームオタクの大学生・ハチと、500年越しの復讐の使命を背負った妖怪の女の子・イジーが出会い、なし崩し的に男女の契りを交わしたことから物語はスタート。男性と肉体的な関係を持つことでしか生き延びるためのエネルギーを得られない妖怪のイジーと、彼女に強く迫られ関係を持ってしまったハチ。ある人間一族への復讐を果たすために殺人も厭わないイジーに対して、ハチはなんとか穏便に問題を解決しようと奮闘。そんな2人の奇妙な関係と復讐劇に周囲の人々が巻き込まれていく、バトルアクションあり、ミステリーありの、ユニークな妖怪ラブコメディ。主人公のオタク大学生・犬飼忠士(通称:ハチ)を演じるのは、デビュー作『くちびるに歌を』(’15)以来、9年ぶりの三木監督作品となる佐野さん。本作のヒロインでハチが恋する美しい妖怪・イジー役は、現在放送中の「マルス-ゼロの革命-」でもヒロインを演じている吉川愛が務める。佐野さんは「物語の題材が、妖怪と恋?! と思われる方もいらっしゃるはずです。まさに僕もこのお話をいただいた時に思いました…笑 ジャンルは、ラブ×アクション×コメディ×ホラー という感じで、贅沢に全てが詰め込まれています!ぜひ、皆さん配信を楽しみにしていてください!」と呼びかける。吉川さんは「妖怪と聞くと少し怖いイメージもありますが、私自身も大好きなラブコメ要素も入っていて、時にはキュンとしたり、ウルっときたり、色々な感情になりながら飽きずに楽しめる作品になっていると思います。古風な言葉遣いの一風変わった妖怪の女の子・イジーを演じるうえで、カッコいいバトルシーンにもチャレンジしているので、ぜひ配信を楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。また、不安そうな表情のハチと妖艶なイジーをとらえたキービジュアル、それぞれのキャラクタービジュアルも公開された。なお、制作総指揮・企画・オリジナル脚本は、「エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~」「NCIS:Hawaii」のヤルン・トゥと、「Grace」のザック・ハインズが手掛ける。Amazon Originalドラマ「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」は3月22日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信(本編8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日「2024年エランドール賞授賞式」が2月8日(木)、都内にて開催され、磯村勇斗、今田美桜、眞栄田郷敦、小芝風花、目黒蓮、堀田真由の6名が新人賞を受賞、喜びのスピーチを行った。「エランドール賞」は1956年にスタートした、優れた映画テレビの作品、プロデューサー、俳優を顕彰する制度。協会員は選考基準に基づき、候補者及び参考作品を投票によりノミネートし、エランドール賞委員会はその投票結果を参考に候補者を選出、理事会に答申。理事会はその答申を受けて、検討の結果、受賞者を決定する。なお、新人賞は一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる賞となる。磯村さんは、「昨年、たくさんの作品に携わることができて、たくさんの人たちと出会い、裏で今までお世話になったプロデューサー、製作陣と久々にお会いして。本当にここまでくるのに周りの人たちに助けていただいて、支えていただいて、この場に立てていると。本当に人との出会いを大切にしたいと改めて実感しました」と周りへの感謝をスピーチ。そんな磯村さんのお祝いに駆け付けたのは、『ヤクザと家族 The Family』以来、共演を重ねてきた綾野剛。満面の笑みで祝福し、驚く顔の磯村さんをぎゅっとハグ。綾野さんは、磯村さんのほうに「よいしょ」とマイクを向け、語り掛けた。「普段呼ばせていただいているお名前で話します、勇斗、おめでとう。あなたのあくなき姿勢と、いっときも諦めない精神力、何より心震わせるお芝居は、勇斗の作品に対する愛と、圧倒的な努力が生んだと心から思ってます」と磯村さんのお芝居への姿勢をたたえ、「敬愛と敬意と感謝をこめて。綾野剛でした」と結んだ。今田さんは「昨年は本当にたくさんの作品、スタッフの皆さまに出会って、あらためて振り返ると、とても愛ある皆さまに支えていただきながら、いろいろな作品に参加していたんだなと思います。まだまだ未熟ですが、皆さんに支えていただきながらですけど、自分のできること、丁寧に向き合って作品に携わっていけたらと思います」とスピーチ。ゲストには「ラストマン-全盲の捜査官-」で共演した同じ福岡出身の吉田羊が登場、今田さんへの愛を花束とともに送った。眞栄田さんは登壇後、深々と長く一礼。スピーチでは「正解のない表現の世界で、こうしてご評価いただけることはすごくうれしく、自信になります。またこうした場に立てるように、役と作品に丁寧に請け負っていきたいなと思います」と真摯に話す。ゲストでは「エルピスー希望、あるいは災いー」で共演した鈴木亮平が笑顔で登場。「彼の先には明るい未来しかないのではと信じて、今も出ている作品を楽しみに見ています」とエールを送っていた。続けて、小芝さんが登場し、「昨年は本当に学びの多い1年でした。賞をいただけて本当にうれしく思います!出会わせていただけた関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。この賞に恥じないように、精進します」と誓う。お祝いゲストには、「波よ聞いてくれ」で共演した北村一輝が登場。とにかく小芝さんの台詞量と、NGの出さなさがすごかったとトークを繰り広げ、小芝さんもはじけた笑顔を見せていた。目黒さんは「歴史ある新人賞を受賞できたこと、本当にうれしく思っています。ここにくるまで、本当にたくさんのスタッフの皆さん、共演者の皆さん、何より作品を愛してくださった皆様に支えられてここまでこられたので、すべての方に感謝しています」とひたむきな瞳でスピーチ。ゲストには「silent」で共演した川口春奈が登場し、目黒さんを喜ばせた。川口さんは「ひたむきに向き合う姿、忙しくてもぶれない強い芯を持っていて、すごく刺激的でまぶしかったです。チャレンジングな作品でしたし、タイトなスケジュールの中4か月間一緒に走り切れて、勝手に戦友だと思っています」とお祝いの言葉にかえていた。最後に登場したのは堀田さん。「昨年はたくさんの作品に携わって、いろいろな経験・挑戦をさせていただきました。これまでは自分自身がお芝居が好きな気持ちがそばにあったんですけど、昨年は芝居をしていて楽しいなと思える瞬間がたくさんありました。支えてくださるスタッフさん、共演者さん、応援してくれている家族のおかげだと思っています」とスピーチし、これからも恩返ししていきたいと話した。ゲストには「大奥」で共演した福士蒼汰が登場、堀田さんを喜ばせた。また、プロデューサー奨励賞映画部門を受賞した『福田村事件』では、花束ゲストに主演の井浦新が登場。小林三四郎、井上淳一、片嶋一貴に向かって「最初、テアトル新宿で直接声をかけていただきました。僕一人だけ(キャストが)決まって、キャストは全員揃うのかと不安も最初はありました。でも蓋を開けたら、自ら手をあげて参加してきたスタッフ・キャストみんなが集まった」と少しずつ輪が広がり、全員で向き合った映画だと語った。そしてプロデューサー奨励賞テレビ部門は「大奥」が受賞。藤並英樹、船田遼介に、主演の冨永愛が花束を持ち華やかに登壇。富永さんは、「人生の中で絶対心に残る作品になったな、代表作になったなと確信しています。それほどこの作品が素晴らしかったですし、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんで作り上げました。今思い返しても一瞬一瞬が鮮明によみがえってきます」と目を細めていた。なお受賞作品、受賞者は以下の通り。●プロデューサー賞・映画部門『怪物』川村元気、山田兼司・テレビ部門「VIVANT」飯田和孝●プロデューサー奨励賞・映画部門『福田村事件』小林三四郎、井上淳一、片嶋一貴・テレビ部門「大奥」藤並英樹、船田遼介●特別賞・『THE FIRST SLAM DUNK』Film Partners 松井俊之・「ブラッシュアップライフ」制作チーム水野格、小田玲奈、榊原真由子、柴田裕基・『名探偵コナン 黒鉄の魚影』製作委員会近藤秀峰、汐口武史、岡田悠平・『ゴジラ-1.0』プロデュースチーム臼井央、山田兼司、岸田一晃、守屋圭一郎、阿部豪●新人賞磯村勇斗、今田美桜、眞栄田郷敦、小芝風花、目黒蓮、堀田真由(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』が、5月から6月にかけて東京・大阪・愛知・福岡で上演されることが決定した。シェイクスピアの四大悲劇のひとつに数えられる『ハムレット』には3種類の原本があり、ふたつの四折版(Quatro)がQ1とQ2、もうひとつの二折本(Folio)がF1と呼ばれている。今回上演されるQ1は長さが現行のF1版の約半分で、物語が凝縮された作品。翻訳はシェイクスピア劇全37作品の翻訳を達成した松岡和子、演出は2021年上演の『ジュリアス・シーザー』で高い評価を得た森新太郎が務める。主人公のハムレットを演じるのは、森演出の『ジュリアス・シーザー』で第56回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した吉田羊。森との再タッグで、ハムレットの複雑な心理をより繊細に、そして鮮明に浮かび上がらせる。またハムレットの恋人オフィーリア役で飯豊まりえ、ハムレットの親友ホレイショー役で牧島輝、オフィーリアの兄レアティーズ役で大鶴佐助、ハムレットの母親ガートルード役で広岡由里子、ハムレットの叔父で策略によって王位を手にするクローディアス役で吉田栄作が出演する。■訳:松岡和子 コメント『ハムレットQ1』の特徴をひと言で言えば、「コンパクト」でしょうか。簡にして要。『ハムレット』が書かれ上演されたのは1600年から1601年ごろと言われています。当時から大変な人気作だったらしく、すぐに本になりました。最初のQ1が出たのは1603年、その翌年にはQ2(キュー・ツー)が。1623年に出版された戯曲全集F1(エフ・ワン)にも収録されています。QとかFは判型のことです。全紙を半分に折ったサイズをフォリオ(二つ折本)、それをさらに半分に折ったサイズをクオート(四つ折本)と言い、頭文字を取ってFとかQと呼ぶ。ですからQ1は第一・四つ折本、Q2は第二・四つ折本、F1は第一・二つ折本。大方のモダンテクストがこれらの折衷版です。三つの古本は長さが違います。一番短いQ1は上演台本として魅力があります。なにしろ短いから、劇としての展開が早い。上演時間も短い。主人公があまり物思いに耽らない。ハムレットと言えば独白が有名ですが、そもそもQ1の独白の回数はQ2やF1より少なく、各独白が短い。でもこの人物の特徴である言葉遊びはQ1でも楽しめます。また、母ガートルードとの関係も、Q1をご覧になると、あっと驚くのでは?Q1によって、いままで知らなかったハムレットの顔が見えてくるはずです。■演出:森新太郎 コメント逃れようのない人間の宿命を体現する新たなハムレット像を求めて初めて『ハムレット』を演出したのは2019年。その時、故 蜷川幸雄氏はじめ演出家の大先輩たちが何故、回を重ねてこの戯曲を演出したのか、その片鱗に触れた気がした。『ハムレット』は演出家の意図とはまた別に、〝誰がハムレットを演じるか〟によって、大きく変化する戯曲なのだ。また『ハムレット』には、美しい修辞の長大な台詞に彩られた上演すれば4時間越えは確実な「F1」と「Q2」、その約半分の行数からなる「Q1」という異なる3つの印刷原本が存在している。今回は畳みかけるように展開する、疾走感のあるドラマが魅力の「Q1」で、自分の中のハムレット像に別の側面から光を当ててみたいと考えている。さて、誰にハムレットを演じてもらうか、だ。2021年、ここPARCO劇場で同じシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』を女性だけの配役で上演させていただいた。政治と闘争の果ての悲劇。血に塗れ、苦悩しながらも清廉さを失わない孤高の人ブルータスを体現した吉田羊氏の佇まいが、私の中でいつしかハムレットの孤独と重なり、気づけば今回の上演のためのピースにぴたりとはまっていた。今、考えているハムレットは思いがけず死に直面し、恐れ、懊悩しながらもついにはそれを受け入れる、人間の逃れようのない宿命に対峙する青年だ。その儚くも壮絶な内的葛藤を、俳優・吉田羊は舞台上で生きてくれるに違いない。流星のように駆け抜ける人の生の煌めきを、共に目撃していただける舞台を夢想している。■吉田羊 コメント森新太郎さんと再びのシェイクスピア。前作『ジュリアス・シーザー』が終わった瞬間から願っていた舞台が叶い、夢のようです。血がたぎり、髪の毛一本にまで神経が通るようなパッションに満ちたあの稽古の日々がもう一度訪れるのかと思うと既にワクワクが止まりません。前回のオールフィメールという趣向とは打って変わり、今回はまさしく男性役、そして戯曲は「Q1」。想像するだに新しく、挑戦的な舞台になりそうです。共演の皆さまは、華やかさと力強さ、そして色気を放つ方々ばかり。知恵を出し合い、切磋琢磨しながら、皆一丸となって『ハムレットQ1』を作り上げたいと思います。シェイクスピアの言葉の美しさ、読み解く面白さを、みなさまと共有できれば幸いです。どうぞ、応援よろしくお願いいたします。■飯豊まりえ コメント舞台経験の少ない、まだ右も左もわからない、演劇赤子の私がシェイクスピアで、オフィーリアです。嬉しいやら畏れ多いやらを行ったり来たりしています。じっくりと映像では体験出来ないほど長くお芝居を作っていくお稽古というものも、舞台経験が少ない私にとっては新鮮です。劇場で客席に座られている皆さんとお会い出来る頃には、自分がどんな気持ちになっているのか想像もつきませんが、実はそれが楽しみでもあります。スタッフ、キャストの皆さんの背中をみて学ばせて頂きながら、お芝居を作っていきたいと思っています。■牧島輝 コメント森新太郎さんの演出で吉田羊さん主演のハムレット。それもQ1での上演ということで、本当に挑戦的な企画で、また新しいハムレットになるのだなと感じております。そんな作品に出演できることをとても嬉しく思います。僕はシェイクスピア作品に出るのは初めてです。ハムレットQ1のホレイショーを演じるということは僕の中ではかなりの挑戦です。今回の本を読んでいてもまだ分からないことも多いですが、役が決まった時のやってやるぞという気持ちを胸に、やってやりたいと思います。劇場に来てくださるお客様にこの作品を大いに楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。『ハムレットQ1』よろしくお願いいたします■大鶴佐助 コメントレアティーズを演じます大鶴佐助です。ハムレットは幼少の頃から何度も見ていたので今回出演する事になり嬉しく思っております。脈々と紡がれる作品を森新太郎さんが稽古場や劇場でどのように立ち上がって行くのか楽しみですし、ハムレットを吉田羊さんが演じる事によりどのような化学反応がおき、松岡和子さんがQ1を新しく翻訳しどんな匂いが立ち込めるのか今から楽しみです。■広岡由里子 コメント20年いや25年……30年くらい前になりますか?記憶が定かではありませんが、シェイクスピアの作品を見た事がなかった私。見てみたくシェイクスピア劇場へ足を運びそこで見たのが『ハムレット』でした。今回読み返すまで内容も役柄もこれまた定かには記憶していませんでしたが、おもしろかった!という印象だけが色濃く定かに残っていました。『ハムレット』の世界に浸ってみたい。演じてみたい。と思ったのを覚えています。そして演るとしたら、えっ?女性って二人しか出て来ない……。オフィーリアは清純、純真しかも年齢的にももうむりかな?となるとガートルード……。いつかガートルードで『ハムレット』の世界に浸る!!と思ったのを思い出しました(笑)。この度オファーを頂き食い気味に「やらせて頂きます!」と答えました。初めましての方、お久しぶりですの方、素敵なキャストの皆さんと『ハムレット』の世界にどっぷり浸かれるのが楽しみです!皆さまも一緒に『ハムレット』の世界に浸かってみませんか?お待ちしております!!■吉田栄作 コメント戯曲『ハムレット』にQ1というショートバージョンがあることを初めてしりました。また、この度PARCO劇場さんには初めて出演させていただきます。そして吉田羊さんはじめ共演者の皆さんも「はじめまして」の方ばかり。ワクワクとドキドキが重なります……。演出の森新太郎さんとは『メアリ・スチュアート』以来4年ぶり2回目のお仕事をさせていただきます。僕が演じさせていただくデンマーク国王クローディアスは、ハムレットにとっては親の仇。森さんの演出によって今作がどんな世界観に創り上げられるのか、今から稽古が楽しみです。<公演情報>PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』作:ウィリアム・シェイクスピア訳:松岡和子演出:森新太郎出演:吉田羊飯豊まりえ牧島輝大鶴佐助広岡由里子吉田栄作ほか東京公演:2024年5月11日(土)~6月2日(日) PARCO劇場大阪公演:2024年6月8日(土)・9日(日) 森ノ宮ピロティホール愛知公演:2024年6月15日(土)・16日(日) 東海市芸術劇場大ホール福岡公演:2024年6月22日(土)・23日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール公式サイト:
2024年02月01日FANTASTICS・八木勇征さんに質問!バレンタインの思い出も語ってくれました。八木勇征(FANTASTICS)Q. どんなチョコレートが好き?チョコは何でも好きです!!なかでも一番好きなのはホワイトチョコレートです。Q. チョコ以外でいまハマっているスイーツは?最近は一周回ってマカダミアナッツのアイスクリームをよく食べています(笑)。Q. バレンタインの思い出を教えてください。毎年お母さんがチョコブラウニーを作ってくれていたんです。“バレンタインになるとあれが食べられる!”というイメージでしたね。そのブラウニーを牛乳と一緒に楽しむのが大好きでした。Q. チョコのように甘~いメンバーといえば誰?けいちゃん(木村慧人)。見た目もそうですが、性格も優しくて全体的に甘いイメージです(笑)。Q. ドラマ『婚活1000本ノック』で幽霊役に挑戦されていますが、お化けになってメンバーを驚かすなら誰?(佐藤)大樹くんを一日中驚かせまくりたいです!大樹くんならどのタイミングでも新鮮なリアクションをくれそうです。めちゃくちゃビビリだから(笑)。Q. ファンの方に甘~いメッセージをお願いします。いつも応援してくれてありがとうございます!みなさんはバレンタインくれるのかな?もしくれるとしたら、ホワイトデーのお返しは僕で大丈夫?(ハート)Q. 体づくりのために食べるものは制限している?マジでしてないかも。お菓子もめっちゃ食べるし、ジュースも飲むし…。好きなものばっかり食べてますね。それでも特に太らないのは、やるべきこと(運動)をちゃんとやっているからっていうのがあると思います。Q. 俳優としても活躍を続ける今、グループに対して感じることは?お芝居の共演者の方と話していると、役者業一本でされている方たちは「どんなに現場で仲が良くなっても、作品が終わるとそれぞれがまた新しい現場に向かっていく。プライベートで関係を続けていく人もいるけれど、“自分の家”みたいな感覚を持つことはないんだよね」ってみなさん言うんです。でも僕の場合、作品が終わった時に必ず帰る場所がある。それがFANTASTICSなんです。戻ってくるたびに“あったかい場所だな”って改めて感じますし、そういう存在がいてくれることがすごくありがたいですね。Q. 人との出会いで大切にしていることは?人と出会った時は、相手のことをしっかりと見て“どういう自分でいたら、この人と繋がりを持てるだろうか”って考えます。といっても、キャラを変えたり偽ったりするわけじゃないですよ。相手に少しでも心を開いてもらうことを優先したいから、自分らしさはあとからちょっとずつ出していけばいいかなって。最近はたくさんの出会いに恵まれて年上の兄貴や可愛い後輩たちが増えましたが、振り返ると誰かと出会ったことで悪い意味で変わったことってひとつもないんです。自分にとって、全ての出会いがすごくプラスになっているなって感じます。やぎ・ゆうせい1997年5月6日生まれ、東京都出身。FANTASTICSのボーカル活動に加え、俳優としても活躍。ドラマ『婚活1000本ノック』(フジテレビ系 毎週水曜22:00~)に出演中。ジャケット¥148,500(エー レザー/エー ブティック TEL:070・3223・7530)イヤーカフ¥13,200(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777)ネックレス(上)¥38,500(スキャットscat.official.info@gmail.com)ネックレス、中¥12,100下¥23,100(共にミクシマイ)リング¥19,800(ユルイエ) 以上ショールーム シャルメール TEL:03・6384・5182その他はスタイリスト私物※『anan』2024年1月31日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・大貫希代美取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2024年01月31日玉城ティナと飯豊まりえがW主演する「君と世界が終わる日に」Season5がHuluにて2月9日(金)より独占配信されることが決定。終焉を予感させるメインビジュアルと特報映像が解禁された。ゴーレムと呼ばれるゾンビが蔓延る終末世界を舞台に、竹内涼真演じる間宮響が恋人と仲間を守るため命懸けの闘いに身を投じる、極限のゾンビサバイバル・ドラマ「君と世界が終わる日に」。2021年の地上波放送からスタートし、本格ゾンビアクションと濃厚な人間ドラマ、衝撃の展開の数々で人気を博し、Season4まで続く大ヒットドラマに成長。先週1月26日には、シリーズを牽引してきた主人公・響の最後の闘いを描く『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』が公開され大ヒット中だ。Season5は映画と同時間軸を描く。玉城ティナ&飯豊まりえをW主演に迎え、前田公輝、佐野ひなこ、柿澤勇人、溝端淳平が続投、さらに新キャストとして尾美としのり、袴田吉彦らが出演し、「きみセカ」の集大成&完結編となるシリーズ・ファイナルを描いていく。数々の仲間の死、響との離別を経て、人類最後の希望の都市・ユートピアの内部に辿り着いた明日葉(玉城ティナ)と佳奈恵(飯豊まりえ)、加州(溝端淳平)、海斗(前田公輝)、ゆら(佐野ひなこ)ら生存者たち。ユートピアの2本ある塔のうちの一つ「研究タワー」は、劇場版で響と子どものミライ、そしてワクチンを巡る闘いが描かれた。一方、Season5の舞台となるもう一つのタワーでは、政治家らが集結し、法の整備や秩序を作りながら、かつての文明を取り戻そうと奮闘。そんなタワーに辿り着いた明日葉と佳奈恵らを待ち受けていたのは、ユートピア現代表の息子で明日葉の元婚約者の冬馬(柿澤勇人)。冬馬の案内で、明日葉とゆらは上層階の「タワー」へ、そのほかの者は地下の「アンダー」へと導かれる。そこで生存者たちが目にしたのは、人間の価値によって二分されるという、絶対的な上下世界。理想郷とはかけ離れた世界で「タワー」と「アンダー」に引き裂かれた明日葉と佳奈恵たちは、ユートピアを巡る最終決戦に巻き込まれ、やがて敵として再会を果たすことになる。今回公開されたメインビジュアルでは、生存者たちがタワーとアンダーに引き裂かれ、光と闇に包まれている姿が捉えられている。さらに特報映像では、ユートピアで起こる地獄のような惨劇の様子が映し出され「この狂った世界が、俺たちの全てじゃないか」というセリフとともに、厳しい視線を送る佳奈恵、そして、誰かに銃を向ける明日葉が映し出されている。明日葉を演じる玉城さんはSeason5の撮影について、「序盤から『本当に全く別の新しい章が始まったな』という気持ちで撮影をしています」と最終章開幕に向けて新たな気持ちを語り、「Season5ではますます人間同士の芯の部分、良い部分も悪い部分もむき出しになって出てくると思います。明日葉はより成長したキャラクターにできたらいいなと思っていて、彼女の持ってる雰囲気や女性像が変わっていく様子を、シーンごとに出せたらなと思っています」と意気込みを語った。同じくW主演を務める飯豊さんはSeason5について「初期のメンバーが誰もいなくなってしまったのは寂しい」「現場も本当にサバイバルだったのでこんなに長く生き残ってるのに、どんどん大変になっていくのは、どうしたらいいんだろうと感じていました(笑)」と笑顔を見せながら、「最後にどんな選択をしたとしても、私は佳奈恵の一番の理解者として寄り添いたいと思っています」とコメント。自分の命を助けてくれた佳奈恵に特別な感情を抱くようになる元詐欺師の海斗を演じた前田さんは、「海斗の生きがいが佳奈恵の存在になっていくのですが、体と心がリンクしてない状態になり、僕自身も海斗と同じく葛藤しながら撮影に挑んでいます。新しいキャラクターも出てくるので『きみセカ』にこんな道があったのか!というところを見せられるように頑張りたいと思います!」と語っている。現ユートピア代表の息子で明日葉の元婚約者という高い地位にいる重要人物・冬馬を演じた柿澤さんは、「これからゆっくりとアクセルを踏んでいくような役なので、その点も含めて楽しんでいければと思います。長く続く、多くの方々がご覧になっている人気シリーズ作品なので、少しでもこのドラマに貢献できるように頑張ります!」と述べた。明日葉に想いを寄せ命懸けで守ろうとする新山財団幹部の加州を演じた溝端さんは、「展開が非常に面白くなっていますし、さらにスケールアップした世界観がどうなっていくのか楽しみです。明日葉と加州、2人の想いはどんな結末を迎えるのか?ぜひ皆さん、ご覧ください!」とコメントしている。さらに、2月9日(金)にはSeason5配信記念イベントも開催決定。同日には、毎年恒例のウォッチパーティも実施される。「君と世界が終わる日に」Season5は2月9日(金)よりHuluにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月30日中園ミホ脚本、橋本環奈主演のドラマプレミアム「万博の太陽」に飯豊まりえ、木戸大聖、番家天嵩、江口のりこ、唐沢寿明が出演することが分かった。1970年の大阪万博を舞台に、ヒロインの青春と家族愛を描く本作。今回、新たに解禁となったのは、橋本さん演じる今日子が大阪で出会う、心やさしき人々を演じる豪華俳優陣。今日子を迎え入れる万田家の長女・千夏を演じるのは、主演ドラマ「何曜日に生まれたの」などで多彩な表現力を披露してきた実力派・飯豊まりえ。女子大に通う千夏は研究者になりたいという夢を抱きながらも、女性の幸せは結婚と信じる父の言いつけどおりに見合いをする。だが自由奔放な今日子と暮らすうち、心境に変化が訪れるという役どころだ。飯豊さんは「当時の女性は高校を卒業したらお見合いして結婚するという考えが主流だったことや、父親の言うことが絶対というご家庭が多かったことも初めて知って驚きました」とドラマの時代背景への思いを明かし、「家族のみんなが今日子ちゃんのまっすぐさに心打たれていく場面の撮影はとても楽しかったです。胸が熱くなる瞬間がいくつもありました」と舞台裏についても語っている。千夏の見合い相手・倉本鉄平を演じるのは、「ゆりあ先生の赤い糸」での好演も記憶に新しい気鋭の俳優・木戸大聖。鉄平は万博会場の総合設計を担った建築家・丹下健三の設計事務所に勤める若手のエリートで穏やかな好青年だが、猪突猛進タイプの今日子とは何かと衝突。しかし、いつしか2人の間には“ある思い”が芽生える。木戸さんは「鉄平と今日子はどちらも万博への思いが強いからこそ衝突するのですが、そこは重要な部分だと思うので、環奈ちゃんに負けずしっかりぶつかりたい」と役に臨む決意を明かしている。さらに「万博がそもそもどういうもので、1970年の万博は日本や世界にとってどのぐらい大きなことだったのか、そしてその裏で万博を開くために奮闘していた人たちがいたこともこのドラマをとおして知っていただけたらうれしいですね」と視聴者へメッセージを寄せた。そして、千夏の弟・博士役には、「テセウスの船」「下剋上球児」などで大人顔負けの自然な演技を見せた人気子役・番家天嵩が決定。従姉の今日子と意気投合する小学生をはつらつと演じる。さらに、底抜けに明るい万田家の母・和世にふんするのは、どんな作品でも唯一無二の存在感を放つ江口のりこ。江口さんは「昭和の家族を描いた、古きよき時代のいいお話だなと思いました。女性が社会に出て働きはじめるという時代の変化も盛り込まれています」と、中園脚本をリスペクト。主演の橋本さんについては「座長として現場をひとつにしてくれる存在」と、信頼も打ち明けている。昔気質の今日子の伯父・昭太朗役でドラマに厚みをもたらすのは、唐沢寿明。「時代背景がリアルに僕の子ども時代なんですよ。家族の風景もこんな感じだったなぁ」と当時を肌で知る唐沢さんは、昭和という時代のエネルギーを役柄に込めて作品世界に降臨。頑固オヤジの専売特許ともいえる“ちゃぶ台返し”のシーンにも挑み、「若いキャストのみなさんはこの時代を知らないから、内心、“こんなこと本当にやる人いるのかな”と思っているんじゃないかな(笑)」と感想を告白しながらも、「まだ男尊女卑が根強かった時代、女性が社会進出するのは本当に困難だったはず。女性たちがどれだけ頑張ったのか、ぜひそういう部分も見ていただきたいですね」と、時代を支えた名もなき女性たちの奮闘に思いを馳せた。万博が盛り上がる時代を背景に、夢と希望と家族愛を紡いでいく本作。豪華俳優陣の共演に期待が高まる。「万博の太陽」は3月24日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年01月29日映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月26日(金) に公開される。このたび、本作で声優を務める森崎ウィンのアフレコ&インタビュー映像が公開された。2002年10月より全50話が放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ最新作となる本作。公開された映像では、森崎演じるファウンデーションのブラックナイトスコード隊員、グリフィン・アルバレストが主人公、キラ・ヤマトに対して放った「闇に落ちろ、キラ・ヤマト」という、SNSでも話題を呼んだセリフのアフレコ風景に加え、インタビュー映像が紹介されている。2018年公開の映画『レディ・プレイヤー1』に出演し、「俺はガンダムで行く!」というセリフで話題を呼んだ森崎だが、今回ガンダムシリーズの声優として抜擢され「『機動戦士ガンダムSEED』の作品に参加できると聞いて嬉しいですし、本当にありがたいなと思いました」と、当初の心境を振り返っている。さらに「自分が声を乗せているつもりでもスピーカーを通して聞いてみると全然違った風に聞こえる」と“声”の芝居に苦労したことを明かしつつも、もともとモビルスーツを見てガンダムシリーズを好きになったということで、劇中で自身が声を務めるグリフィンがモビルスーツを操縦することに興奮を隠しきれない様子を見せた。また約20年の時を経て新作が公開される本作について、「ガンダムファンの期待を裏切らないところもたくさん詰まっていると思います。最近、ガンダムシリーズを見直してすごく好きになったセリフが1個あり、僕としては“おお、これをまた聞けるんだ!”と思うと、すごく興奮しました。最高の作品に仕上がっていると思うので何回も劇場に足を運んでいただけたらと思います」とメッセージを送った。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』森崎ウィンのアフレコ&インタビュー映像<作品情報>『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』2024年1月26日(金) 公開公式サイト:創通・サンライズ
2023年12月27日株式会社アデッソ所属の俳優。谷屋亮斗が、2023年12月26日19時配信開始のショートドラマ、『酔ってキスして覚えてない』ヨウ役にて出演決定。ショートドラマ配信アプリBUMPにて視聴可能です。酔ってキスして覚えてないヨウ役/谷屋亮斗『グラブルフェス2023』についてタイトル:酔ってキスして覚えてないショートドラマ配信アプリBUMPにて12月26日 19:00から配信開始。ダウンロードはこちら↓(Googleplay) 監督 のむらなお公式X: 谷屋亮斗について谷屋亮斗<プロフィール>アデッソ所属、俳優。静岡県出身。映画・ドラマ・広告・ショーなどで活躍中。MEN’S NON-NO 専属モデルオーディション2023では、ファイナリストに選出。<経歴>・Tiktok配信ショートドラマ「スポ恋2~恋のキャディ~」・Youtube配信ショートドラマ「私がデビューできない理由」・EX「あざとくて何が悪いの?」・SHIFUYAFASSIONWEEK(2022、2023)・ソナーポケット デジタルシングル「花火」【SNS・HP】instagram: HP: 株式会社アデッソは、 現在、インフルエンサーマーケティングが可能なアプリ「ENTAMAエンタマ」をローンチ中。ENTAMA : ENTAMA : 「ENTAMAエンタマ」☆WEBアプリ ☆AppStoreダウンロード ☆AndroidAPKダウンロード 「ENTAMAMOVIESTUDIO」多目的レンタルスタジオ 所属事務所:株式会社アデッソHP: twitter: instagram: Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月26日公開中の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。現代の女子高生・百合(福原遥)が目覚めたら戦時中の日本に……偶然通りかかった特攻隊員の彰(水上恒司)に何度も助けられ次第に惹かれていくという物語を描き、ヒットスタートを切っている。今回は、彰と同じ特攻隊員の石丸役の伊藤健太郎、板倉役の嶋崎斗亜(※崎はたつさき)にインタビュー。作中の百合のように周囲に感謝すること、また今後の仕事の展望についても話を聞いた。○■映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』伊藤健太郎と嶋崎斗亜が感謝したい人――今回、主人公の百合は困難にあって改めて周囲に感謝するということがありましたが、お二人が感謝したい人はいますか?嶋崎:もう、関わる方、全てです。ファンの人もですし、スタッフさんやマネージャーさん、全員です。アイドルという仕事も、ファンの方がいないと絶対に成り立たないですし、自分たちだけだとやれることも限られてるので、いろんな方の支えがあって、映画に出させていただけたり、ステージに立たせていただけたりしていると考えたら、本当に感謝しないといけないと思っています。――特に心に残っている言葉などはありますか?嶋崎:僕のお母さんは元々アイドルが好きだから、きっと息子がこの仕事をしていてうれしいんじゃないかと思うんです。でも「嫌やったら、いつでも辞めていいんやで」と、逃げ場を作ってくれるから、すごくありがたいなと思ってます。伊藤:僕もファンの方、会社、両親、みんなに感謝しています。あとは地元の友達の存在も大きいです。未だによく遊ぶのは中高時代の友達が多くて、出会った時の感覚でいてくれる。自分が芸能の仕事をしていることについても関係なく接してくれるから、リフレッシュできて、助けてもらっている部分があります。あえてそうしてくれているわけではないと思うんですけど、変わらずにいてくれるのがありがたいです。――芸能人としての自分から離れられるところがあるのでしょうか?伊藤:色々な作品に携わっていると、どうしても役のことや作品のことを考えたりして、たまに自分がわからなくなってしまうタイミングがあるんです。でも地元に帰って友達に会うと、自分を取り戻せる。感謝していますし、恵まれているなと思ってます。○■今後の仕事について考えることは?――ちなみにお二人は、今後の仕事のビジョンややりたいことなど、どのように考えられているんですか?伊藤:もともとは役者一本と思ってたんですけど、色々とやらせてもらって、少し考えも変わったりしています。もちろん、役者という軸は持っていたいんですけど、その中から派生するものであれば、色々とやってみたい気持ちがあって。具体的にこれというものがあるわけじゃないんですけど、シャッターを閉じなくてもいいかなと、最近よく思います。やってみないと意外とわからなかったりすることもあって、意外と「これ、好きかも」と思うこともある。なので、いい意味で好奇心旺盛でいきたいです。――例えばアイドルはどうでしょうか…?伊藤:今から!? 今からアイドルは無理じゃないですか!?嶋崎:いやいや、全然いいと思います!(笑)伊藤:できないですよ! だから、すごいなと思います。斗亜くんのパフォーマンスを見させてもらったりもしたんですけど、本当に尊敬します。人を喜ばせる、エンターテインメントのプロで、素晴らしいと思います。嶋崎:いやいや、こんなにかっこよかったら、ファンがすごいことになると思います!(笑) 僕はいろんなことやっていきたいんですけど、あくまでも「アイドル」だということを大切にして、何の仕事でも結果的にグループに還元できるようにしたいです。アイドルだからこそ挑戦させていただけることもあるし、逆に僕がアイドルをやりながら他のことをやっても、本職の方には絶対に敵わへんこともわかっているんです。アイドルという筋を一つ通して、その上で今後もいろんなことに挑戦していけたら嬉しいです。――“アイドルの筋”というのは、表すとしたらどういうものだと思いますか?嶋崎:難しいですけど、自分たちを見て少しでも笑顔になってもらって、日常の嫌な気持ちを忘れてもらえるような人になれたらいいなと思います。――最後に改めて、作品を観る方へのメッセージをいただけたら。嶋崎:百合という現代の女子高生が戦争の時代に行ってしまう物語だから、百合の目線で共感できる作品になっています。百合と同じ景色を見て、戦争に関して思う部分が出てくると思いますし、その中で恋愛要素もあるので、キュンキュンもしてもらえたら。「今の生活が当たり前じゃないんやな」と気づいて、大切な人をより大切にしようと思える作品になっています。伊藤:もちろんこの作品はフィクションなんですけど、僕はフィクションじゃないとも思っていて。実際にその時代に生活されていた方々は、登場人物と同じような経験をしていたと思うんです。観てもらった方に、いっぱい考えたり感じたりしていただける作品になっているので、少しでも受け取ってもらえたら。僕もこの作品に携わって、ちょっとしたことに感謝するようになりました。何の不安も抱かずに寝られることとか、おいしいご飯が食べられることとか、そういうちっちゃなことがすごい幸せなんだなと感じていただけて、それが周囲にもどんどん伝播していったらいいなと思っています。■伊藤健太郎1997年6月30日生まれ、東京都出身。主な出演作はドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14)、『今日から俺は!!』(18)、朝ドラ『スカーレット』(19~20)、映画『デメキン』(17)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)、『弱虫ペダル』(20)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20)、『十二単衣を着た悪魔』(20)、『冬薔薇』(22)、『静かなるドン』(23)など。■嶋崎斗亜2003年8月3日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ Lil かんさいのメンバー。主な出演作は『映画 少年たち』(19)、ドラマ『年下彼氏』(20)、『僕らは恋がヘタすぎる』(20)、『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』(21)など。
2023年12月21日現代の女子高生・百合(福原遥)が目覚めたら戦時中の日本に……偶然通りかかった特攻隊員の彰(水上恒司)に何度も助けられ次第に惹かれていくという物語を描いた、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が現在公開されている。今回は、彰と同じ特攻隊員の石丸役の伊藤健太郎、板倉役の嶋崎斗亜(※崎はたつさき)にインタビュー。陽気な石丸は、弟キャラの板倉をかわいがる関係でもあったが、実際に撮影ではどのように過ごしていたのか。また、注目シーンについても話を聞いた。○■映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で初共演――出演が決まった時に、周囲からの反応はありましたか?嶋崎:Lil かんさいのメンバーがすごく喜んでくれました。外部の映画に出演することも初めてやったので、お母さんもめっちゃ喜んでくれて。皆さんがひたすら喜んでくれたので、嬉しかったです。5人グループなんですが、試写もみんなで一緒に観させてもらって、終わったら横にいた西村(拓哉)くんが泣いていて、鼻がぐずぐずでした。一応、観る前にティッシュはもらっていたんですけど、それがペーパータオルで……(笑)伊藤:鼻が痛くなるやつだ(笑)嶋崎:痛がってました(笑)伊藤:自分は、実際に特攻に行った親戚がいて、小さい頃から「特攻のおじちゃん」の写真を見ていたんです。いざ自分が特攻隊員を演じるとなると、いろいろ感じる部分はありましたけど、親戚のみんなも「いつかやってもらいたい」と思っていたようで、自分も演じたいという気持ちがありました。当時の状況に詳しい人はもう残っていないんですけど、実際に血の繋がっている中にそういう人がいることが、この映画に出させてもらう意義にもなったと思います。――お互いの印象としてはいかがでしたか?伊藤:もう、かわいいです。嶋崎:いやいや!(笑)伊藤:みんなの弟みたいな感じで、現場でもすごく盛り上げてくれましたし、助けてもらいました。嶋崎:撮影の時は19歳で……。伊藤:あ、もう20歳?嶋崎:なりました。伊藤:いいね!――伊藤さんが嶋崎さんの坊主頭を撫でてかわいがっている印象がありました。伊藤:いっぱいなでなでしました(笑) 「ごめんね」なんて言いながら。でも、元から台本に書いてあったんです!(笑)嶋崎:伊藤さんは、一言ですごくパッと雰囲気を変える感じが「テレビや映画で見てた人や」「すごっ!」となりました。皆さんそうなんですけど、すごいなって思いました。伊藤:ありがたいですね。斗亜くんはめちゃくちゃ頑張っていて、先ほども「外部の作品に出演するのは初めて」とおっしゃってましたけど、全然そんな感じもなく、堂々と素敵でした。――裏側で、2人でコミュニケーションをとる場面はあったんですか?伊藤:2人でというより、撮影現場全体でコミュニケーションをとっていました。空き時間にはUNOとかしてました。嶋崎:誰が勝ちましたっけ? 僕はけっこう最後の方まで残ってた気がします。伊藤:そうだったね。それで戦ってるうちに、出番がきちゃって(笑)嶋崎:撮影中の伊藤さんはひたすらに優しかったです。僕の坊主頭をもみくちゃにするシーンも、カットがかかる度に「痛くなかった?」と言ってくださって。本当に優しく触ってくださるから、痛いわけないんですよ!(笑) でも毎回声をかけてくださったし、演技のことでも本当にのびのびとさせていただいて、僕としてはその姿を見て学ばせてもらっていました。――逆に伊藤さんは嶋崎さんから刺激を受けたことはありましたか?伊藤:カメラの前に立った時の肝の据わり方がすごい。普段は割と弟キャラというか、かわいらしい感じなんですけど、カメラの前だとガラッと変わるので、スイッチの切り替えが素晴らしいなと、見習う部分でした。――撮影現場では誰がムードメーカーだったのでしょうか?伊藤:それこそ斗亜くんだと思います。みんなと話してくれてましたし、話題を作ってくれていました。嶋崎:そんな……! 上川(周作)さんもすごかったですよね。いろいろ興味を持ってくださって、質問してくださるんです。伊藤:面白い人だった。自分でおっしゃってたんですけど、しゃべり始めると止まらないらしいんですよ。オチが見つからないって(笑)――男性陣が盛り上がっている中に、福原さんが入ってくることもあるんですか?伊藤:待ち時間が一緒ということが少なかったんですけど、会うときはみんなで一緒にしゃべったりしてました。おやつをくれたりして。嶋崎:お菓子パーティーしました。○■「絶対に戦争をしたらダメだ」と作品を送り出す意義を感じた――ぜひ作中で好きなシーンも教えてください。嶋崎:僕は、特攻隊のメンバーでご飯を食べているシーンが楽しかったです。特に台本で動きが決められてたわけでもなく、「みんなアドリブで」というようなシーンで。伊藤:あのシーンって、基本的に、僕らが喋らなきゃいけないんです! ほかの方々はそんなにガッと喋るタイプのキャラクターじゃないので、明るいキャラの僕らが話題を作っていかなければいけなくて、けっこう大変だったよね(笑)。僕らがわーっとやってないと、食堂がシーンとなっちゃうんで。嶋崎:だから、急に僕が「板倉特製どんぶり」を作り出したり(笑)。周りのおかずを全部使った「全部乗せ丼」です。伊藤:あれ、まっ茶色だったね(笑)。そういうアドリブの面でも助けてもらいました。色々きっかけを作ってくださったので、乗っかりやすかったです。嶋崎:ああいう明るいシーンがあるからこそ、他のシーンが心に響いて来るから、アクセントになるのかな。伊藤:僕のお気に入りシーンはいっぱいありますけど、印象に残ったという意味ではやっぱり終盤の橋のシーンです。実は、石丸はセリフが一切ないんですよ。台本では5ページぐらいあるシーンなんですけど、読んでも読んでも「あれ、俺、今日セリフないな」と(笑)。でも本当に苦しくなるシーンでもあって、ずっと見ていた思い出があります。セリフのない芝居を全力でやっていました。完成した作品を観ても、本当に素敵なシーンだった。斗亜くんは泣きながら走っていて1番大変だったと思うし、僕はずっと「頑張れ、斗亜!」と思ってました。嶋崎:ありがとうございます。――それは逆に注目したくなりますね。伊藤:石丸も2回くらい(カメラに)抜かれるので!――世界中でいろいろある中で、この作品を世に出す意義についてはどのように思われましたか?嶋崎:成田洋一監督も「世界で戦争が起こっているのを見て、絶対に戦争をしたらダメだと思った」とおっしゃってたんです。僕も原作を読んで、完成した映画も観て、本当に繰り返したくないと思いました。伊藤:日本は今戦争をしていないですけど、過去にこういう時代があったということは、知っておくべきだなと改めて感じました。考えていただけるきっかけになる作品になっているとも思うので、いろいろ残るものがあればいいなと思います。■伊藤健太郎1997年6月30日生まれ、東京都出身。主な出演作はドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14)、『今日から俺は!!』(18)、朝ドラ『スカーレット』(19〜20)、映画『デメキン』(17)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)、『弱虫ペダル』(20)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20)、『十二単衣を着た悪魔』(20)、『冬薔薇』(22)、『静かなるドン』(23)など。■嶋崎斗亜2003年8月3日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ Lil かんさいのメンバー。主な出演作は『映画 少年たち』(19)、ドラマ『年下彼氏』(20)、『僕らは恋がヘタすぎる』(20)、『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』(21)など。
2023年12月19日望海風斗のドラマティックコンサートツアー『Hello,』のゲストが発表された。本ツアーは、昨年開催の『Look at Me』に続く第2弾として、2024年3月から4月にかけて東京・福岡・愛知・大阪で開催される。このたびゲストとして、2024年3月24日(日) の東京公演には、2024年1月15日(月) に開幕するミュージカル『イザボー』で初共演を果たす上原理生、2024年4月25日(木) の大阪公演には、宝塚歌劇団在団中に切磋琢磨し、公私ともに望海と交流の深い朝夏まなとが出演することが決定した。<公演情報>望海風斗ドラマティックコンサート『Hello,』演出・振付:桜木涼介音楽監督:武部聡志プロデューサー:渡辺ミキ【出演】望海風斗井上望、碓井菜央、加賀谷真聡、神谷直樹、齋藤 駿、仙名立宗、中道杏菜、半山ゆきの※五十音順【ゲスト】東京公演3月24日(日) 12:00公演/17:00公演:上原理生大阪公演4月25日(木) 13:00公演/18:00公演:朝夏まなと【東京公演】2024年3月20日(水)〜3月25日(月)会場:東京・日本青年館ホール【福岡公演】2024年3月30日(土)・31日(日)会場:福岡・キャナルシティ劇場【愛知公演】2024年4月20日(土)・21日(日)会場:愛知・東海市芸術劇場大ホール【大阪公演】2024年4月24日(水)~28日(日)会場:大阪・SkyシアターMBS公式サイト:
2023年12月08日飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優・磯村勇斗は、ここ数年で人気と実力が一致する稀有な俳優へと進化を遂げた。「きのう何食べた?」シリーズで、かわいさと絶妙な小憎たらしさを兼ね備えたジルベールを好演していたかと思えば、公開中の映画『月』では、心やさしいさとくんが一線を超えていってしまう工程を演じた。そのふり幅、作品によって使い分ける顔の違い、実力は推して知るべしと言える。最新出演映画『正欲』では、磯村さんは佐々木佳道を演じた。佳道は、両親の事故死をきっかけに、横浜から中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた男。新垣結衣演じる桐生夏月の中学時代の同級生で、夏月とは誰にも言えない秘密を共有している。なかなか人に理解されない、言えない指向を持ちながらも何とか大多数に混じろうと生きてきた佳道の葛藤、変化していくグラデーションの体現はさすがの一言に尽きる。(c) 2021 朝井リョウ/新潮社(c) 2023「正欲」製作委員会インタビューでは、悩みながらもまっとうした佳道という役についての解説と、自らを「ハングリーマン」と言い切る、お茶目な表現で俳優という職業への入れ込みまで語ってくれた。演じた役は「すごく理解と共感ができた」――『正欲』で演じられた佐々木佳道は、いわゆるマイノリティに属する人間として描かれていました。どう読み解き、演じていったんでしょうか?佳道の性的指向の部分に関しての理解が、やはり一番難しいところでした。岸監督、プロデューサーと「どういう感覚に近いんだろう?」と、ああでもない・こうでもないと話し合いました。結果、佳道が持っている指向に関して「コレ」というものは見つからなかったけれど、人には隠しているマイノリティというところに、僕はすごく理解と共感ができたんです。なので、その感覚を大事にしたほうがいいんじゃないかと、最初に佳道を作っていった…近づけていったような感じでした。――生きづらさを抱えながらも、マジョリティに寄っていこうとしていた佳道ですが、夏月と再会し彼女と対話を重ねることで移り変わっていきますよね。佳道は最初、生きる上でカメレオンのように周りに溶け込んで生活をしなければならないみたいなことを考えたと思うんです。(大多数に)染まらなければいけないというのは、おそらくマジョリティの圧だとは思うんですけれど。世間の目みたいな部分で、彼なりになるべく馴染もうと、頑張ろうとしていたと思うんですね。でもそれはやっぱり自分を苦しめてるだけであり、自分らしさはなくなってしまうので、葛藤はすごくあったと思います。その狭間でかなり闘っているんだろうし、そこで生きている人だな、というのは感じていました。新垣結衣、稲垣吾郎との共演――夏月を演じられた新垣さんと磯村さんの空気感が、すごくぴったりでした。初共演ですよね?はい、そうです。新垣さんは僕がデビューする前からテレビでずっと見てきた方なので、最初はちょっと幻かな?と思いました。僕たちはガッキー世代なので(笑)!そういう方と対面してお芝居する不思議さは、どことなくありましたね。新垣さんご本人は、ものすごく柔らかい空気感をお持ちの方なんです。誰にでも優しいですし、おそらく感受性がとても豊かな方なんだろうなと、お芝居を一緒にやっていてすごく感じました。特に受けのお芝居が魅力的だなと思っていました。(c) 2021 朝井リョウ/新潮社(c) 2023「正欲」製作委員会――主演の稲垣吾郎さんに関しては、少ないシーンでしたがご一緒していました。いかがでしたか?稲垣さんとの撮影は本当に1日だけだったんです。しかも、かなりヘビーなシーンでご一緒したので、挨拶を交わしたくらいでした。そしてお芝居の演出上、(セットの)テーブルを挟んで2人とも無言で座っていて、お互い集中し合っている、みたいな感覚で緊迫していたので「稲垣さんは怖い方なのかもしれない…」という印象だったんです。だけど、撮影が終わって最近取材でご一緒したときに、すごくフランクにお話しさせていただいて「あれ!?全然怖くなかった!」みたいな(笑)。趣味も似ていたのでお話も弾みました、すごく楽しい方という印象に変わりました。また共演できる機会をいただけたら、そのときはもっといろいろお話したいです。「自分は自分でいい」「今の自分自身を認めてあげよう」――夏月と佳道の関係性については、どう解釈していきましたか?佳道にとって、夏月が一番の理解者であり支えてくれる存在なので、やはり逢うべくして出逢ったような運命的な二人だと思いました。再会の仕方も、ちょっと変わった出逢い方をしているじゃないですか。必然性も感じたので、導かれているものを大事にして二人の時間を紡いでいきたいなとやっていました。佳道として演じていて、夏月といる間はやっぱりいい時間が流れていたんですよね。今まで佳道が歩んできた社会の棘のあるような空気とはまったく違って、なんか…まろやかな時間になっているなあと感じました。しかも、恋愛にいくわけでもなく、お互いの指向だけで理解し合えている。その不思議な感じが、居心地が良かったんですよね。そこだけでつながることもできるんだな、という発見もありました。――恋愛ではないが強固な結びつきということですよね。磯村さんご自身も感じるところがあったんでしょうか?そうですね。佳道と夏月の出逢い方は、僕の中でも新しかったんです。その感覚で通じ合えて一緒に過ごすことができるのは、今の時代だからこその形なのかもしれないなあって。ただ、すべては本人次第で他人がああだこうだいうことじゃないな、というのはすごく感じています。ここ数年、作品を通したり、出会った人と話す中で共通して思うのはそこです。すべて本人たちがよければ、それが一番の幸せなんじゃないかと感じています。――磯村さんご自身は『正欲』という映画を、どんな風に受け取りましたか?観終わった感覚で言えば、ものすごく温かい気持ちになったんです。「自分は自分でいいんだな」と思わせてくれたというか、救われるというか。観終わった後にホワーッとする感覚になれる映画でした。人とのつながりの大切さ、今の自分自身を認めてあげようというメッセージを僕は受け取りましね。常にハングリーマンで「貪欲さは大事に」――劇中では、「人生の通知表」という言葉が出てきました。磯村さんが現段階でご自身の人生に通知表をつけるなら、どうなりますか?「5」がマックスだったら、「2」「3」ぐらいじゃないかな?――え!どうしてそんなに低いんですか?だって「5」にしたら面白くないじゃないですか!――なるほど!伸びしろですね。そうです、伸びしろです!やっぱり、「5」にしちゃうと、先がないのでつまらないですよね。登っていくほうが面白いと僕は思うんですよ。なので今は「2」「3」がバーっといろいろある感じかなあと思います。そのほうが自分はまだ挑戦していけますし。…逆に「5」なんて作りたくないって思うんです。それぐらいがちょうど役者は楽しいんじゃないかなあと。ずっとなんかもうひとりの自分を追いかけている、みたいな。その追いかけっこみたいなのが楽しいと思ってます。僕は、ハングリーマンです(笑)。――「5」にならずずっとハングリーでい続けるために、今後の自分に期待したいことは何ですか?例えば、10年後に同じことを聞いていただいたときに「5ですね(きりっ)」とか言わない自分でいたいです。万が一、「5だね」とか言ったら、過去の自分が殴り行きますよ。「お前、そんなことを言うようになったか!!」って(笑)。それぐらいの貪欲さは、何年経ってもずっと取っておきたいというか、大事にしておきたいなとすごく思っています。【磯村勇斗】スタイリング:笠井時夢/メイク:佐藤友勝(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年11月13日西島秀俊と内野聖陽がカップルを演じる「きのう何食べた? season2」の6話が11月10日に放送。航と小日向カップルが再登場し、お正月を4人で楽しく過ごす姿に「やっぱりいいなぁ」や「こんな仲間がいるっていいな」などの声が上がっている。よしながふみの同名漫画が原作の本作は、史朗と賢二カップルのささやかな日常を描いた物語。弁護士の史朗を西島秀俊、史朗と同棲中の美容師・賢二を内野聖陽、史朗たちの友人カップルの航(ジルベール)を磯村勇斗、小日向を山本耕史が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。12月30日の昼。ひとり大掃除をしていた賢二(内野聖陽)は、仕事から帰宅した史朗(西島秀俊)に、航(磯村勇斗)から初詣の誘いがあったことを報告。「初詣=親と昼間に行くもの」だった史朗は、大晦日の夜に集まると知って驚く。史朗は寒い夜に人混みの中で徹夜するのはイヤだと拒否するが、珍しく語気強めに反論する賢二を見て相当行きたいのだと悟り、初詣の誘いを受け入れる。そして大晦日の夜。集合した4人は、無事一緒に新年を迎える。だがお参りを終えた後、テンション高めの賢二に対し、3人は早くも帰るムード。オールで夜遊びを満喫したい賢二の意見は却下され、結局一旦解散し昼から小日向(山本耕史)と航の家でパーティーをすることになる。ふたりの家に着くと、老舗料亭のお取り寄せおせちがずらり。伊勢えび・アワビ・ローストビーフが並ぶ姿に、不服そうだった賢二も目を輝かせる。一方手作りの黒豆と豚の角煮を用意していた史朗は、キッチンを借りて最後の仕上げをする。そんな正月ならではのごちそうをほおばりながら、話題はやがて家族の話に。「兄弟が結婚して孫がいるから気がラク」という会話に、ひとり息子の史朗は複雑な表情を浮かべて――というのが6話の展開。年末年始に皆が実家に帰らないことを知った航は、「そうだ、これから毎年、このお正月パーティー恒例にしない?」と提案する。航の毒舌にもすっかり慣れ、彼の本心を掴めるようになった史朗たち。うまくバランスのとれた楽しい時間を過ごす4人に、SNSでは「4人…やっぱりいいなぁ。幸せが続きますように」や「こんな仲間がいるっていいな」、「正月に集まれる仲間がいるって羨ましいなぁ」などの声が。その後、自分の大家さんの依頼で、賃貸の未払い問題を担当していた史朗は、賢二が恋人かと聞かれ「私の恋人です」と答える。そんな史朗の姿に「どうどうとけんじを恋人と紹介するシロさん、素敵すぎた」や「前のシロさんだったら、ケンジさんとの仲を恋人って言えなかったよなぁ」など史朗の変化を感じる声が上がっている。一方で、パートナーシップ制度はあるものの、日本ではまだ同性での結婚ができない現状に、「「結婚したい人はいるよ」「恋人です」の切ない響きよ」や「パートナーシップ条例「結婚できるわけじゃないから」…胸にずんときた…」などの声も多く上がっている。【第7話あらすじ】仕事中の史朗の様子を見ていた小山志乃(中村ゆりか)は、ずっと贈りたいと思っていたというものをデスクに置く。それは100円ショップの老眼鏡だった。明らかに老眼の仕草をしていた史朗。しかし史朗は、それが何か察しつつも認めたくないのか頑なに見ようとも受け取ろうともしない。だが「素直にお認めなさい」と上町美江(高泉淳子)に一蹴され、仕方なく掛けてみると認めざるを得ないほど視界が開ける。そしてその日の夜、賢二から誕生日プレゼントの希望を聞かれた史朗は、「老眼鏡」と即答するのだった。そんな折、史朗のもとに、大学の同級生・金森が亡くなったとの知らせが入る。誕生日当日が告別式のため、お祝いは見送ることにした史朗。式では金森の子供3人と挨拶するが、すでに全員20代後半で孫の姿も。参列した同級生たちも自分の子供の結婚話を口にして、史朗は思わず無言になる。妻・諒子(相築あきこ)の話では、金森の闘病生活は3年に及んだという。本人が誰にも知らせないで欲しいと懇願したといい、悪化した最後の2か月までは元気だったようだ。その2か月で心の整理は出来たとはいうものの、諒子の表情はやはり寂しそう。そんな話を聞いた史朗は、帰宅後、賢二にある提案をし――。「きのう何食べた? season2」は毎週金曜23時12分~テレビ東京系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月11日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗らが出演する朝井リョウ原作映画『正欲』が、11月10日(金)本日公開。この度、新垣さんと磯村さんが共演する、劇中の印象的なワンシーンが到着した。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を映画化。今回公開されたのは、夏月(新垣さん)と佳道(磯村さん)、同級生のある会話シーン。大人になってから思わぬ形で再会し、やがて互いに“ある秘密”を抱えていることを共有する仲になるふたり。公開中の予告編で、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」(夏月)、「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」(佳道)と語るように、ある秘密のためにどこか生きづらさを感じている。そこで佳道は、「これで擬態できないかな、世間並みに」と夏月に指輪を差し出し、「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と提案し、夏月も笑顔で応える。今回の出演について磯村さんは、「非常に難しい役と出会ったという印象でした。岸監督やプロデューサーと何度も話し合ったぐらい、掴むのが難しかった。でもこの作品が届けたいメッセージは非常に今の時代に合っているし、何か救いになるのではないかと思いました」と苦労を明かす。新垣さんは「夏月ひとりの場面の撮影はずっと重くて、苦しいなという感覚でした」と語るも、「磯村さんがクランクインされて、佳道とふたりの場面になったら本当にホッとしたんです。夏月たちも実際にこういう気持だったのかもしれないなって、そのときにすごくリアルに感じました」と磯村さんとの充実した撮影をふり返っている。『正欲』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年11月10日女優の飯豊まりえが、「第40回ベストジーニスト2023」の協議会選出部門に選出され9日、都内で行われた授賞式に出席した。飯豊は、白Tシャツにデニムというコーディネートで、丸メガネをかけて登場。「このたびはこのような大変うれしい賞をいただきましたことをうれしく思っています。子供の頃からジーンズが大好きで、デニムは自分の相棒のようなものです」と喜び、「実は子供の頃、今から12年ほど前に、ベストジーニストの新人部門にエントリーしたことがありまして、そのときは受賞はできなかったんですが、今回子供の頃から憧れていた賞に選出していただいたことの意味を噛みしめております。子供の頃の私にこのトロフィーを渡したいと思います」と感慨深げに語った。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。SNS調査による投票形式によって決定する「一般選出部門」は、菅田将暉と池田美優が2年連続で選ばれた。また「協議会選出部門」は松重豊、飯豊まりえ、和田明日香が、「協議会選出部門 グローバル特別賞」は富樫勇樹、「次世代部門」は市川染五郎、莉子、VTuberの叶、さらに、「協議会選出 特別貢献賞」に三越伊勢丹が選出された。
2023年11月09日11月1日に閉幕した第36回東京国際映画祭で観客賞と最優秀監督賞の2冠に輝いた岸善幸監督の『正欲』が、10日(金) に全国公開される。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗はじめ、人気俳優が顔を揃える作品だが、多様性について改めて考えさせられるシリアスな群像劇。50万部を超える朝井リョウのベストセラー小説の映画化だ。『正欲』LGBTQのような性的マイノリティの人への偏見や差別をなくそうという考えが社会の主流になり、さまざまな性的指向を個性と認め合う多様性の時代だ。一方で、反社会的な小児性愛からみの事件や、スキャンダルも後をたたない。そんな中で、この映画は、「マイノリティの中のマイノリティ」を取り上げた。ここまで深い部分にスポットをあてた作品は、観たことがない。昔、酒席でたまたま高名なSM作家と話す機会があったときに「1000人いれば、1000人のフェチがある」といわれ、そんなものかな、とすこし違和感を覚えた記憶があるが、世の中の片隅で息を潜めていた人たちの存在が、SNS全盛となって、すこしずつ水面に浮かび上がってきた。この映画は、まさにそういう時流の象徴かもしれない。5人の男女をメインにした群像劇だ。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が演じている。別々の場所で生活し、境遇も違う彼らの日々が並行して描かれ、時間の経過とともに、交差し、からみ合い、そして事件がおきる、という展開。この5人の日常のなかで、フェティシズム、同性愛、小児性愛、男性恐怖症、ルッキズム、そして不登校といった現代の諸相も、映し出す。脚本は、『あゝ、荒野』に続き岸善幸監督とタッグを組んだ港岳彦が手がけ、朝井リョウの原作小説とは少し構成を変えている。稲垣吾郎が演じる横浜地方検察庁の検事・寺井啓喜は、不登校で引きこもりの息子を抱え、妻との関係はあまりよくない。ごく“普通”の、つまり大多数の指向をもった中年男性、という設定だ。検察事務官(宇野祥平)と共に担当する事件の中で、世の中のさまざまなマイノリティと関わりを持つことになるが、今回の事件によって彼の中にも、ある変化が訪れる。桐生夏月(新垣結衣)は、地元広島のショッピングモールで働くアラサーの独身。彼女は、中学の同窓会で佐々木佳道(磯村勇斗)と再会し、中学時代から抱いていた不思議なシンパシーを思い出す。実は、ふたりには忘れられない鮮烈な過去の出来事があったのだ……。そして、横浜の大学に通う学生・神戸八重子(東野絢香)。性的トラウマを抱え、男性に嫌悪感を抱いているが、大学で行われるフェスで、ダンスサークルに所属する諸橋大也(佐藤寛太)と出会い、無機質な彼の魅力に惹きつけられていく……。観ているうちに引き寄せられ、目が離せなくなるのが、夏月と佳道。ふたりは再会して、実は性的指向が共通であり、お互いにとって初めての理解者だとわかるのだ。その後、彼らが選んだ生き方、ライフスタイルには、率直に言って驚かされてしまう。岸監督はあるインタビューで、「今の“多様性”ですくい取れないマイノリティーで、社会から疎外され、なじめない生き方をしてきたふたりがどう結ばれるか、大きなテーマだった」と語っている。原作のなかに、「社会からほっとかれるためには社会の一員になることが最も手っ取り早い」という一節がある。夏月と佳道は、ノーマルな市民生活に溶け込んでいたのだが……。思いもかけない展開。ラストは、希望が見えた、とはいわないが、ほんの小さな灯りがともる。ところで、『正欲』には『(ab)normal desire』という英語タイトルがついている。なるほど、これは面白い。(ab) という言葉が意味深だ。「ノーマルな欲望とアブノーマルな欲望、どちらも同じ欲望にほかならない……」と読み取った。自分ではごくノーマルと思える指向も、別の角度からみたらアブノーマルということはある。普通の男を演じた中で、稲垣吾郎がふっと見せる軽い狂気。難役にチャレンジし複雑な心のひだを絶妙に表現した新垣結衣。そして、まさに旬、ノリにのる磯村勇斗。年末年始発表される映画賞に、どんな風にからむかも楽しみ。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……人と違う生き方が否定され苦悩する“個性的”な人たち。「普通って何?」という問いかけが胸に刺さる……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()中川右介さん(作家、編集者)「……稲垣吾郎演じる検事だけが、自分こそ普通だと確信しているのだが、一番異常に見えてくる皮肉……」中川右介さんの水先案内をもっと見る()平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)「……出演者でも際立つのは、磯村勇斗だ……」平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C) 2021 朝井リョウ/新潮社(C) 2023「正欲」製作委員会
2023年11月06日俳優の佐野勇斗が3日、都内で行われた「2023年ヒット商品ベスト30」「2024年ヒット予測30」先行発表会に出席した。1987年の創刊以来、その年のヒット商品をランキング化し、誌面にて発表している日経トレンディ。今年の活躍ぶりから来年はブレイクが期待される"来年の顔"には俳優やボーカルダンスグループ・M!LKのメンバーとして活躍している佐野勇斗が選ばれた。今年はNHK総合の『おとなりに銀河』で主演を、『トリリオンゲーム』(TBS系)で目黒蓮のバディ役として出演した佐野。また劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が上半期の実写映画で1位になるなど大ヒットを記録した。来年はさらなる飛躍が期待される。"来年の顔"に選ばれた佐野は「今回来年の顔に選んでいただき、すごく光栄に思っています」と喜びつつ、「すごくうれしいんですけど、ちょっとプレッシャーですよね。来年になって"今年の顔"に選んでいただけたらうれしいんですけど、選ばれなかったらと今年何だったんだと思うので、期待に応えられるように頑張りたいと思います」と吐露。MCから「今まで選ばれた方は例外なく大活躍された方ばかり」と指摘されると、「本当ですか? うれしいです! 頑張ります!」と力を込めた。「2023年ヒット商品ベスト30」ということで、今年1年自身がハマったモノを問われ、「テントサウナというモノがあって、自宅でできるんですよ。自宅でテントの中にサウナができる機械を使って、お風呂に氷水を張ってやるのが僕の癒やしです」と自宅でのテントサウナがブームだといい、「サウナ用の冷凍庫を買って、家でめちゃくちゃ氷を作っています」と自宅で本格的なサウナを楽しんでいるんだという。続けて、今年1年を「今年はドラマや映画にも出させていただきましたが、M!LKとしてグループで初めて横浜アリーナでライブをさせてもらいました」と充実した1年だったといい、「将来的にはドームツアーをしたいので、そこに近づけるようにアリーナツアーが出来るように頑張りたいと思います」とさらなる活躍を誓っていた。また、今年の顔にはラグビー選手の松田力也、モデルで女優の生見愛瑠が選ばれた。
2023年11月03日俳優の磯村勇斗が2日、都内で行われた映画『正欲』(11月10日公開)の学生限定試写会に出席。高校生や大学生などからの質問に真摯に回答した。本作は、累計50万部突破の朝井リョウ氏による同名小説を、映画『あゝ、荒野』や『前科者』などの岸善幸監督が映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出す。磯村は、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月(新垣結衣)の同級生・佐々木佳道を演じた。高校生や大学生など学生85人が映画を鑑賞したあとのイベントに参加した磯村。昨日まで開催されていた第36回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞したことに「監督賞はイコール作品賞だと思う」と高い評価に笑顔を見せると「観客賞がとてもうれしい。観ていただいた人の評価が一番」と多くの支持を集めたことに喜びを見せる。この日は映画を観た学生たちが直接磯村に質問するコーナーも。「あってはならない感情なんて、この世にはない」という言葉が印象的な本作にちなみ、磯村にとって「こんな感情があったんだ、と思ったことは?」と質問されると「今まで一人でいることが好きなタイプで、人に誘われても嫌だと断りがちだったのですが、最近人恋しくなった。どこかに出掛けたいというよりは、誰かに会いたいという気持ちが湧いてくるようになった」と回答。さらに「呼吸のようになければならないものは?」という質問に磯村は「人」と即答。続けて「自分一人で生きていけるところもありますが、周りの人によって人格は形成されるもの。人との出会いはなくてはならないものだと思います」と語った。また芸能の仕事を「欲の対象になる側」と定義した大学生は、本作で磯村が演じた佳道を「欲を消費する側」とし、正反対の役柄を演じたことで感じたことについて問いかけると、磯村は「なんて鋭い質問なんだ」と驚き顔で「僕は自分を商品と呼ばれることが嫌いなのですが、消費されていく仕事であり、誰かの欲の対象になるという側面は理解しています」と述べる。さらに磯村は「敢えて“商品”という言葉を活かすなら、ちょっとフレーバーを変えつつ、長く愛される“商品”でいたい。消費される生き物であるならば、ゼロにはさせたくないです」と素直な気持ちを吐露していた。その後も、学生からの鋭い質問は続き、作品にちなみ「これまでかけてもらった言葉でうれしかったものは?」という質問には映画『ヤクザと家族 The Family』で作品を共にした藤井道人監督から「監督と役者は夫婦」と言われたことをあげる。磯村は「夫婦はぶつかるし理解し合える。そうやって歩んでいきたいと言われて肩の荷が下りた」と振り返ると「役者は監督の指示に従うものという面はありますが、相談してもいいんだと言ってくれているのだなと。それはスタッフ同士でも、役者の先輩でも。そうやって話し合える関係性でモノづくりができることは素敵ですよね。いまの若い子にもそういう場を作っていきたい」と思いを語っていた。
2023年11月02日俳優の磯村勇斗が25日、都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『正欲』(11月10日公開)のワールドプレミア舞台挨拶に、主演の稲垣吾郎、新垣結衣、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督とともに登壇した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜を稲垣、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役を新垣、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道を磯村、ダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也を佐藤、大也と同じ大学に通う神戸八重子を東野が演じた。磯村は本作で稲垣と初共演。「稲垣さんとのシーンはわずかだったんですけど、忘れられないぐらい、稲垣さん演じる寺井が空気も含めて怖かったです」と振り返り、「とても助けていただいたというか、あの空気を出していただいたので、もう何もしなくてよかったという感じでした。それぐらい引っ張っていただきました」と感謝した。稲垣も、新垣と磯村と初共演した感想を聞かれると「普段からいろんな作品で拝見している素晴らしい俳優さんたちなので共演できるというのは本当にうれしく思いました」と喜びを述べ、「普段見させてもらっている表情と違った、映画の登場人物になりきった、新垣さんなら夏月、磯村さんなら佳道としてそこに存在していたので、僕も自然とその世界に誘われて気持ちよく演じることができました」と称賛していた。
2023年10月25日映画『正欲』(11月10日公開)に出演する稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。フォーマルな衣装でレッドカーペットに登場した5人。稲垣は「すごい華やかですね。華やかな映画祭の祭典、東京国際映画祭にお招きいただきありがとうございます」と挨拶し、本作について「出演者みんなそれぞれ覚悟の必要とした作品だったのですが、それが報われる素晴らしい作品に仕上げていただきました。ぜひ映画館で見ていただきたいと思います」と自信をのぞかせた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日5人組ダンスボーカルグループ・M!LKの佐野勇斗と曽野舜太が19日、都内で行われた「Calvin Klein グローバルイベント in TOKYO」に出席した。同イベントは、アメリカ発のデザイナーズ・ライフスタイル・ブランドであるカルバン・クラインによる、一夜限りの音楽&ファッションイベントで、テーマは「MUSIC MEETS FASHION」。国内外の著名人がカルバン・クラインのファッションを身にまとって参加した。佐野は、インナーにハーフジップのスウェットをセレクトしたジャケットスタイルで登場。曽野は、カルバン・クラインのアイコンであるデニムのセットアップに、テーラージャケットとスカーフと合わせたコーディネートを披露した。イベントには、池田エライザ、imase、UTA、ジョングク(BTS)、SKY-HI、仲里依紗、西内まりや、ブライト、本田仁美、森星、山本舞香らも出席した。
2023年10月19日望海風斗のドラマティックコンサートツアー『Hello,』のビジュアルと公演詳細が本日17時に解禁された。日本青年館ホール(東京)を皮切りに、キャナルシティ劇場(福岡)、東海市芸術劇場大ホール(愛知)、SkyシアターMBS(大阪)を巡るツアーの全日程も発表。ビジュアルは「五感の解放、そして新しい望海風斗やお客様自身との“出会い”をテーマにした」というポップなものが届いた。ドラマティックコンサート『Hello,』ビジュアル(表)ドラマティックコンサート『Hello,』ビジュアル(裏)宝塚・雪組トップスターとして『ファントム』や『fff-フォルティッシッシモ-』に出演したほか、現役トップスターとして初の「anan」表紙に抜擢、ナオト・インティライミプロデュースの楽曲「夢をあつめて」を配信リリースしiTunesチャート1位を獲得するなどの快挙を成し遂げた望海。退団後は『next to normal』、『ガイズ&ドールズ』、ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などに出演。圧倒的な表現力で第30回読売演劇大賞優秀女優賞、第48回菊田一夫演劇賞を受賞。2024年にはミュージカル『イザボー』の主演も決定するなど、変わらぬ人気を誇りつつ自身の活躍の場を広げている。本ツアーは、昨年開催の『Look at Me』に続く第2弾。望海はコンサートに向け、「前回は様々な私をお見せする!そんな挑戦のステージでしたが、今回は来てくださった皆さんの心のマスクを外してもらえるような、春にぴったりな温かいコンサートにしたいと思っております。(中略)『Hello,』どんな自分に出会えるのか、私自身も楽しみです!」とコメントしている。望海風斗のドラマティックコンサートツアー『Hello,』は、2024年3月20日(水)東京・日本青年館ホールよりスタート。チケットの一般発売は2024年2月17日(土)10時より。<公演情報>望海風斗ドラマティックコンサート『Hello,』演出・振付:桜木涼介音楽監督:武部聡志プロデューサー:渡辺ミキ出演:望海風斗井上望、碓井菜央、加賀谷真聡、神谷直樹、齋藤 駿、仙名立宗、中道杏菜、半山ゆきの※五十音順【東京公演】2024年3月20日(水)〜3月25日(月)会場:東京・日本青年館ホール【福岡公演】2024年3月30日(土)・31日(日)会場:福岡・キャナルシティ劇場【愛知公演】2024年4月20日(土)・21日(日)会場:愛知・東海市芸術劇場大ホール【大阪公演】2024年2024年4月24日(水)~28日(日)会場:大阪・SkyシアターMBS公式サイト:
2023年10月19日話題作への出演が続く俳優の磯村勇斗。映画『正欲』(11月10日公開)では、5人の中心人物の1人である佐々木佳道役を任され、自分の指向とは異なる人物を演じることに難しさを感じつつ、丁寧に役に寄り添って作り上げたという。岸善幸監督は磯村の演技を絶賛。「お願いできるのは磯村さんしか思いつかなかった」と絶大な信頼を寄せている。○■稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が出演朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で映画化。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。本作に登場する5人の中心人物の1人である佐々木佳道を演じる磯村は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(17)でヒロインの夫役を演じ脚光を浴び、『ヤクザと家族 The Family』(21)、劇場版『きのう何食べた?』(21)での演技が評価され、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も若者から絶大な支持を集める『東京リベンジャーズ』シリーズや、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品の『PLAN 75』(22)など話題作に出演、『ビリーバーズ』(22)では映画初主演も果たした。さらに2023年には『最後まで行く』、『波紋』、『渇水』、ドラマ『きのう何食べた? season2』と立て続けに注目作に出演、直近では『月』が今月13日に公開された。そんな磯村の今年最後の出演公開作となるのが『正欲』だ。『前科者』(22)に続き2度目の岸監督作品への出演となる本作では、両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道を演じている。本作の中心人物である桐生夏月(新垣結衣)とは中学時代の同級生で、2人は誰にも言えない“ある秘密”を共有している、という役どころだ。○■『前科者』に続き2度目の岸監督作品への出演で互いに信頼先日公開された予告編では、佳道は夏月に「この世界で生きていくために、手を組みませんか」と持ち掛けるシーンも明かされた。朝井リョウ氏の人気原作の映画化ということもあり、SNSでは「映画館で、磯村くん演じる佳道が見られるの楽しみだなあ」「佐々木佳道役で出ると聞いて嬉しい」「難しそうな役どころを磯村くんがどう演技するのか、楽しみにしています」と、磯村の佐々木役に対し期待の声が多数上がっている。磯村は本作の映画化決定にあたり、「今回の作品では、自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです。ですが『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました。難しい題材ではあるものの、今の時代に問う作品になっていると思います」と、岸監督への厚い信頼と役作りについて真摯に語っていた。岸監督は「磯村勇斗さんも難しい役柄――今回はどの役もみなさん難しいですけど――佳道役を豊かな感情のグラデーションで演じてくれたと思います。台詞の語り方、抑揚ももちろんですが、今回はとくに表情と身体全体で役の感情をとても繊細に表現してくれたと思います」と磯村の演技を絶賛。「初めから佳道役についてはそういうところが重要だと思っていたので、お願いできるのは磯村さんしか思いつかなかったです」と絶大な信頼を寄せている。劇中では冒頭から磯村が、生きることに空虚になっている佳道を持ち前の柔軟な適応力によって表現している。(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
2023年10月14日