俳優の坂口健太郎が5日、都内で行われた4月12日スタートのTBS系ドラマ『重版出来!』(毎週火曜22:00~22:54、初回15分拡大)の完成披露特別試写会に出席し、初恋の相手は『風の谷のナウシカ』のヒロイン・ナウシカだと明かした。本作は、『月刊!スピリッツ』で連載中の松田奈緒子作の同名漫画を原作とする物語。コミック雑誌『週刊バイブス』の編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家、営業担当、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を描く。坂口が演じるのは、コミック営業部担当の小泉純。自身の役について「最初は覇気がなかったり熱量をあまり持っていない男の子。心と触れ合うことによってどんどん燃えていく、少しずつ変わっていく役」と説明した。そして、本作にちなんで好きな漫画を聞かれると、坂口は「『風の谷のナウシカ』と『三つ目がとおる』が好きです」と答え、「初めて恋をしたのはナウシカでしたね」と告白。また、主演の黒木は「いろいろ読みます。『東京喰種トーキョーグール』や『亜人』も見ます」、オダギリジョーは「漫画は読まないですが、『キン肉マン』とか読んでいました」と語った。試写会には、黒木、坂口、オダギリのほか、松重豊、安田顕、脚本家の野木亜紀子が出席した。
2016年04月05日現代人が抱える苦悩と希望を、寓話性を用いたストーリーと多彩な演出を取り入れて表現し、注目を集めている舞台芸術集団・地下空港。第16回公演となる『ポセイドンの牙』は、映画『告白』での抜擢以来、映像を中心に活躍する藤原薫や、舞台『激動』(水川あさみ主演)でもメインキャストを演じた原嶋元久ら、実力派若手俳優たちを客演に迎えた意欲作。地下空港で脚本と演出を担当する伊藤靖朗と、主演を務める藤原、昨年に続いての地下空港への出演となる原嶋に意気込みを聞いた。地下空港『ポセイドンの牙』チケット情報とある海洋都市、オトガメ市。水産高校に通う須永宇宙期(ソラキ/藤原)、クリスチャンの道井磨多井(原嶋)、貝類オタクの葛先賢人(猪野広樹)、エロで頭がいっぱいの生方英(平田雄也)、お坊ちゃんな萩原安打尊(佐野勇斗)の通称"スイサンズ"は、今日も女の子の話で盛り上がっている。そんな中、自治体が資金難に陥り、水産高校が防衛人材育成高校に変わる計画が持ち上がる。スイサンズは岬の海底に眠るという〈黄金の釣針〉を手に入れることで、その計画を阻止しようとするが……。物語は謎の怪物カルナ(兼崎健太郎)やドローナ(中村龍介)、正体不明なポセイドン(滝川英治)、さらにはオトガメ市の土地を買い占めようとする企業の社員(渡辺和貴)らも登場し、壮大なスケールで展開する。「海と命、そして戦争と未来を書きたかった」という伊藤は、「そう言ってしまうと、壮大すぎるかもしれませんが(笑)。原発事故以降の海洋汚染だったり、世界中で絶滅危惧種の動物が増えていたりすることへの不安は、今では誰もが感じていること。だからこそ子供たちに未来をどう託していけばいいのか考えたいと思った」と語る。とはいえ「固いテーマでも表現は楽しく」という伊藤らしく、スイサンズの日常は、どこにでもいるバカで愛すべき男子高校生のそれだ。藤原は「戦争のことはまったく知らない世代ですけども、伊藤さんの脚本の意味を一つひとつ理解して演じたい。等身大の高校生を演じつつ、物語の後半で海の神と対決するギャップを見せることで、同世代のお客さまにも戦争の意味を伝えられれば」と表情を引き締める。隣の原嶋から「伊藤さんの稽古は体力勝負だよ」と聞かされるも、「負けず嫌いなところがあるので、そこはたぶん大丈夫」と笑顔を見せる頼もしい一面も。また原嶋演じるクリスチャンの道井役は、「欧米映画の多くがそうであるように、僕も神話や聖書をメタファーにしているところはあります」(伊藤)というだけに、物語のカギを握る役どころだ。「伊藤さんの舞台は熱くて緻密なので大変だけど(笑)、やりがいは抜群です。小道具にまで意味が込められているので、ぜひ舞台の隅々まで観てほしいですね」と原嶋も気合い充分。ふたりの瑞々しい実力が存分に発揮されるだろう本作。その開幕が今から楽しみだ。公演は6月1日(水)から5日(日)東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売は3月13日(日)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2016年03月11日現代人が抱える苦悩と希望を、寓話性を用いたストーリーと多彩な演出を取り入れて表現し、注目を集めている舞台芸術集団・地下空港。第16回公演となる『ポセイドンの牙』は、映画『告白』での抜擢以来、映像を中心に活躍する藤原薫や、舞台『激動』(水川あさみ主演)でもメインキャストを演じた原嶋元久ら、実力派若手俳優たちを客演に迎えた意欲作。地下空港で脚本と演出を担当する伊藤靖朗と、主演を務める藤原、昨年に続いての地下空港への出演となる原嶋に意気込みを聞いた。地下空港『ポセイドンの牙』チケット情報とある海洋都市、オトガメ市。水産高校に通う須永宇宙期(ソラキ/藤原)、クリスチャンの道井磨多井(原嶋)、貝類オタクの葛先賢人(猪野広樹)、エロで頭がいっぱいの生方英(平田雄也)、お坊ちゃんな萩原安打尊(佐野勇斗)の通称"スイサンズ"は、今日も女の子の話で盛り上がっている。そんな中、自治体が資金難に陥り、水産高校が防衛人材育成高校に変わる計画が持ち上がる。スイサンズは岬の海底に眠るという〈黄金の釣針〉を手に入れることで、その計画を阻止しようとするが……。物語は謎の怪物カルナ(兼崎健太郎)やドローナ(中村龍介)、正体不明なポセイドン(滝川英治)、さらにはオトガメ市の土地を買い占めようとする企業の社員(渡辺和貴)らも登場し、壮大なスケールで展開する。「海と命、そして戦争と未来を書きたかった」という伊藤は、「そう言ってしまうと、壮大すぎるかもしれませんが(笑)。原発事故以降の海洋汚染だったり、世界中で絶滅危惧種の動物が増えていたりすることへの不安は、今では誰もが感じていること。だからこそ子供たちに未来をどう託していけばいいのか考えたいと思った」と語る。とはいえ「固いテーマでも表現は楽しく」という伊藤らしく、スイサンズの日常は、どこにでもいるバカで愛すべき男子高校生のそれだ。藤原は「戦争のことはまったく知らない世代ですけども、伊藤さんの脚本の意味を一つひとつ理解して演じたい。等身大の高校生を演じつつ、物語の後半で海の神と対決するギャップを見せることで、同世代のお客さまにも戦争の意味を伝えられれば」と表情を引き締める。隣の原嶋から「伊藤さんの稽古は体力勝負だよ」と聞かされるも、「負けず嫌いなところがあるので、そこはたぶん大丈夫」と笑顔を見せる頼もしい一面も。また原嶋演じるクリスチャンの道井役は、「欧米映画の多くがそうであるように、僕も神話や聖書をメタファーにしているところはあります」(伊藤)というだけに、物語のカギを握る役どころだ。「伊藤さんの舞台は熱くて緻密なので大変だけど(笑)、やりがいは抜群です。小道具にまで意味が込められているので、ぜひ舞台の隅々まで観てほしいですね」と原嶋も気合い充分。ふたりの瑞々しい実力が存分に発揮されるだろう本作。その開幕が今から楽しみだ。公演は6月1日(水)から5日(日)東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売は3月13日(日)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2016年03月11日昨年8月に公開された劇場版の大ヒットや、アニメ第3期制作決定など、根強い人気を誇る渡辺航・著の大人気漫画「弱虫ペダル」。本作を原作にした演劇作品「舞台『弱虫ペダル』」シリーズの最新作、第8弾「舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~」の新キャラクター&新キャストが発表。これで全キャストが解禁となった。原作は、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店発行)にて連載中、コミック累計発行部数1,500万部を突破する、漫画家・渡辺氏による「弱虫ペダル」。自転車“サイクル”ロードレースにすべてを懸ける高校生たちの熱いドラマと、ロードレースならではの迫力とスピードに満ちた戦いで一躍人気作品に!2013年10月からはアニメ化第1期が、翌年10月には第2期が放送され、昨年8月には渡辺氏書き下ろしのオリジナルストーリーで『劇場版 弱虫ペダル』が公開。その大ヒット記念舞台挨拶にてアニメ第3期の制作決定が発表された。大人気コンテンツの舞台化である本シリーズは、2012年から上演がスタート。気鋭の演出家・西田シャトナーの類まれな演出技法と、実力派俳優陣の熱演が話題となり、原作・アニメと並び多くのファンを獲得。昨年11月にはシリーズ第7弾の「IRREGULAR~2つの頂上~」が上演され、次回作上演に向けてファンの期待が高まってた。待望の第8弾「舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~」の新キャラクター・キャストにも、ファンの期待に応える人気の2.5次元俳優からネクストブレイク俳優らが集結。総北高校、“手嶋世代”と呼ばれる主人公の小野田坂道より1学年上の世代の手嶋純太役には、TVドラマ「ごくせん 第3シリーズ」「Q10」「花子とアン」などに多数出演し、2005年上演舞台「ミュージカル・テニスの王子様」海堂薫役をはじめ多くの舞台作品出演経歴を持つ鯨井康介。そのほか総北キャストには、青八木一役を八島諒、杉元照文役に山本一慶(舞台「ふしぎ遊戯」星宿)、鏑木一差役に椎名鯛造(「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」九頭龍冬彦)、段竹竜包役に植田慎一郎(TVアニメ「惡の華」春日高男・声優)、杉元定時役に中村太郎(ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン、石田鉄)、古賀公貴役に輝馬(舞台「刀剣乱舞」江雪左文字)らがキャスティング。箱根学園の銅橋正清役には、「ミュージカル テニスの王子様」真田弦一郎役や、舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」トグサ役などの2.5次元系舞台以外にも、舞台「夢をかなえるゾウ」ほか様々な舞台作品に出演する兼崎健太郎。京都伏見の岸神小鞠役には、俳優・バレエダンサーとしても活躍する芸術派・天羽尚吾が配役された。いよいよ全キャストが発表され、どんな物語が舞台で繰り広げられるのかますます期待が高まる本公演。今後もキャラクタービジュアルなど続報を楽しみに待ちたい。「舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~」は3月4日(金)より東京・TOKYO DOME CITY HALLほか、福岡、大阪、神奈川にて順次上演。(text:cinemacafe.net)
2016年01月21日11月5日から東京芸術劇場プレイハウスで公演される舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』の最新キャラクタービジュアルが公開された。本作は、攻殻機動隊の結成前夜を描き、2013年から2014年にかけて全4話で劇場公開された士郎正宗原作のアニメ作品『攻殻機動隊ARISE』を舞台化したもの。特殊な映像演出として、演劇では日本初となる3D映像を導入し、生身の役者による演技と3D映像とが複雑に絡み合った映像を体験できるほか、作品が持つ独特の世界観を舞台上で再現するため、さらに新たな映像技術を明治大学総合数理学部福地研究室と共同で開発したという。公開されたビジュアルでは、攻殻機動隊の前身である独立攻性部隊からトグサ(兼崎健太郎)、パズ(井深克彦)、そして主人公・草薙素子の恋人であるホセ(南圭介)、素子の上司・クルツ(護あさな)、全身義体の少女エマ(桃瀬美咲)の5人の姿が明らかに。髪型や衣装など、原作のキャラクターたちのイメージを忠実に再現しようとしていることが伺える。ほかキャストには、草薙素子役の青野楓をはじめ、素子たちに協力していく公安9課・課長の荒巻大輔役を塾一久、バトー役を八神蓮、ボーマ役を松崎裕、サイトー役を松村龍之介、イシカワ役を伊阪達也、サイード役を吉川麻美、イバチ役を高崎俊吾が担当する。また、演出は舞台版『ペルソナ』シリーズや『BLOOD-C ~The LAST MIND~』を手がける映画監督の奥秀太郎氏。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家で、『攻殻機動隊ARISE』でスーパーバイザーを務めた藤咲淳一氏、監修は『攻殻機動隊ARISE』シリーズの構成・脚本を手がけた冲方丁氏が務める。舞台『攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE』は、東京芸術劇場プレイハウスで2015年11月5日~15日の期間で公演。チケット料金はプレミアムシートが9,900円(税込、特典付)、一般席が6,900円(税込)となっている。(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
2015年10月14日原作誕生から今年で25周年を迎え、物語の要である“攻殻機動隊”の結成前夜を描いた映画『攻殻機動隊 新劇場版』が絶賛上映中の大人気SFシリーズ「攻殻機動隊」。以前、主役にスカーレット・ヨハンソンを迎えてのハリウッド実写化のニュースや、「攻殻機動隊 ARISE」舞台化が発表されたが、この度、気になる舞台作の出演者が解禁された。1989年、士郎正宗による原作「攻殻機動隊」が誕生して以来、1995年には押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開。その圧倒的な作品世界と映像表現で世界中のクリエイターに衝撃を与え、後のSF映画に多大な影響を及ぼしたと言われている。今回舞台化される「攻殻機動隊ARISE」は、原作、映画、TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」に続く“第4の攻殻機動隊”として2013年に全4作で発表された、攻殻機動隊結成前夜の物語を描いたシリーズだ。本舞台で、まだ若く血気盛んな時代の主人公・草薙素子を演じるのは、『ハイキック・エンジェルス』、舞台「BLOOD-C ~The LAST MIND~」などで注目を浴びるアクション女優・青野楓。荒巻大輔役を、「攻殻機動隊ARISE」シリーズや『攻殻機動隊 新劇場版』でも声優を務めた塾一久が舞台でも続投する。そして、草薙素子と独立攻性部隊を構成する面々、バトー役は、舞台「神様はじめましたTHE MUSICAL」巴衛役など舞台・映画と幅広く活躍する八神蓮。トグサ役に「ミュージカル テニスの王子様」真田弦一郎役をはじめ数多くの舞台にたつ兼崎健太郎。イシカワ役を「戦国BASARA」前田慶次役や、ロックミュージカル「BLEACH」で主演・黒崎一護役を務めた伊阪達也が好演する。パズ役を「DIABOLIK LOVERS」逆巻ライト役や「薄桜鬼SSL~sweet school life~」風間千景役の出演が控えている井深克彦。サイトー役を、「戦国BASARA」真田幸村役の松村龍之介、ボーマ役を舞台「K」の鎌本力夫役の松崎裕が演じる。さらに、イバチ役は「DIABOLIK LOVERS」逆巻レイジ役の高崎俊吾、クルツ役は舞台や映画を中心に活躍する護あさな、サイード役は舞台「P4U」エリザベス役の吉川麻美、ツダ・エマ役は「BLAZBLUE」ノエル役の桃瀬美咲、そして草薙素子の恋人、ホセ役は舞台「P4U」鳴上悠役や舞台「K」の宗像礼司役の南圭介が担当。演出は、舞台「ペルソナ」シリーズや「BLOOD-C ~The LAST MIND~」の演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本家でもあり「攻殻機動隊ARISE」スーパーバイザーを務めた藤咲淳一が担当。さらに最新作で脚本を務めた冲方丁が監修として参加している。実力派舞台俳優たちと、「攻殻機動隊」に精通した豪華スタッフ陣がタッグを組み、舞台上で創りだす新たな攻殻機動隊結成前夜“はじまりの物語”から、まだまだ目が離せそうにない。舞台「攻殻機動隊ARISE」は11月5日(木)から15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日