現代の写真表現をリードしてきた写真家のトーマス・ルフによる日本初の本格的な回顧展となる「トーマス・ルフ展」が東京に続き、12月10日から17年3月12日まで石川県の金沢21世紀美術館にて開催される。トーマス・ルフは、デュッセルドルフ芸術アカデミーで、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」の写真家。初期に発表した高さ約2mの巨大なポートレート作品で注目され、それ以降は建築、都市風景、ヌード、天体など様々なテーマの作品を展開してきた。同展では、トーマス・ルフの初期作品から初公開の最新作までを紹介する。ラインアップは、初期作品の「Interieurs」や、自身の評価を高めた「Portrats」、モダニズム建築を代表するドイツ出身の建築家、ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエによる建築作品を撮影したシリーズ「l.m.v.d.r」など。NASAの宇宙探査船が撮影した土星や火星などの画像を素材にした「cassini」や「ma.r.s.」、様々な数式がつくる線形を3Dプログラムによって再現し、コンピューター上の3次元空間で再構成した「zycles」も展示される。さらに、カメラを用いず感光紙上に物体を置いて直接露光し、その影や透過する光をかたちとして定着させる「フォトグラム」技法を使用した「photograms」や、日本の漫画やアニメなどから取り込んだ画像に原形がわからなくなるまでデジタル加工を繰り返した「Substrate」などの作品も出展。インターネット時代の視覚・情報空間を問う「nudes」や、デジタル画像の解体を主題とした「jpeg」、新作の「press++」シリーズなど主要な18シリーズ約160点が展開される。また、12月10日の14時から16時までは、トーマス・ルフ本人を招いてアーティストトークを開催する予定だ。【展覧会情報】「トーマス・ルフ展」会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1会期:12月10日~17年3月12日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)料金:一般1,000円、大学生800円、小中高生400円、65歳以上800円休館日:月曜日(17年1月2日、1月9日は開場)、12月29日~1月1日、1月10日
2016年11月23日写真家の森山大道とブックデザイナーの鈴木一誌の共著『絶対平面都市』と、森山の最新写真集『Osaka』の刊行を記念したイベント「写真家 森山大道 1996 路上の犬は何を見た?」が、11月25日の19時から21時まで東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tにて開催される。森山大道は、『NORTHERN』や『犬と網タイツ』などを出版している写真家。一方、鈴木一誌は、杉浦康平のアシスタントを12年間務めた後1985年に独立したブックデザイナー。映画や写真の批評も手掛けており、著書には『画面の誕生』『ページと力』『重力のデザイン』『「三里塚の夏」を観る』などがある。今回のイベントはトークと上映会の二部構成となっており、前半では1996年に放送された、大阪で森山大道の撮影の様子を取材したドキュメンタリー番組「写真家 森山大道 1996 路上の犬は何を見た?」を上映。ブレイク直前であった58歳の森山大道が、撮影や暗室作業などに勤しむ様を目にすることができる貴重な機会となっている。後半では、森山と鈴木に加えて同番組のプロデューサーでもあり、日本テレビでルーヴル美の迷宮へシリーズ」などの美術系の番組制作を担当するプロデューサーの岩間玄を迎えたトークショーを開催。森山の写真家としての原点や、大阪の街を、『絶対平面都市』へと向かう森山の歩みなどについて聞くことができる。トーク終了後にはサイン会も行われる予定だ。【イベント情報】「写真家 森山大道 1996 路上の犬は何を見た?」会場:NADiff a/p/a/r/t住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4会期:11月25日時間:19:00~21:00
2016年11月22日箱根のポーラ美術館では現在、企画展「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線」が開催されています。期間は2017年3月3日(金)まで。19世紀末から20世紀へ、激しく変化していくパリに生きた3人の芸術家。それぞれのまなざしを通して、「時代の変貌」をさぐります。展覧会のみどころ20世紀初頭、パリの下町「モンパルナス」に住んでいたという共通項をもつアンリ・ルソー、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、ウジェーヌ・アジェの3人。彼らは華やかな市街地ではなく、郊外に視線をむけました。都市と素朴な自然が交わる境界線を描くことで感じた、新世紀の詩情を表現しています。また、3人それぞれが非常に型破りな芸術家であったというバックグラウンドにも注目したいところ。ルソーは税関吏として、フジタは職人として、そしてアジェは記録写真家として、いわゆるアカデミックな芸術とは異なるアプローチで独自の芸術を生み出しました。既存のものにとらわれない独創的な作風に垣間見える、それぞれの人間性も魅力的です。パリの境界線にみた時代の変貌かつて壁や防塁に囲まれていた城砦都市パリ。20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、パリの街が拡張されてゆきました。ルソー、フジタ、アジェらは特に都市中心部ではなく郊外に目を向け、パリの変貌する姿をそれぞれの作品を通じて描き出していきます。3人の作品と同時代の作家の作品も合わせて紹介しながら、都市の境界線に映し出される「時代の変貌」へ向けられた視線をたどります。彼らの作品の一部を見てみましょう。こちらはルソーの作品です。大きな橋が印象的ですね。こちらもルソーが描いた橋の絵。パリの象徴、エッフェル塔も描かれています。美しい空にふわりと飛行船が飛んでいます。林のようにみえるものの向こう側にはどんな風景が広がっているのでしょうか。見えない部分を想像するのも楽しいですね。 最後はアジェの写真。パリ中心部の様子です。人が多く行き交う活気ある町の一瞬をとらえています。この企画展では、同じ時代を捉えた写真と絵画をいっしょに展示しているのが特徴です。また、3人それぞれの視点でみた街がどんなものだったのか。比べてみるのもおもしろそうですね。芸術の秋、箱根でアートを感じてみてはいかがでしょうか。イベント詳細名称:ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線開催期間:2016年9月10日(土)~2017年3月3日(金)※会期中無休入館料:大人1,800円シニア割引(65歳以上)1,600円大学・高校生1,300円中学・小学生700円主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館作品点数:約130点会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285お問い合わせ:0460-84-2111開館時間:9:00~17:00公式サイト:
2016年11月19日誕生から30年を迎える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部“ダイヤモンドは砕けない”を実写化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。この度、本作の超特報映像が解禁された。東宝株式会社とワーナー ブラザース ジャパン合同会社が初めて共同製作・配給する今回のビッグプロジェクト。原作「ジョジョの奇妙な冒険」は、シリーズ117巻で累計売上9,000万部を記録し、文化庁が主催する日本のメディア芸術100選マンガ部門では第2位にランキング。また、ルーブル美術館で作品が展示され、グッチとのコラボレーションが話題になるなど、海外でも高く評価されている。さらには、“人生のバイブル”に選ぶ著名なクリエイターや起業家が後を絶たないことから、作者の荒木飛呂彦が「日経ビジネス」の“次代を創る100人”にマンガ家として唯一選出されるなど、多方面で注目されている。キャストには、主人公・東方仗助役に山崎賢人、仗助の同級生・広瀬康一役を神木隆之介、同じく同級生の山岸由花子役を小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役を岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役を真剣佑。そのほか、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と、最旬の若手俳優だけでなく、ベテラン俳優陣ら豪華俳優陣が集結している。そして今回解禁された映像では、業界史上初となる東宝株式会社とワーナー ブラザース ジャパン合同会社のロゴが並び、先立って行われた会見の様子が映し出される。映像からは、邦画界や洋画界を牽引してきた2社の、新たな挑戦への決意をひしひしと感じることが出来るはず。現在スペイン・シッチェスでの撮影も佳境に入った三池崇史監督は、「日本だけでなく、世界中から“杜王町”を探すことから始めた。スペインのバルセロナから1時間程離れたところにシッチェスという町がある。イメージに近い場所を見つけた」と語り、「デジタル技術も進んでいるので、基本的にはキャラクターや衣装の作り込み、背景なども原作を踏襲した表現をしようと思っています」と意気込み。これから控える日本での撮影にさらなる期待が高まるようだ。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は2017年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年11月18日乳がん闘病中の小林麻央が14日、自身のブログを更新。子供たちの後ろ姿の写真を見て「泣いてしまった」と明かした。「何度も」というタイトルで更新した麻央は、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんが手をつないで歩く後ろ姿の写真を公開。「この後ろ姿が送られてきて、泣いてしまった」と打ち明け、「弱気になっているのでなんとかしなくては!と思います」と記した。そして、「ずっと強くはいられないもの。繰り返し、繰り返し。何度も乗り越えたいと思います」と決意を新たにし、「博多にいるパパのもとへ向かった子供たちのうれしい気持ちに今、本当に救われます」とつづった。夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵もこの日、自身のもとへ向かっている2人の写真をブログで公開。「待ち遠しいです」などとコメントしていた。
2016年11月14日作詞家の森浩美氏が、14日放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)の電話インタビューに応じ、年内で解散するSMAPの名曲に込めた思いや制作秘話を明かした。SMAPのデビュー曲「Can’t Stop!! -LOVING-」や、「オリジナル スマイル」、「青いイナズマ」、「SHAKE」など数々のヒット曲の作詞を手掛けた森氏。ファンからのリクエストによって選ばれた上位50曲を収録するベストアルバム『SMAP 25 YEARS』(12月21日発売)には、森氏が作詞を担当した楽曲が8曲入っている。森氏は「ファン投票というところもあってうれしかった」とアルバムに自身が手掛けた楽曲が多く選ばれたことを喜び、ヒット曲の法則について「ヒットする作品は早くできる。たいがい1晩か2晩か、あっという間」と告白。「SHAKE」は「お風呂で30分で書いた」と明かし、「最速!」と笑った。デビュー曲「Can’t Stop!! -LOVING-」の歌詞には、これからのSMAPに対する期待を込め、名刺代わりにSMAPというグループ名も入れ込んだそう。この楽曲の2年前にSMAPと対面し、「かわいくてフレッシュ」というそのときのイメージを歌詞にしたという。レコーディングは、放課後の部活動のように和気あいあいとやっていたのが印象的だったと振り返った。「オリジナル スマイル」は、デビューから4年、森氏から見てSMAPが苦戦しているなと感じ、頑張っているSMAPにいい歌詞を書いてあげたいと応援の気持ちで歌詞を書いたそう。また、この楽曲をSMAPのライブで5万人が熱唱している光景を見て、「曲や歌詞が人に影響を与えられる」と初めて感じたという。そして、「20年以上前の曲が今も愛されているのはSMAPがずっと歌い続けてくれるから。これからもSMAPと一緒に楽曲も愛してほしい」と思いを伝えた。
2016年11月14日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が4日、自身のブログを更新。「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とつづった。3日のブログで「強烈に、想いました。生きたい。もっともっと思い出をつくりたい」と強い思いを明かしていた麻央。この日は、「生きる」というタイトルで更新し、「皆様、メッセージありがとうございます」と感謝し、「『生きたい』ではなく『生きる』と思って下さいという言葉を見て、心が晴れました」と伝えた。そして麻央は、「『生きたい』のではなく、『生きる!』のでした」とあらためて記し、「『~したい』だといつまでも、そうなれるよう未来を追いかけ続けなくてはいけないですものね。それは疲れます。もう『生きる』道を選んで、既に歩いてると思うと、自信が湧きます」と2つの言葉の違いを述べ、「大丈夫!」と自分に言い聞かせるようにつづった。
2016年11月04日12月20日(火)にBlu-ray&DVDを発売する「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」。この度そのジャケット写真が、北海道出身の写真家・岡田敦の撮り下ろし作品となることが決定。併せて岡田さんからコメントも到着している。「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」は、今年2月~3月、北海道文化放送で北海道限定地上波放送した番組。「乃木坂46」の橋本奈々未が、故郷である北海道を題材にした1冊の本と一緒に、その舞台を旅する映像物語だ。取り上げる小説は、村上春樹の「ノルウェイの森」(第1話)や「羊をめぐる冒険」(第2話・3話)、桜木紫乃の「ラブレス」(第4話)、渡辺淳一の「阿寒に果つ」(第5話)といった人気作品。 グループの中でも本好きで知られる彼女が、人や絶景に触れる紀行ドキュメンタリーのほか、橋本さんが印象に残った一節を大自然の中で心を込めて朗読。自分の言葉で、本の魅力や影響を受けた生き方などを語るほか、 昨年秋から半年間の彼女の心情が綴られている。朗読の場面に挿入される、文学世界を表現したドラマのような美しい映像も見どころのひとつとなっており、北海道の絶景の中で、橋本さんが知られざる素顔を露わにしていく。そして今回、その番組が収録された Blu-ray&DVDのジャケット写真がお披露目!そのジャケット写真を手掛けるのは、木村伊兵衛写真賞を受賞した北海道出身の写真家岡田さん。岡田さんは本番組の第3話「羊をめぐる冒険」(後編)に出演しており、その出会いをきっかけに、現在放送中の「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」の撮影にも同行している。今回は「Type A」と「Type B」2つのバージョンでの発売が決定しており、「Type A」はAmazon.co.jp(ディスクオンデマンド)で販売(Web予約受付中)、「Type B」は コーチャンフォーグループで販売(店頭予約受付中)となる。なお、「乃木坂46橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」公式Webサイト上でも、岡田さんとのコラボが実現。ジャケット以外の写真も一部スペシャルフォトギャラリーとして展開中となってる。<岡田敦コメント>「花の名」撮影の現場はとても静かだった。指示もほとんどださず、無理に笑ってもらうこともしなかった。悲しい時でも笑顔をふりまくのがアイドルの生業なのかもしれないが、僕はアイドルとしての“橋本奈々未”ではなく、一人の女性として彼女の姿を撮りたかった。言葉で引きだす表情は、いっけん被写体との距離が縮まったかのように錯覚するが、実際には幾つもの見えない壁をつくってしまう。表層的な仕草や表情もまた、心の奥深くに刻まれることはない。北海道の大地に流れる静かな時間は、東京で生きてゆくために互いが身につけた業を、優しくほどいてくれたような気がする。演じるのではなくただそこに彼女が存在している。その姿は月あかりに照らされた一輪の花のように美しかった。岡田敦「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」Blu-ray&DVDは12月20日(火)より発売。※予約受付中(cinemacafe.net)
2016年10月31日『映画ドラえもん』シリーズ最新作『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』が、2017年3月4日(土)より全国の劇場で公開される。映画第1作目が公開された1980年から37作目を迎える『映画ドラえもん』シリーズ。2016年3月に公開された『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』は興行収入41.2億円を記録し、シリーズ36作目にして新シリーズ初の40億円という節目を突破。その人気はますます加速している。南極を舞台にした本作には、原作者の藤子・F・不二雄が得意とする“SF(すこしふしぎ)”要素が満載だ。真夏の暑さに耐えかねたのび太たちが向かった南太平洋に浮かぶ巨大な氷山。その下に閉ざされた、巨大な古代都市をめぐる冒険が展開される。劇中の印象的なシーンをピックアップしたイメージボードポスターは柔らかいタッチで描かれ、素朴な印象を受ける。また、コピーの一文と相まってなぜか惹きこまれてしまう不思議な魅力を放つ。監督は、『千と千尋の神隠し』(2001年)にて監督助手を担当、『青の祓魔師 ―劇場版―』(2012年)で監督デビューを飾った高橋敦史。原点回帰とも言える題材を扱う本作で、自身初の『映画ドラえもん』をどう手がけるか期待が高まる。また本作のゲスト声優として、声優初挑戦となるフィギュアスケーターの織田信成と浅田舞が参加する事が決定。2人は劇中に登場する象に似た二足歩行の動物“パオパオ”の内のそれぞれ1匹ずつを担当する。さらに、ドラえもん好きなお笑い芸人・サバンナ高橋茂雄、そして相方である八木真澄も声優に挑む。また、映画の公開を記念し、カフェ「ドラえもんKACHI KOCHI Café」が2017年2月4日(土)から東京ソラマチにオープン。さらに同日から、映画の舞台である南極の氷上に合わせ、東京スカイツリータウン アイススケートパーク」とのコラボ企画も行われる。会場では、劇中に登場する秘密道具を着たドラえもんや、東京スカイツリーが背景となる「どこでもドア」のフォトスポットが設置され、映画の世界観を楽しむことできる。【作品情報】『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』公開日:2017年3月4日(土)原作:藤子・F・不二雄監督・脚本・演出:高橋敦史(『青の祓魔師 ―劇場版―』)CAST:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2017【ストーリー】真夏の暑さに耐えかねたのび太たちが向かったのは、南太平洋に浮かぶ巨大な氷山。ひみつ道具「氷細工ごて」で遊園地を作っていたのび太たちは、氷漬けになっている不思議なリングを見つける。調べてみたところ、そのリングが埋まっていた氷は、人が住んでいるはずもない10万年前の南極のものだった。南極へと向かうドラえもんたち。その前に、氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現す―。■期間限定カフェ「ドラえもんKACHI KOCHI Café」期間:2017年2月4日(土)~5月7日(日)会場:東京ソラマチ4階 イーストヤード Café Ho Fame内 (カフェ・オ・ファーメ)住所:東京都墨田区押上1-1-2営業時間:10:00~22:00 (21:00ラストオーダー)※メニューは随時発表。■「東京スカイツリータウン アイススケートパーク」とのコラボ企画期間:2017年2月4日(土)~3月5日(日)会場:東京スカイツリータウン4階 スカイアリーナ 住所:東京都墨田区押上1-1-2開催時間: 11:00~20:00 ※金・土・日・祝は21:00迄(最終受付は30分前)滑走料: 大人 1,600円、小人(中学生以下) 900円 ※貸靴付 ※全て税込み ハイタッチ会:2月5日(日) 13:00~、15:30~ / 2月26日(日) 13:00~、15:30~
2016年10月31日写真家の深瀬昌久による愛猫“サスケ”を題材とした新作写真集『Afterword』が、roshin booksより11月15日に出版される。愛猫家として知られ、生前に『ビバ!サスケ』『サスケ!!いとしき猫よ』『猫の麦わら帽子』といった3冊の猫を題材とする写真集を出版していた深瀬。今回は、そのうちの『サスケ!!いとしき猫よ』の巻末に収録されていた“サスケ日誌”に添えられていた作品で製作された写真集を発売する。深瀬が妻との離婚後に溺愛し、3冊もの写真集を出版することになったサスケは、アラーキーのチロちゃんと並ぶほど写真界では有名な題材。しかし、実はこのサスケは2代目で、最初に写真家の高梨豊から譲りうけた初代サスケは、当時住んでいた家の大家さんの意地悪のせいか深瀬の留守中にこつ然と消えてしまったという。そこで深瀬が捜索願いの張り紙を四方八方に張り巡らしたところ「これはサスケではないか」という連絡があり、深瀬はお礼のウイスキーを用意してサスケを待ち受けていた。しかし、深瀬の前に表れたのは初代より少し不細工な違う子猫だった。しかし、深瀬はそれをサスケと呼び、どこへ行くにも連れ回すようになったそうだ。今回は、そんなサスケを題材にした“サスケ日誌”のための写真原稿であるL伴サイズの小さな写真とそこに添えられていた深瀬の手書きのテキストをもとにした写真集を製作した。デザイナーには加藤勝也、プリンティングディレクターには熊倉桂三を起用。装丁は猫の毛並みを意識した手触りで、小口にはまるで猫の爪研ぎのごとくざくっとした裁断が施された。プレオーダー開始2週間時点で900部のうち700部は、既に世界中の書店と、個人への直売で売約済み。日本での取り扱いは、roshin booksオフィシャルサイト()をはじめ、shashasha、代官山蔦屋書店、青山ブックセンター、ブラインドブッ クス、ホホホ座など。
2016年10月30日風景をミニチュアのように捉えた写真で人気の写真家・本城直季による写真集『東京』が、10月27日に刊行された。本城直季は、雑誌や広告など幅広い分野で活躍している写真家。デビュー作である写真集『small planet』で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞しており、その後、『Shinkirou』、『TREASURE BOX』、『京都 KYOTO』などの写真集を発表してきた。作品はメトロポリタン美術館や、ヒューストン美術館にも所蔵されている。今回発売される最新作の『東京』は、『small planet』から続く独特の手法を用い、クールな視点で“東京”を上空から捉えたもの。様々な建造物が地面を覆い、まるで基盤のように地平の彼方まで拡がる日本の首都・東京を、都市風景を撮り続けてきた本城ならではの視点で今、改めて見つめなおした。【書籍情報】『東京』著者:本城直季ブックデザイン:佐々木俊並製/64ページ/B4変型発刊:2016年10月27日価格:2,500円
2016年10月30日フリーアナウンサーの小林麻耶が26日、自身のブログを更新。母親とランチを楽しんだことを明かし、外食できる喜びをつづった。麻耶は、料理の写真を添えて「母とランチしましたー」と報告し、「食後は、季節のパフェ」と、パフェの写真もアップ。「食べ物UPが多いのですが..ちょっと前までは外で何かを食べることも出来なかったし、人がたくさんいるお店にも行けなかったから、外食できることが本当に嬉しいんです」と説明し、「その喜びから、ブログに投稿しています!幸せの感度が上がっていいコトばかり」とうれしい気持ちを記した。この投稿に、「麻耶ちゃん、外で食事できるようになってよかったですね」「麻耶ちゃんが、快方に向かっていて、とても嬉しいです」「無事にランチ出来て良かったですね一歩一歩、克服ですね」「美味しいものじゃんじゃん食べてじゃんじゃん元気になって下さい!」などと、麻耶が回復傾向にあることを喜ぶ声や応援メッセージが多数寄せられている。
2016年10月26日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が24日、自身のブログを更新し、「へこたれません!」とあたためて前向きな思いをつづった。麻央は、義理の母・堀越希実子さんの著書『成田屋の食卓』の表紙の写真を掲載。「母の本。『私が伝統を伝える相手は麻央ちゃん』という母の言葉があった」と明かし、「まだ何も受け継げていないまま病気になり、闘病で時が過ぎていくことを悔しく思う」と複雑な思いを吐露した。そして、「ある人曰く、『このくらいでへこたれる嫁ではないだろう』と父は天国から優しく言っているそうだ」と、2013年に亡くなった12代目市川団十郎さんの励ましについても記し、「へこたれません!やるべきことが、たくさんあります!」と前を向いた。
2016年10月24日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、写真家・石川竜一の作品集『okinawan portraits 2012-2016』。恵比寿の東京都写真美術館内にあるミュージアム・ショップ、NADiff BAITEN(東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館2F)によるご紹介です。■『okinawan portraits 2012-2016』石川竜一 沖縄生まれの写真家・石川竜一が、沖縄中でバイクを走らせ3,000人のポートレートを撮影した中から生まれた『okinawan portraits 2010-2012』。それから、まだまだ続いていた沖縄での撮影が、『okinawan portraits 2012-2016』という1冊となり、今年9月に出版された。石川の写真には、シャッターが押された時、そこに、その人が、その景色が存在した、という事実だけがある。それは確かに沖縄の人々で、沖縄の景色なのだが、そこに写っているものたちは、私たちの中に知らず知らずのうちに培われた「沖縄らしさ」というイメージを拒否する。被写体は、特別こちらに笑いかけてくるわけでもなく、何かを訴えかけているわけでもない。しかしそこには、人間の「生」本来の強烈さがある。あとがきにはこう書かれる。「たくさんの情報が錯綜する中、欲だけが膨らみ、僕らはいま、僕ら自身をも消費してしまおうとしている。本当に必要なのは、お金そのものでも、経済システムそのものでもない。存在の証明であり、それを共有するための媒体やシステムだ」。経験や、常識によって作られた「らしさ」という先入観をそぎ落とし、ただ目の前のものを見つめる石川は、写っているものの存在をむき出しにする。それは、どこを開いても生々しくて、私たちにそれを「沖縄らしい写真」として消費させてくれない。『okinawan portraits 2010-2012』のあとがきにて、「本当はただ、その人と、その場所で、その時にしかない、写真との出会い。それだけだ。そんな中で写真はいつも話しかけてきてくれる。「お前が探しているのはこれじゃないのか」と。しかし、それも断定はできないのだ。多分、永遠に。」と書いていたように、「okinawan portraits」は途切れることがない。その人と、その場所で、その時にしかあり得なかった出会い。そうした偶然は、死ぬまで、毎日続いていく。写真は、そうした偶然の結果であることを思い出す。「あなたはここまで来て、ここから行くのです」という石川の言葉の通り、『okinawan portraits 2012-2016』の写真は、「彼、彼女たちは」「いま」「ここにいる」という被写体の存在証明に他ならない。それは同時に、それを撮影する石川自身の存在証明でもあるのである。【書籍情報】『okinawan portraits 2012-2016』著者:石川竜一発行:赤々舎判型:ソフトカバー/288ページ/245×255mm言語:日本語価格:5,000円
2016年10月20日陶芸家・鈴木麻起子による「La Maison de Vent 鈴木麻起子 めぐり逢う器 展」を開催。2016年10月22日(土)から10月30日(日)まで東京・神宮前のグラフペーパー(Graphpaper)にて行われる。鈴木麻起子は、自身のブランド「ラ・メゾン・デ・ヴォン(La Maison de Vent)=風の家」を手掛ける陶芸家。彼女が生み出す繊細でデコラティブなフォルムの器からは、女性特有の優しさを感じられる。本展では、花器ををはじめ、ゆがみのあるボウルなどを公開。彼女の代表作とも言える、神秘的なまでに美しい輝きを放つターコイズを使ったシリーズ「Turkish」は必見だ。その他に、茶色がかった温かみのあるグレーの「Lapin argente」と、グリーンとグレーの間のような爽やかなカラーが美しい「scintillant」の3つのカテゴリーで展開する。【詳細】La Maison de Vent 鈴木麻起子 めぐり逢う器 展期間:2016年10月22日(土)〜10月30日(日) (月曜定休)時間:12:00〜20:00※無くなり次第、早めに終了する場合あり会場:グラフペーパー住所:東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション1A/2D
2016年10月20日休養中のフリーアナウンサーの小林麻耶が18日、自身のブログを更新。乳がん闘病中の妹・小林麻央がブログで、祈りの効果が科学的にも証明されているとつづったことを受け、「私のおかげ、大きいっぽい」とユーモアを交えてアピールした。麻央は17日にブログで、お見舞いとして送られてきた千羽鶴の写真を公開し、「祈りの効果は科学的にも証明されているそうです」「祈ってもらっていることを本人が知らなくても、その効果は表れるそうです」と、祈りの効果をつづっていた。これを受け、麻耶は「妹のブログを読み祈りの効果が科学的に証明されていると知りました」と伝え、「私は毎日!カナリ強めに妹のことを祈ってきたので...私のおかげ、大きいっぽい」とお茶目にアピールした。そして、「一方、私自身への祈りはすっかり抜けていましたが」と打ち明けるも、「大丈夫だよ焦らずにねと声をかけてくださったり元気になりますように笑顔をまた見られますようにと思ってくださるここの皆様が優しいので...安心ですいつもありがとうございます!」とファンの優しさに感謝した。
2016年10月18日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が17日、自身のブログを更新。お見舞いとしてもらったと思われる千羽鶴の写真を公開し、感謝の思いを伝えた。麻央は「祈り」というタイトルで更新し、窓際につるされた千羽鶴の写真をアップ。「祈りをこめて、こんなに美しい鶴を、本当にありがとうございます。涙」と感謝した。そして、「祈りの効果は科学的にも証明されているそうです。祈ってもらっていることを本人が知らなくても、その効果は表れるそうです」と伝え、「遠く離れたところへも心の波動が伝わって、誰かを癒すなんて、宇宙の神秘の優しさに感動します」としみじみつづった。この投稿に、「私も心から祈っています」「私の祈りも届きますように」「麻央ちゃんが早く良くなるようにいつも祈ってますよ~きっと届いてますよね」などと祈りを届けようとする声が多くあがっている。
2016年10月17日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が17日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央への思いをつづった。麻耶は「写真を整理していたら2014年10月17日のスポーツ紙が!」と、2年前に2人で出演したイベントについて掲載しているスポーツ紙の紙面を紹介。「2014年10月21日に妹の病気の告知だったのでこの時は...検査結果待ちだったんですよね」と振り返った。そして、「妹がいると安心感があって仕事現場でも家にいるようなリラックス感があったのを思い出しました」と打ち明け、「写真を見ると、私、相当楽しそう!!」と2年前の自分を見ての感想を記した。さらに、「どんなに怖くても...辛くても苦しくても...1秒でも笑顔になれる瞬間を選べる自分でありたいです。笑えるって、強いと思うから」とつづった麻耶。最後に、「また、いつの日か共演したいな」と麻央との再共演を願った。
2016年10月17日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が10日、自身のブログを更新し、乳がん闘病中の妹・小林麻央の子供たちの運動会に行ったことを報告した。麻央もこの日、ブログで運動会に行ったことを報告。麻耶はその投稿をリブログし、「運動会、私も行ってまいりました」と伝え、「妹が行けて、本当に本当によかった。目標達成」と喜んだ。そして、「私は去年に引き続きカメラマンand応援団として参加してきました」と説明し、「もうすでに全身筋肉痛。気合いの入れすぎかな?!」と、筋肉痛になるほど奮闘したという。また、「姪っ子が運動会終わったあとに『ママ、応援に来てくれてありがとう』と、妹をギュッと抱きしめていて涙をこらえることができませんでした」と麻央と娘の麗禾ちゃんのやりとりに涙したことも明かした。最後に、「幼稚園の先生方お母様、お父様方ありがとうございました!!」と感謝の言葉を記した。
2016年10月11日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が8日、自身のブログを更新。長女・麗禾ちゃんと長男・勸玄君と外出したことを報告し、子供たちとの3ショット写真を公開した。麻央は18時37分に「子供達と」というタイトルで更新。「久しぶりにお化粧をして出かけました。子供達と一緒です」と伝え、外出先で撮影した勸玄君との2ショット写真をアップした。その後、21時21分にも「子供達と2」というタイトルで再び更新し、麗禾ちゃんをひざに乗せた母子3ショットを公開。また、子供たちと手をつないだ後ろ姿の3ショットも掲載し、「娘が、鞄をもってくれます。手術した方の手を、守ってくれます」と説明した。さらに、「息子は、いつの間にか自分のことを『僕』って言うようになっていて、『僕のママだから!』ってホテルの方に紹介していて急に頼もしかったです」と勸玄君の成長をつづった。
2016年10月08日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が6日、自身のブログを更新し、励ましの声に感謝した。麻央は「元気」というタイトルで更新し、「皆さまから頂きました励ましのお言葉、御気持ち、治療に関する情報、読み返すたびに、力が湧きます。本当に、ありがとうございます」と感謝。「おひとりおひとりに御礼ができず心苦しいですが、必ず元気になります!」と誓った。そして、「何をもって元気かは正直分からないですが、前を向いて進み、気づいたとき忙しい日々の中にいられたら、私は、もう元気!なのかもしれません」とし、「子供達と、バタバタできる日々!!」と前を向く麻央。「病気が治る=元気とは限らないですもんね」という言葉で締めた。この日は「食べる」というタイトルでもブログ。「術後3日目に初めて、水と、バニラアイスを口にしたとき、その後、果物入りヨーグルト→ひじきおにぎり、、、と、食べられるようになったときの『安堵』は忘れられません」と打ち明け、「『食べられる』って本当に有り難いです」としみじみつづった。
2016年10月06日●ヌードで撮りたいと言ったら、美術館が「いいよ」写真家・篠山紀信が新たな試みを行っている。東京・品川区の原美術館内で撮ったヌード写真を、原美術館に飾る写真展『篠山紀信展 快楽の館』(9月3日~2017年1月9日)を行い、さらに写真集としても発売しているのだ。巨匠でありながら、これほどのフットワークの軽さを見せた真意、『快楽の館』といったタイトルに込めた思い、そしてなぜヌードだったのか。○美術館の持つ「色気」――今回の美術展が行われた経緯を教えてください。まず原美術館から「展覧会をやりませんか」という話がありました。ぜひやらせていただきたいと案内してもらったら、ふだんは一般の人が入れない裏庭に大きな門があったり、苔むしている庭があったり、入り口の庭に大きな木が立っていたり、全然、普通の美術館とはたたずまいが違うんです。聞いてみたら、名だたる建築家が約80年近く前に建てた邸宅で、いろんな歴史があるらしいんですよね。建物自身も割と球形で素敵ですが、それでも邸宅として住んでいたわけだから、窓も扉もあるし、いわゆる普通の”美術館”のような無機質な空間ではない。そういった、原美術館自身の佇まいをすごく気に入っちゃったんだよね。「ここで作品を作れないですか?」と言ったら、館長が「それは面白いじゃない、やってもいいよ」と言ってくれました。――原美術館自体の魅力が大きかったのですね。そこで裸を撮ろうというのはどういうお気持ちだったんでしょうか?写真は"場"というのがとても重要ですが、原美術館の場合は、"場"自身がいろいろな歴史を持ち、随所に魅力的な空間があって、色っぽいんですよね僕に言わせると。セクシーなんです。そういう場所でヌードを撮ったら面白いなと思って言ったら、館長が「いいですよ」と。これは簡単なようで、なかなかないですよ。公立の美術館だったら、作品の確認や評議委員会にかけなければいけないなどいろいろなプロセスがあるのに、館長の一声で「何やってもいい」「ヌードでもいい」と言ってもらえるなんて! それでも最初は半分くらい今までの写真を持って行こうかと思ったんですが、原美術館を見ているうちに、全部ここで撮った新作の方が面白いんじゃないかな、と言ってしまいました。撮るのは自分なので、大変な事を言ってしまったんですが(笑)。こんな自由が与えられるということは、今後も絶対ないと思っています。――裸で、『快楽の館』というのはかなりインパクトのあるタイトルだなと思いました。『快楽の館』というタイトルは、アラン・ロブ・グリエというフランスの小説家の作品を日本語訳にした言葉からとりました。原題をそのまま訳すと「ランデブーの館」、つまりいろいろな人が集ってきて、いろいろなドラマが生まれるみたいな意味なんです。日々違う人が来て、出会っていく館という。撮っている間も、綺麗なモデルさんたちが一糸まとわず次から次へと来て、写真を撮る快楽がありました。だから、『快楽の館』というのは、実は僕の快楽なんじゃないかというくらいに楽しかったですね。ただ、ポスターから見るように、怪しげな館にヌードの人が集まった、エロティックな饗宴じゃないか、と思っている人が見ると、ちょっと違う作品かもしれません。●実は、男性の方が"裸"を恥ずかしがる?○有名モデルも、作品の下に一律――ヌードモデルさんの中に、壇蜜さんなども出演されていますよね。ここに壇蜜さん的な人がいればとてもぴったりだなと思い、実際に出ていただきましたが、今回は作品の下にモデルの名前は一切載っていないんです。有名な方も随分いますが、全員素人の方の部屋もありますし、作品の全責任は私にあります。男性の写真もありますしね。オカダ・カズチカさんという、新日本プロレスで人気の方ですけど、これも「オカダさんのヌード」ではなく、「快楽の館」の一員として出演していただきました。――男性のヌードを撮るときと、女性を撮るときと、違いはあるんですか?構造的に、男性の体は出っ張ってますからね(笑)。隠すのになかなか苦労します。あとはどちらかというと、男性の方が恥ずかしがり屋ですよね。女性は10分もすれば、自分が裸であるかなんて忘れちゃうところがあるんですけど、男性の気持ちをほぐすのは大変です。お世辞を言ったりするわけじゃないけど、モデルになってくれてありがたいという気持ちを全面に出します。リスペクトする気持ちがないと、ダメですよ。――全体的にはどれくらいの撮影日数がかかっているんでしょうか?結局10日間で全部撮りました。モデルは33名、写真点数は76点。4点の作品を集めたものなどもありますから、細かく言うと90点くらいありますね。でも溢れるくらいイメージは湧いてきましたから、行き詰まってどう撮っていいかわからないということは、全然なかった。僕はフライヤーにも、「美術館は作品の死体置き場だ」と書きました。だけど今度の場合は、美術館で見た写真が「今、立ってるここじゃん」という感覚がありますし、作品も生まれたての赤ん坊みたいなもので、そこに立ち会うと、不思議な感覚にとらわれると思うんですよね。これは写真以外だったらできない。これも写真の持つひとつの表現の力で、極めて写真的な行為なんですよ。絶対安全圏の中から、作品を上から目線で見てやるということではなく、ひょっとすると作品が自分にのしかかってくるかもしれないという面白さがあると思います。○規制があるのは当たり前――ヌードということでは、規制やコンプライアンス問題なども、昨今は厳しくなっているのかなと思いますが……。全部自由な表現なんて、どこにもないんですよ。必ず制約がありますから、その中でやればいいんです。ただ、ヌードというもの全体に関して、世の中の規制が強くなっていることは事実ですよね。飛行機に、ヌードが載っている週刊誌は入れないとか、TVも乳首とヘアはいけないとか。僕は『ヨルタモリ』で乳首出しちゃった※けど(笑)。※2015年7月26日放送の『ヨルタモリ』(フジテレビ)にて、宮沢りえ写真集『Santa Fe』の未公開写真を紹介。例えばヨーロッパで、性器をモチーフにしたアートが掲載された雑誌が出せるような地域であっても、宗教的なタブーが存在する場合もある。いろんな場所と時代によって制約が必ずあるので、全く自由なものはどこにもない。でもそれを、かいくぐりながらやるのがいいんですよ。たまに警察が来る時もありますけど(笑)。――根本的な話になってしまいますが、どうして篠山先生はヌードを撮られるんですか?商業的な場合は、様々な要望もありますからね(笑)。今度の場合で言えば、本当は服を着ていてもいいんですよ。凝ったヘアメイクとファッションで、いろんなことしてもいいんです。ただそうすると、表現の主体がそちらになってしまうじゃないですか。原美術館が持つ魔力、磁力、場所の持つ色気みたいなことを、直截に表現しようとした時に、あんまり何もない方がいいんですよ。裸の肉体がふっと出てきて、僕がいろいろそれを写真的に工夫することによって、思ってるものをストレートに出せるというのが、ヌードなんですよね。――同時に今回、講談社さんから写真集も発売されていますね。図録的な意味で作ってたんですけど、図録をはるかに超えちゃって、すっごく素敵な写真集になっちゃった(笑)。珍しく、僕が撮っている現場の写真も入っているんですよ。3台のカメラを使って撮る方法とか、秘密を種明かししていますからね。――展覧会が終わったら、飾ってある写真はすべて捨ててしまう、とも伺いました。壁にべたっと貼ってあるから、破くしかないんだもの(笑)。ありがたい作品を保存し、それを鑑賞し、というのではなく、見たら終わり・期日が来たら終わり。それも新しいよね。だからこれは鑑賞でなくて体感だと思うんですよ。ネットでわかった気にならないで、ぜひ作品を見て体感してもらいたいですね。なんてったって、作った僕が一番最初に見るのを楽しみにしていたんだから。■書籍情報篠山紀信『快楽の館』(講談社 3,500円+税)写真界の巨匠・篠山紀信が壇蜜をはじめとする美しき裸体30名を新撮! 2016年9月3日~2017年1月9日まで品川区の原美術館で行われる個展「快楽の館」の図録/写真集。美術館には展示されない貴重なカットやメイキングに加え、美女たちのヌードがズラッと並ぶ圧巻の"シノラマ"も特別収録。■展覧会篠山紀信展 快楽の館会期:2016年9月3日~2017年1月9日会場:原美術館 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
2016年10月04日荒木飛呂彦による人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」が実写化。映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が、2017年8月4日(金)に公開される。主人公・東方仗助役を山﨑賢人が担当。仗助の親友となる転校生・康一を神木隆之介、仗助のライバルとなる虹村形兆・億泰兄弟を岡田将生、新田真剣佑が、最凶犯・アンジェロを山田孝之が演じる。また、仗助の高校の同級生で、唯一のヒロインとなる山岸由花子役には小松菜奈。監督は、映画『テラフォーマーズ』『クローズZERO』の三池崇史だ。予告動画はじめに「ジョジョの奇妙な冒険」とは?コミックシリーズ累計売上1億円を突破した「ジョジョの奇妙な冒険」は、連載30周年をむかえた人気シリーズだ。ファンを魅力するのは、独創的な世界観と個性豊かなキャラクターたち。アニメーション化されるとその勢いは増し、ルーブル美術館への作品展示やグッチ(GUCCI)とのコラボレーションなど、国内外問わず人気が加速。現在も、その人気は留まることを知らない。実写映画化の決まった2017年は、生誕30周年を記念する”ジョジョ・イヤー"。多くのファンが待ち望んだ「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクターたちの実写映画化が、いま実現する。日本を舞台にした「ダイヤモンドは砕けない」が実写化の舞台「ジョジョの奇妙な冒険」の始まりは、19世紀末のイギリス、名門貴族の息子ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから。その後、”ジョジョ”と呼ばれる主人公が代替わりしながら、ジョースター家とそれに関わる人々の数奇な運命、そしてジョースター家の血縁と因縁を描き続け、ストーリーは、現在第8部にまで発展している。実写化されるのは、ファンの中でも人気の高い第4部「ダイヤモンドは砕けない」。日本のM県S市を舞台とした同シリーズでは、日本で育つ高校生・仗助が主人公。仗助とその友人たちとの出会いや戦いを通じて、彼らの成長する姿を描いていくサスペンス・エンターテインメントだ。原作を知らなくても間に合う!鑑賞前のチェックポイント登場キャラクターは、形ある超能力<スタンド>が使える主人公の仗助をはじめ、彼の周りに現れるライバルたちは<スタンド>と呼ばれる形ある超能力が使える。所持者のそばに現れ立つため<スタンド>と呼ばれるこの能力は、持っている者にしか見えない。仗助の<スタンド>は、クレイジー・ダイヤモンドと呼ばれ、触れるだけで他人の怪我や壊れたものを直すことができる最も優しい<スタンド>。山田孝之演じる、凶悪な殺人犯・アンジェロの<スタンド>は、あらゆる水分に溶け込み、体内に侵入して内部から攻撃する力を持っている。この<スタンド>がどう表現されるかが、実写化にあたり原作ファンが注目しているポイントの一つ。ジョジョの独特なポージング&ジョジョ名セリフ「ジョジョの奇妙な冒険」では、度々登場キャラクターたちが独特のポーズで登場する。それはファンたちの間で”ジョジョ立ち”との愛称で呼ばれ、イタリアの彫刻芸術から影響を受けているという説もある。並んで特徴的な台詞まわしもポイント。原作&アニメファンの間では、セリフ集としてまとめられているほどで、本作では仗助の「グレートだぜッ! 」を山﨑賢人がどのように表現するか、期待が寄せられている。ヒロイン山岸由花子役・小松菜奈にインタビュー主人公・仗助の親友・広瀬康一に思いを寄せる、山岸由花子役を担当する小松菜奈。映画『沈黙―サイレンス―』でハリウッドデビュー、『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で漫画・小説の実写化作品に取り組んできた小松が、由花子とどのように向き合っていったのか。衣装・ヘアメイクのエピソードを交え、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』について話を聞いた。Q.人気漫画”ジョジョ”に参加、オファーを受けた時の感想は?驚いたのは、キャスト発表があった時に「由花子役をやるの?」ってたくさん連絡が来たこと。周りにファンが多くて、みんな熱烈なのは知っていたんですけど、改めて本当に人気作品であることを実感しましたね。気合入れて頑張んなきゃなって思いました。Q.小松さんはいつから”ジョジョ”を読み始めたのでしょうか。私は、お仕事するって決まってから原作を知ることが多くて。原作ものの場合、そこから読ませてもらうことが多いんです。ただ、漫画は絵があるので、あまり深く読みすぎるとその通り動かなきゃって引っ張られてしまう。なので、深読みはせず撮影前に一度読ませていただきました。読み進めていく中で、どうやって演じようと思ったり、由花子がよくする癖って何なんだろうって考えていくので、由花子というキャラクターをどんどん好きになっていきましたね。Q.由花子のどんなところが好きですか。急に態度が変わったりする、ぶっ飛んでるところが好きです。見ていて、「こんな女の人いたらやばいな」って思うんですけど、「いつ来るかな、あっ来る来る」って、クセになっていくんです。康一くんに対しての愛が熱くて、本当に個性的で。「康一くん康一くん」とずっと言ってる姿は、純粋に考えたら一途だなって思いましたし、中身はピュアなのかな?とか、妄想しながら楽しく読んでいました。役者が演じることでキャラクターに血が入るQ.漫画の中の由花子を目指して役作りを進めていきましたか?もちろん原作は原作の良さがあるし、実写化は実写化で全然違うものだと捉えています。役者が演じることでキャラクターに血が入っていって、キャラクターとしての魅力に繋がる。それが、私はすごくいいなって思っていて。キャラクターがそこにいる、リアルに見える。こうすることで、実写版を観た人は、漫画が気になって読みたくなる。漫画を見ていた人は映画ってどうなっているんだろうなって観に来てくれる。観た後の感想は賛否両論あると思いますが、映画、漫画お互いにとって(実写化することは)プラスだなと思っているんです。Q.実写版・由花子はどんなキャラクターに仕上がっていますか。どれだけ山岸由花子を残せるかっていうことが、今回の課題でした。私の撮影は2日間、その中でどれだけインパクトを与えられるかを考えていました。この子くせ者だな、変だなっていういい違和感をどうしても残したくて。Q.気になる存在になるために、どんな演技を?康一くんをじっと見つめること。目をそらすことなく、ずっと見つめているのは、由花子っぽいなって思ったので意識していましたね。康一くんに対する執着心を出すために、話すときはすごく近づいたり。観た方に、気になる存在でいて欲しいなと思ってたんです。衣装を着てすっと役に入っていくQ.衣装やヘアメイクは、公開前ビジュアル解禁の時から話題になりましたね。今回は、特にヘアメイク・衣装に助けられた部分は大きくて、衣装を着てすっと役に入っていくような感覚がありました。メイクさんと髪の毛の長さはこれくらいの方が不気味じゃない?、肌色は今より白くした方がいいよねって話をして、作り上げていきましたね。ただ、衣装はお任せです。ワッペンがついていたり、制服の線は波打っていたり。本当に一つひとつこだわりのある衣装だったので、劇場でチェックして欲しいです。Q.<スタンド>がどう表現されているかが、みんな気になっている部分だと思うのですが。出来上がった作品を観ていかがでしたか。私もスタンドが入ったらどうなるんだろうって気になっていました。CGと人間が合体したらどうなるのかなって。作品を観たら違和感がなくて、純粋に面白いと思えたんですよ!2時間という時間の中で”ジョジョ”の世界観をぎゅっと押し込めてあって。音楽もそうですし、疾走感やスピード感っていうのが作品の中で表現されている。もちろん一人ひとりのキャラも立っています。原作を知らない人でも、女性でも楽しめる作品だなと思います。ビジュアルは激しいんですけど、内容は兄弟愛も描かれていてしっかりしていているので、すっと作品に入り込めるはず。原作ファンにも納得してもらえると願っています。同世代と演じると燃えるQ.原作は日本が舞台ですが、撮影はスペインで行われたんですよね。初めスペインで撮ると聞いて驚きました。確かに綺麗そうだけど、どうなるのかな?って思っていました。スペインに入ったときちょうど天気は曇り。曇っている空は怪しげな感じで、海も黒く波打っていて、何か出てきそうな感じ。その時確信しましたね、世界観にぴったりだなって。逆に日本で撮るならどこだったんだろう?って考えちゃうくらい、よく合っていたんです。Q.撮影現場での思い出はありますか?撮影現場では、山﨑さんと神木さんとご一緒させていただきましたが、同世代の人とやると燃えますね!楽しいです。エネルギーの感じも違いますし、”役者魂”みたいなものや演技の仕方も人によって違いますので。実際に近くで見ていると、自分も頑張んなきゃって気持ちを奮い立たせてもらいました。これまで映画を観に行くときは、暇だから行こう、この作品を観ようっていうのが多かったんですけど、この役者が気になるから観に行こうっていう気持ちが生まれてくるようになったので。単純に見ていて楽しいのもありますし、私も負けないってパワーがもらえるんです。現在は、女優としての活躍が目立つ小松だが、デビューはファッション誌『ニコ☆プチ』。現在もモデルとして、ファッション誌、TV、CMと多方面で活動している。以前、映画『溺れるナイフ』公開時のインタビューでは”シャツ”を集めていると話していた小松だが、彼女はいまどんなファッションに興味があるのだろうか。Q.いまハマっているファッションアイテムを教えてください。デニム!好きで集めちゃいますね。色や形がちょっと違うだけで見え方が違うので。似てるのあるじゃんって思うんですけど、シルエットが自分の中で違うなと思うとすぐ買っちゃって、今は50本くらい持っています。Q.どんな風にコーディネートを楽しんでいますか。バンドTと組み合わせたり、Tシャツを透かせてシャツを羽織ったり、ワンピースの下にデニムを合わせたり。シンプルに白Tにコンバース、そしてちょっと変わったカバンを持つっていうのもお気に入りです。あんまり頑張りすぎてない感じが、自分的に楽でいいなと思っていて。最近は、ピタッとしているデニムを買いました。新しいブーツに合わせようと思って買ったらサイズが本当にぴったりで。まだ履けていないのでいつ出そうかな?って考え中です。Q.ショッピングはいつもどこでしていますか。ほとんど古着屋さんですね。新品も買いますけど、古着屋さんの方が楽しくて。「これあった~!探してる感じ~」って探し出す喜びがあるので、自分にあってるなって思います。それに、古着屋さんは家族みんな好きなんですよ。家族で古着屋さんにいって、お店ではバラバラに行動して。洋服の貸し借りもよくしていて、お母さんが来ていた古着を受け取ったり、古いワンピースを自分で改造したり。メンズのものも好きなので全然お兄ちゃんのも借ります。ファッションが家族共通で好きなものなので、みんなで共有できるのがいいなって思っています。まだまだある!”ジョジョ”実写化のポイント”住んでみたい町”杜王町 を再現するためスペインロケへ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の舞台となる、杜王町 (もりおうちょう)は”住んでみたい国ランキング”上位の豊かな自然に囲まれた町。この平和な雰囲気を再現するため、ジョジョクルー一行は、スペインのシッチェスへ移動。バルセロナから南西約35kmに位置する、地中海沿いのサッシェスで映画ロケが行われた。現場で見えない<スタンド>を表現するために<スタンド>は、撮影現場では見えないが、スクリーン上でははっきりと存在している。このリアリティを出すため、三池監督はアクションスタッフを投入。彼らが<スタンド>になり代わり、役者に<スタンド>の動きを説明しながら、そばに立ったり、地べたに寝転んだり、体を張って演技始動をした。スタッフ・キャスト愛すべきキャラクターたちが、実力派キャストで蘇るのも実写版の醍醐味。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を盛り上げる豪華キャストをキャラクターたちの特徴と共に紹介する。東方仗助(山﨑賢人)山﨑賢人が演じる、主人公の東方仗助は、普段は温厚で人当たりの良い性格で女子生徒にモテているが、自慢の髪型をけなされると激昂する一面を持つ。不良っぽい喋り方だけでなく、個性的な髪型とファッションもポイント。ビジュアルでは、原作同様個性的な髪型に、胸元と襟元にアクセサリーをつけた学ランで登場。山﨑は、1994年東京都生まれ。『四月は君の嘘』『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』など、人気アニメの実写映画に多数出演。17年10月には、映画『斉木楠雄のΨ難』の公開を控えている。広瀬康一(神木隆之介)東方仗助の同級生であり、友達思いで平和を愛する広瀬康一役には神木隆之介。仗助と行動を共にし始めたことで、怪事件に巻き込まれていく。どことなく頼りなさげだが、由花子から一方的に熱い思いを寄せられるモテ男の一面も。映画『3月のライオン』『バクマン。』『桐島、部活やめるってよ』などのヒット作が続く神木は、初のおでこ出しスタイルで爽やかな好青年役にチャレンジする。山岸由花子(小松菜奈)仗助の同級生で、転校してきた康一の世話役に使命感を抱いている女子高生・山岸由花子は、小松菜奈が担当。ウェーブの長い髪が特徴で、成績優秀かつ料理や裁縫が上手いというハイスペック女子というキャラクターだ。ビジュアルで見せる小松のミステリアスな表情が、由花子の時折見せる極端な性格を表現している。小松は、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』で隠れキリシタンという難役を見事に演じきり、ハリウッドデビュー。『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』とラブストーリーにも、多数出演している。虹村形兆(岡田将生)岡田将生扮する虹村形兆は、杜王町で暗躍しているスタンド使い。冷静沈着で頭脳明晰、かつ冷酷無比な男。ジョジョ原作ファンを公言している岡田は、「冷酷な部分もあるけれど、信念のある役。衣装とヘアスタイルが本当に素敵。毎日準備しいく中で形兆になっていける。強味になっている」と語っている。映画『秘密 THE TOP SECRET』『何者』で見せた姿とは一変、劇中では金髪のロングヘアーという奇抜なビジュアルを披露している。虹村億泰(新田真剣佑)新田真剣佑は、虹村形兆の弟・億泰を熱演。兄とは対照的な直観型で、深く物事を考えずいつも形兆の足を引っ張ってしまう。右手につかんだあらゆるものを削り取る”サ・ハンド”と呼ばれる<スタンド>の持ち主。新田真剣佑は、「億泰は兄の形兆のことをものすごく愛している役。ちょっと抜けているところもあるので、憎めない億泰を演じたい」と意気込みを明かし、役作りのために、サイドの髪は銀色に染め上げ、剃り込みを入れて眉毛も剃って撮影に臨んだ。アンジェロ[片桐安十郎](山田孝之)血も涙もない最狂の凶悪犯、アンジェロ(片桐安十郎)を演じるのは、山田孝之。逃亡中の連続殺人犯で、犯行の邪魔をした仗助を破滅させようと狙う男。人の命を奪うことに躊躇はない。「『ジョジョ』という大きな作品は、東宝とワーナーが組んでの一大プロジェクトとなりますし、本当ならば気負いしそうなんですが、片桐安十郎は史上最低の殺人鬼で割と素に近いと思います。なので、リラックスしてやれると思います(笑)」とコメント。映画『テラフォーマーズ』や『新宿スワン』などの人気作では、”他とは違う”ユニークな役どころを担当。自身を題材にした『映画 山田孝之3D』も17年6月に公開。空条承太郎(伊勢谷友介)伊勢谷友介は、”ジョジョ”ジョセフ・ジョースターの孫・空条承太郎役を務める。承太郎は、 “ジョースター家”の人間で、山﨑賢人演じる東方仗助とは血縁上「甥」にあたるが、作品の中で仗助を導いていく存在となる。時間を止めることのできる最強の<スタンド>スタープラチナの持ち主。出演が決まる前から、原作のファンだった伊勢谷は「空条承太郎には、中学のころから恐ろしいほど憧れていました。また、承太郎と伊勢谷友介は全く別人格なのでそのギャップを埋めるのが難しかったです。」と語っている。作品紹介映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公開日:2017年8月4日(金)監督:三池崇史キャスト:山﨑賢人(東方仗助)、神木隆之介(広瀬康一)、小松菜奈(山岸由花子)、岡田将生(虹村形兆)、新田真剣佑(虹村億泰)、山田孝之(片桐安十郎)、伊勢谷友介(空条承太郎)原作:荒木飛呂彦 (集英社ジャンプ コミックス刊)配給:東宝株式会社/ワーナー・ブラザース映画(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2016年10月01日異なる分野で活躍する2人の“達人”によるクロスインタビュー型対談番組「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。10月8日(土)放送回では俳優の松坂桃李と写真家で映像作家の奥山由之がお互いについて語り合う。「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューを飾るとNHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で一気にブレイク。大河ドラマ「軍師官兵衛」などへの出演でその知名度をさらに高めた。自身のルーツともいえる『ガッチャマン』のようなヒーローはもちろん、『今日、恋をはじめます』のようなコミック原作のラブストーリー、『日本のいちばん長い日』のシリアスな演技から『劇場版 MOZU』で見せた“狂気”。一方でドラマ「ゆとりですがなにか」では奥手の小学校教諭を演じるなど、主役はもちろん脇役でもその存在感を発揮、あらゆるジャンルをこなす演技派として、いまや若手トップ俳優の一角を担うまでに成長を遂げた松坂さん。そんな松坂さんが今回「一番話してみたい人」と指名した奥山さんは、ファッション誌や広告写真の世界で活躍する気鋭の写真家。デジタル撮影が主流になった現在にあえて使い捨てカメラなどの“フィルムカメラ”を使うことで「被写体の世界観」の表現にこだわりファッション誌の写真でもメインの被写体であるはずの服からピントを外すなど、セオリーを無視することもいとわない彼の手法は、篠山紀信からも「勇気ある実験」と高く評価されている。2人の関係は雑誌に掲載された奥山さんの写真に惚れ込んだ松坂さんが、自らのカレンダーの撮影を依頼したことから始まった。当初はお互いの“普通”な感じに強く惹かれ合ったという両者だが、松坂さんが奥山さんのアトリエを訪問、奥山さんが松坂さんの主演舞台の稽古場を見学するなかで、考え抜いてシャッターを切る奥山さんの撮影スタイルや、連続ドラマでは10数話分の台本を常に持ち歩くという松坂さんの演技へのこだわりが明らかになっていく。2人がお互いの情熱の源とは何かについて探り合う貴重な対談をお見逃しなく。松坂さんは映画最新作となる『真田十勇士』が現在公開中。堤幸彦監督が舞台版に続きメガホンをとり映画化した本作、関が原の戦いから10年、天下統一を目の前にした徳川家康と復権を狙う豊臣家の対立が深まるなかで名将として世間から尊敬を集めていた男、真田幸村だが実はただの“腰抜け男”だった!?という奇想天外な設定と、大規模なセットで撮影された迫力ある“大阪冬の陣”の映像など見どころ満載。本作で松坂さんが演じるのは寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵。中村勘九郎演じる猿飛佐助とともに真田幸村を天下一の武将に仕立て上げる「真田十勇士」として活躍する。さらに松坂さんは出演作『湯を沸かすほどの熱い愛』が10月29日(土)から新宿バルト9ほか全国にて公開。宮沢りえ演じる死期の迫った母親が「絶対にやっておくべきこと」を実行に移す姿を通して残される家族の愛と絆を見つめ直すヒューマンドラマである同作は10月6日(現地時間)より開催される韓国・第21回釜山国際映画祭の「A window of Asian Cinema(アジア映画の窓)」部門への正式出品が決定。松坂さんは宮沢りえ演じる死期の迫った母親・双葉が旅先で出会うヒッチハイカーを演じている。常に俳優としての可能性に挑戦し続ける松坂さんと気鋭の写真家が内に秘めた熱い想いを語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」アンコール放送は、NHK・Eテレで10月8日(土)22時~放送。(笠緒)
2016年10月01日写真家の永瀬沙世が9月23日から10月8日まで、“切り絵”を用いた新作写真シリーズを展示する個展「CUT-OUT」を東京・南青山のGALLERY 360°にて開催する。今回永瀬は、“CUT-OUT(切り絵)”に挑戦。大きな紙を幾何学的な形に切り抜いていき、大量に切り取ったその紙の中で戯れる女性を撮影した。永瀬の新たな世界観を楽しめる個展となっている。永瀬は同展について、「どうやって世界を見るのかを教えられる前の子どもの頃の私たちは、人やものごとの裸をみることができるし好奇心が溢れるまま自分の未知の力で自由に未来を創造できる。アンリ・マティスがアトリエでcut outを制作している映像をみてインスピレーションを刺激された。彼は絵画をやめ、78歳で新しい手法cut out(切り紙絵)に行き着いた何かから解放された彼のアトリエがあまりにも自由に満ちていてびっくりした」とコメントしている。また、同展に合わせて10枚のアルミ板にプリントしたポートフォリオと銀紙に印刷された写真集も同時刊行される。なお、どちらもサインと限定番号入りとなっている。【イベント情報】永瀬沙世「CUT-OUT」会場:GALLERY 360°住所:東京都港区南青山5-1-27 2階会期:9月23日~10月8日時間:12:00~19:00定休日:日曜日、祝日
2016年09月23日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が22日、自身のブログを更新し、「人生に『たられば』は無し」とつづった。麻央は「たられば は無し」というエントリーで、「癌の告知を受けて、それを受け入れたとき、ほっとした自分もいた」と乳がんの告知を受けたときの心境を告白。「その1年半の間はとにかく身体が怠くて怠くて1日1日が精一杯だったのだ」と続け、「『癌になるくらいの身体だったんだ』と思ったとき、その間の自分を初めて分かってあげられて、受け入れられて、どこか、ほっとしたのだった」と説明した。そして、「今思えば、もっと前から癌にならないように努力できたことがあったかもしれない。主人が私の身体のためにしてくれていた助言にも、もっと耳を傾ければよかった」と後悔してしまうことがあるとしながらも、「でも、決して何かに怠けていたわけではない。あれがあの時の私なりの精一杯だった」と麻央。「だから、人生に『たられば』は無し」と自分に言い聞かせるように記し、「それでも、思ってしまうものだけれど」と加えた。
2016年09月22日オランダ人写真家のシャルロット・デュマによる写真展「Stay」が、10月7日から12月25日まで東京・港区のギャラリー916(Gallery 916)にて開催される。現代社会における動物と人間との関わりをテーマにした作品を発表しているシャルロット・デュマ。今回開催される写真展では、全国に8品種現存する“日本在来馬”を撮影するプロジェクト「Stay」の集大成として、北海道・長野・宮崎・与那国島など8カ所を巡って撮影した約50点の大判プリントとポラロイド作品を展示する。また、併設スペースのGallery 916 smallでは、映像作品の特別上映も実施。その他、同展を記念した写真集の発売や、会期中10月8日(土)にはシャルロット、上田義彦、twelvebooks・濱中敦史によるトークセッション&ブックサイニングも行われる。【イベント情報】「Stay」会場:ギャラリー916住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル6階会期:10月7日~12月25日時間:11:00~20:00(土日祝日は11:30まで)料金:一般800円、大学生/シニア500円、高校生300円、中学生以下無料休廊日:月曜日(祝日を除く)
2016年09月19日写真家・ホンマタカシのドキュメンタリー映画が、渋谷のシアター・イメージフォーラムで2016年11月に一挙公開されることが決定。現代の写真表現において第一線で活躍し、国際的に注目されている日本人写真家・ホンマタカシ。この度、2002年より14年間、主に美術館やギャラリーなどでインスタレーションとして発表されてきた彼の映像作品を、劇場用に再編集して上映する。また、最新作のドキュメンタリー『After 10 Years』も公開。同作は、スマトラ沖地震のツナミによる甚大な被害を被ったホテル「ヘリタンス アフンガラ(Heritance Ahungalla)」の10周年追悼式典までの一週間を追ったものだ。なお、ホンマタカシの作品の劇場上映は、2004年に公開された『きわめてよいふうけい』以来12年ぶりとなる。【詳細】ホンマタカシニュードキュメンタリー映画特集上映公開日:2016年11月末場所:シアター・イメージフォーラム住所:東京都渋谷区渋谷2-10-2制作:between the books配給協力・宣伝:mejiro films(C)Takashi Homma New Documentary
2016年09月18日休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶が17日、自身のブログを更新し、妹・小林麻央と市川海老蔵の子供に会いに行ったことを報告した。「宝物」というタイトルで更新した麻耶は、「今日は、身体と心の調子が良かったので姪っ子甥っ子に会いに行ってきました」と報告。ちょうど長女・麗禾ちゃんと長男・勸玄くんが入浴中で、麗禾ちゃんは「まやちゃ~ん、ここに座って、足を温めて」と桶にお湯を入れてくれ、「あったかい??」と"天使の笑顔"で微笑みかけてきてくれたという。「この時点ですでに泣きそうになってしまった」というが、続いて勸玄くんが「まやちゃん、手を洗ってあげる」と石鹸をつけて洗ってくれたそうで、「もう、涙を止められないっ」と麻耶。さらに2人は、タオルで麻耶の腕とふくらはぎを拭き、うるうるしていると顔も拭いてくれたそうで、「いつの間にこんなに成長を?!優しい。優しい。優しい。こんな愛に包まれたバスタイムは奇跡だ」とつづった。その後、みんなでDVDを見て、勸玄くんは爆睡。麻耶と麗禾ちゃんは「長女同士の会話」をしたという。帰り際に麗禾ちゃんが「麻耶ちゃん、1人で寝てるんでしょ?コレ、あげる」と自分の宝物をプレゼントしてくれたことも写真付きで明かし、「ええええええええええー。涙腺、崩壊」「ううううー。おばは、幸せです」と伝えた。
2016年09月18日お笑い芸人・明石家さんまがMCを務める関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』は、レギュラー放送最後のゲストに、さんまと旧知の仲である歌手・森昌子を迎える。関西テレビは24日(13:56~14:25)、フジテレビは25日(13:00~13:30)に放送される。昔からの知り合いとあって、さんまが「うるさいオバちゃんですね」と言うと、森が「オジちゃんにオバちゃんって言われたくない(笑)」と切り返す。さんまは今でも森のデビュー曲「せんせい」を口ずさんでしまうといい、「今でも僕らが歌えるってすごいですよ。森さんの曲は全部歌えます」と絶賛するが、森が「中学三年生」をリクエストすると、さんまの記憶があいまいなことが判明する。現在は独身の森は「さんまさんのような友達がいたら楽しいだろうな」「家に遊びに来てほしい」と誘うものの、さんまが手料理をおねだりすると、「料理は、さんまさんが作ってください!」と拒否。さんまは「家に行ったら友達だけじゃ終わりませんよ」と、森の自宅での出来事を妄想し始め、呆れられてしまう。また、長男でロックバンド・ONE OK ROCKのボーカルTAKAの話題にもなり、森は「なるべく芸能に行かないようにしていたのに、中学の終わりくらいに急に『歌いたい!』と言い出して…」と、当初は芸能界入りに反対していたことを告白。しかし、その後は「親だから言いにくいんですけど、歌も英語も上手いんです」と、自慢をし始める。この放送で、31年半続いてきたレギュラーが終了。以降は年数回ペースのスペシャル番組として放送されることになっており、10月7日(21:00~22:52)の特番では、ゲストに古舘伊知郎、吉田沙保里、土性沙羅、栄和人らを迎える。
2016年09月17日