Amazon プライム・ビデオで配信される新ドラマ「福家堂本舗 -KYOTO LOVE STORY-」の完成披露試写会が10月14日(金)に開催。主演の早見あかりをはじめ、市原隼人、山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)、宮野陽名、前田旺志郎が着物姿で舞台挨拶に臨んだ。人気漫画「福家堂本舗」を全12話で実写化。京都で450年続く老舗菓子屋「福家堂本舗」の美人三姉妹を中心に、和菓子職人や彼らの周囲の人々のドラマが展開する。早見さんは第1話、2話を一足早く見終えた観客に「キュンキュンしたかな?キュンキュンしちゃうよね(笑)?」とニッコリ。特に自身のお気に入りの胸キュンシーンとして、市原さん演じる和菓子職人で婚約者の健司とのやり取りをあげ「健ちゃんが去り際に『ほなな』と言ってポンポンっとするのがすごく好き!」と明かし、観客を前に市原さんに実演をおねだり!市原さんは照れつつも「ほなな」と早見さんの頭をポンポン!会場は笑いと歓声に包まれた。早見さんは、自身が演じた三姉妹の次女・あられについて「よく言うと天真爛漫、悪く言うとガサツ(笑)。素の早見あかりがこんなコなので、演じやすかったですし、素の私の表情を見てもらえたと思います」と語る。山下さんは、佐々木希演じる長女・雛の婚約者で銀行員の薫を演じるが「ミステリアスなところがあって、僕とは真逆で難しかったです」と述懐。雛と薫は“交際0日婚”カップルだが、山下さんは「自分としては…考えられない!」とも。「薫は家庭にコンプレックスを持っていたりして、鎧を着てますが、徐々に心の奥底の気持ちをぶつけるようになっていくので、色が変わっていくのが伝わっていけば」と語る。また、“胸キュン”と言えば宮野さん演じる三女・ハナとその初恋相手で前田さん演じる庵(いおり)の2人!現場での様子について宮野さんは「待っている間に、庵くんと小さい頃にやったゲームの話とかしてました」と初々しい口調で語ったが、ここで“姉”早見さんが我慢できないといった表情で「もっと聞かせて!」と乱入!?「2人がいるだけで胸キュン!かわいくて仕方ない!」と悶絶するが、前田さんは「僕らは普通に現場にいるだけで、胸キュンを狙ってるわけじゃ…」と困惑した様子で答え、会場は笑いに包まれた。「福家堂本舗 -KYOTO LOVE STORY-」はAmazon プライム・ビデオにて10月19日(水)より配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月14日女優・早見あかりが、都内で行われたAmazonオリジナルドラマ『福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-』(10月19日配信開始)の完成披露試写会に、共演の市原隼人、山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)、宮野陽名、前田旺志郎、歌手のMACO、Ms.OOJAとともに登場した。女優・早見あかりが、都内で行われたAmazonオリジナルドラマ『福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-』(10月19日配信開始)の完成披露試写会に、共演の市原隼人、山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)、宮野陽名、前田旺志郎、歌手のMACO、Ms.OOJAとともに登場した。同作は、遊知やよみによる同名コミックをドラマ化。京都老舗の和菓子屋「福家堂本舗」を舞台に、3姉妹の恋模様を描く。和菓子屋の次女・福吉あられを早見、あられと結婚の話が上がる菓子職人・宮迫健司を市原が演じた。Amazon プライム・ビデオで毎週水曜日に配信される。作中では、じれったい幼馴染同士の恋模様を繰り広げる早見と市原。早見が「私は健ちゃん(市原)の”ほなな”って言って、去る時にポンポンってやる姿がすごい好きで」と語ると、司会者からその場で”頭ポンポン”を披露して欲しいと指示が飛んだ。それを聞いた市原は「健ちゃん(山下)がポンポンしてくれたらやるけど……」と矛先を山下に向けた。山下が「無茶ぶりやな!!」と驚き、「打ち合わせとちゃうやんけ!」と市原を責めると、市原は「巻きこもうかと思って」と笑顔に。早見は「いい大人達がふざけ始めたぞ!」と実況していた。結局、市原が早見に、そして山下は「俺は旺志郎くんにするからな」と”頭ポンポン”を決行。市原が「ほなな」と言いながら早見の頭を優しく撫でるようにたたくと、会場の観客から悲鳴が上がり、早見は照れた様子で笑顔をむけた。早見は、作品について「我ながら良いものができた」と自信を見せ「頑張っただけじゃなくて、形としてふさわしいものができました」と胸を張る。「ちゃんと見てもらいたい、それだけです!」と力強くアピールした。
2016年10月14日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の製作発表記者会見が5日、都内で行われ、ロミオ役の古川雄大&大野拓朗、ジュリエット役の生田絵梨花(乃木坂46)&木下晴香、ベンヴォーリオ役の馬場徹&矢崎広、マーキューシオ役の平間壮一&小野賢章、ティボルト役の渡辺大輔&広瀬友祐、死のダンサー役の大貫勇輔&宮尾俊太郎、演出家の小池修一郎が登壇した。同作はシェイクスピアによる名作を2001年にパリでミュージカル化。全世界でのCD・DVD売上が700万枚にわたるヒットを記録し、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後、2011年に日本オリジナルバージョンを上演、2013年に再演を行い、今回が4年ぶりの公演となる。会見では「世界の王」「本当の俺じゃない」「バルコニー」「僕は怖い」「エメ」の5曲を披露。男性陣の華やかなダンス、ロミオとジュリエットのロマンチックなナンバーが続いた。また、トークでは潤色・演出を務める小池による「小池修一郎の部屋」状態に。演者たちへの叱咤激励が降り注いだ。小池は古川に「今日ちゃんと歌ってるな、と思いました。前、稽古の途中で喉痛めちゃったから心配して」と安心した様子を見せると、古川も「そうですね、喉鍛えました」と苦笑。また、前回の公演での役作りについて語る古川に、小池は「ずいぶんちゃんとしゃべれるようになったね」としみじみした様子で頷いていた。古川は、ジュリエットとの年齢差について聞かれ「29歳の俺がどう純粋さを出すのか。目の前に起こってくることに真正面から新鮮な反応をして、結果的にピュアに見えたら」と意気込みを語った。2012年に『エリザベート』にルドルフ役で出演したのち、映像でも活躍、NHK Eテレ『Let’s天才てれびくん』の出演も話題となった大野に対して、小池は「ユニークなキャラクターで、あっち(バラエティ)いったかと思い、一緒にやることはないかなと思ってた」と心境を語った。しかし大野がオーディションで歌う姿は、小池が「吹き替えじゃないの? 本当にこれ大野?」と驚くほどに上達していたという。ミュージカルに出ていない間も歌の勉強をしていた大野は、『ロミオ&ジュリエット』も「お金を払って3回観に行った」と語り、作品への思いの強さを表した。また小池は、日本オリジナルバージョン初演時に「近未来的、崩壊した世界での『ロミオ&ジュリエット』」という演出プランを用意していたことを明かした。東日本大震災の発生によりプランを変更したが、今回は当初の計画に立ち返る。小池は「時代とは移るもので、テロの時代になってしまいました。シェイクスピアのすごいところは、どの時代でも人々が感動したり共感したりすることを描いているということだと思います」と語り、「時事ネタを入れるということではなく、どこか現代と共通することを感じていただけるようにと思っています」とメッセージを送った。東京公演は赤坂ACTシアターで2017年1月15日~2月14日、大阪公演は梅田芸術劇場で2017年2月22日~3月5日。
2016年09月06日Amazonオリジナルドラマ『福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-』(10月中旬配信開始)に出演する早見あかり、市原隼人、佐々木希、宮野陽名が3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催中の「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に出演。着物姿でランウェイを歩いた。本作は、京都の老舗和菓子店「福家堂本舗」に生まれ育った3姉妹が織りなす和風ラブストーリー。このたびTGCとのコラボが実現し、福家堂本舗の次女・あられ役の早見、和菓子職人・健司役の市原、長女・雛役の佐々木、三女・ハナ役の宮野が登場した。4人は作品にちなんで、あでやかな着物姿でランウェイに登場。笑顔をはじけさせながら歩き、ランウェイの先端で市原と早見が手でハートマークを作ると、歓声があがった。そして、佐々木も両手で小さなハートマークを作り、キュートな笑顔で観客の心をつかんでいた。早見は、「みなさんこんにちは!」と京都弁であいさつし、「ラブが詰まっていて胸キュンすること間違いなしです。ぜひ見ていただきたいです!」とドラマをPR。着物姿での撮影の感想を聞かれると、「京都でも撮影しているんですが、暑いです」と本音を漏らしつつ、「いろんな柄のお着物を着させていただいて、女の子はキュンキュンするというか、これ着たいなとか…いろんなものが散りばめられています」と魅力を伝えた。佐々木は、「みなさんのパワーとエネルギーをもらえてうれしい。楽しかった」と久しぶりのランウェイを満喫した様子。市原は、初共演の早見について「よく笑うし、たくさんしゃべるし、まわりの方にも真摯に向き合う姿が印象的。おちゃめな子で、笑ったと思ったら怒ったり、語ったり、変顔したり…」と話し、今回がドラマ初出演の宮野は「撮影が始まったときは実感がまったくなくて緊張もあんまりしなかったんですけど、今は実感が湧いてきて緊張しています」と語った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から春夏と秋冬モデルの年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。23回目となる今回は、"LOVE ME"をテーマに、人気モデルが集結するファッションショーをはじめ、アーティストによるライブや、話題のゲストが登場するスペシャルステージなどを展開する。
2016年09月03日俳優・古川雄輝が、福士蒼汰の主演映画『曇天に笑う』(2017年公開)に出演することが18日、発表された。古川は同作で、本格時代劇アクションに初挑戦する。原作は、唐々煙氏が漫画誌『月刊コミックアヴァルス』(マッグガーデン)で連載している同名コミック。物語の舞台は、明治維新後の滋賀・大津。人に災いをもたらす大蛇(オロチ)の復活の年、曇(くもう)家の曇天三兄弟と、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲(やまいぬ)は、それぞれ別の方法で大蛇を再び封印し、平和をもたらそうとしていた。しかし、大蛇の力を手に入れ、明治政府の転覆をもくろむ忍者集団・風魔一族の暗躍により、行く手が阻まれてしまう。曇天三兄弟、犲、風魔一族、三つどもえの様相を呈した戦いを描く。古川が演じるのは、大蛇の発見と破壊を目的に結成された犲のチームリーダー・安倍蒼世。隊長として常に自分に厳しく頑固な性格で、曇天三兄弟の長男・天火(福士)とは幼なじみであるものの、隊を抜けた彼を許していないというクールな役どころだ。強く美しい出立に原作ファンにも人気の高いキャラクターだが、古川はこの蒼世役で、初めて刀を使ったアクションにも挑む。6月21日にクランクインし、撮影も終盤を迎えており、「良い物ができていると思いますので、原作ファンの方々にも楽しんでいただける」と自信を見せる古川。「同世代の若手の役者さんが多いので、とても楽しい撮影現場です」とも報告している。蒼世を演じるにあたって「とにかく強く! かっこ良く!」と心がけたようだが、苦労したのは、「とにかくアクション」。「犲の中でも一番強いキャラクターなので、強く、華麗に蒼世のような動きでアクションをするのが難しかった」とその理由を話しながらも、「苦戦していますが、かっこ良く撮れていると思うので楽しみにしていただきたい」と呼びかけた。
2016年08月18日アイドルグループ、Juice=Juiceの植村あかりが25日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『AKARIⅡ』(発売中 3,000円税込 ワニブックス刊)の発売記念イベントを行った。今年はフジテレビ系のドラマ『武道館』に主演を果たし、11月7日には初の日本武道館公演も決定したJuice=Juice。そんな同グループの最年少メンバーでありながら、大人びたビジュアルで人気を博している植村あかりが、2枚目となる写真集を発売した。グァムで撮影された同写真集は、17歳となった植村の現在を切り取ったもの。ファン必見の水着姿もたっぷりと収録している。純白のワンピース姿で報道陣の取材に応じた植村は「グァムならではのオシャレな街並みや木々をバックにした写真が多く、本当にすごいところで撮ったなと改めて思いました。衣装的には部屋着っぽい衣装やスタジャン、セクシー系な部屋着だったり水着もありますよ」と写真集について紹介。お気に入りを「キャミソールを着たビーチでの写真」とあげて「メンバーの中でも評価が高いんです! いつもお世話になっているヘアメイクさんも良いって言ってくれました」とその理由を説明した。現在は全国ツアー真っ只中で、ツアー終了後、11月7日には初の日本武道館公演も控えているJuice=Juice。「今やっているツアーの経験を生かして武道館に相応しい状態で立ちたいと思います。武道館に向けてはりきって頑張ります」と気合十分。そんな植村は現在高校2年生とあって、話題の『ポケモンGO』にハマっているらしく、「今日も5匹捕まえました!ピカチュウはまだなんですよ…。ツアーで色んな所に回れるので、色んなポケモンを獲りたいです。そっちも成長したいですね。まだレベル4なので(笑)」と熱く語っていた。
2016年07月26日美しく重厚なゴシックの世界に、ダークなミステリーとコメディの要素を加えたミュージカル『黒執事』。昨年に引き続き、優秀な執事にして悪魔セバスチャンを演じる古川雄大さん。「もともとミステリーは好きなジャンルではあるんですが、そこにポップだったり笑える描写もあって、最後に心にメッセージ的なものを残してくれる、とても面白い原作でした。とはいえ、セバスチャンは悪魔で、感情を見せない存在。自分が演じるにあたって、どこからキャラクターを構築していくか、自分は役としてどう居たらいいのか、最初はかなり悩みました。でもその試行錯誤も含めて楽しかったですね」台本と原作を何度も読み返したそう。「セバスチャンの立場で読んでいると、いつしか共感する部分が生まれてきて、そこを取っ掛かりに、自然にすっと役が入ってくるんです。だから、仕草を忠実に真似ようとは考えなかったですね。ただ、ファンの目線で読みながら、ぐっとくるポイントだけは、敢えて意識して取り入れましたけど」コミカルな場面もある作品ながら、古川さんの演技はあくまでも冷静で、異界の者としての存在感を感じさせた。「以前にも悪魔を演じたことがあるんですが、こういう役、似合うよねって言われるんです。たぶんそれ、褒められていないと思うんですけど(笑)」秋に上演される新作は、子供の失踪事件をめぐって、真相を突き止めるべくサーカス団に潜入する物語だ。「前作は以前にも上演された作品でしたから、今回、自分で一から作れるのは楽しみです。背景にあるテーマが重い作品ですから、そこの重厚感を僕が担えたらと思っています」◇ふるかわ・ゆうた1987年7月9日生まれ。ミュージカル『テニスの王子様』などを経て、'12年にミュージカル『エリザベート』のルドルフ役に抜擢。高い歌唱力で注目され、『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』『1789』などにも出演。◇ミュージカル『黒執事 ~NOAH’S ARK CIRCUS~』19世紀の英国。ファントムハイヴ家の若き当主・シエルは、女王の命を受け、執事のセバスチャンとともに、裏社会で起きる血生臭い事件の解決に奔走していた。そんななか、立て続けに子供の失踪事件が起き…。11月18日(金)~27日(日)水道橋・TOKYO DOME CITY HALL福岡、兵庫、愛知公演あり原作/枢やな脚本/竜崎だいち、毛利亘宏演出/毛利亘宏出演/古川雄大、内田蓮生、玉城裕規、田野アサミ、三津谷亮、小手伸也、姜暢雄、三浦涼介ほかゴーチ・ブラザーズTEL:03・6809・7125(C)2016 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月18日俳優・古川雄輝や女優・高橋メアリージュンらが、広瀬アリスが主演し下山天監督がメガホンを取る映画『L-エル-』(今秋公開)に出演することが13日、発表された。原作は、ビジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcのボーカル・yasuのソロプロジェクト・Acid Black Cherryが、2015年にリリースした4枚目の同名アルバム。これは、愛を探し求め続けた1人の女性"エル"の孤独で壮絶な人生をつづった物語と音楽が絡み合うコンセプト盤で、昨年秋には物語部分が書籍化されるなど多様な展開をみせてきた。古川が演じるのは、エルを生涯かけて愛し続けるオヴェス。悲哀と波乱に満ちた人生を歩む、エルという1人の女性を支え続ける男という役どころだ。古川は、今回の映画化企画を「とても斬新なアイデア」と称賛。書籍を読んで曲を聴くと、「すんなり自分のイメージした『L-エル-』の世界に引き込まれ、役作りする過程で何度も聴きました」と振り返る。また、「幼少期から老人まで演じる役柄をファンタジーの世界観でどう生きるか、主人公エルに対してのオヴェスの思いをどう表現するのかなどを考え、監督と現場で相談しながらじっくり時間をかけることができたので、とても楽しい撮影となりました」と報告。「僕自身、CGが加わった映像を楽しみにしています」と期待を話した。一方、高橋メアリージュンが演じるのは、エルと同じキャバレーで働く親友・アンナ。その「アンナという、人間味と幅があって、情熱的で魅力的な女性を演じられた事、そして昔から大好きだったダンスを踊れた事がすごく幸せでした」と感激してみせる高橋メアリージュンが、下山監督と仕事を共にするのは3度目となるが、「アンナのような芝居力が求められる役を任せてくださったことが本当にうれしい」と歓喜している。そんな2人のほか、発表された新たなキャストは、劇団青年役の平岡祐太、キャバレーオーナー役の前川泰之、パン屋の主人役の高畑裕太。加えて、弥尋、FAKY・Mikako、古畑星夏、田中要次、高橋ひとみといった面々も登場する。(C)2016映画「L-エル-」製作委員会
2016年07月13日日本の“和のあかり”を一堂に集めた「アートイルミネーション『和のあかり×百段階段』展 〜日本の色彩、日本の祭り〜」が、2016年7月1日(金)から2016年8月28日(日)まで、東京・目黒雅叙園で開催される。2015年の開催時には、6万人を動員した夏の人気イルミネーション企画『和のあかり×百段階段』展 。東京都の指定有形文化財「百段階段」を舞台に、全国から「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の4つのジャンルを中心に、30を超える出展者が一堂に集結。文化財をやさしく照らし出すイルミネーションで、日本ならではの色彩感覚や、あかりの持つ魅力を楽しめる。東北三大祭りである「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」の展示は必見。今回のねぶたは、通常の2倍のサイズとなっており、文化財の華やかな部屋一面に広がる、迫力のある赤鬼や青龍は見る者を圧倒させる。また「仙台七夕まつり」は春夏秋冬を巨大な七夕飾りで表現、伊達正宗をあしらった吹き流しもポイントだ。秋田県「秋田竿燈祭り」の高さ12mにも及ぶ提灯や、都内過去最大展示数となる300匹の金魚ちょうちんが並ぶ、山口県・柳井市「柳井金魚ちょうちん祭り」など、日本各地の祭りが文化財に集うのはこの『和のあかり展』だけ。さらに期間中は、全時間帯で「百段階段」の撮影も出来る。ここでは、妖怪絵師/日本画家・満尾洋之が描く数々の妖怪たちが立体的に展示されるほか、「浦島太郎のアクリル下駄」と名付けられたユニークな下駄や、暗闇に浮かび上がる“和の衣装”も登場。歌舞伎で使用される「連獅子」の衣装は赤と緑の色彩を楽しめる。また、島根県の伝統芸能「石見神楽」で使用されるインパクトのある衣装は、艶めく龍とともに現れ、まるで神話の世界に誘われそうな迫力となっている。【開催概要】「和のあかり×百段階段」展 2016開催期間:2016年7月1日(金)〜2016年8月28日(日)開催時間:・日曜日〜木曜日10:00〜18:00(最終入館17:30)・金曜日・土曜日10:00〜19:00(最終入館18:30)・夜の文化財ガイドツアー 18:15(受付)18:30〜19:30(見学) その後食事入場料:当日券 1,200円/前売券 1,000円(園内前売 800円)、学生600円会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」住所:東京都目黒区下目黒1-8-1チケット販売窓口:【店頭】目黒雅叙園、ローソンチケット(L コード:35835)、セブンチケット(セブンコード:045-966)、JTB 各店、JTB レジャーチケット(商品コード:0243019/セブン・イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス)【問い合わせ先】TEL:03-5434-3140(10:00〜18:00 イベント企画)
2016年05月23日ももいろクローバーを辞めて丸5年、女優の道を邁進中の早見あかりさん。自身初となる舞台を前に、不安と期待入り混じる胸中を語ってくれました。***「このお仕事をしていると、初の悪役とか、初の何時枠ドラマとか、いろんな“初”を取り上げられます。でも、今回の“初舞台”に関しては、本当に本当の初。事務所に入ったばかりの中学生の頃みたいな気分」実感がこもる力強い口調。その早見あかりさんの記念すべき初舞台とは、白井晃さん演出の『夢の劇』だ。「舞台って自分とは無縁だと思っていたので、自分が出るとは考えたことがなかったんです。だから、なぜ今回、自分がやるって言っちゃったのかわからなくて。でも、気づけば、ももクロを辞めて丸5年で、今年21歳。ちょうど新しいことに踏み出す節目なんだなと思います」原作の戯曲は百年以上前のもので、書かれた当時は上演を目的としていなかったそう。神の娘・アグネスが地上に降り、さまざまなことを経験していく。時空の違う場面が繫ぎ合わされた不思議な手触りの作品だ。「難解と言われるホンですが、白井さんからすべてが夢だと思えば説明がつくと言っていただいて、スルッと理解できたんです。夢ってなんの脈絡もなく進んでいって、現実では知り合いじゃない友人同士が仲良くしていたりしますよね。どの場面でも、そこにいる人々はいかにも知り合いのように私が演じるアグネスに接するんですが、その理由を追求するよりも、自然にそこにいられたらいいのかな、と思っています」上演が決まった時、白井さんがアグネス役にと熱望したのが早見さん。「白井さんは、アグネスは幼い子供と同じで好奇心が強く、何でも思ったことは口にしてしまうようなところがある子じゃないかと思うと説明してくださったんです。その時、早見さんもそういうところがあると思うんだよね、とおっしゃられたんです。お会いしたのは、この作品が決まってからのはずなのに、何で私のこと知ってるんだろうって(笑)」大人っぽい見た目ゆえクールな印象を持たれがち。でも、「私をよく知る人からは、子供みたいだって言われる」そうで、「近寄りがたいのかと思ったら、じつは話しやすいっていうのは、いいほうのギャップだと思うので」とニッコリ。屈託のない話しっぷりにその片鱗が窺える。「怖くても、不安でも、楽しいと思っても、どっちにしろ初日にはお客様の前に立っているわけですし、最後は開き直ってやるしかないです」しかし、それでもやはり「怖い」。「基本的に自分は腹を括ったら強いタイプだと思っているんですけれど、いまだ括れていない。こんなことって、いままでにないんです。ただ先日、白井さんから、もしダメだったとしても『選んだのは白井さんなんだから、私は悪くないです』って言ってくれていいよ、と言っていただいてから随分楽になりました」アイドルを辞めて女優の道に専念して5年。いま大きな岐路に立つ。「稽古だけで1か月という期間ずっとひとつの作品のことを考え続けるって、これまでにはやったことのない経験です。飽き性の私がどうなっていくのか興味ありますよね」◇はやみ・あかり1995年生まれ、東京都出身。’11年までももいろクローバーで活躍。女優転身後のおもな出演作に、ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』『ちかえもん』など。◇父である神インドラに送り出され、地上に降りたアグネス(早見)は、恋人を待ち続ける士官や楽屋番の女など、さまざまな人間たちと出会い、人間の世の無常を目にしてゆく。4 月12日(火)~30日(土)横浜・KATT神奈川芸術劇場<ホール内特設ステージ>原作/ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ構成・演出・出演/白井晃台本・出演/長塚圭史振付・出演/森山開次出演/早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、山崎一ほか一般8500円U−24チケット(24歳以下)4250円(12日、13日はプレビュー公演、一般7500円、U−24チケット3750円)すべて税込みチケットかながわTEL:0570・015・415(10:00~18:00)www.yumenogeki.jp※ 『anan』2016年4月13日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2016年04月07日白井晃が演出、長塚圭史が台本、早見あかりが主演を務める『夢の劇-ドリーム・プレイ-』の公開稽古が行われた。同舞台は4月12日(火)に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で開幕する。『夢の劇-ドリーム・プレイ-』チケット情報本作は、19世紀後半から20世紀初期に活躍し、日本では『令嬢ジュリー』『死の舞踏』などで知られるヨハン・アウグスト・ストリンドベリの作品。夜にみる夢の世界を戯曲化したとされ、唐突に場所が変わったり登場人物が入れ替わるなど、精神世界の迷宮のような混沌とした“夢”の世界が描かれている。物語は、神インドラの娘アグネスが人間界に降り立つところから始まる。人間たちと共に過ごす中で人間界の不条理を経験し、成長していくアグネスの姿を描く。そのアグネスを演じる早見は、本格的な舞台初出演。共演者には田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一ら魅力的な面々が揃う。さらに、舞台『星の王子さま』やテレビ番組『からだであそぼ』などでもおなじみの森山開次が振り付けを担当。白井、長塚、森山は演者としても出演する。mama!milkの生駒祐子と清水恒輔、阿部海太郎、トウヤマタケオが演奏する音楽の中で始まった公開稽古。披露したのは、結婚生活を経験したインドラの娘(早見)が「こんなの嫌だ」と飛び出し、公平と平等と安息の港町に連れて行ってもらうはずが、病人だらけの町にたどり着いてしまうシーン。アグネスは誰もが悲しみを隠し意気消沈する世界を静かに見つめ、「お父様!人生は残酷!人間ってあわれだわ!」と叫ぶ。ダンスシーンでは、バレエ界でも活躍する高瀬瑶子のダンスや、圧倒的な存在感を放つポールダンスなど、森山ならではの独創的な世界に取り込まれる。また、森山らと共に早見もダンスを披露。軽やかに踊ってみせた。シーンの合間には小道具を触ったり、ダンスの確認をしたり、雑談をしたりとキャストはコミュニケーションを取りながらも、常に目線は舞台を向いていたのが印象的。江口がピアノの演奏を披露するシーンでは、アドリブで演奏を延ばされたのか、キャスト達が笑い合う場面も見られた。白井の言葉に耳を傾け、ときに笑顔を見せる早見。1月の制作発表で涙とともに吐露した不安は取り払われているようにも見え、本番への期待が高まる。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇-ドリーム・プレイ-』は、4月12日(火)から30日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、長野、兵庫を巡回。撮影・文:中川實穗
2016年04月04日古川雄輝さんの2年ぶりの主演舞台『イニシュマン島のビリー』は、アイルランドの島に暮らす手足の不自由な少年を描くブラックコメディ。「舞台自体がハードルが高いうえ、日本とは笑いの質が違う海外のコメディだけにどうなるか…。ただ、いまはビリーのことを考えたいんです。どうしてもハンディキャップの部分がクローズアップされる役ですけれど、閉鎖的な田舎の島で映画俳優になる夢を見ている心優しい17歳の少年という、内面の部分に真摯に向き合えたら、と思っています」ビリーとして「どう動いたらいいかを大事に」。彼の優しさを「行動で表現していけたら、自然とそう見えるのかもしれない」。取材が行われたのが稽古初日を目前にしたタイミングだったこともあり、役についてあれこれ考えを巡らせていた。ただ、稽古しながら変わってくることも多いだけに、「いまはとにかく早く森(新太郎)さんの演出を受けて、自分の考えていることが正しいか、一回答え合わせをしたい」とも。「演技ってどれが正解かわからないんで、わりとテクニカルなことから考えちゃうんです。自分なりに準備して、現場で急に方向性が変わったときに対応できるようにしておくと、戸惑わずに済みますから」発言の端々に理系男子の片鱗が。「理系脳だとよく言われます。物事を組み立てて考えたいんですよね」客観性のある人かと思えば、「客観性はある方だと…いや、ないな(笑)」。在学中にミスター慶應に選出。その後、合格していた大学院への進学をやめ、芸能界入りした経緯からしても、意外と直感型の人?「ミスター慶應に選ばれた後、オーディションを受けたのですが、必死ながらもやっていて楽しかったんです。ただ、やればやるほど俳優という仕事は難しい。舞台は、稽古期間が長いぶん挑戦ができる場なので、怯んでしまう自分を奮い立たせて臨みたいです。少しでも自分の引き出しを増やしていけたらいいですね」◇ふるかわ・ゆうき1987年生まれ。2010年芸能界デビュー。出演作にドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』、映画『脳内ポイズンベリー』など。出演映画『太陽』が4月23日公開。◇心優しく理知的ながら、ハンディキャップゆえに周囲からは馬鹿にされている少年・ビリー(古川)。ある日、彼の住む小さな町のすぐそばに、ハリウッドの撮影隊がやって来る。3月25日(金)~4月10日(日)三軒茶屋・世田谷パブリックシアター作/マーティン・マクドナー翻訳/目黒条演出/森新太郎出演/古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、峯村リエ、平田敦子、小林正寛、藤木孝、江波杏子S席8500円A席6500円(共に税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949※『anan』2016年3月30日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ
2016年03月25日3月25日(金)から東京・世田谷パブリックシアターで上演される森新太郎演出の舞台『イニシュマン島のビリー』。その製作発表会が都内で行われ、演出の森、主演の古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、江波杏子が出席した。舞台『イニシュマン島のビリー』チケット情報原作は、アイルランドの鬼才と言われるマーティン・マクドナー作のブラック・コメディ『THE CRIPPLE OF INISHMAAN』。2013年にはダニエル・ラドクリフ主演でロンドンにて上演、翌年ブロードウェイに進出し、絶賛を浴びた作品だ。演出の森は「今回の芝居はダークコメディ。単純なハッピーエンドで終わるのではなく、観に来てくださった皆さんにほろ苦い、ビターなものを残すであろう作品です。マクドナーの作品ですので全編暴力に満ち溢れていますが、同時にマクドナーらしいとんでもなくピュアな愛の物語も描かれています。登場人物は感情むき出しのとんでもない連中ばかりですが、今作ではとてもアニマルなキャスティングが実現しました」と紹介。赤ん坊の頃に両親を亡くしたビリー(古川)はふたりの中年女性を親代わりに暮らす17歳の青年。ハンディキャップのせいでバカにされながら毎日を送るビリー。そこに、隣の島でハリウッド映画の撮影が行われるというニュースが届く。船で隣の島まで行こうとするヘレン(鈴木)とその弟(柄本)に、ビリーは一緒に連れて行ってくれと言うが――。主演の古川は「舞台が2年ぶりで、かつ主演ということで非常にプレッシャーを感じているんですけど、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと舞台ができるということでうれしく思っています」、ビリーの幼馴染で恋の相手でもあるヘレン役の鈴木は「もともと好きで憧れだったマーティン・マクドナー作品に森新太郎さん演出で挑戦できるのはなんて幸運なことなんだろうと思っています。俳優のみなさんが特別な才能の塊みたいな人たちが集まっていて、埋もれないようにひるまずぶつかっていきたい」と語った。個性派俳優が揃った会見はMCからの質問にも独特の回答が続出。さらに、古川、鈴木、柄本が作品の1シーンを朗読劇で披露する時間も。森から「敢えて言うならジャイアン」と言われたという乱暴な役を演じる鈴木は、朗読マイクから離れ柄本を殴る仕草をするなど臨場感たっぷりに演じ、約100名の観客を圧倒した。舞台『イニシュマン島のビリー』は、3月25日(金)から4月10日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文:中川實穗
2016年02月23日既存のイメージを壊す役と出会いたい──俳優なら誰もが抱いている願望だろう。古川雄輝と間宮祥太朗は『ライチ☆光クラブ』でそれを叶えているが、「ファンの方を含め、好意を持って観てくれる方たちが、この人憎いな、嫌なヤツだなって思ってもらえること、ショックを受けてもらうのが狙いです」と古川さんが言うように、9人の少年たちの裏切りと愛憎、罪と罰、絶望と理想を描いたダークファンタジーの世界にただただ驚く。原作は古屋兎丸による同名ロングセラーコミック。伝説の舞台に衝撃を受けた古屋兎丸は、20年の歳月を経て漫画として「ライチ☆光クラブ」を刊行。舞台から漫画へ、その漫画を元にした舞台へ、そして遂に映画化となる。古川さんが演じるのは、大人のいない世界を理想とする「光クラブ」を支配するゼラ。舞台ファンも漫画ファンも多い作品であるからこそ、キャラクターのイメージを大切にした。「原作と脚本を読み込むほどに、どうしてこの漫画が人気なのかが分かってきました。BL(ボーイズラブ)要素があるので腐女子人気が高いのも理由のひとつだと思いますが、それ以上に内容が詰まっている。読み込んでいくとすごく深い。でも、最初に台本を読んだときは、冒頭のドイツ語のセリフとか後半の“バラが必要だ…”とかワケの分からないセリフも多くて、俺の役、どんだけ喋るんだよ…って軽くパニックでしたね(苦笑)」。深いからこそ、時間のゆるす限り台本を読み込みたい、自分のなかに染み込ませたいという欲望にかられ、ほかの共演者は撮影が終わると毎日のように飲んで親睦を深めていたそうだが、古川さんは敢えてそこに参加せず、ひとりホテルの部屋に戻って台本と向かい合った。そんな古川さんが作り出すゼラの圧倒的存在感は間宮さんを刺激した。彼が演じるのはゼラを崇拝し、ねじれた感情を抱く美少年ジャイボ。「ジャイボにとってはゼラが絶対であるように、古川くんの演技が素晴らしくて絶対だったので、現場に入って古川くんと対峙すると自然とジャイボになれました。ただ、ジャイボの美しさを体現するのは悩みましたね。僕自身はわりと体格がいい。ジャイボを表現する“少女のような細い体”ではないので、ごつすぎるのではないか?と不安もありましたが、本当に少女のようだと後半に登場するヒゲが生えてきたとか成長の悲しさを出す説得力が出ない…とにかく生々しさを意識しました」。ゼラやジャイボ、14歳の少年たちが暮らすのは黒い煙と油にまみれた町・螢光町。その町の廃工場に作られた秘密基地で、彼らは「光クラブ」を結成。醜い大人を排除するための兵器(ロボット)“ライチ”を開発していた。古川さんと間宮さんが「素晴らしい!」と絶賛する光クラブの基地は、実際の巨大な廃工場のなかにセットが作られた。手掛けたのは『るろうに剣心』シリーズのビジュアルスタッフたち。古川さんは語る。「あのセットに初めて足を踏み入れたときに、ライチの世界観そのものを感じました。ひとりひとりに任された役作りももちろんありますが、セットとか衣装とかメイクとか、ビジュアル面で助けられた部分はとても大きい。それぞれのキャラクターごとに学生服のデザインも違って──ゼラは学生服のボタンを上までしっかりとめていたり、他の人よりも星のスタッズが多かったりしますが、光クラブの創設者でリーダーのタミヤ(野村周平)は敢えて第一ボタンを締めずにいる。それはゼラに刃向かう役を見た目で表現しているんです」。美少年ジャイボに関しては、髪はブルー系の色にする、カラーコンタクトを入れるなどの工夫によって美しく艶っぽい姿がスクリーンに映し出されるわけだが「間宮くんは普段から色気がある」と古川さん。「女性から見た色気と男性から見た色気は違うものかもしれないけれど、間宮くんは男性から見ても格好いい。だからジャイボ役がぴったりなんです。光クラブのメンバーを演じるキャストのなかで断然色気があるし、そこに居るだけでジャイボの雰囲気が出ていました」。その言葉に照れながら間宮さんは「それはもうヘアメイクさんやスタイリストさんのおかげですね。毎日『ジャイボ、今日もきれいだよ!すごくきれいだよ!』って、ものすごくおだててもらって、そうやってカメラの前に送り出してもらっていました。そのおかげです(笑)」。ジャイボの美しさにゼラも惹かれ、2人が絡むシーンは多くの女性をドキッとさせるだろう。これまでの出演作で何かとキスシーンが多い古川さんだが、男性とのキスは初。間宮さんに至っては映像作品でのキスシーン初挑戦となった。「間宮くんの演技としてのファーストキスを奪ってしまいましたが、あのキスシーンはもっと激しくてもよかったかなぁと、ちょっと反省しているんです。美しくしすぎたかなと。舌を入れるとかもっとグロくてもよかったなって(笑)」。また、間宮さんいわく「緊張はぜんぜんしなくて案外サラッと撮影を終えました。僕らより周りのスタッフが緊張していたみたいです(笑)。注目して見てほしいのは、耳元でささやく古川くんの声。ゼラのあの声は格別な色気がありました。難しかったのは唇へのキスから下腹部に下がっていくシーンですね。動きによってR-18になっちゃうので苦労しました」。そんな2人のラブシーンも古川さんの言う「ショックを受ける」シーンのひとつではあるが、それ以上に打撃を与えてくるのは「気づきの大切さ」だと間宮さん。「ゼラという絶対的な指導者がいて、絶対的な存在ゆえに光クラブのメンバーたちはゼラの意見が自分たちの意見になって、あらがうことすら忘れてしまっている。そのなかでタミヤひとりが何かがおかしいと気づく。気づかない恐さと気づきの大切さを描いています。判断することを失ってしまった光クラブのメンバーたちの話は、痛烈なメッセージだと感じました」。当たり前のように正しいと思っていたこと、正義だと思っていたこと、優しさだと思っていたことは本当にそうなのか?と、大きな気づきを突きつけてくる『ライチ☆光クラブ』。古川さんが「読み込むほどに深い」と言うように、観るほどに深くもある。何度も観たくなる、何度観ても新しい発見がある映画だ。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2016年02月19日俳優の古川雄輝らが1日、映画『ライチ☆光クラブ』(2月13日公開)のプレミア上映イベントに出席し、"廃墟の帝王"こと光クラブのカリスマ的存在・ゼラを演じた古川が存在感を示した。本作は、廃工場の秘密基地「光クラブ」を舞台に、9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語。大人になる前のもろく、残酷で多感な思春期が描かれる。この日は主要キャストが一堂に会し、古川をはじめ、野村周平、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、内藤瑛亮監督が集結した。中でも最も黄色い歓声を浴びたのが、ゼラ役の古川。役になりきり、低めのトーンで「おはよう……」とあいさつすると、客席からは一斉に「キャー!」と声が上がり、「廃虚の恋人たち……」と続けてファンはメロメロ。一転して爽やかなトーンで、「みたいな感じでゼラ役を演じています!」と切り替え、その場を器用に温めた。イベントでは司会者の質問に「◯」「×」札で回答するコーナーが設けられた。撮影は廃校を使って主に深夜帯に行われたことから、"こんな撮影は二度としたくない!"のお題が出されたが、古川は迷わず「×」を選択。古川にとってのゼラは、「僕が今までで本当に演じたいと思っていた役の1つ」。過酷な撮影だったことは認めながらも、「きつかったんですけど、撮影自体は非常に楽しくやらせていただきました」と充実感をうかがわせた。役柄としっかり向き合っていた様子の古川。"自分が演じたキャラクターと友達になれそう?"の質問には「◯」。ファンにとっては「えー!?」と意外な答えだったようだが、「丸ですね。個人的に一対一でしっかり話せばいいやつなんじゃないかな」と一番の理解者であることをアピール。会場が笑いで包まれる中、「仲良くなれます。一緒にチェスとかしてみたい」と真面目に締めて、今度は観客を納得させる。間宮演じるジャイボとゼラの妖艶なシーンも話題の本作。"いい意味でヤバイ?"という不可解な質問に、古川は「×」の札を掲げ、「やってる本人としてはそんなにヤバくないというか。シーン的にはほかのシーンと変わらない感覚」と俳優然とした感想を語った。コメントに物足りなさを感じたファンからの「えー!?」に後押しされるように、野村が「あんなことやこんなことしてたのに!? いろんなところ、舐めたりしてたのに!?」と追及。それでも古川は「まぁ、あの……撮影ですから」「ラブシーンいろいろやってきたので、ただそれが男性になったという(だけ)」と乱されることはなかったが、"初体験"だったと嘆く間宮には「申し訳ない」と笑いながら謝っていた。(C)2016「ライチ☆光クラブ」製作委員会
2016年02月01日4月に上演される『夢の劇-ドリーム・プレイ-』の制作発表が行われ、早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一、長塚圭史、白井晃が登壇した。舞台『夢の劇-ドリーム・プレイ-』チケット情報本作は、19世紀後半から20世紀初期に活躍したスウェーデンの作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリの後期の作品。イプセンやアントン・チェーホフなどと共に「近代演劇の父」と呼ばれ、芥川龍之介をはじめとする同時代を生きた日本の作家たちにも強い影響を与えた人物だ。バラモン教の神インドラの娘アグネスが地表に降り立ち、人間たちと共に過ごす中で知る、人間界の不条理を描いた本作。夜にみる夢の世界を戯曲化したとされ、唐突に場所が変わったり、登場人物が入れ替わったりと、現実にはあり得ない転換が組み込まれている。日本での上演機会も極めて少ない作品だ。白井は、本作を選んだ理由を「私は100年前のこの作品に今どこかシンクロするものを感じておりまして。登場人物たちの心象や不安感というものがなにか(現代の)大きな産業や経済、社会の変化というものと同機しているような感じを抱いています。描かれている人物は決して幸福な人物ばかりではないのですが、その中で夢が覚めたときに一縷の光を見る、そんな希望のある作品として読めました」と語る。「森山開次さんの振り付けを含め、できるだけフィジカルな面を強調していきたい」(白井)という本作の台本は長塚が担当。長塚は、「人間のグロテスクな世界を旅していく中で、インドラの娘は田中圭さん演じる詩人を支えにします。世の中、絶望的な状況になったときに詩人とか劇作家とか俳優とか、真っ先に必要とされなくなるようなものだと思うんですが、彼女は彼に頼ろうとする。これは人間賛歌であり芸術賛歌だと思うんです」と解釈を述べた。主演でインドラの娘を演じる早見は、本格的な舞台は初出演。これまで舞台出演を「“怖い”という気持ちが前に出てきてしまって避けてきた」と語り、会見では涙が出るほどの緊張を見せた。そんな中で本作に挑戦する理由は「正直よくわからないです。でもわからないからこそ、なんか面白いなって自分でもワクワクしている部分もあります」と笑顔を見せた。そんな早見に長塚は「インドラの娘が、どこか荒唐無稽な汚れたような人間世界を白馬のように駈けていってくれたら」と希望を託す。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇-ドリーム・プレイ-』は、4月12日(火)から30日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、長野、兵庫にて上演する。取材・文:中川實穗
2016年01月22日2015年10月よりTVアニメが放送中の『緋弾のアリアAA』より、神崎・H・アリアの戦妹(アミカ)、「間宮あかり」がフィギュア化。2016年5月にコトブキヤから発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は9,720円(税込)。間宮あかりは『緋弾のアリアAA』の主人公。東京武偵高校1年A組所属で、専門科目は強襲科、成績は最下位のEランクだが、自然と仲間を引きつける明るい性格の持ち主。実際のフィギュアでは、ツインテールと大きなリボン、無邪気な笑顔とチラリと見えるかわいい八重歯など、まっすぐにがんばる彼女の魅力がぎっしりと詰まった出来栄えとなっている。また、制服のスカートの下から伸びる柔らかそうな太ももにはホルスターが装着され、手にもったマイクロUZIと共に、全体を引き締めるアクセントとなっている。原型製作は間崎祐介氏が担当し、全高は240mm。価格は9,720円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年5月を予定している。(C)2015 赤松中学・KADOKAWA刊/ProjectAA
2015年12月16日女優の早見あかりと羽田美智子が2日(月)、都内で行われたNHKBSプレミアムドラマ「東京ウエストサイド物語」の完成試写会に出席した。早見さんは、母親役の羽田さんから意外な一面を暴露されて赤面した。就職活動に悩む女子大生・高山峰子役の早見さんは「“高山家”の仲が本当に良くて、羽田さんが焼き立てのお団子を差し入れてくれた時は、1本を食べたらお腹が一杯になるという理由で、ひとくしの団子を一個ずつ回して食べるという、普通の家族でもしないような事をしていました」と仲睦まじい様子を回想。すると羽田さんからは「この子、“ママ~”って言いながら私の膝の上で寝ていましたからね」との暴露があり「よく膝の上に乗ってくるんです。“ちょっと大きいんだけど……”とは思いましたけど」とその甘えん坊ぶりが明かされてしまうと、早見さんは照れくさそうに赤面していた。ドラマは八王子を舞台にしたもので、同地でオールロケを行った。今年の夏の「八王子まつり」では、ゲリラ撮影も敢行。早見さんは「撮影のための整備も出来ないくらい人が沢山いるので、疾走シーンの撮影はほぼゲリラ。一般の方々に当たらないように駆け抜けているので、臨場感が出ている」と胸を張るものの「元々走りが遅いので、必死に走っているけれど、走り方がダサイ」と苦笑い。走っている最中には「お祭りの警備員の方に止められるという珍事もありました」とアクシデントを報告した。NHKBSプレミアムドラマ「東京ウエストサイド物語」は、12月2日(水)22:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月02日宇宙飛行士の古川聡氏が代表を務める研究プロジェクト「宇宙からひも解く新たな生命制御機構の統合的理解(宇宙に生きる)」のキックオフミーティングが10月6日に都内で開催された。宇宙空間では無重力による骨格筋の萎縮、体液シフト、閉鎖環境による体内リズムの不調、宇宙放射線被ばくなど、人間の身体にとってさまざなリスクがある。古川宇宙飛行士は2011年に約5カ月半、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、宇宙酔いや地球帰還後の平衡感覚の喪失などさまざまな身体の変化を実際に体験した。その経験を通じて宇宙における生物学的リスクが「相乗的に作用するのでは?地上でも関連する問題があるのでは?」と感じたことが、同プロジェクトの発足を決意した理由だという。キックオフミーティングで登壇した古川宇宙飛行士は「これまで人類は宇宙に挑戦するためにさまざまな物理的障害を克服してきました。今、宇宙滞在最大のテーマは、無重力などの生物学的障害の克服です。宇宙という極限環境で地球生命体はどこまで恒常性を維持できるのか、それは"人類コスモ化"への挑戦、そして地上での問題へもつながっていると考えられます。」とプロジェクトの意義を語った。同プロジェクトの期間は2015年度から2019年度までの5年間で、宇宙という極限環境での生命制御機構の解明を目指し、無重力、閉鎖環境、放射線という3つの要素が生命体に与える影響について研究を行うほか、これら3つの要素を横断的につなぐ研究テーマを公募する。
2015年10月06日野村周平や古川雄輝、間宮祥太朗といった次世代を担う若手俳優たちが結集し、思春期の葛藤をテーマにしたカリスマ的人気コミック「ライチ☆光クラブ」が待望の実写映画化。<ダークサイド版イケメンパラダイス>ともいえる少年たちの愛憎劇を描く本作から、超特報映像とキャスト陣のコメントが到着した。独創的な世界観と圧倒的な画力で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミック「ライチ☆光クラブ」。舞台は、黒い煙と油に塗れた町“蛍光町”と、“光クラブ”と呼ばれる廃工場の秘密基地。9人の少年たちの青春残酷劇を徹底して精緻に美しく描写した物語は、2012年、2013年と立て続けに舞台化され、全公演が即完売となるほど人気となった。舞台版DVDも異例の販売数を誇り、12月にも舞台公演が決まっている。今年、コミック発売から10周年を迎えるにあたり、満を持しての映画化となった。美しい少年同士の愛も描かれるセンセーショナルな作品であることから、映画化がアナウンスされたときから出演キャストに注目が集まっていた本作。大人になることを拒んだ、9人の少年たちを演じるのは、若手の中でも演技派の筆頭株として、『ビリギャル』『愛を積むひと』「恋仲」(フジテレビ)など出演作が目白押しの野村周平(21)を始め、漫画から飛び出したような9頭身の超ハイスペック俳優、『脳内ポイズンベリー』の古川雄輝(27)、ファースト写真集が異例の販売部数を誇り、人気急上昇中の「水球ヤンキース」の間宮祥太朗(22)。さらに、殺陣やアクロバットなアクションを得意とし、近年では舞台でも絶大な人気を博す池田純矢(22)、「仮面ライダー鎧武/ガイム」に出演し、主演舞台は即完売の動員力を誇る松田凌(23)、「仮面ライダーウィザード」で知られ、多くのドラマ、映画で活躍する戸塚純貴(22)、放送中のドラマ「デスノート」ほか『みんな!エスパーだよ!』と出演作がつづく柾木玲弥(20)、マーティン・スコセッシ監督『Silence』(原題)に出演が決まっている藤原季節(22)、そして『合葬』の公開を控える岡山天音(21)という、今後期待される20代の若手俳優たちばかりが揃った。メガホンをとったのは、衝撃作『先生を流産させる会』で脚光を浴び、オムニバスドラマ「リアル鬼ごっこ ライジング」にも参加、野村さんとは夏帆主演の『パズル』でもタッグを組んだ新進気鋭・内藤瑛亮。実存する廃工場で敢行された撮影により、独創的な世界観を実現させている。アミューズオーディションで3万5千人の頂点となった野村さん、ミスター慶応の古川さん、間宮さんを含む4名の「イケメン☆パラダイス」出演者に、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの受賞者である池田さん、戸塚さん、柾木さんら、まさにイケメンの精鋭が揃ったダークな愛憎劇。今後の続報にも、引き続き注目していて。<以下、キャスト・原作者・監督コメント>野村周平現場では、若手キャストやスタッフの全員の仲がよかったので、それがいい形で映画に現れていると思います。 原作もそうですが、いま、こういった形で描かれることのない思春期の様子を描いて、とても刺激的な作品です。 普段の生活をしていたら絶対に交わることがない世界が描かれているので、いままで体験したことがない経験が必ずできると思います。古川雄輝舞台版を拝見したことがあり、とても好きな作品なので出演することができ嬉しく思っています。同世代の役者さんが多く、皆さんとのお芝居は刺激的で面白かったです。原作ファンの方々、そして初めてご覧になる方々にも映画化した「ライチ☆光クラブ」の独特な世界観を楽しんでいただきたいです。間宮祥太朗閉鎖的な街の中で、鋭角で狭い視野の中で、やみくもに自身にとっての光を探した少年達の狂気じみた思春期をぜひ観てください。この作品に関われたことを深く感謝しています。原作者:古屋兎丸映画企画が走り出してから数年、紆余曲折がありましたが、キャスト、スタッフ共に一流の方が集結してくれたことを嬉しく思います。内藤監督はその物腰の柔らかさからは想像のできないほどのマグマを内に秘めた監督さんで、その感性が本作で爆発しています。何度も脚本を書き直し、「ライチ☆光クラブ」と「ぼくらのひかりクラブ」を合わせた本を作ってくださったので、原作ファンの方々を裏切らない内容になっていると思います。この映画で光クラブのメンバーを演じられた役者さんたちは、皆さんそれぞれ個性を生かし、役に没入してくれました。富士の真冬の廃工場で連日連夜、熱い演技をしてくれた彼らの鬼気迫る姿はまさに光クラブでした。いままで見たことのない彼らの意外な面が見られると思います。監督・内藤瑛亮同士愛のシーンでは、昔読んだ「風と木の詩」を思い出しながら、歪んだ内面を抱えた者同士の哀しい繋がりであることを意識しました。キャスティングでは今回、キャラクターがもつ感情の核を体現してくれる俳優の方々に集まっていただき、彼らが演じる狂気に溺れ破滅していく少年たちを、一人一人抱きしめるようにスクリーンに映すことに務めました。『ライチ☆光クラブ』は今冬、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日目黒雅叙園(東京・目黒)が8月9日まで、園内の東京都指定有形文化財・百段階段にて、さまざまな“和のあかり”を集めた「和のあかり×百段階段」展を開催している。同企画展は、和紙のあかりなど日本人が昔から愛してきた優しいあかりの魅力を伝えるもの。会場の百段階段には7つの部屋があり、壁や天井に126枚の日本絵画が描かれており、「日本各地の祭りのあかり」「夏のあかり」「草木が照らすあかり」…といったさまざまな和のあかりが各部屋を彩っている。目玉は、青森ねぶた祭の“ねぶた”のあかり。釘1本打てない文化財である百段階段に巨大なねぶたを展示するという困難に挑んだのは、若手ねぶた師集団・ねぶた屋の4人。ねぶた史上初となる流派を超えた4人の合同作品は、「大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)」をモチーフにしたものだ。鬼と姫君、武士2人という構成で、作品を正面にして左から2番目の武士と目の前の盃は、同展のために特別に制作されたもの。それ以外は昨年のねぶた祭りで実際に使用されたものとなっている。祭ではなかなか間近で見ることができないねぶたをじっくり堪能できる。園内では、同展に出展される葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」をヒントに海と波しぶきをイメージしたカクテルなど特別メニューも提供。展覧会の招待券と浴衣セットプレゼント、着付け、さらに料亭でのランチもついたプランも用意されている。また閉館後の百段階段では、チェリスト・村中俊之と尺八演奏家・石垣秀基といったアーティストたちによるアコースティックライブも開催される。【イベント情報】「和のあかり×百段階段」展 ~日本の祭り、12のあかり~会期:7月3日~8月9日会場:目黒雅叙園住所:東京都目黒区下目黒1-8-1時間:日曜~木曜は10時~18時(最終入館17時30分):金・土曜は10時~19時(最終入館18時30分)料金:当日券 1,200円、学生 600円休館日:なし
2015年07月09日小説の舞台や大河ドラマのロケ地にもなっている目黒雅叙園の「百段階段」。東京都指定有形文化財になっているこの場所で、7月3日から『和のあかり×百段階段展―日本の祭り、12のあかり』が開かれます。1935年に建てられた「百段階段」は、目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築です。99段の階段廊下をもつことから「百段階段」と呼ばれ、階段廊下の南側には日本の美術工芸で飾られた7つの部屋が連なっています。本展では、日本各地の伝統的な「和のあかり」で優しく照らされた百段階段の空間を楽しむことができます。例えば、美人画の大家、鏑木清方の絵が飾られている部屋「清方の間」では、岐阜県で毎年開催されている「美濃和紙あかりアート展」の優秀作品が展示されています。風情ある和紙のあかりが美人画の空間を照らし、幻想的な雰囲気を楽しめます。また、「祭りのあかり」も見どころのひとつです。東北三大祭りの「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」や山口県の祭りなど、日本中の祭りのあかりが百段階段に集まります。特に、青森のねぶたは、4つの流派がねぶた史上初めて合同作品を作るということで、現地青森でも見ることができない貴重なねぶたが展示されます。展覧会に合わせたイベントも楽しそうですよ。女子にオススメなのは、展覧会の招待券に浴衣セットと着付け、食事がついたお得なランチプラン。浴衣を着て「和のあかり」を見学したあと、料亭でおいしいランチをいただけるので、女子会にもぴったり。おしゃれスポット目黒で、粋な日本のイルミネーションを体験してみてはいかが?イベントデータ:『和のあかり×百段階段展』会期:2015年7月3日(金)~8月9日(日)時間:10:00~18:00(金・土曜日10:00 ~ 19:00)※入館は閉館の30分前まで会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」料金:一般 1,200円/学生 600円/小学生以下無料
2015年07月07日本作が連ドラ初主演となる早見あかりがクールで無口な美人女子高生・小泉さんに扮し、実在する店を舞台にラーメンをガッツリ食べ、その食べっぷり&その後の恍惚の表情を克明に描く前代未聞の“情報ドラマ”「ラーメン大好き小泉さん」。この度、小泉さんのクラスメイトとして、女優の美山加恋、古畑星夏らの出演が決定した。フジテレビ土曜23時台にて、25分間という短い時間に内容をギュッと凝縮しエッジの立った作品を放送する“土ドラ”。第3弾となる本作は、美人女子高生とガッツリ系ラーメンというギャップが話題となり、単行本1巻・2巻の累計発行部数が30万部以上を記録した漫画家・鳴見なるによる人気漫画を原作に、実在のラーメン店を紹介するという新たな試みが加わり、ドラマとリアルなお店情報が混ざり合う新ジャンル“情報ドラマ”として放送される。今回、追加キャスティングされた美山さんは、「僕と彼女と彼女の生きる道」(小柳凛役)を始め、数々のドラマや映画そして舞台に出演している若手実力派女優。本作について「原作を読ませていただいたとき“なんだこの異様に食欲が湧く漫画は!”とショックを受けるくらい、本当にラーメンが食べたくなる不思議な漫画だなぁと思っていました。画面を通して、今度は私たちが“飯テロ”をする番ということで、すごく楽しみです」と意気込みを語った。また、クールで無口な美人女子高生の小泉さんに興味を持って付きまとい、結果一緒にラーメンを食べ歩くことになるクラスメイトという役どころについて「私が演じる大澤悠ちゃんはドラマの中では騒がしい子です(笑)。そのおかげでいろいろなお芝居が楽しめそうなので、精一杯がんばりたいと思います!!」と明かした。そして、「ラーメンはもともとすごく大好きで、こんなにも“ラーメン愛”に包まれた作品に出演できるのは、なにかの運命かなって思いました(笑)! 」と喜びのコメントを寄せたのは、同じくクラスメイトのモテ系美少女・中村美沙役を務める古畑さん。人気ティーン雑誌の専属モデルを務め、さらに女優としても活躍の場を広げている彼女は、自身の役について「私の演じる美沙ちゃんは、ザ!JK感満載のキャピキャピ女の子ですが、実は意外と繊細な子なので、そこをリアルに演じられたらと思います!いままでにないドラマだと思うので、ぜひたくさんの方々に見ていただきたいです(((o(*゜▽゜*)o)))」と語った。そんな彼女たちが第1話で食すラーメン屋は、「ミシュラン東京2015」のビブグルマンにも選ばれた「金色不如帰」と、イギリスの高級紙「ガーディアン」で“世界のおいしい料理50選”にも選ばれ、メディア取材をほとんど受けたことがない「ラーメン二郎」。これら超有名店がどのような形で紹介されるのかも注目だ。若手女優たちが三者三様にラーメンを食らう姿と浮かべる恍惚の表情、そして実在の有名店のラーメンが織りなす物語に、さらなる期待がかかる。「ラーメン大好き小泉さん」は6月27日より毎週土曜日23時40分~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日その格好良さ、その知的さ、その色っぽさ、イケメンという表現では足りないほどの魅力を持った俳優・古川雄輝。その類い稀なる魅力を活かし、すでに「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(ドラマシリーズ)などで人気を博している彼が、新作映画『脳内ポイズンベリー』でこれまでとは少し違うイケメン役に挑んだ。演じるのはヒロイン・いちこ(真木よう子)が恋する相手、年下のアーティスト、早乙女23歳。似ているけど似ていない!?早乙女を通して見えてくる古川さんの素顔──。「台本を読んで感じた早乙女像は、子供っぽいところがある、つき合うにはいいけど結婚には向いてない、すぐに感情を表に出してムスッとしてしまう、連絡がテキトーなどですが、実はキャラクターとして共感できる部分もあるんです(笑)。僕もすごく子供っぽいところがあって…たとえば、ホイコーローを食べるシーンで早乙女はキャベツをよけて食べるんですけど、僕も20歳までまったく野菜が食べられなかった。ああ、一緒だなぁって(苦笑)。あとは、大人の男性なら顔に出さずにスマートに振る舞うところで感情を出しちゃったりするし、マイペースだし。そういうところは自分と一緒だったのでそのまま活かして演じています」。クールなイメージが強いだけに早乙女的な一面はかなり意外。けれど、好きな女性にすべてを“合わせる”ことは「ないですね」ときっぱり言えるのは何だか格好いい。「僕は僕なので、すべてを相手に合わせることはしないです。この映画でもいちこさんは早乙女に合わせすぎて、けっきょく疲れ果ててしまって、2人の関係は悪い方へ行ってしまう。だから無理矢理自分を変えることはしたくない。でも、もしも僕がいちこさんだったとしたら、早乙女ではなく断然、(恋敵である)越智さんを選びますね」。その理由を聞くと、子供っぽいと言うのはやはり謙遜で、いやいやどうして素敵な大人にしか見えない。そこから古川さんの恋愛観、結婚観が見えてきた。「女性の年齢によって付きあい方って変わってくると思うんです。いちこさんは30歳。一般的に30歳前後の女性とつき合うなら結婚を意識するべきだと僕は考えていて。というのも、僕がいちこさんと1年間つき合ったとすると、いちこさんの30歳から31歳までの時間を奪ってしまうわけですから、つき合うときにちゃんと将来を考えて責任を持つべき。だから、越智さんがおすすめなんです(笑)」。古川さんが「絶対、越智さん」というように、観客はいちこを通して、自由な年下アーティストの早乙女か、それとも頼れる年上の編集者の越智さんか、2人の男を天秤にかける。そんないちこの恋愛模様が描かれるのが現実パート、いちこの頭の中を描くのが脳内パート。面白いのは、原作から引き継いで描く脳内会議──理性、ポジティブ、ネガティブ、記憶、衝動、5つの思考=キャラクターたちがいちこの頭のなかに存在し会議をする。とても斬新な設定がみどころだ。「僕は現実パートだったので、脳内パートの撮影風景は見ていなかったんですが、完成した映画を観てものすごく面白いなぁと驚きました。あと、女性って…と思ったのは、思ったことを相手に言わずに脳内会議してしまう心理ですね。女性のみなさんは「察してほしい」と言うけれど、男はバカだから察することはできない。僕は無理ですね(苦笑)。早乙女のセリフにもありましたけど、言ってくれないと分からないんです…」。男は女の生態を、女は男の生態を垣間見るという意味でも、この映画は実に面白い。それが色濃く表れているとてもユニークなシーンがある。30歳になったいちこに向かって早乙女が、「ないわ~」と言うシーン。早乙女的には「30歳にはぜんぜん見えないね」という、いい意味の「ないわ~」であるのに、いちこは勝手にネガティブな意味として捉え、あれこれ妄想してショックを受ける。コメディ要素の強いシーンでもある。古川さんに課せられたのは「ないわ~」のセリフをアドリブで演じること。「あのシーンはアドリブも含め20テイク以上撮りました。実際の早乙女じゃない、いちこさんの妄想のなかでの早乙女を演じるので、不思議な感覚でしたね。そのシーンは僕ひとりでの撮影。真木さんはその日の撮影を終えていたので、てっきり帰られたと思っていたら、実はモニター脇でずっと見ていたらしくて…。“古川くん、あんな(にヒドイ)こと思っていたんだね…”って。もう、なにも言い返せなかったです(苦笑)」。そんな見たことのない古川さんの演技を引き出したのは、佐藤祐市監督。「いつか仕事をしてみたかった」と喜ぶ反面「今までやったことのない挑戦もあった」と苦労を語る。「今回は演技プランを考えずに現場に入ったんです。それは初めてのこと。いつもは、こうきたらこう、この動きならこう、このセリフなら…とあれこれ考えてプランを練っていくんですが、僕が演じるのは現実パート、自然体で演じなくてはならない。加えて、監督からの指示がものすごく多くて、かつ細かかったんです。目線、手の動き、身体の角度、仕草…監督の細かい演出にひとつひとつ応えていくことで早乙女になっていきました。正直、決して楽しいとは言えなかったけれど、完成した映画を観ると、ちゃんとスクリーンの中に早乙女がいる。新しい演じ方を経験させてもらいました」。演技の幅を広げた古川さんは現在、中国、アメリカ、イギリスなど海外にも活躍の場を広げている。彼がこの先に目指すものは何なのか──。「引き出しの多い俳優になりたいというのがひとつ。あと、帰国子女なので英語を活かした仕事もどんどんやっていきたいんです。海外に住んでいるときに思ったのは、洋画に登場する日本人役をなぜ中国系の役者さんがカタコトの日本語で演じているんだろう?どうして日本人の俳優が演じないんだろう?という疑問。なので、そういう場でも活躍していきたいです」。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2015年05月07日20歳の誕生日を記念して発売された早見あかり初の写真集「Twenteen」の写真展が、東京・代官山の「GALLERY SPEAK FOR」にて開催されることがこのほど決定した。NHK 連続テレビ小説「マッサン」を始め、今年4月よりTBS「A-Studio」、ほかにもテレビ朝日「セカンド・ラブ」、映画『忘れないと誓ったぼくがいた』ではヒロイン役を務めるなど、各方面で活躍中の女優・早見さん。今年3月17日に迎えた20歳の誕生日を記念して、先日発売となった初の写真集「Twenteen」は、“大人でもない、子どもでもない。10代最後のかけがえのない瞬間”を詰め込んだ「今」の早見さんの素顔が満載の作品だ。夏は沖縄、冬は長野、それぞれ大自然の中で、少女のようなあどけなさ残るナチュラルな表情や、一変して大人の女性を感じさせるクールで凛とした表情など、20歳目前等身大の彼女のリアルな姿が映し出されている。今回開催が決定した写真展「木寺紀雄 しろとあかりといろ」は、「Twenteen」の撮影を手掛けたフォトグラファー木寺紀雄氏による写真集のカットはもちろん、沖縄と長野の撮影旅行中に撮影された多くの未公開のカットを含む大小サイズで約40点オリジナルプリントが展示される。木寺氏は、数多くの広告写真やCM、エディトリアルを手がけ、ファッション、旅、インテリアなどあらゆるジャンルで活躍中のフォトグラファー。これまでスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンなどクリエイターとのコラボレーションやドキュメンタリー作品などの発表など行ってきた彼が、今回の様な女優とのコラボレーション、女性のポートレートのみの写真展を実施するとのは初の機会となる。また、写真展開催決定を記念して、6月6日(土)には木寺氏によるギャラリートークが決定。「Twenteen」の編集をつとめた上田智子氏を迎え、撮影秘話や作品完成に至るまでの製作秘話、また本展実施にあたっての思いやエピソードなど貴重な話が飛び出すことが期待される。写真集「Twenteen」は発売中。写真展「木寺紀雄しろとあかりといろ」は6月5日(金)~17日(水)、「GALLERY SPEAK FOR」にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日無印良品は26日、暮らしに明るさとくつろぎを提案する「無印良品のあかり」を発売する。○シンプルな形が特徴同社がこのたび発売するのは「丸」「半球」「台形」のシンプルなライト。ペンダントライト・フロアライト・スタンドライトの3種類を展開する。「丸」は半透明なアクリル製。電球を挿入する部分のキャップも同じアクリルにすることで、完全な丸のあかりとなっている。ペンダントライトとして天井からつりさげるコードもできる限り細くし、空間に光の丸が浮かび上がるようなイメージをデザイン。アクリルのシェードは、多灯づりにしたときに揺れてぶつかりあっても割れない設計だという。「半球」はランプシェードの典型といえるドーム型。内側の電球や配線器具を隠すフラットな半透明のカバーは、シェードの薄い縁と精巧に組み合わせることで、球体のかたまりを半分に立ち落とした彫刻のように見える。点灯時だけでなく、消灯時も魅力的なあかりのかたちがデザインされている。「台形」のシェードは半透明で光を透過し拡散するものと、不透過のタイプで白と黒を用意。シェードの下から見えてしまう電球や配線器具はやわらかくかわいらしいカバーで覆われている。一部店舗では、インテリアアドバイザーやコントラクトデザインアドバイザーによる、あかりを使った心地よいくらしの提案も実施。リビングや寝室、ダイニングの中で機能的に必要な照度、心地よさを感じる照明の配置など、すまいに合わせたアドバイスを受けることができる。
2015年03月26日早見あかりが3月17日(火)に二十歳の誕生日を迎え、同日に初の写真集「Twenteen」を発売。購入者を招待してのトークイベントにてサプライズでファンからの熱い祝福を受けると共に「ももいろクローバーZ」のメンバーから送られた祝福メッセージについても明かした。「Twenteen」は昨年の夏に沖縄、冬に長野で撮影された写真に加え、夏から成人式まで毎日1枚ずつ撮り続けた自撮り写真165枚、早見さん自身がこれまでの人生の軌跡を綴った文章、さらに最愛の母への手紙が収められている。早見さんが姿を現すと、会場は拍手と歓声に包まれる。早見さんの「二十歳の誕生日を迎えました!」という挨拶に会場のボルテージはさらにUP!イベントは沖縄と長野での撮影の様子を捉えた映像を見ながら進行。初の沖縄なのに、現地の人も驚くような数年に一度の大きな台風が直撃したり、雪が積もっているかと心配しながら着いた長野が大寒波に見舞われ、足りないどころか膝までの大雪だったことなどが明かされ「持ってるんです、私!」という言葉に会場は笑いに包まれる。人生におけるターニングポイントが2つあったという早見さん。ひとつ目は12歳でスカウトされ、芸能界入りしたこと。もしも芸能界に入ってなかったら?という問いに「基本、マジメ人間なので、小学校を卒業したら地元の中学校に行って勉強して、いい高校、大学に行って就職して、お嫁さん――そういうストーリーを小学生のときは思い描いてました。自分が大学に行かないことになるとは思わなかったし、こんな風にたくさんの人の前に立って20歳の誕生日を迎えるなんて思ってなかった(笑)」と語る。もちろん、芸能界入りして「よかった」と感じており「いまが一番、人生で楽しい」と充実した表情で語った。そして、2つ目のターニングポイントとなったのが「ももいろクローバー」への加入と2011年の脱退。早見さん脱退後、仲間たちは「ももいろクローバーZ」として、紅白歌合戦出場、日本武道館、国立競技場でのライヴを実現させ、凄まじいスピードで成功の階段を上り詰めて行った。改めて早見さんにとって「ももクロ」はどんな存在なのか?と問われると「仕事面では良きライバルであり、永遠の仲間でもある。『絶対にありえない』と思われていたスピードで5人は夢を叶えたし、そこに『追いつかないといけない!』というプレッシャーをかけてくれるし、プラスの意味で『頑張ろう』と思わせてくれる。家族以上に2年半もずっと一緒にいたメンバー」と変わらぬ愛情を口にする。すでに早見さんの元にはメンバーからの誕生日の祝福メッセージが届いていたようで「『おめでとう。やっと二十歳だね。顔に年齢が追いついてきたね』と(笑)。『それは大人っぽいってこと?』と聞いたら『どっちかって言うと“老けてる”かな』と」と苦笑しつつも「5人はこれからもずっと大切な存在です」と語った。そして、イベントの最後に一度、早見さんが奥に下がっている間に火のついたロウソクが立てられたバースデーケーキが運び込まれ、早見さんの再登場でファンがバースデーソングと「おめでとう!」のメッセージで祝福!早見さんは火を吹き消し「嬉しいです!ありがとう!」と笑顔を見せた。「Twenteen」は発売中。さらに4月3日(金)には初のドキュメンタリーDVD「早見あかり A Documentary About Akari Hayami』も発売される。(text:cinemacafe.net)
2015年03月18日NHKの連続テレビ小説「マッサン」などで注目を浴びる早見あかりが二十歳の誕生日を迎えた3月17日(火)、初の写真集「Twenteen」を発売。ファンを招待してのトークイベントを開催し、イベン開始前に報道陣の取材に応じた。早見さんは、2011年に「ももいろクローバー」(現・ももいろクローバーZ)を脱退後、女優業に専念。昨年は映画『百瀬、こっちを向いて。』に主演し、現在放送中のドラマ「マッサン」、「セカンド・ラブ」、さらにまもなく映画『忘れないと誓ったぼくがいた』が公開するなど、女優として存在感を増している。報道陣の前に現れた早見さんは、この日を迎えた心境を問われ「二十歳の誕生日、成人を迎えるという私にとっても大事な日に、気合いを入れて作った写真集をお届けできて嬉しいです」と語る。「できることがいっぱい増えると思うのでチャレンジしていきたい」とさらなる飛躍を誓った。特に二十歳を迎えてやりたいこととして「お母さんと2人でお酒を飲みたいです。お母さんが大好きなので(笑)!」と語った。タイトルの「Twenteen」は「20代」と「10代」を掛けた早見さんによる造語だが「私の写真集にしかない言葉にしたかった」と説明。写真集を出すことも、20歳の誕生日を発売日にすることも「思いつき(笑)!」とのことだが「本当に写真も素敵で、10代最後に夏(沖縄)と冬(長野)に撮りに行けたし、普段はSNSに載せないようなセルフィー(自撮り写真)もある。生まれてからいままでのターニングポイントの原稿も書いたし、いろいろ頑張りました!気合いを入れて作ったし、満足のいくものができました」と自己採点は100点満点だと語った。改めてこの20年について「ホントにいろんなことがあった」と述懐。「原稿を書いている中で、書き綴って8年目になる日記があって、それを見て思い出しながら書いたけど、ホントにいろんなことがあったなと思いました。10代の最後の日に『楽しかったな』と思えたし、20代の最後も同じように思えるように頑張りたいです」と晴れ晴れとした表情を見せた。これからの20年については「結婚もしたいし、ママになってもいたい。女の子にカッコいいと思ってもらえる素敵レディになっていたい」と目標を口にする。結婚願望が出たところで好きなタイプの男性について問われると「物知りな人がタイプです!」とニッコリ。「何に対しても『なんで?』と聞くので、それに答えてくれるか、答えようとしてくれる人がいい」と語った。好調の女優業に関しては「いままでの役を振り返って、普通の女の子をあまりやったことがないので、“ザ・少女漫画”“胸キュン”という感じの役をやりたい」と語り、成人を迎えたが役の上では「制服着たいです、まだ(笑)!ギリギリあと5年はイケるかなと思ってます。学園ものをやりたいです」と語った。「Twenteen」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日国際照明総合展「ライティング・フェア2015」が、東京ビッグサイトで3月3日から6日まで開催された。今回のテーマは「Jump to the next(次のあかりの世界へジャンプ)」。LED照明はすでに普及期に入り、効率や演色性、配光角といった課題もクリアされつつある。では、"次のあかりの世界"とは何なのだろうか。展示内容から筆者が見つけた一つの答えは、ワイヤレスネットワークでの照明制御だ。○照明をネットワーク化することの意味照明のオンオフは、個々の機器に備わるスイッチや壁スイッチなどで行うことが多い。部屋の照明は1台のみ、という場合はこれで何も問題ないだろう。しかし、家庭用照明は多灯化の方向へ向かいつつある。1台だけではなく、複数のダウンライトやブラケットライト、ペンダントライトなどを組み合わせる場合、それぞれのスイッチやリモコン、あるいは単純な壁スイッチによるオンオフだけでは不便だ。例えば、LDKの間取りでキッチンの照明をオンにして、リビングはオフにしたいという場合に、スイッチ1つでキッチンの照明もリビングの照明も操作できるようにするのが、"ライコン"と呼ばれる機器だ。ライコンを使用すれば、個々の、あるいはグループ化された照明器具のオンオフに加えて、調光や調色なども行える。従来のライコンは壁に埋め込まれており、ユーザーがそこまで行って操作する必要があった。一括で操作できるとはいえ、ユーザーが移動するという点では壁スイッチと変わらない。そこで登場したのがワイヤレス操作を行えるライコンだ。○米国でスタンダードな「EcoSystem」下の写真はLUTRON社のライコン「GrafiK Eye Qs」だ。照明制御プロトコル「EcoSystem」に対応しており、同規格に対応した照明器具を64台まで一括してコントロールできる。タイマーによるスケジュール動作やセンサーによる動作も可能だ。EcoSystemは米国ではスタンダードになっている照明制御プロトコルだ。個々の照明器具にアドレスが振られており、屋内配線をグループごとに別にしなくても制御できる。専用のリモコンから操作できるほか、RS-232Cでの制御もでき、パソコンなどからの操作が可能だ。○省エネだけじゃない「ECHONET Lite」規格国内のメーカーからも、ワイヤレス操作が可能なライコンはリリースされている。それらは、ライコンの本体側で登録したシーンを、小型のリモコンで切り替えるというもので、操作性としてはLUTRON社のものと近い。しかし、国内の大手家電メーカーの多くは、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)、なかでも通信規格「ECHONET Lite」でのコントロールに取り組んでいる。ECHONET Liteは、太陽光発電と組み合わせることが多かったり、個々の家電製品の使用電力を"見える化"してくれたり、と省エネのための仕組みと捉えられることもしばしば。しかし、ECHONET Liteは、同規格に対応した製品をリモート操作するためのプラットフォームとしても有効だ。各機器の状態確認や操作などはスマートフォンやタブレットから行える。設定したシーンに合わせて、複数の照明器具の調光や調色を同時に調整可能だ。写真のシステムは東芝ライテックのものだが、スマートフォンなどから照明を操作できるシステムは他社からもリリースされている。○ロームブースには無線ユニットを組み込んだランプもECHONET Liteとは異なり、単独で動作するシステムを提案するのがロームだ。ロームでは、無線を使用した照明器具の制御に取り組んでいる。ロームの照明器具は、個々の器具に組み込まれた無線ユニットによって、リモコンから操作できるようになっている。また、リモコンにはバッテリーレス無線発信技術「EnOcean」を採用。リモコンのスイッチを押す力で電力を発生させるため、電池を必要としない。ここまでみると、照明器具とリモコンという、よくある組み合わせだ。しかし、ロームはEnOceanに対応したゲートウェイ(照明を制御するコントローラー)を提供。これを利用することで、スマートフォンやタブレットなどからワイヤレスで照明を操作できる。従来のライコンとは異なり、屋内配線はそのままでOKだ。またロームのブースでは、無線ユニットを内蔵したランプも出展していた。下の写真は、GX53口金を使用したLEDユニットを光源とするスポットライトだ。ランプ側に無線ユニットを組み込むことによって、GX53口金を採用したさまざまな照明器具をワイヤレスでコントロールできるようになる。従来の電球と置き換えるだけなので、導入しやすいのも特徴だ。○一般家庭への普及はこれからだが、期待は大きい照明のワイヤレス制御については、さまざまなものが提案されているものの、国内での普及はまだまだこれからだ。EcoSystemを使用したシステムは、米国で実績を残しているため、対応する機器も多い。ECHONET Liteを使用した制御は、照明以外の家電製品も一括でコントロール可能というメリットを持っている。他の機器に搭載されたセンサーからの情報を利用して別の機器を制御するといったことも可能だ。ロームの無線によるコントロールは、今までの環境に何かを追加するだけ、あるいは置き換えるだけ、という導入のしやすさが大きなポイントだといえるだろう。
2015年03月09日東京大学大学院総合文化研究科の土井靖生 助教らの研究グループはこのほど、赤外線天文衛星「あかり」の観測データから、全天の遠赤外線画像データを作成し、インターネット上で公開した。同成果は東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所、筑波大学、東北大学、英ラザフォード・アップルトン・ラボラトリー、英国立オープンユニバーシティの各研究者によるもの。これまで利用されてきた遠赤外線の全天画像は、1983年に打ち上げられた「IRAS」という衛星による観測データで、今回はそれを約20年ぶりに刷新するものとなる。「IRAS」のデータに比べ、画像の解像度が4~5倍に向上し、データの波長が160μmまで伸びたため(「IRAS」は最長100μm)、より詳細な解析が可能となる。この画像データは、星間物質の温度や分布を正確に測定したり、星間物質から星が作られ始める様子を詳しく調べること、星間物質の背後に埋もれた宇宙背景放射の強さの分布を正確に測定するなど、天文学のさまざまな分野への利用が期待される。
2015年01月16日