女優の松雪泰子が21日、沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」で行われた那覇国際通りレッドカーペットに登場した。お笑いコンビ・シソンヌのじろうが長年コントで演じてきた“川嶋佳子”が日記を書いたなら…と描かれた小説を映画化した『甘いお酒でうがい』で主演を務める松雪は、ノースリーブの赤いドレスで登場。共演の清水尋也、大九明子監督とともにカーペットを歩いた。国際通りでのレッドカーペットは今回が初参加。「楽しんでいます」と笑顔を見せ、衣装について「大九監督が赤がお好きということで、監督のために赤にしました」と説明。日帰りで短い沖縄滞在になるようだが、「このあと、ソーキそばを食べに行きます」と話した。2009年にスタートした同映画際は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。11回目となる今年は、「化けろ! やりたいこと全部やろう」をキャッチコピーとし、4月18日~21日の4日間、那覇市、北中城村などで開催。レッドカーペットには、上映作品のキャスト・スタッフや、イベント出演者、同映画祭関係者が登場した。
2019年04月21日「古田さんら教師陣のキャストみなさん、一癖も二癖もあるかたばかりで。職員室のシーンは面白くて、一日中でもやっていたいくらいです(笑)」そう話すのは、4月20日放送スタートのドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時~)で数学教師・長井あゆみを演じる松下奈緒(34)。ドラマの撮影現場から駆けつけてくれた本誌のインタビュー中、思い出し笑いをこらえきれず涙目に。が、それも納得!古田新太(53)がゲイで女装家の高校教師・原田のぶおを演じる本作は、今期イチ異色の学園ドラマだ。「原田先生の言葉には不思議なパワーがあって、古田さんが言うことでさらに説得力が増す。優等生の長井先生がどんなふうに影響を受けるのか楽しみですし、いつか“のぶりん”って呼びたいですね。現場に立つ古田さんはカッコいいし、圧巻の演技という感じで、ふだんはとても優しいおじちゃんです(笑)」(松下・以下同)9年ぶりとなる朝ドラ出演も話題となったが、今年デビュー15周年。演じてみたい役は?「みなさんが想像つかない役をやってみたいです。“松下奈緒はこういう役ならできそう”と思われないような役に挑戦したい。たとえば“悪い女”は一度もやったことがありません。巡り合ったことのない役と出合いたいです」そして結婚は?「プライベートの充実が仕事にもつながると思っています。海外旅行も自分でプランを立てたりして楽しんでいますが、結婚は……。いつかはしたいと思いますけど、まだいいかな(笑)」
2019年04月20日女優・松雪泰子が、悲哀とおかしみ溢れる40代独身女性役で主演し、新境地を魅せる映画『甘いお酒でうがい』が、2020年に公開決定。共演には黒木華と清水尋也を迎えることも分かった。とある会社で派遣社員として働く40代独身女性・川嶋佳子は、毎日日記をつけていた。撤去された自転車との再会を喜んだり、変化を求めて逆方向の電車に乗ったり、踏切の向こう側に想いを馳せたり、亡き母の面影を追い求めたり…。佳子の唯一の幸せは、会社の同僚である年下の若林ちゃんと過ごす時間。そんな佳子に小さな変化が訪れる。それは、ふた周り年下の岡本くんとの恋の始まりだった…。本作は、お笑い芸人「シソンヌ」じろうの同名小説を、『勝手にふるえてろ』『美人が婚活してみたら』の大九明子が監督し、じろうさん自身の脚本で映画化するもの。じろうさんが長年コントで演じてきた架空の中年OL・川嶋佳子。“その川嶋佳子が日記を書いたなら…”という着想から描かれた小説が、この「甘いお酒でうがい」。そんな主人公・川嶋佳子を演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」でのヒロインの母役も記憶に新しい松雪泰子。40代独身女性の悲哀とおかしみを含んだ何気ない日常の姿を演じ、女優として新たな一面を披露。撮影を終え、松雪さんは「とても複雑でちょっと残念で、後ろ向きだけどポジティブで、本当に魅力的な女性」と演じたキャラクターについて明かし、「じろうさんの独特な視点と大九監督のリズムが合わさった“佳子ワールド”を楽しんでもらえたら」とコメントしている。また共演には、佳子の会社の後輩“若林ちゃん”を、『小さいおうち』『日日是好日』「獣になれない私たち」などに出演、数々の女優賞にも輝く実力派女優の黒木華。佳子が好意を寄せる二周り年下の男の子“岡本くん”を、『ちはやふる』シリーズ、「インベスターZ」の清水尋也が演じる。なお、本作は第11回沖縄国際映画祭にて特別上映も決定している。『甘いお酒でうがい』は2020年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月03日古田新太がゲイで女装家の高校教師を演じる新土曜ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」で、白石麻衣が教師役に初挑戦。さらに、古田さんや松下奈緒、白石さん、「King & Prince」の永瀬廉、「なにわ男子/関西ジャニーズJr.」の道枝駿佑、長尾謙杜が勢ぞろいしたポスタービジュアルが初公開された。あらすじ「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立・豪林館学園高校。その高校にゲイで女装家の原田のぶおが赴任してくる。酸いも甘いも噛み分けた、原田のぶおにしか生徒に伝えられないことがある!歯に衣着せぬ原田節が教育現場で炸裂、奇想天外で破天荒な原田が巨大な権力に負けない力を発揮し、生徒の心を解き放つ!主人公の原田のぶおは52歳、ゲイで女装家、そして高校教師。新時代を迎えるこの春、人間味あふれるニュータイプの先生が誕生。大きく笑って、時には泣いて、何かが心に刻まれる、かつてない学園エンターテインメントドラマが幕を開ける。そんな本作で、初めての教師役に挑戦するのが白石麻衣。演じるのは、世界史教師・里見萌。憧れていた教師になったものの、自分の理想からかけ離れた教育現場を目の当たりにし、完全に心がやさぐれ反抗期全開教師に。そんな彼女の教師人生2年目は、原田のぶおとの出会いから始まる。白石さんは「主役の古田新太さんをはじめ、とても楽しそうなキャストの方々との撮影が今からとても楽しみです。1つ1つ丁寧に演じながらも、たくさん笑っていただけるような作品になるように精一杯頑張ります」と意気込みをコメント。そして、主要キャストが勢ぞろいしたポスタービジュアルも初公開。ポスター制作にあたったデザインチームも「特殊な柄の衣裳を着て無表情に佇む古田さんが、想像以上に強く面白いキャラクターを演じてくれて、インパクトのあるポスターが完成できました」と納得する仕上がりとなっている。さらに本作には、いとうせいこう、荒川良々、大倉孝二、じろう(シソンヌ)、桐山漣、大西礼芳、小市慢太郎、生徒役として高橋ひかる、竹内愛紗、箭内夢菜、阿久津仁愛、須藤蓮、堀家一希らが出演する。新土曜ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」は4月20日より毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年03月29日資生堂の企業文化誌『花椿』春号が、1月15日に刊行。資生堂関連施設および全国の書店、約50ヶ所(1月10日現在)にて無料配布する。ファッション写真と現代写真のスタープレイヤーとして活躍する韓国生まれの写真家、イナ・ジャンによる表紙の『花椿』春号のテーマは、「We Love Photographs!」。巻頭の特集では、世界を舞台に活躍するイナ・ジャン、シェルテンス&アベネス、山元彩香の3組の写真家が美しいと思う瞬間を切り撮った写真を紹介する。また、オリジナルな視点、それぞれのアプローチで撮影された彼女たちの作品がどのように生まれ、どのような美が宿っているのか、そして、写真を表現手法として選んだ理由や写真の魅力についてのインタビューも掲載。他にも、環ROY、尾崎世界観、葛西薫、菊池成孔、小林エリカ、西加奈子、蓮沼執太、はるな檸檬、古田泰子、水野学、森星、琉花など多方面で活躍する19名のお気に入りの写真集の紹介や、小説家・柴崎友香による写真にまつわる書き下ろしエッセイなど、写真について『花椿』の目線でフォーカスした号となっている。また連載のインタビューでは、2018年、毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞の受賞者、デザイナー・青木明子にインタビュー。Charaがバーのママに扮する対談企画「サロン・ド・バー 花椿」では、写真家としても活躍する俳優、斎藤工をゲストに迎え「写真」について語る。別冊付録の花椿文庫には、「今月の詩-心にのこった詩はどの詩ですか?」(ウェブ花椿2017年6月~2018年5月掲載分)で紹介した12篇の詩の中から、「第1回 あなたが選ぶ『今月の詩』」 に読者投票で選ばれた草間小鳥子の花椿オリジナル詩集を収録。『花椿』の配布場所の詳細は公式サイト()にて。
2019年01月15日2018年(第36回)毎日ファッション大賞の表彰式が11月22日、都内で行われ、トーガ(TOGA)のデザイナー古田泰子が大賞を受賞した。このアワードは、2009年に続く2度目の大賞受賞となるもの。表彰式で、古田は「東京でコレクションを発表してすぐに新人賞・資生堂奨励賞を頂き、パリに発表の場を移して大賞を頂きました。そして、創設20周年をむかえた今回、2回目の大賞。節目節目で評価していただき、大変嬉しく思っています」と喜びを語った。また、新人賞・資生堂奨励賞はアキコアオキの青木明子、ファッション界に功績を残した人に贈られる鯨岡阿美子賞はアートディレクターの中條正義がそれぞれ受賞した。話題賞はゾゾの「ゾゾスーツ」に決まった。青木は「服を装うと言うことは、ただ服を着ることではなく、新しい時代を創りだしていく文化的な価値があることだと信じて活動してきました。今回の受賞をきっかけに更に精進していきたい」と挨拶。中條は「40年間、花椿という雑誌のアートディレクターとしてお手伝いしたことに対するものかなと思っています」と語った。ゾゾの伊藤正裕は「イメージは体温計のように一家に1本あって、身体を図り、服を買ってもらうということだった。もっと計測を簡単にする、更に精度を上げるなど、どんどん進化させていきたいし、計測した後に身体にぴったりあう服も用意しているので試してほしい」などと話した。また、表彰式の後に行われたパーティーでは、アキコアオキの2019年春夏コレクションを中心にしたファッションショーも行われた。
2018年11月25日「関ジャニ∞」安田章大主演の音楽劇「マニアック」が、来年1月より大阪と東京で上演されることが決定。古田新太と成海璃子共演で、冬なのに灼熱の痛快青春暴走音楽劇を繰り広げる。ストーリー舞台はとある町の山の上、広い庭には樹木が生い茂り鬱蒼として不気味な、いやとても昭和的な佇まいの八猪病院。この病院の院長・八猪不二男(古田新太)は、人当たりの良い柔和な人物と見せかけて、実はロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行っていたのだ。そんな狂気をはらんだ病院にある日、庭の手入れに訪れる植木屋の犬塚アキラ(安田章大)。アキラと不二男の一人娘メイ(成海璃子)はひょんなことから出会い、恋に落ちる。しかし不二男の監視下にあるメイは病院からでてこようとせず、じれるアキラはメイに会いに病院に忍び込み、この病院の秘密を知ってしまう。そしてアキラは、不二男からメイを助け出そうと決心をして再び病院に入り込むのだが…。安田章大×古田新太、舞台初共演でどんな化学変化が…本作の主演は、バラエティ番組での共演を経て、古田さんが熱いコールを送り、安田さんに決定。病院の院長・八猪不二男役を古田さん、愛する女を救うために立ち上がる植木屋・アキラ役の安田さん、2人の初舞台共演が実現。安田さんは「新太さんがいる以上はとてつもない世界になると思いますし、ステージ上では全力でぶつかって、ふざけるときは一生懸命出来たらいいな、と思っています」と今作にかける思いを語り、「どんなパッションが爆発するか楽しみです!」と期待。「青木豪さんといつか一緒に仕事がしたい」と思っていたという古田さんは、「青木さん特有の意地悪な目線で意地悪な作品を書いてもらい、くだらないオリジナルの音楽劇を作りたいと思っています」とコメント。また、「安田君は、バラエティ番組でも共演していますし、『俺節』(2017年上演)がとても良くて一緒に舞台に立てたらと思っていました。なので出演が決まったと聞いて嬉しかった。バカバカしい作品は、演技も歌も上手な人がやるのが頭が悪く見えていいんです!アットホームなカンパニーを作って、ハートウォーミングな感じでお届けしたいと思っていますので、ぜひご期待ください(笑)」と呼びかけている。成海璃子も参戦「楽しそうな予感しかしません!」さらに、古田さん演じる不二男の娘役で成海璃子が出演。成海さんは、「楽しそうな予感しかしません!音楽劇ということで慣れないことばかりですが、精一杯頑張りたいと思います」と意気込みのコメントを寄せている。本作の作・演出を手掛けるのは、「エスペラント~教師たちの修学旅行の夜~」で鶴屋南北戯曲賞ノミネート、「獏のゆりかご」では第51回岸田戯曲賞最終候補と、その筆致の確かさは同年代の作・演出家の中でも群を抜く青木豪。「“変態全開、だけど痛快”な作品にしたい」と話す青木氏は、「安田君は熱量の高さを常に感じますし、見るたびに顔が違う、いろんな人になれるんだろうなと思っていて、ご一緒できることが実現できて嬉しいです」と主演の安田さんに期待を寄せている。なお、本公演の前売りチケットは大阪・東京公演共に11月11日(日)より発売スタートする。パルコ・プロデュース2019音楽劇「マニアック」は2019年1月19日(土)~1月29日(火)森ノ宮ピロティホールにて、2月5日(火)~2月27日(水)新国立劇場 中劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2018年09月22日ギャグ漫画の大家、赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」が、7月に「深夜!天才バカボン」としてTVアニメ放送が決定。パパ役に古田新太、バカボン役で入野自由が出演するほか、豪華声優陣の参加が明らかになった。■「天才バカボン」5回目のアニメ化原作「天才バカボン」は、“20世紀最強のギャグ漫画”と謳われた赤塚氏の代表作。バカボン一家を中心としたホームコメディからナンセンスギャグ、実験的な手法で一世を風靡し、主人公であるパパの「これでいいのだ!」というフレーズはあまりにも有名。そんな本作が、2017年に誕生50周年を迎え、赤塚不二夫没後10年にあたる本年、前作から実に18年ぶり、5回目となるTVアニメ放送が決定。なお、監督&構成は、TVアニメ「しろくまカフェ」のシリーズ構成なども手掛ける細川徹。本作が初TVアニメ監督作となる。■古田新太が“パパ”に! 超個性的バカボン一家に豪華キャストが決定そして今回、放送決定とあわせて注目のキャスト陣も発表!主人公となるパパ役を、今回が初のアニメ作品主演となり、数々の舞台やドラマ、映画に出演する個性派俳優・古田新太に決定。「熱愛する赤塚先生の大傑作『天才バカボン』の大ヒーロー、“パパ”をやらせていただく喜びとプレッシャー。『私のパパはそんなんじゃない!!』という苦情は一切受け付けません」とコメントを寄せている。さらに、パパの息子でのんびり屋さんのバカボン役には、「おそ松さん」で末っ子トド松役を務めたほか、「機動戦士ガンダム00」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の入野自由。美人なママ役に、「タッチ」(浅倉南役)や『となりのトトロ』(草壁サツキ役)の日高のり子。天才赤ちゃんのハジメ役に「魔法先生ネギま!」「魔法少女まどか☆マギカ」野中藍。そのほか、レレレのおじさん役を「新世紀エヴァンゲリオン」「機動戦士ガンダムSEED」の石田彰、本官役をキアヌ・リーブスやトム・クルーズなどの吹き替えでお馴染みの森川智之、ウナギイヌ役を「おそ松さん」「亜人」『虐殺器官』の櫻井孝宏と超豪華声優陣が決定した。■ティザービジュアル&お祝い描き下ろしイラスト公開!また、主要キャラクターの7名が描かれ、目にモザイクをかけられ怪しい色彩をまとった本作のティザービジュアルと、赤塚氏と縁の深い大人気漫画家陣による、お祝い描き下ろしイラストも公開。ちばてつや(「あしたのジョー」原作:高森朝雄 ほか)、北見けんいち(「釣りバカ日誌」原作:やまさき十三 ほか)、あだち充(「タッチ」ほか)、高橋留美子(「うる星やつら」ほか)による超豪華トリビュートイラストはファン必見だ。同じく赤塚作品の「おそ松くん」を原作とした「おそ松さん」が大ヒットしたことも記憶に新しいが、Twitterでは「え!?バカボンのキャスト豪華すぎじゃね!?」「自由くんが…自由くんがバカボン!!応援してます」「わーなんだこれは!楽しみすぎます!深夜って付いちゃってるのがまた一層楽しみです!」「パパが古田新太にバカボン入野くんとか期待しかないw」と早くも話題に。 舞台を現代に変え、“深夜”に放送されるこちらも注目を集めそう。TVアニメ「深夜!天才バカボン」は7月放送予定。(cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年04月03日「私もイメルダと同じく、家族の中でリーダーです(笑)。わりとはっきりした性格なので、頼られてしまうんでしょうね」 そう語るのは、女優の松雪泰子(45)。先日、米国アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞の2部門を受賞した映画『リメンバー・ミー』(3月16日公開)。主人公の少年ミゲルのひいひいおばあちゃん・イメルダの日本版声優を担当した松雪はディズニー/ピクサー作品初参加。劇中では歌声も披露している。 「音楽が本当に素晴らしい作品です。ただ独特な節回しなので、歌うのはとても難しくて。何度もレクチャーしてもらって練習したんです」(松雪・以下同) イメルダは、ある悲しいできごとをきっかけに、家族に代々“音楽禁止”のルールを課してきた。松雪家にはルールは? 「わが家にはあまりルールがないんですけど、子育ての中では『嘘をつかないこと』っていうのを言い聞かせてきたかな。でも絶対ついてるなって思うときもありますけど。あえて追求せずに『へえー』って感じで聞き流すと、『バレてる?』ってはっとするみたい(笑)」 一人息子は春から高校3年生。そろそろ受験勉強も本格化してくるころだ。 「最近は私も彼も忙しいから、なかなかゆっくり話す時間がとれなくて。なるべく一緒に食事をとるように心がけてはいるんですけどね。あとは車で一緒に出かけて、運転しながら話をしたりとか。毎日お弁当を作っているので、翌日のスケジュールだけは必ず報告し合うようにしています。『母ちゃん明日早いけど、お弁当と朝ごはん作って置いておくから、ちゃんと食べて出かけてね』って。あ、私自分のこと“母ちゃん”って呼んでるんですよ」 現在は4月スタートのNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影真っ最中。その多忙さのなか、毎日てきぱきと家事や子育てをこなす松雪自身の姿は、仕事をしながら一人娘を育てたイメルダさながら! 「お弁当を作ってあげられるのもこの1年が最後なので。『母ちゃんの弁当おいしかったな』って思い出に残ってくれたらうれしいなって」 女優業と“母ちゃん”業。両立しながらも、変わらぬ美しさを保っている秘訣は? 「40代に入って体の調子が変わってきていると感じるので、どうすると健やかに過ごせるかは日々研究しています。クリニックにも行ってますし、定期的に運動したり、しっかり睡眠をとったり。お酒はすっかりやめましたね。二日酔いの地獄のような苦しみがもう耐えられなくて(笑)。昔はそれが楽しかったんですけど、子どもができてからは規則正しい生活になりました。早起きしてやらなきゃいけないことが、たくさんありますから」 そんな子育ても、あと少しで一段落。 「来年からは家事を分担しようって息子と約束してるんです。これから社会に出ていくわけだから、君も練習したほうがいいよって。私が楽をしたいからでもあるんですけどね(笑)」
2018年03月18日女優の天海祐希と俳優の古田新太が出演する、ONWARD presents 劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』Produced by TBSが17日に初日を迎える。劇団☆新感線による人気演目『髑髏城の七人』は1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より"花・鳥・風・月"の4シーズンを1年3カ月のロングラン公演として行っていたが、この度『Season極』として完全新作を上演する。織田信長に愛された雑賀衆のスナイパーで今は遊女の極楽太夫を天海が演じ、古田演じる天魔王との愛憎劇が描かれる。天海は「みんな素敵ですよー! 『髑髏城の七人』をベースに展開するストーリーは、“花・鳥・風・月”を観た方も、これから御覧になる方にも楽しんで頂けると思います。とても大人の髑髏城になっているのではないでしょうか」と同作について語る。360°の劇場については「時々、今、自分がどこにいるのか分からなくなります」と苦笑しつつ、「もの凄く大変ですが、でも全ては、お客様に楽しんで頂く為! 全力で頑張ります」と意気込んだ。古田は「天海さんの威力を存分に堪能してください」とコメント。今回は登場しない『髑髏城』の主人公・捨之介と二役で演じてきた天魔王を、単独で演じることになる。「今までの“花・鳥・風・月”の皆さんが演じてきた天魔王とは違うので、そんなに感情に走ることはありません」と役について説明した。また同作は「古田に罰ゲームをさせる為」というスタートから、28年もの間上演されるビッグタイトルになったが、古田は「本当にどうしたもんでしょうか。好きなシーンはいくつかあるのですが、特別な想いはありません」と心境を表す。見所は「天海さん!!」と力強く断言した古田は、「今までの『髑髏城の七人』とは違いますが、面白くなるように努力しました。楽しみにしてる方をガッカリさせないように頑張りますので、そのまま楽しみにしていてください」とメッセージを贈った。公演はIHIステージアラウンド東京にて、2018年3月17日~5月31日。(c)2018『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』/TBS・ヴィレッヂ・劇団☆新感線【撮影:田中亜紀】
2018年03月17日「あまり私生活を明かさない古田さんですが、自宅は都内の最寄り駅から徒歩6分ほどの好立地にあるんです。12年前に購入された3階建ての一軒家で、土地は86平米とそんなに広いわけではないんですが、場所がいいので土地と建物を合わせれば時価1億円以上。住宅ローンは3年前に完済されています」(不動産関係者) 1月中旬の昼2時すぎ、都内の私鉄駅のホームのベンチに派手なアウターにサングラスをした中年男性が座っていた。人気俳優の古田新太(52)だ。 NHKの朝ドラ『あまちゃん』では芸能事務所社長・太巻役、大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)ではゲイの上司役など、名バイプレイヤーとして大活躍中だ。近所の住人はこう話す。 「引っ越してきた当初は派手な怖い人という印象でしたが、最近は変わりました。挨拶するときちんと返してくれます。気持ちのいい人です。奥さんがまた明るくて本当にいい人。よく自転車に乗って買い物に行く姿を見ます」 この奥さんというのが、元タレントの西端弥生(54)だ。彼女は91年にダウンタウンの人気番組『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)に出演したことで一躍ブレーク。古田と結婚後、出産を機に94年、芸能界を引退している。 「古田さんは365日お酒を飲まないことがない人。弥生さんとも、行きつけの飲み屋で出会ったことが付き合うきっかけでした。彼はまだ無名の俳優で、そこに『ごっつええ感じ』にレギュラー出演中の弥生さんがたまたま当時付き合っていた彼氏を連れて飲みにやって来たんです。そこから横恋慕ですよね。そのときは彼女に声も掛けられずに終わって、同じ飲み屋で再会できたのが半年後。そのときは彼女がひとりだったんで声を掛けたら、ちょうど彼氏と別れた直後だったそうで、猛プッシュしたそうです」(演劇関係者) ほどなく彼女は妊娠。結婚は古田が28歳のときだった。 「弥生さんは『ごっつ~』を“産休”。そのまま番組を降りて、結局引退してしまいました。じつはそれまで古田さんは、演じる役を選ぶところがあったんです。でもこれで“男気スイッチ”が入ったのか、来た仕事は何でも受けるようになりましたね」(前出・演劇関係者) 一家が現在の自宅を建てたのは06年。ドラマ『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』への出演で、舞台だけでなくテレビでもようやく名前が知られ始めたころだった。 「その当時、1億円の家を買ってローンを組むのは、わりと思い切っていますよね。弥生さんは“家を買ったら飲みに行く回数も減るし、嫌でも仕事をがんばるでしょ”という思惑でローンを組んだそうですが、かえって仕事が増えたら飲みに行く回数も増えちゃったそうで、苦笑いでした」(役者仲間の1人) だがこの自宅購入を機に、古田はさらなる飛躍を遂げる。賢妻の采配はねらい通りの効果を上げたのだ。“賢妻”に感謝が尽きない古田はいまも知人の舞台を観にいく際、妻と2人で行くという――。
2018年02月03日俳優の藤木直人と女優の松雪泰子が、ディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』(3月16日公開)の日本語吹き替え声優を務めることが11日、明らかになった。ともにディズニー/ピクサー声優初挑戦。藤木は、主人公ミゲルが“死者の国”で出会うガイコツのヘクター役、松雪は、家族に音楽を禁じたミゲルのひいひいおばあちゃん・イメルダ役を演じる。日本時間8日に発表された第75回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(アニメーション部門)を受賞した同作は、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台にした大冒険を描く物語。主人公は、 音楽を禁じられた少年ミゲルと、彼が死者の国で出会うスケルトンのヘクター。そして、タイトルにもなっている曲"リメンバー・ミー"が本作のストーリーの重要なカギを握る。藤木が演じるヘクターは、ミゲルが迷い込んだカラフルな“死者の国”で出会い、共に冒険する重要なキャラクター。日の出までに元の世界へ帰らないと永遠に家族に忘れられてしまう、という最大のピンチに立たされたミゲルに手を差し伸べる。また、松雪が演じるイメルダは、音楽を選び家族を捨てたミュージシャンの夫との過去から、家族に音楽を禁じたミゲルの先祖(ひいひいおばあちゃん)。彼女は“死者の国”に迷い込んだミゲルが音楽が大好きなことを知り、今後一切音楽をやらなければ生きている世界に戻すと言うが…。藤木は「ピクサー作品をやってみたいという想いがあったので、うれしい反面、決まったからにはやらなきゃという責任感とプレッシャーがありました」と心境を告白。さらに家族がテーマの本作ということもあり、アフレコ時には「劇中では祭壇に家族の写真を飾ったりしていたので、アフレコの時には子供たちの写真を台本に貼ってやってました」と家族思いのエピソードを明かした。松雪は本作について「なんといっても曲が素晴らしくて、聴いているだけで胸を打たれました。自然と涙がこぼれてくる力強さがあり、言葉もスッと魂に刺さってくるようでした。カラフルな色彩が全編通して続くのも観ていてワクワクしました」と絶賛。「家族とはいつもつながっている感覚があります。家系図を見てみたり、ひいひいおばあちゃんがどんな人だったのかという話を改めて聞いたときは、代々守ってきてくれたことによって今自分がここに存在できているんだなと思い、感謝の気持ちがすごくあります」と家族への思いも語った。なお、主人公ミゲル役は、テレビ番組「『sing! sing! sing!』世紀の歌声!生バトル日本一の歌王決定戦」のジュニア部門でグランプリを獲得し、歌とダンスの才能を開花させている13歳の石橋陽彩(いしばしひいろ)が担当。ミゲルが憧れる伝説の歌手デラクルスには、劇団☆新感線出身の俳優橋本さとしが決定した。(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年01月12日藤木直人と松雪泰子が、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台にした大冒険を描く、ディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』の日本版声優として参加することが明らかになった。■藤木直人、主人公の相棒“ガイコツ”役!藤木さんが声をあてるのは、主人公のミゲルが迷い込んだカラフルな“死者の国”で出会い、共に冒険するガイコツのヘクター。日の出までに元の世界へ帰らないと、永遠に家族に忘れられてしまうという最大のピンチに立たされたミゲルに、手を差し伸べる重要なキャラクターだ。またお調子者で陽気なヘクターだが、実は彼にも家族に会いたいという切なる思いがあり、ミゲルに“ある願い”を託したいと考えている。アフレコ時には「子どもたちの写真を台本に」今回ディズニー/ピクサー声優初挑戦となる藤木さんは、「ピクサー作品をやってみたいという想いがあったので、とても嬉しい反面、決まったからにはやらなきゃという責任感とプレッシャーがありました」と心境を告白。本作について「色々な年代の人が楽しめて、心に染み入る話なんじゃないかな。子どもが見ても楽しんでもらえると思いますし、それぞれの世代で感じる部分があって、いろんな見方ができる作品だと思いました」と話し、自身の子どもと一緒に観たいという藤木さん。“家族”がテーマの本作ということで、アフレコ時には「子どもたちの写真を台本に貼ってやってました」と明かした。■松雪泰子が演じるのは、主人公のひいひいおばあちゃん一方、松雪さんが演じるのは、音楽を選び家族を捨てたミュージシャンの夫との過去から家族に音楽を禁じた、ミゲルのひいひいおばあちゃんイメルダ。彼女は“死者の国”に迷い込んだミゲルが音楽が大好きなことを知り、今後一切音楽をやらなければ生きている世界に戻すと言うが…。楽曲に要注目! 「聴いているだけで胸を打たれました」藤木さん同様、ディズニー/ピクサー声優初挑戦となった松雪さんは、本作について「なんといっても曲が素晴らしくて、聴いているだけで胸を打たれました。自然と涙がこぼれてくる力強さがあり、言葉もスッと魂に刺さってくるようでした。例えるなら子どものころにおもちゃ箱を開けてキラキラした宝石がたくさん詰まっているものを見て嬉しかった感覚と同じような、カラフルな色彩が全編を通して続くのも観ていてワクワクしました」と絶賛。「家族とはいつもつながっている感覚があります」と語る松雪さんは、「一番の味方でいてくれる存在です。親の世代、そのまた親の世代がどんな思いで子どもたちを育ててきたのかということを、自分が子育てをするとより強く感じたりすることがあります。家系図を見てみたり、ひいひいおばあちゃんがどんな人だったのかという話を改めて聞いたときは、代々守ってきてくれたことによって、いま自分がここに存在できているんだなと思い、感謝の気持ちがすごくあります」と思いを明かしている。■藤木さん&松雪さんは歌唱シーンも!ディズニー担当者は、「藤木さんは映画やドラマ、音楽活動など幅広く活躍しており、ヘクターの陽気さと孤独を併せ持つ難しい演技、家族を想う優しさの表現と、歌唱もお任せできると思いました」、「イメルダは家族を愛していて、芯の強さを持った女性。情熱的な歌唱シーンもあります。松雪さんは映画、ドラマ、またミュージカルを含む舞台経験も豊富なことから、イメルダの強さ、厳しさの中にある家族への愛情を表現していただくことができる、また歌もお任せできると思いオファーしました」と2人の起用理由を語っており、歌唱シーンもあると明かしている。さらに、ミゲルが憧れる伝説の歌手デラクルスには、「劇団☆新感線」出身の俳優・橋本さとしに決定。ミゲルが好きな名曲「リメンバー・ミー」を生前に遺した伝説の国民的ミュージシャンを演じる。『リメンバー・ミー』同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』は3月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月12日2015年春、異色のクライムサスペンスとして話題を集めた、松下奈緒と古田新太W主演で贈るWOWOWドラマ「闇の伴走者」が、2018年3月に「闇の伴走者~編集長の条件」として続編が放送されることが決定。松下さんと古田さん、凸凹コンビが再タッグを組み、伝説の編集長の死の真相に迫る。■あらすじかつて一世を風靡した伝説の漫画誌編集者が、中堅出版社の漫画雑誌の復興を依頼され、強い意欲を持って編集長に就任した。しかし、その直後にビルの屋上から転落死。遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故」として処理する。だがその死には、不可解な点が多く残されていた。あの人なら殺されても仕方がないと言う編集部員や周囲の人々。「他殺か、自殺か?」――出版関係専門の調査員・優希(松下奈緒)と、偶然にも後釜として編集長に就任した醍醐(古田新太)は、再びコンビを組み、伝説の編集長の死の解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古い漫画画稿。2人は調査を進め、やがて戦後最大の謎「下山事件」に辿りつく。その背後には、「下山事件」を実にリアルに描写した謎の漫画家の存在が!下山国鉄総裁の死の真相とは?伝説の編集長の死と「下山事件」、そして謎の漫画の関係は?優希と醍醐が行き着いた驚愕の「真実」とは――!?■本作の見どころ前作に引き続き、今作の主演を務めるのはもちろんこの2人。松下さんが演じる水野優希は、前回から引き続き出版関係専門の調査会社の調査員として、一方の古田さん演じる醍醐真司は、フリーの漫画編集者から中堅出版社の漫画誌「漫画ブレイブ」の編集長となり登場する。原作は、長崎尚志の「闇の伴走者」の続編である「編集長の条件 -醍醐真司の博覧推理ファイル-」。前作で監督を務めた三木孝浩が引き続き監督を務め、また劇中に登場する漫画雑誌の連載作品や画稿は、森秀樹、田中圭一、土山しげる、そして平松伸二ら超一流の漫画家陣が担当する。そして今回の謎は、戦後最大の怪事件「下山事件」との関係が…?この事件は、1949年に当時の国鉄総裁が轢死体で発見された事件で、様々な要因が絡まりあった結果、いまだに解決されていない昭和史に残る事件の一つ。伝説の漫画編集者・南部の謎の死を追い始めた2人だったが、たどり着いたのは一枚の「紙芝居」。その「紙芝居」と「下山事件」がどのように関係するのか注目だ。■松下奈緒&古田新太らコメント到着今回の放送決定に、「率直にパート2が叶って嬉しいです」と続編も楽しみだと話す松下さん。一方で古田さんは、「あぁ、またあの長いウンチクを述べなきゃいけないのか…」と言いつつも、松下さんとの再タッグには「そりゃ楽しいに決まってますよ。長い説明さえなければ」とコメント。また脚本を読み、今回も面白いと話す2人。松下さんは「続きがすごく気になるし、出てくる人全員が怪しい(笑)いろんな伏線を回収したときの爽快感は気持ちのいいものでした。でもサスペンス的な面白さもそうですが、パート1とは違って、醍醐も優希も何かが変化している。優希の父の不審な死の真相についても楽しみにしています」と内容について少し触れ、古田さんは「読み終わってすぐに『こいつは困った』と思いました。作品が面白く無くなってたら完全においらたちのせいになると」と語っている。三木監督は「今回は“再起”の物語です。人生の道半ばで立ち止まってしまった人たちが、もがきながらも己のあるべき姿を暗闇の中から手繰り寄せ、一歩前へと踏み出す瞬間を描きたいと思っています。前作同様に漫画を題材にしたミステリーという形を取りながらも全ての大人たちの応援歌になるようなそんなドラマにしたいです」と意気込み、「松下さん演じる優希と古田さん演じる醍醐の素敵凸凹コンビの復活にご期待ください!」とメッセージを寄せている。連続ドラマW「闇の伴走者~編集長の条件」は2018年3月31日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年12月18日デザイナー古田泰子によるブランド「トーガ(TOGA)」の設立20周年を記念して、雑誌『トーガ・ヴェルク(TOGA-WERK)25号:アーカイブス』が2017年12月2日(土)に発売される。イノセントとアンダーグラウンドの融合を目指す「トーガ」は、ギリシア神話の”聖なる衣”を意味する。今まで立体的なラインが特徴的なジャケットや三角形のフォルムが美しいミニドレスなどを発表してきた。『トーガ・ヴェルク25号:アーカイブス』は、写真家 鈴木親が長年にわたり数多く撮影してきたトーガのイメージを素材に、シンガポール発のグラフィックマガジン『ヴェルク(WERK)』の最新号として登場。『ヴェルク』はクリエイティブディレクター テセウス・チャンが創刊した、手作業によるユニークな造本が特徴的なインディペンデント・ヴィジュアル誌である。また、本誌の発売を記念して発売当日の2017年12月2日(土)には原宿のBOOKMARCにて古田泰子、鈴木親、テセウス・チャン3名によるサイン会を、12月8日(金)には代官山 蔦屋書店にてトークショーを開催する予定だ。さらに、これらのイベントに合わせてBOOKMARC、代官山 蔦屋書店、銀座 蔦屋書店にてそれぞれの店舗限定Tシャツとキャップを販売する。Tシャツは雑誌内に掲載されているイメージがプリントされ、アーティスティックなデザインとなっている。【詳細】トーガ・ヴェルク25号:アーカイブス発売日:2017年12月2日(土)※TOGA原宿店、TOGA大阪店、BOOKMARC、代官山 蔦屋書店、銀座 蔦屋書店にて先行販売価格:11,000円+税体裁:225mm×305mm(A4判変形) 200ページ ※限定800冊<関連イベント>■BOOKMARC オープニングレセプション&サイン会開催日:2017年12月2日(土) 18:00~20:0012月2日(土)~10日(日)の期間、関連グッズの販売とB1FにてTOGA×鈴木親の写真展を開催住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14TEL:03-5412-0351■代官山 蔦屋書店フェア開催期間:2017年12月2日(土)~12月25日(月)TOGA×鈴木親の写真展示販売、関連グッズの販売トークショー開催日時:2017年12月8日(金) 19:30~住所:東京都渋谷区猿楽町17-5TEL:03-3770-2525■銀座 蔦屋書店フェア開催期間:2017年12月2日(土)~12月15日(金)関連グッズの販売住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F関連グッズ価格:・BOOKMARC/代官山 蔦屋書店/銀座 蔦屋書店 各店舗限定Tシャツ 4,000円+税・TOGA WERK ロゴ入りTシャツ(3店舗共通) 2,500円+税・キャップ ホワイト/キャメル/ブラック(3店舗共通)ホワイト/キャメル 3,900円+税ブラック 4,500円+税
2017年11月25日デザイナー古田泰子によるブランド「トーガ(TOGA)」の設立20周年を記念して、長年にわたり、写真家の鈴木親が撮影してきたトーガの膨大なイメージを素材に、テセウス・チャンの伝説的雑誌『 ヴェルク(WERK)』の最新号が誕生する。本書は、これまでの『ヴェルク』同様、手作業による造本のフィニッシュで一冊ずつが異なるユニークなアートピースでもある。発売日の12月2日18時〜は、BOOKMARCにて、古田泰子(トーガ)、鈴木親、テセウス・チャン(ヴェルク)3名によるサイン会を開催。また、12月8日19時30分からは、代官山蔦屋書店にてトークショーも予定している。合わせて、BOOKMARC、代官山蔦屋書店、銀座蔦屋書店にてそれぞれの店舗限定Tシャツとキャップを販売する。本誌は12月2日発売予定。定価1万1,000円(税別)。【イベント情報】オープニングレセプション&サイン会日程:2017年12月2日時間:18:00〜20:00会場:BOOKMARC住所:東京都渋谷区神宮前 4-26-14※12月2日〜10日まで、関連グッズの販売と、B1Fにてトーガ×鈴木親の写真展も開催。フェア&トークショー会期:12月2日〜25日※トークショーは、12月8日19:30〜会場:代官山 蔦屋書店住所:東京都渋谷区猿楽町17ー5フェア会期:12月2日〜15日会場:銀座 蔦屋書店住所:東京都中央区銀座6ー10ー1 GINZA SIX 6F
2017年11月24日女優の天海祐希と俳優の古田新太が、ONWARD presents 劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』Produced by TBSに出演することが17日、わかった。『髑髏城の七人』は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。現在は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングラン公演が行われている。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。約1年続いたロングラン公演の後に『髑髏城の七人 Season極』の上演が発表されていたが、今回は物語を一新。天海が主演を務め、新感線の看板俳優・古田が迎え撃つ"もうひとつの『髑髏城の七人』"が出来上がった。完全新作となる同作では、織田信長に愛された雑賀衆のスナイパーで今は遊女の極楽太夫を天海が演じ、古田演じる天魔王との愛憎劇が描かれる。これまでの『髑髏城の七人』の中で最も"織田信長"像が引き立つ物語となる。沙霧、兵庫、狸穴二郎衛門とおなじみのキャラクターも出て来るが、これまで主役だった捨之介や蘭兵衛は登場せず、新たに色里・無界で一番人気の若衆太夫・夢三郎などのキャラクターが登場。福士誠治、竜星涼、清水くるみ、三宅弘城、山本亨、梶原善が出演する。中島かずきは、「修羅の道を行く<極楽太夫>と<天魔王>との愛憎劇となります。これはあくまでもスピンオフでもアレンジでもなく、"完全新作"の、もうひとつの『髑髏城の七人』の物語です」と強調。演出のいのうえひでのりは「織田信長にまつわる奇(くす)しき縁(えにし)に結ばれた男と女の運命の話で、これまで以上に信長がキーワードになることは間違いありません」と語る。「『髑髏城』の世界観の中で、それなりの年齢を感じさせる大人の男女の話にするつもりなので、まさに今の劇団☆新感線が作る、今の『髑髏城の七人』になるんじゃないかと思います」と展望を明かした。公演はIHIステージアラウンド東京にて、2018年3月17日~5月31日。○天海祐希コメント「生誕半世紀公演(50周年記念祭)」をやらなきゃいけないねと何年か前に言われて「やったー!」と無邪気に喜んでいたら、こんな大変なことになりました(笑)。でも、この360°客席が回転する劇場で同じ作品を5パターン、6チームで上演するという大規模な企画に参加させていただけるのは、大変ありがたいことです。その同じ舞台に古田新太さんがいてくださるのはものすごく安心感があります。"Season花"から始まった企画の最後が、この"Season極"。いいシメ方ができるようにがんばりたいです。○古田新太コメント正直なところ、<天魔王>も『髑髏城の七人』ももういいよ、と思ってたんですが(笑)、天海さんが「古田センパイが出ていないとヤダ」と言うので出ることにしました(笑)。歴代の天魔王の中では一番年寄りになりますが、これまでとは違うお話なので全くの別物として考えています。『髑髏城の七人』もこれでついに最終回です。ちょっとだけ変えたマイナーチェンジではなく、あの世界観の中のもうひとつの物語になるはず。乞うご期待!
2017年11月17日●映像と舞台の決定的な違いIHIステージアラウンド東京で、『髑髏城の七人 Season鳥』を観劇した時のこと。客席が360度ぐるぐると回転する中で、ある一人に釘付けになった。女優・松雪泰子(44)。映画『フラガール』(06)をはじめ記憶に残る作品はいくつもあるが、板の上で歌い、舞い踊る姿に心を奪われた。果てしない余韻へと引き込む力とは、一体何なのか。11月4日から上演される舞台『この熱き私の激情』。コールガールから小説家へと転身し、地位と名誉を手に入れながら36歳という若さで死を選んだネリー・アルカンの内面を、松雪をはじめ、6人の女優と1人のダンサーで表現するという意欲作だ。感情ごとに部屋が設けられ、松雪は死と向き合う「影の部屋の女」を演じる。インタビュー連載「役者の岐路」の第2回。演じることの楽しさを13年前の初舞台で知った松雪は、一人の女性の死を「心の闇」と対話しながら演じようとしている。○生のセッションで相手の呼吸を感じる――先日、『髑髏城の七人 Season鳥』を観て来ました。舞台機構を体感する目的だったのですが、気づいたら松雪さん演じる極楽太夫の姿を追っていました。うれしいです。ありがとうございます。『髑髏城の七人』は、すごく思い入れのある作品です。同じ演目を違うキャストでやっていくプロジェクトですから、「色」を変えていかなくてはいけない。私は2つ目の演目だったのですが、全員が「違うものを見せよう」という意気込みでした。何度も共演しているカンパニーだったので稽古場からすごくアットホームで、お互いダメ出ししながら、助け合いながら精度を上げていきました。私は、みなさんが自由にできるように常にストーリーをキープし、話を戻す役目でした。――そして、目玉は客席を360度囲むステージ。場面転換ごとに客席が回転して、味わったことのない臨場感でした。確かに機構が特殊なので、裏は大変でした(笑)。ただ、チームとしてすごくまとまっていて、前のシーンから届くエネルギーを感じることができて、そのテンションを落とさないように心掛けました。「昨日はここまでいったので、今日はもっと!」みたいに重ねていく日々でした。――それでも観客の反応は日によって違うものですか?やっぱり、その日に生まれるものが違ったりもしますので。もちろん常に100%のスタンスで臨みますが、全員で作っているものですから、流れや呼吸によって違いもあって。舞台では、日々違うものが生まれています。――計算できないところも魅力だと。その日によって生み出されるエネルギー、テンション、質。すべてが違います。「こういうのを試してみよう」みたいに新しいアイデアも加わると、さらに変化して面白くなる。昨日までとは違うものが目の前に現れると、「さて、これをどうやってキャッチしようか」と。半間や一間の違いのレベルでみんな稽古を重ねているので、その瞬間、瞬間が勝負です。一拍ずらしてきたということはこっちの方がいいかなとか、そういう「生」のセッションの中で相手の呼吸を感じながら演じるのは演劇ならではです。予測がつかない場面に遭遇すると、すごく盛り上がります。――よく聞かれると思うのですが、映画やドラマとの決定的な違いはそこですか?綿密に積み上げて稽古していって、しっかりと全員で共有して、クオリティをコントロールするのが演劇は可能です。映像の場合だと、そのシーンによっての「瞬発力の表現」が重要になりますし、監督の世界観の中で俳優は表現します。そこからのプラスアルファは俳優の感性によるものだと思いますが、映像は監督のもの。演劇の場合、幕が開いて本番がはじまったら、俳優たちの手にゆだねる領域になるというか。もちろん演出家と作り上げていくものですが、いざ演じる瞬間は、舞台上にいる私たちのエネルギーがわりと中心になっているような気がします。○死を選択する気持ちに身を捧げる――観客の立場でも、舞台は感動を共有する独特の雰囲気があると感じます。さて、今回出演される舞台『この熱き私の激情』は、ネリー・アルカンの内面を7人で演じ分ける内容です。これもまた異質な作品ですね。すごくアーティスティックです。ネリーさんがお書きになった原作をもとに、そこから抜粋した言葉をコラージュして戯曲化しています。彼女がどのように存在して、その中で女性として受けた苦しみだったり、痛みだったり、怒りだったり、描かれるのはそういった彼女の闇の部分です。著書は複数冊あって、唯一日本語に訳されている『ピュタン(原題:Putain)』のみ読みました。彼女の内面で起きている苦悩が非常に繊細な言葉で書かれていて、胸の奥に深く突き刺さります。高級コールガール時代の赤裸々な話も書いてあって、エキセントリックかつ衝撃的な内容です。なんと言うか……彼女の内面を一言で表すと「混乱」しています。読み進めていくと、その思考の中に引きずり込まれるような感覚。苦しくなって、途中で読めなくなるほどでした。そのぐらいエネルギーが溢れていて。だからこそ苦悩が立体的にダイレクトに伝わってくるんですが、それをコラージュしたものが今回の舞台になります。●板に立つモチベーションとは?――コールガールから小説家に転身。世間的に認められる存在になりますが、デビュー間もなく36歳という若さで死を選びました。体を売る仕事をしていたことから、男性から下に見られる場面に度々直面します。作家としてすごく才能があったけれども、そういう側面よりも娼婦だったことの方で世間から注目され、傷ついたネリーさんは死に向かっていってしまいます。――出演者にはそれぞれの部屋があって、松雪さんは死の魅力を向き合う「影の部屋」。人生の終着点を担う、重要なパートです。そうですね。死を選択する最後の瞬間。苦悩の中でなぜその道を選んでいくのかを表現しています。――ネリーさんの死生観を理解できますか?苦悩していることについては、とても理解できます。というのも、幼少期に受けたトラウマとか、親から言われたこととか、自分にとってはもう忘れてしまっているような領域ですが、それによって物事の見方が制限されるのはとてもつらいことなんじゃないかなと。自分という人間が限定され、そこにとらわれる苦しみです。でも……だいたいの人はそういうものを消化しながら生きていますよね? 彼女もそれを理解しているんですが、うまく処理できなくなります。憎悪を抱きながら愛されたいとも思っていて、そういう矛盾と飽和してしまった思考のループに飲み込まれてしまって抜け出せなくなります。それって苦しいことなんですよね。出口が見つからないならば、自分で終わらせよう。そう読み取りました。――「影の部屋」を担うのは、精神的にもかなり大変そうですね。とても苦しいです。分析していく作業で、彼女の生きている苦悩、自分の中の闇が反応してくるのもあって。自分の中にあるものも浮き上がってくる。必然的に、生きるということとか、自分の中にある闇の部分の苦悩にも向き合わざるをえない感覚になったりして。――聞いているだけで苦しくなります(笑)。そうですよね(笑)。本当に苦悩の中に引きずり込まれそうなことが何度もあって、その上でセリフも突き刺さってくる。それほどセリフが強烈なので。でも、身をもって体験することで、痛みが解放されるような感覚にもなっていて。彼女はそれを超えられずに死を選択してしまったけども、死を選ぶ瞬間を客観視している彼女の人格も表現しています。ただ、舞台上で演じて自分がどうなるのか。それはまだ未知の領域です。○舞台と出会って知る濃密な時間――ミレーヌ・マッケイ主演の映画『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』のキャッチコピー「生み出した分身たちに、本当の私が蝕まれていく」が印象的でした。どのような仕事でも、世間や周りから求められていることと自分が求めていることの間に溝を感じる時があると思います。私もあります。自分と周りが好きなものは必ずしも一致しません。自分の感性を中心に考える作品も好きですし、誰もが楽しめるエンターテイメントの作品も大好き。バランスが大事なのかな。――芝居に軸足があるからこそ、許容できるということですか?最終的にはみなさんに観てもらって楽しんでもらうことが一番大事なことだったりするから、私はそれを表現としてシェアしていく役割なので。もちろん、そこで何か面白いクリエーションができると思えるものを常にやっていたいという願望もありますが、難しいところですね。20代の頃はずっと映像の世界にいたので、演劇の機会をいただいてからは本当に変わったのかもしれません(2004年『夜叉ヶ池』で舞台デビュー)。演じることがもっと楽しくなりました。こういうことを言うと、映像で純粋に芝居をしてないのかと思われるかもしれませんが、決してそうではなくて。もっと密度が濃いといいますか、時間を掛けてクリエーションできるのが演劇です。――仕事としてのモチベーションは舞台で演じること、それによっての観客の反応を感じること。そのどちらですか?もちろん演じることです。お客さんの反応も大事な事ですが、それだけに固執するというわけでもありません。演じるわれわれがしっかりと咀嚼して体現することが劇場内でバイブレーションとしてお客さんの感情なり、何か深いところに響くような表現をしていたい。それによって楽しんでもらえたり、感動してもらえたり。一緒の空間で人生を共有して、それがみなさんの豊かな時間になったらいいなと思っています。衣装協力:ドレス/Hanae Mori manuscrit(ハナエ モリ マニュスクリ)/\450,000ピアス/NAGI NAKAJIMA(ナギ ナカジマ)/\45,000バングル/NAGI NAKAJIMA(ナギ ナカジマ)/\100,000リング/NAGI NAKAJIMA(ナギ ナカジマ)/\500,000シューズ/cuerpo(クエルポ)■プロフィール松雪泰子1972年11月28日生まれ。佐賀県出身。O型。TBS系ドラマ『熱血新入社員宣言』(91)、映画『パテオ』(92)で映像デビュー。2006年に映画『フラガール』で第30回日本アカデミー賞・優秀主演女優賞を受賞、2008年に『デトロイト・メタル・シティ』と『容疑者Xの献身』で同・優秀助演女優賞を受賞し、女優としての地位を確立。以降も数多くのドラマ、映画、舞台に出演。12月1日に『鋼の錬金術師』の公開を控えている。
2017年11月01日TOGA(トーガ)の2018年春夏コレクションが東京・国立新美術館にて発表された。12年ぶりとなる日本でのショーは、20周年を記念したものだが、デザイナー・古田泰子にとってはあくまでも現在進行形のTOGAを見せる場所としての想いが強いショーだった。会場に都会の喧騒が流れ始め、ショーが始まると、モデルは国立新美術館の長いエスカレーターを下りてランウェイを歩く。ロンドンでこれまで発表されてきたコレクションと違うのは、メンズとウィメンズを両方展開させたこと。デザイナーが日本という土地でショーを開催するにあたってボーダーレス、ジェンダーレスを意識した結果だ。今季の"HOLES,SUITS,CRUMPLED"というテーマの通り、前後にえりのあるシャツや丈が極端に短いテーラードなど、スーツスタイルをとにかく様々に変形したワードローブを展開。ショー中、音楽の勢いが変化し、その変形もより過激なものに。他にも袖がノースリーブ風に破れたテーラードや、裏返しに着ているように見えるジャケットなど、自由に変形を重ねている。多数登場する、バックスタイルで背中が大胆に空いているトップスや、足を裾から出して着る変形のプリーツスカート。既存の服では見ることができないが、TOGAの服でこそ見ることができる「第三の肌」をそこに出現させる。ショーが進むにつれ、ホログラムのような虹色のドレスなど、コレクションは、さらに軽やかに自由に変化を遂げる。片方の肩に大きく穴を開け、ブラトップとレイヤードして着るワンピースも登場。穴を開けたり、大胆なカッティングであったり…身に纏う人も制約から解き放たれる洋服を提案し続ける現在のTOGAを、現代的な夜の美術館で確認できるショーであった。
2017年10月20日女優の松雪泰子、小島聖、初音映莉子らが2日、都内で行われた「Discover Nelly Arcan-ネリーを探して-」プロジェクト発表会見に出席した。「Discover Nelly Arcan-ネリーを探して-」は、カナダ建国150周年にあたる記念すべき今年に、パルコがカナダ・ケベック州生まれの女性作家ネリー・アルカンをフォーカスしたプロジェクト。9月には彼女のデビュー作となった『ピュタン』が発売、映画『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』を10月21日から公開され、舞台『この熱き私の激情』が11月4~19日に東京・天王洲 銀河劇場で公演される。この日行われた発表会見には、『この熱き私の激情』に出演する松雪泰子らが登場。松雪は「ここに並んでいる皆さんと素晴らしいプロジェクトに参加できてうれしく思っています」と同舞台の参加に笑顔。同舞台は現在稽古中で、実際に稽古で感じた手応えについて「非常に集中力が必要な作品だと思います」と難しさを感じながらも「ここにいらっしゃる皆さんといい作品になるようにしっかりと稽古をして、素晴らしいものをお届けしたいと思います」と意欲を見せた。ネリー・アルカンという女性は、2001年に出版社へ原稿を送り、2週間で出版が決まって作家デビュー。一躍有名作家の仲間入りを果たし、その美貌にも注目を集めたが、2009年9月、36歳で自ら命を絶つなど壮絶な人生を送った。そんな彼女の世界観について松雪は「彼女の持つ言葉はすごく深くて、突き刺さってくるモノが多いんです。死を選びましたが、本当はそうじゃない理想の世界で生きたかったという思いが痛いほど伝わってきて、崇高な光の中に存在する混沌みたいなイメージが湧きます」とコメント。また、ネリー・アルカンの小説『キスだけはやめて』を読んだ一般客の「ネリーには強いコンプレックスがあると感じた。皆さんのコンプレックスは?」という質問に松雪は「ものすごくたくさん寝ないとダメなんです。短く寝ても元気で動けると良いなとたくさん充電しないとダメなんです」と笑い、小島は「考えだしたらキリがないんですが、ストレートヘアーに憧れますね」と回答していた。
2017年10月03日先日、「白戸家」シリーズ終了を匂わせるCMを発表したソフトバンクが、今回その続編となる新CMを9月22日(金)から順次全国で放映を開始。新キャストとして古田新太、竹内涼真、杉咲花が出演する「ケータリング」篇、「リビング訪問」篇、「台本読み合わせ」篇の内容が明らかになった。上戸彩、樋口可南子がスタンバイした白戸家のセットで、撮影スタッフ・関係者一同による、「白戸家10年間お疲れ様でした」のサプライズセレモニーが始まるという、衝撃の場面からスタートした「新しい家族割」のテレビCMシリーズ。その続篇となる本CMでは、意味深な言動を繰り返す古田さん、竹内さん、杉咲さんの3人の真意を測りかねて、疑心暗鬼に陥る白戸家とのシニカルかつコミカルな掛け合いが印象的な3篇が登場。スタジオのケータリングスペースで食事中の白戸家の元に、「お疲れ様です!」と古田さんがやって来て、「10年長かったですね~」と労いの言葉を掛けるシーンから始まる「ケータリング」篇。白戸家のリビングに突然、古田さんと竹内さんが訪ねてきて「あ、見たことある家だ!」「へぇ~、家のセットは変えないんですね」と部屋の中を見回していく「リビング訪問」篇。そして、撮影の準備が進む白戸家のリビングで、次のCMの練習だと言い、「お父さん初めまして。新しい娘です」と、セリフ練習をしている杉咲さんが出演する「台本読み合わせ」篇。CMではいきなり白戸家の目の敵にされてしまった古田さんだが、撮影が終わると旧知の上戸さんら白戸家のメンバーと仲良く談笑する場面も。同じく新メンバーの竹内さん、杉咲さんをしっかりサポートし、自然体でありながらも独特の存在感を放ち、現場のムードを盛り上げていた古田さんは、「なんで選ばれたのか、よく分かってないです。そして、これからどういう展開になるのかも分からないから、ソフトバンクさんは一体どういうつもりなんだろう」と新CMに選ばれたことに戸惑いを隠せない様子。また、自身が見ていた白戸家の世界に自分が飛び込むのは「不思議な感覚」だと言う竹内さんも、同じく「ソフトバンクさんはホントにどういうつもりなんでしょうか」とコメント。さらに杉咲さんも「目の前に樋口さん、上戸さんがいらっしゃるのが、すごく不思議な感じでした。私もソフトバンクさんはホントにどういうつもりなんだろうって思います(笑)」と3人とも首をかしげる。しかし、実際に撮影に参加してみて竹内さんは、「面白いシチュエーションがいろいろあって、基本的にあったかいなっていうイメージで。今日、撮影に参加して雰囲気があったかかったので、楽しいです」と感想を語り、杉咲さんも「ホントにすぐに撮影が終わってしまって。最初から最後まで一連で撮ったCMの撮影が初めてだったんですけど、ホントにビックリしました」とコメントしている。ソフトバンク新テレビCM「リビング訪問」篇は放映中。「ケータリング」篇、「台本読み合わせ」篇は9月26日(火)より放映開始。(cinemacafe.net)
2017年09月22日カルト的な人気を誇り、1975年に映画化もされたミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』。2011年にはいのうえひでのり演出、古田新太主演で上演、大きな話題を呼んだ。そして今秋、再び古田が『ロッキー~』に帰ってくる。演出を担うのは、いのうえから直々の指名を受けた河原雅彦。さらに新参加となる小池徹平を加えた3人に話を聞いた。ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』チケット情報元々『ロッキー~』の大ファンだという河原も、前回のいのうえ版を「完璧」と絶賛。だが映画寄りに作られたいのうえ版に比べ、「僕のロッキー体験としては、作り手側が意図しないところで、お客さんが楽しみ方をどんどん発展させていった印象が強い。例えば雨のシーンでは、客席でも新聞紙を傘代わりにして、水鉄砲の水で雨を降らせたり。そういうものが僕の中のロッキーであり、ロッキーの楽しみ方なんです」。古田演じるフランク・フルターは、服装倒錯バリバリのマッド・サイエンティストで、『ロッキー~』の世界観を具現化したような人物。古田は「作品自体がフランクへのお膳立て。要はただのエゴの強い人なんだけど、つまりはそれって舞台上で問答無用に振る舞える役でもある。そういった役は、やっぱりやっていて楽しいし面白いですよ」と笑う。そんなフランクの城へと迷い込んでしまうのが、小池演じるブラッドとソニン演じるジャネットの新婚カップル。「キャスティングされた理由がわからない」と苦笑いを浮かべる小池だが、「第一印象から本当に好きだなって思える作品。テーマパークのような世界観も好きですし、歌もすごくキャッチーで!今回参加出来るのがすごく楽しみで、お話いただいた時からずっとソワソワしていました」と期待を膨らませる。近年注目を集めているダンスチーム“東京ゲゲゲイ”のリーダーMIKEYが振付を手掛け、メンバーも出演もするなど河原版ならではの趣向は随所に。「やっぱり僕は見世物小屋的な、客席に入った瞬間にワクワク出来るような劇場体験が好きですし、かつてはそのために劇場に通っていた。そういう意味でロッキーって、初期衝動に非常に近いんですよね」と河原。するとすかさず古田が、「ある意味古典ともいえる作品なのに、オイラたちの初期衝動に近いってどんだけ初期なんだよ!(笑)」とツッコミ。「でも僕ら世代にも確実に引っかかりますし」と小池が続くと、河原も「どの時代もみんなはしゃぎたいからね。バカは絶えないってことかな(笑)」。思いっきりバカになれる、誰をも魅了する劇場体験がここにある。公演は11月7日(火)から11月12日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、11月16日(木)から12月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場で上演。その後、北九州・仙台・松本・大阪と各地を巡る。東京の2会場と仙台公演については現在、先行抽選プレリザーブのエントリーを受付中。取材・文:野上瑠美子
2017年08月02日古田新太と小池栄子が“案内人”を務める新ドラマ24「下北沢ダイハード~人生最悪の一日~」。この度、7月21日(金)の第1話放送に先駆け、本作のスピンオフとなる“特別編エピソード0”が、テレビ東京YouTube公式チャンネルほかにて期間限定で配信されることが決定した。「下北沢ダイハード~人生最悪の一日~」は、現在小劇場界の最先端で活躍する人気劇作家11人が書き下ろす、小劇場の聖地・下北沢を舞台にした“人生最悪の一日”を、気鋭の映像作家たちが映像化するオムニバスドラマ。古田さんと小池さんが、町のうらぶれたスナックの常連客とお店のママに扮し、2人が下北沢で起きた“人生最悪の一日”を語り始めるところから物語がスタート。毎回設定も登場人物も変わる1話完結型のコメディー・ドラマとなっている。そして今回、本作の第1話放送に先駆け配信される特別編は、古田さんと小池さんはもちろん、蛭子能収、角島美緒らが出演。古田さん演じるジョン幕練が、ある朝ひどい二日酔いで目を覚ますと、自宅の押し入れには何故か縛られた美女が入っていた。だが、ジョンには昨夜の記憶がない。ふと美女の携帯に非通知からの留守電が13件も入っていることに気づいたジョンは、恐る恐る再生してみると、ジョン自身が彼女を脅迫していた…。果たして、この女は誰?一体、ジョンは何をしたのか…というストーリー。プロデューサーは「11分にわたる1シチュエーションが、ほぼ古田新太さんの一人芝居!1日前の古田新太が現在の古田新太を追い詰める、とても斬新な内容になっており、改めて 古田新太という俳優はすごい!と実感しました」とスピンオフについてコメント。なお、脚本は現在人気急上昇中の劇団、玉田企画の玉田真也が書き下ろし、監督は本編の総合演出の関和亮。プロデューサーも「本編に負けない高いクオリティのショートドラマになりました」と自信を見せており、ぜひ本編と併せて楽しんで欲しい。また来週の第1話では、神保悟志、吉沢亮、村杉蝉之介、桜井ユキ、柳ゆり菜、高橋ひとみが出演する「裸で誘拐された男」を放送。SM好きという秘密を持つ、選挙を間近に控えた国会議員・渡部修(神保さん)は、女王様・麗奈(柳さん)に全裸でスーツケースに入れと命令される。そしてそのまま下北沢を歩くというプレイが始まり興奮する修だったが、思わぬ事態が発生。なんと見知らぬ人物にスーツケースを取り間違えられてしまう!しかもその人物(吉沢さん)は誘拐犯で、どうやら身代金を運んでいるつもりらしい。一体、全裸議員が入ったスーツケースはどこへ行ってしまうのか?「下北沢ダイハード~人生最悪の一日~」特別編エピソード0はテレビ東京YouTube公式チャンネル、ひかりTV、GYAOにて無料配信中。ドラマ24「下北沢ダイハード~人生最悪の一日~」は7月21日(金)深夜0時12分よりテレビ東京にて放送開始(テレビ大阪は24日(月)深夜0時12分から)。(cinemacafe.net)
2017年07月14日俳優の古田新太が主演を務める舞台『ロッキー・ホラー・ショー』のビジュアルが21日、公開された。同作は1973年にロンドンで初演を迎え、世界的な人気を誇るミュージカルで、1975年に映画化もされている。2011年には、演出家・いのうえひでのりと古田のタッグによって上演され、今回河原雅彦の演出で復活することとなった。今回公開されたのは、古田が演じるフランク・フルターのビジュアル。全性愛、異性装のマッドサイエンティストであり、変態度パワーアップで異質な世界を作り上げる。古田も「オイラはこのカツラとボンテージを着たらフランクになっちゃうので、みんなもコスプレして一緒に騒ぎましょう」とファンへメッセージをおくった。同作には他、小池徹平、ISSA、ソニン、上木彩矢、アヴちゃん(女王蜂)、吉田メタル、東京ゲゲゲイ(BOW・MARIE・YUYU・MIKU)、ROLLY、武田真治が出演する。東京公演は11月7日~12日にZeppブルーシアター六本木、11月16日~12月3日にサンシャイン劇場。さらに北九州公演、仙台公演、松本公演、大阪公演を予定している。○古田新太コメント全国の「ロッキー・ホラーショー」ファンの皆さんに嫌われないように今回も皆さんが楽しめるような作品にしたいですね。前回は映画へのオマージュ色が強かったですが、今回はライブのノリで、お客さんと一緒に盛り上がれる、レスポンスを楽しめるような作品になるかと。作品を知らない人にも楽しめると思いますが、DVDなどで予習してきてもらえると、もっと楽しめると思います。これまでとは全く違う「ロッキー・ホラー・ショー」になります! オイラはこのカツラとボンテージを着たらフランクになっちゃうので、みんなもコスプレして一緒に騒ぎましょう○河原雅彦コメント「ロッキー・ホラー・ショー」には、お客さんが一緒になって騒いで盛り上げて、能動的に楽しむことで、作品としてのオリジナリティが構築された背景があると思います。今回はその空気感を持ち込んで、今まで以上にお客さんが参加して楽しめる仕掛けを作りたいと思っています。出演には音楽的な香りがする、もの凄く濃いメンバーが集まりました。クリエイティブスタッフには、日本の「ロッキー・ホラー・ショー」の伝説的存在であるROLLYさんが音楽監督でも入ってくださいますし、振付は僕も大ファンである 東京ゲゲゲイのMIKEYさんに声をかけさせてもらいました。絶対に刺激的な 「ロッキー・ホラー・ショー」ができると確信しています。「ロッキー・ホラー・ショー」を僕たちもめちゃくちゃ楽しんで創るので、イベントや ライブ、時期的には忘年会に参加するような気持ちで劇場に来て一緒に楽しんでもらえたらと思っています。
2017年06月21日俳優の古田新太とお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、映画『パワーレンジャー』(7月15日公開)の日本語版声優を務めることがこのほど、明らかになった。元レッドレンジャー・ゾードン役に古田、アルファ5役に山里が決定した。日本の特撮シリーズ『スーパー戦隊』の英語版として1993年から全米で放送され24年続くテレビシリーズ『パワーレンジャー』。"米国で最も成功したジャパニーズコンテンツ"とも言われている日本が誇るスーパーヒーローが、総製作費120億円というスケールでハリウッドで映画化された。先日発表されたレッドレンジャー(ジェイソン)役の勝地涼とピンクレンジャー(キンバリー)役の広瀬アリスに続き、古田と山里の参加が決定。古田は、太古の地球で世界を守っていた5人の戦士="パワーレンジャー"の元レッドレンジャー・ゾードン役を、山里は、5人をサポートするおしゃべりなロボット・アルファ5役の声を演じる。古田は「今回、元レッドレンジャーで今は魂だけになった壁の中の人物"ゾードン"というキャラクターの声優をさせていただくことになりました。最近、声優をやると必ず"ボスキャラ"です。レンジャー、やりたかったな。ファンの方に違和感を持たれないようガンバリマス」とコメント。山里は「オファーがきたときは、まさかレッド!?とドキドキしたのは内緒の話です…。ただ、アルファ5も5人には絶対必要な仲間ですし、5人に突っ込んでもらったり突っ込んだりできると思うと今から楽しみで仕方ないです!」と喜び、「男子はみんな戦隊ヒーローに育ててもらっています! その日本のヒーローに世界が影響を受けたというのがめちゃくちゃ嬉しかったという気持ちがあります! 世界中にファンの方がいるこの作品に関われるだけで幸せです! そして、そのファンの人たちを裏切らないように全身全霊でのぞませていただきます! 最高の作品に少しでも役に立てるよう頑張ります!」と意気込んでいる。(c)2016 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.
2017年05月03日4月15日(土)より順次公開中のゲキ×シネ『乱鶯』。この度、本作の公開を記念して舞台挨拶が行われ、主演の古田新太と共演の大東駿介が登場した。鶯の十三郎(古田新太)は、盗賊の頭ながら人を殺めず、盗られて困る者からは決して盗まないことでその名を知られいた。しかし、悪事を企む北町奉行所の与力、黒部源四郎(大谷亮介)の差し金もあり、子分に裏切られて一味は皆殺しの目に遭ってしまう。十三郎自身も瀕死の傷を負うが、その命を救ったのが幕府目付の小橋貞右衛門(山本亨)と、居酒屋鶴田屋を営む勘助(粟根まこと)お加代(稲森いずみ)夫婦だった。それから7年。勘助を病で亡くした後、ひとりになったお加代を助けて十三郎は、板前の源三郎と名乗り鶴田屋を繁盛させていた。そこに現れたのが 火縄の砂吉(橋本じゅん)という盗賊を追っているという御先手組組頭の小橋勝之助(大東駿介)。勝之助が自分の命の恩人・貞右衛門の息子であることを知った十三郎は、彼に手柄を立てさせようと、砂吉が大店で押し込み強盗を企てている情報をつかみ、男まさりの女将のお幸(高田聖子)や女中のおりつ(清水くるみ)が働く大店の呉服屋・丹下屋に自ら潜入することを思いつく…。本作は、大人気の劇団「劇団☆新感線」が、36年目を迎えた際に初めて本格派時代劇に挑んだ、古田さん主演舞台「乱鶯」を、映画館で楽しむ“ゲキ×シネ”の最新作として映像化したもの。江戸時代を生きる市井の人々の姿を生活感たっぷりに、立ち回りあり、サスペンス色もあり、ちょっぴり大人の恋模様もあり、と人情味溢れる人間ドラマだ。イベントで古田さんは、「この作品は脚本の倉持くんが、おいらの長台詞や殺陣をしているところが見たいということで書き下ろしてくれたのですが、全編出突っ張りで、倉持くんには怒りしか感じない作品です」と笑いながら、「脚本では倉持くんは刀で戦うと書いているのに、演出のいのうえが盗賊だからでかい鍵の柄物で戦う演出をつけていて、その柄物がとにかく重くて、連日の殺陣がとても大変でした」とふり返る。また、共演した稲森いずみについて、「ずっと共演したくて、本気でいずみちゃんを好きな男が共演したらどうなるか、お見せする作品ですね(笑)乱鶯はゲキ×シネに合った作品なので楽しんでください」とコメントしていた。一方大東さんは、「公演中は古田さんに支えてもらいました。役と裏での立ち位置が変わらずカンパニーの皆さんに可愛がってもらい幸せでした」とふり返り、また橋本じゅんに舞台の基礎を教わったと言う大東さんは、「今回橋本さんと古田さんから同じシーンのアドバイスを頂くのですが、真逆のアプローチで頂きました。たどり着く先が同じで、本当に勉強になりました」と感謝。さらに、「舞台を撮影して編集した映像を映画館で上映しているので、息づかいや俳優の気持ちが乗っている生々しい映像、いい時代劇になっています」と作品についてアピールした。ゲキ×シネ『乱鶯』は東京・東劇にて公開中、そのほか各劇場にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2017年04月26日松雪泰子が一人二役で、橋本愛、成海璃子の“母親”役を演じる『古都』。松雪さんといえば、かっこいい、儚い、色っぽい、上品。見る人によってまるで異なるイメージを持つが、そんな相反する言葉がどれもしっくり当てはまる魅力を持つ女優。本作では、自身初の一人二役に挑んだ松雪さんの、また新たな一面が堪能できるという。川端康成の不朽の名作を現代版にアレンジし、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。監督を務めるのは、高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学び、アレハンドロ・G・イニャリトゥの『バベル』などの現場に参加した経験を持つYuki Saito。ドラマ「昼のセント酒」や数々の短編映画、CMなどで高い評価を得てきたが、本作が商業長編映画デビューとなる。松雪さんが一人二役で演じるのは、夫・竜介(伊原剛志)と共に京都室町に先祖代々続く「佐田呉服店」を継ぎ、室町で穏やかな暮らしを守り続ける千重子と、京都のはずれの北山杉の里で夫と林業を営む苗子という双子の姉妹。繊細で思慮深い千重子と、おおらかでチャーミングな苗子を完璧に演じ分けた松雪さんは、今回、脚本作りから積極的に参加。役作りに関しても明確なヴィジョンを持っていた。幼いころから日本舞踊を習っており、着物に対する造詣も深かったという。Saito監督は、松雪さんから母親の気持ちも含め、教えられることばかりで「千重子、苗子の本人と打ち合わせをしているみたいでした」とコメントを寄せる。さらに、一人二役に関しても、千重子が使う“室町言葉”と、苗子が使う“北山弁”というニュアンスの違う「京言葉」を徹底して学び、千重子から苗子に変わった際には、現場に入った瞬間から放つオーラまでもが明らかに違っていたという。松雪さんは、本作の撮影に参加する前に着付け、茶道、京言葉、京料理の稽古を約1カ月にわたり重ねて、この役に挑んだ。特に呉服屋で伝統を守り続ける千重子を演じるにあたり、着付けやさまざまな所作を学んだという。松雪さんは「着用した着物もすばらしく、帯や着物一つ一つに込められた意味を、着付けの先生にお尋ねして、学んだことも多かったですね。美しい所作を求められる映画でしたので、現場で集中し、意識して臨んでいました」と語る。作品ごとにまったく違う表情を見せる松雪さんだが、本作はまた1つ、一流の演技者であることを裏づける作品となったようだ。『古都』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:古都 2016年12月3日より全国にて公開(C) 川端康成記念會/古都プロジェクト
2016年12月04日女優の松雪泰子が3日、都内で行われた映画「古都」の初日舞台挨拶に、橋本愛、成海璃子、葉山奨之、伊原剛志、新山詩織、Yuki saito監督とともに登壇した。同作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった大人になった主人公の物語として映像化したもの。松雪は生き別れた双子の姉妹、伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と、北山杉の里で働く妹・中田苗子の2役を演じ、千重子の娘・舞を橋本が、苗子の娘・結衣を成海が演じる。11月26日からの京都先行公開を経て、いよいよ全国公開となることについて松雪は「川端康成先生の文学に表現されている京都の美しさ、自然の豊かさ、そして情緒とそこに生きる人の純粋性がこの作品にもしっかりと流れていますし、改めて日本文化の素晴らしさを体感していただける作品だと思いますので、それが京都で生み出され、皆さんの元に届けられるということに嬉しく思っています」と感慨深げに語った。また、日本文化を親から子へ継承していく姿が描かれている同作で、自身の役を演じながら感じたことを聞かれた松雪は「受け継ぐ側の子どもたちって、そのことで自由がなくなってしまう可能性もあると思うんですけど、日本人の精神性、文化の豊かさ、なくしてはいけない伝統産業を守ることでいうと、それを次の世代に伝えていくことは非常に重要なことだと思いますし、それをどのような形で若い世代の方に伝えるかというのがテーマだと思います」と吐露し、「自分もこの作品に関わって、今でもまだどうつなぐべきかというのは答えは模索中ですが、(この映画を)見ていただくと、もしかしたら家族で向き合って話してみようかなとか、何か思っていただけるんじゃないかなと思います」とアピールした。橋本が演じた役にちなみ、自分の進路に悩んだり、親子の関係に葛藤した経験があるか聞かれた松雪は「ありましたが、好奇心旺盛で自分が進みたい道に進むという意志の強さが自分にはあったので、(両親は)そういう意味では手を放して見守ってくれました」とコメント。さらに、成海が演じた役にちなみ、自分の道を貫いて進んでいく女の子の気持ちをどう思うかきかれると「未知の世界に怖がらずに挑戦していくというのはすごく大事なことだなと思いますし、割と自分は無謀なタイプで、若いときは出来るか出来ないか分からないのに走って行っちゃうタイプだったので共感できますね」と話し、「私は見守る立場の母親を演じたのですが、かつての自分を見ているような感じにもなりました(笑)」と打ち明けた。
2016年12月03日女優の松雪泰子、橋本愛、成海璃子が9日(水)、都内で映画『古都』の完成披露試写会に艶やかな着物姿で登場。松雪さんは、成海さんから「晴れ女」と認定された。同作は、作家・川端康成による小説「古都」の舞台を現代の京都に移した母子の物語。松雪さんが一人二役で母親を演じ、その娘を橋本さんと成海さんが演じる。成海さんは松雪さんの印象について「晴れ女で、凄く強力なパワーがある。松雪さんが登場した瞬間に空が明るくなって驚きました」と紹介。それに松雪さんは「私は凄い晴れ女です」と認め「別の作品で沖縄に行ったときに、梅雨時期だったけれど雨がやんでいましたから」と得意顔だった。一方、橋本さんは京都ロケをふり返り「お茶だったり、日本舞踊だったり、京都弁だったり、すべてが初めてで大変というよりも時間をかけて鍛錬しなければいけなかった。終わってからは不安と反省しかなかったけれど、必死にやりました」と報告。松雪さんには「所作もお綺麗でしなやか。日本の女性という感じで素敵だった。その隙間に見える芯の強さを松雪さんから感じられて、そのしなやかさとカッコよさに惚れました」と惚れ惚れ。その松雪さんも「未知の世界に対する不安を抱えている娘の揺れ動く感情を、愛ちゃんは凄く素敵に演じてくれた。一緒にお芝居をする中で、芯の強さ、思いが静かな中にあっても伝わってきた」と絶賛していた。『古都』は11月26日(土)より京都先行上映、12月3日(土)から全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月09日2010年4月に放送された松雪泰子主演ドラマ「Mother」。芦田愛菜の名演とその衝撃的なストーリーに日本中が涙し、数々の賞を受賞した本ドラマが、この度トルコでリメイクされることが決定。トルコのStar TVにて、「ANNE」(アンネ)のタイトルで10月から放送開始されるようだ。タイトルの「ANNE」とは、もちろん“母”という意味。キャストには、現地で人気の女優ジャーンス・デレ、ヴァーヒデ・パーキン、そして人気子役のベラン・ギョキルデ共演でお届けする。またストーリーにおいては、トルコ用に少し複雑にアレンジされたサイドストーリーも追加されているという。海外でのドラマリメイクに力をいれている日本テレビでは、過去にも「家政婦のミタ」が2013年に韓国でチェ・ジウ主演のリメイク版が放送され、「ハケンの品格」、「女王の教室」などもリメイク&放送され、それぞれ大きな話題となってきた。今回のリメイクは、トルコの制作会社MF Yapimから、昨年4月に日本テレビ海外事業部宛に「このドラマを見て大変興味を持った。リメイク権の状況を教えてほしい」と問い合わせがあり、1年間半の交渉ののち、この度の実現に至ったのだ。次屋尚プロデューサーは「テレビドラマシリーズの最大の輸出国の一つであるトルコからアプローチを受けて大変光栄に思っています」と喜び、「Motherは、全ての女性が普遍的に持ち合わす母性をテーマにしたオリジナルドラマです。ANNEも同じくトルコや世界の視聴者の方の心に響く作品になることを切に願っています」とコメント。MF YAPIMのファールク・バイハン社長は「Motherは大変素晴らしいテレビドラマであり、このドラマがたくさんの方に見られたということは現代社会が抱える様々な問題への意識向上、啓蒙にもつながったことだと思います」と分析。また、トルコで日本のドラマがリメイクされるのは初めてということで、「日本での成功にならって、トルコでも話題になることを目指します。日本テレビとの協力体制も、今後も続くことを願います」と話している。(cinemacafe.net)
2016年10月17日