ガールズバンド、たんこぶちんのメンバー、吉田円佳が13日、東京・渋谷のHMV & BOOKS TOKYOで写真集『吉田円佳写真集 MADOKAと円佳』(発売中 2,750円税抜き 小学館刊)の発売記念イベントを行った。メンバーが佐賀県出身のガールズバンド・たんこぶちんのギター兼ボーカリストを担当している吉田円佳が、初めての写真集を出版。ヒロインを務めた映画『二度めの夏、二度と会えない君』の出演を記念して制作された同写真集は、冬の長野、夏の沖縄で撮影が行われ、露出度の高いセクシーなショットを披露している。初めての写真集を手にしながら「予想していたもよりもすごく良い出来で、素敵なものになってうれしいです」と笑顔を見せ、「普段バンドをやっていますが、その時に撮った写真というよりも、普段着ないような衣装をたくさん着させていただき、いつもの私ではなくまた別の自分を見せられた気がします」と感想を。オファーされた当初は「私なんかで大丈夫かな」と思ったそうだが、「たんこぶちんを知ってもらえる機会だと思って」と決意したという。また、ファンが気になるセクシーなショットについては「普段そんなに露出することもないですし、照れましたね(笑)」と赤面し、「撮影した時が20歳だったので、その時に色んな姿を残せていただいたので、それはそれでありがたかったです」と充実した表情を見せた。ヒロインを務めた映画の話題となり、「いつものライブの現場とは人の数も雰囲気も違って、撮影初日は緊張してどうしようかという感じでしたが、共演者の方が優しく気を遣ってくださり、私もじょじょにその雰囲気に慣れました」と振り返り、「不思議でたまらなかったですね。自分が写っているスクリーンを冷静には見られませんでした。時間が経ったらまたゆっくり見たいと思います」と話した。初めての写真集に映画出演と、ソロ活動として脚光を浴びている彼女だが、今後の目標は「写真集も映画もバンドを知って欲しいからやらせてもらったので、これからもたくさんの人に知ってもらうのが目標です」と意気込んでいた。
2017年08月13日東京・恵比寿で開かれた「明治プロビオヨーグルトR-1」新CM発表会に、レスリング女子の吉田沙保里さんと俳優の大森南朋さんが参加!なんと、吉田さんが純白のウェディングドレス姿を初披露されました!!新CM発表会、スタート!イベント会場は、恵比寿のウェスティンホテル東京。結婚式でも人気の高いおしゃれなホテルで、まさに結婚会見さながらのイベントがはじまります。今回新しく作られた「明治プロビオヨーグルトR-1」のCMでは、吉田沙保里さんと大森南朋さんが体調管理を第一に考える新婚夫婦を演じています。このCMシリーズの第一弾、“体調第一家族” 登場篇は二人の結婚式シーンからはじまるということで、今回のイベントでも吉田さんがウェディングドレス姿を見せてくれるそうです。こちらはイベント会場の入口。ウェルカムボード風の写真も用意され、本物の披露宴みたいな雰囲気です。新郎新婦の登場!大勢の報道陣が待ち構えるなか、いよいよイベントのスタートです。まず、新郎役の大森南朋さんが登場。優しい笑顔がステキ♡そして、バージンロード風のレッドカーペットに吉田さんが現れました! 純白のウェディングドレス姿、かわいいです!新郎にエスコートされ、二人でご挨拶のあと高砂席に着席されました。金屏風の前に座った吉田さんは、「夢だったドレスを着ることができ、とてもうれしいです!」と興奮ぎみ。大森さんも新婦のドレス姿に「大変キレイです」と終始にこやか。時折見つめ合うので、本当に結婚会見みたいです。イベントは、まず新CMの初披露からスタート。美しいチャペルで式を挙げる二人の様子や新婚家庭の映像が流れました。このコマーシャルは、吉田さん演じる“さおりん”が夫や家族の健康を気づかう女性を演じていくシリーズで、7月25日から全国で放映がはじまっています。続いては、指輪のお披露目。吉田さんが「夢だった」と語る左手薬指の指輪を見せてのフォトセッションが行われました。さらに、CMで共演された舅役の志賀廣太郎さんと姑役の木野花さん、レスリングの栄和人監督と登坂絵莉選手によるお祝いメッセージ映像まで流れました。ものすごい凝った演出です。本当に、吉田さんの結婚披露宴に出席している気分になってきました。最後は、明治プロビオヨーグルトR-1で乾杯をして、披露宴風セレモニーが終了しました。今回、コマーシャルの撮影やイベントで初の純白ウェディングドレスを着た吉田さん。MCから「自分の結婚式より前にウェディングドレス姿を見せてしまうと、結婚が遠のくというジンクスがありますが…」とふられると、実はドレスを着たのは今回がはじめてではなかったと告白。吉田さん監督の結婚式に出たとき、監督の奥様が着たドレスを私も着てしまったんです!式が終わった後に「着たい!」と言って着せてもらって…。それは赤いドレスでしたけど、今回は純白で。私、2回も着ちゃっているのでヤバいかもしれないです! でも、がんばります!また、CMでは大森さんが吉田さんを “お姫様だっこ” する場面が出てきます。そのときの感想を聞かれた大森さんは、「かわいらしくて……軽かったですよ」とコメント。吉田さんも、「いつもは持ち上げるほうなんで、持ち上げられてうれしかったです!」と笑顔で答えていました。最後に、メッセージ!大森さん今日は多くの方にお集まりいただき、ありがとうございました!明治プロビオヨーグルトR-1をよろしくお願いします。吉田さん未熟な二人ですが、支え合って “体調第一家族” をつくっていきたいです。この家族を、R-1をよろしくお願いします。最後まで “夫婦” を演じ、サービス精神たっぷりのお二人でした。“体調第一家族” の新CMはすでに放映がはじまっています。本物のチャペルで撮影された結婚式の様子や、初々しい吉田さんの新妻姿もぜひチェックしてみてくださいね。以上、明治プロビオヨーグルトR-1イベントレポートでした!Information
2017年07月25日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の吉田志織さんです。夢のハリウッド女優に向かって猪突猛進するパワフルガール!「ハリウッド女優になりたいんです」と、目を輝かせて語る吉田さん。夢を叶えるため、北海道から上京してきた。「地元の居酒屋でアルバイトをしているとき、ふと、『私、何をしたいんだろう?』と思ったんです。その日のうちに居酒屋を辞めて、母に夢を話して、翌日には東京行きの飛行機に乗っていました」。まさに思い立ったが吉日。目指す女優像は?「ハリウッドを目指すからには、闇を抱えた役からアクションまでできる女優になりたいです。今20歳なので、あと4年でハリウッドに行きたい!」吉田拓郎さんに憧れてギターを始めました。大好きなハナレグミの「家族の風景」を2日間でマスターしました!並んでも食べたい地元、札幌の名店!『suage+(すあげプラス)』のスープカレーは、日本一の美味しさです!ハリウッド進出に向け英語を猛勉強中です。独学に加え、ネイティブの先生と英語で話すレッスンを受けています。よしだ・しおり1997年生まれ。フジテレビ系ドラマ『クズの本懐』でデビュー。下着姿の体当たりな演技が話題に。7月22日公開の『心が叫びたがってるんだ。』で映画初出演を果たす。※『anan』2017年7月26日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年07月25日現在公開中の映画『今宵、ほろ酔い酒場で』の横浜凱旋舞台あいさつがこのほど、神奈川・横浜のシネマ・ジャック&ベティで行われ、吉田類が登場した。BS-TBSの旅番組『吉田類の酒場放浪記』(毎週月曜 21:00~)に出演し、昨今の大衆酒場ブームの立役者となっている"酒場詩人"吉田類が、待望のスクリーンデビューを飾った本作は、『居酒屋チャンス』、『どつぼ酒場』、『ふるさと酒場土佐っ子』という3つの居酒屋を舞台にしたオムニバス作品。吉田は物語全編の案内役を務めながら、第3話『ふるさと酒場土佐っ子』で警察に追われる謎めいた投資会社社長を熱演している。プライベートでもよく訪れるという横浜で行われた凱旋の舞台あいさつに登場した吉田は、ステージ上に用意されたビールと日本酒を口にしながら「この辺りは番組でも来てますし、個人的に野毛には出没しているんです。最近は忙しくて横浜で乾杯できなかったんですが、この映画館は素晴らしいじゃないですか!」とご機嫌。初めて出演した映画については「本当に演技やっていいの? という感じなんですけど」と笑わせながらも「僕はアドリブしか喋らない人間なので、セリフを覚えることは珍しいことなんです。結構真面目に取り組んだので、僕としては面白かったし新鮮でしたね」と振り返った。本職は作家や画家だが、今やお酒にまつわる番組に多数出演している吉田。「本来はお酒を飲むことを職業としてやっている訳ではないので」と戸惑いもあるようだが、お酒の話題になると舌も滑らかで「こんなに飲んで酔っ払っているだけで喜んでいただけるのは何でしょうね。多分、自分が先に酔って幸せだからだと思うんです」と分析した。また、お酒の番組で地方に良く訪れるという吉田は「地方の地酒に合うのは郷土料理が一番!上等なものではなくても美味しいんです」と自論を述べながら、一番印象に残っている地方を「北陸の番組で1泊2日で蔵元とお酒のお店を回ったんですけど、一晩で東京から小松空港まで行って、酒蔵着いてお酒を飲み、市内で飲んで翌日奥能登に行って朝から飲みました」と北陸・石川がお気に入りだとか。その石川を訪れた2日間は「とんでもない量を飲みましたが、二日酔いはしません!薬も全然飲みませんでしたよ!」と泥酔しても取り乱すことがないと強調しつつ、「今朝も4時代に起きて原稿の締め切りに追われてました。それを書いてこちらに来たんですから」と仕事に対しては真面目な一面を明かして観客を驚かせた。
2017年07月10日近代日本画の巨匠、吉田博の絵画を展示する「生誕140周年 吉田博展 山と水の風景(YOSHIDA HIROSHI A Retrospective)」が開催される。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで。「絵の鬼」吉田博今回開催される「吉田博展」では、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博の作品を初期から晩年まで一挙公開。10代から「絵の鬼」と言われるほどの鍛錬を積み、欧米を中心に世界各国で活躍した吉田博の絵画の魅力を存分に楽しむことができる。自ら渡米しデトロイト美術館で個展を開催、名声を確立する吉田の名声を確固たるものにしたのは、確かな絵の腕はもちろんその行動力であるともいえるだろう。仏留学を国費での留学をせず、自費でわずかな生活費を持ち渡米、デトロイト美術館で作品を売り込み1000ドル分もの自らの絵を売り上げた。当時の1000ドルは、小学校教諭の生活費13年分に相当したという。これ以後、吉田は欧米で次々に展覧会を成功させていき、GHQマッカーサーやイギリス王室のダイアナ妃など海外の要人からも高い評価を得ていった。日本アルプスを美しく描く山岳画家としての顔も自然美に強く心惹かれていた吉田博。とりわけ高山への関心は高く、題材として多く起用した。毎年日本アルプスの山々に登っていたという吉田の自然への思いが伝わってきそうな美しい山々の絵画は見どころの一つだ。浮世絵を吉田流に再解釈した「木版画」アメリカで、風俗画としての浮世絵が人気であることに不満を覚えた吉田博は、後半生以降木版画に取り掛かった。洋画のタッチを基調に、高度な伝統技術を組み合わせ鮮やかな色彩表現を可能とした木版画は吉田の代表作となっていく。陽光のきらめきや帆船の影のゆらぎを見事に表現した「瀬戸内海集 帆船 朝」は、水を描かせたら右に出る者はいないといわれた吉田がその真骨頂を示した作品と言えるだろう。【詳細】生誕140周年記念 吉田博展 山と水の風景会期:2017年7月8日(土)~8月27日(日)※月曜日休館 (ただし7月17日・18日は開館)※会期中展示替えあり。記事中に紹介した作品は全会期で展示前期 2017年7月8日(土)~7月30日(日)、後期 2017年8月1日(火)~8月27日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1丁目26−1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般1,200(1,000)円、大学・高校生800(650)円、65歳以上1,000円※かっこ内団体・前売り料金※中学生以下無料※障害者手帳提示で本人と付添の方一名無料※2回目以降は有料半券提示で一般800円、大学・高校生 500円、65歳以上 800円【問い合わせ先】ハローダイアルTEL:03‐5777‐8600
2017年07月01日(撮影:松蔭浩之) 「吉田選手とは、リオ・オリンピックの日本選手団の結団式(’16年7月)で同席したのが最初でしたね。あのときは、代表選手たちに『声を大きくあげて、国家を歌うように』とおっしゃった偉い方(森喜朗東京オリ・パラ組織委員会会長)がおられましたね(笑)」 そう話すのは、鮮やかな“ゴールド・ジャケット”で颯爽と現れた小池百合子都知事(64)。東京都議会議員選挙を控え、分刻みのスケジュールを空けてまで都知事が「どうしても会いたかった」相手は、レスリングでオリンピック3連覇を果たし、世界選手権13連覇中で“霊長類最強女子”とも呼ばれる吉田沙保里選手(34)。ともに数々の“女性初”の偉業を成し遂げてきた2人が、「仕事と恋愛(結婚・出産)の両立やバランス」について語ってくれました。 吉田「レスリングの世界でも、『恋愛との両立』は人それぞれですが、『競技に集中したい』というタイプが多いかとは思います。私は、オンオフ切り替えができるので、『仕事と恋愛を両立できるタイプ』かなと……いま、彼氏はいないんですが(笑)」 小池「私はね、都庁で『ライフ・ワーク・バランス』つまり、『ワーク(=仕事)』より『ライフ(=人生)』が先でしょ、と申し上げています。有名な選手だと『誰とおつき合いしている』というだけで報道されてしまうので気の毒だなあと思いますが、選手同士でおつき合いしている方も、けっこういるでしょ?」 吉田「そうですね、ちょこちょこはあると思いますけれど、それがプラスになる選手がいれば、逆に彼氏とケンカすることで悩んでしまうコもいる。性格次第なんですね」 小池「彼氏の存在が競技に向かうモチベーションになればいいし、『現役女子選手は恋愛NG』などと縛るのはよくないと思うんです。両立は、仕事、選手生活、そして人生になによりもプラスになる」 吉田「そうですよね!とくに『出産』は女性しか経験できないし、素敵なことだと思います。でも妊娠・出産で1年近く、子育てに専念すれば2〜3年は復帰できないので、それは引退後になることがほとんどなんです」 小池「世界の女子レスリングも似たような状況なの?」 吉田「海外では、出産後に復帰する選手もけっこういるんですよ。後輩の登坂絵莉がリオの決勝で闘った相手のスタドニク選手(アゼルバイジャン)は、2児の母ですね。ただ、格闘技は出産後の復帰がとくに難しいと思うんです」
2017年06月22日アメリカでもお馴染みの調味料“ヨシダソース”の生みの親・吉田潤喜の半生を描いたミュージカル「ソーォス!」が7月に東京とロサンゼルスで上演される。本作は、今ではNewsweek誌(日本版/05年)で「世界で最も尊敬される日本人100」にも掲げられる吉田が、裸一貫でアメリカへ渡り、“空手の腕”と“人の縁”をたよりにアメリカンドリームを掴み、年商500億のグループ企業を築き上げるまでを描く。舞台では吉田をなだぎ武が演じるほか、渡辺大輔やモト冬樹が出演する。今回、ポートランドで暮らす吉田が来日し、なだぎと対談した。【チケット情報はこちら】自身の半生のミュージカル化について吉田は「光栄ですよ」と喜びながらも「そしてこれが何かの一歩になれば。これでソースが売れることは考えてへんけど(笑)、これで終わりじゃつまらんと思う」とその人生が垣間見える感想を語る。吉田を演じることについてなだぎは「(吉田の)半生を読んだら、すごいことがありすぎて!どれをとってもうまみしかない人という印象なので、それを楽しみながらやりたいです。人への感謝とか、なにくそ根性で頑張れば何かがある、動けば何かにつながる、ということを伝えられたら」。本作は、『人生も商売も出る杭打たれてナンボやで』(幻冬社アウトロー文庫)を原作にしたオリジナルミュージカル。吉田は「日本でちゃんとしたもの作ったら、僕はブロードウェイ出せると思う」と話し、その第一歩としてロサンゼルス公演が決定している。英語タイトルは、KARATE MUSICAL「SAUCE」。プロデューサー・まきりかは、吉田の人生を切り開いた“空手”の存在に加え、東京オリンピックで空手が正式種目になりアメリカでは空手ブームが起きていることも挙げ「“KARATE MUSICAL”と題し、空手のパフォーマンス要素も加わったミュージカルになります」と構想を語る。なだぎも「やっぱり“KARATE MUSICAL”にみんな引っかかってるんですよね。そういう意味でも『初めて観るな、こんな感じのやつは』っていう作品になれば」。「僕ね、自分自身がおもろいな思うんです」と吉田。「僕の人生って結局、“片目(吉田は幼い頃に右目を失明した)”と“いじめ”からアメリカ行って。悲しいんだけど、その中になんか笑いがあった。悲しいとこばかり見てもしゃーない。目を失ったことも、それでアメリカに行くことが決まったんと思う。みんな人生に不幸はあるんですけど、それはなにかいいことに繋がってるんだよというメッセージもいれてもらいたい」。東京公演は7月6日(木)から13日(木)まで全労済ホール スペース・ゼロにて。チケットの一般発売に先がけて、抽選先行プレリザーブのエントリーを実施中。受付は4月10日(月)午前11時まで。取材・文:中川實穗
2017年04月07日俳優・吉田鋼太郎が、3月12日(日)今夜放送の「情熱大陸」に登場。蜷川幸雄作品を始めとした数多くの舞台に出演し、近年はドラマや映画でも活躍中の吉田さんに番組のカメラが半年に渡り密着、その横顔を追うなかで見えてきた“素敵過ぎる”58歳の実像に迫る。同番組はエンターテインメントからスポーツ、学問まで、様々な分野の第一線を張る人物の魅力に迫るドキュメンタリー番組。今回番組が密着した吉田さんは1959年生まれの58歳。高校生のときにシェイクスピア喜劇を観て役者を志し、上智大学在学中、シェイクスピア研究会公演で初舞台を踏むと、大学中退後、劇団四季などを経て1997年に劇団AUNを結成。シェイクスピアやギリシャ悲劇を筆頭として活躍。俳優だけでなく演出も手がけるようになる。また2007年の「オセロー」をはじめ「ヘンリー四世」「ジュリアス・シーザー」など蜷川幸雄演出作品の常連でもあり、それもあって藤原竜也や小栗旬らとの親交も深い。50代に入って本格的にドラマや映画へも活躍の場を広げ、ドラマ「半沢直樹」で半沢の理解ある上司を演じたと思えば、「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜」ではキレッキレの悪役を演じるなど、舞台で鍛えられた確かな演技力でブレイク。「花子とアン」で演じた無教養で不器用だが情の深い成金の炭鉱王・嘉納伝助役が中高年女性から熱い支持を得て“伝助萌え”と呼ばれたのは記憶に新しい。長年の功績が評価され2015年には芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞も受賞している。そんな吉田さんは去年亡くなった蜷川氏の遺志を引き継いで、さいたま芸術劇場主催の「彩の国シェイクスピアシリーズ」二代目芸術監督に就任。密着するカメラに対し吉田さんは、稀代の演出家と言われ文化勲章も受章している蜷川氏に対してリスペクトだけではない複雑な思いを抱いていたことを告白。去年4度目の結婚を果たすなど、プライベートもシェイクスピア作品のような人生を送る吉田さんだが、周囲からすると「役者としての圧倒的な才能に対しプライベートではちょっぴり隙があって、お酒は入ると放送できないような話が飛び出すのも日常茶飯事。だけどそんなところが“放っておけない”」のだという。58歳にして「ようやく世間が俺に気づいてくれた」とうそぶく吉田さんの“真の魅力”が詰まった30分をお楽しみに。「情熱大陸」は3月12日(日)23時10分~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年03月12日鳥取の手仕事と旬の食材を東京で楽しむイベント「コトリ(co-tori) 2017」が、2月25日から3月10日まで東京・中目黒のショップ、エスエムエル(SML)他で開催される。13年にスタートした「コトリ」は、豊かな自然とおいしい食べ物が魅力の鳥取県の手仕事と旬の食材を東京・中目黒を街歩きしながら楽しめるイベント。5年目となる今年は、2月25日から3月5日までSMLにて、「co-tori craft」を開催する。会期中は、民藝運動家・吉田璋也により民藝の思想が実施された地であり、現在も“用の美”の精神が根付いている鳥取の陶器、和紙、型染めなどを紹介。出展者のラインアップは、鳥取民芸木工、延興寺窯、福光焼、山根窯、因州中井窯、牧谷窯、山口邦子、吉田璋也デザイン ナイフ、大因州製紙協業組合、西尾正道、ukiroosh、山下染職工房、岩井窯など。また、2月25日から3月10日までは「co-tori CAFE&RESTAURANT」を開催。7店の参加店にて、鳥取県産の食材を使用した14日間限定メニューを楽しむことができる。Cafe RED BOOKでは「白バラ牛乳のチャイ」を、SOAKSでは「鳥取和牛トリッパと白インゲンの白ワイン煮込みゴルゴンゾーラの香り」を、バール・デルソーレでは「鳥取・天美卵を使った卵のリゾット」を用意。エムソラでは「鳥取在来小そばのせいろ」が、Meat&Bakery TAVERNでは「鳥取和牛の炭火焼バーガー」が、STOVEでは「大山鶏の香草パン粉焼き」が、SunnySide中目黒では「鳥取牛骨ラーメン」が提供される。また、2店舗にて鳥取の人気スイーツが期間限定で登場。SIDEWALK STANDでは森の生活者の「クランベリーとホワイトチョコ」と「しょうがピールとザラメのバターケーキ」を、PLAIN PEOPLE NakameguroではHAKUSENの「ハーブコーディアルドリンク」と「塩チョコマフィン」を展開する。さらに、3月1日、2日の18時から23時まで(受付は21時30分まで)は、恒例企画とである、鳥取の日本酒と食材を楽しむ2DAYS限定呑み歩きイベント「co-tori BAL」を開催。参加6店舗にて各店のおつまみメニューを1人1品注文すると、鳥取の地酒を1ドリンク無料で楽しむことができる。なお、参加費は2,500円で、参加者には鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされる。また、同イベントの参加店を3店舗以上巡って鳥取の豪華賞品をゲットするスタンプラリーも開催される予定だ。イベントのマップや各店でのコンテンツの詳細はオフィシャルサイト()へも掲載中。【イベント情報】「co-tori 2017」会場:エスエムエル他住所:東京都目黒区青葉台1-15-1 AK-1ビル1階 (エスエムエル)会期:2月25日~3月10日
2017年02月10日新たな年を迎え、気持ちも一新。今年は大人の余裕を身に付けて、上質なくらしを心がけたい…そんな願いを抱く人も少なくないだろう。上質なくらしとは、華美ではなく自分がこれと思った器や道具を使うこと。馴染みのお店や人々に囲まれて暮らす温かさを感じること。そんな地に足の着いた「心地よさ」が見つかるスポットを紹介する。■下町情緒が宿る東京・谷中を安藤裕子が着物でぶらり歩く。懐かしの給食食器やナチュラルスムージーまで名店巡り【東東京タイムトラベルvol.3】■肉を愛する安藤裕子が下町・東向島でステーキを頂き、馬喰町でアンティークボタンに出合う下町情緒が宿る東東京エリアを歌手の安藤裕子が着物でお散歩。谷中の夕焼けだんだんからスタート、道具屋で台所用品や食器を眺め、スムージーを飲んでひと休み。名店「レストラン カタヤマ」で ステーキを堪能。ニューアルバムのエピソードと共に送る、東京案内。■江戸文化香る浅草から、問屋街・馬喰町の珈琲専門店へ。松野弘×伊藤まさこ ぶらりゆるりな街めぐり--前編【東東京タイムトラベルvol.2】■馬喰町はブルックリン?倉庫をリノベしたギャラリーから、ライブも出来る食堂まで。松野弘×伊藤まさこ ゆるりぶらりな街めぐり--後編東京・馬喰町の問屋街にある、荒物問屋「松野屋」店主の松野弘さんが、馴染みの街・浅草や馬喰町を旧知のスタイリスト伊藤まさこさんと一緒にご案内。老舗天ぷらや、松野さんが長年通う珈琲専門店の「駱駝」、「組む 東京」、馬喰町の新スポット「北出食堂」を巡る。■白洲正子が生涯愛した着物や和装小物、器を展示する特別展「白洲正子ときもの」が松屋銀座で開催文筆家の白洲正子が愛用した“きもの”等を展示する特別展「白洲正子ときもの」が、1月16日まで松屋銀座8階のイベントスクエアにて開催。独自の審美眼を持った白洲正子が、実際に身につけた“きもの”に焦点を当てる他、和装小物や器なども展示する。■良品計画が、北国の器や道具の仕事にフォーカスした企画展「Found MUJI 北のもの」を開催良品計画が3月2日まで、企画展「ファウンドムジ(Found MUJI) 北のもの」を開催する。北国の人々の生活に根づいてきた器や道具の仕事にフォーカスし、地元の木や土や藁を使って作られた、岩手、秋田、山形の質実な器や生活の道具などを紹介する。■花びらをまとった鉢や器、渋谷ヒカリエの小山登美夫ギャラリーで陶芸家・岡崎裕子展がスタート小山登美夫ギャラリーがディレクションする渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて、陶芸家・岡崎裕子の展覧会が開催中。草花や虫、季節の移ろいをモチーフにし、日常の生活に馴染みつつ優美でモダンな雰囲気を持つ作品約200点を展示する。■日本の“古道具”を“モダンインテリアへ”、パスザバトン表参道店で可ナル舎がポップアップを開催日本の古道具を取扱う“可ナル舎”によるポップアップイベント「つなぐ ~使いながら受け継ぐモノ~」が、1月22日まで表参道ヒルズ内のパスザバトンギャラリー(PASS THE BATON GALLERY)にて開催中。箪笥や蔵戸、猪口や赤絵皿などレトロな小道具を展開する。■因州・中井窯ー引き算で生まれた緑・白・黒の器【鳥取の旅 vol.2】■鳥取・延興寺窯ーたとえ二流の土でも、一流の美を作りたい【鳥取の旅 vol.3】民藝が盛んな鳥取へ、1945年に開窯した「因州・中井窯」と1979年に開窯した「延興寺窯」を訪ねる旅。柳宗悦から教えを得た吉田璋也が創業し、鳥取と東京・銀座に店舗を持つ「鳥取たくみ工芸店」など、素朴で温かみのある風合いが特徴の鳥取の焼き物を紹介する。
2017年01月10日吉田羊主演ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」が、12月6日(火)今夜放送の第9話から、いよいよ最終章へ突入。吉田さん演じる主人公の“闇”に迫る展開になるという。本作は、吉田さん演じる天才外科医・橘志帆を中心に、吉田羊、相武紗季、吉岡里帆、白鳥久美子(たんぽぽ)、滝沢沙織、笛木優子、伊藤蘭といった解析診断部の女医7人によるメディカルチーム“レディ・ダ・ヴィンチ”が原因不明の病に立ち向かう、爽快な医療ミステリードラマ。いよいよ次回の最終回に向けて最終章に突入するのだが、そんな第9話は、天才ピアノ少女の藤原ひかり(根岸姫奈)が、コンクールの直後に意識を失い、痙攣を起こして運ばれてくる。ひかりと対面した志帆は彼女と以前に会ったことがあるような気がするが、思い出せない。翌日、突然胸を押さえて苦しみ出したひかりを処置していた志帆は、背中に見覚えのある傷痕を発見。目の前にいる少女が背負った運命に気付き、呆然とする。心臓を詳しく調べた結果、ひかりは狭心症を発症していることが判明。意識消失とけいれんもモヤモヤ病によるものだと分かる。狭心症は投薬治療で改善するものの、モヤモヤ病は脳外科手術が必要だった。そのとき、「私がやる」と名乗りをあげたのは志帆。「どうしても私の手でひかりちゃんを助けたい」という言葉に葉子(伊藤蘭)は執刀を許可するが、雪野(相武紗季)はいつもと違う志帆の様子が気になる。その真意を尋ねる雪野に、志帆は2年前に起きた爆発事件の現場に、自分たち親子とひかりがいたと話し出し…という展開に。相武さん演じる雪野の問いかけに、「幻覚だってわかってる。でも、誰かに迷惑かけてるわけじゃないでしょ?私には真央が必要なの。幻覚とかそんなの関係ない」と志帆が衝撃の告白をした前回。今回は、志帆が抱える“闇”が明らかになり、「もうメスは握らない」と決めていた彼女が、ついに再びメスを握ることを決断するのだ。志帆の言葉に隠された真意とは、天才外科医がメスを置いた本当の理由とは一体…。「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月06日女優の吉田羊が10月12日、都内で行われた主演ドラマ『連続ドラマWコールドケース ~真実の扉~』の完成披露試写会に出席した。アメリカで2010年まで放送されていた人気ドラマ『コールドケース』の日本版。吉田にとって初の連続ドラマ主演となり、「日本が世界に誇れるドラマが仕上がった」と強い自信を示した。その他の写真オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、本作では舞台を神奈川に移し、吉田演じる神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合をはじめとした未解決の殺人事件=通称“コールドケース”を扱う捜査チームの奮闘を描く。WOWOW開局25周年記念作として、全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作された。「オリジナル版は全体的にとてもドライで、(日本人として)違和感もあったので、日本人らしい人情味を私たちで出せたらなと思った」と振り返る吉田は、「現場が志をひとつにし、同じゴールを目指す贅沢さを痛感した。とても居心地が良く、俳優陣が互いにリスペクトし合える関係性を築くことができた」と役柄を超えたチームの“結束”を語った。完成披露試写会には吉田をはじめ、永山絢斗(高木信次郎役)、滝藤賢一(立川大輔役)、光石研(金子徹役)、三浦友和(本木秀俊役)、波多野貴文監督が出席。実力派キャストに囲まれ、若手の永山は「ガチガチでした」と緊張を告白し、滝藤は「この作品で女性ファンが増えれば」と思わずニンマリ。一方、光石は約3か月半に及んだ撮影を終え「本当にさみしくて、コールドケース“ロス”になりました」としみじみ。三浦はオリジナル版のキャストを引き合いに「きっと僕より年下なんでしょうけど、ものすごく風格で(笑)。とにかくそれに負けないように頑張った」と話した。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話取材・文・写真:内田 涼
2016年10月12日吉田羊が主演を務めるドラマWの新作『コールドケース~真実の扉~』と神奈川県警が先ごろ、タイアップポスターを発表したが、吉田が14日に一日警察署長を務めた。その他の写真本作は、神奈川県警捜査一課に所属する主人公・石川百合(吉田)らが未解決事件に隠された真相を見つけ出していくもので、主演の吉田は14日に、加賀町警察署長の吉田忠之署長から“一日署長”として委嘱された。彼女が訴えるのは“振り込め詐欺撲滅”で、友人の家族が被害あったことを紹介し「“お金を取られたことも悔しいけれど、自分を守りたいと思った親心を利用されたことが腹立たしかった”と友人が語っておりました」と語って、注意を呼びかけた。その後、加賀町警察署を出た吉田は、中華街などをパレードしながら“詐欺撲滅”を訴え、集まった人々に「家族の絆を悪用する振り込め詐欺は絶対に許すことができません。ひとりひとりが警戒心を強め、日頃から家族と密に連絡を取り合うことが、撲滅への第一歩になると思います。みなさま、ご協力をお願いします」と語りかけた。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話
2016年09月15日俳優の吉田鋼太郎が、12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんに対して、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。吉田は「偉大な演出家であり、最大の恩師であった蜷川さんの訃報に言葉が見つかりません。今はまだこの現実を受け止められておりません」と悲しみを綴った。吉田はシェイクスピア劇、ギリシア悲劇など広く舞台俳優として活動しており、近年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)、テレビ東京系ドラマ『東京センチメンタル』(2016年)など、映像での活躍も注目されている。蜷川作品においても常連であり、『タイタス・アンドロニカス』(2004年、2006年)、『オセロー』(2007年)、『アントニーとクレオパトラ』(2011年)、『ヘンリー四世』(2013年)などの作品で主演を務めていた。
2016年05月13日NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の高幡アリサ役などで知られる元子役で女優の吉田里琴が、学業に専念するため芸能界を引退することを発表した。現在16歳の吉田さんは4月1日(金)、芸能活動を終了するとブログで発表した。「みなさんのおかげで、3歳から子役としてたくさんのお仕事をさせていただきとても幸せな日々を送ってきましたが、学業がどうしてもおろそかになってしまい、このままではいけないと思いました」として、今後は学業に専念すると伝えている。また当該ブログエントリーでは、所属事務所のスタッフによる報告も掲出されており、「大変残念な事ではありますが、吉田里琴の人生もこれから先がずっと長く、芸能以外の世界を知ることは彼女にとっても良い事なのではないかと考えます」と理解を求めている。吉田さんは子役として「リーガル・ハイ」や「坂の上の雲」など多数のドラマに出演してきた。また<a href="" target="_blank">『映画 ひみつのアッコちゃん』</a>で俳優・岡田将生と共演した際、岡田さんに現場で「一緒に住まない?」と誘われたというエピソードから、“岡田将生がプロポーズした美少女”とバラエティ番組などで話題を呼んだ。(花)■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開(C) 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2016年04月01日内村光良を中心に個性的なメンバーたちが毎週オムニバスコントを届ける「LIFE!~人生に捧げるコント~」に、新メンバーとして女優の吉田羊が加わることが発表された。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は内村さんが田中直樹(ココリコ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)といった芸人たちや、星野源、ムロツヨシらいま旬の顔を率いてコントを行う人気番組で、4月で4年目を迎える。そこに、大河ドラマ「真田丸」に出演予定で、いまや映画・ドラマ・舞台などで活躍中の吉田さんが仲間入り!スタジオコントは初挑戦とのことだが、すでに収録では内村さんらとの息のあった演技を披露したという。吉田さんは「『面白いな』と思って見ていた世界に自分が入ることになり、私でいいのかなという思いと、入ったからには面白いことしたいなという思いと、半分半分でした」と、コントというものへの導入には多少の戸惑いはありながらも、「実際入ってみると、みなさんがさらりと仲間として受け入れてくださったので、安心してお芝居できましたし、またスタッフのみなさんも含めて、面白い瞬間を切り取ろうと緻密に計算して準備してくださっていたので、全力で楽しませていただきました」と、楽しんで収録を行った様子。「番組ファンのみなさんに、新メンバーとして受け入れていただけるよう、精一杯頑張りたいと思います」と抱負を語った。吉田さん登場回は7日(木)だが、2日(土)には「LIFE!4月7日スタートSP」として、過去の名場面のふり返りとともに、新しいセットや衣装の披露、そして吉田さんの初収録にムロさんが潜入リポートを敢行する。「LIFE!」シリーズの永久保存版とも言える放送となりそうだ。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は毎週木曜22時25分~、「LIFE!4月7日スタートSP」は4月2日(土)20時15分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日鳥取に日本で最初に出来た民藝店があるのをご存知だろうか。銀座にもその支店がある「鳥取たくみ工芸店」だ。同店を創業した鳥取市出身の吉田璋也は、日本の民藝運動を率いた柳宗悦から直接教えを得た人物。晩年まで、医師として鳥取で務め、一方各地の作り手に民藝運動のプロデューサーとしてアドバイスした吉田の教えは、今もなお鳥取の地に息づいている。吉田の熱心な活動に加え、かつて交通が不便であった鳥取では、自分たちの土地にあるもので必要なものを作るという姿勢が根付いており、今もなおクラフトが盛んな土地柄だ。今回訪ねたのは、1945年に開窯した「因州・中井窯」。そこで、3代目・坂本章さんに窯を案内してもらった。窯では黙々と作業が続けられている中井窯では、緑、白、黒の色使いが印象的なモダンな器を作陶している。深く、しかし澄んだ色合いをみせる釉薬には、なるべく地元の天然素材を使う。例えば、農業を営む家が多い地域性を活かし、稲藁(いなわら)の灰、山林に育った広葉樹木の灰をつかい「白」の釉薬を調合するというように。緑、白、黒の色使いが中井窯の器の特色の一つ「ここの器は、自然にあるものを使って成り立っている焼き物ばかり」だと彼は話す。自然素材から作る釉薬は、気温や湿度などの環境の変化にも敏感だ。そのちょっとした変化が映された器には、どれ一つとして同じものはない。その感覚が、中井窯の器を手に取る人の心を掴むのかもしれない。また、窯の敷地内に2012年にオープンしたギャラリーショップには、手に届く価格で日々の食卓を彩るお皿、湯のみ、徳利、コーヒーカップなど、幅広い世代に愛される器が並ぶ。その中にはミルクピッチャーのように現代の暮らしに応えるような器も見られる。そこで、坂本さんに「どのアイテムが新しい型なのか」と尋ねると「どれが新しい、どれが古典という線は引きがたい。ただ、頭の中にいつも創作のチャネルがあって、ふとした時にそのスイッチが入る感覚で新たな器が生まれるんです」と返ってきた。そして、「いつの時代も、試行錯誤して新しい要素を加えていかなければ、伝統として残れない。諦めないこと、続けること、何か次の一手を打つこと。待っているだけでは、民藝に発展はない」と続ける。この思いが、民藝とデザインを出合わせ、現代の暮らしに寄り添う器を生み出したのだろう。窯の敷地内にはギャラリーショップもある坂本さんは、「生まれた時からここの器が日常だった。いいも悪いもない」と作陶をはじめたきっかけに話が及んだ時に話してくれた。暮らしの中で、その器を使い、この地の土に触れること。手を通じ、目を通して中井窯の器に触れてきた彼だからこそ、見いだした境地がそこにある。中井窯を語る上で欠かせない緑、白、黒の三色に掛け分けされた丸皿。その皿を手にして「ここにはもう何も足しません。引いて引いて、ここに何もかもがあるから」と語る坂本さん。もし鳥取を訪れたなら、足を伸ばしてもらいたい場所の一つだ。【窯情報】住所:鳥取県鳥取市河原町中井243ー5OPEN:9時~17時(不定休/訪問時は要連絡)URL:
2016年03月21日鳥取と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?砂丘、二十世紀梨に松葉ガニ。それに、砂丘を舞台にした写真で知られる写真家・植田正治の名があがるかもしれない。それに、日本一人口の少ない県であり、日本で最後にスターバックスがオープンした県という事実もある。今月16日に表参道ヒルズで行われた山縣良和の16-17AWのショーに際し、彼が故郷・鳥取を訪ね、鳥取の作り手たちの技と共に『gege(ゲゲ)』と題された漫画家・水木しげるにオマージュを捧げるコレクションの制作過程に同行させてもらった。そう、忘れてはならないゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげるも鳥取の出身である。鳥取に足を運んでみると、日本海に面し多様な生物が暮らす海、砂丘に代表されるように地形のユニークさが作り出す希有な景観を有する自然に恵まれた土地だということがよくわかる。また、滞在中一度もその頂上を見せてくれなかった移り気な秀峰・大山を望み、日本の民藝運動を語る上で欠かせないプロデューサー吉田璋也の影響を色濃く残す鳥取は自然と文化に愛された土地だということが感じられた。鳥取砂丘でらくだとこんにちはFASHION HEADLINEでは、鳥取で訪ねた因州和紙、モルタル細工(砂像製造)、中井窯、延興寺窯について数回に渡りお届けしたい。この連載は、リトゥンアフターワーズデザイナーの山縣良和さんからのひょんなお誘いから、彼の故郷鳥取でのコレクション制作過程に同行するところからはじまった。仕事柄、国内の様々な土地に足を運ぶことも多い。そこで度々耳にするのが「ここには何もないから」という言葉。だが、一度たりとてそこに何もなかったことなどない。東京で日々を送る私にとっては、山からの風の冷たさや、踏みしめる土の湿気を帯びた柔らかさなど、どれをとっても新たな刺激となってくれるものであった。夏になれば地元の子供たちが海水浴をする浦富海岸3度に渡って訪ねた鳥取にも、土地が育んできた文化や歴史が染み渡っており、まだその魅力の一部に触れただけだと思っている。実際には、その土地に足を運んでもらうことが何より伝わる手法と知りながらも、今回訪ねた鳥取の作り手たちの物語を綴りたいと思う。次回は、因州和紙を手掛ける中原商店をデザイナー山縣良和さんと訪ねる。=================【鳥取の旅vol.1】因州和紙・中原商店「伝統と伝承は違う」―リトゥン山縣さんと故郷・鳥取を訪ねる(3月19日公開)【鳥取の旅vol.2】因州・中井窯ー引き算で生まれた緑・白・黒の器(3月21日公開)【鳥取の旅vol.3】鳥取・延興寺窯ーたとえ二流の土でも、一流の美を作りたい(3月21日公開)【鳥取の旅vol.4】JAXAからの資金援助を受け、月や火星の砂を固めるプロジェクトにも挑戦する「モルタルマジック」(4月12日公開)=================
2016年03月19日鳥取県の手仕事と旬の食材を東京・中目黒で楽しめるイベント「co-tori 2016」が、2月27日から3月6日まで開催される。北は日本海、南には中国山地の山々が広がり、豊かな自然とおいしい食べ物に恵まれた鳥取県。民藝運動家である吉田璋也の思想が実践された地でもあり、現在も「用の美」の精神と技術を受け継ぎつつ、現代にあったものづくりを行っている。今年第4回目を迎える同イベントでは、メイン会場となる器と道具のセレクトショップ・エスエムエル(SML)にて、「トットリクラフト展(TOTTORI craft展)」を開催。鳥取の陶器、和紙、型染め、鋼などの多彩な手仕事を紹介する。3月2日、3日の18時から23時までは、鳥取の日本酒と食材を楽しめる2日間限定の呑み・食べ歩きイベント「コトリバル(co-tori BAL)」(参加費 2,500円)も行われる。参加者には鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされる他、会場となる参加店舗6店で鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると鳥取産の地酒を1杯無料で提供するサービスも実施される。今年はスペシャル企画として、最高級ブランド牛「鳥取和牛 オレイン55」を用いたスペシャルメニューも展開。その他、コトリバル参加店を3店舗以上巡ると鳥取の豪華賞品が当たる「コトリバルスタンプラリー」も開催される。【イベント情報】「co-tori 2016」会場:エスエムエル、他住所:東京都目黒区青葉台1-15-1 AKビル1階会期:2月27日~3月6日(トットリクラフト展会期)時間:12:00~20:00(コトリバルの受付は3月2日、3日の18:00~21:30)
2016年02月21日鳥取の手仕事と食を、中目黒を街歩きしながら楽しむイベント「co-tori」が、今年も2月27日(土)から3月6日(日)までの9日間開催される。鳥取砂丘、水木しげるロード、大山などで知られる鳥取県にフォーカスした本イベント。3月2日(水)・3日(木)の2日間限定で、中目黒界隈の6店舗で鳥取の日本酒と食材を楽しめる呑み歩き食べ歩きイベント「co-tori BAL」をハイライトに、知られざる鳥取の魅力を、東京にいながらにして体験できる企画が盛り込まれている。鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると、鳥取産の地酒が1ドリンク無料で楽しめる「co-tori BAL」は、「cafe RED BOOK」、「Malmo」、「SOAKS」、「nakameguro 燻製 apartment」、「バール・デルソーレ」、「stove」の6店舗で開催される。各店では、和牛の産地、鳥取で育まれてきた最高級ブランド牛「鳥取和牛 オレイン55(ごーごー)」が特別メニューで食べられる。その名の通り、オレイン酸を55パーセント以上含む鳥取和牛は、やわらかくて口溶けがよく、肉汁がじゅわっと口の中で広がる絶品肉。ぜひこの機会に試してみたい。「co-tori BAL」への参加は、co-toriのメイン会場「SML」で参加登録(参加費2500円)をしてスタート。鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされるので、それを持って自由に各店舗へ足を運べる。全店舗を1日で回っても、2日間かけて回ってもOKだ。今回、参加店舗を3店舗以上巡ると豪華賞品がもらえる企画も用意されている。その他、会期中は器と道具のショップ「SML」で陶器、和紙、型染め、鋼など鳥取の多彩な手仕事を紹介する「TOTTORI craft」展も開催。実際に鳥取の作り手たちのアイテムに触れながら、お気に入りのアイテムを探すことができる。鳥取は民藝運動家の吉田璋也により民藝の思想が実践された地。現在も「用の美」の精神と過去の技術に学びながらも、今の時代にあったものづくりの姿勢が根付いている。今年も東京で「小さな鳥取」を体験してみてはいかがだろうか。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、「今年もトライしたいことがたくさん。変化は恐れず、楽しみます!」というモデルの吉田沙世さん。雑誌や広告で引っ張りだこの吉田さん。一度は地元で就職するも、ファッションに関わる仕事をしたいという思いから、モデルに転身したそう。「小中高とダンスをやっていて、表現するのが好きだったということもあって。あと、母が若い頃モデルをしていたんですよ。今思うと、その影響も大きかったんでしょうね」。自らを“常に変化を楽しみたいタイプ”と分析。「新しいことをやるのに物怖じはしない方。ラジオや演技にも興味があります。走るのが趣味なので、フルマラソンにトライしたい!」◇よしだ・さよ1990年生まれ。『SEDA』の専属モデルとしてデビューし、小誌や『VoCE』など数々の雑誌で活躍。プライベートが覗けるインスタグラム(@sayobaby)も人気。◇「エアプランツやサボテンが好き。このプラントハンガーもお気に入り」◇「言葉に触れると表現の幅が広がると思うので、毎日何かしら読みます」◇「姉御タイプのシーと甘えん坊のミー。毎日くっついて寝ています♪」※『anan』2016年1月27日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2016年01月24日数々の女性の生き様を演じてきた女優・吉田羊。「演じることが何より好き」と語る女優・吉田羊の周りには、凛とした気配が漂う。とはいえ、周囲へ心を配り、相手の目を見て語りかける優しい声からは、人としての味わい深さも感じられる。そんな彼女が憧れる女性とは?そして、来年の目標とは?ー昨年、ドラマ『HERO』に出演するまでは事務所に借金があったと伺いました。そのような苦労がありながらも女優の仕事を続けられたのはなぜでしょう?なにより演じることが好きだったというのが一番ですね。そして、ある程度、舞台やドラマなどに出演できるようになってきてからは、「楽しみにしてるよ」というファンの方からのメッセージが支えになりました。たまには、自分が「ああ今回はダメだったな」と思う時もあったのですが、ファンの方が「羊さんのこんなところがよかったよ」と声をかけて下さったり、そのみなさんの言葉に支えられて生きてきましたね。ー今年公開された作品でも、映画『ビリギャル』での母親役、ドラマ『コウノドリ』での助産婦役など、沢山の女性を演じられましたね。様々な人生を送る女性たちを演じる時、どのように役作りをされていくのですか?一つ、ファッションというキーワードもありますね。やはり、衣装を着た時にぐっと気持ちが入ります。衣装とヘアメイクでその役は8割完成すると思っているので、普段と違う格好をすることでその役が降りてくるイメージです。特に、私の場合は、憑依型で演じるタイプなので、緻密に計算していくというよりも、衣装とメイクで大枠を捉えたら、あとは現場で五感を研ぎすまして感情を作っていきます。お芝居は生ものだと思っているので、相手役の方やセットなど、視覚や聴覚をフルに使って役をふくらませていきます。だから、私自身で役作りを完成させてから現場に入っていく感覚ではないかもしれないですね。周りのみなさまに沢山のものを頂いて、演じさせて頂いている感覚です。ー多くの女性の憧れでもある羊さんですが、羊さんご自身が憧れる女性像とは?石田ゆり子さんが大好きで敬愛しています。ゆり子さんは、いつも穏やかで、言葉豊かで、自分の哲学を持ちながらも、相手の立場を慮ることが出来る女性です。まさに、私の理想の女性像ですね。ゆり子さんにお会いするたびに、自分が浄化されていく感覚。いつお会いしても、その時の私に必要な言葉を、確実にかけて下さいます。きっと、相手の心をちゃんと見てお話されているのだと思います。私もそういう女性でありたいと思っています。ー2016年は、どんな一年にしたいですか?今年は、沢山お仕事を頂いたのはありがたかったのですが、書物を読む時間がなかなか取れなかったんです。来年は本を読んで、視野を広げて物事を深く理解できるようにしたいなと思っています。女優のお仕事では、年明けに難役を一つ演じることが決まっていますし、頂いている役柄はどれも初挑戦の役ばかりなので、その一つひとつをしっかりと演じていきたいですね。また新しい自分と出会える年になるのではと楽しみにしています。
2015年12月28日アンリアレイジ(ANREALAGE)と、アートディレクターの吉田ユニとのコラボレーションによる「STAR WARS COLLECTION」が12月1日、そごう・西武限定で販売を開始した。同コレクションは、映画『スター・ウォーズ』のオープニングロールをイメージして製作されたもの。これまでの物語が文字で語られ、文字が宇宙に放たれていくかのように画面奥に流れて行く同作の象徴的なオープニングシーンを、シルエットやテキスタイル柄を変形させることでファッションに変換した。ラインアップは、遠近感のある独特な形と柄が印象的なTシャツ(2万2,000円)やスカート(4万8,000円)、シャツ(6万円)から、ネックレス(4万5,000円)など。平面の洋服に立体的なスケール感を与えることで、斬新かつ新しいファッションを作り上げた。取り扱いは西武 池袋本店、西武 渋谷店、そごう 横浜店となっている。
2015年12月01日「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)などのブランドでおなじみの吉田カバンは、その機能性とデザイン性の高さからビジネスパーソンにもすっかりおなじみ。国内の協力業者の職人さんによる「メイドインジャパン」が特徴であり、年間180万本のカバンを生産しているそうです。そんな吉田カバンのビジネススタイルを明かしているのが、その名も『吉田基準 価値を高め続ける吉田カバンの仕事術』(吉田輝幸著、日本実業出版社)。現在も増収増益を続けているという、同社の成功の秘密が明かされているのです。■基本的に「値引き」をしない理由ところで吉田カバンは、原則として値引きをしないことで知られています。もし、小売店舗が承諾を得ずに値引きをしていた場合は、「商品引き上げ」という措置をとることもあるというのですから徹底しています。しかし、なぜそこまで値引きを拒むのでしょうか?著者によれば、そこにはいくつかの理由があるそうです。まず第一は、あとから値引きしたとしたら、定価で買ってくださったお客さまに対して失礼にあたるため。また値引きをするとブランドイメージも崩れ、当然のことながら利駅も減ってしまいます。もともと吉田カバンの商品は、手間ひまをかけて制作する職人さんの工賃と、材料費や運送費などの諸経費、そして一定の利益を乗せて「販売価格」を設定したもの。余分な上乗せは一切していないのだそうです。つまり値引きをしたとしたら、つくり手側は誰も幸せになれないというわけです。■百貨店との取引を減らした理由かつて、吉田カバンの主要販路は百貨店だったそうですが、2000年代に入ってから、百貨店との取引を徐々に減らしていったことがあったのだといいます。普通に考えれば、百貨店はきわめて重要な顧客であるはず。なのになぜ、そんなことをしたのでしょうか?著者によればその理由は、売り場の方との「考え方の違い」だったのだとか。というのも、いつのころからか百貨店からの要求がどんどん強くなっていったそうなのです。「吉田カバンの販売担当をする店員を2人雇ってくれ」といわれるときもあれば、「売り場のディスプレーは全部負担してほしい」「小品を置くための什器は持ち込んでくれ」というように、吉田カバン側の負担が大きくなっていったということ。そして、値引きをしない吉田カバンの商品はそれまで「セール除外品」となっていたのに、クリアランスセールの時期になると例外が許されなくなり、「今後、バーゲンを行うから必ず商品を何本か出してほしい」といわれるようになっていったのだとか。立場的に断ることができなかったため、やむなく対応した時期もあったとはいいます。しかしそれが何度も続いたので、「とてもこれ以上はおつきあいできない」との判断を下し、結果的に取引を減らしていったのだということ。メーカーと店舗との間で、ありそうな話ではあります。しかし近年は、取引を再開するケースが増えているのだそうです。吉田カバンのそうしたスタンスを理解してもらえるようになり、ブランドイメージが崩れないよう、「セレクトショップ的な商品構成の売り場で扱いたい」といったような依頼が多くなってきたから。方向性や考え方が認知されたということになりますから、時間がかかったとはいえ、これは理想的な展開だといえるのではないでしょうか?■あまり商品の値上げもしない理由ちなみに吉田カバンでは、値引きをしないかわりに、頻繁な値上げも行わないのだそうです。同社のカバンの主要顧客層は社会人男性。だからこそ多くのカバンは、1万円台から4万円台の価格帯に抑えるようにしているということ。いわば、「手の届く範囲での高品質」を目指すことが、吉田カバンのモノづくりの基本姿勢だというわけです。*他にも「広告を打たない理由」「バーコードを使わない理由」、果ては修理に対する考え方など、吉田カバンならではの考え方がぎっしりと詰まっています。なお余談になりますが、タイトルにもなっている「吉田基準」の語源についてもご説明しておきましょう。これは、決して妥協しない社員の姿勢に対して、職人さんや取引先の人々の間で使われはじめた言葉。だとすればそれは、本書に書かれている戦略があったからこそ生まれたといえるのではないでしょうか。(文/書評家・印南敦史)【参考】※吉田輝幸(2015)『吉田基準 価値を高め続ける吉田カバンの仕事術』日本実業出版社
2015年11月29日吉田羊がクールからキュートに!11月20日、花王は、化粧品ブランド「オーブ クチュール」の新CMに吉田羊を起用したと発表した。話題のドラマや舞台に出演し、男女を問わず人気のある彼女。人生初の化粧品CMということで、普段のクールな雰囲気を一新し、キュートな表情をみせている。“ぽんぽんチーク”を絶賛気になるCM内容は、11月24日から新発売する“ぽんぽんチーク”を楽しんでいる様子が撮られており、「自分で言うのもなんですがとっても綺麗でした」とメイクの仕上がりを絶賛した。簡単でなじみがいい!透明感もアップ多く女性が頭を抱えていたチークの入れ方。どの位置につけたらいいのかわからない、適量を取るのが難しい、ナチュラルにぼかせない、などの悩みに真剣に向き合い、開発されたのが同新商品だ。使い方は、本体から取りはずした「チークナビ」を、小鼻の横に“ぽんぽん”するだけ!簡単なのにふんわりなじんで、思わず笑みがこぼれてしまう。また、血色がよくみえることで透明感もアップし、理想の肌へと近づく。カラーは、柔らかな色合いのピンク、ピーチ、オレンジに加え、華やかなローズとレッドをあわせた5色を用意。彼女のようにイメージチェンジをして、可愛らしい女性を演出してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王 プレスリリース(PR TIMES)
2015年11月21日トレンダーズは11月4日、吉田正樹事務所と動画事業における業務提携に至ったことを発表した。これにより同社は、動画マーケティングの事業領域を拡大したい考えだ。吉田正樹事務所とは、フジテレビ「夢で逢えたら」「笑う犬の生活 - YARANEVA!」など、数々のヒット番組を企画制作してきた吉田正樹氏が2009年1月に設立。TVも分かるクリエイティブカンパニーとして、Webを中心としたプロデュースや映像制作、インバウンドに強いYouTuberやタレントマネジメントを手がける。トレンダーズによると、企業のプロモーション・PRにおける動画の活用が注目を集め、動画制作ニーズが高まる一方で、制作した動画の視聴回数が伸び悩み、想定していた効果が得られないという課題を抱える企業も増加したほか、スマートデバイスとSNSの急激な普及により、動画を活用したプロモーションはSNS拡散が成否を決めるといっても過言ではいという。このような現状を踏まえ、同社は、企業のプロモーション動画の企画・制作において豊富な実績を誇る吉田正樹事務所と業務提携することで、SNSでより効果的に拡散される動画の企画・制作からPRまでをワンストップで請け負うことが可能に。今後、ユーザーアクションに加え、ユーザーインサイトの分析をさらに強化し、吉田正樹事務所の企画力を掛け合わせ、ターゲットユーザーへのリーチや拡散、共感を呼ぶ動画の制作を目指す。
2015年11月05日女優の吉田羊と木村佳乃が、黒木瞳の映画初監督作『嫌な女』(2016年公開)で、W主演を務めることが17日、明らかになった。吉田の映画主演は、本作が初となる。本作は、作家・桂望実氏の同名小説(光文社)を原作に、来年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を担当する西田征史氏が脚本を務める作品。人と打ち解けられないことから友だちができず孤独で真面目一徹な弁護士・石田徹子役を吉田、派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子役を木村が演じる。境遇や立場が正反対の2人を通して、女性の強さや友情をコミカルで感動的な人間ドラマとして描き出す。昨年7月期に放送されたドラマ『HERO』(フジテレビ系)で一気に知名度を上げた吉田。以来、ドラマや映画のオファーが殺到しているが、本作は「共演すらまだない大先輩黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話を頂いた時は自分の耳を疑いました」と本人にとっても予想外の抜てきだった。「かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品に掛ける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さをぜひ見たいとも思いました。脚本と登場人物がうなるほど魅力的で、これは何としても最高の作品にしたいという思いです」と気合をみなぎらせ、「共演者・スタッフの皆さまの胸を借りながら、丸裸で、瞳監督の情熱にぶつかっていきたいと思います」と意気込む。一方の木村も、「黒木瞳さんが映画の監督をされると聞いて、大変驚きました」と心境を伝え、「内容を知らない内から、ぜひやらせていただきたいと心躍っていました」と撮影を心待ちにしていた様子。「台本を頂いた後瞳さんにお会いして、監督のこの作品への強い想いを感じました。これから 大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、いまだかつてない緊張を感じております。とてもとても熱い夏になりそうです」と女優としての喜びを噛みしめている。2人の魅力について、黒木監督は「自分の殻にとどまらず、何かをみつけたい、何かを試したい、何かを成し遂げたいというエネルギーに満ちあふれた女優だと思っています」と説明。その印象は撮影がスタートしてからも「徹子を演じる羊ちゃんからは、忍耐力と理性とふところの深さを感じます」「夏子を演じる佳乃ちゃんからは、順応性と探究心、そして自由自在の瞬発力を感じます」と変わらなかったが、「お二人は、同じ画面の中に存在していても、まったく違う色の光を発します。そのふたつの光が交わったときは圧倒されます。私の言葉に耳を傾け芝居に入る徹子と夏子、スクリーンの中で、この夏の太陽より輝いている吉田羊さんと木村佳乃さんの『嫌な女』を、ご期待ください」と撮影前の予感は手応え、そして確信へと変わった。東映東京撮影所のほか、関東近郊でロケ。8月末にクランクアップ予定で、今秋の初号を予定している。
2015年08月18日女優の黒木瞳が監督に初挑戦し、桂望実のベストセラー小説を実写映画化する『嫌な女』。この度、女優の吉田羊、木村佳乃がW主演を務めることが決定。吉田さんにおいては本作が映画初主演作となることが分かった。石田徹子はストレートで司法試験を合格し、弁護士となった才媛。28歳で結婚をし、人も羨む幸せな人生…の筈が、仕事も結婚生活も上手くいかず、心に空白と孤独を抱えた日々を過ごしていた。そんなある日、婚約破棄で慰謝料を請求されたという女性が徹子の元に訪れる。女性の名は小谷夏子。徹子の同い年の従妹だった。夏子は初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまい、男をその気にさせる天才。彼女との未来を夢見た男は、いつの間にか自らお金を出してしまうのだ。徹子は子どものころから自分と正反対の夏子が大嫌いだった。しばらくぶりで再会した二人だったが、この日以来、徹子は生来の詐欺師の夏子に振り回され、トラブルが起こるたびに解決に引っ張りだされることになり…。原作は、境遇も立場も違う対照的な2人の女性の人生を鮮やかに描き出し、豊かな感動を呼ぶ傑作としてベストセラーとなった桂望実の「嫌な女」(光文社文庫刊)。日本を代表する女優の黒木さんが初めて映画監督を務め、女性の強さと友情をコミカルに、高らかに謳いあげた感動の人間ドラマを作り出した。主演には、実力派女優2人がキャスティング。人と打ち解けられず友達もいないまじめ一徹の弁護士・石田徹子役には、『ビリギャル』『HERO』と大ヒット作に立て続けて出演し、『心が叫びたがってるんだ。』ではアニメ声優初挑戦するなど活躍の幅を広げている吉田さん。派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子役は、『ホットロード』で主人公の母親を熱演、『星ガ丘ワンダーランド』でも母親役での出演を控える木村佳乃が演じる。主演の2人と黒木監督からコメントが届いた。■吉田羊共演すらまだない大先輩黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話を頂いたときは自分の耳を疑いました。かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品に掛ける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さを是非見たいとも思いました。脚本と登場人物が唸るほど魅力的で、これは何としても最高の作品にしたいという思いです。共演者・スタッフの皆様の胸を借りながら、丸裸で、瞳監督の情熱にぶつかっていきたいと思います。■木村佳乃黒木瞳さんが映画の監督をされると聞いて、大変驚きました。内容を知らない内から、是非やらせていただきたいと心踊っていました。台本を頂いた後瞳さんにお会いして、監督のこの作品への強い想いを感じました。これから 大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、未だかつてない緊張を感じております。とてもとても熱い夏になりそうです。■監督・黒木瞳吉田羊さんと木村佳乃さんは、自分の殻にとどまらず、何かをみつけたい、何かを試したい、何かを成し遂げたいというエネルギーに満ち溢れた女優だと思っています。お二人からは、「なんか、面白そう」という感想とともにふたつ返事でご出演を快諾していただきました。この、なんか面白そう、という大胆なお気持ちが、私はすごいなと思いました。いま、撮影が始まり、お二人まったく違うキャラを演じていただいています。徹子を演じる羊ちゃんからは、忍耐力と理性とふところの深さを感じます。これは、徹子を演じる上でも不可欠ではありますが、役柄なのかご本人なのか、私でさえ見間違うほど、虚実皮膜の間を自由に行き来する才能に惚れ惚れしてしまいます。夏子を演じる佳乃ちゃんからは、順応性と探究心、そして自由自在の瞬発力を感じます。画面の中から飛び出してくるんじゃないかという演技力には、ドキッとしてしまいます。ハンパない感受性に、私は、ついニタニタしてしまいます。お二人は、同じ画面の中に存在していても、まったく違う色の光を発します。そのふたつの光が交わったときは圧倒されます。私の言葉に耳を傾け芝居に入る徹子と夏子、スクリーンの中で、この夏の太陽より輝いている吉田羊さんと木村佳乃さんの「嫌な女」を、ご期待ください。『嫌な女』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日3D昆虫ドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』が7月11日(土)に公開を迎え、ナレーション、ボイスキャストを務めたDAIGOと吉田羊、撮影監督の栗林慧、鴨下潔監督が舞台挨拶に登壇した。この日、客席には多くの子供たちの姿も見られたが、初日に劇場に足を運んだ観客の中から100名に、昆虫好きで知られる哀川翔から、生きているカブトムシのつがいがプレゼントされるというスペシャルサービスを実施!これは哀川さん自身が飼育したカブトムシで、こうした映画のイベントで観客に生物がプレゼントされるのは初めてのこととなる。舞台挨拶では、吉田さんが開口一番「“YSDY”吉田羊です」とDAIGOさんのお株を奪う“DAI語”を炸裂させる。負けじとDAIGOさんも、今回のオファーが届いた時の心境について「わかりやすく言うと“TK”って感じでしたね」と語るが、これを司会者は「そうですか。次に吉田さんは…」と華麗にスルー!DAIGOさんは慌てて「そこスルーされちゃうと…!」と抗議し、改めて「TK」について「ついに来たかってことです」と説明するが、この微妙なやりとりに吉田さんが「喋りづらいなぁ…」とポツリと漏らし、会場は爆笑に包まれた。撮影監督の栗林さんは本作の撮影の苦労について「世界初の昆虫3Dということで、(適した)カメラがなかった。風景や人物を撮る3Dカメラはあっても、小さな昆虫を撮れるものがなく、世界中を探して医療用の内視鏡の3Dレンズに行き着きました。レンズが固定されているのでピントを合わせることができず、大変でした。カマキリなどの大きな昆虫を撮るには、苦心してカメラそのものを作りました」と明かした。鴨下監督も「昆虫には演出できないので、ワンチャンスを撮り逃さないようにした」と苦労に満ちた撮影を振り返っていた。最後の写真撮影は、DAIGOさんも吉田さんも、哀川さんに贈られた本物のカブトムシを手に行われた。「小学生の頃、桜の木に毛虫が大量発生し、30センチ四方の箱に毛虫を詰めて母にプレゼントしてこっぴどく叱られた」という“武勇伝”を持つ吉田さんも、一切、怖がることなくカブトムシを触っていたが、DAIGOさんのカブトムシが突然、飛び立つというハプニングが!さらに吉田さんのカブトムシも飛んで壁に張り付いてしまい、思わぬ事態に会場は笑いや子供たちの歓声に包まれた。『アリのままでいたい』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月11日集英社は1月26日、女子レスリングで活躍する吉田沙保里選手の初エッセイ「明日へのタックル!」を発売する。吉田沙保里選手はアテネ、北京、ロンドンのオリンピック3大会で金メダルを獲得したほか、現在も世界選手権を含めた世界大会15連覇の記録を更新し続けている。今回発売する「明日へのタックル!」では、世界トップレベルのアスリートとして、また30代の1人の女性としての考えや、レスリングを始めた子供時代の思い出をはじめとするこれまでの歩みがつづられている。その他、連勝記録が途絶えて初めてわかったことや、3つの金メダルの裏にあった苦悩、急逝した最愛の父への思いについても語られている。価格は1,200円(税別)。
2015年01月23日