女優の山崎紘菜が1日、開催中の「第32回東京国際映画祭」で行われた大林宣彦監督最新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(2020年4月公開)の舞台挨拶に、大林監督、常盤貴子、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲とともに登壇。「この映画で、私の夢を全部叶えてくださった」と大林監督への感謝の思いを語った。2016年にステージ4の肺がんで余命3カ月と宣告を受け、それからも映画を撮り続けている大林監督の最新作は、今夜限りで閉館する最終オールナイト上映で3人の若者たちが映画の世界にタイムリープするファンタジー。20年振りに古里「尾道」で撮影を敢行した。『花筐/HANAGATAMI』など、これまでも大林監督作品に出演してきた山崎。本作では「4つの役という大きな課題をいただいた」と明かし、「最初は自分にできるのかなと不安でいっぱいだったんですけど、とても楽しく演じさせていただきました」と撮影を振り返った。そして、「実は私、密かに『ミュージカルをやりたい』、『アクション映画に出たい』、『方言を使う役柄を演じてみたい』と思っていたんです。そうしたら監督がこの映画で、私の夢を全部叶えてくださって、本当にありがたいなと思いました。夢を叶えてくださってありがとうございました」と監督に感謝。山崎の話を聞いていた監督は、「琉球の言葉を語ってくれています。とても素晴らしいですよ」と本作での演技を称えた。
2019年11月01日「第32回東京国際映画祭」特別功労賞に輝いた大林宣彦監督が1日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた贈賞式に出席。「これから3000年は生きたい」「あと2000年、3000年は(映画を)作り続けていきたい」と映画作りへの意欲を語った。国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい人に贈られる “特別功労賞”。2016年にステージ4の肺がんで余命3カ月と宣告を受け、それからも映画を撮り続けている大林監督は、「自主映画、CM、長編映画と長年に亘り、多彩で膨大な数の映画・映像作品を世に送り出し、今なお新たな試みにチャレンジするその存在は正に圧倒的である」として受賞した。贈賞式で監督は「ありがたいですね」と喜び、トロフィーを受け取ると「文化に関する貴重な功労賞というのものをきちんといただきました。すごいね! 重いですよ」と笑顔。大林監督作品に多く出演している常盤貴子も駆けつけ、花束を贈った。大林監督は「今まで人間がやったことより、やらないことのほうがいっぱいある。やらないことをやれば、星の数ほど、それ以上面白いことができる」と言い、「まだこれから3000年は生きてやらなきゃなと、文化功労賞を受賞しまして、しみじみと思いを新たにしています」とさらに制作意欲が増したよう。観客から「可能な限りずっと映画を作り続けますか?」と聞かれると、「未来のことは誰にもわかりませんが、あと2000年、3000年は作り続けていきたい。あの戦争を知っている私が、知らない若い人たちのために映画の学校でハラハラドキドキ、ワクワク、感動的な物語を作り出してお見せしたい」と熱い思いを語った。贈賞式は、大林監督の最新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の舞台挨拶とあわせて行われ、大林監督と常盤のほか、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、山崎紘菜も登壇した。
2019年11月01日ICD“TREND blast「URABAN ZEN」”ASCH檀渓通店大林敬幸がグランプリを受賞しました!!2019年6月2日にパリで開催された「髪のパリコレ」とも言われるICDの世界大会におきまして、弊社の大林敬幸(檀渓通店勤務)がグランプリを受賞!2,000を超える加盟サロンの美容師の中から予選、パリで開催されたファイナルステージを見事に勝ち抜き、22歳にして世界一の称号を手にすることができました!ICDとは?ICDとは設立90年を迎える美容家の国際機構「INTERNATIONAL DES COIFFEURS DE DREAMS(インターコワフュール)」の名称です。世界のヘアファッションネットワークを構築し、年に一度フランス・パリでイベントを開催しています。インターコワフュールに加盟し、それぞれの国でヘアファッションをリードするサロンの数は2,000を超えています。その中から予選を勝ち抜き、日本代表として出場した大林敬幸が見事グランプリに輝きました!大林敬幸経歴(愛知県名古屋市出身)2014年◇入社2017年◇NHDKウィッグカットコンテスト3位、フォトコンテスト入賞2018年◇NHDKコンテスターセミナーNHDKウィッグカットコンテスト入賞アジアビューティーエキスポ出演ヘアショーエラノーム出演2019年◇ギョウムファンデーションアジアリージョンヘアショー日本チーム参加ICD TREND blast「URABAN ZEN」優勝日本・世界の美容業界から注目されているトータルビューティーサロンASCH(アッシュ)ASCHではヘアのみに限らず、ヘッドスパ・エステ・ネイルなどの各分野のスペシャリストが揃っています。名古屋市内に4店舗展開しているので(檀渓通店、名駅店、八事店、滝の水店)、お近くの店舗に是非一度足をお運びください☆◆店舗情報・ASCH檀渓通店名古屋市昭和区檀渓通3-7予約専用TEL: 050-3759-2854(ご予約以外のお客様はこちら:052-842-1172)駐車場:39台有・ASCH名駅店名古屋市中村区名駅2-45-19 桑山ビル1F予約専用TEL: 050-3759-2850(ご予約以外のお客様はこちら:052-561-6226)駐車場:無し、近くにコインパーキングがございます・ASCH八事店名古屋市瑞穂区弥富町清水ケ岡41予約専用TEL: 050-3759-2873(ご予約以外のお客様はこちら:052-861-7017)駐車場:15台有・ASCH滝の水店名古屋市緑区上旭2-105予約専用TEL: 050-3759-2857(ご予約以外のお客様はこちら:052-892-6100)駐車場:30台有、第2第3駐車場有・営業時間火~土9:00~21:00日のみ 9:00~19:00祝日の月曜日(9:00~19:00)・定休日毎週月曜日※祝日の月曜日は営業します
2019年07月18日今回、お店をご紹介してくださるのは……【SUGALABAO】店主・須賀洋平氏1976年、愛知県生まれ。ジョエル・ロブション氏のもと、世界各地でグループの新店立ち上げに携わる。2014年に帰国し、翌年、東京・神保町に【SUGALABO】開設。会員制でゲストをもてなすかたわら、様々な分野で活動。須賀洋平氏がオススメするお店門前仲町【みかわ是山居】理論と技の両輪で織りなす至高の味。生ける伝説が手がける最高峰の天ぷら身はふっくらと柔らかく、表面は香ばしく。驚きの旨みを内包する店の代名詞『穴子』15歳で修業をはじめてから古希を迎える今年まで、一日たりとも休んだことはない。早乙女哲哉氏は、こともなげにそう言います。天ぷらという食文化の成熟に大きな影響を与えた伝説的職人。そんな巨匠は、今日も変わらずに厨房に立ち続けます。味だけにとどまらない、カウンター越しに見る名人の技一本の天ぷらで驚きの変化と深みを表現する『アスパラガス』使用する魚介は、年間通して8割方が江戸前。入江が深く、波が立たず、かつ250もの河川が流れ込み植物性プランクトンが豊富な東京湾。そこで育つ小魚は皮が薄く小骨は小さく、天ぷらという料理に適しています。コースの主役は江戸前の魚介ですが、脇を固める旬野菜も吟味し尽くした逸品揃い。さらに秋の松茸、春の山菜など、その季節だけの楽しみも待っています。コースの最後には、貝柱がたっぷりの『天丼』をオススメした須賀氏の声みかわ是山居【エリア】深川【ジャンル】和食全般【ランチ平均予算】10500円【ディナー平均予算】17000円【アクセス】門前仲町駅 徒歩8分▼須賀氏のお店【SUGALABO】店舗詳細SUGALABO(スガラボ)【エリア】新橋【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30,001円~【アクセス】神谷町駅
2019年07月11日結城洋平が主宰を務める「結城企画」。その第3回公演『瞬間、今、おれ、わたし、やるっきゃない』では家族をテーマにコメディを繰り広げる。結城と、出演する吉田ウーロン太のふたりに聞いた。結城企画 第3回公演『瞬間、今、おれ、わたし、やるっきゃない』お互い初共演となるふたり。「大歳倫弘さんと家族をテーマに三兄弟の話にするとなり、お兄ちゃんになる人はどんな人がいいかと探していた時に、ウーロン太さんがお兄ちゃんだったらめちゃくちゃ楽しそうだなと思った」とオファーした心境を語る結城。吉田は「結城くんの出演していた『南の島に雪が降る』という野外舞台がとにかくすごくて、出演者みんながパワフルで輝いていました。なので結城くんもギラギラした人間なんだと思っていました」と印象を述べる。テーマとなる家族について「今まで自分の家族は意識していなくても家族だった。結婚してから、自分の家族を初めて客観的に見てみると今まで当たり前だった家族の暖かさとか、お母さんの愛のあるお節介に気がついた。客観視できるようになって発見したことを、新しいかたちで劇にしたいです」と結城。吉田は「子供ができたら家族の形も変わりました。俳優は自分の身体あっての話だなと思っていたんですが自分の命より大事なものができちゃったら、自分の命は二の次になるんです。だからこの舞台も命がけでやっても構わないと思ってます(笑)!」と意気込みを語る。また結城企画ではプロデュース面も担う結城は「大歳さんは役者に寄り添って作品を創ってくれる方なので、先の読めない展開を一緒に創っていくのは楽しくなりそう。小劇場B1にしたのも、家族を俯瞰で見るような、観察しているような感覚になれたら面白いよねということで選んだんです」と思いを明かす。吉田は「家族の中身が舞台上で展開されていって、どう家の壁を取っ払っていくのかなというのがお客さんに見えてもらえたら嬉しいなと思います」と見どころを述べた。吉田扮する長男と、結城扮する次男に挟まれる長女役に望月綾乃、次男の友人役に満間昂平を迎え、“未体験家族劇”とうたう今回の作品は予想だにしない展開になりそうだ。「いつかやりたいなっていうものは、いつかにしていたらほんとにいつかになってしまうので、ウーロン太さんに声かけるっきゃない!と思いこのキャスティングが実現しました。この期間やっている東京の演劇の中で一番おもしろいと思うので、あなた、観に来るっきゃない!」と結城も気合が入る。公演は5月27日(水)から7月1日(日)まで小劇場B1にて上演。チケットは5月12日(土)から一般発売がスタートする。
2018年05月11日東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で28日、映画『花筐』(12月16日公開)の舞台挨拶が行われ、肺がん闘病中の大林宣彦監督が本作に込めた思いを語った。大林宣彦監督がデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げていた幻の脚本を40年の時を経て映画化した『花筐』。檀一雄の純文学『花筐』を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。大林監督は自身を「敗戦孤児の世代」といい、「私たちが日本の平和を作らなきゃいけないということで、みんなわけもわからず今までだれもやらなかったことをやりながら生きてきた」と説明。「映画でもプロにはならないで、私は一生アマチュアとして、弱者の立場から自分の個人史、日記みたいな映画を作ってきた」と続け、自身の肩書きが"映画監督"ではなく"映画作家"である理由もそこにあると話した。舞台挨拶には、主演の窪塚俊介をはじめ、長塚圭史、矢作穂香、山崎紘菜、常盤貴子、村田雄浩、岡本太陽も出席。常盤は「なんてやんちゃな監督。こんなに自由に広げてくる監督って世界に今までいたのかなと思うくらい。映画の可能性を広げていただいた」と監督に感銘を受けたいう。窪塚も「(演じた)俊彦は16歳。僕35歳ですからね。キャスティングに関しても自由度がこんなに」と驚いたそうで、同級生役を演じた長塚も「40過ぎてあんな役をやれると思いませんでした」と笑った。キャスト陣から自由さを明かされた大林監督は、遊びが制限されていた戦時中に感じた不自由さを打ち明け、「自由に遊べることが子供であることの一番の証。戦争が終わったあとは、せめて自分が平和に役立つとするならば、自分が信じる映画くらいは自由に作らせてほしいということで、本当に自由に映画を作らせていただきました」と自由に対する強い思いを語る。そして、「ブレないで、そういう敗戦少年の思い出をずっと描いてきましたが、どうもそういう映画がまた作れなくなるんじゃないかと怯えております」と将来的な抑圧を危惧。「3年後にこの映画を作ることが許されるだろうか。今こそ自由の尊さを表現したいということでこしらえたのがこの映画です」と語った。
2017年10月29日女優の常盤貴子が28日、東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で行われた映画『花筐』(12月16日公開)の舞台挨拶に、大林宣彦監督、主演の窪塚俊介らと出席した。大林宣彦監督がデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げていた幻の脚本を40年の時を経て映画化した『花筐』。檀一雄の純文学『花筐』を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。窪塚演じる主人公・榊山俊彦の叔母役を演じる常盤は、「大林宣彦監督の脳内のフィルターを通ると純文学ってここまで行間が広がるんだ、純文学って幅広いなと思った」と、原作と撮影台本を読んだときの驚きを告白。「さらに完成した映画を見たときに、なんてやんちゃな監督なんだと。こんなに自由に広げてくる監督って世界に今までいたのかなと思うくらい」と続け、「映画を知り尽くしているからだと思うんですけど、それにしてもまあ、自由にやんちゃに好き放題。すごく感激しました。映画の可能性を広げていただけた気がする」と感動したという。また、自身が出演した大林監督作品『野のなななのか』(2014年)を最近見た際に、「当時は何も考えなかった部分が、時間がたって今、すごく涙が出たシーンがあった」と言い、「この映画もきっと、来年、5年後10年後とどんどん変わってくると思うので、その都度その都度、みなさんの人生の中で見ていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。舞台挨拶には、常盤、大林監督、窪塚のほか、長塚圭史、矢作穂香、山崎紘菜、村田雄浩、岡本太陽が出席した。
2017年10月28日バレーボール選手時代から変わらないスリムなスタイルと、いつも爽やかな笑顔が印象的な、大林素子さん。現在は女優としても活躍中です。笑顔の秘密とライフスタイルをのぞいてみたくて、ご出演中の舞台『MOTHER〜特攻の母鳥濱トメ物語〜』の稽古場へお邪魔。それも、本番を控えた舞台の上でインタビュー!LIMIA読者だけに、特別にプライベートのことまで教えていただきました。9年続けている舞台はもはやライフワーク大林素子さんは、言わずと知れた、元全日本女子バレーの選手。取材では現役アスリート時代の話も聞いてみたいと思っていましたが、目の前に登場した大林さんは、物腰こそやわらかいけれど、空気感は舞台女優そのもの。一気に、過去ではなく“いまここにいる大林さんの世界”に惹きこまれ、深く知りたいと思いました。――いよいよ舞台『MOTHER』も9回目となるんですね。「はい。今年で9回目ですが、毎年出演者が変わるので、その年ごとの『MOTHER』があるんです。物語は、戦時中の特攻隊の青年たちが通う食堂で、母のように慕われた女性・鳥濱トメさんを中心にしたお話なんですね。始めたころの私はまだトメさんよりも年下で、近い世代が多くいましたが、今はもう、私はトメさんの年齢を追い越しましたし、青年役の役者たちともほぼ親子に近い感じ。そういう点でも、回を重ねるごとに自分自身が成長していけたらなと思っています」――出演する役者さんたちは50人以上いらっしゃるそうですね。そのなかで主役を張る毎日は、ストレスが溜まらないわけがないと思うのですが、どうやってストレス発散していらっしゃいますか?「自分のことを考えるのは二の次で(笑)まずは、スタッフ、キャストさんが良い状況、環境になることが第一なので良いストレス、有り難いストレスと思っています。ちなみに肩から足まで凝り固まってますよ〜(笑)。でも、本当に幸せな板の上に立たせて頂いていることに感謝の日々です」――舞台が終わるまでは一時も気を抜かないストイックな精神力は、日本を代表するアスリート経験をお持ちだからこそ、より強くていらっしゃるのかもしれません。セルフケアは特別なことだと思わず、必要なことにしてしまう――ズバリ、ずっと変わらないスリムなプロポーションの秘訣はなんでしょうか。「よく、女優さんやモデルさんが、特別なことは何もしてないって言うでしょ?そんなことはなくて、みなさん、ちゃんとやってますよ」――やっぱり!?「でも、人様の前に出る職業の身としては、本当に特別なことじゃないんです。例えば今の私なら、睡眠時間をなるべく工夫して取ったり、体に合うサプリメントを摂ったり、マッサージに行ったりしてるんですね。でもそれは特別なことではなく私にとって必要なことで、毎日当たり前に、バレーボールの現役時代からルーティンとしてやっているんです。自分がベストでいることは当たり前で、女優さんやモデルさんにとっての美容も、同じなんだと思いますよ」――女優さんやモデルさんにとって、いつも美しくいることもお仕事のうち。言われてみると、セルフケアも特別ではなく必要なことですね。1日1食がベスト。温かいきのこがあればいい――スポーツキャスター・女優業を始められてから、新たに取り入れたセルフケアはありますか?「喉のケア、ですね。アスリートのころは大丈夫だったのですが、スポーツキャスターや女優をやるようになってからは、どちらも1日中声を使うので、毎日のうがいや喉の保湿、外出時のマスクは欠かせなくなりました。あと、この舞台中はずっと裸足に草履なので、足が冷えるんです。なので寝る時は、足を温めるアイテムを使います」――確かに少し赤くなっていて、寒そうに見えます。体を温めるために、食事にも気を遣っていらっしゃいますか?「野菜をはじめ、基本的に温かいものを食べるようにしています。とくにきのこが大好きで、すっごくよく食べます!炊飯器に入れて炊き込みご飯にしたり、エリンギや舞茸、えのきなどとあわせてレンチンして、ポン酢と一味をかけて食べたりしています。タンパク質が欲しいときは、卵や納豆とご飯、それだけで十分です」――1日3食とも、そのような食生活ですか?「食事は朝と夜の2食か、もしくは夜1食だけのことが多いです。シャンパンや日本酒が大好きなので、それを夜の楽しみにして、朝に野菜とジュースなどでと昼は食べませんね。ちなみに劇中で食事のシーンが私は3回、2公演で6回も物を食べているのでお腹すかないのです!!」――え?朝も昼も食べて、夜はお酒でもいいのでは?(取材陣一同うなずく)「人それぞれに合うやり方があるとは思うんですが、私の場合、お腹をいっぱいにしちゃうと動きが重たくなっちゃうんです」――自分には「食べ過ぎると動きが鈍くなる=食べない」という選択肢がまったくないことに気づきました(笑)。とにかくピンクLOVE!お部屋は大好きなピンクで統一――ご自宅のインテリアにも大林さん流のこだわりがありますか?「まず、お部屋にはそこまでいろいろ置かない派ですね。でも、ピンクが大好きなので、部屋じゅうピンクだらけ。もう、ピンク一色です」――もっともお気に入りのピンクの家具は?「ピンクのソファ!〔大塚家具〕で買いました。ちょっと奮発しましたけど、とっても気持ちいいですよ」「ピンクが好き」とおっしゃったときの、2倍になった大林さんの笑顔がとても印象的でした。声のトーンも上がって、本当にお好きなんだな、ということが伝わってきました。インテリアもセルフケアも、特別じゃなくて自分に必要なもの、自分に心地よいものを取り入れる。それが充実した毎日と笑顔をつくる基本だと、大林さんに教えていただきました。【大林素子(おおばやしもとこ)】1967年6月15日生まれ。東京都出身。八王子実践高等学校を卒業後、バレーボール全日本女子選手として活躍する。現役を引退した後は、モデル、スポーツキャスター、女優として活動。ミュージカルを中心に、積極的に舞台をこなす。●聞き手力武亜矢●カメラ柏木鈴代MOTHER 〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜
2017年10月18日俳優・結城洋平による結城企画第一回公演『ブックセンターきけろ』 が11月下北沢・Geki地下Libertyにて上演される。「劇団プレステージ」で10年間活躍した後、2年間フリーの役者として経験を積んできた結城が、今回脚本・演出として迎えたのは「ヨーロッパ企画イエティ」の脚本・演出を務める大歳倫弘。出演者には「ナイロン100℃」の眼鏡太郎、劇団「ゴジゲン」の目次立樹を迎え、結城自身も出演する。結城と大歳に本作について話を聞いた。【チケット情報はこちら】結城は、大歳をはじめ、出演者やスタッフを「“ボーボー”と燃える真っ赤な炎というより“メラメラ”と燃える青い炎の持ち主」と表現する。そんな彼らと作品を創り上げるにあたり、「2年間で自分がやりたい事をたくさん発見しました。それを形にしていきたく、結城企画を立ち上げました。今まで糧になっているもの、2年間でインプットしたものを、この企画でアウトプットしていきたいと思っています」(結城)一方、大歳は結城のことを「見た目もシュっとしてスマートですが、なぜかバッチリな二枚目に見えない不思議な人です。多分、心が二枚目じゃないのかな、と(笑)。でも、信念というか人としての芯はすごく強くて、頼もしい人だと思いました」(大歳)東京のはずれにある、まるで延命措置をされたようなさびれた本屋「ブックセンターきけろ」を舞台に、そこで働く賞味期限が迫った3人の男たちが、自分の人生を変えるかもしれない1冊の本と出会うところから始まる……。作品づくりの様子を聞くと、最初の打ち合わせで結城から大歳へ無茶なお願いがあったとか。「一番にお伝えしたのは、みんな持っているのに目に見えない脳みその中の“記憶”をテーマにやりたい、ということでした。脳内スペクタクルを形にしてほしいという無茶なお願いにも関わらず、次に会った時には、世の中に対して少し穿った見方をする大歳さん独特の感覚で、さっそく形にしていただきました。本屋というミニマムな場所から、人生を変えるかもしれない広い世界への期待感に、今はたまらなくワクワクしています。」(結城)タイトルについて大歳は「ローマ時代に活躍したキケロという哲学者の名前からお借りしています。この人が弁論をするときに使っていたある技術が、このお芝居の軸になります。“きけろ”という響きもかわいいですし、そのかわいさと哲学者の難しい感じとのギャップに惹かれ、なんとしてもタイトルに使いたくなりました」「稽古場では男4人。少人数だからこそ稽古で作り上げた濃密な世界とエネルギーを全身全霊で表現できれば」と語る結城からも、メラメラする青い炎を感じた。この秋、彼らが創る舞台をこの目で確かめたい。公演は11月11日(金)から13日(日)まで下北沢・Geki地下Libertyにて。なお、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを9月20日(火)午前11時まで受付中。
2016年09月15日今春放送スタートが決定しているTVアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期<デス・バスターズ編>の新キャスト発表会がニコニコ生放送にて配信され、新キャストがお披露目となった。注目の外部太陽系戦士、天王はるか/セーラーウラヌス役は皆川純子、海王みちる/セーラーネプチューン役は大原さやか、土萠ほたる/セーラーサターン役は藤井ゆきよが務めることが明らかにされ、そのほかの新キャストも同時に発表。番組には多くの祝福コメントが寄せられた。『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期<デス・バスターズ編>は武内直子氏による原作コミックス完全版第5巻・第6巻を映像化するもので、セーラー戦士と、謎の組織 デス・バスターズとの戦いが描かれている。セーラームーンやセーラーちびムーンといったおなじみのメインキャラクターに加えて、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラーサターンら人気の外部太陽系戦士たちが登場し、遂に10戦士が勢揃いする。ニコ生には、引き続きセーラームーン役を演じる三石琴乃、新キャストに抜擢されたセーラーウラヌス役の皆川純子とセーラーネプチューン役の大原さやかの3名が生出演し第3期への意気込みやアフレコ現場秘話が語られた。新たにセーラー戦士となった皆川と大原は役が決まった連絡を受けた際にお互いに連絡をして喜びを共有したことや、アフレコの際はいつも隣に座り、一緒に帰っているなど、2人の仲の良さを見せつけた。さらに、本日1月27日に誕生日を迎えた天王はるか(セーラーウラヌス)を祝って、大原から皆川にセーラーウラヌスのイメージカラーのブレスレットがサプライズプレゼント。2人の仲の良さを見せつけられた三石は「まもちゃん……」とつぶやいて笑いを誘った。本日発表会に参加出来なかった藤井ゆきよは映像コメントでの登場となり、セーラーサターンについて「まだ(実感が湧かず)正直信じられないですが……セーラームーン20周年プロジェクトという事で愛され続けてきた作品に携われるので誠心誠意頑張らせて頂きます!」と意気込みを語った。さらに番組内ではウラヌスとネプチューンの掛け合いも披露され、息ぴったりなやりとりで番組は大いに盛り上がった。アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期<デス・バスターズ編>は今春より放送開始予定。○アニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期<デス・バスターズ編> - おもなキャスト月野うさぎ/セーラームーン役 : 三石琴乃水野亜美/セーラーマーキュリー役 : 金元寿子火野レイ/セーラーマーズ役 : 佐藤利奈木野まこと/セーラージュピター役 : 小清水亜美愛野美奈子/セーラーヴィーナス役 : 伊藤静ちびうさ/セーラーちびムーン役 : 福圓美里冥王せつな/セーラープルート役 : 前田 愛天王はるか/セーラーウラヌス役 : 皆川純子海王みちる/セーラーネプチューン役 : 大原さやか土萠ほたる/セーラーサターン役 : 藤井ゆきよタキシード仮面/地場衛役 : 野島健児ルナ : 広橋涼アルテミス : 大林洋平ダイアナ : 中川翔子カオリナイト : よのひかり土萠教授 : 桐本琢也ファラオ90 : 土師孝也<ウィッチーズ5>ミメット : 長久友紀ユージアル : たかはし智秋ビリユイ : 本泉莉奈テルル : 大空直美シプリン : 庄司宇芽香(写真:木場 ヨシヒト)
2016年01月27日NECは5月28日、大林組がコンピュータ・シミュレーションによる高精度な地震動などの評価技術を迅速に設計に活かすため、NEC製ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-ACE」を導入したと発表した。NECによれば、最新型ベクトルプロセッサを搭載したコンピュータの導入はゼネコンで初だという。大林組では、従来、NEC製「SX-8R」を用いたシミュレーションに加え、大容量メモリを必要とする高解像度のシミュレーションに関しては、公共研究機関が保有する高性能計算機や、民間のクラウドコンピュータサービスを利用してきたが、社外のコンピュータは利用時期など、自社のコンピュータに比べ制約が多いことが課題だったという。これらの課題を解決するため、自社のコンピュータを更新し、「SX-ACE」(32ノード、最大性能8.21TFLOPS)を導入した。大林組では、長周期地震動が建物に与える影響を評価や風荷重評価などに利用する。同社では、これまで360度全風向の計算は、シミュレーションの実施に数カ月を要するため困難で、風洞模型の実験に頼らざるを得なかったが、「SX-ACE」では、同計算を約2週間で実施することができ、模型製作・実験の手間、コストを削減することができるという。
2015年05月28日大林組は5月11日、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で航空宇宙産業向けカーボンナノチューブ(CNT)の宇宙環境曝露実験を開始すると発表した。CNTは軽量でありながら機械強度、弾性力、電流密度耐性、熱伝導性に優れた素材として注目を集めている。現在は電池材料などとして使われ始めており、将来的には橋梁のケーブルや宇宙機の機体など、幅広い用途での利用が期待される。しかし、使用環境がCNTにどのような影響を与えるかはほとんど知られておらず、紫外線、放射線、原子状酵素などによって劣化する可能性がある。静岡大学および有人宇宙システムと共同で実施する今回の実験では、直径約20nmの多層カーボンナノチューブ繊維をより合わせた複数の試験体を宇宙環境へ曝露する。曝露期間は試験体によって1年間または2年間を想定しており、曝露後に回収し、機械的強度や外観、事前に設けた欠陥箇所の変化などを観測することで、原子状酸素、放射線、紫外線などの影響を調査する予定だ。
2015年05月11日NTTコミュニケーションズと大林組は、IoTの取り組みの一つとしてクラウドと機能素材"hitoe"を用いた衣服を活用した、作業員向け安全管理システムの有用性を実証すべく、2015年4月から本格的な実験を開始すると発表した。"hitoe"はNTTと東レが開発した、着衣するだけで心拍数や心電位を取得できる機能繊維素材。この安全管理システムにより、気温の上昇に伴う作業員の熱ストレス(外部の気温が身体に負荷をかけていること)を可視化することで、作業員本人や管理者などが体調管理や事故防止を目的とした対策や判断ができるようにする。建設現場においては、屋外作業が続く夏の作業環境は大変厳しく、また作業員の高齢化も進んでいるため、事故防止の観点から作業員の体調を管理し建設現場の安全を確保する取り組みが必須だという。そこで、建設現場のワークスタイル変革を推進する大林組は、クラウドベースの安全管理システムを開発したNTT Comと共同で、上記課題を解決するために、実際の建設現場での作業員の心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得とモニタリングの有用性について実証実験を行うことにしたという。実証実験では、すべての作業員の体調をリアルタイムに把握・分析し、事故を防止するには、[1]作業中のバイタルデータを長時間継続してモニタリングする、[2]複数の作業員を同時にモニタリングする、[3]バイタルデータを解析し、その結果に応じリアルタイムに通知する、という3つの技術要件が必要で、NTT Comと大林組は、2015年2月に技術要件[1]についての実証実験を行った。実験では機能素材"hitoe"を使い、作業中の作業員の心拍数などのバイタルデータを、試験的に実際の労働時間である8時間以上にわたり継続して取得・モニタリングを実施した結果、長時間のバイタルデータのモニタリングに成功したという。技術要件[2]、[3]の確認については、2015年4月から開始する実証実験で確認する。技術要件[2]、[3]の確認には、作業者の体調をモニタリングするウェアラブルセンサとバイタルデータを分析するシステムが必要で、ウェアラブルセンサには、作業中のバイタルデータの長時間モニタリングを実現した機能素材"hitoe"を活用。システムには、NTT Comが独自に開発したクラウドベースのヒューマンセンシングシステムの一つである安全管理システムを利用する。このシステムでは、熱ストレス推定、疲労推定、姿勢推定、リラックス度推定、リフレッシュ度推定など様々な分析・通知が実現可能だという。本実証実験において、大林組は、これまでの安全管理手法とNTT Comが開発した安全管理システムとの検証を行い、より安全で合理的かつ経済的な管理体制作りに向け、建設現場用のカスタマイズ項目の抽出や、耐久性、操作性などの確認を、NTT Comは上記クラウドベースの安全管理システムの実現において重要となる、外部からの攻撃や侵入を防ぐセキュアな通信環境や各推定技術の精度向上などに関する検証、及び、実際の作業環境における操作性、使いやすさの確認を行うという。
2015年03月26日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は3月18日、大林組向けに建築物の事前検証用のMR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL」を構築したと発表した。「MREAL」は周囲の風景と建築物の3D-CGを利用者の立ち位置や視線の動きに合わせリアルタイムに映像を合成するシステム。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の左右に搭載されたカメラが、見ているヒトの視点で現実の映像を取り込み、そこにコンピューターでCGを合成して映し出すことで、「目の前に実物がある」かのような視覚体験を可能とする。大林組では同システムを、設計やデザインを直感的に確認したり周囲の建築物との比較に活用。建設前から発注者と正確なイメージ共有が可能となったほか、インテリアを検討する際など、発注者の意思決定の迅速化につなげることができた。今後は外観や室内だけでなく空調配管や耐震構造など、これまで言葉や図でしか説明することができなかった表から見えない構造的な部分への「MREAL」活用を検討していくという。キヤノンMJグループは今後「MREAL」やCADを中心とする3D関連商品などを含めた3Dソリューション事業において2017年の売上100億円以上を目指すとしている。
2015年03月18日大林組は2月16日、東京都綾瀬市の技術研究所においてスマートエネルギーシステムを完成させたと発表した。同システムでは820kWの太陽光発電システムに加え、これを安定かつ有効に活用するために出力500kW、容量3000kWhの大型蓄電池と、450kWのマイクロコンバインド発電システムを導入。これにより商用電力のピークを3割以上低減し、電力負荷の平準化やエネルギーコスト削減を目指す。発電・蓄電・節電をコントロールするEMS(エネルギーマネジメントシステム)は、気象状況や機械の稼働状況、過去の運用実績などのデータを解析することで電力需給を予測するとともに、太陽光発電量の予測機能を有する。また、在勤者から建物の使用予定をリアルタイムで収集し、予測の基礎データに反映するほか、電力の逼迫時には在勤者に向けてメールを発信し使用量の低減を図る行動を促す。同社は、スマートエネルギーシステムの運用を通じてノウハウをパッケージ化し、計画から運用・管理に至るまでのサービスを提供することで、顧客のエネルギーコストの削減と省CO2の実現、さらには持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
2015年02月16日大林素子が183CMの中村俊介似のイケメンとゴルフデート!元バレーボール全日本代表選手でタレントの大林素子(44)が兵庫・淡路島洲本温泉のホテル「海月館」で常務を務める14歳年下の男性とのゴルフデートを15日発売の写真週刊誌「FLASH」が報じた。「FLASH」によると、大林と噂の男性とは、神戸市の名門ゴルフ場で熱々のゴルフデートをした後、大林の宿泊するホテルに姿を消したという。「芸能界一結婚できない女」の結婚は?女子バレーボールで活躍していた頃の大林はアイドル的な人気があったが、芸能界に入ってからは「芸能界一結婚できない女」と言われるようになり、大林自身も自虐ネタを披露している。噂の男性は?「海月館」で常務を務める30歳のお相手は、身長183CMと大林より1CM身長が高い。ホテルの従業人によると、若いのに貫禄があり、思いやりがあり、気遣いが出来る人と高評価。また、ルックスも中村俊介似で若い娘にもおばさんにもモテるという。大林の周囲の反応この、ロマンスの噂を受けて、大林の友人や周囲はこのビッグチャンスを逃したら、もう二度と無いからと二人の結婚に乗り気だという。元の記事を読む
2012年05月16日「ぴあ」調査による5月11日、12日公開の映画・満足度ランキングは、松雪泰子主演、大林宣彦監督の新作『この空の花 長岡花火物語』がトップに輝いた。2位に伊坂幸太郎の小説を中村義洋監督が映画化した『ポテチ』が、3位に知られざる児童養護施設の日常を映し出した『隣る人』が入った。その他の写真1位の『この空の花…』は、“復興、追悼、祈りの花火”として打ち上げられる長岡花火に込められた人々の想いを描く人間ドラマ。出口調査では「半ドキュメンタリーでリアリティがあって、考えさせられる」「大林監督の新しい一面が観られ、良い意味で期待を裏切られた」「監督の考え方に感銘を受けた。自分の人生のターニングポイントになる映画となった」「私は戦争を知らない世代なので、こういう作品を作ることのできる監督や俳優の存在はとても貴重だと思う」「平和への強い願いを感じることができた。若い人たちに観てほしい」など、10代から80代までの観客から高い満足度を集めた。2位の『ポテチ』は、『ゴールデンスランバー』など伊坂幸太郎作品を多く映画化してきた中村義洋監督が濱田岳を主演に迎えて描くヒューマンドラマ。アンケート調査では「舞台となった仙台の雰囲気や風景がとてもよく、自分の地元である元気な仙台が観られてうれしい!」「ストーリーに派手さはないが、展開が上手いので引き込まれ、最後には涙が出てしまった」「震災の影響を受けて作られた映画の中で一番腑に落ちた。なぜ“ポテチ”なのか、謎解きが感動を呼ぶ。キャスティングも最高だった」など、原作ファンからも太鼓判を押す声があがった。(本ランキングは、2012年5月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年05月14日74歳・大林宣彦監督の最新作『この空の花 ―長岡花火物語』の完成披露試写会が2月24日(金)に都内で開催され、大林監督を始め、主演の松雪泰子に高嶋政宏、原田夏希、猪股南、富司純子、脚本の長谷川孝治、森民夫長岡市長が舞台挨拶を行なった。2011年の夏、新潟県長岡市を訪れた地方紙記者・玲子(松雪さん)の現地の人々との交流や不思議な体験を通じて、復興への願いや平和への祈りを描き出す。大きな拍手に迎えられた大林監督は「お待たせしました」と観客に挨拶。戦時中の長岡空襲の犠牲者の慰霊のために毎年行われてきた花火を題材にした本作だが、「(敗戦から)67年が経って知らないことが多すぎると思います。知らないままに平和になってるから、どこかその平和も頼りない。僕も長岡でいろんなことを学びました。本当の復興とは何か?この映画から感じてほしい」と映画に込めた思いを熱く語った。2009年より監督はたびたび体調を崩しており、2010年にはペースメーカーを入れるための手術も経験した。「それはとても良い経験で、あちらにいる命もこちらにいる命も同じ命だと感じた。命と命が手を取り合って未来を手繰り寄せることができれば」と改めて命の重さ、人々の命によって受け継がれてきた歴史の重要性を訴えた。松雪さんはそんな大林監督の現場にすっかり魅了されたよう。「自分の想像力なんて小さなものだと感じさせられました。監督が生み出す世界は常に新しく、みんなを引っ張ってくださいました」と充実した表情を見せた。高嶋さんは「台本を読んでイスからしばらく立ち上がれなかった」とその衝撃をふり返る。さらに「衣裳合わせのときからしびれました」と幸せそうに語った。大林監督はこの高嶋さんの言葉に対し「僕もしびれましたよ」とニッコリ。監督によると、松雪さんと高嶋さんは、決して共演シーンは多くないが、映画の中の人物同様に手紙をやり取りしていたそうで「見事な役者やなと思いました。ありがとう」と嬉しそうに明かした。原田さんは劇中、長い髪を自らバッサリと切り落としている。実はこれは原田さん自身の提案によって実現したシーンだそうで「役者として、そういう瞬間を映画に残してもらえるのは幸せなことです」と語った。富司さんは、演じた役柄のモデルとなった方との交流をふり返り「長岡弁も直接アドバイスしていただき、楽しく素敵な時間を過ごすことができました」と笑顔を見せた。本作で映画デビューを果たした猪股さんは一輪車の世界大会優勝経験があり、劇中でもその腕前を見せている。この日の舞台挨拶の冒頭でもその華麗な技を観客に披露した。初めての映画の現場について「何が何だか分からないまま入って一から指導していただきました。いい経験をさせていただきました」と緊張気味に語った。最後に登壇陣を代表してマイクを握った大林監督は「つれづれなるままの思いを映画にしてみようとする74歳の冒険です」と語り「長岡魂に心から敬意を表し挨拶とさせていただきます」と深々と一礼。客席からは温かい拍手がわき起こった。『この空の花 ―長岡花火物語』は4月7日(土)の新潟・長岡先行公開ののち初夏、全国にて公開。■関連作品:この空の花−長岡花火物語 2012年初夏、全国にて公開© 「長岡映画」製作委員会・PSC All rights reserved.
2012年02月24日