○狙われやすいソフトウェアの脆弱性前回 はIT資産管理におけるソフトウェア管理の位置付けについて説明するとともに、ソフトウェア管理の中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。第五回目となる今回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説することにしよう。まずソフトウェアの脆弱性管理の基本となるのが、OSやミドルウェア、アプリケーション、それにウイルス定義ファイル等を常に最新の状態にしておくことである。なぜその必要があるのかというと、ウイルスやサイバー攻撃の手法として圧倒的に多いのが、ソフトウェアの脆弱性を悪用したものだからだ。セキュリティベンダーなどにより一般に公開された脆弱性というのは、攻撃者にとって最も狙いやすいもの。だからこそ、脆弱性を解消するセキュリティパッチが配布されたらいち早く適用しなければならないのである。そして数あるソフトウェアのなかでも特に注意が必要なのが、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerといった基本的なソフトウェアとブラウザ類である。脆弱性というとまず思い浮かぶのはOSかもしれないが、実はOSの脆弱性については過去の数々の教訓から対策が進んだこともあり、以前ほどは狙われにくくなっていると言われている。とはいえ、アップデートを確実に実施する必要があることは言うまでもないが……。一方、JavaやAdobe Reader、Adobe Flash Playerなどの場合、大抵のPCにインストールされているにもかかわらず、OSほどには更新やパッチ適用が迅速に行われずセキュリティ対策が進んでいないのではないだろうか。そのため攻撃者側からも、攻撃成功率の高い"格好の標的"とみなされていると思われる。それゆえ、IT管理者としては、社内のユーザーに対して各自のクライアントPCに入っているソフトウェアのアップデートを必ず行うよう呼びかけることになるわけだが、実際のところすべての社員にそれを守らせるというのは非常に難しい。忙しい業務の最中、PCの画面に「いますぐ更新してください」というアラートが出現した際に、そのままキャンセルしてしまったという経験は誰にでもあるはずだ。さらに、ほとんどの社員がしっかりと決まりを守ったとしても、1人でも守らない社員がいれば、その人のPCがウイルスなどに感染して社内全体に拡がってしまうことになりかねない。「最低のセキュリティレベルが全体のセキュリティレベルを決める」というのは、セキュリティの基本中の基本なのだ。そうなってくると、IT管理者が社内のPCのパッチ適用状況を把握せねばならなくなる。しかし、すべてのPCを1台ずつ手作業で確認していたら途方もない時間と手間がかかってしまうことだろう。それに人手で確認する以上、うっかり見逃してしまうといったミスはどうしても避けられない。○社内のPCの脆弱性を自動的に把握するツールも登場そこで求められるのが、IT資産管理ツールである。IT資産管理ツールを使えば、社内のどのPCに何のソフトウェアのどのバージョンが入っているかといった情報を自動的に集約し、一覧として確認することができるようになるのだ。ニュースなどで深刻度の高い脆弱性が報告されていたら、対象となるソフトウェアを検索してバージョンを確認する。そこで脆弱性のあるバージョンのソフトウェアが使われていることが判明した場合には、最新のパッチ等が配布されているかを調べ、配布されていれば急遽、全社にアップデートを呼びかけるようにするのである。これだけでも、IT資産管理ツールを使わなかった頃の状況と比べ格段に全社のセキュリティレベルが向上するはずである。しかし昨今の脅威の動向を鑑みれば、IT資産管理ツールを活用する際にもう1つ気をつけておきたいことがある。前回も説明したように、企業のPC1台には平均して2000以上ものソフトウェアが存在していると言われている。それに伴い、脆弱性の有無を確認しなければならないソフトウェアの種類も日に日に増えているのだ。さらに、これに関連して、脆弱性が報告される頻度も高くなってきている。例えばIPA(情報処理推進機構)が発表している脆弱性対策情報を見れば、ほぼ毎日のように何らかのソフトウェアの脆弱性が警告されていることがわかるはずだ。これだけ煩雑な状況になってくると、IT資産管理ツールで情報を把握しつつも、ソフトウェアの脆弱性を自動的に発見して最新のパッチ適用を支援してくれるようなツールもまた欲しいところだ。既にそうしたソリューションは提供されており、クライアントの脆弱性を自動で検出するクラウドサービスを提供するクオリティソフトの「ISM CloudOne」が該当する。「ISM CloudOne」は、毎日更新される「セキュリティ辞書」にもとづいて、セキュリティパッチの未適用など脆弱性のある端末をリストアップし、レポートを生成する。またグローバル企業では海外の拠点ごとに異なるウイルス対策ソフトを使用しているケースが多いが、「セキュリティ辞書」は多数のウイルス対策ソフトに対応しており、しかも同一製品であっても検知エンジンのバージョンや言語の種類まで含めて脆弱性の自動診断が可能となっている。攻撃手法がますます複雑化、高度化していくなか、これからの企業のセキュリティのあり方を考えるならば、「ISM CloudOne」のようなIT資産管理ツールを選択することが最適解となると言っていいだろう。そして煩雑な作業から解放されたIT管理者には、より戦略的なIT活用にリソースを注いでもらいたい。今回は、ソフトウェア管理におけるソフトウェアの脆弱性管理について紹介した。次回は、ソフトウェアのライセンス管理の重要性について言及することとしたい。
2015年04月27日不動産の仲介・管理業を手掛ける、職生活研究所はこのほど、3月末に竣工したSOHOタイプの大型賃貸マンション「SOHO烏丸」の入居者募集を開始した。○事業に専念される環境を提供SOHOとは、Small Office, Home Officeの略称、比較的規模の小さい住居と事業所を兼ねた建物のこと。同物件は、事業者利用、さらには会社登記も可能。士業やクリエイターなど個人事業主が、住まいと事務所を共に構え、通勤時間などのムダを排し事業に専念できる環境を提供する。提供するのは、ビジネスとプライベート空間を分離した自室マンションの1室を事務所にするプラン。また、マンションは居住専用とし、1階や隣地のスモールオフィスやコワーキングスペースを職場とするプランも用意する。主な特徴は、住居と事務所をまとめて借りることでトータルの費用を抑えることが出来ること。同社が運営する同物件隣にある「京都いのべーしょんオフィス」の会議室やセミナースペース、コワーキングスペースなども利用可能。様々なビジネスニーズに対応するほか、個人事業主向けセミナーや交流会にも参加することができる。○ロケーションは京都市の一等地立地は、京都市の中心、四条烏丸。主だった銀行の本支店や土日営業の郵便局、24時間営業の印刷店が徒歩圏にある。東京の企業のバックアップオフィスや京都支店としても適し、BCP(災害時などの事業継続計画)に対応。ホームオフィスのため、観光シーズンの宿の確保の心配も無用となる。住居は最新設備導入の分譲仕様。エレベーターは居住階で制御し、来客が他のフロアへ行く心配がない。エントランスはオートロックで、飛び込みセールスなどに煩わされることもないとしている。所在地は、京都市中京区蛸薬師通烏丸西入橋弁慶町224。地下鉄「烏丸」駅徒歩3分。10階建てで総戸数は47。40平米から97平米まで13タイプの間取りを用意している。賃貸料は非公開で問合せに応じる。
2015年04月17日エムオーテックス(MOTEX)は4月13日、ソフトウェア資産管理の支援を行う「SAM診断サービス」のメニューを拡張し、「ソフトウェア資産管理(SAM)ソリューション」としてリリースしたと発表した。このソリューションでは、従来の3つのメニューに、新たに9つのメニューを追加。これまでの「ソフトウェアの利用実態把握」だけでなく、ISO/IEC 19770-1を基準としたレベルでの「SAM体制構築」「ライセンス監査・調査対応」「現状把握・リスク診断」「ソフトウェアに関する教育」の4つの支援が可能となる。これにより、顧客のライセンス調達から管理、運用において、ソフトウェア資産管理(SAM)の課題解決をトータルで支援していくという。
2015年04月14日○ソフトウェア管理が必要なワケ第二回、第三回では、PCに接続する外部メディアやPCの操作ログといった、どちらかと言うとハードウェア寄りのIT資産管理について説明してきた。しかし当然ながら、OSやアプリケーションなど企業内で使われているソフトウェア資産を適切に管理することもIT資産管理における重要なテーマである。そこで今回は、IT資産管理の中でもソフトウェア管理にフォーカスして解説したい。まずソフトウェア管理の基本となるのが、企業にとってリスクとなるソフトウェアの存在を発見し、その起動を制御することである。例えばファイル共有ソフトやメッセンジャーソフトなどが各社員の手で勝手に端末へインストールされてしまうと、情報漏えいリスクが増大することになる。これとは逆に、なくてはならないソフトウェアが正しくインストールされ、かつ適切に動作しているかを監視することも、ソフトウェア管理の大事な要素だ。例えばウイルス対策ソフトが許可なくアンインストールされていたり、動作を止められたりしていたとしたら、マルウェアに対して無防備な、極めて危険な状態となってしまう。実際、そうしたケースは多いと言われている。また、アプリケーションやOS自体は許可されているものだとしても、最新のセキュリティパッチが適用されていなかった場合にもやはり、脆弱性のリスクが生じてしまうことになる。ウイルス対策ソフトの定義ファイルについても同様で、最新の状態を保っておくことが欠かせない。このように、ソフトウェア管理では脆弱性を管理することも必要となるのである。さらに、コンプライアンス違反を防止するためのライセンス管理も、広義でのソフトウェア管理に含まれる。もしも企業内でライセンス違反のアプリケーションが使われていた場合には、違反金や賠償金が課されるなどして社会的信用の失墜にもつながりかねない。また、それぞれの機器に、どのようなソフトウェアがインストールされているかだけでなく、そのソフトウェアのバージョンやライセンス形態まで把握することで、無駄なソフトウェアの購入を未然に防ぎ、最適なタイミングで一括してライセンス更新を行うことも可能になる。○1台のPCには2000以上のアプリケーションが──どう管理すべきかソフトウェア管理における、ソフトウェアの種類の管理と起動制御、脆弱性の管理、それにライセンス管理は、それぞれ密接につながった関係にあるが、このうち脆弱性の管理とライセンス管理については次回以降に詳しく解説することにして、ここではソフトウェアの種類の管理と起動制御について説明することとしよう。ソフトウェア管理がハードウェアの管理と大きく異なるのが、管理対象となる”数”だ。企業のクライアントPC1台には平均して2000以上もの実行ファイル(EXEファイル)が存在していると言われている。つまり、500台のPCを使用している企業の場合、のべ100万にもおよぶ実行ファイルを管理しなければならないのである。ソフトウェアの数については、例えば、社内で使用を許可していたメールアプリケーションがバージョンアップによりチャット機能などが加わった場合に、企業によっては情報漏えい防止のため使用自体を禁止しなければならなくなる、というようなケースが発生することは想像に難くない。同じアプリケーションであっても、バージョンの変化で異なる挙動を行うケースまで想定すると、単にソフトウェア名称による管理というのは、いささか心許ないと言える。このように、ソフトウェア管理を徹底しようとした場合、従来の方法では工数が天井知らずに膨れ上がっていく可能性をはらむ。だからといって、誰がどのPCでどんなアプリケーションを使っているかすら把握できていなければ、とてもではないがアプリケーションの起動を一括して制御することなど不可能だ。そのため、実際的なソフトウェア管理を行うには、IT資産管理ツールが必須となる。IT資産管理ツールは、社内のネットワークに接続されたすべての機器のインベントリ情報を自動的に収集し、資産情報として一元管理できるが、PCにインストールされているアプリケーションについても、インベントリの収集が自動で行えるようになっている。通常、インベントリは日々更新されるため、勝手にインストールされたアプリケーションがあれば速やかに発見することが可能だ。そしてアプリケーションの制御機能によって、あらかじめ設定したアプリケーションは起動させないようにできるのである。こうした資産管理ツールの中には、クオリティソフト社の「QND Advance」のように、76000種以上を網羅した独自の「ソフトウェア辞書」を用いて、製品名、バージョン、エディション等、PCにインストールされた多種多様なソフトウェア情報の名寄せを行い、カテゴリー分けを支援するものもある。ただし、IT資産管理ツールを使って企業内のPCに存在するソフトウェアのインベントリが収集できたとしても、どのアプリケーションが危険なのかをいちいち判断して使用禁止の設定をするとなると、それなりの知識と工数が必要になる。また、管理者が危険なアプリケーションだと見抜けずに使用を許可してしまう恐れもある。そうした管理者の時間と知識を補うものとしては、先述の「QND Advance」が備える「グレイネットアプリケーション起動制御用アプリケーションDB」がある。これは、グレイネットアプリケーション(=情報流出のおそれがあるアプリケーション)をリストアップした辞書ファイルの中から、管理者が許可しないアプリケーションをまとめて指定することで、簡単に危険なアプリケーションの利用を禁止することができるものだ。辞書ファイルにはアプリケーションの種類とバージョンを含めて3000件を超える情報が収められており、クオリティソフト社により定期的に更新・提供がなされるため、常にプロの知見と最新の情報に基づいたアプリケーションコントロールが可能となる。また、同じアプリケーションであっても、社員によって、または部門によって使用可否を使い分ける運用も想定される。そのような際には、端末1台ごともしくは端末グループごとにアプリケーションの起動を制御できるIT資産管理ツールを選ぶようにしたい。今回は、ソフトウェア管理全般について、またその中でもアプリケーションの種類の管理と制御について紹介した。次回は、ソフトウェア管理における脆弱性の管理について詳しく解説する予定だ。
2015年04月13日景気回復を背景とした建設業界の人手不足がたびたび話題になっている。急増する受注に伴い雇用を増やす一方、中小の建設企業では増員した現場監督の管理体制に課題を抱えている。現場への直行直帰が常態の建設業は、労務管理者の目が行き届きにくい就労環境とあって労働基準監督署も管理に重点を置いている業種だ。○離れた場所に直行直帰で勤務する施工管理職社員の労務管理方法が課題全社員にAndroid端末を配付することで課題解決に取り組んでいるのが増木工業株式会社(埼玉県新座市、創業明治5年、社員数62名)だ。ここ数年で社員数が急増し、施工管理職社員の勤怠管理や情報共有の方法が課題になってきたという。「近年、労働基準監督署から正確な勤怠管理の徹底を指導されており、現場で働いている現場監督の勤怠管理は、経営上の重要なポイントになってきています。多忙な施工管理職社員の勤怠状況を正確に把握し可視化するためには、勤怠状況をデータとしてきちんと管理することが必要となりますが、今までのアナログな方法では難しい状況でした」と語るのは代表取締役の増田敏政氏だ。これまでは、各自で紙の勤怠表に出退勤時間を記載し、1カ月単位で上長へ提出していた。上長は部下の勤怠状況を確認後、PCからExcelに入力し、本社の総務担当者へ送付する。総務担当者は、送られてきたExcelファイルを確認・集計し勤怠時間を算出するという目視による確認と手作業の管理だった。「加えて、BCPの側面からも直行直帰で勤務する施工管理職社員や営業社員の安否確認方法が問題になっていました。現場へ散らばっている現場監督を含む全社員に、もしもの事態に備えてスピーディかつ確実に連絡が取れる仕組みを整えておく必要がありました」(増田氏)そこで同社は、現場と本社をつなぐ情報連絡ツールとして全社員にスマートフォンを貸与することにした。具体的なAndroid端末の活用方法は以下の動画のようなものだ。○全社員にAndroid貸与で効率的な運用が実現「コストをかけず、全社員に情報共有ツールを配付するという目的で手ごろな価格のAndroidを選択し、課題解決できる方法を検討しました」(増田氏)ソフトバンクモバイルのAndroid端末「303SH」を導入すると、早速、勤怠管理アプリ「Touch On Time」(株式会社デジジャパン提供)を使って、Androidから全社員の勤怠入力が行える環境を整備した。「いくつかのアプリを比べてみましたが、月額300円/人で初期費用無料、一カ月間試用無料という手軽さが、コストをかけずに試すという当社の要望にマッチしました。まずは、使ってみようとこのアプリを選択しました」(増田氏)Touch On Timeは、携帯電話・スマートフォンで外出先からも打刻可能な勤怠管理システムで、現場勤務の施工管理職社員は各自の勤務場所からAndroidを操作して出退勤の記録を残せる。GPS 機能で打刻場所の記録も残せるので不正打刻も防げる。これにより、本社の管理PCからは、全社員の勤怠情報をリアルタイムで確認でき、当日・当月・過去にさかのぼって「日次勤務情報」や月々の「勤務集計情報」を簡単に抽出できるようになった。「実労働結果や人件費概算を簡単に確認できるようになりました。従業員の有給休暇の残日数を自動で計算してくれるので、以前のように、月末に送られてくるエクセルシートを見て社員ごとに勤続年数を確認して計算するといった作業が不要になりました」(増田氏)その日に打刻がなかった社員に対しては管理PCにアラートが出るので、すぐに本人や上長に電話をかけて休暇日なのか、出勤日の打刻漏れなのかを確認できるようになった。「これまでのように、紙の出退勤管理だと、『なんとなく忙しそう』『なんとなく連続勤務が続いている』と、感覚的な判断になりがちでした。今は、日々Androidからの打刻状況がデータとして蓄積されますので、目に見える形で社員の労働状況を把握できます。データを分析しながら、今後の勤怠状況の改善に役立てていけるツールを得たことは経営上大きなメリットです」(増田氏)BCP対策には、「Safetylink24」(株式会社イーネットソリューションズ提供)を活用している。iPadや携帯電話から安否確認メールの作成・配信・結果閲覧が可能で、社員の家族まで安否確認ができるなど細かい設定ができる。緊急時にわかりやすく操作ができるよう直感的な操作ができるのが利点だ。「災害対策は、普段からアプリに使い慣れておく必要があります。導入後、長期休暇となる年末の全体会議の場で、全社員動作確認テストしてみましたが、予想どおりみんなどう使ってよいか分からず混乱しました。よい訓練になりましたね。今後も定期的なテストを実施して、いざというときに備えたいと思います」(増田氏)○コストがかからず効率的な管理が可能全社員に社用携帯端末を配付することによるコスト増を懸念して、導入に二の足を踏む中小企業も多いかもしれない。ところが同社ではコスト増とならずにAndroid導入に成功している。「数年前に全社員に社用携帯端末を貸与する案がありましたが、その際はコストが見合わず断念しました。現在は、スマートフォンの普及により価格も手ごろになってきています。ホワイトプラン(契約回線への音声通話が無料となるソフトバンクモバイルの音声通話定額プラン)などを活用すれば、総合的な通信費用の削減も可能です。社員の作業負担や管理負担を考えれば、全社員へ社用携帯端末を導入するメリットは高いと思います」(増田氏)管理する端末数が増えることで業務を圧迫しないか懸念もあったが、全端末をMDM(Mobile Device Management)で管理しているため、かえって端末管理はしやすいという。「ソフトバンクテレコムの「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」を導入し、管理者PCから全端末を一括でリモート管理しています。Android端末の情報管理だけでなく、セキュリティの一括設定を行い、全端末がどのようなアプリをダウンロードしたか定期的にチェックしています。また、GPS機能で端末の位置情報を管理ができるため、紛失の際も安心です。先日、現場社員から端末を紛失したと連絡があったのですが、GPSで場所を確認したところ、現場に置き忘れていたこと分かりました。社用携帯端末と個人用携帯端末が混在していた頃より、セキュリティが強化されました」(増田氏)以前は、一部の社員に社用携帯端末を配付し、残りの社員は個人所有の携帯を業務利用し、月末に業務使用分の通話料を集計し社員に返金していた。「その管理作業が本当に大変でした。月末に個人所有携帯の利用明細書のコピーに私用通話分をマーカーペンですべて塗りつぶした状態で提出してもらっていました。通話の1件1件を確認して提出する社員側も、何十円単位の通話料を集計する総務側も、非常に手間が掛かっていました。社用携帯端末に統一することで、一括で経理に請求書がくるため、それらの作業も一切不要になりました」(増田氏)増田氏は、毎週月曜日に社員に一斉メールを配信しているという。「自分が働いている会社の経営者が何を考えどういう方針でいるか、社員と共有することが会社経営にとって一番大事だと考えています。また、会社のコストで一番掛かるのは、社内コミュニケーションです。社内コミュニケーションが高まれば、社内の雰囲気も良くなり、社員が楽しく働けます。そして対外的な営業力のアップに繋がるのです。そのためのツールとして、Androidは大事な役割を果たしています」(増田氏)
2015年04月09日国を挙げての「女性の活躍推進」もあり、企業では女性管理職・役員が増えてきました。この春、異動などで「新しい上司は女性」という人も多いのでは? そこで今回は、職場・取引先などで「女性上司」と仕事をする際のポイントを紹介します。■1.リスク、納期管理が甘い一般的に女性はマルチタスクが得意といわれています。料理がそのいい例で、同時に複数の仕事を並行し、段取りよく進められる女性は多いもの。管理職に就くような「デキる女性」ならなおのことでしょう。真面目でキッチリした性格、仕事の納期は守って当然…という基本スタンスだと思った方がいいでしょう。そんな女性上司に最もご法度なのが「納期破り」。特に納期当日になって「出来ませんでした…」は絶対NG! 余裕あるスケジュールで約束し、前倒しで完了させることが鉄則です。どうしても納期延長をお願いしたい場合は、「〇〇の資料、ほぼ完成しているのですが、××のバックデータを追加すれば説得力が増しそうです。あと1日お時間いただけませんか?」などのポジティブな理由で交渉を。また、想定外のリスクに対して「ヤバイ! どうしよう…」とうろたえるばかりの部下もNGです。「〇〇は難しくなりましたが、△△なら何とか対応できそうです」と、常にプランBを出せるよう心がけて。どんなことがあっても納期厳守で、代替え案無きNoを言わないことがポイントです。■2.できない理由ばかり並べる女性上司は男性上司のように頼られることに醍醐味を感じず、自己完結できる部下を好む傾向があるようです。「できない部下ほど可愛いはず」「頼られたらひと肌脱ぎたくなるのでは」…勝手にそんな親分肌の上司像を描いて甘えるのはNG! 「なぜできないか」という理由だけだと、単なる言い訳にしか聞こえません。上司に解決策を求める無責任な部下…と印象は悪くなるばかり。もちろん理由の説明は必要ですが、大切なのは「何があればできるか」も伝えること。「〇〇の契約、無理そうです。すみません…」ではなく、「〇〇の契約、このままでは難しそうです。でも△△という条件なら検討していただけるかもしれません。一緒に考えていただけないでしょうか?」といったアプローチなら、全然印象が違ってきますよ。■3.プライベートを話しすぎる女性上司も人間。プライベートの話で仲良くなることも重要ですよね。とはいえ、仕事の話より雑談ばかりしている、一方的に自分語りをするなどはNG! 特に女子会ノリで恋愛話ばかりする部下は地雷を踏むことも…。女性が管理職まで登りつめる背景には、さまざまなキャリア観が隠されているもの。中には仕事のためにプライベートで辛い経験をした人や、会社は仕事をする場所と割り切っている人がいるかもしれません。まずは上司の考えを押さえ、話題のチョイスと割合を見極めましょう。最初は「仕事8割、プライベート2割」程度で様子見しながら、上司のノリにあわせて加減していくのが無難です。そして、プライベートの会話は、お互いの共通点ではなく「共感点」を見つけるのがポイント。「今自由な時間があったら何をしたいか」などといった話題なら、リラックスした会話ができそうです。映画ならなぜそれを観たいのか、旅行ならその場所を選んだ理由を聞いてみても。そんな会話から、お互いに共感できることが見つかれば距離が縮まり、自然と仲良くなれるはずです。女性の上司だからといって過剰に意識する必要はありませんが、男性中心の組織で少数派として頑張る女性上司だからこその配慮はあるはず。上手くコミュニケーションをとりながら、信頼される存在になれるといいですね!
2015年04月07日一般的に「総合職」の補佐的な役割をするとされている「一般職」。しかし、会社によってその仕事内容は微妙に異なるようだ。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、会社に「一般職」の人はいるか、どんな仕事をしているか教えてもらった。Q.会社に「一般職」の方はいますか?はい 34.7%いいえ 65.3%Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どのような仕事をしているのか、教えてください■一般職=事務職・「一般的な事務処理、資料整理など」(40歳男性/学校・教育関連/営業職)・「総務,庶務,経理などの事務職」(57歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「入出金管理、資料作成、書類郵送」(26歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「受けつけ、事務」(46歳女性/医療・福祉/専門職)・「電話応対やコピーや来客のお茶出しといった雑務や、決算データ入力などの事務……営業のアシスタント業務」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)■違いはない・「総合職と同じ仕事です」(31歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「基本的にはあまり総合職と変わりません」(34歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「特に変わりないと思う」(56歳女性/商社・卸/事務系専門職)■専門的な「一般職」も・「コールセンター、受発注」(23歳女性/機械・精密機器/営業職)・「庶務担当や実験補助の作業」(54歳男性/電機/技術職)・「製造の現場で働いている」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「プログラミング」(29歳男性/情報・IT/技術職)・「金型の開発」(53歳男性/医薬品・化粧品/技術職)■総評「一般職」「総合職」という区分が「ある」という会社は34.7%という結果になった。一般職とはどのような仕事か? という質問に対しては、「事務職」という回答がほとんどだった。人事に携わったり、備品の管理をする総務的な役割や、書類を作成したり、伝票処理や入出金管理をする庶務的な役割などを挙げる人が多かった。また、受付や電話応対やコピー、来客時のお茶出しといった雑務をこなすのも「一般職」と位置づけられているようだ。また「営業のアシスタント業務=一般職」という会社もあった。中には、「総合職」「一般職」という区分はあるものの、実質「総合職と変わらない」業務をしているという会社もあった。また、会社によっては「プログラミング」をしたり、「実験補助」「金型の開発」なんて、非常に専門的な職務を割り当てる会社もあるらしい。「一般職」と一口に言っても、会社によって非常にさまざまな業務があることが分かった。多岐に渡るからこそ、それらを迅速かつ正確にこなしていく器用さと柔軟さが求められる「一般職」。極めるのはなかなか大変だが、やりがいもありそうだ。調査時期: 2015年1月30日~2015年2月1日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性137名 女性163名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年03月18日ワークポートは、20~40代の男女293名を対象に「転職希望者のホンネ調査」を実施した。調査期間は2月9日~14日。管理職へのキャリアアップ志向はあるか尋ねたところ、71%が「ある」と回答した。その理由として「仕事をする以上は上にいきたい」、「マネジメントする側に立ってみたい」といった出世志向のほか、「人を育てることが年上の人間の行うべきことと考えている」「培った経験を人材育成へ活かしたい」など後進を育てたいという声も寄せられた。「ない」と回答した人は29%。その理由について聞くと「仕事に拘束される時間が多くなり、ワーク・ライフ・バランスを保つのが難しくなりそう」といったプライベート重視したいという意見や、「大変そう」など責任を負いたくないという答えが挙げられた。
2015年02月23日仕事は忙しくて大変でも、せっかく働くならイキイキと輝きたいものですね。2014年を振り返ってみるとどうでしたか? 女性の社会進出を進めようという動きがある中、実際に社会で働く女性としてどんな風に感じていますか。転職情報サイト リクナビNEXT が、2014年12月14~15日に女性管理職500名(20~49歳の女性ビジネスパーソンで、課長以上の役職につく正社員・契約社員)を対象に行ったアンケートの結果を見てみましょう。まず、2014年仕事で輝いた・活躍した瞬間はあったかをたずねたところ、「何度もあった」が20.4%、「たまにあった」が54.4%、「なかった」が25.2%となり、7割以上が「あった」とのことでした。具体的には、個人だけではなく、チームや部下を巻き込んだ管理職としての活躍についてのコメントが多数見られました。例えば、「女性が少ない現場で今までの努力が実り、プロジェクトのチームリーダーになった」「会議で部下によいアドバイスができ、部下が好成績を収めた」「部長に昇進し、部下とともに仕事をやり遂げたときにお客さまと部下と上司から感謝の言葉をもらった」といったコメントです。輝いて働く姿が目に浮かぶようですね。次に、2014年やり残したことをたずねたところ、1位が「健康管理」(34.6%)、2位が「ビジネススキルアップ」(30.2%)、3位が年収アップ(30.0%)となりました。さらに、2014年の仕事を表す漢字では、1位「忙」(76票)、2位「忍」(42票)、3位「苦」(34票)と、ネガティブな漢字が並びました。輝くことがあっても、仕事は忙しく、苦しいこともたくさんあるようですね。では、2015年の仕事について、女性管理職はどのような期待を持っているのでしょうか。2015年の仕事への期待を表す漢字をたずねたところ、1位「楽」(38票)、2位「新」(25票)、3位「希」(22票)となり、明るい前向きな漢字が出てきました。2015年に仕事において力を入れて取り組みたいことは、1位「年収アップ」(23.8%)、2位「健康管理」(20.8%)、3位「ビジネススキルアップ」(18.2%)と、2014年やり残したことをやりたいと考えている人が多いという結果になりました。続いて、2015年に自身の職場で女性管理職は増えると思うか、とたずねたところ、増えると回答した人は約4割と、半数には届きませんでした。増えると思う理由としては、「会社が女性管理職登用に力を入れているから」(41.4%)、「優秀な女性社員が増えているから」(40.3%)、「女性管理職が働きやすい制度が整っているから」(25.8%)が挙げられました。一方、2015年に自分の会社で女性管理職が減る、もしくは、変わらない、と思う理由としては、「女性管理職が働きやすい制度が整っていないから」(29.3%)、「管理職を目指す女性が増えていないから」(26.8%)、「優秀な女性社員が増えていないから」(25.5%)が挙げられました。2015年に女性が活躍するための支援として期待していることは、「時短勤務体制の整備」「託児所・託児施設の拡充」「女性の産休・育休の充実」と、子育てをしながら働く環境整備が上位となっており、まだまだ環境が整っていないことがうかがわれますね。2015年、昨年よりもイキイキと輝いて働けるように、自分自身が仕事を頑張るのはもちろんですが、女性が働きやすい環境が整うように、社会が変わっていくことを望みたいものです。・リクナビNEXT 公式サイト
2015年01月20日リクナビNEXTは、20~49歳の女性管理職を対象に、「仕事に関する2014年の振り返りと2015年の期待」について調査を実施した。調査は2014年12月14日~15日に実施し、500名から有効回答を得た。2014年仕事で輝いた・活躍した瞬間はあったかを聞くと、7割以上が「何度もあった」「たまにあった」と回答した。具体的には、「部下に良いアドバイスができ、部下が好成績を収めた」「部下とともに仕事をやり遂げ、顧客と部下と上司から感謝の言葉をもらった」など、部下を巻き込んだ管理職としての活躍についてのコメントが多かった。2014年にやり残したことを尋ねたところ、「健康管理」「年収アップ」「ビジネススキルアップ」が上位を占めた。2014年の仕事を表す漢字では「忙」、「忍」、「苦」など、マイナスな印象の漢字が上位に上がっている。2015年の仕事への期待を表す漢字について聞くと、「楽」「新」「希」という漢字が並んだ。2015年に力を入れたいことは、「年収アップ」「健康管理」「ビジネススキルアップ」で、2014年にやり残したことの上位3つが占めている。2015年に自身の職場で女性管理職は増えると思うか尋ねたところ、約4割が「増えると思う」と回答した。その理由としては「会社が女性管理職登用に力を入れているから」が最も多い。一方、6割が「変わらない、減る」と回答しており、理由として「女性管理職が働きやすい制度が整っていないから」が多く挙げられた。
2015年01月19日楽天はこのほど、開発職の採用において新卒採用の枠組みを廃止し、新卒・中途採用の通年採用を開始することを発表した。同社では、革新的なサービスを開発するためにエンジニアの採用を強化している。2010年より海外進出を加速させ、社内公用語英語化も開始した。また、新卒の秋採用枠を拡大し、留学生や海外の学生も応募しやすい環境も整備している。このほど、多様な価値観を持つエンジニアを採用するためには、言語の壁だけではなく、入社希望者の年齢や職務経験、入社時期を限定して募集・選考する採用方法は不要であるとの考えから、新卒・社会人を問わない通年採用への変更を決定した。さらに、入社希望者が同社の技術力や社風を体感できるよう、インターンシッププログラムの拡充も図っていく。同社では2012年より開発職に特化したインターンシッププログラムを提供しており、2015年度は開発部門内で30以上のポジションを設け、国内外からインターン生を募集する。同社はインターンシップについて、「参加者が、長期的かつ実践的に現場のエンジニアと接点を持つことでキャリアを意識し、行動指針である「楽天主義」を実感してもらいたい」としている。※画像と本文は関係ありません
2015年01月16日ハー・ストーリィは25日「ありのままの自分」及び「女性のワークライフ」についての調査結果を発表した。「ありのままの自分調査」は10月31日~11月5日、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県在住の女性500人を対象に実施したもの。「女性のワークライフ」調査は12月5日~13日の期間、全国の女性1,000人を対象に行われた。○働く目的、8割が「金銭的理由」500名の女性のうち、「ありのままの自分でいたい」と思う人は78%。「思わない(あまり・全く)」は5%で、多くの女性が無理せず自然体でいたいという結果となった。女性1,000名に対し、「企業での女性活用・女性管理職についてどう思うか」を尋ねたところ、最も多かったのは「私には関係がない」(39%)。続いて「よくわからない」(22%)、「興味がない」(17%)となった。一方、「私にとって望ましい」と回答した人は9%にとどまった。働く既婚女性(1,000人中307人)の「働く目的」は、「生活のため」(44%)、「お金を稼ぐため」(38%)と金銭的理由が8割を占めた。同回答は、特にパートタイムの既婚女性に多く見られた。他の回答としては、「仕事にやりがいを感じている」(19%)、「社会と関わりたかった」(18%)などがあげられた。
2014年12月26日東京商工会議所はこのほど、管理職育成のサポートを目的とした新検定「ビジネスマネジャー検定試験」を創設した。企業では「労働生産性の向上」が課題となっており、企業の中核を担う管理職が人材・業務管理を徹底し、現場の生産性向上を主導することが重要になっている。しかし現場では、管理職の育成が十分に行われているとは言えない面が指摘されている。そこで、管理職が最低限知っているべき知識を体系的に学べるようにするため、新検定を実施する。同検定では、マネジャーのミッションを「チームとして成果を出すこと」とし、そのために必要な知識を大きく3つのカテゴリーに分類している。「人と組織のマネジメント」「業務のマネジメント」「リスクのマネジメント」で、ビジネスの場で必要不可欠な知識や情報を網羅している。カリキュラムは、企業とともに練り上げた実践的な内容であることも特長。地域総合経済団体である商工会議所が、企業の経営者・人事担当者とともに、「企業や職種に関係なく、あらゆる管理職の土台となる知識」を厳選した。同検定の受験は企業にとって「管理職人材の育成にかかる費用・時間・労力の軽減」というメリットがある。一方、受験者も、マネジメントに必要な総合的な知識を効率的に学習することができる。同検定は、各地商工会議所と連携し、全国主要都市で年2回実施する。第1回目となる試験は、2015年7月19日に実施予定。初年度は1万人の受験者を見込んでおり、5年後には年間10万人の受験者を目標としている。公式テキスト「ビジネスマネジャー検定試験公式テキスト」(2,800円/税別)は、12月19日頃から販売予定とのこと。
2014年12月17日たまに、「うちの会社は男より女の方が仕事できる!」などとボヤく上司や管理職の声を耳にすること、ありませんか?体力、腕力を使う仕事のほうが少ない現代社会ではむしろ当然のことなのかもしれません。物腰が柔らかく、コミュニケーション能力が長けている女性に職場で救われたという男性も大勢いらっしゃることでしょう。しかし、自分の彼女が自分より「学歴が高い!」「仕事ができる!」「給料が高い!」となりますと、少々もやもやとしてしまう男性もまだまだいらっしゃるのではないでしょうか。100人の男性に「好きになった女性が自分より高学歴の場合、何%愛情は冷めますか」という調査をいたしました。いわゆる“学歴コンプレックス”についてです。すると、愛情はたったの9.15%しか冷めないことが明らかになりました!これ、高学歴女性にとっては嬉しい結果ですよね。そこで今回は、この詳細をご紹介します。■男性は高学歴な女性に性的興奮を覚えやすい実に7割が「気にしない」と回答。むしろ「興奮する」とポジティブに力説しているような男性の方が目立ちました。「むしろ相手が高学歴のほうががそそられる」「高学歴の女性の方が萌える」「逆に興奮する」「自分より上がいい」「そんな小さいこと思ったことがない」「自分の学力があまり高くないので、そんなことでは愛情は冷めません」「むしろ稼いでほしい」「実際嫁は日本でも有数の大学と大学院を卒業しており、自分より遥かに高学歴」現代日本は、男女問わず非正規という雇用形態が増えています。それで、「俺が養ってやる!お前はうちにいろ!」と自信をもって豪語できる男性も少なかろうと思います。そのため、“高学歴で仕事もできる”というのは男性からすると、理想の女性像のひとつなのかもしれません。恐らく、「学歴コンプレックスとか言ってらんないっす。むしろ俺を養ってほしい……」って感じでしょうかね。そりゃ保育園の待機児童が増えるわけですね。■男性は見下されることでプライドが傷付く!しかし、残り3割の男性は気にしている模様。「インテリは嫌」「かなり高学歴なら嫌かな」「そもそも相手にしてくれない」「幻滅する」「下に見られるのはきつい」「見下されてる気がする」他にも、「学歴高くても見下さなければよいかな~」という意味のコメントも多くありました。でもそれって、学歴以前の問題ですよね。学歴そのものではねられるのでしたら、そもそも恋愛対象にはなりません。しかも7割の男性は気にしないのですから、高学歴女子は胸をはって元気にお仕事をしていればよいのではないでしょうか。みなさんはどう思いますか?(文/安原宏美)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月25日(火)調査対象:全国の20~30代の男女100名
2014年12月17日ビースタイルが運営する「しゅふJOB総研」は、働く意欲のある主婦層を中心に、「女性管理職」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査は11月4日~11日、ビースタイル登録者、求人媒体「しゅふJOBサーチ」登録者の613名(既婚女性505名、未婚女性41名、既婚経験あり独身女性58名、男性9名)を対象に行われた。○管理職経験のある主婦層は27.8%調査ではまず、管理職の経験があるか尋ねたところ、「ある(27.8%)」「ない(72.2%)」と、管理職経験者は4人に1人という結果になった。また、管理職を希望するかという質問に対しては、「希望する(2.7%)」「条件によって希望する(33.2%)」と、35.9%の人が管理職を希望「する」と回答した。続いて、女性管理職についてどのようなイメージを持っているか質問したところ、最も多かった回答は「家庭と仕事を両立しづらい(69.4%)」だった。そのほか、「能力が高く仕事ができる(64.4%)」や「管理職の向き不向きに性別は関係ない(57.5%)」、「長時間勤務しなければならない(46.8%)」といったイメージを抱いている人が多いことがわかった。○女性管理職比率が低いのは、「職場の雰囲気」が原因!?2012年時点での女性管理職の割合は14.4%。なぜ女性管理職比率が低いのか、その理由を探ったところ、「結婚や出産をすると管理職として続けづらい雰囲気が職場にあるから(83.3%)」と感じている人が圧倒的で、次いで「前例となる女性管理職の数が少ない(42.7%)」「管理職志向の女性の数が少ない(36.8%)」と続き、ほかにも「日本企業の給与は、成果ではなく拘束時間で決まる仕組みだから(35.6%)」と考えている人も多かった。安倍政権は2020年に、女性管理職比率を30%にするという目標を掲げている。そこで、「女性管理職を増やすにはどうすれば良いと思いますか?」と質問したところ、「結婚や出産をしても管理職として続けやすい雰囲気を職場に作る(80.6%)」が断トツだった。そのほか、「拘束時間ではなく成果で給与を決める仕組みを導入する(46.3%)」「在宅勤務が認められる業務を増やす(40.5%)」「女性管理職の事例を増やす(38.7%)」といった回答が上位を占めた。○女性管理職についての意見最後に、女性管理職について自由意見をつのったところ、「女性が管理職になるのは、出産と育児の壁を越えるのが大変だ」(東京都41歳)、「日本の社会で女性の管理職は大変そう」(海外36歳)、「女性は家庭でも仕事をしなければならないので残業や休日出勤などもできないし、管理職になれる機会が少ないから」(埼玉県49歳)など、女性が管理職になる大変さを訴える意見が多数寄せられた。また、「女性の管理職は、感情を持ち込むので反対!」(神奈川県42歳)、「男性が嫉妬するから面倒くさい」(東京都43歳)、「女性の就業意識の向上が必要、自立した女性が多くなる必要がある」(千葉県46歳)、「管理職としての教育を受けていない」(東京都44歳)といった問題点を挙げる人も。さらに、「『女性』管理職を増やそう、という意識がそもそもおかしい」(埼玉県48歳)、「性別を意識し過ぎている。能力評価の仕組みの上に女性管理職も成り立つ。女性も権利を主張するだけでなく、能力向上に努めたい」(東京都51歳)、「ジャンル的に女性が活きる業界なら今より増やすのもアリですが、大ざっぱに『女性管理職を増やせ』と企業に言うのは違うと思ってます」(東京都42歳)など、女性管理職を増やそうという考えに反論する人も多く見受けられた。
2014年12月11日サーブコープジャパンは3日、「押さえておきたい日本のビジネスマナーのポイント」についての調査結果を発表した。同調査は10月31日~11月3日の期間、従業員10人以上の企業で働く40歳~59歳の管理職者400人を対象に実施したもの。○管理職が気になるマナー違反とは?「オフィスでのマナー」では、「渡した名刺をすぐにしまわれた」ことを気にする人が38.3%で最多。「名刺を渡したら、見ずにそのまましまった」(44歳/男性)の他にも、「名刺を片手で受け取られた」(52歳/男性)、「名刺を机の上に置きっぱなしにする」(42歳/女性)などを気にする意見が寄せられている。他には「お茶を部下・後輩の後に出された」(33.3%)、「相手側が、役職に応じた席順で着席していなかった」(28.5%)、「会議終了後、相手側がエレベーターまで見送ってもらえなかった」(17.8%)、「会議中に、3回ではなく2回ノックして入室してきた人がいた」(12.5%)という結果になった。「社内の宴会マナー」では、「お会計時に部下がお財布を取り出す姿勢が見られない」(30.1%)が最多。具体的には「会計時、支払う意思が全くない者がいる」(56歳/男性)、「部下が食事などの会計でお財布をださないことは気にならないが"ごちそうさま"のひと言がないと気になる」(49歳/女性)などがあげられた。他には「グラスが空なのに、部下がお酒を注いでくれない」(26,6%)、「部下が2次会の誘いを断った」(14.8%)、「部下が自分のグラスよりも高い位置にグラスをあげて乾杯した」(10.8%)となった。「勤務態度に関するマナー」については「部下が営業・外回りから戻ってくるのが遅い」が34.3%で最も多かった。よせられた意見は「帰社予定時間より遅れるにも関わらず、事前に連絡しなかったことをきつく叱った」(49歳/男性)、「外回りからの戻りが遅いと、事故などの可能性に不安を感じる」(47歳/男性)、「報告がないので、外回りで何をしているのかわからない時がある」(49歳/男性)など。他には「部下がいつも定時に帰宅する」(22.5%)、「部下が営業・外回りから帰ってくるのが早い」(16.5%)、「部下がいつも自分より先に帰宅する、でも仕事はちゃんと出来ている」(10.5%)となった。
2014年12月04日Spire Research & Consulting(本社/シンガポール)は12月1日、インド、中国、マレーシアの3カ国の女性経営者および管理職についての調査を取りまとめ、その結果を発表した。○キャリアアップには勤務体制の多様性が必要同社は、ASEAN、アフリカ、中東、中南米など新興国市場に特化したリサーチを行っている。今回、インド、中国、マレーシアの各100名、合計300人を対象に調査を実施した。教務体制についてフレックスタイムや在宅勤務など働き方の多様性が必要であるか尋ねたところ、インドでは44%、マレーシアは55%、中国は46%が「そう思う」と回答した。3国共通で女性のキャリアアップには勤務体制の多様性が求めていることが分かる。各国の「ワークライフバランス」について聞くと「ワークライフバランスがとれていない」と答えた国は中国が85%と最も高く、マレーシアは43%、最も低かったのはインドで12%だった。職場における男女差別問題について尋ねると、中国では42%、インドは21%、マレーシアは35%が「感じる」と回答している。インドでは、男子校の卒業生で構成される「オールド・ボーイ・ネットワークの存在」で情報が女性を含めた外部に共有されないことが問題であるという人が38%みられた。○3カ国とも出産・育休後に同じ地位に復帰することを望む管理職についている女性のロールモデル(模範となる女性)について聞くと、インドでは51%、中国では23%もの女性たちが「ロールモデルがいない」と回答した。ロールモデルがいると答えた女性たちは女性ジャーナリストやすでに活躍している女性CEO、またマレーシアでは「母や姉」など身近にいる人を挙げている。各国の女性たちは現状の仕事環境をどのように改善したいか具体的に尋ねたところ、3国とも女性が出産・育休後に同じ地位に復帰することを求めていることがわかった(中国57%、インド63%、マレーシア47%)。インドでは「男女差別とハラスメント社内ホットラインの設立」を26%が求めており、実際に差別にあっている女性が多くいることを示唆している。
2014年12月02日日本ネイリスト協会はこのほど、「ビジネスシーンでのネイル」に関する調査の結果を公表した。同調査は、全国の20代~40代の有職者一般職女性計400名と、管理職男女計100名を対象に、10月15日から20日にかけてインターネット調査で実施した。○OKネイル VS NGネイル「10種類のさまざまなネイルアートの中から色やデザイン別に受ける印象」を調査した。その結果、「ホワイトフレンチ」が高い支持を獲得した一方、最も不人気だったのは「アニマル柄」、次いで「ロックスタッズ」だった。また、クリア、ベージュ、ホワイトといった清潔感を演出するカラーがトップ3を占めた。これは働く女性/管理職ともに結果が同一となっており、職場でのネイルデザインについてのOK/NGラインの認識はともに一致していることがわかった。○オフィスでのネイルは昔よりも寛容に?働く女性400名に対して「ビジネスシーンにおいてネイルをすること(もしくはしている人)についてどう思うか」と聞いた。その結果、「特に問題ないと思う(45.0%)」、「やや気になるが問題ないと思う(31.8%)」、「好感度が高い(3.3%)」と、8割以上の人が問題なしと回答した。「ネイルをしていて仕事に支障をきたしたことがあるか」という質問に対しても、9割近く(88.1%)が「ない」と答えた。また、「ネイルをしていてよかったと思ったことがある」という人も7割以上(73.8%)いた。理由として「気分が上がる(84.9%)」、「美意識が高まる(45.2%)」といった回答が多数を占めた。「昔と比べて職場でのネイルアートに対する寛容度が変化しているか」を管理職に聞いた。その結果、自分が新入社員だった頃と比べて「寛容になっている(76.0%)」と感じている管理職が4人に3人おり、ビジネスシーンにおけるネイルに対する風当たりは随分とよくなっていることが伺えたという。「部下のネイルアートに対しての管理職の印象」は、「肯定派(とても良い、良いと思う)」が51.0%、「否定派(あまり良いと思わない、良いと思わない)」が49.0%と、ほぼ五分五分の結果となった。しかし男女別では、72.0%の男性上司が否定派であったのに対し、女性上司は好印象派が72.0%と、逆転現象が起きた。
2014年11月12日オウチーノ総研はこのほど、20~39歳の未婚女性443名と、子どもがいる40~65歳の既婚女性663名を対象に、「仕事と結婚・出産」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は9月26日~29日。調査ではまず、仕事で「管理職」になりたいと思っている女性がどれくらいいるかを調査したところ、「なりたい」と回答した人は、20~39歳未婚女性では8.6%、40~65歳既婚子持ち女性はわずか2.6%という結果となり、未婚・既婚に関わらず、管理職願望を持っている人は10%未満とごくわずかであることが明らかとなった。「なりたい」と思っている人の理由としては、20~39歳未婚女性では「給料が上がるから」(34歳)が最も多く、対して40~65歳既婚子持ち女性は、「責任のある立場で業務を行い、給与面でも満足したいから」(43歳)や「仕事をするうえで、やりがいがあるから」(58歳)といった理由が多く見られた。○未婚女性46.1%が出産後も「仕事をしたい」と回答次に、20~39歳未婚女性を対象に、「あなたは、仕事と結婚・出産についてどう考えますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「出産したらいったん仕事をやめ、子育てが落ち着いたら再び働きたい(25.6%)」で、次に「産休・育休などを活用して、結婚・出産しても仕事は続けたい(20.5%)」と、46.1%が「子どもを産んだ後も仕事をしたい」と考えていることがわかった。また、その理由については、「お金が必要だから」という意見が多かった。○結婚・出産後の理想と現実次に、40~65歳の既婚子持ち女性を対象に、仕事と結婚・出産についての理想と現実について調査した。結果、「結婚したら仕事はやめたかった(25.0%)」「出産したら仕事をやめ、専業主婦になりたい(15.5%)」と、およそ4割が結婚や出産を機に仕事をやめたいと考えていたことが判明。また、「出産したらいったん仕事をやめ、子育てが落ち着いたら再び働きたい(26.5%)」、「産休・育休などを活用して、結婚・出産しても仕事は続けたい(20.5%)」と、47.0%が仕事を続けることを理想としていたことが明らかとなった。対して現実はというと、5割以上の人が「結婚したら仕事はやめた(33.7%)」や「出産したら仕事をやめ、専業主婦になった(17.9%)」と回答。また、「出産したらいったん仕事をやめ、子育てが落ち着いたら再び働いた(21.7%)」や「産休・育休などを活用して、結婚・出産しても仕事は続けた(12.5%)」と、実際に出産後も仕事をしている人は34.2%という結果となった。○女性が考える「女性の活躍」に必要なこと最後に、「女性が社会で活躍するために必要なことは何だと思いますか?」と聞いてみたところ、20~39歳未婚女性の支持率が最も高かったのは、「職場の産休・育休・短時間勤務等の充実(42.4%)」だった。次いで「子育て後に元の会社に復帰できる仕組み(37.0%)」、「出産・子育てに対する職場の理解(29.6%)」と続いた。一方、40~65歳既婚子持ち女性の1位は「子育て後に元の会社に復帰できる仕組み(40.1%)」で、2位が「職場の産休・育休・短時間勤務等の充実(36.8%)」、3位は「出産・子育てに対する職場の理解(36.7%)」という結果に。これらの結果を受けて、「女性の活躍を推していく上では、子どもを育てながら働けるよう支援するだけでなく、一度職場を離れた後再度復帰しやすい仕組みを作ることが、必要不可欠なのだろう」と調査ではコメントしている。
2014年10月10日リクルートマネジメントソリューションズは6月に、部長以上の経営職、管理職131名を対象に「リベラルアーツに対する調査」を実施した。同調査は、従業員規模が500名以上の企業に勤める経営職・管理職で、最終学歴は大卒、リベラルアーツについて聞いたことがある人を対象とした。まず、経営職、管理職で成果をあげる上で、教養などのリベラルアーツは必要だと思うか尋ねたところ、「必ず必要だと思う」(14.5%)、「必要だと思う」(35.1%)、「どちらかといえば必要だと思う」(32.8%)の合わせて82.4%が必要だと回答した。リベラルアーツの学習状況について尋ねたところ、61.1%が社会人になってから学んだ経験があると回答した。学習して仕事をする上で役に立っているものについて聞くと、経済学、歴史が約7割、心理学、先端技術、自然科学が約6割、政治学、文学が約5割だった。学習経験の有無などにかかわらず、経営職、管理職にとって、リベラルアーツは何の役に立つか尋ねると、「多様なものの見方ができるようになる」(61.1%)、「意思決定における自分の軸を作る」(51.9%)が半数を超えた。以下「持論を形成する」(42.0%)「変化に対応すること」(35.9%)、「海外の異文化を理解すること」(31.3%)が続いている。
2014年09月26日社会に出て働き始めて何年か経つと、これから先の働き方をいろいろ考えるようにもなりますよね。女性はまだまだ結婚や出産をきっかけに退社する人も多く、長く働いて管理職になるイメージを持つのは難しいかも。実際に管理職で働いている人は、仕事に対してどんな風に感じているのでしょうか。「リクナビNEXT」が30代ビジネスパーソンに対して行った、勤務形態・待遇・評価についての考えや仕事に対する意欲、ビジネスに関わることでかけている費用等についてアンケートの結果を見てみましょう。調査対象となったのは、30~39歳のビジネスパーソン668名(男性管理職154名、男性非管理職174名、女性管理職75名、女性非管理職265名)です。まず、会社からの評価(賞与が高い、上司からの信頼を得ているなど)に満足しているかという問いに対して、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた管理職は、男性が38.3%、女性が54.6%と、男女で差が生じました。また、ワークライフバランスがとれているかという問いについても、「当てはまる」「ややあてはまる」と答えた管理職は、男性が34.4%、女性が50.7%と、女性が男性を上回る結果に。さらに、職場環境(勤務地、社内のインフラ、福利厚生など)に満足しているかという問いについても、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた管理職は、男性46.8%、女性が57.3%と、こちらも女性のほうが満足度が高いことがわかりました。管理職ともなれば忙しく、ワークライフバランスをとるのが難しそうな印象ですが、実際に管理職として働いている女性は、上手にワークライフバランスをとり、いきいきと働いている人が多いようです。さらに、仕事に対する意欲に関する問いでも、仕事が楽しいかという問いに「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた管理職は、男性が42.2%、女性が52.0%、同様に、やりがいがあるかという問いに対しては、男性が50.6%、女性が58.7%、成長実感があるかという問いに対しては、男性が40.9%、女性が46.7%となり、いずれも女性のほうが仕事に対して高い意欲を持っているようです。また、「ビジネスに関する自己投資額」を訊いてみると、「ビジネススクールへの参加費用」は、男性管理職が1,500円であるのに対し、女性管理職は9,900円と大きな差が。ビジネス関連の書籍購入費も同様で、男性管理職が4,200円、女性管理職は6,000円という結果に。女性管理職は、仕事のために自己投資し、努力した結果として、スキルアップし、管理職として働いているからこそ、仕事に対する満足度も高く、いきいきと働けるのかもしれませんね。いまの仕事に不満があったり、なかなかいきいきと働けないと思うのであれば、積極的に管理職をめざしてみるのもひとつの方法かも。努力を重ねて、スキルアップできれば、自分に自信も持てて、仕事そのものも楽しめそうですよね。これから先も働いていくイメージを描いて、仕事に対する高い意欲を持って、いきいきと働けるようになりたいものですね。・リクナビNEXT 調査結果掲載ページ
2014年08月20日社会での女性の活躍が叫ばれていますが、自分自身の働き方についてはどんな風に考えていますか。管理職になってバリバリ働きたい人もいる一方、あまり興味がないという人もいるかも。ただ、実際に管理職として働いている人とそうでない人では何か違いがあるのか、気になるところですよね。求人情報サイト、 リクナビNEXT が、女性ビジネスパーソンに対する調査の結果を見ると、30代と20代でのビジネスに関わる時間と費用の想像以上に顕著な変化がわかります。まず、勤務時間や残業時間に関しては、20代から30代にかけて増加する人が多かったものの、30代管理職と30代非管理職で差はないという結果が出ました。けれども、勤務時間以外で「社内の人との付き合いにかける時間」と「社外の人との付き合いにかける時間」においては、大きな差が見られました。「社内の人との付き合いにかける時間」は、30代管理職が週に2.88時間であるのに対し、30代非管理職は1.25時間、20代は1.73時間と1時間以上の違いが。「社外の人との付き合いにかける時間」も、倍近い差がつきました。社内外での人間関係は仕事をするうえで重要なことを感じている人もいるかも。そこに時間をかけて人脈を築けるかどうかが、30代からのキャリアアップに大きな影響を及ぼすのですね。次に、現在ビジネスに関わることでかけている費用をたずねたところ、ビジネススクールへの参加やビジネス書籍購入、社内の人との付き合いにかける費用、社外の人との付き合いにかける費用、いずれにおいても、30代管理職は、20代、30代非管理職を大きく引き離す結果となりました。特に、ビジネススクールへの参加費用については、30代管理職の9,900円に対し、30代非管理職は700円と約14倍の差がついており、20代非管理職も1,200円と、大きな差が生じています。もし20代に戻れるとしたら、今の自分のために最も時間をかけたいことをたずねたところ、30代管理職の24.0%が、「ビジネススキルをあげるためにビジネススクールへ参加する」と回答。他にも「社内の人との付き合いを深める」「ビジネススキルを上げるためにビジネス書を読む」「もっと仕事量を増やす」などの項目で30代非管理職より3ポイント以上の差がつきました。30代で管理職になった人は、20代からスキルアップをしておけばよかったと感じる人が多いようですね。今回のアンケートに回答した30代管理職のうち、52.0%が「仕事が楽しい」と答えているのに対し、「仕事が楽しい」と答えた30代非管理職は28.7%と管理職の約半分。仕事を楽しく続けたいなら、スキルアップをして、管理職をめざすのもひとつの方法なのかも。20代の頃は、なかなか30代のことはなかなか想像しにくいですよね。けれども、30代になって後悔しないように、そして可能性をより大きなものにしておくためにも、自分自身の働き方について改めて考えてみるのもよさそうです。・リクナビNEXT 公式サイト
2014年07月17日女性の社会進出が目覚ましい近年。管理職を目指している、もしくは管理職としてキャリアを研鑽中の人も多いのではないでしょうか。そんな女性達のために今回は、芸能事務所「タイタン」など6社を経営する太田光代さんと、テレビでも活躍中で「アムール法律事務所」の代表弁護士を務める大渕愛子さん、そして進行役に転職サイト「リクナビNEXT」副編集長の原田芳江さんを迎えて、女性管理職ならではのマネジメント論や仕事観を、赤裸々に語っていただきました。――リクナビNEXTの アンケート【1】 では、女性管理職で最も多い職種は財務・会計・経理などの専門職で、全体の24.8%を占める結果が出ています。弁護士も専門職ですが、大渕さんが弁護士としてキャリアの道を進まれたきっかけは何だったのでしょうか。大渕愛子さん(以下:大渕)高校生の頃に、将来は専業主婦か働く女性になるか悩んだ時期があったんです。その当時は、自分の結婚や出産がどうなるかなんてイメージわかなかったので、何が起こるかわからない人生の中でキャリアがある方が乗り越えていけるかなと考えたんです。裁量の利く仕事の方が何かと自由にできるでしょうし。――太田さんは、夫である爆笑問題のマネジメント事務所「タイタン」を1993年に設立されました。太田光代さん(以下:太田)当時彼らが元々所属していた事務所を飛び出しました。あれは芸能界のご法度なんです。周りからは相当厳しい目にさらされました。それまでお世話になった方々への申し訳なさと、誰かが何とかしてあげないと彼らがつぶれてしまうと考え、仕方なく、なんです(苦笑)。ただね、仕方なく始めてみても、意外とここまで来ますってことなんですよ。だから、迷うぐらいなら、絶対に挑戦してみたほうがいい。私も社長業なんて全くわかりませんでしたが、1週間くらいで「向いてるかな」って思える瞬間がありました。私、元々考えすぎる嫌いがありましたが、この仕事は考えすぎるということはありません。いろいろ考えて、いくつアイデアを出せるかが勝負の世界なので、そもそも考えすぎるということがありません。これまで自分のダメな部分と考えてたことがびたっとはまった感じがしました。大渕:私も、責任とか重く考えすぎないで、チャレンジしたほうがいいと思います。選択肢を狭めてしまうと、とらわれた枠の中で生きなければならなくなるじゃないですか。人生、いくらでもやり直しがききますし、踏み出した一歩のために人生が終わる、なんてことも実際はないわけですし。太田:迷っているということは、「やってみてもいい」と少しは思っていることでしょ。誰かが自分の代わりに就いて成功したら、挑戦すれば良かったと後悔もしますし、人生は一度きりですから、それって一番、残念なことですよ。――そうはいっても管理職になるにあたって、不安に思われている方もいらっしゃいます。大渕:リクナビNEXTの アンケート【2】 では、「管理職になって犠牲にしたもの」の1位に「趣味に費やす時間」とありましたが、私は逆じゃないかなって思います。自由な時間そのものは減るかもしれませんが、必然的に収入がアップしますし、スケジュールもコントロールできる立場になるので、楽しめる範囲が広がるんです。だから自由度は増すと思いますけどね。太田:日本人は遊ぶのが下手な人が多い気がします。仕事の区切りで自分へのご褒美を与えてあげることで人生が華やぐと思う。実際に、 アンケート【2】 の結果でも「管理職になって得られたもの」の中に「服装の自由度」「おしゃれにかける時間」という回答があります。好きなことにお金を使うことって人生において大事なことですよね。大渕:あと、子育てや結婚がキャリアの障壁になってしまうのではと危惧する声もありましたが、そうではないと思います。昔は女は家に入るという風習がありましたけど、これからは家事も育児も分担していく時代です。企業努力も増え始めています。仕事と家庭を両立させる女性が増えていってほしいですね。――そうですね。世の中にもっともっと挑戦する女性が増えていったら素敵ですね。その挑戦の末掴んだ管理職。管理職だからこそ得られるものはなんでしょうか? 太田:部下の成長を目の当たりにできるのが醍醐味ですよね。女性は母性本能が働きますから、部下が身内か子供のように感じられて、彼ら彼女らが色々な事を覚えていく過程を見ると、やってきて良かったなと思います。企業は人が財産ですし。大渕:私の事務所でも若い弁護士を雇っています。部下が一番輝ける役割を与えたり、逆にやりたくないであろう仕事も頑張ってもらわなければいけない場面もあります。その時は、この仕事には今後のキャリアを見据え、ちゃんと意味があることをしっかり伝えてあげるようにしています。太田:言わなければわからないですよね。色々な経験を積ませてあげることはとても大事。どんな仕事でも、人生において無駄になるものは何も無いことを理解させてあげるのは管理職において重要な役割ですね。――ありがとうございます。最後に、管理職を目指す女性にメッセージをお願いします。太田:女性は、男性が気づかない女性ならではの発想を絶対に持っているので、その視点を生かして下さい。そして、楽しむ時は思いっきり楽しみましょう! 大渕:女性管理職が今後ますます増えるのが時流ですから、実力を発揮しやすい環境にもなってくると思います。自分のためだけではなく、世の中のためにもやっていくという充実感を感じてもらいたいですね。■今回の対談の詳しい様子は こちら からご覧いただけます。
2014年03月20日2013年度「男女共同参画白書」によると、管理職に就いている女性の割合は11.1%、世界から見ても低い水準だそうです。そのような状況の中で、女性上司と男性上司の特徴はどんなところにあるのでしょうか? マイナビニュース会員500名にきいてみました。Q.女性上司と男性上司、違いはあると思いますか?はい 70.6%いいえ 29.4%はい■細やかさの違い・「女性上司のが気遣いがこまやか…お菓子の差し入れとか」(36歳女性/情報・IT/事務系専門職)・「女性の方が、体調を気遣ったりしてくれて、働きやすい部分が大きい」(34歳男性/機械・精密機器/営業職)・「男性上司にくらべ、"細やか"な指摘ができる…男性上司は単に"細かい"だけなことが多い」(30歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「女性上司は細部をみて大をみず、男性上司は大をみて細部をみず、という感じでしょうか」(41歳男性/その他/販売職・サービス系)■感情の違い・「男性のほうが色眼鏡が強いように思います…ただし女性はどうしても体調や感情に左右される人が多いというのもあります」(36/女性/情報・IT/販売職・サービス系)・「女性上司はヒステリックになりがち…顧客に対しても感情を出す一方、男性上司は自己保身にはしりがち…周りと自分の出世を気にしがち」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「男性はプライドとか世間体とかで話をしてくるが、女性のは理論的に考えてくれる」(25歳女性/食品・飲料/事務系専門職)■厳しさの違い・「女性に対しては、男性上司の方が優しい…女性上司の方がシビア」(26歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)・「やっぱり男性は女性に甘い」(26歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「最終的には女性の方が部下にきつい気がする」(45歳男性/その他/クリエイティブ職)■その他・「女性には優秀な上司と、ねっちこい上司と別れており、男性は無能な上司とやり手な上司、ごますりの上司と3種類いる」(50歳男性/情報・IT/技術職)・「評価するポイントが異なる…男性上司はあくまで結果重視、女性上司は過程も含めて結果を評価してくれた…ただし、女性上司は男性上司に比べて人の好き嫌いでの判断の面も大きい」(26歳女性/情報・IT/技術職)・「周りの見方が異なる」(30歳男性/食品・飲料/技術職)・「女性上司の方が怒られたときにショックが大きい…男性上司のほうがやりやすい」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)いいえ■上司は上司・「マネージャーになる人間は、人間的にもそれなり優秀だと思うから」(48歳男性/情報・IT/技術職)・「上司は部内の目標達成のための計画を立てたり、部下の教育や評価など男性上司も女性上司も求められることは同じなので違いはないと思う」(27歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)・「女性でも職制になるような人は男性社会を同等に渡り歩いてきた、ある意味男らしい人なので変わらない」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)■個性による・「性別というより、個性による違いが大きいと思うからです」(23歳女性/ソフトウェア/技術職)・「男女を問わずいろいろあるので関係ないと思います」(46歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)■男性上司しかいない・「今の職場は男性上司しかいないので、女性上司との違いがあるかどうか分からない」(26歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「女上司がいないので…わからない」(30歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■総評女性上司と男性上司、意見が多くあがったのが「女性は細やか、男性はおおざっぱ」「女性は感情的、男性は論理的」といったものでした。個人差や先入観もあると思いますが、そう感じる人は数多くいたようで、どちらにもメリットデメリットがあるという意見が多数でした。「違いを感じない」派については、「上司は上司」「個人による」と、これももっともな意見が。ただ、「女性上司がいない」という方もたくさんいたので、そもそもわからないということもありそうです。現在女性上司が少ないために、「女性で管理職になる人」の性格が似ているということもあるかもしれません。もっと増えたら、個人差なのか性別の差なのか見えてきそうです。女性も男性も輝く日本になるといいですね。調査時期: 2013年11月15日~11月16日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性219名 女性281名 合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2013年12月12日日本マンパワーは、従業員1,000名以上の企業に勤める「40代社員(一般社員・部下有り管理職・部下無し管理職)」、「30代社員」、「人事担当者」計1,000名を対象に、キャリアに関するアンケート調査「40代のキャリア・リサーチ」を実施した。調査期間は7月。○40代一般社員の半数が「あきらめ感」を自覚「40代社員(一般社員・部下有り管理職・部下無し管理職)」、「30代社員」それぞれを対象に、最近、あきらめ感を感じることが多いか聞いたところ、「40代一般社員」の48.5%が「あてはまる」(「あてはまる(11.5%)」+「少し当てはまる(37.0%)」)と回答した。このことから、40代で役職のない社員ほどあきらめ感が強く、キャリアに関する閉塞感が感じられることがわかる。また、今後昇進の可能性があるか聞いたところ、「40代一般社員」で「あてはまる」(「あてはまる(5.5%)」+「少し当てはまる(18.0%)」)と答えたは23.5%だった。同じ40代でも「部下有り管理職」は、64%(「あてはまる(19.5%)」+「少し当てはまる(44.5%)」)が昇進の可能性があると答えており、その差は40.5ポイントにも及んでいる。なお、現在の仕事にやりがいを持っているかについては、「40代一般社員」の3割が「あてはまる(30%)」(「あてはまる(6.0%)」+「少し当てはまる(24.0%)」)と回答。一方「30代社員」は4割が「当てはまる(36%)」(「あてはまる(11.0%)」+「少し当てはまる(25.0%)」)と答え、40代一般社員のほうが低い割り合いとなった。○人事担当者が考える40代社員の問題点は「成長の鈍化」「若手・後輩の育成力不足」人事担当者に、自社の40代の社員を見渡した時、どんなことが問題だと考えられるか聞いたところ、「成長の鈍化(60.0%)」、「自身の置かれている環境への認識不足(49.5%)」、「若手・後輩の育成力不足(49.0%)」が上位にランクイン。そのほか、「役割の認識不足(48.5%)」、「成長意欲の不足(47.5%)」、「あきらめ感(46.5%)」などが続いている。さらに、会社への貢献度を100点満点で表してもらったところ、40代社員の自己評価が69.3点であったのに対し、人事担当者は62.1点とギャップがあることが判明。このことから同社では、「キャリア開発を支援する仕組みや成長を促す場を設け、期待する役割などを伝える必要がある」と分析している。
2013年10月23日時代の流れや不景気の影響で、仕事を続ける前提でライフプランを立てている人も多いでしょう。しかし女性にとっては、結婚や出産という大きなライフイベントもあります。子どもを産みたいのか、産むなら何歳までに産むのか、育児が落ち着いたら職場復帰できるのか――そんなことも具体的に考え始めなければなりません。また、女性の社会進出が増加しているとは言え、まだまだ主要なポストに就いている女性は多くなかったり、一生働いていく自信がない…といったように、悩ましい問題は山積みです。そんな時に一度は考える「手に職」がある専門職、という選択肢。しかしその実態は、専門職だけに知らない事も多く、将来がイメージしにくいですよね。そこで今回は女性の「手に職」の代名詞的存在である看護師を解説します。看護師のキャリアプランは、以前は看護師長、副看護部長、看護部長というように、病院の中でキャリアアップすることが一般的でした。ところが、近年看護のなかで専門の資格ができたり、海外に活躍の場を求める看護師が登場したりと、いろいろな選択肢が増えてきているようです。まずは看護師のキャリアプランの選択肢をシンプルに4つに分けてみました。■方向性1:スペシャリスト医療の高度化が進む上で、特定の分野においての知識や技術を持つ看護師が、医療の現場に必要になってきました。そこで、新しく登場したのが、「認定看護師」と「専門看護師」と言われる資格です。がん、小児、救急、皮膚・排泄ケア、緩和ケアなど、病院内でもフレキシブルに病棟の壁を越えて働いたり、新しいプロジェクトの中心になったりと、活躍の場は増えつつあります。やりたいことを究めて「この分野では誰にも負けない」という強みを持てれば、どんな職場でも頼られる存在に。スペシャリストは一つのことに集中するタイプの方にはオススメのキャリアといえるでしょう。■方向性2:ジェネラリスト豊富な経験を持ち、院内でオールラウンドに活躍できる看護師をジェネラリストと呼びます。ジェネラリストは病院には決して欠かせない存在。領域、対象を問わず基本的な看護ができ、患者さんの基本的なニーズを満たすことができるジェネラリストは、医療の基礎を支えているといえます。医療の専門分化が進んでいることにより、スペシャリストのニーズは高まっていますが、ジェネラリストなしにはスペシャリストが活躍する場所は無く、看護は成り立ちません。ジェネラリストが、一定水準以上の看護を提供している条件の中でしか、スペシャリストの知識、技術が生かせないからです。また、ジェネラリストは時代の変化に適応しやすいので、チャレンジするのが好きな方や、幅広く多様な知識を得たいという好奇心旺盛な方にオススメ。注意すべきは色々と手を出しすぎて中途半端な経験だけ増えること。知識をつける場合は「浅く広く」ではなく、「深く広く」が理想です。■方向性3:マネージャー組織を束ねる看護師長、看護部長などの職種の総称がマネージャーです。ジェネラリストを経て管理者になる人が大半ですが、ジェネラリストの知識だけでは管理者は務まりません。自分の受け持つ組織をしっかりと見て、全体をコントロールする力が必要だからです。マネージャーに求められる力として大きいのがコミュニケーション力であるといわれています。個々の看護師とはもちろん、他職種、時には病院外の人とも連携をとる必要があるためです。管理者になった人の中には、“認定看護管理者”という専門の教育を受けたり、大学院に通ったりして、マネジメントの勉強をする人も増えています。管理者は看護師としての蓄積が豊富であるために、経験に頼ってしまう傾向がありますが、マネジメントの理論を習得することで、経験と理論の両面から現場の問題を捉えられるようになるそうです。マネージャーはチームとそのメンバーの責任者。チームに方向性を与え、その方向に行動させる存在です。メンバーの能力を引き出し、チームで目標を達成する事に喜びを感じる方は管理者としての道を考えてみてもよいでしょう。■方向性4:教育者看護学校や大学などの講師、教員です。マネージャーを経験してから病院附属の看護学校で教鞭をとるケースが多いでしょう。必要な資格は教育施設ごとに異なりますが、概ね5年以上の臨床経験が必要になります。看護技術、看護理論、看護倫理などを教えることが主な仕事ですが、学生たちのモチベーションを高めたり、進路相談にのってアドバイスをしたりという「看護師のたまご」にとっての良き理解者でもあります。教育やサポートをすることはたいへん重要であり、その部分を担う教育者の責任は大きいですが、その分やりがいが大きいともいえます。教育者というキャリアは、自分がどう指導するかによって教えられる側の今後を左右する事にもなります。そのため、時には厳しく指導しなければならない時もあり精神的な強さが必要になってきます。人が成長していく過程に喜びを感じられる方は、教育者への道を歩んでみてはいかがでしょう。今回紹介したキャリアプランは看護師のものですが、その他の専門職にも通じるものがあります。つまり自分の適正や、どのように働きたいか次第で、キャリアプランの方向を考えることが大切なのです。専門職でその道を究めれば、かなりの収入が見込める事もありますし安定もします。また、自分のライフスタイルを優先させて働くことも可能です。一方で、その職に対する姿勢やモチベーションの高さなども関わり、自分自身がその職務をどう考えているのか見つめていくことが大切でしょう。「手に職だから」安心ということではなく、「『職』を持ったその先に何を求めるか」から考えて、自分のキャリアプランを考えてみるのもいいですね。■今回ご紹介した以外にも、恋愛術や生活の知恵など、ナースの意外な情報を大公開中! ナースフル×ウーマンエキサイト特別企画ページ ■取材協力: リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」
2013年02月28日労務行政研究所はこのほど、「労働時間・休日・休暇等に関する実態調査」の結果から、管理職に対する残業代および深夜割増賃金についてまとめたものを発表した。同調査は、5月24日~7月17日の期間に行われ、全国の企業233社から有効回答を得た。労働基準法では、「管理監督者(いわゆる管理職)」は労働時間の適用の対象外となっており、通常、残業代が支給されない場合が多い。しかし、管理監督者の要件を満たしているかどうかは、その職務や権限などの実質から判断されるため、「『管理職だからというだけで残業代は不要』ということにはならない」(労務行政研究所)。一方、午後10時~翌日午前5時の「深夜労働」は同法の適用対象となるため、管理監督者であってもその時間帯に労働した場合には割増賃金を支給する必要があるが、この点を認識していない企業が少なくないという。そこで、今回の調査では管理職の残業代および深夜割増賃金の実態を探った。まず、各社における管理職(部長・課長・課長代理・係長・主任の各役職位)の有無を尋ね、その役職位がある企業について、それぞれに対する残業代支給の有無を尋ねたところ、「支給」と回答した割合は、部長クラスでは0.9%、課長クラスでは3.7%と少なかったのに対し、課長代理クラスでは4割近くの38.5%に増加、さらに係長クラスでは89.0%、主任クラスでは94.6%と大半を占める結果となった。一方、「不支給」の割合は、係長クラスでは6.2%、主任クラスでは3.4%だったのに対し、部長クラスでは95.1%、課長クラスでは88.5%、課長代理クラスでは51.0%と半数から9割以上を占めた。次に、管理職の深夜労働に対する割増賃金の支給状態を聞いてみると、「割増賃金を支給している」と回答した企業は68.4%。それに対して、「支給していない」企業は20.4%、「割増賃金でなく、定額の手当てを支給する」企業は8.9%だった。規模別に見た場合、「割増賃金を支給している」割合は、1,000人以上の企業では69.5%、300~999人では76.1%、300人未満では56.6%。一方、「支給していない」割合は、1,000人以上では18.1%、300人~999人では14.9%、300人未満では32.1%となった。割増賃金を支給している場合の割増率の設定状況については、「法定どおり(25%)」が72.5%、「法定を上回る率」が27.5%。「法定を上回る率」と答えた企業を規模別に見ると、1,000人以上では36.1%、300人~999人では27.5%、300人未満では6.7%となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日経済同友会は16日、同法人所属企業を対象に実施した女性管理職・役員の登用および活用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、7月~8月の期間にFAXにて行われ、219社から有効回答を得た。同調査で女性従業員の登用について調べたところ、日本国内では従業員の41.0%が女性であることが分かった。業種別に見た場合、製造業では24.1%だったのに対し、非製造業では48.4%と倍以上の差が見られた。一方、海外拠点について見ると、製造業では37.9%、非製造業では32.3%となり、製造業の方が女性従業員の割合が高かった。役員・管理職における女性の割合を尋ねてみると、OECD(経済協力開発機構)加盟国の多くが30%を超える中、日本企業では課長級以上で4.6%、部長級以上では2.7%にとどまることが判明。取締役では2.6%となり、このうち社外取締役については4.5%と女性登用を進めている状況がうかがえる。また、課長級では非製造業が6.9%、製造業が3.6%と、非製造業が製造業の倍近い割合となった。女性役員の比率の推移はどのような傾向にあるか聞いたところ、13.0%が「増加傾向」にあると回答。それに対して、「女性役員はいない」は58.6%、「横ばい」は27.4%、「減少傾向」は0.9%だった。一方、女性管理職の比率の推移については、52.6%が「増加傾向」にあると答え、「女性管理職はいない」は8%、「横ばい」は37.6%、「減少傾向」は1.9%だった。女性管理職登用の具体的数値目標を設定していない企業は半数以上の58.0%。反対に、具体的数値目標を設定している企業は15.1%となった。これらの企業では現状の登用率も高く、管理職7.7%、意思決定ボード(部長、役員<取締役・執行役・執行役員>)4.3%、数値目標の平均は2016年までに女性管理職登用15.0%だった。また、数値目標を設定している企業のうち54.5%はCSRレポートを中心に対外的に公表していた。2011年度総合職の新卒の女性採用実績は28.1%で、全従業員数に占める女性の割合と比べると12.9ポイント低い。業種別では、製造業が23.5%、非製造業が30.7%となっている。男性の育児休暇取得率は3.5%。中でも従業員5,000人以上の大企業は5.4%と取得率が高い傾向にある。業種別では、製造業が5.1%と、非製造業の2.7%より2.4ポイント多かった。また、男性育児休暇取得率を回答した企業の女性管理職登用は4.7%と全体平均より高くなっていた。女性の登用・活用のために必要と思う施策については、「行政による育児支援インフラの整備・強化を図る」が最も多く14.5%。以下、「仕事の継続を支援する両立支援施策を充実させる」が11.5%、「職務の明確化、男女差のない公正な評価・処遇制度を確立する」が9.8%と続いた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月17日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第17回では、オンライン口座管理サービス『みんなの口座管理』を取り上げます。「みんなの口座管理」は、銀行や証券会社といった複数の金融機関の口座情報などを、インターネット上の1つの画面で確認することができる口座管理サービスです。1つのIDとパスワードのみで、登録している金融機関すべてのサイトへログインすることが可能です。また、金融機関以外にポイントやマイル、公共料金、インターネットショッピングといったサイトも登録することにできます。登録サイト数は、銀行が25社、証券会社が18社、FX会社が14社、クレジットカード会社が18社、ポイントやインターネットショッピングなどの「その他」が31社の合計106社(2012年9月30日現在)。NTTドコモの「My docomo」や楽天市場の「my Rakuten」、確定拠出年金インターネットサービスの「JIS&T」なども登録が行えるようになっており、家計簿代わりに使用することも可能です。それでは、早速使用方法を見ていきましょう。「みんなの口座管理」は、セブン銀行が運営していますが、同行の口座を持っていない人でも無料で利用することができます。まず、新規ユーザー登録ページにて必要情報を入力して仮登録した後、メールによる認証を経て本登録を行います。本登録が終わると、「金融機関の追加」画面にて、使用中の「銀行」「証券」「FX」「クレジットカード」「その他」の情報(口座番号やパスワードなど)を登録します。登録した金融機関の情報は、「資産一覧」ページにて一覧で表示されるようになります。このページでは、それぞれの金融機関情報のほかに、すべての資産の合計概算を示す「資産合計概算(銀行・証券・FX-カード)」や、電子マネー情報を示す「資産合計概算(その他)」などをチェックすることができます。また、ページ上部には「みんなの口座管理」からの通知も表示されるようになっています。もちろん、登録内容の詳細を確認することも可能です。「資産明細」画面では、金融機関の口座残高やカード利用明細といった詳細情報の確認が行えます。このうち、証券やFXの「資産明細」画面では、「時価単価」など登録した金融資産の時価を一括で確認することができるので、非常に便利です。「銀行等の入出金明細一覧」画面では、登録した銀行や証券、FX、その他(電子マネー)の入出金明細をまとめて表示。表示項目は、「日付」「金融機関名」「店名(口座番号)」「取引種別」「引出金額」「預入金額」「取引内容」「備考」の8項目となっています。「証券等の売買履歴一覧」画面では、登録した証券およびFXの売買履歴の一覧をチェックすることができます。表示項目は、「約定日」「受渡日」「金融機関名」「店名」「取引種別」「銘柄名」「数量」「単価」「清算」「金額」「備考」の12項目です。「クレジットカード利用明細一覧」では、登録したクレジットカードの利用履歴を閲覧することが可能です。表示項目は、「利用日」「カード名」「名義人」「支払月」「取引種別」「利用店名」「利用金額」「支払回数」「備考」の10項目となります。いくつかの表示項目に関しては、表示順序を昇順、降順に並び替えることができます。また、登録した金融機関情報を更新したい場合は、各金融機関の「更新」ボタンをクリック、すべての金融機関の情報を最新にしたい時は、「全てを更新」ボタンをクリックすると、情報が更新されるようになっています。なお、それぞれの明細・履歴の表示期間は最大3カ月ですが、サイトによりそれ以下の場合があるので注意して下さい。「オートログイン」機能を使うと、「みんなの口座管理」に登録したログイン情報を使用して、対象の金融機関に自動的にログインすることができます。ただし、オートログインに対応していないサイトについては、「ログイン」ボタンをクリックすると金融機関のログイン画面が表示されるようになっており、そこで各金融機関のログイン情報を入力してログインする必要があります。さて、みなさんの中には、口座情報などの重要情報を登録することについて不安を感じる人もいるかもしれません。しかし、「みんなの口座管理」では万全のセキュリティ対策を講じて、利用者の情報を守っています。登録の際には、SSLによる暗号化通信で個人情報を保護すると同時に、登録した情報は、複数のファイアーウォール(ハッカーからの不正アクセスを防止するための装置)によりガード。さらに、情報を格納するデータベースシステムは、セキュリティの堅牢なデータセンターに置かれ24時間365日監視されているため、安全に利用することができます。複数の金融機関情報をまとめて管理できる「みんなの口座管理」で、わずらわしいパスワード管理から解放されてみませんか? 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月03日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第9回では、マネー情報の総合サイト、MSNマネーのオンラインサービス『My Money』を取り上げます。「My Money」は、銀行・証券・クレジットカードの残高を一覧できる残高照会サービスや、株価・投資信託・為替などを登録するポートフォリオ管理機能を利用できるオンラインサービスです。料金は無料ですが、一部機能を利用する場合は「Windows Live ID」の登録が必要となります。まずは、主な機能の1つ「残高照会(MoneyLook)」ツールについて見ていきましょう。同ツールは、複数の口座の情報一元管理(アカウント アグリゲーション)を行うサービスです。同ツールを利用することで、ユーザーが持っている銀行やクレジットカード会社、証券会社の口座残高や取引明細など、複数の口座情報をインターネット上で一括表示することができます。これにより、複数サイトのIDやパスワード管理が簡単に行えるようになるほか、登録した口座に自動でログインすることも可能になるという大変便利なツールなのです。対応金融機関およびサービスサイトは、業界トップクラスの700以上。もちろん公共料金の管理もできます。資産や負債の状況を一括管理することも可能です。例えば、複数の銀行口座を持っている場合、現在の収支を正確に把握するのは難しいものですよね。でも同ツールを使うと、収支をグラフ化して一目で確認が行えるようになるのです。また、まとめて管理することで、家計管理に費やす時間を減らすこともできます。さて、読者の皆さんの中には「口座情報を登録するのは心配…」と不安に感じている人もいるかと思いますが、同ツールはセキュリティ面にもしっかり配慮。金融機関のIDやパスワードといったログイン情報を、利用者自身のパソコンに暗号化して保存する方式を採用し、安全に利用することができます。なお、この暗号化し保存する役割を「ログイン管理マネージャー」という専用アプリケーションが果たしており、利用時にあらかじめパソコンにインストールする必要があります。次に、株式や為替などの管理を行う「ポートフォリオ」管理機能について紹介しましょう。同機能を利用すると、株式、為替、外貨、投資信託といった資産をまとめて管理することが可能になります。日本国内だけでなく、世界の株式、投資信託も網羅。通貨に関しては、日本円をはじめ、ユーロやスイスフランなど7種類に対応しています。また、同サイトのポートフォリオ管理機能は口座別に管理が行えるのが特徴。どの口座でどの金融商品を購入したか忘れてしまっても、すぐに確認することが可能です。さらに、登録時に購入日時を入力することで、今までの値動きをチェックすることもできます。使い方は、最初に「Windows Live ID」を登録します。登録後、ポートフォリオページ左上の「取引の追加」ボタンをクリックすると、ポップアップ画面が表示されます。ここで株式などのコード、購入した日付、取引方法、数量などを入力します。なお、株式コードは「株式検索」からワンクリックで追加することもできます。こちらは後で説明します。口座情報は「口座の追加」ボタンから入力します。また、「設定の変更」ボタンからはポートフォリオの合計を計算する項目について設定が行えます。自分が所有していない金融商品の動きもチェックしたいという人には「ウォッチリスト」機能がお勧め。購入を考えている2つ以上の金融商品を並べて、実際の動きを見ながら検討することが可能です。また、ポートフォリオと並べて見ることもできるので、現在所有している資産に追加した際のシミュレーションも行えます。なお、こちらの機能も「Windows Live ID」の登録が必要となります。最後に「株価検索」について説明します。同機能では、世界12カ国の株価や企業情報を検索、閲覧することが可能です。使い方は、検索する株式またはファンド名を入力し、国と銘柄の種類を選択します。銘柄名を完全に入力する必要はなく、一部を入力するだけでも検索が行えます。検索ボタンをクリックすると、結果ページにジャンプし、このページから、「ポートフォリオ」「ウォッチリスト」への追加もできます。このほか「MSNマネー」では、経済ニュースやお金に関するコラム、ユーザーアンケートなど様々な情報を提供。パーソナルファイナンスに役立つ情報を収集することができるようになっています。資産を一括管理できる上、家計管理に費やす時間を節約できるMSNマネーの「My Money」は、まさにインターネット時代の資産管理に適したツールといえるでしょう。皆さんも「My Money」で資産を有効活用してみませんか? 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日