俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の場面写真が21日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。この度解禁された新場面写真は、浩輔と龍太2人の各々の感情が伝わってくる6つのシーン。いつものハイブランドの服とは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。さらに、打って変わって、何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も収められた。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日主演に鈴木亮平、共演に宮沢氷魚を迎え、第35回東京国際映画祭コンペティション部門への出品が決定している映画『エゴイスト』。この度、2人が演じた浩輔と龍太、各々の感情が伝わってくる新場面写真6点が解禁となった。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔(鈴木さん)。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太(宮沢さん)。この度解禁された新場面写真では、いつものハイブランドとは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。しかし、打って変わって何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も。龍太は何について悩み寂しげな表情を浮かべているのか。今後の2人がますます気になる場面写真が到着した。『エゴイスト』は2023年2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日藤原紀香が「大島紬」の魅力を語る2022年11月22日(火)、「オークラ東京」において、ランチトークイベント『藤原紀香さんと楽しむ「大島紬」ランチ』が開催される。同イベントは、鹿児島県と鹿児島県本場大島紬協同組合連合会が「大島紬」の魅力を多くに人に知ってもらうために開催するもので、伝統工芸士から直接「大島紬」の魅力を聞くことができる。着物好きで知られる藤原紀香も登場。「大島紬」の着こなしをはじめ、おしゃれ術について熱く語る。開催時間は12:00から14:00まで。定員は50名。鹿児島県の食材を取り入れたオリジナルランチコース、藤原紀香によるトークショー、お土産が付いて、1名当たりの料金は20,000円。ドレスコードは着物(「大島紬」着用を推奨)となっている。会場となる「オークラ東京」の住所は東京都港区虎ノ門2丁目10-4、電話番号は03-3582-0111。申し込みは婦人画報のホームページにて、10月30日(日)23:59まで受け付けている。応募者多数の場合は選定抽選となる。デビュー30周年を迎える藤原紀香藤原紀香(ふじわらのりか)は1971年6月28日生まれ。兵庫県西宮市出身。テレビ、舞台、CMなど、幅広い分野で活躍している。インスタグラムのフォロワー数は101,000人以上。著書には『藤原主義』『紀香バディ!』などがある。(画像は藤原紀香オフィシャルサイトより)【参考】※婦人画報※藤原紀香オフィシャルサイト※藤原紀香オフィシャルインスタグラム
2022年10月10日アニメ―ション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』公開記念舞台挨拶が8日、都内で開催され、声優初挑戦となった俳優の宮沢氷魚をはじめ、橋本愛、蒔田彩珠、水野美紀、西岡德馬が登壇。選択をしていく物語にちなんで「最近した大きな選択」について聞かれた宮沢は、連続テレビ小説を経験して行った選択について語った。本作は、TikTokで話題を呼んだ乙野四方字の『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』という2つの小説を同時にアニメーション映画化。並行世界を行き来している世界で、宮沢演じる同じ名前を持つ2人が、それぞれの世界で一人の少女と恋をする姿を描く。一つ一つの選択が人生にとって進む道を決定していくというテーマが内在する物語。「最近した大きな決断や選択」について問われた登壇者たち。宮沢は先日まで放送されていた連続テレビ小説『ちむどんどん』に黒島結菜演じる主人公・暢子の相手役として出演していたが「先月、1年かけて撮影していた朝ドラが終わって、1年間使わなかったものを全部処分しようと決断しました」と断捨離したことを明かすと「ほとんどのものを捨ててしまい、冷蔵庫にもビール2本と調味料しか残っていません。すごくすっきりしました」と笑顔を見せる。同じく作品にちなんで「恥ずかしいことや失敗したとき、並行世界があったら逃げるか?」という質問がされると宮沢は「もちろん僕は逃げます」と即答。司会者から「逃げなさそうな感じですよね」とストイックなイメージがあることを告げられると「結構失敗とか恥ずかしいことがあると引きずってしまい、逃げて忘れたいと思っちゃうんです」と意外な一面を見せる。同じ質問に西岡が「逃げてもまた同じことをしちゃうので。逃げないでいたから今があるんですよね」と深い話を披露すると、宮沢は「西岡さんの話を聞いてその通りだなと思いました。今後は頑張りたいです」と爽やかに語っていた。また「愛する人が並行世界の人と入れ替わっても愛し続けられるか?」という質問に宮沢は「愛し続けたいです」と一途な面を見せるも「でもめちゃくちゃ怖くなっていたり、怒るようになったらちょっとダメかも。怒鳴られるが苦手なので……」と苦笑いを浮かべていた。
2022年10月08日映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』で声優を務める俳優の宮沢氷魚と女優の蒔田彩珠のコメント動画が、auスマートパスプレミアム公式YouTubeチャンネルで7日、公開された。7日に同時公開されたアニメ映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』は、2016年に発売され、累計40万部を突破した乙野四方字氏の同名小説を映画化。“並行世界”を行き来することができる世界でひとりの少年が、 それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリーだ。今回公開されたコメント動画には、2作とも主演を務めた宮沢と、『君愛』でヒロインを演じた蒔田が登場したほか、『僕愛』の主題歌「雲を恋う」を歌う須田景凪、『君愛』の主題歌「紫苑」を歌うSaucy Dogも出演し、各映画のストーリーや、 それぞれが考える作品の見どころを語っている。
2022年10月07日●自分の声のキャパシティーをもっと広げてきたい俳優の宮沢氷魚が、アニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日公開)で声優に初挑戦した。2015年に『MEN’S NON-NO』専属モデルとしてデビューし、2017年より俳優としても活動。先日最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』ではヒロインの夫を演じるなど、着実に存在感を高めているが、声優挑戦は自身にとってどんな経験になったのか。また、俳優デビューから5年での成長・変化や、今後についても話を聞いた。乙野四方字氏の小説を原作とする2つの作品は、“並行世界”を行き来することができる世界で、1人の少年がそれぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。――声優初挑戦となりましたが、オファーを受けたときの心境から教えてください。うれしさと不安と両方ありました。最初は正直、自分の声でお芝居できる自信がなかったので、どうしようと思ったのですが、台本を読んでとても面白いなと。これやりたいと思い、僕に声をかけてくださった皆様に感謝しています。――ご自身もパラレルワールドについて考えることがあり、パラレルワールドがテーマの物語に惹かれたそうですね。毎日考えているわけではないですけど、ふとした瞬間にこの世界線だけがすべてではないんだろうなと考えることがあります。この物語ではパラレルシフトが可能で、しかもオプショナルシフトという、自分が行きたいところに行けるというのはとても面白いなと。僕が生きているうちに移動できるようになる可能性もあるのではないかなと思いました。――パラレルシフトが可能になったらどうしたいですか?すごく近いところにシフトして、自分の周りの環境がどう変わっているのか、自分の日々の小さい選択の積み重ねがその瞬間の自分を作り上げていると実感できたら満足です。物語の中でも、遠いところに行くとトラブルが起こってしまうということだったので、それは起こしたくないです。――いつか声優をやってみたいという思いはあったのでしょうか?よく朝のテレビ番組で俳優さんがアニメに挑戦した公開収録の様子を見て、これは難しそうだなと。皆さん「難しい」とコメントされているので、やりたいやりたくないということ以上にできないだろうと思っていました。しかも、自分に声がかかるとは思ってなかったので。今となっては本当にやってよかったなと思います。――本作のイベントで「普段お芝居をするボリュームよりも上を目指して出さないと自分の声が画に負けてしまう」と声優の難しさを話されていましたが、面白さは感じましたか?面白さもたくさんありました。やっているときはいっぱいいっぱいで、この日できるものを出し切って帰ることしか考えられなかったですが、自分が声を乗せることによって作品がどんどん成長していく過程を見ると、自分が大きく関わっている作品になったなと感じることができましたし、改めて声の重要さを感じました。――声の重要さについてはどう感じましたか?普段の芝居だと、声や表情、動きなど、体の表現すべてで演じることができますが、今回は声だけだったので、声ですべてを表現する難しさをすごく感じました。今まで演じた作品でも声や言葉を大事にしていましたが、どこかほかの表現に甘えていた部分もあって、声だけで勝負となったときにまだ納得できない瞬間がいくつもあって、自分の声のキャパシティーをもっと広げていこうと、それに気づかせてくれた作品になりました。――声のキャパシティーを広げていくことは、普段の演技にもプラスになりますよね。そうですね。悲しいシーンは泣いたり、うれしいシーンは笑顔になったりして、だいたい気持ちが伝わりますが、声だけでどういう感情なのか、どういう物語なのか伝わるくらい極めていきたいです。●経験を重ねて芽生えた俳優としての覚悟舞台が転機に――以前から声や言葉を大事にしていたとのことですが、俳優業を始めたときからそうだったのでしょうか。舞台をやってからですね。舞台はロングランだと何十公演も毎日声を出すし、1日2回公演もあるので、声の出し方を一つでも間違えるともたないんです。テクニックでいうと発生方法……奥の人に届くかどうかは、どういう風に声を出すかが重要になってくるのですが、声優は声優で独特の声の出し方があって、求められるものも普段と違うので喉がしんどくなり、筋肉痛にもなりました。無駄な力が入っていたんだろうなと。演じるという大きな枠でいうと同じですが、普段の表現とは違う声優を経験できてよかったです。――『僕愛』と『君愛』では、1つの選択によって主人公の人生が変わります。宮沢さんは、芸能界に入ったことが一番の分岐点だと話していましたが、俳優になりたいと思ったきっかけを改めて教えてください。母がドラマ好きで家族で小さいときから見ていて、ドラマや映画が流れているのが当たり前の家だったので、自然とドラマの世界に魅力を感じました。僕が見ていた『山田太郎ものがたり』や『花ざかりの君たちへ』、『花より男子』など、キラキラした世界に入りたいと思い、入るにはどうしたらいいんだろうと考えるようになりました。――2017年にTBS系ドラマ『コウノドリ』で俳優デビューから5年経ちましたが、俳優業への思いに変化はありますか?楽しさでいうと、始めた頃のほうが楽しかったです。夢見ていた世界に入れているという喜びがあったから楽しい! という感じでしたが、いろんな作品を経験させていただき、楽しいだけではやれないんだと、自分の身を削ってでも役に近づく過程が必要だと気づき、誰かを演じることに覚悟ができました。やりがいはどんどん生まれていて、関わった作品が誰か1人でも感動を与えたり人生を変えることができていると思うと頑張ろうとすごく思います。――俳優人生における分岐点も教えてください。自分の中で分岐点になっているのが舞台で、初めて舞台をやったときも、渡辺謙さんと一緒に『ピサロ』をやったときも、ごまかしがきかないというか、自分がその瞬間やったものが皆さんに届くわけで、一つの瞬間に全部の集中力を持っていって演じるということに気づかせてくれました。どの舞台も難しくて大変に感じることも多いですが、達成感や喜びがあるから続けられています。――舞台経験は映像作品にも生きていると感じますか?すごく生きています。お金をもらっている以上はそれに見合ったクオリティのものを提供するのは当たり前ですが、舞台はチケットが高いですし、地方から来てくださる方もいて、お金と時間をいただいているというところで、それにちゃんとお応えしないといけないという覚悟ができました。舞台以外の仕事も誰かの時間をいただいているので、無駄にはできないなと。今回の声優の仕事も、この作品をよりよくするために自分には何が求められているのか常に考えながら挑みました。――宮沢さんは優しい声がとても魅力的ですが、自分の声についてどう思っていますか?よく自分の声を褒めていただきますが、自分の思っている声と作品とかで聞く声って違いますし、「自分ってこんな声なんだ。ふ~ん」という感じです(笑)――そうだったんですね(笑)俳優さんはそういう方が多いと思いますよ。もちろん自分を向上させるために出演したものは全部見て研究していますが、自分の芝居や声に満足することはないですし、それは必要なことだと思っています。満足するのではなく、もっとこういう声を出したいとか、もっと上を目指せると思うがゆえに「ふ~ん」って思うのかなと思います。●全速力で走りつつ、自分にしかできない作品を探したい――今後はどうなっていきたいと考えているのでしょうか。今年28歳になって、もうすぐ30歳。今はまだ体力も有り余っていて、やりたい仕事もたくさんあるので、しばらくは全速力で走っていき、いろんな作品やいろんな出会いに恵まれたらいいなと思いますが、どこかで体力が落ちていく。意外と30代で来ると思うので、そのときにどうしたいかというのを最近考えています。いただいた仕事を全部やるのもかっこいいですが、自分にしかできない作品や自分がやることによってすごく生きる作品を探っていき、そういう作品にたっぷりと時間と体力をかけて挑んでみたいという気持ちもあります。それまでは若さと勢いで突っ走っていきたいと思います。――自分にしかできない作品というのは、どういうものを思い浮かべていますか?まだ見つかっていませんが、いろんなパターンを考えていて、英語を話せるので英語を使って日本や日本人の魅力を世界に伝えていくことも考えていますし、僕はクォーターなので、独特な見た目でもあるので、アンニュイな役やそういう雰囲気が求められる作品にも出演したいなと思っています。――英語を使って日本の魅力を伝えるというのは、海外の作品に出演して発信できればということでしょうか?そうですね。――最後に……「氷魚(ひお)」さんというお名前について質問させてください。どんな環境の変化でも生きていける鮎の稚魚・氷魚(ひうお)に由来し、「どんなプレッシャーや環境の変化にも対応できて突き進んでいけるように」と願いを込めて命名されたそうですが、実際にそれがご自身のモットーにもなっているのでしょうか。そうですね。この仕事は常に環境が変わり、毎日違うところに行って違う仕事をするわけですけど、対応力が必要だなと感じています。また、みんなと楽しくいいものを作っていきたいという思いや、いろんな出会いに感謝ができるからこそ続けられていると思うので、そういったことを教育してくれた両親にはすごく感謝しています。――現場ごとに対応しながらいろんなお仕事をされているわけですよね。ドラマだと3カ月ずっと一緒にいて、この前まで朝ドラをやらせていただいていましたが、朝ドラだとほぼ1年間、週6日会っていたのが、クランクアップすると会わなくなって、みんなそれぞれ違う現場で新しいファミリーができる。そこに対応しつつ、それを楽しめるかどうかだと思いますが、これからも楽しんでいけたらと思います。■宮沢氷魚(みやざわ・ひお)1994年4月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。2017年にドラマ『コウノドリ」で俳優デビュー。ドラマ『偽装不倫』(19)、連続テレビ小説『エール』(20)などに出演。初主演映画『his』(20)にて数々の新人賞を受賞、また、映画『騙し絵の牙』(21)では、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。先日最終回を迎えた連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演。映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が公開中。映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』と映画『エゴイスト』が2023年公開予定。
2022年10月06日舞台作品の劇作家・演出家として、さらに映像作品の脚本家・監督として幅広く活躍中の加藤拓也。彼が主宰する劇団た組の最新作『ドードーが落下する』が9/21(水)にKAAT神奈川芸術劇場にて幕を開ける(他、松本、札幌でも公演あり)。主演は藤原季節。平原テツら、た組や加藤作品にお馴染みの面々ばかりで「気心の知れたメンツなので賑やかな稽古になりそう」と、藤原も平原も口を揃える。「公私ともに仲のいいメンバーで、本当なら仕事とプライベートは分けるものだと思いますが、今回の作品に関しては加藤さんがあえて公私を混ぜちゃったというか、公に私を持ち込もうとしているのかも。微妙にタブーとされていたような、プライベートの空気感を作品に取り入れるようなことをやろうとしているような気もします」(藤原)「これは加藤くんにも言ったんだけど、ある意味今回のカンパニーは“バカ”の集まりみたいになりそうだけど、大丈夫?って(笑)。普通に大はしゃぎしちゃうタイプが揃ってるので。でも劇中にそういうシーンも確かにあるから、作品に普段の空気感が活きてくるのかもしれないね」(平原)藤原が演じるのはイベント制作会社勤務の信也。平原が演じる売れない芸人の夏目とは仕事絡みだけではない、人間関係を築いているように見える。そんな二人と、周囲の人々との三年間を描いていく群像劇となる。「なにしろ今回はテツさん絶対ヤバイですよ!ずっと舞台上にいるようなものだし」(藤原)「なんだかイジメみたいに加藤くんは毎回、限界を越えましょう!って言ってくるから。もうそんな年齢じゃないのに。今回も、今までやったことのない役なのでどうなるんだろう?と思ってる」(平原)「だけど前回の舞台でもテツさん、5歳児の役をサラッとやられていたじゃないですか」(藤原)「そうだった、あれもやったことない役だったわ(笑)」(平原)「加藤さんはよく“自意識の薄い俳優が好き”と言っていますけど、まさにテツさんは何を言われても“オッケー!”の一言で演じ切っちゃう。こうしたい、とかいう自意識が…」(藤原)「ゼロなんですよ」(平原)「それで加藤さんの描いた物語をストレートに体現されているので、そばで見ていて本当に勉強になります」(藤原)「僕、作品の分析もしないし、特に作者の意図も汲まないし。ただオファーされたことを楽しくやらせてもらうだけ。逆に、申し訳ないくらいです(笑)」(平原)「とにかく今回もわかりやすい物語ではないし、わあ、面白い!と手放しで安易に言える作品ではないかもしれないですが、きっと心のどこかにガツンガツンと釘を打たれるような、ちょっと痛みを伴うような。ありきたりではない、忘れられない作品にはなると思います」(藤原)「加藤くんによると今回は“青春失踪劇”とのことで。でも決して10代の若者の物語ではなく、夢を追いかけているおじさんたちが現実と戦っているようなダサさのある生々しい話になると思います。そんな青春失踪劇を楽しみに、ぜひ劇場まで足を運んでほしいですね」(平原)取材・文田中里津子
2022年09月22日主演・鈴木亮平、共演・宮沢氷魚が紡ぐ独りよがりな愛の献身を描く『エゴイスト』が、この度、第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出決定。ティザービジュアルの解禁とともに、追加キャストとして阿川佐和子、中村優子、和田庵、柄本明の出演が明らかとなった。女手一つで龍太(宮沢氷魚)を育てた母・中村妙子役として、2008年に小説「婚約のあとで」で第十五回島清恋愛文学賞を受賞、2014年第六十二回菊池寛賞を受賞するなど執筆を中心にインタビュー、テレビ等、幅広く活躍する阿川佐和子が、浩輔(鈴木亮平)と龍太をつなぐ非常に重要な役どころで出演する。阿川佐和子(中村妙子役)浩輔が14歳の時に亡くなった母・斉藤しず子役を演じるのは、2001年、映画『火垂』で主演を務め、同年ブエノスアイレス映画祭で主演女優賞を受賞、2020年の青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞をW受賞した韓国映画『ユンヒヘ』にも出演した中村優子。中村優子(斉藤しず子役)中学時代の浩輔役を演じた和田庵は、『ミックス。』に映画初出演、映画『茜色に焼かれる』で主人公の息子役を熱演し、第95回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞などを受賞した期待の若手俳優。和田庵(中学時代の浩輔役)浩輔の父・斉藤義夫役は、1976年劇団東京乾電池を結成し座長を務め、1998年『カンゾー先生』にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、舞台や映画、テレビドラマにも多数出演し、数々の映画賞他、2019年には旭日小綬章を受章した柄本明が演じる。柄本明(斉藤義夫役)まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。解禁となったティザービジュアルは、そんな2人を象徴する“これ以上ない幸せな瞬間”を切り取った1枚。亡き母への想いを抱えた浩輔は、母に寄り添う龍太の姿にどこか自分を重ね、溢れんばかりの愛で包むように龍太の髪を乾かす。それに応えるかのように、龍太は純粋無垢な微笑みで浩輔を見つめる。2人の澄み切った笑顔に惹きつけられるティザービジュアルとなった。さらに本作は、10月24日(月)~11月2日(水)の10日間開催される第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出。35回目を迎える東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催される。<阿川佐和子よりコメント>数少ない私の演技経験の範囲で申し上げるのは僭越ながら、この映画と、そして松永監督率いるすべてのスタッフと関われたことは、私にとってかけがえのない宝物として心に刻み込まれました。軽々には捉えにくい愛の世界を前にして、これほど素直になれ、これほど美しいと思えることは、なんと豊かで幸せなのでしょう。『エゴイスト』は2023年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年09月21日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢。「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。ファンから事前に募集した質問にも回答。物語にちなんで「人生の分岐点だったなと思うこと」を聞かれると、宮沢は「このお仕事を始めたのが自分の中での一番の分岐点」と答え、「20歳、21歳くらいなんですけど、それまでアメリカの大学で環境学を勉強していたんです。だからこの仕事を選んでなかったらたぶん環境の仕事、環境汚染とか、そういうことをやっていたんじゃないかなと思うので、全然世界が違う。そこが自分の人生の一番の分岐点だったと思います」と語った。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。ふたつの世界が絡み合い交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢は「大変でした。改めて声優さんってすごいなって思いました」と声優の難しさを実感。「自分の声が絵に負けてしまう。普段お芝居をするエネルギーというかボリュームよりもちょっと上を目指して出さないと声が後ろになってしまうので、そこの調整がすごく大変でした」と吐露しつつ、「4日か5日で2本録ったのですが、自分の中でもこういう風にやればいいんだって、どんどんわかってきて、部分的に上達しているところもあると思うので、そこも気にしながら見てほしいです」と成長を語った。また、「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。さらに、「この作品はとても挑戦的な作品で、2作同時公開という僕は過去に聞いたことがないとても大きなチャレンジに挑んでいる作品です。どちらも素晴らしいキャスト、主題歌・挿入歌が加わって最強の作品になっていると確信しています。どっちを先に見るかによって感じ方も違いますが、どちらもたぶん正解で、なので直観と、口コミとかもあると思いますが、ぜひ両方見ていただけたらうれしいなと思います」とアピールした。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日藤原美智子に直接学べる1日講座2022年10月1日(土)、NHK文化センター梅田教室において、1日講座『藤原美智子流 BEAUTY LIFE』が開催される。同講座では、ビューティ・ライフスタイルデザイナーの藤原美智子が、大人の女性にとっての生き方や暮らし方を解説。美しく幸せに過ごすために大事なことを具体的に紹介していく。開催時間は14:00から15:30まで。受講料は、NHKカルチャーの会員が4,576円、一般が5,269円。申し込みはNHKカルチャーのホームページにて受け付けている。NHK文化センター梅田教室の所在地は、大阪府大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース17階。電話番号は06-6367-0880となっている。今年の春に新しいスタートを切った藤原美智子藤原美智子は、ヘア・メイクアップアーティストとして第一線で42年間活躍。2022年4月にビューティ・ライフスタイルデザイナーとして新しいスタートを切り、食や健康、装い、暮らしなど、美しい生き方を提案することに専念している。インスタグラムのフォロワー数は40,000人以上。著書には『新しい口紅は寝る前に試す』『美の宿るところ』などがある。(画像は藤原美智子 BEAUTY LIFEより)【参考】※NHKカルチャー※藤原美智子オフィシャルインスタグラム※藤原美智子 BEAUTY LIFE
2022年09月16日9月9日(金)明日、いよいよ公開となる大森立嗣監督映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、事件に深く巻き込まれるラブホ従業員役で出演している宮沢氷魚のインタビュー映像が到着した。西島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が、互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団を演じる本作。彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功、それぞれの生活に戻るも、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。そんな彼らの事件に大きく巻き込まれていくのが、宮沢さん演じるラブホテルの従業員・矢野大輝。インタビューでは、「初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」と言い、充実した撮影だった様子。役柄については「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と語る。また、ドラマデビュー作「コウノドリ」で共演し、本作ではヤクザと黒い繋がりを持つ刑事を演じている大森南朋について「大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです」と共演をふり返っている。そして、本作のテーマについて「何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」と呼びかけた。『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日9月9日(金)から公開される映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、宮沢氷魚のインタビュー映像が公開された。本作は、『MOTHER マザー』『日日是好日』など繊細な人物描写と映像に定評のある大森立嗣監督が、『死刑にいたる病』などの脚本を手がけた高田亮とタッグを組んで作り上げたクライム・エンタテインメント作。⻄島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が演じるのは、全員互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団。ある夜、彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じるヤクザと黒い繋がりを持つ刑事などを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。ラブホテルの従業員で事件に大きく巻き込まれていく矢野大輝を演じる宮沢は、本作の役柄は新しい挑戦だったようで、「毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」とコメント。演じた矢野については、「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と分析しながら演じたことを明かした。本作は、予告編などからも分かる通り多くの死も描かれる。その点については、「一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」とメッセージを寄せた。宮沢氷魚(矢野大輝役)インタビューコメント全文Q:本作に出演してみてこの役柄は初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです。Q:大森監督について監督とは、対等にお話ができて、躊躇もなく相談できたので感謝しています。同じカットを何回も撮らないのは、演じる側はやりやすいです。本番で出るその瞬間にしか生まれないものって間違いなくあると思うんです。1回で集中していかに100%に近いものにするかっていう努力をしてくださっていたので、本当に感謝しています。Q:脚本について斬新で、派手で、読んでいてすごく面白くて、これって映像化できるのかなってくらい密度の濃い作品だし。実際撮影に入ると、大森さんの演出とキャストのお芝居が脚本とすごくリンクしていて、この映像とこの脚本はこのスタッフでしか再現できないだろうなと感じました。Q:演じた矢野について儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました。Q:共演者について大森南朋さんと以前、僕のドラマデビュー作の「コウノドリ」(2017/TBS)で共演したことがあって、大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです。Q:本作が描いているテーマについて何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています。『グッバイ・クルエル・ワールド』9月9日(金) 全国公開(c)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日返り血を浴びれば浴びるほど、銀幕の中の彼は輝いて見えた。俳優・宮沢氷魚がまた新たにその存在をスクリーンに焼きつけた。9月9日(金) 公開の映画『グッバイ・クルエル・ワールド』で演じたのは、ラブホテルの従業員・矢野。強盗団が奪った大金をめぐり、玉城ティナ演じる風俗嬢・美流とタッグを組んで、事件の中心へと飛び込んでいく役どころだ。宮沢氷魚の演じる役は、どれも宮沢氷魚にしか出せない唯一無二の存在感がある。表現者として、彼は自分自身のことをどう捉えているのだろうか。矢野本人にとっては転落ではなかったと思う「きっと今この瞬間を生きてるという快感があったと思います。しかも、タッグを組む相手は、自分のことをいちばんわかってくれている美流。彼女と何かをなし遂げている達成感もあったはず。あのとき、矢野は今まで感じたことのないハイな状態にいたんじゃないかなという気がします」そう銃を手に粛清を果たすシーンを振り返った。平凡な日常を生きていたはずの矢野は、美流と出会ったことで、今まで知ることもなかった裏社会へと巻き込まれていく。はたから見れば転落劇。けれど、宮沢は「本人にとっては転落ではなかったと思う」と矢野の気持ちに寄り添った。「撮影現場は血のりですごいことになっていて。もちろんそれが偽物だということはわかっている。でも演じているときは、返り血も全部本物だと思っているわけじゃないですか。しかも目の前では3秒前まで生きていた人がバタバタと死んでいって。その中で自分は生きている。なんだか変な感じでした」予告編でも、返り血を浴びながら銃をぶっ放す矢野と美流の姿が鮮烈におさめられている。死とは、日常の真逆にあるもの。退屈を持て余した矢野は、それを目の当たりにすることで、初めて生に覚醒する。「ビルの屋上でパルクールをする動画をYouTubeにアップされている方がいるじゃないですか。普通の感覚で言えば、そんな危ないことできない…と感じると思うんですけど、きっとあの方たちも生死のギリギリのところに自分を追い込むことで、何か特別な快楽物質みたいなものが出ていると思うんですよ。それに近いものがあのシーンにはありました」『グッバイ・クルエル・ワールド』予告編矢野を演じる宮沢の髪は赤く染まっている。このインパクトのある髪色は、矢野を理解する上で大きな助けになったと言う。「矢野って、たぶん言葉でうまく自分を表現できない人間なんですよね。思ったことをうまく言えない分、自分の内に秘めているものを何らかの形で表に出したかった。そのひとつのメソッドとして、髪型があったのかなと。たぶん何の感情もなかったら髪を染めることすらしないと思うんです。でも、彼の中には何かに反抗したい気持ちがあった。それがあの髪型に表れているんじゃないかなと思います」変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もあった矢野はずっと生きる希望を感じられずにいた。どこにも自分の居場所を持てずにいた。その空洞めいた存在は、特殊なようで、どこか現代人の持つ共通の虚無感にも見えた。「僕も自分の居場所がわからないという時期は結構ありました。と言うのも、母がハーフで、僕はクオーター。小さい頃は毛も茶色いし目も茶色くて、イジメまでいかないですけど、なんか変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もありました。学校はインター(ナショナルスクール)だったので、学校に行ってしまえば楽だったんですけどね。一歩外に出ると、居心地の悪さはずっと感じていて。しかも、日本にいたら日本にいたでクオーター扱いされて、アメリカに行ったら今度は日本人扱いされる。結局自分は何なんだろうと思うことはありましたね」他人と違うことによって生まれる、疎外感。宮沢氷魚が、自己を受容できるようになったのは「この仕事を始めてから」と明かす。「この仕事をしていると、みんなと違うことがいいとされる。僕自身、どういう人間かわからない役とか、オーラを持ってる役でお声がけいただけることがありがたいことに多くて。それってみんなと何かが違うからだと思うんですね。人との違いが、自分のひとつの武器になった。そう実感できるようになって、ようやく肯定できるようになりました」宮沢氷魚の表現者としての武器は、間違いなく目だろう。その色素の薄い瞳は、深い湖を見ているように不思議と人の気持ちを落ち着け、人の気持ちをざわめかせる。宮沢自身は、自分の目についてどう思っているのだろうか。「気に入ってますよ。綺麗な目だなって(笑)」そう自分で言って、恥ずかしそうに笑ってから、まるで照れ隠しのようにこんなエピソードを付け加える。「大変なのが、色素が薄いと眩しいんです。外のロケでレフ板を入れると、眩しくて目が開かない(笑)。外国とか行くとみんなサングラスしてるじゃないですか。あれはね、カッコつけてるんじゃなくて、本当に目が開かないからつけてるだけなんです。でも、日本でサングラスをしてると、友達からも『芸能人ぶって』とからかわれるので、あんまりつけないようにしてます(笑)」だが、その目が矢野の心を物語った「矢野は言葉で語らない分、表情とか佇まいが大事になってくるなとは台本を読んだときから感じていました。その中でもいちばん気をつけたのは、目。序盤は目の輝きがまったく失われた状態からスタートして、美流と出会い、変わっていく中で、どんどん目に光が帯びてくる。矢野の心が希望で満ちあふれていくのを目で表せたらというのは、ずっと意識していました」残酷な世界だからこそ、人間の希望も感じるタイトルになっている「クルエル・ワールド」とは直訳すると「残酷な世界」。この世界はクルエルでしょうか。それともワンダフルでしょうか。そう尋ねると、宮沢は「正直に言うと、ずっとクルエルだと思います」と話しはじめた。「歴史上、戦争が途絶えたことは一度もないし、今も殺人事件や銃乱射事件といった残酷なニュースが絶えない。人間というものが誕生したときから、この地球上に真の平和が訪れたことは一度もないと思うんです。いつかこの世界はワンダフルだと言える日が来てほしいと願っているけれど、残念ながらまだまだクルエルな世界は続いてくんだろうな、という気持ちではいます」映画の中でも、残酷な世界が続いていく。「どんなに頑張っても、100%報われるとは限らない。でも、幸せになりたい、報われたいという思いがあるから、そんな残酷な世界でも最後までみんな生きようとあがく。この映画で描かれている現実は、僕たちが知らない裏の世界の話ですけど、本当にこういうことが起こっているかもしれないし、これに似たようなことはきっとあるんだろうなと思います」そして、そんな残酷な物語の中にも希望はあると宮沢は想いを込める。「矢野が最後にどうなったかはわからない。でも、僕はあのシーンを演じながら、1人でもいい、どうか誰か幸せになってほしい、報われてほしいと思っていました。それって希望じゃないですか。この映画がどういう物語かなんて観る人が決めることであって、僕たちが判断することじゃないですけど、僕はそういう物語だと思っています」そして、宮沢は硝煙の匂い漂うこの残酷な現代にも、「きっと希望はある」と前を向く。「たとえばウクライナがああいう状況下になったときに、救援物資を送ったり、避難民を自分たちの国に入国させてあげたり、世界中から救いの手が届いた。起きている現実は酷ですけど、大変な状況下に置かれたときこそ生まれる人の愛情があるのも確か。そういうものを見ると、やっぱり人間にはまだ希望があるのかなと思う。自分のことだけを考えているのが人じゃない。他の人も救いたいという気持ちが人にはある。そう信じられることが、希望なのかなって」じっくりと考えながら、宮沢は祈るように言葉を紡いだ。その言葉に、宮沢氷魚という人間の持つ心の美しさが反射されているようだった。最後に「小さなことでいいです。この残酷な世界で生きててよかったと感じる瞬間はありますか」と質問を重ねると、穏やかな目元を一層柔らかくして、宮沢は答えた。「その日の終わりに、今日が終わってほしくないなって思えたとき。いいことも悪いことも含めて、今日はなんかすごくいい日だったって。明日になってほしくない、今日が終わってほしくないなって思えたときに、生きててよかったと感じます」それは、なんだか心にすっと涼やかな風が吹き込むような答えだった。その神秘性で次々と大役を射止めてきた宮沢氷魚。だがいちばんの魅力は、こうした素朴で質実な人柄なのかもしれない。取材・文:横川良明撮影:奥田耕平ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント宮沢さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『グッバイ・クルエル・ワールド』公式サイト:ぴあアプリをダウンロードしていただくと、アプリでしか読めないインタビューと写真が見られます。ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2)
2022年09月08日「斎藤工と宮沢氷魚のオールナイトニッポンGOLD」が9月6日(火)に放送される。9月9日(金)公開の西島秀俊主演『グッバイ・クルエル・ワールド』に出演する斎藤工と宮沢氷魚。2人でラジオ番組のパーソナリティをするのは、もちろん初めてのことで、番組では、映画撮影の裏話も含めて、たっぷり2時間語り尽くす。「今回は氷魚さんとコラボレーションということで、本当に聡明なものと、おげれつなものが混ざり合った独特な放送になったかと思います」と明かした斎藤さんは、「ラジオを一緒にすることで、今まで見えなかった氷魚さんの一面も知ることができました。音楽要素のつよい映画ですので、ラジオとの親和性も高く、映画の雰囲気をこの放送で味わっていただけるのではないかと思います」と話す。宮沢さんは「今回は斎藤工さんと2人でメインパーソナリティーということで、とても光栄な時間でした。皆さんにお聴きいただけると嬉しいです」とコメントしている。また、映画の脚本を担当した高田亮がゲストとして登場。映画に関する様々な深い話が飛び出す。さらに23時台には、サプライズゲストも登場。番組内では、罰ゲームをかけた特別対決企画も行われる。「斎藤工と宮沢氷魚のオールナイトニッポンGOLD」は9月6日(火)22時~ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで放送。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月03日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』(2023年1月27日公開)の出演者が2日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。濃姫(綾瀬)の侍従・福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)役を伊藤英明、濃姫の筆頭侍女・各務野(かがみの)役を中谷美紀、美濃の戦国大名で濃姫の父親・斎藤道三役を北大路欣也がそれぞれ演じ、主演級の豪華俳優陣が綾瀬濃姫の脇を固めている。織田家の家臣でありながら本能寺で謀反を起こした明智光秀には宮沢氷魚、そして織田家家臣・森可成の息子で信長の側近中の側近・森蘭丸には時代劇映画初出演となる市川染五郎が扮し、フレッシュなキャストが木村信長を支える。○伊藤英明 コメント東映70周年記念作品であり、主演の信長役が木村拓哉さん、さらに大友監督が信長の生きた時代を撮るということで、台本以上のものが必ず出来上がるだろうと楽しみでした。内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました。私が演じた貞家は、濃姫の目付け役、お守役という役どころです。自分の中で役の中に通る筋のようなものを見つけて、演じるというよりは、現場で貞家が「生きている」という感覚を持ち楽しみながら参加させていただきました。完成した映像を観るのが待ち遠しいです。○中谷美紀 コメント各務野は綾瀬さん演じる濃姫にお仕えする立場なので、濃姫への愛情を胸に秘めていて、彼女が可愛くて仕方がない、言うことを聞かないお転婆ぶりまでもが愛おしいという気持ちで演じていました。また、以前ご一緒させていただいたこともある大友監督から、ある種、濃姫が憧れるような存在であってほしいとのご要望がありました。信長の正室の濃姫は、その立場のためささやかな日常を楽しむゆとり、普通の幸せを感じることが許されていない。各務野と濃姫、2人が得られる幸せの違いを際立たせてほしいというご依頼で、その点も大事に演じています。壮大なスケールの作品で、この中に存在させていただいただけで本当に贅沢なことだなと思い、幸せでした。○宮沢氷魚 コメントオファーをいただいたときは大変嬉しかったですが、すぐ「本当に頑張らなければ」というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えています。自分がクォーターで、髪や目の色が茶色だったり、身長が184cmあったりもするので、そもそも時代劇に出られると思っていなかったので、脚本を読み込み、過去の映像作品を観て、自分なりに明智光秀についてリサーチや勉強をしました。そしてあえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至りました。ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきたつもりです。○市川染五郎 コメント台本を読み、殿のため忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと、お話を受けさせていただきました。木村さんとの共演シーンが多く、クランクインした日から信長の、後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒されましたが、木村さんは殺陣の稽古を見てくださり、刀の持ち方のアドバイスもしていただいて勉強になりました。所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです。殿のために生きている蘭丸なので、殿が命令する前にすでに対応しているような頭の回転の早さが見えればいいなと思い意識して演じました。○北大路欣也 コメント戦国という滾る時代の中で、激しく美しく熱く燃える男と女の紡ぎ合い、ハラハラドキドキ興奮と感動の内に脚本を読み切りました。斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました。自然体で受け止めて下さった、スタッフの皆様に感謝しています。1956年(昭和31年) 映画「父子鷹」でデビューさせて戴いて以来66年、先人の方々が築き上げてこられた大きな山を、今も登り続けています。「東映70周年記念」と冠がついたこの作品に出演出来た事の喜びを噛み締めております。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2022年09月02日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の場面写真、及び特報映像が29日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。初めて解禁された約30秒の特報映像および場面写真では、自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太という2人の幸せな時間が映し出されている。場面写真は、2人が並んでコーヒーを片手に微笑んでいる、幸せな時間を切り取ったもの。また特報映像は龍太が浩輔にキスをするシーンから始まり、龍太の髪を乾かす浩輔、龍太のことを「なんかね。ピュア」と好意を寄せる浩輔、幸せそうな笑顔で手を振る2人、手にハンドクリームを塗ってあげる浩輔と、浩輔による献身的な愛と、誰かを心から愛することを知った幸せそうな龍太の時間が映し出されている。だがそんな幸せな時間から一転、最後に浩輔の「僕は愛がなんなのかよくわからないです」というセリフを残して特報映像は終わる。タイトルが意味するものとは何なのか気になる内容となっている。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年08月29日鈴木亮平と宮沢氷魚が共演、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司が監督を務める映画『エゴイスト』。この度、本作の場面写真および特報映像が解禁となった。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔(鈴木さん)。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太(宮沢さん)。初めて解禁された約30秒の特報映像および場面写真では、そんな2人の幸せな時間が映し出されている。特報映像では龍太が、浩輔にキスをするシーンから始まり、龍太の髪を乾かす浩輔、龍太のことを「なんかね。ピュア」と好意を寄せる浩輔、幸せそうな笑顔で手を振る2人、手にハンドクリームを塗ってあげる浩輔。浩輔による献身的な愛と、誰かを心から愛することを知った幸せそうな龍太との時間が映し出されている。場面写真では、2人が並んでコーヒーを片手に微笑んでいる、幸せな時間を切り取っている。しかし、そんな2人の幸せな時間から一転、特報映像の最後のシーンでは、「僕は愛がなんなのかよくわからないです」という浩輔のセリフを残して映像が終わっている。愛がわからないと伝えた理由は何なのか。タイトルの『エゴイスト』という単語のように浩輔の独りよがりの愛がゆえのひと言なのか、気になるものとなっている。『エゴイスト』は2023年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年08月29日主演・西島秀俊、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和などの豪華俳優陣が集結した、大森立嗣監督作品『グッバイ・クルエル・ワールド』。このたび、新たな場面写真とスペシャル本編映像が公開された。⻄島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が演じるのは、全員が互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団。ある夜、彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。宮沢氷魚が演じるラブホテル従業員、大森南朋が演じるヤクザと黒い繋がりを持つ刑事などを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。このたび公開されたのは、宮沢氷魚、玉城ティナの新たな場面写真とスペシャル本編映像。『映画 賭ケグルイ』で注目され、初主演作『his』で2020年・2021年は数々の映画賞を受賞し、『騙し絵の牙』では2022年日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演中の若手実力派の中でも、群を抜いた存在となった宮沢氷魚。『Diner ダイナー』と『悪の華』での演技が高く評価され、第44回報知映画賞新人賞受賞を受賞し、5人の俳優たちがショートフィルムを作成する『アクターズ・ショート・フィルム2』で『物語』の監督&脚本を務めるなど、活躍が目覚ましい玉城ティナ。このふたりが、本作では圧巻の演技を魅せる。宮沢氷魚はラブホテル従業員・矢野役。西島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、三浦友和ら強盗団に真っ先に締め上げられ、静かなキャラクターだが、ひとり際立った独特の空気観を持つ。感情がどこかに振り切れていく後半は圧巻。これまで見たことのない体当たりの宮沢氷魚を見ることができる。玉城ティナは強盗現場となったホテルに出入りしていた風俗嬢・美流役。強盗団の一員として大金強奪に成功するが、求めていた日常が訪れることはなかった。ラブホテル従業員・矢野とコンビを組み裏切り者たちへの復讐が始まる。萩原(斎藤工)に罵られ、か弱かった美流が、血も涙もお構いなしの復讐モンスターへと豹変していく。ライフル銃を構え、乾いた表情で銃をぶっ放す矢野と美流の狂気は圧巻。物語は予測不能な展開へと向かっていく。『グッバイ・クルエル・ワールド』9月9日(金)より公開
2022年08月22日世界中で愛されるフランスのラグジュアリーブランド「シャネル(CHANEL)」の創業者ガブリエル・シャネルの秘密に迫る特別番組が放送、放送後にTVerにて1か月間配信されることが決まった。1900年代初頭、当時の女性のファッションは、コルセットでウエストを強く締め、華美な帽子やアクセサリーを身に着けるなどのスタイルが定番だった。第一次世界大戦時に男性の労働力が不足し、女性の社会進出が進む中、シャネルは男性の肌着用だったジャージー素材を使った女性用のウェアを発売。着心地が良く、機能的で洗練されたスタイルを提案するなど、女性のファッションに革命を起こしてきた。さらにシャネルが生み出したファッションは、女性の社会進出も支えるほどの影響力をもたらした。本番組は、「シャネル(CHANEL)」アンバサダーでもある俳優の小松菜奈と宮沢氷魚、バレエダンサーの飯島望未の3名が、フランス・パリでのロケ映像や、ファッションの歴史にまつわるアーカイブ映像などから、ガブリエル・シャネルがファッション界に残した功績をふり返り、それぞれの目線からその魅力を紐解いていく。ナレーションを務めるのは杏。「シャネル(CHANEL)」のアンバサダーで、ミュージックプロデューサーのキャロリーヌ・ドュ・メグレとモデルの美佳の案内で、「シャネル(CHANEL)」本店がある「パリのカンボン通り」、ハイブランドのジュエリーが集まる聖地「ヴァンドーム広場」、晩年ガブリエル・シャネルが過ごしたホテル「ホテル・リッツ」など、ゆかりの地を訪れ、ガブリエルにまつわるエピソードを1つずつ紐解き、愛される理由に迫っていく。杏また、放送を前に、7月20日(水)からTVer限定の日本テレビ特別コンテンツ「ガブリエル・シャネルの秘密~スペシャルトーク~」の配信がスタート。世界的ブランド「シャネル(CHANEL)」を愛してやまないメンバーが、ガブリエル・シャネルゆかりのパリの5つの名所【(1)カンボン通り31番地(パリCHANEL本店)、(2)オペラ座、(3)レストランLa Couple、(4)ヴァンドーム広場、(5)ホテル・リッツ・パリ】をサブタイトルにし、ファッション・パフォーマンス・フレンドシップ・ジュエリー・ライフスタイルについて語り合うスペシャル対談。小松さん、宮沢さん、飯島さんに加えて、DJ・着物のスタイリスト・モデルなど幅広く活躍するマドモアゼル・ユリア、モデルの新井貴子、俳優の清水尋也を迎え、ファッションへのこだわり、パフォーマンスに衣装・メイクが与える影響、芸能界での交友関係で大事にしていること、ジュエリーの楽しみ方、大切にしているライフスタイルなど、多岐にわたるトークを展開する。新井貴子、清水尋也、マドモアゼル・ユリア「ガブリエル・シャネルの秘密」は7月23日(土)16時~日本テレビにて放送。※関東ローカル※放送後、TVerにて1か月間の見逃し配信(text:cinemacafe.net)
2022年07月19日7月上旬、都内の街角を歩いていたのは宮沢氷魚(28)。184cmの高身長と、クオーターで彫りの深いマスクはひときわ目立つ。現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)で新聞記者・和彦を演じ、ヒロイン・暢子(黒島結菜)との恋の行方に注目が集まっている。宮沢といえば、沖縄を歌った大ヒット曲『島唄』が有名なバンド「THE BOOM」のボーカル、宮沢和史(56)を父に持つことでも知られている。朝ドラの舞台も沖縄ということで、最近の父子関係は気になるところだが……。「これまで氷魚さんは、お父さんについてインタビューでたびたび語ってきたのですが、このごろはまったくノータッチ。気になってテレビ局に確認してみると、質問だけでなく、原稿で触れることも“一切NG”になっていると聞いて驚きました」(テレビ誌ライター)宮沢が芸能界入りしたのは、父のライブを見たことがきっかけ。「何千人もの人が感動しているのを見て、誇らしく思いました」と語っている。そんな息子に「向いてないと思う」と一時は芸能界入りに反対の意思も示した和史だが、実際にはかなりうれしかったようだ。「モデルとしてデビューしたのですが、初めて掲載されたファッション誌は発売日に和史さんが買ってきたそうです。新聞に載ったときは、雨の中コンビニまで買いに行ったとか」(芸能関係者)幼稚園から高校まで高額のインターナショナルスクールに通い、米国にも留学するなどまさに父の“溺愛”を受けてきた宮沢だが、ここにきて親子関係に変化があったのだろうか。「変わりはじめたのは’19年にドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で女優の杏さん(36)と共演してからだといわれています」(前出・テレビ誌ライター)作品中では恋人同士を演じたが、高身長の美男美女はお似合いのカップルそのものだった。「杏さんが宮沢さんを誘って、一緒に豚骨ラーメンを食べてからキスシーンに臨むなんてこともありましたね」(テレビ局関係者)また宮沢は、あるトーク番組で、「(共演者を)好きになるほうですね」と話し、杏についても「(好きに)なりました、もちろん」と笑顔で告白。当時はまだ杏が俳優の東出昌大(34)と結婚していたため、あくまで番組上のリップサービスだったが、ドキリとさせられた視聴者も多かっただろう。「恋愛関係というよりは、杏さんを“芸能界の姉”と見ているのでしょう。杏さんといえば渡辺謙さん(62)を父に持つ二世俳優の代表的存在ですが、杏さんは謙さんと一定の距離を取ってキャリアを積んできました。宮沢さんがここにきて父の話題をNGに方針転換した陰には、“もう仕事では親から巣立つべき”という杏さんの檄があったからなのでしょう」(前出・芸能関係者)宮沢がリスペクトする杏は、今夏から子供たちとフランスに移住するが、師弟関係ならぬ“姉弟関係”はこれからも続いていく。
2022年07月17日俳優の鈴木亮平が、映画『エゴイスト』の主演を務めることが4日、明らかになった。宮沢氷魚が共演する。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。主人公の浩輔を演じる鈴木は、強さと脆さを同居させた生々しい演技力で観る者を引き込み、新たな境地を開拓した。龍太を演じる宮沢は透明感あふれる儚いたたずまいが、愛を注がれる純粋な青年、龍太のキャラクターに説得力を与えている。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。浩輔は龍太との出会いによって鎧を脱ぎ捨て、誰かを心から愛する喜びを知っていく。しかしやがて大切な人との関係を断たれたとき、浩輔はこの愛のかたちは自己満足なのではないか、彼らを追い詰めていたのではないかと、自問自答を始めることになる。前半の甘美な展開から一転、浩輔が自らに向ける根源的な問いが観る者の心を揺さぶる作品に。監督は『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』『Pure Japanese』などを手掛けた松永大司が務めた。トランスジェンダーである友人を撮影したドキュメンタリー『ピュ〜ぴる』から約10年、本作『エゴイスト』脚本執筆の際には入念なリサーチを行い、主人公・浩輔のライフスタイルの細部までリアルに描写した。登場人物たちの心情に寄り添うドキュメンタリータッチでリアリティあふれる映像が、親密な時間の温度感や、愛するがゆえに生まれる葛藤を繊細に伝えている。○鈴木亮平 コメント「愛はエゴか、エゴが愛か」 これは私が昔から考え続けてきたテーマでした。原作小説を初めて読んだ時、著者も同じテーマに向き合ってきた方なのではないかと感じました。この映画が静かに、皆様の心の深い場所へ届きますように。○宮沢氷魚 コメント『エゴイスト』という作品に出会い、僕は人間の本質、原点とはなんなのかを考えさせられました。愛とは一体なんなのか。無条件の愛など存在するのか。たくさん悩み、苦しみ、でも希望の光を目指してこの作品に挑みました。二人の人間の愛情と生き様をまるでドキュメンタリーのように描いた作品が完成しました。一人でも多くの人にこの作品が届くことを心より願っています。○松永大司監督 コメント自身の監督デビュー作品である、友人を長年撮影したドキュメンタリー映画『ピュ〜ぴる』がジェンダーをテーマにしていた自分にとって、著者である高山真さんの想いが込められた原作を読んだ際、とても心動かされるものがありました。そしてその原作を鈴木亮平、宮沢氷魚らの人間味溢れる俳優たちと共に、力強い映画として完成させることができました。この作品がささやかでも誰かの生きる力になることを願います。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年07月04日俳優の宮沢氷魚が出演する、オリオンビール「オリオン ザ・ドラフト」の新CM「沖縄の味 チキン」編が、31日から放送される。沖縄の青空の下、自転車を漕ぎながら「もうすぐ、もうすぐ!」と宮沢が登場。沖縄ソウルフードの一つであるチキンの丸焼きをテイクアウトし、家で同商品を飲みながら「うん、うまい」とおいしそうな表情を浮かべる。撮影は全編沖縄で実施。冒頭の自転車シーンは景色の良い海沿いのロケーションで、宮沢は颯爽と自転車に乗る姿を披露した。また、チキン屋でのシーンでは、待ちきれない様子の宮沢に店主が「お利口に待っておきなさい」と声を掛けるやり取りに現場からは笑いが漏れた。
2022年05月31日西島秀俊を主演に、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和など豪華俳優陣を迎えた映画『グッバイ・クルエル・ワールド』。この度、初の映像素材となる特報が解禁となった。本作は、世の中とチューニングの合わない登場人物たちに、ソウルシンガー・Bobby Womackらの胸躍るソウル&ファンクなリズム、監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くエキサイティングでポップなクライム・エンターテインメント。西島さんと、斎藤さん、玉城さん、宮川さん、三浦さんが演じるのは、全員互いに素性を明かさない強盗組織の一員。彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。その後、それぞれの生活に戻るメンバーだったが、ヤクザ組織に追われる日々が始まり、宮沢さん演じるラブホテル従業員、大森さん演じる刑事たちを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。解禁となった30秒の特報映像は、銃声響くオープニング。フォード・サンダーバードを運転する西島さんの横顔から始まり、現金の束、覆面姿の強盗団、ワイルドな雰囲気の斎藤さん、派手髪となった宮沢さんや玉城さんほか、宮川さん、大森さん、三浦さんの豪華な顔ぶれが次々と並ぶ。やがて、銃声、罵声、ガソリンスタンドの爆発などが入り乱れ、ラストに突如「裏切り者は、誰だ?」の文字が躍る。Margie Josephの「Let’s Stay Together」の軽快な音楽に包み込まれ、高揚感と刺激、色気が香り立つ世界観に誘われる特報となっている。『グッバイ・クルエル・ワールド』今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年秋、全国にて公開予定(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年05月20日主演に木竜麻生、共演に藤原季節を迎え、新進女優と次世代監督がタッグを組んだ“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの第1弾公開作品として制作された『わたし達はおとな』。近年、『花束みたいな恋をした』『ちょっと思い出しただけ』『明け方の若者たち』ほかリアル志向の恋愛映画が続々ヒットする中、圧倒的リアリティを追求した本作から場面写真が解禁となった。今回解禁となったのは、木竜さん演じる優実と藤原さん演じる直哉のリアルな日常を切り取った場面写真計7点。別の大学の演劇サークルに入っている知人から公演のチラシを作って欲しいと頼まれた優実は、そのサークルの演出を手掛ける直哉と出会う。少しずつ距離を縮めていく2人はデートを繰り返し、やがて直哉と優実は半同棲状態に。今回到着した画像では、2人が初めて出会った喫茶店での1シーンや、寝起きの一瞬、一緒に薬局で日用雑貨を買い物する、どこにでもある恋人たちのリアルな日常風景が連なる。正面から2人を捉えたカットが少ないこともポイント。一方で、2人が向き合い深刻な様子を感じさせる1枚も到着。「圧倒的にリアリティのある日常」を極限まで追求し、2人の“生活”を生々しいまでに描いたゆえ、胸に突き刺さるシーンも数多く映し出される本作。そのリアルな描写の連続は、優実と直哉を演じた木竜さん、藤原さんにも多大な影響を与えたよう。情報解禁時のコメントでは、木竜さんが「あのアパートや道端、そしてそこのカフェ。あらゆるところにこの映画の中の人達がいるんじゃないか....そんな気がしています」と明かし、藤原さんも「加藤(拓也)監督の脚本や芝居は、基本は技術的な積み重ねの上に成り立っているが、最後には激しくエモーショナルな部分で戦うことを自然に求められる」と撮影をふり返っている。『わたし達はおとな』は6月10日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたし達はおとな 2022年6月10日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「わたし達はおとな」製作委員会
2022年05月15日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)が、サカナクション山口一郎主宰の「NF」と藤原ヒロシ率いる「フラグメント(fragment design)」のコラボレーションライン「NFRGMT」とタッグ。2022年5月26日(木)から6月28日(火)まで、ピエール・エルメ・パリ 青山にて、ピエール・エルメ・パリ 青山にて、限定マカロンセットなどを販売する。音楽×ファッション×デザイン×スイーツが織りなす世界サカナクション山口一郎主宰の「NF」は、2016年よりピエール・エルメ・パリ 青山、2018年よりMade in ピエール・エルメ 丸の内&グランスタ東京のサウンドディレクションを担当。今回は、これまでの「音楽」「スイーツ」のコラボレーションだけに留まらず、「デザイン」「ファッション」の計4つのジャンルでプロジェクトを展開する。ボードゲーム着想の“モノトーン”マカロン注目は、黒×白の石を裏返して遊ぶボードゲーム「リバーシ」から着想を得た限定マカロンセット「FNP REVERSI BOX」。カラメル風味ガナッシュショコラにフルールドセル入りショコラ片が入った「プレニチュード」、ティムットペッパーを効かせたガナッシュとイチゴのコンフィを合わせた「エモーション」、マロングラッセ入りマロンクリームとマンダリンコンフィをコンビネーションした「アンタレス」の3フレーバーを詰め込んだ。2F「Heaven」で限定デザートピエール・エルメ・パリ 青山 2F「Heaven」には、限定デザートも登場。コラボレーションならではの出来立てスイーツを、その場で味わうことができる。九谷焼ワークショップも6月17日(金)・18日(土)には、上出惠悟による「自分だけの九谷焼が気軽に作れる」クタニシール(KUTANI SEAL)のワークショップを開催。「NF × PIERRE HERMÉ PARIS × KUTANI SEAL」のコラボレーションならではのオリジナルシールも用意する。グッズ類も販売グッズ類にも注目。クタニシールとコラボレーションした九谷焼プレートやスプーンを発売するほか、「NFRGMT」のTシャツやコットントートバッグなどを先行販売する。【詳細】「NFRGMT ✕ PIERRE HERMÉ PARIS」開催期間:2022年5月26日(木)~6月28日(火)開催場所:ピエール・エルメ・パリ 青山住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山1・2FTEL:03-5485-7766■限定マカロンセット「FNP REVERSI BOX」2,160円予約:5月20日 (金)12:00~ピエール・エルメ・パリ 公式サイトで予約開始。限定数に達し次第受付終了。引き渡し:ピエール・エルメ・パリ 青山にて5月26日(木)~6月28日(火)営業時間内■「クタニシールワークショップ」日程:6月17日(金)、18日(土)場所:2F SALON DE THÉ Heaven申し込み:5月23日(月)12:00~公式サイトで受付開始。■グッズ「NF × PIERRE HERMÉ PARIS × KUTANI SEAL Goods」アイテム例:・SPOON (2items ) 1,800円・PLATE 3,600円※販売制限/一人各1点まで。■グッズ「NFRGMT Goods」先行発売アイテム例:・UNIFORM 2PACK T (M/L/XL) 10,000円・COTTON BAG 2,000円※整理券発行時は販売制限をする。<グッズ注意事項>※並びが出た場合、整理券を配布。-開店前から並びの場合は11:00より配布開始。-整理券に記載の時間にのみ購入可能。-整理券は在庫を保証するものではなく、当日予定数完売の場合もある。-整理券持参者以外も入店は可能だが、グッズの購入は不可。また、サンプルの確認等は整理券持参者を優先。-当日分の整理券配布終了後、翌日以降分の並びは受け付けない。※商品の取り置きや事前の予約は無し。※商品は毎日限定数販売。売り切れの場合もある。※年内にサカナクションECサイトでも販売予定。【問い合わせ先】ピエール・エルメ・パリ 青山TEL:03-5485-7766
2022年05月14日女優の藤原紀香が2日、都内で行われたメディロム『MOTHER Bracelet』完成披露発表会に出席した。ヘルスケアメーカーのメディロムは、世界初充電不要の活動量計『MOTHER Bracelet』を、5月8日より発売。その発表会にスペシャルゲストとして藤原紀香が登壇し、活動量計のイベントということで日々の食事や運動、健康へのこだわりや仕事をする上での健康管理の大切さについて語った。同商品について藤原は「驚いたのは充電しなくてもいいということ。充電が苦手で色んな時計を使ったりしてますが、充電がなくなってどうしようと思ったらデータがなくなって続かなくなり、三日坊主になりました。でもこれは充電しなくて良いのでずっとデータを取り続けられます。画期的で大感動しました」と感想を。同商品は健康に対する取り組みとしてエナジーポイントが蓄積され、そのポイントでギフトと交換でできるほか、寄付もできるという。2002年に内乱後のアフガニスタンを訪問したことがきっかけで、2010年に「スマイルプリーズ」を設立するなど人道支援を行っている藤原は「一番ビックリしたのがエナジーポイント。エナジーがポイントになって好きなことに使えて、その選択肢の中に寄付をするというのがあって。誰かの役に立ち、誰かの笑顔になれるんだと思ったらもっと鍛えたくなります。日本は、ボランティアやチャリティーで欧米より遅れていると言われていますが、皆さんにとって馴染みやすいことになると感じましたね」とその取組を称賛していた。自身の健康管理はもちろん、夫・片岡愛之助の健康にも気を配っているという藤原。「あれだけ体力を消費する職業なので、日々の食べ物や私が東京にいる時は出来ることをしています。料理を作って健康管理というか、美味しいものやヘルシーなもの、好きなものを作って食べてもらいたいとは思っています」と食事の気配りは欠かせないなど妻の顔も。2人の時間があえば「お散歩とかしてますよ。近所のお寺を回ったり季節ごとに桜を楽しんだり、自転車をこいだりします。夫婦でトレーニングとかにも行きますね。普通だな。ごめんなさい。普通だったな(笑)」と苦笑いを浮かべるも幸せオーラを漂わせていた。
2022年05月02日主演・西島秀俊、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和などの豪華俳優陣が集結した、大森立嗣監督オリジナル作品『グッバイ・クルエル・ワールド』が今秋公開となる。その完成を受け4月26日、都内で行われたマスコミ向け舞台挨拶に大森監督が登壇、メインキャストがビデオレターでメッセージを寄せた。本作は監督・大森立嗣、脚本・高田亮がオリジナルで描く豪華俳優陣によるエキサイティングでポップな銃撃戦クライム・エンタテインメント。西島、斎藤、玉城、宮川、三浦が演じるのは、全員互いに素性を明かさない強盗組織の一員だ。彼らは、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、ヤクザ組織に追われる日々が待っていた。さらに宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じる刑事たちを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。舞台挨拶では、元ヤクザで今は家族との平穏な暮らしを望む安西幹也を演じる西島が「大森監督作品での俳優部の皆さんが生き生きとしている様子を見て興味があった」と以前からオファーを待ち望んでいた様子。本作については「若手からベテランまで、それぞれの世代の俳優による群像劇だったので楽しみでした」と充実した表情だった。政治家や上流層へ反旗を翻し、裏仕事を仕切る浜田を演じる三浦も「ヤクザものでも任侠ものでもないが、それらを上回るくらいのバイオレンス。今まで見たことのないような映画になりました」とアピール。ラブホテルの従業員で事件に大きく巻き込まれていく矢野を演じる宮沢は「これまで演じたことのないようなタイプのキャラクターでしたが、作品の内容的にも自分が出たいと思える挑戦的な作品でした」と話す。ヤミ金業者からの借金の取り立てに追い詰められている美流を演じる玉城も「今の時代に合っているストーリー。セリフに自分の心が持っていかれそうになったのは初めて」と役柄に共鳴。彼氏として美流を全力で擁護する武藤役の宮川大輔は「共演者の方々の名前を見たときに光栄すぎて『すげー!』となりました」と抜擢を喜んでいた。『日日是好日』や『MOTHER マザー』、『星の子』などの深い人間ドラマを手掛けてきた大森監督は「これまでとは違う群像劇をやってみようかという流れで企画が進んだ。アクションだったり、アメ車だったり、ピストルだったり、自分がカッコいいと思ってきたものが詰まったバイオレンス作品が撮りたいと思った」と自身初のクライムサスペンスに着手した経緯を語る。脚本は「昔からの知り合いで戦友」という『さよなら渓谷』以来約9年ぶりに手を組む高田亮に託したのだった。初タッグとなる西島について大森監督は「西島さんはバイオレンス映画に出たいと仰っていたし、自分で作品やキャラクターに線引きをしている感じがない。撮影では自分を超えていこうという気配すら感じた」と絶賛。その西島を筆頭に斎藤、宮沢、玉城、宮川、大森、三浦ら世代の違うバラエティに富んだ豪華キャスティングの狙いを「それぞれの年代でカッコいい人が見たいと思った。それぞれのキャラクターには居場所がなく、そんな人たちがいがみ合っている。ある種、現代の縮図を抜き出したような映画にしたかった」と明かした。オリジナルストーリーであり、元ヤクザ、ハングレ、ダーティーな警官など登場人物のキャラや背景も多岐に渡っている。この壮大なストーリーに大森監督は「調子に乗って色々な俳優に出てもらって……疲れた(笑)」と漏らした場面では思わず会場に笑いも。インパクトあるタイトルについては「残酷な世界にサヨナラという、内容とは逆説的な意味もある。言葉の響きも好き。色々と案を出したりして、オリジナル作品ですからタイトルをつけるのも醍醐味」と喜色満面。最後は「難しく考えず、俳優たちの姿や音楽、物語を含めて素直に楽しんでほしい」とコメントして舞台挨拶を締めた。『グッバイ・クルエル・ワールド』今秋公開
2022年04月26日20代の等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描いた、木竜麻生×藤原季節共演の映画『わたし達はおとな』より、主題歌が入った予告編が公開された。主人公・優実(木竜さん)と恋人の直哉(藤原さん)のリアルで生々しい日常を映し出す本映像。出会いから幸せだった日々、さらに次第にすれ違い、ヒリヒリするほどの切迫感を感じさせる会話から、溢れ出る感情が突き刺さる。映像とともに流れる、京都発のロックバンド「the engy」(ジ・エンギー)による書き下ろしの主題歌「Sugar & Cigarettes」は、時に優しく、時に切なく、2人の感情に寄り添うような、感情のグラデーションを美しいメロディで彩っている。「the engy」山路洸至(Vo,Gt,Prog)は、楽曲について「思春期に差し掛かる頃、節々に痛みを伴って身体が大きくなるように、成長し変わっていくことは痛みを伴います。今回の楽曲はまずそういった『痛み』がテーマになっています」と説明し、「今回主題歌を書き下ろしさせていただいた映画『わたし達はおとな』で藤原季節さん演じる”直哉”にも楽曲のヒントをもらいました。どうしようもない自分に嫌気がさしても、変われない。そんなやり切れない人の気持ちを想像して書かせて頂きました」と明かしている。『わたし達はおとな』は6月10日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:わたし達はおとな 2022年6月10日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「わたし達はおとな」製作委員会
2022年04月16日木竜麻生と藤原季節という期待の若手俳優を起用し、「俺のスカート、どこ行った?」「きれいのくに」などの映像作品の脚本も手掛ける演出家・脚本家の加藤拓也が監督デビューを果たした映画『わたし達はおとな』。この度、1シーン1カットによる斬新な予告が解禁となった。物語の主人公はデザイン学科に通う大学生の優実(木竜麻生)。ある日、演劇サークルに入っている知人から公演のチラシを作って欲しいと頼まれ、そのサークルの演出を手掛ける直哉(藤原季節)と出会う。初めはサークル活動の関わりだけだったが、やがて直哉が優実の家へ頻繁に出入りするように。半同棲状態となり、言えないことがつもりつもったある日、バイトを終えて帰ってきた直哉に、優実は「怒らないで欲しい」と言いながら使用済みの妊娠検査薬を渡す。表面上の祝福をする直哉に対し、「話し合いたい…」と口にした優実。そしてここから、ふたりのクライマックスが始まっていく。「私達の生活を非日常で俯瞰して体験する、そんなことがテーマの映画です」と加藤監督が明かす本作は、撮影時“覗いている感”に最もこだわる形で撮影された。主人公の優実とその恋人の直哉、2人の男女の日常を覗き見しているかのような圧倒的リアリティを追求し、緊張感と切迫感、狂おしいまでの人間らしさや感情のグラデーションが生々しく突き刺さる、これまでにない恋愛映画となっている。今回解禁となった予告映像では、優実と直哉のある日の出来事を映した1シーン1カットが丸々使用されている。2人で出かけていた先で、急な体調不良をおこした優実。先輩が手掛けた舞台を観ている最中というタイミングの体調不良に苛立っていた直哉は、自宅に戻っても、休む優実のことを考えずに1人で勝手に夕食を済ませてしまっていた。いつも直哉の帰り時間にあわせて夕食を作り、一緒に食事をとっていた優実にとっては納得がいかないものの、衝突を避けて口をつぐんでいたのだが…。まさに彼らの生活を覗き見ているかのような生々しさを感じさせるシーンとなっており、2人の目線や仕草、会話の流れ、絶妙な息遣い、彼らの一挙手一投足に注目し、妙に目が離せなくなる不思議な感覚――。そんな1シーン1カットを、包み隠さず全部丸ごと使用した斬新な予告映像が到着した。一方で、併せて解禁となったポスタービジュアルでは、優実と直哉の2人が穏やかにじゃれ合う様子が切り取られており、予告映像に映し出される緊迫感とは裏腹に、幸せそうな2人の雰囲気も感じさせる仕上がりとなっている。『わたし達はおとな』は6月10日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたし達はおとな 2022年6月10日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「わたし達はおとな」製作委員会
2022年03月31日