歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助のふたりが、3月17日、東京・浅草寺で奉納舞踊『清元三社祭』を披露した。この奉納舞踊は、今年「三社祭斎行700年祭」を記念して53年ぶりに『舟渡御』を再現・斎行することから行われたもの。「平成中村座」チケット情報浅草寺の五重塔前に設けられた特設舞台前には、雨にもかかわらず約2000人のファンが駆けつけた。「中村屋!」「待ってました!」「六代目!」などの声がかかり、勘九郎、七之助が素踊りにて「清元三社祭」を奉納。奉納舞踊の後には、父・中村勘三郎も登場し、勘九郎、七之助とともに挨拶を行った。勘三郎は「あいにくの雨で中止になるかもしれませんでしたが、53年振りに『舟渡御』が行われるということで、この機会を逃すと次は100何歳になってしまいますので(笑)」と笑わせ、同じ浅草の地で「平成中村座」を上演していることから「昨年11月から今年の5月まで(平成中村座を)ロングラン公演をさせていただいている同じ時に、三社祭斎行700年祭ということにご縁を感じます」と挨拶。また、今月、平成中村座で六代目勘九郎の襲名披露興行を行っている勘九郎は「三社祭といえば雨がつきものですので、この雨は恵みの雨です。本堂を指差す振付では、普段は右を指差すところで、今日は左に本堂があったので左を指差しました」と特別な振付をしたと明かした。弟の七之助は「三社祭が5月18日で、実は私もその日が誕生日です。今日は奉納舞踊をさせていただき、とても思い出に残る舞台となりました」と感慨深げに語っていた。三社祭は5月18日(金)から20日(日)まで行われる。なお、「平成中村座」は東京・隅田公園内仮設劇場にて、5月27日(日)まで開催。チケットは発売中。
2012年03月19日上野界隈のコンサートホールや文化施設で行われる恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」が、3月16日に開幕を迎えた。「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2012-」の公演情報明治初期に西洋文化が日本で花開いた“文化の街”上野を舞台に、毎年3月から4月にかけて行われる同音楽祭。本格的なクラシック音楽のほか、日本の歌曲やタンゴ、美術展とコラボレートしたコンサートなどで、バリエーションに富んだプログラムで毎回人気を博している。8年目を迎えた今年のメイン公演は「東京春祭ワーグナー・シリーズ 」。“ワーグナーの聖地”バイロイト音楽祭などで活躍する第一級の歌手陣を迎え、アダム・フィッシャー指揮・NHK交響楽団の演奏で、ワーグナー中期の傑作『タンホイザー』(演奏会形式・映像付き)を上演する。そのほか、国立西洋美術館で開催中の展覧会「ユベール・ロベール―時間の庭」を記念したコンサートや、4月1日(日)にリニューアルオープンする東京都美術館でのコンサートなど、上野公園内の博物館や美術館で多彩な公演が行われる。また、期間中は上野界隈を中心に無料のミニコンサート「桜の街の音楽」も開催。コンサートホールのみならず、美術館からJR上野駅、上野精養軒、カヤバ珈琲など屋内外さまざまな場所で、弦楽ソロや管楽器アンサンブルによる色とりどりの音色が“東京の春”を彩る。「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2012-」は4月8日(日)まで開催。チケットは発売中。
2012年03月19日東京クァルテット創設メンバーとして長年世界の舞台で活躍してきたチェリスト・原田禎夫が「東京・春・音楽祭」で3年にわたるシリーズ企画をスタートさせる。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」の公演情報NHK交響楽団・チェロ奏者だった父の薫陶のもと、幼少より才能を開花させた原田禎夫は、東京交響楽団の最年少首席チェリストを務める。渡米後は、本格的に室内楽の活動に取り組み、1969年に「東京クァルテット」を結成。ニューヨークを拠点に、その後30年にわたって活躍を続け、世界的な弦楽四重奏団としての地位を確固たるものにした。1999年に同クァルテットを離れて以降は、同門の小澤征爾が音楽監督を務めるサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団のほか、ソロ、室内楽での演奏活動に加え、後進の指導でも活躍中だ。そんな世界の舞台で活躍する日本人チェリストのパイオニア・原田禎夫が、今春より3年にわたるシリーズ企画をスタート。2004年に自ら結成したアミーチ弦楽四重奏団のコンサート、ソロ・リサイタル、そして長年の音楽仲間たちと奏でる室内楽などで、半世紀にわたる音楽家人生の集大成を披露する。東京・春・音楽祭「原田禎夫チェロ・シリーズ」は、vol.1(アミーチ弦楽四重奏団)が3月19日(月)、vol.2(原田禎夫 チェロ・リサイタル)が3月29日(木)。共に東京文化会館 小ホールにて開催。チケットは発売中。また「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、3月16日(金)から4月8日(日)まで開催。東京文化会館ほか上野の各文化施設などで約80公演(無料イベント含む)が行われる。●東京・春・音楽祭原田禎夫チェロ・シリーズ・vol.1 アミーチ弦楽四重奏団~オール・ベートーヴェン・プログラム~3月19日(月)19:00開演東京文化会館 小ホール・vol.2 原田禎夫 チェロ・リサイタル3月29日(木)19:00開演東京文化会館 小ホール今後の予定《2013年》・vol.3 室内楽 with ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ・vol.4 チェロ・アンサンブル《2014年》・vol.5 ゴルトベルク変奏曲 (vn:パメラ・フランク/va:今井信子)・vol.6 リサイタル(ベートーヴェン:チェロ・ソナタ)
2012年03月15日27000人の観客を集め、盛大に開催!3日午後、横浜の横浜アリーナを会場に、恒例となったファッションや音楽の祭典「東京ガールズコレクション2012春夏」が開催された。当日は3月3日、桃の節句のひなまつりということもあり、まさに女子のためのフェスティバル一色!約27000人という観客が集まり、華やかなステージが繰り広げられた。本田望結からあき竹城まで超多彩!数々の人気モデルらがウォーキングを見せるなか、今回は最年少として「家政婦のミタ」で注目を集めた7歳の子役、本田望結も登場。可愛らしい白いワンピースで、会場を和ませつつ、おおいにわかせていた。そんな小さなスターが登場するかと思えば、こちらは64歳のタレント、あき竹城も。歌手としても活躍の場を広げる北乃きいも登場。実に幅広い年代、キャリアのゲストらが登場し、99人のモデルがステージを飾ったという。春夏のトレンドもいっぱいに感じられた14回目のガールズイベント。今年も華やかに、おおいに楽しめるイベントとなったようだ。元の記事を読む
2012年03月05日東京・上野を舞台にした音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」が3月16日(金)~4月8日(日)まで開催される。本格的なクラシック音楽から日本の歌曲、タンゴなどさまざまなジャンルの音楽を楽しめる同イベント。8年目を迎える今年は、ワンコイン料金の野外公演や無料公演など約80公演を予定。「東京春祭 for Kids」と題して子ども向けのイベントも4つ開催する。3月24日(土)には、「国立科学博物館×東京・春・音楽祭 音楽ワークショップ~音の世界を大冒険」と題し、ワークショップエンターテイナーのなおやマン&しま:アイとアーティストが、音楽を楽しみながら音の仕組みや不思議に迫るサイエンス・クラシック音楽ショーをお届け(※申し込み受け付けは終了)。3月25日(日)には国立国会図書館で「子どものための絵本と音楽の会 『はろるど まほうの くにへ』」を実施。世界中の読者に愛されている絵本『はろるど まほうの くにへ』を題材に、バイオリンとチェロの響きのなかでイメージがふくらむ絵本の世界を体験。イマジネーションを広げる楽しさを伝える。(C) 文化出版局(C) 大窪道治さらに、子どもたちを対象に、音楽祭のメインプログラムである2つの演奏会のリハーサルを公開。4月3日(火)に「ワーグナーのオペラを聴いてみる!」、4月6日(金)に「ストラヴィンスキーのリズムを体験」を予定している。いずれも無料で楽しめるが、事前の応募が必要。先着順なので、気になる方はぜひ早めに申込みを。・子どものための絵本と音楽の会「はろるど まほうの くにへ」日時:3月25日(日)13:30/15:00会場:国立国会図書館 国際子ども図書館ホール対象:3歳~中学生およびその保護者(原則として子ども1名につき保護者1名)申込締切:2月29日(水)まで問い合わせ先:東京:春・音楽祭実行委員会 03-3296-0600・こどものための公開リハーサル「ワーグナーのオペラを聴いてみる!」日時:4月3日(火)14:30~16:00(終了時間は予定)会場:東京文化会館 大ホール対象:小学生~高校生 ※子ども1名につき、保護者1名まで同伴可能申込締切:3月21日(水)まで問い合わせ先:東京:春・音楽祭実行委員会 03-3296-0600・こどものための公開リハーサル「ストラヴィンスキーのリズムを体験」日時:4月6日(金)15:00〜16:30(終了時間は予定)会場:東京文化会館 大ホール対象:小学生~高校生 ※子ども1名につき、保護者1名まで同伴可能申込締切:3月21日(水)まで問い合わせ先:東京:春・音楽祭実行委員会 03-3296-0600■東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-日時:2012年3月16日(金)~4月8日(日)会場:上野恩賜公園(東京)、国立科学博物館ほか取材/古屋 江美子
2012年02月28日3月16日(金)より上野で開催される恒例のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」のプレイベント「桜の街の音楽会」が、2月23日に台東区立千束小学校で行われた。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」の公演情報「東京・春・音楽祭」は、明治初期に西洋文化が日本で花開いた地、上野を舞台に毎春開催。本格的なクラシック音楽はもちろん、日本の歌曲やタンゴ、美術展とコラボレートしたコンサートなど、様々な企画が催される。8年目を迎える今年は、上野界隈のコンサートホール、美術館などで約80公演(無料公演含む)が開催される。今回のプレイベント「桜の街の音楽会」では、東京オペラシンガーズが、台東区立千束小学校を訪問。声楽のパートや、コーラスの仕組み、歌の分かりやすい説明を交えつつ、「大きな古時計」、「フニクリ・フニクラ」、「闘牛士の歌」(歌劇『カルメン』より)、「乾杯の歌」(歌劇『椿姫』より)など、世界の歌やオペラの名曲を披露。体育館に集った児童たちは、オペラ歌手たちの迫力の生歌を間近で体験して大喜び。盛大な拍手を贈った。「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」は、3月16日(金)から4月8日(日)まで、東京文化会館ほか上野の各文化施設などで開催。今回の「桜の街の音楽会」に登場した東京オペラシンガーズは、3月21日(水)に旧東京音楽学校奏楽堂で開催される「にほんのうたII」と、4月5日(木)・8日(日)に東京文化会館で開催される「東京春祭ワーグナー・シリーズvol.3《タンホイザー》(演奏会形式・映像付)」に出演する。チケットはいずれも発売中。また無料プレイベント「桜の街の音楽会」も上野界隈を中心に、弦楽ソロや管楽器アンサンブルなど、様々なミニコンサートを予定(公演スケジュールは随時オフィシャルサイトにて発表)。
2012年02月24日敷居の高いと思われがちなクラシック音楽を親子で気軽に楽しめる音楽祭、“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭”が今年も開催決定。4月27日(金)~5月5日(土)のあいだ、東京国際フォーラムおよび東京・丸の内エリアはお祭りムード一色になる。(C) TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.同イベントはフランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したクラシック音楽祭。今年はテーマにロシア音楽を掲げ、「サクル・リュス(ロシアの祭典)」と題して、チャイコフスキーやストラヴィンスキーなどの名作曲家をとりあげながら19世紀から現代までのロシア音楽の歴史をたどる。公演予定数は約350以上(うち有料公演は約150)。1公演約45分と短く、チケット代もリーズナブルなので、いくつものプログラムを気軽にハシゴできるのも嬉しい。ほとんどの公演が3歳以上入場可(18:30に開演する公演は6歳以上)。2歳以下の子どもでも入場できる「0歳からのコンサート」もある。 (C)三浦興一 3歳~小学生までの児童には「こども割引」が設定され、全公演一律300円引き。有料公演のチケットまたは半券で楽しめるサービスプログラムのなかには、子ども向けのコンサートやワークショップもいろいろ。有料公演を鑑賞するあいだ、子どもを扱ってもらえる託児サービスもある。 (C)三浦興一世界中から集まった一流アーティストの演奏を親子で楽しむ貴重なチャンス。チケットは3月31日(土)から一般発売される。・0歳からのコンサート日時:5月3日(木)10:00~10:45、5月5日(土)9:45~10:30の2公演会場:東京国際フォーラムホールAチケット:指定席1,500円(18歳以上の保護者1名につき、お子様1名までひざ上無料)、中高生席500円※プログラムはやむを得ぬ事情により変更になる場合があります※終演時間はおおよその目安です。ご了承ください※公演チケットを購入される際には、最新の公演プログラム情報を音楽祭公式HPにて必ずご確認ください・託児サービス有料公演を鑑賞される間、お子様をお預かりする託児サービスを実施します。対象時間:9:00~21:30問い合わせ:イベント託児・マザーズ 0120-788-222(平日10:00~12:00、13:00~17:00)※4月2日(日)より受付開始(有料・要予約、有料公演チケットを購入された方が対象となります)■ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2012日程:2012年4月27日(金)~5月5日(土・祝) ※コア期間は5月3日(木・祝)~5月5日(土・祝)会場:東京国際フォーラム全館および東京・丸の内エリアチケット:一般発売3月31日(土)10:00~、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなどにて販売取材/古屋 江美子
2012年02月22日東京ディズニーリゾートでは、4月3日から6月30日までの89日間、春の到来を盛大にお祝いするスペシャルイベントを実施する。東京ディズニーランド(R)では、今年もイースターをテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・イースターワンダーランド」を開催。パレードルートでは、ディズニーの仲間たちがゲストも巻きこんでヘンテコなパーティーを繰り広げるスペシャルパレード「ディズニー・イースターワンダーランド」を公演。そして、東京ディズニーランドのイースターの楽しみ方と言えば、「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」!ヒントが掲載されたマップを見ながら、イースターバニーがパークのあちらこちらに隠したタマゴを探すプログラムを体験することができる。東京ディズニーシー(R)では、ダッフィーがミッキーマウスとともに初めて主役を務めるスペシャルイベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」を開催。イベントのテーマは、「ミッキーマウスやダッフィーと一緒に、東京ディズニーシーのさまざまな“春”を巡る旅」。ミッキーマウスとダッフィーは、ミニーマウスとシェリーメイに世界中の“春”を見せてあげようと、ケープコッドから世界を巡る船旅に出発する。ミッキーマウスやダッフィーたちが訪れるメディテレーニアンハーバー、アメリカンウォーターフロント、アラビアンコーストの3つのテーマポートでは、色鮮やかな花や草木で彩られ、ミニショーを公演するなど、それぞれのエリアならではの“春”をお楽しみいただける催しが繰り広げられるという。ディズニーアンバサダー(R)ホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(R)、東京ディズニーランド(R)ホテルの3つのディズニーホテルでも、2つのパークのスペシャルイベントに連動したさまざまなプログラムを開催予定だ。一年で最も華やぐ季節である春の到来を、東京ディズニーリゾートでご家族やご友人と一緒にお祝いしてみてはいかがだろうか。お問い合わせ:東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTel.0570-00-8632(9:00~19:00)PHS、一部のIP 電話・国際電話からは045-330-5211プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年01月20日“左手のピアニスト”として活躍する舘野泉が贈る新たなプロジェクト「左手の音楽祭」が今年5月よりスタートする。「舘野泉」の公演情報1964年よりフィンランドのヘルシンキに拠点を構え、日本と北欧5か国をはじめ世界各国で行ったコンサートは3000回以上、録音作品は約100点を数えるピアニスト、舘野泉。特にシベリウスをはじめとする北欧の作曲家の作品演奏については、フィンランド政府より「シベリウス・メダル」を授与されるなど世界的な評価も高い。2002年、リサイタル中に脳溢血で倒れ、右半身不随となるも、2年余の闘病を乗り越え、左手での本格的な演奏活動を開始。2010年の演奏活動50周年を経て、今もなお現役ピアニストとして第一線で活躍中だ。今年5月よりスタートする「左手の音楽祭」は、国内外様々な作曲家が舘野泉自身のために書きおろした作品と、左手ピアノのための名作を織り交ぜ、2年をかけて贈る壮大なプロジェクトだ。新境地を開拓し続ける舘野泉が贈る、左手ピアノ音楽の集大成は、日本の音楽界に新しい歴史を刻み込むことだろう。「舘野泉 左手の音楽祭」の第1回は、5月18日(金)に東京都/第一生命ホールで開催。チケットの一般発売は1月21日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを1月20日(金)23時まで受付中。
2012年01月19日東京ディズニーランドのトゥモローランドにあるアトラクション「スター・ツアーズ」が全面リニューアルし、2013年春に新アトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」としてオープンする。「スター・ツアーズ」は、映像に連動して動くライドシステムで映画「スター・ウォーズ」のスリル溢れる宇宙旅行を体験できるアトラクションとして、1989年の導入から20年以上にわたり、幅広い層の人気集めている。今回のリニューアルの最大の特徴は、シーンごとに用意された複数のシナリオがランダムに選択され、常に50通り以上の組み合わせでストーリーが展開されていくところ。これによりアトラクションを体験する度にストーリーが変わり、予測不能なスリルを味わうことができる。また、新たに映像も3Dとなり、映画「スター・ウォーズ」シリーズの世界をこれまで以上の迫力と臨場感のなかで楽しむことができる。映画「スター・ウォーズ」シリーズのファンはもちろん、映画を観てない人でも楽しめる「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」。東京ディズニーランドの新たな宇宙旅行を体験してみては?※本リニューアルに伴い、「スター・ツアーズ」は2012年4月2日よりクローズ。お問い合わせ:東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL 0570―00―8632(9:00~19:00)PHS、一部のIP電話・国際電話からはTEL 045―330―5211プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年12月29日POPGROUP Recordings主催の都市型音楽フェスティバル「KAIKOO POPWAVE FESTIVAL」が、2012年春に開催されることが決定した。「メジャー、インディー関係なく、素晴らしい音楽を届けたい」――そんな熱い思いのもと、“邂逅”(偶然の出会い)をテーマに開催される都市型音楽フェス、KAIKOO POPWAVE FESTIVAL。2005年の第1回以来、毎回メジャー、インディーズの垣根を取り払い、音楽やアートが生活そのものといえるようなアーティストたちがブッキング。良質な音楽との出会いを提供し続け、音楽ファンより好評を博してきた。今年11月には渋谷のライブハウス10会場・12ステージを舞台に、も80組以上のアーティストが登場し、熱いステージを繰り広げたばかり。2012年の開催地は、会場はまだ未公開だが、誰もフェスとして使った事がない“お台場エリア”で開催されることが決定している。また第1弾出演アーティストも発表。DJ BAKU、envy、toe、mouse on the keys、トクマルシューゴ、在日ファンク、YOUR SONG IS GOOD、Qomolangma Tomato、にせんねんもんだい、NINGEN OK、YOLZ IN THE SKYの計11組。今後もさらに追加アーティストが発表される予定だ。「KAIKOO POPWAVE FESTIVAL 2012」は、4月21日(土)・22日(日)に東京お台場某所 特設野外ステージにて開催。チケットの超早割・オフィシャル抽選先行一次を12月21日(水) 昼12:00まで受付。また学生やグループで本フェスを楽しみたい方におすすめのお得なディスカウントチケット「POP-FRIENDチケット」を2月上旬に受付予定。
2011年12月12日11月12日(土)~13(日)の2日間、渋谷が音楽であふれる!今年で6回目となる『渋谷音楽祭』がいよいよ開催間近に迫っている。渋谷公会堂やマルイシティ渋谷1Fプラザ、渋谷駅東口跨道橋、SHIBUYA109前、道玄坂通り、文化村通りをメイン会場に、約16の連携会場が加わり秋の週末を音楽で盛り上げようという素敵なイベントだ。ストリートパフォーマンスやジャズ、ポップス、クラシック、多彩なジャンルが街を歩くごとに楽しめる様子は、まるで巨大音楽パノラマ。その他の画像中でも注目は、11月12日(土)に渋谷公会堂で開催される、ジャズギタリスト渡辺香津美と東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:渡邊一正)とのコンサートだ。出身が渋谷という世界的ギタリストと今年で創立100周年を迎える歴史ある交響楽団とのコラボレーションは、まさに「渋谷発、時空を超えた音楽旅行」といった趣になるに違いない。また、「3 little words Campaign 2011」と題し、「こんにちは。ありがとう。ごめんなさい。」の3つの気持ちを伝える言葉で、世代を超えた交流をテーマにしている同音楽祭。そうだ、音楽とは、地域や世代を軽々超えるグローバルな共通言語に他ならない。それを自分たちの街から発信し、世界とつながろうという試みは、巡りめぐって街の新しい魅力の発見へとつながっていくだろう。今週末は渋谷へ、何もしなくても素敵なことがあなたを待ち受けている。
2011年11月09日BIGBANGが11月6日(日本時間同7日) 、北アイルランド・ベルファストにて開催された欧州最大級の音楽祭『MTV EMA 2011』で、ワールドワイド・アクト賞を獲得。韓国アーティストとして初の栄誉に輝いた。BIGBANGの公演情報「ワールドワイド・アクト賞」は、EMA(EUROPE MUSIC AWARDS)で今年初めて設けられた部門で、アジア太平洋・北アメリカ・ラテンアメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・インド・中東を代表する候補者の中から、MTV EMA公式サイトを通じてユーザー投票によって選出される。アジア太平洋の代表に選出されたBIGBANGは、北アメリカ代表のブリトニー・スピアーズら各地域の代表アーティストを抑えての受賞となった。授賞式には5人のメンバー全員で出席。BIGBANGは「この賞はファンの皆さんがくださるものなので、より貴重なもの。本当に感謝しています。今回の受賞が、韓国の音楽や僕たちBIGBANGをもっと知ってもらえる機会になれば嬉しいです」と受賞の喜びを語った。BIGBANGは、2NE1をはじめGummy、SE7EN、PSY、Tabloなど同じ事務所に所属するアーティストともに、『YG Family Concert in Japan』に出演する予定だ。公演は京セラドーム大阪で2012年1月7日(土)・8日(日)に、さいたまスーパーアリーナにて21日(土)・22日(日)に開催される。チケットは12月17日(土)より一般発売開始。
2011年11月08日第24回東京国際映画祭が10月30日、各賞を発表し閉幕。フランス映画『最強のふたり』が最高賞にあたる“東京サクラグランプリ”と最優秀男優賞の2冠を達成したほか、役所広司と小栗旬が初共演した日本映画「キツツキと雨」(沖田修一監督)が審査員特別賞に輝いた。沖田監督は「今回、コンペティション部門で日本映画は一本だけだったので、大きなプレッシャーだった。『頑張って』と言われても、もう映画は作り終わっているし……。お客さんの良い反応を見て、もう十分と思う反面、やはり無心ではいられなかった。地方ロケをお手伝いしていただいた皆さんにお礼が言いたい。また、ここに帰ってこられるように頑張りたい」と受賞の喜びを語った。2部門を制した『最強のふたり』の関係者は来日を果たせなかったが、エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ両監督が「日本公開に合わせて、ぜひ東京にうかがいます。とってもうれしいです。ありがとう東京」とメッセージを寄せた。同作は実話を元に、事故で首から下が麻痺した富豪と、彼の介護をすることになった出所したての黒人青年の衝突と交流を描いたヒューマンコメディ。授賞式終了後には、コンペティション部門の審査員が総評会見を行い、審査委員長のエドワード・R・プレスマンをはじめ、女優のファン・ビンビン、小林政広監督らが出席。「『最強のふたり』『キツツキと雨』『プレイ』の3本が最終候補となり、賞を絞り込むのが大変だった。結果には満足している。」(プレスマン氏)。「私は秘密を保ち続けることが苦手。だからやっと最終日になりホッとしています。受賞結果は、完璧なエンディングを迎えることができた」(ビンビン)と語る一方、小林監督は「芸術性に富んだ刺激的な作品はほとんどなかった」と厳しい意見だ。実際、満場一致だった賞はないといい、プレスマン氏も「どれも水準が高い分、抜きん出た作品がなかったのは確か」と分析。最終的には政治性、作家性、エンターテインメント性といった要素の“バランス”を重要視したと説明した。ちなみにプレスマン氏によると、「素晴らしい作品だが、『キツツキと雨』はグランプリを与えるにはライト過ぎた」とのこと。今年は東日本大震災を受けて「信じよう、映画の力」をテーマに掲げた東京国際映画祭。9日間の会期中、315回の映画上映が行われ、観客動員は4万1648人。TIFFCOMをはじめとする関連イベントに約17万人を動員した。依田巽チェアマンは「来年25回を迎える中で、今年は確実な進化を感じた」と手応え十分。今後も映画祭のテーマである作品力、情報発信力、そして“日本の力”を世界にアピールしたいとし、閉幕を宣言。公式クロージング作品として、ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』(ベネット・ミラー監督)が上映された。
2011年10月31日今年で24回目を迎えた「東京国際映画祭」(開催中)の大きな取り組みの一つに、若年層へのアピールが挙げられる。趣味の多様化によって、映画離れが進んでいる若い世代に“映画を見ること”、そして“映画を通して世界を知ること”の喜びと楽しみを体験してもらおうと、あの手この手のアプローチが展開中だ。チケットブースの様子まず、発表直後から大きな話題を集めた“学生当日券500円”の割引制度(公式オープニング作品・特別オープニング作品・公式クロージング作品は除く)。一般料金1000円のところ、当日券購入の際に劇場窓口で学生証を提示すれば、半額の500円で国内外の話題作を鑑賞できるのは、実際うれしい試みだ。「朝早くから若いお客様が当日券の列に並んでいる姿を見かけますし、映画祭全体を見渡しても、例年より若い方が多い印象です」(尾上朝美さん/東京国際映画祭事務局コミュニケーション広報グループ宣伝チーム)。尾上さんによれば、前売り券が完売した上映も当日券は発売されるため、「ダメ元でチャレンジしたら、チケットが取れたと喜んでらっしゃる学生さんも。社会人に比べて、時間の融通も利くと思いますので、ぜひ学生のみなさんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか」とのこと。ぜひ来年以降も実施してほしい学生の“特権”である。今年は、映画祭を応援するために結成されたイケメン軍団“TIFF BOYS”も活躍中だ。メンバーはミュージカル『テニスの王子様』でブレイクした佐藤永典、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリ受賞者である竹内寿、第3回D-BOYSオーディションで準グランプリを受賞した牧田哲也の3人。ライフスタイルマガジン『Time Out Tokyo』誌とコラボレートした『TIFFパーフェクトガイドブック』をはじめ、各メディア上で映画祭をPRしている。また、7名の大学生で構成された“TIFF 学生応援団”は公式ブログ上で連日、イベントレポートを掲載したり、映画祭スタッフにインタビューを試みたりと大忙し。こだわりは“学生目線”。会期中は、六本木ヒルズ内で行われる公式記者会見にも足を運び、国内外の映画人に積極的に質問をぶつける姿も見受けられる。そんな彼らの姿は、少なからず海外の映画関係者の記憶に残ることだろう。こうした挑戦によって、東京国際映画祭が日本の映画文化の未来を担う若い世代にとって、より気軽に足を運べる映画祭になることを期待したい。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月27日現在、東京・六本木ヒルズをメイン会場に開催されている「第24回東京国際映画祭」では、3月に発生した東日本大震災を受けて“TIFF ARIGATO プロジェクト”が展開中だ。震災の影響で、当初は中止や規模縮小も検討されていた同映画祭が「人に夢と希望を与える素晴らしい芸術文化である映画を通して、喜びや感動、勇気を届けることが役割」とし、日本復興に貢献しようとさまざまな支援活動に取り組んでいる。その他の写真今年は会場周辺で募金箱を持ったスタッフの姿を多く見かける。取り組みの一つである“TIFF ARIGATO 募金”だ。2008年から実施されているグリーン募金の延長として、“緑の東京募金”、“木下の森”、“ローソン緑の基金”に加えて、被災地での映画上映を行っている“シネマエール東北”の4団体に寄付することを目的に、映画祭会期中に募金活動が行われている。募金をすると緑リストバンド・TIFF ARIGATOバンドがもらえ、復興支援への参加感、一体感をより実感することができる。また、映画祭の公式サイトではチャリティーオークションも実施されており、特別オープニング作品『1911』に主演するジャッキー・チェンの直筆サイン入りTシャツなどが出品中。もちろん売上収益は募金として寄付される。また、「震災を越えて」と名づけた特別上映枠が急きょ設けられ、『がんばっぺ フラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』(小林正樹監督)、『ギリギリの女たち』(小林政広監督)など被災地発の映画を上映。現地の状況と、そこに暮らす人々の前向きな姿を知ることで、関心を高め、募金だけではできない精神的なサポートを目指す。10月25日には招待制の特別上映会「TIFF in 仙台」がMOVIX仙台で開催され、『ハルのふえ』『ステキな金縛り』『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を一般公開に先駆け上映。当日は『ステキな金縛り』の三谷幸喜監督と西田敏行が、会場で舞台あいさつに立ち、「東北が元気になる手助けになれば、この上映会は意義あるものだと思う」(西田)、「コメディ映画は勇気とパワーを与えるもの。この作品が元気の源になれば光栄です」(三谷監督)と現地にエールを送った。「今回は映画の持つ力、夢、希望を与えられる映画祭にしたい。“TIFF ARIGATO プロジェクト”をテーマに皆様に感謝を伝えたい」とオープニングセレモニー(22日)で挨拶した依田巽チェアマンの言葉通り、映画祭に参加することで“できること”が数多くある。その後押しをするのが“TIFF ARIGATO プロジェクト”なのだ。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月26日今年で24回目を迎えた「東京国際映画祭」が22日に、東京・六本木ヒルズで開幕。国内外のスターをはじめ、スタッフ、関係者ら約300名が毎年恒例となった“グリーンカーペット”に登場し、沿道に集まった多くの映画ファンから大歓声を浴びた。本番直前まで降り続いた雨も、すっかり上がる“強運”な幕開けを切った同映画祭が30日までの9日間、東京を映画一色に染める。その他の写真グリーンカーペットの先陣を切ったのは、自身出演100作目にあたる特別オープニング作品『1911』をひっさげ来日したジャッキー・チェン。日本語吹替え版のボイスキャストである江角マキコ、中川翔子とともにカーペットを闊歩し、ファンの声援に応えた。予定ルートを外れ、ファンに急接近する一幕もあり、持ち前のサービス精神を存分に発揮。「震災後、初めての国際映画祭だし、何があっても来日したかった。嬉しかったのは、日本の皆さんの笑顔を見たこと。(日本語で)みんな、頑張ってね」とエールを送った。もう一つの目玉である公式オープニング作品『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に出演するミラ・ジョヴォヴィッチ、ローガン・ラーマンらが登場すると、沿道のボルテージは最高潮に。親日家として知られるミラは「“3.11”後、やっと日本に戻ってこれたことがとても光栄」と感激しきりだが、今回の日本滞在時間はわずか36時間だといい「それだけが悲しいわ」。夫であるポール・W・S・アンダーソン監督(『バイオハザード』シリーズ)がメガホンを執っており、「やっとうちの子どもたちが観られる作品を作ってくれた」と良きママぶりも披露した。震災後、ハリウッドの大物女優が東京を公式訪問するのは、これが初めて。ファンはもちろん、映画業界にとっても大きな励みになったといえるだろう。「震災後、(開催について)中止や縮小などいろいろと考えがあったが、映画が持つ普遍的な力を信じ、夢と希望を与えられる映画祭をやるべきだと考えた」と語るのは依田巽チェアマン。今年は「信じよう、映画の力」をテーマに、「TIFF ARIGATO プロジェクト」を発足し被災地復興に貢献する。期間中、上映されるのはコンペティション部門15作品をはじめ、約300本。最終日の30日には、コンペ部門の最高賞「東京サクラグランプリ」など各賞が発表される。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月24日今年で24回目を迎えるアジア最大の国際映画祭「東京国際映画祭」(TIFF)が10月22日(土)より9日間の日程で開催される。錚々たるゲストの面々が来場し、多くの作品が上映されるが、何と言っても注目は、ハイクオリティーの15作品によって争われるコンペティション部門。果たして「東京 サクラ グランプリ」のゆくえは?今年のコンペ部門を楽しむうえでのキーワードは、ずばり「笑い」。全編が笑いにあふれたコメディから、ヒューマンドラマの中に随所に笑いを挟み込むことで現実の世界で起きている問題を描いたものまで、ユーモアによって時代を切り取った作品が目立つ。「年に一度の映画祭を楽しみたいけど作品がいっぱいあり過ぎて…」という方に、“笑い”という側面からコンペ作品の一部をご紹介!まずは邦画から。コンペ唯一の日本映画として、『雪に願うこと』(第18回/2005年)以来となる邦画の「東京 サクラ グランプリ」受賞の期待を背負うのが役所広司と小栗旬の共演作『キツツキと雨』(上写真)。小さな山村で暮らす武骨なきこりの男と、そこにゾンビ映画の撮影にやってきた撮影隊をまとめる気弱な若手映画監督の2人の交流が描かれる。監督は『南極料理人』で観る者を温かい笑いに包んだ沖田修一。出会うはずのなかった2人が、思いもよらない奇妙なコラボレーションを生み出していく。高良健吾、臼田あさ美、山崎努に伊武雅刀、平田満など脇を固める俳優陣にも豪華な顔ぶれが並んでいる。『別世界からの民族たち』(右上写真)は不法移民の流入に揺れる現代のイタリア、ひいてはヨーロッパ全体の共通の課題と言える「移民問題」を捉えた作品。合法的な移民が多数暮らしているイタリア北東部の美しい街。そこでお気楽な資本家たちは「移民はとっとと自分の国に帰れ!」などというメッセージをこめた、極度に人種差別的な内容を含んだショーを毎日楽しんでいたが、ある日、ショーの世界が現実のものとなり、移民たちがショーと同じように振る舞おうと決めたら…?大胆な発想でシニカルな笑いを散りばめたファンタジーとなっている。メキシコ映画『羅針盤は死者の手に』は異色のロードムービー。違法に国境を越えて兄のいるシカゴを目指すメキシコの13歳の少年の姿を描く。ある老いたラバが引く荷馬車に乗せてもらったかと思えば老人がまもなく息を引き取るなど、牧歌的な描写の中で不条理なユーモアが重なっていく。『『キツツキと雨』同様、めぐりあうはずのない2人の姿を笑いと涙を交えて描いたフランス映画『最強のふたり』は、実話に基づいた作品。事故で首から下が麻痺してしまった白人の大富豪が介護役に抜擢したのは、刑務所から出たばかりの若い黒人の青年。好みから話し方、ファッションまで2人の世界はことごとく衝突するが、やがて互いを受け入れたときにバカバカしくも最強の友情が生まれる。噛み合わない2人が繰り出す笑いにご注目!『ガザを飛ぶブタ』(左上写真)は宗教的な対立を背景に、1匹のブタと彼(?)に振り回される男の姿から平和への祈りを描いたコメディ。パレスチナの貧しい漁師がなぜか、ベトナムのブタを釣り上げてしまったところからすったもんだの騒動が始まる。パレスチナではブタは不浄な生き物とされるため、見つかる前に処分しなくてはならないのだが、一方で上手くこの豚を使えば金儲けするチャンスも。イスラエル占領下におけるガザで、葛藤しつつもたくましく生きる人々の姿を笑いと共に描き出す。ブタであることを隠すために羊のフリをさせたり、不浄な生き物に地面を踏ませないためにブタに靴下を履かせるなどユーモアたっぷり。パレスチナ人の漁師を演じるサッソン・ガーベイは、かつてTIFFでグランプリを獲った『迷子の警察音楽隊』にも出演しているが、彼自身はイスラエル人。逆にユダヤ人役の女性を演じるミリアム・テカイア自身はイスラムと、互いに逆の宗教の人物を演じているのも興味深いところ。映画祭期間中、シルヴァン・エスティバル監督とミリアム・テカイアがゲストとして来日する予定。最後に“笑い”とは別枠でお勧めしたい注目作が文豪ガブリエル・ガルシア=マルケスの息子でコロンビア生まれ、メキシコ育ちのロドリゴ・ガルシア監督の手によるアイルランド映画『アルバート・ノッブス』(写真:右)。19世紀のダブリンを舞台に、貧しい生活から逃れるために性別を偽り男性の執事・アルバートとして生きる女性の姿を描く。アルバートを演じているのは、5度のアカデミー賞ノミネートを誇る名女優グレン・クローズ。今回のTIFFでの上映が“アジアン・プレミア”となるが、世界各国ですでに絶賛の声が上がっており、彼女を本年度のアカデミー賞主演女優賞の本命に推す声も。さて栄冠はどの作品に?鑑賞券は1作品1,000円(当日学生割引:500円)。来日ゲストによる舞台挨拶やティーチインあり、観客の投票で決まる「観客賞」ありと楽しみ方もいろいろ。この機会に世界中から厳選されたハイクオリティーの作品が映し出す“時代”を感じてみては?東京国際映画祭は10月22日(土)より10月30日(日)まで六本木ヒルズをメイン会場に、都内各地で開催。特集「東京国際映画祭のススメ2011」「第24回東京国際映画祭」公式サイト■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会■関連記事:第24回TIFF観客賞授賞式&受賞作上映回に15組30名様をご招待北川&芦田が声優で競演『マジック・ツリーハウス』鑑賞券を10組20名様プレゼントミラ・ジョヴォヴィッチ×檀れい胸開きドレスと着物でレッドカーペットで競演!いまなお色褪せない伊丹十三監督作『スーパーの女』上映会に10組20名様ご招待東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成
2011年10月20日アジア初のドキュメンタリー映画祭として隔年開催されている山形国際ドキュメンタリー映画祭2011(以下YIDFF)が開幕を迎える。国際的に高い評価を受ける同映画祭は、世界の映画人が集い、参加を最大目標に掲げる海外の映像作家も多い。「東北から世界に向け文化と情報を発信する場」でもあり、今年は震災・復興をテーマにした上映やシンポジウムの開催も予定され、大きな注目を集めそうだ。その他の写真東日本大震災の後、東北全体は厳しい状況下にある。その中で迎えた今年のYIDFFは、特別な意義を持つ開催となりそうだ。開催概要を見ても、例年にも増して充実した多彩なプログラムが組まれていることが伺える。メインとなるインターナショナル・コンペティションは、101カ国、1078本の応募作の中から15作品が選出。『ぼくの好きな先生』など、日本でもよく知られたフランスの名手、ニコラ・フィリベール監督の新作となる、パリ植物園で飼われている人気者のオランウータンを記録した『ネネット』や、現在公開中で大きな話題を呼ぶ平野勝之監督の『監督失格』などがノミネートされている。なお最高賞となるロバート&フランシス・フラハティ賞など各賞を決定する審査員は、『クロエ』が日本公開されたばかりのカナダの鬼才、アトム・エゴヤン監督、『永遠のハバナ』などで世界的に知られるキューバのフェルナンド・ペレス監督らが当たる。一方、“YIDFFの最大の醍醐味”と言うファンも多い特集上映も凝ったラインナップがスタンバイ。中でも、キューバとキューバ映画にスポットを当てた『シマ/島いま―キューバから・が・に・を見る』、日本のテレビドキュメンタリーを大特集する『公開講座:わたしのテレビジョン青春編』で上映される作品は、もう2度と観られないといっても過言ではないものばかりで、貴重な機会となることだろう。さらに『東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにあるCinema With US」』は3.11と向き合う企画。震災関連の上映はもとより、被災地の活動家らによるシンポジウムや現地活動報告なども行う。また、新たな試みとして、今回は、OurPlanet-TV(アワープラネット・ティービー)とのコラボレーションにより、映画祭の現場からの動画をネット上で配信することが決定。動画配信用のポータルサイトでは、10月6日-13日の8日間、開会式・表彰式を含む注目の会場からライブ配信されるので、現地に駆けつけられない人はこちらをチェックしたい。『ブンミおじさんの森』のアピチャッポン・ウィーラセタクンや、年末『無言歌』が公開されるワン・ビンら現在の世界の最前線をいく映画作家の才能をいち早く紹介したのはYIDFF。今回もドキュメンタリー映画の最先端と歴史を回顧する刺激的な8日間になることは間違いない。山形国際ドキュメンタリー映画祭201110月6日(木)~13日(木)取材・文:水上賢治(C)「監督失格」製作委員会
2011年10月06日今年で24回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)の開幕を前に、21日に会場となる六本木ヒルズで記者会見が行なわれ、東京国際映画祭チェアマン依田巽、事務局長の都島信成らと、特別ゲストとしてコンペティション部門に選出された『キツツキと雨』の沖田修一監督と主演の役所広司が登壇した。会見のもよう今年の東京国際映画祭は、公式オープニング作品にポール・W・S・アンダーソン監督のアクション超大作『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』と、特別オープニング作品として、来日も予定しているジャッキー・チェンが主演と総監督を務めた『1911』で幕を開ける。映画祭の柱、コンペティション部門はエントリー作品975本の中から選ばれた15作品が最高賞“東京 サクラ グランプリ”などの各賞を決定するほか、日本未公開作品を集めた「特別招待作品」や、アジア圏で製作された「アジアの風」など、さまざまなジャンルの作品を9日間上映。クロージング作品には、ブラッド・ピット主演の『マネーボール』が決定している。今年で就任4年目となる依田チェアマンは、「“信じよう。映画の力。”ということで、映画の力を全面に出し、東日本大震災の被災者の方々も含め日本に多くの勇気と力を届けたい。また作品力、交流力、情報発信力、をテーマに、もっと若い人にも映画祭の魅力をアピールするため、TIFF BOYS(佐藤永典、竹内寿、牧田哲也)を結成しました。ここ数年、東京国際映画祭の個性として打ち出している“グリーン”“エコ”のイメージも継続しつつ、社会的な使命も果たすべくTIFFを成功させたい」と意気込みを語った。役所は「沖田監督の前作『南極料理人』を観てぜひ一緒に仕事をしたいと思った。初めてお会いしたときは学生さんみたいに若くてビックリしたが、現場ではスタッフやキャストをその気にさせる“魔力”を持った素晴らしい人」と話し、沖田監督は「必死でやってるだけ。出来上がったばかりの作品が、コンペティション部門という注目される場で上映していただけるのでとても興奮しています」とコメント。サプライズとして、出演者のひとりである小栗旬から会場に届けられたメッセージ「この作品は映画製作を知らない人に、こんなふうに映画は作っているんだと知ってもらえる作品。まさに映画を作る人たちが集まる映画祭で上映されることはとても意味のあることです」を読み上げた。「第24回東京国際映画祭」期間:10月22日(土)から30日(日)まで会場:六本木ヒルズほか都内各所で開催
2011年09月21日第24回東京国際映画祭の公式発表会見が9月21日(水)、東京・港区の六本木ヒルズ内で開催され、同映画祭を若者にアピールするために結成された応援団「TIFF BOYS」がお披露目された。メンバーは牧田哲也、佐藤永典、竹内寿といういま注目のイケメン3人衆。「信じよう。映画の力」というメッセージとともに、TIFF BOYSが今年の映画祭を盛り上げる。3人を代表して牧田さんは「頑張ります」とガッツポーズ。今年は学生料金も設定され、若者の映画離れを食い止めたい映画祭のスタンスがより鮮明になっている。会見にはコンペティション部門出品が決定している映画『キツツキと雨』に出演する役所広司、沖田修一監督が出席した。木こりの男(役所さん)とゾンビ映画の新人監督(小栗旬)。出会うはずのなかった2人が出会い、奇妙な友情関係を築くコメディタッチの人間ドラマだ。役所さんは沖田監督の『南極料理人』を観て以来「いつか一緒にお仕事したいと思っていた」そうだが、実際対面すると「最初は学生さんかと思うほど若くて驚いた」とのこと。それでも「みんなで監督にために頑張ろうという気にさせる魔力がある」といまやゾッコンだ。一方の沖田監督は「出来上がったばかりの作品が、こういう場で上映していただけるのは光栄。まさに“みんなで作った”映画なので嬉しい」と感慨しきり。スケジュールの都合で会見に出席できなかった小栗さんからは「監督役を演じる上で、沖田監督を参考にした。沖田ラブです」とメッセージが届けられた。今年は映画プロデューサーのエドワード・R・プレスマン氏を審査委員長に、世界中から選びぬかれた以下15タイトルがコンペティション部門でしのぎを削る。『アルバート・ノッブス』(ロドリゴ・ガリシア監督/アイルランド)『より良き人生』(セドリック・カーン監督/フランス)『羅針盤は死者の手に』(アルトゥーロ・ポンス監督/メキシコ)『デタッチメント』(トニー・ケイ監督/アメリカ)『ヘッドショット』(ペンエーグ・ラッタナルアーン監督/タイ)『ホーム』(ムザッフェル・オズデミル監督/トルコ)『ジェイス/J.A.C.E.』(メネラオス・カラマギョーリス監督/ギリシャ他)『転山』(ドゥ・ジャーイー監督/中国)『プレイ』(リューベン・オストルンド監督/スウェーデン他)『夢遊 スリープウォーカー』(オキサイド・パン監督/香港、中国)『別世界からの民族たち』(フランチェスコ・パティエルノ監督/イタリア)『トリシュナ』(マイケル・ウィンターボトム監督/イギリス)『最強のふたり』(エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督/フランス)『ガザを飛ぶブタ』(シルヴァン・エスティバル監督/フランス、ベルギー)『キツツキと雨』(沖田修一監督/日本)オープニングを飾るのは『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(ポール・W・S・アンダーソン監督)と『1911』(チェン・リー監督)。クロージング作品にはブラッド・ピット主演の『マネーボール』(ベネット・ミラー監督)が上映される。第23回東京国際映画祭は10月22日(土)から30日(日)まで、東京・六本木ヒルズほかで開催。映画『キツツキと雨』は2012年2月11日(土)から角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:1911 2011年11月5日より丸の内TOEI ほか全国にて公開2011 JACKIE & JJ PRODUCTIONS LTD. All Rights Reserved.三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.■関連記事:ブラピ最新作がご当地オークランドでプレミア上映。松井秀喜選手も参加ブラッド・ピット、南仏の自宅防犯のため元イギリス陸軍特殊部隊チームを雇うブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!上島竜兵、モーニング姿で首相演説「これが最後のチャンス!」と必死ハリウッドスター来日の皮切りに?ブラピ最新作『マネーボール』引っさげ来日を約束
2011年09月21日浦安を舞台に家族の再生を描いた映画『カルテット!』が、10月22日(土)より開催される第24回東京国際映画祭の特別招待作品に出品されることが決定した。映画『カルテット!』は、『海峡を渡るバイオリン』や『Little DJ~小さな恋の物語』などで知られる浦安市在住の小説家・鬼塚忠が浦安市を舞台に、父親のリストラを機に壊れた家族関係が、クラシックのカルテットを結成することで再生していく姿を描いた物語。長男を高杉真宙、長女を剛力彩芽、母親を鶴田真由、父親を細川茂樹が演じるほか、教師役に田中美里、父親のライバルとして東幹久が出演する。浦安での撮影準備を進めていた本作は、東日本大震災で市域の86%が液状化被害を受け、一時は制作中止の危機にあったが、「こんな時だからこそ、みなで力を合わせよう」と、クランクインを延期して3月29日に制作を開始。被災した市民を含め700名以上がエキストラとして参加するなど、被災地の爪痕が残る中、市民の情熱で完成を迎えた。本作はすでに海外からも注目を集めており、先ごろロシアで開かれた芸術の祭典“ウラジオストク・ビエンナーレ”の映画部門に開幕作品として招待され、出演者の鶴田、細川のほか、三村順一監督らがオープニングセレモニーに参加。東京国際映画祭では“ウラジオストク…”に出席したメンバーに加え、高杉、剛力らを加えた主要キャストの参加を予定しているという。「第24回東京国際映画祭」10月22日(土)から30日(日)まで開催『カルテット!』2012年1月7日(土)より全国ロードショー12月17日より浦安シネマイクスピアリにて先行公開
2011年09月16日世界各地の秀作を集め、多くの映画ファンの支持を集めている映画祭「第12回東京フィルメックス」のラインナップ発表記者会見が15日に都内で行われ、林加奈子ディレクター、市山尚三プログラム・ディレクターと、審査員を務める映画監督の篠崎誠氏、コンペ部門で『無人地帯』が上映される藤原敏史監督が登壇した。毎年、世界各国の作品を紹介し、さらに日本映画を海外に紹介する取り組みも続けている本映画祭。今年のディレクターズ・メッセージは“世界×日本×未来=つなげる国際映画祭”。「“つながる”ではなく、“つなげる”という意志をもった言葉を使った」と林氏が会見で語った通り、本年度もこれまで映画祭が築いてきた関係性と、さらにネットワークを広げようという意志の感じられる作品群が揃った。オープニング作品は過去には審査員も務めたキム・ギドク監督の最新作『アリラン』、クロージングはアジア映画界を代表する巨匠ジョニー・トー監督の新作『奪命金』に決定。さらに、タル・ベーラ監督の新作『ニーチェの馬』や、西島秀俊が本映画祭を機に出会ったアミール・ナデリ監督と製作した『CUT』、瑛太主演『モンスターズクラブ』、蓮佛美沙子主演『RIVER』など全7本の特別招待作品が上映される。また、コンペティション部門には大森南朋主演『東京プレイボーイクラブ』、震災後に福島で撮影が行われたドキュメンタリー『無人地帯』など全10作品が登場。アミール・ナデリ監督を委員長に5名の国際審査員が審査にあたる。また、巨匠ニコラス・レイ監督の生誕百周年記念上映や、川島雄三監督、相米慎二監督の特集上映、ベルリン映画祭との提携しながらアジアの若手作家を育成するプロジェクト“タレント・キャンパス・トーキョー 2011』も実施。林ディレクターより繰り返し「揺るぎなくやりたい」という言葉が出た通り、本年度も“東京フィルメックスならでは”のこだわりが見える作品が揃ったようだ。「第12回東京フィルメックス」11月19日(土)~27日(日)有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇、TOHOシネマズ有楽座
2011年09月15日ガス・ヴァン・サント監督最新作で日本から加瀬亮が参加していることも話題の『永遠の僕たち』が、今年の東京国際映画祭で特別招待作品として上映されることが決定!故デニス・ホッパーの息子で主演のヘンリー・ホッパー、ヒロインのミア・ワシコウスカ、加瀬さんの3ショット写真がお披露目となり、加瀬さんのコメントも到着した。ショーン・ペンに2度目のオスカー主演男優賞をもたらした『ミルク』以来のガス・ヴァン・サントの新作で死にとり憑かれた3人の主人公たちのエモーショナルで奇妙な体験を描き出した本作。交通事故で両親を亡くし、臨死体験をしたイーノック。死に囚われ、他人の葬式を見て回るのを日常としている彼にとって、話し相手は彼にしか見えない、死の世界から来た青年・ヒロシだけ。そんなある日、彼は難病で余命3か月と告げられた少女・アナベルと出会う。ヒロシに見守られながら、一緒の時を過ごす2人。残された時間の中で少しずつ世界は輝きを取り戻すが…。亡き父を思わせる存在感で期待を集めるヘンリーに『アリス・イン・ワンダーランド』で一躍、世界中の注目を浴びたミアという若き才能との共演で、名匠ガス・ヴァン・サントの作品に参加した加瀬さん。『硫黄島からの手紙』に続く海外作品となったが、東京国際映画祭で凱旋を果たすことに。今回の発表に際し、加瀬さんからは「『ドラッグストア・カウボーイ』、『マイ・プライベート・アイダホ』など、ガス・ヴァン・サント監督の映画には若いとき、ずいぶんと夢中になりました。あれから長い年月をへて、そんな監督と一緒に仕事ができたことは本当に大きな喜びでした。また憧れのDP(撮影監督)のハリスさんや才能あふれるミア(・ワシコウスカ)の仕事を間近でみれたのも、大変刺激になりました。スタッフ、共演者たちとは現場以外で過ごした時間も多く、貴重な体験でした。今作は、ガス監督の作品にしてはとても風変わりですが、絵本のようなかわいらしい映画に仕上がっていて、多くの方に楽しんでいただけたらと思っています」とのコメントが到着した。今回、到着した写真では、ヘンリーとミアが楽しそうに語り合う姿を、脇で加瀬さんがそっと見守っている。軍のパイロットのような衣裳とどこかもの悲しげな表情が印象的だ。3つの才能はガスの手腕によって、作品にどのような化学変化をもたらしたのか?映画祭でのお披露目が待たれる。『永遠の僕たち』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて公開。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』予告編到着!扉の向こうに大胆な姿で…
2011年08月18日8月27日(土)に新潟県長岡市で開催される音楽フェス「音楽と髭達 2011 -Message-」の追加出演者が発表された。「音楽と髭達 2011 -Message-」のチケット情報2008年まで新潟テレビ21で放送されていた音楽番組『音楽と髭』との連動で1998年より開催さている本イベント。今回出演が発表されたのは、韓国の4人組人気アイドルバンド、CNBLUE。これまでに発表されたT.M.Revolution、FUNKY MONKEY BABYS、三代目J Soul Brothers、NICO Touches the Walls、miwa、氣志團と合わせて計7組の出演者が決定した。また昨年の矢沢永吉に続いて、今年もシークレットアーティストの出演も予定。イベント当日の発表に注目が集まる。「音楽と髭達 2011 -Message-」は、8月27日(土)に新潟県長岡市・国営越後丘陵公園 野外特設ステージにて開催。チケットは発売中。タイムテーブルなど公演の詳細はオフィシャルサイトにて公開。
2011年08月16日10月22日(土)から30日(日)に六本木ヒルズ等で開催される、第24回東京国際映画祭の特別オープニング作品にジャッキー・チェン出演100作目にあたる映画『1911』が選ばれ、それにあわせてジャッキーの来日が決定した。その他の写真公式オープニング作にはすでに『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』が決定していたが、今回は“今の日本を盛り上げる”ため特別にアジア枠が設けられ、本作が上映される運びに。この朗報にジャッキーは「私100作目の映画が、復興へと歩み出した重要な年の特別オープニング作品に選ばれたことを光栄に思います。 日本が災難に直面している今、少しでも私の映画が日本の皆さんの力になれたらと願っています」とコメントを寄せており、映画祭での上映にあわせて来日、当日はグリーンカーペットを歩く予定だ。本作は、今から100年前に起こった辛亥革命をモチーフに、新たな社会と国を生み出すべく命をかけて戦い抜いた名もなき人々の姿をドラマティックに描いた超大作。ジャッキーは革命軍を指揮する孫文の参謀を務めた黄興を演じ、他には中国の人気女優リー・ビンビン、ウインストン・チャオ、スン・チュンやジャッキーの息子ジェイシー・チェンらが出演する。『1911』11月5日(土) 丸の内TOEIほかにて全国ロードショー(C)2011 JACKIE CHEN INTERNATIONAL CINEMA CULTURAL HOLDINGS LIMITED JACKIE & JJ PRODUCTIONS LIMITED All Rights Reserved.
2011年08月10日現在公開中の三浦春馬主演、青山真治監督作『東京公園』が8月にスイスで開催される第64回ロカルノ国際映画祭の「インターナショナル・コンペティション」部門に招待されたことが明らかになった。小路幸也の同名小説を映画化した本作。ある女性の尾行と撮影を頼まれたカメラマン志望の青年が、この依頼をきっかけに、幼なじみや義理の姉など身近な女性たち、そして自分自身と向き合っていく姿を描く。青山監督にとって4年ぶりの新作であり、三浦さんのほかに榮倉奈々、小西真奈美、井川遥らが出演している。1946年からスイス南部のロカルノで開催され、ヴェネチア国際映画祭に次ぐ長い歴史を持つ同映画祭。期間中、約300本の作品が上映されるが、インターナショナル・コンペティション部門の作品は最高賞の“金豹賞”の選考対象となる。これまで日本作品では2004年に市川準監督『トニー滝谷』が準グランプリの審査員特別賞など3つの賞を受賞したほか、1970年には実相寺昭雄監督の『無常』、2007年の小林政広監督作『愛の予感』が金豹賞に輝いている。『EUREKA ユリイカ』でカンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞とエキュメニック賞のW授賞をはじめ、これまでにも数々の国際映画祭に招待されてきた青山監督。ロカルノ国際映画祭への参加は2000年の『路地へ 中上健次の残したフィルム』、2008年の短編映画『赤ずきん』、2009年に特集上映されたNHK朗読紀行「焼け跡のイエス」に続いて2年ぶり4度目のこと。今回、自身初のコンペティション部門への招待となるが、青山監督は「こんな世相から離れて、ただのんびりした日本映画を選んでくれるなんて、ただただ嬉しいかぎりです。いまでも海外でこういうものが受け入れられるのだと思うと、非常に勇気づけられます」と喜びを語る。また、三浦春馬さんからも「青山監督をはじめ、キャスト、スタッフが織りなす独特の世界観が評価され、選んでいただいたことに、非常に嬉しく思います。観た後に優しい余韻に包まれるこの作品が、もっとたくさんの方に届くことを願っています」とのコメントが到着した。現代の東京で生きる人々の優しい物語が、海外の人々の目にどのように映るのか楽しみなところだ。映画祭は8月3日(水)から13日(土)の日程で開催。『東京公園』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:東京公園 2011年6月18日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011「東京公園」製作委員会■関連記事:松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作三浦春馬、小西真奈美とのキスシーンを見て冷や汗…小西真奈美インタビュー次々起こる化学反応で新たな発見「それもありかも」三浦春馬インタビュー青山作品で“変化”を楽しむ「人間て単純じゃないんですよね」“親友”になりたい俳優は誰?「acteur」最新号を5名様にプレゼント
2011年07月14日みなさん、こんにちは!東京の春の陽気を楽しんでいますか?こちらではここ数週間、音楽界の最も有名なポップスターの一人、プリンスが“パープル旋風”(紫色は彼のイメージカラーとして知られる)を巻き起こしています。先日、プリンスは人気コメディアン、ジョージ・ロペスがMCを務めるTV番組「The George Lopez Show」に出演した際、満員御礼のライヴ・ツアー「Welcome 2 America」を21日間にわたり、L.A.で続行することを発表しました。ファンのみなさんは既にご存知かと思いますが、N.Y.で行われた同ツアーで大成功を収めたプリンス。多くのファンやセレブリティたちが、この天才パフォーマーのライヴに押し寄せましたが、遂にL.A.にも彼はマジックを届けにきたのです!もちろん、私も先週2日にわたり生のパフォーマンスを目の当たりにしてきたのですが、それは言うまでもなく素晴らしく、ファン全員が彼に感服しきりでした。70年代後半にミュージックシーンに登場して以来、R&Bとポップ・ミュージック界両方で強烈な存在感を放ってきたプリンス。世界中で何百万枚ものアルバムを売り上げ、いまもトップミュージシャンとして堂々と君臨しています。ちなみに、私が初めて彼の歌声を聴いたのは10歳のときですが、いまだに当時のことを憶えてます。その日は1979年、日曜日の午後のこと、家族と一緒にボーリングに行った帰り、家に急いで大好きなラジオ番組「Casey Kasem’s American Top 40」をつけると、彼のヒットシングル「I Wanna Be Your Lover」が流れてきたのです。その瞬間から、すっかり彼の音楽に恋してしまった私。その後も「1999」や「Purple Rain」、「Diamonds and Pearls」などのベストセラーアルバムはもちろん、インディペンダント色の強い「Musicology」や「Emancipation」なども大好きです。さらに、私は二度にわたり本人にインタビューする機会に恵まれたのですが、それはもう忘れられない体験になりました。だから言うまでもなく、今回のライヴでももちろん、彼の往年のヒット曲や新譜を聴けて、とてもエキサイティングな時間を過ごすことができました。彼は期待を裏切りません!ライヴではまず初めに、以前私も一緒に仕事をしたことがある、30年以上も“プリンスファミリー”の一員であるシーラ・Eがオープニング・アクトとして登場。シーラは、過去の代表曲と共に、最新アルバム「Now and Forever」に収録されている新曲を披露してくれました。このアルバムは、彼女が最近始めた「The E Family」という家族プロジェクトによるもので、このプロジェクトはその名の通り、彼女の父親であり、伝説的パーカッショニストのピート・エスコベート、兄弟のピーター・マイケルとジュアンで結成されました。彼らの奏でる音楽も見事で、シーラと家族の競演を見れたのは素晴らしい体験でした。でも、それよりも嬉しかったのは、彼女が再び“プリンス・ファミリー”の一員として戻ってきてくれたことでした。もし、プリンスの歴史をご存知なら分かると思いますが、プリンスとシーラの間には長年にわたる隔絶があり、2人は口もきくことなく、共演を拒否し続けていました。だから今回2人が再共演したというのはとても大きなニュースなんです。2日間にわたるライヴを通して、シーラはプリンスのバンドの一員として、ドラムとパーカッションを演奏。さらに休憩時には、大ヒットシングル「Glamorous Life」を披露してくれました。とにかくサプライズが多かったライヴでしたが、もちろん一番の収穫はプリンスの名曲をたくさん聴くことができたこと。さらに、ステージ上にはプリンスの大ファンである人気歌手、アリシア・キースまでも登場し、数年前にカバーした楽曲「How Come U Don’t Call Me Anymore」を披露してくれたのも驚きでした。プリンスの新曲もいくつか聴くことが出来たので、近々、新アルバムが発表されるのではないかとワクワクしています!ところで、彼が「Welcome 2 America」のL.A.会場に選んだのは、イングルウッドの「The Forum」と呼ばれる老舗アリーナ。ここではかつてジェームス・ブラウンやマイケル・ジャクソンなどの大御所がコンサートを行ったり、「Staples Center」が建つ以前は地元バスケットチーム「レイカーズ」のホームグラウンドでもありましたが、時が流れ、最近では会場として使われることが少なくなりました。そんな中、プリンスが“真の音楽を再び人々に届けるため”同アリーナを買うことを検討しているとの噂が浮上しました。彼は近年の音楽の傾向を危惧しているようで、ケシャのような若手ポップスターたちの音楽に多い、オートチューンによるものではない、生きた音楽を伝えたいと考えているみたいなのです。そこで「The Forum」を買収し、“真の音楽”を伝えるいろんなアーティストたちを集めて音楽を届けていきたいと考えているようです。とっても素晴らしいアイディアですが、いまの経済状況を考えると、リスクも大きそうですね…。でも、個人的には、こんなビッグプロジェクトを果たせるのは、音楽ビジネス界からも音楽ファンからも崇拝されているプリンスだけだと思います。とにかく、L.A.でのツアーはまだまだ続くので、私はあと何回か行ってきます!みなさんももし来月、L.A.でプリンスのショーを見る機会があれば、ぜひ行ってみてください!これは一見の価値ありです。ちなみに、一番最近のショーではチャカ・カーンが登場し、歌を披露したそうですよ。次はどんなゲストが登場するのでしょうか?楽しみですね!(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)HI everyone! I hope you are enjoying the spring weather in Tokyo!The past two weeks have been a crazy whirlwind of Purple as one of the biggest popstars in music, Prince has taken over the city!He was recently on "The George Lopez Show", which is hosted by very popular comedian George Lopez, and the superstar announced on the show that he was going to be doing his sold-out "Welcome 2 America" tour for TWENTY ONE days in Los Angeles!!!! If you are a Prince fan or music lover, you probably know that Prince recently had a very successful first part of the tour in New York City, where fans and celebrities alike came out to watch one of the most talented performers in music today. And now he has brought the magic to LA!!! So I decided to go to his shows last week (I went on BOTH 4/21 & 4/22) and it was AMAZING to see him doing what he does best.. pleasing his adoring fans.Prince has been a huge presence in both r&b and pop music ever since he came out on the music scene in the late 70’s. And he has sold millions of recordsworldwide, and continues to be one of the best entertainers/music makers in the world.In fact, I still remember the first time I actually heard Prince was when I was about 10 years old, and it was on a Sunday afternoon in 1979.I had just finished doing bowling with my family, and I rushed home to turn on my favorite radio show, "Casey Kasem’s American Top 40", and I heard Prince sing his hit single "I Wanna Be Your Lover", and I was totally mesmerized!! And it has really been a love affair with his music since then.I have loved his best-selling albums such as "1999", "Purple Rain", "Diamonds and Pearls", and have also loved his more independent albums such as "Musicology", "Emancipation",etc. I have also had the chance to interview and work with Prince twice, and I will say that it was absolutely an experience to remember.So needless to say that I was totally excited about the chance to see him perform his old hits as well as hear some of his new music.And he absolutely didn’t disappoint!!! First Sheila E, who I have worked with before and who has been a BIG part of the "Prince family" for over 30 years, was the opening act.She performed some of her old hits as well as performing some new music from her latest project/album called "Now and Forever". It is actually a family project that she recently started called "The E Family", which has Sheila teaming up with her dad, the legendary percussionist Pete Escovedo, as well as her talented two brothers Peter Michael and Juan. They sounded amazing and it was so wonderful seeing her play with her family.But even better than that, it was wonderful to see Sheila E back together again with the Prince family.Because if you know your Prince history, for many years, Prince and Sheila E were not on speaking terms and refused to work together, so this was a VERY big deal for them to be back together again making music together.And all throughout both shows, Sheila E was playing drums and percussions for Prince’s band. And at one break during Prince’s show, Sheila even came out and did her big hit "Glamorous Life".But of course, the highlight of the night was just being able to see Prince performing a lot of his old hits....and one night he even had pop superstar Alicia Keys (who is a huge Prince fan) come on the stage and sing the song "Why Don’t You Call Me Anymore", which is a song that Alicia actually covered a few years ago. And he also performed some new songs, so I am hoping that SOON he will be announcing the release info for his new album!!Now the venue that he is using for his LA leg of the "Welcome 2 America" tour is a very old venue in the area of Inglewood, called The Forum. It was used by such big names as James Brown, Michael Jackson and the Lakers used to play there before the Staples Center was built. However it is not really used much anymore. So rumors have it that Prince is thinking about buying The forum and using it to "bring back real music to the people".It seems that he thinks that the current state of music is a disaster, and he wants people to be able to get music that isn’t auto-tuned hits like the current popstars such as Ke$ha, etc.So he is looking at buying the venue and booking various artists to come play there who "represent real music". Good idea? COULD be...but it is also definitely a big risk. Especially with the current economic situation. But I do believe that if ANYONE can do something like this, it is Prince, because he is so well respected in the business and also by the music buying public. SO...there are still a few shows left with Prince at The Forum here in LA, and I am determined to go back to see him at least a couple times!!Readers, if you do get a chance to come see a Prince show in LA in the next month, take advantage of it! I guarantee you that it will be worth your while! I just heard that at his LAST show, Chaka Khan made a guest appearance and performed a couple songs!!! Who is NEXT???!!!? Can’t wait to find out!!!© Rex Features/AFLO
2011年04月30日今年もまた、六本木ヒルズがひときわ華やぐ季節がやってきました。そう、東京国際映画祭が開幕しましたね。今年で23回目となる映画祭も、昨年同様、環境・エコロジーをテーマに様々な取り組みを行っていますが、その象徴的な存在がグリーンカーペット。映画祭につきもののレッドカーペットの代わりに敷き詰めたのが、環境に配慮したコンセプトを反映させたグリーンのカーペット。素材も回収されたペットボトルを使っているそう。今年もその上を、映画祭大使の木村佳乃、グリーンアンバサダーの杏らをはじめ、出品作品に関連したゲストたちが闊歩しました。中でも、超一級の存在感と迫力で他を寄せ付けなかったのがカトリーヌ・ドヌーヴ。今回は『8人の女たち』以来のタッグが話題となっている、フランソワ・オゾン監督作品『しあわせの雨傘』を持っての来日。堂々たるブラックの着こなしを日本のファンに見せてくれました。ドキッとするような透け感のあるシフォン素材のカシュクールドレス。フリフリ&フリンジの組み合わせは、やはり自分に相当自信がないと着ることのできない大胆なもの。デザイン自体はそれほど奇をてらったものではないけれど、素材と細部の飾りで、フォーマル感たっぷりに。こういう技は、日常の延長でちょっとした食事会やパーティに訪れる際に参考にしたいものです。そう、夜のお出掛けには、二の腕だって気にせず出しちゃいましょう!また、ドレスを着ることに慣れていそうな雰囲気を醸し出していたのは『海炭市叙景』の南果歩。薄いピンク色のドレープたっぷりのドレスは、ご本人の雰囲気にも合っていて素敵でしたが、何よりグリーンのカーペットにパッと花が咲いたような華やぎを加えました。やはりハリウッド俳優・渡辺謙の妻ということで、フォーマルな席に参加する機会が多いせいでしょうか。隣にいた谷村美月も、爽やかな肌の出しっぷりが印象的。ボーイッシュな魅力があるから、少しぐらい肌を見せてしまっても、いやらしくなかったので好印象でした。また、海外TVドラマ「LOST」で世界的な知名度を獲得したキム・ユンジンも登場。残念ながら、選んだドレスの色は、グリーンの上では沈んでしまうブルー。レッドカーペットだったらきっと鮮やかに映えたでしょうに、痛い選択ミスとなってしまいました。全体的に、今年のグリーンカーペット・ファッションでちょっと気になったのは、ゲストたちのドレスもエコ傾向にあったということ。主流はブラックドレスで、いずれもデザインは控え目気味。肌の露出も少ない傾向にあり、フォーマルな印象は極めて低いものがほとんどでした。映画でエコに貢献しようという映画祭のコンセプトは素晴らしいものですが、やはりここ一番というときは、眩しいくらいに華やかであってほしいもの。しかも、女優同士が“張り合っているのではないか?”と思わせるほどに、挑戦的だったり、冒険心あふれるものだったり、攻撃的だったりすると、見ているこちらもワクワクしたりして。そういう意味では、胸元がぱっくり開いた赤いドレスと金髪が新鮮だったモデルの冨永愛、アイディア次第で、“無駄なくゴージャス”“エコ・リュクス”なんてこともできますからね。ぜひ、来年、いえ、クロージングでは、エコでリュクスなドレスの競演を目にしたいものです!(text:June Makiguchi)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFFしあわせの雨傘 2011年正月第2弾TOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010海炭市叙景 2010年11月27日より函館先行公開、12月上旬、渋谷ユーロスペースにて公開© 2010佐藤泰志/『海炭市叙景』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】『チェブラーシカ』原作者ビックリ?日本の観客は「大人ばかり」【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」【TIFFレポート】創設者自ら試写会主催し鑑賞『ソーシャル・ネットワーク』会見【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」【TIFFレポート】大政絢&染谷将太が許せる「素敵な嘘」は…?
2010年10月27日23日(土)に開幕する第23回東京国際映画祭での、GACKT(ガクト)がハリウッド進出を果たした映画『Bunraku』の特別上映が決定した。シンガーとしての活動に加え、近年では俳優、声優として映画やTVドラマへの参加、さらにはCMでコミカルな一面を見せるなど、活躍の場を広げていたGACKTさんがついに世界進出!映画『Bunraku』はタイトルどおり、日本の伝統芸能である文楽をはじめ、折り紙など“和”のテイストを盛り込んだ異色のハリウッド映画。最先端のビジュアルに激しいアクション、さらには漫画、マカロニ・ウエスタン、サムライ映画にTVゲームなどを組み合わせて未来を描いているという。GACKTは、主演を務めるジョシュ・ハートネットが演じる流れ者の相棒であるサムライのYoshiを演じている。2人がたどりついた街は、残虐なニコラとその手下である9人の暗殺者の支配下にあり、2人は街のバーテンダーと組んで、ニコラの圧制を転覆させようとする、という物語が展開する。サムライといえば、GACKTさんは2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』で上杉謙信役を演じ、新たな謙信像を作り上げ、強烈な印象を残したが、今回はどのような“サムライ”姿を見せてくれるのか?ジョシュのほか、ウディ・ハレルソン、デミ・ムーアも共演陣に名を連ねており、この錚々たる面々とどのような掛け合いを見せてくれるかも楽しみなところ!『Bunraku』は本映画祭内で10月27日(水)20:30〜と10月29日(金)11:30〜の2度にわたっての上映が行われる。チケットは10月16日(土)よりチケットぴあ、ローソンチケットで発売開始。第23回東京国際映画祭は10月23日(土)より31日(日)まで開催。特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF■関連記事:邦画&話題作にあの人の作品も…見どころ伝授!東京国際映画祭の楽しみ方映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待早くもオスカー最有力?『ソーシャル・ネットワーク』北米初登場1位!来日も決定函館から世界へ!谷村美月、南果歩ら東京国際映画祭コンペ出品会見
2010年10月15日