劇場上映の公開初日を迎えたアニメーション作品『ロボットガールズZ』の初日舞台あいさつが31日、東京・新宿バルト9で行われ、主要キャスト8人が登壇した。舞台あいさつには、Zちゃん役の本多真梨子、グレちゃん役の水瀬いのり、グレンダさん役の荒浪和沙、ガラダちゃん役の森下由樹子、ダブラスちゃん役の東山奈央、ガイちゃん役の高岡香、ダンダン役の喜多丘千陽、バラたん役の辻あゆみの8名が登場。さらに、アニメ化を記念して実施した「フルボッコにされたいキャラクター募集キャンペーン」で選ばれ、新作映像に出演することになった、いまいち萌えない娘(コスプレイヤー)とコレジャナイロボも応援に駆けつけた。この数時間前には、神奈川県・横浜ブルク13でも舞台あいさつは行われていたが、チームZの全員集結は新宿が初めて。水瀬の「ついにそろったよ、チームZ!」をはじめ、満員の観客を前にした8人は感慨深げの様子だった。両手にダブラスM2ハンドパペットを装着してあいさつに臨んだ東山は、多くのファンがパペットを振って応援していることに感動し、「ダブラーがいっぱい! なの~♪ なのなのなの~♪」とパペットを揺らしてみせ、ファンとの交流を楽しんでいた。イチオシのシーンやセリフについて高岡は、ガッキーがバリアントアンカーに乗っているシーンを挙げ「公式サイトの4コマ漫画ではバラたんに奪われたんですが、アニメ(4話)でちゃんと乗っていたのでホっとしました」と解説。また、辻がグレちゃんとバラたんが本編でお菓子を争うシーンを挙げると、水瀬が辻に歩み寄り、アニメを再現するかのごとく睨みあう状態に。このまま激しく激突か!? と思いきや、2人が笑顔でハグをして、会場から暖かな拍手が送られていた。荒浪は、5話でグレちゃんが泣いてる時の「グレちゃんさん……」を挙げたが、「ジェットファイアーP1」にやられた"小股チョップ"のシーンもうっかり紹介してしまい、「うちの親も来ているから、小股チョップなんて言いたくなかったよー!」とはにかみ、会場は大爆笑。そのほか、東山が「劇場版で新たに追加された各話の間にダブラスちゃんが登場しますが、『よい子は見ちゃいけません』のシーンの補完もあるので注目してください!」とアピールしていた。また、劇場版で初登場したいまいち萌えない娘は「素晴らしいイマイチっぷり。これはフルコース食べていたらうまい棒が出てきたみたいな感じ。イマイチの完成形です」と大絶賛。そして、わざわざ香港から応援に駆けつけたというコレジャナイロボは、いまいち萌えない娘がコメントの中継役になり、「トイレに行きたいそうです!」「話が何も聞こえない」など"ロボジャナイ感"たっぷりの発言で会場を賑わせた。最後に本多は「ロボットガールズZは、笑いを提供しつつ、いろんな美少女をフルボッコにしていきたいと思います。皆さんの応援で続くかもしれないので、よろしくお願いします!」と、続編への意欲を示していた。『ロボットガールズZ』は、2014年1月より東映チャンネルにて放送されたのTVアニメ。永井豪原作の『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』を美少女キャラ化した作品で、マジンガーZ娘のZちゃん(CV:本多真梨子)や、グレートマジンガー娘のグレちゃん(CV:水瀬いのり)、グレンダイザー娘のグレンダさん(CV:荒浪和沙)たちロボットガールズが、町内征服をたくらむあしゅら男爵や機械獣少女たちをぶっ飛ばす爽快なアクションとテンポの良い展開が魅力で人気を博している。(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)松本零士・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2014年06月01日●ここまでめったんめったんのぐっちゃんぐっちゃんにするアニメってない!2014年1月4日より東映チャンネルにて放送がスタートする『ロボットガールズZ』は、永井豪原作の『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』を美少女キャラ化したゆる系ロボアクションアニメ。発表時には「マジンガーZ」たちがまさかの"萌え擬人化?"ということでも大きなトピックとなった。物語は、マジンガーZ娘のZちゃん(CV:本多真梨子)、グレートマジンガー娘のグレちゃん(CV:水瀬いのり)、グレンダイザー娘のグレンダさん(CV:荒浪和沙)といったロボットガールズ(チームZ)たちが、町内征服をたくらむあしゅら男爵(CV:久川綾)や機械獣少女たちとゆる~い戦いと日常を繰り広げる。1話10分とは思えない詰め込まれた高密度のネタの数々と、問答無用で機械獣少女たちをぶっ飛ばす痛快アクションが魅力で、久川綾をはじめ、森下由樹子(ガラダK7役)、東山奈央(ダブラスM2役)、谷口夢奈(グロマゼンR9役)、宮本佳那子(グロッサムX2役)、菊地美香(ミネルバX役)、古谷静佳(ラインX1役)とこちらも豪華な声優陣が名を連ねている。今回は、主人公・Zちゃん(マジンガーZを美少女化)を演じるとともに、チームZとして本作のオープニングテーマやエンディングテーマも担当した声優・本多真梨子に作品の魅力や収録時のエピソードなどさまざまな話を伺った。──「マジンガーZ」たちが美少女キャラ化ということでも話題になっていますが、『ロボットガールズZ』の魅力はどこにあると思われますか?本当にストレス発散できるアニメで、スカッとします! 今のアニメはふわふわーっとした女の子がふわっとした日常を過ごす作品が多い中、ここまでめったんめったんのぐっちゃんぐっちゃんにするアニメってないと思うんです。かわいい女の子がかわいい女の子を殴っちゃう!──練馬の街が大変なことになっていますよね(笑)。大丈夫だったのかな、救急車来ないかな? と八百屋さんとか心配になるんですが、大丈夫、ちゃんと生きてる(笑)。ジャックとメリー(『ゲッターロボ』のキャラ。作中でひどい目にあうホットドッグ屋として登場する)もちゃんと生きてる! ボコボコになってもみんな次は元気に出てくるので、さわやかに見られると思います。──では、Zちゃんの紹介をお願いします!とにかく真っ直ぐで、自分を信じて振り返らない子です。うらやましくなるぐらい自分のことを信じてるんです。私も自分を信じたいと思ってるんですが、やっぱり人間だから悩むじゃないですか! 人にどう思われてるかな? とか気にしちゃうんですが、Zちゃんは真っ直ぐ本音で嘘のない、直球で生きている子だと思います。──本多さんに似ている部分はありますか?私も直球……なのかな? 嘘をつくのが苦手なのは一緒かもしれません。嘘をついた罪悪感に耐えられないので(笑)。私もあんまり考えない方ですね、きっといい意味で(笑)。──(笑) では、これまでのアフレコ収録の感想はいかがでしょうか。今は第6話まで収録済みです。各話10分なんですが、すごく中身のある10分というか。いっぱい内容が詰まっていてボリューム感があります。第5話のあたりからみんなびっくりするような展開になっていて、Vチェックをしていて、自分でも「えっこれありなの? 『ロボットガールズZ』ってこういう話なの?」って驚きました(笑)。……続きを読む(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所●久川さんにセーラームーンの亜美ちゃん大好きでしたという話は、ドキドキしてできません…──第1話のアフレコの時に、あしゅら男爵を演じる久川綾さんが憧れの人だとおっしゃっていましたが、久川さんとお話はできましたか?荒浪さんと「私の方が久川さんが好き!」と言い合ってましたが、未だにそれは解決してません(笑)。久川さんともお話はさせていただくんですが、「『セーラームーン』の亜美ちゃん大好きでした……」という話は、ドキドキしてできません……。なのでお伝えはしてないんですが、久川さんがお芝居をしていて、自分の出番でない時は後ろからじーっと見つめてます! 実はちょっと前に久川さんのお誕生日があって、お手紙を渡させていただいたんです。「あしゅら男爵のお芝居大好きです」って手紙に書いたので、伝わってたらいいなと思います。お話するのは無理でも、手紙なら書けるので……。──『ロボットガールズZ』は、あしゅら男爵が影の主役みたいなところがありますよね。この作品はチームZが目立つだけじゃなくて、機械獣ガールズとあしゅら男爵が輝く作品だと思ってます。──いつもは機械獣ガールズをボコボコにしていますが、第3話では逆襲されるシーンも……?大丈夫か! って思いましたね。グレンダさんが「あはーん(ハート)」みたいな感じだったりで。ちなみにさっき話した第5話とかは、もっと大変なことになるかもです。ちょっとセクシーなんてレベルじゃないかも、あらあらあら。──本多さんは、オープニングの「ロボットガールズZ」と、エンディングの「チームZのチカラ!」も担当されています。主題歌は3人揃って歌わせていただいたんです。一緒にっていうのが面白くて(笑)。収録ブースが3つにわかれて、鏡ガラス張りで、お互いの顔が見える中で同時に歌うんです! オープニングはノリが良くて「練馬! 練馬! 群馬! 群馬!」みたいな。いたるところに『ロボットガールズZ』らしさが入っているので、フルサイズでも聴いてほしいです。EDも一緒にとって、こちらは合いの手や掛け合いがたくさんあるので、楽しく和気あいあいと収録しました。エンディングはちょっとかわいいポップな曲で、歌詞は「やっちまえ!」とか「フルボッコ!」とか言ってるんですけど(笑)。エンディングにはチームZの普段あまり見せないかわいらしさを込めているつもりです。──実はエンディングのテロップに「題字:本多真梨子」という文字を見かけたんですが。あれあれ? サブタイトルのアレって……はい、本多が書きました(笑)。PVの完という字から書かせていただいて、以前ニコニコ動画で第1話超先行配信をした時の「つづく」の文字も私です。サブタイトルは毎回書かせていただいていて、ありがたや。声優なのに題字書かせてもらえるなんてなかなかないじゃないですか。小学二年から中三まで習字やって良かったなと思う瞬間です。──書道の段位をお持ちなんですか!書道は六段です。でもその時取った杵柄じゃないですけど、長くやってたから取れただけで、何年もやってなかったのでなかなか勘が戻りませんでした。だから後半のほうがサブタイトルの題字が少しずつ良くなっているかもしれません(笑)。──12月23日にイベントがあると伺ったんですが、ミニライブも予定されてるんですよね。この前ビデオをいただいたんですが、振り付けがあるんです。3人で歌って踊ります。振り付けの先生が『ロボットガールズZ』をすごく見てくださっているんだな……というのが伝わってくるような振り付けで、かわいいけど面白いんです。ノリと面白さが両方ある、はじめて見る振り付けで新しいと思います。TVサイズのオープニングはもう見られると思うので、合いの手とかを覚えてきてくれるとうれしいです。──最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします!『ロボットガールズZ』は『マジンガーZ』やスーパーロボットが好きな世代の人が見ても良し、全く知らない人が見ても良し。誰でも受け入れられる作品だと思います。今の世の中ストレスが多くて、サラリーマンの人とか大変だと思うんです! ぜひこの作品で、かわいい子がかわいい子をボッコボコにしている様子を見てストレス発散してもらいたいと思います!(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2013年12月28日2014年1月4日より東映チャンネルにて放送がスタートするTVアニメ『ロボットガールズZ』で、新たに機械獣を演じる5名のキャストが発表された。『ロボットガールズZ』は、永井豪原作の『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』を美少女キャラ化したゆる系ロボアクション。マジンガーZ娘のZちゃん(CV:本多真梨子)、グレートマジンガー娘のグレちゃん(CV:水瀬いのり)、グレンダイザー娘のグレンダさん(CV:荒浪和沙)といったロボットガールズたちが、町内征服をたくらむあしゅら男爵や機械獣少女たちと繰り広げるゆる~い戦いと日常の日々を描いている。本編では、圧倒的な力と悪魔のごとき容赦なさで、毎話チークZに徹底的にフルボッコにされる機械獣少女たちがが登場するが、今回新たにガイアQ5役に松井桃子、キングダンX10役に後藤沙緒里、バランガM2役に畑中彩希、ポセスO2役に洲崎綾、ベルガスV5役に山村響と新たに5名の機械獣少女が参戦決定。すでに発表されているあしゅら男爵役の久川綾、ガラダK7役の森下由樹子、ダブラスM2役の東山奈央、グロマゼンR9役の谷口夢奈、グロッサムX2役の宮本佳那子、ミネルバX役の菊地美香、ラインX1役の古谷静佳と合わせて、総勢11名の機械獣少女が揃った。今回新たに発表された機械獣少女を演じる5人のコメントは以下のとおり。松井桃子(ガイアQ5):敵なのにどこか憎めない所がある女の子がいっぱい出てきます。昔のいい所も詰め込み、今の旬な部分も詰め込んだ、すごい作品になっています。世代を超えて楽しめると思いますので、皆さんに見ていただければと思います。後藤沙緒里(キングダンX10):キングダンは、少し恥ずかしがり屋で、特技は身を守る事なのですが、仲間を盾にしてしまう変なクセが有って、味方をうっかり倒してしまうようなところがあります。これからも、楽しく演じさせていただけたらなと思っています。畑中彩希(バランガM2):皆が躍起になってロボットガールズを倒そうとがんばる中、世界征服よりも自分の欲求をぶつけに行く、お色気全開なバランガさんを演じる事ができてとても楽しかったです。これからも、おバカなお色気を全開にして演じていきたいと思います。洲崎綾(ポセスO2):どのキャラクターもかわいくて、個性が有って、その中でポセスΟ2という役をやらせていただいて光栄に思っております。凄く残念な扱いのポセスちゃんなんですが、見守っていただければ…次回出番があるかわからないのですが(笑)。放送を楽しみにしていただければと思います。山村響(ベルガスV5):チームZも機械獣少女もみんなすごくかわいらしくて、みんながワチャワチャにぎやかにやっているのが見ていて癒されるんですよね。本人たちは真剣なんでしょうけど(笑)。きっと見てくださる皆さんも、女の子たちのかわいらしいところを見て癒されるんじゃないかと思います。ぜひ楽しんでいただいて、応援よろしくお願いします!(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2013年12月02日来年1月11日(土)に公開される『トリック劇場版 ラストステージ』に東山紀之、北村一輝、水原希子らが出演することが発表され、場面写真が公開された。その他の写真『トリック』は、自称・天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と天才物理学者の上田次郎(阿部寛)が不思議な超常現象の裏に潜む“トリック”を暴いていく物語。映画は、ドラマからのレギュラーメンバー仲間、阿部、生瀬勝久、野際陽子に加え、東山がジャングルの奥に眠る地下資源開発を進めるため、上田に協力を要請する貿易会社社員の加賀美慎一役を、北村がメンバーに同行する医師・谷岡役を、水原がジャングル奥地に住む謎の呪術師役を演じる。撮影は、シリーズ初となるマレーシアでの海外ロケを敢行。今月5日にクランクインし、約3週間行われた。仲間は「まさか最後の作品が海外になるとは…。寂しい気持ちもありますが、今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」と話し、阿部は「日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています。初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第1作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」と語っている。東山は「シリーズの最後の作品に出演できることは大変嬉しいことなので、頑張って暑さと、監督の撮影スピードと戦い、有終の美を飾りたいと思います」、北村は「みなさんのキャラクターが強いので、それに飲まれることなく、“トリック”の世界にうまく入っていければと思います」。水原は「記念すべき最後の作品で、重要なキーパーソンになるような役柄を演じさせていただくことに少しプレッシャーを感じていました。しかし、現場に入るとすぐに堤監督の世界観に入ることができ、レギュラーのみなさんのおかげで自然に“トリック”の世界に染まることができました」とコメントを寄せている。堤幸彦監督は「今回の完結編には、“トリック”シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と語っている。なお、8月10日(土)から全国の映画館で仲間と上田が出演する『トリック』スペシャルバージョン・携帯マナー特報が上映される。『トリック劇場版 ラストステージ』2014年1月11日(土)全国公開
2013年07月31日東山紀之とKAT-TUNの田口淳之介、ジャニーズ事務所の先輩後輩がW主演する舞台『NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~』の製作発表が12月4日に行われた。会見には東山、田口をはじめ、共演の宝塚歌劇団元娘役トップ・花總まり、出演と振付も担当するコンテンポラリーダンスの気鋭・黒田育世、そして作・演出のG2が顔を揃えた。「NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~」公演情報妻を失い空虚な毎日を送る男が謎の青年との出会いをきっかけに、現実と虚構の間に迷い込んでいく“中年男版不思議の国のアリス”。演出家G2が書き下ろした新作で、G2によると「言葉を使わずにダンスやマイムだけで物語を伝えていく」という野心作だ。今回が初舞台、しかも大先輩とのW主演となる田口は「謎の青年を演じます、入口、出口、田口でーす」と笑わせながら、「得意とするダンスで、精一杯いい舞台に」「ここは下克上精神で先輩を越えていくつもりで頑張りたい」と堂々宣言。東山は「やられないように頑張ります」と受け流しながら、「肉体で表現するのは、日本人が一番不得意としているところ。これに切り込んでいくにはいい機会」と余裕のコメントも。死んだ妻を演じる花總は「セリフのない劇というのは初めて。新たな挑戦と考えて一生懸命頑張りたい」と意気込みを。G2は「サーカスのないシルク・ドゥ・ソレイユ、芸術性の高い舞台にできたら」と意欲を示した。公演は1月18日(金)より東京グローブ座、2月8日(金)より大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は、ともに12月8日(土)午前10時より。
2012年12月05日手軽に楽しめるハイキングコースや見どころが点在している静岡県御殿場市で、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選定された「東山路」を巡るハイキングツアー「紅葉の東山路を歩く」が11月24日(土)と25日(日)、開催されることになった。「東山路」は、秩父宮記念公園や東山旧岸邸をはじめ数多くの名所が存在し、人気の行楽スポットとなっている。特にこの「紅葉の東山路を歩く」が予定されている時期は、カエデやナラが紅色に染まる紅葉狩りの絶好のシーズン。そんな東山路の絶景ポイントを地元ボランティアガイド団体「みくりやの風」のメンバーが案内してくれるのが今回のハイキングだ。両日ともに、10時00分「秩父宮記念公園正門前」に集合。まず、「秩父宮記念公園」を見学。ここは大正天皇の第二皇子である秩父宮殿下が昭和16年より10年の間御療養生活を送った別邸。園内は1年を通じて花や山野草が咲き誇り、春には樹齢130年を超えるといわれる「しだれ桜」、秋には「紅葉」など、自然豊かな景色が楽しめるスポットだ。次いで、「東山湖」へ。県指定文化財、東山荘の入口、東山湖畔に生育する古木「サイカチ(西海子)」を堪能。そして、東山厳島神社を経て、岸信介元首相の自邸として1969年に建てられた、伝統的な数寄屋建築の美と、現代的な住まいとしての機能の両立を目指したという「東山旧岸邸」を見学。建築家・吉田五十八の晩年の作品、居間から望む庭園が楽しめる。次に向かうのは、刻々と移りゆく富士山の全景を見ながら温泉を楽しめる「ごてんば市温泉会館」。そして昼食をとる「乙女森林公園キャンプ場」。ここは箱根外輪山の麓、豊かな森林にめぐまれ、富士を望む本格的キャンプ場だ。昼食と休憩をとった後は、富士山を正面に御殿場市街が一望でき、四季を通して楽しい自然公園「平和自然公園」へ。インドの故ネール首相寄贈のシャカの分骨を納めた白亜の仏舎利塔から富士山が望めるスポットだ。そして、「二の岡アメリカ村」「二岡神社」を経て、「秩父宮記念公園」に戻るという行程で、約5時間のハイキングとなる。参加者は昼食、水、雨具を持参、ハイキングのできる服装とのこと。なお、各日とも最小催行人数は30名で、参加費は大人700円、小人400円(入館料及び保険料)。申し込み11月18日(日)まで。詳細は、御殿場市観光協会ホームページで確認を。昼食の弁当の注文(1個1,000円・500円)も受け付けている。交通は、JR御殿場駅(富士山口の富士急行バスターミナル7番乗り場)から無料送迎バス(9時40分発・記念公園9時50分)がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日東山紀之主演の舞台『英国王のスピーチ』が、8月24日より東京・世田谷パブリックシアターにて開幕する。前日の8月23日には公開リハーサルが行われ、東山と、共演の安田成美、近藤芳正の3人が囲み取材に応じた。『英国王のスピーチ』チケット情報『英国王のスピーチ』は2010年に映画化され、アカデミー賞での脚本賞をはじめ数々の映画賞を受賞。日本でも累計動員数が150万人を突破するなど話題を集めたヒット作だ。今回の舞台版では、幕が開くとバスタブの中から、いきなり全裸の東山が登場する。その姿から舞台上で衣裳を身に着けていくと、見た目は王になっていくが、王といえども生身の人間であることが強く感じられる。東山が演じるのは、吃音症をもつ英国王バーティ。ラジオの発達により、王室にとって国民へのスピーチは重要な仕事であり、バーティにも信頼感がある声のカリスマ性が求められていた。吃音症を克服するために妻のエリザベス(安田)が依頼したのが言語聴覚士のライオネル・ローグ(近藤)だ。これまでの医者とまったくちがう、型破りな手法に反発するバーティだったが、次第にローグへ信頼を置くようになっていく。本作は、舞台上に舞台が組まれたセットでメタシアター的構造となっており「演じるとは何か」ということが象徴的に描かれている。ローグは実は役者くずれ。王の資質に欠けるバーティと、役者になりそこなったローグが「王にみえるということとは?」を探していく。立場のちがいから傷つけあうこともあるが、いたるところで見つけられる相手を気遣う気持ちに、観ていてはっとさせられる。夫婦の愛情や友との友情とは、無私の精神をもって相手を思いやれることなのだということを思い出させてくれる。また舞台では映画版よりローグ側の事情が細かく描かれているのも特徴だ。今回の役について東山は「吃音症という難役。コンプレックスを抱えたひとりの人間が、どのような人生を歩んできたのかを、ぜひ観ていただきたい」とコメント。王妃役である安田は「東山さん本人が素敵だし、役の王様は本当に大変。いろいろな重圧に耐えている後ろ姿が素敵で、母性本能をくすぐられます」と東山の熱演を称えた。チャーミングな仕草をみせつつも、献身的に夫を思いやる安田の演技は実に印象的だ。ふたりの夫婦役について近藤は「全ての夫婦の見本になるような美しい愛情が流れています」と絶賛。東山は近藤との共演について「近藤さんは素晴らしい友情と男気で守ってくれる。一緒にやらせてもらえて良かった。心からそう思う」と語り、役柄同様の強い絆が感じられた。公演は8月24日(金)から9月9日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて、9月14日(金)から17日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年08月24日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、同園で35年ぶりに誕生したライオンの赤ちゃん(2頭)の一般公開を開始した。今回公開する赤ちゃんは、6月18日生まれの2頭で性別は不明。出生時の体の大きさは推定で体長30cm程度、体重は1~2kg程度。現在では体長50cm程度、体重4~5kg程度まで成長している。幼獣期は、体に暗色斑(バラ斑)があり、成長に伴い消失する。2頭とも経過は順調で、最近では寝室内を活発に歩き回るようになったという。公開は、動物園本園「ライオン舎屋内観覧室」にて。動物の体調により公開を中止することがあり、照明、フラッシュ、ストロボ撮影は禁止となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、暑い名古屋の夏を涼しくすごさせるために、毎年この時期にホッキョクグマに氷を与えている。飼育員が60リットル程度の容器で、リンゴなどの果物やホッケ(魚)を入れた氷の塊を作り、ホッキョクグマに与える。ホッキョクグマは、氷を抱きかかえたり少しずつかじったりしながら、その冷たさを楽しむように遊ぶ。本年度も、8月の毎週日曜日14:00より、「ホッキョクグマ舎」にて実施。氷は運動場に設置するため、一般来園者も観覧できる。見ることで、来園者も涼を感じられるこの行事、ぜひ足を運んでみては。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では7月25日、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんが生まれたのは、同園の「自然動物館」夜行性動物コーナー。動物園飼育第二係の安藤和典氏は、「とてもかわいい赤ちゃんなので、ぜひ覗きに来てくださいね」と話している。ただし、「お母さんのおなかで隠れてしまっていることもあるので、ご覧いただけないときもあります。その際は残念ですがご了承ください」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日東山紀之主演の舞台『英国王のスピーチ』の会見が6月19日、東京・駐日英国大使館で行われ、東山と共演の安田成美、近藤芳正、演出を担当する鈴木裕美が登壇した。『英国王のスピーチ』チケット情報『英国王のスピーチ』は、デヴィッド・サイドラーが執筆した戯曲をもとに映画化され、アカデミー賞の脚本賞を受賞。日本でも2011年2月に公開され、累計動員数が150万人を突破するなどメガヒットとなった。この映画の大ヒットを受け、今年2月英国にて舞台版『英国王のスピーチ』が初上演され、今夏日本でも上演されることとなった。物語の舞台は英国王室。先日、在位60年を迎えたエリザベス女王の父にあたるジョージ6世の史実を元に描かれた作品。兄、エドワード8世の思いがけない退位により望まぬ国王の座についたジョージ6世。彼は幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていが、妻エリザベスの献身的な愛に支えられ、またスピーチ矯正の専門家ライオネル・ローグの独自の療法によりコンプレックスを克服。国民の望む、強く優しい王へと成長していくという真実の物語。ジョージ6世を演じる東山は、早速ロンドンでこの舞台を見てきたと話し、「ある男が全裸でバスタブに入って、そこから立ち上がって舞台がスタートするんです。これ、まさか僕なのかな?と思い、さきほど鈴木さんに『この全裸はこうやって始まるんでしょうか?』と聞いたら『大丈夫、大丈夫、すぐにタオルを持ってくるから』と言われました。どうやら全裸からのスタートになりそうです。(裸が)クセにならないよう頑張ります」とユニークな抱負を語った。妻エリザベス役の安田は「実は、このキャストの方々と演出の鈴木さんを近くで見たくて、今回参加させていただこうと思いました」と一演劇ファンとして興味があった旨を明かし、国王役の東山については「高貴な役がお似合いになるので、今回もまさにぴったりだなと思います」と印象を語った。ライオネル役の近藤は「スピーチ講師という変わった役ですが、オファーが来た時に『大丈夫かな?近藤?』と思って、設定を見直してみると“役者の夢を諦めた人”と書いてありました。この挫折感というのは僕以外に演じられないんじゃないかと」と謙遜。すると東山が「近藤さんとの共演が決まってから注目してました。インタビューを受ける姿とか、正直な方で嘘がないなと。この人となら一緒に死ねるなと思いました」と絶賛。早くもチームワークのよさが垣間見えた。演出の鈴木は「舞台上に舞台があって、そこで演じられている二重の構造をとろうと思ってます」と演出プランを一部明かし、「豪華なセットではなくシンプルにして、俳優の中に何が起こるのかという事をお目にかける芝居にしたい」と自信を見せた。上演台本は若手劇作家の倉持裕が手がける。公演は8月24日(金)から9月9日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。その後、9月14日(金)から17日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて開催される。チケットは東京・大阪ともに6月23日(土)より一般発売開始。
2012年06月20日スーツ専門店AOKI「BIZ-TECHパンツ」の新CM記者発表会が5月10日、都内にて行われ、東山紀之が登場した。東山紀之の新CM詳細新CMは、東山の軽快なステップと華麗なダンスで、同商品の履き心地の良さと美しいシルエットを表現。撮影について東山は「“踊り”は仕事ではありますけど、ちょっと照れくさいです。でも、(撮影現場が)とってもアットホームでいい雰囲気のなかで表現できました」と振り返った。新商品については「機能性、動きやすさをとても感じました。CMと同じようにいつでも踊れます(笑)。僕のような40代は、仕事で人前に立つことが多いですから、美しさと機能性は非常に必要になってくると思います。AOKIのスーツは画期的なので、自分自身も助けられてます」とアピールした。また、発表会ではファッションショーも行われ、CMさながら華麗な足上げを披露し会場を沸かせた。AOKIは、ビジネスで安心して着用ができる“マナーアップスタイル”、時代に合った“スマートなスタイル”、手入れが簡単な“機能性”を併せ持った「プレミアムクールビズ」キャンペーンを展開。洗濯機で洗える機能性スラックス「BIZ-TECHパンツ」をはじめとした250万点のアイテムが発売される。東山が出演する新CM「スマートウォッシュ」篇は5月10日よりオンエア。
2012年05月11日関西出身のジャニーズグループ、関ジャニ∞のデビュー8周年を記念した主演映画『エイトレンジャー』の新キャストが発表され、エイトレンジャーと対立する悪の総統役を東山紀之、刑事役をタレントのベッキーが演じることがわかった。その他の写真本作は、かつては平和だった近未来都市・八萬市(エイトシティー)を舞台に、テロリストによって支配され荒廃してしまった街の平和と未来を取り戻すために立ち上がったヒーローたちが奮闘する物語。劇場版は『TRICK』『SPEC』の堤幸彦監督がCGを駆使してエイトレンジャーの活躍を描く。ベッキーが演じるのは、腐敗した警察機構に憤りを感じ、エイトレンジャーとともに闘う刑事の鬼頭桃子役で、笑顔を一切見せない正義感の強い女性のため、テレビで普段見せる明るく元気なキャラクターを完全に封印したという。ベッキーは、「自分の中ですごく新鮮でしたし、ずっとそういう役をやりたかったので本当に嬉しかったです。映画を観た方は「ベッキーこわっ!」って思うかもしれないですけど(笑)」と話しており、初めて挑戦したアクションについて「爽快、痛快です」と撮影を楽しんでいる様子。また、関ジャニ∞の先輩でもある東山は、長い俳優人生で初めての悪役に挑戦。八萬市を牛耳るテロリスト集団“ダーククルセイド”の総統を演じ、エイトレンジャーと対峙する役どころだ。東山は、「今回の作品で『レオン』の時のゲイリー・オールドマンの悪の凄み、彼のような雰囲気を出せたらと思います」と意気込みを話し、後輩との共演に「負けてられない」と気合いが入っているようだ。豪華キャストとの共演にも注目したい本作は、エイトレンジャー率いる伝説のヒーロー役を演じる舘ひろしをはじめ、東山、ベッキー、蓮佛美沙子、竹中直人、田山涼成、石橋蓮司、上島竜兵と、個性豊かな面々が参加。関ジャニ∞とどのような絡みを見せるのか、期待が高まる。『エイトレンジャー』7月28日(土)より全国東宝系ロードショー
2012年04月11日映画『小川の辺』が7月2日(土)に公開を迎え、主演の東山紀之をはじめ勝地涼、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。まもなくやってくる七夕にちなんで願いを書いた短冊を笹に飾った。藤沢周平の「海坂藩大全」(文藝春秋刊)に収められた一篇を原作に、妹の夫で親友である男の討伐を命じられた武士とその奉公人の旅路を中心に武士として生きる苦悩、義と情の思いを描く。山形での撮影に加え、数々のプロモーション活動に精を出し、総移動距離9,000キロにおよぶ全国展開のキャンペーンも行って、ついに全国公開を迎えたとあって東山さんは感無量の面持ち。「やっと初日を迎えました。スタッフ、キャストの思いが小川となり、大河へと向かうことを切に願います」と関係者の思いを代弁した。勝地さんは、藤沢作品への参加に「プレッシャーも感じました」と明かしつつ「人が人を思う気持ち、家族を思う気持ちについて考えさせられました」と晴れ晴れとした表情。松原さんは「現場で階段があれば、東山さんも勝地さんも手を引いてくださって、藤沢作品の登場人物そのままの優しさを感じました」と撮影をふり返り笑顔を浮かべた。ひとりだけ松原さんをエスコートしなかったという藤さんは「その理由は誤解されるからであります!」と照れ笑い。そして「(映画を)封切りの初日に観れば、開運間違いなしという定説があります」とこの日の観客に幸運が訪れることを約束した。この日は、上映前にあらかじめ観客に短冊に願いを書いてもらっており、それらが吊るされた笹が舞台に運び込まれた。様々な願いが書かれた短冊に東山さんは興味津々。「勝地涼がんばれ」と書かれた短冊を見つけると「よっぽど頑張ってないと思われてるんだな」と勝地さんをイジり、先日、入院が伝えられたジャニーズの後輩である「嵐」の相葉雅紀の回復を願う短冊には「僕も本当にそう願います」とポツリ。では、気になる東山さん自身が短冊に書いた願いはというと「世界が平和になりますように」。東山さんは少し照れくさそうに「本当の願いは給料が上がりますように」と明かし、さらに勝地さんの「たくさんの人が笑顔になりますように」という願いに対して「キミはアイドルだね。まだモテたいのか?」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていた。『小川の辺』は全国にて公開中。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:勝地涼インタビュー東山紀之と向かい合い「目で語り合った」東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年07月04日「武士というのは難しいものだな」――。映画の中で東山紀之演じる主人公・朔之助がつぶやく。この映画がなぜこうまで美しいのかがこのセリフに凝縮されている。現代においてもある種の称賛を込めて“武士”や“侍”という言葉が人物を形容するのに頻繁に使われるが、映画『小川の辺』からは、武士という生き方の不条理、そしてその不条理がゆえの美しさがひしひしと伝わってくる。「人を許せる、命を賭けて許せるということ」。朔之助の奉公人・新蔵を演じた勝地涼は、この映画を通じて感じた武士というものをこう表現する。決してセリフが多くなく、感情を露わにすることもない。その中で彼は何を感じ、表現したのか――?「凛とした強さと思いやり」藤沢作品に出演する“覚悟”親友であり、妹の夫でもある男の成敗を命じられた朔之助。朔之助とその妹の田鶴とは兄弟同然に育てられた奉公人の新蔵。2人の旅路を中心に物語は綴られていく。原作は、これまでにもいくつもの作品が映像化されており、多くの俳優が出演を熱望する作家・藤沢周平による「海坂藩大全」に収められた一編。「藤沢さんの作品に出てくる人物は、日本人の凛とした強さを持っていて、物語には人が人を思いやる気持ちがあふれている。“大人”の俳優さんたちが演じているのを見て、いつか映画に出てみたいという気持ちは持っていましたが、一方で自分にはまだ早いという思いもありました。そういう意味で、嬉しさの反面、セリフが少ない分、きちんと表現できなければ中身のない役になってしまうという不安もありましたね」。言葉どころか、表情にさえもなかなか自分の思いを出そうとしない新蔵だが、勝地さん曰く「感情はうごめいている」。田鶴の住まいを見つけたことを新蔵が朔之助に報告するシーンには、互いの心中を汲み取る男2人の複雑な胸中の思いがにじみ出ている。「見つけてからどれくらいになるか?と尋ねられて『5日になります』と答え、朔之助さんが『ご苦労だった』と返す。当初、僕は新蔵の言葉に、どこか後ろめたさや気まずさを出すべきかと思ってました。そうしたら東山さんが『ここはお互いに目と目を見てやりたい』と仰ってくださったんです。だから、あのシーンはほかのシーンと違い、新蔵は最初から顔を上げて話をして、しっかりと自分の中で覚悟を決めているんです。それに対して朔之助さんもあえて大げさに『受け止めた』という思いを出すことなく、ただ『ご苦労だった』と。このシーンは特に、現場で作り上げた感が強いです。いまの人ってすぐに感情を出したがるけど、この映画の登場人物たちは相手の感情が動くのを待って、汲み取る。分かっていてもあえて口や表情に出さない、そうしたこの時代の人間の生き方がよく出てて、やっていてすごく気持ちよかったですね」。朔之助、田鶴と兄弟同然に育てられつつも、彼らに仕える立場にある新蔵。特に田鶴との間には特別な感情が――。親友を斬らねばならぬ朔之助と同様に、新蔵の姿、思いからもまた武士の家に生きる男の儚さが伝わってくる。「ちっちゃな頃から一緒にいたので、おそらく新蔵には田鶴の気持ちが分かっていたと思いますよ。ただ、年を経て身分をわきまえるようになっていく中で、自分のことを想っているのか?と考えることさえもなくなっていったんじゃないかと。自分の気持ちを抑え込むというよりも、そんなことを考えるのはおかしい、発想自体がない。だから、嫁ぐことが決まった田鶴との納屋でのシーンに関しては、僕自身、演じる上でどう受け止めていいか分からなかったです。あの時代の女性としてはあり得ないようなアプローチをしてくる田鶴に対して、目を背けるべきか見つめるべきか――?ただ実際のシーンでは菊地(凜子)さんが目で語りかけてくるようで、それに引きこまれて目と目で会話ができたと思います。菊地さんの目に素直に反応していたというか…正直、いまふり返ってもどんな感情がわき上がって来たのか思い出せないくらいなんです」。年を重ねることが「楽しみ」な25歳10代半ばでのデビューから数えて昨年でちょうど10年を迎え、20代半ばに差し掛かった。「10年経って見えてきたものというのはなかなかないんですが」と前置きしつつ、変化や成長について、こんな言葉を口にする。「10代のときには当然、10代の役が来ていましたが、歳を取るにつれてもちろん、演じる役柄も歳を取っていくんですね。年齢を重ねることでセリフが説得力を持つというのは確かにあるとは思いますが、それだけじゃ足りないなと思ってます。10代の頃は、学生の役であれ、恋愛のシーンであれ、自分の経験から分かる部分が多かったけど、今後、自分の経験に当てはまらない役をやっていかなくちゃいけない。経験を積んで、役やセリフに説得力を持たせられるようにしたいです」。その口ぶりは、年齢を重ねることを心待ちにしているようだ。「ワクワクしてますね。10代の終わり頃は、早く大人になりたかった。背伸びしていた時期もありましたが、背伸びはダメですね(笑)。だからいまは、25歳として25歳の役ができればいいかな、と。焦りはないけど、年を取ることが楽しみです。あえていま、やってみたい役を挙げるなら悪役。10代の頃の悪役って、どうしても少年犯罪の類で動機が単純なんですよ。単なる悪とは違う、悪は悪なんだけど“何か”を抱えて悪に走るような役で葛藤や悪が突きつけるものを表現したいです。25歳じゃまだ説得力ないかな…(笑)?」淡々と、そして貪欲に自らを成長させる要素を取り込んでいく。20代後半、30代とどのように歳を重ね、役柄を変化させていくのか?楽しみに見守りたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:東山紀之藤沢周平が描く家族の姿から「多くの発見と気づきがあった」菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月28日映画『小川の辺』完成記者会見が6月7日(火)、都内で開催され、主演の東山紀之をはじめ、勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、藤竜也、篠原哲雄監督が出席。東山さんは映画の撮影が行われた東北地方への思い、家族への思いなどを明かした。藤沢周平の人気連作をまとめた「海坂藩大全」(文芸春秋社刊)の中の一篇「闇の穴」(新潮文庫刊)を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた武士の旅を綴った義と情の物語。東山さんは先月より、本作を携えて山形、仙台、盛岡と東北地方に足を運んできたが「撮影では、山形のみなさんをはじめ、東北の方々のお世話になりました。心をひとつにして、勇気を持っていただけるようにと回ってきました」と真摯な表情で語る。本作の撮影終了後に、女優の木村佳乃と入籍し、先ごろ第一子を授かったことが報じられたが「藤沢先生の作品には、家族の愛が多く含まれていて、発見や気づかされることが多いです。今回の震災で、目が覚めたところもありました。ごくごく普通のことが幸せで、ちょっとの幸せを大切にしていきたいと改めて感じました」と心境を明かした。本作の登場人物について「古き良き日本人の凛とした強さ、清らかな心を感じさせてくれる」と語るのは、藤沢作品初挑戦の勝地さん。東山さんとの二人旅が物語の軸となっているが、東山さんとの共演については「飲みに連れて行ってもらって勉強になるお話をいっぱい伺いました」と笑顔を見せた。この日も、東山さんが突然「勝地くん、(質疑応答を)仕切って」とむちゃぶりするなど、2人は強い絆を感じさせた。舞台公演の合間をぬって駆けつけた愛之助さんは、かつて舞台で藤沢作品の「蝉しぐれ」に出演したこともあり、藤沢さんの小説の大ファンだったという。東山さんとの激しい殺陣を披露しているが「道場に通って四苦八苦しながら勉強しました。東山さんと会わせる時間はあまりなかったんですが、東山さんは運動神経抜群ですぐに入ってきて楽しく務めることができました」と充実した表情を見せた。松原さんは美しい着物で出席。椅子に座ろうとすると隣の東山さんがすかさず手を引いてエスコートしていたが、東山さんについて、現場での芝居への取り組み方を絶賛。「(東山さんは)いつも立っていました。座っているところをほとんど見たことがなかったです」と明かした。すると、東山さんは照れくさそうに椅子から立ち上がり、会見場は笑いに包まれた。藤さんは東山さんの父親役だが「これまで家庭でも立派なお父さんだと言われたことはなかったけど、今回、立派なお父さんをやらせていただき、役者冥利につきます」と感謝。“息子”について「イメージ通りストイック。こんなに月代(さかやき)が似合う俳優はあまりいない」と讃えた。また、東山さんはこの日は残念ながら欠席となった妹役の菊地凜子の印象を聞かれ「『バベル』で強烈な印象を持っていたので、エキセントリックな方かと思っていたらすごくきちんとした自立した素晴らしい女優さんでした」と語り、菊地さん演じる田鶴との重要なシーンの撮影の日の思い出として「(その日は)僕の誕生日だったんですが、菊地さんが『東山さん、誕生日イエーイ!』と言ってくださり、僕も『イエーイ』とちょんまげ姿で返しました(笑)」と意外な“バースデイエピソード”を明かしてくれた。『小川の辺』は6月18日(土)より山形県で先行公開ののち、7月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:小川の辺 2011年7月2日より全国にて公開© 2011「小川の辺」製作委員会■関連記事:菊地凛子が時代劇初挑戦!藤沢周平原作『小川の辺』でヒロインに
2011年06月07日映画『行きずりの街』の初日舞台挨拶が11月20日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の仲村トオル、共演の小西真奈美、窪塚洋介、南沢奈央らが出席した。12年前に教え子・雅子(小西さん)と結婚したものの、その後、離婚した男・波多野(仲村さん)が雅子と再会し、自身を追放した名門女子高をめぐる陰謀に巻き込まれていく姿を描くミステリーロマンス。小西さんとの元夫婦という役どころに、女優・鷲尾いさ子と結婚16年目を迎えたおしどり夫婦と知られる仲村さんは「どんな役でも経験や想像力を使うと思いますが、元夫婦は経験がないし、してはいけないことだなと思い、監督の指示通りやりました」と苦笑い。阪本順治監督は「普段、男の映画ばかり撮っていますが、今回は男と女の映画を撮りました。自分の経験が生かせたのか何なのか…」とおどけてみせ、苦労を聞かれると「52で独り身ですから夫婦は分からないし夜も全然ないので…あ、奈央ちゃんゴメン」と下ネタを口にしかかり“自爆”。同性の仲村さん、窪塚さんはプッと吹き出し、会場は爆笑。それでも「ラブシーンは照れながらやりました。楽しく激しくやろう!って真奈美ちゃんに言いながら…」と続けたが言葉に詰まった様子で「止めます!」と自ら打ち切り。さらに笑いを誘った。一方、本作は仲村さんの出演50本目の記念作で今年が俳優デビュー25周年。お祝いとしてサプライズで、映画『ビー・バップ・ハイスクール』で仲村さんを発掘しデビューさせた故・那須博之監督の妻で、脚本も務めた脚本家の真知子さんからの手紙を、司会者が「那須はいま、もし生きていて、この映画を観たら、きっとこう言うと思います。『いい役者になったなあ。それよりまず、いい男になったなあ』…(抜粋)」と代読。仲村さんは那須夫婦に対し「恩人としかいいようがない」と唇を噛みしめてしみじみ。25年前の自分がいまの自分を見たら?と司会者から問われると、「意外と持ったなぁ、とか、結構続くもんだね、ですかね。あの頃、俳優って面白いなとは思ったけど、続くとか続かないとか可能性すら考えられませんでしたから」と話し、「25年後、僕の100本目の映画でみなさま会いましょう!体を大切に、いいものを食べてください」と観客に軽妙なメッセージ。会場を盛り上げた。『行きずりの街』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:行きずりの街 2010年11月20日より全国にて公開© 2010「行きずりの街」製作委員会■関連記事:仲村トオル、玉山鉄二、岸谷五朗、渡部篤郎主演の横山秀夫サスペンス4編の予告編到着【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2010年11月20日TBS系新連続ドラマ「GM〜踊れドクター〜」に主演する東山紀之、共演の椎名桔平らが6月25日(金)、東京・赤坂の同局で行われた制作会見で、FIFAワールドカップで同日早朝に決勝トーナメント進出を決めた日本代表を祝福した。東山さんは、この日の同ドラマのリハーサルに備え、リアルタイム観戦はしなかったものの「日本代表を信じていました。勝って良かった」と喜び「スタジオ撮影の初日が、ちょうどオランダ戦の日で、みんなで試合を見つつやっていて、そこで心がひとつになった気がした」と日本代表のチームワークに触発された様子。共演の大和田伸也が「3時にパッと目が覚めて試合を見た。この日本代表はチームワークがすごくよくて爽やか。それで勝ったと思う。この(ドラマの)チームもチームワークがよくて爽やかですね」と上手く共通項をあげると、同じ共演の八嶋智人も「GMと書いてチームワークと読みます。そういうことを言いたいんですよね、東山さん?」と強引なフリ。東山さんは「まさに、そういうことです。チームワークがあれば、怖いものはないです」とちゃっかり乗っかってPRした。日本代表の次戦、パラグアイ戦は、日本時間で29日午後11時からで、同局で放送される。サッカー好きで知られる椎名さんは「いま、問題になっているのが、その日は夜中の2時まで埼玉でロケの予定になっていまして」と真顔(?)で問題提起。鈴木早苗プロデューサーは「椎名さんのご意見をいただいて、検討しておりますが、いろいろ問題もありまして…検討中です」と苦笑いでなだめた。同ドラマは、アメリカ帰りの総合医療のスーパードクター、後藤英雄(東山さん)を中心に大学付属病院の総合診療科で働く医師、看護師たちの奮闘と成長を描く物語。後藤はかつてのアイドルでダンサーとしての一面を併せ持つ設定。奇しくもこの日は、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの命日にあたり、東山さんは「とても寂しいけど、心の中ではいつか会いたいって思いながら僕も頑張ろうと思っています。世界中のマイケルのファンが彼の功績を称えていると思う」とオマージュを口にしていた。「GM〜踊れドクター〜」は7月18日(日)放送開始(日曜21:00〜/初回は15分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」将軍様のおな〜り〜!柴咲コウ、ついにクランクイン『大奥』御鈴廊下で製作会見『大奥』堀北真希、着物で撮影快調前売券も快調、2万枚が即日完売!“男女逆転”に世界も注目よしながふみ「大奥」がSFファンタジー文学賞受賞柴咲コウ、次は写真詩集に挑戦?「葛藤、叫びを伝えたい」写真集発売イベント
2010年06月25日エイベックスとNTTドコモによる携帯電話専用放送局「BeeTV」にて放送される韓国ドラマ「キミの記憶をボクにください〜ピグマリオンの恋〜」に女優の南沢奈央がヒロイン役で出演することが発表された。オール韓国ロケによる、BeeTVにとって初めてのオリジナル韓国ドラマとなる本作で海外進出を果たす南沢さん。そんな彼女の共演者となるのは「コーヒープリンス1号店」などの話題作に出演し、人気沸騰中の若手俳優キム・ジェウクと、韓国版「花より男子」のF4メンバーの一人を演じ高い人気を誇るキム・ジュンの2人。記憶障害で、愛する恋人との思い出は憶えているものの、その恋人の顔を忘れてしまったミカと、亡くした恋人の記憶に苦しみつつ、親友の恋人であるミカに恋してしまうギヨン、そしてミカの恋人で、彼女との愛とギヨンとの友情のはざまで苦しむヒョンジュンという、国籍の違う3人の切ない愛が描かれる。韓国へと乗り込んだ南沢さんだが、撮影現場の様子について「みんな優しいです」とコメント。「もし自分が逆の立場で、日本に韓国の方がいらっしゃっても、そんなに話しかけられないのでは?と思うのに、みなさん日本語でどんどん話しかけてくれます。ジェウクさんは日本語が話せますが、ジュンさんは話せないのに勉強してきてくださって、話しかけてくれます」と2人の優しさに感動した様子だった。そして「(言いたいことを)書いたり、ジェスチャーしたりしてコミュニケーションをとっています」と明かしてくれた。本作の見どころについては「ミカの記憶が戻った後、両方(の男性)を好きになってしまう複雑な心の揺れや気持ちのすれ違いなど、友情と恋愛のはざまを最後まではっきりとは描かないのですが、そこがいろいろな見方ができておもしろいのではないかと思います」と自信をのぞかせた。ジェウクは撮影について「この環境自体がすごく楽しくて不思議です。日本の役者さんと芝居するのが初めてなので、そのこと自体が楽しいですね。(南沢さんと)コミュニケーションをとるのも日本語ですし。ちゃんとみんなが南沢さんをケアしている雰囲気もすごくいいと思います」と楽しそう。見どころを尋ねると「ジュンくんの日本語と奈央ちゃんの韓国語かな(笑)」とおどけつつ答えた。ジュンは南沢さん、ジェウクの印象をそれぞれ「(南沢さんは)目がきれいな方だと思いました。(ジェウクは)初対面でしたが、(これまでの)作品の中のイメージとは違いましたね。気楽な友達のような感じです」とかなり打ち解けた様子を感じさせた。そして自身の役柄について「非現実的な設定の中で、友情や愛情に苦しむ役なので、最初は受け入れるのが難しかったです。でも役名(ヒョンジュン)が本名と同じということもあり、キャラクターに似ているところもあるような気がします。優柔不断なところとかね(笑)」とこちらも笑顔で答えてくれた。メガホンを握るのは「私の名前はキム・サムスン」のキム・ユンチョル。海外へと活躍の場を広げた南沢さんが、韓国の人気俳優たちとどのような化学変化を見せるのかご注目!「キミの記憶をボクにください〜ピグマリオンの恋〜」は3月20日(土)より配信開始。BeeTV公式サイト■関連作品:コーヒープリンス1号店 [海外TVドラマ]■関連記事:コン・ユ「僕にとって一生忘れられない作品」と語る「コーヒープリンス1号店」シネマカフェ的海外ドラマvol.62「コーヒープリンス」へようこそ!最終回シネマカフェ的海外ドラマvol.61「コーヒープリンス」へようこそ!その3シネマカフェ的海外ドラマvol.60「コーヒープリンス」へようこそ!その2シネマカフェ的海外ドラマvol.59イケメン限定「コーヒープリンス」へようこそ
2010年02月22日