「活字を読むのはニガテ」という人でも、一度ハマると抜け出せない本、それはミステリー小説。最初は不安げに「読み通せるかな?」と短編作品を手に取った人が、数カ月後には「もっと読み応えのあるものを!」と分厚い本を求めるようになっているケースも、珍しくありません。折しも季節は読書の秋。20代ビジネスマンは、どの国内ミステリー作家の作品に注目しているのでしょうか?Q、秋の夜長に読みたい国内ミステリー作家は?1位赤川次郎23.1%2位宮部みゆき14.3%3位東野圭吾13.9%4位西村京太郎10.2%5位江戸川乱歩9.7%■赤川次郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「ミステリーの王道だから」(25歳/自動車関連/設計)・「現実離れしているようで、し過ぎてもいないストーリー」(28歳/ソフトウェア/エンジニア)・「この人のものしか読んだことはないが、他の人のを読もうという気にもならない」(26歳/通信/SE)■宮部みゆきのミステリーが読みたい!その理由は……・「作品自体というよりも、好きなゲームや趣味が自分と似ている作家なので好感が持てる。『名もなき毒』を読んでみたい」(25歳/メンテナンス/その他)・「哀しいミステリーの話でも最後は希望を抱くような話が多い。久々に『火車』が読みたい」(23歳/精密機器/営業)・「高校の時から好き。先が読めなくてドキドキする」(24歳/ホテル/サービス)■東野圭吾のミステリーが読みたい!その理由は……・「東野圭吾はミステリーのみならず、その中で丁寧に心情も描いているから」(26歳/鉄鋼/マーケティング)・「内容は難しいが、文章は読みやすい。オススメは『白馬山荘殺人事件』」(23歳/建築/営業事務)■西村京太郎のミステリーが読みたい!その理由は……・「電車が好きなので、この作家の作中によく出てくる時刻表の描写やトリックの感覚が好き」(28歳/小売/販売)・「弱者への優しさが感じられるから」(26歳/電気/設計)■江戸川乱歩のミステリーが読みたい!その理由は……・「グロテスクなところがあるから」(25歳/金属/財務)・「全体のストーリーが面白い」(28歳/繊維/企画開発)■その他、この作家のミステリーが読みたい!・伊坂幸太郎「ずっと好きで単行本化されたものは全て読んでいるが、時間ができれば『モダンタイムズ』(かなりの長編)を読み切りたい」(25歳/商社/営業)・恩田陸「設定が秀逸で物語に引き込まれるから」(25歳/自動車関連/研究開発)・松本清張「作品それぞれに訴えるものがあるから。読みたい本は『棲息分布』」(25歳/自動車関連/研究開発)・京極夏彦「いわゆる本格派に分類される作家の一人。ストーリーが複雑で、幾重にもからまった糸が解きほぐされるのが読んでいて面白い」(24歳/卸/システム)・石田衣良「この人自身にすごく魅力を感じるから」(28歳/機械/SE)・北村薫「日常に潜む謎がすごくきれいな文章で書かれているから」(26歳/IT/SE)・山村美紗「よく2時間ドラマになっているから」(25歳/IT/SE)・森博嗣「理系的な考え方、言い回しをところどころに使っていて心憎い。文系にはない直球の言い回しが新鮮だし、知性を感じる」(29歳/団体/企画開発)完全版(画像などあり)を見る
2009年09月29日潔い“肉食系女子”の魅力を放つ米倉涼子が、体当たりの演技でクールな女刑事役に初挑戦し、話題をさらったドラマ「交渉人」。テレビ朝日系にて昨年の1月から全8話で放送され、最高視聴率16.7%を記録、今年2月に放送されたスペシャルドラマも17.1%という高視聴率をたたき出した本作が、このたび映画化されることが明らかとなった。現場の最前線で身体を張って犯人と粘り強い交渉を行い、命懸けの任務を遂行する特殊チーム“SIT(=Special Investigation Team)”。米倉さんが演じるのは、男性中心の社会で孤軍奮闘する女性交渉人、宇佐木玲子だ。立てこもり犯や爆弾魔などの難事件を、極限の状況下で解決していく、息をもつかせぬストーリー展開が人気を呼んだのに加え、ファッションリーダーとしても女性からの支持が高い米倉さんだけに、劇中の衣裳についても同局への問い合わせが殺到。これを受け、同局の携帯サイトにて、様々な衣裳を着用した米倉さんの写真を中心とした待受け画像などのコンテンツがアップされるや、40万を超えるダウンロードを記録するという現象を巻き起こした。劇場版では、スケールを拡大し、高度10,000mを飛ぶ、数百人を乗せたジェット機が舞台に。米倉さん扮する宇佐木が、空港で偶然出会った不審な青年を追い、無理矢理乗り込んだ飛行機がハイジャックに遭うという事件を軸に、凶悪犯との熾烈な闘いを描く。ドラマ版に引き続き、メガホンを取るのは、米倉さんの当たり役となった「黒革の手帖」、「けものみち」、「わるいやつら」の“松本清張三部作”でチーフディレクターを務めた松田秀知。実物に限りなく近いジェット機セットを用意し、8月上旬よりクランクインする。今年で女優生活10年の節目の年を迎えた米倉さんだが、映画化の話を受け、「ドラマから生まれた『交渉人』が、映画になるなんて夢のようです。芸能活動10年という節目の年に、思い入れのある宇佐木玲子役で映画に挑戦できることを嬉しく思っております。ここからが本当のスタート。よりパワーアップして、ドラマとはまた違った魅力をお届けできるようチーム一丸となってがんばりますので楽しみにして下さい」と意気込みを語った。男性陣に負けないたくましさと抜群のプロポーションでもって、アンジェリーナ・ジョリーやジョディ・フォスターといった名だたるハリウッド女優と並び、新たな“ハードボイルドな女性”の代名詞となるのか?今後の活躍に注目だ。『交渉人』は2010年2月公開。(photo:テレビ朝日「交渉人」より)■関連作品:交渉人 2010年2月公開
2009年07月23日