ローランドは、ビンテージ・アナログ・シンセサイザーからMIDIキーボード、パソコン、さらにスマートフォンやタブレットなどモバイル端末などのBluetooth対応機器まで接続可能な音楽制作用MIDIコントローラー・キーボード・ユニット「A-01K」を発表した。発売日は1月29日。価格はオープンプライスで、想定売価は5万2,000円(税別)。「A-01K」は、シンセサイザー音源と小型スピーカーを搭載した「Roland Boutique(ローランド・ブティーク)」シリーズのラインアップ。最近はタブレット端末のアプリで楽曲制作することも多くなっており、機材についても、個性的なサウンドを求めて古いアナログシンセサイザーを接続したり、最新のハードウエア音源を混在させたりと多様化してきているという。その一方、使用機材それぞれの端子や規格が異なるため、接続のために追加機材が必要になっている。同製品は、そうした最新の音楽制作に対応する目的で発売されるMIDIコントローラー・キーボード。A4ファイルサイズの軽量・薄型な金属製ボディーに、MIDI、USB、Bluetooth MIDI、CV/GATE端子、2本のタッチ式コントローラーと、4つのつまみを装備する。接続方法が異なる多彩な機器を意識せずに接続し演奏や操作をすることが可能となっているほか、Bluetooth LEに対応しており、タブレットやスマートフォンの音楽アプリをワイヤレスで操作することもできる。また、ユニークなサウンドのモノフォニック・シンセサイザー音源、および16ステップ・シーケンサー、スピーカーを内臓。USBバス電源のほか電池駆動にも対応しているため、外出先などでの音楽制作にも活用が行える。なお、音源部分は好みに合わせて3段階に角度を調整でき、鍵盤部分は弾く強さによって音量が変化するベロシティーにも対応している。
2016年01月21日ローランドは、アコースティック打楽器である「カホン」の音に、内蔵スピーカーからの電子音を重ねて鳴らすことで、表現豊かな演奏ができる"エレクトロニック・レイヤード・カホン ELCajon(エルカホン)「EC-10」を発売する。販売開始は1月23日。価格はオープン。同製品は、打楽器としてカホンが持つアコースティックの音と電子音を重ねて鳴らせる、ハイブリッドなカホン。同社の電子ドラムのセンサー技術と音源を搭載し、本体のスピーカーからさまざまな電子音などを鳴らすことができる。音色は、Cajon(カホン) / Percussion(パーカッション) / SFXという3つのグループからそれぞれ10種類ずつ、合計30種類が用意され、アコースティックなカホン音色を引き立てるカホンの電子音色から、タンバリンやシェイカー、スプラッシュといったパーカッション音色、電子楽器ならではのダンス系SFX音色など、幅広いジャンルの演奏を楽しめる。外寸は、幅295mm×奥行き298mm×高さ495mmと一般的なカホンと同程度で、重さは6kg(電池含む)。電池駆動に対応しているので、どこへでも手軽に持ち運べる。また、アウトプット端子を備えており、ライブ会場の大きなスピーカーから電子音を鳴らすことや、電源をオフにしてアコースティックなカホンとして演奏することも可能となっている。なお、「カホン」とは、本体にまたがり打面を手で叩いて演奏する打楽器。路上ライブや小規模な演奏会などで、アコースティックドラムの代わりとしても使用されている。
2016年01月21日ローランドは1月20日、同社のギターアンプ「JAZZ CHORUS」をモチーフにしたBluetoothスピーカー「JC-01」を発表した。発売は2月中旬。価格はオープン。JC-01は、低域、中域、高域の3バンドイコライザーを搭載。イコライザーや音量はフロントのツマミにより調整可能で、ギターアンプのような感覚で操作できる。5cm径スピーカー×2基と、パッシブラジエーターを内蔵。Bluetoothのバージョンは3.0で、コーデックはSBCをサポートしている。本体にマイクを搭載し、ハンズフリー通話に対応。サイズはW187×D69×H97mmで、重量は650gとなっている。バッテリー駆動時間は約7時間で、充電はリアに装備したmicroUSBポート経由で行う。フロントにはAUDIO IN端子×1基を搭載。なお、ギターを直接つなぐことはできない。
2016年01月20日ローランドは、ギタリストが自分の声を使ってギターを演奏できるエレキギター/ベース用ボコーダー「VO-1」を発売する。販売開始は2016年3月を予定。価格はオープン。同製品は、従来は鍵盤楽器が中心だったボコーダー・サウンドの演奏を、ギタリストが自分の声でギター演奏を楽しめるボコーダー・エフェクトで、「BOSSコンパクト・エフェクター」シリーズの新モデルとなる。同製品にマイクとギター、アンプを接続し、ギターの演奏に合わせてマイクに向かって話したり歌ったりするだけで、独特のボコーダー・サウンドが手に入るという。また、鍵盤楽器で演奏したようなボコーダー効果が得られる「VINTAGE(ビンテージ)」のほか、マイクからの声が明瞭に聞き取れる「ADVANCED(アドバンスド)」、トーキング・モジュレーター・サウンドを再現した「TALK BOX(トーク・ボックス)」、マイクを接続しなくても演奏に合わせて自動的に声が付加される「CHOIR(クワイヤ)」といった異なる4種のモードを搭載し、好みの効果を選んで演奏できる。さらに、ギターやベースの音作りに必要なエフェクトを「VO-1」のセンド/リターンに接続すれば、ボコーダー・サウンドとギター/ベース・サウンドをミックスできる「エフェクトループ機能」を搭載するなど、幅広い音作りが可能となっている。なお、「ボコーダー」とは一般的に、人の声とシンセサイザーを合成し、声に楽器で音階や和音をつけながら、まるで人が歌っているかのような音で演奏したり、演奏の音を抑揚のないロボット・ボイスに変化させたりして、インパクトのあるサウンドを作成できる技術のこと。
2016年01月20日ローランドは、90年代のコンピューターミュージック定番音源をソフトウェア化した、Windows/Mac対応のGS互換プラグイン・ソフトウエア「SOUND Canvas VA」の販売を開始した。同社のオンラインショップ「ローランド・コンテンツ・ストア」でのダウンロード購入できる。価格は1万5,120円。同製品は、80年代後半から90年代にかけて、DTMのデファクトスタンダード音源として人気を博したハードウェア音源「SOUND Canvas」シリーズの、VSTi(Windows / Mac)とAU(Mac)のプラグインフォーマットに対応したGS互換のソフトウェア音源。音楽制作ソフトから直接コントロールできるため、最新の音楽制作環境で利用可能。また、過去に発売された「SOUND Canvas」シリーズの豊富な音色や、音を加工するエフェクトとのデータ互換性も確保されている。主な特徴として、1,600音色 / 63ドラムセット搭載し、1プラグインにつき最大16パートの楽器を同時に鳴らすことができるほか、音の残響や広がりを変化させる「リバーブ」、「コーラス」、「ディレイ」、音質を変える「EQ」などのシステム・エフェクトに加え、64種類のインサーション・エフェクトを内蔵し、エディットが可能な各種パラメーターはオートメーションにも対応。さらに、音色を細かく調整できる「TONE EDITOR」を搭載し、フィルターやエンベロープといった多彩なパラメーターで音色の変更や保存が行える。また、過去のハードウエア音源「SOUND Canvas」シリーズとの高い互換性を確保するために「SC-8820」、「SC-88Pro」、「SC-88」、「SC-55」の音色配列を搭載。これにより、ジャズやロック、ポピュラーなどのヒット曲から、フルオーケストラによる壮大な映画音楽、シンフォニーまで、同シリーズ用に作られた過去のさまざまな曲データを楽しむことが可能となっている。なお、正常動作確認済みホスト・アプリケーションは、Windowsが「INTERNET Ability」シリーズ(32ビット版 / 64ビット版)、「INTERNET Singer Song Writer 9 Lite」(32ビット版)、Steinberg Cubase 8シリーズ(32ビット版 / 64ビット版)、Steinberg Cubase 7シリーズ(32ビット版 / 64ビット版)。MacはSteinberg Cubase 8シリーズ(64ビット版)、Steinberg Cubase 7シリーズ(64ビット版)、MOTU Digital Performer 9(AU版のみ)。これら以外のホスト・アプリケーションでは一部機能が制限される場合もあるので、同製品のWebサイトで詳細を確認してほしい。
2015年12月25日ローランドは、同社リズムマシン「TR-808」や「TR-8」のリズムプログラミング方法をゲームにした、iOS/Android用リズム入力ゲームアプリ「TR-REC GAME」の配信を開始した。価格は無料。同アプリは、オリジナルのダンスミュージック(16曲)を聞きながら、バスドラム、スネアドラム、ハイハット、シンバルといったドラムの音色を選択し、音符に見立てた16個のボタンで、指定されたリズムを時間内に入力し完成させるゲーム。入力を進めていくことで、ドラムの音色が徐々に重なり迫力あるダンスミュージックのリズムが仕上がっていく仕組みとなっている。また、ゲーム内では人気リズムマシン「TR-808」「TR-8」の音色とリズムプログラミング方法が再現されており、ステージをクリアする快感だけでなく、リズムの構成や仕組みを理解しながら、本格的なダンスミュージックとドラム音色が楽しめる。加えて、「Facebook」「Twitter」を介して得点をシェアすることもできる。なお、全48ステージのうち、1-18ステージは無料、残り19ステージ以降は有料プレイとなる。
2015年12月18日ローランドは、スマートフォンやタブレット、ビデオカメラなどの映像の切り替えや演出をリアルタイムで可能にする、高画質ポータブルHDビデオミキサー「V-1HD」を発表した。発売時期は2015年12月中旬。価格は税別12万8,000円。同製品では、コンパクトなA4ハーフサイズ/質量1.2kgのボディーに、フルハイビジョンで高画質のプログレッシブ(1080/60p)映像に対応するHDMI入力端子を4系統と、出力端子を2系統装備。ビデオカメラやパソコン、タブレットなどのさまざまな機器の映像出力をダイレクトに接続し、自由に切り替えて出力できる。また、ピクチャーインピクチャーをはじめ、クロマキー、カラーパスなどの各種映像エフェクト、アウトプットフェードなどの多彩な演出も実現可能。さらに、マイク入力とステレオのオーディオ入力を装備しており、映像に外部からの音声をミックスして出力も行える。
2015年12月07日ローランドは、インタラクティブ・アナログ/デジタル・クロスオーバー・シンセサイザー「JD-Xi」のリミテッド・エディションとなる、レッド・モデルとホワイト・モデルを、数量限定で発売した。価格はオープンプライス。同リミテッド・エディションには、JD-Xiのイメージ・カラーともいえるレッドを全面に押し出した「JD-Xi-RD」、およびJD-Xi本来のイメージとは大きく違うホワイトを基調とした「JD-Xi-WH」がラインナップ。両モデルともに、サイド・パネルと同様の特殊な塗料を使用することで、高級感ある仕上がりになっているとのこと。また、仕様はレギュラー・モデルのJD-Xiと同一だ。なお、限定モデルの発売を記念し、同社サウンド・ライブラリ・サイト「Axial」にて、レッドとホワイトをテーマにした追加音色/パターンもリリースされる。
2015年12月02日ローランドは、ビデオ作品にバイノーラルサウンドを簡単に付加できる、GoPro社製HERO3, 3+, 4カメラ専用の3Dステレオマイクロフォン「WEARPRO Mic」を発表した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税抜1万2,000円。11月下旬発売予定。同製品では、イヤホンに似た小超小型コンデンサー・マイク・ユニットを撮影者の両耳に挿入し、GoProカメラに接続後に動画の撮影をスタートするだけで、同時に臨場感にあふれたバイノーラルサウンドのレコーディングが行える。アクション撮影やロケ収録の動画作品に音によるリアリティを加えることで、まるでその場にいるかのような感覚を再現することが可能となっている。また、録音後のサウンドについては、通常のステレオ・ヘッドホンで再生するだけでバイノーラル効果を体感できる。対応カメラは、GoPro社製アクションカメラ、HERO3、HERO3+、HERO4(HERO4 Sessionは非対応)。HEROカメラのMini-USB ジャックに接続し、GoPro本体から電源をとるプラグイン・パワー方式で、専用電池や外部電源は不要。インタビューや音楽収録など、通常のステレオ録音時に便利なクリップ・ホルダーも付属する。なお、同マイクは非防水設計で、イヤホンとしては機能しない。
2015年11月24日ローランドは、千葉県・幕張メッセにおいて11月21日まで開催されている国際放送機器展「Inter BEE 2015」に、プロオーディオ部門と映像・放送機材関連部門の2ブースで出展した。同社の展示ブース(展示ホール2・2111/2208)では、レコーダーやデジタルミキサー、ビデオ・スイッチャ、メディアコンバーターなどの各種周辺機器、さらには未発表の新製品を含む最新の製品群がハンズオン展示されており、来場者が自分の目と耳で、同社の現在と未来をリアルに体験することが可能となっている。それではさっそく、展示ブースより話題の新製品の数々をピックアップし、レポートをお届けしよう。ブース内でも特に人気を集めていたのが、シンプル操作、小型軽量、低価格を実現した、ハイビジョン映像の制作・配信に便利なポータブルHDビデオミキサー「V-1HD」(価格:12万8,000円、12月中旬発売予定)。Inter BEE 2015にて初公開された同製品は、“A4ハーフサイズ”で質量は1.2kgとコンパクトなボディーに、4系統のHDMI入力端子、2系統の出力端子、さらに外部マイク入力とステレオ・オーディオ入力などを装備。ビデオカメラやパソコン、タブレットなどのさまざまな機器の映像出力をダイレクトに接続し、シンプルなパネル操作により自由に切り替えて出力できる。また、「ピクチャーインピクチャー」、「クロマキー」、「映像エフェクト」、「アウトプットフェード」といった多彩な演出にも対応が可能となっている。なお、パソコンやiPadをUSB接続し、専用アプリからコントロールも行えるとのこと。2M/Eスイッチャとプロセッサ、オーディオ機能も搭載したマルチフォーマット・ビデオスイッチャー「V-1200HD」(115万円)、専用コンソール「V-1200HDR」(65万円)にも要注目。同製品では、キーレイヤー、M/E の構成さえも自由に変更できる2 M/E スイッチャーと、マルチフォーマット対応のプロセッサーをドッキングしたハイブリッド・エンジンを搭載。さらにオーディオ・ミキサー機能も内蔵することで、いかなるシーンでもビジュアル&オーディオを自由自在に操ることが可能となっている。また、マルチスクリーン出力や画面合成可能なオールインワン・マトリクス・スイッチャー「XSシリーズ」も同時に展示されていた。プロオーディオ部門の展示ブースでは、10月末に最新機能をVersion 1.2アップデートがリリースされたばかりのライブミキシング・コンソール「M-5000」(250万円)および「M-5000C」(210万円)の展示が行われていた。最新バージョンでは、周波数スペクトルを視覚的に表現する「リアルタイム・アナライザー」や「ディエッサー」機能などの追加に加えて、USBケーブルまたはLANケーブルで本体と接続されたパソコンに、Win/OSX対応の専用リモートコントロールソフトウェア「M-5000 RCS」をインストールすることで、離れた場所からでもM-5000を遠隔操作することが可能。ブースでも、外部モニターによる視認性の向上やオフライン・エディットの実現による快適なオペレーションを、実際に体験可能となっていた。その他にも、直感的なユーザー・インタフェースが好評のマルチフォーマット・ビデオ・プレゼンター「PR-800HD」やAVミキサー「VR-50HD」、ビデオコンバーター「VC-1」シリーズ、 V-Mixer「M-300」「M-200i」、キューボックス「M-48」など、ここでは紹介しきれない程多くの製品がハンズオン展示されているので、ご興味のある方は、Inter BEE 2015「ローランド」ブースまで、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
2015年11月20日ローランドは、ダンス・ミュージック分野で定評のあるヘッドホン・ブランド「V-MODA」とコラボレートした、同社ダンス・ミュージック製品「AIRA」ブランドのヘッドホン「M-100AIRA」を発売した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税抜4万円前後。同製品は、V-MODAのフラグシップ製品「Crossfade M-100」のAIRAバージョンで、ダンス・ミュージックに特化した「AIRA」シリーズの太いサウンドの魅力をあますところなく体感することができるモデルとなっているとのこと。高い環境耐性を兼ね備えた堅牢な設計のボディーに、大口径50mmの高解像度のデュアル・ダイアフラム・ドライバー(振動板)を搭載。引き締った重低音と、バランスの良い高音域を再生できる。また、AIRAロゴのイヤーシールド、グリーンライン入りヘッドバンドとXLメモリークッション採用の大型イヤーパッド、ラージサイズキャリングケース、ストレートケーブルを備えるなど、V-MODA×ローランドのコラボレーションモデルならではの特別仕様となっている。
2015年11月04日ローランドとカリモク家具は、天然木を活かしたデザインでインテリアに調和する、家具仕上げのデジタルピアノ「KIYOLA(きよら) MADE IN JAPANシリーズ『KF-10』を共同開発したことを発表した。発売日は12月19日。価格はオープンプライス。同製品は、デジタルピアノのデザインに焦点をあて、インテリアとしても満足できるよう開発されたデジタルピアノ。天然木のぬくもりと質感、無垢材でしか作ることのできない曲線や細身の脚など、日本の職人の手によってキャビネットを仕上げることで、インテリア空間を圧迫しない軽快なデザインを実現した。また、ローランド最上位モデルにも採用されている音源や鍵盤をそのまま搭載し、Bluetooth機能、電子譜面対応などの最先端技術にも対応する。カラーは、ウォールナット(KF-10-KW)、シアーホワイト(KF-10-KS)、ピュアオーク(KF-10-KO)の3種類をラインナップ。なお、人間工学に基づき座り心地を追求した専用椅子も用意されているとのこと。
2015年11月02日ローランドは、ステージで使用するデジタル・グランドピアノの理想のデザインを追求する「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ(Roland Digital Piano Design Awards)」を開催する。応募期間は11月10日~12月21日。大賞(1点)には50万円、優秀賞(1点)には20万円、奨励賞(1点)には10万円が贈られる。「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ」は、"未来のステージ用デジタル・グランドピアノ"を題材にデザインを公募するもの。音楽文化への貢献と次世代クリエイターと共にデジタルピアノの未来を考えることを目的としている。同社の狙いとしては、革新性、独自性、造形美、存在感、デジタルならではの利点を活かした、理想的なデジタル・グランドピアノのデザインを全世界から募集し、伝統的な音や形の制約を超えた理想のピアノのあり方を追求したいということだ。応募資格は、現在国内外で活動中のデザイナー、クリエイター、およびそれを目指している大学や専門学校の学生が対象となる。企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は不問。募集条件および応募方法等の詳細は、11月10日から同アワーズ公式サイト内に開設するエントリーページに記載される。また、審査基準は「革新性、独自性があるもの」、「造形美を感じられるもの」、「テーマと適合しているもの」、「ステージで使用するコンサート用グランドピアノに相応しい気品と存在感を感じられるもの」、「デジタルならではのアドバンテージを活かしているもの」となっており、審査はローランド社内の専門家や識者で構成する選考委員会にて行われる。また、結果発表は2016年1月21日にアメリカで開催される楽器業界のトレードショー「Winter NAMM Show 2016」の会場と、同アワーズ公式サイトにて受賞者名と受賞作品が発表されるということだ。
2015年10月21日ローランドは、同社が1980年代に発売した代表的なアナログ・シンセサイザーの名機をイメージした、コンパクトかつ本格的なシンセサイザー音源、Roland Boutiqueシリーズ「JP-08」 「JU-06」 「JX-03」 3機種と、専用キーボード「K-25m」を発表した。発売日は10月24日。価格はいずれもオープンプライスで、市場予想価格はJU-08が5万円前後、JU-06が4万円前後、JX-03が4万円前後、K-25mが1万5,000円前後。「JP-08」では分厚い弦楽合奏のようなサウンドが特長的な「JUPITER-8」、「JU-06」では独特の美しい広がりを与える音色効果であるコーラスが好評な「JUNO-106」、そして「JX-03」ではシンプルな構成ながらも幅広い音のバリエーションが得られる「JX-3P」を再現。オリジナル・モデルのイメージにこだわったツマミやボタン配置を採用し、当時のイメージに沿って個性の強い音づくりが行える。また、電池駆動が可能となっており、小型のスピーカーも内蔵しているので、場所を選ばず手軽に使用できる。また、MIDI鍵盤楽器をつないで簡単に演奏することができるほか、別売の25鍵ミニ・キーボード「K-25m」に本体を組み込んで、A4ファイルサイズのコンパクトな卓上型のシンセサイザーとしても演奏が可能となっている。
2015年10月01日ローランドは、初心者向けのシンセサイザー「JUNO」シリーズの新製品として、全ての音や機能を大幅に強化した「JUNO-DS」シリーズを発売することを発表した。88鍵と61鍵のふたつのモデルが用意される。販売開始は10月下旬。価格はオープン。今回発売される「JUNO-DS」シリーズは、初心者向けのシンセサイザー「JUNOシリーズ」のいい音、簡単操作、軽量という基本コンセプトはそのままに、すべての音や機能を大幅に強化した新しいモデル。音質面に関しては、本体に内蔵された音色のクオリティが向上したのに加えて、音色ライブラリー「Axial」から好みの音色をダウンロードし、追加することが可能となった。さらに、本体で必要な音色をすぐに呼び出せるように、ボタンやつまみの配置が改善されている。また、機能面においては、マイクから入力した声にさまざまな効果が掛けられるボーカル・エフェクターが追加されたほか、効果音や印象的なフレーズを本体のパッドに割り当てて演奏中に瞬時に呼び出す機能などが追加されたということだ。なお、同シリーズは、本格的なピアノ演奏が行えるピアノ・タッチの88鍵「JUNO-DS88」と、シンセサイザーとしてスタンダードな61鍵「JUNO-DS61」のふたつのモデルが用意される。ピアノやオルガン、弦楽器や管楽器といった、バンドでのアンサンブルに適した1,200種類の音色が搭載され、カテゴリー別に分類された選択ボタンから素早く呼び出すことが可能となっている。また、61鍵モデルの「JUNO-DS61」は、5.3kgという軽量設計で持ち運びやすく、練習スタジオやライブ会場への移動が簡単に行えるということだ。
2015年09月15日ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)はこのほど、3次元切削加工機のオールインワン・パッケージモデル「MODELA PROII MDX-540S-AP」の国内販売を10月7日に開始すると発表した。「MODELA PROII MDX-540S-AP」は「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS)」で参考出品された機種で、従来機種からデザインを一新し、ATC(自動工具交換装置)や各種キットを標準装備したオールインワン・パッケージモデルとなっている。大型のNCマシン等の加工機と比較して設置も短時間で完了でき、導入後すぐに本格稼働させることが可能だ。主な仕様としては、XYZ動作ストロークが400(X)×400(Y)×155(Z)mm、スピンドル回転数が400~12000rpm (ただし400~3000rpmは位置決め、芯出し用)、動作速度が最大最大7.5m/min。価格は500万円(税抜き)で、発売後3年間で200台の販売を目指す。なお、同モデルは来月開催される「第18回 関西 設計・製造ソリューション展(DMS KANSAI)」にも出品される予定となっている。
2015年09月10日ローランドは、コンパクトボディに同社M-5000と同等の機能を搭載したコンパクト・ライブ・ミキシング・コンソール、O.H.R.C.A「M-5000C」を発表した。価格、発売日は現在未発表。同製品は、740mm(幅)×725mm(奥行き)×346mm(高さ)という機動性に優れたコンパクトなボディーに、スクロール/アイソレート自在の16フェーダー、およびアサイナブル4フェーダーを装備。128chの入出力を自由にアサインできる内部構成に加え、チャンネル・ストリップとは別に、最大300入力/288出力(96kHz時。48kHz時は460入力/448出力)のセットアップが可能となっている。また、高音質を支える96kHzのサンプリング・レートや電源二重化への対応、72bitのサミング・バスや、一から見直されたアナログディスクリート回路なども備える。さらに、本体のアナログ入出力16イン/8アウトに加え、REACをはじめ、Dante、MADI、SoundGrid、SDI、SFP、DVIへの対応を可能にしたエキスパンションインタフェースも2枚まで搭載できるということだ。
2015年08月17日ローランドは、マイクロソフトよりリリースされたWindows 10に対応するローランド/BOSSブランド製品のUSBドライバを、Windows Updateにより配布すると発表した。同社では、Windows10のリリースにおいても最新のドライバを最速で提供するための準備を整えており、Windows Updateの機能によって、インターネットに接続されたWindows10インストール済みのパソコンと、ローランド/BOSS製品をUSBケーブルで接続することで、自動的に最適なドライバーがインストールされるということだ。なお、現時点での製品ごとのWindows 10(64ビット版/32ビット版)への対応状況については、同社Webサイトにて確認することができる。
2015年08月07日ローランドは、同社が長年培ってきた先進のデジタル技術により、ピアノの基本性能である音、鍵盤、音響システム、デザインのすべてを一新した家庭向けデジタルピアノ「LX-17」「LX-7」「HP605」「HP603」の4機種9モデルを、2015年9月下旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。今回のフルモデルチェンジでは、ピアノの基本性能である音、鍵盤、音響システム、デザインのすべてにわたってゼロから再設計。フラグシップ・モデル「LXシリーズ」とスタンダード・モデルの「HPシリーズ」では、演奏と同時にピアノの各部を仮想的に合成し、ピアノ音を一から再構成することで、アコースティック・ピアノの弦や響板など、各部が複雑に干渉しあうことで刻々と変化する豊かな倍音の響きを再現する「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載する。また、鍵盤については、木材と樹脂のハイブリッド構造を新たに採用した「PHA-50鍵盤」により、剛性を高め樹脂による安定性、耐久性を飛躍的に向上させた。さらに、デジタルピアノで世界初のMIDI対応Bluetooth機能を装備しており、スマートフォンやタブレットなどのデジタル・デバイスをピアノに無線接続し、音楽アプリや動画のサウンド(オーディオ・データ)をピアノ本体から再生できる(LX-17/LX-7/HP605のみ)。対応アプリは、電子譜面アプリ「piaScore」(iOS対応)、グラフィカルな画面で、ピアノの音や響きなど、好みの音色に調整できる「Piano Designer」(iOS/Android対応)、ピアノに任意の曲データをワイヤレスで簡単に転送可能な「Roland MusicData Browser」(iOS対応)などとなっている。
2015年08月05日島村楽器は3日、ローランドとコラボレートした電子ドラム「TD-25SC-S」を発売すると発表した。発売日は2015年8月22日。価格は22万6,800円。本製品は「自宅でも本格的な音でおもいきり楽しめるドラム」をコンセプトに開発された電子ドラム。従来モデルと比較して幅・奥行き共にマイナス10cmのコンパクト設計を実現しながらも、演奏の幅が広がる「2クラッシュ+1ライド構成」となっているのが特徴で、シンバルの音色に変化をつけられるのはもちろん、使用頻度の高いハイハット、ライドシンバル、クラッシュシンバルはそのままに、もう1枚のシンバルでパーカッションや効果音などを楽しむこともできる。音源は、ローランド「V-Drums」のフラグシップモデル「TD-30」直系のサウンド・エンジンを搭載した「TD-25」を採用。これにより、ロール、フラム、ゴースト・ノートなどのドラム奏法をリアルに表現でき、好みのキットへのカスタマイズも自由に行えるとのこと。また、ドラムパッドにはチューニング・キーで張り具合の調整ができるメッシュヘッドを採用。叩く位置の違いで打感が変化し、自然な叩き心地が楽しめるという。なお本製品には、手持ちの携帯音楽プレーヤーなどと接続可能な「外部音源用オーディオケーブル」と「オリジナルコンテンツUSB」が付属。「オリジナルコンテンツUSB」には、人気ドラマーの音を再現した音色データ(12キット)と、練習が楽しくなるデモソング(各ジャンルから15曲)/ループパターン(各ジャンルから15種) が収録されているとのこと。
2015年08月03日ローランドは、過激なサウンド・メイクと高い操作性を実現する同社AIRAシリーズのシンセサイザー"SYSTEM-1"のVST/AUプラグイン・バージョンとなる「SYSTEM-1 Software Synthesizer」を発売した。価格は1万5,120円。同製品は、2オシレーター、サブ・オシレーター、ノイズ・ジェネレーターの4オシレーター構成となっており、SuperSaw、SuperSquare、FM、Vowelといった独自の波形を含む12のオシレーター・タイプを搭載。パンチの効いたシンセ・ベース、温かみのあるパッド、ギラギラしたアルペジオ、歯切れの良いシーケンス・サウンドなど、汎用性の高いサウンドを創り出すことができる。また、-12dB/-24dBが切り替え可能なフィルター部、独立したハイパス・フィルター、サウンドのバランス調整に適したトーンつまみ、同社AIRAシリーズでもおなじみのSCATTER機能にも対応するアルペジエーター(6タイプ)なども装備。さらに、SYSTEM-1/SYSTEM-1mで使用可能なエディター/ライブラリアン機能も備えるほか、VSTi 2.4(32bit/64bit)Windowsのみ/VSTi 3.6(32bit/64bit)/AUプラグイン・フォーマットをサポートする。対応OSは、Windows 7 SP1/8/8.1、Mac OS X 10.8.5以降。なお、同社Webサイトより、体験版のダウンロードが行える。
2015年07月14日ローランドは、多くのギタリストにサウンドを支持されているギター・アンプ"ジャズ・コーラス"の40周年を機に、出力40Wのコンパクトモデル「JC-40」を発表した。発売時期は2015年秋。価格はオープンプライス。同製品は、ギター・アンプという製品ジャンルにおいて独自の地位を築き、世界中の多くのライブハウスやレコーディング/リハーサル・スタジオで使用されている「ジャズ・コーラス」特有の「JCクリーン・トーン」と、独特の広がり感のある「空間合成コーラス」はそのままに、従来よりも大幅に小型化を実現。また、ジャズ・コーラスの伝統でもある堅固なつくりも継承しており、ボディーの外周に鋲を打ちつけ、コーナーにはプロテクターを施している。本体には、ステレオ・アンプに加えて、ステレオ入力も装備。接続したエフェクターより出力されたステレオ音声信号を1台で再生することができる。
2015年07月10日ローランド ディー. ジー.(ローランドDG)は6月11日、浜松医科大学医学部附属病院内に、医療器具・機材の保全・管理にかかわる作業支援システムを構築したと発表した。同事業は、同社の医療器具用マーキング装置「MPX-90M」と同社が生産現場で活用している「デジタル屋台 」の作業支援システムに関する技術・ノウハウを応用し、浜松医科大学が抱える同大学医学部附属病院の中央診療施設材料部内での、医療器具・器材管理の効率化ならびにそれらの分解・洗浄・組立・滅菌などの作業品質および効率の向上という課題の解決を図ったもの。「MPX-90M」は、医療器具・器材へのマーキングに特化したドットピン方式の小型マーキング装置。医療器具や器材の各部品にシリアル番号や2次元シンボルを打刻することで、識別性とトレーサビリティーの確保を可能とする。今回のケースでは、中央診療施設材料部が管理する医療器具・器材のうち約4000点にマーキングを行った。また、「MPX-90M」でマーキングしたシリアル番号や2次元シンボルを読み取るための専用バーコードリーダー「MR-1」を開発し、医療機器工業会のガイドラインに従って、マーキングした2次元シンボルを確実に読み取ることができるようにした。「デジタル屋台」とはローランドDGが自社の工場で取り入れているデジタル方式のセル生産システムで、作業者がパソコンのディスプレイに表示されたマニュアルを確認しながら、工程ごとに必要な部品を自動供給ラックから取り出し、指示された工具を使用して製品を組み立てていくというもの。同病院ではこれを、医療器具・器材の洗浄作業支援システムに応用。従来の紙ベースの作業指示書をデジタル化するとともに、各工程を細分化し、画像を多用することで、誰もが分かりやすい「デジタルマニュアル」を整備した。また、「MR-1」と連動させることで、器具・器材の名称や用途が分からなくても、器具・器材にマーキングされた2次元シンボルをもとに指示書が検索できるようにした。さらに、洗浄支援システムや医療器具の検索・組立支援システムと専用のサーバをネットワーク接続し、各端末での作業指示書の同期を図ったり、作業履歴の管理・分析を通じて改善活動につなげたりすることが可能となった。ローランドDGは「国内外の多くの医療機関では、浜松医科大学同様、医療器具・器材のトレーサビリティー管理や保全作業品質の向上、効率化といった課題に直面し、解決方法を模索しています。浜松医科大学とともに本システムの研究をさらに推進することで、実用化・事業化に必要なノウハウを蓄積し、世界中の病院が抱える課題を解決する有効なソリューションが提供できるようにしていきたいと考えています。また、システムの販売方法や販売チャネルを整備し、2018年度からは、医療機関に包括的なソリューションシステムを販売する事業を展開する予定です」とコメントしている。
2015年06月12日ローランドは、アーティストのインタビューや製品のTips、イベントやキャンペーン情報などを掲載する同社のWebサイト「Roland BLOG」において、シンセサイザー「JD-XA」のスペシャルコンテンツ「JD-XA Musician’s Impression」を公開。その第一弾アーティストとして、松武秀樹と浅倉大介のインタビュー映像などが公開された。同ページでは、5月に開催されたイベントで浅倉大介が披露したシンセサイザー「JD-XA/JD-Xi/AIRA シリーズ」を用いたパフォーマンスの動画や、パフォーマンスを分析したレポートが公開されている。このたび「Roland BLOG」に公開されたのは、同社のアナログ/デジタル クロスオーバーシンセサイザー「JD-XA」のスペシャルコンテンツ。松武秀樹と浅倉大介という両アーティストのインタビュー映像を視聴できるほか、今年5月にプレス/ディーラー向けに開催された新製品内覧会「Roland Summer Forward 2015」において、浅倉大介が披露した「JD-XA/JD-Xi/AIRA シリーズ」によるパフォーマンスの機材セッティング、裏話、即興演奏の内容が、ローランド担当者の視点で解説した「【レポ】Roland Summer Forward 2015 浅倉大介パフォーマンス分析」が公開された。また、「【Movie】JD-XA Musician’s Impression by Daisuke Asakura」のコーナーでは、同イベントで浅倉大介が語ったJD-XAインプレッション「JD-XA Musician’s Impression by Daisuke Asakura」や、JD-XAを用いたパフォーマンスの模様をPAダイレクト音質で収録した「DAISUKE ASAKURA PLAYS JD-X & AIRA」も同時に公開されている。
2015年06月08日ローランドは、電気自動車のベンチャー企業であるGLMとタッグを組み、近未来的な走行音が楽しめる電気自動車(EV)向けサウンド・システムを開発したと発表した。本システムは、国産初の量産EVスポーツカー「Tommykaira ZZ」のオプションとして、GLMより2015年秋に発売される。今回発表されたサウンド・システムは、日本初の量産EVスポーツカーを開発したGLMと電子楽器メーカーのローランドによる「EVスポーツカー・サウンド・プロジェクト」にて共同開発されたもの。環境への配慮から需要増加が見込まれるEVだが、その走行音は高い静穏性が長所とされる反面、エンジンから発せられる排気音がないため、スポーツカーなどで走りを楽しむドライバーにとっては物足りないという声も多い。同システムはそういった声に応えるもので、ローランドの最新技術により、加速や減速、坂道におけるモーターへの負荷といった走行状況に応じて変化する走行音を再生でき、EVスポーツカーの魅力を飛躍的に高めることが可能という。具体的な仕組みとしては、車載ネットワークから得られる、車速やアクセルの踏み込み量、動力系への負荷といった車両の状況をリアルタイムで検知し、ローランドのシンセサイザー音源「スーパー・ナチュラル」が近未来的かつアクティブなサウンドを合成。それを車内ステレオ・スピーカーから大迫力で再生するという。サウンドタイプも数種類用意されるとのことで、ドライブシーンやユーザーの好みによって選択可能となっている。
2015年05月25日ローランドとGLMは5月25日、EV向けサウンド・システムを共同開発し、GLMのEVスポーツカー「Tommykaira ZZ」のオプションとして、2015年秋にGLMより発売すると発表した。今回開発されたのは、ローランドのシンセサイザー技術を応用し、加速や減速、モーターへの負荷など走行状況に応じた走行音を再現するシステム。車載ネットワークから得られる、車速やアクセルの踏み込み量、動力系への負荷と言った車両情報をリアルタイムで検知し、車内ステレオ・スピーカーから再生する仕組みだ。また、複数のサウンドタイプが用意されており、ドライブシーンや運転者の好みによって選択することが可能となっている。EVは需要が拡大する一方で、エンジン音がしないため、スポーツカー愛好家などから物足りないという声が上がっており、両社は今回のサウンド・システムを「従来にはない近未来的なサウンドで、EVスポーツカーの魅力を飛躍的に高めることができる新しい機能です」と説明している。
2015年05月25日ローランドは、初心者向けながら、上位モデルと同等の「スーパーナチュラル・ピアノ音源」と弾き心地を追求した鍵盤を搭載する電子ピアノ「RP401R」の黒木目調モデルを、台数限定にて発売する。発売日は5月22日。価格はオープンプライス。同製品には、「ローズウッド調仕上げ」と「ライトウォールナット調仕上げ」の2タイプがレギュラー・カラーとして用意されているが、このたびピアノらしい風格を持つ人気の「黒」に木目の美しさをプラスした「黒木目調モデル」が国内600台限定にてラインナップされる。これにより、3つのバリエーションからお好みのカラーを選択可能となる。なお、カラーリングを除くその他機能については、従来モデルと同様となっている。
2015年05月11日ローランドは、アナログとデジタルの2種類の音源方式を搭載したシンセサイザーのプロフェッショナル・モデル「JD-XA」を発表した。発売は2015年6月より。価格はオープンプライス。同製品では、「アナログ・シンセサイザー」ならではの存在感のあるサウンドと「デジタル・シンセサイザー」のクリアなサウンドを一台に凝縮。同製品のために新規開発されたという4パート(各パート:2オシレーター/4エンベロープ)のアナログ・シンセ音源と、現在の音楽シーンで高い評価を得ている同社音源モジュール「INTEGRA-7」と同等の歴代ローランド・デジタル・シンセサイザー・サウンドを含むSuperNATURALシンセ音源を搭載している。これら二つのエンジンを柔軟に組み合わせることで、アナログとデジタルのサウンドをブレンドした新たな音色の作成や、デジタルのサウンドをアナログのフィルターで加工するといった、さまざまな音づくりが可能だということだ。
2015年04月30日ローランドは、ダンス・ミュージックに特化した同社ブランド「AIRAシリーズ」の新ラインナップとして、モジュラー型シンセサイザー「SYSTEM-1m」とモジュラー型エフェクター「TORCIDO」「BITRAZER」「DEMORA」「SCOOPER」の全5製品を5月より順次発売する。価格はいずれもオープン。今回発売される製品群は、シンセサイザー黎明期にあたる1960~70年代に主流だったモジュラー型シンセのパッチング(音の構成要素を個々のモジュールに分け、それをケーブルでつなぎ合わせて音づくりをする手法)による音づくりの楽しさを気軽に体感できるもの。このパッチングによる音づくりが再び見直されている近年の流れを受け、同社は最新の音声信号処理技術を生かしたシンセサイザー、およびエフェクターを約30年振りに開発したという。「SYSTEM-1m」は、オールインワンタイプのシンセサイザーながら、パッチングの楽しさを気軽に体験できるシンセサイザー。モジュラーシンセの設置フォーマットとして広がっているユーロラックや19インチのラックに対応したほか、机上でも使えるデザインを採用。さらに、パッチング用のコントロール端子にはそれぞれLEDを設け、機能別にLEDの色を変えるなど、エントリーユーザーにもわかりやすいパネルデザインとした。また、ローランド歴代のシンセサイザーをソフトウェアとして本体内にインストールし、パソコンを使わずに演奏することが可能。同製品に内蔵されるシンセサイザーと、インストールしたソフトウェア・シンセサイザーは、瞬時に切り替えて使用することができ、パッチングでその音をコントロールすることもできる。一方、音づくりの幅を広げるモジュラー型エフェクターは、ディストーション「TORCIDO」、クラッシャー「BITRAZER」、ディレイ「DEMORA」、スキャッター「SCOOPER」の計4製品。いずれも「SYSTEM-1m」同様、ユーロラック・スタイルのみならず、机上でも使える汎用的なスタイルを採用した。エディターで調整可能なサブ・モジュールを内部に搭載し、パッチングでCV(Control Voltage)による外部コントロールも可能となっている。なお、同社は現在、70年代に発売されたモジュラーシンセ「SYSTEM-700」「SYSTEM-100m」をベースとしたユーロラック対応の新製品「SYSTEM-500」の開発を進めているとのこと。発売は2015年後半になる見込み。
2015年04月24日ローランドは、大建工業とのコラボで、自宅で気軽に電子楽器を演奏するための防振対策商品"ノイズ・イーター・ベース"「NE-100B」を発表した。発売日は4月24日。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別2万5,000円。販売はローランド製品の取り扱いがある全国有名楽器店にて行われる。同製品は、階下への振動を低減する電子楽器専用の防振ボード。電子ドラムや電子ピアノなどによる自宅での「"音楽"の楽しみ方」を提案してきたローランドと、「シアタールーム」や「楽器演奏室」など、自宅での「"音"の楽しみ方」を提案してき大建工業による"「楽器」と「住まい」のいい関係"をキーワードにしたコラボレーションによるもの。第1弾のコラボ製品は、音量や振動の調整が非常に難しく、自宅での演奏は困難とされてきた「ドラム」の防振対策商品となっている。同製品は、楽器と床の間に敷くだけで簡単に効果を実感できるため、床工事が出来ない場合などに導入が簡単で低コストの防振対策となる。また、複数枚並べて使用することでさまざまな楽器のサイズに合わせて使用することが可能となっており、適度な質量もあるので楽器の設置も安定するという。なお、すでにローランドから発売されている他の防振製品(ノイズ・イーター「NE-1」、「NE-10」など)を組み合わせることで、演奏時の振動をさらに低減することもできるということだ。
2015年04月20日