石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、義母はすでに亡くなっており、お金に困っている事実もありませんでした。ある日、頭に包帯を巻いてレッスンに現れたさゆりさんは、「夫にお金を奪われ、お金を返せなくなった。頭のケガも夫の仕業」とさらに嘘を重ねます。本気で心配するかなこさんの様子に、「引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんとはもう会うなと言われた」と伝え、ふたりはしばらく距離を置くことに。ある日、偶然さゆりさん夫婦を見かけたかなこさんは、「ガツンと言わなきゃ」と息巻いて、さゆりさんの夫に声をかけました。 DVやお金を奪ったことを責め立てますが、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことに。すると、義母にいびられていること、保険料金が払えないこと、頭のケガが夫の仕業ということ、すべてが嘘だったと判明。無理のある言い訳を繰り返すさゆりさんに、かなこさんは……。 ママ友に騙されてたことに気付き… 「あの、ちょっと混乱しているのですが、さゆりがかなこさんにお金を貸していたのでは?」 さゆりさんは夫に、「かなちゃんが困っていたからお金を貸してあげた」と嘘をついていました。 「私、お金なんて借りてません! 私が貸しているんです! 21,000円です!」 夫の問いに大きな声で反論するかなこさんに、「どっちが貸してるとか、なんだっていいじゃん」と、逆ギレするさゆりさん。 携帯代が払えないということも含め、すべてが嘘だと悟ったかなこさんは、涙が溢れてきました。 「私は……さゆちゃんのこと好きだったし、友だちだと思ってた……」 「私も友だちだと思ってた。それなのに嘘つき呼ばわりして、家に押しかけてきてひどいよ……」 なぜか被害者面をするさゆりさん。そして、「私も悪いところがあったし、両成敗ってことで。また最初に行ったお店行こーよ!」と無理やり話を終わらせようとしました。 さゆりさんの言葉に「まともに取り合っちゃダメな人間だ……」と感じるかなこさん。 「悔しいけど……私、この人に騙されちゃったんだ……」 さゆりさんを純粋に助けたいと思っていたかなこさんには、つらすぎる現実なのでした。 すべての嘘がバレてもなお、無理やりな言い分でかなこさんを説き伏せようとしたさゆりさん。かなこさんはとてもショックを受けていますが、さゆりさんが素直に謝っていたら、かなこさんの気持ちもほんの少しは救われたのかもしれません。 さゆりさんは悪意があり、目も当てられませんが、図らずも友だちを傷つけてしまうことは、誰しもあるのかもしれません。そんなとき、さゆりさんのように見苦しい言い訳をせず、素直に謝りたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年07月01日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気で心配するかなこさんの様子に、「引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんとはもう会うなと言われた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことになりました。 ある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけます。かなこさんは、「ガツンと言わなきゃ」と息巻いて、さゆりさんの夫に声をかけました。DVやお金を奪ったことを責め立て、「警察に行きましょう」と訴えますが、さゆりさんの夫はなにがなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことに。 義母との話し合いも必要だと感じたかなこさんが、「義理のお母さんは、今いらっしゃいますか?」と尋ねると、さゆりさんは、10年前に亡くなったという義母の仏壇を指差し、「仏壇があるなら泊まってるようなもんだよね? ね?」と無理のある言い訳を繰り出して……。 パニック!嘘つきママ友の苦しい言い訳 「そんな無茶苦茶な……じゃあそのケガは?」 さゆりさんの言い分に、心底呆れるかなこさん。さゆりさんの頭のケガについて尋ねると……。 「玄関で滑って転んだの! その場には夫もいたのに、助けなかったからケガしたの! それってDVみたいなもんでしょ!?」 かなこさんは、「保険料が払えず、解約になってしまうからお金を貸してほしい」と言われていたことについても問いただします。 「嘘じゃないの! 保険があったらいいな〜って思ったの!」 もちろん納得できるはずもなく、「それって詐欺じゃん……」と思わず苦笑いしてしまうほど、あきれ返るかなこさん。 「違う! 嘘じゃない! 今は保険はないけど、あったらいいなって思ってるし、入ろうと思ってたの!」 嘘がバレてしまいパニックに陥るかなこさんは、苦しすぎる言い訳を繰り返すのでした。 さゆりさんの言い訳には無理があり、到底納得できる内容ではありません。身の上話はすべて嘘だったとバレてしまい、パニックになっているようですが、往生際が悪いですよね。 当事者同士では話が進まなそうな展開。さゆりさんの夫が間に入り、無事かなこさんにお金が戻るよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月23日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。本気でさゆりさんを心配するかなこさん。しかし、さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘です。「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんのこと話したら、『そんな闇金とはもう会うな』と言われ殴られた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことになりました。ある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけます。「あれが暴力夫……! 私がガツンと言わなきゃ!」と息巻くかなこさんは、さゆりさんの夫に声をかけました。 DVやお金を奪ったことを責め立て、「警察に行きましょう」と訴えますが、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。すべての嘘がバレてしまいそうなさゆりさんは、なんとかごまかそうと必死になりますが……。 ママ友の無理のある言い訳… 状況がまったくわからないさゆりさんの夫は、ひとまずかなこさんを家に上げることに。 さゆりさんは大声を出し、どうにかその場から逃れようとするも、夫はいたって冷静。かなこさんに話を聞こうと、「一体どういうことでしょうか」と問いかけました。 「あの……さゆりさんの義理のお母さんは、今いらっしゃいますか?」 「私の母なら10年前に亡くなっていますが……」 「いるよ!! ほら!」 夫の言葉を遮り、仏壇を指差すさゆりさん。 「亡くなっているんですか……?」 かなこさんの問いに「亡くなっているからなんだって言うの!? 仏壇があるなら、泊まっているようなものだよね? ね?」とさゆりさんは、無理のある言い訳をします。 「ほら! ご飯だって毎日あげてるの! お米が足りなくなっても当然でしょ!?」 仏壇に供えるご飯を指差し、さゆりさんは苦しい言い訳を重ねるのでした。 ついにさゆりさんの嘘が明らかになりました。苦しすぎる言い訳の数々にあきれてしまいますね。亡くなった母親について、訳のわからない話をする妻の姿に、さゆりさんの夫も悲しい気持ちになったのではないでしょうか……。 到底通用するとは思えないさゆりさんの言い分。さゆりさんが非を認め、かなこさんに誠心誠意、謝罪する日が来ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月22日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2023年06月22日4人組ロックバンド・KOTORIが、2年4カ月ぶりとなるCD作品『Good Luck』をリリースすることが決定した。ライブ会場限定盤として発売される本作には、3カ月連続デジタルシングルとして配信リリースされた「GOLD」「ツバメ」「こころ」と、新曲3曲を加えた全6曲が収録される。また、リリースに伴い全国25都市27公演におよぶ会場限定盤リリースツアーの開催が発表された。『Good Luck』は、ツアー初日の9月1日(金) 越谷EASYGOINGS公演より販売となる。<リリース情報>KOTORI 会場限定盤CD『Good Luck』9月1日(金) よりライブ会場で発売価格:1,800円(税込)【収録内容】1. FOREVER YOUNG2. GOLD3. 星降る夜4. こころ5. ツバメ6. Masterpiece<ライブ情報>KOTORI 会場限定盤Release Tour『Good Luck』9月1日(金) 越谷EASYGOINGS9月5日(火) 名古屋Electric Lady Land9月11日(月) 宇都宮HELLO DOLLY9月13日(水) 仙台enn 2nd9月14日(木) 盛岡the five morioka9月23日(土) 徳島GRINDHOUSE9月24日(日) 広島4.149月26日(火) 岡山CRAZYMAMA 2ndRoom10月10日(火) F.A.D YOKOHAMA10月18日(水) 新潟CLUB RIVERST10月19日(木) 金沢vanvan V410月24日(火) 京都MUSE10月26日(木) 福岡BEAT STATION10月27日(金) 大分club SPOT11月9日(木) 札幌BESSIE HALL11月11日(土) 旭川CASINO DRIVE11月12日(日) 苫小牧ELLCUBE11月22日(水) 郡山#912月1日(金) 高松TOONICE12月2日(土) 高知X-pt.12月4日(月) 心斎橋BRONZE12月14日(木) 静岡UMBER2024年1月9日(火) 神戸太陽と虎2024年1月11日(木) 周南rise2024年1月13日(土) 鹿児島SR HALL2024年1月14日(日) 宮崎LAZARUS2024年1月30日(火) 恵比寿LIQUIDROOM ※ワンマンライブ※ゲストバンドは後日発表チケット料金:前売3,800円関連リンクオフィシャルサイト:::
2023年06月21日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はかなこさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。そんな事実を知るよしもないかなこさん。「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし月末になると、さゆりさんは「義母と夫に見つかり、おろしたお金を全部取られたから、返せなくなった」と涙ながらに説明。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。「私が我慢すれば大丈夫」と話すさゆりさんに、「病院には行った!? 診断書は!? 実家は頼れない!?」とさゆりさんを心配し、何度も食い下がるかなこさん。どうにかさゆりさんを救う方法を見つけようとしていました。 しかし、さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気でさゆりさんを心配するかなこさんの様子に、「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えたさゆりさんは、「夫にかなちゃんのこと話したら、『そんな闇金とはもう会うな』と言われ殴られた」とさらに嘘を重ね、ふたりはしばらく距離を置くことに。 かなこさんは、自分が介入することでさゆりさんの立場が悪くならないかなど、さまざまな考えが頭を巡っていましたが、さゆりさんの頭のケガを思い出し、「もう立場とか言っていられない段階。一刻も早くなんとかしないと」と、さゆりさんを救おうとする気持ちは固まっていました。 そんなある日、かなこさんが娘を預け、ひとりで買い物に出かけた際、偶然さゆりさん夫婦を見かけたのです!「あれが暴力夫……! 許せないっ! 私がガツンと言わなきゃ!」と息巻くかなこさんは……。 “DV夫”に仕立て上げられ、困惑 「こんにちは! 私リトミックで一緒の石井かなこと申します!」 勢いよく、さゆりさんの夫に話しかけるかなこさん。 「かなちゃん……!?」 この事態に、焦るさゆりさん。しかし、かなこさんの勢いは止まりません。 「さゆりちゃんのケガ、あなたがやったんですよね!? 奥さんを殴って、お金まで奪って、私のこと闇金だから会いに行くなって……どういうことですか!?」 「私にお金返せないなら、それでもいいです! でもさゆりちゃんには、返してあげてください!! もう解放してあげてください!」 嘘がすべてバレてしまいそうなさゆりさんは、「かなちゃん!? なっなに言ってんの!?」と、なんとかごまかそうと必死。 さゆりさんの夫は状況がさっぱりわからず、「なんのことですか?」と苦笑いです。 「しらばっくれないでください! さゆりちゃんはいつも泣いてました! 警察に行きましょう!」 かなこさんは、チャンスは今しかないと言わんばかりに、さゆりさんの夫を警察に連れて行こうとするのでした。 さゆりさんを救おうと、さゆりさん夫婦に話しかけたかなこさん。さゆりさんの夫は訳がわからず、困惑していましたね。 かなこさんにとって、さゆりさんの夫は暴力を振るい、お金を奪う最低な人。とっさの出来事とはいえ、「もしかしたら逆上するかもしれない」と思うと、さゆりさんの夫を咎めたかなこさんの行動は、勇気のいることですよね。偶然、娘を預けてひとりだったからこそ、できたことかもしれません。今回のかなこさんの行動で、さゆりさんの嘘が暴かれ、問題が解決することを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月21日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンからふたりは意気投合。「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんの複雑な家庭事情を聞いたかなこさんは、さゆりさんを支えようと、頼まれるたびにお金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」というさゆりさんの言葉を信じていました。しかし、月末になるとさゆりさんは、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とかなこさんに切り出しました。「義母と夫に見つかっちゃって。おろしたお金を全部取られて、生活費も減らされちゃって……」と涙ながらに説明するさゆりさん。そしてその日、頭に巻いていた包帯は、「夫の仕業によるケガ」と言うのです。 かなこさんは、さゆりさんを心配する気持ちから、「病院には行った!? 診断書は!? 実家に逃げられない!?」など矢継ぎ早に質問します。そして、「大丈夫。私が我慢すれば平和なのよ」と話すさゆりさんに何度も食い下がりました。 さゆりさんの話は、借金を踏み倒すための嘘。本気でさゆりさんを心配するかなこさんの様子に、「お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな」と考えていたさゆりさんは、「私、しばらくかなちゃんちに行くのやめることにした」と言い出して……。 偶然遭遇した相手は…!? さゆりさんから夫のDVの話を聞いた日の夜。 「なんとしてでもさゆちゃんを救い出して、お金も取り返さなきゃ……」 かなこさんは、友だちをDVから救う方法を調べていました。さゆりさんの家に行くことや、通報することなどを考えたものの、「私が何かして、さゆちゃんの立場が悪くなったらどうする……?」とさまざまな考えが頭を巡るかなこさん。 しかし、「あんなケガをさせられて、もう立場とか言ってられない段階だよ。一刻も早くなんとかしないと……」と、さゆりさんを救おうとする気持ちは固まっていました。 日曜日、娘を預けて買い物にでかけたかなこさん。すると偶然、さゆりさんとさゆりさんの夫を見かけたのです。 「あれが暴力夫……! 許せないっ! 私がガツンと言わなきゃ!」 かなこさんが「一刻も早くなんとかしないと」と考えていた矢先、さゆりさん夫婦に遭遇。かなこさんは、さゆりさんの夫に忠告しようと決意するのでした。 ママ友を夫のDVからどうにか救おうと意気込むかなこさん。頭に包帯を巻いたママ友の姿を目の当たりしたら、助けたいと思うのは当たり前ですよね。しかし、家庭内で起きている問題を第三者が解決するのは、一筋縄ではいかないように思います。 さゆりさんの場合、DVの話は借金を踏み倒すための嘘ですが、かなこさんは勇気を出して、偶然遭遇したさゆりさんの夫に話しかけよう決意しました。皆さんはもし、かなこさんのようにママ友に暴力を振るっている当事者に遭遇したら、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月20日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、さゆりさんは頭に包帯を巻いた状態でレッスンに訪れました。「転んだだけで、大したことはない」と話すさゆりさん。しかしかなこさんは、「旦那さんとお義母さんに何かされたのでは」と心配していました。 その日もレッスンのあと、かなこさん宅に訪れたさゆりさん。かなこさんがランチを振る舞っていると、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とさゆりさんが切り出しました。 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさん。焦って問い詰めると、さゆりさんは、「そうなんだけど、義母と夫に見つかっちゃって。おろしたお金を全部取られてしまい、生活費も減らされちゃって……」と涙ながらに理由を説明しました。そして、「実は頭のケガも夫の仕業」と話し……。 心配するママ友を前に心の中では…※訂正:(誤)そんなこと行けないよ…→(正)そんなとこ行けないよ… 「病院には行った!? 診断書は!? 実家に逃げられない!?」など、さゆりさんを心配する気持ちから、矢継ぎ早に質問するかなこさん。 「かなちゃん、心配かけてごめんね。でも大丈夫! 私が我慢すれば平和なのよ」 さゆりさんは“ひどい扱いにも健気に耐える妻”を演じます。そんな様子に、「でも……!」と、簡単には引けないかなこさん。 「本当に大丈夫よ。だからお金はもう少し待ってね。ごめんね」 さゆりさんの言葉に納得できず、かなこさんは、「でも、それじゃ先がないよ……」と食い下がります。そんなかなこさんの様子に……。 「めんどくさっ……」「ちょっと盛りすぎたか? お金はこれで返さなくて済むけど、お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな……」 心の中に良からぬ気持ちが溢れるさゆりさんは、「しばらく、かなちゃんちに行くのやめることにしたから……」とかなこさんに告げます。 「夫に『そんな闇金とはもう会うな』って殴られて……。ほとぼりが冷めたら遊びにくるね」 そう言ってさゆりさんは去っていったのでした。 さゆりさんの心の声、本当に信じられない内容でしたね。DVを心配するママ友に「めんどくさっ」とは、耳を疑ってしまいます。 本気でさゆりさんを心配するかなこさんは、警察に通報することや、DVシェルターの話などをかなこさんに提案しました。さゆりさんの場合、夫からのDVはでっち上げですが、もし本当にママ友がDVを受けていたら、かなこさんのように本気で向き合い、できる限り力になりたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月19日フランスで2歳11カ月と生後10カ月の子育てをしている私。私の家族は日本在住で、夫の家族はフランス在住ですが、遠方に住んでいるため、子育ては完全に夫婦2人でしています。夫は普段仕事に出かけているので、子育ては私ひとり。長男は何でも興味津々でイヤイヤ期絶頂、庭で遊ばせれば見失うことも多く、私は毎日次男の世話と家事をしながら長男に付きっ切りなのです。毎日ヘトヘトな私が見つけた癒しの場所を紹介します。 夫に愚痴ってもしょうがない次男がギャン泣きする中、全然私の言うことを聞かない長男の注意ばかりしている私は、「ここを抜け出して、どこか静かな場所でひとりになりたい」と思うことがよくあります。 でも実際はそんなことできるはずもなく、ただその日その日を精一杯こなす毎日の繰り返し。夫に愚痴っても、「長男がもうすぐ幼稚園に行けばラクになるよ」と満足な返答は返ってきません。私は「今は大黒柱の夫にも愚痴ばかり言ってられないし」と思って我慢していました。 同じ環境にいた姉の言葉毎日バタバタ過ぎていく日々の中、私は長期間日本にいる家族と連絡していないことに気づきました。そこで、何となく同じ2歳差の男児を育てた経験のある姉に連絡してみました。すると、姉とすぐ電話がつながり、私は育児のストレスを姉にマシンガントーク! 「うちも本当に大変だった。長男は店の床で寝そべっていたよ! 今はそんな時期だから。みんなそうよ!」と言ってくれたのです。私は姉の言葉で「私だけじゃないんだ」ということに気づきました。 似た環境で頑張っているママ友たち毎週1回通っている子育てサークルで、あるママ友に何気なく「もうすぐ長男が幼稚園に行くから少し時間ができるけど、子ども2人連れての買い物は特に大変!」と話すと、その周りにいた他のママ友たちも「そうよそうよ、うちも長男が小さかったときは店であちこち触るし大変だった!」「自分の時間ができるってとても大事よ!」と話が弾みました。そこで私は他のママも私と同じ状況で頑張っているんだということがわかったのです。 自分と似た環境で子育ての経験があるママと話し合える場所に出向くことで、「ひとりではない」ということに気付いた私。すると、孤独感がなくなり、満たされた気持ちになることができました。 私は毎日子育てと家事に追われる日々にストレスを感じていても、「我慢するしかない」と耐えていたのですが、今回のことでママ友と関わる重要性に気付くことができた気がします。これからも積極的にママ友と出会える場所に行きながら子育てを楽しんでいきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ねね著者:岩見 エリ
2023年06月18日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。驚くかなこさんに、「転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 その様子に違和感を覚え、嫌な予感がしたかなこさん。「もしかして……旦那さんとかお義母さんになにかされた……? だとしたら、許せない……!」と、かなこさんはさゆりさんの夫や義母に対し、腹を立てていました。 その日もレッスンのあと、かなこさん宅に訪れたさゆりさん。かなこさんがランチを振る舞っていると、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とさゆりさんが切り出しました。 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさんが焦って問い詰めると、さゆりさんは「そうなんだけど、義母と夫に見つかっちゃって……」と理由を話しだし……。 演技派!?嘘の理由を泣きながら… 「旦那が『お前には必要ないだろ!』って。おろしたお金、全部取られちゃったの……」 泣きながらお金を返せない理由を話すさゆりさん。しかし、食事の手は止めません……。 「しかも、『お前には家計を任せられない』って生活費も減らされちゃって……」 「だって結婚前からしてる貯金でしょ!? だめだよそんなの! 取り返さなきゃ!」 夫を悪者に仕立て上げるさゆりさんの話に、何も知らないかなこさんは、口調に熱がこもります。 「取り返そうとしたの! でも突き飛ばされて……」 そして、頭のケガについて「実は夫に突き飛ばされてケガをした」と話しました。 「だからかなちゃん……ごめんね、不甲斐なくて……」 「ひどすぎる! 絶対許さない!」 かなこさんは、さゆりさんの夫に激怒するのでした。 さゆりさんは嘘を並べ、お金を返せない理由を話していますが、その間も食べる手を止めない様子は、かなこさんをバカにしすぎではないかと憤りを感じてしまいますね。 とはいえ、もし本当にさゆりさんの夫がお金を奪い、暴力を振るっていたのなら、決して許されない行為。かなこさんもさゆりさんの夫に対し、怒り心頭のようです。もし皆さんが、ママ友から夫の暴力を打ち明けられたらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月18日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。「月末にはまとめて返せる」というさゆりさんの言葉を信じ、さらに追加で1万円を貸しました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。驚くかなこさんに、「転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 その様子に違和感を覚え、嫌な予感がしたかなこさん。「もしかして……旦那さんとかお義母さんになにかされた……? だとしたら、許せない……!」と、かなこさんはさゆりさんの夫や義母に対し、腹を立てていましたが……。 お金を貸したママ友の「相談したいこと」とは レッスンが終わり、ランチをするため、ふたりはかなこさん宅へ。 「かなちゃん……相談したいことがあるんだけど……」 かなこさんの家に着くとすぐに、話を切り出したさゆりさん。 さゆりさんの頭のケガについて、嫌な予感がしていたかなこさんは、「とりあえず、ごはんの用意するから少し待ってて」と落ち着いて話を聞こうとしました。 かなこさんが料理を出すと、絶賛しながら夢中で頬張るかなこさん。 「それで……相談って?」 「相談……? あー……そうなの。聞いてくれる? 実はね……お金返せなくなっちゃったの」 「えっ!?」 「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさんは、さゆりさんを問い詰めます。 「そうなんだけど……義母と夫に見つかっちゃって……」 さゆりさんはごはんを食べながら、のんきとも感じられるような口ぶりで話すのでした。 夫と義母のせいで、お金を返せないと話すさゆりさん。かなこさんはさゆりさんが身の上話を偽っていることを知りませんが、実際のところ、さゆりさんの夫はやさしく、義母はすでに亡くなっています。もしかすると、さゆりさんはもともとお金を返す気がなかったのでしょうか……。そうだとすれば、さゆりさんはかなこさんの善意を踏みにじることになります。 こういったエピソードを目の当たりにすると、“良い人すぎる”というのは、“悪い人に騙される可能性もある”と考えさせられます。しかし、本来ママ友は大切な存在のはず。さゆりさんが自分の過ちに気づき、ママ友を大切にできる日が来ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月17日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。ある日のリトミックのレッスン後、いつものようにかなこさん宅でさゆりさんとランチをしていると、「もう1万円貸してくれない?」とさゆりさんにお願いされました。再三にわたりお金を貸していたこともあり、さすがのかなこさんも、「手持ちがないから貸せない」とちゅうちょします。 するとさゆりさんは、「来週でいいよ! 月末には満期になる定期預金からお金を返せる。でも、携帯代が払えないから、来週かなちゃんからお金を借りるまで携帯が使えない」とかなこさんに話しました。 事情を知り、「1週間も携帯使えないのは、さすがに困るよね……?」と心配になるかなこさん。そして、「月末に今までの分とまとめて返してくれればいいから」とさゆりさんに1万円を貸すことに。 さゆりさんも「月末にまとめて返すね!」と言っていましたが……。 不自然な怪我…!? 月末のリトミック教室の日、かなこさんが教室に入ると、頭に包帯を巻いたさゆりさんの姿が。 「わっ! どうしたのその包帯!? 事故!?」 さゆりさんの姿に驚き、かなこさんが尋ねると、「あーこれはね、転んだのよ! 大したことないから気にしないで!」と、苦笑いとも取れるような表情で、さゆりさんは答えます。 「さゆちゃん……なにか変……。本当に転んだのかな……」 かなこさんは直感的に嫌な予感がしました。 「もしかして……旦那さんかお義母さんに何かされた……? だとしたら、許せない……!」 かなこさんはさゆりさんを心配し、さゆりさんの夫や義母に対し、怒りをあらわにするのでした。 頭に包帯を巻き、リトミック教室に訪れたかなこさん。さゆりさんは「大したことない」と言っていますが、頭に包帯を巻く姿は、とても心配になりますよね。 さゆりさんはかなこさんに対し、身の上話を偽っていますが、かなこさんはそのことを知りません。まさか、ケガをしたことまで嘘だとは思いたくありませんが、今までの言動から「何か裏があるのでは?」と疑う気持ちが芽生えてしまいます……。皆さんは、さゆりさんのケガは本当だと思いますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月16日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。「リトミック教室で、同じクラスのさとこさんに嫌がらせを受けている」と、さゆりさんから聞いていたかなこさん。偶然、嫌がらせと思われる現場を目撃し、後日さとこさんに注意しようと考えました。 するとさゆりさんは焦った様子を見せ、大ごとにしたくないのか、かなこさんを必死で止めます。そして、自分を助けようとしてくれるかなこさんのやさしさに感謝しつつ、「えなが大きくなったらもうひとりのママだよって伝えるつもり」と話し、「だから……もう1万円貸してくれない?」と、かなこさんにお願いしたのです。 さすがのかなこさんも、「手持ちがないから貸せない」とさゆりさんにお金を貸すことをちゅうちょ。するとさゆりさんは、「来週でいいよ! 月末には満期になる定期預金からお金を返せる。でも、携帯代が払えないから、来週かなちゃんからお金を借りるまで携帯が使えない」とかなこさんに話しました。 さゆりさんの事情を知り、お金を貸すことをためらっていたかなこさんは……。 ママ友のやさしさを利用して… 「1週間を携帯使えないのは困るよね……」 さゆりさんを心配するかなこさん。 そして、「お金持ってくるからちょっと待って」と立ち上がりました。 「本当!? うれしい! でもいいの?」 歓喜するかなこさんに「月末にまとめて返してくれればいいからさ」とかなこさんは笑顔を見せ、お金を取りに行きました。 「……あるなら最初っから出せっつーの。せこいな〜」 かなこさんがその場を去ると、ボソッと毒を吐くさゆりさん……。 戻ってきたかなこさんは、1万円札をさゆりさんに渡しました。 「ありがとう! 月末に今までの分とまとめて返すね!」 さゆりさんの言葉に安心したかなこさんは、「よろしくね!」と応えるのでした。 かなこさんに悪態をつき、心の声が漏れるさゆりさん。かなこさんのやさしさを利用するような言い分に、心底呆れてしまいます。「月末にはまとめて返す」と言っていますが、さゆりさんの話はどこまで本当なのか、信用できないですよね。無事、かなこさんのもとにお金が返ることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月15日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんと意気投合し、ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、かなこさんは都度お金を貸していました。しかし、実はさゆりさんの身の上話はすべて嘘で、さゆりさんの義母はすでに亡くなっていたのです。さゆりさんが嘘をついていることなど知るよしもないかなこさんは、できる限りさゆりさんを支えようとしていました。以前さゆりさんから、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と聞いていたかなこさん。ある日、リトミック教室に遅れて行くと、散らばっているさゆりさんの靴を見つけました。 教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさんを見て、「嫌がらせは本当だったんだ。私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信します。 その日のレッスン終わり、かなこさんは、「さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに話しました。するとさゆりさんは焦った様子を見せ、「絶対やめて! 私が我慢すれば平和に過ごせるの! 余計なことしないでよ!!」と、かなこさんの提案を受け入れず、「大丈夫」の一点張り。 そして、「でも、かなちゃんの気持ちすごくうれしいよ」とかなこさんに感謝の気持ちを伝え、「えなが大きくなったら『もうひとりのママだよ』って伝えるつもり」と話し……。 「大切に思ってる」なら、どうしてそうなる!? 「かなちゃのこと大切に思ってるよ……」 さゆりさんの言葉に感動し、胸が熱くなるかなこさん。 「だから……もう1万円貸してもらえない?」 もともとお金の貸し借りはしたくなかったかなこさん。さゆりさんやえなちゃんのためと、渋々お金を貸していたため、「貸したいのは山々なんだけど、今手持ちがなくて。ごめんね……」と伝えました。 「あー……そうなの? じゃあ来週でいいよ!」 冷たい視線で言い放つさゆりさんに、モヤッとするかなこさん。 「本当は手持ちはあるけど、もうお金の貸し借りはしたくないんだよ……」 そんなかなこさんの気持ちを知ってか知らずか、さゆりさんは話を続けます。 「いつも頼っちゃってごめんね。月末に私の定期預金が満期になるのよ。それで全額返せるからさ。よろしくね」 今まで貸したお金が返ってくることや、純粋にさゆりさんを心配していたこともあり、「よかったね!!」と喜ぶかなこさん。 しかしさゆりさんは、「義母のことで自分の携帯代までやりくりできなかった。携帯が止まるから、かなちゃんにお金を貸してもらえるまで、連絡取れなくなっちゃうからごめん」と話しました。 さゆりさんの話に、「そんな理由だったんだ……。1週間も携帯を使えないのはさすがに困るよね。えなちゃんと外出したりするだろうし……」とかなこさんは、心配を募らせるのでした。 「携帯が止まってしまう」と言われると、かなこさんが感じたように、心配になってしまいますよね。今や子育てにおいても、携帯(スマートフォン)での情報収集は必要不可欠ではないでしょうか。今までもお金を貸していたこともあり、ちゅうちょしていたかなこさんですが、気持ちは揺れているように感じます。 皆さんは、もしママ友に「お金を貸してほしい」と言われた場合に、「それならしょうがないか……」と納得できるような理由はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月14日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私よりあとに教室に入るとき、私の靴だけ蹴散らされている」と、さゆりさんから話がありました。さとこさんはやさしそうな雰囲気のママです。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。 さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。ある日、リトミック教室の入口で、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。かなこさんが教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさん。「嫌がらせは本当だったんだ。私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信します。 その日のレッスン終わり、かなこさんは、「さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに話しました。すると、「は!? 何考えてんの!? 絶対やめて!」と焦った様子のさゆりさんは……。 嘘ついているくせに!調子のいい言葉ばかり並べ… 「3人だけのリトミックだよ!? 関係こじれちゃったらどうすんの!?」 「さとこさんの嫌がらせを注意する」とかなこさんが伝えると、焦った様子のかなこさんは、かなこさんを必死に止めようとしました。 「靴くらい何よ! 私が我慢すれば平和に過ごせるの! 余計なことしないでよ!!」 さゆりさんを心配するかなこさんですが、さゆりさんは「大丈夫」の一点張り。 「でもかなちゃんの気持ち、すごくうれしいよ。いつも私のために怒ってくれてありがとう」 さゆりさんはかなこさんに感謝の気持ちを伝え、「えなが大きくなったらもうひとりのママだよって伝えるつもり」と話しました。 さゆりさんの言葉に感動し、言葉がつまるかなこさん。 「重いかな……? でもそれくらいかなちゃんのこと大切に思ってるよ……」 かなこさんはさゆりさんへの思いを語るのでした。 さゆりさんはかなこさんに身の上話を偽り、食事をごちそうになり、お金まで借りています。その上で、「かなちゃんのこと大切に思っているよ」とは、どういうことなのでしょうか……。 かなこさんはさゆりさんが嘘をついていることを知りません。「子どもにもうひとりのママだよって説明するつもり」と言われたら、「大切に思ってくれてるんだな」と感じてしまいますよね。かなこさんがさゆりさんの嘘を知ったら、傷ついてしまうのは目に見えているように思います。さゆりさんには、改心し、本当の意味でママ友を大切にしてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月13日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と、さゆりさんから話がありました。さとこさんはやさしそうな雰囲気のママです。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。 さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。ある日、遅れてリトミックのレッスンに到着すると、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。かなこさんは、「さとこさんの嫌がらせは本当だったんだ」と動揺。 教室に入ると、気まずそうに目を背けるさとこさんに「私が嫌がらせの現場を見たこと、気が付いてる」と確信し……。 正義感の強いママに、なぜか… かなこさんがさとこさんの嫌がらせの形跡を見た日。いつものようにかなこさんの家にさゆりさんが訪れ、ランチを振る舞っている際、「さゆちゃん……」とかなこさんが話を切り出しました。 「今日さ、私、遅れて来たでしょ? 前にさゆちゃんが言ってたとおり、さゆちゃんの靴だけ蹴散らされてたの……」 「まじか〜かなちゃんが直してくれたの? ありがとね〜!」 かなこさんが用意した、熱々のあんかけ焼きそばを夢中で頰ばるさゆりさん。さゆりさんは話どころではない様子です。 「さとこさん……よそよそしかったし、私が嫌がらせを目撃したの、気が付いているんだと思う」 そして、かなこさんは決意を固めたような表情で、「私……さとこさんに注意しようと思って」とさゆりさんに伝えました。 「は!? 何考えてんの!? 絶対やめて!」 教室の雰囲気を壊したくない気持ちからか、さゆりさんは必死な表情でかなこさんを止めるのでした。 ママ友の嫌がらせを目撃したかなこさんは、本人に直接注意しようと決意しました。同じレッスンに通うママ同士。注意をしたら気まずくなってしまうかもしれないため、勇気のいる決断ですよね。まして、さゆりさんへの嫌がらせで、自分には直接関係のないこと。かなこさんの正義感は素晴らしいですね。 さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたため、なんとも信用しがたい部分がありますが、純粋に心配しているかなこさんのためにも、嫌がらせの問題が穏便に解決するよう願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月12日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。さゆりさんと初めてランチに行ったとき、「さとこさんから嫌がらせを受けている。さとこさんが私のあとに教室に入ると、私の靴だけ蹴散らされてる」と、さゆりさんから衝撃の告白が。さとこさんは、一見するとやさしそうな雰囲気のママ。さゆりさんの話にとても驚いたかなこさんは、不安な気持ちを抱えたままレッスンに通っていました。さゆりさんには、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という複雑な家庭事情がありました。「お米が買えない」「生命保険の保険料金が払えない」と訴えるさゆりさんに、都度お金を貸していたかなこさん。できる限りさゆりさんを支えようとしていました。 しかし、さゆりさんはかなこさんに嘘をついていたのです。 かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しており、「かなちゃんにお願いされて、家に遊びに行ってるだけ。お金に困っているようなので1万円貸した」と夫に説明。そして、なんとさゆりさんの義母はすでに亡くなっていました。夫と話していたさゆりさんのスマホに、「保険料金の支払い大丈夫だった?」とかなこさんからメッセージが。一瞬何のことだかわからないさゆりさん……。「あ~はいはい。保険料金ね」と自分がついた嘘を思い出し、「かなちゃんのおかげで払えたよ!」と伝えます。 ふたりは「来週のランチも楽しみ♡」と同じことを考えていましたが、裏にある気持ちはまったく異なっていて……。 “嫌がらせ”を目の当たりにして…!? さゆりさんが嘘をついていることなど、知るよしもないかなこさん。翌週、リトミックのレッスンへ向かいました。 「すみません!遅れました!」 かなこさんは教室に遅れて到着。急いで中へ入ろうとすると、散らばっているさゆりさんの靴を見つけます。 「さゆりちゃんの靴……! さとこさんの嫌がらせ、本当だったんだ……!」 さゆりさんから聞いていた通りのことを目の当たりにし、驚くかなこさん。散らばった靴をそろえ、複雑な心境のまま教室に入りました。 「……こんにちは。遅れてすみません」 心なしか、ぎこちなくなってしまうかなこさん。すると、目が合ったはずのさとこさんが、不自然に顔を背けたのです。 「さとこさん……私が嫌がらせの現場を見たこと……、気が付いてる……!」 よそよそしいさとこさんの行動に、かなこさんはそう確信するのでした。 やさしそうな雰囲気のママが、子どもじみた嫌がらせをするなんて……。靴を蹴散らすという、にわかに信じがたい内容ですが、目の当たりにしたかなこさんは、とても驚いた様子でしたね。 そして、「気付かれた」と動揺しているかのようなさとこさん。ふたりには今後、気まずい空気が流れてしまいそうです。皆さんがもし、ママ友が嫌がらせした現場を見てしまったら、今後そのママ友とどのように接しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月11日一度目の結婚では、長男が生後9カ月のときに夫と死別。当時、私は26歳で夫は38歳でした。突然の事故死に悲嘆に暮れる毎日でしたが、小さな息子の存在が私を奮い立たせ支えてくれました。そして現在、シングルマザーを経て再婚をし、幸いにも娘に恵まれ楽しい毎日を送ることができています。そこで今回は、夫を亡くしてから再婚までの道のりについてお話しさせていただきます。 子どもが生後9カ月で訪れた、突然の別れいつも通りに出社した夫が、ある日二度と帰ってくることはありませんでした。交通事故でした。私は悲しみに打ちひしがれ、「これからどうしたら……」と呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。 そんななか、当時生後9カ月の息子はニコニコと私に笑いかけ、おなかが空けば泣き、眠たければぐずり、日常を思い出させてくれる大事な存在でした。 「私がしっかりしなきゃ!」と、それからは気持ちを切り替え、息子に寂しい思いや悲しい思いをさせないようにとシングルマザーで頑張っていこうと決意したのです。 ささいなことにありがたみを感じる息子のお風呂は、夫がいつも入れてくれていました。私ひとりでは慣れるまでが大変で、そのたびに涙が出てしまいました。 もっと「ありがとう」って言えばよかった……。ちょっと物を取ってもらう、雑だけど掃除をしてくれる、ささいなことが本当にありがたく感じました。 しばらくして就職をしたのですが、天国の夫が見守ってくれていたのでしょう、私の状況に理解のある会社に勤めることができ、息子もすんなりと保育園に慣れてくれました。息子がお誕生日を迎えるごとに「こんなに大きくなったよ」と報告するのが誇らしかったです。 「パパがほしい」と書かれたお手紙息子が5歳のクリスマス。サンタさんへのお手紙を一生懸命書いていました。寝静まったあと、そっと見てみると「パパがほしいです」と覚えたてのつたない字で書いてありました。 息子は、パパがいるお友だちをうらやましく思っていたのです。シングルマザーでやっていこうと決めていた私は、息子に申し訳ない気持ちになってしまいました……。 しかし、なんとその後、同じ職場で現在の夫との出会いがあったのです。子どもがいるので、中途半端な気持ちでお付き合いすることはできないと伝えて、「結婚を前提に」と慎重にお付き合いを始めたのでした。 少しずつ家族に自分で「パパが欲しい」と思っていたとはいえ、やはり子ども心に複雑な気持ちもあったようです。普段は聞き分けの良い息子も、彼を前にすると急に不機嫌になったり、わがままを言ってみたり、悩まされることが多々ありました。私も後ろめたさを感じてしまったり……。 「いきなり家族にはなれないよ。亡くなったご主人にも勝てないよ」という言葉とともに、私たちを見守ってくれた現夫。その温かくやさしい想いがうれしくて、次第に私も「彼と家族になりたい」という気持ちが強くなっていったのでした。 息子の姓が変わることに抵抗があったので、息子が小学校へ上がるタイミングで入籍しました。ほどなくして娘を授かり、お兄さんとなった息子。現在、小学3年生になっていっそうお兄さんらしくなった息子は、「お父さん! サッカーしよう!」といつの間にか「お父さん」と呼び、最近では何やら私に内緒の男同士の話もあるようです。何の変哲もない日常が愛おしく感じます。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ 著者:倉田りこ一男一女の母。社会福祉士として児童養護施設での勤務経験がある。一度目の結婚で夫と死別、現在は再婚しステップファミリー。自身の体験を中心に執筆中。
2023年06月11日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことにした近所のリトミック教室で、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと出会い、子どもの名前や誕生日が同じなど、共通点が多いことがわかって意気投合。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。後日、かなこさんの家で食事を楽しんでいると、さゆりさんから、「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いが。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えないから、1万円貸してほしい」と頼まれました。かなこさんはお金の貸し借りに抵抗があったものの、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお金を貸します。 さゆりさんがかなこさんに1万円を借りた日の夜。自宅でくつろぐさゆりさんは、夫との雑談の中で、「かなこさんにお願いされて遊びに行っているだけ」と嘘を話したのです! 続けて、「義母に子どもを養子によこせと迫られているらしい」など、かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話しました。 さらに、実はさゆりさんの義母はすでに亡くなっていたことがわかり……。 「楽しみ〜♡」意味がまるで違うふたり 妻が嘘をついているとは、夢にも思わない夫。やさしい妻と結婚し、子どもに恵まれたことに感謝し、「天国の母さんにも会わせたかったよ……」とひと言。 「そうだね〜」 さゆりさんは夫の言葉に、顔をひきつらせながら答えます。すると、かなこさんからメッセージが入りました。 「さゆりちゃん! 今日はありがとう! ところで保険料金、大丈夫だった?」 一瞬、何のことだかわからないさゆりさん……。 「あぁ! はいはい。保険料金ね」 自分がついた嘘を思い出し、「かなちゃんのおかげで保険料金払えたよ! 生活費が入ったら返すから安心してね。本当にごめんね!」とかなこさんに返事をしました。 安心したかなこさんは、「また来週もごはんしようね」と返信。 「うん! する♡ 中華がいいな〜」 さゆりさんはちゃっかり、食べたいメニューをリクエスト。 「来週……楽しみ♡」 同じ思いのふたりですが、裏にある気持ちはまったく異なります。純粋にさゆりさんとの時間を楽しみにしているかなこさん。しかし、さゆりさんはかなこさんに適当な嘘をつき、かなこさんのやさしさに甘えているだけなのでした。 自分がついた嘘すら、忘れていたさゆりさん。かなこさんはさゆりさんの話を真正面から受け止め、なんとか支えようとしていました。しかし、さゆりさんは本当に適当に、その場限りの言葉で話していたようです。かなこさんを思うと、許せないですね……。 かなこさんはさゆりさんを信用している反面、言いようのない違和感を覚えています。皆さんは、さまざまな人と関わるなかで、「なにか、違和感があるな……」と直感的に思ったことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月10日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことにした近所のリトミック教室で、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと出会い、子どもの名前や誕生日が同じなど、共通点が多いことがわかって意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。外食のお金を節約するため、ランチするときはかなこさんの家にさゆりさんを招き、料理を振る舞うことに。さゆりさんは、毎週のようにレッスン終わりにかなこさんの家に訪れていました。ある日、さゆりさんから「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」と頼まれたかなこさん。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えないから、1万円貸してほしい」と言われます。かなこさんはお金の貸し借りに抵抗があったものの、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお金を貸しました。さゆりさんがかなこさんに1万円を借りた日の夜。自宅でくつろぐさゆりさんは、夫との雑談の中で、なんと「かなこさんにお願いされて遊びに行っているだけ」と嘘を話したのです! そして、「義母に子どもを養子によこせと迫られているらしい」など、かなこさんに話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように夫に話し、さらに……。 まんまと騙される夫… 「お米を買うお金もないって泣きつかれたから、1万円貸してあげたの」 かなこさんに借りたお金の話を、自分が借したかのように夫に話すさゆりさん……。 お金がきちんと返ってくるか心配している夫に、「今はお金のことより、かなちゃんに安心してほしいのよ。かわいそうだしね。えなと名前と誕生日が同じ子……。ほっとけないよ」と、さゆりさんは堂々と“ママ友思いのやさしい妻”であるかのように語りました。 まさか妻が嘘をついているとは、夢にも思わない夫。やさしい妻と結婚し、子どもに恵まれたことに感謝し、「天国の母さんにも会わせたかったよ……」とひと言。 「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にするよう迫られている」とかなこさんに話していたさゆりさん。 なんと、さゆりさんの義母にあたる夫の母親は、すでに亡くなっていたのです。 さゆりさんがかなこさんに話していた、問題ばかりの身の上話はすべて嘘だったようです。かなこさんのやさしさにつけ込み、お金まで借りるなんて、許されない行為ですね……。 かなこさんはさゆりさんに対し、“漠然とした違和感”を覚えているようですが、「えなちゃんの存在を無視できない」という気持ちが大きく、さゆりさんを支えようとしています。かなこさんがママ友に裏切られた事実を知ってしまったときに、深く傷つき落ち込まないことを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月09日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことにした近所のリトミック教室で、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと出会い、子どもの名前や誕生日が同じなど、共通点が多いことがわかって意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。外食のお金を節約するため、ランチするときはかなこさんの家にさゆりさんを招き、料理を振る舞うことに。さゆりさんは、毎週のようにレッスン終わりにかなこさんの家に訪れていました。ある日、かなこさんの家で食事を楽しんでいたさゆりさんから、「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いがありました。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えなくて解約になってしまうから、1万円貸してほしい」と言われます。 心の中で「本当はお金の貸し借りはしたくない」と思うかなこさん。しかし、義母にいびられ続けている状況や、夫から「やりくりできないお前が悪い」と突き放されていると話すさゆりさんを前に、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお金を貸しました。 さゆりさんの気持ちが少しでも休まることを願うと同時に、「でも、なんだろう……この漠然とした違和感……」と、かなこさんはさゆりさんに対して、言葉にできないような違和感を覚えて……。 モラハラ夫のはずじゃ…!? かなこさんがさゆりさんに1万円を貸した日の夜、「この漠然とした違和感はなんだろう……」と、かなこさんが考えていたころ。 さゆりさんは自宅で、ネットショッピングを楽しんでいました。 そこに、「さゆり〜。えなちゃん、ねんねしたよ」と子どもを寝かしつけた、さゆりさんの夫が登場。 「今日はリトミック? どうだった?」 やさしそうな笑顔で、さゆりさんに問いかける夫。 かなこさんの話題になると、「今日もお家にお邪魔したの? いい人だよね」と夫が言いました。 「え〜? 別に行きたくて行ってるわけじゃないよ。お願いされてんの!」 お金がないと話すさゆりさんのため、かなこさんが家で食事を振る舞っていたにもかかわらず、「お願いされて、家に行っている」と話すさゆりさん。 そして、「義母にいびられて、養子に出すよう迫られている」と話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように、夫に話しました。 「私といるとつらいことを忘れられるから、ぜひ遊びに来てくれって言われてるの!」 「えぇ!? なんだその話! ひどい人がいるもんだな〜」 怒りをあらわにする夫に、「だよね〜」と、さゆりさんはのんきな返事をするのでした。 かなこさんに偽りの身の上話をし、毎週のように食事を振る舞ってもらい、お金まで借りていたさゆりさん。さらに、夫に嘘をつき、「かなこさんに頼まれて家に行っているだけ」と話しました。嘘の理由で金銭の援助を求めた上に、「友だちを支えたい」という、かなこさんの純粋な気持ちを踏みにじるような行為は、決して許されるものではないですよね。 かなこさんが抱いていた“違和感”は、どうやら当たってしまったよう……。皆さんはかなこさんのように、“言葉にできない違和感”が的中したことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月08日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。そして、外食のお金を節約するため、ランチをするときはかなこさんの家に招くことになりました。レッスン終わり、毎週のようにさゆりさんを家に招き、食事を振る舞っていると、さゆりさんから「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いがありました。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えなくて解約になってしまうから、1万円貸してほしい」と言われたのです。 心の中で「本当はお金の貸し借りはしたくない」と思うかなこさん。しかし、義母にいびられ続けている状況や、夫から「やりくりできないお前が悪い」と突き放されているさゆりさんを前に、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちでお金を貸しますが……。 ママ友が心配…でも、違和感 さゆりさんの保険料、1万円を立て替えた日の夜。 「さゆりちゃん、無事に保険料払えたかな?」 さゆりさんを心配するかなこさん。「こんなに連続でお金のやりとりはよくないけど……」という気持ちがよぎるものの、「同じ日に生まれた、娘と同じ名前の女の子……。この子が不幸になるのは、見過ごせないよ」とさゆりさんの子どもを心配する気持ちが勝っていました。 「それにしても、さゆりさんの旦那さんとお義母さん、ひどすぎるよ……」 さゆりさんの子どもを養子にしたいと考えている義母は、さゆりさんを説得するため、さゆりさん宅に居座っているそう。 「さゆりちゃん、今夜くらいは気が休まっているといいな……」 かなこさんが保険料を立て替えたことで、さゆりさんの気持ちが少しでも休まることを願っていました。しかし……。 「でもなんだろう……この漠然とした違和感……」 かなこさんはさゆりさんに対して、言葉にできないような違和感を抱いているのでした。 わが子と名前と誕生日が同じ、さゆりさんの娘。かなこさんは、さゆりさんと出会ったころから運命的なものを感じており、「この子が不幸になるのは見過ごせない」と思う気持ちが強くあるようです。 かなこさんとさゆりさんの娘のように、子どもの名前と誕生日が同じママ友と出会うということは、本当に珍しいことですよね。皆さんは、偶然が重なり運命的とも言える出会い方をしたママ友はいますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月07日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。そして、外食のお金を節約するため、ランチをするときはかなこさんの家に招くことになりました。かなこさん宅を訪れたさゆりさんは、ご機嫌で食事を楽しんだあと、「1,000円、貸してくれない? お米が買いたいの……」と切り出します。さゆりさんいわく、義母が頻繁に訪れるせいで、お米が足りなくなってしまったのに、夫には「やりくりしなかったお前が悪い!」と突き放され、首が回らない状況とのこと。 かなこさんは、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお米とお金を渡したのでした。 さゆりさんに1,000円を貸した日から1カ月、リトミックのあとは決まってかなこさんの家でごはんを食べるようになっていました。さゆりさんの家にはいまだにお義母さんが滞在しており、いびられ続けているそう。 いつものように食事を楽しんでいると、「今度は1万円貸してくれない?」と、またもさゆりさんからお願いが。さすがのかなこさんも、動揺していると……。 ママ友からの涙ながらのお願い…でも… 「恥ずかしい話なんだけど、生命保険の保険料が払えなくて……」 さゆりさんは、「今月中に払わないと解約になってしまう。夫は突き放すし、結婚前の貯金はもうない。子どものためと払ってきたけど、早期解約になると掛け金よりずっと少ない額しか戻らない」と続けます。 「生活費をもらえたらすぐ返せるから、お願いできない?」 さゆりさんに懇願され、「立て替えるだけなら……」と、かなこさんは了承しました。 「本当!? ありがとう……! 助かる」 かなこさんは、喜ぶさゆりさんに1万円を差し出し、「大変だと思うけど、なんとか乗り切ってね」と声をかけました。 「絶対に返すから!」 そう約束するかなこさん。 「本当はお金の貸し借りはしたくないけど……、一時的に立て替えるだけだから平気だよね……?」 かなこさんは、友だちにお金を貸すことに抵抗はあるものの、なんとか自分を納得させようとするのでした。 次から次へと災難が降りかかるさゆりさん。かなこさんはその度に、さゆりさんを支えようと協力してきました。さゆりさんも大変な状況ですが、かなこさんは「友だちのため」という純粋な気持ちから行動しています。 しかし、たとえ友人同士であっても、お金の貸し借りは何かとトラブルが起きがち。さゆりさんが約束通りに借りたお金を返して、ふたりがいい関係のまま過ごせることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月06日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。そして、外食のお金を節約するため、ランチをするときはかなこさんの家に招くことになりました。レッスンが終わり、ふたりでかなこさん宅へ。ご機嫌で食事を楽しむさゆりさんを前に、「えなちゃんのためにも、少しでもさゆりちゃんの力になれたらなって……」と、かなこさんは自身の思いを吐露しました。 すると、「じゃあさ、お願いがあるんだけど、お金貸してくれない?」と切り出すさゆりさん。突然のことに驚き、心の中で「いやいや、お金の貸し借りはだめでしょ!」と焦っていたかなこさんですが、「1,000円貸してほしい」というさゆりさんに拍子抜け。 思いのほか少額だったため、「1,000円って何を買うの?」と尋ねると、さゆりさんは「お米……買いたいの」と表情を曇らせ、申し訳なさそうに話しました。 義母が頻繁に訪れるため、お米が足りなくなり、夫からは「やりくりしなかったお前が悪い!」と突き放され、首が回らないそう。さゆりさんの強い憤りを感じたかなこさん。「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」そんな気持ちで、さゆりさんにお米とお金を渡したのですが……。 驚きの要求!離乳食のついでに…!? さゆりさんに1,000円を貸した日から1カ月、リトミックのあとは決まってかなこさんの家でごはんを食べるようになっていました。 さゆりさんの家にはいまだにお義母さんが滞在しており、いびられ続けているそう。 かなこさんが振る舞うカレーのおいしさに感動し、べた褒めするさゆりさん。かなこさんは、「やっぱりさゆりちゃんといると楽しいな」と感じていました。 「あのさ……お願いがあるんだけど……」 かなこさんが用意した離乳食をえなちゃんに食べさせながら、不適な笑みを浮かべるさゆりさん。 「今度は1万円、貸してくれない?」 さすがのかなこさんも動揺し、「えっ……1万円って……。また何か足りないの?」と尋ねます。「うん……恥ずかしい話なんだけど、生命保険の保険料が払えなくて……」 さゆりさんは肩をすぼめて、涙ぐみながらお金を借りたい理由を話すのでした。 「1万円を貸してほしい」と言うさゆりさんに、驚いたかなこさん。少額であってもお金の貸し借りに違いありませんが、1万円ともなると前回のようにサッと出せる金額ではないように思います。しかも、かなこさんはさゆりさんを毎週家に招き、ランチをごちそうしています。さゆりさんはとても大変な状況のようですが、幼い子どもと生活するかなこさんにも負担が大きいですよね。 かなこさんは「大切な友だちのため」という気持ちで、お金を貸したり、ランチを振る舞ったりすることで、さゆりさんを支えようとしています。皆さんはママ友のためにどこまで協力できますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月05日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている」という衝撃の告白がありました。かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決め、「夫がモラハラで自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、ランチをするときは自宅に招くことに。翌週、かなこさんはさゆりさんを家に迎えるため、準備万端でリトミックの日を迎えました。レッスンが終わり、ふたりでかなこさん宅へ。「お酒が飲みたい」というさゆりさんからのリクエストに応え、かなこさんはお酒やおつまみを準備していました。さゆりさんがご機嫌にお酒を楽しむ様子に、「えなちゃんのためにも、少しでもさゆりちゃんの力になれたらなって……」と、かなこさんは自身の思いを吐露しました。すると、「じゃあさ、お願いがあるんだけど、お金貸してくれない?」と切り出すさゆりさん。突然のお願いに驚き、心の中で「いやいや、お金の貸し借りはだめでしょ!」と焦っていたかなこさんですが、「1,000円貸してほしい」というさゆりさんに拍子抜け。 思いのほか少額だったため、「1,000円って何を買うの?」と尋ねると、さゆりさんは「お米……買いたいの」と表情を曇らせ、申し訳なさそうに話し……。 お米も買えない!お金に困るママ友に… 1,000円を借り、お米を買いたいというさゆりさん。食費は2万円と決まっているものの、お義母さんが来ているとこもあり、お米が足りなくなったそう。 「旦那さんから追加でもらえないの?」とかなこさんが聞くと、「やりくりしなかったお前が悪い! 自分でなんとかしろと夫に突き放された」と話すさゆりさん。 「ひどすぎる……」 さゆりさんの話に強い憤りを感じたかなこさんは、「はいこれ。お米だよ。持って行って」とさゆりさんにお米を差し出しました。 そして、「返すのはいつでもいいから……」と1,000円札もさゆりさんに渡します。 なぜかお米をもらったときに曇っていたさゆりさんの表情は、パッと明るくなり、「ありがとう! うれしい! この恩は一生忘れない!」と歓喜。 「えなちゃんとさゆりちゃんのために使ってね」 かなこさんは、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」そんな気持ちで、さゆりさんにお金を貸したのでした。 お米も買えないさゆりさんの状況を知り、すぐにお米とお金を用意して渡したかなこさん。「えなちゃんとさゆりちゃんのためなら……」とさゆりさんのことはもちろん、子どもを案ずる気持ちがありました。 自分と同じように子育てをしている親同士、「子どもが食べるものに困るかもしれない」と感じたら、かなこさんのように「支援しなければ」という思いになるのもわかる気がします。さゆりさんを冷たく突き放した夫は、まずはわが子のことを第一に考え行動してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月04日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられてる。夫の実家は大地主で、この子を義実家の養子にしろって迫られている」という衝撃の告白がありました。かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決め、「夫がモラハラで自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、「これからは私の家でランチをしよう」と提案。「お酒が飲みたい」というさゆりさんの要望に、少々驚いたものの、「私のうちでくらい楽しく過ごしてほしい……」と、普段飲まないお酒を用意することにしました。翌週、かなこさんはさゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。しかし教室には、「義母にプレゼントしてもらったの♡」とブランドもののバッグを見せびらかすさゆりさんの姿が。 「義母にいびられている」と聞いていたかなこさんは、さゆりさんに不信感を抱き、レッスンが終わりさゆりさんと家に向かう途中、思い切って「お義母さんと仲良くできてるの?」とさゆりさんに尋ねました。すると、さゆりさんから「プレゼントは、私を手なずけて娘を奪う魂胆」と説明があり、かなこさんはさゆりさんを疑ってしまったことに、ひどく落ち込みます。 「気にしなくていいよ」と笑顔を見せ、かなこさん宅に着いて早々にお酒を飲み始めるさゆりさん。ご機嫌な様子でおつまみも要求し、満足げに話していたかと思うと……。 ママ友からの“お願い”に思わず動揺… 上機嫌でお酒をおかわりするさゆりさん。 「たくさん買ったから遠慮せず飲んでね」 かなこさんは、さゆりさんに楽しんでもらおうと、準備していたお酒を差し出します。 「えなちゃんのためにも、少しでも力になれたらなって……」 さゆりさんに思いを伝えると、「じゃあさ、お願いがあるんだけどいいかな?」とさゆりさんが切り出します。 「お金……貸してくれない?」 かなこさんは「えーっと……いくら?」と尋ねますが、「お金の貸し借りはダメでしょ! 5万円とか言われたらどうすんの!?」と内心焦っていました。 「1,000円、貸してもらえない?」 思っていた以上に少額だったことに驚き、「1,000円ってなに買うの?」とさゆりさんに尋ねます。 するとさゆりさんは、「お米……買いたいの」と表情を曇らせ、申し訳なさそうに話すのでした。 ママ友から「お金を貸してほしい」と切り出され、「お金の貸し借りはだめでしょ」と身構えたかなこさん。いくら仲のいい友だちでも、「金銭の貸し借りはご法度」と思っている方も多いのではないでしょうか。または、相手との関係性や、金額、用途などで貸す貸さないの判断が変わる場合もあるのかもしれません。皆さんはママ友から、お金の相談をされたらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月03日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられてる。夫の実家は大地主で、この子を義実家の養子にしろって迫られている」という衝撃の告白がありました。かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決め、「夫がモラハラで自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、「これからは私の家でランチをしよう」と提案。「お酒が飲みたい」というさゆりさんの要望に、少々驚いたものの、「私のうちでくらい楽しく過ごしてほしい……」と、普段飲まないお酒を用意することにしました。翌週、かなこさんはさゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。しかし教室に入ると、ブランドもののバッグを見せびらかしながら「姑にプレゼントしてもらったの♡ 会社を何個も経営していて、しょっちゅうプレゼントをくれるんだよね〜」と自慢げに話す、さゆりさんの姿が……。 「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いたかなこさん。 レッスンが終わり、さゆりさんと家に向かう途中、思い切って「お義母さんと仲良くできてるの? 義実家は会社経営してるって言ってたけど、こないだ大地主だって言ってなかった……?」とさゆりさんに尋ねます。「義実家は会社も経営してるし、大地主。プレゼントは、私を手なずけて娘を奪う魂胆だよ」と説明するさゆりさん。 かなこさんは、「私は人を疑って、なんて情けないんだろう……。恥ずかしい……」とひどく落ち込んでしまいました。 「気にしなくていいよ」と笑顔を見せるさゆりさん。かなこさん宅に着いて早々にお酒をねだり、勢いよく飲み始めると……。 いつも素敵なママ友…!? 「プハーーー! うまーーー! ねぇ! おつまみある?」 勢いよくお酒を流し込むさゆりさん。かなこさんは、準備しておいたおつまみをさゆりさんに出します。 「お口に合うかわからないけど……」 「え〜すごい! うれしい! かなちゃんってセンスあるよね」 キレイに盛られたおつまみを前に、テンションが上がるさゆりさんは、謙遜するかなこさんにを褒めちぎります。 「いつも思ってたよ。かなちゃんって素敵だなぁって」 かなこさんの服装や、お家、お料理などを褒めるさゆりさん。 「え〜そんなことないよ。さゆりちゃんのほうが美人でお話じょうずで素敵だよ」 「え〜やっぱそう? かなちゃんやさしいね♡ 大好き♡」 さゆりさんは上機嫌で、かなこさんが準備したお酒とおつまみを楽しむのでした。 ママ友を家に招き、料理をふるまったかなこさん。幼い子どもがいると、お店に行くより気兼ねなく過ごせる家のほうが気楽なように思います。 手料理となると準備や片付けなど、招いた側のママに負担が大きくなるため、出前を頼んで楽しむという方も多いのではないでしょうか。皆さんは、ママ友と家でランチなどをするとき、食事はどうすることが多いですか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月02日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられてる。夫の実家は大地主で、この子を義実家の養子にしろって迫られている」という衝撃の告白がありました。かなこさんは、「この子のために最後まで戦うの」と言い、子どもを抱きしめながら涙を流すさゆりさんを前に、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。そして、「夫がモラハラで自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、「これからは私の家でランチをしよう」と提案したかなこさん。「お酒が飲みたい」というさゆりさんに、少々驚いたものの、「私のうちでくらい楽しく過ごしてほしい……」という思いから、普段飲まないお酒を用意することにしました。翌週、さゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。しかし教室に入ると、ブランドもののバッグを見せびらかしながら「姑にプレゼントしてもらったの♡ 会社を何個も経営していて、しょっちゅうプレゼントをくれるんだよね〜」と自慢げに話す、さゆりさんの姿が……。 「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いたかなこさん。 レッスンが終わり、さゆりさんと家に向かう途中、思い切って「お義母さんと仲良くできてるの? 義実家は会社経営してるって言ってたけど、こないだ大地主だって言ってなかった……?」とさゆりさんに尋ねます。「義実家は会社も経営してるし、大地主。プレゼントは、私を手なずけて娘を奪う魂胆だよ」と説明するさゆりさん。 かなこさんは、「私は人を疑って、なんて情けないんだろう……。恥ずかしい……」とひどく落ち込んでしまいますが……。 そんなことより…お酒!? 「おっじゃましま〜す♡」 さゆりさんを疑ってしまった自分を責めるかなこさんとは裏腹に、上機嫌なさゆりさん。 「さゆりちゃん……変なこと聞いてごめんね」 「え〜? いいよ〜! 気にしないで! そんなことより、おなかすいちゃった♡」 さゆりさんの言葉に、急いでランチを用意しようとするかなこさん。 「ねぇ……このあいだ言ったけど、お酒ある……?」 不気味に感じてしまうほど、目を輝かせてかなこさんに尋ねるさゆりさん。かなこさんが準備しておいたお酒を差し出すと、「や〜ん!うれしい〜! かなちゃんありがとう♡」と、さゆりさんは上機嫌でお酒を受け取ります。 「プハーーー! うまーーー!」 さゆりさんは満足げに、お酒を勢いよく流し込むのでした。 「おなかすいちゃった♡」「お酒ある?」と、ママ友の家でとてもリラックスしている様子のさゆりさん。何度も遊びに来たことがあるような間柄ならまだしも、初めての訪問で遠慮のかけらもないような様子に、少し驚いてしまいます。これは、“コミュ力”の高さ故なのでしょうか……? 皆さんは、初めて遊びに来たママ友が少々図々しい態度でも、気になりませんか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年06月01日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンで、さゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられてる。この子を義実家の養子にしろって迫られてて。夫の実家は大地主で、娘は跡取りだから仕方ないって……」という衝撃の告白がありました。かなこさんは、「この子のために最後まで戦うの」と言い、子どもを抱きしめながら涙を流すさゆりさんを前に、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。「夫がモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、「これからは私の家でランチをしよう」と提案したかなこさん。翌週、さゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。 しかし教室に入ると、ブランドもののバッグを見せびらかしながら「姑にプレゼントしてもらったの♡ 会社を何個も経営してて、しょっちゅうプレゼントくれるんだよね〜」と自慢げに話す、さゆりさんの姿が……。 「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いたかなこさん。レッスンが終わり、さゆりさんと家に向かう途中、思い切って疑問に思ったことをさゆりさんに質問してみると……。 ママ友の返答に落胆… 「お義母さんと仲良くできてるの? さっき教室で、義実家は会社経営してるって言ってたけど、こないだは大地主だって言ってなかった……?」 「え……」 ムッとするような表情を見せるさゆりさん。 「聞いちゃった、気まずい……」 微かに流れる険悪な雰囲気に、かなこさんは気まずさを感じていました。 「かなちゃん。義実家は会社も経営してるし、大地主なんだよ」「仲良くってこのバッグのこと? これはただの賄賂だよ」 さゆりさんの説明では、義母はさゆりさんを手なずけて娘を奪う魂胆だと言うのです。 「私はお金ないからさ、もらえるものはもらってるだけ」 「あ……そう……だったんだ……」 バツの悪さから、たどたどしい返事をするかなこさん。 「かなちゃん……私がウソついてるって思った?」 さゆりさんの問いに焦るかなこさんに、「いいよいいよ、私もややこしい言い方しちゃったし」とさゆりさんは笑顔を見せます。 「私は人を疑って、なんて情けないんだろう……。恥ずかしい……」 かなこさんはひどく落ち込んでしまうのでした。 「ブランドバッグは娘を奪うための賄賂」という真実を聞き、さゆりさんを疑ってしまった自分を責めるかなこさん。義母との関係を心配していたさなか、「義母からのプレゼント〜♡」と、バッグを自慢する様子を見てしまったら、疑問に感じるのはしょうがないようにも思います。皆さんはママ友に対して、疑念を抱いてしまった出来事はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年05月31日石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。その日、さゆりさんにランチに誘われ、かなこさんは楽しい時間を過ごしました。そして、2回目のレッスンのあとも、さゆりさんとランチに行くことに。しかし、ランチを楽しんだ帰り際、さゆりさんから、「私、義母からいびられてるの。この子を義実家の養子にしろって迫られてて。夫の実家は大地主で、娘は跡取りだから仕方ないって……」という衝撃の告白が。「信じられない! いつの時代の話!?」と驚くかなこさんに、さゆりさんは「この子のために最後まで戦うの」と言い、子どもを抱きしめながら涙を流しました。さゆりさんの切実な思いを受け、かなこさんはさゆりさんを少しでも支えようと決心。夫がモラハラで自由に使えるお金が少ないというさゆりさんのため、お願いされたカフェの支払いを済ませ、次回からはお金がかからないよう、かなこさんの家でごはんを食べることに。 翌週、さゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。教室に入るとそこには、ブランドもののバッグを見せびらかしながら「姑にプレゼントしてもらったの♡ 会社を何個も経営していて、しょっちゅうプレゼントくれるんだよね〜」と自慢げに話す、さゆりさんの姿が……。 「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いたかなこさんは……。 むやみに友だちを疑いたくない…でも…!! レッスンが終わっても、さゆりさんに対するモヤモヤとした気持ちが収まらないかなこさん。 「いろいろな事情があってぼやかしただけで、別に嘘ってわけじゃないのかもしれないからな……」「むやみに人を疑うのはよくないよね……。せっかく友だちになれたのに」 さゆりさんを大切にしたいという気持ちから、かなこさんはさまざまな思いが巡っていました。 そして、さゆりさんとともにかなこさん宅へ向かっている最中、「ひとりでモヤモヤしていないで、ちゃんと聞こう」と決意したかなこさん。 「あの、さゆちゃん。お義母さんと仲良くできてるの? さっき教室でさとこさんに義家族は会社経営してるって言ってたけど、こないだは大地主って言ってなかった?」 かなこさんは思い切って、疑問に思ったことをさとこさんに質問するのでした。 ママ友に対してモヤモヤと気になっていたことを、ストレートに聞いたかなこさん。家庭の事情ということもあり、踏み入りづらいことではありますが、「さゆりさんを疑いたくない」という気持ちがあったのかもしれません。 仲のいい友だちに対して心にわだかまりがあるというのは、つらい状況ですよね。これまでの説明からすると、今回もさゆりさんには複雑な事情があるように思いますが、ふたりの関係が良好に築かれることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2023年05月30日