わが子が生後5カ月のころ、私は初めての育児に四苦八苦していました。わが子のお世話をしながらの家事もスムーズにいかず、夫は仕事で忙しいため夫婦の会話もほとんどありません。1日のほとんどを自宅で過ごし、外出先はスーパーのみ。話し相手は、一方的に私が話しかけるわが子だけで、だんだん自分は社会に取り残されていくような感覚に陥り、大人と話す機会もほとんどなく寂しい思いをしていました。そんなとき、学生時代の友人から数年ぶりに連絡があったのです。数年ぶりに学生時代の友人に会える!友人は私が出産したことを知り、会いたいと電話をしてきてくれたのです。友人はすでに3人の子どもたちがいて、私からすると育児の先輩です。日頃の育児の相談もしたくて友人とランチの約束をしました。夫にわが子を連れて友人と会うと話すとけげんそうな顔。わが子を連れて友人に会うのは、まだ早いというのです。 外出することで、「わが子が疲れてしまったり、完全母乳育児なのだから、友人と会っているときに授乳が必要になったら、気軽に授乳できないかもしれないじゃないか!?」と言うので、あまり負担にならないように2時間ほどで帰宅すると約束をし、なんとか外出を許してもらいました。 不機嫌な夫から、驚きの発言…友人とのランチは、とても楽しく過ごしました。夫との約束通り2時間ほどで帰宅をすると、本来なら仕事に行っている時間にもかかわらず夫が自宅にいるのです。夫はたまたま仕事が早く終わったと言い、不機嫌な様子。 わが子は外出で疲れてしまったのかグズっていて、お昼寝をしたいようでした。グズるわが子をなだめていると、夫が「無理やり外出に付き合わせたからだ! 本当にかわいそう! こうなると思っていたんだ!」と言うのです。夫の言葉に私は耳を疑いました。 「おまえは家にいればいい!」「こんな小さな子を、自分の用事に連れて行くなんて信じられない」など、わが子を連れて出かけたことをとがめる言葉が続きました。私は、現状が社会に取り残されているような気分になること、たまには友人などの大人と話をしたかったことなど、正直に自分の気持ちを伝えました。 しかし、夫は「自分の気持ちを優先するなんて母親失格だ!」と怒りだし、「おとなしく家にいろ!」と言ってきたため、その言葉に私も怒りが爆発。 夫婦会議を開催!納得いくまで話し合う「友人とランチをすることが、そんなにいけないことなのか」「母親は子どもとおとなしく家にいなくてはいけないのか」など、私の気持ちになってもう少し考えてほしいと訴えました。 それでも夫は「おまえは母親になったんだぞ? 独身のころとは違うんだ!」と責め立ててきたので、私は思わず「母親になったら、友人に会うこともできないの!? 家に閉じこもってばかりいたら、頭がおかしくなるよ! こんな精神状態で育児をするのは、この子のためにも良くないよ!」と反論。 時間をかけて話し合った結果、夫は、わが子を主に育てる母親がストレスをためてしまうことによる、子どもへの悪影響を考え、たまには友人と出かけて気分転換をしても良いという結論になりました。 夫は、「母親は家にいて子どもの世話をしながら家事をするのが当たり前。母親の娯楽はない」という考えなのだと、今回初めて知りました。とても驚いた出来事でしたが、これからも同じようなことで口論になってしまうことがあるかもしれません。そのときは2人で話し合って、私たちなりの家族の在り方を模索していきたいと思っています。 イラスト/ななぎ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年03月19日息子が生後1カ月を過ぎたころ突然下痢と嘔吐が始まり、2カ所の小児科での受診を経て、3週間の母子分離での入院を経験しました。初めての育児で不安だった母子分離での入院と、息子が入院した原因についてお話しします。 突然の下痢と嘔吐冬生まれの息子は出生時から特に大きな病気もなく、すくすくと成長していました。生後1カ月を過ぎ外出するようになってきたころ、授乳中に突然の嘔吐……そして頻回の下痢をするようになり、慌てて小児科を受診しました。訪れた近所の小児科では熱もないからと整腸剤のみの処方をされ帰宅しました。 しかし、授乳も受け付けないほどぐったりとした息子の姿に不安が募り、翌日に総合病院を受診。体力も落ち、脱水症状を起こしていると診断され入院することになりました。 3週間の母子分離生活入院手続きを済ませてすぐに、医師から息子が発熱をしたと連絡をもらいました。生後1カ月での発熱は大きな病気が原因の可能性もあると説明を受け、検査を含めた入院生活を送ることになりました。その病院は母子分離での入院となり、面会時間は1日3時間程度。 産後の体力や精神面もまだ回復していなかった私にとって、息子と離れる生活に涙が止まらず、当時は面会の時間以外、弱音ばかりを吐いていました。息子がこうなってしまったのは自分のせいかもしれないと自らを責め、分泌が減ってしまった母乳や生理の再開などの体の変化にも落ち込む日々でした。 落ち込む私を支えてくれたのは…そんな私のことを支えてくれたのは、小児科病棟の看護師さんでした。搾乳の量が減ってしまったと話したときは、分泌を増やすマッサージなどをすすめてくれたり、息子と会えない時間の様子を手紙に書いてくれたりと「お母さんのせいじゃない! 息子くんもすごく頑張っているよ」と励ましてくれたのです。 幸いにも大きな病気は見つからず、下痢などの症状は胃腸炎と診断されました。3週間の母子分離での入院生活を終え、息子が退院。退院日は私の誕生日で、息子が元気に帰ってこられたことが最高の誕生日プレゼントでした。 初めての育児と子どもの異変、戸惑い不安になりながらも乗り越えることができた経験でした。一番つらかったのは息子だとわかっていても、自分の弱さを実感し、周りの支えで乗り越えることができたことへの感謝は一生かけても忘れないと思います。母親として自分自身もっと強くなろうと思えた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年03月16日5歳の息子は、生後8カ月になるころから消灯10分後にはスースーと寝息を立てて眠ってくれるようになりました。わが家の場合は、息子が生後6カ月のころからスムーズに息子が眠れるように気をつけていたことがあるのです。あきらめずに続けることによって、寝かしつけがとてもラクになった方法をお話しします。 なかなか眠ってくれない息子私の息子は生後6カ月ごろまで眠る時間が決まっておらず、いざ寝かせようと思っても大泣きすることがしばしばありました。息子が大泣きしたときには1時間以上泣き止むまで悪戦苦闘し、ヘトヘトになって私も一緒に寝てしまうという毎日。 いつ終わるかわからない寝かしつけのことを考えると、私は憂うつな気持ちになっていました。このままでは、自分が精神的に落ち込む一方だと思った私は、何冊かの育児本を読みスムーズに息子を寝かしつける方法を探し始めました。 まずは生活リズムを整える起きる時間が定まっていなかった私と息子は、毎日同じ時間に起きてカーテンを開けて太陽の光を浴び、食事・お風呂・寝る時間も決めてみることに。自分の生活リズムが整うと体がスッキリと目覚め、日中の活動へも意欲的になりました。 朝から家事もスムーズに進むため、午前中から外へ出かける時間ができ、息子も午前中たくさん日光を浴びる時間ができました。午前中たくさん日光を浴びるようになった息子は、昼食を食べながら眠くなるように。昼寝の寝かしつけはほぼ必要なく、いつの間にか寝てしまうようになりました。 寝る前の「いつもの流れ」をつくる息子は昼寝のときはスムーズに寝てくれるようになりましたが、夜はまだすぐに寝てくれないことも。そのため、わが家の寝る前の「いつもの流れ」を作って、息子が自然に眠くなる環境を整えることにしました。 お風呂に入ったあとは、寝室で息子に今日楽しかったことを話したり、「大好きだよ」と伝えたりする時間に。その後は明かりを間接照明のやさしい光のみにして、絵本を2~3冊読んでから子守歌を歌って就寝という流れを毎日おこなうことにしました。 徐々に効果が出てきた「いつもの流れ」はじめは、私が子守歌を歌い始めると、息子は眠りたくないと主張するように大泣きする日もありました。しかし一度決めたことを変えてしまっては息子も逆に混乱する、と自分の心に言い聞かせながら子守歌を歌い続けて寝かせるようにしました。 1時間以上大泣きして疲れて寝てしまうこともありましたが、徐々にスムーズに眠ってくれるように。息子の場合は「いつもの流れ」を継続して約2カ月後の生後8カ月ころには、子守歌を1曲歌い終わる前には眠ってくれるようになったのでした。 寝かしつけがスムーズになってからは、息子が寝たあとに自分の時間を確保できるようになりました。忙しくて日中に終わらなかった家事をしたり、体調が悪いときには早めに就寝したり、趣味の時間にあてたりしています。自分時間ができたことで気持ちにも余裕を持つことができ本当によかったと思います。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:石垣 まり5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
2023年03月14日息子が生後4カ月のとき、毎日の寝不足で産後一番追い込まれていました。そんな中、生後3・4カ月健診の際に担当してくださった先生に、息子が寝ないことを相談するとショックな言葉が返ってきたのです。しかし、その後の保健師さんの面談で気持ちがとても軽くなったエピソードを紹介します。毎日の寝不足で限界息子は新生児のころから何時間も泣き続けるような子でした。生後3カ月からさらに眠らなくなってしまい、夜泣きは1時間起き、日中はトータル30分寝てくれたら良いほう。息子も眠いはずなのにうまく寝れないためか、起きているときはいつもグズグズで機嫌が悪く、四六時中抱っこをしてあやす日々でした。 コロナ禍での出産だったため夫以外の人には誰にも頼れず、産後の体がまだ回復していない状態での寝不足が続いたことで心身ともに追い詰められ、死にたいと思ってしまうことがあるほどでした。そんな時期に生後3・4カ月健診があったのです。 先生に鼻で笑われモヤモヤ健診の問診票には息子がまったく寝てくれないため悩んでいることを記入し、受付に提出。50代くらいの男性の先生が息子の体重や身体測定をしてくださいました。健診の最後に、私が提出した問診票を見てフッと鼻で笑ったあと「寝てくれないと書いていますが、赤ちゃんはそういうものですから。今だけだと思って頑張ってください」と言われたのです。 たしかに先生がおっしゃる通り、赤ちゃんが寝てくれないのは今だけだと頭では理解していたつもりです。しかし、どうしても体と心がついていかず、藁にもすがる思いで問診票に記入したのに……。当時の私は先生の言葉を聞いて「母親のくせに」と責められたように感じてしまい、モヤモヤしたまま保健師さんとの面談になりました。 保健師さんの言葉に涙面談では育児で何か困っていることはないか聞かれました。私の一番の悩みは赤ちゃんが寝ないことでしたが、先ほど先生に言われた言葉が忘れられず保健師さんに何となく悩みを打ち明けることができませんでした。しかし、保健師さんはいろいろな言い回しで私の気持ちや状態を聞きだしてくれたのです。 「赤ちゃんの夜泣きはどれくらい? 日中は寝てくれる? ママの体調や気持ちはどう? ごはんやトイレ、睡眠はとれてる?」。保健師さんの質問に答えているうちに自然と涙がポロポロとこぼれてしまい、育児でつらいことをすべて打ち明けることができました。 保健師さんは「ママは本当によく頑張っているから自分を責めないで。赤ちゃんのためだと思ってもっと力を抜いていいんだよ」と言ってくれたのです。そして自治体でおこなっている育児や家事のサポート制度と育児相談ができる電話番号を教えてくださり、何かあればいつでも相談してねと心強い言葉をくれたのでした。 その後、保健師さんから教えていただいた育児・家事のサポート制度を利用したり、夫へ子どもをお願いして私は昼寝をするなど自分を大切にするように。保健師さんとの面談前は、母親なんだからと休むことに罪悪感を感じていました。でも今は子どものために少し休もうと思うことができ、結果私が笑顔でいることが家族のために繋がると気付くことができました。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年03月07日竹内唯人が、3月から2カ月連続でデジタルシングルを配信リリースすることが決定した。竹内は、2019年にABEMAの恋愛リアリティショー『オオカミちゃんには騙されない』に出演し、同年10月にデジタルシングル「Only Me」でアーティストデビュー。昨年末に行われた初のワンマンライブでユニバーサルミュージックへの移籍を発表していた。連続配信リリース第1弾となる新曲は「Fly」で、3月20日(月) より配信される。同曲は爽快感あるサウンドが特徴のラブソングで、本人も制作に参加した歌詞には「愛する人へ向かう真っ直ぐな気持ち」が込められている。また第2弾となるデジタルシングルは、4月24日(月) に配信リリースされる予定で、タイトルなど詳細は追ってアナウンスされる。さらに、竹内の新たなアーティスト写真が公開された。新ビジュアルは、こちらに振り向く瞬間を押さえたアーティスティックな雰囲気が漂う1枚。今回の楽曲のイメージに合わせつつ、22歳になったばかりの等身大の竹内の姿も収められている。<リリース情報>竹内唯人 第1弾配信シングル「Fly」3月20日(月) 配信リリース竹内唯人 第2弾配信シングル「タイトル未定」4月24日(月) 配信リリース関連リンクユニバーサルミュージック アーティストページ:::::
2023年03月02日私には現在2歳8カ月になる息子がいます。息子がハイハイを始めた生後8カ月ごろから、出したおもちゃを片づけることを教え始めました。そのおかげで今ではきれい好き、掃除もお手伝いしてくれます。そこで今回はおもちゃの片づけに関して、私が試した方法や工夫したことをご紹介します。 おもちゃはわかりやすく片づける私がおもちゃの片づけを早めに息子に教えたいと思ったきっかけは、私自身が少しでもラクしたい!と思ったからです。息子が遊んだあとのおもちゃを1日に何度も片づけるのって結構大変……。息子が自分で片づけるようになれば、部屋もすっきりするし、そのちょっとの時間を他のことに回せるかもと思ったのです。 そこで片づけを教えるにあたって、おもちゃは子どもでもひと目でわかりやすいように、種類ごとに分類して箱に収納しました。例えば、ぬいぐるみ、おままごと、積み木などです。そしてなるべく子どもが手の届きやすい低めのおもちゃの棚を購入し、収納箱を置いていきました。 最初は一緒に、次は頼んでみる息子がハイハイをして動き回るようになってきた生後8カ月ごろから、「お片づけするよ」「これはここだよ」とおもちゃを見せながら一つひとつ片づけることを繰り返しました。また、息子が手に持っているおもちゃを「ちょうだい」と言って、目の前で片づける動作を見せたりもしました。 しばらくしてからは「ここに入れてね」「これはどこかな」と息子におもちゃを渡して片づけさせたりすることも。そうしていくうちに、息子が1歳になるころには「お片づけしようね」という言葉だけで、自分からどんどん片づけをしていた姿を覚えています。 次の行動に移る前に必ず片づけるおもちゃの片づけは、出かける前、ごはんの前、お風呂の前など次の行動に移る前に必ず自分でおこなうことを習慣にしていきました。 息子は現在2歳8カ月になりましたが、どんなに急いでいても片づけだけは必ずするものだという意識があるようです。「片づけしたら○○しよう」と言うだけで、手伝わなくても進んで片づけをするので、私も助かっています。おもちゃだけでなく家の中で散らかっている物や出しっぱなしの物があると、逆に息子に注意されることもあるくらいです! 片づけを私がおこなってしまえばその場は済みますが、積み重なると自分でやらなくていいものだと息子は感じてしまうと思います。息子にとって身近なおもちゃを片づける習慣は、身支度や整理整頓への意識も高まるのだなと感じました。現在生後8カ月になる娘もいるので、息子の経験を生かしておもちゃの片づけを教えていきたいです。 作画/Michika監修/助産師 松田玲子著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2023年02月27日娘が生後8カ月のとき、アルミホイルを飲み込んでしまった可能性があり、急きょ大きな病院へ。すぐに異物がどこに入っているか調べたのですが、検査中の娘の泣き方が私にはとても耐えがたいものでした。痛い思いをさせてしまった娘に、「ごめんね~!」と平謝りした体験談です。 なんでそこにアルミホイルが!?危険な物を娘の手が届くところに置かないよう徹底していたにもかかわらず、起こってしまった出来事です。ある日、生後8カ月の娘が隣の部屋で遊んでいたので、私はその間に集中して夕食を作りました。ほどなくして娘のところへ戻り、ぎょっとしました。娘の近くに2cm四方くらいのアルミホイルの破片が落ちていたのです! 「なんでこんなところにアルミホイルが!?」。まったく心当たりがなく、「もしかして娘が飲み込んでしまったかも!」と焦りました。すぐに口の中を覗いたり背中をたたいたりしましたが、出てくる異物はなし。娘はいたって元気だったのですが、心配で病院を受診することにしたのです。 大学病院の小児救急へ誤飲の事故は初めて。しかも夜間だったので、どこの病院に連れて行ったら良いかわからず、「こども医療でんわ相談(#8000)」に問い合わせました。すると、隣の地域にある大学病院の小児救急外来を教えてくれました。 食事前なのに突然外へ連れていかれる娘の状況に申し訳なく思いながらも、何事もありませんように……と願い、急いで病院へ。初診でしたがすぐに診察室へ通してもらうことができ、レントゲン検査をすることになったのです。 レントゲン検査の結果…私がそばにいてあげられたので、娘は落ち着いてレントゲンを撮ることができました。結果がすぐに出て再度診察。医師の話によると、特に異物は写っていないとのことでした。 しかし、まだ心配でモヤモヤが晴れなかった私に、医師が「喉の奥に異物がついていないかを確認するために口から手を入れて触診をするのはどうか」と提案してくれました。念には念をと思い、触診をお願いしました。しかしながらその触診が、娘には過酷な検査となってしまったのです。 廊下に響いてくる娘の泣き声に思わず涙…触診は、私が見るに堪えなくなってしまうであろうと配慮してくれた医師に「お母さんは廊下で待っていてください」と言われ、私は廊下へ出ることに。ドキドキしながら待っていると、処置室から娘のひどい泣き声が響き渡ってきたのです。 激しく泣き叫ぶ声は聞こえるものの、私はどのような処置がおこなわれているのか見えず、つらくて思わず涙が出てきました。しばらくすると診察室に呼ばれ、娘と再会。触診でも異物は見つからず、万が一飲み込んでいても身体的な異常が見られないので、そのまま排泄される可能性が高いとの診断を受けて帰ってきました。 結果としては問題なくひと安心でしたが、検査後赤く泣き腫らした目で私を求めてくる娘を抱いて、「つらい思いをさせてごめんね~!」と平謝りの心境でした。結局、アルミホイルの破片がなぜ部屋に落ちていたのかは原因不明。しかも、便と一緒に排泄されることもなく、誤飲はしていなかったようでしたが、改めて娘が遊んでいるときはよく見守らなければと反省したエピソードでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2023年02月24日2歳半と生後7カ月の男の子2人を育てています。最近、長男はよくしゃべるようになり、私の言うこともだいぶ理解できるようになりましたが、いたずらを繰り返すので叱ってばかりの毎日。育児と家事で叱ることにも疲れてきてしまいました。そんな私が、長男を叱らずに落ち着かせ、笑顔にさせる方法を見つけたのです……! 説明すれば理解してくれる長男最近、言葉をよく理解できるようになった長男。興味本位でいたずらをしたときは、時間を取って「○○したらダメでしょ? ○○したらけがをして痛いんだよ」と目線を合わせて説明しています。そうすると、長男は私の言うことを繰り返し「ダメ、ダメ」と納得したかのような素振りをみせて、同じいたずらを繰り返すことはありません。 そんな成長した長男の姿を見ると、改めて私がしっかり長男に説明して良し悪しを教えていく必要があると感じていました。 不眠が続きイライラ! 説明なんてムリ生後7カ月になる次男が夜間起きるようになり、慢性的に不眠状態が続く私。さらに外は寒く、雨が続いて思いっきり外で遊べないせいで、長男は同じおもちゃに飽きて家の中をぐちゃぐちゃにしてしまうように。 私はそんな長男にいらだち、説明せずに長男を叱ってばかりいました。すると長男は、叱ってばかりいる私に向かって「おー!」と怒るようになったのです。これではいけないと思い、私は叱りそうになると長男を力強く抱きしめて「ギュー!」と声をかけるようにしました。 「ギュー」の効果は思った以上で力強く長男を抱きしめることで私のいらだちがおさまり、小さい体をギュッとすることで愛おしさが増してきて私自身落ち着けることに気づきました。そして長男は、私が何度も抱きしめて「ギュー!」と言うので、その様子がおかしいのか笑い出し、同じように力強く私を抱きしめてきて「ギュー!」と声をかけ始めました。 すると私もおかしくなり、毎回2人で笑い合うようになっていったのです。この抱きしめ合いが終わると長男と私は心に落ち着きが戻り、怒りもどこかへ飛んでいってしまうのでした。 私の心の余裕のなさが原因で長男に叱ってばかりいたころは「ママの説明不足がいけないのに叱ってばかりでごめんね」と自分を責める日もたくさんありました。しかし、この方法のおかげで自分の気持ちも抑えられ、長男を笑顔にできることがわかり、叱ることも随分減っていったのです。今後もできるだけ楽しく幸せに毎日が送れるように続けていこうと思います。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月22日第3子となる長男は、生後6カ月で自宅近くの私立保育園に入園しました。この保育園の大きな特徴は、「寝返りができるようになったらおむつなし!」という点です。息子は生後6カ月にしてパンツをはいて過ごすことになりました。 生後6カ月でパンツ姿に息子が入園した保育園は自然派な園で、外遊びがメインです。野菜や作物を育てて収穫したり、昆虫や動物を飼育したり、給食やおやつは地元の素材を使ったこだわりの献立だったりします。 そしてもっとも大きな特徴の1つが、「寝返りできるようになったらパンツで過ごす」ということ。おしっこの回数も多いし、うんちはまだユルユルの時期……。日中自分が見ているわけではないけれど、「一体、何回着替えるの? 汚れた洋服はどうするの??」とすごく不安でした。 毎日とてつもない洗濯物の量1人ずつバケツのような物を用意し、汚れた衣服はそこに入れてくれているため、毎日それを持ち帰ります。しかし、その量が尋常じゃありません……! おむつをしていないので当たり前なのですが、1日10枚前後の汚れたズボンとパンツが入っています。上の子も同じ保育園に通っているため、さらに洗濯物はプラスされます。 うんちがついたものは手洗いされて消毒液に浸けてからビニール袋に入れてあるので、思ったより臭いや汚れは気になりませんでした。ただ、毎日洗濯し、乾燥機にかけ、畳んで翌日持っていくという作業が発生。着替えの準備もたくさん必要です。 メリットもいっぱい当然のことながら、おむつの使用量は断然減ります。おむつ1枚1枚に名前を書くという、保育園あるあるな面倒な作業もいりません。そして、おむつはずれが早い子が多いようです。わが家はまだ入園して半年しか経たず、1歳になったばかりなのでお漏らしだらけですが、おしっこが出るときは自覚があるようで、お股をおさえながら教えてくれます。また上の子の2歳児クラスでは、日中のお漏らしはほぼないようです。 毎日の洗濯物はたしかに多いですが、乾燥機があればそんなに大変でもありません。逆に、そこまで手をかけてくれる先生たちがすごいな~と感心します。 通っている保育園はこだわりをもってさまざまなことをしてくれていますが、それを家庭にも強いるようなことは絶対しません。逆に「保育園で頑張って、しっかりした食事もとっているから、おうちでは頑張らなくていいよ~」と言ってくれます。大変なこともありますが、先生たちのその言葉にとても救われ、安心して預けることができています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師 松田玲子作画/はたこ 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2023年02月21日娘が生後3カ月のとき、法事に出席するために新幹線で片道2時間かかる実家に帰省することに。 夫は仕事が休めなかったので、娘と私、2人の新幹線旅です。当日は「新幹線内でほかの乗客に迷惑をかけないように」と、娘の昼寝のタイミングを狙って乗車したのですが……。 大事なのは“なぜ泣いているか” 私は娘と2人で無事に新幹線に乗車。しかし、その日に限って娘は寝てくれず、車内で泣き続けるのです。デッキであやしたり、停車時間が長い駅ではホームに降りてみたりといろいろ試したのですが、泣き止む気配がありません。結局ほぼ2時間、抱っこひもで娘を抱えたまま、立ちっぱなしでした。 そして、目的の駅にようやく到着。そそくさとホームに降り立つと、見知らぬ女性が近づいてきました。そして私に「ずっと赤ちゃんが泣いていたのに、抱っこひもで窮屈な思いをさせて……かわいそうよ!」と怒鳴り、立ち去っていったのです。 「迷惑がかからないように、できる限りのことをして一生懸命頑張ったのにあんな言い方しなくても……」と悲しみと怒りがこみ上げてきた私。 しかし、相手はもうすでに去ったあとなので、モヤモヤした気持ちのまま実家に向かうことに。実家に到着し、母にその出来事を伝えると「あなたは『泣き止ませること』ばかりに気を取られて、子どもが『なんで泣いているのか』を考えなかったんじゃない?」と言われ、ハッとしました。 もしかしたら私は女性が近づいてきたときに、「大変だったね」と声をかけてもらえるものだと思っていたのかもしれません。女性は娘が泣いている理由を察して私に伝えてくれたのに……。このときは、私の気持ちに余裕がないばかりに、ひねくれた捉え方をしてしまったのかもしれません。 これからは、もっと心に余裕をもって行動しないといけないと気づかされました。 公共の場で子どもが泣くと「早く泣き止ませないと」ということばかり考えてしまいがち。でも赤ちゃんも理由があって泣いているのだから、「なぜ泣いているのか」を考えてみることが大切だと強く感じました。 作画/Pappayappa著者:金谷ゆきえ43歳の主婦。40歳で娘を高齢出産。現在娘は3歳。さまざまな体のトラブルやママ友との確執を体験しつつもたくましく子育て奮闘中。趣味は娘が寝てから韓国ドラマを見ること。
2023年02月17日わが家の末娘は現在1歳10カ月。保育園入園当時は生後5カ月で、かわいくて、かわいくて、ずっと母乳で育てたい、この手にずっと抱いていたい、と思っていた私は、後ろ髪を引かれる思いで毎日保育園に預けていました。しかし、保育園に預けて1年後の、1歳児クラスの発表会で末娘の成長を目の当たりにした私は、心から「生後5カ月から預けてよかった」と思ったのです。生後5カ月で預けるのは不安!私は長女を3歳まで自分の手で育てていたこともあり、こんなに小さな生後5カ月の赤ちゃんを保育園に預けることに不安がありました。いいえ、不安と言うより、寂しさのほうが強かったかもしれません。 上の子2人は完全母乳で育てたので、末娘も完全母乳で育てたい。でも保育園では育児用ミルクを必ず飲む……。ハイハイした、たっちした、そんな初めての瞬間を保育園で迎え、私が見られるのはその次かも……。毎日母乳がなくて、泣きじゃくったりしないかな……。そんな思いでいっぱいで、いても立ってもいられず、私は子どもたちを保育園に早めに迎えに行くことが多くなりました。 なぜか手足が汗でびっしょり末娘は、初めての環境で緊張してか、迎えに行くと手足がお風呂に入ったかのように汗でびっしょり、ということが続きました。心配で病院に行くと、このくらいなら多汗症などの心配はないとのこと。そして、ストレスや緊張から汗をかく子もいるということを教えていただきました。大人が冷や汗をかいたりすることと、似たような状態のようです。私は心配で、しばらくは午前中だけ末娘を預け、お昼に迎えに行き、上の子2人を夕方に迎えに行くという生活をすることにしました。 心配をよそに成長していく末娘心配でお昼お迎えを続けていた私ですが、そんな心配をよそに末娘はどんどん保育園に馴染んでいき、午前中はニコニコ過ごし、迎えに行くころには疲れて寝ているということが多くなりました。保育園で眠ることができているということは、安心して生活している証拠だと思い、このころから夕方まで末娘を預けるようになりました。そして、1年後の発表会。末娘はおおかみさんの歌を保育士さんと元気に歌い、保育士さんのまねをいっぱいして、楽しそうに発表会に参加していたのです。その姿を見て、生後5カ月から保育園にお世話になり、保育士さんとしっかり信頼関係を築くことができてよかったと心から安心し、同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。 生まれてまだ5カ月の子どもを保育園に預けるということに大きな不安や寂しさを覚えて、なかなか安心して預けることができなかった私。お昼お迎えにして様子を見たり、帰ってきたときの手足の汗を見て、まだ慣れていないなと思ったり……。いろいろなことがありましたが、発表会で保育士さんのまねをして頑張る末娘の姿を見て、生後5カ月から預けてよかったと心から思いました。これからも、末娘らしく楽しく保育園に通ってほしいです。 著者:澤口紗枝7歳女の子、5歳の男の子、1歳の女の子のママ。夫と子ども3人の5人暮らし。あったかで優しい家庭を作るのが目標。趣味は子どもとお出かけすること。
2023年02月15日私は娘が生後2カ月半のときに仕事復帰しました。当時はまだ娘の保育園の預け先が見つかっておらず、娘の育児と仕事の両立ができるかとても不安でしたが、在宅勤務ということもあり、私は「どうにかなるだろう」と思いながら仕事を再開しました。育児をしながらの作業は思うように進まずところがいざ仕事を開始してみると、まったく思うようにいきませんでした。娘はまだ生後2カ月で日中は寝ていることが多かったので、寝ている隙を狙って仕事をしていました。 しかし、「さあ寝たぞ! やるぞ!」と仕事を始めても、ノッてきたタイミングで娘が「ふにゃあ」と泣き出します。娘が起きたら授乳や寝かしつけに1~2時間はかかるため、仕事はまったく進みません。1日が一瞬で終わり、娘が寝ている間は仕事か家事をしているので、私は息をつく暇もありませんでした。 産後の思考力低下に悩む日々…もう1つ私の頭を悩ませていたのが、産後のマミーブレインという症状でした。産後、一時的に脳が委縮し思考力が低下する状態で、産後によく起こる症状の1つだそう。仕事を再開したものの、常に頭にもやがかかったような状態で、何をするにもとにかく時間がかかりました。 娘を産む前はなんてことなかった簡単な作業でさえも、頭が働かず「どうやるんだっけ?」状態。とはいえ仕事をしないわけにはいかないため、ものすごくスローペースになりながらも、私はなんとか目の前の作業を必死にこなしました。 保育園入園で仕事と娘に向き合えるように私は「もうこれはしんどい。無理かもしれない」と心が折れそうになりながら毎日を過ごしていましたが、娘が生後3カ月になったときにようやく保育園入園が決まり、翌月から通園できることに。 育児の合間に仕事をしていたときは、娘のお世話をしながらも頭の中は仕事のことでいっぱいになっており、「きちんと娘に集中できていないな」という罪悪感を抱いていました。しかし、保育園に入園し、日中仕事に集中できるようになったことで、保育園以外の時間は娘とたっぷりと向き合えるように……。 育児との両立とマミーブレインに悩まされた仕事復帰でしたが、とにかく目の前のことに必死で目まぐるしい毎日だったなと感じます。生後3カ月で保育園に預けたときは、娘に対して申し訳ない気持ちがありましたが、保育士さんと周りのお友だちの愛情をたっぷり受けて、娘はのびのびと育ってくれました。今さらですが、あのとき必死だった自分を褒めてあげたい気持ちでいっぱいです。 監修/助産師 松田玲子著者:南星 花3歳と0歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。
2023年02月02日現在3歳になる娘は、生後3カ月のころから保育園に通っています。当時夫が失業しており、私は産後2カ月で仕事復帰しました。認可保育園は空きがなく、藁にもすがる思いで入れた認可外保育園。娘は当時最年少だったこともあり、先生はもちろん、上の年齢の子どもたちも娘をとてもかわいがってくれました。しかし、保育料が高いため、保活を継続していたわが家。娘が2歳のときに、無事、認可保育園へ転園することができました。しかし、私は転園を後悔することに……。生後3カ月から通った保育園を2歳で転園通っていた園はとても良い保育園でしたが、認可外ということもあり保育料が高く、経済的に余裕のないわが家は認可外に通わせながらも認可保育園への保活を継続。娘が2歳になったタイミングで、なんと地域で一番人気の認可保育園への入園が決まりました。 通い慣れた環境から引き離してしまうことに不安はありましたが、娘も「新しい保育園行く!」と楽しみな様子。さらに娘はあまり人見知りしない性格で、初めて会う人に対しても自ら積極的に接することができたため、きっと新しい環境でも大丈夫だろうと、このときは考えていました。 娘の様子に転園を後悔転園して1週間ほどたったころ、「保育園に行きたくない。前の保育園がいい」と娘が言うようになりました。前の保育園ではとても活発で自由奔放に過ごしていた娘でしたが、新しい園では、常に緊張しながら過ごしているとのこと。すっかりおとなしくなってしまった様子です。 もともと保育園が大好きだった娘の変化に私は、「転園は娘にとってマイナスだったのではないか……。金銭的に無理をしてでも今までの園に通わせてあげればよかった」と激しく後悔するようになりました。 時間と共に環境に適応していく娘にひと安心そんな思いを抱えながら過ごしていましたが、半年ほどすると環境に慣れてきたようで、徐々に「今日は○○ちゃんと遊んだ」、「○○が楽しかった」など、楽しい報告が聞けるようになりました。 転園当初は先生の間でも「おとなしい子」として扱われていた娘ですが、今ではクラスで一番のおしゃべりになっているそう。再び以前のように楽しそうに保育園に通う娘の姿を見ることができて、心の底から安心することができました。子どもには順応力があるのだなと驚かされました。これからも娘の力を信じて見守っていきたいと思います。 不安と後悔でいっぱいの転園でしたが、時間の経過と共に子ども自らの力で適応していってくれました。今ではすっかり転園先の保育園になじみ、毎日いろいろなことを学んできています。この先もきっと、環境が変わるたびに親は心配で心がいっぱいになるのだろうなと思いますが、子どもの適応能力を信じて乗り越えていこうと思います。 著者:南星 花3歳と1歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年01月26日娘のおまめちゃん、息子のいっちゃんとの日常を描く、あんこママさんの育児マンガを紹介します。これは、いっちゃんが生後4カ月のときのお話です。あんこママさんは、息子のいっちゃんが何を想っているのか、妄想を膨らませ、いっちゃんになりきってマンガを作りました。そしてSNSに投稿すると、ママたちから「泣いてしまう」「うちもこんなだった」との感想や、最後のあんこママのセリフには「わかる!」「親近感わきました」など、共感の声が続出! あんこママさんが最後に言ったセリフに注目です。ママの妄想 息子のいっちゃんが1歳のとき、あんこママさんはいっちゃんが小さいときのことを思い出しながら、そしていっちゃんになりきってマンガを描きました。 いっちゃんは4カ月になると、好きなものを眺めたり口に入れたりするように。そして寝返りに挑戦しますが、うまくいかなくて泣いていました。けれどもうつぶせにしてもらうと、ニッコリ。 お散歩が大好きだけれど、お散歩中はすぐに眠くなり、気付いたらお家に着いていました。 ママのおなかの中に戻りたくなったり、不安になったりして泣きたくなるときがあるけれど、そんなとき、パパの大きな手はいっちゃんを安心させました。 お姉ちゃんのギューも、驚いて泣いてしまうけれど、やっぱり好き。 そして、ママの抱っこはとっても大好きで、泣いているときはいつも落ち着きます。 いっちゃんはパパ、ママ、おまめちゃんに愛されていることを知っていました。そして、「これからも僕を愛してください」とみんなに伝えました。 ……と、妄想を膨らませたあんこママさんでした。 あんこママさんはマンガを描きながら「大事に育てるぞ! こんな風に思ってもらえるように育てるんだ!」と思っていたそうです。そして最後の「ママが1番ぽく書いとこ」という何気ないあんこママさんのつぶやき。これにはSNSでこのマンガを読んだママたちから「かわいい~」「わかる!」「盛っておこう!」などなど共感の声が。いっちゃんもあんこママさんもかわいくて、ほっこりした気持ちになりますね♡ 著者:マンガ家・イラストレーター あんこママ2017年早生まれの女の子、2020年生まれの男の子のママをしています。忘れたくない子どもたちとの記録をイラストに残しています。
2023年01月18日息子は生後8カ月ごろから後追いが始まり、つたい歩きを始めた生後10カ月過ぎから、抱っこから降ろすと激しく泣いて私から離れなくなってきました。家事などの作業をしたいときはおんぶしていたのですが、ついに私は腰痛になってしまったのです。しかし、ある方法によって息子が少しの間だけひとり遊びができるように! その方法をお伝えしたいと思います。後追いの始まり息子は、ハイハイができるようになった生後8カ月ごろから、私がトイレに行ったり姿が見えなくなると泣きながら追いかけてくるようになりました。つかまり立ちやつたい歩きができるようになると、歩いて私を追いかけようとするのですが、まだ倒れやすいので頻繁に転んで頭をぶつけてしまうのが心配で仕方ありませんでした。あまりあとを追って歩くことがないように、私が家の中で移動するときには抱っこで連れて行くようにして、できるだけ息子の視界にいるように気をつけていました。 おんぶで腰痛に後追いが始まって以降、料理など危ない作業をするときは抱っこひもで息子をおんぶするようにしました。しかし生後9カ月を過ぎた息子の体重は8kgを超え、おんぶの状態で1時間ほど料理をしていると腰痛が深刻に⋯⋯。このままでは育児だけでなく生活に支障が出るかもしれない……と危惧した私は、短時間でもいいから息子がひとり遊びをできるようにしようと考えました。 ママが持っている物で遊びたいきっかけは後追いで泣いてしまった息子を抱っこしながら、冷蔵庫に貼ってあった買い物メモをチェックしていたときです。メモを止めるために使っていたキャラクターもののマグネットに興味を示した息子が、抱っこから身を乗り出して手に取ろうとしたのです。息子は以前から、カメラや携帯電話など大人が使っているもので遊びたがる傾向がありました。なので、大人が手に取って遊んで見せることで、興味を持てば飽きることなく遊べるのでは?と考えついたのです。 自ら抱っこから降りるようにそれからは、私が家事をするときなどひとりで遊んでいてほしいときに、抱っこのまましゃがみこんで、息子に見える位置で積み木で遊んで見せることにしました。最初は私にしがみついて離れなかったのですが、1分ほどすると私の手元をじっと見て興味を示し、やがて私が持っている積み木を手にとって遊び始めるようになったのです。 そして、遊びに集中すると自分で私のひざから降りて、その後2、3分はひとりで遊ぶことができるようになりました。料理など時間がかかる作業のときは、息子が泣いたら抱っこし、落ち着いたら再び遊んで見せるというのを繰り返すことで、少しずつ自分で遊べる時間も長くなっていきました。 おもちゃで遊んでいるのを息子に見せることで、私自身もひと一呼吸置いて気分転換ができます。やることがあるから、息子を早く降ろさなくてはという焦りを一旦落ち着かせることで、気持ちに余裕を持つことができました。また自発的にひとり遊びができると泣く時間も短くなり、私が罪悪感を感じることが減ったのもうれしい変化です。 監修/助産師 松田玲子イラスト/imasaku著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2023年01月11日生後間もない娘の心臓に2つの穴が空いていることが判明! 退院して、次の診察は1カ月後と決まったけれど……?突然医師から言われた信じがたい言葉「娘さんの自発呼吸が止まりました」一体なにが……!? 検査中思いもよらない事態に……! 心臓の検査が長引き、夫婦で心配しているところに、医師が部屋から出てきて耳を疑う言葉を……。 「落ち着いて聞いてください。娘さんの自発呼吸が止まりました」 え……どういうこと? 頭が真っ白になってしまったママさん。さらに、医師から検査中の容態について説明がありました。監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月08日2歳と生後5カ月の子どもを育てている私。2人とも完全母乳で同じように育てており、長男のときは産後9カ月ごろに生理が再開しました。今回も「生理が再開するのはまだだな」と余裕を持っていたところ、体に異変が……。その2週間後にまさかの生理が! あまりの体の変化に驚いた生理再開の体験談です。1人目のときは産後9カ月で再開長男のときはなかなか生理が再開せず、2人目を希望していた私は「いつ生理が再開するんだろう」と心配していたほど。長男は生後10カ月で断乳をするまで夜間におっぱいを欲しがり、私自身いつも不眠で相当疲れていたと思います。 生後7カ月でようやく夜間に1回の授乳で済むようになり、少し気持ちに余裕が出てきた産後9カ月ごろに生理が再開しました。「産後、生理が再開するまでとても時間がかかるんだな」と思ったことを覚えています。 2人目の産後は予想外の早さ!?長男のときの経験から、「生理なんてまだまだ関係ない」と余裕を持っていた私。ある日、次男の授乳中に両乳首の鈍痛に気づいたのです。私は「乳腺炎かな?」と少し不安になっていたころ、右下腹部痛も感じたのです。 「あれ? 排卵してる? まさか……完全母乳でこんなに早く生理が再開するはずない」と思い、知らないうちに症状が消えていたので、そのまま忘れていました。しかし、その2週間後にトイレで生理に気づきビックリ! あの症状はやはり排卵だったのかもと驚きました。 完全母乳でも生理はくる振り返ってみると、次男は生後3カ月ころには朝までぐっすり眠ることも多く、夜間授乳はほとんどしていませんでした。また、私自身一度育児を経験しているので、心身のストレスも少なかったと思います。 生理が産後4カ月で再開したことを、助産師の姉に相談してみました。姉は「産後の生理再開は個人差がすごくあるから早くても問題ないよ。ただ、もう妊娠できるから避妊はしないとね」と返答が。私は「もう妊娠する可能性があるんだ。注意しなきゃ」と改めて感じたのです。 妊娠中も長男と次男の妊娠経過や体の症状がまったく異なるように、同じように育てていても産後の体の回復も違うことを改めて学びました。私の場合は、完全母乳でも産後4カ月で生理が再開し、体が妊娠前の状態に着実に戻っていることがわかりうれしかったです。しかし、あまりの体の回復の早さに驚き、今度は妊娠しないように注意しなければ……と思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2023年01月07日低出生体重児だった娘の母乳育児はうまくいかず、悩みながらも生後5カ月で断乳を決意。実母からの厳しい言葉や、周りのママの何気ない行動にすら悲しく悔しい思いをした体験談をお伝えします。 低出生体重児で難航する母乳育児在胎36週6日、緊急帝王切開で生まれた娘は、2,100g台の低出生体重児でした。娘の口が小さくおっぱいを吸う力も弱いことに加え、低血糖症の治療のために通常よりも頻回の授乳を必要としていました。 私も初産かつ正期産直前の緊急帝王切開による出産だったため、産前の乳頭マッサージなどもできないまま出産を迎えた状態。そのせいもあってか母乳がうまく出ず、母乳育児ははじめからかなり難航していました。 私の気持ちをわかってくれない実母娘の退院後も、「低月齢のうちは血糖値が基準値以下になればすぐに病院へ」と言われたため、血糖値が下がらないよう母乳のあともこまめに育児用ミルクを飲ませました。 そのころ、実母が娘がどのくらい母乳を飲んでいるかを確認するLINEを毎日送ってきたのです。 きっと母は母乳育児は赤ちゃんに良いことだから、当然私もそうするものだと思って悪気は一切なかったと思うのですが、母乳があまり出ない私にとってはプレッシャー以外の何物でもありません。それどころか母乳育児がうまくいかないと相談しても、食事や生活習慣を容赦なく指摘され、気持ちが削がれるばかりでした。 助産師さんのやさしい言葉に涙…産後5カ月ころ、心身ともに限界だった私を心配して「離乳食始まるし断乳したら?」と夫が言ってくれました。断乳のことを実母に話すと、「まだ生後5カ月なのに断乳なんて娘ちゃんがかわいそう!」と猛反対! 理解してほしかった実母に今まで以上に責められ悲しくなった私は、助産師さんに思いを打ち明けることに。 すると助産師さんは「お母さんが笑顔でいられることが娘ちゃんにとっても一番。だからその決断に誇りを持って」とやさしい言葉をかけてくださり、私の中でいろいろな思いが溢れて涙が止まらなくなってしまいました。 他のママの授乳になぜか心が痛む順調に断乳を終え、大好きなお酒も飲めるようになって心に平穏を取り戻せたはずでしたが、実は心の奥深くに爪痕が残されていました。母乳育児が順調な周囲のママたちの授乳の場面に遭遇すると、なぜか心がキリキリと痛むのです。 特に義実家で義妹が授乳し始めたときには、「兄嫁さんと違って私は母乳育児うまくいっていますよ」と見せつけられている感じすらして、悔しすぎて逃げ出したくなるほどでした。 母乳育児に関してはそれぞれ事情があるのだから、あれこれ口を出さずそっとしておいてほしいというのが本音です。いつか娘が母となる日がきて、もし母乳育児がうまくいかなくても、娘の判断を尊重し、そっと見守れる母でありたいなと思います。 作画/はたこ著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2023年01月03日生まれてからすくすくと成長してきた娘が、明日で生後3カ月をむかえようとしていた日に突然発熱し、インフルエンザA型と判明! 病院での対処や、入院してからの娘との付き添い生活の一部始終をお話ししたいと思います。 嵐の前の平和なひととき娘がまもなく生後3カ月をむかえようとしていたある日。まだ冬休みの最中で、小学5年の三男はゲームざんまい。夫の仕事も休みで朝から家族みんながゆったりとしていました。娘も穏やかで育児用ミルクの飲みも良く、お昼前にはねんねをしたので、私はその間に洗濯や昼食の準備をして過ごしていました。 家事は片付くし、娘はよく寝るし快適な1日だなあ!と喜んでいたところに、娘が起き出したのです。おむつを取り替えて育児用ミルクの準備をして改めて抱き上げたとき、不思議な呼吸をしていることに気づきました。肩で息をしている感じで、息づかいも「ふうっふうっ」と聞こえます。 なんだろう……これは?と考えながら、あれ? そういえば娘、熱いかもしれない!と気づき、慌てて体温計で測ると38.5度。赤ちゃんは生後半年くらいまでお母さんからの移行抗体で守られていると聞いたことがあるけど、なぜ?? 小児科受診、そして入院へ私はとても不安になり、急いで予防接種でお世話になっている小児科へ向かいました。先生は娘の胸の音を聞いて、おなかを丁寧に触診してから「胸の音は悪くないけど、この月齢の子が38.5度まで熱が上がるのは普通ではないからね。総合病院に紹介状を書くから、これからまっすぐ行きなさい」と、今度は総合病院を受診することに。 その間にも娘は相変わらず「ふうっふうっ」と肩で息をしていました。総合病院の先生は診察をしてから、「熱の原因を調べたいので、今流行している感染症の検査と採血をします。お母さんは待合室で待っていてください」と、15分ほど待つことになりました。 そして、インフルエンザA型が判明したのです。「生後3カ月くらいだとタミフルを飲ませるのは大変でしょうから、入院して抗インフルエンザ薬を点滴投与しましょう」と入院が決まりました。 赤ちゃんとの付き添い入院生活荷物の準備を夫に頼み、私が娘に付き添い慌ただしく入院生活がスタート。小学5年の三男のお世話を夫にお願いしました。すぐに抗インフルエンザ薬の「ラピアクタ」の投与が始まり、娘の熱は翌日には下がり安堵。そして、気になっていた「ふうっふうっ」という息づかいもなくなっていました。 先生によれば「熱が高くなり少し苦しかったんだと思います。でも、胸の音もきれいですし問題ないですよ」とのことで、娘は4日間で無事に退院することができました。 結局、娘のインフルエンザは私と三男にも感染しました。あとから知ったのですが、インフルエンザの予防接種は妊婦でも接種が可能だということ。私の予防接種ができていれば免疫が娘にも移行し苦しい思いをさせなくてよかったのかも……と、勉強不足を反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/あんこママ監修/助産師 REIKO著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2022年12月31日第1子は秋生まれ。まだ生後3カ月のときに年末がやってきたので、「今年は小さい子どもがいるし、例年みたいに十分な大掃除はできないだろうな」と考えていました。そんな中で張り切って動き出したのが夫。しかし、夫はとんでもないところから掃除を始めて……。 大掃除を張り切る夫と、休みたい私第1子の娘が生後3カ月のときにやってきた年末。まだまだ夜の授乳も多く、夫が多忙な日々だったのでワンオペの真っ最中でした。そのため「夫も忙しいし、今年の大掃除は諦めよう。大掃除をする時間があるなら寝ていたい」と思っていました。しかし年末になって仕事が休みになった夫は、「大掃除をしよう!」と張り切りだしたのです。正直腰の重い私が「今年はいいんじゃない?私はそんな元気ないよ」と伝えると、「じゃあ寝てなよ!俺が勝手にやるからさ!娘のことも見てるから、年末ぐらいゆっくりしな」と言ってくれました。 やさしさに感動したのもつかの間夫も仕事で疲れているだろうに、なんてやさしいのだろう!と私は感動。「好きに休んでていいから」という言葉に甘えて、夫に娘を任せ、別室でのんびりさせてもらうことにしました。夫が娘を見ながら掃除を始めて5分ほど経ってから、私は飲み物を取りにリビングへ。そのついでに夫と娘がいる部屋を覗くと、そこには衝撃の光景が広がっていたのです。なんと、夫は娘がベビーベッドで寝ている上にある棚を、はたきでパタパタとはたいているのです!つまり、夫が棚から落としたホコリがすべて生後3カ月の娘の上へ……。 慌てて娘を避難!夫に注意すると…「わー!!」と悲鳴を上げて慌てて娘を抱き上げると、夫は「なになに!?」と驚いた顔。私は「何じゃないよ! なんでわざわざそこから掃除を始めるの!?」と聞くと、「え? だって最優先は娘のいる部屋でしょ? それに掃除は上から下の順でやるんだよ」と得意げな顔。私はあきれて「今、夫くんが落としたホコリが全部、娘と娘の布団に落ちてきてたの!」と言うと「え? あー本当だ! ごめんごめん」とヘラヘラ笑う夫。 これを見て、夫に娘を任せておけないと怖くなり、結局夫には掃除だけをお願いすることにしました。掃除開始5分で部屋を見に行ってよかったと心から思った瞬間でした。 普段は自分の部屋以外の掃除をしない夫。張り切って始めてくれたのはよかったのですが、掃除のことだけで頭がいっぱいになり、娘がどんな状況になるのかまで気が回らなかったようです。夫のやる気だけで安易に子どもを任せず、具体的な掃除計画まで確認すればよかったと思いました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月15日わが家の子どもたちは1歳1カ月差の年子です。次女出産に向けて、私と長女は2人で私の実家へ里帰りをしていました。そんなある日、突然長女が首をかしげるような仕草を繰り返すようになりました。そのときの状況を詳しくお話しします。突然、長女が不自然な動きをするように…私の実家には母と兄の2人が住んでいます。長女のときも里帰り出産で、本当によく泣いてまいっていた私に代わり、母がよく抱っこをしてくれていました。母はまた長女と一緒に暮らせると喜んでいました。里帰りをして2週間が経ったころ、それまで変わらず元気に過ごしていた長女にある異変が……。 長女は首をかしげる仕草を何度も繰り返すようになったのです。それも、昼間に母と兄が仕事でいないときにはほとんどしませんでしたが、夜になって2人が家に帰ってくるとその仕草を始めるようになりました。 病院を受診はじめは変な動きをするなぁと動画を撮って様子を見ていたのですが、翌日も何度も何度もその仕草を繰り返すようになりました。動き方が自分の意思で動いている様子ではなく不随意運動のように感じて、心配になり小児の脳波を撮れる病院を探して受診することに。 診察中にもその仕草を繰り返しており、先生は「てんかんも否定はできないけど、チックのようにも見える」「ただ、生後11か月でチック症は聞かないな」と言っていました。その後、脳波をとりましたが特に異常は見られず、里帰りで環境の変化に敏感になっているのではないかということでひとまず漢方を処方されました。 保育士さんからのアドバイスそんなこともあり不安がありましたが、長女は数日後に保育園へ通い始めました。保育士さんにそのことを話すと、母と兄も長女と一緒にたくさん遊んであげたら良いのだとアドバイスをくれました。 たしかに仕事で関わる時間も少ないうえ、肉体労働の2人が疲れて帰ってきた姿を見て、慣れていない長女は戸惑う気持ちがあったのかもしれません。その後は母と兄も仕事で疲れているなかで遊ぶ時間を増やしてくれ、気づいたら首をかしげる仕草はしなくなっていました。 長女はまだ生後11カ月なのに環境の変化を敏感に感じることのできる子なのだと、プラスに捉えるようにしました。このこと以外にも、里帰りを終えてから公園で知らないお友達がいると一歩も動けず固まってしまったり、道ですれ違う人を嫌がって回り込んだりなど、長女の困りごとはたくさんあったのですが、それも個性なのだと受け入れて見守るようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2022年12月13日明治座が、創業150周年を迎える2023年に4月、5月の2カ月連続で歌舞伎を上演することを発表した。4月は中村梅玉、中村又五郎、中村芝翫、片岡孝太郎、松本幸四郎、片岡愛之助という豪華な顔合わせによる明治座創業百五十周年記念『壽祝桜四月大歌舞伎』(ことぶきしゅくおうしがつおおかぶき)を上演。昼の部は、義太夫狂言の三大名作のひとつ『義経千本桜 鳥居前』、酒豪同士の飲み比べや問答が壮快な『大杯觴酒戦強者』、江戸の風情溢れる舞踊『お祭り』と、祝祭感溢れる多彩な演目をお届け。夜の部は、四世鶴屋南北の傑作『絵本合法衢』を通しで上演する。左から)中村又五郎、片岡孝太郎、片岡愛之助、松本幸四郎、中村芝翫、中村梅玉5月の『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』では、市川猿之助を中心とした俳優陣による熱演を上演。昼の部の『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』は、平家の名将・平知盛が海を渡り中国大陸に落ち延びたという設定で描かれる壮大なスケールのスペクタクルロマン。夜の部の『御贔屓繫馬』は、昭和59年4月に明治座で初演され人気を博した奇想天外なみどころに溢れる作品。昼夜公演とも猿之助が宙乗りを勤める。<公演情報>明治座創業百五十周年記念『壽祝桜四月大歌舞伎』2023年4月8日(土)~25日(火) 明治座 ※休演日4月17日(月)開演時間:昼の部 11:00 / 夜の部 16:00(予定)■チケット料金(税込)一等席(1階席 / 2階席正面)15,000円二等席(2階席左右)7,500円三等A席(3階席正面)5,000円三等B席(3階席左右)3,000円※未就学児童入場不可。明治座創業百五十周年記念『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』2023年5月3日(水・祝)~28日(日) 明治座(予定)※休演日5月10日(水)、17日(水)開演時間:昼の部 11:30 / 夜の部 16:00(予定)■チケット料金(税込)一等席(1階席 / 2階席正面)15,000円二等席(2階席左右)7,500円三等A席(3階席正面)5,000円三等B席(3階席左右)3,000円※未就学児童入場不可。明治座チケットセンター:03-3666-6666(10:00~17:00)10名様以上のグループ観劇予約:03-3660-3941(明治座営業部)
2022年12月10日産後2カ月のころ、友人の結婚式に出席しました。打診があったのは妊娠中で、産後の様子は正直あまりイメージできませんでしたが、大切な友人だったので赤ちゃんを実母に預けて出席することに。しかし、いざ式が近付くと、出席の返事をしたときには想像しなかった問題がいくつか出てきました。※コロナ禍前の体験談です パーティードレスが入らない!産後思ったように体型が戻らず、着ようと思っていたパーティードレスが入りません。どうにもこうにも背中のファスナーを上げることができず、困ってしまいました。 赤ちゃんは連れて行かない予定だけど、授乳口の付いた産後ママ向けのドレスを買うべきか……と考えていたところ、妹が持っていた、ゆったりしたデザインのドレスを貸してもらえることに! ホッとしました。 溢れる母乳はどうしよう!産後すぐには出なかった母乳も、式のころには授乳間隔があくと溢れ出るようになっていました。 赤ちゃんと離れて過ごす間、母乳パッドはどのくらい必要? 借りものの服を濡らしてしまったら申し訳ないし、なにより恥ずかしい……と心配でした。結局、家を出てから帰宅までの間に母乳パッドを4〜5回交換し、そのほかに搾乳もしました。 久しぶりのヒールで足が痛い!妊娠中から1年以上ヒールのある靴を履いていなかったので、独身のころのような高いヒールで歩く自信がなく、低めのヒールの靴を選びました。それでもやはり歩きにくく、帰宅するころには靴擦れができ、ふくらはぎも筋肉痛になってしまいました。 せめて、行き帰りの移動の間は履き慣れたぺたんこ靴に履き替えればよかったなと、あとから思いました。 いろいろと思いがけない苦労もありましたが、大切な友人の花嫁姿を見られてうれしかったです。披露宴の最後の花嫁からの手紙は、生まれたばかりの娘がこんなふうに手紙を読む日もいつかくるのかなと想像して感動しました。 監修/助産師 松田玲子著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月07日生後4カ月ぐらいまでとにかくよく泣いていた息子。夫は仕事が忙しく、両親は遠方に住んでいて、義両親は共働きのため、誰にも頼れず初めての育児に心身ともに疲労困憊となっていました。ある日、泣き止まない息子にイライラしてしまい、泣き声に耐えられなくなった私はベッドの上に息子をひとり置いて、寝室の扉を逃げるように閉めました。その瞬間、事故が起きてしまったのです。息子をかわいいと思えなくなる息子は新生児のころから何時間も泣き続けるような子でしたが、一度眠るとまとめて数時間は寝てくれるため、何とか育児を頑張ることができていました。しかし生後3カ月のころから、日中はトータル30分寝てくれたら良いほうで、夜中は1~2時間おきに起てしまうように。 きっと息子も眠いはずですが、うまく寝ることができずいつも不機嫌で顔を真っ赤にして泣いていました。毎日の寝不足と、甲高く大きな声で泣く息子と2人きりの毎日が、次第に苦痛と感じるように……。私は世界一愛おしいと思っていた息子を、いつしかかわいいと思えなくなってしまったのです。 ひとりにしてしまった後悔いつものように、抱っこをしても授乳をしても顔を真っ赤にして泣き叫び続ける息子に耐えられなくなってしまい、柵がない大人用のベッドに息子をあお向けにして粗く置いてしまいました。当然息子はさらに激しく泣いてしまい、まったく泣き止まず寝てくれないことへのつらさとイライラで、息子をベッドの上にひとりにして寝室の扉を思いっきり閉めたのです。 その数秒後、ゴンッ! という衝撃音と、「ギャー!」と今まで聞いたことがないような息子の絶叫が聞こえ、一気に血の気が引きました。すぐに寝室の扉を開けると、息子が寝返りをしてベッドから落下。今まで見たことがないくらい泣き叫ぶ息子を見て、「なぜひとりにしてしまったんだ」と大きな後悔と、息子に対する申し訳なさで私は胸が張り裂けてしまいそうでした。 診察の結果抱っこをしてあやすと息子は数分で泣き止み、おっぱいを飲んだあと何事もなかったかのように寝てくれました。その後、かかりつけ医に電話をして事情を説明するとすぐ診察してくださることに。たんこぶができていないか、目の動きはおかしくないかなどを調べていただきました。 頭を打ったときにすぐ泣いたことや、食欲もありずっと不機嫌ではないため問題ないだろうという診断結果。先生と看護師さんの前でしたが、大事に至らなかったことにホッとして、私は泣きながら息子をたくさん抱きしめ何度も謝ったのでした。 その後、夫に相談して、住んでいる自治体でおこなっている子育てサポート制度を利用することに。頼れるものはすべて頼り、無理をしないようにしたことで私の気持ちに余裕が生まれたのです。穏やかな気持ちで子育てをできるようになったことが息子に伝わったのか、夜泣きや日中のグズグズが徐々に減っていったのでした。現在息子は1歳になり毎日元気いっぱい過ごしてくれています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年12月01日もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納しお化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると、人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐにきてくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。そして、ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在まではケガなく過ごせています。 事故から半年、すっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こる出来事」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月30日私は息子が生後8カ月のとき、シングルマザーになりました。息子に父親がいなくなることがつらくて申し訳なくて、たくさん泣きました。どうやって生きていけばわからなくなりました。でも……!! 息子の生後まもなくシングルマザーに息子が生後8カ月のときに私はシングルマザーになりました。できる限りのことはしましたが、離婚は避けられませんでした。今となっては離婚を選んだことは、私にとっても息子にとっても良いことだったと胸を張って言えます。 しかし、シングルマザーになった当時は「息子に父親がいなくなる」という申し訳なさで、どうやって生きていけばいいのかわからなくなり、私は毎日泣いてばかりでした。 私が笑顔でいなくちゃ!!毎日泣いていましたが、離婚した事実はもう変えようのないことで、ひとり親として息子を幸せにするために、たくさんの育児書を読みました。また、先輩シングルマザーに子育てについてたくさん相談しました。そこで得た結論が、「私がいつも笑顔でいることが何よりも一番息子のためになる」でした。 私が離婚したことを悔やんで悲しんで暗く生きることよりも、いつもニコニコ笑って明るく胸を張って生きることが、息子のためになることに気づいたのです。実際に今のところ、私がいつも笑顔でいることで息子も楽しそうに元気にすくすく育ってくれています。 息子と生きていく決意息子は今2歳です。自分に父親がいないことにまだ気づいていません。離婚後一度も面会交流はしていませんし、これからもしないことになりそうです。ただ、遅かれ早かれ息子が自分に父親がいないことに気づくときがくると思います。 そのときがくるのが怖いという気持ちも私にはあります。息子も自分に父親がいないということが原因で悩むこともあると思います。息子が悩んだら、息子の気持ちを受け止めて、誠心誠意向き合いたいと思います。けれども普段は明るく、元気よく、幸せそうに生きている母親の姿を息子に見せたいと思っています。 離婚というのは本当につらいことで、子どもへの影響があると思うとなおさら責任は重く、私はどうしても暗い気持ちになってしまいました。けれども子どものためにもきちんと前を向いて明るく日々を過ごすことが大事だと気づき、今は幸せに過ごしています。シングルマザーということでつらいことや嫌なこともありますが、胸を張って元気に生きていきたいと思います。 作画/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。
2022年11月27日猫用品ブランドNECO LABO(運営:住コンサルティング株式会社、所在地:福岡県)は、販売開始から3カ月で売り切れた人気商品『ねん猫はんてん』に新柄2種を追加し、2022年11月25日よりNECO LABOショップ・楽天ショップ・Amazonにて数量限定で販売開始いたします。愛猫とゆっくり『ねん猫はんてん』2022年新柄登場『ねん猫はんてん』公式ページ ■昨年の反響昨年販売を開始した『ねん猫はんてん』。複数のテレビや雑誌、新聞などで紹介され、発売から3カ月で販売予定数量が完売となり、ご好評の中、販売終了となりました。独自デザインの猫ポケット■『ねん猫はんてん』について愛猫と密着できるよう、懐に猫が入れる大きなポケットがついた半纏です。寒い冬を愛猫と温かく過ごしたいと、素材やサイズ感にこだわり、猫も人間もうっとりな心地よさを生み出しました。猫を抱っこしていると温かいだけでなく、呼吸に合わせて感じる体温、ときおり聞こえるゴロゴロ音が相まって、充足感に包まれた至福のひとときをお過ごし頂けます。(1)ぬくぬく猫ポケット懐の猫ポケットは、サイドから手を入れるポケットと繋がったトンネル構造。猫ちゃんも出入りしやすく、ポケットに入ったまま顔やしっぽだけ出すといった使い方も可能。自分の着ている半纏がまるで猫ハウスのように使ってもらえる、猫好きさんに嬉しいアイテムです。(2)冬のお悩み静電気も解消冬に愛猫を抱っこしてバチッとした経験はありませんか?『ねん猫はんてん』は生地も中綿も綿100%。天然素材の綿を使用しているので静電気が起こりにくくなっており、人も猫もストレスを感じることなく触れ合うことができる、猫ちゃんとの距離が縮まる季節にぴったりな1着です。(3)こだわりの日本製製造は老舗織物メーカーの宮田織物株式会社。安心して永く愛用頂けるよう、生地織り、裁断、縫製まで、すべて国内生産にこだわっています。着る人の身体に馴染むよう、綿を入れ閉じる作業は全て手作業で行われ、1枚1枚丁寧に作られた半纏は、まるでお布団に包まれているような優しい着心地です。昨年の売り切れを踏まえ、少しだけ生産を増やしてご用意しております。愛猫家の皆さま、どうぞお見逃しなく!【商品仕様】●商品名:ねん猫はんてん●素材 :生地/綿100%中綿/綿100%●サイズ:男女兼用フリーサイズ裄丈80cm・身幅67cm・身丈80cm・袖口18cm●価格 :NECO LABOショップ限定 29,800円(税込)楽天ショップ・Amazon 33,000円(税込)※ショップにより価格が異なります。■NECO LABOについてNECO LABOは建設会社である住コンサルティング株式会社が運営する猫用品ブランドです。猫好きなスタッフが「愛猫のために猫用品をつくりたい」と発案したことから始まり、『ねん猫はんてん』や『爪とぎハウスゆらころ』など、オリジナルの猫用品を企画販売しています。■会社概要商号 : 住コンサルティング株式会社代表者 : 代表取締役 野嵜 雅人所在地 : 〒822-0002 福岡県直方市大字頓野1921-1 フォレスタけやき108設立 : 平成20年12月事業内容: 建設業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月24日夫の仕事の都合で子どもが生後4カ月のころに引っ越しをすることになり、移動で新幹線を利用することになりました。移動中に大勢の人がいるところで子どもを泣かせて迷惑をかけてはいけないと考え、入念に計画をたてて引越し当日に臨みました。しかし子どもを連れての行程は計画通りいくはずもなく⋯⋯。そんなとき、新幹線の車掌さんが感激の対応してくれたのです。私の体験談をお伝えします。 入念に準備!引っ越しについては、私が妊娠中から決まっていました。行き先は北陸。12月に初めての出産、子育てをすることになる私は、雪深い転居先にすぐに行くとは言えませんでした。そこで私は子どもと一緒に新居周りの雪もすっかりなくなるゴールデンウィークまで実家で過ごし、夫だけ先に引っ越しをしてもらうことにしたのです。ゴールデンウィークのころには子どもは生後4カ月を過ぎていました。 子どもはおっぱいや昼寝のリズムもついてきています。そのためどのタイミングで授乳をするか、昼寝はどのタイミングになるか、どんなおもちゃを持っていくかなど、大泣きさせて周りに迷惑をかけないようにと計画を入念に立てました。 予定通りにいかず大泣き引っ越し当日。授乳とおむつ替えは出発ギリギリにしました。大半の荷物は引っ越し業者にお願いし、私は最低限の荷物だけを持ち、迎えにきてくれた夫と実家を出発。在来線と新幹線を乗り継ぐ4時間の行程です。スリングの中にいた子どもはしばらくすると眠ってしまいました。これは計画通り。 子どもが新幹線の中で目を覚まし、ケープを使って授乳し、機嫌よく過ごしてくれれば大成功だったのですがそうはいきません。新幹線の中で目を覚ますと子どもは大泣き。おっぱいもおもちゃも目に入らない様子でした。 車掌さんから神の一声が⋯⋯!私は子どもを抱いてデッキに移り子どもをあやしはするものの、泣き止む気配はありません。目的地までまだ1時間以上あります。立ったまま泣き続ける子どもの相手をするのかと途方に暮れていると、車掌さんが声をかけてくれました。「体調を崩した人のために個室を確保してあるから使いませんか」とのこと。 願ってもない申し出を私はありがたく受け、周りの人たちに迷惑をかけるのではないかと心配することなく、ゆっくり座ることができたのです。しばらくすると子どもも泣き止み、授乳をすませるとご機嫌になっていました。 出産後初めての長距離移動。私は周りに迷惑をかけてはいけないと、緊張をしていたのだと思います。しかし車掌さんからの親切を受け、肩の力がスッと抜けました。私が考えているよりも世間は子ども連れにやさしいのかもしれないと感じた出来事です。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年11月23日私は第2子を出産した際、持病で服薬していたため、子どもに母乳をあげられませんでした。病院の方針など身近なところで完全母乳を推奨する声を耳にするたび、母乳を飲めない子どもがふびんで仕方ありませんでした。1人目の子育て中にパニック障害を発症私は1人目の子どもが2歳のときに、仕事などのストレスからパニック障害を発症しました。服薬治療をおこなっていたのですが、2人目を考えたときに薬を中止することができず、減薬という方法で妊娠に臨みました。 そして、パニック障害の治療を続けながら不妊治療も並行しておこない、第2子を妊娠することができました。 薬の効果が切れる時間を狙って母乳をあげる産後の母乳については、心療内科の先生と産婦人科の先生の双方に相談をしました。赤ちゃんへの薬の影響を考え、薬の効果が切れる時間帯にだけ母乳をあげるという方針に決めました。 その薬の効果が切れる時間帯は、1日のうちでたった一度のみ。あとの時間はすべて育児用ミルクを与え、母乳は搾って捨てていました。1日に一度きりでしたが、母乳を飲んでいる赤ちゃんの姿が愛おしく、母乳をあげている時間は至福の時でした。 体調が悪化して母乳は完全中止に…産婦人科を退院後、パニック障害の症状が悪化してしまい、薬の量と回数を増やすことになりました。その結果、母乳をあげられる時間帯はなくなり、赤ちゃんが生後1カ月のうちに母乳をやめることになったのです。 当時は母乳をあげられない自分が悔しく、また赤ちゃんに申し訳ない気持ちから、毎日のように泣いていました。母乳をあげられない自分を“ダメな母親”だと責め、産後うつにまで陥りました。一方で、育児用ミルクでの子育ては何の問題もなく、むしろ飲んだ量がわかったり、腹持ちがよかったりといったメリットも多かったです。 育児用ミルクで育てたことに後悔はありませんが、第2子が小学生になった今でも、もっと母乳をあげたかったなぁと、ふと思うことがあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2022年11月22日2歳と生後3カ月の男の子を育てている私。2歳の長男はイヤイヤ期真っ盛りで、私が注意しても次男にいたずらして泣かせてしまうことがあります。そんな長男に毎日手を焼いているので、「ダメでしょ!」と注意するのも日常茶飯。そんなあるとき生後3カ月の次男がリビングで転倒していたのです! 私はいつものように長男を叱ったのですが、その後、真実に気づき、叱ったことを激しく後悔したのです……。転倒した次男ある朝、長男の朝食の準備をすませて、キッチンで片付けをしているときのこと。次男のものすごい泣き声が聞こえてきました。すぐにベビーチェアに乗せた次男のいるリビングに駆け寄ると、なんと、次男が床にうつぶせになって転倒していたのです! 私はすぐに次男を抱きかかえ、転倒時に打ったと思われる顔を確認。左眉毛のあたりが少し赤くなっているくらいでホッとしました。私は「また長男がいたずらしたんだ!」と思い、ベビーチェアの横で驚いた顔をして座っている長男に「なんてことするの!」と叱ってしまいました。 よくよく思い返すと…次男が大泣きするなか、私に叱られた恐怖で長男も大泣きしてしまいました。次男をあやす私は、「長男はなんでこんないたずらばかりするんだろう……」とあきれていました。 しかし、ふと、次男を安全にベビーチェアに座らせていなかったことを思い出した私。きちんと座らせていないままキッチンで作業をしてしまい、忘れていたのです。「次男が転倒したのは私のせいだ……」と気づいたのと同時に、「長男は転倒した次男を助けようとして、駆け寄ったのかもしれない」と、このとき思いました。 成長していた長男私は長男を叱ってしまったことを猛反省。大泣きしている長男を抱きしめて、「ごめんね。ママがいけなかったね!」と必死に謝りました。そして私は、普段も「長男はいたずらをする」と私自身が決めつけて叱っているのかもしれない、と思うようになったのです。それから次男に対する長男の行動をよく観察してみることに。 すると、以前は顔にカバーをかけたり、次男の目のなかに自分の指を入れようとしたりしていた長男が、次男の頭をなでたり、おもちゃで一緒に遊んであげたりしていたのです! 私は「長男も成長していることに気づかないといけない」と学びました。 毎日幼い2人の育児に手がいっぱいだった私は、長男も毎日成長し、まだ赤ちゃんの次男を彼なりにかわいがってくれていることに気づいていませんでした。「子どもは日々成長していること」を私自身が忘れてはいけないし、叱る前に子どもの行動を見守り、観察することが大切だと改めて学んだ出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2022年11月20日