ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』、その来日公演が1月29日(水)に幕を開ける。2006年にビヨンセ、ジェニファー・ハドソン、ジェイミー・フォックス、エディー・マーフィーら豪華キャストによって映画化され、日本でも大ヒットを記録した『ドリームガールズ』。元々は『コーラスライン』を生み出した鬼才、マイケル・ベネットの演出・振付により1981年にブロードウェイで初演されたミュージカルで、オリジナル版はトニー賞6部門に輝いたほか、その後もたびたびリバイバルされている。ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』今回来日するのは、2009年にブラックミュージックの殿堂、NYのアポロシアターで誕生したロバート・ロングボトム演出・振付版。2010年、2013年、2016年に続き、じつに4度目の上陸となる人気公演だ。始まりは1962年のニューヨーク。シカゴ出身のエフィー、ローレル、ディーナはボーカルトリオを結成し、成功を夢見てオーディションに挑戦する日々を送っていた。プロデューサーのカーティスに見初められた3人はデビューし、トップスターの仲間入りを果たすのだが……? 公演は2月16日(日)まで。東京・東急シアターオーブにパワフルな歌声が響き渡る!文:町田麻子ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』
2020年01月28日昨年創立20周年を迎えたKバレエ カンパニーの21年目の幕開けを飾る公演、『白鳥の湖』が1月29日(水)から2月2日(日)まで東京・Bukamuraのオーチャードホールで上演される。このクラシックバレエの代名詞の、熊川哲也演出・再振付版の初演は2003年。英国を代表する舞台美術家ヨランダ・ソナベンドが手がけた美しい舞台装置や、熊川による巧みなストーリーテリングが好評を博し、初演以来たびたび上演されてきたプロダクションだ。毎回大きな話題になるのはやはり、白鳥オデットと黒鳥オディールという、相反するキャラクターを演じ分ける主演ダンサー。今回も、Kバレエ カンパニーならではの豪華な競演が実現する。まずは、今作に主演するのは5年ぶりとなる、世界最高峰の舞姫・中村祥子。そして、熊川をして「天才」と言わしめる若きプリンシパル・矢内千夏。さらには、2018年の公演で急きょ代役を務めて高い評価を得た小林美奈に、今回が初役となる成田紗弥。彼女たちがそれぞれのパートナー、遅沢佑介、高橋裕哉、堀内將平、山本雅也とともに織りなす、ドラマティックな『白鳥の湖』の世界に期待したい。文:町田麻子
2020年01月28日ABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースが作曲し、『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースター』のティム・ライスが原案と作詞を手がけたミュージカル『CHESS』。コンセプトアルバムからスタートし、楽曲がヒットしたのちに舞台化された経緯を持つこともあり、何よりも音楽がよく知られる作品だ。名曲かつ難曲揃いのこの音楽には、過去にさまざまな名優たちが挑んできているが、このたび日本で開幕するニック・ウィンストン演出版に出演するのも、じつに豪華な俳優陣。本日1月25日から28日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで、2月1日(土)から9日(日)まで東京国際フォーラム ホールCで、日英の精鋭キャストが夢の共演を果たす。まずは、『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』というミュージカル界の双璧にともに主演した経験を持ち、度重なる来日によって日本にも多くのファンを持つラミン・カリムルー。そして、映画版『レ・ミゼラブル』でエポニーヌ役を演じて一躍世界中の注目を集め、2018年には話題のミュージカル『プリティウーマン』でブロードウェイ・デビューも飾ったサマンサ・バークス。さらには、ロンドンミュージカル界の新星ルーク・ウォルシュに、昨年の『レ・ミゼラブル』日本公演で主役の座を射止めた佐藤隆紀! 彼らが日本人アンサンブルとともに英語で演じるというチャレンジングな企画だけに、どんな舞台になるかは開幕するまで想像がつかないが、素晴らしい歌声を満喫できることは間違いないだろう。文:町田麻子
2020年01月25日1975年に天児牛大によって創設され、世界各国で公演を行っている舞踏カンパニー、山海塾。特にフランスでの評価は高く、1982年以降の作品はすべて、コンテンポラリーダンスの殿堂と言われるパリ市立劇場との共同制作となっている。1999年よりその共同制作に加わり、数々の作品を日本初演してきたびわ湖ホールが、1月25日(土)に『ARC 薄明・薄暮』を上演する。前作から4年を経て昨年3月に北九州芸術劇場で初演されたばかりの最新作で、関西では初上演となる。過去にたびたび山海塾の舞台美術を手がけ、2016年に逝去した画家、中西夏之へのオマージュでもあるという本作。演出・振付・デザインの天児が中西の「着陸と着氷」シリーズから着想を得て、「二重の舞台、ふたつの鏡、ふたつの弧から成る“3つのダブル”の世界」を構築する。福岡での初演後、既にパリとサンパウロで上演され、「荘厳で静謐なこの舞踊は、初めて山海塾を見る人々をもとりこにするに違いない」(フィリップ・ノワゼット/仏レゼコー紙)と評された『ARC 薄明・薄暮』。舞踏ファンならずとも要注目と言えそうだ。山海塾『ARC 薄明・薄暮』は、1月25日(土)に滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホールにて上演。文:町田麻子
2020年01月23日昨今の演劇界でよく目にする「イマーシブシアター」という言葉。Immersive=没入型の、という単語が示している通り、客席からただ観るのではなく、観客が何らかの形で舞台に参加する形の演劇を指す。ロンドンやニューヨークでは10年ほど前から既に多数の成功作が生まれているジャンルで、6階建ての廃墟ビルの中を歩き回りながら『マクベス』の物語を体験する『スリープ・ノー・モア』などは特に有名だ。日本でもイマーシブを謳う公演が徐々に増えているなか、日本最古の歴史を持つ京都の劇場、南座が同ジャンルに初参戦。数年前からイマーシブシアターに力を入れてきたダンスカンパニー「DAZZLE」を脚本・演出・振付に迎え、歌舞伎の『桜姫東文章』に材を取ったオリジナル新作『サクラヒメ』を上演する。1階は客席がすべて取り払われ、舞台と完全に一体化したアクティングエリアとなり、観客は自ら移動しながら鑑賞。2・3階からは着席鑑賞となるものの、物語の結末を決める投票に参加することになるという。意に添わぬ縁談から逃れるため、心中によって恋を成就させたひと組の男女。生まれ変わって花魁となったサクラヒメ(純矢ちとせ)は、運命の相手との再会を望むなかで5人の男性(川原一馬、荒木健太朗、世界、平野泰新、Toyotaka)と出会う。果たして、結ばれるべきふたりは誰なのか……。観るたびに違った景色と結末が楽しめる“マルチエンディング演劇”は、1月24日(金)から2月4日(火)までの上演だ。文:町田麻子
2020年01月22日1月16日(木)・17日(金)、トニー賞女優シンシア・エリヴォによるミュージカルコンサートが東京国際フォーラム ホールAで開催される。彼女が主演女優賞に輝いた2016年のトニー賞と言えば、アメリカで社会現象級の旋風を巻き起こした歴史的ヒット作、『ハミルトン』が主要な賞をほぼ独占した年。そんななか、完全独占を阻んだ一角が『カラー・パープル』でシーリィ役を演じた――しかもこの作品がブロードウェイ・デビューだった――シンシア・エリヴォだった。彼女のシーリィの強烈さは、この事実によっても、また2017年に『4 Stars』で初来日した際に披露した劇中ナンバー「I’m Here」によっても証明済み。そんな歌姫が、主演映画『ハリエット(原題)』によってゴールデングローブ賞をはじめとする各賞にノミネートされるなど、映画女優としても注目され始めているという絶好のタイミングで再来日を果たすのがこの公演だ。セットリストには再び「I’m Here」、ミュージカルとポップス両ジャンルの名曲、そして『ハリエット』からのナンバーなど、魅力的な楽曲の数々が並ぶ。さらにはスペシャルゲストとして、ドラマ『glee/グリー』のシュー先生役で日本でも人気のブロードウェイ俳優マシュー・モリソン、『キンキーブーツ』での見事なローラ役が記憶に新しい三浦春馬も出演。それぞれの代表曲プラスアルファをソロで歌うほか、エリヴォと三浦のデュエット、ゲスト同士のデュエット、また3人そろってのナンバーも予定されている。エリヴォの圧巻の歌声に加え、スター同士の異色のコラボも大きな見どころとなりそうだ。文:町田麻子
2020年01月14日アクションと殺陣に定評ある劇団・30-DELUXと、殺陣を取り入れたダンスパフォーマンスが人気のジャニーズJr.の4人組ユニット・宇宙Six。2018年の『スクアッド』、2019年の『のべつまくなし』と続いてきた両者のコラボレーションの、第3弾となる『のべつまくなし・改』が1月10日(金)に開幕する。好評を博した第2弾以降、単独主演作を含む多くの舞台を経験してきた宇宙Sixの江田剛、山本亮太、松本幸大、原嘉孝。彼らが室龍太(関西ジャニーズJr.)、坂元健児ら新たなキャストと共に、『のべつまくなし』をバージョンアップして贈る作品だ。舞台は赤穂浪士の仇討ちに沸く江戸の町。脚本の米山和仁は、「この仇討は実は仕組まれた芝居だった!?」との新解釈に基づき、心中をプロデュースする謎の商人と劇作家が江戸の町を駆け巡る独自のストーリーを展開する。歌やダンス、そしてもちろんアクションや殺陣も取り入れて展開される本編のあとには、宇宙Sixによるレビューショーも。1月12日(日)まで池袋の新劇場、東京建物Brillia HALLで行われる東京公演を皮切りに、1月17日(金)に福岡市民会館 大ホール、1月24日(金)から26日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、1月28日(火)・29日(水)名古屋市芸術創造センターと計4都市を回り、“新感覚アクションプレイミュージカルの決定版”を全国に届ける。文:町田麻子
2020年01月09日2017年に日本初演され、熱狂的なファンを多数生んだ韓国産ミュージカル『フランケンシュタイン』が再演される。知らぬ者はいないゴシックロマンの名作を、大胆な脚色と、難解がゆえに癖になる音楽によって舞台化した作品。また、メインキャスト全員が一人二役を演じるというトリッキーな趣向も人気の秘密で、今回は中川晃教と柿澤勇人(Wキャスト)、加藤和樹と小西遼生(同)、音月桂、鈴木壮馬、相島一之が続投するほか、ミュージカル初挑戦の露崎春女がエレン/エヴァ役として新たに名を連ねる。舞台は19世紀のヨーロッパ。科学者のビクター・フランケンシュタイン(中川/柿澤)は、戦場でアンリ・デュプレ(加藤/小西)の命を救い、ふたりは固い友情で結ばれる。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受け、研究を手伝うようになるアンリ。だが彼は、殺人事件に巻き込まれたビクターを救おうとして命を落としてしまう。自らの研究のすべてを注ぎ込み、アンリを生き返らせようとするビクター。だが誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった……。人類の飽くなき探究心、そして愛と友情の物語がスピーディに繰り広げられるミュージカル『フランケンシュタイン』は、本日1月8日から30日(木)まで東京・日生劇場、2月14日(金)から16日(日)まで愛知県芸術劇場 大ホール、2月20日(木)から24日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。文:町田麻子
2020年01月08日主演を務めるミュージカル界のプリンス、井上芳雄をして「日本のオリジナルミュージカルの最高傑作だとずっと思い続けてきました」と言わしめる『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』が、本日1月7日より東京・シアタークリエにて上演される。良質なオリジナル作品を多数生み出してきた音楽座が、1988年に旗揚げ公演として初演し、その後もたびたび上演しては客席を感動の涙で包んできた名作だ。主人公はシャイで少し頼りない青年、悠介(井上)。作曲家として身を立てるという夢に向かって懸命に努力していた彼はある日、スリを生業としている少女・佳代(咲妃みゆ)と出会う。身寄りがなくひねくれて生きていた佳代だが、「いつの日か夢は叶う」と語る悠介を見て、忘れていた素直な気持ちを思い出していく。やがて作曲家として認められ始めた悠介と、小さな幸せを大切に過ごせるようになった佳代。だが佳代には本人も知らない秘密があり、それがふたりと周りの運命を大きく動かしていくのだった……。出演はほかに、畠中洋、吉野圭吾(Wキャスト)、濱田めぐみ、上原理生、仙名彩世、福井晶一(Wキャスト)、土居裕子ら。佳代役オリジナルキャストの土居をはじめとする元音楽座のメンバーと、この作品がきっかけでミュージカルの道を志したと語る俳優が多く含まれていることも話題となっている。作品を大切に思う豪華キャスト陣、そして進境著しい小林香の演出によって、名作にまた新たな命が吹き込まれることだろう。2月2日(日)までシアタークリエ、2月7日(金)から9日(日)まで福岡市民会館 大ホール、2月12日(水)から15日(土)まで大阪・新歌舞伎座にて上演。文:町田麻子
2020年01月07日演劇製作会社る・ひまわりと老舗劇場の明治座がタッグを組み、2011年から続けている「年末“祭”シリーズ」が今年も開催される。毎回なんらかの歴史上の人物や事件を取り上げ、「もしもあの時こんなことがあったら……」という視点で面白おかしいエンタテインメント時代劇を作ってきた人気シリーズの、今年のテーマは、本能寺の変。明智光秀を描く来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にちなんでか、『明治座の変 麒麟にの・る』と題し、日本史最大のミステリーとも言われる事件を、「今まで見たことがないトンデモ設定の新たな物語として」描く。舞台は二部構成で、例年は第一部が芝居、第二部がショーという形だったが、今年の第二部は“番外編”。今までの同シリーズのキャラクター(3次元)が登場し、0.5次元上乗せして新たなコンテンツに挑戦する「3.5次元舞台」になるという。出演は、平野良や安西慎太郎といった若手から、粟根まことや加藤啓ら舞台巧者、お笑い界から椿鬼奴、さらには元宝塚トップスターの凰稀かなめまで、幅広いジャンルから集ったツワモノたち。12月28日(土)から31日(土)まで、彼らが年末の明治座で“異種格闘技”を繰り広げる!文:町田麻子
2019年12月26日オーストリアの人気作家ローベルト・ゼーターラーによる青春小説で、2018年には現地で映画化もされた『キオスク』が、石丸さち子の上演台本・演出により舞台化される。物語の舞台は、ナチスドイツが台頭する1937年のウィーン。田舎から出て来てキオスクの見習い店員となった17歳のフランツは、客としてやって来た精神分析学の創始者、ジークムント・フロイト教授と懇意になる。やがて年頃の青年らしく、謎めいたボヘミアンの少女に恋をするフランツ。時代の波に飲み込まれようとする街で、少年がフロイト教授の手ほどきを受けながら、悩み行動する姿を朗読劇の形で描く「リーディングシアター」だ。フランツ役に扮するのは、今年2月に結成された関西ジャニーズJr.のユニット「Aぇ! group」のメンバーとして活躍する末澤誠也。ユニット所属以前から『ドッグファイト』『スケリグ』に出演するなどして舞台経験を重ねていたが、本作が初の単独主演作品となる。ほかに、自他ともに認めるオーストリアとゆかりの深い女優・一路真輝、東京パフォーマンスドールの上西星来、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する岸祐二、山路和弘が出演。石丸が「素晴らしく魅力的な出演者が集まりました」と胸を張る『キオスク』は、12月25日(水)から29日(日)まで東京芸術劇場 シアターイースト、1月18日(土)・19日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。文:町田麻子
2019年12月24日子供だけでなく連れてくる大人も一緒に楽しめる児童劇を作ろうと、故・岸田今日子が企画してスタートさせた、演劇集団 円による「円・こどもステージ」。これまでに谷川俊太郎、別役実、佐野洋子らの書き下ろし作品を上演、数多くの賞も受賞してきた同シリーズの38作目となる『青い鳥』が、12月21日(土)から27日(金)まで東京・シアターXにて上演される。演出を務めるのは、幅広い世代の男女が集まって演劇のゲームを交えながら気持ちをシェアする、「産み育てを考えるワークショップ」を全国で開催してきた阿部初美。誰もが知るチルチルとミチル兄妹の冒険物語を再構成し、原作の中にある生と死、喜びと悲しみなどの普遍的なテーマをイメージ豊かに描き出す。「子供の虐待などの痛ましいニュースが多い中、生まれてくることの尊さや幸せについて、大人と子どもが一緒に感じたり考えたりするキッカケに」と意気込む阿部。『青い鳥』は元々、メーテルリンクがクリスマスのための童話を頼まれて書いた戯曲でもあり、この時期にぴったりの舞台となりそうだ。文:町田麻子
2019年12月19日2017年10月にシーズンの幕開けを飾る作品として初演され、初めてクリスマスの時期に登場した昨年の公演も好評を博した、ウエイン・イーグリング振付による新国立劇場バレエ団の『くるみ割り人形』。今年も12月14日(土)から22日(日)までの上演が決まっており、昨年の公演でも主役ペアを演じた米沢唯&井澤駿、小野絢子&福岡雄大、木村優里&渡邊峻郁、池田理沙子&奥村康祐の4組が再びクリスマス気分を盛り上げる。舞台はクリスマス・イブの夜。パーティーの準備で大忙しの少女クララの家に、続々と招待客が訪れる。一家の友人であるドロッセルマイヤーと彼の甥も到着し、ハンサムな甥にほのかな恋心を抱くクララ。ドロッセルマイヤーは、クララにくるみ割り人形をプレゼントする。パーティが終わり、眠りに就いたクララは夢を見る。くるみ割り人形とねずみたちとの戦いをドロッセルマイヤーが収めると、人形は士官服姿の甥へと姿を変え、クララと彼はロマンティックなパ・ド・ドゥを踊るのだが、ねずみの王様が甥を人形の姿に戻してしまい……?主役ペアによる高度なパートナリング技術が必要なパ・ド・ドゥ以外にも、群舞やディヴェルティスマンなど踊りの見せ場が多く、多彩な音楽と踊りが楽しめるイーグリング版。また、狂言廻し的に登場するドロッセルマイヤー、ちょっぴりコミカルなねずみの王様など、キャラクターの面白さにも定評がある。何かと慌ただしい年末、美しく心温まるバレエでゆっくりとクリスマス気分に浸ってみては? 東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演。文:町田麻子
2019年12月12日1966年に別役実らと早稲田小劇場を立ち上げて60年代の小劇場運動を牽引し、1976年には拠点を富山県利賀村に移して劇団名をSCOT(Suzuki Company of Toga)と改称、80歳を迎えた今もなお精力的に活動している鈴木忠志。その名を世界に轟かすこの演出家が2007年、全三幕から成る三島由紀夫の名作戯曲から第二幕のみを取り上げて初演した『サド侯爵夫人(第二幕)』が、12月13日(金)から23日(土)まで東京・吉祥寺シアターで上演される。利賀村と武蔵野市が姉妹都市であることからSCOT作品を頻繁に上演している同劇場に、2017年に鈴木による新演出バージョンとして登場して好評を博した舞台だ。三島による『サド侯爵夫人』は、“サディズム”の語源ともなっている実在の小説家サドを巡る、妻のルネ夫人ら6人の女たちのドラマ。鈴木は三島の書いた言葉は変えないまま、美空ひばりの演歌を流すなどの三島の指示通りではない演出によって、三島がルネ夫人に託した芸術家としての思いを浮かび上がらせる。初日と楽日以外は鈴木によるトーク付きの上演となっているほか、中日には演劇評論家・渡辺保と鈴木が観客からの質疑にも応じる「対話」(チケット代は“ご随意に”とのこと)もあり、あわせて楽しみたい。文:町田麻子
2019年12月09日40年以上にわたり作詞家として第一線を走り続ける一方で、近年はオリジナルミュージカルの創作にも情熱を傾けている森雪之丞。これまでに『サイケデリック・ペイン』(2012)、『SONG WRITERS』(2013)、『怪人と探偵』(2019)という、毎回毛色の異なる作品で脚本と作詞を手がけてきた。そんな森が作・作詞・楽曲プロデュースする新作、『ロカビリー☆ジャック』が本日12月5日より東京・シアタークリエで開幕。『SONG WRITERS』をともに生み出した、岸谷五朗(演出)と屋良朝幸(主演)との再タッグも話題の作品だ。森が今回選んだ題材は、1950年代に誕生し、一世を風靡したロカビリー音楽。売れない歌手のジャックは、スターになるために悪魔と契約を交わす。それは成功と引き換えに、ジャックの中に“愛”が生まれ大きく育った時、命とともにそれを悪魔に渡すというものだった。1年後、スターへの階段を駆け上がるジャックの前にひとりの女性シンガー・ルーシーが現れ、ふたりは一瞬で恋に落ちる。ジャック(屋良)、マネージャーのビル(海宝直人)、ルーシー(昆夏美)ら、情熱的な若者たちの愛と友情の結末やいかに……。もうひとつの大きな話題は、作曲家のひとりとして、『歌うたいのバラッド』『ずっと好きだった』『やさしくなりたい』などで知られる斉藤和義が名を連ねていること。およそミュージカルとは縁遠そうなアーティストの参加が実現したのは、やはり森が楽曲プロデュースを手がけているからこそと言えるだろう。斉藤が果たしてどんな楽曲を提供するのか、またそれらをミュージカル俳優たちがどう歌うのかにも注目が集まっている。12月30日(月)までシアタークリエ、1月11日(土)・12日(日)に福岡市民会館 大ホール、1月16日(木)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて上演。文:町田麻子
2019年12月05日鬼才・松尾スズキのシアターコクーン初進出作にしてミュージカル初挑戦作として、大いなる話題を集めながら2000年に初演され、以来2005年、2014年と再演が重ねられてきた『キレイ-神様と待ち合わせした女-』。作者本人が同じ作品を数年おきに演出するという、ミュージカルとしては類をみない形のなかで進化を遂げてきた同作が、12月4日に4度目の上演を迎えた。過去3回の公演では出演もしてきた松尾だが、今回は演出に専念。脚本と音楽(伊藤ヨタロウ)に手を加え、より完成度の高いミュージカルを目指す。物語の舞台は、3つの国に分かれ、100年にわたって民族紛争が続いている“もうひとつの日本”。民族解放軍を名乗るグループに誘拐・監禁されていた少女は、脱出して10年ぶりにソトの世界に飛び出し、すべての過去を忘れて自らを“ケガレ”と名乗る。ダイズ製の兵士“ダイズ兵”の死体回収業で生計を立てている“カネコ組”に加わり、枯れ木に花を咲かせる能力を持つ頭の弱い少年ハリコナや、回収されたダイズ兵を食用に加工する会社の社長令嬢カスミらと出会っていくケガレ。成人したケガレ=“ミソギ”に見守られるなか、やがてケガレは、忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる……。この松尾らしい過剰な物語を描くのは、生田絵梨花(ケガレ)、神木隆之介(少年ハリコナ)、小池徹平(青年ハリコナ)、鈴木杏(カスミ)、橋本じゅん(ダイズ丸)、阿部サダヲ(マジシャン)、麻生久美子(ミソギ)ら、個性あふれる俳優陣。初演の頃は「こんなものはミュージカルじゃない、なんて評されてもまったく頓着しなかった」と語る松尾が、「4回目ともなると、いよいよミュージカルという言葉に責任をとらなければならないな」と感じ、「これが日本人が日本人のプライドを持って発する堂々たるエンタテインメントだ」と胸を張れる舞台を作り上げるために揃えられた面々だ。そもそも傑作ミュージカルであることに加え、新たな演出に新たな座組と、見どころは尽きない。12月29日(日)まで東京・シアターコクーン、1月13日(月)から19日(日)まで福岡・博多座、1月25日(土)から2月2日(日)まで大阪・フェスティバルホールにて上演。文:町田麻子
2019年12月05日クリスマスを舞台にした作品であることから、毎年このシーズンになると世界中で上演される古典バレエの名作『くるみ割り人形』。チャイコフスキー作曲によるお馴染みの音楽と、イブの夜に少女が見る夢という大筋は変わらないながら、その演出・振付はバレエ団によって異なっており、熊川哲也が手がけたKバレエ カンパニー版は豊かな娯楽性を最大の特徴とする。スケール感あふれる舞台転換や、時にユーモラスな展開など、バレエを観たことがなくても楽しめるファンタジー大作だ。初演は2005年で、2008年から10年間はTBS赤坂ACTシアターにて、比較的小さな劇場だからこそ表現できる親密さや温かさを前面に押し出した「赤坂Sacasバージョン」として上演。しかし2018年には舞台を大劇場へと戻し、スケールアップした演出、そしてフルオーケストラによる生演奏とともに上演され好評を博した。今年も、会場は昨年と同じ東京・Bunkamuraのオーチャードホール。熊川哲也のこと、さらに進化した『くるみ割り人形』を届けてくれることだろう。11月28日(木)から12月1日(日)までオーチャードホールで上演された後、12月5日(木)に愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール、12月7日(土)に大阪・堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)大ホール、12月10日(火)に福岡サンパレス、12月14日(土)に福島・とうほう・みんなの文化センター 大ホールにて公演を行う。文:町田麻子
2019年11月27日いちごスイーツ専門店「いちびこ(ICHIBIKO)」が南町田グランベリーパークに2019年11月13日(水)にオープンします。甘くてジューシーな「ミガキイチゴ」を使ったジェラートや特別な限定メニューもご紹介します。「ミガキイチゴ」を堪能できる「いちごのジェラート」「いちごのジェラート」は、甘酸っぱくもジューシーな「ミガキイチゴ」のおいしさを堪能できる限定スイーツです。5種類のフレーバーがあり、好みによって選ぶことができます。ミガキイチゴ60フレーバーの中でも「ミガキイチゴ60」は、ミガキイチゴを60%配合した濃厚なフレーバー。ミガキイチゴの完熟した味を楽しむには一番です。ミガキイチゴ30ミガキイチゴを30%使用したオーソドックスなフレーバー。ミガキイチゴの完熟の甘さと甘酸っぱさをバランスよく味わえます。「ミガキイチゴ60」と食べ比べてみるのもおすすめです。いちごミルクミガキイチゴを30%使用。北海道産生クリームでまろやかに仕上げましたフレーバー。やさしい色合いのジェラートで、ココロも甘酸っぱく。みんな大好きいちごミルクは必見です。いちごヨーグルトミガキイチゴを30%使用したフレーバー。ヨーグルトを組み合わせることでさらに甘酸っぱさと味わい深さが増したいちごを感じる一品。爽やかな後味が特徴です。3種のベリーベリーミガキイチゴ、ブルーベリー、フランボワーズの3つのベリーのミックスジェラート。つぶつぶした食感も楽しめるので、ベリー好きは必ず食べておきたいフレーバーです。いちごのとろける甘さ「いちごのイートンメス」こちらもジェラート同様の限定販売となる「いちごのイートンメス」は、時間をかけて焼き上げたメレンゲと生クリーム、ミガキイチゴを重ねたブリティッシュスイーツです。ミガキイチゴのジューシーな甘さと生クリームとメレンゲのまろやかな甘さが絡み合う、病みつきになるおいしさを是非味わってみてください。いちびこ南町田グランベリーパーク店詳細オープン日:2019年11月13日(水)営業時間:平日 10:00〜20:00 / 金土日祝 10:00〜21:00住所:東京都町田市鶴間3-4-1 南町田グランベリーパーク セントラルコート1F ギャザリングマーケット内TEL:042-850-5563スポット情報スポット名:いちびこ南町田グランベリーパーク店住所:東京都町田市鶴間3-4-1 南町田グランベリーパーク セントラルコート1F ギャザリングマーケット内電話番号:042-850-5563
2019年11月18日ひつじのショーンの世界観を感じながらゆっくりできる「ひつじのショーンビレッジ ショップ&カフェ」が、2019年11月13日(水)にオープンした南町田グランベリーパーク内に登場しました。作中を再現した店内でいただけるショーンたちのメニューはどれも可愛いものばかり。ここでしか手に入らない限定グッズもゲットしましょう。「ひつじのショーン」の世界観を体験できるカフェひつじのキャラクターショーンとその仲間たちが巻き起こすドタバタコメディーが人気のクレイアニメ「ひつじのショーン」。作中に登場する牧場主の家を再現した内装は細部までこだわっており、作品の世界観に浸りながらお食事することができます。かわいいカフェメニューをご紹介ショーンのアップルクランブルショーンたちが大好きな冬の定番ブリティッシュスイーツのアップルクランブル。甘酸っぱいアップルフィリングとサクサクのクランブルにはアイスクリームがベストマッチ。りんごのおいしさをブリティッシュスタイルで感じてみては。ビッツァーのハンバーグプレートいたずら好きなビッツァーがハンバーグプレートに。カレーソースと一緒にハンバーグとソーセージをいただくボリューム満点な一皿。色合いも可愛くビッツァーファンの方に特にオススメです。3匹のいたずらブタのよくばりロールいたずらブタたちが三匹可愛く収まったロールサンドイッチ。具だくさんのサンドイッチはマッシュポテトやカレーチキン、ソーセージの野菜煮込み、マカロニチーズなどボリューム満点です。シャーリーの食いしん坊グラタンオムライス食いしん坊のシャーリーが食べきれなった野菜を使って作ったラタトゥイユとチキンを合わせた真っ白なホワイトグラタンオムライス。チーズがとろけだすグラタンはあつあつのうちにどうぞ。「ひつじのショーン」限定グッズも手に入れよう立ち寄ったら必ずチェックしておきたい場所がグッズショップ。ここではキャラクターのグッズだけでなくイギリスにゆかりのあるものまで販売しています。さらにここでしか手に入らない限定アイテムもゲットできるのでファンの方は要チェックです。スポット情報スポット名:ひつじのショーンビレッジ ショップ&カフェ住所:東京都町田市鶴間3丁目4-1
2019年11月15日近年少しずつ意欲作が増えてきてはいるものの、海外産の作品に比べると成功例はまだまだ少ない日本オリジナル・ミュージカル。その理由のひとつとして挙げられるのが、クリエイションにかけられる時間・手間暇・予算の圧倒的少なさだ。そんな現状に一石を投じるプロジェクトであるミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』が、明日11月15日(金)に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて「1stプレビュー公演」の幕を開ける。特筆すべきは、2期に分けたプレビューを行い、ブラッシュアップ期間を設けた後に本公演の幕を開けることと、その本公演を含めた全体をトライアウト公演と位置づけ、将来的にさらに大きな劇場での上演を目指している点。また、創作プロセスとしてはそのようなブロードウェイ式のやり方を踏襲する一方で、内容としては「日本人特有の身体感覚・言語を素直に使って表現する」ことを標榜している点にも期待が持てる。脚本・演出の西川大貴、音楽の桑原あいとも、ミュージカル作家としては未知数。だが、だからこそ、プロジェクトにスーパーバイジング・ディレクターとして参加している演出家ダレン・ヤップ(『ミス・サイゴン』『ゴースト』)や、今回のトライアウト公演の観客からの感想に素直に耳を傾けることができるのは確かだろう。“観に行く”というよりも、クリエイションに“参加する”、未来の大作を“育てる”ような気持ちで劇場に足を運びたい。ミュージカル『(愛おしき)ボクの時代』は、11月15日から18日(月)まで1st プレビュー公演、11月23日(土)から26日(火)まで2nd プレビュー公演、11月30日(土)から12月15日(日)まで本公演を行う。文:町田麻子
2019年11月14日カスタムチョップドサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」の新店が、2019年11月13日(水)に開業する南町田グランベリーパーク内にオープンします。満足感の高いボリューミーなサラダは、ダイエット中の方や健康志向の強い方にもおすすめです。「クリスプ・サラダワークス」とは?「クリスプ・サラダワークス」は、“丁寧に手作りした本物の味を、カジュアルに提供する”ということをコンセプトにし、手作りのサラダを提供する新しいカスタムサラダ専門店です。合成保存料、着色料を一切使用せず、作り置きでなくほぼ全ての食材を毎日店舗で調理しています。手作業の調理が目の前で行われるのもポイント。フレッシュな野菜や肉などの素材を丁寧に細かく刻み、ボウルに入れるまでのライブ感ある風景を楽しめます。種類豊富なトッピング&ドレッシングを自由にカスタマイズ「クリスプ・サラダワークス」のサラダは、ベースとなる野菜を決め約30種類のトッピング、8種類のドレッシングをチョイスできます。自分の好きなものだけを組み合わせることができるので、普段あまり野菜を食べないという方もおいしくサラダをいただけます。南町田グランベリーパークの1Fにオープンそんな「クリスプ・サラダワークス」が、2019年11月13日(水)に開業する南町田グランベリーパークの1階にオープン。日の光で満たされた明るい空間の中は、白を基調としたシンプルな店内デザインとミニマルなインテリアが並び、おしゃれでスタイリッシュな店舗を作り上げています。スマホで事前オーダー&決済が可能「クリスプ・サラダワークス」では、スマートフォンアプリを使用する事前注文・決済システムが導入されており、混雑時や忙しい時間の中でもスムーズにサラダを購入することができます。お仕事中のランチにも最適ですね。スポット情報スポット名:クリスプ・サラダワークス南町田グランベリーパーク住所:東京都町田市鶴間3-4-1 南町田グランベリーパーク 1F電話番号:042-850-7886
2019年11月12日2009年に処女作『If There Is I Haven’t Found It Yet』でジョージ・ディヴァイン賞を受賞し、その後『Constellations』がウエストエンドやブロードウェイで高い評価を得たほか、日本でも『星ノ数ホド』の邦題で上演された劇作家ニック・ペイン。今夏には最新作『A Life』がジェイク・ギレンホール主演によりブロードウェイで上演された、このイギリスの若手注目株が2014年に発表した『インコグニート』が、本日11月12日より劇団俳優座によって日本初演される。3つの異なる時空を目まぐるしく行き来しながら展開される、“脳と記憶とアイデンティティにまつわる物語”だ。1955年のアメリカで、アインシュタインを検死解剖し、その脳を持ち出した病理学者トーマス・ハーヴェイ。1953年のイギリスで、脳手術を受けて記憶障害を起こし、神経科学の歴史を永遠に変えることになった脳疾患者ヘンリー・メゾン。そして現在のイギリスで、離婚を機にまったく違う人生を選択しようとしている、臨床神経心理学者のマーサ。人間を人間たらしめているものは何なのか、記憶が人格を形成しているならば、記憶を喪失しアイデンティティが崩壊したとき我々は何者になるのか……それぞれの世界で悩み苦しむ彼らの姿を通し、根源的な問いを投げかける。21人の登場人物を、たった4人の俳優(安藤みどり、志村史人、保亜美、野々山貴之)が演じ分ける趣向にも注目だ。東京・六本木の俳優座5F稽古場にて11月24日(日)まで上演。文:町田麻子
2019年11月12日東京・町田市の複合施設「南町田グランベリーパーク」に移転オープンするスヌーピーミュージアム。隣接するアネックス(パークライフ棟)には「ピーナッツ カフェ(PEANUTS cafe)」がオープン。なお、「ピーナッツ カフェ スヌーピーミュージアム」は、ミュージアムのチケットがなくても利用可能。南町田グランベリーパークに訪れた際に気軽に立ち寄れる。みんなでわいわい楽しめる!ピーナッツ カフェならではのメニュー「ピーナッツ カフェ スヌーピーミュージアム」では、ピーナッツの世界観のもと、ピーナッツ・ギャングたちの "ポットラックピクニック "(持ち寄りピクニック)をイメージしたバスケットプレートなどのほか、豊富なフードやドリンクを用意している。テイクアウトのボックスも用意されているので、鶴間公園でのピクニックにも最適だ。BEAGLE SCOUTS’ SHACK ピクニックバスケット&プレート「BEAGLE SCOUTS’ SHACK ピクニックバスケット&プレート」は、アメリカンビスケット、サラダ、コーンドック、フルーツを詰め込んだバスケットに、熱々スキレット2つが付くシェアセット。スキレットには、ミートボールとローストチキンを用意している。SNOOPY’S "SKILLET PIZZERIA"トマト&ミートピッツァ「SNOOPY’S "SKILLET PIZZERIA"トマト&ミートピッツァ」は、ふっくらした生地の中からたっぷりのソースがあふれ出すジューシーなピッツァ。ピザ好きのスヌーピーも思わず飛びつきそうな一皿は、みんなでシェアして召し上がれ。PEANUTS GANG’S "DESSERT PARLOR"季節のパンケーキ-APPLE-デザートには、季節のパンケーキがおすすめ。ピーナッツのコミックでおなじみの擬音をステンシルで描いたパンケーキは、思わず写真に収めたくなる可愛さだ。PEANUTS GIRLS’ "CAFE STAND"タピオカプディング ミルクセーキ食後のお口直しに、おしゃれでキュートなピーナッツ・ガールズたちをイメージしたドリンクはいかが。タピオカプディングは、ミルクセーキになって登場する。ピーナッツ・ギャング・ピクニックボックスパーク内の鶴間公園で楽しめるテイクアウトボックスも販売。「ピーナッツ・ギャング・ピクニックボックス」はピクニックボックスとドリンク、さらにオリジナルレジャーシートがセットとなっている。限定グッズも充実ピーナッツ カフェ スヌーピーミュージアムの店舗では、ピクニックやアウトドアで活躍するアイテムが充実。ビッグサイズのトートバッグ、キャンプにはもってこいのプレートやマグカップ、そして店内メニューでも使用しているドライフルーツやジャムなどの食物販も展開する。遊び心たっぷりの店内空間ガラス張りの明るい店内には、大きな赤い屋根のドッグハウスや、壁一面に4足歩行のスヌーピーの年代別タイルアートが飾られている。子供から大人まで、老若男女問わず楽しめる、遊び心のある空間が広がる。【詳細】ピーナッツ カフェ スヌーピーミュージアムオープン日:2019年11月13日(水)住所:東京都町田市鶴間3-1-1営業時間:10:00~22:00(L.O. 21:00)席数:約80席
2019年11月10日カスタムチョップドサラダ専門店「クリスプ・サラダワークス」の新店が、2019年11月13日(水)に開業する南町田グランベリーパーク内にオープンする。クリスプ・サラダワークスとは「クリスプ・サラダワークス」は、“丁寧に手作りした本物の味を、カジュアルに提供する”ということをコンセプトに、ひとつひとつ手作りのサラダを提供するカスタムサラダ専門店。合成保存料、着色料を一切使用せず、作り置きでなくほぼ全ての食材を毎日店舗で調理している。手作業の調理がゲストの目の前で行われるのもポイント。フレッシュな野菜や肉などの素材を丁寧に細かく刻み、ボウルに入れるまでのライブ感ある風景を楽しめる。約30種のトッピング&8種のドレッシングをカスタマイズそんな「クリスプ・サラダワークス」が、南町田グランベリーパークの1階にオープン。ランチからディナーまで利用可能な落ち着いた店内では、ベースとなる野菜を決め、約30種類のトッピング、8種類のドレッシングをチョイスできるカスタムサラダをはじめとした豊富なメニューを提供する。シンプルで明るい店内大きな窓からは自然光が入り込むため、店内は日の光で満たされた明るい空間に。白を基調としたシンプルな店内デザインとミニマルなインテリアがスタイリッシュな店舗を作り上げている。スマホで事前オーダー&決済が可能また、スマートフォンアプリを使用する事前注文・決済システムを導入。混雑時や忙しい時間の中でもスムーズにサラダを購入することが可能だ。【詳細】クリスプ・サラダワークス南町田グランベリーパークオープン日:2019年11月13日(水)営業時間:11:00~22:00住所:東京都町田市鶴間3-4-1 南町田グランベリーパーク 1階客席数:30席TEL:042-850-7886<メニュー例>カスタムサラダ 997円(税込)、クラシック・チキンシーザー1,084円(税込)、カル・メックス 1,297円(税込)、ダウンタウン・コブ 1,524円(税込)、ヒップスター 1,387円(税込)、スパイシー・バイマイ 1,194円(税込)、ENC 1,181円(税込)、ファームボウル 1,247円(税込)、マーベリック 1,397円(税込)
2019年11月04日ロサンゼルス発のハンバーガーレストラン「ウマミバーガー(UMAMI BUGER)」の新店舗が、2019年11月13日(水)に開業する南町田グランベリーパーク内にオープンする。「ウマミバーガー」は、ハンバーガーや豊富なサイドメニューをワインやカクテルのアルコールと一緒に楽しむことが出来るハンバーガーレストラン。日本には、2017年に東京・青山に初上陸し、高い人気を獲得。2019年10月現在国内では、錦糸町、みなとみらい、梅田など5店舗を展開している。特徴は、“うま味”を最大限に引き出すハンバーガーの調理方法。ロースト、スチームなど様々な調理技術を駆使して作るハンバーガーは、タイム誌の「史上、最も影響力のある17のバーガー」に選出された経歴を持つ。そんな「ウマミバーガー」の国内6号店となる南町田グランベリーパーク店では、定番人気メニューに加え、店舗限定メニュー「プルドポークバーガー(PULLED PORK BUGER)」を発売。パティの上に乗せるほろほろになるまで煮込んだ後に細かく裂いた豚肉と、隠し味のケイジャンスパイスとパイナップルが絶妙なハーモニーを奏でる。【詳細】ウマミバーガー 南町田グランベリーパーク店オープン日:2019年11月13日(水)営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)住所:東京都町田市鶴間3-4-1 グランベリーパーク セントラルコート1階 G111座席数:34席TEL:042-850-5985<メニュー例>・プルドポークバーガー単品 1,180円+税/セット 1,380円+税・ファンシーミルクシェイク(FANCY MILKSHAKES)バニラセレブレーション/ザ キャンディーショップ/チョコレートラブ 各980円+税
2019年11月02日「ビームス アウトレット 南町田(BEAMS OUTLET MINAMIMACHIDA)」が、東京・南町田グランベリーパーク内に、2019年11月13日(水)オープンする。アウトレット業態で国内30店舗目となる「ビームス アウトレット 南町田」は、商業施設と都市公園が一体となった新エリア、南町田グランベリーパークのまちびらきと共にオープン。メインとなる新商業施設グランベリーパークの1階に店舗を構える。東急田園都市線、南町田グランベリーパーク駅(旧南町田駅)に直結しており、アクセスも良好だ。「ビームス アウトレット 南町田」では、メンズ&ウィメンズのカジュアルウエア、ビジネスウエアをはじめ、キッズも展開。メンズはビームス、ビームス プラス、ウィメンズはレイ ビームス(Ray BEAMS)、ビームス ボーイ、デミルクス ビームスなどのレーベルを取り揃える。【ストア詳細】ビームス アウトレット 南町田(BEAMS OUTLET MINAMIMACHIDA)オープン日:2019年11月13日(水)所在地:東京都町田市鶴間3-4-1 グランベリーパーク 1FTEL:042-850-7061営業時間:10:00~20:00取り扱いレーベル:メンズ:ビームス、ビームス プラス、ビームス ライツ、ビームス ハートウィメンズ:レイ ビームス、ビームス ボーイ、デミルクス ビームス、ビームス ライツ、ビームス ハート雑貨・キッズ:ビーピーアール ビームス、ビームス ミニ
2019年10月31日ティム・バートン監督による同名のヒット映画(2003年)がアンドリュー・リッパ(『アダムス・ファミリー』)の音楽によりミュージカル化され、日本では2017年に白井晃の演出によって初演された『ビッグ・フィッシュ』。日生劇場を感動の涙で満たした作品が、客席数の少ないシアタークリエへと会場を移し、明日11月1日(金)に再演の幕を開ける。出演者を12名に絞り、初演の空間を凝縮した形で再現する“12 chairs version”だ。主人公は、自らの体験談を大げさに語り、聞く人を魅了するのが得意なエドワード・ブルーム。息子のウィルは、幼い頃こそ父の語る奇想天外な話が大好きだったが、大人になるにつれて作り話にしか思えず素直に聞けなくなっていた。親子の溝が深まっていたある日、母サンドラからエドワードが倒れたとの知らせを受けたウィルは、身重の妻ジョセフィーンとともに両親の家へ。病床でも変わらずかつての冒険談を語るエドワードだったが、ウィルはやがて、そんな父が本当に伝えたいことを知ることになる……。エドワード役の川平慈英、ウィル役の浦井健治、サンドラ役の霧矢大夢、ジョセフィーン役の夢咲ねねをはじめ、メインキャストは全員が初演のまま。6月に行われた取材会に出席した4人と白井は、あふれる作品愛と再演できる喜び、そして川平がいかに役にぴったりで魅力的かを口をそろえて語った。ファンはもちろん、当事者からも惜しみない愛を注がれる『ビッグ・フィッシュ』と川平エドワード、観ておいて損はないだろう。11月1日(金)から28日(木)まで東京・シアタークリエ、12月7日(土)・8日(日)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、12月12日(木)から15日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。文:町田麻子
2019年10月31日劇団EXILE 町田啓太が25日、ジョルジオ アルマーニ ビューティの期間限定ポップアップストア「アルマーニ ビューティ KOYO」に登場し、招待者限定のトークショーを行った。同スポットは、18日より発売されたアルマーニ ビューティの"リップ マエストロ"新作「マット ネイチャー」から椅子パイアされた、紅葉をテーマにしたポップアップストアで、26日〜27日の2日間オープンする。エレガントな女性のイメージを聞かれた町田は、「電車の中で席を譲ってたり、気軽に手を差し伸べられる女性は素敵だと思いますし、写真におさめたくなりますよね。優しさが滲み出てる感じが、エレガントじゃないのかな」と表す。そんな女性につけてもらいたいリップとしては、「リップ マエストロ #405」をチョイス。「優しい感じもあるし、強さもあるし。このリップをつけてる方と紅葉を見に行ったら、思わず写真に撮りたくなるだろうなと思います」と、やはり写真を撮りたい様子だった。一方で「男性でも(リップを)つけてもいいと思いますし、もちろん」と男女問わないスタイルを提示する町田。「いろんな情報がたくさんある中で、自分らしくというのが一番いいと思いますし、自分なりのファッション、ライフスタイルを楽しんでいればいいなと思います。男女関わらず楽しく生きていけたらいいなと思っていますので」と語った。トークイベント後の取材では、観客15人という少数のイベントに「こんなに距離感近いこともなかなかないですし、不思議な感覚。メディアの方々の方が多くて、逆に新鮮でした」と笑顔に。女性の唇の好みを聞かれると、「目に焦点がいくくらい唇にもいくから、艶感がある方が好きです。僕は唇がすごく薄いので、厚めの方に憧れます」と回答する。2020年には劇団EXILE全員の舞台『勇者のために鐘は鳴る』公演も控えており、「メンバーみんなで、バーベキューしに行ったりはしてて、すっごく楽しかったですね」と振り返り、その場の酒は「レモンサワーが多かったかもしれないですね」と明かした。また、リップをプレゼントしたい人は? と聞かれると、「妹は全く化粧気がないので、プレゼントしてあげたいです。旦那さんも子供もいて、ふだんからドレスアップしないので、プレゼントしたい」と家族思いな一面も。家族間のプレゼントは「最近になってするようになりました」と言うも、よく考えると「僕だけもらってないです。せがまないとダメですね」と苦笑。しかし「気持ちなので。見返りがほしくて渡すわけではないので、プレゼントしようかな」と意欲を見せていた。
2019年10月25日“グロテスクさと美しさの融合”と評される独特の舞踊言語でコンテンポラリー・ダンス界を牽引するフィンランドの振付家テロ・サーリネンと、伝統的な韓国舞踊を紹介するとともに現代的要素を加えた作品にも取り組んでいる韓国国立舞踊団。そんな二者が2014年に組んでソウルで初演し、以降世界各地で上演され続けている話題作『VORTEX(渦動)』を、KAAT 神奈川芸術劇場が初めて日本に招聘する。昨年度よりKAATが展開している、“アジアの身体”にフィーチャーしたダンスシリーズの一環だ。サーリネンは舞踊団からの呼びかけを受け、北欧と韓国の文化・伝統が出会い、組み合わされ、時には激しく衝突するようなイメージを持って振付を施したという。タイトルが意味するのはそんな両者の“渦”であり、またソロからデュエット、群舞へと多彩に変化していく踊りの“渦”でもある。その“渦”が観る者をも巻き込むスリリングな舞台と評判の『VORTEX』は、本日10月25日から27日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールでの上演(25日は貸切公演)。チャン・ヨンギュ率いる音楽バンド「Be-Being」によるライブ演奏にも注目だ。文:町田麻子
2019年10月25日「東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながること」を目指し、2016年から毎年秋に開催されている東京芸術祭。今年も国内外のさまざまな舞台芸術作品が池袋周辺の劇場を賑わせているなか、本日10月24日には東京芸術劇場 プレイハウスにて、ドイツの名門ベルリン・シャウビューネ劇場の『暴力の歴史』が開幕する。クリスマスイブのパリ。青年エドゥアールはアルジェリア系の男レダと知り合い、ベッドを共にする。しかし数時間後、自分のスマートフォンが無くなっていることに気付いたエドゥアールがそのことをなじると、レダは出自と両親への侮辱だと激怒し、エドゥアールをレイプする。翌朝、エドゥアールは警察、病院、そして田舎に暮らす姉クララのもとへ。このトラウマとなる一夜に対する多様な反応が、社会に厳然と存在するにもかかわらず容認され、黙殺され、再生産される暴力の形を明らかにしていく。フランス人作家エドゥアール・ルイの自伝的小説を原作に、1999年よりシャウビューネの芸術監督を務めるトーマス・オスターマイアーが、2018年に舞台化して話題を呼んだ作品。「すぐにでも劇場を後にしたいと思う」(現地新聞の劇評より)ような「混じり気のない息苦しさ」のあと、「終演した瞬間には総立ちの拍手が起こった」舞台とは、果たして……。文:町田麻子
2019年10月24日