世界各国の映画を日本に普及させることに尽力してきた一般社団法人外国映画輸入協会(外配協)の発足50周年記念式が4月11日(水)、都内で開催。外国映画を世に伝えることに貢献してきた人物を表彰する外国映画ベストサポーター賞に「AKB48」の前田敦子と政治学者の藤原帰一が輝き、授賞式に出席した。外配協は戦後、GHQの主導で始まった外国映画の配給に対し、日本国内資本の輸入配給業者が世界各国からより広く作品を輸入しようと活動を開始。1962年に社団法人として正式に結成された。藤原さんは大学で教鞭を取る傍らで、雑誌での映画評論活動などを行なっており、最近では朝日新聞出版より「これは映画だ!」を上梓。前田さんも外国映画好きとして知られ、自身のブログなどで鑑賞した映画を紹介するなどしている。藤原さんは辛口の映画評論で知られるが「筆が走った部分はお詫び申し上げます」と神妙な顔つき。年間での映画鑑賞本数は「200本を切っちゃってます。200本はひとつの水準だと思うので…すいません」と苦笑を浮かべたが、「夜の11時にDVDを観始めて出来が良ければ午前1時には気持ちよく眠れるんですが、良くないと口直しにもう1本観てしまう」と衰えぬ映画への熱い“愛”を垣間見せた。前田さんは受賞について「びっくりです!」と目を丸くするが、仕事の合間やメイクの間に少しずつDVDを観るなどして、週に5本以上も鑑賞することもあるとか。「外国映画には夢がいっぱい詰まってる。絶対に劇場で観るようにしてます」と笑顔で語った。自身も女優として活動するだけあって「撮られる側の考えについても思いを巡らしながらどう撮ったのか?とか考えながら観てます」と明かす。最近ではオスカーを争った『ヒューゴの不思議な発明』や『アーティスト』などを観たそう。若い世代が外国映画を観なくなったと言われて久しいが、藤原さんも「これで一安心。僕ものんびり隠居できます」とホッとした表情で語った。オススメの映画を問われた藤原さんが「大学の先生として」と前置きした上で『市民ケーン』(’41)や『黒い雨』(’89)、『裁かるるジャンヌ』(’28)などの古典の名作を挙げ、さらに『カサブランカ』のハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンの目線のやり取りについてまで熱く語り始めると、前田さんが「まだ観てないので絶対に観ます!」と宣言する一幕も。自分と同じ若い世代に向け「夢を持つきっかけになると思います」と外国映画の魅力を熱く訴えていた。■関連作品:ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:ベン・キングズレー、『アイアンマン』第3作に敵役として出演か?『アーティスト』監督インタビュー白黒&サイレントだからこそできた美しき物語モノマネ芸人・福田彩乃、今度は“犬”モノマネを習得?名作ホラー『キャリー』のリメイク、クロエ・G・モレッツらがキャスト候補にアカデミー賞最多5部門受賞の注目作!『アーティスト』試写会に10組20名様ご招待
2012年04月11日「最初に白黒でサイレント映画を撮ると言ったときの周りの反応?『何を考えてるんだ?』、『頭がおかしくなったのか?』って感じでしたよ」。ミシェル・アザナヴィシウス監督は穏やかな笑みを浮かべながらそうふり返る。街を歩けば大音量の音楽があふれ、映画どころかTVでまでも3Dの映像や数百万分の1秒の瞬間をとらえた色彩豊かな映像が流れる現代において、あえて白黒とサイレントで新作映画を作ろうという発想は周囲にはさぞや酔狂な試みに思えたことだろう。だがそんな不安の声をよそに本作はフランス国内のみならず各国で絶賛を浴び、ついにはアカデミー賞で史上初となるフランス映画の作品賞受賞を含む5部門を制覇した。まさに歴史にその名を刻むこととなった名作はどのように生み出されたのか?日本での公開を前に来日を果たしたアザナヴィシウス監督に話を聞いた。物語の舞台は、サイレント映画からトーキーへ映画産業が大変革を迎えた1920年代後半から30年代のハリウッド。サイレント映画で比類なき人気俳優として活躍しながらもトーキーの台頭で没落していくスター・ジョージと、逆にトーキーの時代の新たなスターとして成功の階段を駆け上がっていく新人女優・ペピーの姿を描く。10年以上前から本作を構想していたという監督だが、決して奇をてらって白黒のサイレント映画を作ったわけではない。「何よりも重要なのは良いストーリーと魅力的な登場人物でした」という言葉通り、白黒の映像やサイレントありきではなく、これらの要素はジョージとペピーの2人の物語の魅力を最大限に引き出す“道具”として使用されているのだ。監督は、音やセリフが「ない」からこそ生まれ、活かすことのできた新たな発想が重要な役割を果たしたと明かす。「(セリフによる)会話がないということは、私にとっては“壁紙”のようなもので、それ自体を意識する必要はありませんでした。いかに物語を語るか?という点で通常の映画もサイレントも目指しているものは同じです。白黒の映像だけでそれをどう表現するかとなるとその難しさにばかり目が行きがちですが、白黒の映像だからこそ開放される表現というのもあるんです。実際、通常の映画では使わないような映像も、サイレントだからこそ取り込むことができました。とにかくサイレント映画をたくさん観て、その“ルール”を頭に叩き込み、表現の限界値を知る。その限界値の中でほかの映画にはできないようなことができたと思っています」。そもそもサイレント映画の脚本というのはどういったものなのか?監督は俳優たちにどのような演出をしていったのだろう?ここでもやはり、「ない」ということを逆手に取った監督の発想が活かされたようだ。「脚本にはインタータイトル(挿入字幕/映像の合間に流れる字幕による会話などのセリフ)は書かれていますが、いわゆる俳優が覚えて読むようなセリフは一切書かれてません。役者からするとそういうものがあった方が演技がしやすいと思ったかもしれませんが、僕にとっては俳優がどんなセリフを言っているかというのは重要ではなかったので、あえて読ませるようなことはしませんでした。そういうわけで現場でセリフのやり取りはないわけですが、それよりも彼らをどう配置するか?彼らをどう動かせば物語がリズムよく回るかということの方が大切です。やはりセリフがないということはネガティブに捉えられがちですが、それによって俳優たちは別の表現を生み出すことができたと思います。いわば現場でのやり取りは、彼らにとってそれが有意義だと理解させる作業でもありました」。印象的なのが、ジョージの控室を訪れたペピーが彼の上着に袖を通し、自らを抱きしめるシーン。ペピーのジョージに対する憧れや愛情が静かに伝わり胸がキュンとさせられるが、このシーンはどのように生まれたのだろうか?「あのシーンはフランク・ボーゼイジ監督の『第七天国』(’27/第1回アカデミー賞監督賞、主演女優賞など受賞)のヒロインが男性のジャケットを着てみるというシーンにインスパイアされました。ほかにもいくつかの要素が組み合わさっているのですが、自分の手で自分の体を触ってみたり、他人の服に袖を通してみるという、子供がよくするような遊びのような感覚が表れていると思います。ただ、シーンについてどのように発想されたかというのを論理的に説明するのはすごく難しいですね(苦笑)」。このヒロイン・ペピーを演じたベレニス・ベジョは監督の大ヒット作『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』(※第19回東京国際映画祭最高賞受賞作)にも出演している監督のミューズであり、同時にプライベートでのパートナーでもある。そんな彼女に対し監督は称賛を惜しまない。「近くで見ていたからこそ分かりますが、すごい努力をしてペピーの役を作り上げていきました。アメリカのあの時代の女優のジェスチャーやカメラと女優の関係というものまで会得して、全てを含めてペピーになりきっていたと思います。素晴らしい女優ですが今回、自分にピッタリの役に出会い、その人物造形に成功したことで、これからほかの監督も彼女に役をオファーしやすくなったと思います」。ちなみに家庭でも2人は映画について話をするのだろうか…?「もちろんです(笑)。特に今回、彼女はシナリオの段階からどういう作品になるか耳にしていましたから、私と同じくらい作品に近い距離にいて、この作品が出来上がっていく過程にどっぷりと浸かっていました。私と彼女との会話もこの映画に関することが多かったし、シネマテークには一緒に通って古い映画を観ていました。ただ、もちろん映画以外の現実もまた別のところにキッチリと存在するわけで、“監督と女優”という関係性を私生活に持ち込まないようには気を付けていました。現場で指図しリードするのは私ですが、私生活で何かを決めるのはどちらかというと彼女の方ですよ(笑)」。オスカー受賞に至るまでの数か月におよぶ賞レースの喧騒、受賞後の周囲の熱狂について監督は「嬉しく思っていますよ」と語り、今回の受賞をさらなるチャンスとして捉えているようだ。「今回の受賞でこの映画がより存在感を高め、より多くの人に知られることになりました。それによってより多くの“自由”を私は手にできたと感じています。幸いなことに映画監督は英語をしゃべれなくてはいけないという問題はありませんから、たくさんの可能性を与えられたと思っています」とハリウッド進出に含みも…。ちなみに、本作の撮影にあたっては白黒の映像のニュアンスを確認するためカラーバージョンも撮影していたとか。改めてカラーバージョンに興味は?と尋ねると「むしろ白黒のままで3Dにする方が興味があるね」とニヤリ。今後、世界を舞台にどのような新たな作品を生み出していくのか気になるが、まずは『アーティスト』でエスプリの効いた映画讃歌をお楽しみあれ!(photo/text:Naoki Kurozu)© A.M.P.A.S.R■関連作品:アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:モノマネ芸人・福田彩乃、今度は“犬”モノマネを習得?アカデミー賞最多5部門受賞の注目作!『アーティスト』試写会に10組20名様ご招待中谷美紀、オスカー像は「米の重さ」?『アーティスト』監督が緊急来日!【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!
2012年04月06日第84回アカデミー賞で最優秀作品賞含め最多5部門を制覇し、フランス人俳優としては初の主演男優賞受賞の快挙を果たした話題作『アーティスト』の公開を記念して、4月2日(月)、東京・代官山のレストランにて“愛犬家試写会”と銘打たれたイベントが開催され、人気沸騰中のモノマネ芸人・福田彩乃がトークイベントに登壇し、得意のモノマネを披露した。トーキーへの移行期を迎えたハリウッドの黄金時代を舞台に、スター俳優と新人女優が歩む栄光と挫折を、白黒のサイレントという大胆な手法で描き上げた異色のラブストーリー。本作で俳優たち以上(?)の名演技で話題となったのが、ジャン・デュジャルダン演じる主人公の愛犬役のジャックラッセルテリア、アギー。“犬”版アカデミー賞と言われる第1回ゴールデン・カラー賞でもその実力が評価され、最優秀俳優犬賞を受賞している。この日はそんな世界一有名になったアギーの名演をひと目見ようと、愛犬家と共に様々な種類の犬たちが参加。そこに登場したのが、モノマネ芸人の福田さん。綾瀬はるかに吉高由里子と得意のモノマネを披露、さらにダックスフンドと一緒にタレントのローラに扮して登場し「映画では役者が喋らないけど、音楽がすごく良かったよ~。台詞なくても分かったよ~」とコメント。そこにすかさず司会者から「サイレント映画です!」というツッコミが入り、絶妙な掛け合いで会場を沸かせた。さらに、犬の被り物をまとった福田さんは、愛犬家たちを前に犬の吠えマネを披露。それに1匹の犬が反応し、福田さんと犬の鳴き声の応酬となり、客席は再び笑いに包まれた。最後に、福田さんは「恋愛もので甘くて切なくて、キュンとしました。音楽で心情が分かり面白かった。モノマネの仕事をしていますが、(本作を観て)妄想力がつきました。ファッションやヘアスタイルも素敵!」としっかり映画のアピールも忘れなかった。『アーティスト』は4月7日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:アカデミー賞最多5部門受賞の注目作!『アーティスト』試写会に10組20名様ご招待中谷美紀、オスカー像は「米の重さ」?『アーティスト』監督が緊急来日!【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】ジャン・デュジャルダン、フランス人初の主演男優賞を受賞!
2012年04月03日人気漫画を映画化した『僕等がいた』の前篇が3月17日(土)に公開初日を迎え、W主演の生田斗真と吉高由里子、三木孝浩監督、原作者の小畑友紀が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。クラスの3分の2の女子生徒を虜にするほどの魅力の持ち主である矢野(生田さん)とそんな彼に徐々に惹かれていく七美(吉高さん)。不条理な運命に翻弄されつつも愛を貫こうとする2人の姿を前後篇2部作で描き出す。北海道から博多まで、本作のプロモーションのために全国各地を回ってきた2人だが、ようやく公開を迎えたことでいつもよりもわずかにハイテンション?うまく言葉が出てこない吉高さんをフォローするかのように生田さんは「私たち、緊張しております(苦笑)!東京は怖いです」とおどけたが、吉高さんは「いくつの目ん玉がこっち向いてると思ってるんですか!?」と観客に逆ギレ。かと思えば「とっ散らかしてすいません」と頭を下げ、客席の笑いを誘っていた。吉高さんはここ最近、映画のプロモーションで雑誌やテレビを賑わしてきたが「怒涛の番宣でお茶の間を騒がしてますが、ロングランが続かなければ今年はこの『僕等がいた』で吉高は見納めとなりますので、1か月でも長く公開されるようにみなさん、よろしくお願いします」と茶目っ気たっぷりに映画をアピールした。撮影中の印象深いエピソードを尋ねると、生田さんは七美と矢野がバス停でキスをするシーンを挙げ「2人っきりでいるように見えて、道路を挟んでカメラを構えた撮影クルーがいて、さらにその後ろに200人くらい見学の人がいました。(セリフで)『誰も見てないよ』なんて言いつつメッチャ見られてました(笑)」と明かした。映画の中で七美が矢野に言う「好きだ、バカ!」というセリフが印象的だが、この日は吉高さんのみならず、生田さんや監督も連呼。生田さんが「僕や吉高さんの舞台挨拶でのオシャレな衣裳がうらやましくなって、『僕の衣裳も持ってきてください』と僕のスタイリストに頼む監督が好きだ、バカ!」と暴露すれば、吉高さんは「酒飲めないのに私たちの話に朝まで付き合ってくれる監督が好きだ、バカ!」と告白。さらに生田さんは客席に向かって「こんな雨の中を朝早くから観に来てくださってるみなさんが好きだ、バカ!」と語り、ファンを喜ばせた。この日は、釧路から上京した原作者の小畑さんも来場。本作の実写化が決まったときの心境について「嬉しかったしビックリしましたが、少女漫画という狭い枠でドキドキしたい10代の女の子のために書いていたつもりが、一般のところに引き出されるような怖さがありました」と述懐。一方で完成した作品については「何気なく試写会に行ったら、漫画そのものでビックリしました」と太鼓判を押した。間もなく、矢野と七美が迎える結末を記した最終16巻が発売となるが「(映画と原作で)ちょっとラストが違うので、見比べて二度おいしい『僕等がいた』を楽しんでください」とアピールした。『僕等がいた』前篇は全国にて公開中。後篇は4月21日(土)より公開。■関連作品:僕等がいた・後篇 2012年4月21日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:生田斗真&吉高由里子、揃って高校時代の哀しい失恋エピソードを告白!ミスチル主題歌で涙必至TV版とは異なる『僕等がいた』ウェブ限定予告編が到着!女子は「安定感」、男子は「隙」?『僕等がいた』を題材にモテの秘訣を伝授!吉高由里子、モノマネ芸人・福田彩乃との禁断の共演に「やりづらい…」恋愛講座付き!『僕等がいた』女性限定試写会に25組50名様をご招待
2012年03月18日3月14日(水)のホワイトデーに映画『僕等がいた』の特別試写会が東京・文京区の跡見学園女子大で行われ、W主演の生田斗真と吉高由里子が舞台挨拶に登壇し、女子大生の質問に答えた。生田さんはこの日、入籍した親友の小栗旬と山田優に対して「幸せな家庭を築いてほしい」と祝福のコメントを贈った。累計1,200万部を突破した小畑友紀の同名人気コミックスを前後篇2部作で映画化した本作。北海道・釧路の高校で出会った矢野と七美の6年に及ぶ運命的な恋のゆくえを描く。女子大を訪れるのは初めてという2人。生田さんは「こういうのは『オレンジデイズ』(TBS)でしか見たことがない(笑)。いい景色ですね」と女子大生で埋まった客席を見やりニンマリ。吉高さんも客席からの「かわいい!」という歓声に気を良くしたのか「みなさん、立派な学校に通っていらっしゃいますね、トイレも多いし(笑)。私もこういう生活送りたかったです」と大ハシャギだった。女子大生からの「(劇中の矢野と七美のような)遠距離恋愛に耐えられるか?」という質問に生田さんは「会えない時間が(相手を)好きにさせるというところがあると思う。距離は関係なく、お互いが信じられるかどうか」と回答。理想の恋愛については「優しい時間が過ごせればいいなと思います」(生田さん)、「何もしてなくてもホッコリして幸せだなと思える環境があれば」(吉高さん)と答え、女子大生たちをキュンキュンさせていた。さらに、話題は高校時代の恋愛エピソードにも及んだが、生田さんは「先輩が好きでしたけど、プレゼントを渡そうと最寄りの駅の改札を出たら電話がかかってきて、『何してるの?』って聞いたら『彼氏と一緒にいる』と言われまして…。プレゼントを捨てて帰った哀しい思い出があります」と失恋の思い出を告白した。吉高さんも、同じ学校の相手に「好きです」と告白したが「『友達にしか見えない』と言われ、放課後に『あぁっ…』ってなりました」とこちらも失恋のエピソードを披露。2人の意外な失恋秘話に観客は一様に驚いた様子だった。イベント後に改めて報道陣の取材に応じた生田さんは「親友の小栗旬が結婚し、僕にとっても嬉しい日になりました。2人が付き合いたての頃から見守ってきた仲間として嬉しい」と祝福した。実は小栗さんからは「かなり前の段階で『結婚することになると思う』と教えられていた」という生田さん。小栗さんとは電話で話したそうだが「お祝いは直接言いたい」と会える日を心待ちにしているよう。「めっちゃ羨ましい!僕もしたいな」と笑みを浮かべていた。『僕等がいた前篇』は3月17日(土)より全国にて公開。『僕等がいた後篇』は4月21日(土)より公開。■関連作品:僕等がいた・後篇 2012年4月21日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:ミスチル主題歌で涙必至TV版とは異なる『僕等がいた』ウェブ限定予告編が到着!女子は「安定感」、男子は「隙」?『僕等がいた』を題材にモテの秘訣を伝授!吉高由里子、モノマネ芸人・福田彩乃との禁断の共演に「やりづらい…」恋愛講座付き!『僕等がいた』女性限定試写会に25組50名様をご招待『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化
2012年03月14日『ソラニン』の三木孝浩が監督のもと、生田斗真と吉高由里子をW主演に迎えた純愛ラブストーリー『僕等がいた』。既に放送開始しているTVスポットとは異なる、ヒロイン・七美の視点で綴られたウェブ限定バージョンが解禁となった。累計発行部数1,200万部を超える小畑友紀の人気コミックスを原作に、高校時代を舞台にした七美(吉高さん)と矢野(生田さん)の出会いから別れまでを描いた前篇、大人へと成長し離れ離れとなった2人が再び巡り会う後篇の2部作で6年にわたる純愛を描く。吉高さん演じる七美の視点から、6年間の“ひたむきな愛”がストレートに綴られているこちらの予告編映像。冒頭では、初恋、告白、そして孤独を抱える矢野との楽しくも切ない恋の模様が映し出される――そして6年が過ぎ、大学を卒業し東京の出版社に勤めながら忙しい日々を送る七美。消息を絶ってしまった矢野を探し、大きく開いてしまった距離を埋めるように七海は思いを強くする。「私の願いは、矢野の願いが叶う事」という七美の言葉からは、その愛の大きさが感じられる。一方で、矢野の親友・竹内(高岡蒼佑)からも想いを寄せられ、矢野への想いとの間で揺れる切ない七美の乙女心に、胸をギュッと掴まれる方も多いのでは?さらに、「Mr.Children」が手がけた前篇の主題歌「祈り ~涙の軌道」が、作品の世界観を一層盛り上げ、落涙必至の映像に仕上がっている。TVでは見ることのできないこちらの映像から、2人の純愛に胸キュンしてみては?『僕等がいた前篇』は3月17日(土)より全国にて公開。『僕等がいた後篇』は4月21日(土)より公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:僕等がいた・後篇 2012年4月21日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:女子は「安定感」、男子は「隙」?『僕等がいた』を題材にモテの秘訣を伝授!吉高由里子、モノマネ芸人・福田彩乃との禁断の共演に「やりづらい…」恋愛講座付き!『僕等がいた』女性限定試写会に25組50名様をご招待『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化生田斗真、初共演した吉高由里子の第一印象は「賢い人」
2012年03月12日累計1,000万部を突破し、10年にわたり愛されてきた人気恋愛コミックを実写映画化した『僕等がいた』の公開を記念して、シネマカフェの女性読者を集めて試写会を開催。上映後には、恋愛科学研究所所長の荒牧佳代が登壇し、女性読者たちに向けて恋愛講座を行った。本作を鑑賞して「中学時代に戻ったような気持ちになりました」と語る荒牧さん。劇中の恋愛模様には、女性の心をときめかせる要素がふんだんに盛り込まれているが、中でも人気男子の矢野(生田斗真)と真面目男子・竹内(高岡蒼甫)から好意を寄せられる七美(吉高由里子)との三角関係は胸キュンもの。女性にとっては羨ましい状況だが、七美の“モテ”の秘訣について荒牧さんは「自分の魅力をよく知っていて、信じている。自分の心に正直なところが好かれる要素であるし、その安定感や安心感が自分を正してくれるような印象を与えているので、そこに不安定な矢野も惹かれるのでは」と分析した。一方、クラスの女子の3分の2を虜にするモテ男・矢野についてはずばり、「母性本能をくすぐられる」タイプと診断。「女性は誰でもかわいいものを見てかわいいと思う母性本能を持っているので、どこか心が不安定で、かっこいいのに満たされていない矢野に惹かれるのでしょう。女性はその生活に入り込んで刷り込みたいので、そういう居場所を作る“隙”があるんですよね」と“ほっとけない男子”がモテるワケをレクチャー。本作では高校生から社会人にかけて、矢野と七美の6年にも及ぶラブストーリーが2部作で描かれるが、北海道と東京で離れてもなお純愛を貫き通す2人の姿は、切なくも尊い。「女性は、恋人と離れてて寂しくはなるけど、男性を好きでいられる自分や離れても好きな男性を見つけられた自分が好き。七美のように、矢野を好きな自分を信じられる精神力の強さが女性にはあるんです」。さらに「女性の恋愛感情は男性の8倍以上」という荒牧さんは、女性にとって恋愛することの魅力を改めて説明。たとえ「恋することを忘れてしまった…」という女性にとっても、本作を観ると「自分たちの忘れかけていたストレートな感情を呼び起こされるはず」とオススメした。『僕等がいた前篇』は3月17日(土)より全国にて公開。『僕等がいた後篇』は4月21日(土)より公開。■関連作品:僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館僕等がいた・後篇 2012年4月21日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:吉高由里子、モノマネ芸人・福田彩乃との禁断の共演に「やりづらい…」恋愛講座付き!『僕等がいた』女性限定試写会に25組50名様をご招待『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化生田斗真、初共演した吉高由里子の第一印象は「賢い人」ミスチル桜井「真っ直ぐな気持ちで取り組んだ」『僕等がいた』主題歌リリース決定
2012年03月07日映画『僕等がいた』の公開記念トークショーで吉高由里子と、彼女のモノマネで人気を集めている福田彩乃の共演が実現!3月1日(木)に「“恋活”女子限定」と銘打って行われた試写会の舞台挨拶に小松彩夏を加えた3人で登壇し、会場は盛り上がりを見せた。累計発行部数1,000万部を超える小畑友紀の人気漫画を前後篇の2部作で映画化した本作。七美と矢野、高校時代に出会い、思いを通じあわせた2人の恋の行く末が壮大に描き出される。この日はまず、矢野(生田斗真)の元カノ・奈々を演じた小松さんが登場した。その後、司会者がもうひとりのゲストとして「(劇中の吉高さんの役名の)高橋七美さんです!」とコール。観客は吉高さんが登場すると思い、大歓声に包まれたが、現れたのは七美風の衣裳で吉高さんのモノマネをする福田さん。客席は一瞬の静寂ののちに爆笑に包まれた。その後も福田さんは「矢野ぉ、好きだー!」「吉高です」「ハイボールでぇ」と吉高さんのモノマネを連発。すると、舞台袖から「何やってるんですか?」と怒りに満ちた表情で本物の吉高さんが現れ、客席は再び拍手と大歓声に包まれた。人気絶頂の若手女優とそのモノマネ芸人の共演というのは極めて稀なこと。吉高さんは「こんなフェイクのある舞台挨拶は初めてですが、やりづらい」と苦笑い。福田さんは「一緒でしょ?」と笑顔ですり寄るも吉高さんは「一緒じゃない!」と懸命に否定し笑いを誘っていた。この日は事前に観客から集められた恋の相談、悩みに3人が回答。「恋愛を長続きさせるにはどうすればいい?」という悩みに対し、福田さんは今度はタレントのYOUのモノマネで「お互いが思いやりを持てば…」と答え、レパートリーの広さを見せつけた。その後の質問に対し、3人は真面目に回答するも逆にモノマネなしの素の口調で答える福田さんに会場からは笑いが…。「何で笑うの?」と困惑する福田さんのかたわらで吉高さんは「私も真面目に喋ってると笑われるんですよ!」と互いの共通点を語り“元祖”天然ボケの強さを感じさせた。小松さんも、壇上で繰り広げられる福田さんと吉高さんのやり取りに我慢できずにたびたび爆笑。最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。『僕等がいた』前篇は3月17日(土)より、後篇は4月21日(土)より全国にて公開。■関連作品:僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館■関連記事:恋愛講座付き!『僕等がいた』女性限定試写会に25組50名様をご招待『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化生田斗真、初共演した吉高由里子の第一印象は「賢い人」ミスチル桜井「真っ直ぐな気持ちで取り組んだ」『僕等がいた』主題歌リリース決定壮大な“純愛回想録”!『僕等がいた・前篇』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2012年03月01日映画『キラー・ヴァージンロード』の初日舞台挨拶が9月12日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、初監督となった岸谷五朗とW主演の上野樹里と木村佳乃、共演の寺脇康文、小出恵介らがコミカルなトークを展開した。本作は、結婚式前日にアパートの大家を誤って殺害してしまったひろ子(上野さん)が、偶然知り合った自殺願望を抱く福子(木村さん)と共に逃避行を繰り広げるブラックコメディ。満場の観客に迎えられた岸谷監督は「ようやく産声をあげ、映画が幸せな思いをしています。今回、自分は出なかったんですが、役者ってすごいっていうことを改めて目の当たりにしました」と感慨深げ。だがキャスト陣について語り出すとトーンが一転し、「樹里と佳乃は振り切り過ぎ。振り切る女優の凄さを見せつけられました」とツッコミ口調に。すかさず木村さんは「振り切ったつもりはないです」、上野さんも「普通だよね」と切り返し。初共演の木村さんについて「現場では2人で行動していたんです。2人で成長した感じ。とにかくニヤニヤしているんですよ。あたしが普通にしていてもおかしいみたいで…」と天然キャラ全開で語る上野さんに、岸谷さんは「そりゃみんな、おかしいと思っているよ。なんか楽屋の会話みたいになっちゃってすみません」と主演女優のトークにやんわりダメ出ししてみせ、観客の笑いを誘った。さらに、小出さんが「監督から『物語のキーを握る役だから』と言われ、意気込んで行ったら撮影は1日だけでした」とトボケ気味に話すと、岸谷さんは「この小出のイメージが欲しかった」とニヤリ。岸谷さんと25年来の付き合いのある気心の知れた仲で、今回、カツラをかぶり怪演を見せている寺脇さんには「『相棒』で間違った(かっこいいイメージの)方向に行っていたので、それを修正しようと。本気で寺脇の凄さを表せるのは俺しかいない」といたずらっ気たっぷり。寺脇さんは「五朗の映画じゃなかったらここまでやらない。(岸谷さんの)愛情というより暴力です。出なきゃ殴られるって感じでした」と仲の良さ(?)をうかがわせた。一方、この日は岸谷さんらの所属事務所アミューズの新人タレントで、30日間かけて47都道府県を回る本作の宣伝行脚をしてきた福田彩乃も来場。ボロボロになったキャリーケースを引きながら「チケットを727枚売りました」と達成感から笑顔ながら大粒の涙をこぼす一幕も。その福田さんに対して岸谷さんは、本作のビジュアルがプリントされた新品キャリーケースをプレゼントし、苦労をねぎらうと思いきや「もう1回行っといで。そうしたらまた727枚ね、フフ」と鬼監督ぶりを発揮していた。『キラー・ヴァージンロード』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、上野樹里を「役の言葉で喋れる女優」仲良し寺脇は“脇役賞”?上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月12日“結婚したい女”と“死にたい女”の奇妙な逃亡劇を描いた、俳優・岸谷五朗の初監督作品『キラー・ヴァージンロード』。9月12日(土)の公開を控え、同1日(火)、本作の試写会が開催され、上映前に岸谷監督に主演の上野樹里、寺脇康文を交えて絶妙なトークが繰り広げられた。「あなたの街の宣伝マン募集!試写会」と銘打たれた、一風変わったこの試写会には、1,500人もの応募から選ばれた観客が、一般の宣伝マンとして集結。宣伝用の映画のポスターやパンフレットなどが配布され、さらに観客は配られたハチマキを巻いて上野さんら登壇者を迎えた。この光景に岸谷監督が「ほんの少し恥ずかしいです。一生懸命作ったので観て感動してください!」と言うと、上野さんは「観てないのに宣伝するなんてすごいです」、寺脇さんも「観てたら宣伝しようと思いませんよ」と割って入り、会場を笑いに包んだ。キャスティングに話が及ぶと、10代の頃から上野さんを知る岸谷監督は、「とてつもない魅力のある、がむしゃらな子で、たくさんの力をつけていい女優になって輝き出したので“今だ”と思った。役に乗り移る、役の言葉で喋れる女優」と大絶賛。これに対し、上野さんは監督の演出について「役者さんでもあるので、お芝居でやって演出してくれるので本番は一発で撮れました。“楽しくてしょうがない”という五朗ワールドを感じ取れると思います」と笑顔で返した。一方、カツラにメガネの変装姿で撮影に挑んだ寺脇さんは「この役で僕の役者人生は終わりました。ヅラ・オン・ヅラの特殊メイクは3時間もかかりました。僕のところだけディレクターズカットしてほしいです」と、25年もの付き合いになる岸谷さんの作品を一貫して否定。これに対し、監督は「康文くんは、『相棒』で随分かっこいい役をやってて世間が勘違いしてると思ったので、本当の寺脇康文のすごさを出そうと思いました。“脇役賞”を受賞しますね」と反撃を見せ、2人の絶妙な掛け合いに会場は沸いた。また、トークショーに続き、事前に観客から募った本作のおもしろ宣伝プランが披露され、その中からグッドアイディア賞2つが岸谷監督と上野さんから発表された。その内容とは、“ウェディングドレスを着てポスターを掲げ、街を歩く”と“ウェディングドレスを着てバイクに乗りながら、旗を立てて宣伝する”とのこと。実際にこの奇抜なアイディアを実行してもらうべく、考案者には映画ののぼりと本物のウェディングドレスがプレゼントされ、この太っ腹な贈り物に会場から歓声が起こった。なお現在、本作のプロモーション活動として、上野さん扮する、ウェディングドレス姿で逃亡する花嫁・沼尻ひろ子に因んで、タレントの福田彩乃がウェディングドレス姿で30日間、30万円で全国47都道府県を回る「どん尻ビリ子の30日間逃亡日記」を実施中。既に、映画鑑賞券500枚を売り健闘を見せており、9月12日(土)の公開初日にゴールインを予定している。『キラー・ヴァージンロード』は9月12日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月02日