庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。サラちゃんの母親・リカさんは、ユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識がありつつも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、「ユージとのデート中にサラちゃんを預かってほしい」というリカさんからの頼みを受け入れていました。しかしリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで理不尽にはなさんを咎めることがあり、はなさんは限界を感じながら、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。サラちゃんを預かっていたある日、何を思ったのかリカさんが「娘が誘拐された」と通報し、警察沙汰に発展。誤解は解けたものの、怒りの収まらないはなさんは、リカさんの家に押しかけます。はなさんの訪問に、「警察が来て疲れてるから」となかなか外に出てこないリカさん。我慢の限界を迎えたはなさんは、扉をこじ開け、リカさんの胸ぐらをつかみ、「アンタ、何言ってんの。自分が今日何をしたかわかってる!?」と怒鳴りつけました。 「友だちならこっちの気持ちくらい理解してよ!」と開き直るリカさんに、はなさんはブチ切れ。「あんたなんて他人以下よ! 今一番かわいそうなのはね、あんたでも私でもなくサラちゃんだから!」と、高ぶる感情に涙ぐみながら、はなさんは訴えました。 それでもなお、「私の幸せは? サラのせいで何もかもうまくいかない」と主張するリカさん。「あんたみたいな人間でもね、サラちゃんにとっては世界でたったひとりの大切なママなんだよ!」とリカさんの勝手な言動を咎めながら、はなさんは思わず……。 ママ友に振り上げた手を… 「もうサラちゃんを悪く言うのは、絶対許さない!!」 怒りに震えるかなさんは、リカさんの頬めがけて手を振り上げ……。 「あんたなんて、あんたなんて……!」 「ダメえええええええ! ママのこと叩いちゃダメえええッ」 サラちゃんはリカさんの前に立ち、両手を広げ、叫びました。 「ママも……!! ママもサラと一緒で寂しいだけなの。パパとケンカしちゃって、ユージさんとも仲良しできなくて寂しいだけなの!!」 そして「自分だけが楽しい思いをしたから……」と号泣。 サラちゃんの姿にはなさんは冷静さを取り戻し、振り上げた手を戻すのでした。 「サラのせいで!」と理不尽に責められていたにもかかわらず、ママをかばったサラちゃん。号泣するわが子を前に、リカさんは何を思ったのでしょうか。サラちゃんは一緒に遊んでくれるはなさんのことも大好きなはず。親の身勝手な行動で、子どもをこんなにも苦しめていると思うと、胸が痛くなります。 リカさんの気持ちを汲み取り、身をていしてママを守ったサラちゃんを見習って、リカさんが改心することを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年06月25日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。サラちゃんの母親・リカさんは、ユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識がありつつも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、「ユージとのデート中にサラちゃんを預かってほしい」というリカさんからの頼みを受け入れていました。しかしリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで理不尽にはなさんを咎めることがあり、はなさんは限界を感じながら、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。そんなある日、サラちゃんを預かり遊んでいると、突然、警察官が訪ねてきました。そして、「ここのお家にサラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と衝撃の言葉が飛び出たのです。その後、「相手の親御さんが通報は勘違いだったと話している」とのことで騒動は収まりますが、もちろんはなさんは怒り心頭。リカさんの家を訪ね、直接話すことに。 しかし、リカさんは玄関から顔を出すも、なかなか外に出てきません。「警察が来て疲れてるから」と他人事のように話すリカさんに、我慢の限界を迎えたはなさん。扉をこじ開け、リカさんの胸ぐらをつかみ、「アンタ、何言ってんの。自分が今日何をしたかわかってる!?」と怒鳴りつけました。 するとリカさんは、「サラがいなくなったから警察に電話しただけじゃん」と開き直り……。 自分本位なママ友にブチ切れ 「はなちゃんは、私の友だちでしょ? こっちの気持ちくらい理解してよ」と平然と言ってのけるリカさん。 「はぁ!? 警察に通報されて犯罪者にされて、友だちなわけないでしょうが! なんなら、あんたなんて他人以下よッ」 今までたまっていたモヤモヤと、今回の事件で、はなさんは完全にキレていました。 「そんな他人に、最後、ひとつだけ教えといてあげる。今一番かわいそうなのはね……あんたでも私でもなく、サラちゃんだから!」 怒りとサラちゃんを思う気持ちから、涙を流しながら訴えるかなさん。 「はぁ!? 私の幸せは? サラのせいで何もかもうまくいかな……」 「うるさい!」 サラちゃんがユージに懐かないから、ユージとの関係がうまくいかないと思い込んでいるリカさん。そんなリカさんの言葉を遮り、はなさんは続けます。 「あんたみたいな人間でもね、サラちゃんにとっては世界でたったひとりの大切なママなんだよ!」 はなさんは、自分のことばかり優先し、勝手な行動をするリカさんを咎めたのでした。 リカさんに、「友だちではなく他人」と言い放つも、サラちゃんのことだけは心配だったはなさん。サラちゃんの気持ちをわかろうとしないリカさんの自分勝手な言動に、同じ母親として、許せなかったのではないでしょうか。 母親もひとりの人間。自らの幸せを望む気持ちはあって当然ですが、はなさんが言うように、子どもにとって母親は唯一無二の存在です。自分の幸せばかりを考えて、子どもの気持ちをないがしろにすることがないように、リカさんには自身の言動を省みてほしいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年06月24日フワリーさんは小学生のころ、せいちゃんというお友だちとよく公園で遊んでいました。ごっこ遊びをすることが多かったのですが、小学校3年生のときの夏休み、近所に住む「らのくん」という中学生のお兄さんに声をかけられます。らのくんのことは名前も家も知っていたので、フワリーさんたちは自然と気を許していました。 俺も仲間に入っていい?フワリーさんは小学生のころ、お友だちのせいちゃんとよく公園で遊んでいました。 そこへ現れたのが、“らのくん”。近所に住む中学生のお兄さんです。 ある日、フワリーさんはお友だちのせいちゃんと遊ぶことに。2人は公園へ向かいました。 公園で遊んでいたフワリーさんとせいちゃんに声をかけきた、らのくん。 最初に声をかけられた日はちょうど帰るところだったので何事もなかったのですが、また次に会ったときには仲良く3人で鬼ごっこをして遊びました。 当時は、中学生のお兄さんが小学生の女の子と一緒に遊びたがることに対する違和感もなく、フワリーさんとせいちゃんはただ楽しく遊んでいました。 ◇◇◇ お子さんに「知らない人についていかない」という教育をしている方も多いと思います。 フワリーさんが出会ったのも、近所に住む中学生のお兄さん。名前も家も知っているとなると、ついつい安心してしまいますよね。しかし、性教育アドバイザーの方によると、性被害の犯行は約6割が「顔見知り」によって起こっているのだとか。小学生になると、親の目につかない場所で遊ぶことも多くなるかと思います。子どもが被害にあわないよう、日ごろから「今日は何して遊んだの?」や「今日は誰と会った?」など日常会話を徹底し、子どもたちを守っていきたいですね。フワリーさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター フワリー
2023年06月22日皆さんはご近所トラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は「迷惑ご近所さんを撃退した意外な救世主」を紹介します!アワビをたかってくる女性正月に実家へ帰省した主人公は、お土産にアワビを持って帰りました。その道中で近所の女性とすれ違います。女性は主人公に話かけ、物欲しそうな目でアワビが入った箱を見てきました。困った主人公はすぐに退散して、実家に向かいます。実家に着くとその女性は、いつも物をたかってくることを教えられました。そんな話をしながらアワビを食べていると、突然父が苦しみだし倒れてしまったのです。救急車で運ばれていく父を見送っていると、先ほどの女性が話しかけてきました。そしてなんと「アワビが余ったらもらってあげる」と言い出したのです。主人公は女性に対して、きっぱりと断りますが一歩も引かず…。ちょうどそのとき、帰省した主人公の弟がやってきます。事情を聞いた弟は、女性の言い分を大声で近隣住人に聞こえるように話し始めました。それを聞いた女性は、言い訳を始めますが…。弟の対応で何も言えなくなる女性出典:エトラちゃんは見た!弟が「いい加減にしろよ!」と正論で反撃をすると、女性は何も言えなくなります。そんな女性を黙らせる弟の一撃にスカッとした主人公でした。正論で黙らせる弟大変な状況で物をたかられたら困ってしまいますよね。弟が助けてくれてよかったです。以上「迷惑ご近所さんを撃退した意外な救世主」を紹介しました!イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月18日皆さんは、近所間でトラブルが起きたことはありますか?今回は「迷惑オバサンを撃退した意外な救世主」を紹介します。父がアレルギーを発症正月、お土産にアワビを買って実家に帰省した主人公。皆でアワビを食べた後に、父がアレルギーを発症してしまいました。その後、父は救急車で病院に運ばれていきます。すると、その様子を見てきていた隣人が自分たちが処分してあげると言い、アワビを要求してきました。隣人の非常識な言動に驚きながらも、主人公は「あなたには関係のないことなので」とはっきり断ります。しかし、その言葉を聞いた隣人は、主人公の態度が悪いと怒り始めて…。主人公が驚きのあまり呆然としていると、人の話は目を見て聞くようにと隣人が注意してきました。驚きのあまり呆然とする主人公出典:エトラちゃんは見た!ごく稀にまともな発言をする隣人が、厄介だと感じる主人公。アワビを諦める気配がまったくない隣人は「私がアワビ処分してあげるから、早く持ってきてちょうだい!」と食い下がります。そんな中、弟が帰省してきました。主人公が弟に事情を説明すると、弟が隣人に反論。その態度に腹を立てた隣人は、説教を続けますが…。弟は、大声で”隣人がアワビを要求してくること”を近所に伝えたのです。近所に聞こえて恥ずかしくなった隣人は、黙ってしまったのでした。隣人の言動隣人の非常識な言動に驚きを隠せません。弟のおかげで、無事解決できてよかったです。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月17日皆さんは、近所間でトラブルが起きたことはありますか?今回は「何でも欲しがるお隣さん」を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!お土産にアワビ主人公はお土産にアワビを持って、久しぶりに実家に帰省していました。アワビを家族で食べると、父がアレルギーを発症してしまいます。そして、父は救急車で病院に運ばれていきました。すると、その様子を見にきた隣人が「余ってたらうちがもらってあげるから」と言ってきたのです。こんなときに非常識だと思い、断る主人公。しかし、隣人は引き下がらず…。うちが処分してあげる出典:エトラちゃんは見た!さらに「正月から縁起悪いじゃない?だからうちが処分してあげる」とまで言い、食い下がってきたのです。隣人の厚かましい態度に動揺を隠せない主人公でした。隣人の言動隣人の非常識な言動にモヤっとしました。主人公たちの気持ちも考えてほしいものです。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月15日みなさんは、ご近所トラブルを経験したことはありますか?今回は、些細なご近所トラブルについてを紹介します。イラスト:ドロップファンマンションの近くで…次の日いきなり…下の子がお昼寝しているから…やめてくれなかったので…自分から、近所に住む子どもたちに注意することは難しいですよね…。親御さんへ事情を伝えたことは、賢明な判断だったかもしれません。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月15日ご近所とのトラブルになりやすい騒音問題。隣人宅から毎日のように聞こえてくる大きな物音に、悩まされることもあるようで……。そこで今回は、引っ越し先で隣人とトラブルになった家族の実話を描いている、あみなさん(@amn_manga)さんの人気漫画『騒音トラブル…隣人が怖すぎた話』をご紹介します!物音が気になるように……隣人の不自然な言動を目の当たりにし、警戒していたトラネコさん。しばらくは何事もなく暮らしていたのですが、次第に隣人の騒音がエスカレート。隣人がわざと大きな物音を出していると知ったある日、子ども達が雪遊びをしていると……!?被害は子ども達にまで……雪遊びをする子ども達の前で理不尽な行動をとる隣人。一連の出来事に耐え兼ねたトラネコさんたちはその後、管理会社に報告することにしたのでした……!こんなときどうする?子ども達にまで被害が及ぶのは許せませんね。トラネコさんは隣人の騒音や言動に耐え兼ね、管理会社に連絡することにしました。ご近所で騒音トラブルが起きたとき、皆さんならどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@amn_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月13日ご近所さんとのトラブルに悩んだ経験はありますか?今回は、近所のおしゃべり好きなおばさんのエピソードを紹介します。イラスト:ちゃいなぜかいつも顔を合わせるおばさん主人公が家を出ると、いつも同じタイミングで家から出てくる近所のおばさんがいました。おばさんは、同じ話を何度もくり返してきます。顔を合わせたらあいさつだけでは終わらず、そこから会話がスタートしてしまい…。30分は拘束されてしまう出典:Grappsとにかく話が長く「そろそろ子どもが帰ってくるので…」と話を終わらせようとしてもまったく気にしないおばさん。まだまだ話し続けるので、30分は拘束されてしまうのです。いつでもこのような感じなので、主人公の子どもたちもおばさんが苦手です。あるとき、いつものように話し続けるおばさんにうんざりした子どもが「その話さっきも聞いたよ。おばさん覚えていないの?」と一言。子どもからの一言に気分を害したのか、おばさんはそれ以来話しかけてこなくなりました。子どもの一言で解決大人同士だとなかなか言いづらいこともありますよね…。子どものストレートな一言で、ご近所トラブルが解決したエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月11日皆さんは、ご近所さんとのトラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は「迷惑ご近所さんを撃退した意外な救世主」を紹介します。迷惑ご近所さんを撃退した意外な救世主主人公は、お土産のアワビを持って実家に帰省。すると、実家近くで突然ご近所さんに話しかけられます。そのご近所さんは、主人公の持っているアワビの箱を気にしている様子。嫌な予感がした主人公は早々に切り上げ実家へ向かいます。実家に到着し、さっそくご近所さんの話をすると、両親も困っていることを話し始めました。なんとご近所さんは、玄関前にある掃除用品を勝手に使い、宅配便が届いたときにもお裾分けをねだってくるようです。「助け合うのが当たり前なのよ」と豪語するご近所さんからの被害はそれだけに留まらず…。庭でBBQ中にも!?出典:エトラちゃんは見た!さらには、妹と友達のBBQにまで顔を出し、肉をねだってきたと言います。その話を聞いて驚きが隠せない主人公。ご近所さんに注意をするよう提案しましたが、両親にはご近所づきあいもあるからと言われてしまいます。主人公は両親の様子を見てそれ以上は何も言えなくなったのでした。なかなか言いづらい思うところがあっても、ご近所さんにはなかなか言いづらいこともありますよね。ご近所さんの非常識な行動にモヤっとしてしまうエピソードでした。イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月09日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識があるも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、「ユージとのデート中にサラちゃんを預かってほしい」というリカさんからの頼みを受け入れていました。しかしリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで、理不尽にはなさんを咎めることがあり、はなさんは限界を感じるも、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。そんなある日、サラちゃんを預かり遊んでいると、突然、警察官が訪ねてきました。そして、「ここのお家にサラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と衝撃の言葉が飛び出たのです。驚き固まるはなさんですが、なんとか、リカさんに頼まれてサラちゃんを預かっていることを説明します。 その後、別の警察官が訪れ、「相手の親御さんも通報は勘違いだったと話しています。今回の通報は事件性がなさそうですね」と帰っていきました。 無事、誘拐犯の疑いが晴れたはなさん。しかし、リカさんへの怒りが収まるわけもなく、意を決してリカさん宅へ向かったのですが……。 ついにママ友へ怒りを爆発させ… リカさん宅を訪ねるはなさん。 「……ん、どうしたの? 今誰とも話したくないんだけれど」 玄関から顔を出したリカさんは、悪びれる様子もありません。 「出てきて」 そうつぶやくはなさんに、「はなちゃんの家にも来たでしょ? 警察。いろいろ聞かれて疲れてんの」 まるで他人事のように話すリカさんに、「出てきて」と大声を出すはなさん。そして、扉をこじ開け、リカさんの胸ぐらをつかみ、怒りを爆発させます。 「アンタ、さっきから何言ってんの。自分が今日何をしたかわかってる!?」 「何って、サラがいなくなったから、警察に探してほしいって電話しただけじゃん」「てかさ、そんな大声で怒鳴らないでくれる? 子どもいなくなって怒られて、私かわいそうすぎるって」 なぜか開き直り、さらに被害者面するリカさん。そして……。 「だいたいはなちゃんは、私の友だちでしょ? こっちの気持ちくらい理解してよ」 平然とした顔で、リカさんはそう言ってのけるのでした。 はなさんに子どもを預けておいて、「誘拐された」と通報したにもかかわらず、なぜか被害者面のリカさん。さらに、「友だちなんだから」とはなさんに理解を求めてくるのですから驚きです。 はなさんはリカさんに怒りを覚え、直接話すためリカさん宅に出向きました。はなさんの場合、「通報される」という日常ではありえないような出来事ですが、人付き合いの中で、相手に何か物申したくなることは多かれ少なかれあるかもしれません。皆さんはそのようなとき、相手に直接抗議しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年05月19日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが普通になっていたころ。リカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで、理不尽にはなさんを咎めることがありました。はなさんは限界を感じるも、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。そんなある日、サラちゃんを預かり、みんなでお菓子パーティーをしようと張り切っていると、突然警察官が訪ねてきました。そして、「ここのお家にサラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と衝撃の言葉が飛び出たのです。驚き固まるはなさんですが、なんとか、リカさんに頼まれてサラちゃんを預かっていることを説明。ひとまずサラちゃんは警察官とともに家に帰ることになり、しばらくすると別の警察官が訪れました。よくわからないまま事情聴取をされたはなさん。聴取が終わると警察官は、「相手の親御さんも通報は勘違いだったと話しています。今回の通報は事件性がなさそうですね」と帰って行きました。 無事、誘拐犯の疑いが晴れたはなさんですが、「今まで感じたことのないこの気持ち……」と怒りに震え、まったく納得できない気持ちに。そしてはなさんは、立ち上がり……。 誘拐犯にされかけた母は… 「許せん……! 許せん!! 何もかも許せん許せん許せん許せんッ!!!!」リカさんに対し、ブチ切れるはなさん。そのまま出かけようとすると、つむぎちゃんに声をかけられます。「ねぇママ、どこ行くの?」はなさんのただならぬ様子に、不安な表情を浮かべるつむぎちゃん。「ちょっとお話してくる」「え……じゃあつむも」「ダメッ! お家で待ってなさい!」思わず大きな声を出してしまったはなさん。「ご、ごめん……! 気持ちはわかるけど、今日はお家にいて!」覚悟を決め、リカさんを訪ねようとしているはなさんは、「ここからは絶対見せられない」とつむぎちゃんをなだめます。「大切なお話だから、お願い!」「……わかった」渋々納得してくれたつむぎちゃん。安心したはなさんは笑顔で「すぐ戻ってくるから」とつむぎちゃんに伝えます。しかし、玄関の方へ振り向いた表情は、鬼の形相になっているのでした。 誘拐犯に仕立て上げようとしたリカさんへの怒りから、思わずつむぎちゃんに大きな声を出してしまったはなさん。ビクッと驚くつむぎちゃんにハッとし、すぐに落ち着いて声をかけました。自分に余裕がないときや、イライラしてしまっているとき、子どもにキツくあたってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。母親も人間です。常に笑顔で穏やかにというのは難しいですが、「子どもを怒鳴ってしまった日の夜、落ち込む……」なんてことはなるべく避けたいところ。イラッとしてもひと呼吸置いて、冷静に会話できることが理想ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年05月18日娘が生まれる前から住んでいたアパートで起こった、ご近所トラブルをお話します。引っ越ししてからすぐに、お隣へあいさつに伺うと和やかに迎えてくれたのは、中学生の息子さんと暮らすシングルマザー。しかし、私の娘が2歳のイヤイヤ期に突入すると、急に態度が一変。あいさつをしても無視をされるようになりました……。 集合住宅でのトラブルは早めに対処すべきだった! 娘が2歳になったころ、泣きわめくことも多くなりました。そのころからか、隣に住むママから無視されるように。無視されてから1カ月が過ぎたころ、ポストに隣の部屋のママから手紙が……。読んでみると、「子どもの泣き声のせいで、体調を崩した」と書いてあったのです。 壁が薄いアパートなので娘の声は聞こえていたかもしれませんが、隣の部屋からは夜22時以降に音楽が聞こえてくることも。「こっちも我慢しているのに……」と、腹が立った私は手紙の返事を書かずにスルーしてしまいました。すると数日後、娘が泣くたびに壁をドンドンと叩くといった嫌がらせが加速。こちらも言いたいことがあるのに、一方的に悪者にされている気分でした。夫に相談し、お隣さんに会ったときに謝罪をしてもらうことに。すると「大丈夫ですよ」と言われたそう。最初の手紙が来たとき、すぐに対応していれば、少しはお隣さんとの関係が違っていたのかもしれません。いつしか私は、居心地の悪さを感じて引っ越しを考えるようになったのです。 そんなある日、お隣さんが引っ越すことに。最後まで隣のママと話すことはありませんでしたが、息子さんと会ったとき、急に「お母さんがすみませんでした」と謝ってきたのです。私は突然の謝罪にとまどいながらも「こちらこそ……」と返しました。隣の息子さんは、自分の母親が嫌がらせをしていることに気づいていたのでしょう。その後、お隣さんが退去してからは、静かに暮らせるようになりました。今回の一件を通して、トラブルが起こったらすぐに対処しなければと反省。また、子どもだけに謝罪させることがないように、私自身も気を付けないといけないと思った出来事でした。 作画/ヒロミンミン著者:宮本まな
2023年05月18日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが普通になっていたころ。リカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで、理不尽にはなさんを咎めることがありました。はなさんは限界を感じるも、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。そんなある日、つむぎちゃんとサラちゃんがお菓子の買い出しへ行った際、サラちゃんは間違えて未会計の商品を手に持ったまま、はなさんの家に帰って来てしまうという出来事が起きました。はなさんが慌てて商品をお店に返しに行こうとすると、インターホンが鳴り、訪ねてきたのはなんと警察官。すぐさま事情を説明しようとしたものの、警察官から「ここのお家にサラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と、衝撃の言葉が飛び出たのです。驚き固まるはなさんですが、なんとかリカさんに頼まれてサラちゃんを預かっていることを説明。 警察官は「サラちゃんの親御さんに話を聞く」と言い、サラちゃんは警察官とともに家に帰ることになりました。リカさんの通報により、はなさんはサラちゃんを誘拐した“誘拐犯”になっていたことがわかり、怒りに震えていると……。 新たに責任者を名乗る警察官が現れ… 数時間後、警察の生活安全課で責任者を務めているという、巌ノ増さんが訪ねて来ました。 迫力のある風貌に、はなさんが少しばかりビビっていると……。 「安心してください。肩の力を抜いて本当のことを教えてください」 巌ノ増さんにそう言われ、はなさんは今日の出来事や、数カ月ほど土日はサラちゃんを預かっていたことを説明しました。 よくわからないまま事情聴取が終わると、「相手の親御さんも通報は勘違いだったと話しています。今回の通報は事件性がなさそうですね」と巌ノ増さんに言われ、はなさんへの疑いは晴れたようでした。 「最近、この手のトラブルが多くて、何かお困りの際は遠慮なくご相談ください」 巌ノ増さんにそう言われるも、はなさんは、「今まで感じたことのないこの気持ちが晴れるとこはなかった」と、まったく納得できない気持ちでいるのでした。 無事、疑いが晴れたものの、リカさんに対して言いようのない気持ちになってしまったはなさん。子どもを預かるよう頼まれていた立場で、「誘拐された」と通報されたら、疑いが晴れたところで納得できるわけもないですよね。 はなさんは「今までに感じたことのないこの気持ち」と表現していますが、皆さんははなさんのように、なんとも言えない憤りを感じるような出来事を経験したことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年05月17日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について不満があったようで、はなさんを怒鳴りつけました。理不尽な言い分に納得できないはなさんは、「もう関わらない」と決心。しかしその後、健気にひとり、謝りに来たサラちゃんに胸が締め付けられ、「次はお菓子を買ってパーティーしよう」と約束し、またサラちゃんを預かることにしました。土曜日、つむぎちゃんとサラちゃんがパーティー用のお菓子の買い出しへ行った際、サラちゃんは間違えて未会計の商品を手に持ったまま帰ってきてしまいました。そのことに気がついたはなさんがお店に返しに行こうとすると、インターホンが鳴り、なんと警察官が訪ねてきたのです! はなさんはすぐさま、「わざとじゃないんです! すぐに返却します!」と警察官に事情を説明します。しかし警察官は、「何のことですか? 実はですね、ここのお家に、サラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と衝撃発言……。 驚きで固まるはなさんですが、リカさんに頼まれてサラちゃんを預かっていることを説明。サラちゃんは、ひとまず警察官と家に帰ることになりました。はなさんはサラちゃんを誘拐した、“誘拐犯”になっていたことがわかり……。 ママ友からのありえない仕打ちに… 「ちょちょちょちょ、近所の子が遊びに来ただけで、誘拐犯になるんですか?」 「誘拐犯になっている」と聞き、慌てて警察官に尋ねるはなさん。 「まぁまぁ、そう慌てないでください。とりあえず、今からサラさんの親御さんに事情を聞きます。また改めてご連絡しますので、しばらくお待ちください」 そう言って、警察官はサラちゃんと共に、サラちゃんの自宅に向かいました。 「ねぇママ、サラちゃん……」 何が起こっているかわからないつむぎちゃん。泣きそうになりながら、はなさんに問いかけようとするも……。 「どういう理屈で私が誘拐犯になるんじゃあ!?」 はなさんは怒りに震え、つむぎちゃんをフォローする余裕などありませんでした。 リカさんを苦手に思いながらも、娘や娘の友だちのために、さまざまなことを我慢していたはなさんですが、さすがに堪忍袋の緒が切れてしまいました。警察官の方も何かを察したのか、はなさんを責めるような様子はありませんでしたが、はなさんとしては、たまったものではないですよね。そしてなにより、突然警察が現れ、不安な思いをしている子どもたちが安心して過ごせるよう、一日も早くトラブルが解決することを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年05月16日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について不満があったようで、はなさんを怒鳴りつけました。理不尽な言い分に納得できないはなさんは、「もう関わらない」と決心。しかしその後、健気にひとり、謝りに来たサラちゃんに胸が締め付けられ、「次はお菓子を買ってパーティーしよう」と約束し、またサラちゃんを預かることにしました。土曜日、つむぎちゃんとサラちゃんがパーティー用のお菓子の買い出しへ行った際、お店でつむぎちゃんが持っているものと同じキーホルダーを見つけました。キーホルダー欲しがるサラちゃんですが、お菓子の分しかお金を持ち合わせていません。 するとつむぎちゃんは、自分のキーホルダーを差し出し、サラちゃんにプレゼント。大喜びのサラちゃんが意気揚々とはなさん宅に戻ると、なんと手には売り物のキーホルダーが。間違えて持ち帰ったしまったようで、そのことに気がついたはなさんがお店に返しに行こうとすると、インターホンが鳴りました。 なんと、自宅に警察官が訪ねてきたのです。すぐさま、「わざとじゃないんです! すぐに返却します!」と警察官に事情を説明するはなさん。しかし警察官は、「何のことですか? 実はですね、ここのお家に、サラちゃんが誘拐されていると通報を受けまして」と話しだし……。 誘拐犯!?訪ねてきた警察官に事情を聞かれ… 「誘拐されていると通報を受けまして」 「!!? ちょッえッ!! 一体だれが……!?」 驚きのあまり、言葉がうまく出ないはなさん。 「サラちゃんの親御さんから通報がありまして、今朝から行方不明と伺ってます」 はなさんは警察官の言葉に衝撃を受け、固まってしまいます。 警察官はサラちゃんに、「今日はどうしてこのおうちにいるの?」と声をかけます。 「えと……。ママが今日おうちにいないから、つむちゃんと一緒に遊んでいるだけです」 警察官が訪ねてきたことに動揺し、涙目になりながら答えるサラちゃん。 警察官は「うーん、どうやらいろいろと事情がありそうですね」と何かを察した様子で、「とりあえず今日は、サラちゃんを自宅まで連れて帰りますが、問題ないですよね?」とはなさんに確認をとります。 「ええ……。私は大丈夫なのですが」 サラちゃんを自宅へ連れて行こうとする警察官に、気になっていたことを問いかけるはなさん。 「あ、あの〜。もしかして私って今、この子を誘拐したことに……」 「ええ。誘拐したことになっています」 リカさんに頼まれ、サラちゃんを預かっていたはなさん。思いもよらない事態に言葉を失ってしまうのでした。 子どもの面倒を頼んでおいて、「誘拐された」と通報するという奇行に出たリカさん。はなさんに対し、何か気に食わないことや、怒りがあったのかもしれません。しかし、警察を巻き込んでまで騒ぎにするのは間違っている行動ですし、虚偽の通報は罪に問われる可能性があります。 子どもたちのことを第一に考えて行動していたはなさん。一方で、子どもをママ友に預けて不倫相手との逢瀬を重ねるリカさん。今回の一件は、はなさんにとって、リカさんにどのような事情があろうとも「許せない」と思ってしまう出来事のように感じます。皆さんはママ友に、「許せない」と思うようなことをされたら、その後の関係をどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年05月15日一軒家に住んでいると、遭遇するご近所トラブル。今回は、近所の人とのトラブルエピソードを紹介します。我が家の土地に…祖父が亡くなった後も…裁判の結果は…立退の日までも…亡き祖父と知り合いだったとはいえ、人の土地に勝手に家を建てるのは良くないですよね…。お金はトラブルの元になりやすいかと思うので、慎重な態度でいないといけませんね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月03日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について文句があったようで、はなさんを怒鳴りつけました。理不尽な言い分に納得できず、怒りを堪えてその場から去ったはなさん。すると翌朝、サラちゃんがひとりではなさん宅を訪れ、「ママにちょっとワガママ言っちゃったの」と涙ながらに頭を下げ謝りました。その姿に胸が締め付けられ、サラちゃんを抱きしめて、「サラちゃんは何も悪くないのにごめんね」と謝るはなさん。「次はお菓子を買ってパーティーしよう」と提案すると、サラちゃんは大喜びではなさん宅を後にしました。ふたりの様子を物陰から険しい表情で見ていたリカさん。しかし、サラちゃんが家に帰っても問い詰めることはなく、「今週も土曜はつむちゃん家に行ってもらうから」と話を終えました。土曜日、つむぎちゃんとサラちゃんがパーティー用のお菓子の買い出しへ行った際、お店でつむぎちゃんが持っているものと同じキーホルダーを見つけました。キーホルダー欲しがるサラちゃんですが、お菓子の分しかお金を持ち合わせていません。 するとつむぎちゃんは、自分のキーホルダーを差し出し、サラちゃんにプレゼント。大喜びのサラちゃんが意気揚々とはなさん宅に戻ると、なんと手には売り物のキーホルダーが。間違えて持ち帰ったしまったようで、そのことに気がついたはなさんがお店に返しに行こうとすると、インターフォンが鳴り……。 警察が訪ねて来て…!? 「すみません、こちらにサラちゃんいらっしゃいますか? 警察です!」 はなさんは訪ねて来た警察官に、急いで謝ります。 「本当にごめんなさい! わざと万引きしたわけじゃないんです!!」 警察官に事情を説明するはなさん。しかし警察官は、「万引きって何のことですか?」とわかっていない様子。 「それじゃあ、うちに何を?」 「実はですね、ここのお家に、サラちゃんが誘拐されていると通報を受けまして」 「!!?」 わけのわからない話に、はなさんは驚き、固まってしまうのでした。 サラちゃんが未払いの商品を持ち帰ってしまった件で、警察官が訪ねてきたと思ったはなさん。しかし、「誘拐されていると通報を受けた」と、驚くべき事態になっていました。もちろん、はなさんはリカさんに頼まれてサラちゃんを預かっていただけです。日常ではあまり馴染みのない“誘拐”という言葉。はなさんはとても動揺しているのではないでしょうか。きちんと誤解が解けることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月30日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について文句があったようで、はなさんを怒鳴りつけました。理不尽な言い分に納得できず、怒りを堪えてその場から去ったはなさん。すると翌朝、サラちゃんがひとりではなさん宅を訪れ、「ママにちょっとワガママ言っちゃったの」と涙ながらに頭を下げ謝りました。その姿に胸が締め付けられ、サラちゃんを抱きしめて、「サラちゃんは何も悪くないのにごめんね」と謝るはなさん。「次はお菓子を買ってパーティーしよう」と提案すると、サラちゃんは大喜びではなさん宅を後にしました。ふたりの様子を物陰から険しい表情で見ていたリカさん。サラちゃんが家に帰ると、リカさんは「何してたの?」と尋ねます。サラちゃんは、「自転車のカギ! 取り忘れてたから!」ととっさに嘘をつきました。納得いかないような表情で、サラちゃんを睨むリカさん。しかし、問い詰めることはなく、「今週も土曜はつむちゃん家に行ってもらうから」と話を終えました。 土曜日、つむぎちゃんとサラちゃんはパーティー用のお菓子の買い出しへ。お店でつむぎちゃんとお揃いのキーホルダーを見つけたサラちゃんは、キーホルダー欲しがりますが、お菓子の分のお金しかありません。落ち込んでいると、「これあげるよ」と自分のキーホルダーを差し出すつむぎちゃん。サラちゃんは大喜びで、キーホルダーを握りしめ、ふたりでお菓子の会計へ向かったのですが……。 帰宅した少女の手には…!? 「ただいまー!」 お菓子の買い出しから帰宅した、つむぎちゃんとサラちゃん。はなさんは笑顔で出迎え、「好きなお菓子買えた?」と尋ねます。 「うん、買えたー!」と満足げな2人を、はなさんはほほ笑ましく見ていました。 「見て見て! つむちゃんにもらったの」 キーホルダーをはなさんに見せるサラちゃん。 「つむのお気に入りのキーホルダー! よかったねサラちゃん! でもさ、その左手に持ってるのは何? 同じやつ?」 「……? えーーーー!! お店の持って来ちゃった!!」 サラちゃんは間違えて、売り物のキーホルダーを握ったまま、持ち帰ってきてしまったのです。 「お金払ってないの!? 今すぐ返しに行こう!! ドロボーさんになっちゃうよ」 間違えて持ち帰ってしまったサラちゃんは、動揺し涙目に。はなさんはすぐにお店に返しに行こうとするのでした。 お店の商品を支払いせずに持ち帰ってしまったサラちゃん。つむぎちゃんにキーホルダーをもらったことがうれしくて、そのことに集中してしまい、手に持っていたお店のキーホルダーのことがすっかり頭から抜けてしまったようです。 子どもは目の前のことに夢中になってしまい、思いもよらないことをしてしまうときがありますよね。「お砂場で泥だんご作りに熱中して、そのまま口に入れようとした」「静かだなと思ったら、真剣な顔でいたずらしていた」など……。皆さんは、「子どもが集中して、こんなことをしてしまった!」なんてエピソードはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月29日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが日常になっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について、はなさんを咎めました。「縄跳びばかりじゃなく、スケボーもさせてあげて。サラがワガママな性格になってるの。気をつけてよね!」。はなさんは納得できず、ブチ切れる寸前でその場から去りますが、帰宅後、壁を殴って怒りを爆発させます。すると翌朝、サラちゃんがひとりで訪ねて来て、涙ながらにはなさんに謝ったのです。「またつむちゃんと遊びたい」と訴えるサラちゃんに、「サラちゃんは何も悪くないのにごめんね」とはなさんは、サラちゃんを抱きしめました。落ち着いたサラちゃんは、「次はお菓子を買ってパーティーしよう」というはなさんの言葉に大喜び。「楽しみにしてる!」と言ってはなさん宅を後にします。 2人の様子を物陰から険しい表情で見ていたリカさん。サラちゃんが家に帰ると、リカさんは「何してたの?」と尋ねます。サラちゃんは、「自転車のカギ! 取り忘れてたから!」ととっさに嘘をつきました。納得いかないような表情で、サラちゃんを睨むリカさん。しかし、問い詰めることはなく、「今週も土曜はつむちゃん家に行ってもらうから」と話を終えました。 ホッとして、つむぎちゃんと遊べることを楽しみにしていたサラちゃん。そして約束の土曜日……。 お金が足りず買えないキーホルダーを… つむぎちゃんとサラちゃんは、パーティーのためお菓子の買い出しへ出かけました。そこでサラちゃんは、つむぎちゃんが持っているキーホルダーと同じものを見つけます。 「私も欲しいなぁ」 しかし、お菓子の分しかお金を持っていないふたり。 「買えないや……」 「じゃあさ、サラちゃんにこれあげるよ」 そう言って自分のキーホルダーを差し出すつむぎちゃん。戸惑うサラちゃんに、「いいのいいの! その代わり今度サラちゃんの何かちょうだい! 交換っこしよ!」 「わぁぁぁぁ! 交換っこする! ありがとうつむちゃん!!」 サラちゃんは大事そうにキーホルダーを握り締め、大喜び。ふたりはお菓子の会計をしに、レジに向かうのでした。 サラちゃんのために自分のキーホルダーを差し出したつむぎちゃん。友だち思いでとてもやさしい行動ですね。 おもちゃやお菓子売り場で子どもが「これが欲しい!」と駄々をこねる光景は、よくあるのではないでしょうか。周りの目が気になりすぐに買ってあげる、なんとか気をそらす、子ども自身で落ち着くまで見守るなど……対応は人それぞれですよね。皆さんは子どもがお店で駄々をこねたとき、どうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月28日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが日常になっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方について、はなさんを咎めました。はなさんは納得できず、ブチ切れる寸前でその場から去り、帰宅。するとリカさんから、「気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの!」と、さらにはなさんを責めるメッセージが入ったのです。これにははなさんも怒りが爆発。抑えきれない怒りから壁を殴りつけ、「もう絶対、協力せん!!!」と心に決めました。翌朝、突然サラちゃんが訪ねてきました。「ごめんなさい! ママにワガママ言っちゃったの。サラのせいなの!」と涙ながらに謝り、また一緒に遊びたいと訴えるサラちゃん。その姿に胸を打たれたはなさんは、「サラちゃんは何も悪くないのにごめんね」とサラちゃんを抱きしめます。 2人の様子を物陰から険しい表情で見ていたリカさん。はなさんに抱きしめられ落ち着いたサラちゃんは、「次はお菓子を買ってパーティーしよう」というはなさんの言葉に大喜び。「楽しみにしてる!」と言って、はなさんと別れます。家に帰り、リカさんに気づかれないよう、そーっと部屋に入ろうとしますが……。 母親に睨まれた娘は、とっさに…!? 帰宅したサラちゃんに、「何してたの?」と鋭い目つきで尋ねるリカさん。 危険を察知したサラちゃんは、「あっ……。えとね、えとね……自転車! 自転車のカギ、取り忘れてたから!」と、とっさに嘘をつきました。 「ふーん」 納得いかないような表情で、サラちゃんを睨むリカさん。 「そんなことより、今週も土曜はつむちゃん家に行ってもらうから。わかった?」 「うん! わかった!」 ひとりではなさんの家に行ったことを気付かれていないと思ったサラちゃんは、ひと安心。ご機嫌で遊びだすと、背後にはただならぬ様子でサラちゃんを見つめるリカさんが立っているのでした。 サラちゃんはリカさんの顔色をうかがうことが普通になっているのか、幼いながらにじょうずに空気を読んでいますよね。「子どもは親のことをよく見ている」とはよく言いますが、とっさに嘘をつかせたり、子どもが萎縮してしまうような関係性は良くないように思います。親子の関係は家庭によってさまざま。正解はありませんが、リカさんのように自分が都合の悪いときに子どもを睨みつけ、問い詰めるようなことは避けたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月27日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが日常になっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、「縄跳びばかりじゃなくて、スケボーもさせてあげて! もっとサラの気持ちを考えたらどうなの!?」と、はなさんを怒鳴りつけました。さすがのはなさんもリカさんの主張には納得できず、ブチ切れる寸前。そのときは、なんとか理性を保ち、つむぎちゃんを連れて家に帰りました。帰宅するとすぐに、リカさんからメッセージが。「気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの!」。なんとリカさんは、さらにはなさんを咎めてきたのです。はなさんの怒りは爆発。壁を殴り、抑えきれない怒りを発散させ、「もう絶対、協力せん!!!」と心に決めます。 翌朝、突然訪ねてきたサラちゃんは、「ごめんなさい! ママにスケボーが欲しいってワガママ言っちゃったの。サラのせいなの!」と涙ながらに謝り、また一緒に遊びたいと訴えました。その姿に胸を打たれたはなさんが、「サラちゃんは何も悪くないのに、ごめんね」とサラちゃんを抱きしめていると……。 お友だちのママと仲直りするも… 2人の様子を物陰から険しい表情で見ていたリカさん。はなさんとサラちゃんは2人で涙ぐみながら抱き合っていました。 「あれ、つむちゃんママ、手どうしたの?」 壁を殴ってリカさんに対する怒りを発散した際に、手を傷つけていたはなさん。 「あ! え!? あははは、えーっとね……。うん! 包丁で切っちゃったの」 サラちゃんをこれ以上不安にさせまいと、とっさに嘘をつきました。 「えー! ちゃんと指ついてる!?」 「あははは! ついてるついてる……ってサラちゃん! まだ朝早いし、お外出てきちゃダメじゃん! 今日はもう戻りな」 早朝にひとり訪ねてきたサラちゃんに、帰るよう促すはなさん。そして、次の土曜は「お菓子を買ってパーティーしよう」と、提案します。 「やったぁ! サラ楽しみにしてる!」 そう言って笑顔で帰宅したサラちゃん。リカさんにバレないよう、そーっと家に入るのでした。 悲しんでいたサラちゃんを元気付けようと、「お菓子を買ってパーティーしよう」と提案したはなさん。2人の様子を物陰に隠れて見ていたリカさんは、一体何を考えているのでしょうか……。忍び足で帰宅する様子から、サラちゃんは子どもながらに、「つむちゃんママに謝りに行ったことが、ママに知られたらまずい」と感じていたのでしょう。サラちゃんは何も悪くありませんが、自ら謝りに行ったことはとても立派ですね。リカさんには、幼い娘の行動を見習ってほしいものです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月26日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが日常になっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、「縄跳びばかりじゃなくて、スケボーもさせてあげて! もっとサラの気持ちを考えたらどうなの!?」と、はなさんを怒鳴りつけました。さすがのはなさんもリカさんの主張には納得できず、ブチ切れる寸前。そのときは、なんとか理性を保ち、つむぎちゃんを連れて家に帰りました。帰宅するとすぐに、リカさんからメッセージが。「あのさぁ、気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの! ユージさんとサラが合わないのも、はなちゃんが原因!」。なんとリカさんは、さらにはなさんを咎めてきたのです。はなさんの怒りは爆発。壁を殴り、抑えきれない怒りを発散させ、「もう絶対、協力せん!!!」と心に決めます。 翌朝、傷つけてしまった壁と、自身の手を見て後悔に駆られていると、突然サラちゃんが訪ねてきました。「お話、聞いてほしいの」と扉の向こうで呟くサラちゃんは、ひとりで来た様子。もう関わらないと決めていたはなさんは、サラちゃんを受け入れるか迷っていましたが……。 泣きながら許しを請う少女… 「話? なんだろう。このまま無視する? でも、でも……」 はなさんは葛藤の末、扉を開けることに。 「どうしたの?」 「あ……え……」 涙ぐむサラちゃんは、「サラのせいで、ごめんなさいっ」と、勢いよく頭を下げました。 「ただスケボーを買って欲しかっただけなの。ママにおねだりしただけなの。ちょっとワガママ言っちゃったの」 リカさんが「サラにもっとスケボーをやらせてあげて! はなちゃんのせいで、サラがワガママな子になってるんだから」と言った理由がわかりました。 「サラ、つむちゃんとつむちゃんママと遊べて楽しいから、だから……だから……」 涙を流し、許してもらおうと必死に訴えるサラちゃん。その姿に、はなさんは思わずサラちゃんを抱きしめます。 「ううんっ! 私こそごめん!! サラちゃん何も悪くないもんね。本当にごめん」 はなさんはサラちゃんに申し訳ない気持ちで、涙が出てくるのでした。 ひとりではなさんに謝りに行ったサラちゃん。小学1年生の子どもにとって、とても勇気のいる行動だったのではないでしょうか。そして、土日に母親といられないサラちゃんにとって、つむぎちゃん親子の存在はとても大きなものになっているようです。 はなさんが言うように、サラちゃんは何も悪くありません。不倫相手との関係ばかりを考えて、子どもをこんなにも苦しめている事実に、リカさんは気づいていないのかもしれません。はなさんには負担がかかってしまいますが、リカさんに期待できない以上、できる限りサラちゃんのフォローをしてあげてほしいと思ってしまいますね。皆さんがもし、はなさんの立場ならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月25日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんに頼まれ、ユージとのデート中にサラちゃんを預かることが日常になっていたある日。サラちゃんを迎えに来たリカさんは、「縄跳びばかりじゃなくて、スケボーもさせてあげて! もっとサラの気持ちを考えたらどうなの!?」と、はなさんを怒鳴りつけました。さすがのはなさんもリカさんの主張には納得できず、ブチ切れる寸前。そのときは、なんとか理性を保ち、つむぎちゃんを連れて家に帰りました。帰宅するとすぐに、リカさんからメッセージが。「あのさぁ、気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの!」。なんとリカさんは、さらにはなさんを咎めてきたのです。「ユージさんとサラが合わないのも、はなちゃんが原因! 私が破局したら責任とってもらうからね」 はなさんの怒りは爆発します。壁を殴り、抑えきれない怒りを発散させ、「もう絶対、協力せん!!!」と心に決めますが……。 決心がゆらぐ出来事… リカさんに理不尽に怒鳴られた翌日、当たり散らし、傷つけた壁を見つめるはなさん。 「やってしまった……」 後悔に駆られていると、インターフォンが鳴ります。 「誰よ、こんな朝早く」 そっとモニターを確認すると、そこにはサラちゃんがひとりで立っていました。 「サラちゃん!? どうしよう、ひとりで来たのかな。でももうこれ以上関われないし、関わりたくな……」 「つむちゃんママ? お話、聞いてほしいの」 ドアをノックしながら、はなさんにお願いするサラちゃん。その声を聞き、はなさんの決心はゆらぐのでした。 幼い子どもがひとりで訪ねてきたら、何事かと心配になりますし、「関わらない」と決めていた気持ちがゆらぐのもわかりますよね。はなさんがサラちゃんを受け入れるかはわかりませんが、はなさんは元々、子ども思いの母親。娘の友人であるサラちゃんのことも、とても大事に思っていました。「サラちゃんを受け入れるべきか」と、はなさんを葛藤させてしまうリカさんの言動は、本当に問題だらけです……。笑顔ではなさん宅を訪ねるサラちゃんの姿を見られることを願うばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月24日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居が決まっていました。ユージとの同居を望んでいたリカさんですが、実はユージも結婚しており、離婚調停中ということが発覚。さらに、「サラちゃんもなつかないし、同居の話はいったん白紙で」と言われたそう。そのことでリカさんは、サラちゃんを責めていました。そんな母親の姿にサラちゃんは、「つむちゃんとつむちゃんママと遊べるのが幸せ」と泣き出してしまうことも……。はなさんはリカさんに心底あきれていましたが、「サラちゃんの幸せはつむぎの幸せ! 心を広く、今は我慢!」と腹を決め、毎週のように土日はサラちゃんを預かっていました。 ある日、サラちゃんを迎えに来たリカさんは、縄跳びをしていたサラちゃんを見て、「はなちゃん!? 縄跳びばかりじゃなくて、スケボーもさせてあげて! もっとサラの気持ち考えたらどうなの!?」と理不尽に怒鳴りつけてきました。 さすがのはなさんもリカさんの主張には納得できず、ブチ切れる寸前。理性が保てないと判断し、つむぎちゃんを連れて家に帰りますが……。 謝りの連絡かと思いきや…!? はなさんがつむぎちゃんと逃げるように家に帰ると、リカさんからメッセージが入りました。 「あのさぁ。毎回注意してるけど、気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの!」 リカさんからのメッセージは、はなさんをさらに咎める内容でした。 「イライライライラ……」 「ユージさんとサラが合わないのも、はなちゃんが原因だから」 「なぁぁぁぁぁ!?!?」 「私が破局したら責任とってもらうからね」 「へ? 意味わからんのじゃーー!!!!!」 壁を殴り、抑えきれない怒りを発散するはなさん。 「もう絶対、協力せん!!!」 はなさんは、そう心に決めたのでした。 つむぎちゃんやサラちゃんのことを思い、リカさんの強引な頼みや、理不尽な言葉を飲み込んできたはなさん。しかし、今回はさすがに堪忍袋の尾が切れてしまいました。子どもの世話をママ友に押し付け、うまくいかないことを責任転嫁……。子どものためとはいえ、はなさんはここまでよく耐えたのではないでしょうか。娘であるサラちゃんが笑顔で過ごせるよう、リカさんには自分自身をしっかり見つめ直してもらいたいものです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月23日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居が決まっていました。「ユージと一緒に暮らしたい」と考えていたリカさんは、引っ越しが確定するまで、デート中のサラちゃんの子守を、はなさんに頼んでいました。サラちゃんのことを思い、渋々了承したはなさん。ある日、デートから戻り、サラちゃんを迎えに来たリカさんは、なぜかご立腹。はなさんが事情を聞くと、ユージから「実は結婚していて離婚調停で忙しい。サラがなつく気配がないから、同居の話はいったん白紙に」と言われたそう。そしてリカさんは、「だからおりこうにしててよ!」と、サラちゃんを責めたのです。サラちゃんはたまらず、「住めなくていいもん! つむちゃんたちと離れるのは絶対イヤッ!」とはなさん宅から駆け出しました。リカさんはサラちゃんを追いながら、「さてはあんたたち、サラに何か吹き込んだわね!? どうしてこうなるの!! 2人とも今日のこと、よーく反省するように!!」と、はなさんとつむぎちゃんに捨てゼリフを吐いて出て行きました。 あきれるはなさんですが、「サラちゃんの幸せはつむぎの幸せ! 心を広く、今は我慢! 隣人と共存するのよ!」と腹を決めますが……。 「毎回同じ遊びさせないで」娘を預けたママ友に文句!? 土日にサラちゃんを預かることが普通になっていたある日。リカさんがサラちゃんを迎えにきました。 「ん? あれ? サラ、また縄跳びさせられてんじゃん」 不機嫌な様子のリカさんに、萎縮するサラちゃん。 「ちょっとはなちゃん!? うちの子なんで毎回、縄跳びばっかしてるわけ? 意地悪されてかわいそうなんだけど。もっとスケボーもさせてあげて!」 はなさんを咎めるリカさん。 「交代してるよ? というか、そもそもつむぎのスケボー……」 「もっとサラの気持ちを考えたらどうなの!? そんな感じだからこの子、どんどんワガママになっていくんだけど!?」 さすがのはなさんもリカさんの主張には納得できず、ブチ切れる寸前……。理性が保てないと判断し、つむぎちゃんを連れて家に帰ることに。 「子ども預けておいてお礼も言わず、一体なんなの!?」 家に入った瞬間、はなさんの口から本音がこぼれるのでした。 はなさんに子どもを預けていたにもかかわらず、理不尽な理由ではなさんを責め立てたリカさん。内容も自分勝手で被害妄想が過ぎる主張ですよね。はなさんは怒りのあまり、「理性が保てない」と感じ、言い返すことはせずにその場を去りました。相手に怒りをぶつけてもしょうがないシチュエーションのように思いますが、はなさんはとても冷静ですね。皆さんは、ママ友から理不尽にキレられたり、非難されたりしたら、どのように反応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月22日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居が決まっていました。「ユージと一緒に暮らしたい」と考えていたリカさんは、引っ越しが確定するまで、デート中のサラちゃんの子守を、はなさんに頼んでいました。サラちゃんのことを思い、渋々了承したはなさん。すると、サラちゃんを預かっている最中、「ママは最近怒ってばかり。最近、つむちゃんとつむちゃんママが遊んでくれるから、しあわせなんだ」と、サラちゃんは泣き出してしまいました。デートから帰宅したリカさんは、機嫌が悪く、サラちゃんの顔を見るやいなや鬼の形相で、「今日はお説教」とサラちゃんを引っ張りました。はなさんはなんとかリカさんをなだめ、「急にどうしたの」と事情を聞こうとします。 リサさんの話では、ユージから「実は結婚していて離婚調停で忙しい。サラちゃんがなつく気配がないから、同居の話はいったん白紙に」と言われたそう。そしてリカさんは、「だからおりこうにしててよ!」と、サラちゃんを責めました。するとサラちゃんはたまらず、「住めなくていいもん! つむちゃんたちと離れるのは絶対イヤッ!」とはなさん宅から駆け出してしまい……。 娘の幸せのために、苦手なママ友と共存する!? 「待ちなさいサラ!! さてはあんたたち、サラに何か吹き込んだわね!? どうしてこうなるの!! 2人とも今日のこと、よーく反省するように!!」 はなさんとつむぎちゃんにも、理不尽に怒鳴り、はなさん宅から帰っていったリカさん。はなさんは、「てめーが1番反省しろや」とあきれていました。 数日後。土日にサラちゃんの面倒を見るのが当たり前になり、限界を感じたはなさんは、夫に相談しようかと悩みました。しかし、夫は出社中で忙しいため、連絡は断念。「ここは私が何とか乗り越えるしかない」と意気込むも、「リカさんと距離をとる方法を……」という考えがよぎります。 「違う違う! サラちゃんのためにも協力するって決めたじゃんか!」 ひとり葛藤するはなさんを不思議そうに見つめる、つむぎちゃんとサラちゃん。 「サラちゃんの幸せはつむぎの幸せ! 心を広く、今は我慢! 隣人と共存するのよ!」とはなさんは意気込むのでした。 出張中の夫を気遣い、悩み事の相談を控えたはなさん。家族であれば、困ったときに頼りたくなることはありますよね。夫の状況を考え、ひとりで乗り越えようとするはなさんは、とても立派ですね。皆さんは人間関係の悩み事があるとき、誰かに相談しますか? それとも、人付き合いはデリケートな問題だからこそ、まずは自分で解決を目指しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月21日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんはユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居が決まっていました。「ユージと一緒に暮らしたい」と考えていたリカさんは、引っ越しが確定するまで、デート中のサラちゃんの子守を、はなさんに頼んでいました。サラちゃんのことを思い、渋々了承したはなさん。すると、サラちゃんを預かっている最中、「ママは最近怒ってばかり。最近、つむちゃんとつむちゃんママが遊んでくれるから、しあわせなんだ」と、サラちゃんは泣き出してしまったのです。つむぎちゃんと一緒にサラちゃんを慰めていると、リカさんが帰宅。サラちゃんの顔を見るやいなや鬼の形相で、「今日はお説教」とサラちゃんを引っ張りました。リカさんの様子に、「まだ帰りたくない……」と半べそのサラちゃん。するとリカさんは、「そんなんだから、合わないって言われるのよ!」とブチ切れます。 止めに入るはなさんにもキレるリカさん。子どもを預けておいて、ありえない態度にはらわたが煮えくり返るはなさんですが、サラちゃんの手前、なんとかこらえます。「サラちゃんもママがいなくて寂しかったんだし、怒らないであげて」とリカさんをなだめ、事情を聞こうとすると……。 まさか、不倫相手も…!? 涙ぐむサラちゃんをちらっと見たリカさんは、「わかった……」と冷静さを取り戻します。 「今日、初めて言われたんだけど、ユージも結婚してるんだってさ。離婚調停中でかなり忙しいみたい」 なんと、2人はW不倫だったのです。 「あと、サラがなつく気配がないし、同居する話はいったん白紙にさせろだって」 自分のせいでママが困っているとわかったサラちゃんは、悲しそうにリカさんを見つめます。 「だからねサラ、本当にお願い。次こそはおりこうさんにしてよね!! じゃないとママ、ユージさんと一緒に住めなくなっちゃう」 サラちゃんの気持ちを考えず、そう言ってのけたリカさん。サラちゃんはたまらず、「住めなくていいもん! つむちゃんたちと離れるのは絶対イヤッ!」と、駆け出してしまうのでした。 不倫相手との行く末ばかりを気にして、わが子の気持ちをないがしろにするリカさん。今のサラちゃんにとって心の拠り所は、はなさん親子だけです。ママに反抗してでも、「つむちゃんたちと離れたくない」と言ってしまう気持ちもよくわかります。本当は、母親であるリカさんが、サラちゃんの一番の理解者になってあげてほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月20日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんには、サラちゃんをはなさんに預けてデートをするような間柄の不倫相手がいました。不仲だった夫とは別居することになり、「不倫相手と一緒に暮らしたい」と考えていたリカさん。煮え切らない不倫相手の引っ越しが確定するまで、はなさんはサラちゃんの子守を頼まれました。非常識なお願いに頭を抱えますが、「私さえ我慢すれば、子どもたちはいつも通り……」という気持ちで、リカさんの頼みを引き受けることに。サラちゃんを預かり、つむぎちゃんと3人で夕飯を食べていたときのこと。サラちゃんは、「サラのママ、ユージさんと仲良くなってからずっと怒ってる」と嘆いていました。ユージさんは、おそらくリカさんの不倫相手。ユージさんと外食した際、ごはんを残してしまったサラちゃんに、「ユージさんの前ではお利口さんにしなさいって言ってるでしょ」と、リカさんがキレたそう。 そしてサラちゃんは、「最近、つむちゃんとつむちゃんママが遊んでくれるから、しあわせなんだぁぁ」と言って泣き出してしまいました。はなさんがつむぎちゃんと一緒にサラちゃんを慰めていると、インターホンが鳴り、リカさんが帰宅。笑顔で出迎えるサラちゃんに対し、鬼の形相を見せるリカさんは……。 不倫相手とのデートから、ブチ切れながら帰ってきた母 「帰るよサラ。今日はお説教だからね」 ママの帰宅を待っていたサラちゃんに対し、曇った表情でサラちゃんの腕を引くリカさん。その様子に、「帰りたくない、つむちゃん家でもっと遊びたいかも……」とサラちゃんは顔を引きつらせながらお願いします。 「何ワガママ言ってんの!! そんなんだから合わないって言われんのよ!!」 ブチ切れるリカさん。はなさんが止めると、「やめて、触んないで」とリカさんは、はなさんの手をはらいます。 「何があったかわからないけど、そんなに怒らないであげてよ。サラちゃんだって寂しい……」 「うるさいなぁ! あんたに関係ないでしょ!!!」 はなさんの言葉を遮り、はなさんにもキレるリカさん。 「はぁぁぁぁぁ!! じゃあこの子、ウチに預けんなよ!!!」 と心の中で叫ぶはなさんですが、サラちゃんを目の前にして言えるはずもなく……。「そんなこと言わず、何があったか教えてよ」と、リカさんをなだめるのでした。 不倫相手とのデートを終え、サラちゃんを迎えにきたかと思えば、サラちゃんの気持ちを無視して激怒するリカさん。そんな様子に、心中穏やかではないはなさんですが、サラちゃんのことを思い、グッと気持ちを抑え、リカさんをなだめようとしました。 ママ友の親子関係に口を出すのは、できればしたくないことですよね。しかし今回のように、子どもに対して理不尽に怒りをぶつけているような瞬間に出くわすと、はなさんのように「ひとまず事情を教えて……」と聞くほかないかもしれません。皆さんならこのようなとき、どう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月19日庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。母親のリカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。リカさんには、サラちゃんをはなさんに預けてデートをするような間柄の不倫相手がいました。不仲だった夫とは別居することになり、「不倫相手と一緒に暮らしたい」と考えていたリカさん。煮え切らない不倫相手の引っ越しが確定するまで、はなさんはサラちゃんの子守を頼まれました。非常識なお願いに頭を抱えますが、「私さえ我慢すれば、子どもたちはいつも通り……」という気持ちで、リカさんの頼みを引き受けることに。サラちゃんを預かり、つむぎちゃんと3人で夕飯を食べていたときのこと。サラちゃんは、「サラのママ、ユージさんと仲良くなってからずっと怒ってる」と嘆いていました。ユージさんは、おそらくリカさんの不倫相手。ユージさんと外食した際、ごはんを残してしまったサラちゃんに、「ユージさんの前ではお利口さんにしなさいって言ってるでしょ」と、リカさんがキレたそう。 以前、サラちゃんがはなさん宅でおやつを食べたその日の夜、「サラがおなかいっぱいでごはんを食べなかった! どういうこと!?」と、リカさんが怒鳴り込んできたことを思い出したはなさんは……。 お友だちママの言葉に思わず号泣する少女 サラちゃんに、おやつをあげてしまったことを謝るはなさん。 「ううん。つむちゃんママは悪くないの。だって……サラね、最近ね、つむちゃんとつむちゃんママが一緒に遊んでくれるの、しあわせなんだぁぁ」 そこまで言うと、大粒の涙を流したサラちゃん。はなさんが慌てていると、駆け寄ってきたつむぎちゃんが「よしよし」とサラちゃんを慰めます。 「うちのパパも長期出張ばかりで、つむぎもサラちゃんの気持ちがわかるんだろうな……」 サラちゃんとつむぎちゃんを心配するはなさん。そして、幼少期にずっとひとりだったはなさん自身も、子どもたちの気持ちが痛いほどわかりました。 「よーし! サラちゃんもこれからは安心して! おばちゃんもつむぎも、ずーっとサラちゃんと仲良しだからね! 約束!」 サラちゃんと指切りするはなさん。 サラちゃんが「やったぁ」と喜んでいると、インターフォンが鳴り、リカさんが帰宅するのでした。 お友だちとそのママが遊んでくれることを「しあわせ」と言って、涙したサラちゃん。怒ってばかりの母親・リカさんに対する思いや、出て行ってしまったお父さんへの寂しさなど、さまざまな感情が爆発してしまったようです。幼い子どもにとって、親の存在はとても大きいものですよね。はなさんに感情をぶつけたサラちゃんですが、本来であれば友だちのママではなく、自分の親に素直な感情をぶつけ、親もそれをしっかり受け止めてあげてほしいところです。 著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ
2023年04月18日