OSS(オープンソース・ソフトウェア)ベースでクラウドインフラを構築・運用できるクラウドOSのOpenStack は、今後のIaaS の標準になると予測されている。OpenStackに対応したパブリッククラウドとともに、さまざまなユーティリティやアプリケーションなどのエコシステムも拡大。オンプレミスのOpenStack 環境と相互に連携できる環境も急速に整ってきた。一般企業からの関心も高まる中、2015年2月3日~4日の2日間にわたって、「OpenStackDays Tokyo 2015」が開催される。○テーマは「創る、活かす、つなぐ」OpenStackの最新情報を一挙配信3回目を迎えたOpenStack Days Tokyo 2015は、「創る、活かす、つなぐ」をテーマに掲げている。同カンファレンスを主催する日本OpenStack ユーザ会の会長を務める中島倫明氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)は、その狙いを次のように話す。「OpenStackはこれまでの環境整備の段階から、その基盤を利用してシステムを“創る”とともに、最適な運用によって“活かす”時代を迎えました。オンプレミス/プライベートクラウド/パブリッククラウドといった複数のインフラを“つなぐ”ことで実現するハイブリッドクラウドの導入・移行のポイント、コミュニティやエコシステムの活用法などにも目を向け、OpenStack にまつわる最新情報を発信します」初日の基調講演には、OpenStack Foundation のCOOとして、OpenStack 開発コミュニティとビジネスエコシステムを成長させるためのマーケティングやビジネスディベロプメントを主導している Mark Collier(マーク・コリアー)氏が登壇。コミュニティの最新情報や、OpenStack エコシステムや最新の導入事例などについて講演する予定だ。2日目の基調講演は、「スーパーユーザインタビュー ~なぜ彼らはOpenStack を使うのか?~」と題して日本国内でのOpenStack事例が紹介される。仮想化基盤からOpenStack クラウドへの移行を進める楽天、ならびにVPS からクラウドへ、あらゆるサービスの基盤としてOpenStackを活用するGMOインターネット、OpenStackとSDNとの連携でキャリアならではのクラウドをグローバル展開するNTTコミュニケーションズ、のスーパーユーザ3社が登場。彼らが「なぜOpenStackを選択したのか?」「なぜクラウドを目指すのか?」「今後の企業のITシステムはどう変わっていくのか?」など、対話を通してOpenStackへの疑問に答えていく。OpenStack Days Tokyo 2015 実行委員会の委員長を務める長谷川章博氏(株式会社ビットアイル)は、「グローバルのOpenStackトレンド、そして日本の先進ユーザーの話を直接聞くことができる、またとない機会です」とアピールする。○一般企業が無償で参加できる OpenStackの体験コーナーにも注目OpenStack Days Tokyo 2015では、他にも興味深いプログラムが目白押しだ。「OpenStack Upstream Training」と呼ばれるOpenStack開発コミュニティへのコントリビューター養成を目的したトレーニングプログラムもその一つである。OpenStackへのコントリビューションを行っている開発者の多くは企業に属している。各社がそれぞれの目的を達成するためにも、開発者自身がコミュニティに対してより積極的に意見や要望、情報、リソースをフィードバックしていく必要がある。「日本の企業や開発者が、グローバルなOpenStackコミュニティで主導権を発揮していくためにも、その“流れ”を作っていきたいのです」と中島氏は説明する。もちろん、OpenStack Days Tokyo 2015は開発者だけを対象としたカンファレンスではない。OpenStackを使って自社のビジネスに役立つシステムを“創りたい”と考えている一般企業に向けて、無償で参加できる「クラウドインテグレーション体験ラウンジ」が設けられる予定となっている。「OpenStackというキーワードそのものは広く認知されるようになりましたが、それによって実際にどんな価値を生み出せるのか、多くの企業が探っています。主催者側でいくつかのシナリオを用意し、『使えるOpenStack』『クラウド時代に変わるシステム』の姿を実感できる場にしたいと考えています」と長谷川氏は話す。○日本におけるOpenStackを先導してきたHPとNECの講演は最大の見どころそして最大の見どころとして注目されるのが、これまでの日本におけるOpenStackへのコントリビューションを先導し、今回のOpenStack Days Tokyo 2015でダイヤモンドスポンサーを務める日本HPとNECの両雄による講演だ。日本HPは、米ヒューレット・パッカードカンパニーに籍を置くクラウドチーフテクノロジストの真壁徹氏が登壇し、「OpenStackを『創り、活かし、つなぐ』HP Helion」題する講演を行う。「HPはハードウェア、ソフトウェア、サービスのすべてを手がけている数少ないIT企業です。その総合力を活かし、OpenStackを中心に据えたHelionブランドのクラウド戦略を展開しています。クラウドOSとしてのHelion OpenStack、その上で動くクラウドネイティブアプリケーションを創り、活かすHelion Development Platform、そしてクラウド間をつなぐハイブリッドクラウドソリューションまで、HPの成果を余すことなくご紹介します」と真壁氏は話す。一方のNECは、「OpenStackを活かすNECのクラウドサービスとソリューション」と題する講演を行う。その内容についてソフトウェア技術統括本部OSS 推進センターエキスパート兼 情報ナレッジ研究所の主任研究員である鳥居隆史氏は以下のように話す。「NECでは、クラウドサービス領域において『NEC Cloud IaaS STD』を2014年4月に提供開始し、半年を超えて安定運用を行っています。また、これらを支える技術者を育成し、OpenStackコミュニティではグローバルでトップ10に入るコントリビューションを行っています。こうした実績をもとに、エコシステムとして発展していくOpenStackのシステムを、お客様と一緒に創っていくというのがNECの基本的な考え方です。高信頼・高性能が求められるテレコム業界向けのソリューション、お客様と共同で行った大規模システムの検証事例、ビジネス現場に素早く導入できるリファレンスモデルなどをご紹介します」と鳥居氏は話す。OpenStackを単なるITコスト削減のための道具ではなく、グローバルで飛躍するための武器にしたいと考える企業が増えている。「OpenStack Days Tokyo 2015では、そうしたお客様のご期待に応えるコンテンツが満載です。OpenStackだから実現できる、イノベーションのヒントを、ぜひこの機会を逃さず掴み取ってください」と、中島氏、長谷川氏、真壁氏、鳥居氏は声を合わせて呼びかけた。開催概要名称:OpenStack Days Tokyo 2015テーマ:創る、活かす、つなぐ日程:2015年2月3日(火)ー4日(水) 2日間開催会場:グランドプリンスホテル高輪 B1F (JR品川駅から徒歩5分)主催:OpenStack Days Tokyo 2015 実行委員会特別協力:日本OpenStackユーザ会後援(予定):総務省、経済産業省 ほか協力:マイナビニュースほか構成内容:基調講演、スポンサー講演、併設展示対象:クラウドを導入したいCTO・CIO層、クラウドビジネスの企画者、クラウド業界のビジネスユーザ、クラウド業界内開発者、パートナー企業、データセンタ・テレコム業界のビジネスユーザ、ICTへの関心と利用率の高いビジネスユーザー参加費:無料(事前登録制)来場者数:延べ2,000名(予定)
2014年12月18日Eコマースコンサルティング会社「いつも.」は12月16日、「Amazonスポンサープロダクト運用代行サービス」を開始した。「Amazonスポンサープロダクト」とは、Amazon.co.jpの検索結果ページに掲載可能な1クリック2円からのクリック課金型キーワード広告。同社の大口出品サービスに登録している法人のみ利用可能で、掲載できる商品はアマゾン内で販売している商品に限定する。同社によると、Amazonスポンサープロダクト運用代行サービスは日本初。初期設定における「ヒアリング」や「キャンペーン設定」「広告グループの作成」、運用段階での「週1回の単価調整」「月1回の分析レポートの提出」「月1回の定例ミーティング」を提供する。価格は、初期費用が5万円(税別)、運用手数料が、月の広告費が25万円以上の場合は広告費の20%(税抜)、月の広告費が25万円未満の場合は5万円(税抜)となる。契約期間は6ケ月で、申し込み後、最短5営業日でサービス開始が可能だ。
2014年12月17日産業技術総合研究所(産総研)は12月15日、立体型トランジスタ(フィンFET)の低周波ノイズをこれまでの最小レベルに低減する技術を開発したと発表した。同成果は、同所 ナノエレクトロニクス研究部門 シリコンナノデバイスグループの松川貴上級主任研究員、昌原明植研究グループ長らによるもの。詳細は、12月15~17日に米国サンフランシスコで開催される国際会議「2014 International Electron Devices Meeting(IEDM 2014)」にて発表される。トランジスタの低周波ノイズはフリッカノイズとしても知られ、トランジスタの面積に反比例して増加するため、アナログ集積回路の縮小の妨げになっていた。また、寸法を小さくすることにより性能が向上したトランジスタをアナログ集積回路で活用する際の障害になっていた。今回、均質な状態が得られる非晶質金属ゲートを導入したフィンFETにおいて低周波ノイズを従来技術の約1/5へ低減することに成功した。同技術により、アナログ集積回路の低コスト化につながるチップサイズ縮小と高性能化が期待できるとコメントしている。
2014年12月17日住信SBIネット銀行は15日、ボーナス資金や定期預金の満期資金等の運用先として利用してもらえるよう「冬の"資産運用"応援特別企画」として円定期預金に特別金利を適用した。○キャンペーン概要期間:12月15日(月)~2015年4月5日(日)預入れ手続き完了分まで対象となる顧客:住信SBIネット銀行に口座を持っている顧客対象商品:預入期間「6ヵ月もの」「1年もの」の円定期預金住信SBIネット銀行は、顧客に常に使ってもらえる「あなたのレギュラーバンク」を目指して、更なる利便性の向上と社会の発展に寄与する新しい価値の創造につとめていくとしている。
2014年12月16日大塚商会は12月15日、顧客が利用しているActive Directoryの運用を遠隔で行う「たよれーるマネージドネットワークサービスらくらくサーバー管理」を発表した。同サービスでは、大塚商会たよれーるマネジメントサービスセンターが顧客に代わり、Active Directoryのアカウント追加・削除や、アクセス権限を制御した共有フォルダの作成を行う。これにより、セキュリティを向上する。また、Active Directoryのグループポリシーを利用し、クライアントPCのパスワードやフリーソフトなどを整備することができる。これにより、不正プログラムのインストールを禁止したり、Windows Updateを適切に実施したりできるうえ、省電力モードを強制的に設定して、コスト削減の対策も可能。価格はアカウント数ごとに設定された料金と初期費用の合計。アカウントが1から50までは月額6000円、51から100までは1万2000円、101から200までは2万5000円、201から300までは4万円となっている。例えば、サーバ2台、アカウント数50の料金は3万6000円となる。なお、対象となるサーバは、同社指定の運用支援サービスに加入している必要がある。
2014年12月16日8月にコミックマーケット86で気球型Wi-Fiスポットを打ち上げたソフトバンク。元々は災害対策用に開発された気球無線中継システムを改良したものだが、今回は災害対策用の気球をこれまでの3G(W-CDMA)から、最新の通信規格である4GのLTEに対応させた。11月に宮城県の本吉郡南三陸町で行われた実証実験の様子をお伝えしたい。○災害時に携帯が利用できるように携帯キャリア各社は東日本大震災を契機として、災害時でも電波が途切れない環境作りを強化している。例えば、各キャリアがそれぞれ自衛隊方面隊と防災協定を締結(KDDIの防災協定レポート)。大規模災害時に通信機材の貸出を自衛隊に行うほか、携帯キャリアも通信手段の確保のために基地局が深刻な被害を受けた際に、人命に影響しない形での修理援助や可搬型基地局の運搬協力が行われる。また、NTTドコモやKDDIは太陽光発電システムを組み合わせた"グリーン基地局""トライブリッド基地局"などの電源が途絶えない基地局化も進めている。事業者がそれぞれ独自に動いている災害対策もあれば、互いに協力し合う災害対策もある。それが「災害用統一SSIDの運用」だ。携帯キャリア各社はそれぞれのユーザー向けにどこでも快適な通信環境を提供できるように公衆無線LANサービスを用意している。通常時は契約携帯キャリアのWi-Fiスポットしか利用できないが、災害時に「00000JAPAN」という共通のSSIDを提供することで、非常時の通信手段を確保できるようにしている。○LTE対応で基地局がスリム化話が少しそれてしまったが、こうした取り組みの中でも異彩を放つのが、この「気球無線中継システム」だ。このシステムは、通常の移動中継基地局などと比較しても短時間で実運用ができる。これは、無線中継(レピーター)であるため、装置構成が勘弁で済むからだ。また、中継アンテナを移動中継基地局よりもはるかに高い位置に係留できるため、比較的大きなサービスエリアも確保できるという。例えば、多くの鉄塔型基地局が40m程度の高さであるのに対して、移動中継基地局は10m程度となり、セル半径は1/2程度まで狭まってしまう。一方で気球基地局は100mの高さにアンテナを係留できるので、セル半径は鉄塔型基地局の約1.8mまで広がる。こうした「災害時に基地局が正常に作動しなくても何らかの方法で携帯エリアをカバーする」という取り組みはNTTドコモやKDDIも行っている。しかしながら、ソフトバンクが公開した取り組み例の比較写真を見ていても、明らかに1つだけ趣きが異なる。今回実証実験が行われた南三陸町は、東日本大震災で津波による深刻な被害を受けた地域。こういった環境では、KDDIの海上基地局やソフトバンクの気球基地局が迅速なエリア対策を行いやすい。KDDIの海上基地局は、海上保安庁と連携して、船舶上から沿岸部に向けて電波を放射。東日本大震災で沿岸部のエリア確保が難しかったことを受けての実験で、すでに複数の環境で実証実験を行っている。これに対してソフトバンクモバイル 研究本部で本部長を務める藤井 輝也氏は、海上基地局よりも気球基地局の方が安定したエリア構築ができると胸を張る。「気球基地局のメリットは、海上の状態に関係なく、上空まで高くアンテナを上げられることにある。船舶上から放射するよりも高く、広く、安定的にエリア展開が可能となる。今回、沿岸部対策として海上(船上)における気球係留が必要と考え、実証実験にいたった」(藤井氏)報道陣に公開した実証実験は今回が2度目。前回は3G(W-CDMA)を利用した実証実験だったが、今回は4G(LTE)対応や船上の気球係留や、これまでの実験で確認した課題の解消を目的に実験を行った。1点目のLTE対応では、最大20MHz帯域幅を利用。従来の無線中継装置はW-CDMA専用で最大5MHz帯域幅しか利用できなかったため「LTE対応」「帯域幅の拡張」と大幅なジャンプアップを果たしている。性能向上の裏にはアナログ回路からデジタル回路への切り替えがあった。従来の中継装置では、周波数帯域ごとにアナログフィルタを搭載。ソフトバンクに割り当てられている4つの周波数帯域のうち、最大2つの周波数帯域しか選択できなかった。しかし、今回の新しい装置では、デジタルフィルタを搭載。任意の周波数帯域幅が設定可能となり、「LTEに10MHz帯域幅、W-CDMAに5MHz帯域幅×2」「LTEに15MHz帯域幅、W-CDMA帯域幅」といった具合に帯域幅を割り当てられるようになる。1つのデジタル回路で様々な周波数帯域に対応できるため、使用周波数帯域の組み合わせが異なっても柔軟に対応でき、なおかつ小型・軽量化にも成功している。「VoLTEがまだ始まっていないため、通話用にW-CDMAの帯域を残す必要があります。しかし、最大20MHz帯域幅全てを割り当てるといったことも可能です」(ソフトバンク 研究本部 無線アクセス制御研究課 課長 太田 喜元氏)無線中継機については実証実験にあたって割り当てられている3.3GHzの周波数帯を利用。送信出力レベルは無線中継機の親機、子機共に1Wとなっている。子機は携帯電話に対して送信出力レベルが10W。親機の重量は7.1kgだが、子機の重量はわずか3kg。以前は5kg程度だったが、先述の通りデジタル化や無線機の外郭の素材を0.5mmまで削ったほか、10Wの出力を行う中継器としては珍しい空冷を行うことで、重量を最小限にとどめられたという。2GHz帯の無指向性アンテナを4本搭載しており、水平に配置している。無指向性である理由は「気球」だと太田氏は話す。「気球は天候の影響を受けてしまう弱点があるため、指向性アンテナは使っていません。エリアを安定させるために、無指向性のものを利用しています」(太田氏)○迅速に気球を上げるためには災害対策としての気球基地局では、長期間の気球係留が求められる。電波を安定的に放射するだけではなく、災害時の迅速な配備やその後の気候条件に左右されない安定性な運用の施策が必要となるわけだ。そこでソフトバンクは、「車載係留システム」と連続使用1カ月以上、最大1年を目指した「自動着陸機能の実装」を目指した。車載係留システムについては、実はコミケ86ですでに実用段階にあった。通常の気球基地局は、ウインチの設置作業や補助車両などの用意が必要となるため、設営までに4時間程度かかり、作業員も5人程度必要となる。一方の車載係留システムでは、足場がすでに車両に組み込まれているため、わずか30分~1時間、設営人数は3人まで減らせられる。これらのメリットから、短時間で基地局を展開し、その後に長期係留用の気球基地局などに置き換えるといった方策が考えられる。「気球上げる時に一番大変なのは杭を打つこと。気球を上げるまでに4時間は長すぎるため、丸ごと運んだ方がいいだろうということで、車載係留システムの話になった」(ソフトバンクモバイル 研究本部 無線応用研究課 課長 中島 潤一氏)○安定運用は自動昇降が鍵4時間かかる気球基地局のメリットは、連続使用1カ月、最大1年という高耐久性。ただし、気球の改良だけでは限界があるため、気象条件が悪い時には遠隔で昇降作業ができるようにシステムを構築した。「風への対策として係留気球にスクープを取り付け、気球が安定して浮力を保てるようにしています。また、これまでの実証実験の成果から、気球を42立方メートルから30立方メートルへと小型化。耐風性についても最大20m/sまでは確保しています」(中島氏)遠隔操作による昇降作業は、これまでの昇降ウインチに制御ボックスと各種センサー、カメラを備え付けることで対処できるようになった。長期係留に必要なものはこういった各種センサー以外にも、ソーラーパネルによる発電を行い、発電機と合わせた電源リソースの冗長化を図っている。○実証実験スタート!ここまで、大まかに技術説明を行ってきたが、恐らく「早く実物を見せてくれないとわからない」という読者の方も多いだろう。動画で打ち上げの様子から一旦回収するまでの一連の動きを撮影したので、ご覧いただきたい。100m打ち上げるまでにかかる時間は約10分。つまり、4時間程度の作業時間の多くは現場の安全確保のために費やされるわけだ。また、60m以上気球を上げる場合は、飛行機などとの接触事故を防ぐために赤旗を掲げる必要があるという。天候の影響を大きく受ける気球だが、風が大きく吹いたとしても、スクープのお陰で安定して上空にとどまっていられる。ただし、ある程度風に流されるため、常時100mの高さを保てるわけではなく、数十mの上下移動(正確には地上とケーブルで繋がっているため、斜め移動する)が起きる。ただ、この風の影響も「山間部ほどではない」と中島氏は言う。山ではダウンバーストと呼ばれる山頂からの強い吹き降ろしが気球を襲うのだが、海岸付近では悪天候時を除くと一定方向に安定した風が流れ、横にすーっと抜けていくだけなのだという。天候といえば「雨」もある。「雪」の方が大変なのでは……?と思われるかもしれないが、雪は気球の形状や風による揺れから、積もることなく下に落ちるため、あまり影響がないのだという。一方で雨は気球に浸透するため1kg程度重量が増してしまう。重量管理も気球の敵だと中島氏は話している。敵は天候だけではない。野生動物たちも敵となりうるのが実情だ。例えば、山間部で行ってきた実証実験では、気球には直接関係のない地上部のケーブルが狙われた。何らかの野生生物が電源ケーブルをかじり、問題を起こしてしまったのだという。その後、対策を施したのだが、海岸付近では「鳥」が天敵となった。「鳥にとって、ちょうどいい休憩所のようで、気球の上によく止まります。ただ、鳥の爪は鋭く、止まるだけで皮膜を破いてしまうこともあるので、そういった監視・対策も必要だと思っています」(中島氏)
2014年12月15日長良川鉄道はこのほど、12月23日限りで引退となるナガラI型10号車について、「さよなら運行」として引退直前の3日間限定で定期運用すると発表した。「さよなら運行」は12月20・21・23日の3日間実施。20・21日は、関駅8時57分発・美濃太田駅9時17分着、美濃太田駅9時56分発・北濃駅12時1分着、北濃駅12時21分発・美濃太田駅14時15分着、美濃太田駅14時22分発・関駅14時40分着の順に運行される。営業運転最終日の23日は、始発(関駅5時52分発美濃太田行)から最終列車(美濃太田駅22時22分発美濃行)まで、定期列車10本で運用される。最終列車の後の回送列車(美濃駅22時56分発関行)も一般開放され、乗車できるという。ナガラI型10号車は、1986年の長良川鉄道開業時から在籍していた、同社で最も古い車両。2012年・2013年は冬季の「コタツ列車」としても活躍した。
2014年12月04日「無線LANならともかく、有線LANなら機器もケーブルも物理的に存在するのだから、ことさら「見える」とうたう必要はないのではないか」と言われそうだが、そんなことはない。ネットワークの運用管理を経験したことがある方なら容易に理解していただけると思うが、実は目で見て確認すること自体が容易ではないし、目で見て確認できることには限りがある。○「見える化」のメリットネットワークのトラブルシュートに際しては、ネットワークの構成を把握していることが前提になる。ここでいうネットワークの構成とは、使用している機器の種類・配置・結線といった目視可能な情報だけでなく、MACアドレスのような情報も含まれる。しかし、その「ネットワークの構成把握」が簡単な仕事ではない。そもそも、ネットワーク機器というのは机の下や棚の裏側といった「見えない場所」に押し込まれることが多く、それを目視で確認するのは簡単ではない。それを解決するには、ネットワーク構成図を作る必要がある。しかも現実問題として、ネットワーク構成図を作る手間もさることながら、それを保守し続けることが相応に手間がかかる。そのため往々にして、構成図を作っていなかったり、作ってもアップデートを怠っていたりして、いつの間にか実情に合わなくなっているものだ。そうした経験は、多くの方がお持ちではないだろうか。専任管理者がいる場合はまだしも、兼任管理者しかいない場合には、ついつい日常の業務に追われてしまい、構成図の作成や保守まで手が回らないことが多い。そしてある日、ネットワーク構成図が必要になったときに慌てたり、とうの昔に内容が陳腐化してしまった構成図と実情のギャップに愕然とさせられたりするのである。また、ハードウェアの機種を調べるだけならともかく、MACアドレスまで調べるとなると、目視確認して回るのでは手間がかかりすぎる。しかし、ネットワークモニタがキャプチャしたデータを調べるとか、MACアドレスの情報を使ってクライアントごとに固有のIPアドレスを割り当てるという話になると、MACアドレスの把握まで必要になるのは自明の理だ。そうなると理想的なのは、いつでも最新のネットワーク構成を、しかもリアルタイムで把握できる仕組みがあることだろう。ネットワーク統計情報の把握までできれば、なおよい。○ヤマハが推進する「見える化」それを可能にしてくれるのが、ヤマハのネットワーク製品群である。その皮切りとなったのが「スマートL2スイッチ SWX2200」シリーズだ。これと、対応するルータ製品を組み合わせることで、ルータの管理画面から機器の構成・設定だけでなく、ネットワークの構成把握までを一括して実現できる。そこでポイントとなるのは、ひとつの管理者向け画面だけですべての用が足りることであろう。いくら「見える化」する機能を備えていても、複数の管理者向け設定画面を行ったり来たりしなければならないのでは効率が下がってしまう。その点、ヤマハ製品ならルータの管理画面にアクセスするだけでネットワーク構成まで把握できるので、ワンストップで用が足りる。さらに、無線LANアクセスポイントWLX302を加えると、電波状況からクライアントに関する情報まで、無線LANについても「見える化」を実現できる。そして、そのラインナップをさらに強化するべく、ヤマハは2014年11月にRTX1200の後継機として、新製品・RTX1210をリリースすることになった。この製品は従来と比べて、さらに「見える化機能」を強化している点が特徴となるこうした製品群と、それらが提供するメリットは、専任管理者を配置する余裕がない中小企業において、特に心強い味方となる○「見える化」は資産管理にも効いてくるネットワークの構成をリアルタイムで把握できるだけでも便利だが、この「見える化」はさらに進化している。ルータの最新モデル「RTX1210」では、ネットワーク構成図の表示機能が「LANマップ」に進化した。「LANマップ」が従来と異なるのは、ネットワーク構成だけでなく、その先につながっているコンピュータなどの端末機器についても、可能な限りの情報を収集・表示している点だ。「どのスイッチのどのポートに、どういうコンピュータ名を持つコンピュータがつながっていて、MACアドレスは何か」ということだけでも把握できれば、ずいぶんと助かるはずだ。つまり、ネットワークの「見える化」は、ネットワーク構成を見えるようにするだけでなく、ネットワークを構成する資産の構成をも見える方向に向けて進んでいるということだ。さらに、その情報を外部に書き出すことができれば、資産管理台帳作成のベース資料にもなる。同じことを、1台ずつ調べて手作業で入力していたのでは大変で、その後の情報更新を遅滞なく行うのも骨が折れる。それを、ネットワークの「見える化」によって画面上からパッと処理できれば、管理者は負担が減って幸せになれる。実際に作業を経験したことがある方なら深く納得していただけると思うが(筆者自身も経験がある)、PCをはじめとするコンピュータ機器・ネットワーク機器の資産管理、あるいは資産の棚卸しは、実に骨の折れる作業である。少なくとも、機器の一覧と所在を迅速に取得できるだけでも、その作業の負荷はかなり軽減できるはずだ。また、ヤマハではルータ製品やセキュリティ製品の管理者向け画面に「ダッシュボード」を導入し始めている。機器の動作状況を集約表示して、「とりあえず、ここを見れば全体状況の認識が可能」というものだ。細かい情報については個別のページをあたる必要があるが、多忙な管理者がワングランスで状況を把握するには、ダッシュボードのような機能は助かるだろう。
2014年12月04日国立精神・神経医療研究センター(NCNP)と日立ソリューションズは11月25日、NCNPが2009年に開始した神経・筋疾患の患者情報登録システム「Remudy」をWEB上で実現する「Remudy WEB患者情報登録システム」を共同開発し、11月26日より運用を開始すると発表した。希少疾患の治療法開発や創薬には、正確な疫学情報と臨床試験の参加者を速やかに集める仕組みが必要である。その仕組みとして、NCNPは2009年に神経・筋疾患を対象とするナショナルレジストリー「Remudy」を開始した。そして今回、「Remudy」をWEB上で実現する「Remudy WEB患者情報登録システム」の運用を開始する。同システムは、患者がWEB上で情報を登録や更新することを可能にするものである。登録した患者は、同システムを通じてよりタイムリーに研究や臨床試験に関する情報を受け取ることができる。こういった、全国規模での希少疾患の患者情報登録システムのクラウド運用は、日本のみならずアジア圏においても初の取り組みになるという。具体的には、NCNPの臨床研究や「Remudy」の実績と、日立ソリューションズの匿名化情報管理サービス「匿名バンク」を適用して構築したものである。インターネットを通して患者主体で遺伝情報を含む病気の情報を登録し、これらの情報を匿名化して活用することで、希少な難治性疾患を克服する治療法や創薬の開発に役立てられる。また、2015年3月末までに、日立製作所 横浜研究所の検索可能暗号化技術を同システムに適用してセキュリティを強化し、NCNPと日立ソリューションズは複数の研究機関や医療機関が公平に情報活用できるシステムを提供するとしている。なお、同システムの導入は、2012年から始まった筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク(MDCTN)との連携によって、国際的な治療開発や臨床研究の推進にも大きく貢献するものであるという。さらに、NCNPでは、「Remudy」のノウハウを活かして開発された同システムを広く他の疾患へ応用することを進めており、希少な難治性疾患の治験や新しい治療法の開発、病態解明が一層進むものと期待している。一方、日立ソリューションズは、今後、システムの共通機能のモジュール化や検索可能暗号化技術の適用によって、クラウド上でシステムを提供し、他疾患への応用を支援していくとしている。
2014年11月26日ルビー・マーケティングは11月19日、クラウドソーシングサービスを手掛けるランサーズと業務提携契約を締結したと発表した。これにより、同社はランサーズのリソースを活用しながら、中小企業のオンラインマーケティングを支援する。ルビーマーケティングは、中小企業を対象として、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告を中心としたオンライン広告のメディアプランの作成、ディレクションを含むコンサルティング業務を行っている。同社は、業務提携に至った理由について、ランサーズのサービスに登録する40万人ほどの人材を活用することで、より多くの顧客に対し、これまで培った知見を提供し、顧客のオンライン広告として反映していくことができると判断したとしている。具体的には、業務提携の下、「Google AdWords広告、Yahoo!プロモーション広告のアカウント新規作成」「改善のために必要なGoogle AdWords, Yahoo!プロモーション広告のレポート作成」などのサービスを提供する。アカウント改善提案&運用代行については、別途相談が必要。
2014年11月21日JR西日本は12月13日から2015年3月末まで、JR神戸線六甲道駅にて昇降式ホーム柵の試行運用を実施する。実施場所は六甲道駅の上り内側線3番のりば。試行運用を通じ、編成による車両数や扉の枚数の違いに対応する機能や操作、到着から発車までの連続動作、乗降客の流動への影響などを確認するという。昇降式ホーム柵は、ホームドアの代わりにロープを張り、ホームからの転落防止を図る設備。扉の枚数が異なる車両にも対応できるとして、JR西日本が開発を進めており、昨年12月から今年3月にかけてJRゆめ咲線桜島駅で試行運用を実施した。今回は桜島駅での試行結果とその後の評価を踏まえ、列車の停止範囲のみホーム柵を開く機能の追加や支障物センサの検知機能の改良など、いくつかの機能改善を施して試行運用に臨むとしている。
2014年11月20日伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は11月20日、マレーシアでITシステムの構築・保守を行うグループ会社CTC Global Sdn Bhd(以下、CTCグローバル マレーシア)とともに、障害を未然に防ぐための24時間監視や、システム運用の自動化により、運用業務を効率化する運用・監視サービスCTC Proactive Service(CPS)の提供を11月28日から開始すると発表した。今回、CTCとCTCグローバル マレーシアは、24時間365日の障害予防のためのシステム監視や自動化技術(RBA:Run Book Automation)を活用し、障害対応を行う運用・監視サービスCTC Proactive Serviceを、海外、ASEAN地域向けに開始する。リモートアクセスの際の安全な通信や、自社システムの状況をリアルタイムで把握できる管理用ポータルサイトも用意され、障害の対応業務の約60%は定型化することができ、RBAを活用して作業を効率化することで、ユーザー企業は、システム運用コストを最大で30%削減することが可能となっている。なお、CTCでは、保守サービスを含めたお客様サポートを提供するグループ会社、シーティーシー・テクノロジー内に「リモートオペレーションセンター」(ROC)を設置しており、既に120以上の利用者に24時間365日の運用・監視サービスを提供している。今回、日本のROCと同様のシステム運用機能をマレーシアで構築し、日本国内での保守サービスやROCを活用したサービス提供で得たノウハウをベースにCTC Proactive Serviceの提供を開始する。
2014年11月20日イノーバは11月18日、コンテンツマーケティングの運用に特化したクラウド型ソフト「Cloud CMO」に、ライターによる良質なコンテンツをワンセットで提供する「コンテンツマーケティング スタートパック」の提供を開始した。Cloud CMOは、コンテンツマーケティングオートメーションの機能とCMS(コンテンツマネジメントシステム)機能を併せ持つクラウド型マーケティングツール。アクセス解析やブログ制作、SEO対策、SNS投稿、メルマガ配信、リード管理などの機能を提供する。今回新たに発表した「コンテンツマーケティング スタートパック」は、Cloud CMO利用企業に対し、コンテンツ制作のサポートを行うプラン。同社のディレクションのもと、約1300名の登録ライターの中からジャンルに精通したライターを選抜し、彼らが執筆したコンテンツを納品する。同パックの価格は、月額15万9800円(税別)~で、初期費用のほか、Cloud CMOのスタンダートプランでの提供サービス12カ月分と、1500字程度のコンテンツ100本が含まれる。同社は今後、スタートパックの販売により、ソフトウェアとコンテンツ双方の提供体制を構築し、2015年3月末までに導入企業300社を目指す考えだ。
2014年11月18日老後の生活は公的年金だけでは足りない、という不安をよく聞きます。親世代を見ると、人によっては生活費に充分な額をもらっている方もいるため、ピンと来ませんが、おそらく私たち世代(現在20~40代の世代)が将来受け取る年金額は、生活費を下回ることが多いでしょう。厚労省が2014年6月27日にまとめた試算によれば、現在40歳以下の世代が受け取る厚生年金の金額は、経済が成長しても、現在年金をもらっている世代の収入の半分強、マイナス成長だと半分以下にとどまるという見通しだそうです。これが国民年金の場合、20歳から60歳までずっと加入していたとしても、年間受給額は80万円弱(夫婦の場合×2=160万円弱)。少なくとも都市部で生活するには厳しい額です。そこで、足りない老後の生活費を補うための、「自分年金」の作り方について紹介しましょう。■自分年金には、どんなものがあるの?自分年金とは、民間の金融商品を活用し、自分で老後の資金を作ることを指します。普通預金で積み立てても自分年金と呼べますが、より効率よく老後の準備ができるとして活用されているものを、いくつかご紹介します。・個人年金保険(定額・変額)個人年金保険の契約時に、将来の年金額が決まっているものを「定額年金」、保険料の運用次第で将来の年金額が変動するものを「変額年金」といいます。「定額年金」は大きな利回りは期待できないものの、一定の要件を満たすと保険料の一部が所得控除の対象となり、所得税・住民税の控除枠が使えるため実質利回りが上がるのがポイント。「変額年金」は、より高いリターンを目指して、リスクのある金融商品(投資信託や外貨預金など)で保険料を運用します。商品によっては元本割れ(運用の結果、元の金額を下回る額になってしまうこと)の可能性もあるので、事前にしっかり確認しましょう。民間の保険会社の商品です。・ (個人型)確定拠出年金 2001年に導入され、右肩上がりで導入が増えている制度。自己責任で運用商品の組み合わせを選びます。企業が導入している「企業型」と、個人事業主または勤め先で企業型確定拠出年金や企業型年金、基金に加入していない方が個人で加入できる「個人型」の2つがあります。この「個人型」は、早ければ2016年度にも主婦や公務員が加入できるよう、厚生労働省が見直しを進めています。加入は、途中解約をしない60歳までの長期保有が基本。掛金は全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。国民年金基金連合会が実施し、銀行などが窓口となっています。・ 小規模企業共済 個人事業主、一定以下の規模の企業の役員が加入できます。退職金制度の代わりのような意味合いがある、自分年金です。掛金は全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されるほか、廃業や役員を退任した時の受け取りに対する課税も軽減されます。独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています。このように、実はいろいろな種類がある自分年金。加入資格の要件もありますが、自分の状況に合ったものを選べば、老後の資金作りにかなり有利になるでしょう。上手に活用して、明るい老後を迎えましょう。
2014年11月16日お金のデザインはこのほど、ETF(Exchange Traded Funds:上場投資信託)特化型投資一任運用の新サービス「ETFラップ」の会員登録を開始した。同サービスは、世界中の取引所から高品質で安心なETFに投資することを実現したという新しい運用商品。オンライン上で、顧客一人ひとりのライフサイクルに合わせてプロファイリングを行い、それぞれのニーズに最適なポートフォリオを提案する。プロファイリングには、資産運用研究の第一人者である加藤康之教授(京都大学大学院経営管理研究部教授)が監修した運用手法を採用。これにより、株式、債券、不動産、金や原油などの商品をはじめとした多種多様なETFの中から、顧客の投資目的に合ったカスタマイズを行うという。500万円から始めることが可能で、年間の投資一任運用報酬は1.00%以下。利用の際は会員登録をするだけで、約5,000種に及ぶ世界中のETFにアクセスできるようになり、自分に合った投資が行える。また、国内だけでなく、海外のETFにも投資することで、投資リスクを分散することができる。販売手数料は0.00%、ETF報酬率平均は0.25%。同社は、より多くの投資家が資産運用の選択肢の一つとして、ETF特化型投資一任運用の活用を検討することを期待しているとしている。
2014年11月12日F5ネットワークス(以下、F5)は11月11日、NECが「ネットワーク運用自動化ソリューション」にF5のアプリケーションデリバリコントローラー(ADC)「BIG-IP Local Traffic Manager」(以下、BIG-IP LTM)を正式サポートしたと発表した。F5とNECは両社製品の連携ソリューションを国内外の市場で展開する。NECのネットワーク運用自動化ソリューションは、運用管理ソフトウェア「WebSAM Network Automation」によって、従来技術で構築したネットワーク環境とSDN環境の統合管理を実現するもの。さらにクラウド環境下では、OpenFlow連携によってクラウド運用を自動化する「WebSAM vDC Automation」を追加導入することで、ネットワークに加え、サーバ、ストレージを含めた運用の自動化を実現する。今回、F5のBIG-IP LTMを正式サポートしたことで、データセンターや大規模かつ複雑なクラウド環境の構築/運用において、NECのネットワーク運用自動化ソリューションを利用するユーザーは、ネットワーク設定変更の手間が大幅に省略できるようになった。加えて、SDN環境でのネットワークリソースの迅速な提供が可能となった。
2014年11月11日10月31日は、日銀が昨年4月の「量的・質的金融緩和」導入後初となる追加緩和を打ち出し、安倍政権の3本の矢のうちの「大胆な金融政策」をさらに推し進めました。また、「成長戦略」の分野でも、公的年金資金の基本ポートフォリオ(運用の目安)の見直しが発表され、国内債券比率が引き下げ(60%→35%)となる一方、内外株式比率が引き上げ(それぞれ12%→25%)となったほか、海外債券比率も引き上げ(11%→15%)となりました。市場ではこれらが好感され、円安・株高が進みました。デフレ環境下にあった従来、公的年金資金の運用は日本国債中心の保守的なものとなっていました。しかし、足元では、モノやサービスの価格が広く上昇し、デフレからの脱却が視野に入っており、しかも、2%の物価目標を掲げる日銀が、その達成に向けての強い決意を繰り返し示している状況です。こうした中、利回りが記録的な低水準となっている日本国債中心の運用を続けていては、物価上昇を考慮した実質ベースでは資産が目減りする恐れもあり、収益性の向上が課題となりました。こうしたことなどから、リスクは高いものの、中長期的に高い収益が期待される株式の投資比率が増やされることになりました。また、円高が是正されたこともあり、海外の債券および株式への投資比率も引き上げられています。なお、家計の金融資産の状況について、日本と欧米とを比べると、日本の場合、資産運用に積極的な米国との比較ではもちろん、ユーロ圏との比較でも、現金・預金の比率が高い一方、株式の比率が低く、依然としてかなり保守的なことがわかります。しかし、国内外の環境変化などを踏まえると、日本の家計の金融資産についても、運用の見直しを検討する必要があると考えられます。(※上記は過去のものおよび目安であり、将来を約束するものではありません。)(2014年11月10日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年11月10日株式や債券など、様々な資産に分散投資を行なうバランスファンド。その新しい運用手法として「マルチアセット運用」が注目され始めています。今回はその基本となる「アセットアロケーション」と「マルチアセット運用」について調べてみました。○アセットアロケーションアセットアロケーションは、日本語で「資産配分」を意味し、投資資金を複数の資産に配分して運用することをいいます。希望する投資成果(リターン)を、資産の値動き(リスク)をできるだけ抑えながら効率的に得るために行なわれることが多いです。この場合の資産というのは、A社の株式や、B国の国債といった個別銘柄ではなく、国内株式や外国債券、不動産などの資産カテゴリーを指しています。アセットアロケーションは、「どの個別銘柄を選ぶか」「どのタイミングで投資するか」といったことよりも、投資成果に大きく影響するとされており、資産運用において非常に重要と考えられています。このアセットアロケーションの考え方を投資信託に反映させたのが、バランスファンドです。一般に、バランスファンドでは、先進国株式を○%…といったように、各資産にどれだけ投資するか、資産配分をあらかじめ決定し、それに基づいて様々な資産に分散投資を行ないます。バランスファンドでは、値動きが異なる複数の資産に分散投資するため、一つの資産へ集中して投資する場合と比較して短期的なブレを抑え、長期的に安定した収益の獲得が期待できます。例えば、一般に、景気拡大局面で株価は上昇傾向、債券価格は下落傾向というように、株式と債券の価格は逆の値動きをする傾向にあるとされています。そのため、両方に投資することで、一方の値上がりがもう一方の値下がりを補うことが期待できます。一般に、バランスファンドでは、あらかじめ定めた資産配分を守るために、値上がりして比率が元より大きくなった資産を売却し、値下がりして比率が小さくなった資産を買い増す、比率の調整(リバランス)が行なわれます。リバランスによって、値上がりした一部の資産に比率が偏ることを避けられるため、長期的に収益が安定することが期待できます。また、値下がりした資産を買い、値上がりした資産を売るため、機械的に「安く買って高く売る」ことになり、相場観に左右されずに収益を追求できるものと考えられます。ステップアップ企業年金のデータを元に投資収益を分析した研究(※)では、長期的には収益変動の約9割が資産配分で説明できるとされています。(※ ブリンソン、シンガー、ビーバウワー「ポートフォリオ・パフォーマンスの決定要因II:最新版」(1991年、ファイナンシャル・アナリスト・ジャーナル誌))○マルチアセット運用マルチアセット運用とは、最近注目され始めてきた手法で、非伝統的とされる資産など、多様な資産でアセットアロケーションを構成し、その資産配分を固定せず市場の変化に対応して適宜変更することで、投資成果が下振れするリスクを従来より抑えることをめざす運用手法とされています。例えば、マルチアセット運用を行なうファンドでは、市場全体の値動きが大きくなった場合に、比較的値動きが大きい資産の比率を引き下げることで、ファンド全体のリスクを抑えることができます。また、好況下では高い収益が見込まれる資産の比率を引き上げるなど、市場環境に応じて柔軟に資産配分を変更することができます。資産配分の変更にあたっては、投資対象としている各資産の期待リターンや変動率などの定量的な分析や、市況・経済・政治動向などを考慮した定性的な判断など、ファンドによって異なる運用プロセスが採られているようです。このため、マルチアセット運用では、運用者の手腕によってパフォーマンスが大きく変わる可能性があります。この点は、マルチアセット運用のメリットにもデメリットにもなり得るといえそうです。ステップアップマルチアセット運用では、株式や債券、不動産などの代表的な資産に加え、それらとは性質が大きく異なる金などのコモディティ、いわゆる非伝統的な資産も組み入れており、より多様な市場環境に対応した運用が期待できます。(2014年11月5日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、投資信託・投資・経済の専門用語をテーマで学べる「語句よみ」からの転載です。→「語句よみ」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが経済一般・関連用語についてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年11月05日ひたちなか海浜鉄道(茨城県)は12月6日、「ありがとう キハ222」感謝イベントを開催する。キハ222はすでに一般運用車両から外れており、イベント当日が最後の一般運用になる予定だという。イベント当日となる12月6日、キハ222は12時53分に那珂湊駅を発車し、3両連結で勝田~阿字ヶ浦間を往復する一般運行を行う。16時12分に那珂湊駅で一般運行を終えた後、臨時列車「キハ222レトロ夜汽車号」として勝田~那珂湊間を2往復運転する。那珂湊駅車庫では当日朝、最後の一般運用を前に外装のブラッシングや車内の床掃き、窓ガラス拭きを行う「キハ222車両清掃体験」を実施。往復はがきによる事前応募制で、中学生以上約20名が無料で参加できる。那珂湊駅と阿字ヶ浦駅では、10時から15時までイベントを開催。イベント限定オリジナルフリーきっぷの発売、当日使用予定のヘッドマークやサボのオークション販売、キハ222オリジナル限定グッズや各鉄道会社の物品の販売などを行う。那珂湊駅では、制服を着用して運転台に入れる「キハ222運転台こども記念撮影会」も実施。往復はがきによる事前応募制で、小学生以下の子供を含む親子約30組が無料で参加できる。当日は、湊線グッズ対象商品購入者に当日オリジナルの乗車証明書(限定1,000枚)を、湊線1日フリーきっぷ購入者にイベント限定の「オリジナルシリコンバンド」(先着1,000名)をそれぞれプレゼントする。
2014年11月04日横浜銀行は三井住友信託銀行との間で29日、新しい資産運用会社(以下新会社)の共同設立を含む、資産運用および個人向け投資商品販売業務における業務提携契約を締結したと発表した。横浜銀行グループは、神奈川県・東京西南部を中心に店舗ネットワークを展開していて、顧客の問題解決に資するソリューションを提供し、役に立つことで、地域の顧客に選ばれる銀行をめざしているという。三井住友信託銀行をはじめとする三井住友トラスト・グループは、高度な専門性と総合力を駆使して、銀行事業、資産運用・管理事業、不動産事業を融合したビジネスモデルで独自の価値を創出し、国内最大規模の資産運用残高・資産管理残高を誇る金融グループとして、高付加価値サービスを提供しているという。横浜銀行と三井住友信託銀行(以下両社)は、この業務提携により、中長期的かつ安定的な資産運用に資する投資商品を提案し、顧客の資産形成を支援する活動をより一層強化することをめざしており、両社は、今後提携先の拡大も検討していくとしている。○業務提携の内容等業務提携の内容三井住友信託銀行は、これまで培った「コア&サテライト運用戦略」に基づく投資商品販売に関するノウハウを横浜銀行に提供し、横浜銀行は、顧客の資産運用ニーズをきめ細かく把握し、中長期的かつ安定的な資産形成を支援するポートフォリオ提案力をより一層強化していく。新会社は、三井住友信託銀行の資産運用に関するノウハウやインフラを活用し、顧客に安心して長期間保有してもらえる、投資タイミングにかかわらず安定的な成長をめざす投資信託を運用する予定。新会社の概要資産運用事業を営む新会社を今年度中に設立し、関係当局への登録・届出等をおこなったうえで、2015年度中の営業開始を予定している。本店:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目1番1号資本金:3億円出資比率:横浜銀行66%三井住友信託銀行34%代表取締役:代表取締役社長は横浜銀行が、代表取締役副社長は三井住友信託銀行がそれぞれ指名する者を選任する予定同提携に伴う同行グループの当期業績に与える影響は、現在のところ軽微と考えるが、業績に与える影響が生じた場合には速やかに告知するとしている。
2014年10月31日カブドットコム証券は27日、三菱UFJ投信が運用するインデックスファンド・シリーズ「eMAXIS」を対象とした「NISAでeMAXIS 積立デビューキャンペーン」を開始した。キャンペーン対象期間中、eMAXIS シリーズのいずれかのファンドを新規積立設定(増額)し、積立投資を継続した顧客に最大現金1000円をプレゼントする。今後も、カブドットコム証券は顧客の資産形成ツールとして、広くNISA(少額投資非課税制度)を利用してもらえるようサービスおよび商品の拡充を図っていくとしている。○NISAでeMAXIS積立投資デビューキャンペーン概要エントリー期間:10月27日(月)~11月27日(木)対象:11月から2015年1月までNISA口座で対象投信を新規積立または増額積立を実施した顧客に最大1000円プレゼント。(新規・増額分)1万円⇒300円、(新規・増額分)3万円⇒500円、(新規・増額分)5万円⇒1000円。増額積立の場合、10月と11月以降の積立実績の比較によりキャンペーン対象および金額を判定。11月から2015年1月まで積立投資を継続する必要があるが、積立対象ファンドは変更可能対象インデックスファンド:インデックスファンド・シリーズeMAXIS全15ファンド
2014年10月28日プラスリードはこのほど、インターネット調査「アスリード」サイトにて実施したライフスタイル調査「朝型・夜型/睡眠時間と年収の関係」の結果を発表した。それによると、年収が高い人ほど朝型の割合が高く、かつ睡眠時間も長くなる傾向にあることがわかった。同調査で、朝型・夜型それぞれの平均年収を比較したところ、女性の場合は朝型・夜型に極端な違いはなかったが、年収が「500万円~700万円」「700万円~1,000万円」では朝型1~2%、夜型3%と僅かながら夜型のほうが多かった。また、「1,000万円以上」では朝型2%、夜型0%となった。一方、男性の場合は朝型・夜型とも年収にばらつきはあったものの、「~100万円」「100万円~300万円」では夜型のほうが高い割合となったのに対し、300万円以上では朝型のほうが平均5%高くなっていた。平均睡眠時間と平均年収の関連性を見ると、女性は年収が上がるほど睡眠時間が長くなる傾向にあることが判明。「300万円~700万円」では平均睡眠時間6、7時間が39%と最も高く、「700万円~1,000万円」でも6、7時間が40%で一番多かった。さらに「1,000万円以上」では7時間以上睡眠している割合が40%と、1,000万円未満の倍程度に増えた。男性も女性ほどの差はないものの、年収が上がるほど睡眠時間が長くなる傾向が見られた。女性と一つ異なる点は「~300万円」の人の睡眠時間も長いことだという。調査期間は2014年9月、有効回答数は20代~60代の個人1,000人。
2014年10月15日●文字入力に難アリなiPhone 6 PlusiPhone 6 Plusに、ちょっといいたいことがある。それは"運用スタイル"の部分についてだ。iPhone 6と違って、「画面サイズがデカい=幅が広い」ので、片手操作がつらい。とにかく文字入力が大変なのだ。大人のしかも男の手でそうなのだから、女性なら言わずもがな。割り切って両手で操作すればいいじゃないか! という意見もあるだろうが、従来の「iPhoneシリーズ」の延長で買ったユーザーには酷な話だろう。なんだかんだいって"iPhone"のイメージで購入したわけだ。だからといって救いはないのか、というのが今回のテーマだ。○手首に負担がかかるiPhone 6 Plus小生の場合、iPhone 5sを使っている時(縦持ち)は、右手(右利きだから)で端末をホールドしたまま親指で全ての文字キーを操作する。そのスタイルをそのままiPhone 6 Plusで再現すると、外側のキー(主に「あ」「た」「ま」「^_^」)に届きはするものの、かなりフリックしづらい。「あ」キーでいえばフリックで「い」が入力ができないレベル。できたとしても、かなり手首に負担をかけている感じだ。iPhone 6、iPhone 6 PlusはどちらもiOS 8が搭載されているけれど、"同じ文字入力システム"だからといって、その評価は"同じなわけがない"って話になる。「英語」キーボード(いわゆるQWERTYキーレイアウト)なら、両手打ちしていたユーザーも多いだろうから、画面がデカくなったからといってそんなに違和感はないだろうけど、こと"片手操作"という話なら、違和感ありまくりだ。ちなみに、iPhone 5sで右側面から「あ」キーの中央までの距離を調べてみたら、約3.9cm。iPhone 6 Plusでは約5.2cmだった。この1.3cmの差は数値以上に厄介だ。もっというと、キー幅もiPhone 5sが約1cmなのに対しiPhone 6 Plusは約1.4cmと大きくなっている。というわけで、小生的にはこの辺の不満を解消したいわけだ。幸いにも、iPhone 6 Plusが初期採用しているのは最新版のiOS 8。サードパーティ製の文字入力システム(アプリ)が利用できるので、その辺を突破口にしたい。んで、さすがにiOS 8の公開、あるいはiPhone 6、iPhone 6 Plusの発売から一カ月も経つと、いろんな文字入力システムが配信されている。中でも注目したいのが、文字入力システムの雄「ATOK for iOS」(1,500円)だ。●ATOK for iOSで文字入力環境は?「ATOK for iOS」のポイントは、まさに、iPhone 6 Plusのための機能であるところの"幅寄せ"だ。キーレイアウトを"小さく"かつ"左右に寄せる"ことで、片手持ち(操作)ユーザーによって最適な環境を実現できるかもしれないという。なんともステキな文字入力システムなのである。実際の幅寄せ具合はどんな感じかというと、iPhone 6 Plusの右側面から「あ」キーの中央までの距離を調べたら約4cmだった。おっと、これはiPhone 5sとほぼ同等の距離だ。ホールド感にこそボディサイズが影響しているが、これならiPhone 6 PlusをiPhone 5sの標準文字入力システムと同じ感じで使えるわけだ。ちなみにキー幅は約1cmとこれまた同等だ。これで安心してiPhone 6 Plusを利用できるというもの。幅寄せ機能だけでも「iPhone 6 Plus」ユーザーには買いといえるんじゃないか? ちなみに小生的には大満足。入力しやすくなった分、ウェブ検索もメールもストレスなく利用できるようになった。ただし、Android端末に「ATOK for Android」を導入している"ATOK派"の小生にとっては不満もある。例えば、パソコン用「ATOK」と登録単語の共有が行える「ATOK Sync アドバンス」に対応していない(開発していく予定だとのこと)ことや、「英語」キーボード(QWERTYキーレイアウト)を搭載していない(キーボードの種類を増やしていく予定)ことなどだ。ともあれ、バージョンアップによって使いやすくなるハズなので、ちょっと期待もしている。現状では、iPhone 6 Plusの最適解的な文字入力システムは数が少なく、ATOKがその最右翼であることは間違いないと思う。これが手書き入力ユーザーなら「mazec for iOS」(900円)という手もある。また、有料/無料の文字入力システム(アプリ)は思った以上に増えている印象。そのうち"iPhone 6 Plus専用"なんていうものも出てくるかもしれない。ともあれ、「ATOK for iOS」は有料アプリなだけに、ちょっと手が出しにくいという人もいるだろう。が、もし家族にiPhoneユーザーがいるのであれば「ファミリー共有」を使うことでアプリを共有し合えるため、割高感は多少なりとも減らせるはず。ユーザーが居なくても、十分満足できると思う。小生的にiPhone 6 Plusに「ATOK for iOS」の組み合わせは鉄板だと思うのだが、いかがだろうか?●ATOK for iOSの設定方法と幅寄せのやり方最後にiOS 8からサードパーティ製のキーボードの利用が可能になったが、そのキーボードを使用するための設定方法にも触れておこう。
2014年10月14日伊藤忠テクノソリューションズ(略称:CTC)は10月14日、オンプレミス環境・プライベートクラウド・パブリッククラウドに共通の運用項目を標準化し、メニュー化したインフラ運用サービス「CUVICAvail」を開始すると発表した。同サービスの特徴は、顧客の環境や使用状況に応じた都度の料金設定ではなく、システム運用に関する作業毎に料金を設定しているため、作業の見直しや他社との比較により、システム運用業務を効率化できる点。同サービスは、24時間365日の運用サポート体制の下、「ベースプラン」「リモート監視」「障害対応(保守一元窓口対応)」「レポーティング」「リモート設定変更」「セキュリティ」など、顧客が必要な運用サービスをシステム単位もしくは機器単位で提供する。障害対応は、障害検知から、障害個所の切り分け、障害部品の交換まで、ワンストップで提供される。仮想化基盤サーバ3台、ストレージ3台、ファイアウォールやロードバランサーなどネットワーク機器6台規模のプライベートクラウド基盤では、月額76万4,000円からの運用費用で24時間365日のシステム監視・リモート障害対応、マルチベンダー製品保守一元窓口、四半期ごとの先定例会を含めた月次レポートを提供する。
2014年10月14日じぶん銀行は14日、短期間・高金利で運用できる特約付きの「スイッチ円定期預金」の取扱いを開始した。同商品は、特約判定の結果に応じ、満期時に一括して円普通預金口座または特約通貨の外貨普通預金口座へ払い戻すタイプの円定期預金(円仕組預金)。特約判定日(満期日の3営業日前)における円と特約通貨(外貨)との間の実勢為替レートが、あらかじめ定められた「特約レート」よりも円高であると同行が判断した場合、元本は特約通貨(外貨)で外貨普通預金口座へ払い戻す。一方、円安または同値であると判断した場合は円で円普通預金口座へ払い戻す。なお、特約の実行にかかわらず、利息は円での払戻しとなる。同期間の円定期預金より高金利に設定されており、元本を円もしくは米ドルで受け取るタイプでは金利は年3.5%(税引後年2.78%)となる(2014年10月14日時点)。特約通貨(外貨)は、米ドル、ユーロ、豪ドルの3種類。預入期間は1カ月で、預入単位は10万円以上10万円単位。申し込みはスマートフォンまたはパソコンから行える。同商品の取扱開始に併せて、「スイッチ円定期預金登場記念 もれなく1,000円をプレゼント!」キャンペーンを実施。スイッチ円定期預金(全通貨タイプが対象)に合計100万円以上預け入れした利用者全員に現金1,000円をプレゼントする。キャンペーン期間は2014年10月14日~11月18日まで。なお、期間中に申し込みを行い、預け入れが成立した金額が対象となる。
2014年10月14日シャープは10月8日、光学式タッチパネル技術を採用した「テーブル型光タッチディスプレイ端末」を開発し、ゆうちょ銀行の大阪支店、茨木店、神戸店の資産運用窓口に納入したと発表した。端末は、接客用のテーブルに液晶タッチディスプレイを埋め込んだもの。専用の光入力ペンのみで画面操作を行うため、画面上を手で触れたり物を置いたりしても誤操作が起こりにくく、通常のテーブルのように使用できる。金融商品の紹介する係員が使える専用のアプリケーションを搭載する。パンフレットを原寸大表示できるほか、必要な部分の拡大やペンでのメモの書き込みも可能。さらに、ワンタッチで画面の上下を反転表示できる。主なスペックは、ディスプレイがIGZO技術を用いた32V型4K2K(3840×2160ドット)。本体サイズは、幅約1152mm×奥行き約692mm高さ約51.6mmで、重さが約35kg。
2014年10月09日iPhone 6/6 PlusはSIMフリーモデルも同時発売となり、MVNOの格安SIM運用が注目されています。ここではdocomoのMVNO SIMを利用した通信設定を紹介していきましょう。AppStoreではiPhone 6/6 PlusのSIMフリーモデルを扱っています。SIMフリーと聞くとハードルが高そうなイメージもありますが、ユーザーが手動で設定することはほとんどありません。具体的には以下のとおり。MVNOのSIMカードを用意するWi-Fi接続でMVNO事業者が配布しているAPN(接続先情報)構成プロファイルをインストールSIMカードをiPhoneにセットこの3手順でOK。iPhoneは手動でAPNを編集できないため、サービス事業者が配布する構成プロファイルをダウンロードするという手法が一般的です。なお、この段階ではiPhoneはモバイルデータ通信できないため、Wi-Fi接続が必要です。ドコモの主なMVNOサービスのAPN構成プロファイルダウンロード先は以下のとおりとなっています。IIJmio(IIJ)iOS APN構成プロファイル モバイル ONE(NTTコミュニケーションズ)動作確認済みデータ端末一覧日本通信)iPhone / iPad APN構成プロファイル 設定方法利用するSIMに合ったAPN構成プロファイルをインストールすれば、ネットワークの接続先を自動で設定してくれて通信できるようになりますよ。もちろん、テザリングにも対応しています。これ、データ通信に必要な設定が完了です。一見「難しそう」「上級者向け」というイメージがあります。でも、実際はこんなにも簡単なのです。毎月の通信費を抑えたい!と願っている方は、SIMフリーモデルのiPhone+MVNO SIMというコンビを狙ってみてはいかがでしょうか。■ 記事提供:SIM通SIMフリー端末、SIMカード比較、格安SIM情報など、あなたのスマホライフに使える、役立つ、得する情報をお届けします! SIMカードをはじめとするお困りごとは「教えて!goo」で解決!
2014年10月08日サイバー・コミュニケーションズは10月6日、媒体社の持つ広告在庫資産の運用サービス「Inventory Portfolio Management(IPM)」の提供を本格的に開始した。同サービスは、同社による純広告の販売代行や、アドネットワーク「ADJUST」やアドエクスチェンジ「OpenX」といったプラットフォームだけでなく、他社が運営するアドネットワーク・アドエクスチェンジ・SSP(Supply-Side Platform)などにも中立的な立場で、媒体社の持つ広告在庫資産を最適に分配し、広告収益の最大化を目指すサービス。収益最大化の1つの手段として、プライベート・マーケットプレイス(PMP)領域での広告出稿企業と媒体社の仲介も行う。同社はこれまで、一部の媒体で試験的に同サービスを導入してきたが、すべての広告在庫資産の運用を受託した生活情報サイトでは、収益を前年同月比で約180%向上させる実績を上げたという。
2014年10月07日日立ソリューションズは、日立製作所の統合システム運用管理「JP1」の活用を支援する「JP1ソリューション」の新たなラインアップとして、「JP1スマートデバイス運用管理ソリューション」を追加し、12月26日から提供開始する。同ソリューションは、PCやサーバ、スマートデバイスに関するソフトウェアやハードウェアなどのIT資産情報やセキュリティ対策状況を把握・一元管理する「JP1/IT Desktop Management 2」の導入を支援するもの。同ソリューションは「JP1導入支援サービス」と「JP1スマートデバイス運用管理カスタマイズサービス」から構成される。「JP1導入支援サービス」は、JP1/IT Desktop Management 2によるIT資産管理システムに対し、導入・運用に必要な設計・構築やコンサルティングを提供する。「JP1スマートデバイス運用管理カスタマイズサービス」では、JP1/IT Desktop Management 2によるスマートデバイス管理システムに対し、スマートデバイス管理機能範囲の拡張、使用形態に合わせたスマートデバイスに関するレポーティングなど、顧客の要望に応じてカスタマイズを実施する。
2014年10月07日少子高齢化が進み、公的年金ってホントにちゃんともらえるの? と不安な方も多いはず。そうした不安の解消と年金制度の維持のため、平成24年8月に成立・公布された「公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律」(年金機能強化法)の主要項目が平成26年4月以降、順次施行されています。その中で、今回はママに関係のありそうな部分について解説を加えていきます。 ■産前産後休業期間中の保険料免除産前産後休業(産休)中や育児休業中は、会社からのお給料が出ない場合でも(休業中もお給料が支給される会社もあります)厚生年金保険や健康保険など社会保険への加入は継続されるため、社会保険料を納めなければなりません。収入が減っているのに保険料の納付が続くのは厳しいものです。そこで、そうした負担を軽くするため、育児休業期間中については、「育児休業保険料免除制度」が設けられていました。今回の制度により平成26年4月からは、産前産後休業期間中も事業主の申出により保険料の免除が受けられるようになりました。もちろん、将来の年金の計算の際は、その期間も保険料を納めた期間としてカウントされます。また、産前産後休業終了後に育児などを理由に報酬が低下した場合、保険料負担が改定前のものとならないよう、産前産後休業終了後の3ヵ月間の報酬月額を基に、標準報酬月額が改定されています。産休中・産休明けは何かと物入りな時期でもあるので、これらの措置によって負担が軽くなるのは嬉しいですね。ただし、上記に関しての手続きは従業員ではなく事業主(会社側)が行うものなので、小規模な職場などは人事の方の申請漏れなどがないか、確認をしておくのが安心です。■遺族基礎年金の支給対象を父子家庭に拡大いままでは、遺族基礎年金の支給対象は「子のある妻」または「子」でしたが、改正後は父子家庭への支給も行うことになりました。※「子」とは18歳に到達した年度末までの子(障害者は20歳未満)のことを指します。■短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用拡大短時間労働の非正規雇用(パートなど)の方がご主人の社会保険の扶養控除枠を超える働き方をすると、国民年金・国民健康保険に加入しなければならなくなり保険料負担はグッと増えます。にもかかわらず将来もらえる年金額や健康保険でのメリットは専業主婦と変わらないのです。週30時間以上(日数・時間において正社員のおおむね3/4以上)働く場合には正社員と同様に厚生年金に加入できることになっていますがそれならば、と扶養の範囲内にこだわる方も多いはず。改正後は、以下の条件が満たされる場合は厚生年金保険が適用されるようになります。○労働時間が週20時間以上○月額賃金が88,000円以上(年収106万円以上)○勤務期間が1年以上見込まれる○従業員が501人以上の企業これによりパートと正社員間の格差をなくし、女性の就業意欲を促進し、今後の人口減少社会に備える、というのが今回の改正の主旨となっています。ただし、事業者側にとっては保険料負担が増えるわけですから、自分の望む働き方のためのコミュニケーション力も必要となるかもしれませんね。※この項目に関しての施行時期は平成28年10月からとなります。◆ 平成26年4月から年金機能強化法が施行
2014年10月07日