6月20日(土)にサントリーホール大ホールにて日本初開催されるワンピース公式オーケストコンサートに、きただにひろし、大槻マキ、野々村彩乃が出演することが決まった。【チケット情報はこちら】「ウィーアー!」「ウィーゴー!」「OVER THE TOP」など『ONE PIECE』(ワンピース)の主題歌、アニメ名場面の数々を彩る音楽を手掛ける、田中公平。真骨頂であるオーケストラサウンドの世界とその真髄を味わう、珠玉のONE PIECE楽曲が響き渡る。きただにひろしは代表曲「ウィーアー!」、大槻マキは初代エンディング曲「memories」、ソプラノ歌手の野々村彩乃はホールケーキアイランド編「ソウルポーカス〜女王の言葉(うた)」を披露する。必聴のONE PIECEボーカルとオーケストラサウンドは、一夜限りの開催。チケットはチケットぴあにて発売中。<ONE PIECEオーケストラコンサート田中公平作家活動40周年記念>公演日時:6月20日(土)17:00開演(16:00開場)会場:サントリーホール 大ホール出演:田中公平、西村友(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)、きただにひろし、大槻マキ、野々村彩乃※未就学児入場不可※フルオーケストラによる生演奏となります。スクリーン映像による演出はございませんので予めご了承ください。
2020年04月21日亀梨和也や山下智久、堀北真希らが出演するドラマ「野ブタ。をプロデュース」の特別編第3&4話が、4月25日と5月2日(土)に放送されることが決定した。亀梨さんと山下さんが演じる修二と彰が、イジメられっ子の転校生、“野ブタ”こと小谷信子(堀北さん)をクラスの人気者にプロデュースしていく様を描いた青春シンデレラ・ストーリー「野ブタ。をプロデュース」。2005年に放送された本作が、特別編となって4月11日に第1話、第2話が18日に放送。第1話放送時には、Twitterのトレンドで1位に浮上した。そんな本作が第1話、第2話に引き続き、第3話、第4話と土曜の夜を盛り上げる。また明日放送の第2話の中では、亀梨さんと山下さんが本作品に対する思いを語る緊急メッセージも放送される。「野ブタ。をプロデュース」特別編3話は4月25日(土)、4話は5月2日(土)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年04月17日俳優で歌手の山下智久が9日21時より、公式インスタグラムにてライブ配信を実施。KAT-TUNの亀梨和也と共演した日本テレビ系ドラマ『野ブタ。をプロデュース』の特別編が、11日・18日(22:00~)に放送されることについて言及した。今回、ファンから寄せられた質問に次々と答えていった山下。「野ブタパワー注入」をしてほしいというリクエストが寄せられると、「新しくスタートするドラマが2週間遅れたり、いろんなことがあり、大変ありがたいことに亀梨くんと15年前に主演させていただいた『野ブタ。をプロデュース』というドラマが、土曜日に再放送してくださるという…」と特別編の放送について説明した。そして、ドラマの台詞「野ブタパワー注入」のリクエストに、「僕も年を重ねてしまったので、今これをやると恥ずかしいし、みんなに申し訳ないなと思うので…」と照れ、「野ブタパワー!」と途中まで発するも、「ここからは(ドラマを)見てください。すみません」と最後までは披露せず。「あのとき二十歳とかだから何でもできたんだけど、今でも何でもできるんだけど、ちょっとキュートすぎるからさ、恥ずかしいわけ。ごめんね」と謝りつつ、「でもいつかやるから」と宣言した。途中までではあったが、ファンからは「“野ブタパワー注入”途中までしてくれた照れてるとこ可愛すぎる」「野ブタパワー途中までやるの可愛すぎた」「やまぴーが野ブタパワー注入途中までやけどやってくれたの胸熱すぎたありがとう彰~~」などと歓喜の声が上がった。
2020年04月11日元プロ野球選手の野村克也さん(享年84)の義理の息子・団野村氏(62)が、2月16日にTwitterに克也さんの遺体写真を投稿した。団氏は野村沙知代さん(享年85)が実母で、克也さんは継父にあたる。克也さんの葬儀は、14日に身内だけで密葬が行われたという。ネットでは克也さんの遺体写真が賛否を呼び、物議を醸している。《最期の姿が見れて良かった》や《色々な弔い方があっていいのだと思います》といった賛同の声も。しかし、批判も多く寄せられている。《非常識なので消してください ノムさんもこんな風に大々的にSNSで亡骸を載せられて嬉しいわけありません》《野村監督の遺体がTwitterに載ってるけど有名人だからといってあまり見たくない……。それなら見なきゃいいとかいってるけどTwitterに載せるのは常識的にどうかと思う》メジャーリーグ「シカゴ・カブス」に所属するダルビッシュ有投手(33)も、19日にTwitterで苦言を呈した。《本人がいいって言ってたならわかるけど、そうでないならダメでしょう。賛否の賛の意味がわからない》と克也さんを慮った。団氏は17日にTwitterで、多くの人々が克也さんの死を悲しんでいることを疑問視。克也さんの写真を添えて、「彼の旅立ちを私と同じように祝うべきだ」と英語で綴っていた。「野村克也さんのように、家族葬において故人の写真撮影が許可されている場合があります。最近では葬儀社側が写真撮影サービスを用意しているところもあるので、撮影自体は悪いことではありません。しかしSNSへの投稿は、意図せずとも不特定多数の目に触れてしまう可能性があります。現に、『Twitterを開いたら画像がタイムラインに流れてきた』という声も上がっています。いくら故人に敬意を抱いていたとしても、写真の取り扱いに対する配慮は必要でしょう」(社会部記者)SNSの普及により、死生観も変化してきているのだろうか――。
2020年02月19日カブスのダルビッシュ有投手が11日、自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。元プロ野球選手でヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也さんの訃報を受け、感謝の思いを語った。ダルビッシュは日ハム時代、楽天の監督だった野村さんについて「たまに声をかけていただくときとか、すごく優しい言葉をかけていただいた」と当時を回顧。「どうしても1回野球をやってみたい監督が2人いる。そのうちの1人が野村監督。野村監督といつか絶対やってみたいと思っていて…」と打ち明けた。また、肘の手術を受けた後、なかなか調子が上がらなかった昨年の前半戦を振り返り、「俺、終わったわと思った。自信もなかったですし、体の状態もよくなかったですし、やばいなって。本当に終わったと思った」と告白。そんなときに、野村さんが発表したベストナインの投手部門に自身が選ばれていたのを見て、「自信が自分の中でまた出てきた」と言い、「自分を救ってくれた」と感謝した。実際、そこから調子がよくなったというダルビッシュ。「頑張らなきゃって思いました。これだけすごい人に評価されて、その気持ちに応えたいと思った」と振り返り、「本当に感謝しています。自分もこれから野村監督の期待や評価に対して応えられるように、いい選手になれるよう日々努力していきたいと思います」と語った。
2020年02月11日ヤンキースの田中将大投手が11日、自身のツイッターを更新。楽天時代の監督である野村克也さんの訃報を受け、心境をつづった。田中は「突然の訃報に言葉が出ません」と書き出し、「野村監督には、ピッチングとは何か、そして野球とは何かを一から教えていただきました」と感謝。続けて、「プロ入り一年目で野村監督と出会い、ご指導いただいたことは、僕の野球人生における最大の幸運のひとつです。どんなに感謝してもしきれません」と思いをつづり、「心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
2020年02月11日元プロ野球選手でヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也さんの訃報を受け、お笑い芸人のダンカンが11日、オフィシャルブログを更新し、野村さんとの思い出をつづった。ダンカンは「ウソだろー?! ノムさんが・・(涙)」と題し、「先月21日金田正一さんのお別れの会で長嶋茂雄さんと並んで献花する場面を後ろから見ながら『やっぱり昭和の大選手は格が違うなぁジ~ン』と胸を熱くしていたのに」と信じられない様子。「同じサンケイスポーツで仕事をさせていただいている関係で何度も何度もお会いさせていただきましたが、その度に新鮮に緊張していました」と振り返り、「監督(と、オレは呼んでいました)おはようございます」「『ああ・・どうも・・」とチラッと目の端で下からいつも挨拶を返してくれたノムさん」と在りし日の姿を思い浮かべた。また、阪神ファンのダンカンがスコアブックを差し出して、「監督なんであの場面変化球をキャッチャーは要求したんですか? ストレートでしょ!」と詰め寄ったこともあったそうで、「『ダンカンさんにボソボソ・・阪神の監督やってもらいたいわ・・ボソボソボソボソ・・』何度かそー言っていただいたのがリップサービスでも阪神ファンのオレの宝物です」と野村さんの言葉に感謝。「また、野球がつまらなくなるなぁ・・いや、ノムさんにそーボヤかれないように日本プロ野球を盛り上げていこーぜ!」と自らに言い聞かせ、「カントクー! ありがとう!合掌」と結んでいる。
2020年02月11日おもてなしの気持ちが伝わる大会美しい北アルプスや田園風景を眺めながら走る「信州安曇野ハーフマラソン」は、2020年6月7日(日)に長野県安曇野(あづみの)市、豊科南部総合公園で開催します。「人と自然で安曇野流おもてなし」をテーマに北アルプスの麓、清らかな水と澄んだ空気の中を爽快に走ることができる大会です。山岳、温泉、水文化の町大会が開催される安曇野は、北アルプスを眺められる絶好のロケーションがあり、どこまでも広がるわさび田など田園風景が広がる魅力の町です。山好きにはこれ以上ない環境であることに加え、温泉施設も充実、豊かな水資源に恵まれています。比較的フラットで走りやすいコース大会種目は、ハーフとファミリー2km(2人組/3人組)になります。ファミリーは親子でなくても走ることができます。受付は、事前にゼッケンと計測チップが送られてくるので、当日受付の必要がないので便利です。豊科南部総合公園をスタート&フィニッシュとしたコースは、北アルプスを眺めながら走る高低差が少ないフラットで、楽しく走れます。レースはもちろん、観光も楽しい大会は、暑くなり始めた6月、盆地での開催なので暑さ対策も考えての参加をおすすめします。安曇野市やその近隣には、「大王わさび農場」、「穂高神社」、「安曇野ワイナリー」など観光地も多く見所もたくさんあるので、前泊して観光するのもよいでしょう。遠征マラソンならではの楽しみですね。(画像は公式サイトより)【参考】※大会公式サイト
2020年01月12日タレント・野々村真の娘でモデルの香音が11日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館大展示場で開催された「SDGs 推進 TGC しずおか 2020 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(TGC しずおか 2020)に出演した。『Popteen』専属モデルとして活躍している“のんのん”こと香音は、韓国ブランド「17kg」のステージに、ミニスカートに大きめのニットをあわせたコーディネートで登場。すらりとした美脚を披露し、“萌え袖”で可愛らしい印象に。笑顔を見せながらランウェイを歩き、美少女ぶりと抜群のスタイルで観客を魅了した。「TGC しずおか」は、地域の魅力や産業をコンテンツ化し全国へ向けて発信する東京ガールズコレクション(TGC)による「TGC地方創生プロジェクト」の一環で、今年2回目の開催。昨年は、国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)の普及を目的に開催されたが、2年目となる今回は、より具体的にSDGsに取り組んでいきたいという思いを込めて「LET’S TAKE ACTION」をテーマに掲げ、ファッションショーやアーティストライブなどを展開した。
2020年01月12日俳優・沢村一樹の息子・野村大貴が、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」のグランプリに輝き18日、東京・Royal Garden Cafe AOYAMAで行われた新メンズノンノモデル発表式に出席した。1986年の創刊以来、田辺誠一、谷原章介、東出昌大、坂口健太郎などを輩出し、人気俳優への登竜門として注目を集める集英社のメンズファッション誌『メンズノンノ』。このたび、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された3人がお披露目された。グランプリに輝いた野村大貴(のむらたいき)は、2000年10月4日生まれの19歳で、東京在住、身長187cm。「『僕かぁ』とは思ったんですけど、『なぜ僕なんだろう』という感じではありません。このために頑張りました。グランプリに恥じない活躍を見せたいです」と意気込みを語った。発表会には、メンズノンノモデルで俳優としても活躍している成田凌、清原翔、宮沢氷魚、鈴木仁も登場。野村は「本当にいらっしゃるのかという感じです」と憧れのまなざしを向け、「触れてみたいです」と希望すると、成田が近寄りハイタッチ。野村は「夢が叶いました」と笑顔を見せた。また、父である沢村から何か言葉をもらったか聞かれると、「父は芸能界を勧めるわけでもなかったんですけど、やりたいことをやりなさいと応援はしてくれています」と答えた。なお、準グランプリは、埼玉在住の16歳・水沢林太郎(みずさわりんたろう/2003年2月5日生まれ/181cm)、ラボ シリーズ賞は、東京在住の20歳・豊田裕大(とよだゆうだい/1999年4月10日生まれ/179cm)に決定した。
2019年11月18日10月11日公開の映画『WALKING MAN』の完成披露試写会が5日、都内で行われ、野村周平、優希美青、伊藤ゆみ、星田英利、ANARCHY監督が出席した。野村周平を主演に迎え、日本を代表するラッパーのANARCHYが初めてメガフォンを執った本作。人前で話すことも笑うことも苦手な青年・佐巻アトム(野村)がラップ音楽と出会い、バカにされながらもラッパーを目指して成長する姿を描く。内気な主人公を演じた野村は「僕は基本的に内気ではないですし喋るのも苦手じゃないんですが、監督がANARCHYさんだったので楽しくワイワイやっていたという感じですね」とプライベートでも仲が良いというANARCHY監督との作業を楽しんだという。そんな野村について優希は「周平くんは普段元気でやかましいぐらい話す人なんですけど、今回は内気で喋らない役。喋らないことが嫌だったのか、セリフが終わった後にアドリブを急にぶっ込んきたんです」と困惑したようだが、ANARCHY監督が「周平ごめん! カットした」と野村のアドリブが作品に反映されないことを明かして笑いを誘った。様々なラップの楽曲が登場する本作。中にはANARCHY監督が携わった『なめんな』という楽曲も使用され、主演の野村が口ずさむ場面も。その『なめんな』にちなみ、最近「なめんな!」と思った出来事を問われ、伊藤ゆみは「私は今、彼氏がいないんですけど、お仕事の時にスタイリストさんに告白されたんです」と明かすも「実はマネージャーさんが仕掛けたドッキリの動画をだったんです。後で見返したら満更でもない顔をしていて、マネージャーさんに舐められているなと思いました」とご立腹。それに対して野村は「2日前ぐらいに某テレビ局の生放送に出たんです。終わった後に"野村周平"という文字がTwitterのトレンドになっていました。結構良いことを言ったのかな? と思ったら、生放送の態度が悪くてトレンドになっていたようで。めちゃ真剣にVTRを見てたのに、おかしいでしょ! その顔が不機嫌に見えたんですね。生放送もしんどいね(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『WALKING MAN』は、10月11日より全国公開。
2019年09月06日野村周平が気弱なラッパー役を演じる、カリスマラッパーのANARCHY初監督作『WALKING MAN』より、本予告編が到着した。本作は、人気漫画家・高橋ツトムが企画プロデュースし、「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」の梶原阿貴が脚本を務めた完全オリジナル作品。極貧の母子家庭で育ち、吃音症でコミュ障な青年が、RAP音楽と出会い最底辺の生活から抜け出すべく、奮闘し成長を遂げていく青春物語を描く。また、監督自身の実体験なども盛り込まれており、半実話ともいえる作品となっている。今回到着した予告編では、野村さん演じる主人公アトムが、カウンターで待ち行く人たちを数えるシーンからスタート。女子から不審者扱いされたり、何故か道端で殴られたりするも、ラップと出会い、報われない現状や自己責任論を押し付ける世間に対して「なめんな!」と魂のセリフを発し、物語が大きく動く様子が映し出されている。そして、監督自らが作詞した劇中歌「Promise」「なめんな」「WALKING MAN」がより本作を盛り上げる!なお、本作にはT-Pablow(BAD HOP)、WILYWNKA、Leon Fanourakis、サイプレス上野、十影、じょう、LETYら現役ラッパーたちが出演することも今回明らかになった。『WALKING MAN』は10月11日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:WALKING MAN 2019年10月11日より全国にて公開©2019 映画「WALKING MAN」製作委員会
2019年07月31日野村周平を主演に迎え、日本を代表する人気実力ともにナンバー1のカリスマラッパーANARCHYが初監督で挑む完全オリジナル作品『WALKING MAN』から、ティザービジュアルが解禁となった。本作は、日本を代表する実力ナンバー1のカリスマラッパーANARCHYが初監督、人気漫画家の高橋ツトムが企画プロデュース、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴が脚本とボーダレスなチームで挑む完全オリジナル作品。監督自身の実体験なども盛り込まれ、半実話ともいえる作品となっている。主演を務めるのは、『ちはやふる』シリーズや『帝一の國』『ビブリア古書堂の事件手帖』などに出演の人気俳優・野村周平。ドラマや映画といったエンターテインメントの枠にとどまらず、ファッションやカルチャーでも若者たちを牽引し、常に注目を浴び存在感を放ち続ける彼が、不幸と極貧のどん底の中、ラップに出会うことで“歩き出す”勇気をもらう、気弱で心優しき青年役を務める。そのほか、アトムの妹でいまどきの女子高生・ウランにNHK連続テレビ小説「あまちゃん」や「デスノート」などに出演の優希美青、職場の先輩で良き理解者の山本に柏原収史、思いを寄せる美女キムに伊藤ゆみがそれぞれ扮し、冨樫真、星田英利、渡辺真起子、石橋蓮司といった個性派・実力派が脇を固める。今回、本作のティーザービジュアルが解禁。A面には、野村周平さん演じる主人公・アトムが真剣なまなざしでマイクを握り、魂の叫びがいまにも聞こえてきそうな横顔が。B面には、務め先の「猫の手スマイル川崎」の作業着を着て、こちらをじっと見つめるアトムが印象的な姿が写しだされている。青年がRAP音楽と出会い、最底辺の生活から抜け出すべく奮闘し、成長を遂げていく鮮烈な青春物語。劇中で野村さんがどんなラップを披露してくれるのかにも注目したい。『WALKING MAN』は10月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WALKING MAN 2019年10月11日より全国にて公開©2019 映画「WALKING MAN」製作委員会
2019年07月02日お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さんの奥様であり、放送作家として活躍する野々村さん。テレビなどに出演するたびに、歯に衣着せぬ物言いで世の女性たちを痛快な気分にさせてくれています。そんな野々村さんが、「パパ育」の必要性をヒシヒシと語ってくださった 1回目 。続く2回目は、ヘドロパパ化してしまった旦那さん、またヘドロパパになってしまいそうなヘドロパパ予備軍の旦那さん、そしてイクメン気取りのパパに対して、具体的にママはどうするといいのか? お話をうかがいました。お話をうかがったのは…野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)さん放送作家。1974年8月5日生まれ、大阪府出身。「高僧・野々村」のコンビ名で芸人として活動後、放送作家へ転身。夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さん。バラエティー番組の企画構成や吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師などを務める。■野々村ママの「パパ育」アドバイス1:ヘドロパパ化し始めている旦那さんへの処方箋――すでに子育てがスタートしていて、旦那さんがヘドロパパ化している場合は?野々村友紀子さん(以下、野々村さん):ヘドロパパ化を一刻も早く止めたほうがいいですね。小堀(野々村さんの夫・修士さんの相方で、ヘドロパパこと小堀裕之さん)の奥さんは、子どもが生後8カ月のとき、赤ちゃんを抱っこして荷物も持ってベビーカーも押して…という状況の中で「荷物持って」とキレ気味にパパに伝えたら「なんで怒ってるの?」と小堀は不思議そうな顔をしたらしい(怒)。小堀の味方をする気は1ミリもないけれど(笑)、男性って気づいていないことが多いんですよ。まずは気づいてもらうことが「パパ育」の第一歩。シャンプーだって洗濯用洗剤だって食器用洗剤だって、誰かがなくなりそうなことに気づいて、どこかに買い物に行って重たいものを買ってきて、さらにボトルに移していないと、すぐに使える状態にはなっていないんですよ。でも、パパはその見えない家事に気づいていない場合が多いんです。トイレットペーパーだって、無限なんてあり得へん。そんなことに気づいていないんです。――ママからの言葉をうるさそうに聞く、ヘドロパパっ気のある旦那さんには、どう対処したらいいのでしょう?野々村さん:ウチはヘドロパパ化する傾向はなかったけれど、赤ちゃんに参加してもらうのも一つの手ですね。実際に我が家でやったのは、「赤ちゃん腹話術」。赤ちゃんをヒザに抱っこして、後ろから赤ちゃんの手を持って操りながら、パパの方に向かって話すんです、腹話術師みたいに。本当はママが話しているんだけど、まるで赤ちゃんが話しているようにするんですよ。冷静に見るとアホらしんですけど(笑)。同じことをやらなければならないにしても、ママに「○○やって!」と言われてやるより、赤ちゃんからのリクエストとしてやるほうがパパもその気になるみたいで。我が家では、私が子どもの後ろに座って「パパと一緒にお風呂入りたいなー」と腹話術をやると、「そうかー、そうかー」とニコニコしながら、パパがお風呂に連れて行ってくれていました。■野々村ママの「パパ育」アドバイス2:「勘違いイクメン」の軌道修正をするには?――ヘドロパパ化を脱してイクメンの方向へ進むと、「俺、やってる」感を出すパパもいますよね?野々村さん:それもね、ヘドロパパと同じで、気づいていないことが多いんですよ。ちょっとやったぐらいなのに、その「ちょっと」加減がわかってない(笑)。ここも気づいてもらうのが第一歩です。例えば、洗濯ひとつとってみても、実際にやることはいくつもあるから。でも、せっかくやってくれているのだから、やる気を萎えさせてしまうのではなく、「ちょっとしかやっていない」ことに気づかせることが大事。「○○ちゃん家のパパは、これぐらいでドヤ顔するらしいよー(笑)」って、自分の旦那に話す。遠回しに、我が振りに気づかせるんです。――野々村さんは、あるテレビ番組で、家事と仕事で爆発したときに旦那さんへ家事リストを突きつけたとおっしゃっていました。ブログでも「野々村友紀子の家事リスト」を公開されていますが、そのようなものを旦那さんに渡すのもいいのでしょうか?野々村さん:「パパ育」の目的は、自分がラクをすること。だから「伝える」のはあくまで手段で、それが目的になってしまわないようにするのがいいかもしれません。ウチは、パパを褒めすぎて、ドヤ顔しそうな気配のときは、ひとまず泳がせていました(笑)。ドヤ顔しても、やることやってくれているならいいや、と。でも逆転する匂いがしてきたら、そこはきちんと伝えないと、ママのイライラが募ります。要は、伝え方ですね。みなさんももし、家事リストをご利用になるなら、「こんなの、ブログに載せている人がおったでー」って、笑いながら旦那さんに見せるといいかも。「家事育児はこんだけあんねん!」って突きつけるとケンカのもと。笑わせたモン勝ちですから(笑)。■野々村ママの「パパ育」アドバイス3:まずは『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』を読め!――今回、出版された著書『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』、パパに読んでもらいたい内容が満載です。パパに読んでもらうには、どうしたらいいんでしょう?野々村さん:パパに残された選択肢は「読め!」一択しかない状態でも「ヘドロパパになりたくなかったら、読んだら?」と、さもほかに選択肢があるかのように投げかけるのがいいかもしれません(笑)。ストレートに「読んで!」というと、「なんで?」ってパパもイライラするから。ママの大変さをわかって欲しくて読んでもらいたいけど、パパもパパで仕事や慣れない育児でいっぱいいっぱい。だから、「ウケるわー。これ見てみてー」って言いながら見せるとか、「これ笑っちゃったー」って本をさりげなく渡してみるとか。ま、結局は、パパへのダメ出しに変わりはないんだけど(笑)。――読んでいて大声で笑ってしまいそうになるところがいっぱいあって、最後は笑いすぎて自分が何の本を読んでいるか忘れて腹筋がねじれ切れるかと思いました!野々村さん:今の日本って、まだまだ母親が家事も育児も抱え込んで、大変なことに一人で立ち向かわないといけないことが多い気がするんですよ。そしてそれが美しい子育てだと思われているような雰囲気もまだまだ残ってる。だから「言ったれ! 言ったるわ!」という感じで書いたんです。だから、パパが率先して読んでくれるのもうれしいし、ママが読んで笑い飛ばしてくれたらいいなって思います。ママがいっぱいいっぱいでピリピリしていると子どもにも家庭にもよくない。無理のし過ぎは、しんどくなるばかり。気の合うママ友に頼って、パパに育ってもらって、ママは笑顔でいましょう!――最後に、ワンオペ中にママがイライラしたときのアドバイスがあったら教えてください。野々村さん:パパが協力的で、助けてくれるママ友がいても、子どもと向き合っているとイライラすることが確かにあります。そんなとき私は、その時々の子どもの背丈を意識して見るようにしています。背丈を見ると「まだ人間としてこんなに小さいのだから、仕方ない」って、すうっとイライラが消えるんです。私みたいにこんな大きい物体に大きな声で叱られたら、それだけでも怖いやろなーって、子どもと自分を置き換えてみる。でも、逆にパパ育は、背丈を見たらイライラが募るかもしれませんけどね(笑)。参考図書: 『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 』 (赤ちゃんとママ社)お笑い芸人2丁拳銃・修士の嫁で、今メディアで話題の放送作家、 2児のママでもある著者が、子育てを頑張るママたちの代弁者として、 世の中のパパへママの本音をズバッと伝えるべく立ち上がりました。彼女ならではの 歯切れがよく軽妙な言葉選びとその言葉の力で、多くのママたちから共感が得られること間違いなし! の1冊。赤裸々なパパの本音が聞けちゃう、パパ芸人座談会もたっぷり収録。
2019年03月31日お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さんの奥様であり、放送作家として活躍する野々村さん。テレビなどに出演するたびに、歯に衣着せぬ物言いで世の女性たちを痛快な気分にさせてくれています。そんな野々村さんが、パパ育のための名言をまとめた書籍 『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 』 (赤ちゃんとママ社)を発売。そこで、野々村さん自身の子育てのリアル、そして笑顔のママになるための秘訣をおうかがいしました。お話をうかがったのは…野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)さん放送作家。1974年8月5日生まれ、大阪府出身。「高僧・野々村」のコンビ名で芸人として活動後、放送作家へ転身。夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さん。バラエティー番組の企画構成や吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師などを務める。■旦那は芸人、ワンオペ育児…そこで野々村ママがとった行動は?――野々村さんご自身の子育ては、どんな感じだったのでしょう?野々村友紀子さん(以下、野々村さん):実家は大阪。里帰り出産もしなかったし、東京には昔からの友人もいないし、旦那さんは芸人。仕事柄、地方の仕事で泊まりもあれば、朝早くから現場に向かうときも、深夜に帰宅することもあって、ワンオペ育児の日がいっぱいありましたよー。2006年に長女、2008年に次女を出産しての2歳差育児。てんやわんやでした(笑)。だから、友人は、もう作るしかない! と腹を決めて、健診のときに珍しいおもちゃをベビーカーにたくさん下げていって、それに釣られて(笑)話しかけてきた人と仲良くなったり、児童館に行って気の合いそうな人をナンパしてママ友になったりしました。ママ友グループって面倒くさいことも多そうじゃないですか? だから、1対1でも、その人と付き合いたいかが、私の中ではママ友になるかどうかのジャッジポイントでしたね。今でもそのころに友だちになった人には、助けてもらってます。――ワンオペ育児も経験しているのに、テレビなどで拝見する限り、夫婦仲良く家庭円満に見えますが。野々村さん:旦那さんが仕事に出かけてしまったらワンオペ。でも、家にいるときは、本当によくやってくれていましたし、今もいろいろなことをやってくれています。隣にクズなヘドロパパ(修士さんの相方の2丁拳銃、小堀裕之さんのこと)がいるから、よけいによく見えるのかもしれませんけどね(笑)。――旦那さまがヘドロパパ化しなかったのは、なぜでしょう?野々村さん:パパが仕事から帰ってきたら「帰ってきた祭り」を毎回、盛大に開催していました。「おかえりー、待ってたよー、お疲れさまー、早く帰ってきてくれてうれしー!!!」と、めっちゃ喜んで全身で伝えていました。子どもが小さい頃って、ママが一人で子どもを見ていると緊張の糸がゆるめられないんですよね。だから、本当に1分1秒、早く帰ってきて欲しかったし、パパが子どもを抱き上げてくれると、それだけで気が少しラクになれて。帰ってきてくれたことの喜びをちょっとだけ盛って伝えていました(笑)。そうやってパパに「頼られている感」を感じてもらっていたのがよかったのかもしれませんね。パパに早く帰ってきて欲しいことが伝わっていないご家庭があったら、「帰ってきた祭り」の開催をオススメします。■イクメンかヘドロパパか? 分かれ道は早期の「パパ育」――早く帰ってきてくれても、実際に育児家事に取り組んでくれないと、パパがいるのにママのワンオペ状態になってしまいますよね?野々村さん:私はとにかく早くラクになりたくて(笑)。その瞬間をしのぐだけじゃなく、将来的に「一人でやるより二人でやったほうがラクだ!」と確信を持って着々と進めていました。だって、パパが家事も育児もできるようになっていないと私、ラクになれませんから(笑)。もちろん、最初はパパって家事も育児も下手なんですよ。オムツを替えるのも食器を洗うのもママより下手なことが多い。でも、そこであきらめたらおしまい。おしっこだとオムツを替えるのに、ウンチだとママに任せたり、なかなか泣き止まないと「ママがいいって」と渡してきたり。そこですんなりママが「パパ育」をあきらめたら、パパは育ちません。――「パパ育」って実際はどんなことをどんな風にするといいのでしょう?野々村さん:ウチの場合はある程度、積極的にやってくれるタイプだったけれど、赤ちゃんが泣くだけで「なんで泣かせてんねん」ってママを責めるパパもいますよね。「何言うとんじゃ? 私の子でもあるけれど、オマエの子どもでもあるやろ?」って話だけど!でも、ママは赤ちゃんがお腹の中にいるときから、ママとしての準備がなんとなくできるけれど、旦那さんって大抵の場合、赤ちゃんが生まれてきてからじゃないとパパ化しない。だから、ママは、意識的に「パパが育つ時間」を与えてあげないといけないのかなって思います。ウチは、パパがロンパースを着せるのが下手で(涙)。「なんで、そことそこの紐を結ぶねん! そこのスナップは、こっちに止めるやつやろー」って(笑)。内心はそう思いながらも声には出さず、できるだけ見守るようにしました。ママがやったほうが早いからって、いつまでも全部をママがやっていると、パパは一向に育ちません。「同じレベルまで登ってこい!」って、私は思って見守る時間を作っていましたね。パパがママと同じレベルになったら、二人で育てられるんやから、そっちのほうがラク。■「寝かしつけ、上手いなー!」パパも褒めて伸ばす、野々村ママの場合――「パパ育」がスムーズだった野々村ママ、成功の秘訣はなんだったのでしょう?野々村さん:我が家では、とにかく何かやってくれたら褒め倒していました。実際、私は、寝かしつけがめっちゃイヤだったので(笑)、パパが寝かしつけをやってくれたときは、大絶賛! 「やっぱりパパの抱き方がいいのかなー、それとも手の温度かなー。きっと落ち着くんやろうねー」って、思いつく限り、褒め言葉のオンパレード。それを繰り返していくうちに「寝かしつけさせようか?」って自分から言ってくれるようになりましたよ。ママが自分が言われてうれしい言葉をとにかくパパに発するのがいいと思います。「ありがとう、本当にありがとうねー。じゃ、私寝るねー」って、パパが寝かしつけしてくれてるのを横目で見ながら、私は寝ましたから(笑)。メディアを通して見る野々村さんは、痛快な言葉とともに仕事もプライベートもうまくこなしているスーパーウーマンな印象でしたが、実はワンオペ育児でてんやわんやな時期もあり、子どもの健診でママ友をナンパしていたというお話は驚きでした。そんな等身大ママの野々村さんに、次回は「パパ育の実践」、「パパ育のための使えるツール」を紹介していただきます。参考図書: 『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け! 』 (赤ちゃんとママ社)お笑い芸人2丁拳銃・修士の嫁で、今メディアで話題の放送作家、 2児のママでもある著者が、子育てを頑張るママたちの代弁者として、 世の中のパパへママの本音をズバッと伝えるべく立ち上がりました。彼女ならではの 歯切れがよく軽妙な言葉選びとその言葉の力で、多くのママたちから共感が得られること間違いなし! の1冊。赤裸々なパパの本音が聞けちゃう、パパ芸人座談会もたっぷり収録。
2019年03月30日野村周平(25)が1月22日に行ったTwitterへの書き込みについて、賛否両論が巻き起こっている。発端となったのは、野村の《写真撮ってんのに対応冷たいとかマスコットキャラクターじゃねーんだよ》というツイート。経緯や詳細については記していないが、1,500件近いリプライが集まっているのだ。「ツイートに至った原因は、一般人がネット上に投稿した動画のようです。プライベートだと思われる野村さんは屋外で女性ファンとの写真撮影に応じましたが、男性ファンの『1枚だけ?』などという呼びかけにはスルー。歩きたばこをしたまま人混みに消えて行きました。するとその動画に対し、『無視は冷たい』『何より歩きタバコがダメ!』などと批判が殺到したのです」(芸能記者)ツイート後に野村は《歩きタバコ? 盗撮だろその前に》と主張したが、その後で《すいませんでした。ハッピーにいきましょう! おやすみ!》とツイート。つぶやきは現在すでに削除されているが、炎上は広がっているようだ。「野村さんといえば昨年6月、サッカー・ロシアW杯でボール回しをして時間稼ぎした日本代表に対して《えー。なにこの試合》とツイートして炎上。それ以外にも昨年8月に《タバコ吸ってたら印象悪い。タトゥー入ってたら印象悪い。意味わからない》とツイートし、炎上したこともありました。それだけに人よりも“燃えやすい”やすいようになっています。今回のツイートはある意味で正論かもしれませんが、軽はずみな発言は避けたほうが無難でしょう」(前出・芸能記者)現在、ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』で主演をつとめている野村。ドラマでの熱演で注目を集めてほしい。
2019年01月24日野村周平さん主演の4K歴史ドラマ、『MAGI ー天正遣欧少年使節ー』の配信記念スペシャルイベントが開催されました。ゲストに、野村さんをはじめ注目の若手俳優の方々がゴージャスな劇中衣装で登場。撮影秘話などを語ってくれました!かっこよすぎな4人が登場♡今回のイベントは、Amazon Prime Videoが手がけた壮大な4K歴史エンターテイメントドラマ『MAGI ー天正遣欧少年使節ー』の配信を記念して開催。このドラマは、1月17日より世界180以上の国と地域に全10話が同時配信されています。物語の舞台は16世紀。織田信長が君臨する戦国時代、キリスト教の洗礼を受けた4人の少年たちが遠くヨーロッパを目指して長い旅に出ます。彼らの使命は、各国の君主やローマ法王への謁見。日本に赴任したイエズス会の巡察使、ヴァリニャーノの手配により、船でマカオやインドに立ち寄りながら2年近くかけてヨーロッパに到着し、現地で歓迎を受けながら歴史上の人物たちとの面会を果たします。しかし、すでに日本では豊臣秀吉が権力を握り、キリスト教徒への弾圧がはじまろうとしていました――。この史実に基づいたドラマで主役の少年使節、伊東マンショを演じた野村周平さん、同じく使節の中浦ジュリアンを演じた森永悠希さん、千々石ミゲル役の緒形敦さん、少年使節に同行する世話係のドラードを演じた佐野岳さんがイベントに登壇。さらに、イベント前には合同取材会も行われ、撮影現場のエピソードなど語ってくれました。ほぼほぼお勉強――歴史に翻弄された実在の人物を演じてみて、いかがでしたか?野村さんほぼほぼお勉強でした。こういう少年たちがいたというのは知っていましたけど、当時を知っている人はいないので、彼らについてリサーチをしました。当時の食べ物とか海の上での生活とかも勉強して。難しかったです。森永さん日本史でも少年たちのことは少ししか習わないですし、彼らにスポットをあてたドラマ作品もほぼなくて、参考にするものが少ない状態で文献を探りながらベースを作っていきました。緒形さん4人がいたのは知っていましたが、歴史の授業で勉強はしなかったので、興味がありました。この時代に船でヨーロッパに行くのはすごいと思います。役作りの勉強においても興味がわきました。佐野さん僕も勉強したのですが、少年たちの世話係をするなかで、少年たちを支えて導かなければならないし、いろいろな葛藤もあったと思うし、意識しながら役をつくりました。外国で育っている人物の役なので、外国人の身振りとかも練習しましたし、英語はハリー杉山さんに習いました。死と隣り合わせを痛感…――あの時代に過酷な旅をした少年たちについてどう思いますか?野村さん今みたいに技術があったわけでもない時代に、船で行っているのはすごいこと。今なら飛行機で行けるところを船で何年もかけて寄港して食料を積んで、常に死と隣り合わせになっていることを痛感。その時代の少年たちは旅を経験して帰ってきたところで強い少年になっていたと思う。昔の時代の人たちに僕たちは勝てないです。森永さんどういう心持ちで彼らがこういう旅に出ようと思ったのか、スタッフさんとも話をしていました。そもそも精神構造が違うのかな、と。(戦国時代に生きているので)死が間近にあるのが大きい。そこが覚悟や強い精神性につながる。僕たちは今すぐ死ぬということは考えていないので。緒形さん少年たちが単身で行くのがすごい。自分が死ぬかもしれないという状況で船に乗り3年、すべてで8年かかっている。それに行く覚悟の大きさが今の僕たちに比べて全然違うと思います。佐野さんあの時代に決断をして日本を背負っていったから、今の僕たちがあると考え、今と昔の子たちを線でつなぐようなイメージで演じていた。彼らに感謝したいです。スペインロケで「おれら泣いてたもん」――1カ月のスペインロケで、思い出に残るエピソードはありますか?野村さん気候もいいし、あったかいし、窓を開けると建築物もすばらしいし、好きな街です。キリスト教の文化がたくさんあるので教会がきれい。そんな場所で自分の愚かさを悔いていました。スペインでは懺悔の日々(笑)。楽しすぎて帰りたくなかった。森永さん毎晩みんなで一緒にご飯食べていました。佐野さん毎晩、周平先輩がごちそうしてくれた。ごちそうさまでした!野村さん東京に帰ったら残高5万円しかなかった(笑)。でも、生ハムとかおいしかったです。休みの日には、みんなでマドリッドに行ったりもしました。緒形さん街自体が世界遺産になっているサラマンカで撮影したのですが、街と世界遺産の神秘的な部分が一体化していて、教会には神聖な空間が広がっていた。その中で撮影できてモチベーションがめちゃめちゃ上がりました。野村さんおれら泣いてたもんね、景色見ながら。ジブリの音楽とか流しながら(笑)。ここで一生暮らせるかもしれないという感じの幸せな日々でした。佐野岳のインスタには…――スペインで、観光とかもしましたか?佐野さん美術館巡りとかもできたのがよかったです。ピカソのゲルニカとか見ましたし、ソロヤという画家の展覧会に行ったり、新しいアーティストさんの作品も見たりしました。野村さん彼、ひとりでプラプラしてるんですよ。インスタグラムで「今日も気持ちいい~」とか投稿してるのを見て、「どこで写真撮ってるんや」って(笑)。佐野のTwitterとかも見て、「どこにいるん?」って(笑)。佐野さんみんなが撮影しているときにオフだったので、スタッフさんの自転車を借りて、ひとりで街じゅうグルグル回っていたりしてました。野村さん「朝日がきもちいい~」とか、すごい撮っているから「こいつなにしとんの」って、僕らは言ってましたね(笑)。また、会場では、この日のイベントに撮影の関係で参加できなかった俳優、井之脇海さん(少年使節・原マルティノ役)から届いたビデオメッセージが流されたほか、天正遣欧少年使節ゆかりの地としても関係のある長崎県大村市の園田市長も登壇。出演者のみなさんはチームワークもよく、終始楽しい雰囲気のイベントでした。このドラマには、織田信長役の吉川晃司さんや豊臣秀吉役の緒形直人さんも出演。千々石ミゲル役の緒形敦さんは緒形直人さんの息子さんということで、初の親子共演も話題になっています。『MAGI ー天正遣欧少年使節ー』はAmazon Prime Videoで視聴可能。私も全10話を見てみたのですが、スペインの教会や街の景色などの映像がとても美しく、また船上のシーンがリアルで迫力満点でした。史実をもとにした壮大なストーリーは見ごたえ抜群。ぜひダウンロードしてご覧になってみてください!Information『MAGI ー天正遣欧少年使節ー』配信:Amazon Prime Videoシリーズ:4K-歴史エンターテイメントドラマ×10話配信開始:2019年1月17日(木)各国語版:日本語・英語・スペイン語版配信国・エリア:180以上の国と地域に世界同時配信
2019年01月19日野村周平と桜井日奈子が共演し、青木琴美の人気漫画を実写化する土曜ナイトドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」が、先日クランクインを迎え、野村さんと桜井さん、さらに宮沢氷魚と佐藤寛太の4人が撮影初日の感想と今後の意気込みを語った。クランクインで撮影されたのは、第1話で描かれる野村さん演じる垣野内逞たちの高校入学式のシーン。逞の隣には、佐藤寛太演じる律、壇上では律の兄で生徒会長の昂(宮沢さん)が。さらに、新入生代表の挨拶は逞の幼なじみ・種田繭(桜井さん)が行い、繭と別の高校に進学したと思っていた逞は驚き、繭は逞を指さしながら「この私から逃げようなんて百万年早いのよ!」と叫ぶ場面が撮影された。事前にリハーサル日が設けられ、そこで仲を深めていた4人は待機中もずっと一緒、ストーブの前に仲良く集まって暖を取りながら談笑する場面も。撮影では昂が女子生徒たちに向かって、低音ボイスの良く通る声で魅力的に昂サマを熱演したり、繭の新入生代表の挨拶シーンで“絶対に離れない宣言”をし、その場の空気感に耐えられなくなった逞が体育館から逃げだすカットでは、野村さんが桜井さんの言葉が全て言い終わる前に駆け出し、思わず「…って、こら~!」と、桜井さんがノリツッコミしたりする息ぴったりな場面も。終始和気あいあいとなっていた本作の撮影現場。野村さんは「僕は今25歳なんですけど、25歳で15歳の役ができるのかな?と最初は不安でした」と明かすも、今回画面で写りを確認してみて、まだ大丈夫と確信したそう。さらに、「キャストのみんなとはクランクイン前にリハーサルをしまして、そこで監督がみんなとの仲を深めるためにゲームをやってくださって。そこで和気あいあいとなったので、いい感じです」と早くもチームワークはバッチリだと明かした。また、「撮影ではみんな仲のいい感じで、ワクワクするシーンも多くて。今はこれからもっともっと楽しくなるだろうなという期待が膨らんでいます」と桜井さんも仲の良さをアピール。繭を「パッと場を明るくするような元気さを持って演じたい」と話し、「繭の気の強い感じは自分と似ているなと思います。あと繭は水泳以外のスポーツが得意で私もバスケが得意なので、今回多めにあるという体育のシーンが楽しみです」とコメント。男子校出身で共学に憧れていたという宮沢さんは、「女の子たちからキャーキャー言われる役なので『きっと気持ちいいんだろうな』とすごく楽しみにしていたんですけど、実際に立ったら…意外と怖いんですね(笑)。もちろんうれしいですけど、迫力に押されてしまいました」と撮影の感想を語り、「原作のファンと映画のファンが多いので、その人たちの期待を裏切らないように。もっと幅広い年代の方々にも楽しんでいただける作品になるように頑張っていきたいと思います」と改めて話した。さらに「キャストのみなさんが話しやすくて、これからの約2か月間が楽しみ」と期待を語った佐藤さんは、「作品的にも重たいシーンが多いですが、律と一緒のシーンではみんなの素直なところを引き出せたらいいなと思っています」と意気込みを語っている。土曜ナイトドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」は2019年1月19日より毎週土曜日23時15分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年12月20日プロレスラーの蝶野正洋とタレントの岡田結実が29日、都内で行われた「今年は超→濃グラコロ」新商品発表会に出席した。イベントでは、同社の冬の定番商品で2016年にリニューアルした『超グラコロ』に加え、新商品『濃グラコロ チーズフォンデュ』が発売されることが発表され、岡田が「ファーストタッチは濃グラコロから行っていいですか?」と試食をしようとすると、「ちょっと待った!間違っているぞ」と蝶野が乱入。そして「まずは王道の超グラコロ。そして濃グラコロ。この順序が公式で決まっているんだ!」と食べ順を指南。マクドナルド側の「お客様の好きな方から…」というコメントを尻目に、蝶野は自身のこだわりを押し通し、それに従って食べた岡田が「正直、完敗です。この食べ方のほうが美味しいです」と納得すると、おもむろにサングラスを手渡し、「一緒に"超→濃"の宣伝活動をしてください」と岡田にお願いし、「決して蝶野正洋を宣伝しようとしているわけではありません。ぜひ"超→濃"をよろしくお願いします」とアピールした。また、蝶野の食レポはどうだったか聞かれた岡田は「もうちょっと中身について言ってほしかったです(笑)。嘘です、嘘です。そういう流れかと思って」とコメントすると、蝶野は「どうもすみませんでした。岡田さんに言われたら素直に謝ります」と頭を下げて笑いを誘った。そんな岡田と共演した感想について蝶野は「先々週にお父さん(岡田圭右)と一緒になったんですけど、娘さんは18歳で立派だわ。お父さんよりすごいもんね。感心しました」と目尻を下げ、逆に蝶野について岡田は「叫ばれているイメージがあったので怖いのかなって思ったんですけど、ずっとニコニコされていましたし、『美味しい』って素直に話されるので、一家に一台じゃないですけど近くにいてほしいなって思いました」と吐露した。さらに、2018年はどんな1年だったか尋ねられると、岡田は「超濃厚な1年でした。バラエティもやったし、演技も幅広くさせていただいたので悔いはないです」と声を弾ませ、蝶野は「全国的に見ると災害の多い年だったので元気でいてもらいないなという思いがあります。(個人的には)超の"ちょ"がちょっと入って、ちょ濃厚な1年でした」と表現。そんなお茶目な一面に、報道陣から「イメージとまったく違いました。楽しい方だなあ」と声が飛ぶと、蝶野は「そういう一面もたまにあります」と照れ笑いを浮かべた。
2018年11月29日「率直に、こういう役をいただけたことが嬉しいと思いました」そう野村周平さんが話すのは、映画『純平、考え直せ』の主人公・坂本純平のこと。これまでに多く演じてきた爽やかな役柄とは一転、組に属して生きるチンピラで、リーゼントヘアにスカジャンという出で立ち。作品では、彼が対立する組の幹部を殺す“鉄砲玉”を命じられてから決行するまでの3日間が描かれている。「監督からは『イメージに合っているから好きなようにやっていいよ』と言われました。“自分ってどんなイメージなんだろう?”と思ったけど、でも、考えてみるとたしかに僕も少し純平に似たようなところがあるのかなと思いました(笑)。純平は、今、絶滅しかけている任侠的な男の中の男。筋を通しすぎていて、不器用だと思います。だって、器用な生き方ができる人は、鉄砲玉なんてやらないですから。そういう生き方をしなければいけないほど真っすぐで、自分の好きなものや理想の生き方があって、それについて語ることができる中身のある男ですね。僕は、純平に『考え直したほうがいいんじゃない?』と言いたいけど、周りに止められてもやめない気持ちや、信念を貫く姿勢には共感できる。それは、僕もバイクやスケボーといった好きなものがあって、誰に何を言われても絶対に続けていこうと思っているから。観た人に、自分の信念や生き方についてあらためて考えさせる作品かもしれません」今作で重要な役割を担っているもののひとつが、SNS。純平と偶然出会ったOLの加奈は、彼の生き方に興味を抱いて行動を共にするが、状況を逐一、SNS掲示板に書き込む。それをきっかけに、鉄砲玉になった純平を無責任に煽る人や真剣に止める人が現れるなど、ネット上は盛り上がっていく。「加奈は、自分が居場所を発信したことで危険な目に遭ってしまいますが、ある意味、SNSの被害者ですよね。アップしなければいいのにと思うけど、僕もスマホを持っていたらSNSを見てしまうのでそれはしょうがないのかなと感じる部分もある。きっと多くの人がそうだと思います。でも、純平の生き方は、そんな僕たちとは対極です。人と面と向かって本音で話すし、周りに惑わされない。そもそもガラケーを使っていますから(笑)。だからこそ、SNSの中にいる人は、彼に興味を持ったのかもしれません」これまでになく激しいラブシーンにも挑戦した野村さん。「今作のベッドシーンは、美しく見せたいので、汚く撮らないでほしいと監督に伝えていました。そのほうが、ラストシーンとのギャップが生まれて、作品がもっと、よくなると思ったんです。僕の完ぺきな体、特に背中はめちゃくちゃきれいなので、そこも併せて観て楽しんでいただけたら嬉しいです(笑)」『純平、考え直せ』新宿・歌舞伎町のチンピラとして誇りを持って生きる坂本純平は、対立する組の幹部を殺すよう命じられる。その話を、偶然出会ったOLの加奈(柳ゆり菜)に洩らしてしまい…。監督は森岡利行。9月22日より全国順次公開。©2018「純平、考え直せ」フィルムパートナーズのむら・しゅうへい1993年11月14日生まれ。兵庫県出身。俳優。映画やドラマ、CMで活躍。出演する映画『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日より公開。ワイドパンツ¥33,000(Auralee/jackpotTEL:03・3352・6912)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年9月19日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・NORIインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年09月13日フレデリック・カッセルは、4月限定“野イチゴ”のスイーツを発売。春夏通してのテーマである「フリュイ・ルージュ=“赤い色をした果物”」より、4月は“野イチゴ”にフォーカス。ぎゅっと凝縮された果実の深い味わいと、甘酸っぱい酸味を活かした、春にぴったりのスイーツが登場する。「シュー フレーズ・デ・ボワ」は、鮮やかな赤のクランブルシューに野イチゴのカスタードクリームと、野イチゴの軽やかなマスカルポーネクリームを合わせた贅沢な味わいのシュー。シュー生地のサクサクとした食感も楽しめる。フランスの定番菓子をアレンジした「シャルロット フレーズ・デ・ボワ」は、爽やかなフロマージュブランのムースに野イチゴのソースを閉じ込め、ビスキュイを合わせたケーキ。ムースと、野イチゴの酸味が相まって華やかな味わいに。その他、香ばしいタルト生地を使った「タルト フレーズ・デ・ボワ」や、柔らかな甘さのバニラガナッシュと野イチゴの風味を味わえる「マカロン フレーズ・デ・ボワ」といったラインナップが揃う。【詳細】フレデリック・カッセル 4月限定スイーツ販売期間:2018年4月1日(日)~4月30日(月)販売店舗:フレデリック・カッセル三越銀座店住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越B2FTEL:03-3562-1111(代表)■限定メニュー・シャルロット フレーズ・デ・ボワ 605円(税込)・シュー フレーズ・デ・ボワ 648円(税込)・タルト フレーズ・デ・ボワ 756円(税込)・マカロン フレーズ・デ・ボワ 250円(税込)
2018年04月07日競技かるた、百人一首……とクラシカルなアイテムがこんなにもワクワクするエンターテインメントになるなんて! と驚かされた『ちはやふる』の完結編は、その名もずばり『ちはやふる -結び-』だ。きっとこの“結”には、「完“結”」だけでなく、いろいろな“結”の意味がこめられているに違いないが、とりあえず、映画で主人公・千早(広瀬すず)たちは、高校3年生になり、高校生活最後の大会に挑むことになる。メインの登場人物は3人。かるたの天才・千早と、彼女の幼馴染で、こどもの頃からかるた仲間だった太一(野村周平)と新(新田真剣佑)。新は幼い頃に引っ越してしまい、千早は、いつかまた新とかるたをやることをモチベーションにして懸命にかるたに邁進。その姿を、太一はひたすら見つめ、支えてきた。やがて新と再会して……というのが前作『ちはやふる 上の句/下の句』だった。『-結び-』では、かるたを再びはじめた新と、大会で対戦するために、がんばる千早に対して、残された太一は、受験勉強も重なって、大きく心を揺らす。主人公は千早だが、<上の句><下の句>も含め、かるたを通してたくさんの登場人物が交錯し、その誰もがみんな魅力的な群像劇になっている。そんななかで、今回は、悩める太一の話も手厚く描かれている。新の千早への想いを知った太一は、かるたにも受験にも身が入らず、悩んだ末、かるた部を辞めてしまう。千早に次ぐ戦力が不在となり、苦戦を強いられる瑞沢高校かるた部だったが、問題児の新入部員たちと新たなチームワークを結びはじめる。一方、太一は、なんだかワケありな周防名人(賀来賢人)の生き方に触れながら、自分の道を模索していく。登場人物たちが、それぞれ自分の未来を切り開いていくキラキラした姿に、勇気づけられるうえ、かるたの試合の緊張感と躍動感も最高だ。○"見つめる"役割を好演する野村そんななかで、太一はつねに、千早といい周防といい、ちょっと突出したヘンな人物(要するに奇才)を見つめていく役割で、野村周平はその役割を完璧に遂行している。ただただじっと対象に目を凝らし、何か頭のなかで咀嚼しているような賢げな雰囲気を漂わせながら。基本は澄んだ瞳。でもいざというとき、感情をたっぷり黒目に湛えて。観客のガイドでもあるこの役、存外、難しい役だ。観客の視点・代表なので、出しゃばり過ぎず、地味過ぎず、誰もに平等に好意と共感をもってもらわなければならない。言ってみたら、白米。もしくは、水。嫌いな人はあまりいないし、ないと困る。美味しい白米や水はありそうでなかなかないものだが、野村周平にはその素養がある。ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』でも、ビデオから飛び出してきたヒロインに振り回されながらも彼女をひたすら愛し、見つめる役を好演している。見つめるキャラってほかに誰がいる? と聞かれれば、代表格はまず、事務所の先輩の佐藤健であろう。大ヒットした『8年越しの花嫁 奇跡の実話』もその系譜。次の朝ドラ『半分、青い。』もおそらくその役割を託されているように思う。ほかに今一番、需要があるのは、高橋一生。大河ドラマ『おんな城主 直虎』や朝ドラ『わろてんか』などで、主人公をじっと瞳でお支えした。それから、小栗旬。彼がブレイクしたドラマ『花より男子』(05年)は、ヒロインをまぶしそうに見つめるあの眼差しが魅力のひとつだった。あの絶対主人公的な木村拓哉すら、二番手ながら熱狂的なファンがついた、ドラマ『あすなろ白書』(93年)では見つめるキャラで、メガネ越しの愛情深い瞳が女性ファンの心を鷲掴みしたものである。彼らのように、瞳のちからで女の子を支える、騎士(ナイト)系の役ができる俳優は、伸び代があると私は思っているので、野村周平もこれからもっともっといろいろな役をやっていくことになるのではないかと思う。○動いてよし、動かなくてもよしさて、期待値の高い野村周平の『ちはやふる』の好演に目を見張るものがもうひとつあった。うつむき顔である。もともと『ちはやふる』は“かるた”という競技の性格上、登場人物がうつむいている場面がやたらと多い。うつむいた顔は、重力がかかるので、若くないと対応が厳しく、お肌の下り坂を順調に下降中の私なんかは、千早や太一たちのどんなに頭を低くしても決してたるまないお肌がうらやましくて仕方ない(若くてピンとこない方も何年もしたらわかるときが来ると思います)。野村周平演じる太一は、かるた部を辞めてしまうので、その重力の刑から解放されるのだが、代わりに別の試練(?)が用意されている。スマホである。最近の映画やドラマは、コミュニケーションの手段がSNSになっていて、しゃべることなく、SNS でのやりとりのシーンが増えた。そうなると、やっぱりうつむいた顔が多くなり(スマホのせいでストレートネックになる人が増えているとか)、今度は、手元が映ることが増える。むしろ手元が大事になる。となると、演技のしようがなく、かるたで身体能力を見せつけたほうがいいのではないか、という状況でも野村周平は泰然と画面を保たせていた。今後ますます、スマホによるやりとりが映画やドラマに登場せざるを得なくなるとしたら、野村周平のような、動いてよし、動かなくてもよしの俳優が求められていくだろう。(C)2018映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年03月27日俳優の野村周平(24)の出演するスポーツドキュメンタリー番組「EXPLORE the EXTREME Lifework of Shuhei Nomura」(隔週土曜日配信、全4回)が、今月31日から映像配信サービス「GYAO!」で無料配信される。 同番組は野村が情熱を注ぐ「エクストリームスポーツ(Xスポーツ)」に焦点をあてたスポーツドキュメンタリー番組で、全編米国ロケを敢行。野村の挑戦したかったこと、哲学や旅を通して得たものなど“同番組でしか見ることのできない素顔”がリアルに描かれる。 「離れ業が売りだけに危険も伴う『Xスポーツ』のうち野村さんが得意なのはスケートボード、スノーボード、そして競技用自転車のBMXです。芸能界入りする前、スケボーやスノボの数々の大会で入賞。本気で続けていれば、スケボーもスノボも五輪を目指せるレベルだったそうです」(専門誌ライター) BMXの腕前はおととし12月に披露。野村はモトクロスバイクや競技用自転車などを操るエンターテインメント集団「ナイトロ・サーカス」のイベントに、ゲストとして出席。その際にイベント出席した「ピース」の綾部祐二(40)をあおむけに寝かせ、その体をBMXで見事に飛び越えたのだ。 「大技を成功させた野村さんは『日本でも指折りだと思います』と自画自賛しましたが、たしかに素人が見ても“趣味の域を超えたすごい腕前”でした」(イベントを取材した記者) 公開中の映画「ちはやふる‐結び‐」では主要キャストを好演している野村だが、同番組を見たファンは驚かされることになりそうだ。
2018年03月24日“自分に自信がある”と言い切る姿が清々しく、カッコいい野村周平さん。仕事と趣味の両方に邁進する日々のこと、そして、これからについて聞きました。――これから、やってみたいことはありますか?野村:今、僕にとって足りないのは“LA在住”という要素だけなので、これを実現したいですね。このあいだ10日間くらい行ってきたんですけど、着いた瞬間に「ここが故郷だ」って感じがしました(笑)。街が自由だし、人がそれぞれ自立していて人間らしく生きている感じがする。一度訪れたら、また行きたいと思わせる魅力的な空気があるんです。だから、いつかはLAに住めるようになるために頑張ってます。まずは、NYとLAに半年ずつでいいので留学してみたいですね。やっぱり、東京のようにコンクリートが多いNYは、ストリートが好きと言うからには、見ておかないといけない場所と思っています。――では、俳優としては?野村:ジャッキー・チェンの映画『プロジェクトA』のような、アクション作品に出てみたいです。以前、中国映画のアクションシーンの練習風景を見学しに行ったことがあるのですが、みんな、とにかく負けん気が強い。ストレッチのときからバク転をしたりと、出演者同士が競い合っているんですよ(笑)。いいなって憧れました。僕も中国の血が4分の1入っているし、それを生かさない手はないと思っています。あとは、映画やドラマ業界全体が、新しいものを作るときに、あまり苦情に耳を傾けすぎず、いい声を聞くようになればいいなと。クリエイターの可能性を広げるような、もう少し自由な表現があってもいいんじゃないかと思うんです。――それは、勇気がいることだと思います。野村:僕自身に対しても、SNSやネット上ではネガティブな意見もあるかもしれません。でも、それを恐れてはいないですね。毎日街に出て、友だちや先輩など生身の人間と会って、好きなことを必死でやっているから気にならないのかもしれません。――野村さんはよく、自分に自信があるとおっしゃっていますが、そういうところに理由があるのでしょうか。野村:それもありますけど、だって、やっていることがカッコいいじゃないですか?(笑)俳優で、スケボーやBMXを真剣にやっているし、ハーレーにまで乗っていますからね。――とてつもなく強いカードが揃っていますね(笑)。野村:でも、そんなことを言いながらですが、本当に自分に自信があるのかと言われたら、そうでもないんです。過信していることもわかっているし、そうして自信を持っておかないと、すべてがダメな方向に進んでいく気がするから。だから取りあえず、自信満々でいっとこうという気持ちはあります。言霊じゃないですけど、「自分ってカッコいい」と声に出して言っていたら、気分が上がるじゃないですか。…たぶんまだ、自分がいる世界に困惑しているところもあるんです。芸能界の友だちが少ないし、自分が業界の雰囲気に振り回されているなと感じることも多いです。バラエティ番組などでいじられたときも、「これは本気?それともネタなのかな?」と悩んだりしますから。本当はもっとうまく立ち振る舞えるようになりたいし、ストレートじゃなく生きたいけど、できない。どうしても、思ったことが顔に出てしまうんです。素直なんですね(笑)。大ヒットシリーズの3作目にして完結編となる映画『ちはやふる ―結び―』(小泉徳宏監督)が現在、全国公開中。野村さん演じる真島太一は、想いを寄せる幼なじみ・綾瀬千早(広瀬すず)らと瑞沢高校かるた部で活躍する一方、受験を前に部活と学業の両立に悩み始めて…。コーデュロイジャケット¥32,000(AURALEE/AURALEETEL:03・6427・7141)スウェット¥12,000(Bronze/PROVTEL:03・6447・0660)※『anan』2018年3月28日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・NORIインタビュー、文・重信 綾
2018年03月22日写真を撮られている最中、「僕、カッコいいでしょ?(笑)」と、冗談ぽく笑いながらカメラマンに尋ねる姿がチャーミングだった野村周平さん。場の雰囲気を和ませ、盛り上げる明るさとパワーを持っている。彼が真島太一役として出演する映画『ちはやふる ―結び―』は、“競技かるた=百人一首”に情熱を懸ける高校生の青春を描いた、大ヒットシリーズの完結編。作品への思いやプライベートについて、インタビューしました。――いよいよ、最後です。野村:前作の『ちはやふる ―下の句―』の舞台挨拶のときにサプライズで、続編の製作が決まったことを知りました。(広瀬)すずが隣で喜んで泣いているのを見て、“よかったね”とは感じながらも、また、あのハードなかるたをやるのか…とも思いました。そのくらい、かるたって想像以上に疲れるし、しんどいんです。それに年齢的にも、そろそろ高校生役はキツいかもしれないなとも思いましたね。でも、実際に撮影が始まって制服を着てみたら、まだ似合っていたので安心しました(笑)。童顔だからなのか、ハマったと思います。学生役は今しかできないことなので、求められる限りは、やりたいなと思っています。――演じる真島太一は、好意を持つ綾瀬千早の願いを叶えるため、一緒にかるた部を作ります。野村:大切な人のために何かしたいという気持ちはわかるし、実際に行動を起こすことも、僕も太一と同じようにするとは思います。でも、本当はやりたくないっていう気持ちが、顔に出てしまうと思う(笑)。めちゃくちゃ楽しくなさそうにやるだろうから、相手にもバレてしまうはず。思ったことを我慢できないんですよ。もし、逆の立場だったら、僕のことを思ってくれる気持ちは嬉しいけど、楽しくないなら無理はしないでほしいかな。申し訳ないじゃないですか。――競技かるたの最高峰に君臨する周防久志名人(賀来賢人)は、絶対的な存在です。そういう人に会ったことはありますか?野村:どちらかというと、絶対的だと思っていたものが違ったと感じた経験のほうが多いような気がします。周りの影響を受けやすいので、新しく友だちができたりして環境が変わることで価値観も変わるんです。そういう意味では、自分だけが絶対的な存在かもしれません。――今作で太一は、かるたを続けるか、受験に集中するために部活をやめるか葛藤します。ちなみに野村さんは、俳優になる覚悟を決めるまでに迷いはありましたか?野村:仕事を始めてからしばらくはありました。事務所の人から大学に行ったほうがいいと勧められたこともありましたし、進学しようかとも考えたけれど、やっぱり行きたくなくて…。そのときに俳優をやっていこうと決めたんです。やめようと思ったことも、何度もあります。そのときは周りに流されてばかりいて、自分というものがなかった。お芝居をしていても、自分がいいと思う先輩の芝居を真似しているだけだったりして…。そうして、このままではダメだと気づいたときに、プライベートに目を向けるようにしたんです。――それは、なぜでしょう?野村:お芝居を好きになるにはどうすればいいかと考えたときに、自分が好きなものがなぜ好きなのか、その理由を見直してみようと思ったんです。僕はスケボーが好きなんですけど、それは、自分のスタイルでやっていることで、誰にも流されていないものだから好きなんだなって気づきました。じゃあ、芝居での自分の好きなスタイルは何だろうと考えてみたら、カッコつけるのをやめて、自分が楽しいと思うような話し方をすることだった。その結果、こんな感じになっているんですけどね(笑)。そのうち、だんだんと作品に出させていただくようになり、友だちから「見たよ!」と言われるのが嬉しくて、今に至ります。――インスタグラムを見るとスケボーをしている写真や動画がたくさんアップされてますよね。野村:真剣にやっています。俳優は仕事で、スケボーやBMXは本気の趣味ですね。仕事はきちんとするから遊ぶときは遊ばせてほしいなと。でも、スケボーをしている姿を動画に撮られるのが好きなので、映像に映りたいとか、カッコよく魅せたいと思っている点では、演技もスケボーも一緒ですね。演技もスケボーのワザも「できるようになりたい」と思って諦めずに努力する。うまくできないと悔しくて腹が立つし、その怒りは、納得がいくまで練習をしてクリアすることでしか、解消できないんです。――スケボーもですが、野村さんの生活にはストリートカルチャーの要素が色濃く感じられます。以前、雑誌で「ストリート系の服を着るならカルチャーを理解した上で着ないと、嘘っぽくなってしまう」と話していましたが…?野村:僕は、スケボーをするからこの服、このブランドというふうにアイテムを選ぶんです。やっぱり、背景にあるカルチャーを知ってから着たいという気持ちがあるし、リアルが大事だから。たとえば『シュプリーム』を着ている人に「スケボーやるんだ?」と聞くところから話が広がっていったりもする。服で話せることってあると思うんです。もちろん、自分以外の人が何を着ていても、気にしないですからね!「スケボーしないのに、なんで着てるんだよ!」とか、そんなことを思ってるわけではないです(笑)。ファッションは自由ですから。――音楽もお好きですよね。野村:ヒップホップはずっと好きですが、最近はテクノも聴き始めました。YMOがカッコいい。もともと日本の‘70~‘90年代の曲が好きで、自分で調べたり、友だちに教えてもらったりして細野(晴臣)さんや山下達郎さんを聴いているうちに辿り着きました。中森明菜さんやチェッカーズも好きですね。メロディがいいし、歌詞が直球だし、気分が上がる。バラードや切ないミュージックじゃないのにラブソングを歌っていたりするのもカッコいいです。それに、欧陽菲菲さんの「ラブ・イズ・オーヴァー」のように、カラオケで歌っていて気持ちがいい曲もいい。楽しく歌ったり、踊ったりできるのっていいじゃないですか。キャッチーな曲、大好きです。大ヒットシリーズの3作目にして完結編となる映画『ちはやふる ―結び―』(小泉徳宏監督)が現在、全国公開中。野村さん演じる真島太一は、想いを寄せる幼なじみ・綾瀬千早(広瀬すず)らと瑞沢高校かるた部で活躍する一方、受験を前に部活と学業の両立に悩み始めて…。コーデュロイジャケット¥32,000(AURALEE/AURALEETEL:03・6427・7141)スウェット¥12,000(Bronze/PROVTEL:03・6447・0660)※『anan』2018年3月28日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・NORIインタビュー、文・重信 綾
2018年03月20日野村克也(82)が2月28日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演。昨年12月に亡くなった妻・沙知代さん(享年85歳)への思いが、まだ整理できてい様子を明かした。 「一番感じるのは男の弱さ、女性がいなきゃどうにもならない。話し相手がいないんだもん。無口になってしょうがない。引っ越そうと思ったりね」 こう語った野村。自宅についても、沙知代さんの面影が残っているようで「居心地が良くない」と話した。さらに、沙知代さんが生前によく座っていた椅子に座ることが多くなったとも明かした。 「女房が元気な時は(その椅子に)座ったことはなかったんですけど、いなくなって毎日そこに座ってます。気持ちの上でも落ち着く場所ですね」 2月8日に放送された「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演した際、息子の野村克則(44)は「『おれは先が短い、すぐ逝くぞ』と弱気な発言をすることが増えた」と明かしていた。その度に克則は、「王さんや長嶋さんも奧さんを亡くされているけど頑張っているでしょ」と励ますという。 そんな憔悴した野村に、心配するファンから寂しさを乗り越えるための“球界復帰”を希望する声が上がっている。 《野球解説としての仕事をどんどんやって欲しい。そうしている時は奥さんの事も少し忘れられるし、新たな生き甲斐に出来る思う》《もう一度復活させてほしいなあ。テレビ朝日のノムさん解説、野村スコープ》《たくさん家族が居るじゃないですか!キャンプを回りましょうよ!》 ファンのためにも、また元気にボヤいてほしい。
2018年02月28日’78年4月に結婚してから、ほぼ40年。12月8日、野村克也氏(82)の愛妻・野村沙知代さんが逝去した。享年85。タレント活動も行い、 “サッチー”の愛称でも知られていた沙知代さん。毒舌家でもあり、夫の野村さんに対しても厳しい物言いをしていたが、常に深い愛情を注ぎ、守り続けた。 3年前の’14年秋には、野村さんは体調を崩している。仕事をマネージメントしている会社が入院を認めているにもかかわらず、沙知代さんは、本誌の取材にこう主張し続けた。 「病気なんて、とんでもない!(仕事をキャンセルしたのは)イヤだったから断っただけ!」 いま振り返ると、夫の体調不良を“絶対に”信じたくないという強い思いもあったのではないだろうか。 その後、沙知代さんの看病もあり、野村さんは回復した。だがそのいっぽう、どちらかといえばふっくらした顔立ちだった沙知代さんは、この1年ほどで急速に痩せていた。野村夫妻の知人も1カ月ほど前に、沙知代さんに会って驚いたという。 「都内のホテルのレストランでお茶を飲んでいました。服装の趣味も変わったのか、地味な感じになっていて、すごくやせていたので、最初は別人かと思いました。でも挨拶をしたら、やっぱりサッチーで……。レストランにいた人たちも、ほとんど気づいていなかったと思います」 ’09年に東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を退任してから8年、野村さんは80代になっても「もう一度監督を!」と考えていたという。9月にはインタビューでこう語っている。 《優勝して、ベンチで『監督!』と、声をかけたら死んでいた。それが理想だ》 野村さんの夢は、沙知代さんの夢でもあった。 「野球関係者やテレビ局関係者など顔見知りたちに、『(夫に)監督をさせてあげたいけど、何とかならない?』と奔走していました」(野村夫妻と親しい野球関係者) 「もう一度、夫をグラウンドで見たい」、そんな最後の夢を抱きながら、沙知代さんは旅立った。
2017年12月14日12月8日に虚血性心不全のためこの世を去った野村沙知代さん(享年85)。1日がたった今も、その突然の死を悼む声があふれている。 「サッチー」の愛称で親しまれ、辛口な発言で芸能界のご意見番となっていた沙知代さん。99年には浅香光代(89)との確執から批判合戦へと発展。「ミッチーサッチー騒動」と呼ばれ、連日ワイドショーを賑わせた。 96年には「笑っていいとも!」(フジテレビ系)にレギュラー出演するなど一世を風靡したが、近年ではあまりテレビで見かけることもなくなっていた。だがTwitterでは、彼女の辛口発言や騒動を懐かしむ声が多くあがっている。 ≪ミッチーサッチー騒動が懐かしい≫≪うわー!毒舌!!とは思っていたけどバラエティでは面白かったな~≫≪残念だな。ああいう人はなかなかいない≫ たしかに沙知代さんのような超辛口のご意見番は、最近ではテレビから姿を消しつつある。かつては浅香光代や細木数子(79)など“バランスブレーカー”のような存在がテレビにいて、予定調和ではないガチンコ対決を生み出していた。 「もちろん昔の辛口ご意見番がテレビに出なくなったのは年齢的な面もあるでしょうが、世の中の変化も大きいと思います。最近は何かあったらすぐクレームが殺到するので、テレビ局としても起用しづらくなりました。今は辛口タレントといっても、どこかでバランスを取っていますからね。今回の訃報を受け、局内でも昔の大らかさを懐かしむ声が聞こえてきています」(テレビ局関係者) 沙知代さんは09年の本誌で「人間は呼ばれているうちが華なのよ。声がかからなくなったらおしまいなの。そうならないよう、死ぬまで呼んでもらえるように私も頑張るから」と語っていた。 彼女は晩年、今のテレビ番組をどう見ていたのだろうかーー。
2017年12月10日12月8日にこの世を去った野村沙知代さん(享年85)。辛口コメントとともに「サッチー」の愛称で親しまれたが、元プロ野球監督の野村克也氏(82)とは球界きっての“おしどり夫婦”として知られていた。 そんな2人が、女性自身09年7月21日号の対談でなれそめについて語っていた。夫婦漫才のような掛け合いのなかで明かされたのは、ふたりの“意外な出会い”だった――。 ■ 夫人あなたと出会ったのは70年(昭和45年)だけど、当時私は野球をまったく知らなかったから、最初「この人、何者だろう……」と思ったの。「お仕事は何をなさっているの?」と聞いたら、「雨が降ったら商売になりませんわ」と言うから、「ああ、工事現場の監督なのか……」と。ジバンシィのシャツを着ているから最近はあの業界も景気がいいのね、と思ったわ。 監督出会ったときは精神的にまいっていた時期でね。別れた前の女房とは話し合いの最中で、離婚届に絶対サインしないと言われて……。 夫人奥さんとは別居していましたからね。 監督だから帰る家もなくて、知り合いの家で寝泊まりしていた。離婚調停のまっただなかで、精神的に非常に弱っていたときに会ったから「世の中には、えらい活発な女性がいるもんやな」と思ったね。それと、名刺を見てびっくりしたよ。肩書に「取締役社長」と書いてあって。「どういう会社です?」と聞いたら、ボウリング関係の会社だ、と。当時はボウリングが大ブーム。すごい女性だなと思ったけど、ワクワクもドキドキもしなかったな。 夫人あら、そうなの? 監督若いコだったらワクワク、ドキドキしただろうけどもうおばさんだったからね。 夫人失礼ねぇ。あのときは、まだ37~38(歳)よ。 監督それが不思議な縁で結ばれて……。幸か不幸か。 夫人よく言うわよ(笑) ■ 結局、最後まで克也氏と寄り添い続けた沙知代さん。出会いからずっと元気づけてくれた妻について、克也氏は「いい奥さんでした」と語っているという――。
2017年12月09日元プロ野球監督の野村克也氏(82)の妻・野村沙知代さんが12月8日、亡くなった。85歳だった。 歯に衣着せぬ物言いや浅香光代(89)との“ミッチーvsサッチー”騒動など、お騒がせタレントとしても親しまれていた沙知代さん。『悪妻こそ、良妻』『夫の転がし方』といった著書を出版するなど、恐妻キャラとしても知られていた。 いっぽう1994年には「ナイスカップル賞」に選ばれるなど、“球界のおしどり夫婦”と呼ばれた野村夫妻。2009年7月には、夫婦そろって本誌での対談取材に応じていた。そこでは恐妻ぶりとともに、沙知代さんの本音が――。 「ときどき僕の携帯電話を壊すのがたまにきず」 対談で沙知代さんの“恐妻ぶり”をこうボヤいた克也氏。これに対し沙知代さんは「私に内緒で買うから」と憤慨。克也氏が内緒で買った携帯電話をたまたま見つけたところ電話が鳴り、女の声がしたために電話を折って庭に捨てたという。 「いま持っている携帯電話は6台目。ものすごい力でバチン、グシャとやるからね。すごいやきもちというか……」 そんな克也氏のボヤきにも「やきもちじゃなくて、不愉快なのよ!」とサッチー節で一蹴していた。あきれた克也氏が「僕のどの辺にひかれているわけ?」と聞くと、沙知代さんは「何もひかれてないわよ」と跳ねのける。だがその後で「健康で、よく働いてくれるところね。一家の主は健康で、よく働いてくれる――これが奥さんにとっては最高のプレゼントだから」とも答える優しさもあった。 そして沙知代さんはこうも語っていた。 「男の人は休んじゃだめだから。死ぬまで体を動かして、働いていないと!人間は呼ばれているうちが華なのよ。声がかからなくなったらおしまいなの。そうならないよう、死ぬまで呼んでもらえるように私も頑張るから、あなたも頑張ってくださいね」 その言葉通り、克也氏は82歳となった今でも「S1」(TBS)などスポーツ番組の解説者として活躍している。最期まで「悪妻こそ、良妻」を貫いていたに違いない――。
2017年12月09日