作家でエッセイストの阿川佐和子(63)が5月17日、一般男性と結婚したことを発表した。お相手は69歳の元大学教授。阿川が63歳にして初婚ということに驚きの声が上がっているが、実はここ数年“シニア婚”が急増しているのだ。 「熟年離婚の増加や高齢化社会の影響からか、近年50~60代の婚活が活発になってきています。熟年離婚や配偶者と死別した高齢者の再婚も増えているのですが、中高年層の初婚も急増中。50代の初婚は、10年前と比較するとなんと1.5倍という数字が出ています」(シニア向け婚活に詳しいフリーライター) 一昔前までは27歳が女性の結婚適齢期とされていたが、そんな感覚は時代遅れということだろうか。“シニア婚”が急増している理由を、前出のフリーライターはこう分析する。 「いまの中高年世代はとにかく若々しくて元気な人が多い。健康寿命も延びていますからね。つまり“アラ還”であっても今後20年、30年と、まだまだ人生は長いのです。彼らが『これからも人生を謳歌したい、晩年を一緒に過ごす相手が欲しい!』と思うのは自然の流れかもしれませんね」 さらに50歳を過ぎてからの結婚には、じつは意外なメリットがたくさんあるという。 「まず、この世代には金銭的に余裕のある人が多いです。定年している人であれば、時間的な余裕もありますね。いままでの貯蓄や退職金、年金でのんびり老後を過ごせるわけです。そして“シニア婚”の場合、親が結婚に介入することはまずありません。若者同士だと『うちの子にはもったいない』と高望みする親に結婚を邪魔されることもありますが、お互い60歳を超えていればそういう心配はしなくていい。逆に介護問題はありますが、アラ還同士なら、親の介護も最初から分かった上で相手を選べます。最後に、妊娠や出産に悩まずに済むこと。不妊治療の壁にぶち当たってギクシャクしたりする夫婦が多いなか、これは“シニア婚”ならではのメリットと言えるでしょう」(前出・フリーライター) 阿川は自身の結婚について「今後はできることなら、互いの健康を気遣いつつ、足腰が丈夫なうちにできるだけたくさん好きなゴルフをし、おいしいものを『おいしいね』と言い合い、くだらないことに笑い合って、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます」とコメントしている。 アラ還こそ、現代の結婚適齢期なのかもしれない。
2017年05月20日エッセイストの阿川佐和子が、テレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』(毎週月曜19:00~19:54)に、10月からレギュラー出演することが30日、明らかになった。MCの爆笑問題とは、フジテレビ系情報番組『スタ☆メン』(2005年~2007年)で共演した間柄だが、田中裕二は「そのときから阿川さんと我々は何となく相性がよかった」といい、阿川も「爆笑問題のお2人はいつ会っても、どんなに久しぶりでも気が楽で、距離を感じずに接することができるんです」と同調する。太田光は「今や大先生になってしまって変わっちゃったのかな、と思っていたら、そんなことはなく、相変わらずダメダメな人でした(笑)。思ったことはすぐ口にするところが阿川さんのいいところです!」と期待を寄せている。レギュラー初回は、10月3日(19:00~21:48)の3時間スペシャルで、この日の放送は爆笑問題が古舘伊知郎と、奈良を訪問。阿川は、古舘と週刊文春の連載で対談して以来との共演で、「あの頃の10倍以上の勢いがありました。本当にバラエティに出られることがうれしいんだな、と感動して拝見していました」と印象を語っている。
2016年09月30日エッセイストの阿川佐和子が、15日に放送されるTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、密着取材を受ける。同局系トーク番組『サワコの朝』や週刊文春での連載で、インタビュアーとして一目置かれる存在の阿川。いつもはプライベートを聞き出す62歳・独身の彼女が、どのような日常を送っているのか、TBSの井上貴博アナウンサーから密着取材を受ける。阿川は、行きつけのお店を巡りながら、今思う結婚観や生きがいとなった仕事について告白。さらに、昨年8月に94歳で亡くなった父・阿川弘之氏について、恐ろしく罵倒される日々を過ごしていたというが、その思いを語る。(C)TBS
2016年08月13日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 先日刊行された著書『ごきげん力』ですが、ページをめくるごとに勇気をもらうメッセージやキーワードが次々と飛び込んできて、「ああ、今この本を読んで本当によかった!」という清々しい読了感。「悩みも心配ごともたくさん。だって人間だもの」というくだりから「そうかぁ。そうよね!」と。相当前のめり気味に読ませていただきました。嬉しいわ。本当に書いているとおり「どうしていつもそんなに元気いっぱいなの?」「悩みごとなんてないでしょう?」ってよく言われるの(笑)過ぎた今だから振り返ってそう思えるのだけど、30代ってまだまだ若いのよね。とにかく体力があるし、周囲から評価もされるようにもなってキャリアもどんどん磨かれて。続いて訪れる40代は、私自身は雑誌のライターを辞めていまのキャリアへとこぎ出す大きな転機となった時期で、それこそ「いけいけどんどん」。新しいことへの挑戦が次から次へと繋がって、変化していくこと自体が楽しくて仕方がなかった時代。でも、いざ「50代」に突入するとなった時、正直想像できないことだらけだったの。明らかな体力の変化に戸惑うことも多かったし、とにかく不安だらけ。でもいちいち落ち込んでいても仕方がないないでしょう? 上を見ればきりがないし、下を見ても仕方がないのよね。そう思って、自分なりにあれこれと試行錯誤しながら「いつまでもキラキラしていたい!」という目的に向かって行き着いた解決策が、この本の主題にもなっている「ごきげんに暮らす」ことだったんです。― これまでの書籍は、贈り物や手土産のテーマや、京都好き、食通、着物などご自身の「好き」が主題でした。今回の『ごきげん力』は今までにないアプローチですよね。本書を書くに至ったきっかけは何だったのでしょう?最近よく若い女性から人生相談を受けるようになって。おしなべて感じるのは、30代は焦っている人が多い。揺れているのよね。私だってそうだったもの。だからご相談を受けるたびに思うんです。今、世の中はセルフコントロールの時代。自分のことは自分にしかわからないのだから、どんどん自分のことを知る作業を重ねるべきなのよって。でも、話を聞いているとみな大体自分で答えを決めているの。私がしてあげられるのは、背中を押してあげることなんだな~と。本書を書く原動力になったのは、自分自身が紆余曲折してたどり着いた答えを共有することで、揺れているもやもやした気持ちや悩んでいる背中を押してあげれるかも! と感じたからなんです。― 本書ではマーカー片手に読みたくなるほど、心にすとんと落ちるキーワードがたくさん登場するのですが、なかでも「好きのあぶり出し」ということばには、膝を打つ女性たちも多いように思います。現代の荒波をくぐって前向きに生きていくには強いセルフコントロール力が必要だと思うんです。まず第一に「私って幸せ!」と思えることはものすごく大切で、そう感じることが多ければ多いほど「ごきげん力」を養うことができると思うんです。本書でも書いてますが、 “好きのあぶり出し” はマスト作業なんですよね。ものすごくシンプルな作業で、頭に思い浮かぶ「好き」なことを何でも良いから紙に書き出していくんです。このステップを踏むと、「どうすれば自分が喜ぶのか」を知ることができるでしょう? たとえ何かで落ち込んでも「そういえば私、朝からお風呂に入ってシャンパン飲むのが好きだったじゃない?」って。そうやって少し自分を甘やかしてあげると「心のリカバリー」が早いんです。― 裏地さんは会うたびに「これものすごくいいわよ!」って、コスメでもなんでも惜しみなく情報公開してくださるんですよね。なおかつその情報がものすごく信憑性があって、どれもこれもすぐ買いに走りたくなるものばかり。50数年生きてきた分、失敗もたくさん。だからその試行錯誤の末に出会った良いものはどんどん人に共有していきたいって思うんです。本に書いていることも含めて、自分が本当に良いなと思ったものはできるだけ多くの人と共有したい。すべて「お福分け」だと思ってるんです。 【後編】へ続く>> (インタビュー・文:松浦明)★裏地さんインタビュー記事【後編】では、「キレイ」になれる愛用品の数々をご紹介! 【後編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日エッセイスト、タレントとして活躍する阿川佐和子による小説「スープ・オペラ」の映画化が決定し、今秋、公開されることになった。阿川さんの小説が映画化されるのは今回が初めて。自分を育ててくれた叔母が突然駆け落ちしてしまい、1人残された35歳の独身女・ルイとそこに転がり込んできた2人の男の、ひとつ屋根の下で始まる奇妙な共同生活の物語。“スープ”でつながる切ない恋を描く。主演は、映画、ドラマ、舞台などで活躍し、『実録・連合赤軍−あさま山荘への道程』、『ノン子36歳 (家事手伝い)』など、一作ごとに新境地を開き続ける坂井真紀。共演に、『愛のむきだし』で映画初主演を果たした西島隆弘(AAA)、アート系作品からエンターテイメント大作まで幅広い活躍をみせる藤竜也を迎える。映画化について、原作者の阿川さんは「私がいちばん大事にしたいと思っていた空気、この風変わりな登場人物たちを取り巻くいとおしい空気が、映画になって、こんな魅力溢れる家のなかで、光や音や色と共に甦りました」とその喜びを語る。坂井さんは「私自身ある程度の長さの人生を歩んでいるのにおかしな話ですが、この映画で、“孤独”というものと初めて向き合ったかのような体験をしました。それは、きっと、ルイの心が“裸”だからなんだろうなと演じている中で思いました」と主人公・ルイの魅力を語るとともに、初体験を告白。「“裸”と言いましても、その言葉が持つ開けっぴろげな印象とはまた別のベクトルのものです。光を感じ、風を感じ、美味しいスープを頂き、人の温もりに触れ、テクテクといつもの道を、“裸”の心が歩く、色気もなく、欲もなく、ぼんやりと(笑)。『まったく、人生というやつは』と思いながら何が起こるのだろうと、毎日ドキドキしてました」と弁解しつつ(?)“孤独”と向き合いながらも撮影を楽しんでいたことを明かした。『スープ・オペラ』は今秋、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:スープ・オペラ 2010年秋、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© スープの会
2010年05月27日