マルハニチロは2013年1月22日、北海道の佐幌高原牛(サホロこうげんぎゅう)の試食などができる、親子向けのイベント「おいしいしあわせ!のヒミツ体験教室」を開催する。同イベントでは、北海道の牧場(上田畜産、十勝北乃夢牧場、南新得牧場)で育った、黒毛和種とホルスタイン種を掛け合わせた交雑種「佐幌高原牛」を体験できる。適度な霜降りとうまみが凝縮された牛肉の部位食べ比べや、牛肉クイズなど、子どもも楽しめる内容となっている。また、牛肉の簡単料理レシピも公開する。開催は2013年1月22日の16時~17時。会場はマルハニチロ本社2階(東京都江東区豊洲)。定員は小学生以上の子どもと保護者12組24名で、先着順で受け付ける。参加は無料。応募はマルハニチロの体験教室事務局まで。詳細はおいしいしあわせ!のヒミツ体験教室で案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日劇団四季出身の保坂知寿と、『テニスの王子様』出身の中河内雅貴が、ミュージカルではなく、衝撃的な愛のストレート・プレイで競演する話題の舞台、tpt『地獄のオルフェウス』。12月7日(金)に迎えた初日の舞台をレポートする。tpt『地獄のオルフェウス』公演情報大人の女と、大人になれない男の、悲しいラブ・ストーリーである。中河内雅貴演じるヴァルは、自堕落な生活を改めようと切望する放浪のギター弾き。保坂知寿扮するイタリア女のレイディは、自分が切り盛りするトーランス商店へこの男を雇い入れる。忌まわしい過去が原因で、死病に冒された自分の夫を憎悪するレイディ。出会いのときから、ヴァルとレイディは魅かれあう。だが、アメリカ南部の田舎町を支配する、よそ者への陰湿な差別と暴力が、女と男の行く手を阻む。中河内は、柔らかく響くきれいな声質。未熟で不器用な男の役には、青年の憂いが香るあの声が強力な武器だ。ときおり見せる笑顔が母性をくすぐる。生ギターの弾き語りは2回。稽古の成果は明らかで、ヴァルの孤独が切々と伝わってきた。保坂知寿もセリフの響きで圧倒する。膨大な量を早口でまくし立てても乱れない、正確で音楽的な美声。コメディエンヌの才能が、実は随所に発揮されていて、陰惨なドラマに束の間の華やぎを用意するのも彼女。ふたりの愛は、生き急ぐように育まれていく。登場人物の感情を丁寧に洗い出す岡本健一の演出に、他にはないこだわりを見たのは、音だ。店の2階で死の床につくレイディの夫が、床を杖で叩く不愉快なノックは、恐怖を感じるほどの音量と回数。ギターの音楽が、アメリカ南部の空気感を、ドローンとしたコードで紡ぎ出す。夜のシーンが多い芝居である。照明は、深い夜の青色、月の灯りのような白色光、夕闇の紅色、室内電灯のさびしい琥珀色、さまざまな夜の色で場面を飾る。レイディの人生の悲願だったトーランス・カフェの開店日に、妨害者たちの悪意がしのび寄る。その緊迫を追う大詰めの第3幕、劇作家は、容赦なく、愛し合う者たちを衝撃的な結末へ追い込んでいく。そこで起きることについては、書かない。ただひと言、そのとき、照明が照らし出す夜の色は真っ赤である。真っ赤な夜、それがラストだ。この町で無力な反抗を繰り返す占部房子のキャロルが、幕切れに語る、かすかな希望の言葉。「野生のものたちはあとに皮を残してく、きれいな皮と歯、真っ白な骨を残してく、これは道しるべ、ひとりまたひとりと受け継いで、だから逃げゆくものたちはいつでも仲間のあとをおっていけるのね……」そこに、終演の闇が落ちてくる。2度目のカーテンコールで、先輩の保坂が、中河内を促して、彼ひとりを舞台に残す。深い一礼に、大きな拍手。衝撃の愛を演じ切った充実の笑顔がそこにあった。公演は、12月20日(木)まで、池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて。
2012年12月10日雅-MIYAVI-が11月14日(水)にアルバム『SAMURAI SESSIONS vol.1』をリリースする。【公演情報はこちら】このアルバムは、昨年10月よりスタートした、ジャンル、キャリア、国境さえも超えた、多彩なアーティストとのセッションを経て作り上げられた作品。それぞれ、上妻宏光、H ZETT M、沖仁、亀田誠治、KREVA、坂本美雨、HIFANA、the HIATUSの細美武士、YUKSEKとのコラボ楽曲が収録される。初回限定盤には収録曲全曲のMVを収めたDVD付き。なお、雅-MIYAVI-は12月15日(土)より全国ツアー「MIYAVI Tour 2012 "GANRYU"」をスタート。約1年10か月ぶりとなるこちらのツアーも、アルバムと一緒に興味のある方はご確認を。チケットの一般発売は11月10日(土)午前10時より。■「MIYAVI Tour 2012 "GANRYU"」12月15日(土)梅田Shangri-la(大阪府)17:30/18:0012月16日(日)名古屋Electric Lady Land(愛知県)17:30/18:0012月22日(土)福岡DRUM Be-1(福岡県) 17:30/18:0012月26日(水)Shibuya O-EAST(東京都)18:00/19:00料金:スタンディング4500円(D代別)
2012年11月08日河原雅彦が演出、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋が脚本を手がける『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が9月21日、東京・本多劇場にて開幕した。ふたりがタッグを組むのは今回が初めて。初日にさきがけて、同日昼に公開舞台稽古が行われた。『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』チケット情報植原卓也や橋本淳をはじめとした若手俳優のほか、劇団拙者ムニエルの看板俳優・加藤啓や、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、劇団、本谷有希子でおなじみの吉本菜穂子、劇団猫のホテルの市川しんぺー、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しで舞台やTVで活躍する伊藤正之といった、個性豊かなキャストが顔を揃えるのも見どころのひとつ。物語はとある田舎の村が舞台。祖父の代から続く金物屋を継いで暮らしている小峰春彦(橋本)は、わけあって入院している。入院中、春彦は不思議な夢をみるようになる。そんな折、村では連続通り魔事件が発生。ベテラン刑事の高橋国男(市川)は部下の石井秀樹(植原)とともに捜査にあたるが、手がかりといえば現場に残されたネジだけ。なかなか犯人をみつけることができず事件は長期化。そんなある日、万引き常習犯として捕まった池田翼(駒木)は「犯人を知っている」と言いだし、奇妙なことを話し始める。タイトルの『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』はことわざで「愚か者がだらしなく伸ばしている鼻毛は、トンボを繋ぐことができるほど長く、大変愚かである」という意味。登場人物たちは、普通に生活しているのに全員何かが狂っている。その狂っている様子に一瞬、面食らってしまうものの、どこか共感してしまうのは、その狂気の中に、誰しもがうっすら感じている現代人の習性のようなものが重なって見えるからだろう。正義感はあるが自分の責任には尻込みしてしまう男、前に進むために考えるのを止めた男、思っていることを言えなくてつい変なことを口走ってしまう女、自分の権利を声高に主張する若者。人間のばかばかしくも哀しい業の深さを描き出す、まさに赤堀ワールド全開の一作だ。クロスワードパズルが象徴的に登場するように、さまざまなヒントが見え隠れし、それをつなぎ合わせていくことで全体像が見えてくる。心の深い部分を見せられるがゆえに直視したくはないけれど、見逃してしまったドラマがあったのではと、もう一度、その世界に潜りたくなる。そんな好奇心が駆り立てられる作品に仕上がっている。公演は本多劇場にて9月30日(日)まで。チケット発売中。文:大林計隆
2012年09月24日話題の調味料「塩糀」を使った、世界中探してもどこにもないようなハンバーガー「塩糀バーガー雅 長芋&かんずりソース仕立て」(390円)が、本日5月24日(木)より全国のモスバーガー(一部店舗除く)で販売される。このハンバーガーは、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ!!」商品開発部コーナー内で共同開発されたものだ。国産長芋と枝豆をマヨソースで和えたサラダ仕立てのソースと、3種の発酵調味料、塩糀、西京味噌、かんずりを使用したソースが特徴の、和を意識したハンバーガー。オレンジ色の塩糀ソースに長芋の白色、枝豆の緑色、トマトの赤と見た目にも美しい、和テイストがいっぱいの雅な一品、ぜひ食べてみて。お問い合わせ:モスフードサービス tel.03-5487-7371 モスバーガーホームページ
2012年05月24日阿櫻酒造は、世界的グラフィティアーティスト・富壱(TOMI-E)とコラボ企画した「阿櫻 純米大吟醸 無濾過原酒 富壱ボトル」を発売した。日本の伝統文化・芸術である日本酒と浮世絵。本商品は、阿櫻酒造と富壱の共通の認識、「日本の“和”の文化をリスペクトすると共に、歴史と思いをしっかりと後世につなげていく」ことにより、実現した企画という。富壱(TOMI-E)は、1975年、東京生まれ。中学卒業後ファッションに興味を持ち多くのストリート文化を学び、91年単身渡米。独学でグラフィティアートを習得し活動を開始、94年の帰国後はアーティストロゴ、企業広告、TVCM、映画など幅広い活動をする。その一方で、和紙とスプレー缶からなる、日本人絵師として今日的浮世絵手法を用いて日本式缶画職人道へ精進し、作品制作に取り組んでいる。「阿櫻 純米大吟醸 無濾過原酒 富壱ボトル」は、全国五大杜氏のひとつである、秋田の山内杜氏の照井杜氏が情熱を込めた商品。伝統的な秋田特有の寒造りを幻の米と言われている「秋田県産美郷錦」100%で仕込まれている。「阿櫻 純米大吟醸富壱ラベル720ml」は限定2,000本、「阿櫻 純米大吟醸富壱ラベル シルバーボトル720ml」が限定1,000本で、希望小売価格は共に5,000円(税込み・化粧箱付)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日