優しいタッチの絵で、いろいろな鳥が登場する創作漫画を描いている、初丸うげべそ(@ugebes0)さん。2羽のスズメのやり取りを描いたエピソードに、多くの人が笑顔になっています!『初めてのタンポポの綿毛』ある日スズメたちは、フワフワとしてかわいらしい見た目をしているタンポポの綿毛を発見しました。まだ幼い妹の『バブチュン』に綿毛をあげた、兄の『おにいチュン』。しかし、次の瞬間…!初めてのタンポポの綿毛。 pic.twitter.com/UqW3gX1qws — 初丸うげべそ (@ugebes0) July 21, 2022 『フワフワとしてかわいらしい綿毛』は、スズメにとって、おいしいご飯。目の前で豪快に綿毛を食べるおにいチュンの姿を見て、バブチュンは一瞬「えっ…!?」という表情を見せました…!兄の姿に戸惑いながら、恐るおそる綿毛を口にしたバブチュンでしたが、お味は好みに合った模様。バブチュンが、おにいチュンのように豪快な食事をする日は遠くないかもしれません…!癒されつつ笑える2羽のやり取りは拡散され、漫画を読んだ人から続々と反響が上がっています。・常に震えてるバブチュンがかわいすぎて悶絶した。・『かわいい』の大渋滞で変な声が出た…。フワフワがいっぱい!・バブチュンの「え!?食うの!?」って表情で吹く。「タンポポの綿毛はかわいいだけじゃなくて、おいしい」という学びを得た、バブチュン。兄の背中を見て、バブチュンはどんどんたくましいスズメに成長していくのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年07月25日私には少し堅物の兄がいます。長女が2歳のころに新婚の兄夫婦と旅行に行ったのですが、そのとき兄から厳しいことをいろいろと言われてしまいました。小さな子どもを連れていた私にとってはとてもショックな出来事でした……。考えの古い堅物の兄私から見ると兄は昔から、考えが少し古いのでは? と思うようなところがあります。たとえば、結婚したら夫は仕事、妻は家を守るもの。妻は3歩下がって夫に意見するな、というような感じです。 それが正しいか間違っているかなどの問題は別として、自分の考えは絶対! というような頑固なところに、家族は昔から手を焼いていました。 旅行中に兄に言われたこと1娘が2歳になりたてのころ、私と娘と新婚の兄夫婦の4人で特急電車に乗って旅行に出かけました。娘は行きの車内でずっとおりこうにしていたのですが、まもなく目的地に着くというころで、眠くなってグズってしまったのです。 どうしようと焦ったものの、荷物をまとめなくてはならないし、小さな声で泣いているだけだし……と、私は娘を抱っこひもに入れてあやしながら荷物をまとめ始めました。 すると向かいに座っていた兄が突然、怒って「まわりに迷惑だろう! 早くデッキに移動しろ!」と言ってきたのです。半泣きになりながら私は、慌てて荷物をまとめて持ってデッキに移動したのを覚えています。 旅行中に兄に言われたこと2電車を降りて歩き始めると、今度は兄に「歩き方が偉そう」と言われました。抱っこひもで子どもを抱っこすると私は、どうしても背中を反っておなかを突き出したような姿勢になってしまっています。それが兄には偉そうな態度に見えてしまったようです。 そんなことを考えたこともなかったので、驚くとともにショックでした。それからしばらくは自分の歩き方が気になってしまい、余計におかしな歩きをしてしまっていたように思います。 パパになった兄は今旅行先は温泉旅館だったのですが、朝ごはんの会場やロビーなどで娘が少しでも歩き回ると兄に注意されてしまうので、旅行中は兄の厳しさにまいってしまいました。旅行自体は楽しかったのですが、兄の言葉はその後もずっと心に引っかかっていました。 その後兄夫婦にも子どもが生まれ、兄も今や子煩悩なパパです。子どもとは大人の思い通りにはならないものということがわかったようで、多少のことでは口うるさく言わなくなりました。 旅行中の兄の言葉は当時の私にはショックで、子どもがいないから親の大変さがわからないんだ! と思ってしまったこともありましたが、立場や状況が違うと感じ方が違うのは仕方のないことかもしれません。相手の考えを拒絶するのではなく、それぞれがお互いの立場や状況を想像して、相手に歩み寄った考え方ができたら良いのかなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月02日Instagramなどで、描いた漫画を投稿している、むめい(mumei1010)さん。むめいさんは、個性的なタッチで漫画を描いていることを、両親やきょうだいに隠していました。自身が80歳頃になったら、若い頃に漫画を描いていたことを孫に教えようと考えていたそうです。名付けて『80歳計画』をひそかに企てていたむめいさんでしたが…。むめいさんは、母親から「兄が入院することになり、落ち込んでいる」と連絡をもらいました。「何か元気が出るような連絡をしてあげてほしい」と頼まれた、むめいさん。恋人にそそのかされ、自分が描いたことを隠して漫画を兄に送るも、あっさりバレてしまいました。むめいさんは心にダメージを受けるも、兄は元気になったようです!兄とむめいさんのエピソードに、「すべてお見通しだったんだね」「オチに爆笑した!」といった感想が上がりました。自分の家族でも、知られたくないことはあるでしょう。核心に触れず伝えようとしても、家族にバレてしまう場合もあるのですね![文・構成/grape編集部]
2022年06月27日7月8日(金)より公開となる、岩本照(Snow Man)主演作『モエカレはオレンジ色』より、6月14日に都内で行われた完成披露試写会のメイキング映像が公開された。原作は『月刊デザート』(講談社)にて、現在連載中の玉島ノンによるマンガ。通称『モエカレ』。主人公の蛯原恭介を演じる岩本は今回が映画単独初主演、佐々木萌衣を演じる生見愛瑠は映画初出演かつヒロイン初挑戦だ。6月14日、都内で行われた完成披露試写会には岩本、生見のほか、共演する鈴木仁、上杉柊平、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、古川雄大、藤原大祐、永瀬莉子、村上正典監督が出席した。今回、公開された映像はこの完成披露試写会と、その裏側に密着したメイキング映像。ステージに向かうキャスト陣を捉えた場面から始まる映像で、主演の岩本は「ワクワクしますよね。これからみんなに観てもらえるっていう、世界初じゃないですか。みんなでこうやって集まるのも久々だったので、楽しい会にしたいですよね!」とイベントへの意気込みを語るも、その後ろで「観たらマジ知らないシーン多すぎて面白かった(笑)」と話す鈴木と上杉。そんな姿に「俺だけ真面目に喋ってる……?」と岩本がツッコミを入れる場面も。鈴木は本編を観て「筋トレシーンなくて良かったって思いましたね」と思わず本音をこぼしていた。そして、登壇直前の舞台袖で挨拶の練習を始めたキャストは“ステージ上で何を言うか”の取り合いに。早々に「雨」トークを確保した上杉を横目に、常套句の「よろしくお願いします」を獲得した生見。キャスト一同は”やられた感”を見せ、チームモエカレの仲の良さを覗かせた。果たして縛りのある状況で挑んだ舞台挨拶の結果は……?他にも「消防⼠チーム」「⾼校⽣チーム」の枠を超えたキャスト陣のチームワークを楽しむことができる映像となっている。あわせて本作の⼊場者プレゼントの詳細も明らかに。7⽉8⽇(⾦)から7⽉10⽇(⽇)までの3⽇間、メインキャストを1枚のシートにまとめた「モエキュンステッカー」が全ての上映劇場にて数量限定で配布される。『モエカレはオレンジ色』7月8日(金)公開
2022年06月27日アイドルグループ・Snow Manの岩本照が主演を務める、映画『モエカレはオレンジ色』(7月8日公開)の完成披露イベントのメイキング映像が27日に公開された。同作は玉島ノンによる同名コミックの実写化作。ぼっちのJK・佐々木萌衣(生見愛瑠)が好きになったのは、超シャイで真面目な消防士・蛯原恭介(岩本照)。彼との出会いをきっかけに、どんどん前向きになっていく萌衣に、蛯原も徐々に心を開いていくが、不器用な2人の恋はなかなか進まない。そんな中、恋のライバルが現れる。この度解禁されたのは、6月14日に開催された『モエカレはオレンジ色』完成披露イベントと、その裏側に密着したメイキング映像。ステージに向かうキャスト陣を捉えた場面から始まる映像で、主演の岩本は「ワクワクしますよね。これからみんなに観てもらえるっていう、世界初じゃないですか。みんなでこうやって集まるのも久々だったので、楽しい会にしたいですよね!」とイベントへの意気込みを語るも、その後ろで「観たらマジ知らないシーン多すぎて面白かった」と話す鈴木と上杉に「俺だけ真面目に喋ってる……?」とツッコミを入れる。また、鈴木が本編を観て「筋トレシーンなくて良かったって思いましたね」と本音を吐露するシーンも。そして、登壇直前の舞台袖で挨拶の練習を始めたキャストは“ステージ上で何を言うか”の取り合いに。早々に「雨」トークを確保した上杉を横目に、常套句の「よろしくお願いします」を獲得した生見には、キャスト一同やられた感を見せ、チームモエカレの仲の良さを覗くことができる。縛りのある状況で挑んだ舞台挨拶の模様や、舞台上で行われた「◯◯を、好きになりました」トークの様子もチェックすることができる!。入場者プレゼント情報も公開され、7月8日から10日までの3日間、全ての上映劇場にてメインキャストを1枚のシートにまとめた"モエキュンステッカー"が数量限定で配布される。(C)2022「モエカレはオレンジ色」製作委員会 (C)玉島ノン/講談社
2022年06月27日lamireの大人気コンテンツ”連載漫画”の中から、編集部のおすすめ漫画記事をピックアップします!今回は、YouTube漫画@エトラちゃんは見た!さんの、「クズな兄に起きたスカッと話」のあらすじやイチオシシーンをご紹介します♪この物語の主人公は…出典:lamire主人公のカリンは、両親と3人で暮らす大学生。兄のアカマツは、実家からほど近いマンションで1人暮らしをしているため、月に何度か母の作った料理をカリンが届けているのですが…。ある日、いつものように料理を届けに行くと、兄は不在のよう。鍵を開け中に入ると、兄の彼女らしきキレイな女性と鉢合わせしてしまい…?かなり態度の悪い兄の彼女・アカネ出典:lamire兄の彼女と名乗る「アカネ」は、かなり感じが悪く、カリンの見た目をからかい、ひどい言葉を投げつけてきて…。どうやら「ユリ」という女性と勘違いしているようで、何度も「私が本命!」と話しかけてきます。ひょんなことから兄が2人の女性と同時交際していることを知り、さっさとおかずをしまって帰ろうと動きますが…。無視するカリンに痺れを切らしたのか、アカネは料理を蹴飛ばし台無しに…!出典:lamireあまりのことにアカネと口論になるカリン。そこに兄のアカマツが帰ってきて、アカネはカリンが妹であることに気づきますが、明確な謝罪はなくカリンはモヤモヤしたまま家に帰ります。兄が紹介してくれた恋人は…一連の出来事を両親に話すも、うかない様子…。実はアカマツから「結婚を考えている人がいるから会わせたい」と報告を受けていました。かなり難のあるアカネと結婚するのかと不安がる母、挨拶はともかくカリンに謝ってもらわないと気が済まないという父。ひとまず、直接話してみようと挨拶の約束を取り付けたのですが…。出典:lamire兄が連れてきたのは優しそうな女性・ユリさん。思わず「アカネさんは!?」とこぼしてしまい、訝しげな表情を見せる彼女に「元カノだよ~」とごまかそうとする兄。出典:lamireこんな素敵な女性が騙され続けるのはよくない、と思ったカリンはアカネと鉢合わせたことを暴露しました…!ユリさんの反応は…出典:lamireなんとかカリンを黙らせようと奮闘するアカマツですが、ユリさんは家を飛び出していってしまいます。思わず追いかけ傷つけたことを謝ると、逆に浮気のことを教えてくれてありがとうと感謝されます。家に帰るとアカマツが「お前のせい」と悪態をついてきますが「自業自得」と返すと、何も言い返せなかったようで兄は帰っていきました…。その後ユリさんとは別れたけど…?出典:lamire両親にこってり絞られ、案の定ユリさんと別れ…満身創痍なアカマツ。これで終わりかと思いきや、別のやらかしによって、クズすぎる兄・アカマツは自業自得な末路を迎えることになるのです…。クズな兄にふさわしい結末にスカッと!「自分が楽しければ、そのときだけ楽しければいい」といったアカマツの言動の数々には、思わず呆れてしまいます。そんな彼が招いた“自業自得な末路”は、起こるべくして起こったと言っても過言ではありません。クズな兄が迎える最後に、とてもスカッとする漫画でした。今回は編集部おすすめ漫画「クズな兄に起きたスカッと話」をご紹介しました。(lamire編集部)(イラスト/@エトラちゃんは見た!)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年06月17日映画『ザ・ロストシティ』日本語吹替版完成披露試写会イベントが6月14日に都内で行われ、ゲストしてチャニング・テイタム演じるアラン役の日本語吹替を務めた田中圭が登壇。苦労したエピソードなどを語りつつ、作品の面白さをアピールした。本作は、既に本国アメリカで全米オープニング第1位を獲得。公開からおよそ2カ月間トップ10にランクインし続け、興収は1億ドルを突破するなど世界で記録を更新している。本作が世界中で愛されている大きなポイントのひとつが「会話の面白さ」。このユニークさを100%引き出し、映画の面白さをより深めるため製作された日本語吹替版は、名だたる豪華声優陣が揃い踏みだ。試写会に登壇した田中は、まず初めに今作のオファーについて「吹替で役を演じさせていただくのは2回目ですが、1回目の時に学んだことをこの機会に活かせらたらいいなと思い、お声がけいただいて嬉しかったです」と感慨深げにコメント。声での演技に関しては「感情を自分で作るわけではないので不思議な感じでした。日本語と英語でニュアンスが微妙に違うので、どうすればチャニング・テイタムの感情に近づけられるのか、考えながらやりましたね」と明かす。さらに「普段の演技は自分で作り上げていくものですが、吹替は既に出来上がっているものになるべく忠実にするという感じなので、新鮮でもあったし、難しかったです」とした。今回のオファーは、アランというキャラクターが、愛されキャラであることから、田中がピッタリなのではないかとうことが話題になっていたが、そのことについては「そう言って頂けると嬉しいです」と述べ、まんざらでもない様子。アランに似ている部分はあるか、という質問には「似ているかどうかわからないですが……テンパった時に、映画の中でヒルが体に張り付くシーンでのアランの様なキュートさを持っていたいなと思いますね(笑)。僕だったらギャーッ!となるので」とコメント。また作品自体にもコメディ調な場面が多かったそうで、「ちょっとしたスマートさやキュートさを残さないといけないんだなと吹替しながら思ったりもしました。楽しいシーンだとテンション上がります」と収録を回想した。本作は、女性におすすめしたいという想いからサンドラ・ブロックが作り上げた作品だ。これを踏まえ、女性に刺さるポイントを「主演のサンドラ・ブロックのセクシーさ、聡明さや、一途に思われる感じ、その反面、ピンチにも陥る感じなど、てんこ盛りなところ。あとは、くだらないシーンとのメリハリもあり、すごくフラットに楽しめる部分だと思います。それと……イケメンがいっぱい出てくるところですかね(笑)」とアピール。田中は監督からビデオメッセージで撮影の裏側を聞き、自身も事前に資料や台本をしっかりと読み込んで準備万全で収録に臨んだという。ここで、なんとアダム・ニー&アーロン・ニー監督から田中へ向けたビデオメッセージが上映される。映像では監督ふたりが「日本で公開されることを楽しみにしています!才能あふれる俳優が吹替をしてくれて、ケイにやってもらえて本当に光栄です!映画館で楽しんでください!」とコメント。それに対して田中は喜びの反応を見せた。さらに「謎解きノンストップエンターテイメント」である本作にちなみ、田中自身が吹き替えた日本語吹き替え版の映像の一部分を途中まで流し、その続きのセリフを答える謎解きコーナーも。「謎でも何でもないですね!さすがに自分でやってるんで大丈夫だと思います!」と自信をのぞかせる田中だったが、第1問、第2問とも惜しくも不正解という結果に。田中は「まだ早い時間だからですかね……普段よりボケのキレが悪かったです……(笑)」と述べ、会場は爆笑の渦に。最後の締めくくりに田中は「映画自体が壮大で規模感大きく、人を愛したり、冒険したくなるようなワクワク要素がたくさんあります!それに出てくる人が皆カッコいい人ばかりです。演出も、邦画では中々見られないようなすごいスケールのボケも沢山ありますし、愛と冒険がテーマとしてぎっしり詰まっていて、あっという間に終わってしまいます!ぜひ楽しんでください!」とこれから本編を観る会場の人々にメッセージを送った。『ザ・ロストシティ』6月24日(金)公開
2022年06月14日小林聡美が『東京オアシス』(2011)以来、約11年ぶりに主演した映画『ツユクサ』完成披露プレミアイベントが行われ、小林さんをはじめ、松重豊、斎藤汰鷹、ベンガル、そして平山秀幸監督が登壇した。まず満席の客席を見渡した小林さんは「今日はあいにくの雨ですが、たくさんお集まりいただいてありがとうございます。短い間ですが、楽しい時間を持てたらと思っております」と挨拶。松重さんも「こうやって満席のお客さまの前で舞台挨拶ができるのは感慨深いです」としみじみ。本作でラブストーリーに挑んだ平山監督は「この作品は10年くらい前から企画が浮かんでは沈んで、ということを繰り返してきました。ですから、ようやく皆さんに観ていただけるということ、非常にうれしく思います」と晴れやかな表情。さらに「10年ってやはり長いようで短くて。だからこのメンバーで撮影することができて、落ちつくところに落ちついたという気がして非常にうれしいです」と付け加え、待望の映画完成に喜びをかみ締めた。小林さんも、本作は挑戦となる役だったという。「私はこれまで、あまり恋愛がらみのシチュエーションがなかった。だからそういったシーンが台本に書かれていたので、ちょっとドキッとしましたが、でも物語の流れの中で、自然に演じられればいいなと思っていました」と撮影をふり返ると、松重さんも「僕はこのテアトル新宿のスクリーン上では、何度死んだか分かりませんし、何度殺したか分かりません」と冗談めかしつつ、「そういう専門の俳優だったものですから、この年になって恋愛を担うなんて思ってなかったので。そこは挑戦だったなと思います」と感慨深く語った。一方、ベンガルさんはそんな2人が演じたラブストーリーについて「僕自身は、もっといい感じの男だなと思っているんですが。僕も役者をはじめて40年近くたちますが、そういう役は来ないですね。やはり人が見る目線って違うんだなと」と、うらやましそうな様子。松重さんは「ただ小林さんというのは、(『転校生』など)どうしても思春期の頃にスクリーンの向こう側にいた方というイメージがあるんですよ。だから、薬師丸ひろ子さんや小林聡美さんって、僕自身が思春期に戻ってしまう。そこが冒険でもあり、照れくさくもあり。なんか新鮮な感じでしたね」と、照れを見せながら述懐。小林さんも「松重さんは普段からこういう方なんで。(ラブストーリーといっても)ぶれない感じでしたね。ただ私自身、松重さんを尊敬していますから。自分が初めてのことでも、松重さんが相手なので安心感がありました」とお互いに助けられたという。また、芙美の年の離れた親友を演じた斎藤さんは、4月に中学生となったばかり。「中学に入学しました。小学校が同じ子もいるので、その子たちと仲良くしながら、新しい友だちも作れたらと思っています」と笑顔。続けて昨年の撮影をふり返り、「この映画では、夏にカツラをかぶったり、ルートビアを飲んだり。月の石を見たりと。初めての体験がたくさんありました」と言う。隣にいた小林さんは「目線の高さが撮影の時と全然違うし、足も25センチになったと言うし。会うたびに大きくなって、違う生き物にみたい。映画が公開される頃には身長も抜かれそう(笑)」と笑みを見せつつ、“親友”斎藤さんが頼もしく挨拶する様子に目を細めた。中盤では、主人公・芙美が遭遇する、隕石がぶつかる確率は1億分の1という“奇跡”にちなみ、「最近起きた奇跡」についてのトークへ。小林さんは「あえてベタなことを言いますと、今日ここで皆さんと会えたことが奇跡じゃないかなと思います。隕石がぶつかる確率よりも、日本の人口の方が多いのにこうやって出会えたのは奇跡です」と話すと、会場からは大きな拍手が。最後に小林さんは「この映画は難しいことを考えずに、見終わった後に心が温かくなるような映画になっています。本当にさりげない日常の中に、そうしたしあわせが転がっているんだなということに気付くきっかけとなっていただけたら」と観客にメッセージを送り、完成披露イベントは幕を閉じた。『ツユクサ』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ツユクサ 2022年4月29日より全国にて公開©2022「ツユクサ」製作委員会
2022年04月19日広瀬すずと松坂桃李がW主演する李相日監督『流浪の月』が、5月13日(金)に全国公開となる。それに先駆け4月13日、東京・イイノホールで完成披露試写会が行われ、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、そして本作を手掛けた李相日監督が登壇した。原作は2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説。10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂が演じる。また事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねた。主人公ふたりの限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来エモーショナルかつ骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた『フラガール』、『悪人』、『怒りなどの李相日監督。また『パラサイト 半地下の家族』など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、『キル・ビル Vol.1』、『悪人』など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。待望となった今回の試写会は、まず広瀬と前作『怒り』以来6年ぶり2度目のタッグとなる広瀬と李監督が撮影前のやりとりについて語る。李監督から「広瀬すずの代表作を作らねばと思った」と告げられたという広瀬は「この6年の中で価値観やお芝居の感覚など色々なものがだいぶ変わっていたけれど、監督とお会いした時に『どうしたらいいのかわからない』とすぐに相談してしまいました」と照れ笑い。監督からは「それじゃこの映画はダメだね」と言われたそうで「そうですね、頑張りますと答えました」とはにかんだ。事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文役の松坂は「僕史上一番難しくて、掘っても掘っても答えが見つからないというか、霧の中でもがいているような、そこをずっとさ迷っている感じだった」と難役挑戦を語る。さらに「監督が寄り添うというよりも、一緒に霧の中をもがいてくれて、役として同じ熱量、角度で向き合ってくれた。それに救われた」と李監督との共同作業に感じた手応えを明かした。また役作りの一環として「撮影地のアパートに寝泊まりしたり、日記を書いたり、コーヒーを淹れ続けたり」と演じる上でのヒントを模索していたという。事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮役の横浜は「チャレンジしかなかった。今回はより自分の中に大きな壁が立ちはだかった感じ」と撮影を回想。恋人である更紗への“甘え”を理解しづらかったそうで「僕は十数年間空手をやってきて、人に弱みや涙を見せるな、男はこうであるべきだと叩きこまれてきたので、甘えとはなんだろう?というところから始まった」と悩んだそうだ。そこで李監督は広瀬とふたりきりで過ごす時間を提案。その中で横浜は「広瀬さんに(劇中同様)膝枕をしてもらってみたけれど、これだと重いかな?体重をかけ過ぎかなとか?思ったりして」と照れつつ「そこで少しずつ距離感を近づけていけたし、人に甘えるとはこういうことかと…」と大胆。癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみ役の多部は、この膝枕エピソードに「初めて聞いた。私は何もないままに撮影に参加したんだなあと思った」と驚く。恋人役を演じた松坂との関係性づくりについても「膝枕はなくて、手を繋いだり抱きついてみたりしただけ。私ももう少し色々としたかった」と明かすと、すかさず松坂から「もう少し色々としたかった?」とツッコまれていた。広瀬と松坂の共演は本作で2作目。広瀬は「あれ?誰だろう?と思うほどに、お芝居中は文そのもの。でもカメラの回っていないところではフラットなまま。不思議な方でした」と松坂の印象を語る。それを受けて松坂も「いやいや、それはこちらもです。前の現場とは印象が全く違くて、こっちが広瀬すずなのかと思った。お芝居をするときも、お互いのはらわたを見せ合わないとできないよね、という認識の上でやっていくところもあった」と分析する場面も。そして松坂と共演の多い多部は、カフェの店主役を演じた松坂が撮影前に淹れたコーヒーを飲んだというが、李監督からは「多部さんはコーヒーが飲めない」とまさかの事実が。これに多部も「私はコーヒーが苦手で、どうしようと思いながら、飲まないわけにはいかないと」と打ち明けると、松坂は「優しい方だから。グッと飲んでくれました」とした。「宿命」という絆で結ばれる更紗と文の関係性にちなみ、それぞれの「宿命の相手」を発表する場面もあった。李監督は「映画」、横浜は「自分」とした。多部は「もうひとりのわたし」といい、松坂は「樹木希林さん」と返答。初主演映画で樹木と共演した松坂は「番宣にもわざわざ付いてきてくれて、『あなたね、喋る前にあーとかえーとか言わないの』、『記者の方が同じ質問をしてきても、同じ返しではダメよ』と言われて。お芝居から人から番宣のことまで教えてくれた」と思い出を語る。しかも今回は希林さんの娘で女優の内田也哉子が母親役ということで「縁を感じてゾクッとした。お母さんとのシーンでは僕の中でなんとも言えない感情が巻き起こりました。今だったらなんと言われるのだろうかと思ったりしました」と不思議な偶然に感慨を感じていた様だ。一方の広瀬は「姉」と回答。「姉妹であり、友達であり、同業者であり、いつもなんだろうなと思ったりして。切っても切れないし、先輩でもある。なんか不思議な距離感の姉妹だと思う。なんともいえない、言葉に表せない存在は姉かもしれません」と姉・アリスとの独特な関係性を告白した。最後に松坂が公開に向けて「作品がどう受け止められるのだろうかという恐怖もある。登場人物の関係性や世界観がどのように皆さんの目に映るのか。怖いですが、しっかりと見ていただきたいという気持ちが大きい」と観客の反応に興味津々の様子。同じく広瀬も「李監督の作品に出演できたことも光栄だし、李監督の映画は改めて凄いと思いました。みんなでお腹の中のマグマを吐き出しながら作った映画です。ひとりでも多くの方に届いたら嬉しいです」とヒットを祈願した。『流浪の月』5月13日(金)公開
2022年04月14日今回は@エトラちゃんは見た!さんの投稿をご紹介! 「突然見知らぬ女性に酒をぶっかけられた話」第2話です。カリンさんの彼、クロキさんも混ぜて、話は兄、タチバナさんの元カノの話に…。楽しく話しているところに…出典:lamire彼のグチで盛り上がっていて!?出典:lamire「それ、禁句ー」出典:lamire別れて正解だと思うけど…
2022年04月14日今回は@エトラちゃんは見た!さんの投稿をご紹介! 「突然見知らぬ女性に酒をぶっかけられた話」第1話です。社会人1年目のカリンさんには、とても仲のいい兄がいました。そんな兄と久しぶりに飲むことに…。仲のいい兄と…出典:lamire兄と久しぶりに飲みに行くことに。出典:lamireそのせいか…出典:lamire彼も交えて3人で飲むことに。出典:lamire幼い頃に両親が離婚し、兄が面倒を見てくれていたからか、とても仲よしな兄弟。カリンさんの彼氏、クロキさんも交えて3人で久しぶりに飲むことに…。次回の配信もお楽しみに!本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月13日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に… !@エトラちゃんは見た!さんの「【#11】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。兄は両親に絞られたあと、カリンに責任転嫁しようとしていましたが…?兄はユリさんと別れることに…郵便の中身はまさかの…!?どちらともお別れ…カツラさんが1度だけ訪問アカネはまさかの既婚者…そして多額の慰謝料を請求される兄。結果どちらとも別れることになり、両親には絶縁されてしまうのでした…。次回の配信もお楽しみに!本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月10日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に…! @エトラちゃんは見た!さんの「【#9】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。 兄が連れてきたのはアカネと別人のユリでした。カリンは優しそうなユリさんを前に嘘をつくことができず、この間アカネと鉢合わせした事実を伝えますが…!?兄の浮気を暴露動揺する兄追い打ちをかける私平手打ちを食らった兄
2022年04月08日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に…! @エトラちゃんは見た!さんの「【#8】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。「結婚したい人がいるから会わせたい」という兄。 もうアカネとは2度と会いたくないと思っていたのに…とカリンは頭を抱えていましたが、兄が連れてきた女性はまさかの…!?連れてきたのは「ユリ」じゃあ、アカネは…?疑うユリ…アカネとは違い、優しそうな人嘘はつけない…焦る兄
2022年04月07日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に… !@エトラちゃんは見た!さん「【#7】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。 妹だと分かった瞬間、媚を売りだすアカネ。不愉快な状況から逃れたくて、カリンは帰ることにしましたが…!?あれから2週間後…兄が結婚を考えている!?兄が到着ついにその時が…!
2022年04月06日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に…! @エトラちゃんは見た!さんの「【#2】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。 兄は仕事で不在のようだったので、仕方なく家に上がることにしたカリン。しかしそこには女物の靴があり…!?兄の部屋に入ると…何かを察する彼女ユリ…!?
2022年04月01日兄の彼女と鉢合わせ…!?しかしそれが大事件に… !@エトラちゃんは見た!さんの「【#1】クズな兄に起きたスカッと話」を紹介します。 母からおかずを持って行くように頼まれて、兄の家に行ったカリン。しかしそこには”女物の靴”があり…!?#1「クズな兄に起きたスカッと話」兄はまだ仕事の様子…もしかして…!?
2022年03月31日映画『ニワトリ☆フェニックス』の完成披露上映会が3月30日、都内で行われ、主人公コンビを演じる井浦新と成田凌、共演者の紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、かなた狼監督が出席した。久しぶりに再会した雨屋草太(井浦)と星野楽人(成田)が、この世に存在するはずもない火の鳥を探すために自由気ままな旅に出る。映画は井浦、成田、かなた監督が2020年5月、“感謝”をテーマにそれぞれのインスタグラムで配信したリモート作品から着想を得ている。2018年に公開された『ニワトリ★スター』の続編という位置づけだが、「もしも彼らに違う人生があればという思いで、一度終わった作品をやり直した」(かなた監督)といい、前作で命を落とした楽人も復活を遂げた。井浦は「ふたりの関係性はほぼほぼ変わっていない。一緒に気持ちのいい旅をしながら、自由なお芝居を続けているので、『スター』を楽しんでくださった皆さんの期待は裏切らない」と自信のコメント。一方、成田は「前作でお亡くなりになったんですが、しれっと登場して(笑)」と照れながら、「草太の横にいると、すべてがよみがえり、頭のネジも吹っ飛んでしまう。第一声の台詞を忘れてしまったほどで(笑)。新さんと一緒でないと出せない芝居がある」と名コンビ復活を通して得た、絶大な信頼感を振り返っていた。かなた監督は前作に引き続き、脚本も手掛けており「彼らに違う人生があればと考えて、一度終わった作品をやり直した」と語り、「現実は辛くて苦しいし、みんな我慢もしている。(コロナ禍を)軽く見ているわけではないが、死んだ楽人が生き返っても、映画だからええやんって。それが映画の良さ」と回想。「前作の皆さんにオファーをしたら、狼組の皆さんが『なんで、そんなことするの?』とは言わず、それがうれしかった」と感謝すると、LiLiCoは「監督のためなら、私たち何でもする。こんなピュアな人いないし、みんなが愛でつながっている」とその人柄を称えていた。本作のベースになった、井浦らが製作したリモート作品は『ありがとう』というタイトル。井浦は舞台挨拶の締めくくりに、「ここにいる僕ら、そして応援してくださった全員の“ありがとう”が詰まった作品。ぜひ、この作品を通して、ありがとうの気持ちを世界中に振りまいてもらえれば、戦争や争いは絶対になくなる。映画にはそういう力がある」と訴えかけていた。取材・文・写真=内田涼『ニワトリ☆フェニックス』4月15日(金)公開
2022年03月31日ついに4月7日(木)に放送が開始される『TOKYO VICE』。この度、主演のアンセル・エルゴートが来日し、4月5日(火)に行われる完成披露試写会、および4月6日(水)に行われる来日記者会見に参加することが決定した。本作は巨匠マイケル・マンが全編オール日本ロケで描く、アンセル・エルゴート、渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将、山下智久など日米スターが共演する超大作ドラマ・シリーズ。HBO MaxとWOWOWの日米共同制作で贈る史上初の超大作で、エンタテインメントの最前線で活躍するハリウッド最高のスタッフと日米のスター・キャスト陣によって「世界で最も撮影が難しい都市」といわれる東京と近郊ですべてが撮影されたことも話題となっている。舞台は1990年代の東京アンダーグラウンド。世界で最もきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を、ハリウッドが誇る本気の“映像魂”がこの上ないクオリティーでよみがえらせる。エルゴートは『ベイビー・ドライバー』でゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされ、現在公開中のスティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド・ストーリー』の主役に抜擢された才能溢れるハリウッドの超新星。全編東京近郊で撮影された本作の撮影中、日本に滞在し続けたエルゴートが、思い出の地でどのようなことを語るのか。期待が高まっている。『TOKYO VICE』番組公式Twitter: @tokyovice_wowow ( )『TOKYO VICE』番組サイト: 『TOKYO VICE』4月7日(木) 午後6時日米同時配信4月24日(日) 独占放送スタート(全8回)毎週日曜 午後10:00放送・配信
2022年03月25日神木隆之介と柴咲コウがW主演を務める映画『ホリック xxxHOLiC』の完成披露試写会が3月22日(火)に都内にて行われ、神木さんと柴咲さんに加え、共演する松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆、そして蜷川実花監督が登壇した。大人気漫画の映画化ということもあって、神木さんはじめ共演者はそれぞれ役への苦労があったと明かしていた。原作が累計1400万部を突破したCLAMPの伝説的大ヒットコミックを同名映画化した『ホリック xxxHOLiC』。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(神木さん)は、その能力を消し去り普通の生活を送りたいと願っていた。ある日、不思議なミセにたどり着いた四月一日は、妖しく美しい女主人・侑子(柴咲さん)から、願いを叶えるために一番大切なものを差し出すように言われる。四月一日を色香も漂わせながら演じた神木さんだが、美しい四月一日役とあって、「めちゃくちゃプレッシャーでした!」と最初の印象を語った。しかし、柴咲さんから「原作は知っていて、“絶対、四月一日は神木くんしかいない!それ以外考えられない!”と思ったら神木さんだったから、やったーっ!て。そんなプレッシャーを感じていると知って、うっそお、と思った」と言われると、神木さんはお辞儀を何回もしながら「おおお~」とうれしさのあまり感嘆を漏らす。四月一日の同級生・百目鬼を演じた松村さんは「実花さんと初めて会ったのがお写真の仕事で。そこで“百目鬼だ”って(言われた)」と言う。現場で一番大変だったことについて、松村さんは「とにかく声を低くすること…。何回も繰り返して最終的にウッドベースくらい低くしてしゃべったのが一番大変でした(笑)」と、コントラバス級の低音ボイスで臨んだという。一方、情報解禁時に女郎蜘蛛にぴったりだと話題になった吉岡さん、本作ではギリギリのボンテージ姿も披露した。「自分史上、肌見せもですし、原作のイメージを大事にしなきゃいけないですし、真摯に取り組もうと思いました。今回背中を押してくださった味方が、セクシー所作指導という方です」と吉岡さんは紹介。その先生のおかげで「私のあらゆる妖艶なクモの動きを見てくださいました。先生と一緒に現場にいられたのは大きかったです!」と、女郎蜘蛛を熱演したと振り返っていた。『ホリック xxxHOLiC』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年03月22日5月20日(金)に公開となる映画『大河への道』の完成披露試写会が3月1日、都内で行われ、主演の中井貴一と原作の立川志の輔が登壇した。千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、驚くべき新事実が発見される。それは1821年に史上初の日本地図を完成させたのは彼ではなかった、ということだ。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには歴史に埋もれた、涙なしには語れない秘密の物語が隠されていた。本作の原作は立川志の輔の新作落語『大河への道―伊能忠敬物語―』。その画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す。本作は主演をつとめる中井貴一が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことから始まった。そして、映画『大河への道』は、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの両輪でドラマが描かれる。さらに松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった豪華俳優陣による一人二役によって作品は彩られていく。試写会は1500人を超える応募者の中から、選び抜かれた150人の当選者が見守るなか、中井と志の輔がステージに登場。作品の初上映を前に企画・主演の中井は「この企画を始めたのは今から5年前。コロナ禍での撮影中断を挟みながら、今日ここで皆さんにお見せすることができることとなりました。そのことだけでも感無量です」と言葉を噛みしめた。中井が約5年前に本作の原作となる志の輔の新作落語に感動し、映画化を直談判したことからすべては始まった。先に落語のタイトル『大河への道‐伊能忠敬物語‐』に興味を持ったという中井は「きっとロケ地は中国の黄河や長江の大河に向かう日本人が文化や文明との出会いを通して成長していく物語なのかなと思った」と妄想。記録用DVDで鑑賞した後は「こっちの大河(ドラマ)かい!」と驚いたそうだが、「『これは映画になる!』と思った。しかも志の輔師匠の落語は映像が浮かび上がる」と確信し、企画&主演でプロジェクトをスタートさせたという。これを受けて、志の輔は「中国の大河というのは一切頭になかった」と笑わせつつ、中井から電話で「映画にしたい!」と熱弁された際も「中井さんはこういう誉め言葉を使うんだと理解していました」とお世辞と勘違い。それだけにまさかの映画化&完成に「中井さんにDVDを貸して良かったなあと。電話をいただいた時に『落語が映画になるわけない!』と即電話を切っていたら今日はありません。DVDと電話、そのふたつをよく乗り越えたなと、今では自分で自分を褒めています」と自賛して笑いを取った。さらに志の輔は、中井と松山ケンイチに挟まれて俳優としても参加。「京都の撮影所でおふたりに挟まれてものを言うとは。落語を40年やってきましたが、緊張というか浮いたような感じというか」と恐縮。さらに当該シーンの撮影がワンシーン・ワンカットによる撮影だとは知らされておらず、中井に対して「こんなこと志の輔に出来るわけがない!無謀だ!芝居する仲間に入れるのは間違いだ!と言うべきです」と公開クレームを入れる。すると中井は「僕も本当は企画だけで出演しないつもりでした。でもプロデューサーからは『何を言っているんですか?無理ですよ』と鼻で笑われて。だから志の輔さんに映画化の話を持っていったときは、死なばもろともでした」と饒舌に裏話を明かした。息の合ったトークが繰り広げられる中、ステージには伊能忠敬が55歳から日本全国を測量し始め、約地球一周分の距離を歩いて作った「大日本沿海輿地全図」(通称:伊能図)という初の日本地図が登場。この全国を歩きながら作った伊能図の上に、衛星写真を元にした正確な日本列島を重ねると、ほぼピッタリ当てはまるというのだから驚きである。千葉県香取市にある伊能忠敬記念館を偶然訪れたことから、伊能図の正確さに衝撃を受けたという志の輔。「伊能忠敬の落語を最後まで作れたのは、これを見た時の感動があったから。それくらいスゴイと思った」と初対面時を回想。一方の中井は「もちろん伊能忠敬の偉業は当然のことながら、そこから新作落語を作り上げた志の輔師匠流のロマンを映画化したいと思った。志の輔師匠の偉業を後世に残せたら」と本作を作り上げた原動力を賞賛した。また本作の主題歌『星路』を、今年ソロデビュー35周年の玉置浩二が務めることも発表された。「微力ながら、僕の歌が映画『大河への道』を少しでも照らすことが出来たなら、嬉しく思います。映画の御成功、心からお祈りしています」と玉置からのコメントも読み上げられた。中井からは「エンディングに流れる曲ですが、オープニングから流したいと思うくらいの良い歌。快く作ってくださった玉置浩二さんには心からの感謝をしたい」とコメント。最後に志の輔は「伊能忠敬の偉業を助けた人たちの物語として作った落語を脚本に上手く落とし込んでいただきました。今の日本を形作った偉業を成し遂げた人たちは、決して伊能本人だけではないという、人間賛歌の物語です。極上のコメディーであり極上のエンタテインメント」と自信を垣間見せた。中井は「今エンタテインメントは大変なところに追いやれているけれど、映画館も劇場も万全の態勢をとって皆さんをお迎えできるような状態になっています。どうぞ怖がる気持ちなく劇場に足を運んでいただき、笑いや涙を共有する時間を持っていただきたい。それが人間の生活の一部になることを願っています」とコロナ終息祈願と共に、本作の全国公開への期待を込めた。映画『大河への道』5月20日(金)公開
2022年03月02日舞台やミュージカルなどで活躍中の俳優 木村達成の生配信イベントが決定した。本イベントは、2月28日(月)に発売する「木村達成 2022.4‐2023.3カレンダー」 完成と、2月17日(木)に千秋楽を迎えた主演舞台「SLAP STICKS」公演終了を記念したイベント。当日は視聴券購入者から事前に受付た質問やメッセージに答えるコーナーも用意されている。カレンダーは卓上と壁掛けの2種類で、カレンダー付視聴チケットは限定特典付。チケットは発売中。出演:木村達成配信日時:2022年2月22日(火)20時~21時配信終了予定視聴チケット:■ファンクラブ会員卓上カレンダー付視聴チケット:4,800 円(税込/特典:直筆サイン入りブロマイド) 壁掛けカレンダー付視聴チケット:5,130 円(税込/特典:直筆サイン入りブロマイド) 卓上カレンダー+壁掛けカレンダー付視聴チケット:8,430 円(税込/特典:直筆サイン入りワンショットチェキ)視聴チケット:1,500 円(税込)■非会員卓上カレンダー付視聴チケット:5,300 円(税込/特典:直筆サイン入りブロマイド) 壁掛けカレンダー付視聴チケット:5,630 円(税込/特典:直筆サイン入りブロマイド) 卓上カレンダー+壁掛けカレンダー付視聴チケット:8,930 円(税込/特典:直筆サイン入りワンショットチェキ)視聴チケット:2,000 円(税込)※特典付きは別途送料がかかります。視聴チケット販売期間:2022年2月16日(水)12:00~アーカイブ配信期間:2022年2月28日(月)23:59まで視聴可能 ※配信終了後、アーカイブ配信スタートまでしばらく視聴出来ない時間がありますので、ご了承ください。
2022年02月18日ミュージカル「メリー・ポピンズ」の歌唱披露イベントが1月26日に都内で開催。Wキャストでメリー・ポピンズを演じる濱田めぐみ、笹本玲奈、同じくバート役の大貫勇輔、小野田龍之介をはじめ、山路和弘、知念里奈、ブラザートムなどプリンシパルキャストが一堂に会した。真っ赤なドレスの濱田、青いドレスの笹本、大貫、小野田の4名による「チム・チム・チェリ―」で幕を開け、続いて、濱田と笹本は「何もかもパーフェクト」を熱唱。さらにバードウーマンをWキャストで演じる島田歌穂、鈴木ほのかが「鳥に餌を」をデュエットで披露し、最後はアンサンブルキャストも含めた全員で「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を歌い上げた。2018年の日本初演に続いてメリー・ポピンズを演じる濱田は「(前作に続いて共演の)大貫くんとは前のコンビを大事にしながら深く掘り下げてやれたらと思いますし、(初参加の)龍ちゃんはこれからどんなバートになるか楽しみです。(同じく初参加の)玲奈ちゃんは、まっさらなキレイな状態でお稽古が始まったので、私から渡せるものは何でも渡したいと思っている半面、どんどん成長して先輩のメリーから後輩のメリーが巣立っていくのを目の当たりにしている感じです」と語る。笹本は、1曲ごとの細かい振付や決まりごとに「頭が混乱しちゃう感じで(苦笑)、足もパンパンで身体もドッシリ重い状態なんですけど、不思議と(稽古が)終わった後にすごく気分が良いんです。すごく明るいミュージカルで、どの曲も笑顔で終われるナンバーだからかなって思います。体は疲れているけど、心は元気に稽古場を後にしてます」と充実した表情を見せる。そんな2人のメリーについて、大貫は「濱田メリーは近くにいるのに遠くの存在、遠くにいるのに近くにいてくれるような存在です。笹本さんは、きょうだい、友だちのような感覚があるんだけど、手が届かない高嶺の花のような感覚を稽古場で感じています」と独特の表現で評する。小野田は「Wキャストの面白さは、稽古を重ねるごとに俳優の素養がにじみ出てくるところにあるのかなと思います。ステージでどんなメリーに出会えるかワクワクしています!」と笑顔を見せた。見どころや楽しみにしているシーンについて尋ねると、濱田はメリーが空を飛ぶシーンを挙げ、笹本も「私も早く空を飛びたい!」とワクワクした表情を見せる。大貫は「メリーの魔法を借りて、壁を登ってさかさまでタップを踏むときのあの景色をまた見られるのが嬉しい」、小野田は「ジョリー・ホリデイのナンバーで、灰色の公園の景色から一気にカラフルな世界に入るところが一番好き!」と明かすなど、それぞれに強い思い入れを語ってくれた。4年前の初演時には想像もできなかった、社会情勢の中での再演となるが、笹本は「エンタテインメントはこういう時だからこそ、多くのみなさんに元気を届け、笑顔になっていただくものだなとメリー・ポピンズを通して毎日感じています」と語り、濱田は「現実ではキツイこと、苦しいこと、思い通りにならないことが続いていますが、メリーは舞台でこう言います。『どんなことだって起きるわ、その気になれば』――。このメッセージを持って帰っていただき、周りの方々に温かい愛を届けていただければと思います」と力強く呼びかけた。■日時・会場・東京公演2022年3月26日(土)~5月8日(日)(プレビュー公演:2022年3月20日(日)~25日(金))東急シアターオーブ・大阪公演2022年5月20日(金)~6月6日(月)梅田芸術劇場メインホール■ キャストメリー・ポピンズ:濱田めぐみ、笹本玲奈バート:大貫勇輔、小野田龍之介ジョージ・バンクス:駒田一、山路和弘ウィニフレッド・バンクス:木村花代、知念里奈バードウーマン / ミス・アンドリュー:島田歌穂、鈴木ほのかブーム提督 / 頭取:コング桑田、ブラザートムミセス・ブリル:浦嶋りんこ、久保田磨希ロバートソン・アイ:内藤大希、石川新太ジェーン・バンクス(五十音順):大廣アンナ、西光里咲、弘山真菜、深町ようこマイケル・バンクス(五十音順):井伊巧、高橋輝、田中誠人、中込佑協(以下、五十音順)石川剛、エリアンナ、小島亜莉沙、丹宗立峰、長澤風海、般若愛実、樋口祥久 / (以下五十音順)青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、大井新生、岡本華奈、風間無限、工藤彩、熊澤沙穂、今野晶乃、斎藤准一郎、高瀬育海、高田実那、照井裕隆、東間一貴、長澤仙明、花岡麻里名、藤岡義樹、藤咲みどり、MAOTO、武藤寛
2022年01月28日映画『牛首村』(2月18日公開)の完成披露舞台挨拶が19日に行われ、Koki,、高橋文哉、高橋文哉、芋生悠、大谷凜香、松尾諭、清水崇監督が登場した。同作は清水崇監督による『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズの第3弾。北陸に実在する最凶の心霊スポットを舞台に、Koki,が女優デビュー・初主演を務める。今回、イベントのMCに松尾が抜擢され「僕が司会をしているということで、緩い感じでやっていこうと。楽に聞いてください」と冒頭から観客の笑いを誘う。今日が初めての一般試写会になり、これから鑑賞する観客を前に、女優デビューで初主演という大役を任されたKoki,は「素晴らしいチームの皆さんのおかげもありますが、演じることはこんなに楽しいんだ!こんなに自分が夢中になって、好きになれるものなんだ! って気づかされましたね」と振り返った。松尾がすかさず「僕が言うのもなんですが、(Koki,さんの芝居)とてもよかったです」とコメントし、Koki,は照れ笑い。加えて松尾は「ちゃんと映画女優としてスクリーンの中にいる」と太鼓判を押した。清水監督も「最初は不安だったが、彼女の確固たる表情と目つきが……凛とした姿勢が、素直で純粋に、真面目に(作品や演技に)走ろうとしているのが見えて、こういう人と一緒に挑戦できるのは楽しい。期待以上の答えが現場のお芝居で返してもらえたし、皆さんにも見てもらえればわかるので、楽しんでもらえたら」と人柄にも言及した。またネタバレ厳禁の役どころだという芋生に対し、松尾が支度場での姿が怖かったと話すと、芋生は「ほんとですか!?」と驚きつつ、「松尾から塩をもらった」というエピソードを暴露。本作が初ホラー作品となり、怖いものが苦手だという松尾は、自ら神社でお祓いをしてもらい、お清めの塩を買って共演者に渡していたという。Koki,との共演に関しては「撮影の間は、和気藹々と……筋トレの話をしていて、(ホラーだけど)怖い雰囲気というのは撮影中になくって」と笑顔で顔を見合わせる場面も。『犬鳴村』『樹海村』と村シリーズに3作連続で出演する大谷は今までで1番若い役柄の高校生で、YouTuberの機材も作品ごとにグレードアップしているという本シリーズおなじみのアキナを演じた。「今まで自然での撮影ばかりだったが、(坪野鉱泉は)人工のものだから、人の気配も感じられて……埃もすごかった」と撮影現場を振り返る。共演者の中でも坪野鉱泉の撮影で恐怖体験をしたという話題になり、Koki,も「スタジオ撮影で、メイク直しをしているときに(外から)コンコン……と聞こえたけど誰もいなくて……。周りのスタッフさんに聞いても誰も通ってないです……って言われて……」と恐怖体験を語ると、松尾がすかさず「監督のいたずら……!?」と突っ込み、会場を和ませた。高橋は、登壇予定だったが急遽急性穿孔性虫垂炎で欠席となった萩原利久についての話題を振られ「元気いっぱいですごいフランクで。芝居でも救われましたし、撮影以外のスタンバイでも話しかけてくれてそこでも救われましたね」、Koki,も「利久君は本当に明るい方で、一緒にいるだけでも落ち着くというか……最初にお会いした時からとてもオープンにお話していただきましたね」と、萩原の明るい人柄に現場も支えられた様子。Koki,に関して高橋は「いろんな期待やプレッシャーもあったと思いますが、現場では緊張が伝わってこなくて、どんと構えてくださってて。現場でも奏音と詩音を演じ分けられて、演じながら僕が気持ちを持っていかれるくらい、Koki,ちゃんのお芝居にのめりこんで一緒にシーンを作れたので……それぐらい魅力的」と互いに切磋琢磨した様子も見受けられた。詩音への気持ちを大切にしながら演じていたという話を聞いたKoki,は「奏音を演じているときでも詩音への想いが感じ取れたので、文哉君のおかげで奏音と詩音の切り替えがしやすかった」と返し、「すごくうれしいですね。3人で引き出し合えてよかった」と語った。最後に、主演のKoki,が代表して挨拶。「映画『牛首村』は、監督をはじめ、チームの皆様、そして共演者の皆様と一生懸命力を併せて作り上げた作品なので、1人でも多くの方に見ていただけたらとても嬉しいです」と語ったところで、感極まったのか涙し、共演者からも後ろから「がんばれ!」と背中を押されるシーンも。「私はチームの皆様に本当に心の底から感謝しています。最初に演技という経験を清水監督のもとでさせていただけたことを本当にうれしく思います。すみません、感情的になってしまったんですけど……」と立て直し、「本当に今日はありがとうございました!」と溢れんばかりの観客の前でコメントを残し、完成披露舞台挨拶の幕は閉じた。
2022年01月19日女優の杏が17日、都内で行われたアニメーション映画『鹿の王 ユナと約束の旅』(2月4日公開)の完成披露試写会に登壇した。上橋菜穂子氏のベストセラー巨編『鹿の王』を映画化した本作は、謎の病を巡る緻密な医療サスペンスと感動の物語が組み込まれた冒険大作。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司氏が、本作で初監督・キャラクターデザイン・作画監督を務めた。イベントには、主人公の孤独な戦士・ヴァン役で声優に初挑戦した堤真一、もう一人の主人公で謎の病の治療法を探す天才医師・ホッサル役を演じた竹内涼真、抗体を持つ者を追う暗殺者・サエを演じた杏、安藤監督が登壇。堤、竹内、杏は、本作のお気に入りのシーンをフリップに書いて発表し、「鹿」、「ピュイカ(本作に登場する鹿)」、「鹿のかわいさ」と3人とも答えがそろった。可愛らしいイラストも描いた杏は、「鹿しかない」ときっぱり。「子供たちが鹿が大好き。子供服とか子供のおもちゃで鹿のデザインって驚くほどたくさんあるんです。うちは鹿だらけ。鹿のぬいぐるみも何個もあるし、鹿の総柄のズボンとか、鹿のタオルキャップとか、鹿のトレーナーとか」と明かし、「この作品も公開されたら子供たちと見に行こうかなと思っているくらい鹿に思い入れがある。この作品で鹿を堪能したい」と話した。杏が鹿にハマっていることに、竹内はとぼけて「有名ですよ」とコメント。堤も「奈良に移住しようと思っているとか」と乗っかると、杏は「奈良、いつか絶対行きますよ」と話して笑いを誘った。
2022年01月17日松本潤主演の大ヒットドラマの劇場版『99.9‐刑事専門弁護士 THE MOVIE』の完成披露試写会が12月22日(水)に行われ、キャストが登壇し本作への熱い想いや、撮影秘話を語った。松本潤、香川照之、杉咲花に加え、ドラマシリーズから引き続きの出演となる片桐仁、馬場園梓、杉咲さんと同じく今回「99.9」初参加となる西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠が、一般の観客500人の前に登場した。型破りな弁護士・深山大翔を演じた松本さんは、初披露となる観客に向けて「16年から(シリーズが)スタートし、5年かけて映画になりました。観ていただけることがすごく嬉しい」と呼びかけ、「昨年末の嵐の活動休止後、少しゆっくりしてからのリスタートがこの作品であったこと、おかえりと言ってもらえる感覚がとてもありがたかった」と、客席を見渡しながら感慨深く語った。利益優先の弁護士・佐田篤弘を演じた香川さんも「満員の劇場を見るのが2年ぶりぐらい。それがこの作品でよかった!本邦初公開ですので、存分に楽しんでほしい」と語りかけた。続けて、新たに「99.9」に加わったヒロイン、新米弁護士・河野穂乃果を演じた杉咲さんは「一視聴者として見ていたシリーズに、自分も参加させていただき、嬉しいです。私のインパクトの強いキャラクターをどう見てもらえるか、反応も楽しみです」と満面の笑み。謎の弁護士・南雲恭平を演じた西島さんは初参加の感想を「木村組は何本か参加させていただいていますが、この現場は異質でした(笑)。アドリブもすごいですし、ダイナミックで刺激がありました」と語り、松本さんは西島さんとの初共演について「この作品は真面目ではあるのですが、笑いに包まれたポップな作品なんですよね。それを映画らしい仕上がりにしてくれたのは西島さんのおかげです」と感謝し、香川さんも「我々がじゃれているところを、ぶった切って本筋に戻してくれましたからね」と同意した。毒物ワイン殺人事件が起きた村の青年・重盛守を演じた道枝さんは「(なにわ男子)デビュー前に撮らせていただき、デビュー後に公開となるのは、とてもありがたい経験でした。皆さんがこだわりぬいた作品に携われて嬉しかったです」と語り、南雲恭平の娘・南雲エリを演じた蒔田さんは「台本はあってないようなものでした(笑)。ちゃんと覚えてはいくけれど、タイミングよく言えないこともあって…」と言うと、松本がすかさず「なんかスミマセン」と謝罪する場面も。「99.9」シリーズのパラリーガル・明石達也を演じた片桐さんは、お馴染みの「明石、行きまーす!」と挨拶、明石のここに注目してほしい!というポイントを尋ねられると自身で制作したモアイをかたどったスマホケースを見せながら「モiPhoneが登場します!」と一言。それに対し松本さんが「今日来てくれたお客さんの中から1名様にプレゼントするんでしょ?」とツッコむ場面も。さらに松本さんは「今回、明石は深山との相棒感がかすんでいるんですよね(笑)」とタダならぬ発言をし、「穂乃果と明石の対立も楽しめます」とニヤリ。同じくパラリーガルの中塚美麗を演じた馬場園さんは「親戚が集まったような温かい現場。ある時、西島さんが現場で本読みしているときに雨が降ってきて、香川さんがそっと傘をさしてあげたら、それを見ていた松本さんが香川さんに傘をさしてあげてたんですよ。そんな幸せな時間でした」と挨拶し、唐揚げ好きな馬場園さんについて香川は「(馬場園さんといると)油の中の鶏肉のように柔らかくなるんですよね」と独特なたとえをもちいて笑いを誘った。本作でメガホンを取った木村ひさし監督は映画化にあたって進化した部分を「再現シーンが面倒で(笑)。大変手間をかけているのでぜひ楽しみにしてほしい」と語ると、松本さんが「再現をしっかりやるところが99.9らしいですよね」とフォローした。作品のテーマに絡めて「99.9%逆転不可能な事件に挑むというテーマにちなみ、ご自身の中で99.9%揺るがないもの」の話題になると、松本さんが「蕎麦を塩で食う。いきなり(つゆに)つけない。作り手にリスペクトをこめて」とマイルールを披露し、香川さんは「隣が空いていない劇場で、お隣のお客様の笑いに触発されて笑いが何倍にもなる。それをこの作品で生み出せることがありがたいですし、これをステップに次回作を99.9%みんなとやりたい」と真面目に語ると、松本さんが「明石は今回殉職するから出ない」とおちゃらけて、片桐さんを慌てさせた。杉咲さんは「毎日絶対3食たべる」から食べ物の話になり、西島さんも「この時期は干し芋が家に常備されている」と語り、香川さんから「この人の外見に騙されちゃダメですよ、現場では甘いものばかり食べてますからね」と暴露される場面も。道枝さんは「湯舟に30分以上つかる」といい、松本さんからすかさず「そうすると(身長)伸びるの?」とツッコまれつつ、YouTubeや音楽を聞きながらリラックスタイムを過ごしているとプライベートを語った。蒔田さんは「時間は短くても睡眠の質にこだわる」、片桐さんは「朝300mlの白湯を飲む、お通じがよくなった」と健康つながりで、最後は馬場園さんが「唐揚げの下味にこだわる、塩こうじに30分以上つけるとお肉がやわらかくなる」と独自路線で語った。公開までいよいよ1週間となり、まもなく日本全国に広がっていく本作について、杉咲さんは「みんなを笑顔にする素敵な作品です」と言い、香川さんは「99.9といえばオヤジギャグですからね!オヤジギャグを見直していただいて、オヤジギャグの輪を広げていきたい」と語り、隣で笑っている松本さんに「君もおじさんだからね!」とばっさり。すると完全同意という姿勢で「道枝くんのダブルスコアだからね、おじさんですよ」と言うと、香川さんはハッと気づき「私は道枝くんの3倍じゃないか。おじいさんだった」と杖をついた振りをして見せ、松本さんは「3世代で楽しめる作品ということですね」とうまく締めてみせた。最後に「ようやく劇場に足を運びやすくなってきましたので、年末年始にこの映画を、ぜひ家族や友人と楽しんでいただくコンテンツにしていただきたい」とアピールし、会場は温かい拍手に包まれた。『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』は12月30日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE 2021年12月30日より全国にて公開©2021「99.9-THE MOVIE」製作委員会
2021年12月23日映画『真夜中乙女戦争』の完成披露試写会が12月13日、東京・六本木で行われた。主演の永瀬廉(King & Prince)をはじめ、池田エライザ、柄本佑、二宮健監督が登壇し、役作りのエピソードやストーリーに絡めながらトークを展開した。原作は10代・20代を中心に圧倒的支持を受け、Amazonでは総合カテゴリでベストセラー1位を獲得した作家Fの同名小説。“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた作品を、豪華キャストスタッフにより映画化する。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループ・King & Princeのメンバーで、映画『弱虫ペダル』やNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で見せた繊細な演技力が話題の永瀬廉。永瀬演じる鬱屈とした想いと破壊衝動を内に秘めた主人公の“私”が恋心を抱く「かくれんぼ同好会」の“先輩”役を女優の池田エライザ。そして一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役を柄本佑が演じる。脚本・監督を務めるのは『チワワちゃん』(2019年)、『とんかつDJアゲ太郎』(2020年)など話題作を手掛ける二宮健だ。完成披露試写会では、まず永瀬が「この映画を観て皆さんがどう感じるのか、皆さんの反応が楽しみです!ゆっくりご覧ください!」、池田が「衝撃とかトラウマ以上の“希望”を与えることができる映画だと思います。ちょうど年末ですし、ポジティブに来年を迎えられるような気持ちになっていただけたら嬉しいです」、柄本は「今観てくださっている皆さんに懸かっています!ぜひこの作品を一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです!」、監督は「撮影延期もあったので、こうして今舞台に立っていることが嬉しいです。とてもワクワクしています」とそれぞれがコメント。役作りについては永瀬が「監督に相談して話し合いました。監督と一緒に作っていった感覚があります」と明かすと、監督も「永瀬さんとは細かいところも共有しながら作っていきました。永瀬さんとは心中するような想いで挑みました」と振り返る。また「実際演じる中で“私”が引っ張られる部分を感じたので“先輩”と“黒服”の存在も大きかった」と池田と柄本に感謝を述べる永瀬。池田は「“正義に生きる女性=先輩”を、男性からみた女性像だけでなく多角的に演じたかったので、台本を何度も改訂している段階で厳しくいろんな意見を出させていただきました。思っていた以上にたくさん反映してくださっていて、作る段階から携われて有難かったです」と想いを語った。柄本は「監督とはクランクインする前日まで電話で話していました。“黒服”は黒い服を着ているけど、スピリットが黒いだけで、黒い服が好きなわけではない(笑)。どう演じるか、結構話し合わせていただきました」とそれぞれ監督と密にやり取りしながら役を作っていたことを明かした。監督自身は「皆とディスカッションしながら作れたので、事前にそういう時間を持てたのが現場の信頼関係に繋がったと思います。心強かった」と役作りだけでなく、監督と役者の関係性も深まり作品のクオリティが高まったことを強調。映画のストーリーに絡め、影響された人物を尋ねられると、永瀬は「僕の人生自体を変えてくれたのは、ジャニー喜多川氏です。僕を中学1年生で見つけてくださって、最後までお仕事に呼んでいただいて、仕事へのやりがいを見つけることができました。たくさん感謝もしていますし、尊敬の気持ちがあります」、池田は「明確に感じるのは中学1年の時です。雑誌『ニコラ』のモデルになる時にたくさん面接して今の事務所の方にお会いして、当時どう努力したらいいのかわからなかったのですが、ノウハウを教えてくださって成長を促してくださる方に出会えた。今もお互い変化し合う関係を築けています」と明かす。また柄本が「一番は妻との出会い。お互いに大きい選択をして、いい影響を与え合えていると実感があります」と少し照れながらも答えると、永瀬が「お子さんの写真を見せてくださる時の柄本さんの笑顔が可愛いんです(笑)。お話を聞く中でこうした一面を知れるのが嬉しいです」とした。さらに監督は「大学時代に知り合った方々と、まさにこの作品で再会できたのでそういった意味で忘れられない作品になりました。自分のスタイルを分かち合うことができて、僕にとっての“黒服”が現場にたくさんいました」と感慨深げ。クライマックスでは“私”が「東京破壊計画」と「たったひとつの恋」の2択しか選べないという状況に陥ることから、“選ばなければいけない”という立場の場合どのような選択をするか究極な問いが。すると永瀬は「恋です」と即答、池田も「“東京破壊”は良くないですからね…恋じゃないですか?」、柄本も「破壊はちょっと…」、監督も「恋ですね」として、全員“恋”と迷わずに選択した。最後に監督が「この時代にこの作品を公開できることに意義を感じています。観終わった後にいっぱい話したくなると思うので、ぜひいっぱいお話してください!ちょっとでも心が軽くなったり、勇気が宿ることを祈っています」とメッセージを送る。続いて永瀬も「皆さんそれぞれ違う悩みを抱えて生きていると思います。その悩みのどれか一つだけでも軽くなったり、何か挑む時に背中を押すことができる映画だと思います。全身全霊で作った作品なので、映画を観て感じたことをぜひ共有してほしいですし、ぜひお力添えいただけると嬉しいです!」と熱い想いを語り、完成披露試写会は幕を閉じた。『真夜中乙女戦争』2022年1月21日(金)公開
2021年12月14日「King & Prince」永瀬廉が主演を務め、ダークな役柄で俳優としての新境地を魅せる映画『真夜中乙女戦争』。昨日12月13日、本作の完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、永瀬さん、池田エライザ、柄本佑、二宮健監督が登壇した。ついに、観客へ初お披露目となった今回。永瀬さんは「この映画を観て皆さんがどう感じるのか、皆さんの反応が楽しみです!ゆっくりご覧ください!」と呼びかけ、池田さんも「衝撃とかトラウマ以上の“希望”を与えることができる映画だと思います。ちょうど年末ですし、ポジティブに来年を迎えられるような気持ちになっていただけたら嬉しいです」とコメント。主人公・無気力な大学生“私”、主人公が恋心を抱く凛々しく聡明な“先輩”、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”と、それぞれ個性的な役を演じた3人。役作りについて永瀬さんは「結構、監督に相談して話し合いました。監督と一緒に作っていった感覚があります」と語ると、「永瀬さんとは細かいところも共有しながら作っていきました。永瀬さんとは心中するような想いで挑みました」と監督。また、永瀬さんは「実際演じる中で“私”が引っ張られる部分を感じたので、“先輩”と“黒服”の存在も大きかったです」と感謝した。一方、池田さんは「“正義に生きる女性=先輩”を、男性からみた女性像だけでなく多角的に演じたかったので、台本を何度も改訂している段階で厳しくいろんな意見を出させていただきました。思っていた以上にたくさん反映してくださっていて、作る段階から携われて有難かったです」と作り込んでいった様子を明かし、柄本さんは「監督とはクランクインする前日まで電話で話していました。“黒服”は黒い服を着ているけど、スピリットが黒いだけで、黒い服が好きなわけではない(笑)。どう演じるか、結構話し合わせていただきました」と語る。“私”が“先輩”や“黒服”に大きく影響され、退屈だった毎日が少しずつ変わっていく様子が描かれる本作。そんな本作にかけて、“先輩”や“黒服”のような影響を与えてくれた人物について問われると、ジャニー喜多川氏の名を挙げた永瀬さんは「僕を中学1年生で見つけてくださって、最後までお仕事に呼んでいただいて、仕事へのやりがいを見つけることができました。たくさん感謝もしていますし、尊敬の気持ちがあります」と思いを述べ、中学1年生のときをふり返った池田さんは「雑誌ニコラのモデルになる時にたくさん面接して今の事務所の方にお会いして、当時どう努力したらいいのかわからなかったのですが、ノウハウを教えてくださって成長を促してくださる方に出会えた。今もお互い変化し合う関係を築けています」と回答。柄本さんは「一番は妻との出会い。お互いに大きい選択をして、いい影響を与え合えていると実感があります」と少し照れながら答えると、「お子さんの写真を見せてくださる時の柄本さんの笑顔が可愛いんです(笑)。お話を聞く中でこうした一面を知れるのが嬉しいです」と永瀬さんが明かした。そして最後に永瀬さんが「皆さんそれぞれ違う悩みを抱えて生きていると思います。その悩みのどれか一つだけでも軽くなったり、何か挑む時に背中を押すことができる映画だと思います。全身全霊で作った作品なので、映画を観て感じたことをぜひ共有してほしいですし、ぜひお力添えいただけると嬉しいです!」とアピールし、イベントは幕を閉じた。『真夜中乙女戦争』は2022年1月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:真夜中乙女戦争 2022年1月21日より全国にて公開©2022「真夜中乙女戦争」製作委員会
2021年12月14日映画『真夜中乙女戦争』(2022年1月21日公開)の完成披露イベントが13日に東京・東京タワーで行われ、永瀬廉、池田エライザ、柄本佑が登場した。同作は10代・20代を中心に圧倒的支持を受け、Amazonでは日本文学カテゴリでベストセラー1位を獲得した作家・Fによる初の小説の実写化作。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”(永瀬)は、「かくれんぼサークル」で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)に惹かれつつも鬱屈とした日々を過ごしていたが、人の心を一瞬で掌握してしまう不思議な男“黒服”(柄本佑)と出会ったことで状況は一変。廃墟に作った映画館で映画を見ては他愛のない悪戯を繰り返す2人だったが、ささやかだった叛逆は徐々に過激さを増していき、全ての退屈を破壊する“真夜中乙女戦争=東京破壊計画”に着手する。共演の2人について、永瀬は「けっこう怖かったんです。あんましゃべらないタイプなのかなという心配で、裏ではわいわい楽しくやれるのかと思っていたんですけど、全然でした。その心配はいらなかったですね」と打ち解けていた様子。池田は「ツッコミもいないし、おとぼけ3兄弟」と3人の会話を表した。また柄本は永瀬について、「芝居をしながら、今の自分の人生に諦めているような目が印象的でした。死んだ魚の目で」と表現し、永瀬は「今日、俺それしか言われてない。死んだ魚を演じたわけじゃないですからね」と苦笑していた。この日は作中でもキーとなる東京タワーを下から見上げる形でのイベントとなり、初めて来たという永瀬は「こんな感じなんや、というか、見ちゃいけないものを見ている気がする。スカートの中、覗いてるみたいな……」と照れる。「正面から見てたら、やっぱすごい綺麗なんですけど、この内側から見ると、鉄骨の組み合い方とか幻想的というか」と語る永瀬に、柄本も「これだけ鉄骨があるのに、おそらく全部が全部必要なんだなというか。フォルムの美しさがね」と同意。永瀬は「普段のお仕事もこの辺ですることが多くて、終わった時に外を見ると必ず東京タワーが見える。そういうことですら、この映画をやったことによって、東京タワーと僕との出会いは必然だったのかな、運命だったのかなって浸ってる自分がいます」としみじみとしていた。
2021年12月13日多動が強い兄は、お目当てのものに一直線!小さいころはなんとかつかまえられたけど…Upload By スガカズ重度の自閉症と知的障害がある兄の周りで起こったことを、きょうだい児目線で振り返っています。一緒に暮らしていたとき、特に大変だったのは、突発的に起こる「脱走」で、これには家族含め、親戚も長い間向き合ってきた問題でした。兄が初めて脱走したのは3歳のときだったようです。普段から手をしっかり繋いでいても、「気になるもの」を見つけると、小さな子とは思えない力で手を払ってお目当ての場所まで一直線に走り出してしまっていたのだそうです。今は亡き私たちの母には生まれつき股関節が脱臼しやすい病気があり、歩行は可能ですが走らないように昔から医師に指導されていました。なかなか思うように走れない状態で多動の強い兄を追いかけるのは本当に大変だったようでした。それでも兄が小さいころはなんとか大丈夫だったのですが、成長するにつれ走るスピードがどんどん速くなっていき、母方の親戚を総動員して探すこともありましたし、ときには警察にお世話になることもありました。母は兄の脱走を減らす目的で、毎日2~3時間ほど散歩の時間をつくっていたそうです。兄が歩いたり走ったりしている後ろで、自力で走れない母は原動機付自転車でついていきます。「満足するまで走らせたほうが、帰宅してから寝てくれるし、突然いなくなることが減るんだよ」と私に話していました。兄が18歳を迎えたある日の夕方、自宅から突然いなくなり…Upload By スガカズ時は過ぎ、兄が18歳を迎えたある日の夕方、事件が起きます。兄が一人で自宅を抜け出してしまいました。どうやら、家の内側から取りつけていた脱走防止用の鍵が施錠されていなかったようで、それに気づいた兄が外へ出てしまったようです。母が気づいたころには時すでに遅く、近所を探しても一向に見つかりませんでした。親戚(母のきょうだい)に電話し警察に捜索願を出しました。Upload By スガカズこの日兄は家に帰ってくることはありませんでした。当時は日本でインターネットサービスが導入されていない時代でしたし、街頭に防犯カメラはありませんし、携帯電話も一般的ではありませんでした。わが家には兄のほかにも姉や私がいるため、母が頻繁に探しに行くことは難しく、個人でできることはかなり限られます。ただただ見つかることを祈って警察からの連絡を待っていました。次の日になりました。母は不安を口には出さずいつも通りに過ごしていましたが、きっと同じような気持ちだっただろうと思います。■1日経ち、2日経ち…3日目の深夜に警察から電話がもしかすると誰かに連れて行かれたのではないか?飲まず食わずでどこかで倒れているのではないか?はたまた…最悪な想像が脳裏に浮かびます。そしてついに3日目の深夜1時ごろ、自宅に警察からの電話が。Upload By スガカズ一一兄は無事でした。私はそのとき寝ていたので朝になって兄が帰ってきていることに気がついたのですが、あとになって詳細を知りました。重度心身障害のある兄は、3日間も何をしていた?Upload By スガカズ脱走した日、兄は自宅の最寄り駅が目に飛び込むと、そのまま改札に入る人の後ろにくっついて、電車に乗り込んでしまったようです。もしかしたら移動中、居合わせた人に声をかけられたりしたのかもしれません。ですが、兄は知らない人から声をかけられると走って逃げてしまう特性があります。普段から散歩で鍛えられていたため、走るのが速く、追いかけて捕まえることは難しいだろうと容易に想像がつきます。そして電車の乗り降りを繰り返し繰り返し…ついに自宅のある大阪府の南部から、150kmも離れた滋賀県の湖東地方(琵琶湖の近く)でようやく補導されたようでした。どこで寝泊まりをしていたのかまでは結局分かりませんでしたし、いろいろな人に迷惑をかけてしまいましたが、見つかった現場は琵琶湖が近いこともあり…とにかく無事だったという事実だけでも幸いです。母はさっそく一緒に対応してくれた叔母(母の妹)に「無事に見つかった」と電話をし、そのあと仕事から帰って眠っていた父を起こし、叔母の運転する車で滋賀県の警察署に向かいました。こうしてようやく丸3日ぶりに兄と再会することができました。父と母は警察署の職員さんに、「命の危険があるのだから」と、お灸をすえられたようでした。同行した叔母は、帰りの道中で「二度とあってはならないことだ」と、兄を含め父と母三人に対して強く叱ったと後日聞きました。知的障害のある兄の命を守ることの大変さある程度の知能がある人なら「やっていいこと、いけないこと」の判断がつきますし、「お母さんが心配するから一人で外に出てはいけない」と考えて踏みとどまることはできるでしょう。しかし、体は18歳でも重度の知的障害のある兄には今回、そういった判断はできませんでした。目に入った情報から、突発的に行動してしまうことがあるので、それを40代の、足に持病がある母が完全に制御することはやはり難しいです。ただ、18歳の兄には、「家族が近くにいるときは一人で出ていかない」という自分なりのルールのようなものが存在していたため、ある程度は日常生活をおくる上で歯止めはかかっていたのだろうと思います。また「信号が赤のときは渡ってはいけない」「踏切が下りているときは渡ってはいけない」ことは理解していたため、18年間命を落とすことなく無事だったのだろうと思います。三日間もの脱走のあと、父と母の意思は変化したような気がします。このころから「親なきあと」の兄の人生のために、兄が障害者支援施設へ入居することを本格的に検討するようになりました。障害者支援施設に入居して20年経った現在までに、一度施設から抜け出したことがあると聞きました。施設は山手に位置するため、一本道が多い地域なので、比較的早い段階で見つけることができるのだそうです。仮に外へ出たとしても、「○○ホームの人だ」とご近所の方も把握できるだろうとも思えます。兄は現在40代後半なので、18歳のエネルギーあふれる当時とは違って体力の衰えを感じているようで、ここ数年間落ち着いているようです。そして、私はこうして過去の思い出を振り返っていますが、現在兄が無事に年を重ねられているのは、兄をサポートしてくださっている周囲の方々のお陰だと心から思いますし、感謝してもしきれません。執筆/スガカズ(監修:三木先生より)ご自身の病気も抱えられてお母様は本当に大変でしたね。周りの方たちや警察からは厳しく言われたとのことでしたが…24時間ずっと気を抜けないまま生活している中で、ごく稀にこういったトラブルが起きてしまうことは責められないと私は思ってしまいます。ともあれ、お兄さんは年齢と共に落ち着かれて、現在もお元気なようで良かったです。
2021年10月26日