オーネットはこのほど、全国の25~39 歳の一般独身男女計6,232 名を対象に「結婚」に関する意識調査を実施。今回は特に「独身でいる理由」についての調査結果を発表した。調査期間は2012年11月~2014年6月。○独身でいる理由…、男女ともに「出会いの少なさ」「あなたが独身でいる理由は?」という質問に対し、18項目の選択肢から当てはまると思ったもの複数を選んでもらったところ、最も多かった理由は、男女ともに「異性との出会いの機会がほとんど無いから(37.6%)」というものだった。そのほか「経済・雇用の不安から(23.4%)」、「自由や気楽さを失いたくないと思っているから(22.2%)」、「自分の(恋愛力)に自信がないから(21.0%)」などが上位を占めた。○男性は「経済力」に対する不安も独身でいる理由を男女別で見てみたところ、「出会いの少なさ」に続く理由に男女差があることが明らかとなった。男性においては「経済・雇用の不安から」が34.5%にのぼり、15の道府県で「出会いの少なさ」を上回って最多の回答となっており、「出会いの少なさ」だけではなく、「経済の不安」も男性にとって大きなハードルになっていることがわかった。一方女性において「経済・雇用の不安」と回答したのは12.5%にとどまり、「結婚後、出産や育児、家事などを踏まえて専業主婦というライフスタイルが選択肢としてある女性と、社会的に世帯収入を支える事が求められる男性との、社会的な意識差・性差が表れた」と調査ではコメントしている。さらに、女性は「自由や気楽さを失いたくないから(24.3%)」や「趣味や娯楽を楽しみたいから(18.6%)」といった回答で男性を上回り、女性は個人のライフスタイルを重視する傾向にあることがわかった。(結婚相談所「オーネット」調査)
2014年10月30日38才独身OLまりこ。22才で上京して、それなりに仕事がんばって30才前には結婚して……なんて思っていたのに! フツーにできると思っていた結婚が、フツーにできない。気が付けば38才、40目前じゃないの!! 毎日毎日、独身アラフォーってだけでかわいそうな目で見られたり、同情されたり、ネタにされたり、ぬるい地獄の日々よ。……そんなまりこの日常、お届けします。毎週金曜更新です!!
2014年01月31日前編 に引き続き、今回も「30代独身女性の恋愛観」をお伝えします。■恋愛を“卒業”して1人で歩む人生設計を考え始める自分は結婚とは縁がないかもしれない、または結婚に向いていないのかもしれないとある意味悟った女性の中には、恋愛を“卒業”して、1人で歩む人生設計を考え始める人もいます。近年、一人暮らしの女性をターゲットにした分譲マンションの販売が目立つのも、この潮流を受けてのことだと思われます。「ペットOK」「防犯面で安心」「一人暮らしでも広めのLDK」「賃貸なら月に○○円の収入可能」といった謳い文句を見て、夢を膨らませる女性も多いのではないでしょうか。野村不動産の行ったアンケートによれば、全体の60%にも及ぶ30代女性が、住宅購入に関心があると回答しています。( 野村不動産アーバンネット、ノムコム・ウーマン 参照)住宅購入を検討する一方で、一人暮らしをしていた住居を引き払い、実家に戻る女性もいます。この場合は、「親の老後=介護は自分が担当する」と覚悟を決めて戻るパターンが目立ちます。実家のローンは親の代で完済するから、その代わりに……と語る女性もいました。 前編 で30代女性は「自分の人生の残り時間を真剣に考える」とお伝えしましたが、真剣に考える際の優先順位は住→食→衣。最低限、住む場所だけは確保しておかねば、とう危機感の現れと言えるかもしれません。ただし、一軒家なら経年劣化ごとに修繕費が、分譲マンションであれば月ごとに修繕費や駐車場料金等がかかります。どちらにせよ、ローンが終われば家賃がかからないとしても単独の稼ぎでは後々痛い出費になることを覚悟しておかなければなりません。■収入アップを狙い仕事を頑張りターゲットを広めに設定する“専業主婦は絶滅危惧種になりつつある”と言われている近年は、結婚しても共働きが主流となっています。この傾向により、それなりの収入がある女性を、男性は歓迎するようになりました。歓迎する男性は20~40代(それ以上も)と年代が幅広いので、自分に振り向いてくれる年齢層を広めにしようと収入アップに頑張る女性がいます。30代後半から40代の女性が20代の男性と真剣交際しているのが一例です。「年上だからしっかりしていて頼りになるから」という理由で年上女性とつき合う男性がいますが、これは女性がしっかりと稼いでいるからです。「フリーターだけど頼りになる」と言う理由で年上女性とつき合う男性はレアケースのはずです。他にも「独身でいい男がいないから不倫から抜け出せない」等の例もありますが、30代女性のみなさんは、いくつ当てはまりましたか?
2014年01月17日弊サイトcocoloni PROLOでお世話になっているライターの雨宮まみさんが、新刊『ずっと独身でいるつもり?』(KKベストセラーズ)を出版されました。同じ独身女性として、これは読まないわけには…ということで、さっそく入手。むさぼるように読んでみました。この本には「今すぐ婚活する気はないけれど、一生独身でもいたくない…」そんな“なんとなく独身”の現状と本音が綴られています。「結婚したい」のに、結婚してからの生活をリアルに想像すると「もしかして、私は結婚したくないんじゃないか?」という想いに気づかされる…。これって、結婚についてそれなりに真剣に考えたことがあるアラサー以上の女性の多くが、一度はぶつかる問題なのではないでしょうか。仕事やプライベートが充実しているので邪魔されたくない、お金や時間を自由に使えなくなるのはイヤ、実家暮らしが快適で抜け出せない…なんて気持ちがあるために、彼氏がいる・いないに関わらず、なかなか意識が結婚へと向かない人は少なくないようです。それでも女性の場合、子どもを産みたいと思っているなら、ある程度のタイムリミットがあります。35歳以上の出産は高齢出産と言われ、その年齢を超えるとリスクが高くなるという話は有名ですよね。だから30歳を過ぎた頃から「あまり遅くならないうちに…」というセンサーが働き始めるんじゃないかと思います。一方、男性にはそれがないので、アラサーを過ぎても「結婚!?まだまだ!」とのんびりしている人が多数派。でもそんな男性もアラフォーに近づくと、周りを見回し「あれ?俺やばい?」「結婚したほうがいいのか?」という気持ちになることが多いみたいです。ずっと1人でいるのは寂しいから「結婚したい」。だけど引き換えに何かを失うと思うと「結婚したくない」。相反する2つの気持ちの中で揺れる35歳以上の独身男性たちの気持ちをリサーチしてきました。【結婚したいけれどしたくない!男心エピソード】■他人と生活したら疲れそう…結婚相談所に登録して何度かお見合いをしたという営業職のRさん(38歳)。結婚願望はあるものの、学生時代から1人暮らしをしているため、他人との生活を想像すると怖くなるそうです。理由は、今は自宅ではパンツ1枚で過ごしているけれど、誰かと暮らすようになったら服を着なくちゃいけないだろうから苦痛。寝ながらものを食べたりゲームをしたりするのもできなくなりそう。仕事でたくさん人と話すので家では黙っていたいのに、奥さんがいたら無言でいるわけにはいかない、など。食べたいものや見たいテレビ番組も自分の意志だけでは決められないと思うと、結婚自体が面倒になるのだとか。――1人暮らしが長く気ままな生活を堪能していると、それが失われた時のことを考えてブルーになってしまうんですね。相手に気を遣うので疲れそう、と思うのは女性の場合も同じなのでは?■仕事に夢中で結婚まで考えられない広告業界で働くTさん(35歳)には1年半ほど付き合っている彼女(32歳)がいます。お互いに忙しいこともあり、結婚は意識していなかったのですが、最近、彼女から「私と結婚する気ある?」と聞かれ、戸惑ってしまったそうです。「いつかは結婚するだろう」とイメージはしていたものの、まだそんな年齢ではないと思っていたTさん。結婚しても彼女は共働きしたいと考えているようですが、もし子どもができたら自分1人の稼ぎで家族を養わなければならないかもしれない。今は休日返上して働いたり、深夜に飲みに出かけたりしているけれど、その生活もできなくなるかも。などと、急に現実が押し寄せてきて頭がパンパンになってしまったのだとか。「彼女のこと好きだけど、結婚したいかと聞かれると即答はできない…」とかなり悩んでいるようでした。――お付き合いは一緒にいて楽しいと思うだけでもできるけれど、結婚となると“責任”という言葉が切り離せなくなるもの。良い意味での覚悟と責任を持てるようにならないと、結婚はなかなか難しいのかもしれませんね。その他には・「海外旅行好きだったり、習い事をしてたりする女性は金がかかりそう。今までの生活水準を下げたくないとか言われても困る」(35歳公務員)・「結婚したら相手の親や親戚との付き合いがあるので、それがわずらわしい」(37歳自由業)なんて意見も。これまでとは生活パターンが変わるとか、何かしら相手に譲歩しなければならないと思うと、気後れしてしまう男性が多いらしいことがわかりました。そんな男性たちに本気で「結婚したい」と思わせるには、結婚には苦痛なだけではなく、楽しい面もたくさんあるということを知ってもらうことが必要なのかも。彼氏が「結婚したいけれどしたくない」と考えていることに気づいたら、無理に結婚を意識させるよりも、さりげなく夫婦愛に感動できそうな映画や本をすすめたり、「結婚して幸せ」とのろけてくれそうな既婚者に会わせて、いろいろ吹き込んでもらったりするほうが効果があるのかもしれませんね。独身女性の結婚観、願望など心の機微を丁寧に綴る一冊((文=編集J)
2013年11月04日○積極的に独身を貫く人が増えた昨今 独身貴族という言葉が浸透して、ずいぶん年月が経った。昨今では「結婚できない」のではなく、「結婚したくない」「独身生活をまだまだ謳歌したい」という積極的な意志のもと、30代~40代に突入してもシングルライフを続ける人が珍しくなくなった。 特に男性の場合は顕著だ。40歳を過ぎても生活の感覚が若者の独り暮らしとあまり変わらず、自由に人生を楽しもうとする。彼らは結婚する意志がないからといって、女性が苦手、あるいは興味がないというわけではなく、むしろ女性が大好きな者が多く、特定の恋人はもちろん、割り切った関係の女友達まで、実に様々なスタイルで女性と交際しようとする。すなわち、まだまだ色々な女性と自由に遊びたいのに、わざわざ一人の女性に縛られる結婚生活には魅力を感じないということだろう。ましてや子供が欲しいという願望もなければ、なおさらだ。 ○独身貴族のR氏--あるとき一転して考え方が変わり、急に結婚願望を口に しかし、そんな独身貴族の中には、あるとき一転して考え方が変わり、急に結婚願望を口にする者もいる。今年の夏、46歳にしてようやく結婚したR氏もその一人だ。 それまでのR氏は、20代のころから一貫して結婚否定派だった。「結婚なんて人生の墓場だ」「一人の女に縛られるより、色々な女と自由に遊んでいたい」「子供には興味がない」「今の時代は店や物がなんでもそろっているため、独身でも不自由がない」などといった主張を口にしていたのだが、そんな彼がいったいなぜ結婚する決断を下したのか? 「それはもう単純な話で、今の生活に飽きたからですよ」 R氏が独身貴族を卒業した要因は、同じような日々が続くことに対する飽き、すなわちマンネリからの脱出だという。彼は独身生活にマンネリを感じていたのだ。 「大学を卒業してから独り暮らしを始めて、気づけば25年近く経ったんですよ。20代のころは自由な独り暮らし自体が楽しくて、好きに遊び呆けていましたけど、そんな暮らしが30代、40代と続くと、だんだん遊びにも飽きてくるんですよね。今はもう興味のある店も特にないし、色々な物を食べたいとか飲みたいとかも思わない。女遊びもそうです。色々遊んでくると、その遊びにも飽きてきて、生活に刺激がなくなってくるんです」 ○新たな刺激を求めて、結婚に踏み切る R氏はマンネリ気味の独身生活に新たな刺激を求めて、結婚に踏み切ったという。 確かに、それは容易に想像できる。いくら自由な独身生活といっても、人間は結局のところ仕事をして、食事をして、酒を飲んで、友と語らって、異性を求めて、趣味を楽しんで、などといった限られたパターンの繰り返しで生きるしかない。もちろん、それらが楽しい時期もあるのだろうが、だからといって何年も同じパターンを続けられるほど人間は単純な生き物ではない。よほどのことでもない限り、人間は飽きる生き物なのだ。 また、別の男性であるG氏は36歳で結婚したものの、子供に興味がなかったため、愛する奥様との二人暮らしを何年も満喫してきたのだが、42歳になる今年から急に子作りを本格化させたという。G氏の変化の理由も以下の通りだ。 「最初は妻と二人の暮らしが楽しくて、子供はいらないと思っていたんですけど、やっぱり二人だけの暮らしというのは何年も続くとマンネリ化しますね。だから生活に変化や刺激が欲しくて、そう思うと途端に子供がいる暮らしに憧れ始めて……」 やはり、ここでもキーワードはマンネリであった。 ○人間の充実度は、多角的に測定されるもの 確かに言われてみれば納得がいく。たとえば愛する奥様との二人暮らしの充実度をXY座標の十字グラフで考えればわかりやすい。「幸せ」と「不幸せ」というのはX軸の両端でしかなく、人間の充実度にはそれに加えて「マンネリ」と「刺激」というY軸の両端も存在する。「幸せだけどマンネリ」「刺激的だけど不幸せ」という言葉をしばしば耳にするのは、人間の充実度は本来そうやって多角的に測定されるものだからだろう。 そう考えると、人間の文明が築き上げた一般的な人生のパターンとは、非常に良くできているのだ。人間は生まれてしばらくは赤ん坊として過ごし、何年か経つと幼稚園児になり、その後は数年ごとに小学校、中学校、高校と、その人に応じていくつかの種類の学校に生活の中心を置く。そして社会に出てからも、独身を経て結婚し、結婚後も出産や育児、子供の受験、子離れなどといった一里塚が数年ごとに待っている。 子離れにより、熟年夫婦が二度目の青春を迎えてからもそうだ。久しぶりの夫婦の時間は当初こそ新鮮で楽しいかもしれないが、それも何年も続くと飽きてくるもので、そこで子供が結婚したり、孫が生まれたりすることが、マンネリ打破の刺激になったりする。 おそらく、人間は同じような環境やパターンの暮らしを、そうそう何年も続けられないのだろう。たとえば人生を80年として、学生を卒業するのが18歳~22歳くらいだとすると、それから60年前後もの長い年月が待っているのだ。その60年を同じパターンの繰り返しで生きると考えたら、マンネリ化して当然かもしれない。 だからこそ、神様は人間の一生にいくつかの一里塚を築き、一定のタームごとに生活に変化が起きるような、すなわちマンネリ打破のトピックを用意したのかもしれない。そう考えると、人間にとって結婚願望の表出とは実に自然なことなのだ。 <作者プロフィール> 山田隆道(やまだ たかみち)小説家・エッセイスト。早稲田大学卒業。これまでの主な作品は「虎がにじんだ夕暮れ」「神童チェリー」「雑草女に敵なし!」「Simple Heart」など。中でも「雑草女に敵なし!」は漫画家・朝基まさしによってコミカライズもされた。また、作家活動以外では大のプロ野球ファン(特に阪神)としても知られており、「粘着! プロ野球むしかえしニュース」「阪神タイガース暗黒のダメ虎史」「野球バカは実はクレバー」などの野球関連本も執筆するほか、各種スポーツ番組のコメンテーターも務めている。オフィシャルブログ山田隆道ツイッター
2013年10月18日前編 に引き続き今回も、不倫で独身女性が失うものをお伝えします。■不倫未経験女性が持つ“普通の女性の雰囲気”「不倫を経験した女の人は、したことがない女の人と何となく雰囲気が違う」と、何人もの独身男性が言っていました。その「何となく」を説明してもらったところ、「何となく暗い」「何となくワケあり」な雰囲気だそうです。人の持つ雰囲気を言葉にするのは難しいですが、人に言えない恋愛経験者は、わかる人にはわかってしまうということでしょうか。そして、わかってしまった男性は、あえてそのワケありな女性に近づくことはしないらしいのです。つまり、不倫をすると自分でも知らないうちに恋のチャンスを遠ざけてしまうことにもつながる、ということ。しかも、その「何となく違う雰囲気」は、不倫をやめても引きずり続けるようです。ある独身男性が気になる女性を食事に誘ったところ、不倫をしていた過去を打ち明けられて「やっぱり…」と感じたと話していました。そして、その女性からは手を引いてしまったそうです。言語化することが難しい雰囲気は、ほぼ誰も指摘してくれません。不倫経験者は背負っていると覚悟しておいたほうがいいでしょう。■パートナーを信じる純粋な心不倫から抜け出せずにダラダラと年月を重ねてしまう独身女性がいる一方で、不倫をやめて別の男性と結婚する女性ももちろんいます。ただ、結婚=幸せではありません。自分自身が男性が不倫する姿を目の当たりにしてきたせいで、「自分のパートナーもふとしたきっかけで不倫をするに違いない」と信じ込み、自ら良好な関係を崩してしまう女性もいます。このように、不倫は自分の将来にも危機を及ぼす恐れがある恋だと、不倫経験中or経験者は肝に銘じましょう。■現実を見る力これは特に経済力を持つ既婚男性と不倫をしていた独身女性に見られがちな例ですが、「不倫相手がリッチだったから次につき合う人にも同等の経済力を」と求めてしまう女性がいます。これこそが、現実を見る力が失われてしまった証拠。その既婚男性は関係が不倫だったから自分を選んだだけで、結婚相手として見た時には真剣に交際をしなかったかもしれない、という現実に直視できていないのです。そういった独身女性は既婚男性と同等の経済力を持つ独身男性を探し続けた結果、理想ばかりが高くなり、「いい男に出会えない」と嘆き、ますます新たな恋人ができないという悪循環に陥ることがあります。男性が、結婚相手と不倫相手に求める要素は異なることを、悲しくても受け止めるべきでしょう。独身女性の不倫は、誰にも相談できない辛い恋になりがち。悩んだ挙句、親しい友人に相談しても「自業自得だ」と言われてさらに傷を深める前に、きっぱり卒業してくださいね。
2013年09月24日不倫は、相手の奥さんやお子さんを傷つける行為だからしてはいけないこと。道徳に反しているから許される恋ではない……。理性ではわかっているのに、既婚男性と不倫してしまう独身女性は大勢います。事実、某恋愛相談サイトやブログから恋愛相談を受けていると、不倫をやめたいのにやめられない、奥さんから奪取したい、振られたけれど相手は自分の家庭に不倫がバレずのうのうと暮らしていて許せない、といった相談が山ほど寄せられます。不倫は独身女性にとってあまりにもリスキーな恋。失うものがたくさんあるのです。その失うものに今回はスポットを当てていきましょう。■若さ不倫は、長期化してしまうケースが多数。5~10年間不倫しているという独身女性も珍しくありません。当然その間、女性は婚期の鍵を握ると言っても過言ではない「若さ」を失います。そして、結婚相談所の職員がよく口にする「35歳を過ぎると女性の婚活市場での価値はほぼなくなる」という年齢を超えてしまう人もいます。長期化してしまう理由はそれぞれですが、一度失ってしまったら若さは二度と取り戻せません。友人や社内の女性が結婚・出産していく間に彼の離婚をひたすら待ち続けて若さを失った結果、「私の婚期を返して! 」と言わんばかりに彼に執着し続ける女性もいます。失ったものの大きさを受け入れきれず、心を病んでしまう女性もいるのです。「後悔先に立たず」ということわざがあるように、失ってから悔いても遅いので、相談を受けた際は必ずお伝えしているのですが、「そうですよね。わかっているんですけど…」と、大半の女性がお伝えした時点では気づいてくれないという悲しい現実があります。もっと自分を大切にしてほしい。切に願います。■お金と仕事独身女性と既婚男性の不倫は、既婚男性がデート代を多めに負担するケースが多いようです。ですから交際中は、独身女性はデートをしても懐が寂しい思いをしないで済むため、同年代の独身男性と交際をするよりもリッチな感覚を味わっていることが多々あります。ですが、問題は彼の奥さんにバレた時。不貞行為は不貞を働いた相手に慰謝料を請求できるのが周知の事実で、現に200万円請求された女性がいます。奥さんに会社へ乗り込まれて辞職に追い込まれ、収入源を絶たれた女性もいます。慰謝料を支払えば終わり、新たな職に就けば終わりという話ではありません。奥さんにバレた瞬間、男性が逃げ腰になることが多いため、お金と仕事を失うだけではなく心に深い傷を負ってしまう女性も大勢いることを忘れてはいけません。引き続き【後編】でも、不倫で独身女性が失うものをお伝えします。
2013年09月19日最近、身近でまたひとしきり結婚、出産ラッシュが巻き起こっています。春はすばらしい季節で、結婚式をするには最高ですし、梅雨はジューンブライド、夏は夏休みついでに海外挙式という人もいたり、秋は気候が良いので結婚式シーズン、冬の結婚式もロマンティック……。と、なんだかんだでいつでも結婚には最適には最適のシーズンなわけで、独身の身には、春の嵐のように吹き荒れる結婚ラッシュがことのほかこたえます。30代後半まで独身でいると、20代とは違って、「同世代の中で私だけが取り残されてしまう」という不安はもうあまり感じません。自分の結婚願望が強まったぶん、嫉妬が強まるかというとそうでもありません。この年齢で感じる不安は「一人で死ぬのは私だけかもしれない」という不安であり、見事に相手にめぐり会え、結婚した人には、心の底から「おめでとう」と祝福する気持ちを持てます。しかし、身近な人たちがペアになっていくのを見ていると「私、いつまで独身なんだろう……」と我が身の来し方行く末に思いを馳せて、ぼんやり部屋で壁を見つめたまま数時間が経過していたりすることも事実です。こういうとき、ふと頭に浮かんでくる「禁句」があります。それは……。「お互い○歳過ぎても独身だったら、結婚しようね」という、よくある口約束です。私自身は、たぶんこの言葉を誰かに言ったことはないと思うのですが、もしかしたら精神的に行き詰まったときに口にしていたことがあるかもしれない……と不安になる程度には、困ったときに言いたくなる言葉ではあります。そして、言われたことのある人にとっては、「このままずっと一人なのかも」と不安になったときに、「そういえば、あの人とあんな約束したな」と思い出す言葉でもあります。私は、この言葉が好きではありません。口約束にもほどがあるというか、本気で守る気あんのか!?と詰め寄りたいほど、「約束」の意味をなしてない言葉だと思います。なのに、その約束は「結婚」という、人生の中でとても重いものについての約束なのです。こんなことを気軽に言うなんて、いったいどんな了見で生きているのか? と思います。しかも、言われた側は「このままだと、あの人と結婚できるかも……」と、わりあいその気になりがちだったりするのに、だいたいこの言葉は、言った側が先に結婚します。言う側にとっては「万が一結婚できなかったときの保険」であり、言われる側にとっては「ささやかな希望」になってしまう言葉なのです。若いときから、「こんなことを言い出したらおしまいだ」と思っていたのに、最近、気づくとふと「○歳までお互い独身だったら、結婚しようか」と、言いたい衝動に駆られ、そんな自分に焦っています。武士は食わねど高楊枝、じゃないですけど、独身でもそんな卑怯な言葉は使うまい、と思っていたのに……。私の周りでは、「この言葉がきっかけで結婚した」というカップルの存在は聞いたことがないのですが、どれくらい効力があるものなのでしょうか。むしろ、投げ網のように誰にでも言っておいたほうが良かったのか、と最近ちょっと思い始めています。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月30日何の因果かクリスマスに更新日を迎えることとなったこの連載ですが、みなさんは独身女性がどのようなクリスマスを迎えているとお思いでしょうか?道行くカップルに呪詛の念を送り、クリスマスなどという商業主義に毒されたイベントの存在を呪い、キリストの誕生までも呪いかねない勢いだった10代、20代を過ぎると、30代のクリスマスはもう穏やかなものです。手作りリース教室に行って作った小ぶりなリースを飾ったり、羊毛フェルトのマスコットの仕上げに精を出したり……。クリスマスを憎んでも何も始まらなかったし、憎んでも何もないまま人生終わるかもしれないと悟り始める30代は、ささやかにクリスマスを楽しもうと穏やかな気持ちで聖夜を迎え、きらびやかなイルミネーションを愛でるのです。そう、ひとりで……。クリスマスといえば、思い出す光景があります。私がまだヒマでヒマでしょうがない怠惰な大学生だった頃、クリスマスシーズンの平日にディズニーランドに行きました。至るところにツリーが飾られ、クリスマスソングが流れるランドの中を歩いていると、ふとある光景を目にしました。それは、三人乗りのベビーカーを押した一人の母親と、ベビーカーに一人、抱っこで一人赤ちゃんを連れた母親の二人連れ(子供も入れて七人連れ)でした。最初に思ったことは「大変だなぁ」でした。三人と二人の子連れで、他に家族は誰もいないとなると、移動も大変だろうし……と。子供たちはまだ小さく、アトラクションには乗れない年齢です。母親も、まだ抱っこの赤ちゃんがいては乗れないでしょう。私は少し不思議に思ったのです。「アトラクションにも乗れないのに、混雑しているディズニーランドに来て、楽しいのかな?」と。最近になって、ベビーカーを電車で畳むべきかどうかという議論を目にして、私はこのときの光景を思い出しました。ベビーカーを畳むべきかという議論には、最初から「年子で二人いるとか、一人は抱っこできても二人や三人は抱っこできない(=ベビーカーを畳みようがない)」という視点が完全に抜け落ちています。自分の友達に子供が産まれてから、私は子連れで安心して食事に行ける、子連れへのサービスが行き届いた店、子供が泣いても大丈夫な店をファミレス以外で見つけるのがいかに困難なことか知りました。ただ食事をするだけでもそうなのですから、遊びに行くとなると、どれだけ大変か……。あの母親たちにとって、たくさんの子連れで移動することよりも、子連れで安心して遊びに行ける場所を探すことのほうが、ずっと困難だったに違いないと思い至った瞬間、そのことに気がつくまでに十五年以上もかかった自分自身に対して、恥ずかしくてたまらなくなりました。独身女でも、母親でも「自分でその道を選んだんだから、文句なんかないはずでしょ?」と決めつけられることは、同じように苦痛であるはずなのです。人生は、選択できることもあればできないこともあります。全部を自分の力で選び取れるわけではないし、選んだ道だって、実際に歩いてみなければ、どんなものかわからないのです。そして人生は、「つらい」か「幸せ」かの二択ではありません。つらさと幸せが同居している状態だって、当たり前にあります。その複雑な人生を歩むときに生まれる、ひとことで言えない感情に対して「自分で選んだんだから、自己責任でしょ」と、口を封じられるつらさを知っているならば、他の誰かに対してもそう決めつけるのではなく、「複雑さ」を思いやる気持ちを持てるようになりたいと、私は思うのです。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月25日ピンク系の表紙がまぶしい、書店の「女性エッセイ」コーナーにズラリと並ぶモテ本や婚活本の数々、みなさんは手にとったことがおありでしょうか? 私はあります。正確に言うと、婚活本は買ったことがありませんが、モテ本はあります。こう言うとたいていの人が「えー、あんなの信じてるの?」という反応を返してきますが、声を大にして言いたいです。「信じる、信じないじゃない! テンションを上げたいだけなの!」と。モテ本を読むことで「こんなことでモテるんだったら、私でもなんとかなるかも」「こういう局面でどうしたらいいのかいつも悩んでたけど、こんな返しがあったんだ」と、読んだだけで一歩前進したかのような気分になるのが、こういう本のいいところです。その一方で、婚活本にはなかなか手が伸びないのはなぜなのでしょう。今もっとも必要としているのは婚活本のはずなのに……。モテ本にもいろいろな流派があるように、婚活本もさまざまです。仕事で読んだことはありますが、「今、女性が望んでいる『普通の結婚相手』の条件がどれだけ高望みであるか」を突きつけてくるものもあれば、「どのようにセルフブランディングすれば『結婚対象』として見てもらえるようになるのか」という自己分析を促してくるものもあり、かなり有用だなと感じるものもあります。私は結婚相手に「正社員で、年収五百万以上」とかいう条件を求めているわけではありません。なので「あなたの求めている『普通の結婚相手』は、もはや希少で『普通』ではありません」という現実を突きつけられても、ビクともしません。しかし、話が「『結婚対象』として見られるためのセルフブランディング」になると……。もう、バッタリ倒れそうになります。まず「ライター」とかいう仕事をしている時点で、かなり「結婚相手」として見てもらうのは難しいです。実際には地味きわまりない生活をしていても、出版業界の派手で不安定なイメージがつきまとうからです。ルックスについてのこともそうです。「ネイルアートは控えめに」などと言われても、「ネイル地味にするぐらいで結婚できるんだったらいくらでもするけどさ、もう36年も生きてきたんだから、爪ぐらい好きにしても良くない!?」と、真っ赤な爪でプカーッとたばこのひとつもふかしてやさぐれたくなります。特に私の世代は、個性重視の教育をされてきた世代です。個性的であることが正しいと信じ、自分らしい生き方を目指してがんばってきたのに、いまさら「個性を隠して、とっつきやすい『お嫁さんタイプ』になれ」と言われると、なんだか裏切られたような、自分の人生そのものまで否定されているような気分になってきて、生きるテンションそのものがガタ落ちになってしまうのです。さらに、この考えは本当に捨てないとまずいのかもしれませんが、結婚するからには「誰でもいいから嫁に適した女」を選ぶ人よりも、「きみだからこそ結婚したい」と言ってくれる人がいい……という考えが、私の中にはあります。そう思うと、なかなか「自分を捨てて、嫁タイプになる」ことができないのですよね。ほんのちょっと変えるだけで「嫁タイプ」になれるのなら、と前向きな気持ちで読めるのであれば、婚活本は大きな手助けになってくれると思うのですが、それを買うまでの心の抵抗がまだ克服しきれずにいます。自分でも「煮え切らない独身」だなぁ……と思います。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日今年もまた、結婚できないまま年が暮れてゆく……。みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は一度も結婚しないまま2012年を終えようとしています。人生何が起こるかわからないので、年内に一発逆転のチャンスがあるかもしれないというわずかな希望は捨てずになんとか生きていこうと思っておりますが、その希望も極薄……。寒さが身にしみる季節です。さて、この連載を始めてからというもの、私はこう質問される機会が増えました。「雨宮さんって、本当に結婚したいと思ってるの?」もちろん、結婚したいからこんな連載を書いているわけですが、外から見ると「こんな連載を男が読めば『こいつは結婚を焦ってる女なんだ』と腰が引けるに決まってるじゃないか。そんな自分の首を絞めるようなこと、普通はやらないだろう。本当は『結婚できなくてもいいや』って思ってるんじゃないのか?」という感じに見えるらしいのです。ええ、わかってます。そんなことは重々承知です。でも、別に連載を始めるまではいかなくとも、聞かれてもいないのに「独身自虐ネタ」を披露してしまう独身女性は、けっこう多いのではないでしょうか。女はトシを取れば取るほど「ツッコミづらい生き物」になっていきます。「雨宮さんって結婚してるんですか?」「彼氏いるんですか?」。そういう質問をされるたび、場の空気がまぁ、凍り付くまではいかなくともシャーベット状になることが増えてきました。「独身です」「彼氏いません」という答えに対して「フォローせねば……!」という緊張が走るのです。そして、その空気こそが、独身女にはしみじみつらいのです。そして「いや~、今どき結婚なんてみんな遅いですから」「高嶺の花って感じで口説きづらいんですよ~」なんていうフォローを入れられようものなら「お気遣いいただいてすみません!」と土下座したい気持ちになります。独身というだけで「周りに気を遣わせてしまう」こと、その気遣いがだんだん重くなって、周りが「結婚します」「結婚してます」「今度子供が生まれます」などの幸せな話を「なんかしにくい」雰囲気になってしまうこと、「雨宮さんのいるところで恋愛話はしにくい」と思われてしまうこと、それを実感すると、自分の存在がイヤ~な方向にどんどん重くなっていくのを感じるのです。その重さを回避するために、聞かれてもいないのにどんどん「独身自虐ネタ」を自分からブチまけては、モテにくい雰囲気を作ってしまう……。そんな女性は私だけでなく、たくさんいると思います。でも、それは決して「モテなくてもいいから」やっているわけではなくて、周りに「ツッコんでもいい」空気を作るための、独身女ならではの気遣いであり、優しさなのだということを、少しだけ理解してほしいのです。誰にもツッコまれない、もはや「触れてはならない」ような、怖い存在になってしまうことが、独身女にとっては一番怖いことなのです。だって、ただでさえ独身なのに、そんな心の距離置かれたら人生寂しすぎるじゃないですか……。忘年会などで激しい自虐ネタを繰り出す独身女性を見かけたら、どうか、そっとしておいてくださいね。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日家では何をして過ごしていることが多いですか?今回、「マイナビ賃貸」では、「独身男性の実態調査」をマイナビニュース会員349人に対して実施しました。そこで、約7割以上の独身男性が「休日は、外より家にいることが多い」と答えました。そんな彼らは具体的に、家でどんなことをして過ごしているのでしょうか?回答の中から、参考にしたい“リラックス方法”が見つかるかもしれません。■休日は外出しているときと、家にいるときどちらが多いですか?家にいることが多い……76.2%外出していることが多い……23.5%■家では何をして過ごしていることが多いですか?パソコンでインターネットをする……72.8%TVを見る……59.9%本を読む……39.5%音楽を聴く……32.4%寝る……30.9%ビデオを見る……30.1%ゲームをする……28.9%掃除、洗濯などの家事をする……26.1%筋トレやストレッチなどをする……10.3%その他……1.7%最も多かった回答は「インターネットをする」(72.8%)、次いで多かったのは「TVを見る」(59.9%)という結果になりました。皆さん、まったりと過ごして日ごろの疲れを癒やしているようです。「TVを見る」と回答をした人のなかには、「お笑い」(大阪府/32歳/情報・IT)、「『水曜どうでしょう』などのお笑いDVD」(熊本県/29歳/食料・飲料)と、“お笑い番組”を見て過ごしている人も多い模様。ワイワイにぎやかで、明るい気分にさせてくれるお笑いは、心を解きほぐすのにピッタリなのかもしれません。■一番のリラックス法、楽しいと思えることは何ですか?「昔のアニメを見ながら大好きなビール系飲料を飲んでいるとき」(東京都/40歳/機械・精密機器)「ライブのDVDを見ること」(千葉県/25歳/医療・福祉)「動画を見ながらお菓子を食べているとき」(山梨県/34歳/機械・精密機器)「おいしいコーヒーを飲むとき」(宮城県/23歳/農林・水産)「紅茶を淹れているとき」(東京都/34歳/生保・損保)「愛犬とゆっくり過ごすこと」(東京都/28歳/運輸・倉庫)「高層マンションに住んでいるので、外の景色をぼうっと眺めること」(東京都/40歳/マスコミ・広告)「特にないので困っている……」(埼玉県/33歳/電機)と、アドバイスを求めるような回答もありましたが、今ではインターネットの動画サイトで“昔のアニメ”や“ライブ映像”を探して見ることも簡単になりました。ライブといえば、ちまたでは、家でAKB48やももいろクローバーZなどのアイドルの映像を見ながら、踊って汗を流す男性陣も多いと聞きます。時間を忘れて、別世界に浸るのも楽しそうです!また、お菓子・コーヒー・紅茶・お酒など、嗜好(しこう)品を堪能してリラックスする人も多数。自宅でカフェ気分、BAR気分を味わう“うちカフェ”“おうちBAR”なるものも流行(はや)っていますが、インテリアごとカフェ仕様、BAR仕様に変えてしまう例もあります。独身だからこそ過ごせる、家での自由気ままな休日ってイイですよね!(文・エフスタイル)【アンケート対象】社会人男女(マイナビニュース会員)調査期間:2012年10月26日~2012年10月29日有効回答:349件調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月09日家では何をして過ごしていることが多いですか?今回、「マイナビ賃貸」では、「独身男性の実態調査」をマイナビニュース会員349人に対して実施しました。そこで、約7割以上の独身男性が「休日は、外より家にいることが多い」と答えました。そんな彼らは具体的に、家でどんなことをして過ごしているのでしょうか?回答の中から、参考にしたい“リラックス方法”が見つかるかもしれません。■休日は外出しているときと、家にいるときどちらが多いですか?家にいることが多い……76.2%外出していることが多い……23.5%■家では何をして過ごしていることが多いですか?パソコンでインターネットをする……72.8%TVを見る……59.9%本を読む……39.5%音楽を聴く……32.4%寝る……30.9%ビデオを見る……30.1%ゲームをする……28.9%掃除、洗濯などの家事をする……26.1%筋トレやストレッチなどをする……10.3%その他……1.7%最も多かった回答は「インターネットをする」(72.8%)、次いで多かったのは「TVを見る」(59.9%)という結果になりました。皆さん、まったりと過ごして日ごろの疲れを癒やしているようです。「TVを見る」と回答をした人のなかには、「お笑い」(大阪府/32歳/情報・IT)、「『水曜どうでしょう』などのお笑いDVD」(熊本県/29歳/食料・飲料)と、“お笑い番組”を見て過ごしている人も多い模様。ワイワイにぎやかで、明るい気分にさせてくれるお笑いは、心を解きほぐすのにピッタリなのかもしれません。■一番のリラックス法、楽しいと思えることは何ですか?「昔のアニメを見ながら大好きなビール系飲料を飲んでいるとき」(東京都/40歳/機械・精密機器)「ライブのDVDを見ること」(千葉県/25歳/医療・福祉)「動画を見ながらお菓子を食べているとき」(山梨県/34歳/機械・精密機器)「おいしいコーヒーを飲むとき」(宮城県/23歳/農林・水産)「紅茶を淹れているとき」(東京都/34歳/生保・損保)「愛犬とゆっくり過ごすこと」(東京都/28歳/運輸・倉庫)「高層マンションに住んでいるので、外の景色をぼうっと眺めること」(東京都/40歳/マスコミ・広告)「特にないので困っている……」(埼玉県/33歳/電機)と、アドバイスを求めるような回答もありましたが、今ではインターネットの動画サイトで“昔のアニメ”や“ライブ映像”を探して見ることも簡単になりました。ライブといえば、ちまたでは、家でAKB48やももいろクローバーZなどのアイドルの映像を見ながら、踊って汗を流す男性陣も多いと聞きます。時間を忘れて、別世界に浸るのも楽しそうです!また、お菓子・コーヒー・紅茶・お酒など、嗜好(しこう)品を堪能してリラックスする人も多数。自宅でカフェ気分、BAR気分を味わう“うちカフェ”“おうちBAR”なるものも流行(はや)っていますが、インテリアごとカフェ仕様、BAR仕様に変えてしまう例もあります。独身だからこそ過ごせる、家での自由気ままな休日ってイイですよね!(文・エフスタイル)【アンケート対象】社会人男女(マイナビニュース会員)調査期間:2012年10月26日~2012年10月29日有効回答:349件調査手法:インターネットログイン式アンケート
2012年12月09日既婚と独身。環境が大きく異なるため、独身者にとって既婚の友人との付き合いは時に難しく感じるもの。今回はマイナビニュース会員のうち独身男性300名に、既婚の友人との間に溝を感じたことがあるか聞いてみた。>>女性編も見るQ.既婚の友人との間に溝を感じたことはありますか?はい 26.0%いいえ 74.0%Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)溝を感じるのはどんなときですか? どういうところにそう感じますか?■誘いづらい・付き合いが悪い・「朝まで飲めないし、家で家族が待っているようになると夜の付き合いがつまらなくなる」(28歳男性/電機/技術職)・「仕方ないとは思うけれど、急な誘いに応じてくれなくなった」(32歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)・「価値観が変わるし、金や時間に縛られるから、こっちから声をかけづらくなった気がする」(32歳男性/その他/その他)・「合コンに誘っても来てくれなくなった」(29歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)■話が合わない・「ことある事に子ども絡みの話を挟んでくるが、独身の自分には全くついて行けない」(40歳男性/機械・精密機器/技術職)・「嫁の愚痴話や子育て話についていけない」(28歳男性/自動車関連/技術職)・「家族の話で盛り上がっているとき」(47歳男性/機械・精密機器/技術職)■連絡が取りづらい・「連絡をとろうとしても、一切電話にでない」(33歳男性/その他/芸術家)・「あまり連絡をくれなくなった時に溝を感じますが、独身の時は頻繁に連絡してきたのに……悲しくなりますね」(33歳男性/医療・福祉/専門職)・「異性の友人の場合、できる限り旦那さんとも仲良くなるようにして二人一緒になるようにした上で交友をしていますが、さすがに独身の頃と同じような交友関係を続けるのは難しく、例えば不要不急の個人的なメールは送らないようにしています」(26歳男性/ソフトウェア/技術職)■”自由に使えるお金”の違い・「家庭が大事だから、遊ぶ時間もお金もないらしい」(44歳男性/その他/その他)・「レストラン等で食事をする時に、未婚者なら気前よく全額払ってくれることが多いのに、既婚者とは必ずと言っていいほど割り勘になる」(35歳男性/その他/販売職・サービス系)・「共通の趣味に対しての、時間やお金の使い方が異なる」(30歳男性/医療・福祉/専門職)■独身の自分と比較して……・「奥さんと一緒にいる場にいると、どことなく自分より一回り大人な感じの落ち着きがあるように見える」(29歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「一軒家も購入し、家庭を築き上げるのにまっしぐらな友人に対し、自分たちはフラフラしているところ」(30歳男性/情報・IT/事務系専門職)・「子供ができるとうらやましいなと思ってしまう」(35歳男性/情報・IT/技術職)■その他・「日用品の安値に詳しくなった所」(33歳男性/情報・IT/技術職)・「当日に『家に行ってもいい?』って聞いて、『前日とかに伝えてほしい』と言われたとき」(33歳男性/建設・土木/技術職)■総評既婚の友人との間に溝を感じると答えた既婚男性は26.0%だった。女性編の回答よりは少ない結果となったが、「溝」を感じている人は少なからずいるようだ。一番多くあげられたのは、女性編と同じく「誘いづらい・付き合いが悪くなった」という意見だ。そのなかでも多かったのが「夜の飲み会に誘いづらくなった」こと。参加できたとしても、家族が待っているという理由で早めに帰宅する既婚者が多い。時間もお金も、独身時代と同じようには自由に使えないため、朝帰りなどハメを外すことも難しいようだ。既婚者も、本当は参加したいところ泣く泣く辞退しているのかもしれない。誘いを断られる側は寂しいが、ここは事情をくんであげたいところだ。続いて多かったのは「話が合わない」こと。奥さんへの愚痴や子育ての話は「ついて行けない」という独身者が多い。なかには、興味のない話を聞かされた上に「結婚していないから分からないだろうけど」と言われてしまったという人も。さすがにこれは……独身側に同情せざるを得ない。また、SNSなどを通して子どもの写真を見せられた時に、溝を感じるという意見もあげられた。男性は女性と比べると、結婚への憧れや執着が少ないものかと思いきや、幸せな家庭を築く友人をうらやましく思ったり、独身である自分と比較して、時に劣等感を抱いたりすることもあるようだ。「隣の芝生は青い」というが、独身者が既婚者をうらやましく思うように、既婚者も、独身の自由を懐かしんだりうらやましく感じたりすることがあるはずだ。価値観の押し付けをせず、無理のない範囲で付き合っていこう。調査時期: 2012年11月16日~2012年11月20日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性300名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日先に結婚をした友人。独身の頃と変わらず仲良くしたいけど、なんとなく溝を感じてしまう……そんな経験が、あなたにはないだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち独身女性300名に、既婚の友人との間に溝を感じたことがあるか聞いてみた。>>男性編も見るQ.既婚の友人との間に溝を感じたことはありますか?はい 34.3%いいえ 65.7%Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)溝を感じるのはどんなときですか? どういうところにそう感じますか?■話が合わなくなった・「話が旦那の愚痴ばかり」(24歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「話す内容が子どもの話題ばかりで、ついていけないと思った」(30歳女性/機械・精密機器/技術職)・「妊娠しないとか、悩みの内容が違う」(26歳女性/医療・福祉/事務系専門職)■上から目線が許せない!・「”結婚した私は勝ち組”というようなことを言われるとき」(25歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「結婚していることが偉いような、上から目線のものの言い方をされたとき」(31歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「自慢ばかりする」(27歳女性/小売店/営業職職)■遊びに誘いづらい・「余計なお世話だとは思いますが、旦那さんや家計のことを考えてしまい、遊びに誘いづらくなったときです」(26歳女性/情報・IT/技術職)・「家庭の事情で会えない日が多くなり、結婚前よりもコミュニケーションがうまく取れなくなった」(28歳女性食品・飲料/技術職)・「会うのがディナーでなくランチになる」(28歳女性/食品・飲料/技術職)■独身であることに劣等感……・「最近私が彼と別れたので、幸せそうな様子が心に突き刺さる」(25歳女性/農林・水産/営業職)・「子どもや家の話を持ち出されると、自分にないものを持っているようで、すごく劣等感」(32歳女性/自動車関連/秘書・アシスタント職)・「生活の余裕と、家庭を築いていこうという感じがあり、うらやましくなりました」(26歳女性/金融・証券/専門職)■連絡がしづらい・「メール等を送っても反応が悪くなり疎遠になった」(32歳女性/小売店/クリエイティブ職)・「旦那さんがいるということで全く会う機会がなくなった……というか、旦那さんの事をよく知らないのでこちらとしても連絡しづらいし、子どもが生まれてしまうと余計に連絡できず『そんなことで連絡してきたの?』と思われるのも嫌」(25歳女性/その他/その他)・「こちらから連絡が取りづらいし、かといって相手から連絡がくるわけでもなく頻度もぐんと減り、お互い独身時代は仲良くしていたのに、一気に関係が変わってしまったように感じる」(27歳女性/金融・証券/専門職)■SNSの更新内容に「溝」・「mixiやTwitterでの近況報告が家族や生活の事ばかりで、趣味や外出の話がなくなった」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「Facebookの写真のアップは必ず子ども……正直興味ない」(25歳女性/情報・IT/事務系専門職)■その他・「予定を決めるのに、いちいち旦那の許可がいる」(26歳女性/運輸・倉庫/営業職)・「子ども好きではなかった友人が、自分の子どもに赤ちゃん言葉で話しかけているのを見た瞬間」(33歳女性/サービス業/秘書・アシスタント職)・「家の購入の話などをしている時、私も将来は買いたいと思うが、結婚もしていない身でそこまで考えられないと思うと、目指す次のステージが違うんだなぁと感じる」(30歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)・「遊びに行った時、旦那さんも一緒についてきた」(34歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)■総評既婚の友人との間に溝を感じている人は34.3%だった。独身女性が感じる「既婚者との溝」は、一体どのようなものだろう。最も多かったのは、やはり「話が合わない」ということだった。とりわけ子育ての話題は、経験がないため共感できず困ってしまうという意見が多い。また「既婚が数人いて自分だけが独身だと、向こうが気を使って家庭でなく仕事の話題を選んでいるのを感じる」という回答もあった。興味のない話題もツライが、気を遣われるのもストレス……となるとなかなか難しい。「気軽に遊びに誘えない」ことに不満を感じるという声も多かった。特にディナーや飲み会など、夜の外出に誘いづらいようだ。会えたとしても、子どもや夫が待っているから……という理由で「すぐに帰ってしまう」という不満の声もあった。また、子どもがいる女性を誘う場合、お店のチョイスにも気を遣わなければならず、そうしたことも負担に感じる人がいるようだ。「SNSの内容が子どもや家庭の話題ばかり」であることに、溝を感じるという意見も複数見られた。話題豊富な人のSNSは見ていて楽しいものだが、興味のない話題ばかりだと正直つまらない。アップされる写真が子どもばかり……では、コメントも付けにくく、反応に困ってしまうという独身者も少なくないようだ。次に気になったのは「既婚者の上から目線」に対する不満。「そろそろあなたも結婚したら?」「いい人いないの?」……なんて、既婚者からすれば悪気のない発言も、独身者にとっては上から目線の嫌みに聞こえるものだ。結婚することと勝ち負けは関係ないとはいえ、やはり「結婚がゴール」と考えている女性は多い。自分が独身であることに劣等感を抱くという意見も聞かれたが、既婚者も独身の自由をうらやましく感じているのかもしれない。環境が異なれば、共通点はどんどん減り「溝」は深まるもの。全てが分かりあえないとしても、互いの状況を理解し合い友情を深めたいものだ。調査時期: 2012年11月16日~2012年11月18日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性300名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日よく「結婚したい」理由として挙げられるものに、こんなものがあります。「一人で死ぬのは怖い」「自分が自宅で孤独死してる姿を想像すると、悲しくてしょうがない」普段「結婚したい」という人の気持ちには、強い共感を持つことの多い私ですが、実はこれだけは全然共感できません。病気で死ぬのならとりあえず入院してるでしょうし、孤独死しているパターンとして考えられるのは突然死でしょう。自分でも何が何だかよくわからない間にポックリ死んだとして、何が怖いのでしょうか。「三日間激痛に苦しみもだえながら死んだ」とか、そういう状況を想像すると確かにご勘弁願いたいと思いますが、そうでない限り、孤独死を怖いと思うことは、私にはありません。「死後に腐乱死体で発見されるのが怖い」と言う人もいますが、どんなにきれいな死体であっても、私は自分の意識のない姿を人に見られるのは嫌だと考えているので、死体がきれいか、腐乱しているかはどうでも良いのです。もう死んでいるのに、恥ずかしいもなにもありません。私が孤独死よりも怖いのは、「ひとりで生きること」です。さまざまな喜びや悲しみ、愛情を誰かと共有することがないまま、たったひとりで生きることのほうが、ずっとずっと怖いです。幸い、私は友人に恵まれていますし、近くに住んではいないけれど家族もいます。仕事相手にも、これを読んでくださっている読者のみなさんにも恵まれています。とてもじゃないけど「ひとりで、孤独に生きている」なんて、失礼なことは言えないです。あと、ほんの少しですが、怖いと思うのは「好き勝手に独身を貫いて、気ままな暮らしをしておいて、困ったときだけ他人を頼るなよ」という、世間の視線です。「夫婦」というチームを組むのがまだまだ当たり前の世の中で、「独身」というのはその「当たり前のルール」に従わないはぐれ者として見られるのです。好きではぐれ者になっているわけではないのですが、そういう人間が、例えば肉体的に困ったことや、何らかの理由で金銭的に困ったことになったときに「頼る人間、相談できる相手はいません」ということになれば、周りから「好き勝手に生きてきた人間に迷惑かけられたくない」という白い目で見られるのではないか、と想像してしまうのです。社会的な、例えば生活保護などの制度を頼ってもたたかれそうだなと思ってしまう自分がいます。そういうことを考えるときのほうが、孤独死を考えるより、もっと「このまま生きていて、いいんだろうか」という気持ちになります。ただ、こっちだって、独身だろうが結婚していようが、一度しかない人生を悔いのないようにと精いっぱい生きていることには変わりがないのですから、なるべくすべての人が、そのような「社会的な疎外感」を感じない世の中になればいいと、私は考えています。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日最近、とある仲の良いご夫婦と食事をしていたところ、奥さまの口からこんな言葉が飛び出しました。「やっぱり、今の世の中、古臭いけど結婚するのが当然っていう風潮がまだまだあるでしょう? 私なんか、そういうの従っちゃうほうだからなんとなく結婚しちゃったけど、別に結婚がそんなにいいかっていうと、それはそれで大変だしねぇ……。考えがあって、独身を貫いてる人って、カッコいいと思うわ」ちょ、ちょっと待って……! 思わず口の中に放り込んだアツアツのカキフライを吐き出しそうになりました。この連載を読んでくださっているみなさんならご存じかと思いますが、私は別に、「主義主張があって独身」を貫いているわけではないのです。「なんとなく世間の風潮に流されて結婚しちゃった」人がいるのと同じように、この世の中には、私のように「なんとなく結婚してなくて独身」という人もいます。この二種類の「なんとなく」の違いはなんなのでしょうか。私は、確固たる信念があって「独身でいたい」と思っているわけではないですし、確かに結婚するかもというタイミングも人生の中で何度かありました。でも、それをことごとく逃してきたということは、やっぱり心のどこかで「結婚するのが人として当たり前」とは、思っていないのかもしれない……。そんな気がしてきました。「結婚したい」と言いつつも、「楽しくない結婚なら、しないほうがまし」とか、「正直、可能な限りめいっぱい仕事したい」とか、実は思っているんじゃないか……。そして、「なんとなく結婚した」人は、「どんなものでも、とりあえず結婚というものを経験してみるか」とか「いいトシだし、そろそろするもんだよな」とか、そういうふうに思っているのではないでしょうか。「結婚したい」と「結婚するのが当然だ」という二つは似ているようで、実は全然違っています。「結婚したい」という気持ちと、「結婚するのが当然だ」という考え方の間には、実は暗くて深い河が流れているのでは……。そんな気がした一日でした。このミゾを埋めることに成功した人から、結婚してゆけるのかもしれません。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日「結婚したい」と言いながらも、なかなか結婚できない女性を見ていて、不思議に思うことがあります。「見た目も悪くなければ、常識もあるし思いやりもあるし、性格に問題もない。色気がないかというとそんなこともない。なんでこんなに感じの良い女性が結婚できないんだろう?」もちろん、私自身も結婚したいと思いつつできていないので、その私の観察が正しいかどうか、大いに疑わしいところではあるのですが、そういう女性にはあるひとつの共通点があるような気がしてきました。それは、彼女たちがみんな、学生時代は「真面目な優等生」だった、ということです。私自身もそうなのですが、子供の頃は親の言うことを聞く「いい子」でした。そういう子供は親にホメられたくて勉強しますし、言いつけを真面目に守ります。しかし、男女のあれこれについては、親は教えるどころかむしろ禁止してくるのが普通です。「日が暮れる前には帰ってきなさい」「誰と電話してるんだ、いい加減にしろ」など、男女交際を禁止するような家のルールもありますし、もちろんテレビでベッドシーンが流れようものならチャンネルを変えられます。そんな生活の中で、得られる情報といえば少女マンガの中のドリーム全開の男女交際像か、もしくは逆に、父親が隠し持っているエロ全開のエロ本……。本来なら、学生時代に友達とのコミュニケーションの中で、自然に自分の恋愛感情や、それを表現する方法を身につけていくはずなのに、ファンタジーばかりを摂取して現実のコミュニケーション能力が身につかないのです。中学時代は「高校受験でそれどころじゃない」、高校時代は「大学受験でそれどころじゃない」と塾や予備校に通っていた人間が、晴れて大学生になって「さぁいざ恋愛しよう!」と思っても、中高で恋愛修行を積んできた人たちとの間には、もう埋められないほどの恋愛力の格差ができあがっているのです。恋愛をする能力とは、意図してルールを乗り越え、一線を乗り越える能力でもあります。真面目に優等生をやってきた人間には、この「コミュニケーションで一線を越える」ことが、非常に難しい。もちろん、もういい大人ですから「学生時代がああだったせいで、私は結婚できないんだ」なんて嘆いてるヒマなんかありません。自分でどうにかするしかないのです。恋愛の猛者たちの中で、いまさら初陣をやるのは大変なことです。でも、「したい」という気持ちがあるのなら、それは勇気を振り絞って「してみる」べきなのです。真面目な優等生だった人には、いままでさぼってきた「恋愛」や「異性とのコミュニケーション」という科目は非常に難しいものに見えるかもしれませんが、他の科目と同様、学ばなければ伸びないのです。他の科目とは違い、相手のあることですから、思いやりを忘れず、良い関係を築けるように、大事にひとつずつ学んでいけるといいな、と思います。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日独身女によく投げかけられる代表的な言葉のひとつに、このようなものがあります。「プライドが高すぎるからいけないんじゃないの?」こう言われて「あー、そうかも! 私ってプライド高いからダメなのかも!」なんていうリアクションを返す女は、ほぼいないと言っていいでしょう。ほとんどの場合「そんなことないよ!」と、否定の言葉が返ってきますし、私も全身全霊で「そんなことないよ!」と言い返したことがあります。でも、「そんなことないよ!」では言い尽くせない、複雑な感情がその背後にはあるのです。「結婚したい」と思っている独身女性の多くは、日常的に傷つく機会が非常に多いです。私は現在、36歳ですが、24歳には24歳の、27歳には27歳の、32歳には32歳の焦りがあります。年下の女性からは「ああはなりたくない」という目線で見られ、同世代の男性からは、結婚してないというだけで「なんか融通きかなそうで怖い」「手を出したら本気になられそうで重い」と、微妙に口説きづらい対象として見られ、女を磨こうとがんばれば「気合い入りすぎ」「結婚焦ってるの見えすぎて逆に怖い」、仕事をがんばれば「もう仕事に生きることに決めたんだね!応援するよ!」と見当違いな応援をされる……。それが独身女性の日常です。婚活市場では、36歳なんてもう値崩れ起こしまくってたたき売りするしかない年齢だということも、わかっています。「そのトシで相手を選ぼうなんてぜいたく」だと言われるような年齢であることも……。「結婚」というものを考えるとき、すでに独身女性のプライドはズタズタなのです。たとえ若くても、周りの結婚できている女性と比べて自分には何が足りないのかと悩む人も多いでしょうし、「本当はこれぐらいの年齢で結婚して、出産するつもりだったのに、私は何をしてるんだろう。どうしてうまくやれないんだろう」と、理想のライフプランとの誤差にやりきれない思いを抱えている人も多いでしょう。そんな状態で「プライドが高い」と言われても、「そうじゃなくて、もうプライドがズタズタだから、最後に残った小さなプライドぐらい自分で守らないと、生きていけないんだよ!」という悲痛な叫びを返したい気持ちでいっぱいになります。最後に残ったプライドは、人として、女として、生きる尊厳なのです。世間一般の認識が「それを捨てて婚活しないと、もう結婚できないよ」というものであっても、それなりにがんばって生きてきた自分をたたき売りするのは悲しすぎると思ってしまうのです。高く売ろうとは思わない、けれど、安売りしないといけないような場所に行ってこれ以上傷つきたくない……。そんな複雑な独身女の心は、説明すればするほどさらに「めんどくさい」「重い」ものであり、なかなか人には言えないもの。それを言わずにグッとこらえて毎日必死に生きている独身女の気持ちを、少しはくんでもらえるとうれしいなと思います。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日飲み屋で女同士、女子会とは名ばかりの場末の飲みを繰り広げながら「結婚したいー!」と半ば口グセのようになった言葉を発するとき、その言葉に対し、たまに鋭く切り込んでくる剣豪がいます。「結婚したいしたいって言うけどさ、じゃあなんで結婚したいの?」この後に「結婚って共同作業だから、お互いが結婚に求めてるものが一致しないと、続かないよ?」とさらなる一撃が待っている場合もあります。もう「すみません熱燗もう一本!」と言うしかない状況ですが、ちょっと待って、「なぜ自分は結婚したいのか」を考えてみてはいかがでしょうか。私の場合、まず頭に浮かぶのは「支え合う相手が欲しい」ということです。今、日本は不況のまっただ中。リストラに派遣切り、それどころか会社ごと倒産なんて話もゴロゴロしてます。私も原稿を書いていた雑誌が休刊になったり、会社ごとなくなってしまったり、まさに一寸先は闇。経済的に支えてくれとは言わないまでも、この不況の波の中で遭難するなら一人より二人のほうが心強いと考えるのが普通じゃないでしょうか。そしてもうひとつ強く思うのは「もう恋愛は最後にしたい」ということです。私自身は、恋愛結婚をしたいと思っていますが、それで今まで結婚できていないということは、今までの恋愛はことごとく失敗に終わっているということです。素晴らしい相手とのすてきな思い出もありますが、素晴らしい恋愛であればあるほど、「この人だ」と思えるほど好きな相手であればあるほど、別れのときにはもう「今ここで私の寿命、尽きてくれないかな……」と思うほど深く傷つきます。最初から何かズレを感じた相手と、なんとなくズルズルと付き合ってしまい、結局「何が好きで付き合ったのかわからない」ほど疲弊して別れるのも、お互いに不毛です。「好きだけど……本当にこの人でいいの?」と悩みながらのお付き合いも、なんか微妙なものです。相手だって「そんな適当な気持ちで付き合うなよ!」と言いたいに決まってます。恋愛というのは、楽しいけれどとにかく疲れるものです。さらに三十代も後半になると、恋愛の傷が治りにくいカラダになってきます。そうなると、心の底から叫びたくなるんです。「もう、次で恋愛は最後にしたい!」と……。「この人」という相手と添い遂げると決めて、恋愛の戦場から引退したい。私の「結婚したい理由」は、そんなところかもしれません。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日「結婚したい」。そう思い始めてから、もう何年たちますか? 出会いを求めて婚活したり、友達に誰かを紹介してもらったり……。何もないわけでもなかったし、努力もした。「結婚できるかも」というチャンスも一度や二度はあった。でも、できていない。私は高校を卒業して以来、長年一人暮らしをしています。食事をとる時間も、休日の過ごし方も、よく言えば自由ですし、悪く言えば気まま、わがままです。日曜に昼過ぎまで寝ていて気がつけば「笑点」が始まっていても、誰も文句を言う人はいません。そんなとき、ふと思うのです。「こんな自分が、果たして結婚して、誰かと一緒に生活していけるんだろうか?」と。周りの結婚している友人たちは、結婚してからいろいろと生活を変えています。子供が産まれ、忙しい夫と子供が触れ合う時間が少ないからと朝方の生活に変えて、駅まで子供と一緒に見送りに行くとか、夫のためにお弁当を作り、夜食もストックしておくとか、どこか一緒に出掛けたくても、夫が疲れているから休日は寝かせてあげてるとか……。気づけば、自分が他人に献身的に何かをした記憶などはるか遠く、しかも「風邪ひいたときに看病した」程度しか思い出せないような状態。「相手を思いやる」とか「人に合わせる」とか、そういう概念はすっかり抜け落ちてルール無用のシングルライフを取り返しのつかないような年月を送っている。こんな自分は、相手がいる、いない以前に「結婚生活ができる」ような女なのだろうかと夜中に自問自答していると、つい「私、少しでも相手に何かしてあげたいなんていう気持ちを持ったことあったっけ?」と、まるで自分の人間性に重大な欠陥があるのではないかという方面に思考が転がり、小さな雪玉が坂を転がるうちに大きな雪の塊になるかのような自己嫌悪が膨らんでゆくはめに……。最終的には「私は、人を思いやるとかいう、人間として当たり前の感情が欠損しているから独身なのでは?」「独身なのは『人間失格』だからなのでは?」と、人としての根本的な自信すら失いそうになってしまいます。今の社会で「結婚していない」ことを面と向かって責められる機会は、昔に比べたら減っていると思います。でも、誰が責めなくても、誰よりも自分自身がそのことを責めてしまう。そんな経験はないでしょうか。私にも、そんな瞬間はあります。でももし、私の友達がそんなことを言い出したら、全力で否定するでしょう。「あなたは思いやりもあるし、人として何かおかしいなんてことない。ただ結婚してないだけで、そこまで自信をなくすなんて、おかしいよ!」と。結婚していない間、独身の人間はただ無為に生きてきたわけではありません。寂しさや孤独と戦い、一人の生活をせめて快適にしようと努力したり、婚活や恋愛という、自分ひとりの努力だけではどうにもならないことに向き合ったり、してきたはずです。独身だからといって、そのことで自分を責める悪循環にだけは陥らないでください。たとえ結婚相手がいなくとも、あなたが自分を責めることで悲しむ人は、周りに必ずいるのですから。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日「結婚できない」というと、いかにも「売れ残り」というイメージで見られます。かくいう私も、この連載で「結婚できない」という悩みをブチまけているせいで、そのような先入観で人から見られることも多いです。そういう先入観を持った人たちと実際に会うとどうなるかというと、こんなことを言われます。「えー、なんで結婚できないの?すぐできそうじゃない!」「言いよってくる男はいるんでしょう?好みがうるさいだけじゃないの?」……「ぜんぜん結婚できる能力あるじゃないの!」とホメられているのだということはわかります。好意、善意で言ってくれているのだとも(ありがとうございます)。でも、実際に結婚できそうな気配すら感じられない身にとって、そういう好意的なセリフに対し「そんなことないですよ~!」「ホントに全然、彼氏とかいなくて!」と惨め過ぎる現実を主張するのは、かなりこたえるものがあります。こういったやりとりをしていて「あれ?これは何かに似てるな」と感じたことがあります。それは「就職活動」です。「就職が決まらない」「仕事が見つからない」と悩んでいる人に向かって投げかけられる言葉と、独身の人間に投げかけられる言葉は、とてもよく似ているのです。「仕事なんて、あるところにはあるんだからえり好みしなければすぐ見つかるでしょ」「あなただったら、どこでも働けるじゃない。健康だし常識あるし、一生懸命だし」そして「そう言ってえり好みしてる間に、どんどんトシを食って、条件が不利になっていくんだから、とっととしちゃいなさい!」というところも、まったく同じです。結婚と就職は「とりあえず一回どこかに就職しちゃえば、次に転職するときにも有利」という点もちょっと似ています。一度経験した人には「会社で働くということ」や「結婚生活というもの」がどういうものか、わかっています。一度離婚を経験した人が、前の結婚生活での反省点を活かし、とても幸せそうな結婚生活を送っている例も多く見かけます。でも、就職も結婚も、人生の中で長い時間を過ごす場所を決める重要な選択です。最初から失敗すること、長続きしないことを考えて就職先や結婚相手を選ぶ人がいるでしょうか。いや、そう思って真面目に考えすぎるから決断できないというのもあるかもしれませんが……。まだ一度も就職や結婚を経験していない人が「理想の職場」や「自分を高く評価してくれる職場」、「理想の結婚」や「欠点のない結婚相手」など、ありえないことを求めるのは確かにばからしいことだと思いますが、「なんでもいいからとにかく一回しとけ!」という、目をつぶってクジを引くような決断と、高い理想のあいだにどこかほど良い着地点があるのではないかと私は思うのです。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日独身のみなさん、みなさんはどんなときに一番「結婚したい!」と感じますか? 私は先日、ベランダにセミの死骸を発見したときにちょっと「結婚したい……」と思いました。普通だったら、まぁ寂しいときとか、食事のときとか、なにか心細いことがあったとき、泣きたい夜に抱きつく肩が欲しいときとかにそう感じるかな~と思いますが、セミの死骸の話以降、私の挙げた例はことごとく「ネガティブな気持ちや現象を、夫という存在で解消したい!」というもの。もしかして、ここらへんが結婚できない理由なのでは……? という気もしてきましたが、先日、それとはまったく違うベクトルで「結婚したい」と思う出来事がありましたので、ご紹介したいと思います。先日、私は山中湖で行われたフェスに行ってきました。目当ての山下達郎のライブが始まる前になると、ステージの前は一気に年齢層がアップ。私と友人(どちらも30代)なんて若造と呼べるほどの空気に包まれてゆきます。そんな中、目の前にひと組の夫婦がいました。50代後半ぐらいの夫婦で、ふたりともフェス慣れしてなさそうな服装です。奥さんはちょっとキレイでおしゃれで、旦那さんもパリッとチェックのシャツなんか着てます。その奥さんが、雨が降ってきたらかいがいしく旦那さんにレインコートをかけてあげたり、雨がやんだらそれを取ってあげたりしているのです。旦那さんは少し身体に動かしづらい部分があるようでした。そして山下達郎のライブが始まりました。最高の演奏、最高の音楽です。その瞬間、心の底から思いました。「こんな素晴らしい瞬間を、夫婦で共有できたら、どんなにすてきだろう」と。そして、目の前にいる「その瞬間を共有しようと思ってこの場に来ている二人」のことが、本当にうらやましく思えました。ステージにはその後、スペシャルゲストとして竹内まりやが登場し、さらに私たちの「夫婦って、いいよね……」という気持ちにターボで拍車がかかっていきました。山下達郎夫妻も含め、50代後半まで添い遂げるのは、並大抵のことじゃないと思います。どんなに普通に見える夫婦でも、いろいろあったはずだし、さまざまな苦難や試練のときを乗り越えてきた……と言えばカッコいいですけど、日常のしょうもない争いとか行き違いとかも乗り越えてきたはずです。きっと楽ではないんでしょう。でも、その苦労なら、買ってでもしたい……! と心から思った夏の一日でした。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月03日以前の連載(「第2回 私は、どうして結婚できないの?」)でも書きましたが、私は家族のすすめにより、お見合いをするハメになったことがありました。結果、やっぱり自分にはお見合いは向かないな、と感じ、向かないのにこういうことを続けるのも相手の方に申し訳ないので、家族に「もうお見合いの話は持ち込まないでほしい」と伝えました。すると、こんな答えが返ってきました。「こないだ、東京のあんたの家に遊びに行ったとき、なんかかわいそうになってねぇ。そっちは地震も多いし、そんなときに頼る人もおらんのかと思うとねぇ……」グサッと来ました。もう、働き始めてからこんなにグサッと来るセリフは聞いたことがないというくらい、こたえました。電話を切ったあと、ベッドに倒れ込んで20分は立ち上がれなかったと記憶しております。それくらい、この「かわいそう」というセリフには、破壊力がありました。私は独身ですけど、まぁそれなりに一生懸命仕事をしてきました。今35歳、働き盛りだし、ようやく仕事でも一人前と認められる年齢になりました。仕事しながら、自分の好きなこと(例えば映画を観るとか音楽を聴くとか)をしたり、恋愛もしたいからそれなりにおしゃれをしたり、そんなことをしながら暮らしています。仕事をしている人ならみんなそうだと思いますが、ラクな生活なんてないです。でも、自分なりにがんばって、自分なりに成果をあげてる。なのに、独身なだけで、その成果を認められるより先に「かわいそう」って……。あまりにも全てのやる気を奪われる言葉じゃないでしょうか。男だったら、35歳で独身で、仕事がうまくいってて「かわいそう」と言われるなんて、あり得ないと思うんです。女で35歳で独身。その重みは、本人が一番強く感じてるんです。このまま、しんどいときに泣きつく男の胸もなく孤独に暮らしていくのかと考えると、枕を涙でぬらす夜もある。結婚して子供を持ちたいと考えている人の悩みはもっと切実で、深刻でしょう。「かわいそう」という同情の言葉に救われることもありますが、「かわいそう」と言う前に、私は、自分のがんばってきたことを認めてほしいです。そりゃあ寂しくてつらいし、頼れる男性もいないけれど、それでも女手ひとつでここまでやってきたことを褒めてほしい。特に、唯一の味方であるはずの家族や、友達には。頼れる相手もいないことを「かわいそう」と思うより「がんばってるね」と認めてほしい。そう思います。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日私の周りの独身女性の口から、よく聞くセリフがあります。「やっぱり、料理とかできないからダメなのかなぁ……」「掃除苦手だし、そういうところからもう結婚に向いてないのかも」そういうことを言う友達に対し私は「料理なんてクックパッド見てその通りに作ればなんとかなる!」「掃除はルンバ買えばいいじゃん!」などとげきを飛ばしてみるのですが、確かに自分も、同じことで落ち込むことはよくあります。私は、掃除はわりと好きなのですが、料理がヘタです。さすがにこのままではまずいと思い、一念発起して去年の秋ぐらいから、ホントにクックパッドとか料理レシピサイトとか見ながら料理にいそしんだりもしました。まぁ、料理も掃除も、たとえ結婚しようがしまいが、できるに越したことはありません。どちらも生活を豊かにすることですから。でも、本当に「料理や掃除ができない」ことなんかが、結婚の妨げになっているのでしょうか?「結婚したいから、料理をがんばる」「結婚したいから、掃除をがんばる」などの、「良妻」になるための努力自体は、私は悪いものだとは思いません。けれど、それってもともと苦手なものをがんばって克服しようとしてるわけですよね。じゃあもし、あなたと付き合った男性が、苦手なことを何ひとつしようとせず、「変わろう」という努力をしない人だったら、どう思いますか? 私だったら、不満が爆発すると思うんですよね。「私はここまでがんばったのに、あなたは何なのよ!?」って。自分が「良妻」になろうと努力した分、相手にも「良い夫」の像を求め、そうなるように努力をしてほしいと、思ってしまいそうな気がするんです。当たり前のことですが、結婚って生活だし、現実です。自分ががんばってる姿を認め、ありがたがってくれる人と一緒になれれば、そりゃあいくらでもがんばれると思うけれど、自分にも欠点があるように、相手にも欠点がある。「好きな相手のために何かしてあげたい」という気持ちは、良いものだと思いますが、「自分がこれだけしてるんだから、あなたもこれぐらいやってよ!」という状態になると、それは決していい状態だとは思えません。「良妻」になる努力をするなら、あくまでも自分が楽しめる範囲で、がんばりすぎないこと。そして、自分にも欠点があるのと同じように、相手にも欠点があることをおおらかに受け入れる気持ちを持つことのほうが、「徹底した良妻になる努力」よりも、ずっと大切なんじゃないかと思うのです。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日よくネットで、独身女性が結婚できない理由として「理想が高すぎる」という項目が挙げられているのを目にします。「年収は最低でも400万以上で、専業主婦希望で、子供も考えるならうーん600万、できれば1000万以上はないと厳しいかなぁ。見た目にはこだわらないけど、清潔感があって、身長は私よりは高くないとイヤかも……」なんていうワガママ放題の「女性の意見」が取り上げられ「自分だってそんな条件のいい女じゃないクセに、何高望みしてんだ!そんなんじゃ結婚できなくて当たり前だろ!」と、まぁ「そりゃそうだよね」という至極まっとうな非難にさらされていたりします。「身の程知らずに理想が高いから、独身女性は売れ残ってる」。果たして、それは事実なのでしょうか。私の周りにいる独身女性は、もれなく仕事を持っています。そりゃ独身で一人で生きていかなきゃいけないわけですから、仕事ぐらいしますよね。だいたい一人暮らしだし、それなりの経済感覚も身についていれば、会社勤めで年収が600万や1000万を超えるなんて、めちゃくちゃレアケースだということも、骨身にしみてわかってます。彼女たちの口から、結婚したい相手の条件として「年収」という言葉を聞いたことはありません。自分が生活するためのお金は自分で稼いでるわけだし、まともに仕事さえしていれば、二人で生活する分にはなんとかなるだろうという現実的な考え方を持っている人がほとんどです。「普通に働いてれば十分」。そんな相手はいくらでもいそうなのに、なぜ結婚までたどりつけないのでしょうか。私を含め、彼女たちが求めているのは「心を支えあい、毎日を楽しく送れる相手」なのです。経済的に全面的に保護してくれなくてもいい。何かあれば自分だって相手を助けるし、助け合いたい。もちろん、見た目でもなければ、どんな企業に勤めているかとか、周りに自慢できる相手かどうかなんて、どうだっていいのです。でもそれって、言葉を変えれば「自分に合う相手」ということですよね。心を支えあうには、話が合って、お互いを理解し合えなければいけない。条件で相手を探すのが「既製服を探すこと」に近いなら、気持ち的に自分に合う相手を探すのは「オーダーメイドで自分の身体にぴったりくる服を探すこと」に近い。そして、人間はオーダーメイドでなんか作れないわけです。どんなにお金を積もうと無理。これは、どんなあり得ないハイレベルな条件よりも、ある意味「高望み」なのかもしれないと思うのです。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日よくネットで、独身女性が結婚できない理由として「理想が高すぎる」という項目が挙げられているのを目にします。「年収は最低でも400万以上で、専業主婦希望で、子供も考えるならうーん600万、できれば1000万以上はないと厳しいかなぁ。見た目にはこだわらないけど、清潔感があって、身長は私よりは高くないとイヤかも……」なんていうワガママ放題の「女性の意見」が取り上げられ「自分だってそんな条件のいい女じゃないクセに、何高望みしてんだ!そんなんじゃ結婚できなくて当たり前だろ!」と、まぁ「そりゃそうだよね」という至極まっとうな非難にさらされていたりします。「身の程知らずに理想が高いから、独身女性は売れ残ってる」。果たして、それは事実なのでしょうか。私の周りにいる独身女性は、もれなく仕事を持っています。そりゃ独身で一人で生きていかなきゃいけないわけですから、仕事ぐらいしますよね。だいたい一人暮らしだし、それなりの経済感覚も身についていれば、会社勤めで年収が600万や1000万を超えるなんて、めちゃくちゃレアケースだということも、骨身にしみてわかってます。彼女たちの口から、結婚したい相手の条件として「年収」という言葉を聞いたことはありません。自分が生活するためのお金は自分で稼いでるわけだし、まともに仕事さえしていれば、二人で生活する分にはなんとかなるだろうという現実的な考え方を持っている人がほとんどです。「普通に働いてれば十分」。そんな相手はいくらでもいそうなのに、なぜ結婚までたどりつけないのでしょうか。私を含め、彼女たちが求めているのは「心を支えあい、毎日を楽しく送れる相手」なのです。経済的に全面的に保護してくれなくてもいい。何かあれば自分だって相手を助けるし、助け合いたい。もちろん、見た目でもなければ、どんな企業に勤めているかとか、周りに自慢できる相手かどうかなんて、どうだっていいのです。でもそれって、言葉を変えれば「自分に合う相手」ということですよね。心を支えあうには、話が合って、お互いを理解し合えなければいけない。条件で相手を探すのが「既製服を探すこと」に近いなら、気持ち的に自分に合う相手を探すのは「オーダーメイドで自分の身体にぴったりくる服を探すこと」に近い。そして、人間はオーダーメイドでなんか作れないわけです。どんなにお金を積もうと無理。これは、どんなあり得ないハイレベルな条件よりも、ある意味「高望み」なのかもしれないと思うのです。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日まず手始めに、自己紹介がわりに私自身が「どうして結婚できないのか」を考えてみたいと思います。なんかこう、自らの身をペーパーナイフでチクチク苛むような作業ですが、少しでもみなさんのご参考になればと思って、がんばってチクチクやってみます……。つい最近、私はお見合いをしました。相手の男性は、申し分のない方でした。年齢は近いし、名の通った企業にお勤めだし、お話しした感じも誠実な印象です。実家も、私の実家と同じ九州で読書好きと共通点もあり、本当にいい方と言う以外にないような方でした。でも、ふとした流れで彼がこう言ったのです。「子供を育てるなら、東京よりも九州のほうがいいと思います」。私は、それを聞いた瞬間「無理だなぁ」と思ってしまいました。東京に住んでいたいし、自分が仕事をするには、今のところ東京にいるのがベストです。そのうえ、子供を産めるかどうかなんて、正直自分もわからない。覚悟も決まってないし、絶対に産みたいという意志もありません。「結婚となると、当たり前のように出産や子供のための引っ越しとかを考えなきゃいけないんだな」。結婚している人にとっては当然のことを今さら実感して、きついなぁと思いました。自由を捨てたくなければ、結婚しなければいい。その通りです。でも、もしこれが、好きな相手と結婚する場合ならどうだろうと考えてみると「無理」とは思わないんです。「東京じゃないところに住む」と言われれば、考えます。福岡ぐらいなら一緒に行ってもいいし、海外でもついて行く気はあります。そりゃあ、だって一緒にいたいですから。そのためなら、できる限りの努力はするし、それを努力とも感じないでしょう。私は「結婚」をどうしてもしたい、というわけではなく、あくまでも「恋愛をして、その結果としての恋愛結婚」をしたいんだなぁと実感しました。「結婚がしたい」なら、まだ条件で相手を探せます。でも「恋愛がしたい」場合、条件で相手は探せない。恋愛結婚を望む人の婚期が遠のく大きな理由がここにあります。「結婚」なら、まだ「こういう相手とこういう結婚がしたい」というビジョンを描くことは可能でしょう。しかし「恋愛」は「ピンと来た相手なら誰でも」みたいな、よくわからない条件から始まり、しかも目指すゴールが同じとは限らないんです。こんな状態で、無事にゴールにたどり着ける可能性が、一体どのくらいあるのでしょうか。これってもしかして「富士山から見る夜明けってキレイらしいね☆」と、ただ期待とときめきだけを胸に何の装備もなしに富士山に登り始めるような無謀さなんじゃないのか……?自分で書いていておそろしさに震え上がってきましたが、実際そんなもんのような気もしてきました。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日結婚相手紹介サービスのツヴァイはこのほど、全国の独身者を対象に結婚への意識調査を実施し、その結果を発表した。調査は2月9日~17日、全国の20代~60代の独身かつ結婚意向のある男女1,000人を対象にインターネットで行われた。結婚意向について聞いたところ、「3年以内に結婚したい」が13.2 %、「いずれは結婚したい」が62.5%で、中でも若年層ほど結婚願望が高かった。また、女性に比べて男性の結婚意識が高く、60代でも40.6%が「いずれは結婚したい」と答えた。また、独身男女の6割は恋人がおらず、その傾向は女性56%、男性68%と男性の方で強かった。結婚相手に求めることとしては、「性格・人柄」(76.9%)、「価値観が合うこと」(57.0%)、「愛情」(33.9%)と続き、内面的な条件が目立った。結婚相手に求める価値観としては「気遣い・思いやり」(76.8%)や「金銭感覚」(75.1%)があがった。最低でも必要な世帯年収は「300万から600万」がボリュームゾーンで、平均は53.1万円となった。エリア別では関東が最も高く577.4万円、最も低いのは北海道・東北で472.3万円だった。また、結婚相手の年齢差として許容できる範囲は、上限年齢平均では男性13.2歳、女性12.2歳と差がなかったが、下限年齢平均では男性15.3歳、女性10.4歳と男性に年下女性を好む傾向が見られたとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日共栄火災海上保険は、バレンタインデーの時期に「”義理チョコ、あげたつもり・もらったつもり”バレンタイン・チャリティ募金」を実施する。同社の女性社員を対象にした調査(開始当時)によると、バレンタインデーにおける義理チョコにかかる費用の平均はおよそ4,000~5,000円にものぼった。このお金をもっと有意義な目的に使えないかと女性社員有志が発起人となり、1993年から全社員を対象に、「”義理チョコ、あげたつもり・もらったつもり”バレンタイン・チャリティ募金」がスタートした。同募金は、職場でなかば儀礼的となった、義理チョコや、ホワイトデーでのお返しの代わりに、1口500円をチャリティとして寄付してもらうという活動で、今年で20年目を迎える。これまでに総額2,621万円以上が集まり、これらの募金はNGO「マザーランド・アカデミー・インターナショナル(以下、マザーランド)」を通じ、西アフリカ・マリ共和国の難民キャンプに対する支援活動資金として寄付され、井戸掘りや「くすりハウス」建設などに活用されてきた。同募金では2009年2月より、マザーランドによる「子供たちによる緑の革命事業」の一環として、現地での自立を促すことを目的とした「世界の田んぼ・みんなの畑」(主に水田づくり)の拡張事業を支援。この活動が大きな成果を上げたことから、今年の活動も「田んぼ作ろう!プロジェクト」として、水田づくりを支援する募金活動を行うことを決定した。実施期間は1月30日~2月10日(予定)。なお、今年度は寄付金の一部を、東日本大震災の被災地支援として活用する予定とのこと。
2012年02月06日